JP2001337286A - カラー画像表示装置 - Google Patents

カラー画像表示装置

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JP2001337286A JP2000157767A JP2000157767A JP2001337286A JP 2001337286 A JP2001337286 A JP 2001337286A JP 2000157767 A JP2000157767 A JP 2000157767A JP 2000157767 A JP2000157767 A JP 2000157767A JP 2001337286 A JP2001337286 A JP 2001337286A
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淳 畑山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単板式画像表示装置、単板式投写型画像表示
装置においてカラー表示を行うにあたり、ライトバルブ
の高解像度を維持すると同時に光利用率の高効率化を実
現する。 【解決手段】 光源からの赤緑青の各色光をライトバル
ブ上において各色光ごとに帯状に照明するよう導き、し
かも帯状照明を連続的に移動せしめ、各色光の照明域に
適合した色信号に合わせてライトバルブを駆動すること
でカラー表示する装置であり、光源からの色光を色光ご
との集光光学系で回転多面鏡に導き、回転多面鏡で走査
を行い、走査光学系によりライトバルブに最適化照明す
ることを特徴として構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変調手段であるライ
トバルブ1枚でカラー表示を行う画像表示装置、あるい
は投写型画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在大型映像市場の主力である液晶プロ
ジェクターとは液晶パネル(ライトバルブ)の画像を光
源ランプと集光・投写レンズを用いてスクリーン上に拡
大、結像させるものである。現在実用化されている方式
は3板式と単板式の大きく2つに分けることが出来る。
【0003】前者の3板式液晶プロジェクターは白色光
源からの光を色分解光学系により赤緑青の3原色の色光
に分光した後、それらの光を3枚のモノクロ液晶パネル
により変調し、3原色の画像を形成する。これらに画像
は色合成光学系で合成されて1つの投写レンズでスクリ
ーン上に投写される。この方式はランプの全スペクトル
を利用できるため光利用率は高いが3枚の液晶パネル、
色分解色合成光学系、液晶パネル間のコンバージェンス
調整機構を必要とするため比較的高価である。
【0004】これに対し従来の単板式液晶プロジェクタ
ーはモザイク状のカラーフィルター付き液晶パネルを単
純にスクリーンに拡大投写するだけなのでコンパクトで
低価格である。しかしながらこの方式では光源からの白
色光のうち、色選択手段であるカラーフィルターにおい
て不要な色光を吸収することによって所望の色を得てい
るため液晶パネルに入射した白色光は1/3以下しか透
過せず光利用率が低い。光源を明るくすることは表示画
像の明るさを向上させる1つの方法であるがカラーフィ
ルターの光吸収による発熱及び耐光性に対する問題が残
されており、高輝度化を図る上で大きな障害となってい
る。
【0005】近年この単板式においてカラーフィルター
に依る光ロスをなくす手段としてカラーフィルターの代
わりにダイクロイックミラーとマイクロレンズアレイに
よって光利用率を高めた新しい構成が提案され、商品化
もなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここでダイクロイック
ミラーとマイクロレンズアレイを用いた高効率単板型に
ついて説明する。図17は従来例の構成図、図18はラ
イトバルブ詳細図である。投写型画像装置100は光源
部101からの白色光をライトバルブ102有効域上に
照射する照明装置103と、照明装置103からの白色
光を赤反射ダイクロイックミラー104、緑反射ダイク
ロイックミラー105、全反射ミラー106に斜めに入
射せしめることで赤、緑、青の3原色を水平方向に分解
後ライトバルブ102有効域上に導く色分解光学系10
7、1つの素子で赤、緑、青の各色光に対する入力信号
に対しそれぞれ独立して入射光を変調できる各色用画素
を水平方向に配列してからなる透過型ライトバルブ10
2と、投写レンズ108とからなっている。
【0007】光源101から射出された白色光は照明装
置103により色分解光学系107に導かれる。ここに
入射した光のうち赤色光は入射光に対し斜めに設けられ
た赤反射ダイクロイックミラー104により反射され光
軸109上を進む。赤反射ダイクロイックミラー104
を透過した光のうち緑色光は入射光に対し斜めに設けら
れた緑反射ダイクロイックミラー105により反射され
光軸110上を進み、ここを透過した青色光は反射ミラ
ー106に入射後反射せしめられ光軸111上を進む。
コンデンサーレンズ112を透過した光軸109上の赤
色光,光軸110上の緑色光、光軸111上の青色光は
透過型ライトバルブ102に至る。透過型ライトバルブ
102の入射面側には偏光子である入射側偏光板113
が設けられており入射光のうち、任意の偏光方向の光の
みがここを透過する。
【0008】透過光は水平方向に赤色用画素開口11
4、緑色用画素開口115、青色用画素開口116の幅
に相当する大きさからなるマイクロレンズ117の集合
体であるマイクロレンズアレイ118に入射する。ここ
に入射した光軸109を進み入射角θ1をもって斜めに
前記マイクロレンズ117に入射した赤色光は赤色用画
素開口114に集光せしめられ、光軸110を進み主光
線が正面から前記マイクロレンズ117に入射した緑色
光は緑色用画素開口115に集光せしめられ、光軸11
1を進み赤色光とは逆方向から入射角θ1をもって斜め
に前記マイクロレンズ117に入射した青色光は赤色用
画素開口116に集光せしめられる。
【0009】ここを透過した光は透過型ライトバルブ1
02の出射面に設けられた出射側偏光板119に入射す
る。この出射側偏光板119は偏光軸が入射側偏光板1
13と直交していることから、白表示されるべき画素部
においては液晶層において偏光方向がおよそ90度変換
されることからここを透過して投写レンズ108に至
る。黒表示されるべき画素部においては液晶層において
偏光方向が変換されないことからここで吸収されて投写
レンズ108に至らず黒表示となる。この偏光方向の変
換を画素単位で行い画像表示を行っている。
【0010】このように光利用率を高めた新しい構成の
単板方式では光源からの光を無駄にすることなく3板方
式に近い高光利用効率を実現することが出来る。
【0011】しかしながらこの構成においてマイクロレ
ンズから画素開口への絞り角の半角をθ2、赤または青
光の主光線が画素開口に入射する入射角をθ3とすると
投写レンズ要求されるFナンバーは1/(2sin(θ
2+θ3))より小さく、明るいレンズが求められる。
(実際にはF1.0〜F1.5) これにより単板方式として表示デバイスは1枚となって
も投写レンズの大型化、高コスト化が発生し、3板式に
対する優位性が明確でないのが実状である。
【0012】さらには光源からの色光を各色光毎に対応
した画素に導くため、高解像度を実現するに画像表示パ
ネルには必要解像度の3倍の解像度が要求され、高コス
ト化を招き、透過型ライトバルブを用いた場合は透過率
が低下してしまう。さらには解像度が低い場合や大きく
拡大した画像においては赤緑青の色が分離して見えてし
まいコンバージェンスのずれたような画質劣化を招いて
しまう。
【0013】この課題解決について特開平4−3162
96が提案を行っているので以下説明する。この表示装
置は図19にあるように白色光を発する光源部120
と、光源からの光を赤、緑、青の各色光に分解する色分
解光学系121と色分解光学系部からの光を帯状に形成
する3つの方形の開口部を持つ開口板からなる照明部1
22と、照明部からの異なる色光を単一ライトバルブ1
23(表示パネル)上にそれぞれ走査せしめる走査光学
系124、各色光で照明した単一ライトバルブ上の各部
分をアドレスして、当該部分が当該色光に応じた情報を
提供すると共に当該色光を当該情報により変調するライ
トバルブ駆動回路125(図にはない)を備えている。
【0014】前記照明部の色分解光学系122は図20
にあるように、ダイクロイックミラーと反射ミラーから
なっており、光源からの白色光を赤、緑、青の色光とし
て隣接した形で出射する。また、前記走査光学系124
はライトバルブ123を横切って照明の帯域を移動せし
める。ある色光の帯状照明がライトバルブ123有効域
の最上端を越えて通過すると、その色光の帯状照明がラ
イトバルブ123有効域の最下端に再び現れる。従っ
て、ライトバルブ123有効域の全域のわたって赤、
緑、青各色光の連続走査が可能となる。
【0015】各色光の帯状照明がライトバルブ123有
効域上の所定の画素群を通過するに当たり、その行はそ
の色光に対する適切な情報によってアドレスされてい
る。これはライトバルブの各行が表示すべき映像信号の
各フィールド毎に3回アドレスされることを意味する。
個別の行にそれぞれ書き込む情報は表示すべき画像のそ
の部分の色情報に応じたものになっている。
【0016】前記ライトバルブ123からの光は投写レ
ンズ125によって拡大投写されることから、図にはな
いスクリーン126上に拡大画像を提供する。
【0017】このように構成することで白色光源からの
光をほぼ3原色として損失なく使えることから光利用効
率を高く出来ると共に、ライトバルブ上の同一画素で赤
緑青表示が出来ることから、先に示した先行例にあった
色ずれもなく高画質映像を提供すると言うものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した構成にお
いては、照明部からの各色光は前記4面プリズムへ入射
面と出射面を透過するがこのとき光束は絞られないこと
から前記4面プリズムの端部有効部の大きさを小さくで
きないことによりプリズムは大きく、重くなる。
【0019】またこれを回動せしめる強力なモーターを
必要とすることからセットの大型化、高価格化を招く。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による第1の画像表示装置は赤、緑、青の各
色光を射出する光源部と、光源部からの光を回転多面鏡
に導く第1の光学手段と、第1の光学手段によって射出
された光を走査する回転多面鏡と、回転多面鏡からの光
を照明位置に導く第2の光学手段と、前記照明位置に配
置され赤、緑、青の各色信号に応じて入射光を変調可能
な多数の画素からなる画像表示パネルと、画像表示パネ
ルの任意の部分に入射する光の色に対応したアドレスの
画素を入射光の色に合った信号で駆動する画像表示パネ
ル駆動回路からなり、前記第1の光学手段と第2の光学
手段により光源部からの各色光は照明部である画像表示
パネル上に走査方向について有効域のおよそ1/3の幅
からなる短冊状のカラーバンドを形成し、前記第2の光
学手段は結像位置が入射光の角度に比例するものであ
り、前記回転多面鏡の一辺あたりの成す角をθpとする
と、入射光がおよそθpで前記第2の光学手段に入射し
た際に照明部である画像表示パネル上の走査方向につい
て最も光線高の高い部分に集光するよう、入射角度によ
って結像位置の高さが決まる構成であり、前記第1の光
学手段によって前記回転多面鏡の反射面上に導かれる光
源部からの各色光の主光線のうち、第一の色光と第2の
色光、第2の色光と第3の色光(第2の色光が中央)は
それぞれおよそ2×θp/3の角度を成し、前記光源部
からの各色光の主光線が前記第1の光学手段によって導
かれて前記回転多面鏡の反射面上に導かれる位置の間隔
はおよそθp/3に相当する長さであることを特徴とし
て構成させる。
【0021】本発明による第2の画像表示装置は光源部
と、光源部からの光を部分光に分割しこれを重畳して照
明均一性を向上せしめるインテグレータ光学系と、イン
テグレータ光学系からの光を回転多面鏡に導く第1の光
学手段と、第1の光学手段によって射出された光を走査
する回転多面鏡と、回転多面鏡からの光を照明位置に導
く第2の光学手段と、前記照明位置に配置され赤、緑、
青の各色信号に応じて入射光を変調可能な多数の画素か
らなる画像表示パネルと、画像表示パネルの任意の部分
に入射する光の色に対応したアドレスの画素を入射光の
色に合った信号で駆動する画像表示パネル駆動回路から
なり、前記インテグレータは第1のレンズアレイと第2
のレンズアレイとからなっており、前記第1の光学手段
は第1のレンズと第2のレンズとからなり、前記第1の
レンズアレイは同形状の矩形開口を持つマイクロレンズ
の集合体であり光源からの光を第2のレンズアレイ上に
集光する。前記第2のレンズアレイは前記第1のレンズ
アレイの開口像を前記第1の光学手段の第1のレンズ上
に重畳するよう設計されたマイクロレンズの集合体であ
り、前記第2のレンズは第1のレンズ上の矩形開口像を
前記第2の光学手段を経て照明部である画像表示パネル
上に走査方向について有効域のおよそ1/3の幅からな
る短冊状のカラーバンドを形成するよう構成されてお
り、前記第2の光学手段は結像位置が入射光の角度に比
例するものであり、前記回転多面鏡の一辺あたりの成す
角をθpとすると、入射光がおよそθpで前記第2の光
学手段に入射した際に照明部である画像表示パネル上の
走査方向について最も光線高の高い部分に集光するよ
う、入射角度によって結像位置の高さが決まる構成であ
り、前記第1の光学手段によって前記回転多面鏡の反射
面上に導かれる光源部からの各色光の主光線のうち、第
一の色光と第2の色光、第2の色光と第3の色光(第2
の色光が中央)はそれぞれおよそ2×θp/3の角度を
成し、前記光源部からの各色光の主光線が前記第1の光
学手段によって導かれて前記回転多面鏡の反射面上に導
かれる位置の間隔はおよそθp/3に相当する長さであ
ることを特徴として構成される。
【0022】ここで、この本発明第2の画像表示装置に
おいて前記第1のレンズは前記第2のレンズアレイ像を
第2のレンズを介して回転反射鏡上に形成するよう設け
て構成できる。
【0023】前記本発明による第1,2の画像表示装置
において前記第1の光学手段から前記画像表示パネルに
至る光学構成において、走査方向の照明Fナンバーに対
し、これに直交する方向でのFナンバーが大きいことを
特徴として構成できる。
【0024】また、本発明による第2の画像表示装置は
前記第1の光学手段の第1のレンズ、あるいはその近傍
に矩形の開口部を備えた絞りが備えられていることを特
徴としても構成できる。
【0025】本発明による第2の画像表示装置は前記イ
ンテグレータ光学系の第2のレンズアレイはマイクロレ
ンズの集合体であり、その集合体(有効部)全体形状は
その像が回転多面鏡上に形成された際に回転方向(走査
方向)に対応する方向について短い形状を成しているこ
とを特徴としても構成される。ここでさらに前記インテ
グレータ光学系の第1のレンズアレイは第2のレンズア
レイ上に各マイクロレンズが形成する光源像が所望の位
置になるよう開口中心と異なる位置に曲率中心をもつマ
イクロレンズを少なくとも複数備えており、前記インテ
グレータ光学系の第2のレンズアレイは前記光源像の大
きさに合わせて設定された開口部を備えたマイクロレン
ズの集合体であることを特徴として構成できる。
【0026】前記本発明による第2の画像表示装置にお
いて光源は赤、緑、青の各色光を含む白色光を射出し、
インテグレータ光学系と回転多面鏡間には白色光を赤、
緑、青の各色光に分解する色分解光学系を備えているこ
とを特徴として構成でき、さらには前記色分解光学系は
入射部から射出部までの距離が各色光について光学的に
ほぼ等しいくなるよう構成されていることが望ましい。
【0027】本発明による第1,2の画像表示装置は画
像表示装置上の画像を拡大投射できるよう、投射光学系
を備えて投写型画像表示装置を構成できる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の目的は被照明部(ライト
バルブ)の各色毎の同一走査を行う色光走査光学系を提
供し、高光利用効率を実現すると共に実用的な価格、小
型セットサイズを実現することにある。
【0029】(実施の形態1)図1は実施の形態1の概
略構成図である。光源部201、集光手段202(請求
項で言う第1の光学手段)、走査光学系203(請求項
で言う第2の光学手段)、画像表示パネル204、図に
はない画像表示パネル駆動回路205からなっている。
光源部201はそれぞれ矩形の形状からなる光射出部2
06R、206G、206Bを備えた赤色光用光源部2
07、青色光用光源部208、緑色光用光源部209が
配置されてなり、前記矩形の形状からなる光射出部20
6R、206G、206Bからの光は集光手段202の
色光別第1集光レンズ210R、210G、210Bに
入射する。この入射光は色光別第1集光レンズ210
R、210G、210Bにより第2集光レンズ211
R、211G、211B上に集光される。第2集光レン
ズ211R、211G、211Bは矩形の形状からなる
光射出部206R、206G、206B形状を回転多面
鏡212上の反射面213、走査光学系203を介して
画像表示パネル204上に形成するように構成されてい
る。その形状は図2にあるように画像表示パネル204
の照明走査方向について走査域のおよそ1/3の大きさ
をもってなる短冊状を成している。
【0030】走査光学系203は図3にあるように、少
なくとも回転多面鏡212上の反射面213範囲を入射
光有効部とし、その結像高さが入射光の角度に比例する
ものであり、前記回転多面鏡212の反射面一辺あたり
の成す角をθpとすると、入射光がθpで入射した際に
照明部である画像表示パネル上の走査方向について最も
光線高の高い部分に集光するよう、入射角度によって結
像位置の高さが決まる構成である。このとき回転多面鏡
による走査は±θpとなることから、画像表示パネルの
全有効域を照明可能になる。
【0031】前記走査光学系203は図3にあるよう
に、たとえば走査方向に長い開口を持ち、走査方向に直
交する方向に短い開口を持つ複数の走査レンズからな
り、ここで走査レンズのうち何面かは走査方向と走査方
向に直交する方向で曲面Rが異なって構成されているこ
とで、走査方向では回転多面鏡212の反射面からの入
射角により結像位置高さを決める光学系、走査方向に直
交する方向については前記矩形の形状からなる光射出部
206R、206G、206B形状を集光手段202の
色光別第1集光レンズ210R、210G、210B、
第2集光レンズ211R、211G、211Bを介して
画像表示パネル204上にその高さ寸法におよそ相当す
るように拡大投射する光学系を構成している。
【0032】ここで回転多面鏡212の回転のある瞬間
をとらえた場合、図4にあるように1つの反射面213
上には赤、緑、青の光の集合体(スポット)がお互いに
主光線が重なり合わないよう回転方向について一列に形
成される。このときの間隔は回転多面鏡212の回転中
心から各色光主光線入射位置を見たときに図1で赤色光
主光線入射位置と緑色光主光線入射位置、緑色光主光線
入射位置と青色光主光線入射位置はそれぞれおよそθp
/3の角度を成している。
【0033】そして回転多面鏡212は回転軸215を
中心に図にはないモーターによって回動せしめられてい
る。回転時の出射光の様子を図5を用いて以降説明す
る。
【0034】第1の時点においては回転多面鏡212の
同一面に赤緑青光とも入射し、図のように赤光が最も回
転方向に大きな角度で反射され、緑光は青光よりもやや
小さい角度、青光はさらに緑光よりも小さな角度で反射
せしめられる。このとき走査レンズ214には色毎に異
なる角度で入射することになり、画像表示パネル204
上の異なる位置に光射出部206R、206G、206
B上の像を図にあるように形成する。このとき右から
赤、緑、青の色別に配置される。第1の時点から回転多
面鏡212が回転した第2の時点においては、青、緑光
については回転多面鏡212の同一面に入射するが赤光
は回転してきた新たな面に入射する。このとき特に赤光
については反射面への入射角が小さくなることから回転
方向への反射角は小さくなる。従ってこのとき緑が最も
回転方向に大きな角度で反射され、青光は緑光よりもや
や小さい角度、赤光はさらに青光よりも小さな角度で反
射せしめられることから、画像表示パネル204上の異
なる位置に光射出部206R、206G、206B上の
像を図にあるように形成する。このとき右から緑、青、
赤の色別に配置されることになる。
【0035】第2の時点から回転多面鏡212が回転し
た第3の時点においては、青光のみが第1、第2の時点
と同じ反射面に入射するが、緑、赤光とも第1の時点の
ときとは異なる同一の反射面に入射する。このとき特に
緑光については反射面への入射角が小さくなることから
回転方向への反射角は小さくなる。従ってこのとき青が
最も回転方向に大きな角度で反射され、赤光は青光より
もやや小さい角度、緑光はさらに赤光よりも小さな角度
で反射せしめられることから、画像表示パネル204上
の異なる位置に光射出部206R、206G、206B
上の像を図にあるように形成する。このとき右から青、
赤、緑の色別に配置されることになる。
【0036】第3の時点から回転多面鏡212が回転し
た第4の時点においては、赤、青、緑とも同一面に入射
する第1の時点と同じ位置関係となり、画像表示パネル
204上への照明も同様に繰り返される。同じ様にして
第5の時点は前記第2の時点の表示と同じになり、第6
の時点は前記第3の時点の表示と同じである。このよう
にして画像表示パネル204上は各色光が帯状に表示位
置を変えて照明されることになる。ここではある時点を
とらえて説明したが、回転多面鏡212は連続回転して
いることからここでは各色光は画像表示パネル204上
を上から下に連続的に移動することになり、下端に到達
した光は上端に跳ね上げられて再度上から下への移動を
行うことになる。このとき先に説明したように各色光の
主光線は回転多面鏡212の回転中心についてそれぞれ
およそθp/3に相当する間隔を成していることから、
各色光について同じ時間的間隔で各色光の主光線が回転
多面鏡の反射面間の稜線を迎えることとなり、上記第1
〜6の時点の切り替えを同じ時間的間隔で行うことで色
ムラ、輝度ムラ、フリッカーの抑えられた照明を行うこ
とができる。
【0037】同時に集光手段202から前記回転多面鏡
212の反射面213上に至る各色光の主光線のうち赤
色光主光線219Rと緑色光主光線219G、緑色光主
光線219Gと青色光主光線219Bの成す角をおよそ
2×θp/3の角度をなすよう設定されている。これに
より上記第1〜6の時点すべてにおいて各色光は走査レ
ンズ214には色毎に異なる角度で入射することにな
り、その入射角の差は常におよそ2×θp/3となるこ
とから画像表示パネル204上を3等分した間隔を持っ
て各色光による照明が可能になる。
【0038】また、画像表示パネル204は液晶パネル
216と、これの両面に備えられた偏光子である入射側
偏光板217と検光子である出射側偏光板218かなら
り、入射側偏光板217はたとえば図6で示す矩形の外
形形状の短手方向の偏光方向の光を透過し、これに直交
する偏光方向の光を吸収するように設定されているとす
る。入射側偏光板217を透過した光は液晶パネル21
6に入射する。この液晶パネル216は外部信号により
多数の各画素開口毎に透過光の偏光方向を変えることが
出来る。ここでは各画素を駆動しない場合には偏光方向
が90度回転せしめられ、駆動した場合には偏光方向の
変化無く透過するものとする。出射側偏光板218は入
射側偏光板217と直交した方向の偏光特性を有する。
従って液晶パネル216が偏光方向を90度変えて透過
した画素部の光の偏光方向は出射側偏光板218の透過
軸と一致するためここを透過する。
【0039】一方、液晶パネル216が偏光方向を変え
ずに透過した画素部の偏光方向の光は出射側偏光板21
8の透過軸と直交するためここで吸収される。ここで出
射側偏光板218は紙面に対して手前−奥方向に振動方
向(透過軸)を持つように設定されている。このように
画像表示パネル204上のある画素を照明している色光
に合わせた入力信号に応じて、各画素毎に変調を行い画
像を形成する。画像表示パネル204を透過した光は観
察者に至ることで図5に示した走査が高速で行われるこ
とから(1フィールト゛あたり図5にある第1〜第6の時点を
1周期実現できる速度よりも早いことが望ましい。)観
察者の網膜上で走査時の色分離なく、画像を観察するこ
とが出来る。
【0040】以上の様に構成することでカラーフィルタ
ーのような色選択手段を備えていない画像表示パネルを
用いた場合でもカラー表示が可能であり、しかもこのと
き画像表示パネルの各画素は各色光の表示を行うことか
ら解像度を落とすことはない。さらに光源からの光は常
に有効に画像表示パネルへ導かれることから光利用率も
高く実現できる。
【0041】また走査を回転多面鏡であるポリゴンミラ
ーで行うことで走査に関わる反射面は1面であることか
ら、第2集光レンズ211R、211G、211Bと回
転多面鏡の間隔を短く構成することで有効光束の大きさ
を小さく出来、回転多面鏡212の反射面213を小さ
く構成する事が可能となり、回転多面鏡212を小さく
できるだけでなくこれを回動せしめるモーターも小型に
出来る。これにより装置全体の小型化、軽量化、コスト
ダウンを実現することが出来る。(前記特開平4−31
6296号公報では4面プリズムを透過で使うため、走
査には常に距離の離れた2面が関わるため、有効光束の
小型化困難でセット全体の大型化を伴う。)この第1の
応用例では画像表示パネル204は透過型液晶方式のも
のとしたが、入射光を変調して表示を行う表示デバイス
で有れば応用可能なことから、反射型液晶方式、反射型
ミラーデバイス等を応用可能である。ただし高速応答可
能なデバイスが必要なことは言うまでもない。このとき
各デバイスにあわせた光学系、特に走査光学系と表示デ
バイス間の最適化が必要なことはもちろんである。
【0042】上記実施の形態においては回転多面鏡21
2の反射面213に常に斜め入射する構成としたが、図
7のように回転多面鏡212の回転軸方向に各色光のう
ち、中央に配置された色光の主光線が入射するようにし
ながら、前記反射面213の短辺方向に角度を持った構
成でも同じ機能を果たすことが出来る。ここでは反射面
213で反射された光は反射型の走査光学系220によ
って画像表示パネル204に導かれる。画像表示パネル
204上の照明に関する動作は先の実施例(第1の応用
例)と同じなのでここでの説明は割愛する。このように
構成することで第1の応用例に比べ光学系の高さが大き
くなることになるが、全体の構成面積が小さくなること
から、装置全体の小型化には有利な場合もあり得る。性
能面においては第1の応用例では各色光で第2の集光レ
ンズから回転多面鏡212の反射面213までの距離が
異なることから、反射面213上でのスポットの大きさ
が異なってしまう。一方、この第2の応用例では各色光
毎の光路差を小さくおさえることが出来ることからスポ
ットの大きさの違いを最小限におさえて、集光効率を高
く維持することが出来る。
【0043】前記画像表示パネル204の出射側に照明
光を拾える形で投射光学系を備えることで、表示パネル
上の画像を拡大投射し、以下の実施の形態3同様に投写
型プロジェクターを構成できることは言うまでもない。
【0044】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2について以下に述べる。図8は実施の形態2の第1の
上面図で光源から回転多面鏡までの構成を示し、図9は
実施の形態2の第2の上面図で回転多面鏡から画像表示
パネルまでの構成を示し、図10は光源側と対向する方
向から見た側面図である。光源部301、インテグレー
タ光学系302、色分解光学系303、集光手段304
(請求項で言う第1の光学手段)、走査光学系305
(請求項で言う第2の光学手段)、画像表示パネル30
6、図にはない画像表示パネル駆動回路307からなっ
ている。光源部301は電極間の放電によりアークを形
成し光を発生する白色光を出射する光源308と、光源
308からの光をその回転対称軸上の一方向に反射する
リフレクター309とからなり、光源部301からの光
はインテグレータ光学系302に入射する。
【0045】インテグレータ光学系302は同形状の矩
形有効開口部を備えたマイクロレンズの集合体である第
1のレンズアレイ310と、前記第1のレンズアレイ3
10と同じ矩形有効開口部を備えたマイクロレンズの集
合体である第2のレンズアレイと、前記第2のレンズア
レイ311の出射側近傍に配置された単一の凸レンズで
あるインテグレータ集光レンズ312からなっており、
ここで集光された光は色分解光学系303を経て、集光
手段304の赤光路第1の集光レンズ313R、緑光路
第1の集光レンズ313G、青光路第1の集光レンズ3
13B上に第1のレンズアレイ310のマイクロレンズ
個々の像を重畳して矩形の均一照明を実現する。このと
き各光路で形成される矩形像は色分解光学系303で生
じる色による光路差のため大きさが微妙に異なることか
ら、この赤光路第1の集光レンズ313R、緑光路第1
の集光レンズ313G、青光路第1の集光レンズ313
Bの入射側には同一開口形状を備えた開口絞り314
R、314G、314Bが設けられている。
【0046】前述の色分解光学系303は入射光に対し
て赤反射ダイクロイックミラー315、緑反射ダイクロ
イックミラー316、全反射ミラー317を傾けて備え
られてなり、白色の入射光のうち赤の波長体の光は赤反
射ダイクロイックミラー315で反射されて赤光路第1
の集光レンズ313Rに導かれる。白色の入射光のうち
緑の波長体の光は赤反射ダイクロイックミラー315を
透過した後緑反射ダイクロイックミラー316で反射さ
れて再度赤反射ダイクロイックミラー315を透過して
緑光路第1の集光レンズ313Gに導かれる。白色の入
射光のうち青の波長体の光は赤反射ダイクロイックミラ
ー315、緑反射ダイクロイックミラー316を透過し
た後全反射ミラー317で反射されて再度緑反射ダイク
ロイックミラー316、赤反射ダイクロイックミラー3
15を透過して青光路第1の集光レンズ313Bに導か
れる。この際コストアップは伴うが、全反射ミラー31
7を青反射ダイクロイックミラーとすることで緑赤間の
不要光の除去を容易にすることも可能である。
【0047】前記集光手段304の赤光路第1の集光レ
ンズ313R、緑光路第1の集光レンズ313G、青光
路第1の集光レンズ313Bは前記第2のレンズアレイ
311像を各色光用の第2の集光レンズ318R、31
8G、318Bを介して回転多面鏡319の反射面32
0上に形成する。これにより反射面320上の光源像を
小さく形成することが可能となり、装置全体の小型化に
寄与している。但し大きさを優先しない場合は回転多面
鏡319の反射面320上に第2のレンズアレイ311
像を形成せず、各色光用の第2の集光レンズ318R、
318G、318B上に形成するように構成することも
出来る。また、回転多面鏡319の反射面320と各色
光用の第2の集光レンズ318R、318G、318B
の間隔を小さくとれば、ある程度の小型化はこの構成で
も可能である。
【0048】各色光用の第2の集光レンズ318R、3
18G、318Bは集光手段304の赤光路第1の集光
レンズ313R、緑光路第1の集光レンズ313G、青
光路第1の集光レンズ313B上に形成された矩形照明
像を走査光学系305(請求項で言う第2の光学手段)
を介して画像表示パネル306上に矩形照明を行うよう
設定されている。その矩形照明部の形状は図2にあるよ
うに画像表示パネル306の照明走査方向について走査
域のおよそ1/3の大きさをもってなる短冊状を成して
いる。
【0049】走査光学系305は図9にあるように、少
なくとも回転多面鏡319上の反射面320に相当する
範囲を入射光有効部とし、その結像高さは入射光の角度
に比例するものであり、前記回転多面鏡319の反射面
一辺あたりの成す角をθpとすると、入射光がθpで入
射した際に照明部である画像表示パネル上の走査方向に
ついて最も光線高の高い部分に集光するよう、入射角度
によって結像位置の高さが決まる構成である。
【0050】ここで回転多面鏡319の回転のある瞬間
をとらえた場合、図4と同様にあるように1つの反射面
320上には赤、緑、青の光の集合体(スポット)がお
互いに主光線が重なり合わないよう回転方向について一
列に形成される。このときの間隔は回転多面鏡319の
回転中心から各色光主光線入射位置を見たときに図8で
赤色光主光線入射位置と緑色光主光線入射位置、緑色光
主光線入射位置と青色光主光線入射位置はそれぞれおよ
そθp/3の角度を成している。
【0051】そして回転多面鏡319は回転軸321を
中心に図にはないモーターによって回動せしめられてい
る。回転時の出射光の様子を図11を用いて以降説明す
る。
【0052】第1の時点においては回転多面鏡319の
同一面に赤緑青光とも入射し、図のように青が反回転方
向に反射され、緑光は走査光学系正面に反射せしめら
れ、赤光は回転方向に反射せしめられる。このとき走査
光学系305には色毎に異なる角度で入射することにな
り、画像表示パネル306の異なる位置に集光手段30
4の赤光路第1の集光レンズ313R、緑光路第1の集
光レンズ313G、青光路第1の集光レンズ313B上
に形成された矩形照明像を図にあるように形成する。こ
のとき右から赤、緑、青の色別に配置される。
【0053】第1の時点から回転多面鏡319が回転し
た第2の時点においては、青、緑光については回転多面
鏡319の同一面に入射するが赤光は回転してきた新た
な面に入射する。このとき青が走査光学系正面に反射せ
しめられ、緑光は回転方向に反射せしめられ、赤光は反
回転方向に反射される。これにより画像表示パネル30
6上の異なる位置に集光手段304の赤光路第1の集光
レンズ313R、緑光路第1の集光レンズ313G、青
光路第1の集光レンズ313B上に形成された矩形照明
像を図にあるように形成する。このとき右から緑、青、
赤の色別に配置されることになる。
【0054】第2の時点から回転多面鏡319が回転し
た第3の時点においては、青光のみが第1、第2の時点
と同じ反射面に入射するが、緑、赤光とも第1の時点の
ときとは異なる同一の反射面に入射する。このとき青光
が回転方向に反射せしめられ、緑光は反回転方向に反射
され、赤光は走査光学系正面に反射せしめられる。これ
により、画像表示パネル306上の異なる位置に集光手
段304の赤光路第1の集光レンズ313R、緑光路第
1の集光レンズ313G、青光路第1の集光レンズ31
3B上に形成された矩形照明像を図にあるように形成す
る。このとき右から青、赤、緑の色別に配置されること
になる。
【0055】第3の時点から回転多面鏡319が回転し
た第4の時点においては、赤、青、緑とも同一面に入射
する第1の時点と同じ位置関係となり、画像表示パネル
306上への照明も同様に繰り返される。同じ様にして
第5の時点は前記第2の時点の表示と同じになり、第6
の時点は前記第3の時点の表示と同じである。このよう
にして画像表示パネル306上は各色光が帯状に表示位
置を変えて照明されることになる。ここではある時点を
とらえて説明したが、回転多面鏡319は連続回転して
いることからここでは各色光は画像表示パネル204上
を左から右に連続的に移動することになり、右端に到達
した光は左端に跳ね上げられて再度上から下への移動を
行うことになる。このとき先に説明したように各色光の
主光線は回転多面鏡319の回転中心についてそれぞれ
およそθp/3に相当する間隔を成していることから、
各色光について同じ時間的間隔で各色光の主光線が回転
多面鏡の反射面間の稜線を迎えることとなり、上記第1
〜6の時点の切り替えを同じ時間的間隔で行うことで色
ムラ、輝度ムラ、フリッカーの抑えられた照明を行うこ
とができる。
【0056】同時に集光手段304から前記回転多面鏡
319の反射面320上に至る各色光の主光線のうち赤
色光主光線322Rと緑色光主光線322G、緑色光主
光線322Gと青色光主光線322Bの成す角をおよそ
2×θp/3の角度をなすよう設定されている。これに
より上記第1〜6の時点すべてにおいて各色光は走査光
学系305には色毎に異なる角度で入射することにな
り、その角度差は常におよそ2×θp/3となることか
ら画像表示パネル306上を3等分した間隔を持って各
色光による照明が可能になる。このとき回転多面鏡によ
る走査は±θpとなることから、画像表示パネルの全有
効域を照明可能になり、各色光の主光線はこの範囲(2
×θp)を3等分する関係にある。ここで各色光は各主
光線を中心に、ある広がりを有しており、この各色光の
広がり角(各色同じに設定)を図にあるようにθcとす
ると2×θc<2×θp/3の場合は色光間に角度的に
隙が出来ることから画像表示パネル306上の短冊状照
明部間に隙が出来るので色間の干渉が無く色度を優先で
設定できる。また、2×θc=2×θp/3の場合は色
光間に角度的な隙がないことから画像表示パネル306
上の短冊状照明部間にも隙が無くなる。この場合最も混
色無く、照明域を大きく取れる。あるいは2×θc>2
×θp/3の場合は色光間に角度的に重なり合うことか
ら画像表示パネル306上の短冊状照明部間も重畳する
部分が生じる。このとき重畳部分は混色により色度が劣
化するが照明域を大きく設定できることから照明効率的
には有利となる。したがって以上のθc、θpの関係は
装置の商品性や光源、照明域面積の状況によって最適設
定が可能となる。
【0057】この関係は実施の形態1の説明において詳
細な関係は述べていないが共通であることは言うまでも
ない。
【0058】前記走査光学系305は図9にあるよう
に、たとえば走査方向に長い開口を持ち、走査方向に直
交する方向に短い開口を持つ走査レンズ323、32
4、325からなり、ここで走査レンズ323、32
4,325のうち何面かは走査方向と走査方向に直交す
る方向で曲面Rが異なって構成されていることで、走査
方向では回転多面鏡319の反射面からの入射角により
結像位置高さを決める光学系、走査方向に直交する方向
については集光手段304の赤光路第1の集光レンズ3
13R、緑光路第1の集光レンズ313G、青光路第1
の集光レンズ313B上の矩形照明部を各色光用の第2
の集光レンズ318R、318G、318Bを介して画
像表示パネル306上にその横幅におよそ相当するよう
に拡大投射する光学系を構成している。
【0059】また、画像表示パネル306は液晶パネル
326と、これの両面に備えられた偏光子である入射側
偏光板327と検光子である出射側偏光板328からな
り、図6で示すように実施の形態1同様に構成されてい
るとしている。画像表示パネル306の構成・作用は実
施の形態1と重複するのでここでは割愛する。
【0060】以上の様に構成することで白色光を発する
放電管式の光源を用いた場合にも、カラーフィルターの
ような色選択手段を備えていない画像表示パネルを用い
てのカラー表示が可能であり、しかもこのとき画像表示
パネルの各画素は各色光の表示を行うことから解像度を
落とすことはない。さらに光源からの光は常に有効に画
像表示パネルへ導かれることから光利用率も高く実現で
きる。さらには前述のメタルハライドランプ、高圧水銀
灯のような放電管式の光源を用いた場合リフレクターか
らの光は中心が明るく周辺が暗い分布となって射出され
るため、この光源を実施の形態1の第1,2応用例の光
学系に用いると画像表示パネルの照明は走査方向と直交
する方向においては中心に対して周辺が暗い傾向が出て
しまうが、インテグレータ光学系を用いることで一旦均
一な明るさの像をつくり、これを投射することにより画
像表示パネル走査方向と直交する方向についても明るさ
低下のない良好な画像が得られる。
【0061】また先も述べたが、走査を回転多面鏡であ
るポリゴンミラーで行うことで走査に関わる反射面は任
意の光について言うと1面であることから、各色光用の
第2の集光レンズ318R、318G、318Bと回転
多面鏡の間隔を短く構成することで、有効光束の大きさ
を小さく出来ることから回転多面鏡319の反射面32
0を小さく構成する事が可能となり、回転多面鏡319
を小さくできるだけでなくこれを回動せしめるモーター
も小型に出来ることから装置全体の小型化、軽量化、コ
ストダウンを実現することが出来る。(前記特開平4−
316296では4面プリズムを透過で使うため、走査
には常に距離の離れた2面が関わるため、有効光束の小
型化困難でセット全体の大型化を伴う。) この実施の形態2も(実施の形態1)と同様に画像表示
パネル306は透過型液晶方式のものとしたが、入射光
を変調して表示を行う表示デバイスで有れば応用可能な
ことから、反射型液晶方式、反射型ミラーデバイス等を
応用可能である。ただし高速応答可能なデバイスが必要
なことは言うまでもない。このとき各デバイスにあわせ
た光学系、特に走査光学系と表示デバイス間の最適化が
必要なことはもちろんである。
【0062】上記実施の形態においても実施の形態1の
ような配置で回転多面鏡319と入射光の関係としても
実現可能である。これによる本発明の光学システムの高
さ寸法を抑えることが可能となる。但し実施の形態2の
配置に比べて走査方向について全ての光が斜めに入射す
ることで各色光用の第2の集光レンズ318R、318
G、318Bと回転多面鏡319の間隔が長くなり回転
多面鏡反射面の大型化による装置全体の大型化を伴うこ
とから、全体の方向からこの配置を決定する必要があ
る。
【0063】実施の形態において白色光を色分離した際
の色配置については色分解光学系構成を変えることで、
変更可能であることは明らかである。
【0064】また走査方向は画像表示パネル306に対
して横方向の走査での実施の形態を示したが画像表示パ
ネル306と照明光学系の配置設定の変更により有効表
示部の縦方向の走査でも同様な構成が可能であることは
言うまでもない。このとき表示パネルの駆動方法は走査
方向によっての最適化設計される。
【0065】さらに図12にあるように画像表示部を実
施の形態2の構成として、画像表示パネル306上の画
像を図にはないスクリーンに拡大投射可能に投写レンズ
329を設けることで投写型画像表示装置を構成するこ
ともできる。このときも必ずしも実施の形態2に有るよ
うに画像表示パネル306を透過型液晶とする必要はな
く、先に述べたような他の方式の表示デバイスとした場
合も周知の技術の範囲で各表示デバイスに最適化を行っ
た投写レンズ特性設定、配置を行えば応用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0066】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3について以下に述べる。図13は実施の形態3の第1
の上面図で光源から回転多面鏡までの構成を示し、図1
4は実施の形態3の第2の上面図で回転多面鏡から投写
レンズまでの構成を示し、図15は光源側と対向する方
向から見た側面図である。光源部401、インテグレー
タ光学系402、色分解光学系403、集光手段404
(請求項で言う第1の光学手段)、走査光学系405
(請求項で言う第2の光学手段)、画像表示パネル40
6、図にはない画像表示パネル駆動回路407、投写レ
ンズ408からなっている。光源部401は電極間の放
電によりアークを形成し光を発生する白色光を出射する
光源409と、光源409からの光をその回転対称軸上
の一方向に反射するリフレクター410とからなり、光
源部401からの光はインテグレータ光学系402に入
射する。インテグレータ光学系402は同形状の矩形有
効開口部を備えたマイクロレンズの集合体である第1の
レンズアレイ411と、前記第1のレンズアレイ411
の各マイクロレンズに1対1に対応するマイクロレンズ
の集合体である第2のレンズアレイ412とからなり、
前記第2のレンズアレイ412を構成する各マイクロレ
ンズは前記第1のレンズアレイ411の各マイクロレン
ズにより第2のレンズアレイ412上に形成される光源
像の大きさに合わせた開口をもって構成され、さらに前
記第1のレンズアレイ411の各マイクロレンズの矩形
開口形状を色分解光学系403を経て、集光手段404
の各色用の第1の集光レンズ413R、413G、41
3B上において重畳して矩形の均一照明を実現するよう
曲率中心位置を設定してある。このとき各光路で形成さ
れる矩形像は集光しきれない光が周辺への漏れ光となっ
て画質劣化の要因となることから、この各色用の第1の
集光レンズ413R、413G、413Bの入射側には
同一開口形状を備えた開口絞り414R、414G、4
14Bが設けられている。前述の色分解光学系403は
入射光に対して赤反射ダイクロイックミラー415、青
反射ダイクロイックミラー416を交差して備えられて
なり、白色の入射光のうち赤の波長体の光は赤反射ダイ
クロイックミラー415で反射されて赤光路第1の集光
レンズ413Rに導かれる。白色の入射光のうち緑の波
長体の光は赤反射ダイクロイックミラー415、青反射
ダイクロイックミラー416を透過した後緑光路第1の
集光レンズ413Gに導かれる。白色の入射光のうち青
の波長体の光は青反射ダイクロイックミラー416で反
射され青光路第1の集光レンズ413Bに導かれる。こ
のうち、赤と青の光路において第1の集光レンズは出射
した光は全反射ミラー417R、417Bで反射された
後中間リレーレンズ418R、418B上に集光する
(第2のレンズアレイ412像を形成)よう設定されて
おり、中間リレーレンズ418R、418Bは第1の集
光レンズ上の矩形照明像を出射リレーレンズ419R、
419B上に形成するよう設けられている。
【0067】この出射リレーレンズ419R、419B
は中間リレーレンズ418R、417B上に形成された
前記第2のレンズアレイ412像を各色光用の第2の集
光レンズ420R、420Bを介して回転多面鏡421
の反射面422上に形成する。緑光路第1の集光レンズ
413Gは前記第2のレンズアレイ412像を緑色光用
の第2の集光レンズ420Gを介して回転多面鏡421
の反射面422上に形成する。これにより反射面422
上の光源像を小さく形成することが可能となり、装置全
体の小型化に寄与する。但し大きさを優先しない場合は
回転多面鏡421の反射面422上に第2のレンズアレ
イ412像を形成せず、各色光用の第2の集光レンズ4
20R、420G、420B上に形成するように構成す
ることも出来る。また、回転多面鏡421の反射面42
2と各色光用の第2の集光レンズ420R、420G、
420Bの間隔を小さくとれば、ある程度の小型化はこ
の構成でも可能である。
【0068】各色光用の第2の集光レンズ420R、4
20G、420Bは集光手段404の緑色光用の第2の
集光レンズ420G、出射リレーレンズ419R、41
9B上に形成された矩形照明像を走査光学系405(請
求項で言う第2の光学手段)を介して画像表示パネル4
06上に矩形照明を行うよう設定されている。その矩形
照明部の形状は図2にあるように画像表示パネル406
の照明走査方向について走査域のおよそ1/3の大きさ
をもってなる短冊状を成している。
【0069】走査光学系405は図14にあるように走
査方向についていえば、少なくとも回転多面鏡421上
の反射面422に相当する範囲を入射光有効部とし、そ
の結像高さは入射光の角度に比例するものであり、前記
回転多面鏡421の反射面一辺あたりの成す角をθpと
すると、入射光がθpで入射した際に照明部である画像
表示パネル上の走査方向について最も光線高の高い部分
に集光するよう、入射角度によって結像位置の高さが決
まる構成である。
【0070】ここで回転多面鏡421の回転のある瞬間
をとらえた場合、図4と同様にあるように1つの反射面
422上には赤、緑、青の光の集合体(スポット)がお
互いに主光線が重なり合わないよう回転方向について一
列に形成される。このときの間隔は回転多面鏡421の
回転中心から各色光主光線入射位置を見たときに図13
で赤色光主光線入射位置と緑色光主光線入射位置、緑色
光主光線入射位置と青色光主光線入射位置はそれぞれお
よそθp/3の角度を成している。
【0071】この回転多面鏡421の大きさは走査角度
(2×θp)と反射面一面の大きさによって決まる。こ
のうち走査角度は走査光学系405の設計と画像表示パ
ネル406サイズ、集光Fナンバーからおよそ決まる
が、反射面一面の大きさは光源像が配列されて決まるこ
とから光源像(第2のレンズアレイ412像)の大きさ
によって決まる。従って本実施の形態においてはこの反
射面の小型化、回転多面鏡の小型化のために図16に有
るように前記第2のレンズアレイ412は像が反射面上
に形成された際に走査方向に相当する方向に短くなるよ
う各マイクロレンズの配置が決められている。もちろん
このときこのマイクロレンズ開口部に光源像が配置され
るよう前記第1のレンズアレイ411の各マイクロレン
ズは曲率中心位置を設定されている。このようにして明
るさはそのままに第2のレンズアレイ412形状を細長
く形成することで反射面の大きさを抑えることが出来、
回転多面鏡の小型化を実現している。
【0072】そして回転多面鏡421は回転軸423を
中心に図にはないモーターによって回動せしめられてい
る。回転時の出射光の様子は実施の形態2と同じく図1
1に示した動作であり、内容が重複するのでここでは割
愛する。
【0073】前記走査光学系405は図14にあるよう
に、たとえば走査方向に長い開口を持ち、走査方向に直
交する方向に短い開口を持つ走査レンズ424、42
5、426からなり、このうち何面かは走査方向と走査
方向に直交する方向で曲面Rが異なって構成されている
ことで、走査方向では回転多面鏡421の反射面からの
入射角により結像位置高さを決める光学系、走査方向に
直交する方向については集光手段404の緑色光用の第
2の集光レンズ420G、出射リレーレンズ419R、
419B上の矩形照明部を各色光用の第2の集光レンズ
420R、420G、420Bを介して画像表示パネル
406上へその横幅におよそ相当するように拡大投射す
る光学系を構成している。本実施の形態においては走査
方向についてはそれに直交する方向に対して小さなFナ
ンバーで画像表示パネル406上に集光するよう構成さ
れている。
【0074】集光効率的には走査方向に直交する方向に
ついてもFナンバーは小さい方が有利だが装置全体の小
型化に対して不利にはたらくので、ここでは画像表示パ
ネル406上の短冊状照明のうち長辺側端面のフォーカ
スを得る必要があることから(このフォーカスがあまい
と混色が発生)、走査方向のFナンバーを小さく、これ
に直交する方向のFナンバーを比較的大きく取ることで
装置全体の小型化も実現している。
【0075】また、画像表示パネル406は液晶パネル
427と、これの両面に備えられた偏光子である入射側
偏光板428と検光子である出射側偏光板429からな
り、図6で示すように実施の形態1同様に構成されてい
るとしている。画像表示パネル406の構成・作用は実
施の形態1、2と重複するのでここでは割愛する。
【0076】さらに画像表示パネル406上の画像を図
にはないスクリーンに拡大投射可能に投写レンズ408
が設けられており大型映像を得ることが出来る。この投
写レンズ408は画像表示パネル306から出射される
光を損失無く取り込める大きさの瞳を備えている。
【0077】以上の様に構成することで実施の形態2と
同様に白色光を発する放電管式の光源を用いた場合に
も、カラーフィルターのような色選択手段を備えていな
い画像表示パネルを用いてのカラー表示が可能であり、
しかもこのとき画像表示パネルの各画素は各色光の表示
を行うことから解像度を落とすことはない。さらに光源
からの光は常に有効に画像表示パネルへ導かれることか
ら光利用率も高く実現できる。さらには前述のメタルハ
ライドランプ、高圧水銀灯のような放電管式の光源を用
いた場合リフレクターからの光は中心が明るく周辺が暗
い分布となって射出されるため、この光源を実施の形態
1の第1,2応用例の光学系に用いると画像表示パネル
の照明は走査方向と直交する方向においては中心に対し
て周辺が暗い傾向が出てしまうが、インテグレータ光学
系を用いることで一旦均一な明るさの像をつくり、これ
を投射することにより画像表示パネル走査方向と直交す
る方向についても明るさ低下のない良好な画像が得られ
る。また同時にほとんど性能劣化なく回転多面鏡の小型
化を実現し、小型の投写型画像表示装置を提供できる。
【0078】この実施の形態3も実施の形態1、2同様
に画像表示パネル406は透過型液晶方式のものとした
が、入射光を変調して表示を行う表示デバイスで有れば
応用可能なことから、反射型液晶方式、反射型ミラーデ
バイス等を応用可能である。ただし高速応答可能なデバ
イスが必要なことは言うまでもない。このとき各デバイ
スにあわせた光学系、特に走査光学系と表示デバイス間
の最適化が必要なことはもちろんである。
【0079】上記実施の形態においても実施の形態1の
ような配置で回転多面鏡421と入射光の関係としても
実現可能である。これによる本発明の光学システムの高
さ寸法を抑えることが可能となる。但し実施の形態3の
配置に比べて走査方向について全ての光が斜めに入射す
ることで各色光用の第2の集光レンズ420R、420
G、420Bと回転多面鏡421の間隔が長くなり回転
多面鏡反射面の大型化による装置全体の大型化を伴うこ
とから、全体の方向からこの配置を決定する必要があ
る。
【0080】実施の形態において白色光を色分離した際
の色配置については色分解光学系構成を変えることで、
変更可能であることは明らかである。また、色分解光学
系の構成についてもは白色光を色毎に光路を分離できる
構成で有れば応用可能であることは言うまでもない。
【0081】また走査方向は画像表示パネル406に対
して横方向の走査での実施の形態を示したが画像表示パ
ネル406と照明光学系の配置設定の変更により有効表
示部の縦方向の走査でも同様な構成が可能であることは
言うまでもない。このとき表示パネルの駆動方法は走査
方向によっての最適化設計される。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明によればカラーフィ
ルターを持たず、各色光専用の画素を持たないライトバ
ルブを用いてカラー表示を行うことが可能となることで
高解像度表示を可能にするだけでなく、白色光源を用い
た場合には常に赤、緑、青の色光を表示していることか
ら光源からの光利用の高効率化を実現することが出来
る。 しかも回転多面鏡を用いて走査光学系を構成する
ことで、小型・低コストに画像表示装置、投写型画像表
示装置を提供することが出来る。
【0083】また表示デバイス(ライトバルブ)につい
ては透過、反射型を問わず応用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の全体構成図
【図2】実施の形態1の画像表示パネル照明状態説明図
【図3】実施の形態1の各色光画像表示パネル走査光学
系説明図
【図4】実施の形態1の回転多面鏡反射面と光源スポッ
トの関係図
【図5】実施の形態1の走査原理説明図
【図6】実施の形態1の画像表示パネル構成図
【図7】実施の形態1の応用例構成図
【図8】実施の形態2の光源から回転多面鏡までの構成
を示す上面図
【図9】実施の形態2の回転多面鏡から画像表示パネル
までの構成を示す上面図
【図10】実施の形態2の側面図
【図11】実施の形態2の各色光画像表示パネル走査説
明図
【図12】実施の形態2応用の投写型画像表示装置を示
す図
【図13】実施の形態3の光源から回転多面鏡までの構
成を示す上面図
【図14】実施の形態3の回転多面鏡から画像表示パネ
ルまでの構成を示す上面図
【図15】実施の形態3の側面図
【図16】実施の形態3の第2レンズアレイ外観図
【図17】従来のマイクロレンズによる単板式投写型画
像表示装置構成図
【図18】従来のマイクロレンズによる単板式投写型画
像表示装置の表示パネル部拡大図
【図19】従来の走査光学系による単板式投写型画像表
示装置構成図
【図20】従来の走査光学系による単板式投写型画像表
示装置構成図の色分解部拡大図
【符号の説明】
100 投写型画像装置 101、120、201、301、401 光源部 102 ライトバルブ 103 照明装置 104、315、415 赤反射ダイクロイックミラー 105、316 緑反射ダイクロイックミラー 106、317、417R、417B 全反射ミラー 107、121、303、403 色分解光学系 108、329、408 投写レンズ 109、110、111 光軸 112 コンデンサーレンズ 113、217、327、428 入射側偏光板 114 赤色用画素開口 115 緑色用画素開口 116 青色用画素開口 117 マイクロレンズ 118 マイクロレンズアレイ 119、218、328、429 出射側偏光板 122 照明部 123 単一ライトバルブ 124、203、220、305、405 走査光学系 125 ライトバルブ駆動回路 126 スクリーン 202、304、404 集光手段 204、306、406 画像表示パネル 205、307、407 画像表示パネル駆動回路 206R、206G、206B 光射出部 207 赤色光用光源部 208 青色光用光源部 209 緑色光用光源部 210R、313R、413R 赤光路第1の集光レン
ズ 210G、313G、413G 緑光路第1の集光レン
ズ 210B、313B、413B 青光路第1の集光レン
ズ 211R、318R、420R 赤光路第2の集光レン
ズ 211G、318G 緑光路第1の集光レンズ 211B、318B、420B 青光路第2の集光レン
ズ 212、319、421 回転多面鏡 213、320、422 反射面 215、423 回転軸 216、326、427 液晶パネル 219R、322R 赤色光主光線 219G、322G 緑色光主光線 219B、322B 青色光主光線 302、402 インテグレータ光学系 308、409 光源 309、410 リフレクター 310、411 第1のレンズアレイ 311、412 第2のレンズアレイ 312 インテグレータ集光レンズ 314R、314G、314B、414R、414G、
414B 開口絞り 323、324、325、424、425、426 走
査レンズ 416 青反射ダイクロイックミラー 418R、418B 中間リレーレンズ 419R、419B 出射リレーレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 21/14 G09F 9/00 360D G09F 9/00 360 H04N 9/31 C H04N 9/31 G02F 1/1335 530 (72)発明者 宮井 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H045 AA01 BA02 BA24 BA32 2H088 EA13 EA15 EA18 HA06 MA05 MA16 2H091 FA01Z FA14Z FA26Z FA41Z FA50Z FD07 FD23 GA11 LA11 LA12 LA15 5C060 BC05 BD03 BD06 BE06 EA01 GB02 GB03 GB07 GB08 GB10 HC01 HC19 HC20 HC21 HD00 JA00 JA18 JA24 5G435 AA00 AA18 BB12 BB17 CC12 DD02 DD05 DD09 FF03 FF05 FF07 GG01 GG04 GG08 GG10 GG26 GG27 GG28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤、緑、青の各色光を射出する光源部
    と、光源部からの光を回転多面鏡に導く第1の光学手段
    と、第1の光学手段によって射出された光を走査する回
    転多面鏡と、回転多面鏡からの光を照明位置に導く第2
    の光学手段と、前記照明位置に配置され赤、緑、青の各
    色信号に応じて入射光を変調可能な多数の画素からなる
    画像表示パネルと、画像表示パネルの任意の部分に入射
    する光の色に対応したアドレスの画素を入射光の色に合
    った信号で駆動する画像表示パネル駆動回路からなり、 前記第1の光学手段と第2の光学手段により光源部から
    の各色光は照明部である画像表示パネル上に走査方向に
    ついて有効域のおよそ1/3の幅からなる短冊状のカラ
    ーバンドを形成し、 前記第2の光学手段は結像位置が入射光の角度に比例す
    るものであり、前記回転多面鏡の一辺あたりの成す角を
    θpとすると、およそθpで前記第2の光学手段に入射
    した際に照明部である画像表示パネル上の走査方向につ
    いて最も光線高の高い部分に集光するよう、入射角度に
    よって結像位置の高さが決まる構成であり、 前記第1の光学手段によって前記回転多面鏡の反射面上
    に導かれる光源部からの各色光の主光線のうち、第一の
    色光と第2の色光、第2の色光と第3の色光(第2の色
    光が中央)はそれぞれおよそ2×θp/3の角度を成
    し、 前記光源部からの各色光の主光線が前記第1の光学手段
    によって導かれて前記回転多面鏡の反射面上に導かれる
    位置の間隔はおよそθp/3に相当する長さであること
    を特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 光源部と、光源部からの光を部分光に分
    割しこれを重畳して照明均一性を向上せしめるインテグ
    レータ光学系と、インテグレータ光学系からの光を回転
    多面鏡に導く第1の光学手段と、第1の光学手段によっ
    て射出された光を走査する回転多面鏡と、回転多面鏡か
    らの光を照明位置に導く第2の光学手段と、前記照明位
    置に配置され赤、緑、青の各色信号に応じて入射光を変
    調可能な多数の画素からなる画像表示パネルと、画像表
    示パネルの任意の部分に入射する光の色に対応したアド
    レスの画素を入射光の色に合った信号で駆動する画像表
    示パネル駆動回路からなり、 前記インテグレータは第1のレンズアレイと第2のレン
    ズアレイとからなっており、前記第1の光学手段は第1
    のレンズと第2のレンズとからなり、前記第1のレンズ
    アレイは同形状の矩形開口を持つマイクロレンズの集合
    体であり光源からの光を第2のレンズアレイ上に集光す
    る。前記第2のレンズアレイは前記第1のレンズアレイ
    の開口像を前記第1の光学手段の第1のレンズ上に重畳
    するよう設計されたマイクロレンズの集合体であり、前
    記第2のレンズは第1のレンズ上の矩形開口像を前記第
    2の光学手段を経て照明部である画像表示パネル上に走
    査方向について有効域のおよそ1/3の幅からなる短冊
    状のカラーバンドを形成するよう構成されており、 前記第2の光学手段は結像位置が入射光の角度に比例す
    るものであり、前記回転多面鏡の一辺あたりの成す角を
    θpとすると、入射光がおよそθpで前記第2の光学手
    段に入射した際に照明部である画像表示パネル上の走査
    方向について最も光線高の高い部分に集光するよう、入
    射角度によって結像位置の高さが決まる構成であり、 前記第1の光学手段によって前記回転多面鏡の反射面上
    に導かれる光源部からの各色光の主光線のうち、第一の
    色光と第2の色光、第2の色光と第3の色光(第2の色
    光が中央)はそれぞれおよそ2×θp/3の角度を成
    し、 前記光源部からの各色光の主光線が前記第1の光学手段
    によって導かれて前記回転多面鏡の反射面上に導かれる
    位置の間隔はおよそθp/3に相当する長さであること
    を特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のレンズは前記第2のレンズア
    レイ像を第2のレンズを介して回転反射鏡上に形成する
    よう設けられていることを特徴とする請求項2の画像表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の光学手段から前記画像表示パ
    ネルに至る光学構成において、走査方向の照明Fナンバ
    ーに対し、これに直交する方向でのFナンバーが大きい
    ことを特徴とする請求項1、2記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の光学手段の第1のレンズ、あ
    るいはその近傍に矩形の開口部を備えた絞りが備えられ
    ていることを特徴とする請求項1,2記載の画像表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記インテグレータ光学系の第2のレン
    ズアレイはマイクロレンズの集合体であり、その集合体
    (有効部)全体形状はその像が回転多面鏡上に形成され
    た際に回転方向(走査方向)に対応する方向について短
    い形状を成していることを特徴とする請求項2記載画像
    表示装置。
  7. 【請求項7】 前記インテグレータ光学系の第1のレン
    ズアレイは第2のレンズアレイ上に各マイクロレンズが
    形成する光源像が所望の位置になるよう開口中心と異な
    る位置に曲率中心をもつマイクロレンズを少なくとも複
    数備えており、前記インテグレータ光学系の第2のレン
    ズアレイは前記光源像の大きさに合わせて設定された大
    きさの開口部を備えたマイクロレンズの集合体であるこ
    とを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 光源は赤、緑、青の各色光を含む白色光
    を射出し、インテグレータ光学系と回転多面鏡間には白
    色光を赤、緑、青の各色光に分解する色分解光学系が備
    えられていることを特徴とする請求項2記載の画像表示
    装置。
  9. 【請求項9】 前記色分解光学系は入射部から射出部ま
    での距離が各色光について光学的にほぼ等しいくなるよ
    う構成されていることを特徴とする請求項8記載の画像
    表示装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1,2記載の画像表示装置
    上の画像を拡大投射できるよう投射光学系を備えてなる
    投写型画像表示装置。
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