JP2000338428A - 表示光学装置 - Google Patents

表示光学装置

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JP2000338428A
JP2000338428A JP14985199A JP14985199A JP2000338428A JP 2000338428 A JP2000338428 A JP 2000338428A JP 14985199 A JP14985199 A JP 14985199A JP 14985199 A JP14985199 A JP 14985199A JP 2000338428 A JP2000338428 A JP 2000338428A
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dmd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示パネルにDMDを用いる場合において、簡
単な構成で、Fナンバーが小さくて明るく、小型で高効
率の光学系を持ち、高画質が得られる表示光学装置を提
供する。 【解決手段】DMDのマイクロミラーのアジマス角をΦ
(マイクロミラーが回動する回動軸に垂直な面と表示パ
ネルの短辺との成す角)、ミラーの傾きをθとしたと
き、表示パネルへ入射する照明光のアジマス角は0.3
3Φ〜0.9Φ、入射角は1.7θ〜4.5θとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型表示パネル
の画像を投影する表示光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、反射型表示パネルとして、D
MD(Digital Micromirror Device)が用いられてい
る。これは、表面が複数の画素に分割され、その画素ご
とに例えば正方形の微小なミラー(マイクロミラー)を
持ち、このマイクロミラーが画素の2つの対角を支点に
回動して、基準の表面に対して画素ごとに±10度傾く
ものである。そして、例えば+10度傾いた状態をON
とし、−10度傾いた状態をOFFとする。
【0003】図16は、DMDのマイクロミラーの反射
イメージを示す斜視図である。同図において、31は反
射型表示パネルとしてのDMD、実線で示す32はDM
D31の或1つの画素におけるマイクロミラーでONの
状態、破線で示す32aはそのOFFの状態、33はD
MD31の上方に配設され、DMD31からの後述する
投影光を通過させて画像を形成する投影光学系である。
【0004】同図に示すように、マイクロミラー32の
回動の支軸abは、矢印eで示す如く、DMD31の成
す長方形の短辺c或いは長辺dに対して45度を成す方
向である。このDMD31を用いた表示光学系は、回動
の支軸abに対して垂直な断面、即ち矢印fで示す如く
短辺c或いは長辺dに対して別の45度を成す面内にお
いて、照明光LAがDMD31表面に対する入射角20
度で入射するように、図示しない照明光学装置を構成す
る。
【0005】この照明光LAが、ONの状態であるマイ
クロミラー32に反射されると、DMD31表面に対す
る反射角0度の投影光LBとなり、OFFの状態である
マイクロミラー32aに反射されると、DMD31表面
に対する反射角−40度の投影光LBaとなる。そし
て、投影光学系33は、反射角0度の光束である投影光
LBのみを用いて画像を形成する。
【0006】ところで、このようなDMDによる反射型
表示パネルを用いた、いわゆる単板方式のプロジェクタ
ー光学系においては、例えばカラーホイル時分割方式が
採用されている。図17は、このようなカラーホイルを
模式的に示す正面図である。同図に示すように、カラー
ホイル34は例えば円板状を成しており、中心の回転軸
34aの周りには、3つの領域にそれぞれR(赤色),
G(緑色),B(青色)を透過させるカラーフィルター
が配置されている。そして、これらが回転軸34aの周
りに、例えば矢印方向に高速で回転する事により、この
カラーホイル34を透過する例えばスポット35で示さ
れる照明光が、各カラーフィルターにより高速で各色に
切り替わる。
【0007】或いは、上記いわゆる単板方式のプロジェ
クター光学系において、照明光を表示パネルへと導くた
めに、従来より、表示パネル直前に配置したマイクロレ
ンズアレイやシリンダーレンズアレイが用いられてい
る。図18は、従来の一例であるマイクロレンズアレイ
と表示パネルとの関係を模式的に示す図である。これ
は、特開平4−60538号公報に記載されている如
く、単板方式で表示パネルに透過型液晶を用いたプロジ
ェクター光学系に採用されているものである。
【0008】ここでは表示パネル16を単板とし、画素
毎にR用,G用,B用を順次並べており、後述する光源
1からの光9を予めRGBに色分割したものを、角度を
RGB毎に変えて1絵素(1絵素とは表示パネル上のR
GB3画素を1組としたもの)ずつマイクロレンズアレ
イ61の各マイクロレンズ61aに入射させ、それぞれ
表示パネル16のR用,G用,B用の画素に集光するよ
うにしている。尚、同図のマイクロレンズアレイ61及
び表示パネル16の左右は、図示を省略している。
【0009】図19は、特開平9−318904号公報
に記載されている、従来の他の例であるマイクロレンズ
アレイと表示パネルとの関係を模式的に示す図である。
同図に示すように、ここではマイクロレンズアレイ62
のマイクロレンズ62a一つ当たり、光源1からの光9
をRGB3つではなくRGBRGB…の順の複数絵素の
光束にして入射させ、それぞれ表示パネル16のR用,
G用,B用の画素に集光するようにしている。尚、同図
のマイクロレンズアレイ62及び表示パネル16の左右
は、図示を省略している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
ラーホイル時分割方式においては、白色光源からの照明
光の内、各時点で利用するのは、カラーフィルターを透
過した特定の波長範囲の光のみとなるため、照明効率が
悪くなる。一方、上記マイクロレンズアレイ等を用いた
構成では、照明光をRGBの全ての波長範囲で利用する
事ができ、無駄がない。ところが、その中で、上記特開
平4−60538号公報に記載されているような構成で
は、各画素が小さくなると、マイクロレンズアレイ61
と表示パネル16との距離を非常に小さくしなければな
らなくなる。
【0011】例えば、各画素の大きさが十数μmになる
と、マイクロレンズと表示パネルとの距離が数十μmと
なり、物理的に構成不可能となる。具体的には、DMD
パネルなどの表示パネルは、高画素化のため画素ピッチ
が10〜20μmとなっているので、本例のマイクロレ
ンズアレイ61のように、表示パネル16の各画素をR
GBそれぞれ1つの光束で照明する場合、マイクロレン
ズ61aと表示パネル16の各画素との間は、100μ
m以下の距離となり、実質的にこれらの作成が不可能で
ある。たとえ実際に作成できたとしても、マイクロレン
ズの曲率が大きく、収差等が生じて良好な照明ができな
い。
【0012】また、この距離を広げるために、上記特開
平9−318904号公報に記載されている構成が有効
となるが、それでも高々200〜300μm程度の距離
であり、これ以上広げると、色純度や照明効率の低下を
引き起こす。さらに、表示パネルに上記DMDを用いる
場合は、この距離を益々広げる必要が出てくる。即ち、
DMDにおいては、マイクロミラー保護のために、その
表面に空間を設けて、その上に保護ガラスが配置される
構成が取られており、その保護ガラスの厚さが1〜2m
mとなっている。ただ、保護ガラス部分を変更すれば、
距離を広げる事無くDMD上にマイクロレンズアレイを
構成する事ができるが、そうすると既製のDMDを利用
する事ができなくなり、信頼性に乏しくなる。
【0013】或いは、特開平9−214997号公報の
実施例2等に記載されている如く、マイクロレンズを使
用した例ではないが、表示画面全体を3領域に分割し、
それぞれにR,G,Bの光をホログラム素子を介して照
明し、これらを順次切り換える方法も提案されている。
この方法を応用する事により、上記マイクロレンズと表
示パネルとの距離を広げても、照明効率や画質を損なう
事無く表示できる可能性がある。但し、この場合、各領
域の境界においては、照明されない部分或いは隣り合わ
せの色が混ざった部分がどうしても生じるので、画面全
体に渡ってきれいに表示する事は難しい。
【0014】ところで、表示パネルに単板でDMDを用
いる場合、良好な照明,投影分離を行うためには、TI
R(全反射)プリズム等が用いられる。ここで、DMD
はその構成上、各画素の対角方向に回動の支軸を持つ方
が駆動しやすいので、上述したように、そのような構成
となっている。このとき、照明光は表示パネルに対し、
その各辺の斜め方向から照射される構成となるので、T
IRプリズムが大型となり、また照明光学系の構成が複
雑となる。
【0015】また、照明光と投影光との成す角度は、主
光線で20度しかないため、TIRプリズムにより分離
可能な光束の角度範囲は限られている。従って、各光学
系にFナンバーの小さい、明るいレンズを用いる事はで
きない。ここでは高々F3が限界となる。さらに、DM
Dにおいては、照明光はOFFの状態のマイクロミラー
により、投影光学系から外れた方向に反射されるが、実
際にはこのOFFの光もTIRプリズムを透過するの
で、その一部の光が投影光学系に到達し、スクリーン上
にフレアとして現れる。
【0016】本発明は、このような問題点に鑑み、表示
パネルにDMDを用いる場合において、簡単な構成で、
Fナンバーが小さくて明るく、小型で高効率の光学系を
持ち、高画質が得られる表示光学装置を提供する事を目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、DMDと、そのDMDに照明光を照明
する照明光学装置とを有し、前記DMDは、表面を複数
の画素に分割され、その画素ごとにその対角を支点にし
て選択的に第1或いは第2の所定の位置となるように回
動する微小なミラーを持つものであって、前記第1の所
定の位置である前記ミラーからの前記照明光の反射光の
みを投影光として通過させ、画像を形成する投影光学装
置を備えた構成において、前記ミラーが回動する回動軸
に垂直な面と前記DMDの短辺或いは長辺との成すアジ
マス角をΦとし、前記DMDの表面に対する前記第1の
所定の位置である前記ミラーの傾きをθとしたとき、そ
のDMDへ入射する前記照明光のアジマス角は0.33
Φ〜0.9Φであり、そのDMDの表面に対するその照
明光の入射角は1.7θ〜4.5θである請求項1の構
成とする。
【0018】また、前記照明光を全反射により前記DM
Dに導き、前記第1の所定の位置である前記ミラーから
の反射光を透過により投影レンズに導くプリズムを備
え、そのプリズムへ入射する前記照明光の、前記DMD
の短辺或いは長辺との成すアジマス角は0度近傍である
請求項1に記載の請求項2の構成とする。
【0019】さらに、前記投影光学系は非軸光学系であ
り、前記DMDの表面の法線方向に対し、3〜30度の
角度範囲に主光線を持つ請求項1又は請求項2に記載の
請求項3の構成とする。
【0020】また、別の構成として、DMDと、そのD
MDに照明光を照明する照明光学装置とを有し、前記D
MDは、表面を複数の画素に分割され、その画素ごとに
その対角を支点にして選択的に第1或いは第2の所定の
位置となるように回動する微小なミラーを持つものであ
って、前記第1の所定の位置である前記ミラーからの前
記照明光の反射光のみを投影光として通過させ、画像を
形成する投影光学装置を備えた構成において、前記照明
光を全反射により前記DMDに導き、前記第1の所定の
位置である前記ミラーからの反射光を透過により投影レ
ンズに導くプリズムを備え、そのプリズムは、前記第2
の所定の位置である前記ミラーからの前記照明光の反射
光の全部或いは一部を全反射して、前記照明光学装置側
へ戻す請求項4の構成とする。
【0021】また、前記ミラーが回動する回動軸に垂直
な面と前記DMDの短辺或いは長辺との成すアジマス角
をΦとし、前記DMDの表面に対する前記第1の所定の
位置である前記ミラーの傾きをθとしたとき、そのDM
Dへ入射する前記照明光のアジマス角は1.8Φ〜3Φ
であり、そのDMDの表面に対するその照明光の入射角
は1θ〜2θである請求項4に記載の請求項5の構成と
する。
【0022】さらに、前記投影光学系は非軸光学系であ
り、前記DMDの表面の法線方向に対し、10〜30度
の角度範囲に主光線を持つ請求項4又は請求項5に記載
の請求項6の構成とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第
1の実施形態の表示光学装置を模式的に示す構成図であ
る。各部の配置は本来3次元的なものであるが、理解を
助けるために、平面状に記載している。同図において、
1は光源であり、2は光源1を取り囲むように配置され
るリフレクターである。また、7はリフレクター2の光
の射出口2aを覆うように配置され、光源1及びリフレ
クター2からの光に含まれる紫外線及び赤外線をカット
するUVIRカットフィルターである。
【0024】UVIRカットフィルター7の後方(図の
下方)には、R(赤),G(緑),B(青)それぞれの
波長領域の光を反射するダイクロイックミラーRm
m,Bmがそれぞれ異なった傾きで配置されている。そ
して、光軸LでUVIRカットフィルター7を透過して
きた光9が、Rm,Gm,Bmそれぞれのダイクロイック
ミラーで反射され、それぞれ異なった角度の光軸LR
G,LBで後方(図の右方)に配置された第1レンズア
レイ4に到達するようにしている。尚、ダイクロイック
ミラーBmは全反射ミラーでも良い。また、光9のダイ
クロイックミラーによる反射光は、図示を省略してい
る。
【0025】第1レンズアレイ4の後方には、少し離れ
て第2レンズアレイ6、その直後に重ね合わせレンズ8
が配置されている。尚、ここでは図示しないが、第1レ
ンズアレイ4は、格子状に組み合わされた各セルを有し
ており、第2レンズアレイ6は、第1レンズアレイ4と
は別の格子状に組み合わされた各セルを有している。ま
た、第1レンズアレイ4は、複屈折回折格子を有してお
り、第2レンズアレイ6の各セルの長辺方向に、光源1
及びリフレクター2からの光9の偏光分離を行う。第1
レンズアレイ4、第2レンズアレイ6を通じて偏光変換
が行われ、光源1及びリフレクター2からの光9は特定
の偏光に揃えられて出てくる。この構成を偏光変換装置
と呼ぶ。これらの詳細な関係については後述する。
【0026】また、第2レンズアレイ6とその直後の重
ね合わせレンズ8により、後述する表示パネルに、第1
レンズアレイ4の各セルの像が重なり合うようにしてい
る。そして、重ね合わせレンズ8の直後の照明光学系1
3により、表示パネルをテレセントリック照明する。
尚、重ね合わせレンズ8は、第2レンズアレイ6と一体
に成形されていても良い。以上の第1レンズアレイ4か
ら重ね合わせレンズ8までを、インテグレータ光学系I
と呼び、光軸をLaとする。
【0027】また、照明光学系13の後方には、TIR
プリズム22が配置されている。TIRプリズム22
は、それぞれ三角柱状をしたガラス等より成る大小のプ
リズム22b,22aの或面同士が向かい合った構成と
なっている。プリズム22bは、入射面22ba,射出
面を兼ねた全反射面22bb,及び入射出面22bcを
有し、プリズム22aは、入射面22aa及び射出面2
2abを有している。全反射面22bbと入射面22a
aの間隔は、数μm〜数十μmとなっている。
【0028】照明光学系13を透過した、光源1及びリ
フレクター2からの光9は、まず、プリズム22bに対
して、光軸Laに沿って、直前のコンデンサーレンズ2
3を経て、入射面22baに入射する。そして、全反射
面22bbに臨界角を超える入射角で入射する事によっ
て、光9はその殆どが反射され、入射出面22bcより
射出し、表示パネル16に向かう。その直前には、所定
の偏光に対してマイクロレンズ効果をもたらす複屈折マ
イクロシリンダーレンズアレイ15aが配置されてい
る。以上説明した構成を、照明光学装置の一例とする。
【0029】表示パネル16はDMDで構成されてお
り、上記従来の技術で説明したように、ここに照明され
た光9を、画素毎に表示情報に応じてONの状態のマイ
クロミラー或いはOFFの状態のマイクロミラーで反射
する。このとき、ONの反射光は、複屈折マイクロシリ
ンダーレンズアレイ15aを経て、入射出面22bcに
入射してプリズム22bに戻る。
【0030】そして、全反射面22bbに臨界角以内の
入射角で入射してここを透過し、更に入射面22aaに
入射して、プリズム22aを透過して射出面22abよ
り射出し、光軸Lbに沿って投影光である光21として
投影光学系24に到る。この投影光学系24により、表
示パネル16の表示情報が図示しないスクリーンに投影
される。尚、光21は図示を省略している。一方、OF
Fの反射光は、プリズム22b,22aを透過しても、
最終的に投影光学系24に到らない方向へと射出する。
以上説明した投影光学系とスクリーンの構成を、投影光
学装置の一例とする。
【0031】この、ONの反射光である光21の光軸L
bは、本実施形態では後述するように、表示パネル16
の表面に対して垂直とはならない構成であるので、投影
光学系24は共軸系ではない非軸投影光学系とする必要
がある。この非軸投影光学系の具体例としては、例えば
特開平9−179064号公報の実施例4に記載されて
いる様なものが提案されている。
【0032】図2は、本発明の第1の実施形態の表示光
学装置の主要部分を拡大して示す模式図であり、同図
(a)は全体図、同図(b)は上記インテグレータ光学
系部分の側面図である。図1での説明と同様にして、光
軸Lに沿って入射してきた光9が、Rm,Gm,Bmそれ
ぞれのダイクロイックミラーで反射され、それぞれ異な
った角度の光軸LR,LG,LBで後方(図の下方)に配
置された第1レンズアレイ4に到達する。尚、同図
(a)では光9は図示を省略している。
【0033】第1レンズアレイ4の後方には、少し離れ
て第2レンズアレイ6、その直後に重ね合わせレンズ8
が配置されている。第1レンズアレイ4は、格子状に組
み合わされた各セル4aを有しており、第2レンズアレ
イ6は、第1レンズアレイ4とは別の格子状に組み合わ
された各セル6aを有している。RGBで異なる方向か
ら第1レンズアレイ4に到達した光9は、その個々のセ
ル4a毎に、その後方に少し離れて配置された第2レン
ズアレイ6の個々のセル6a上に結像する。このとき、
RGBで光の方向が異なるため、RGBそれぞれの光源
像ができる。それぞれの位置にはほぼ各色がきている
が、色純度を上げるため、RGBのカラーフィルターが
設けてある。このカラーフィルターによる光量のロスは
少ない。
【0034】また、第1レンズアレイ4は、図2(b)
に示すように、複屈折回折格子を有しており、第2レン
ズアレイ6の各セルの長辺方向に、光9の偏光分離を行
う。ここでは第1レンズアレイ4、第2レンズアレイ6
を通じて偏光変換が行われ、光9は特定の偏光に揃えら
れて出てくる。この偏光変換の原理を同図(b)で改め
て説明する。まず、光9は無偏光の光束で、インテグレ
ータ光学系Iに入射する。インテグレータ光学系Iは、
光束の進む順に、第1レンズアレイ4、1/2波長板
5、第2レンズアレイ6、重ね合わせレンズ8より成
る。第1レンズアレイ4は、ガラス等より成る基板4b
上にブレーズ形状の複屈折回折格子4cが形成され、更
にそのブレーズ形状部に接する部分に複屈折光学材料4
dが充填されて、ガラス板4eで封印されている。
【0035】複屈折光学材料4dは、偏光方向の異なる
光線に対しては異なる屈折率を示し、本例では、紙面に
沿った偏光面を有する光線L1に対する屈折率と、紙面
に垂直な偏光面を有する光線L2に対する屈折率とが異
なっている。また複屈折回折格子4cの形状は直進する
光を偏向する形状である。ここで、紙面に沿った偏光面
を有する光線L1に対する屈折率と、基板材料の屈折率
とを等しくする事により、紙面に沿った偏光面を有する
光線L1は、実線で示されるように複屈折回折格子4c
が存在しない場合と等価に進行し、紙面に垂直な偏光面
を有する光線L2は、一点鎖線で示されるように複屈折
回折格子4cが存在する状態で進行するので、偏向を受
ける事になる。
【0036】一方、第1レンズアレイ4は入射する光9
を空間分割し、第2レンズアレイ6上で結像させる。紙
面に沿った偏光面を有する光線L1は直進して結像し、
紙面に垂直な偏光面を有する光線L2は偏向を受けて結
像する。従って、紙面に沿った偏光面を有する光線L1
と、紙面に垂直な偏光面を有する光線L2とは空間的に
異なる位置で結像する事になる。そこで第2レンズアレ
イ6光源側近傍に、前記いずれかの偏光面を有する光束
の結像している空間に1/2波長板5を配置する事によ
り、いずれか一方の偏光面を有する光束に揃える事が可
能となる。
【0037】ここでは光線L2に対して1/2波長板5
を用いている。従って、インテグレータ光学系Iから
は、全て紙面に対して平行な偏光面に揃えられた偏光
が、照明光として射出する事になる。尚、複屈折光学材
料は、例えば液晶材料を所定の方向に配向処理する事等
により得られる。また、紫外線等の照射を受けると硬化
する液晶材料が知られているので、そのような液晶材料
を用いて上記配向処理後に紫外線照射等を施すようにし
ても良い。
【0038】続いて、同図(a)に戻って説明すると、
第2レンズアレイ6とその直後の重ね合わせレンズ8に
より、表示パネル16に、第1レンズアレイ4の各セル
の像が重なり合うようにしている。そして、重ね合わせ
レンズ8の直後の照明光学系13により、表示パネル1
6をテレセントリック照明する。ここで、図1でも示し
たように、表示パネル16の直前には、複屈折材料によ
り構成される複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ1
5aが配置されている。
【0039】そして、上記ダイクロイックミラーと第
1,第2レンズアレイによってRGBに色分解された光
9は、照明光学系13及びTIRプリズム22を経て、
この複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ15aの各
マイクロシリンダーレンズ15aaによって、各色毎に
表示パネル16の数個の画素16bをそれぞれ照明す
る。尚、マイクロシリンダーレンズ15aaの代わりに
回折レンズとしても良い。同図の複屈折マイクロシリン
ダーレンズアレイ15a及び表示パネル16の左右は、
図示を省略している。尚、これらの間には1/4波長板
10が配置されているが、これについては後述する。
【0040】本実施形態では、複屈折マイクロシリンダ
ーレンズアレイ15aと表示パネル16との間隔が2m
m〜3mmとなっており、表示パネル16のDMDの画
素16bを保護する保護ガラス16aの外側に、複屈折
マイクロシリンダーレンズアレイ15aを配置するスペ
ースが充分ある。また、図2(a)においては、1色当
たり4画素を照明する構成となっているが、実際には、
保護ガラス16aの厚さが2mm程度であれば、1色当
たり6〜10画素を照明する構成とし、複屈折マイクロ
シリンダーレンズアレイ15aの配置スペースを確保す
る必要がある。
【0041】このようにして、マイクロシリンダーレン
ズアレイをDMD素子面から2〜3mm離す事で、数画
素毎にRGB各色の領域となる照明を行うが、本実施形
態では、更に複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ1
5aを、同図或いは図1の矢印Awで示すように、その
表面に沿って1フレーム内に微細ピッチで或いは連続的
に駆動し、画素上の照明光を移動している。そして、こ
れに連動した画素表示を行う事で、全画面において良好
なカラー表示を行う事ができる。詳しくは後述する。こ
の場合、図1に示すように、複屈折マイクロシリンダー
レンズアレイ15aの代わりに、照明光学系13の一部
のレンズを矢印Bwで示すように光軸Laに垂直に駆動
するか、照明光学系13内にミラーを設けてこれを回転
駆動する等の構成としても良い。
【0042】図3は、複屈折マイクロシリンダーレンズ
アレイの材料構成を示す模式図である。本実施形態で
は、表示パネル16として反射型表示パネルであるDM
Dを用いているので、この場合、表示パネル16直前の
複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ15a(断面が
レンズ形のレンチキュラータイプ)には、表示パネル1
6へ入射する光9(照明光,実線で示す)と表示パネル
16の各画素16bから反射した光21(投影光,二点
鎖線で示す)との両方が通過する事となる。表示パネル
16へ入射する光9は、前述のように作用するが、反射
した光21は、このままでは複屈折マイクロシリンダー
レンズアレイ15aにより光線が乱され、画質が劣化す
る。
【0043】これに対処するため、本実施形態では、複
屈折マイクロシリンダーレンズアレイ15aを、等方性
の光学材料と複屈折特性を持つ光学材料とで構成し、さ
らに、複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ15aと
表示パネル16との間に、1/4波長板10を配置して
いる。同図において、表示パネル16へ入射する光9
は、或特定の偏光面、例えば紙面に沿った偏光面を持
ち、表示パネル16で反射した光の内、映像の表示に有
効な光21は、偏光面が回転していて、例えば紙面に垂
直な偏光面を持つ。これは、これらの光が合わせて1/
4波長板10を往復通過する際に、1/2波長板として
の働きを受ける事によるものである。
【0044】そこで、複屈折マイクロシリンダーレンズ
アレイ15aを構成する、マイクロシリンダーレンズ1
5aaより上側にある等方性の光学材料の屈折率をNと
し、マイクロシリンダーレンズ15aaより下側にある
複屈折材料の、光9の偏光面に対する屈折率をNe、光
21の偏光面に対する屈折率をNoとする。このとき、
N=Noとする事により、複屈折マイクロシリンダーレ
ンズアレイ15aは、光9に対してはマイクロシリンダ
ーレンズアレイとして働き、光21に対しては単なる透
明平板となる。これにより、反射型表示パネルを用いて
も、光21の画質を劣化させる事がなくなる。
【0045】ところで、このような複屈折マイクロシリ
ンダーレンズアレイを、TIRプリズム22と表示パネ
ル16との間に配置するのではなく、図1で示したコン
デンサーレンズ23とTIRプリズム22との間に、マ
イクロシリンダーレンズアレイとして配置する方法があ
る。これによれば、表示パネル16との距離が充分確保
できる上に、このマイクロシリンダーレンズアレイを照
明光のみが通過するだけとなり、図3で説明したよう
な、投影光が乱される問題が生じないようになるので、
インテグレータ光学系Iで偏光変換する必要がなくな
り、マイクロシリンダーレンズアレイにおける複屈折効
果も不要となる。このとき、マイクロシリンダーレンズ
アレイとDMDパネルが大きく離れるので、1色当たり
数十画素を照明する構成となる。
【0046】図4,図5は、上述した画素上の照明光を
移動する事によりカラー表示を行う原理を説明する図で
ある。ここで、図4は、表示パネル上の位置と照明光と
の関係を示しており、横軸に位置、縦軸に照明光の強度
を取っている。また、図5(a)〜(c)は、各画素に
おける時間と照明光との関係を示しており、横軸に時
間、縦軸に照明光の強度を取っている。そして、同図
(d)は、マイクロシリンダーレンズアレイの移動の様
子を示しており、横軸に時間、縦軸にマイクロシリンダ
ーレンズアレイの移動量を取っている。これは、上述し
た照明光学系の移動量の場合もある。
【0047】まず、図4において、上記表示パネル16
の各画素16bの内、或一つの画素を選択し、これに番
号1を付する。そして、ここから順に右側の画素へと1
つずつ整数番号を付して行く。ここで、上記複屈折マイ
クロシリンダーレンズアレイ15a(或いは照明光学系
13)を駆動する事により、各色の照明領域が、矢印C
wで示すように右側へと一斉に移動する。R,G,B各
色の照明領域は、それぞれ破線,実線,点線で示すよう
に、例えば楕円の上半分に近い形の強度分布を持つと仮
定している。尚、同図では1色の照明領域に対する画素
数は4となっているが、勿論これに限定されるものでは
ない。
【0048】今、番号1の画素に注目すると、図5
(a)に示すように、ここで白表示を行うときは、実線
Tで示すようにON表示時間を連続的なものとし、R,
G,B全ての色を表示すれば良い。次に、番号7の画素
に注目すると、同図(b)に示すように、ここで中程度
の明るさの青紫表示を行うときは、実線T1,T2で示
すように、それぞれRの照明領域の周辺部(強度が弱
い),Bの照明領域の中央部(強度が強い)により照明
されるときにおいて、それぞれ短時間及び長時間ON表
示すれば良い。
【0049】さらに、番号10の画素に注目すると、同
図(c)に示すように、ここで中程度の明るさの緑表示
を行うときは、実線T3で示すように、Gの照明領域の
周辺から中心にかけて照明される時間だけON表示すれ
ば良い。以上のようにして、各色の照明領域に対応する
表示時間を分割し、その分割された時間を組み合わせる
事により、各画素における色合いと階調表現を行う。こ
こでは表示時間を4分割した例を挙げているが、これに
限定されるわけでは勿論無く、更に細かく分割する事に
より、より微妙な表示を行う事ができる。
【0050】ちなみに、いわゆるフルカラー表示を行う
場合は、255階調の表示が必要である。従来は、表示
の階調を表現するには、一様な照明光の間にONにする
時間を255段階でデジタル制御していた。しかし、本
実施形態のように、照明領域内で強度分布が変化する場
合は、各色の照明領域に対応する表示時間を255分割
までする必要はなく、比較的粗く分割された表示時間を
組み合わせる事で、同レベルのフルカラー表示を行う事
が可能である。
【0051】最後に、同図(d)に示すように、本例で
は複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ15aを、矢
印Dwで示す1フレームの時間を一周期として、微小ピ
ッチで或いは連続的に駆動するが、その中には、元の位
置に戻すための、矢印Ewで示すブランク時間が必要で
あり、その間だけは表示は行わない構成となっている。
尚、これまで説明した画素上の照明光を移動する事によ
りカラー表示を行う構成は、表示パネルに必ずしもDM
Dを使用する必要はなく、例えば強誘電液晶等のON,
OFF切換の応答性の良い素子を使用しても良い。
【0052】図6は、本発明の第2の実施形態の表示光
学装置を模式的に示す構成図である。各部の配置は本来
3次元的なものであるが、理解を助けるために、平面状
に記載している。本実施形態は、上記図1で示した第1
の実施形態の構成とほぼ同じであるが、ここでは複屈折
マイクロシリンダーレンズアレイを駆動するのではな
く、投影光学系24を構成する投影レンズ24aを矢印
Fwで示すように光軸Lbに垂直に、1フレーム内に1
画素ピッチで(或いは連続的に)駆動し、スクリーン2
0上の投影光を1画素単位で移動している。そして、こ
れに連動した画素表示を行う事で、全画面において良好
なカラー表示を行う事ができる。
【0053】図7,図8は、上述したスクリーン上の投
影光を移動する事によりカラー表示を行う原理を説明す
る図である。ここで、図7は、スクリーン上の位置と投
影光との関係を経時変化を踏まえて示しており、横軸に
位置、縦軸に時間を取っている。また、図8(a)〜
(c)は、各画素に対応したスクリーン上の位置におけ
る時間と投影光との関係を示しており、横軸に時間、縦
軸に投影光の強度を取っている。そして、同図(d)
は、投影レンズの移動の様子を示しており、横軸に時
間、縦軸に投影レンズの移動量を取っている。
【0054】まず、図7において、上記表示パネル16
の各画素に対応したスクリーン20上に投影された画素
の内、或一つの画素を選択し、これに番号1を付する。
そして、ここから順に右側の画素へと1つずつ整数番号
を付して行く。尚、説明の便宜上、付する番号は1から
14までとする。このとき、各色の照明領域は、同図に
それぞれ点線,破線,実線で示すように、B,R,Gの
順に4画素ずつに対応しているものとする。勿論これに
限定されるものではない。ここで、上記投影レンズ24
aを駆動する事により、各色の照明領域及びそれに対応
する画素が、同図(a)〜(c)で示すように、スクリ
ーン上で右側へと1画素ずつ移動する。実際は更に続い
て移動して行く。
【0055】図8においては、B,R,G各色の照明領
域は、それぞれ点線,破線,実線で示すように、例えば
楕円の上半分に近い形の強度分布を持つと仮定してい
る。今、図7に示すスクリーン上の位置aに注目する
と、図8(a)に示すように、ここで白表示を行うとき
は、各画素を実線で示すように、全ての画素をONと
し、B,R,G全ての色を表示すれば良い。
【0056】次に、図7に示すスクリーン上の位置bに
注目すると、図8(b)に示すように、ここで中程度の
明るさの青紫表示を行うときは、該当する画素を実線で
示すように、それぞれRの照明領域の周辺部(強度が弱
い)における例えば番号8の画素、並びにBの照明領域
の中央部(強度が強い)における番号2及び3の画素を
ONとする。そして、その他の画素を破線で示すように
OFFとすれば良い。
【0057】さらに、図7に示すスクリーン上の位置c
に注目すると、同図(c)に示すように、ここで中程度
の明るさの緑表示を行うときは、該当する画素を実線で
示すように、Gの照明領域の周辺から中心にかけての、
例えば番号11及び12の画素をONとする。そして、
その他の画素を破線で示すようにOFFとすれば良い。
以上のようにして、各色の照明領域に対応する各画素を
組み合わせる事により、スクリーン上の各位置における
色合いと階調表現を行う。ここでは画素の大きさに基づ
いて表示時間の分割が決まるが、各画素のON時間を更
に細かく刻む事により、より微妙な表示を行う事ができ
る。即ち、各画素の時間分割と各照明領域の画素数との
積で階調表示する。
【0058】最後に、図8(d)に示すように、本例で
は投影レンズ24aを、矢印Dwで示す1フレームの時
間を一周期として、1画素ピッチで(或いは連続的に)
駆動するが、ここでは1フレームの中間時点で逆方向に
駆動して、最後に元に戻る構成とする事により、ブラン
ク時間を不要としている。但し、この駆動方法に限定さ
れるわけではなく、上記図5(d)で示した方法を使用
しても良いし、上記第1の実施形態で照明光を移動する
構成において、図8(d)で示した方法を使用しても良
い。尚、これまで説明したスクリーン上の投影光を移動
する事によりカラー表示を行う構成は、表示パネルに必
ずしもDMDを使用する必要はなく、例えば強誘電液晶
等のON,OFF切換の応答性の良い素子を使用しても
良い。
【0059】以下に説明する図9〜図11は、TIRプ
リズム付近の構成を模式的に示す斜視図である。尚、表
示パネル16の所定の短辺をc、長辺をdとしている。
まず、図9は、従来の構成を示している。同図に示すよ
うに、ここでは図示しない上記インテグレータIより、
表示パネル16の短辺cに対するアジマス角45度で、
光軸Laに沿ってTIRプリズム22に到達した照明光
としての光9は、プリズム22bの入射面22baに入
射する。そして、全反射面22bbで反射され、入射出
面22bcより射出し、表示パネル16に向かう。その
直前には、複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ15
aが配置されている。尚、アジマス角の基準は長辺とし
ても良い。
【0060】表示パネル16のONの状態の各画素16
bからの反射光(ONの反射光)は、複屈折マイクロシ
リンダーレンズアレイ15aを経て、入射出面22bc
に入射してプリズム22bに戻り、全反射面22bbを
透過する。更に入射面22aaに入射して、プリズム2
2aを透過し、射出面22abより投影光である光21
として、光軸Lbに沿って射出し、図示しない投影光学
系に到る。一方、表示パネル16のOFFの状態の各画
素16bからの反射光(OFFの反射光)は、ONの反
射光と同様にしてプリズムを透過するが、最終的に光軸
Lcに沿って投影光学系から外れた方向へと射出する。
【0061】次に、図10は、第1の実施形態における
構成を示している。同図に示すように、ここでは図示し
ない上記インテグレータIより、表示パネル16の短辺
cに対するアジマス角略0度で、光軸Laに沿ってTI
Rプリズム22に到達した照明光としての光9は、プリ
ズム22bの入射面22baに入射する。そして、全反
射面22bbで反射され、入射出面22bcより射出
し、表示パネル16に向かう。以下、図9における説明
と同様である。
【0062】さらに、図11は、第2の実施形態におけ
る構成を示している。同図に示すように、ここでは図示
しない上記インテグレータIより、表示パネル16の短
辺cに対するアジマス角約148度で、光軸Laに沿っ
てTIRプリズム22に到達した照明光としての光9
は、プリズム22bの入射面22baに入射する。そし
て、全反射面22bbで反射され、入射出面22bcよ
り射出し、表示パネル16に向かう。その直前には、複
屈折マイクロシリンダーレンズアレイ15aが配置され
ている。
【0063】表示パネル16のONの状態の各画素16
bからの反射光(ONの反射光)は、複屈折マイクロシ
リンダーレンズアレイ15aを経て、入射出面22bc
に入射してプリズム22bに戻り、全反射面22bbを
透過する。更に入射面22aaに入射して、プリズム2
2aを透過し、射出面22abより投影光である光21
として、光軸Lbに沿って射出し、図示しない投影光学
系に到る。一方、表示パネル16のOFFの状態の各画
素16bからの反射光(OFFの反射光)は、ONの反
射光と同様にしてプリズム22bに戻るが、全反射面2
2bbで反射され、最終的に光軸Ldに沿って照明側へ
と戻される。
【0064】このような構成とするのは、以下の理由に
よる。即ち、上記従来の技術でも述べたように、DMD
においては、照明光はOFFの状態のマイクロミラーに
より、投影光学系から外れた方向に反射されるが、実際
にはこのOFFの光もTIRプリズムを透過するので、
その一部の光が投影光学系に到達し、スクリーンにフレ
アとして現れる。
【0065】具体的に説明すると、図1と同様にしてT
IRプリズム付近の構成を模式的に示す図12におい
て、照明光としての光9は、プリズム22bに対して、
光軸Laに沿って、直前のコンデンサーレンズ23を経
て、入射面22baに入射する。そして、全反射面22
bbに臨界角を超える入射角で入射する事によって、光
9はその殆どが反射され、入射出面22bcより射出
し、表示パネル16に向かう。その直前には、所定の偏
光に対してマイクロレンズ効果をもたらす複屈折マイク
ロシリンダーレンズアレイ15aが配置されている。
【0066】表示パネル16はDMDで構成されてお
り、ここに照明された光9を、画素毎に表示情報に応じ
てONの状態のマイクロミラー或いはOFFの状態のマ
イクロミラーで反射する。このとき、ONの反射光は、
複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ15aを経て、
入射出面22bcに入射してプリズム22bに戻る。そ
して、全反射面22bbに臨界角以内の入射角で入射し
てここを透過し、更に入射面22aaに入射して、プリ
ズム22aを透過して射出面22abより射出し、光軸
Lbに沿って投影光である光21として投影光学系24
に到る。この投影光学系24により、表示パネル16の
表示情報が図示しないスクリーンに投影される。
【0067】一方、OFFの反射光は、プリズム22
b,22aを透過しても、最終的に投影光学系24に到
らない方向へと光軸Lcに沿って射出するが、その一部
の光が投影光学系24の特にコバの部分に到達し、スク
リーンにフレアとして現れてしまう。これを防止するた
めに、図11のような、OFFの反射光を完全に遮断す
る構成が取られる。
【0068】以下に説明する図13〜図15は、照明光
と投影光の角度関係を示す図であり、それぞれ上記図9
〜図11の構成に対応している。各図においては、表示
パネル16を基準とした、これに対する照明光の入射角
及び投影光の反射角を、その角度に比例する半径の同心
円で示している。また、表示パネル16の短辺c方向を
同心円の中心Oを通る横軸で示して、この右方向をアジ
マス角0度とし、長辺d方向を同じく同心円の中心Oを
通る縦軸で示して、この上方向をアジマス角90度とし
ている。
【0069】また、図中の破線による丸51は、TIR
プリズム22へ入射する照明光の光束の角度範囲を示
し、点線による丸52は、表示パネル16へ入射する照
明光の光束の角度範囲を示している。そして、実線によ
る丸53は、表示パネル16から射出するONの反射光
(投影光)の光束の角度範囲を示し、一点鎖線による丸
54は、表示パネル16から射出するOFFの反射光の
光束の角度範囲を示している。各丸は、Fナンバーが3
の場合の光束範囲を示している。さらに、実線による弧
55は、TIRプリズムの全反射面で反射或いは透過す
る角度範囲の境界を示しており、斜線で示す側が透過領
域である。
【0070】まず、図13は、上記従来の構成における
照明光と投影光の角度範囲を示している。同図におい
て、丸51で示すTIRプリズム22へ入射する照明光
のアジマス角は45度、表示パネル16に対する入射角
は約105度となっている。また、丸52で示す表示パ
ネル16へ入射する照明光のアジマス角は45度、入射
角は20度となっている。そして、丸53で示す表示パ
ネル16から射出するONの反射光(投影光)の反射角
は0度となっている。さらに、丸54で示す表示パネル
16から射出するOFFの反射光のアジマス角は225
度、反射角は40度となっている。
【0071】また、弧55で示すTIRプリズム22の
アジマス角は45度、全反射面の表示パネル16に対す
る傾きは30.5度である。同図に示すように、従来の
構成では、丸52で示す表示パネル16へ入射する照明
光と、丸53で示す表示パネル16から射出するONの
反射光(投影光)とが密接しており、弧55で示すTI
Rプリズム22によって辛うじて分離されている状態で
あるので、ここではFナンバーの小さい、明るいレンズ
を用いる事はできない。
【0072】次に、図14は、上記第1の実施形態の構
成における照明光と投影光の角度範囲を示している。同
図において、丸51で示すTIRプリズム22へ入射す
る照明光のアジマス角は0度、表示パネル16に対する
入射角は100度足らずとなっている。また、丸52で
示す表示パネル16へ入射する照明光のアジマス角は約
30度、入射角は30度足らずとなっている。そして、
丸53で示す表示パネル16から射出するONの反射光
(投影光)のアジマス角は180度、反射角は約10度
となっている。さらに、丸54で示す表示パネル16か
ら射出するOFFの反射光のアジマス角は210度余
り、反射角は45度余りとなっている。
【0073】また、弧55で示すTIRプリズム22の
アジマス角は−12度、全反射面の表示パネル16に対
する傾きは34度である。同図に示すように、第1の実
施形態では、丸52で示す表示パネル16へ入射する照
明光と、丸53で示す表示パネル16から射出するON
の反射光(投影光)は、それぞれF3の範囲に対して余
裕があり、ここではFナンバーの小さい、更に明るいレ
ンズを用いる事ができる。また、TIRプリズム22へ
入射する照明光は、表示パネル16の短辺cに沿った方
向から入射させるため、TIRプリズム22を薄く構成
する事ができ、また投影光学系24のレンズバックを短
くする事ができる。
【0074】このようにして、投影光を表示パネルの垂
直方向から若干短辺に沿った方向に傾け、更に非軸投影
光学系を用いる事で、Fナンバーを稼ぐ事ができる。ま
た、TIRプリズムの構成方法によって、照明光をほぼ
短辺方向と一致させる事により、TIRプリズムの小型
化が可能となり、照明光学系の構成が簡単となる。
【0075】一般に、表示パネルの各画素を形成するD
MDのマイクロミラーの、(表示パネル短辺に対する)
アジマス角45度,傾き10度の構成に対し、表示パネ
ルへ入射する照明光がアジマス角15度〜40度,入射
角17度〜45度の範囲内にあると、TIRプリズムへ
入射する照明光が表示パネルの短辺に沿った方向(アジ
マス角0度)から照明されるように構成しても、Fナン
バー3以上の明るさを確保する事ができる。このときの
TIRプリズムのアジマス角は−11度〜−13度とす
る事により、TIRプリズムへ入射する照明光はアジマ
ス角は0度近傍となる。
【0076】これに対し、表示パネルへ入射する照明光
がアジマス角40度以上,入射角17度以下のときは、
Fナンバー4程度しか確保する事ができない。また、ア
ジマス角15度以下,入射角45度以上のときは、表示
パネルから射出するONの反射光(投影光)の反射角が
30度以上となり、投影光学系に非軸光学系を用いたと
しても、収差補正が難しくなる。即ちここでは、投影光
学系は、表示パネル表面の法線方向に対し、3〜30度
の角度範囲内に主光線を持つような構成とすれば良い。
結論として、DMDのマイクロミラーのアジマス角をΦ
(マイクロミラーが回動する回動軸に垂直な面と表示パ
ネルの短辺との成す角)、ミラーの傾きをθとしたと
き、表示パネルへ入射する照明光のアジマス角は0.3
3Φ〜0.9Φ、入射角は1.7θ〜4.5θとすれば
良い。
【0077】最後に、図15は、上記第2の実施形態の
構成における照明光と投影光の角度範囲を示している。
同図において、丸51で示すTIRプリズム22へ入射
する照明光のアジマス角は約148度、表示パネル16
に対する入射角は90度足らずとなっている。また、丸
52で示す表示パネル16へ入射する照明光のアジマス
角は90度、入射角は15度足らずとなっている。そし
て、丸53で示す表示パネル16から射出するONの反
射光(投影光)のアジマス角は0度、反射角は15度足
らずとなっている。さらに、丸54で示す表示パネル1
6から射出するOFFの反射光のアジマス角は240度
余り、反射角は30度余りとなっている。
【0078】また、弧55で示すTIRプリズム22の
アジマス角は155度、全反射面の表示パネル16に対
する傾きは43.5度である。同図に示すように、第2
の実施形態では、丸52で示す表示パネル16へ入射す
る照明光と、丸53で示す表示パネル16から射出する
ONの反射光(投影光)とが密接しており、弧55で示
すTIRプリズム22によって辛うじて分離されている
状態であるので、ここではFナンバーの小さい、明るい
レンズを用いる事はできない。また、TIRプリズム2
2へ入射する照明光は、表示パネル16の短辺cに沿っ
た方向から入射させる事ができないので、TIRプリズ
ムの小型化を図る事はできない。
【0079】けれども本実施形態では、丸54で示す表
示パネル16から射出するOFFの反射光を、TIRプ
リズム22の全反射面の反射領域に持ってくる事ができ
るので、OFFの反射光をTIRプリズム22で全反射
させ、通過しないようにする事ができる。これにより、
OFFの反射光が投影光学系に到達する事がなくなり、
スクリーン上のフレアを防止する事ができる。結論とし
て、マイクロミラーのアジマス角をΦ、ミラーの傾きを
θとしたとき、表示パネルへ入射する照明光のアジマス
角は1.8Φ〜3Φ、入射角は1θ〜2θとすれば良
い。
【0080】ここで、アジマス角1.8Φ以下,入射角
1θ以下のときは、OFFの反射光をTIRプリズムで
全反射させる条件において、Fナンバー4より暗い値し
か確保する事ができない。また、アジマス角3Φ以上,
入射角2θ以上のときは、表示パネルから射出するON
の反射光(投影光)の反射角が30度以上となり、投影
光学系に非軸光学系を用いたとしても、収差補正が難し
くなる。即ちここでは、投影光学系は、表示パネル表面
の法線方向に対し、10〜30度の角度範囲内に主光線
を持つような構成とすれば良い。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示パネルにDMDを用いる場合において、簡単な構成
で、Fナンバーが小さくて明るく、小型で高効率の光学
系を持ち、高画質が得られる表示光学装置を提供する事
ができる。
【0082】特に、請求項1及び請求項3によるなら
ば、Fナンバーの小さい、明るいレンズを用いる事がで
きる。
【0083】また、請求項2によるならば、プリズムの
小型化が可能となり、照明光学系の構成が簡単となる。
【0084】また、請求項4乃至請求項6によるなら
ば、OFFの反射光が投影光学系に到達する事がなくな
り、スクリーン上のフレアを防止する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の表示光学装置を模式
的に示す構成図。
【図2】第1の実施形態の表示光学装置の主要部分を拡
大して示す模式図。
【図3】複屈折マイクロシリンダーレンズアレイの材料
構成を示す模式図。
【図4】画素上の照明光を移動する事によりカラー表示
を行う原理の説明図(構成)。
【図5】画素上の照明光を移動する事によりカラー表示
を行う原理の説明図(動作)。
【図6】本発明の第2の実施形態の表示光学装置を模式
的に示す構成図。
【図7】スクリーン上の投影光を移動する事によりカラ
ー表示を行う原理の説明図(構成)。
【図8】スクリーン上の投影光を移動する事によりカラ
ー表示を行う原理の説明図(動作)。
【図9】TIRプリズム付近の構成を模式的に示す斜視
図(従来例)。
【図10】TIRプリズム付近の構成を模式的に示す斜
視図(第1の実施形態)。
【図11】TIRプリズム付近の構成を模式的に示す斜
視図(第2の実施形態)。
【図12】従来のTIRプリズム付近の構成を模式的に
示す図。
【図13】従来の構成における照明光と投影光の角度範
囲を示す図。
【図14】第1の実施形態の構成における照明光と投影
光の角度範囲を示す図。
【図15】第2の実施形態の構成における照明光と投影
光の角度範囲を示す図。
【図16】DMDのマイクロミラーの反射イメージを示
す斜視図。
【図17】カラーホイルを模式的に示す正面図。
【図18】従来の一例であるマイクロレンズアレイと表
示パネルとの関係を模式的に示す図。
【図19】従来の他の例であるマイクロレンズアレイと
表示パネルとの関係を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 光源 2 リフレクター 4 第1レンズアレイ 6 第2レンズアレイ 7 UVIRカットフィルター 8 重ね合わせレンズ 13 照明光学系 15a 複屈折マイクロシリンダーレンズアレイ 16 表示パネル 22 TIRプリズム 24 投影光学系 Rm,Gm,Bm ダイクロイックミラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DMDと、該DMDに照明光を照明する
    照明光学装置とを有し、 前記DMDは、表面を複数の画素に分割され、該画素ご
    とにその対角を支点にして選択的に第1或いは第2の所
    定の位置となるように回動する微小なミラーを持つもの
    であって、 前記第1の所定の位置である前記ミラーからの前記照明
    光の反射光のみを投影光として通過させ、画像を形成す
    る投影光学装置を備えた表示光学装置において、 前記ミラーが回動する回動軸に垂直な面と前記DMDの
    短辺或いは長辺との成すアジマス角をΦとし、前記DM
    Dの表面に対する前記第1の所定の位置である前記ミラ
    ーの傾きをθとしたとき、該DMDへ入射する前記照明
    光のアジマス角は0.33Φ〜0.9Φであり、該DM
    Dの表面に対する該照明光の入射角は1.7θ〜4.5
    θである事を特徴とする表示光学装置。
  2. 【請求項2】 前記照明光を全反射により前記DMDに
    導き、前記第1の所定の位置である前記ミラーからの反
    射光を透過により投影レンズに導くプリズムを備え、該
    プリズムへ入射する前記照明光の、前記DMDの短辺或
    いは長辺との成すアジマス角は0度近傍である事を特徴
    とする請求項1に記載の表示光学装置。
  3. 【請求項3】 前記投影光学系は非軸光学系であり、前
    記DMDの表面の法線方向に対し、3〜30度の角度範
    囲に主光線を持つ事を特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の表示光学装置。
  4. 【請求項4】 DMDと、該DMDに照明光を照明する
    照明光学装置とを有し、 前記DMDは、表面を複数の画素に分割され、該画素ご
    とにその対角を支点にして選択的に第1或いは第2の所
    定の位置となるように回動する微小なミラーを持つもの
    であって、 前記第1の所定の位置である前記ミラーからの前記照明
    光の反射光のみを投影光として通過させ、画像を形成す
    る投影光学装置を備えた表示光学装置において、前記照
    明光を全反射により前記DMDに導き、前記第1の所定
    の位置である前記ミラーからの反射光を透過により投影
    レンズに導くプリズムを備え、該プリズムは、前記第2
    の所定の位置である前記ミラーからの前記照明光の反射
    光の全部或いは一部を全反射して、前記照明光学装置側
    へ戻す事を特徴とする表示光学装置。
  5. 【請求項5】 前記ミラーが回動する回動軸に垂直な面
    と前記DMDの短辺或いは長辺との成すアジマス角をΦ
    とし、前記DMDの表面に対する前記第1の所定の位置
    である前記ミラーの傾きをθとしたとき、該DMDへ入
    射する前記照明光のアジマス角は1.8Φ〜3Φであ
    り、該DMDの表面に対する該照明光の入射角は1θ〜
    2θである事を特徴とする請求項4に記載の表示光学装
    置。
  6. 【請求項6】 前記投影光学系は非軸光学系であり、前
    記DMDの表面の法線方向に対し、10〜30度の角度
    範囲に主光線を持つ事を特徴とする請求項4又は請求項
    5に記載の表示光学装置。
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