JP4518050B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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本発明は、上面にプラテンガラスが配設された本体シャーシと、該本体シャーシの内部にプラテンガラスと平行して移動可能に設けられた走査キャリッジと、を備えてなる画像読取装置に関し、特に、走査キャリッジの通過を検知するキャリッジ検知センサが本体シャーシに取り付けられた画像読取装置に関する。
コピー機、ファクシミリ、スキャナ等には、複写しようとする原稿やファクシミリ送信しようとする原稿の画像情報を読み取るための画像読取装置が搭載されている。この画像読取装置による原稿の読み取り方式としては、フラットベッド方式とシートスルー方式とがある。フラットベッド方式は、主に厚みのあるブック状の原稿を読み取る場合に用いられ、フラットベッドスキャナ(以下「FBS」という)により実現される。一方、シートスルー方式は、主にシート状の原稿を複数枚読み取る場合に用いられ、オート・ドキュメント・フィーダー(以下「ADF」という)により実現される。
図7は、フラットベッド方式とシートスルー方式の両方での画像読み取りが可能な従来の画像読取装置の一例を示す概略縦断面図である。画像読取装置70は、FBS71を装備した装置本体72と、該装置本体72に対して開閉可能に設けられADF73を装備した原稿押圧板74とを備えてなるものである。この画像読取装置70では、FBS71使用時には、装置本体72の上面に設けられたプラテンガラス75上に原稿Pが載置され、その下方に設けられた読取ユニット76によって原稿Pの画像情報が読み取られる。一方、ADF73使用時には、給紙トレイ77に積載された原稿Pが順次搬送路78へ繰り込まれて下流側へ搬送され、読取位置Xを通過する際に、スリットガラス79を通して読取ユニット76により画像情報が読み取られた後、排紙トレイ80へ排出される。
前記読取ユニット76は、図7に示すように、原稿Pに光を照射してその反射光をリターン方向へ導くフルレートキャリッジ81と、該フルレートキャリッジ81からの反射光をフォワード方向へ導くハーフレートキャリッジ82と、該ハーフレートキャリッジ82からの反射光を電気信号に変換する結像ユニット83と、を具備してなるものである。ここで、フルレートキャリッジ81とハーフレートキャリッジ82は、図示しないステッピングモータに駆動されることにより、プラテンガラス75に平行して移動可能となっている。
この読取ユニット76では、原稿Pの読み取りを行わない時には、フルレートキャリッジ81とハーフレートキャリッジ82は、図7に示す各ホームポジションHf,Hhでそれぞれ停止し、次の読取動作の開始に備えて待機している。そして、この状態からADF73が使用されると、フルレートキャリッジ81とハーフレートキャリッジ82は各ホームポジションHf,Hhにそれぞれ停止したまま、搬送路78を搬送される原稿Pがスリットガラス79上を通過する間、フルレートキャリッジ81が原稿Pに光を照射し、その反射光をハーフレートキャリッジ82が結像ユニット83に導くことにより原稿P全体が読み取られる。一方、FBS71が使用されると、フルレートキャリッジ81がフォワード方向へ移動しながらプラテンガラス75上の原稿Pに光を照射するとともに、ハーフレートキャリッジ82がフルレートキャリッジ81を略半分の速度で追従しながら原稿Pからの反射光を結像ユニット83に導くことにより原稿P全体が読み取られる。ここで、フォワード方向へ移動した各キャリッジ81,82を次の読取動作に備えて各ホームポジションHf,Hhに戻すため、装置本体72の内部には、各キャリッジ81,82の通過を検知するキャリッジ検知センサ84が設けられている。すなわち、このキャリッジ検知センサ84が各キャリッジ81,82を検知してから所定ステップ数送った後に前記ステッピングモータを停止させることにより、各キャリッジ81,82を各ホームポジションHf,Hhで正確に停止させることが可能となっている(例えば特許文献1参照)。
このキャリッジ検知センサ84は、一般的に前記装置本体72に取り付けられる。図8は、前記装置本体72の構成を示す分解斜視図である。尚、装置本体72の内部に収容される各部材については図示を省略している。装置本体72は、上部が開口された筐体である本体シャーシ85と、プラテンガラス75が配設されて本体シャーシ85の上部開口を覆うシャーシカバー86と、本体シャーシ85の底部に配設されて各キャリッジ81,82の移動を案内するガイドレール87とを備えるものである。キャリッジ検知センサ84の取り付けは、図8に示すように、まず、本体シャーシ85の側面にセンサ取付部材88をビス89等により固定し、このセンサ取付部材88に対して図示しないキャリッジ検知センサ84を取り付けることにより行う。
ところで、前記本体シャーシ85は、一般的に樹脂成型によって作製される。図9は、本体シャーシ85を樹脂成型する工程を説明するための模式図である。図9(a)に示すように、本体シャーシ85は、所定間隔をおいて配置された外側金型89と内側金型90の間に、加熱されて軟化した樹脂を流し込むことによって筐体状に成型される。ここで、外側金型89の底面には、鉛直上方に突出した一対の突出部91が設けられており、図9(b)に示すように、樹脂硬化後に外側金型89と内側金型90を取り外すと、完成した本体シャーシ85には、その底面を貫通して一対のレール取付穴92がそれぞれ形成される。これにより、図8に示すように、ガイドレール87をこのレール取付穴92に嵌合させることで本体シャーシ85に取り付けることが可能となっている。
特開平5−328050号公報
しかし、従来の画像読取装置70では、センサ取付部材88を介してキャリッジ検知センサ84を本体シャーシ85に固定するため、センサ取付部材88を本体シャーシ85に組み付ける作業にコストが掛かるという問題があった。また、センサ取付部材88を本体シャーシ85に組み付ける際に生じる組み付け誤差によって、キャリッジ検知センサ84の取付位置精度が悪くなるという問題もあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、走査キャリッジの通過を検知するためのキャリッジ検知センサが本体シャーシに取り付けられる画像読取装置において、コストアップすることなく、キャリッジ検知センサの取付位置精度を向上させる手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の画像読取装置は、上面にプラテンガラスが配設された本体シャーシと、該本体シャーシに収容され前記プラテンガラスに沿って移動しながら該プラテンガラス上に載置された原稿の画像情報を読み取る走査キャリッジと、該走査キャリッジの通過を検知するキャリッジ検知センサと、を備えてなる画像読取装置において、前記本体シャーシに、前記キャリッジ検知センサを取り付けるためのセンサ取付部が一体形成されと共に、前記本体シャーシが樹脂製であって、且つ、前記本体シャーシの底面における前記センサ取付部の直下位置に、該センサ取付部より大きく開口し、前記走査キャリッジを支持して移動方向へ案内するガイドレールを当該本体シャーシの下方から挿通させて、当該本体シャーシの底部に取り付けるためのレール取付穴が貫通形成されたものである。
本発明に係る画像読取装置によれば、キャリッジ検知センサを取り付けるためのセンサ取付部を本体シャーシと一体形成したので、センサ取付部を本体シャーシと別部材とする場合と比べて部品点数を削減することができ、コスト削減及び部品管理の容易化を図ることができる。また、センサ取付部に本体シャーシへの組み付け誤差が生じることがないため、キャリッジ検知センサの取付位置精度を向上させることができる。また、本体シャーシを樹脂成型するための金型は、センサ取付部のない本体シャーシを成型する際に使用する従来の金型に若干の変更を加えるだけで作製可能である。従って、複雑な構成の金型を新たに作製する必要がないため、コストアップすることなくキャリッジ検知センサの取付位置精度を容易に向上させることができる。
以下、本発明の実施例に係る画像読取装置の構成について図面に基づいて説明する。本画像読取装置は、フラットベッド方式とシートスルー方式の両方での画像読み取りが可能なものであって、図1はその内部構成を示す概略縦断面図である。画像読取装置1は、FBS2を装備した装置本体3と、該装置本体3に対して開閉可能に設けられADF4を装備した原稿押圧板5とを備えてなるものである。この画像読取装置1では、FBS2使用時には、装置本体3の上面に設けられたプラテンガラス6上に原稿Pが載置され、その下方に設けられた第1読取ユニット7によって原稿Pの画像情報が読み取られる。一方、ADF4使用時には、給紙トレイ8上に積載された原稿Pが給紙ユニット9により最上紙から1枚ずつ繰り出されて搬送路10に供給される。この原稿Pは、搬送路10に適宜配置された搬送ローラ11によって下流側へ搬送され、第1面の画像情報が読取位置Xを通過する際に第1読取ユニット7により読み取られ、第2面の画像情報が第2読取ユニット12により読み取られた後、排紙ローラ13によって排紙トレイ14に排出される。
前記第1読取ユニット7は、いわゆるCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサと呼ばれる移動式の画像読取ユニットである。この第1読取ユニット7は、図1に示すように、原稿Pに光を照射してその反射光をリターン方向へ導くフルレートキャリッジ15(走査キャリッジ)と、該フルレートキャリッジ15からの反射光をフォワード方向へ導くハーフレートキャリッジ16(走査キャリッジ)と、該ハーフレートキャリッジ16からの反射光を電気信号に変換する結像ユニット17と、フルレートキャリッジ15をプラテンガラス6に平行して移動させる第1ベルト駆動機構18と、ハーフレートキャリッジ16をプラテンガラス6に平行して移動させる第2ベルト駆動機構19とを具備している。尚、第1ベルト駆動機構18と第2ベルト駆動機構19は、図示しないステッピングモータにより駆動される。尚、本実施例では、フルレートキャリッジ15とハーフレートキャリッジ16という2個の走査キャリッジを別々に設けているが、これらの機能を併せ持つ1個の走査キャリッジとして構成することも可能である。また、前記結像ユニット17を走査キャリッジの内部に収容することも可能である。
図2は、フルレートキャリッジ15の装置前面側端部を示す概略斜視図である。尚、図2においては、説明の便宜上、光源や反射ミラーの図示を省略している。図に示すように、フルレートキャリッジ15を構成するキャリッジ本体20は、その両端部がスライダ21によって下方から支持されるとともに、装置前面側端部にクランプ部材22がネジ23で固定されている。このクランプ部材22は、キャリッジ本体20に固定するための固定部24と、前記第1ベルト駆動機構18を構成する第1ベルト25をキャリッジ本体20との間に狭持するためのクランプ部26と、フルレートキャリッジ15の位置検知用に用いられるフィラー部27と、を備えるものである。ここで、フィラー部27は、固定部24から上方へ立設された平板状のものであり、その厚み方向が、フルレートキャリッジ15の移動方向に略直交するように設けられている。尚、ここではフルレートキャリッジ15を例に説明したが、これと同様に、ハーフレートキャリッジ16の装置前面側端部にも、ハーフレートキャリッジ16の位置検知用に用いる図示しないフィラー部27が設けられている。
また、非原稿読取時、ADF4の使用時、及びFBS2の使用時における第1読取ユニット7の動作は、従来の画像読取装置70の読取ユニット76と同じである。すなわち、図1に示すように、非原稿読取時には、フルレートキャリッジ15はホームポジションHfで、ハーフレートキャリッジ16はホームポジションHfでそれぞれ待機している。そして、ADF4使用時には、各走査キャリッジ15,16は各ホームポジションHf,Hhに停止したまま、スリットガラス28上を通過する原稿Pの画像情報を読み取る。一方、FBS2使用時には、各走査キャリッジ15,16はフォワード方向へ移動しながら、プラテンガラス6上の原稿Pの画像情報を読み取る。そして、本画像読取装置1も従来の画像読取装置70と同様に、FBS2の使用時にフォワード方向へ移動した各走査キャリッジ15,16を次の読取動作に備えて各ホームポジションHf,Hhに戻すべく、各走査キャリッジ15,16の通過を検知するキャリッジ検知センサ29が設けられ、このキャリッジ検知センサ29は前記装置本体3に取り付けられている。
図3は、装置本体3の構成を示す分解斜視図である。尚、装置本体3の内部に収容される各部材については図示を省略している。装置本体3は、上部が開口された筐体である本体シャーシ30と、プラテンガラス6が配設されて本体シャーシ30の上部開口を覆うシャーシカバー31と、本体シャーシ30の底部に配設されて各走査キャリッジ15,16の移動を案内するガイドレール32と、を備えるものである。
本体シャーシ30は、樹脂等が成型されたものであり、図3に示すように、その装置前面側には種々の操作指示を入力するための操作パネル部33が設けられている。また、本体シャーシ30において操作パネル部33に隣接した位置には、装置前面側の側壁34の若干内側に、該側壁34と平行するようにしてセンサ取付壁35が立設されており、このセンサ取付壁35から内側へ突出するようにして、前記キャリッジ検知センサ29を取り付けるためのセンサ取付部36が設けられている。また、本体シャーシ30の底面37には、ガイドレール32に嵌合する形状の一対のレール取付穴38が、相平行するようにしてそれぞれ貫通形成されている。また、本体シャーシ30の装置背面側には一対のヒンジ嵌入穴39が形成され、前記原稿押圧板5を支持する図示しないヒンジ部材の基端部が、シャーシカバー31に形成されたヒンジ挿通穴40を通してこのヒンジ嵌入穴39に嵌入されることにより、原稿押圧板5が装置本体3上に開閉可能に支持されている。
図4は、センサ取付部36を装置本体3の内部側から見た概略斜視図である。センサ取付部36は、本体シャーシ30のセンサ取付壁35と一体的に形成されたものであり、センサ取付壁35と略90°の角度をなして装置内側へ突出する突出部41と、この突出部41を構造的に補強する補強部42とから構成されている。突出部41は、縦断面が略H型であって、その長手方向中間部には、キャリッジ検知センサ29を係着させるための一対のセンサ係着穴43がそれぞれ貫通形成されている。この突出部41は、図4に示すように、本体シャーシ30の底面37を貫通して形成されたレール取付穴38の鉛直上方に位置するように設けられている。一方、補強部42は、突出部41の左右両側部及び底部にそれぞれ設けられ、突出部41の長手方向中間部とセンサ取付壁35とを接続することにより、突出部41がセンサ取付壁35との接続部分において破損するのを防止している。また、センサ取付壁35と装置前面側の側壁34との間には、略円筒形状の位置決め凹部44と、略円柱形状の位置決め凸部45がそれぞれ形成されている。これらは、図3に示すシャーシカバー31に形成された図示しない位置決め凸部と位置決め凹部に対応したものであり、シャーシカバー31の位置決め凸部を本体シャーシ30の位置決め凹部44に、本体シャーシ30の位置決め凸部45をシャーシカバー31の位置決め凹部にそれぞれ嵌入することにより、シャーシカバー31を本体シャーシ30に対して位置決めできるようになっている。
このように、キャリッジ検知センサ29を取り付けるためのセンサ取付部36を本体シャーシ30と一体成型したので、センサ取付部36を本体シャーシ30と別部材とする場合と比べて部品点数を削減して、コスト低減及び部品管理の容易化を図ることができる。更に、センサ取付部36に本体シャーシ30への組み付け誤差が生じないため、キャリッジ検知センサ29の取付位置精度を向上させることができる。
尚、センサ取付部36を構成する突出部41は、センサ取付壁35から装置内側へ突設されてキャリッジ検知センサ29を係着可能であれば足り、その形状は本実施例に限られず適宜設計変更が可能である。また、補強部42は、本発明に必須の構成ではなく、突出部41のみでセンサ取付部36を構成することも可能である。
ところで、本実施例では、前述のようにセンサ取付部36が一体形成された本体シャーシ30を樹脂成型によって作製している。図5は、本体シャーシ30を樹脂成型する工程を説明するための模式図である。図5(a)に示すように、本体シャーシ30は、従来例にかかる本体シャーシ85と同様に、所定間隔をおいて配置された外側金型46と内側金型47の間に、加熱されて軟化した樹脂を流し込むことによって筐体状に成型されるものである。また、本体シャーシ30の底面37を貫通して一対のレール取付穴38を形成するために、外側金型46の底面37から鉛直上方に突出して一対の突出部41を設ける点も、従来例にかかる本体シャーシ30と同様である。しかし、本発明に係る本体シャーシ30は、その装置前面側にセンサ取付部36を一体成型する必要がある。従って、図5(a)に示すように、外側金型46は、一対の突出部41のうち一方が、センサ取付部36の突出位置に応じて、他方の突出部41より高さ寸法が小さく形成されている。また、内側金型47は、その上部が、センサ取付部36の形状に合わせた形状とされている。これにより、図5(b)に示すように、樹脂硬化後に外側金型46と内側金型47を取り外すと、完成した本体シャーシ30の装置前面側にはセンサ取付部36が形成される。
このように、本発明では、センサ取付部36をレール取付穴38の直上位置に形成したので、従来例に係る外側金型46と内側金型47の構成に若干の変更を加えるだけで、センサ取付部36を本体シャーシ30に一体成型することができる。仮に、センサ取付部36の直下位置にレール取付穴38がない場合、図6(a)に示すように、外側金型48に突出部41が形成されないため、本体シャーシ30にセンサ取付部36を形成するために、内側金型として第1内側金型49と第2内側金型50が必要となる。これにより、金型構成が複雑化してコストアップするという問題がある。また、樹脂硬化後に、図6(b)に示すように、外側金型48を下方へ抜き、第1内側金型49を上方へ抜いた後、第2内側金型50を横方向へ抜くと、図6(c)に示すように、センサ取付部51が一体成型された本体シャーシ30が完成する。しかし、この場合、図6に示すように、第2内側金型50の上面と下面には、横方向への抜けをスムーズにするための抜け勾配52が形成される。従って、この抜け勾配52の影響により、本体シャーシ30の底面37を水平に成型することができないという問題が生じる。これに対し、本発明の本体シャーシ30では、金型構成が複雑化することがないという利点がある。更に、内側金型47の抜き方向は上方向であって、その下面に抜け勾配を形成する必要がないため、本体シャーシ30の底面37を水平に成型することができるという利点もある。尚、図6では、説明の便宜上、第2内側金型50の抜け勾配だけを誇張している。
図4に示す前記キャリッジ検知センサ29は、凹溝51を挟んで発光素子52と受光素子53が相対向して配置されてなるいわゆる透過型の光学センサであって、凹溝51と逆側面に一対のスナップフィット54が設けられたものである。このキャリッジ検知センサ29は、各スナップフィット54を突出部41のセンサ係着穴43にそれぞれ係着させることでセンサ取付部36に取り付けられる。これにより、キャリッジ検知センサ29は、凹溝51の開口を下方に向けた状態で配置され、各走査キャリッジの装置前面側端部に設けられたフィラー部27がこの凹溝51の内部を通過するようになっている。そして、発光素子52から発せられた光が受光素子53で受光されるか否かにより、各走査キャリッジの通過/非通過を検知可能となっている。また、図4に詳細は示さないが、キャリッジ検知センサ29から出た電気配線は、センサ係着穴43から突出部41の上面側に引き出され、センサ取付壁35と側壁34の間に形成された空隙に引き込まれた後、図示しない基板等に接続されている。これにより、キャリッジ検知センサ29からの電気配線が装置本体3の内部で邪魔にならないようになっている。
図3に示す前記ガイドレール32は、金属板を曲折加工して形成されたものであり、前記各走査キャリッジ15,16を下方から支持する左右一対のキャリッジ支持部55と、各キャリッジ支持部55の底部同士を互いに接続する接続板部56と、を備えるものである。このガイドレール32は、図3に示すように、本体シャーシ30の下方から、各キャリッジ支持部55を本体シャーシ30の各レール取付穴38にそれぞれ挿通させ、接続板部56を本体シャーシ30の底面37に当接させて固定することにより、本体シャーシ30の底部に取り付けられる。これにより、図4に示すように、装置本体3の内部では、ガイドレール32のキャリッジ支持部55がレール取付穴38から突出した状態となっている。
図1に示す前記第2読取ユニット12は、いわゆるCIS(Contact Image Sensor)と呼ばれる固定式の画像読取ユニットである。本実施例では、この第2読取ユニット12を設けることで画像読取装置1をいわゆる両面読取機として構成しているが、第2読取ユニット12を設けずに、画像読取装置1をいわゆる片面読取機として構成することも可能である。
本発明は、装置本体を構成する本体シャーシに、走査キャリッジの通過を検知するキャリッジ検知センサが取り付けられる画像読取装置に適用可能である。
本発明の実施例に係る画像読取装置1の構成を示す概略縦断面図。 フルレートキャリッジ15の装置前面側端部を示す概略斜視図。 装置本体3の構成を示す分解斜視図。 センサ取付部36を装置本体3の内部側から見た概略斜視図。 本体シャーシ30を樹脂成型する工程を説明するための模式図。 本体シャーシ30を樹脂成型する工程を説明するための模式図。 従来例に係る画像読取装置1の構成を示す概略縦断面図。 装置本体3の構成を示す分解斜視図。 本体シャーシ85を樹脂成型する工程を説明するための模式図。
符号の説明
1 画像読取装置
6 プラテンガラス
15 フルレートキャリッジ
16 ハーフレートキャリッジ
29 キャリッジ検知センサ
30 本体シャーシ
36 センサ取付部
P 原稿

Claims (1)

  1. 上面にプラテンガラスが配設された本体シャーシと、該本体シャーシに収容され前記プラテンガラスに沿って移動しながら該プラテンガラス上に載置された原稿の画像情報を読み取る走査キャリッジと、該走査キャリッジの通過を検知するキャリッジ検知センサと、を備えてなる画像読取装置において、
    前記本体シャーシに、前記キャリッジ検知センサを取り付けるためのセンサ取付部が一体形成されと共に、前記本体シャーシが樹脂製であって、且つ、前記本体シャーシの底面における前記センサ取付部の直下位置に、該センサ取付部より大きく開口し、前記走査キャリッジを支持して移動方向へ案内するガイドレールを当該本体シャーシの下方から挿通させて、当該本体シャーシの底部に取り付けるためのレール取付穴が貫通形成されたことを特徴とする画像読取装置。
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