JP4086664B2 - 照明光学系構造及び投写型表示装置 - Google Patents

照明光学系構造及び投写型表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を形成するライトバルブに光源の発する光を導く照明光学系に関し、またこの照明光学系を用いた投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
投写型表示装置においては、照明光学系が光源の発した光を集光、伝達するとともに、均一な断面内強度の光に変換したうえで導くことによりライトバルブを照明する。光源としては、超高圧水銀ランプなどが用いられ、ランプが発する発散光はランプ近傍に設けた凹面鏡により、平行光又は収束光に変換され、照明光学系に入力される。ランプの発する光を集光すると、光軸と垂直な断面上では中央部ほど明るいほぼ回転対称の光強度分布となるが、この光強度分布は、矩形のライトバルブの照明を行うには適さないので、照明光学系において、断面上の光強度が所定の矩形領域で均一となる照明光線に変換する。
【0003】
このような照明光線を得る方法の1つが、柱状光学素子を使用する方法であり、角柱形状のガラスまたは中空鏡の一端にランプの光を集光して入力すると、内部で繰り返し反射することにより混ぜ合わされて、他の端面から、均一な矩形の照明光が出力される(例えば、特許文献1を参照)。他の方法としては、2枚のレンズアレイを使用する方法があり、第1レンズアレイを構成する矩形のレンズ外形を、第2レンズアレイのレンズによりライトバルブ外側に結像することにより、第一レンズアレイを構成する多数のレンズを通過するランプの光の輝度分布を平均化し、矩形均一照明を得る(例えば、特許文献2を参照)。
【0004】
ライトバルブが液晶素子である場合には、単一方向の偏光光を照明光線として利用する。ランプなどの光源は様々な偏光方向の光を発するので、光の利用効率を高くするためには、第1の方向の偏光光をライトバルブに照射する場合を想定すると、第1の方向と直交する第2の方向の偏光光は、第1の方向の光に変換することが必要である。偏光変換を行う方法としては、柱状光学素子と組み合わせる方法(例えば、特許文献3を参照)や、レンズアレイと組み合わせる方法(例えば、特許文献4を参照)、プリズム、位相板、および鏡を使用する方法(例えば、特許文献5を参照)などがある。
【0005】
また、小型で安価な投写型表示装置を実現するためには、ライトバルブの数は少ない方が良い。一枚のライトバルブを使用してフルカラーの画像を投写する装置(例えば、非特許文献1の図2を参照)によると、カラーホイールを使用することにより三原色の各色について順次表示を行うので、非表示の2色の光は廃棄することとなり、ランプが発生する光の利用効率が低くなる。そこで光利用効率を高くするために、1枚のライトバルブに2つ以上の原色光を同時に照射する方法が提案されている(例えば、特許文献6、特許文献7、および非特許文献1の図9を参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平07−98479号公報(第2図)
【特許文献2】
特開平03−111806号公報(第3図)
【特許文献3】
米国 Patent Application Publication No.:US2001/0008470 A1(第9図)
【特許文献4】
特開2000−284229号公報(第1図)
【特許文献5】
特開昭63−121821号(第1図)
【特許文献6】
特開平04−316296号公報(第1図)
【特許文献7】
米国 Patent Application Publication No.:US2002/0135862 A1(第6図)
【非特許文献1】
Serge Bierhuizen 、Single Panel Color Sequential Projectors with Polarization Recovery 、SID '02 Digest-55.5 、(第2図、第9図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の照明光学系では、光インテグレータとして柱状光学素子を用いる場合、均一な照明光を得るためには素子の長さがある程度長いことが必要となる。また、レンズアレイを用いる方法においては2枚のレンズアレイの断面寸法が大きく、さらに2枚の間に距離が必要なため、これらの結果として装置が大型化することが問題であった。
【0008】
また偏光変換を行うためには、柱状光学素子を使用した場合、光を入力する側の素子端面にアパチャーを設ける必要があるが、この場合ランプ光を通過させる際に損失が発生することが問題となる。レンズアレイの後に短冊状の変換プリズムを設ける場合には、素子構造が複雑なため安価に製造することが難しいことが問題となる。更に偏光分離プリズムと位相板と鏡を用いた場合には、構造が複雑で重たいことが問題であった。
【0009】
更に、1枚のライトバルブでフルカラー表示を行うために、カラーホイールを使用する場合には光の利用効率の低下が問題となり、回転プリズムを使用する場合には構造が複雑で寸法が大きいことが問題となり、BMF(Band Modulation Filter)スイッチを使用した場合には素子寿命を長くし難いことが問題となる。
【0010】
更に、1枚のライトバルブでフルカラー表示を行うために、渦巻き状の色セグメントを有するカラーホイールを使用する場合には、色セグメントにおける反射光を回収するために入力端面にアパチャーを設けた柱状光学素子を使用するので、光損失が発生することが問題であった。また、光源が僅かでも移動すると投写画像の輝度が大幅に低下するといった問題もあった。
【0011】
また、照明光学系において反射型光スイッチ、ダイクロイックミラー、反射型偏光分離素子、反射型ライトバルブなどの反射型光学素子が光軸と直交して配置される構成では、反射光がランプに向かって逆進方向に進行し、ランプに戻った反射光の一部がランプ電極の温度上昇や寿命劣化を引き起こす問題が発生することがあった。
【0012】
本発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、小型で、簡単な構造により光インテグレータの機能を有する照明光学系を得ることを目的とする。また、本発明は、反射型光学素子が反射した光を、光源まで戻すことなく、照明光として再利用することができる照明光学系を実現することを目的とする。更に、本発明は、上記照明光学系を用いることで、小型且つ安価であると共に、投写画像が明るく、従って高性能な投写型表示装置を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の照明光学系構造は、光源から発せられて収束する光を、光路に沿って被照明物体に導く照明光学系構造において、
記光源から離れるように前記光路に沿って進行方向に進む光の一部を反射する第1反射鏡と、前記第1の反射鏡に対向し、前記光源とは反対の側を向く反射面を有し、前記第1の反射鏡で反射され、前記光源に近づくように逆進方向に進む光の一部を反射する第2反射鏡とを有し、前記第1の反射鏡は、前記進行方向に進む前記光の他の部分である中心部分が該第1の反射鏡を通過し前記被照明物体に達することを許容する開口を有し、前記第2の反射鏡は、前記光源から発せられた光が該第2の反射鏡を通過することを許容する窓を有し、該第1及び第2の反射鏡により光キャビティを構成し、該光キャビティの内部で前記収束光を集光することを特徴とする。
【0014】
また本発明の投写型表示装置は、光源から発せられた光を、光路に沿って光変調機能を有する被照明物体に導く上記した照明光学系構造と、前記被照明物体から出る光をスクリーンに投写する投写レンズとを有ることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明による照明光学系構造の実施の形態1の構成を示す構成図である。
【0016】
同図の照明光学系構造51において、光源に相当するランプ1の近傍には集光手段に相当するランプ部反射鏡2が配設されている。このランプ部反射鏡2によって反射された光の光路を形成する位置には、ランプ1に近い方から順に、第2反射鏡3、第1反射鏡4、柱状光学素子5、位相板としての1/4波長板6、反射型偏光分離器7、カラーホイール8、リレー光学器9、ライトバルブ10、及び投写レンズ11が配置されている。
【0017】
矢印Aはランプ部反射鏡2で反射した光L1の進行方向を示し、矢印B及びCは柱状光学素子5の内部における光L2Fの進行方向及びL2Rの逆進方向を示し、互いに逆方向となっている。矢印D及びEは、ライトバルブ10に対して入出力する光L3及びL4の進行方向を示し、矢印Fは投写レンズ11から出力され、映像画面スクリーン(図示せず)に向かう光L5の進行方向を示している。C1は、第1反射鏡4及び第2反射鏡3が対向して形成する光キャビティ(共振器)、PFは、ランプ光の集光点である。
【0018】
以後、ランプ1の発する光が、所定の光路に沿って光源から離れる方向を進行方向とし、ランプ1光源に近づく方向を逆進方向とする。
【0019】
以上の構成において、先ず全体の動作について以下に説明する。
ランプ1が発生した発散する光は、ランプ部反射鏡2で反射されて進路を曲げることにより収束する光L1となり、第2反射鏡3の中央部に形成された窓13を通過し、更に集光点PFを通過して第1反射鏡4に達する。第1反射鏡4に達した光の一部は、後述するように柱状光学素子5の入力端面5aから内部に進行し、他の光は反射されて第2反射鏡3に向かう逆進方向に進行する。第1反射鏡4と第2反射鏡3とは、内部の光を繰り返し反射させながら保持し、再度柱状光学素子5の入力端面5aに向かう進行方向に進行させることにより、柱状光学素子5の入力端面5aを、光キャビティC1が無い場合よりもより均一に照明することができる。
【0020】
ここで、光キャビティC1の構成と動作について、図2及び図3を参照しながら更に詳しく説明する。
【0021】
図2は、第2反射鏡3と第1反射鏡4とで構成される光キャビティC1の斜視図である。同図に示すように、第2反射鏡3のほぼ中央には、進行方向に進む光が通過する窓13が設けられ、第1反射鏡4の被照明領域となるほぼ中央部には開口14が設けられている。この開口14の周辺の第1反射鏡4に達した光は反射されて前記したように第2反射鏡3に向かう。
【0022】
図3は、光キャビティC1の働きを説明するための説明図で、同図(a)は、光キャビティC1が無い場合における集光点PF近傍の光の分布と、第1反射鏡4及び第2反射鏡3の仮想相対位置を示す図あり、図3(b)は光キャビティC1がある場合における集光点PF近傍の光の進行を示す図である。
【0023】
図3(a)に示すように、光キャビティC1が無い場合、集光点PF近傍以外の光分布には、ランプ電極(図示せず)などに起因する影A1およびA2が生じ、進行方向に進む光は、集光点PF近傍で包絡線LEに沿って分布する。同図には、第2反射鏡3が設けられる面位置S1、第1反射鏡4が設けられる面位置S2、及び第1反射鏡4が反射した光が第2反射鏡3に達するときの光線の広がりを表す面位置S3が記されている。D1及びD3は、面位置S1及びS3における照明光軸と直交する方向の光強度分布である。
【0024】
一方、図3(b)において、焦点P1は球面鏡である第2反射鏡3の焦点を示し、焦点P2は焦点P1の面S2に関する面対称点である。ランプ1(図1)は、理想的な点光源ではなく、またランプ部反射鏡2の反射面には僅かな凹凸や歪みがあるので、光L1は、集光点PFにおいても包絡線LEで示されるようにある程度の広がりを持ち、その近傍の面位置S1においても、例えば分布D1に示すような中央部の盛り上がった釣鐘状の強度分布を有する。
【0025】
進行方向に進む光L1は、集光点PF近傍で最も小さく集光され、その後面位置S2に進むにつれて断面が広がり、面位置S3において分布D3に示すような中央部がやや凹となった強度分布となる。面位置S1、面位置S2、及び面位置S3は等間隔であり、面位置S1に凹面鏡、面位置S2に平面鏡を置くと、平面鏡が反射した光は凹面鏡の位置で面位置S3における分布D3となる。
【0026】
分布D1は比較的中央部が盛り上がった形状であり、分布D3は中央部がやや凹となった形状であるので、第2反射鏡3の中央部に円形の窓13を開けて光L1を通過させることにより、第2反射鏡3は、第1反射鏡4が反射した光の多くを再度第1反射鏡4の方向に進行するように反射させることができる。上記動作により、光キャビティC1は光線L1を効果的に取り込むことができる。
【0027】
ここで、光キャビティC1が取り込んだ光を逃がさないように、第1反射鏡4と第2反射鏡3の形状を設定する方法について説明する。
【0028】
キャビティ(共振器)の安定度ダイアグラム(例えば、大竹 祐吉著「レーザーの使い方と留意点」オプトロニクス社、平成12年6月1日、p.23−27、図2−2)によると、光の閉じ込めについては、平行平面型と共焦点型の中間的な形状が広い安定領域となっており、この形状とすることによって、ランプ部反射鏡2(図1)の形状のばらつきや、光線の進行方向の広がりが、安定性に対してあまり影響を及ぼさない。
【0029】
図4は、キャビティが進行方向に進む光を取り込む動作を説明する説明図である。図4(a)は、平行平面型と共焦点型の中間的な形状のキャビティを表した図であり、同図においてM1及びM2は球面反射鏡、焦点P1及びP2は、それぞれ反射鏡M1及びM2の焦点、P3は反射鏡M1の曲率中心である。焦点P1は反射鏡M1と曲率中心P3の中点にある。光LC1が焦点P2を通過するとき、進行した光線は反射鏡M2において反射され、光軸と平行な光線になり反射鏡M1に達して反射され、焦点P1を通過する。
【0030】
以後同様に反射が繰り返されキャビティ内部に安定に閉じ込められる。焦点P2のやや上部を通過する光LC2は、反射鏡M2および反射鏡M1により反射され、焦点P1のやや下部を通過する。従って、ランプ光の焦点PF(図3)を焦点P2の近傍にくるようにすることで、焦点PFの共役像を焦点P1の近傍に形成することができる。
【0031】
従来の光インテグレータである柱状光学素子及びレンズアレイは、光源像を光軸と直交する平面に複数配置することにより均一な照明を行うが、キャビティを用いる場合には光源像を光軸上に複数配置することにより、均一照明を行うものである。
【0032】
被照明物体である光学素子の光入力端面の多くが平面形状であること、キャビティにランプ光を取り入れる窓を設けることを考慮すると、反射鏡M2は平面鏡である方が好ましい。図4(a)に示したキャビティの左右方向光軸の中央に平面反射鏡M3を設けると共に、反射鏡M1を窓の空いた第2反射鏡3で置き換えることにより、図4(b)に示すようなキャビティを構成することができる。
【0033】
反射鏡M3を、被照明物体の形状の開口14(図4(c))を中央に設けた第1反射鏡4に置き換えることにより、図4(c)に示すような構成の前記光キャビティC1が形成される。同図において、D1は柱状光学素子5(図1)などの被照明物体の光入力端面である。図4(c)において、焦点P2の近くに、所定の値のFナンバー(広がり)になるようにランプの光を結像することにより、例えば光LC1は被照明物体の光入力端面D1を直接照明し、光LC2は光キャビティC1内部を4回反射した後に光入力端面D1を照明する。
【0034】
光入力端面D1が反射型光学素子、或いは逆進方向に進行する光を伴う光学系の入力端面である場合には、光LC1はその一部が光入力端面D1において反射され、更にキャビティC1内部において何度か反射されることにより、光入力端面D1を再び照明する。図1に示す本実施の形態の照明光学系構造51では、この光入力端面D1を柱状光学素子5の入力端面5aとし、柱状光学素子5の出力側端面には、1/4波長板6と反射型偏光分離素子7が備えられているので、反射型偏光分離素子7が反射する光L2Rが柱状光学素子5の内部を逆進方向に進行する。
【0035】
図5は、光キャビティC1が、逆進方向に進む光を受け入れて、再度、進行方向に進む光として反射する動作を説明する図であり、同図(a)は、図1に示す本実施の形態の照明光学系構造51において、キャビティC1と柱状光学素子5の接続部近傍の部分拡大図であり、同図(b)は、同部分を図面上の左側正面、即ちランプ1(図1)側から見た正面図である。
【0036】
図5(a)において、LC3及びLC4は焦点P1を通過する光、P11は第2反射鏡3において光LC3が反射される反射点である。また図5(b)において、A3は第2反射鏡3が逆進方向に進む光を反射する領域である。
【0037】
同図(a)に示すように、逆進方向に進行する反射光L2R(図1)のうち、照明光軸に対して最も角度が傾斜した光LC3が焦点P1を通過する場合には、第2反射鏡3が光LC3を第1反射鏡4に向けて反射点P11で反射し、第1反射鏡4は光線をほぼ垂直に反射することにより、再び反射点P11を通過して、焦点P1を進行方向に通過する光となる。光LC3よりも傾きが少ない光LC4も同様に、進行方向に進む光となる。
【0038】
柱状光学素子5は光インテグレ−タであるので、その内部を逆方向に進行する光は、開口14においてほぼ均一な強さの光強度分布を有する。第2反射鏡3における領域A3が、逆進方向に進む光を反射するので、窓13と領域A3の面積比Rを
R=(窓13の面積)/(領域A3の面積)
と定義するとき、Rを小さくすることにより、ランプに戻る光を、およそ(R×100)%まで少なくすることができる。窓13は、光源であるランプ1(図1)の光を集光した集光点PF(図1)の近傍に設けるとともに、集光スポットの寸法よりもわずかに大きくすることで、損失無く光を通過させる。
【0039】
光キャビティC1は、以上述べた動作により、ランプ1の発した光を取り込んで、内部で繰り返し反射することにより均一化して、被対称物体である柱状光学素子5の入力端面5aを照明する。柱状光学素子5は、図1において示したように、入力端面5aから入力した進行方向の光L2Fを、繰り返し反射することにより一層均一な強さの矩形断面の光に変換するが、光キャビティC1による均一化の効果が加わるので内部での光の反射回数は、例えば3回以下でよく、従って素子長さを従来の柱状光学素子よりも短くすることができる。
【0040】
光L2Fは1/4波長板6を通過し、後続する反射型偏光分離素子7がこの光L2Fを受けて、第一方向の偏光光を通過させ、第二方向の偏光光を反射する。反射した光L2Rは、1/4波長板6を通過し、柱状光学素子5内部を矢印C方向の逆進方向に進行する。光L2Rのおよそ(1−R)×100%は、反射されることにより再度矢印B方向の正進方向の光L2Fになる。光L2Fは進行して1/4波長板6を通過するが、反射型偏光素子7により反射されて以後、2回にわたって1/4波長板6を通過するので偏光方向が90度回転し、今度は反射型偏光素子7を通過する。
【0041】
反射型偏光素子7を通過した光は、モータ12によって所定の回転速度で回転するカラーホイール8に、例えば扇型に形成された赤、緑、青の各色だけを通過するダイクロイックフィルタのセグメントを順次通過することにより、色順次に変化する光となってリレー光学系9により導かれ、ライトバルブ10を照明する矢印D方向の偏光光L3となる。
【0042】
ライトバルブ10は反射型液晶であり、単一方向の偏光光L3を入力とし、画素ごとに偏光方向を変化して反射し、反射光は検光子(図示せず)又は偏光分離プリズム(図示せず)などにより明暗による画像を形成された矢印E方向の光L4となり、更に投写レンズ11を通過して対称物のスクリーン(図示せず)に向う投写光L5となる。以上述べた動作により1枚のライトバルブ10を使用して色順次表示によるフルカラー画像の投写を行うことができる。
【0043】
上記カラーホイール8の色セグメントの形は扇型、或いは扇型以外でもよく、例えば渦巻き型とし、一枚のライトバルブに同時に2色、又は3色以上の色を照射するようにしても良い。更に、色セグメントの他に濃度セグメントを設けても良く、透明、半透明、又は全反射セグメントを設けることにより、画像を明るく表示する、暗部の階調数を増加する、或いはビデオフレーム期間の特定期間が明るく表示されるようにすることで、動きのある画像のボケを軽減することができる。
【0044】
また、上記ライトバルブは反射型液晶素子としたが、他の素子でも良く、例えばマイクロミラー素子とした場合には、照明光L3は自然偏光で良いので、4分の1波長板7と反射型偏光分離素子6を省略することができる。
【0045】
以上のように、実施の形態1の照明光学系構造によれば、光キャビティの効果を光学シミュレーションにより計算したところ、1.3mmアーク長のフィリップス社UHP型ランプの光を集光し、入力端面寸法が6mm×3mmの柱状光学素子に入力する光学系において、Fナンバーが1以上の光の集光効率が、キャビティを付加することにより約10%以上改善できるなど、被照明物体に対して光損失の少ない、且つ均一な照明を行うことができる。また、光キャビティの効果により、柱状光学素子5の長さを、従来のものに比べて短く出来るので、装置を小型化することが可能となる。
【0046】
実施の形態2.
図6は、本発明による照明光学系構造の実施の形態2の構成を示す構成図である。
【0047】
本実施の形態2の照明光学系構造52が、前記した実施の形態1の照明光学系構造51に対して異なる点は、柱状光学素子3(図1)を除き、1/4波長板62及び反射形偏光分離素子72の位置を変更した点である。従って、本実施の形態2の照明光学系構造52が実施の形態1の照明光学系構造51と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる特徴的な点を重点的に説明する。
【0048】
図6に示すように、第1反射鏡4の中央部に被照明物体として1/4波長板62、反射型偏光分離素子72を設けることにより、単一方向の偏光の光を得、この光がカラーホイール8を通過後、リレー光学器9により導かれることにより、ライトバルブ10を照明する色と強度の分布を有する断面の光になる。
【0049】
尚、装置の性能として、一層明るい投写画像が必要な場合には、ランプ1は1つでなく複数であっても良い。その場合、第2反射鏡3の窓13は、光キャビティC1に低損失で光を取り込むことが可能な形状あれば良いので、円形以外にも、複数の窓を設けたり、長円形状などにしても良い。
【0050】
また、光キャビティC1を構成する鏡は、光キャビティC1が光インテグレータとして動作すれば良く、ランプの発する光の指向特性によっては、第1反射鏡4を平面鏡以外の僅かに凹または凸の鏡とする、更には第2反射鏡3を球面鏡以外にも放物鏡などとしても良い。
【0051】
更に、第1反射鏡4と第2反射鏡3はそれぞれ複数の鏡を組合わせて構成しても良い。光が通過する窓の形や数によっては、生産が容易な複数の鏡に分割することにより、安価に製造することができる。
【0052】
以上のように、本実施の形態2の照明光学系構造52によれば、前記した実施の形態1の照明光学系構造51の効果に加え、更に、柱状光学素子が無い分、装置を小型化することができる。
【0053】
実施の形態3.
図7は、本発明による照明光学系構造の実施の形態3の構成を示す構成図である。
【0054】
同図の照明光学系構造53において、光源に相当するランプ1の近傍にはランプ部反射鏡2が配設されている。このランプ部反射鏡2によって反射された光の光路を形成する位置には、ランプ1に近い方から順に、レンズ15、偏光変換器16、第2反射鏡32、反射型偏光分離手段に相当する反射型偏光分離器17、第1反射鏡42、カラーホイール82、反射型液晶ライトバルブ102、検光子18、及び投写レンズ112が配置されている。
【0055】
以上の構成において、先ず全体の動作について以下に説明する。
矢印Aはランプ部反射鏡2で反射した光L1の進行方向を示す。レンズ15は、光L1を入力し、ほぼ平行な矢印H方向の光L12として偏光変換器16に向けて出力する。偏光変換手器16は単一偏光光出力手段に相当し、後述するように、自然偏光の光L12を入力し、偏光方向の揃った2本の光ビームL1A及びL1Bを、第2反射鏡32の窓132に向けて出力する。
【0056】
図8は、偏光変換器16の構成及びその近傍における光路を説明するための部分拡大構成図である。同図に示すように、偏光変換器16内の光路を形成する位置には、先ず反射型偏光分離素子161が配置され、その後段に、集光レンズ164を経由する系列と、2分の1波長板162、鏡163、及び集光レンズ165を経由する系列とが並列するよう配設されている。
【0057】
更に、132は第2反射鏡32の中心部に形成された窓、PF2は光ビームL1A及びL1Bの集光点、PA及びPBはそれぞれ光ビームL1AおよびL1Bの中心が反射型液晶ライトバルブ102に達する点、C2は第1反射鏡42と第2反射鏡32とが構成する光キャビティである。
【0058】
光L12は、反射型偏光分離素子161に入力し、通過する直線偏光の光L13と、反射する直線偏光の光L14に分離される。通過した光L13は集光レンズ164により集光され、窓132および集光点PF2を通過して点PAを中心として反射型液晶ライトバルブ102に達する。一方、光L14は2分の1波長板162を通過する際に偏光方向が90度回転され、鏡163により進路を曲げられ、集光レンズ165により集光されて、窓132および集光点PF2を通過して点PBを中心として反射型液晶ライトバルブ102に達する。
【0059】
反射型液晶ライトバルブ102に達した各光は、一部が第1反射鏡42により反射されてキャビティC2内部において繰り返し反射された後、前記したように再度反射型液晶ライトバルブ102に達する。
【0060】
図9は、第2反射鏡32をランプ側から見た図である。
【0061】
同図に示すように、長円形の窓132の背面に第1反射鏡42の中央の被照明領域、すなわち反射型液晶ライトバルブ102の光入力端面である受光面が位置する。反射型液晶ライトバルブ102の形は、例えば縦横比が16対9あるいは4対3の長方形であり、その長辺方向に2つのビームの中心点PAとPBが並ぶように構成することにより、投写画面の左右方向の輝度差を低減することができる。
【0062】
カラーホイール82は、原色通過ダイクロイックフィルタにより構成された渦巻き状のセグメントを有し、反射型液晶ライトバルブ102の前面におよそ数ミリメートル以内の近接した距離で平行に配置され、投写する画像のフレーム周期に同期する所定の回転速度で、モータ12によって回転駆動される。
【0063】
図10(a)は反射型液晶ライトバルブ102、カラーホイール82、第1反射鏡42、及び反射型偏光分離器17と、その近傍の光路を示した部分拡大構成図である。
【0064】
同図において、82R、82G、82Bは、それぞれ赤色、緑色、青色の原色光が通過するダイクロイックフィルタで形成された通過セグメント、LCWは光キャビティC2内部を進行する白色光、LCRは光キャビティC2内部を進行する赤色光、LCR2は赤色セグメント82Rを通過した赤色光、LCR3は反射型偏光分離素子17により反射される赤色光、LCR4及びLCR5は反射型偏光分離素子17を通過する赤色光である。
【0065】
光キャビティC2(図8)は、前記したように直線偏光の光ビームL1AおよびL1Bを受け入れ、内部に光を取り込む。取り込んだ白色の直線偏光の光をLCWと表す。反射型偏光分離素子17は、光LCWの偏光方向の光が通過するように、かつ照明光軸とおよそ45℃傾斜して配置される。光LCWのうち赤色の光をLCRと表すと、光LCRはセグメント82R、82G、82Bのいずれの領域にも広がって入力する。光LCRのうち赤色通過セグメント82Rに入力したもののみが通過し、反射型液晶ライトバルブ102に入力する光LCR2となる。
【0066】
反射型液晶ライトバルブ102は、光LCR2を受け入れて反射するが、その際に投写表示する画像に応じて画素ごとに偏光方向の向きを変化させる。反射した赤色光は進行して反射型偏光分離素子17に到達するが、反射型液晶ライトバルブ102において偏光方向が変化した光LCR3は反射し、進路が曲がる。反射型液晶ライトバルブ102において偏光方向が変化しなかった光LCR4は直進するので光キャビティC2内部を往復する。
【0067】
他の色の光についても同様であり、投写される光だけが反射型偏光分離素子17において進路が曲げられ、投写されない光は光キャビティC2が繰り返し反射することにより、照明光として繰り返し利用される。このため、光の損失を抑制することができる。
【0068】
図10(b)及び図10(c)は、図10(a)に示すカラーホイール82の別の実施例を示す構成図である。
【0069】
図10(b)の構成例において、82Wは透明なセグメント、82Sは輝度変調手段に相当し、透過率がおよそ16分の1(6.7%)である反射型ビームスプリッタによるセグメントである。透明セグメント82Wを通過する白色光により、投写する画像の中でも色の飽和度が低く輝度レベルの高い画素を表示することにより、動きのある画像の色ズレや画質のボケを改善することができる。
【0070】
透明セグメント82Wと隣接して、低透過率のセグメント82Sを設けたので、特に応答速度の速い反射型液晶素子を使用した場合に好適であり、素子自体の階調表示性能に加えて、16分の1の強度の照明光線を使用することが可能となり、低階調である暗部側に4ビット広い階調表示を行うことができる。
【0071】
図10(c)に示す他のセグメントの構成例においては、透過率がおよそ16分の1(6.7%)のセグメント82Sがガラス基板(図示せず)を挟んでセグメント82R、82G、82Bと反対面に設けられている。その結果として各色について強度が16分の1の照明光を作ることになるので、低階調の表示性能を改善することができる。
【0072】
視覚特性によると、テレビジョン画像の1フレームの期間において各色を表示する回数はおよそ1回乃至3回が良いが、静止画像やコンピュータ画像の場合にはこれに制限されるものではないので、カラーホイールの回転数は、ライトバルブの応答速度と表示する画像に応じて十分な値とする。
【0073】
以上のように、実施の形態3の照明光学系構造53によれば、光キャビティC2の内部に反射型偏光分離器17を照明光軸と傾斜して配置できるため、ライトバルブが液晶による反射型ライトバルブの場合に好適で、光キャビティの内部で投写光と非投写光を分離することが可能となるので、小型の装置を実現することができる。
【0074】
また、ライトバルブの長辺方向に2つのビームの中心をややずらして照射するので、特に縦横比が16対9などの幅広なライトバルブを照明する場合に好適で、投写画面の左右の輝度差が少ない装置を実現することができる。
【0075】
実施の形態4.
図11は、本発明による照明光学系構造において、実施の形態4の偏光変換器の構成を示す構成図である。
【0076】
この偏光変換器160は単一偏光光出力手段に相当し、前記した実施の形態3の照明光学系構造53(図7)の偏光変換器16に換えて配設されるものである。従って、偏光変換器160の前段及び後段は、前記した実施の形態3の照明光学系構造53と同じとしてこれらの図面を省略し、図7の照明光学系構造53を参照しながら、これと異なる特徴的な点を重点的に説明する。
【0077】
但し、後述するように、偏光変換器160から出力される光ビームが、図7において、同図の紙面と垂直な背面方向に向くため、偏光変換器160の後段に配置される第2反射鏡32(図7)以降の機器は、相互の位置関係を保ったまま、同方向に沿って配置されるものとする。
【0078】
図11(a)は、図7と同方向からみた平面図、図11(b)は同図(a)の矢印M方向からみた側面図、図11(c)はランプ1(図7)側から見た正面図である。
【0079】
図11(a)及び図11(b)に示すように、偏光変換器160内の光路を形成する位置には、微細金属線(ワイヤーグリッド)による反射型偏光分離素子166の後段に、鏡167を経由する系列と鏡168を経由する系列とが並列するよう配設されている。また、点PT、PT1、及びPT2は、照明光軸がそれぞれ反射型偏光分離器166、鏡167、及び鏡168と交差する点、L1CはL1A(図7)に代わる第1の光ビーム、L1DはL1B(図7)に代わる第2の光ビームである。光軸上に記入した、線分と丸印は光の電界振動方向がそれぞれ紙面と平行及び垂直であることを表す。
【0080】
図11(a)に示すように、ほぼ平行な自然偏光の光線L12が偏光変換器160に入力すると、まず点PTを中心に反射型偏光分離素子166に達し、一方、点PTにおいては偏光方向(つまり電界の振動方向)が紙面と平行な光線は通過して鏡168に達し、一方、点PTにおいて偏光方向が紙面と垂直な光線は反射されほぼ直角に進路を曲げられて鏡167に達し、点PT1と点PT2のいずれにおいても入力光線は紙面と垂直な背面方向に進路を曲げられる。
【0081】
図11(b)に示すように、鏡167及び鏡168が反射した光線はいずれも偏光方向が紙面と垂直であり、両者がレンズ169を通過して、各々収束する光線L1C、L1DとなりキャビティC2(図7)の窓132に向けて進行する。
【0082】
尚、光ビームL1C及びL1Dは、光線L1A及びL1Bと比較すると進行方向及び偏光方向が異なっているが、進行方向についてはキャビティC2に2本の光ビームが入力するように、ランプ1、ランプ部反射板2(図7)、及び偏光変換器160などの配置を、或いは前記したように偏光変換器160より後段の機器を適宜設定すれば良く、偏光方向については、キャビティC2内部で投写光の分離ができるように、反射型偏光分離素子17、及び反射型液晶ライトバルブ102(図7)の方向を合わせればよい。
【0083】
以上のように、実施の形態4の照明光学系構造53によれば、偏光変換器160において、ガラスプリズムや波長板を使用しないので、簡単な構造により高い信頼性で偏光変換を行うことができる。
【0084】
実施の形態5.
図12は、本発明による投写型表示装置の実施の形態5の構成を示す構成図である。
【0085】
同図の投写型表示装置55において、光源に相当するランプ1の近傍にはランプ部反射鏡2が配設されている。このランプ部反射鏡2によって反射される光の光路を形成する位置には、ランプ1に近い方から順に、レンズ15、光シャッター201、偏光変換器16、第2反射鏡33、反射型偏光分離器17、クロスプリズム20、第1反射鏡43R,43G,43B、各々赤色、緑色、青色の光に画像を形成する反射型液晶ライトバルブ103R,103G,103B、検光子18、及び投写レンズ113が配設されている。
【0086】
光強度変更手段に相当する光シャッター201を駆動する光シャッター駆動回路202は、制御回路207によって制御され、光センサー203は検出した光情報を制御回路207に出力し、反射型液晶ライトバルブ103R,103G,103Bをそれぞれ駆動するライトバルブ駆動回路204R,204G,204Bには、制御回路207の指令のもとに、信号入力部206に入力する映像信号を処理する信号処理回路205から後述する映像情報が送られる。尚、信号処理回路205及び制御回路207が光変調制御手段に相当し、光シャッター駆動回路202及び制御回路207が光強度制御手段に相当する。
【0087】
更に、球面反射鏡である第2反射鏡33の焦点(図示せず)は、見掛け上、反射型液晶ライトバルブ103R,103G,103Bの各背面に位置し、第2反射鏡33の中央部には窓133があり、単一方向の白色偏光光が通過する。
【0088】
また、クロスプリズム20は、界面にダイクロイックフィルタが設けられており、赤色および青色光の進路を直角に曲げ、緑色光は直進して通過させる。緑色の光について説明を行うと、第1反射鏡43Gと第2反射鏡33が光キャビティを構成し、ライトバルブである反射型液晶ライトバルブ103Gを均一に照明する。反射型液晶ライトバルブ103Gが変調を加えた光は、クロスプリズム20を通過し、反射型偏光分離器17により進路を曲げられ、検光子18を通過し、投写レンズ113に入力する。
【0089】
青色の光、赤色の光についても、クロスプリズム20により進路が曲がる以外は緑色光と同様に画像による変調が加えられ、3色の光が合わさることにより、フルカラーの画像が投写される。
【0090】
尚、前記した図7に示す実施の形態3の照明光学系構造53と共通する部分には、同符号を付している。また、本実施の形態における光チャビティは、赤色、緑色、青色の各光毎に、第2の反射鏡33と第1反射鏡43R、第2の反射鏡33と第1反射鏡43G、及び第2の反射鏡33と第1反射鏡43Bの各間で形成されるものである。
【0091】
以上の構成により、投写型表示装置55全体の動作について更に詳しく説明する。テレビジョン信号などの映像信号は、信号入力部206から入力して信号処理回路205に伝達され、信号処理回路205は、画像の明るさや色合いなどを補正したうえで、ライトバルブにより表示するのに適した色ごとの面順次信号に変換して、ライトバルブ駆動回路204R,204G、204Bに出力する。ライトバルブ駆動回路204R,204G、及び204Bは、各々赤、緑、青の光を受けて変調する反射型液晶ライトバルブ103R,103G,及び103Bを動作させる。
【0092】
投写する画像ごとに赤、緑、青各色の光の強さが異なるので、上記したように投写されない光を再利用すると、各色のライトバルブを照明する光の強さが異なることがある。光キャビティ内部に設けた光センサー203が赤、緑、青の各色の光の強さを検出し、検出した信号を制御回路207に出力する。例えば青色の光が他の色よりも強いことが検知された場合、制御回路207は信号処理回路205に青色のレベルを小さくするように制御信号を出力し、これを入力した信号処置回路205は、ライトバルブ駆動回路204Bが他のライトバルブ駆動回路よりも小さいレベルでライトバルブ103Bを駆動制御するように信号を出力する。
【0093】
また、投写する画像が全体に暗い場合、どの色についても投写される光が少なく、光キャビティに回収される光が多くなる。ライトバルブの白黒表示のコントラスト値は有限であるので、光キャビティ内部の光が強くなると、ライトバルブを照明する光が強くなるが、この場合、それにつれて画像の黒レベルが浮き上がって見えることがある。
【0094】
制御回路207は、センサー203からの検知信号を受け、所定のレベルよりも各色の光が強い場合には、シャッター駆動回路202に制御信号を出力し、シャッター駆動回路202によってシャッター201を閉じる方向に動作させることにより光の強さを弱くする。シャッター201には機構的なシャッター、或いは液晶素子などによる電子式シャッターなどを使用することができる。
【0095】
尚、本発明による投写型表示装置は、図12に示す実施の形態5の構成に限定されるものではない。例えばシャッター201を設ける位置は、他の位置でもよく、例えばレンズ15よりもランプ1側、或いは偏光変換器16よりも光キャビティ側、更には光キャビティの内部に設けても良い。また、センサー203は、光キャビティの内部に設けたが、他の位置でも良く、例えばライトバルブ103R、103G,103Bの近くにそれぞれ設けるようにして良い。
【0096】
また、図12においては、3枚の第1反射鏡43R,43G,43Bと1枚の第2反射鏡33の間に1つの反射型偏光分離器17と1つのクロスプリズム20を設けるようにしたが、他の構成でもよく、1つのクロスプリズムの後に偏光分離手段を挟んだ3組の光キャビティを設けるなど、様々な組み合わせができることは勿論である。更に、ライトバルブは液晶ライトバルブ以外にもマイクロミラー素子でも良く、その場合には、偏光変換器16が不要であり、さらに偏光分離器17を内部全反射プリズムに置き換えればよい。
【0097】
以上のように、実施の形態5の投写型表示装置によれば、投写画像の色のバランスや低諧調の連続性を良好に保つようにすることができる。また、投写画像が暗い場合にも投写画像の黒レベルが浮き上がらないように制御することが可能であるため、不自然さが無く、画質の良好な装置を実現することができる。
【0098】
【発明の効果】
本発明の照明光学系構造によれは、コンパクト且つ簡単な構成で、光源から発する光によって、低損失且つ均一に、被照明物体を照明することができるので、投写型表示装置のライトバルブを照明するのに用いて最適な照明光学系構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による照明光学系構造の実施の形態1の構成を示す構成図である。
【図2】 第2反射鏡3と第1反射鏡4とで構成される光キャビティC1の斜視図である。
【図3】 光キャビティC1の働きを説明するための説明図で、(a)は光キャビティC1が無い場合の集光点PF近傍の光の分布を示す図あり、(b)は光キャビティC1がある場合の集光点PF近傍の光の進行を示す図である。
【図4】 (a)、(b)、(c)は、それぞれ光キャビティが進行方向に進む光を取り込む動作を説明する説明図である。
【図5】 光キャビティが、逆進方向に進む光を受け入れて、再度、進行方向に進む光として反射する動作を説明する図であり、(a)は図1の照明光学系構造51において、光キャビティC1と柱状光学素子5の接続部近傍を側面からみた部分拡大図であり、(b)は同部分を図面上の左側正面から見た正面図である。
【図6】 本発明による照明光学系構造の実施の形態2の構成を示す構成図である。
【図7】 本発明による照明光学系構造の実施の形態3の構成を示す構成図である。
【図8】 偏光変換器16の構成及びその近傍における光路を説明するための部分拡大構成図である。
【図9】 第2反射鏡32をランプ側から見た図である。
【図10】 (a)は反射型液晶ライトバルブ102とその近傍の光路を示した部分拡大構成図で、(b)及び(c)は、(a)に示すカラーホイール82の別の実施例を示す構成図である。
【図11】 本発明による照明光学系構造において、実施の形態4の偏光変換器160の構成を示す構成図である。
【図12】 本発明による投写型表示装置の実施の形態5の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ランプ、 2 ランプ部反射鏡、 3 第2反射鏡、 4 第1反射鏡、5 柱状光学素子、 5a 入力端面、 6 1/4波長板、 7 反射型偏光分離器、 8 カラーホイール、 9 リレー光学器、 10 ライトバルブ、 11 投写レンズ、 12 モータ、 13 窓、 14 開口(被照明領域)、 15 レンズ、 16 偏光変換器、 17 反射型偏光分離器、 18 検光子、 20 クロスプリズム、 32 第2反射鏡、 33 第2反射鏡、 42 第1反射鏡、 43R,43G,43B 第1反射鏡、 51 照明光学系構造、 52 照明光学系構造、 53 照明光学系構造、 55 投写型表示装置、 62 1/4波長板、 72 反射形偏光分離素子、 82 カラーホイール、 82R 赤色通過セグメント、 82G 緑色通過セグメント、 82B 青色通過セグメント、 102 反射型液晶ライトバルブ、 103R,103G,103B 反射型液晶ライトバルブ、 112 投写レンズ、 113 投写レンズ、 132 窓、 133 窓、 160 偏光変換器、 161 反射型偏光分離素子、 162 2分の1波長板、 163 鏡、164 集光レンズ、 165 集光レンズ、 166 反射型偏光分離素子、 167,168 鏡、 201 光シャッター、 202 光シャッター駆動回路、 203 光センサー、 204R,204G,204B ライトバルブ駆動回路、 205 信号処理回路、 206 信号入力部、 207 制御回路、 C1 光キャビティ(共振器)。

Claims (14)

  1. 光源から発せられて収束する光を、光路に沿って被照明物体に導く照明光学系構造において、
    記光源から離れるように前記光路に沿って進行方向に進む光の一部を反射する第1反射鏡と、
    前記第1の反射鏡に対向し、前記光源とは反対の側を向く反射面を有し、前記第1の反射鏡で反射され、前記光源に近づくように逆進方向に進む光の一部を反射する第2反射鏡と
    を有し、
    前記第1の反射鏡は、前記進行方向に進む前記光の他の部分である中心部分が該第1の反射鏡を通過し前記被照明物体に達することを許容する開口を有し、前記第2の反射鏡は、前記光源から発せられた光が該第2の反射鏡を通過することを許容する窓を有し、該第1及び第2の反射鏡により光キャビティを構成し、該光キャビティの内部で前記収束光を集光することを特徴とする照明光学系構造。
  2. 前記第1反射鏡平面鏡であり、前記第2反射鏡はその前記反射面が前記第1の反射鏡の反射面に対向する球面鏡であり、前記第1反射鏡の略中央部に前記開口が形成され、前記第2反射鏡の略中央部に前記窓が形成されていることを特徴とする請求項記載の照明光学系構造。
  3. 前記第2反射鏡の焦点が、該第2反射鏡から見たときに、前記被照明物体の光入力面の背後にあることを特徴とする請求項記載の照明光学系構造。
  4. 更に、発散光を発生する光源と、該発散光を前記窓を介して前記光キャビティの内部に集光する集光手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の照明光学系構造。
  5. 前記光キャビティ内に、前記光路の軸と直交するように1/4波長板及び反射型偏光分離素子を配置したことを特徴とする請求項記載の照明光学系構造。
  6. 前記光キャビティの内部に、反射型偏光分離器の反射面前記光路の軸に対して傾斜して配置したことを特徴とする請求項1記載の照明光学系構造。
  7. 記光キャビティの内部に、ダイクロイックフィルタ素子前記光路の軸に対して傾斜して配置したことを特徴とする請求項記載の照明光学系構造。
  8. 更に前記光源が発する光を受け、単一方向に偏光された単一偏光光を発生する偏光変換器を有し、この単一偏光光が前記窓を介して、前記光キャビティ内部に入されることを特徴とする請求項記載の照明光学系構造。
  9. 前記偏光変換器が、前記光源の発する光を、第1の偏光方向を持つ第1の偏光光と、該第1の偏光方向に直角な第2の偏光方向を持つ第2の偏光光とに分離する反射型偏光分離素子と、
    前記第2の偏光光の偏光方向を90度回転させることにより、該第2の偏光光を前記第1の偏光方向を持つ第3の偏光光とする偏光方向回転素子と、
    前記第1と第3の偏光光を前記光キャビティに導く集光手段と
    を有することを特徴とする請求項記載の照明光学系構造。
  10. 前記偏光変換器が、前記光源の発する光を、第1の偏光方向を持つ第1の偏光光と、該第1の偏光方向に直角な第2の偏光方向を持つ第2の偏光光とに分離する反射型偏光分離素子と、
    前記第1の偏光光と第2の偏光光を略直角に曲げることにより、該第1の偏光光と第2の偏光光を、前記第1の偏光光の進行方向と前記第2の偏光光の進行方向とに直角な方向にそれぞれ進む第4の偏光光と第5の偏光光とにする鏡と、
    前記第4と第5の偏光光を前記光キャビティに導く集光素子と
    を有することを特徴とする請求項記載の照明光学系構造。
  11. 前記被照明物体が矩形の光入力端面を有するライトバルブであり、該光入力端面は前記第1の偏光光及び第3の偏光光により照射され、前記第1の偏光光及び第3の偏光光のそれぞれの中心は、該光入力端面の長軸方向に互いにずれていることを特徴とする請求項記載の照明光学系構造。
  12. 前記被照明物体が矩形の光入力端面を有するライトバルブであり、該光入力端面は前記第4の偏光光及び第5の偏光光により照射され、前記第4の偏光光及び第5の偏光光のそれぞれの中心は、該光入力端面の長軸方向に互いにずれていることを特徴とする請求項10記載の照明光学系構造。
  13. 前記被照明物体はライトバルブであり、更に前記光路内又は前記光キャビティ内部の光強度を検出する光センサーと、該光センサーの検出した光強度に基づき、前記ライトバルブにおける偏光方向に関する光変調の度合いを制御する制御装置
    を有することを特徴とする請求項1記載の照明光学系構造。
  14. 光源から発せられた光を、光路に沿って光変調機能を有する被照明物体に導く照明光学系構造と、前記被照明物体から出る光をスクリーンに投写する投写レンズとを有し、前記照明光学系構造は請求項1から13のいずれか一項に記載の照明光学系構造であることを特徴とする投型表示装置。
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