JP2011146890A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読み取り装置において省スペースを実現しつつ2本の線状部材に所望のテンションを実現しやすくする。
【解決手段】第1ベルト駆動機構39において、第1ベルト45は、第1駆動プーリおよび第1従動プーリ43に掛けられている。第1支持ブラケット51は、シャーシ13に対して走査方向位置を調整した上で固定可能であり、第1従動プーリ43を支持する。第2ベルト駆動機構40において、第2ベルト46は、第2駆動プーリおよび第2従動プーリ44に掛けられている。第2支持ブラケット52は、シャーシ13に対して走査方向位置を調整した上で固定可能であり、第2従動プーリ44を支持する。第2支持ブラケット52は、第1支持ブラケット51と互いに支持し合うように組み合わせられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像読み取り装置、特に、2台の走査キャリッジを用いた画像読み取り装置に関する。
スキャナ、ファクシミリ、複写機等においては、CCD(Charge Coupled Device)等の縮小光学系の読み取りユニットを読み取り載置台に内蔵させたフラットベッドスキャナ(以下「FBS」という。)を画像読み取り手段として用いるものがある(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1では、コピー・ファクシミリ複合機100は、読み取り載置台101と、原稿押さえカバー102とを有している。読み取り載置台101には、読み取るべき原稿を載置するプラテンガラス11が設けられている。原稿押さえカバー102は、読み取り載置台101に回動自在に設けられ、原稿をプラテンガラス11上に押圧して固定する。
読み取り載置台101には、CCD読み取りユニット12が内蔵されている。CCD読み取りユニット12は、読み取り載置台101内に設けられたガイドレール上を摺動可能に設けられたフルレートキャリッジ120およびハーフレートキャリッジ121を有している。フルレートキャリッジ120には、原稿に光を照射するための光源と、原稿からの反射光をハーフレートキャリッジ121へ導くための反射ミラーが設けられている。ハーフレートキャリッジ121には、反射光をスキャナユニット122のCCDへ導くための反射ミラーが設けられている。画像読み取りのためには、フルレートキャリッジ120およびハーフレートキャリッジ121がプラテンガラス11上の原稿を走査して、スキャナユニット122が原稿からの反射光を画像信号として読み取る。
CCD読み取りユニット12は、フルレートキャリッジ120およびハーフレートキャリッジ121を駆動するためのベルト駆動機構130をさらに有している。ベルト駆動機構130は、駆動プーリ131,132と、従動プーリ133,134と、それぞれ巻架され駆動軸の回転により周運動するようになっている2本のベルト135,136とを有している。従動プーリ133,134は支持ブラケット18に支持されており、支持ブラケット18がコイルスプリング20によりベルト135,136を張る方向へ付勢されることにより、両ベルト135,136に張力が付与されている。
特開2005−167766号公報
特許文献1の支持ブラケット18は、従動プーリ133と従動プーリ134とを、それぞれ所定位置に軸支している。支持ブラケット18は、コイルスプリング20に付勢されることにより各従動プーリ133,134にそれぞれ巻回されたベルト135,136に張力を付与する。支持ブラケット18は、所定形状の板金を略L字に曲折して基部180および起立部181が形成されたものである。基部180は、基台19上に支持ブラケット18を載置して固定するためのものである。基部180には、基台19の各突起192に対応する位置にベルト張設方向に長い長孔182,183がそれぞれ形成されている。各長孔182,183は各突起192と略同幅であり、突起192が嵌挿されることにより、基台19上の支持ブラケット18の位置決めを行うとともにベルト張設方向にのみ所定範囲で移動可能とするものである。さらに、基部180のベルト張設方向の両端付近には、ベルト張設方向に延びる長孔184がそれぞれ形成されている。長孔184は、基台19のネジ孔193と対応しており、各長孔184にそれぞれ挿通されたネジ185がネジ孔193に螺合され、支持ブラケット18と基台19とを締結している。
起立部181には、ガイドレール17の端部側に従動プーリ取り付け部186が形成され、従動プーリ取り付け部186とベルト張設方向の反対側にバネ受け部187が形成されている。基台19のバネ受け部194は、支持ブラケット18の基部180の長孔184を挿通されてバネ受け部187と対をなしている。バネ受け部187,194間にコイルスプリング20が張架されることにより、支持ブラケット18がベルト135,136を張る方向へ付勢されている。
従動プーリ取り付け部186には、2本のスタッド188,189が起立部181の左右へ突出するように設けられており、スタッド188,189に従動プーリ133,134が軸支されている。このように、2つの従動プーリ133,134を1つの支持ブラケット18で軸支することにより、従動プーリ133,134の支持構造が簡単になっている。その結果、従動プーリ133,134等の組み付け作業が容易化され、また、部品点数が削減されて装置のコストダウンと省スペース化が実現できる。
しかし、上述のように2本のベルトに対して1つの支持ブラケットでテンションを発生させた構造では、以下のような問題がある。つまり、2本のベルトの長さが部品バラツキまたは経時変化によって異なってしまい、そのため2本のベルトに所望のテンションが得られないことがある。その場合には、ベルトにテンションの集中または不足が生じることで、2つのキャリッジの駆動が不安定になってしまう。
本発明の課題は、画像読み取り装置において省スペースを実現しつつ2本の線状部材に所望のテンションを実現しやすくすることにある。
本発明に係る画像読み取り装置は、筐体と、第1走査キャリッジと、第2走査キャリッジと、第1駆動機構と、第2駆動機構とを備えている。筐体は、画像読み取り用載置台を構成する。第1走査キャリッジは、筐体内に配置されている。第2走査キャリッジは、筐体内に配置されている。第1駆動機構は、第1駆動プーリと、第1従動プーリと、第1線状部材と、第1ブラケットとを有しており、第1走査キャリッジを走査方向に駆動する。第1線状部材は、第1駆動プーリおよび第1従動プーリに掛けられている。第1ブラケットは、筐体に対して走査方向位置を調整した上で固定可能であり、第1従動プーリを支持する。第2駆動機構は、第2駆動プーリと、第2従動プーリと、第2線状部材と、第2ブラケットとを有しており、第2走査キャリッジを走査方向に駆動する。第2線状部材は、第2駆動プーリおよび第2従動プーリに掛けられている。第2ブラケットは、筐体に対して走査方向位置を調整した上で固定可能であり、第2従動プーリを支持する。第2ブラケットは、第1ブラケットと互いに支持し合うように組み合わせられている。
この装置では、第1ブラケットと第2ブラケットが別体として設けられているので、第1線状部材と第2線状部材に独立してテンションを設定することができる。したがって、第1線状部材と第2線状部材に所望のテンションが得られやすくなる。さらに、第1ブラケットと第2ブラケットが互いに支持し合うように組み合わせられているので、両ブラケットを位置決めするための構造を簡単にすることができ、その結果両ブラケットを小型化できる。
なお、線状部材とは、ベルトのみならず、ワイヤも含んでいる。
第1ブラケットと第2ブラケットは、走査方向に相対位置を調整可能であってもよい。
この装置では、第1ブラケットと第2ブラケットを走査方向に相対位置を調整することで、線状部材のテンションを個別に調整できる。
第1ブラケットと第2ブラケットは、走査方向に互いにスライドさせることで相対移動可能であってもよい。
この装置では、第1ブラケットと第2ブラケットは互いにスライドするための、走査方向と異なる方向への移動が規制されており、そのため互いに安定的に支持されている。
第1ブラケットおよび第2ブラケットの一方には走査方向に延びる長孔が形成されており、第1ブラケットおよび第2ブラケットの他方には長孔内に延びる突起が形成されていてもよい。
この装置では、簡単な構造によって、第1ブラケットと第2ブラケットが走査方向にのみ相対位置が調整可能になっている。
第1駆動機構は、走査方向において第1線状部材のテンションを高める向きに第1ブラケットを付勢する第1弾性部材をさらに有していてもよい。その場合、第2駆動機構は、走査方向において第2線状部材のテンションを高める向きに第2ブラケットを付勢する第2弾性部材をさらに有していてもよい。
この装置では、2つの弾性部材が設けられているので、各線状部材に合わせて異なる弾性部材を採用することができる。
本発明に係る画像読み取り装置では、省スペースを実現しつつ所望のテンションを第1線状部材および第2線状部材に実現しやすくなる。
本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置を備えるコピー・ファクシミリ複合機の上部の外観斜視図。 コピー・ファクシミリ複合機の上部の断面図。 シャーシの外観斜視図。 ベルト駆動機構の一部の概略断面図。 ブラケット組立体の組み立て後の外観斜視図。 ブラケット組立体の組み立て前の外観斜視図。 ブラケット組立体の組み立て後の外観斜視図。 ブラケット組立体の組み立て前の外観斜視図。
(1)コピー・ファクシミリ複合機
図1および図2を用いてコピー・ファクシミリ複合機1を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置を備えるコピー・ファクシミリ複合機1の上部の外観斜視図である。図2は、コピー・ファクシミリ複合機の上部の断面図である。
以下、装置左右方向(ベルト張設方向であり、キャリッジの走査方向である)を「X方向」として、装置前後方向を「Y方向」とする。なお、X方向とY方向とは互いに直交している。
コピー・ファクシミリ複合機1は、FBS(Flat Bed Scanner)として機能する読み取り載置台2と、読み取り載置台2に開閉自在に取り付けられた原稿押さえカバー3と有している。原稿押さえカバー3には、図2に示すように、オート・ドキュメント・フィーダ(以下、「ADF」という。)4が設けられている。読み取り載置台2のY方向前側部分には、操作パネル5が装着されている。図には示していないが、コピー・ファクシミリ複合機1は、画像記録部、画像送信部、および給紙カセット等の周知の構成も備えている。
(2)読み取り載置台
読み取り載置台2は、図2に示すように、プラテンガラス11が天面に設けられた筐体10と、筐体10内に設けられたCCD読み取りユニット12とを有している。プラテンガラス11上に載置された原稿を原稿押さえカバー3を閉じて固定した状態で、CCD読み取りユニット12が画像読み取りを行うようになっている。
(2−1)筐体
読み取り載置台2の筐体10は、図2に示すように、シャーシ13と、樹脂製のカバー(図示せず)とを有している。カバーはシャーシ13の上部に取り付けられている。シャーシ13は、図3に示すように、4つの側壁部材14a,14b,14c,14dからなるフレーム15と、フレーム15の下側に配設されてシャーシ13の底部を構成するボトムシャーシ16とから構成されている。図3は、シャーシの外観斜視図である。
また、各側壁部材14a,14b,14c,14dは、板金の上端部が断面L字状に内側へ曲折されてなるものであり、上端部がプラテンガラス11を支持している。また、側壁部材14a,14b,14c,14dは、下端部も断面L字状に内側へ曲折されており、下端部がボトムシャーシ16とネジ止めにより連結固定されている。また、読み取り載置台2の後背面側となる側壁部材14a、および正面側となる側壁部材14bは、所定の高さで、水平方向内側へ略直角に曲折されることにより水平面が形成されている。そして、その水平面がCCD読み取りユニット12を構成するフルレートキャリッジ21およびハーフレートキャリッジ2(後述)2を摺動可能に担持するガイドレール17となる。
(2−2)CCD読み取りユニット
CCD読み取りユニット12は、原稿に光を照射するとともに原稿からの反射光をイメージセンサが設けられた所定位置に導き、反射光を電気信号に変換する装置である。CCD読み取りユニット12は、図2に示すように、プラテンガラス11と平行に走査されるフルレートキャリッジ21およびハーフレートキャリッジ22と、スキャナユニット23とを有している。フルレートキャリッジ21は、キャリッジ本体25と、光源26と、反射ミラー27とを有している。キャリッジ本体25は、ガイドレール17上を移動する。光源26は、キャリッジ本体25に搭載され、原稿に光を照射する。反射ミラー27は、キャリッジ本体25に搭載され、原稿からの反射光RをX方向へ反射してハーフレートキャリッジ22へ導く。ハーフレートキャリッジ22は、ガイドレール17上を移動するキャリッジ本体28と、2枚の反射ミラー29とを有している。反射ミラー29は、キャリッジ本体28に設けられ、フルレートキャリッジ21からの反射光Rをスキャナユニット23へ導く。また、スキャナユニット23は、ハーフレートキャリッジ22からの反射光Rを収束する結像レンズ30と、その収束光を電気信号に変換するためのCCDイメージセンサ31とを有している。CCDイメージセンサ31は、結像レンズ30の光軸上に位置するように調整されている。
原稿の画像読み取りを行う際は、フルレートキャリッジ21が、光源26から光を発しながらプラテンガラス11上の原稿に対して平行に移動される。その結果、原稿の読み取り面に光源26の光がX方向に順次照射され、その光の反射光Rが反射ミラー27によりハーフレートキャリッジ22へ反射される。ハーフレートキャリッジ22もフルレートキャリッジ21と同時に移動されて、フルレートキャリッジ21からの反射光Rを2枚の反射ミラー29で反射してスキャナユニット23へ導く。そして、スキャナユニット23により、反射光RがCCDイメージセンサ31に読み取られて電気信号として出力され、電気信号に基づいて原稿の画像が記録部により記録用紙に記録され、または送信部により送信される。
一方、フルレートキャリッジ21およびハーフレートキャリッジ22は、ガイドレール17によりそれぞれ摺動可能に担持され、筐体10のX方向両側に配設された第1ベルト駆動機構39および第2ベルト駆動機構40により走査されるようになっている。図4には、第1ベルト駆動機構39および第2ベルト駆動機構40のX方向片側部分が示されている。図4は、ベルト駆動機構の一部の概略断面図である。第1ベルト駆動機構39は、第1駆動プーリ41と、第1従動プーリ43間に巻架された第1ベルト45が駆動軸47の回転により周運動するように構成されたものである。第2ベルト駆動機構40は、第2駆動プーリ42と、第2従動プーリ44間に巻架された第2ベルト46が駆動軸47の回転により周運動するように構成されたものである。駆動軸47には、図示しないモータから動力が伝達される。
第1ベルト45にフルレートキャリッジ21が固定され、第2ベルト46にハーフレートキャリッジ22が固定されている。第1駆動プーリ41および第2駆動プーリ42はいずれも駆動軸47に固定されており、フルレートキャリッジ21およびハーフレートキャリッジ22の走査範囲は第1駆動プーリ41および第2駆動プーリ42のギア比により設定されている。具体的には、第1駆動プーリ41に対して第2駆動プーリ42のギア比が、略1/2となっている。これにより、フルレートキャリッジ21の走査速度に対して略1/2の速度でハーフレートキャリッジ22が走査され、フルレートキャリッジ21の走査距離に対してハーフレートキャリッジ22の走査距離が半分となる。
(3)従動プーリの支持構造
図5〜図8を用いて、第1従動プーリ43および第2従動プーリ44の支持構造について説明する。図5〜図8は、ブラケット組立体の組み立て前後の外観斜視図である。
図5〜図8は、ブラケット組立体50を示している。ブラケット組立体50は、第1ベルト駆動機構39および第2ベルト駆動機構40を構成する第1従動プーリ43および第2従動プーリ44を支持する部材である。ブラケット組立体50は、例えば、図2および図3の位置P1にY方向前後対称に配設される。ブラケット組立体50は、フレーム15に、基台34を介して固定されている。
基台34は、ブラケット組立体50を位置決めする機能と、第1ベルト45および第2ベルト46の張力に対する強度をフレーム15に与える機能とを有している。基台34は、比較的厚みの厚い略矩形の板金の両側を下方へ曲折し、その上面でブラケット組立体50を担持して所定の高さに配置するようになっている。詳細には、基台34は、本体55と、第1側方部56と、第2側方部57と、突片58と、嵌合片59とを有している。第1側方部56は、本体55のY方向前側端から下方に延びる。第2側方部57は、本体55のY方向後側端から下方に延びる。突片58は、本体55のX方向右側端に形成されている。嵌合片59は、本体55のX方向左側端に形成されている。突片58には、ネジ貫通孔60が形成されており、ネジ貫通孔60を挿通した第1ネジ87がフレーム15の下端部に形成されたネジ孔(図示せず)と螺合することにより、突片58がフレーム15に固定される。嵌合片59は、水平方向に突出しており、側壁部材に形成された嵌合溝(図示せず)に嵌入される。これら突片58および嵌合片59により、基台34が、フレーム15の所望の位置に位置決めされて固定される。
さらに、基台34は、本体55の両側から上方に起こされた第1バネ係止部61および第2バネ係止部62を有している。第1バネ係止部61は、本体55のY方向後側端に形成されており、フック形状を有している。第2バネ係止部62は、本体55のY方向前側端に形成されており、フック形状を有している。第1バネ係止部61は第2バネ係止部62に対してX方向左側にずれて配置されている。
次に、ブラケット組立体50について説明する。ブラケット組立体50は、主に、第1支持ブラケット51と、第2支持ブラケット52とを有している。
第1支持ブラケット51は、第1従動プーリ43を所定の位置に軸支するための部材である。また、第1支持ブラケット51は、第1コイルスプリング91(後述)に付勢されることにより、第1従動プーリ43に巻回された第1ベルト45に張力を付与する。具体的には、第1支持ブラケット51は、所定形状の板金を略L字に曲折して基部63および起立部64が形成されたものである。基部63は、基台34上に第1支持ブラケット51を載置して固定するためのものであり、基台34のY方向後側部分に載置されている。
基部63には、基台34の円柱状の突起93に対応する位置に、X方向に長い長孔63aが形成されている。長孔63aは突起93と略同幅であり、突起93が嵌挿されることにより、基台34上の位置決めを行うとともに第1支持ブラケット51がX方向にのみ所定範囲で移動可能とするものである。
起立部64は、基部63のX方向左側部分から延びる第1部分65と、X方向に延びる第2部分66と、基部63のX方向右側部分から延びる第3部分67とを有しており、第2部分66は第1部分65の上端と第3部分67の上端とを連結している。第1部分65の上端には、さらに、プーリ取り付け部68が設けられている。プーリ取り付け部68には、第1従動プーリ43が取り付けられている。起立部64において、第1部分65と、第2部分66と、第3部分67との間には、X方向に延びるスリット69が形成されている。
さらに、第1部分65には、X方向に所定の長さで延びる第1長孔70が形成されている。第2部分66には、X方向に所定の長さで延びる第2長孔71が形成されている。また、第2部分66のスリット69側近傍部分には、孔形状のバネ係止部72が形成されている。
第2支持ブラケット52は、第2従動プーリ44を所定の位置に軸支するための部材である。また、第2支持ブラケット52は、第2コイルスプリング92(後述)に付勢されることにより第2従動プーリ44に巻回された第2ベルト46に張力を付与する。具体的には、第2支持ブラケット52は、所定形状の板金を略L字に曲折して基部74および起立部75が形成されたものである。基部74は、基台34上に第2支持ブラケット52を載置して固定するためのものであり、基台34のY方向前側部分に載置されている。基台34は、X方向左側の第1部分76と、X方向右側の第2部分77とを有している。
基部74の第2部分77には、基台34の円柱状の突起95に対応する位置にX方向に長い長孔77aが形成されている。長孔77aは突起95と略同幅であり、突起95が嵌挿されることにより、基台34上の位置決めを行うとともに第2支持ブラケット52がX方向にのみ所定範囲で移動可能とするものである。
起立部75は、X方向左側の第1部分78と、X方向に延びる第2部分79と、X方向右側の第3部分80とを有している。第1部分78は、基部74の第1部分76から延びている。第3部分80は、基部74の第2部分77から延びている。第2部分79は、第1部分78の上端と第3部分80の上端とを連結している。第1部分78の上端には、さらに、プーリ取り付け部81が設けられている。プーリ取り付け部81には、第2従動プーリ44が取り付けられている。起立部75において、第1部分78と、第2部分79と、第3部分80との間には、X方向に延びるスリット82が形成されている。
さらに、第1部分78のY方向後側面には、Y方向後側に延びる円柱状の第1突起84が形成されている。第2部分79のY方向後側面には、Y方向後側に延びる円柱状の第2突起85が形成されている。また、基部74の第2部分77のスリット82側端部は、第2部分77から起こされたバネ係止部86が設けられている。
(4)第1支持ブラケットと第2支持ブラケットの組み合わせ状態
次に、第1支持ブラケット51と、第2支持ブラケット52の組み合わせ状態を説明する。第1支持ブラケット51の起立部64と、第2支持ブラケット52の起立部75は互いにY方向に当たっている。この場合、第1部分65と第1部分78とが、第2部分66と第2部分79とが、第3部分67と第3部分80とが概ね対応している。この当たった状態において、第1突起84が第1長孔70に挿入され、第2突起85が第2長孔71に挿入されている。突起の直径は長孔の幅方向長さと概ね等しいので、両者が組み合わせられた状態で第1支持ブラケット51と第2支持ブラケット52はX方向にのみ相対移動可能になっている。
第1支持ブラケット51は、第2ネジ88によって基台34に固定されている。第1支持ブラケット51の基部63のX方向右側端にはネジ貫通孔(図示せず)が形成され、第2ネジ88がネジ貫通孔(図示せず)を通って基台34のネジ螺合孔(図示せず)に螺合している。なお、基部63のネジ貫通孔(図示せず)はX方向に長く延びている。したがって、第2ネジ88を基部63と基台34とを締結しない程度に締めておくことにより、第1ベルト45の張力による基部63の浮き上がりを防止しながら、第1支持ブラケット51をX方向に移動させて位置を調整した上で固定することができる。
第2支持ブラケット52は、第3ネジ89によって、基台34に固定されている。第2支持ブラケット52の基部74の第1部分76にはネジ貫通孔(図示せず)が形成され、第3ネジ89がネジ貫通孔(図示せず)を通って基台34のネジ螺合孔34aに螺合している。なお、基部74のネジ貫通孔(図示せず)はX方向に長く延びている。したがって、第3ネジ89を基部74と基台34とを締結しない程度に締めておくことにより、第2ベルト46の張力による基部74の浮き上がりを防止しながら、第2支持ブラケット52をX方向に移動させて位置を調整した上で固定することができる。
第1ベルト駆動機構39は、X方向において第1ベルト45のテンションを高める向きに第1支持ブラケット51を付勢する第1コイルスプリング91をさらに有している。第2ベルト駆動機構40は、X方向において第2ベルト46のテンションを高める向きに第2支持ブラケット52を付勢する第2コイルスプリング92をさらに有している。
第1コイルスプリング91は、基台34の第1バネ係止部61と、第1支持ブラケット51のバネ係止部72との間に掛け渡されている。これにより、第1ベルト45に張力を高めるように付勢力が与えられている。第2コイルスプリング92は、基台34の第2バネ係止部62と、第2支持ブラケット52のバネ係止部86との間に掛け渡されている。これにより、第2ベルト46に張力を高めるように付勢力が与えられている。
なお、第1コイルスプリング91は、スリット69内に一部が入るように配置されており、第1支持ブラケット51の基部63の端部よりY方向後側にはみ出していない。さらに、第2コイルスプリング92は、スリット82内に一部が入るように配置されており、第2支持ブラケット52の基部74の第1部分76および第2部分77の端部よりY方向前側にはみ出していない。さらに、第1コイルスプリング91と第2コイルスプリング92はY方向に当たらない範囲で近接している。以上の構成により、ブラケット組立体50のY方向寸法が小さく維持されている。
以上に述べたように、第1コイルスプリング91および第2コイルスプリング92が設けられているので、両ベルトに合わせて異なるコイルスプリングを採用することができる。
(5)ブラケット組立体の組立方法
第1に、基台34をシャーシ13に固定する。具体的には、基台34を所定の位置に配置して、第1ネジ87をネジ貫通孔60に通してシャーシ13のネジ孔(図示せず)に螺合する。
第2に、第1支持ブラケット51を基台34に固定する。具体的には、第1支持ブラケット51の基部63を基台34の本体55に載せる。このとき、基台34の突起93に長孔63aを嵌め、さらに第2ネジ88を第1支持ブラケット51の長孔(図示せず)に通して基台34のネジ螺合孔(図示せず)に螺合する。このとき、第2ネジ88を完全に締め付けることを行わず第1支持ブラケット51を基台34に対してX方向に移動可能としておき、その状態で第1コイルスプリング91を第1バネ係止部61とバネ係止部72とに掛け渡す。これにより、第1コイルスプリング91の引っ張り力によって第1支持ブラケット51が第1ベルト45に張力を与える方向に移動する。この後、第1ベルト45の緊張力と第1コイルスプリング91の付勢力とが均衡した状態において、第2ネジ88を締め付けて第1支持ブラケット51を基台34に移動不能に固定する。このようにして、第1コイルスプリング91の付勢力による張力を第1ベルト45に付与することができる。
第3に、第2支持ブラケット52を基台34に固定する。具体的には、第2支持ブラケット52の基部74を基台34の本体55に載せ、第2支持ブラケット52の起立部75を第1支持ブラケット51の起立部64に対して接触させる。このとき、基台34の突起95に長孔77aを嵌め、さらに第3ネジ89を第2支持ブラケット52の第1部分76のネジ貫通孔(図示せず)を通して基台34のネジ螺合孔34aに螺合する。このとき、第3ネジ89ネジを完全に締め付けることを行わず第1支持ブラケット51を基台34に対してX方向に移動可能としておき、その状態で第2コイルスプリング92を第2バネ係止部62とバネ係止部86とに掛け渡す。これにより、第2コイルスプリング92の引っ張り力によって第2支持ブラケット52が第2ベルト46に張力を与える方向に移動する。この後、第2ベルト46の緊張力と第2コイルスプリング92の付勢力とが均衡した状態において、第3ネジ89を締め付けて第2支持ブラケット52を基台34に移動不能に固定する。このようにして、第2コイルスプリング92の付勢力による張力を第2ベルト46に付与することができる。
以上の動作において、第2支持ブラケット52は第1支持ブラケット51によって支持されながらX方向に移動できるので、調整動作が容易かつ正確になる。具体的には、第2支持ブラケット52の起立部75が第1支持ブラケット51の起立部64に対してY方向に当たった状態でX方向に摺動する。この場合、第1支持ブラケット51と第2支持ブラケット52は互いにスライドするため、X方向と異なる方向への移動が規制されており、そのため互いに安定的に支持されている。また、第2支持ブラケット52は第1支持ブラケット51に対して第1突起84と第1長孔70との組み合わせおよび第2突起85と第2長孔71との組み合わせによって、X方向にのみ移動可能になっている。したがって、第2支持ブラケット52の調整動作が容易かつ正確になる。このようにして、簡単な構造によって、第1支持ブラケット51と第2支持ブラケット52がX方向に相対位置が調整可能になっている。
以上に述べたように、第1支持ブラケット51と第2支持ブラケット52をX方向に相対位置を調整することで、第1ベルト45および第2ベルト46のテンションを個別に調整できる
(6)本発明の特徴
以上に述べたように、第1支持ブラケット51と第2支持ブラケット52が別体として設けられているので、第1ベルト45と第2ベルト46に独立してテンションを設定することができる。したがって、第1ベルト45と第2ベルト46に所望のテンションが得られやすくなる。さらに、第1支持ブラケット51と第2支持ブラケット52が互いに支持し合うように組み合わせられているので、両ブラケットを位置決めするための構造を簡単にすることができ、その結果両ブラケットを小型化できる。言い換えると、両ブラケットは互いに密着して、X方向には相対移動可能であるが、上下方向、斜め方向、互いに接近する方向に相対移動不能になっている。また、両ブラケットは互いに密着してガイドし合っているので、2体になっているのにもかかわらず従来よりスペースが大きくなることがない。
具体的には、第2支持ブラケット52の位置を規制する構造は、第1支持ブラケット51と第2支持ブラケット52との間に長孔と突起との組み合わせによって実現されている。これにより、第1支持ブラケット51と第2ブラケットを最大限接近させて寸法を小型化できるし、さらには第2支持ブラケット52の位置を規制する構造を基台34に設ける必要が無くなる。
(7)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態の構成は、コピー・ファクシミリ複合機に限らず、例えば、コピー機、イメージスキャナに適用できる。
前記実施形態では第1ブラケットおよび第2ブラケットは基台に装着されていたが、本発明はその実施形態に限定されない。第1ブラケットおよび第2ブラケットはシャーシそのものまたはシャーシに装着された他の部材に取り付けられてもよい。
規制構造における突起と長孔の関係は、取り付けられる部材が反対であってもよい。
プーリに掛けられる部材は、ベルトに限定されず、線状部材であればよい。例えば、ワイヤでもよい。
本発明は、2台の走査キャリッジを用いた画像読み取り装置に広く適用できる。
1 コピー・ファクシミリ複合機
2 読み取り載置台
3 原稿押さえカバー
4 オート・ドキュメント・フィーダ
5 操作パネル
10 筐体
11 プラテンガラス
12 CCD読み取りユニット
13 シャーシ
14a 側壁部材
14b 側壁部材
14c 側壁部材
14d 側壁部材
15 フレーム
16 ボトムシャーシ
17 ガイドレール
21 フルレートキャリッジ(第1走査キャリッジ)
22 ハーフレートキャリッジ(第2走査キャリッジ)
23 スキャナユニット
25 キャリッジ本体
26 光源
27 反射ミラー
28 キャリッジ本体
29 反射ミラー
30 結像レンズ
31 CCDイメージセンサ
34 基台
39 第1ベルト駆動機構(第1駆動機構)
40 第2ベルト駆動機構(第2駆動機構)
41 第1駆動プーリ
42 第2駆動プーリ
43 第1従動プーリ
44 第2従動プーリ
45 第1ベルト(第1線状部材)
46 第2ベルト(第2線状部材)
47 駆動軸
50 ブラケット組立体
51 第1支持ブラケット(第1ブラケット)
52 第2支持ブラケット(第2ブラケット)
55 本体
56 第1側方部
57 第2側方部
58 突片
59 嵌合片
60 ネジ貫通孔
61 第1バネ係止部
62 第2バネ係止部
63 基部
63a 長孔
64 起立部
65 第1部分
66 第2部分
67 第3部分
68 プーリ取り付け部
69 スリット
70 第1長孔
71 第2長孔
72 バネ係止部
74 基部
75 起立部
76 第1部分
77 第2部分
77a 長孔
78 第1部分
79 第2部分
80 第3部分
81 プーリ取り付け部
82 スリット
84 第1突起
85 第2突起
86 バネ係止部
87 第1ネジ
88 第2ネジ
89 第3ネジ
91 第1コイルスプリング(第1弾性部材)
92 第2コイルスプリング(第2弾性部材)
93 突起
95 突起

Claims (5)

  1. 画像読み取り用載置台を構成する筐体と、
    前記筐体内に配置された第1走査キャリッジと、
    前記筐体内に配置された第2走査キャリッジと、
    第1駆動プーリと、第1従動プーリと、前記第1駆動プーリおよび前記第1従動プーリに掛けられた第1線状部材と、前記筐体に対して走査方向位置を調整した上で固定可能であり前記第1従動プーリを支持するための第1ブラケットとを有しており、前記第1走査キャリッジを走査方向に駆動するための第1駆動機構と、
    第2駆動プーリと、第2従動プーリと、前記第2駆動プーリおよび前記第2従動プーリに掛けられた第2線状部材と、前記筐体に対して前記走査方向位置を調整した上で固定可能であり前記第2従動プーリを支持するための部材であって前記第1ブラケットと互いに支持し合うように組み合わせられた第2ブラケットとを有しており、前記第2走査キャリッジを前記走査方向に駆動するための第2駆動機構と、
    を備えた画像読み取り装置。
  2. 前記第1ブラケットと前記第2ブラケットは、前記走査方向に相対位置を調整可能である、請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記第1ブラケットと前記第2ブラケットは、前記走査方向に互いにスライドさせることで相対移動可能である、請求項2に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットの一方には前記走査方向に延びる長孔が形成されており、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットの他方には前記長孔内に延びる突起が形成されている、請求項3に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記第1駆動機構は、前記走査方向において前記第1線状部材のテンションを高める向きに前記第1ブラケットを付勢する第1弾性部材をさらに有しており、
    前記第2駆動機構は、前記走査方向において前記第2線状部材のテンションを高める向きに前記第2ブラケットを付勢する第2弾性部材をさらに有している、請求項1〜4のいずれかに記載の画像読み取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014220574A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 株式会社リコー 画像読取装置および画像形成装置

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