JPH11311746A - 光スイッチングデバイスおよび画像表示装置 - Google Patents

光スイッチングデバイスおよび画像表示装置

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JPH11311746A
JPH11311746A JP12133998A JP12133998A JPH11311746A JP H11311746 A JPH11311746 A JP H11311746A JP 12133998 A JP12133998 A JP 12133998A JP 12133998 A JP12133998 A JP 12133998A JP H11311746 A JPH11311746 A JP H11311746A
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JP
Japan
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optical switching
light
microlens
switching device
array
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Application number
JP12133998A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Yonekubo
政敏 米窪
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPH11311746A publication Critical patent/JPH11311746A/ja
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の利用効率の高い、明るく鮮明なカラー画
像を表示できるコンパクトな画像表示装置を実現可能な
光スイッチングデバイスを提供する。 【解決手段】 複数のマイクロミラー素子52を有する
光スイッチング素子アレイ50に、複数のマイクロレン
ズユニット43を有するマイクロレンズアレイ40を積
層し、マイクロミラー素子52r、52gおよび52b
が1つのマイクロレンズユニット43に対応するように
配置する。入射側のマイクロレンズユニット41に入射
した、3原色毎に若干角度の異なる光束80は、対応す
るマイクロミラー素子52にそれぞれ集光され、出射側
のマイクロレンズユニット42に向かって出射光82が
出射される。従って、単板で色分解された光を制御する
ことが可能となり、カラーフィルタによる光ロス、時分
割する際の時間的な光ロスをなくし、明るいカラー画像
を表示できる光スイッチングデバイスを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像を扱う
ための光スイッチング素子、および画像表示装置に関す
るものであり、特に、画像データやビデオ信号を表示す
るのに好適な光スイッチングデバイス素子および画像表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像表示装置の1つとして、マイ
クロミラーを静電力で駆動するマイクロミラー素子をス
イッチング素子として用いたものがある。このスイッチ
ング素子は、10数ミクロン四方程度の大きさのマイク
ロミラーが中央でポストによって支持された状態で基板
上に形成されており、静電界作用によってマイクロミラ
ーが所定の角度に回転するようになっているものであ
る。そして、このスイッチング素子を数ミクロン程度の
間隔でアレイ状に配置することによりピクセル単位で光
を制御し画像を形成できるマイクロミラーデバイスが得
られる。
【0003】このようなマイクロミラーデバイスを用い
たプロジェクターの例を図12に示してある。このプロ
ジェクター90は、光源部92と、この光源部92から
照射される白色光を3色分割フィルター94aを用いて
時分割する分光器94と、時分割された光を平行光束の
入射光100とするコンデンサーレンズ96とを備えて
おり、上述したマイクロミラー素子を備えたマイクロミ
ラーデバイス98に対し3原色の光100が周期的に照
射されるようになっている。マイクロミラーデバイス9
8においては、時分割された各色毎のタイミングでアレ
イ状に配列された個々のマイクロミラーの角度が制御さ
れ、各画素(ピクセル)が表現される。そして、マイク
ロミラーデバイス98によって反射された光(出射光)
102が投射レンズ2を通ってスクリーン9に投射され
てカラー画像が形成される。マイクロミラーデバイス9
8は、マイクロミラー素子アレイ98aとマイクロミラ
ー素子の角度を個々に制御する制御用のICチップ98
bとが積層された構造となっている。また、分光器94
としては、図13に示すように円盤状で円周に沿って配
置された赤色R、緑色G、青色Bの3原色のフィルター
94aが用いられており、分光器94では、このフィル
タ94aがモータ94bによって回転され、マイクロミ
ラーデバイス98に対し周期的に各色の光100が照射
される。マイクロミラーデバイス98においては、各ピ
クセルに対応したマイクロミラー素子が赤色R、緑色
G、および青色Bのタイミングで順番に角度が制御さ
れ、そのピクセルを構成する色の光が投射レンズ2に向
かって反射されてカラー表示が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マイクロミラーデバイ
スは、10マイクロ秒程度と非常に高速に回転動作可能
であり、タイミングをずらして入射された各色の光をミ
ラー全体で反射して画像を形成するために明るく精度の
高いフルカラー画像を投射することができる。また、フ
レームタイム(フレームレート)内の各色の制御時間内
で、各色の光を反射するオンオフ時間を制御することに
より多階調表示も可能となる。
【0005】しかしながら、色分割フィルターにより白
色光を時分割して利用しているために、1フレームタイ
ム当たり3原色の内、特定の色の光を制御できる時間は
その1/3になる。例えば、赤色Rを例とすると、1フ
レームタイムの間に赤色Rを制御できる時間は1/3フ
レームタイムであり、他の2/3フレームタイムは赤色
Rが回転型カラーフィルター94aを透過しないので時
間的な光のロスが発生する。また、赤色Rがカラーフィ
ルタを通過するときは、他の緑色Gおよび青色Bの光は
カラーフィルタを通過しないので、カラーフィルタによ
る光のロスが発生する。したがって、光の利用効率は低
く、1つの色毎に最大で光源92から出射されたトータ
ルの光量の1/3程度になってしまう。このため、明る
い画像を得るためには高出力の光源が必要とされる。ま
た、1フレームタイムにおける色毎の制御時間は1/3
フレームタイムであり、この時間を制御して中間調を表
示するためには、高速動作できるスイッチング素子が必
要とされる。また、処理速度が速く分解能も高い制御回
路も必要とされる。さらに、色分解用の回転型カラーフ
ィルター94aはサイズが大きくなり、機械的に動かす
必要があるのでモータなどの設置スペースも必要とな
る。
【0006】一方、ダイクロイックミラーなどを用いて
白色光を波長(色)で3分割した後、それぞれの色の光
を専用のスイッチングデバイスに照射し、それらのスイ
ッチングデバイスから得られた色毎の画像を合成して投
射する、いわゆる3板式のプロジェクターもある。この
方式では、白色光が波長で分割され、色毎にフレームタ
イムをフルに用いて中間調の制御ができる。したがっ
て、フィルターによるロスあるいは時分割するための時
間的なロスが発生しないので、明るい画像を形成でき、
また、高階調度の鮮明な画像を比較的容易に得ることが
できる。しかしながら、スイッチングデバイスも含めて
光学系が3つ(各色毎)必要となり装置が大型化するの
で、画像表示装置のコストが高くなる。
【0007】そこで、本発明においては、小型化できる
とともに、光の利用効率が高く、多階調表示に更に適し
た光スイッチングデバイス、および、それを備えた画像
表示装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の光ス
イッチングデバイスにおいては、マイクロミラーアレイ
のような光スイッチング素子アレイに対しマイクロレン
ズアレイを組合せることにより、1枚のスイッチング素
子アレイの内の少なくとも3つの光スイッチング素子に
より1画素を表示できるようにしている。すなわち、本
発明の光スイッチングデバイスは、複数のマイクロレン
ズユニットを備えた第1および第2のマイクロレンズア
レイと、入射光に対し出射光の光量または角度を制御可
能な複数の光スイッチング素子を備えた光スイッチング
素子アレイとを有しており、これら第1および第2のマ
イクロレンズアレイ、および光スイッチング素子アレイ
は、第1のマイクロレンズアレイのマイクロレンズユニ
ットから入射された光が光スイッチング素子アレイの少
なくとも3つの光スイッチング素子のいずれかに集光さ
れ、これらの光スイッチング素子により制御された光が
第2のマイクロレンズアレイのマイクロレンズユニット
から出射されるように配置されていることを特徴として
いる。
【0009】本発明の光スイッチングデバイスは、第1
のマイクロレンズアレイのマイクロレンズユニットに色
毎に角度を多少変えた光を入射すると、マイクロレンズ
ユニットによって、マイクロレンズユニットに対応する
少なくとも3つの光スイッチング素子の内、特定の色の
光束が、それに対応する光スイッチング素子に集光され
制御される。したがって、3原色の光(赤色R、緑色G
および青色B)を色毎に角度がわずかに変化した光を供
給可能な光供給装置を設け、この光供給装置からの光を
光スイッチングデバイスの第1のマイクロレンズアレイ
に入射することにより、1画素を形成する赤色R、緑色
Gおよび青色Bの光束を個別の光スイッチング素子で制
御できる。このため、光スイッチング素子アレイに隣接
して配置された3つの光スイッチング素子を用いて1画
素の各色を個別に多階調制御することが可能となる。そ
して、これらの光スイッチング素子によって制御された
色毎の出射光は第2のマイクロレンズアレイのマイクロ
レンズユニットによって画素毎に合成され1つの画素を
形成する光として出射されるので、投射レンズによって
スクリーンなどに投射し、フルカラー画像を得ることが
できる。
【0010】このように、本発明の光スイッチングデバ
イスにおいては、1つの光スイッチングデバイス内に、
光の強度あるいは反射角度を制御可能な光スイッチング
素子を各画素の各色毎に設けることができるので、白色
光が3原色に時分割された入射光ではなく、白色光がダ
イクロイックミラーなどによって3原色に波長(色)で
分割された入射光を用い、単板(1枚)の光スイッチン
グデバイスでカラー画像を形成できる。このため、本発
明の光スイッチングデバイスと、第1のマイクロレンズ
アレイに対し少なくとも3原色毎に角度がわずかに変化
した光を供給可能な光供給装置と、第2のマイクロレン
ズアレイから出射された光を投射可能な投射レンズとを
有することを特徴とする画像表示装置は、カラー画像を
表示可能な画像表示装置であり、1枚の光スイッチング
デバイスを用いた単板式の構成で、3枚の光スイッチン
グデバイスを用いた3板式と同様に、低パワーの光源で
明るい画像が得られる画像表示装置となる。
【0011】すなわち、本発明の画像表示装置は、1枚
の光スイッチング素子アレイを用いてマルチカラーの画
像を表示できる小型でコンパクトな画像表示装置であ
り、さらに、単板でありながら、各画素の各色を独立し
た光スイッチング素子で制御できる。このため、本発明
の光スイッチングデバイスでは、各色の光をほぼ1フレ
ームタイムにわたり制御できる。したがって、大型で機
械的に動作する色分割フィルターが不要であり、小型化
できる。また、本発明の画像表示装置においては、色分
割フィルターにより白色光を時分割する必要がなくなる
ので、カラーフィルタによる光の損失、および時間的な
損失も防止でき、光の利用効率が高く、明るい画像を表
示できる。
【0012】また、本発明の光スイッチングデバイス
は、各色の光束を独立した光スイッチング素子で制御で
きるので、時間的なロスを防止できる。このため、色毎
の制御時間は1フレームタイム程度まで長くなり、多階
調表示のために要求される光スイッチング素子あるいは
制御回路の処理速度を下げることができる。逆に、スイ
ッチング素子あるいは制御回路の処理速度を上げずに、
解像度の高い中間調表示を行うことができ、中間調の奇
麗な画像表示装置を提供できる。したがって、本発明の
光スイッチングデバイスを用いることにより、明るく、
奇麗なカラー画像を表示できるコンパクトな画像表示装
置を低コストで提供できる。
【0013】本発明の光スイッチングデバイスでは、各
画素の各色を制御する複数のスイッチング素子に対し
て、第1のマイクロレンズアレイのマイクロレンズユニ
ットから色毎に角度が僅かに変化した光が集光される。
したがって、各スイッチング素子からの出射光を第2の
マイクロレンズアレイのマイクロレンズユニットに効率
良く供給し、第2のマイクロレンズアレイから画素毎に
合成された光が出射されるようにするには、画素を構成
する各光スイッチング素子における光の出射方向をそれ
ぞれ異ならせることが望ましい。
【0014】本発明の光スイッチング素子は液晶などを
用いた透過型でも良いが、反射型の光スイッチング素子
を採用することにより、光スイッチング素子の吸収によ
る損失を防止できる。また、第1および第2のマイクロ
レンズアレイを兼ねたマイクロレンズアレイを設け、光
供給装置と投射レンズを光スイッチングデバイスに対し
同じ側に配置して、さらにコンパクトな画像表示装置を
提供できる。このような反射型の光スイッチング素子ア
レイを用いた画像表示装置においては、光スイッチング
素子に対し入射側となるマイクロレンズユニットと出射
側となるマイクロレンズユニットが異なるように配置す
ることにより、入射側の光学系(光供給装置)と出射側
の光学系(投射レンズ)の配置が容易になる。
【0015】このような反射型の光スイッチング素子と
しては、反射角度を制御可能なマイクロミラーを備えた
光スイッチング素子、または、エバネセント光を制御可
能なマイクロプリズムを備えた光スイッチング素子を採
用することができる。
【0016】マイクロレンズアレイとして円盤状のマイ
クロレンズを採用することも可能であるが、シリンドリ
カルレンズを採用することによりマイクロレンズアレイ
の形状が簡単で製造しやすく低コストで供給できる。ま
た、円盤状のマイクロレンズと比較し、シンドリカルレ
ンズでは光スイッチング素子に対し入射光がレンズの軸
方向に長く集光する。このため、光スイッチング素子を
配置可能な面積が広くなり、各光スイッチング素子アレ
イの寸法精度をそれほど高くしなくても確実に色毎の光
を制御可能な光スイッチングデバイスを提供することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下に図面
を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1に、本
発明に係る画像表示装置10の概略構成を示してある。
本例の画像表示装置10は、光スイッチングデバイス3
0に光源からの光を照射し、光スイッチングデバイス3
0から反射された光(出射光)82を投射レンズ2でス
クリーン9に投射してカラー画像を表示できるものであ
る。本例の画像表示装置10は、光供給装置20とし
て、白色光79を出射する光源部22と、この白色光7
9をダイクロイックミラーなどを用いて3原色の光(赤
色R、緑色Gおよび青色B)に色分割して入射光80と
する分光器24とを備えており、色毎に分割された入射
光80が継続して光スイッチングデバイス30に照射さ
れるようになっている。
【0018】本例の光スイッチングデバイス30は、入
射光80を画素毎にカラー制御する光スイッチング素子
として、先に説明したマイクロミラー素子が採用されて
いる。このため、スイッチングデバイス30は、複数の
マイクロミラー素子がアレイ状に配置された光スイッチ
ング素子アレイ50と、それらのマイクロミラー素子を
制御するためのICチップ35とが積層された構成とな
っている。さらに、本例の光スイッチングデバイス30
は、マイクロレンズユニットがアレイ状に配置されたマ
イクレンズアレイ40が光スイッチング素子アレイ50
に重ねて積層されており、マイクロレンズユニットあた
り、すなわち、1画素当たり3つのマイクロミラー素子
が割り当てられ、これら3つのマイクロミラー素子によ
り1画素をカラー表示できるようになっている。
【0019】図2に、光スイッチングデバイス30の構
成を説明するために、その断面の一部を拡大し模式的に
示してある。また、図3に、本例の光スイッチングデバ
イス30を上方(マイクロレンズアレイの側)から見た
様子を模式的に示してある。本例の光スイッチングデバ
イス30は、複数のマイクロレンズユニット43を備え
たマイクロレンズアレイ40と、入射光80に対し出射
光82の角度を制御可能な光スイッチング素子(本例で
はマイクロミラー素子)52がアレイ状に形成された光
スイッチング素子アレイ50が積層された構成となって
おり、マイクロレンズアレイ40を介して入射光80が
光スイッチングアレイ50に供給され、光スイッチング
素子アレイ50で反射された出射光82がマイクロレン
ズアレイ40を介して出射されるようになっている。本
例のマイクロレンズアレイ40は、複数のシリンドリカ
ルレンズ49が画素ピッチで並列に形成されたシリンド
リカルレンズアレイであり、それぞれのシリンドリカル
レンズ49が画素ピッチで分割された領域が1画素に対
応したマイクロレンズユニット43となっている。
【0020】光スイッチング素子アレイ50には、シリ
ンドリカルレンズ49の軸方向に沿って延びたミラー部
51mと、これを支持するポスト51pとを備えた複数
のマイクロミラー素子52がアレイ状に隣接して配置さ
れており、各マイクロレンズユニット43に対応した領
域(区画)、すなわち、1画素に対応する区画11に3
つのマイクロミラー素子52r、52gおよび52bが
位置している。したがって、個々の画素に対応した区画
11には、3つのマイクロミラー素子52r、52gお
よび52bが、シリンドリカルレンズ49の軸と垂直な
方向にミラー部51m同士がほぼ隣接した状態で並んで
配置されている。
【0021】図2に示すように、本例の光スイッチング
デバイス30は、光スイッチング素子アレイ50の、あ
る画素を表示するための区画11aに配置された3つの
マイクロミラー素子52r、52gおよび52bに対
し、その区画11aの上方に位置するマイクロレンズユ
ニット43がマイクロミラー素子52r、52gおよび
52bによって反射方向が制御された出射光82が出射
される出射側のマイクロレンズアレイ、すなわち、上記
にて説明した第2のマイクロレンズアレイのマイクロレ
ンズユニット42である。また、このマイクロレンズユ
ニット42に隣接する図面上左側のマイクロレンズユニ
ット43が区画11aのマイクロミラー素子52r、5
2gおよび52bに対し、赤色R、緑色Gおよび青色B
の各色を含み、各色の光線80r、80gおよび80b
によって若干角度が変化した入射光80を導く入射側の
マイクロレンズアレイ、すなわち、第1のマイクロレン
ズアレイのマクロレンズユニット41となっている。同
様に、区画11aに隣接する別の画素を表示するための
区画11bに対しては、区画11aの上方に位置するマ
イクロレンズユニット43が入射側のマイクロレンズア
レイのマイクロレンズユニットとなり、また、区画11
bの上方に位置するマイクロレンズユニット43が出射
側のマイクロレンズアレイのマイクロレンズアレイとな
る。
【0022】本例の光スイッチングデバイス30におい
ては、マイクロレンズユニット43の屈折力、マイクロ
レンズユニット43と光スイッチング素子アレイ50の
各素子、すなわち、マイクロミラー素子52との距離な
どの光学的な条件は、各区画、例えば区画11aのマク
ロミラー素子52r、52gおよび52bに対し、マイ
クロレンズユニット41に照射された入射光80の赤色
光束80r、緑色光束80gおよび青色光束80bがそ
れぞれ集光するように設定されている。また、このよう
な光スイッチングデバイス30の光学的な条件に合致す
るように、入射光80の赤色光束80r、緑色光束80
gおよび青色光束80bの入射角度が設定されている。
したがって、各入射光束80r、80gおよび80b
は、マイクロレンズユニット41により、それぞれのマ
イクロミラー素子52r、52gおよび52bに集光さ
れ、その反射角度が制御される。そして、その区画11
aに対応する画素の色を表すために必要な光束は出射側
のマイクロレンズユニット42に向かって反射される。
【0023】例えば、区画11aにおいては、マイクロ
ミラー素子52r、52gおよび52bによって出射光
束82r、82gおよび82bが出射側のマイクロレン
ズユニット42に向けて反射されており、白色の画素が
スクリーン上に形成される。一方、区画11bにおいて
は、マクロミラー素子52r、52gおよび52bによ
って出射光束82r、82gおよび82bが出射側のマ
イクロレンズユニット42とは異なった、光軸から大き
く外れた方向に向けて反射されており、出射側のマイク
ロレンズユニット42からは画素を構成する光束が出射
されない。したがって、黒色の画素がスクリーン上に形
成される。同様に、赤色の画素を表示するためには、マ
イクロミラー素子52r、52gおよび52bを制御し
て、赤色光束82rのみが出射側のマイクロレンズユニ
ット42に向けて反射されるようにすれば良い。緑色お
よび青色の画素を表示する場合も同様である。さらに、
これらの中間色あるいは明度、彩度あるいは色相などの
色調の異なる色は、各色毎のマイクロミラー素子52
r、52gおよび52bにより、出射光束82r、82
gおよび82bが出射側のマイクロレンズユニット42
に向かって出射される時間の比率、すなわち、フレーム
レートあるいはフレームタイム中に個々の色の出射光8
2r、82gおよび82bの出射される時間比率を制御
することにより自由に選択することができる。
【0024】入射側のマイクロレンズユニット41によ
って各色の入射光束80r、80gおよび80bがマイ
クロミラー素子52r、52gおよび52bに対しそれ
ぞれの集光されるように、各々の入射光束80r、80
gおよび80bの角度は異なっている。このため、各色
のマイクロミラー素子52r、52gおよび52bのオ
ン状態の反射角度は、出射光束82r、82gおよび8
2bが出射側のマイクロレンズユニット42に向けて出
射されるように若干異なっている。そして、若干異なっ
た角度で出射側のマイクロレンズユニット42に入った
これらの出射光束82r、82gおよび82bは光スイ
ッチングデバイス30に略垂直な方向に向いた平行光束
に合成され、図1に示した投射レンズ2に入ってスクリ
ーン9に投射される。
【0025】図4に本例の画像表示装置10の光供給装
置20に採用することができる波長選択性の分光器24
を示してある。この分光器24は、ダイクロイックミラ
ーを用いて波長毎(色毎)に白色の光源79を分光する
ものであり、青色Bを選択的に反射するダイクロイック
ミラー26bと、緑色Gを選択的に反射するダイクロイ
ックミラー26gと、通常のミラー26rをこの順番で
若干角度を変えて設けてある。したがって、分光器24
を通すことにより、白色光79が3原色毎に角度がわず
かに変化するように分離された赤色光80r、緑色光8
0gおよび青色光80bを備えた入射光80となって光
スイッチングデバイス30に供給される。
【0026】分光器24は、ダイクロイックミラーを用
いたものに限定されることはなく、他の方式であっても
もちろん良い。図5(a)に示すように、プリズム27
を用いて分光することも可能である。プリズム27を形
成する材料の波長分散特性により色毎に屈折角が異なる
ので、平行光束にした白色光79をプリズム27に入射
することにより、図4に示したダイクロイックミラーを
用いた分光器と同様に、3原色毎に僅かに角度が変わっ
た入射光80を得ることができる。また、図5(b)に
示すように、ホログラム28を用いて分光することも可
能である。ホログラム28の格子ピッチにより発生する
回折角に波長依存性があるので、これを利用して上記と
同様に3原色毎に若干入射角度が異なる入射光80を得
ることができる。
【0027】上述した分光器24は、いずれも白色光7
9を波長選択性の分光器24により分離して角度の若干
異なる3原色の光束80r、80gおよび80bを備え
た入射光80とするものであり、色分解フィルターを用
いて白色光を各色に時間分割する方式と異なり各色の光
に分割する際に白色光の一部が吸収されることにより光
のロスは少ない。したがって、光源22から発せられた
白色光79を効率よく利用することができる。また、波
長で分割する上述したような分光器24は、機械的な回
転動作等を必要としないため駆動用のモータ等が不要で
あり、コンパクトに構成することができる。したがっ
て、画像表示装置10全体をコンパクトに纏め、また、
低コストで供給するためにも有効である。
【0028】以上に説明したように、本例の光スイッチ
ングデバイス30は、光スイッチング素子アレイ50に
マイクロレンズアレイ40が積層された構成となってお
り、マイクロレンズアレイ40の個々のマイクレンズユ
ニット43に対し、光スイッチング素子アレイ50の3
つのマイクロミラー素子52r、52gおよび52bが
対応するように配置されている。そして、マイクロレン
ズアレイ40の入射側のマイクレンズユニット41を介
して入射された光は、マイクロレンズユニット41によ
って3つのマイクロミラー素子52r、52gおよび5
2bのいずれかの素子に集光され、その素子によって反
射された光は出力側のマイクロレンズユニット42を通
って画像を投射する投射レンズなどの方向に導き出され
るようになっている。
【0029】したがって、本例の光スイッチングデバイ
ス30に対し、3原色毎に角度が若干異なるように分光
された入射光80を照射すると、1画素に対応したマイ
クロレンズユニット43毎に、赤色光束80rはマイク
ロミラー素子52rで制御され、緑色光束80gはマイ
クロミラー素子52gで制御され、さらに、青色光束8
0bはマイクロミラー素子52bで制御される。これら
のマイクロミラー素子52r、52gおよび52bで反
射された各色の出射光82r、82gおよび82bは、
さらに、出射側のマイクロレンズユニット42で合成さ
れて投射レンズ2を介してスクリーンなどにカラー画像
を構成する画素として映し出される。このため、本例の
光スイッチングデバイス30は、単板あるいは1枚で3
色に分光された入射光80を制御可能であり、白色光を
各色に時分割するのではなく、色毎に分割した光を継続
的に照射してカラー表示を行うことができる。したがっ
て、本例の光スイッチングデバイス30を用いた画像表
示装置10においては、カラーフィルタによる光の吸収
ロス、および回転フィルタによる時間的なロスが生じな
いので、光の利用効率が高くでき、明るいカラー画像を
表示することができる。
【0030】また、本例の光スイッチングデバイス30
は、光スイッチング素子であるマイクロミラー素子52
に入射光を集光するためにマイクロレンズを採用してい
るので、開口率を80%程度あるいはそれ以上にするこ
とが可能である。さらに、反射型の素子であるマイクロ
ミラー素子52を採用しているので、液晶などの透過型
のスイッチング素子と比較し光の吸収による損失を少な
くできるので、透過率を80%あるいはそれ以上にする
ことができる。したがって、光スイッチングデバイスと
して液晶を用い、回転型カラーフィルタで色毎に時分割
した入射光を照射する従来型のプロジェクタに対し、本
例の光スイッチングデバイスを用いた画像表示装置10
では、2倍から3倍程度明るいカラー画像を表示するこ
とができる。
【0031】さらに、本例の光スイッチングデバイス3
0においては、上述したように単板で3原色に色分割さ
れた光を制御することができる。したがって、本例の光
スイッチングデバイス30を採用することにより、単板
で、従来の3板式と同等の機能を備えた画像表示装置を
構成することが可能となる。このため、光の経路などの
設備が3板式の1/3程度で同等の性能が得られるの
で、プロジェクタなどの画像表示装置を非常に小型化お
よび軽量化することができ、低コストで供給することが
できる。
【0032】また、本例の光スイッチングデバイス30
は、単板で3原色のそれぞれを継続的に、時間分割され
ずに制御できるので、時間的なロスがなく、各色の制御
時間をほぼ1フレームタイム(フレームレート)にする
ことができる。したがって、単板式でありながら階調制
御のための時間を長く確保できるので、より多階調の制
御が可能となり、中間調の奇麗な解像度の高い画像を表
示することができる。あるいは、同じ程度の階調制御を
行うのであれば、スイッチング素子および制御回路の動
作周波数を下げることができるので、コストの削減が可
能であり、また、消費電力を低減することも可能とな
る。
【0033】さらに、本例の光スイッチングデバイス3
0においては、1画素を表示する3つのマイクロミラー
素子52r、52gおよび52bのオン状態の反射角度
がそれぞれ別個に設定されており、入射側のマイクロレ
ンズユニット41に対応する3つの光スイッチング素子
52r、52gおよび52bに到達する入射光80の角
度の差、出射側のマイクロレンズユニット42に対する
光スイッチング素子52r、52gおよび52bの位置
の差などを補正し、入射側のマイクロレンズユニット4
1からの入射光80を出射側のマイクロレンズユニット
42に最も効率良く導き、光の損失を抑えることができ
るようにしている。例えば、マイクロミラー素子52b
がオン状態でもっとも大きな角度となり、マイクロミラ
ー素子52gが中間の角度、マイクロミラー素子52r
が最も角度が小さくなるように設定されている。これに
より、色毎に若干角度が異なった状態で光スイッチング
デバイス30に入射された入射光80は効率良く出射光
82となって光スイッチングデバイス30から出射さ
れ、さらに明るいカラー画像を得ることができる。
【0034】また、本例の光スイッチングデバイス30
ではマイクロレンズアレイ40として形状が簡単なシン
ドリカルレンズアレイを用いて低コスト化を図ってい
る。さらに、シリンドリカルレンズアレイを採用するこ
とにより、入射光80は光スイッチング素子アレイ50
にシリンドリカルレンズ49の軸方向に長く集光する。
したがって、色毎に若干角度の異なる入射光80をシリ
ンドリカルレンズ49の軸に垂直な方向から照射するこ
とにより、色毎に軸に垂直な方向に並列に集光させるこ
とができる。このため、シリンドリカルレンズ49の軸
方向に長いマイクロミラー素子52を並べて配置するこ
とにより、色毎にそのマイクロミラー素子52の上に確
実に集光されるので、信頼性の高い光スイッチングデバ
イス30を提供することができる。シリンドリカルレン
ズに代わり、ディスク状(凸レンズ状)のマイクロレン
ズを並べたマイクロレンズアレイを採用することも可能
であるが、高価であり、また、集光スポットが小さくな
るので、光学系の調整も難しく、高い開口率を確実に得
るのが難しい。これに対し、シリンドリカルレンズ49
を採用することにより、低コストで開口率の高い光スイ
ッチングデバイスを提供することが可能である。
【0035】[第2の実施の形態]図6に、本発明の第
2の実施の形態に係る光スイッチングデバイス30の概
略構成を断面を用いて示してある。本例の光スイッチン
グデバイス30も、光スイッチング素子アレイ50の上
方にマイクロレンズアレイ40が積層され、光スイッチ
ング素子アレイ50の下方に各々の光スイッチング素子
を制御する制御用IC35が積層された構成であり、第
1の実施の形態と共通する部分には同じ符号を付して説
明を省略する。本例では、光スイッチング素子アレイ5
0を構成する光スイッチング素子60として、マイクロ
レンズアレイ40の光スイッチング素子アレイ50に対
峙した面48を全反射面として用い、この全反射面48
から漏出するエバネセント波を制御するエバネセント光
スイッチング素子60が採用されている。各々のエバネ
セント光スイッチング素子60は、全反射により光が伝
達される全反射面48に対し、接近あるいは接触させる
ことによりエバネセント光を抽出できる出射体61を備
えており、静電力または電歪力などと薄膜64のバネ弾
性力などとを組み合わせた動力を利用して出射体61を
駆動できるようになっている。本例では逆三角形の断面
を備えたマイクロプリズムが出射体61として採用され
ており、出射体61の上面62が全反射面48に薄膜6
4の弾性力によって接触あるいは接近すると、上面62
が抽出面となり、入射側のマイクロレンズユニット41
を通して全反射面48に到達した入射光80のエバネセ
ント光が出射体61に抽出される。抽出された入射光8
0は反射面63によって上方に反射され、全反射面48
を透過し、出射光82として出射側のマイクロレンズユ
ニット42を通って投射レンズなどに供給される。一
方、静電気力などによって出射体61が薄膜64の弾性
力に逆らって全反射面48から離れると、全反射面48
に到達した入射光80は全反射面48によって出射側の
マイクロレンズユニット42とは光軸方向が異なる方向
に全反射される。
【0036】このように、本例のエバネセント光スイッ
チング素子60により、上述したマイクロミラー素子と
同様に入射光を制御することが可能である。したがっ
て、複数のエバネセント光スイッチング素子60をアレ
イ状に配置した光スイッチング素子アレイ50を用いる
ことにより、上記の実施の形態で説明した光スイッチン
グデバイスと同等の機能を備えた光スイッチングデバイ
ス30を実現することが可能である。また、本実施の形
態の光スイッチングデバイス30を上述した画像表示装
置10の光スイッチングデバイスとして用いることもも
ちろん可能であり、上記と同様の効果を得ることができ
る。
【0037】さらに、エバネセント光スイッチング素子
60は、出射体61を波長あるいはそれ以下の単位で動
かすだけでスイッチングが可能なので高速動作が可能で
あり、多階調制御をさらに容易に行うことができる。本
例の光スイッチングデバイス30は、上述したように単
板で、ダイクロイックミラーなどで色分割された入射光
を制御できるために色毎の制御時間が長くできる。した
がって、エバネセント光スイッチング素子アレイ50を
用いた光スイッチングデバイス30により色分解能の非
常に高い映像デバイスを実現することが可能であり、マ
ルチカラー表示に適したスイッチングデバイスおよび画
像表示装置を提供することができる。また、エバネセン
ト光スイッチング素子60は、出射体61を全反射面4
8に対し前後に動かすだけでスイッチングができるの
で、回転動作を伴うマイクロミラー素子よりも構成が簡
易であり、低コストで信頼性の高い光スイッチングデバ
イス30を提供することが可能となる。
【0038】さらに本例の光スイッチングデバイス30
について説明する。本例の光スイッチングデバイス30
は、上述した光スイッチングデバイスと同様にマイクロ
レンズアレイ30としてシリンドリカルレンズ49が画
素ピッチで並列に配置されたシリンドリカルレンズアレ
イが採用されており、そのシリンドリカルレンズ49を
画素ピッチで区切ったマイクロレンズユニット43に、
光スイッチング素子アレイ50の3つのエバネセント光
スイッチング素子60r、60gおよび60bが対応す
るようにアレンジされている。したがって、本例の光ス
イッチングデバイス30を上方から見た様子は、先に図
3に基づき説明したものと同様である。本例の光スイッ
チングデバイス30においても、マイクロレンズユニッ
ト43によってマイクロレンズユニット43に照射され
た入射光は個々のスイッチング素子60r、60gおよ
び60bのいずれかに集光されるようになっている。こ
のため、高い開口率を確保できると共に、3原色毎に角
度が若干ことなった光束80r、80gおよび80bを
備えた入射光80が照射されるとそれぞれの色の光束を
対応するスイッチング素子60r、60gおよび60b
で個別に制御することができる。したがって、本例の光
スイッチングデバイス30を画像表示装置に採用するこ
とにより、単板で3板式と同じくカラーフィルタによる
ロスと、時分割による時間的なロスを防止できるので、
3板式と同等の明るく、中間調の奇麗なカラー画像を表
示することができる。
【0039】本例の光スイッチングデバイス30におい
ては、エバネセント光スイッチング素子60を採用して
いるので、全反射面48において入射光80が全反射す
る角度となるように入射側のマイクロレンズユニット4
1を選択し、光学系をデザインする必要がある。このた
め、マイクロレンズユニット41の焦点距離は比較的長
くする必要があり、また、マイクロレンズユニット41
の集光に有効に作用する面積も限られてしまう可能性が
ある。そこで、本例の光スイッチングデバイス30にお
いては、マイクロレンズユニット30を、高屈折率材料
層44と低屈折率材料層45を組合わせ、その境界面4
6に曲率を持たせることにより構成しており、これらの
材料層44および45の屈折力と境界面46の曲率とい
った調整要素を増やすことにより、エバネセント光スイ
ッチング素子60を用いた光スイッチング素子アレイ5
0に適した光学系を実現できるようにしている。
【0040】本例の光スイッチングデバイス30におい
ても、各色毎に若干角度の異なった入射光80が供給さ
れるので、これらを上方の出射側のマイクロレンズユニ
ット42に効率良く反射するために3つの光スイッチン
グ素子60r、60gおよび60bの反射角度は異なっ
ている。本例の光スイッチング素子60においては出射
体のプリズムのV字型の反射面63の角度を調整してあ
り、青色光束80b用のスイッチング素子60bが最も
浅いV字型の反射面63を備え、緑色光束80g用のス
イッチング素子60gが中間の深さのV字型の反射面6
3を備えており、さらに、赤色光束80r用のスイッチ
ング素子60rが最も深いV字型の反射面63を備えて
いる。
【0041】[第3の実施の形態]図7に、本発明の第
3の実施の形態に係る光スイッチングデバイス30の概
略構成を断面を用いて示してある。本例の光スイッチン
グデバイス30も、光スイッチング素子アレイ50の上
方にマイクロレンズアレイ40が積層され、光スイッチ
ング素子アレイ50の下方に各々の光スイッチング素子
を制御する制御用IC35が積層された構成であり、上
述した各実施の形態と共通する部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。本例の光スイッチング素子アレイ5
0は、液晶パネル55とマイクロミラーアレイ54とが
積層された構成となっており、液晶素子57とマイクロ
ミラー56との組み合わせで1単位のスイッチング素子
が構成されている。そして、液晶素子57がオン状態と
なって液晶素子57を透過した入射光80がマイクロミ
ラー56によって出射側のマイクロレンズユニット42
に向かって反射され、出射光82となって出力されるよ
うになっている。
【0042】本例の光スイッチングデバイス30におい
ても、上記の光スイッチングデバイスと同様にマイクロ
レンズユニット43に対応した区画11に3つの液晶素
子57r、57gおよび57bと、これらに重ねてマイ
クロミラー56r、56gおよび56bが配置されてお
り、光スイッチングデバイス30を上方から見た様子
は、図3に基づき説明したものと同様となる。したがっ
て、入射側のマイクロレンズユニット41から入射され
た3原色毎に若干角度の異なる入射光80は、色毎にそ
れぞれの液晶素子57r、57gおよび57bに集光さ
れる。そして、これらの液晶素子57r、57gおよび
57bがオン状態で透過した光は、マイクロミラー56
r、56gおよび56bによって各々が適当な角度で出
射側のマイクロレンズユニット42に向かって反射さ
れ、合成されて出射光82となって出射される。一方、
液晶素子57r、57gあるいは57bがオフ状態の場
合は、入射光80は透過しないので出射側のマイクロレ
ンズユニット42に向かって出射されない。
【0043】このように、液晶パネル55とマイクロミ
ラーアレイ54とを組み合わせたスイッチング素子アレ
イ50を用いた本例の光スイッチングデバイス30にお
いても、上述した光スイッチングデバイスと同様に、入
射側のマイクロレンズユニット41を通って入射光を色
毎にスイッチングして出射側のマイクロレンズユニット
42から出射することができる。したがって、光源とし
てダイクロイックミラーなどを用いて波長分割した光を
用いてカラー画像を表示することが可能である。このた
め、本例の光スイッチングデバイス30を用いて上記に
て説明したような単板式で、3板式と同等の明るく中間
調の奇麗な画像を表示できる画像表示装置を提供するこ
とができる。
【0044】本例の光スイッチングデバイス30は、液
晶パネル55を採用しているので、液晶あるいは偏光板
などによる透過吸収があり、上記の各実施の形態で説明
した光スイッチングデバイスと比較すると若干開口率が
低下する可能性がある。しかしながら、液晶パネルとい
う現状でも光スイッチングデバイスとして多用されてい
るスイッチング素子を用いて、本発明に係る、単板で3
原色を独立して制御できる画像表示用のデバイスを実現
できるので、信頼性が高く、低コストの光スイッチング
デバイスを提供できるというメリットがある。
【0045】[第4の実施の形態]図8に、本発明の第
4の実施の形態に係る画像表示装置10の概略構成を示
してある。上述した各実施の形態においては、光スイッ
チングデバイス30からの出射光82はデバイスから略
垂直に出射され、出射光82をスクリーン9に投射する
投射レンズ2がデバイス30に対し垂直な方向に配置さ
れていたのに対し、本例の画像表示装置10において
は、出射側の光学系である投射レンズ2が、入射側の光
学系である光供給装置20に対し、光スイッチングデバ
イス30を中心にほぼ対称な位置に配置されている。こ
のように、光スイッチングデバイス30に対する入射光
80の方向および出射光82の方向は、入射側の光学系
および出射側の光学系の設計にあわせて自由に設定する
ことが可能である。本例の画像表示装置10において
は、投射レンズ2と光供給装置20とを光スイッチング
デバイス30を中心に略対称な位置に配置できるので、
投射レンズ2および光供給装置20との配置上の干渉を
避けることができ、画像表示装置10全体をよりコンパ
クトに纏めることができる。
【0046】図9に、本例の画像表示装置10に採用さ
れている光スイッチングデバイス30の概要構成を模式
的に示してある。本例の光スイッチングデバイス30
は、先の第1の実施の形態で説明した、マイクロミラー
素子52がアレイ状に配置されたスイッチング素子アレ
イ50を用いた光スイッチングデバイス30であり、詳
細な説明は以下では省略する。本例の光スイッチングデ
バイス30においては、入射側のマイクロレンズユニッ
ト41から入射された入射光80をそれぞれの色に対応
するマイクロミラー素子52r、52gおよび52bに
よって略対称な方向(角度)に反射しており、これらの
マイクロミラー素子52r、52gおよび52bが位置
する区画11aに対し、入射側のマイクロレンズユニッ
ト41と対称な位置にある出射側のマイクロレンズユニ
ット42から出射光82として出射される。このような
入射光80に対し出射光82の角度は、各々のマイクロ
ミラー素子52r、52gおよび52bのオン状態の反
射角度を個別に制御することにより自由に設定すること
ができる。もちろん、本例に示したマイクロミラー素子
を用いた光スイッチングデバイスに限らず、入射光に対
する出射光の角度の調整は、エバネセント光スイッチン
グ素子を用いた光スイッチングデバイスにおいては出射
体の反射面の角度を変えることによって同様に可能であ
り、また、液晶素子を用いた光スイッチングデバイスに
おいては液晶素子に重ねて配置されるマイクロミラーの
角度を変えることによって可能である。
【0047】[第5の実施の形態]図10に、本発明の
第5の実施の形態に係る透過型の光スイッチングデバイ
ス30を用いた画像表示装置10の概略構成を示してあ
る。本発明の画像表示装置10は、入射側の光学系であ
る光供給装置20と、光スイッチングデバイス30と、
出射側の光学系である投射レンズ2が略直線状に配置さ
れており、光スイッチングデバイス30に入射された入
射光80が光スイッチングデバイス30を透過して出射
光82として出射され、投射レンズ2によってスクリー
ンにカラー画像が投射されるようになっている。このた
め、本例の光スイッチングデバイス30は、入射側のマ
イクロレンズユニットがアレイ状に配列された入射側の
マイクロレンズアレイ40aと、後述する液晶を用いた
光スイッチング素子アレイ50と、出射側のマイクロレ
ンズユニットがアレイ状に配列されたマイクロレンズア
レイ40bが積層された構成になっている。
【0048】図11に、本例の光スイッチングデバイス
30の概略構成を拡大して示してある。上述したよう
に、本例の光スイッチングデバイス30は、下側から順
番に入射側のマイクロレンズユニット41を備えたマイ
クロレンズアレイ40a、光スイッチング素子アレイ5
0、出射側のマイクロレンズユニット42を備えたマイ
クロレンズアレイ40bとが積層された構成になってい
る。それぞれのマイクロレンズアレイ40aおよび40
bとしては、上述した光スイッチングデバイスと同様に
シリンドリカルレンズ49が画素ピッチで配列されたシ
リンドリカルレンズアレイが採用されている。本例の光
スイッチング素子アレイ50は、複数のマイクロプリズ
ム58がアレイ状に配置された、あるいはシリンドリカ
ルレンズ49に沿って延びたプリズムがレンズの軸に直
角な方向に配置されたマイクロプリズムアレイ59と、
液晶パネル55とが積層された構成となっており、それ
ぞれのシリンドリカルレンズ49を画素ピッチで区切っ
た1画素の区画11に3つの液晶素子57r、57gお
よび57bが位置するようになっている。このため、入
射側あるいは出射側のマイクロレンズアレイ40aある
いは40bの方向から本例の光スイッチングデバイス3
0を見た様子は、先に図3に基づき説明したものと同様
となる。
【0049】本例の光スイッチングデバイス30におい
ても、入射側のマイクロレンズユニット41に入射した
3原色毎に若干角度の異なる入射光80は、マイクロレ
ンズユニット41によって、それぞれの色の光束80
r、80gおよび80bに対応する液晶素子57r、5
7gおよび57bに集光される。そして、液晶素子57
r、57gおよび57bがオン状態のときは、液晶素子
57を透過した光がマイクロプリズム58r、58gお
よび58bによって屈折され、出射側のマイクロレンズ
ユニット42に向かって出射光82として出射される。
そして、出射側のマイクロレンズユニット42で画素毎
に合成され、投射レンズを通ってカラー画像として表示
される。一方、液晶素子57がオフ状態のときは、入射
光80が液晶素子57を通過しないので、出射側のマイ
クロレンズユニット42には出射されない。
【0050】このように、本例の光スイッチングデバイ
ス30は、反射型と透過型との違いはあるが、上記の各
実施の形態で説明したものと同様に単板で3板式と同様
にダイクロイックミラーなどによって色分割された入射
光を制御してカラー表示を行うことができるものであ
る。したがって、本例の光スイッチングデバイス30を
用いることにより、色フィルターによるロス、あるいは
時分割したときの時間的な光のロスのない、明るく、ま
た、中間調表示の奇麗なカラー画像を得ることができ
る。
【0051】本例の光スイッチングデバイス30では、
液晶素子57を透過した光を出射しているために、液晶
およびその前後の偏光板などにより吸収ロスが発生し、
上述した反射型の光スイッチングデバイスよりも若干開
口率が低下する可能性がある。しかしながら、液晶とい
う従来型の光スイッチング素子を用いて本発明に係る光
スイッチングデバイスおよび画像表示装置を実現できる
ので、低コストで信頼性の高いものを提供できる。ま
た、前述したような反射型の光スイッチングデバイスで
あれば、光スイッチングデバイス30の一方の側に入射
側および出射側の光学系を配置できるので、コンパクト
にできるといったメリットがあった。これに対し、本例
の光スイッチングデバイス30は透過型なので、入射光
80と出射光82の光路が互いに干渉することがなく画
像表示装置の設計が容易となり、また、入射側の光学系
(光供給装置20)と出射側の光学系(投射レンズ2)
を接近して配置することができる。
【0052】なお、以上に説明した光スイッチングデバ
イスにおいては、1つのマイクロレンズユニットに対し
3つの光スイッチング素子が対応するようにしている
が、4つ以上の光スイッチング素子が対応するように配
置しても良いことはもちろんである。そして、3原色に
加え、あるいは3原色に変わって中間の色相の光束をマ
イクロレンズユニットでそれぞれの光スイッチング素子
に集光させて制御することも可能であり、単板の光スイ
ッチングデバイスを用いて、より中間調の奇麗なカラー
画像を表示することができる。また、透過型の光スイッ
チング素子として液晶素子を例に説明しているが、電解
質溶液を用いたECDなど、その他の受光型のスイッチ
ング素子を用いることももちろん可能である。
【0053】さらに、上記ではプロジェクタのような投
射型の画像表示装置に本発明の光スイッチングデバイス
が採用された例を説明しているが、投射型に限らず、直
視型の画像表示装置、あるいは、感光性の印刷用紙を用
いたプリンタなど、さまざまなカラー画像を取り扱う機
器に本発明の光スイッチングデバイスは利用することが
できる。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の光スイ
ッチングデバイスは、マイクロミラーアレイのような光
スイッチング素子アレイにマイクロレンズアレイを重
ね、1つのマイクロレンズユニットに入射した色毎に若
干角度の異なる入射光束のそれぞれを少なくとも3つの
光スイッチング素子に集光して制御できるようにしてい
る。したがって、1枚の光スイッチングデバイスによ
り、ダイクロイックミラーなどで色分解した光を制御
し、合成したカラー表示用の出射光を得ることができる
ので、カラーフィルタによるロスおよび時分割するため
の時間的なロスをなくすことができる。このため、本発
明の光スイッチングデバイスを用いることにより、単板
式で3板式と同等の明るく、解像度の高い多階調表示可
能なカラー画像を出力可能な画像表示装置を提供するこ
とが可能である。そして、本発明に係る画像表示装置
は、3板式と比較し光路が少なくて済むなど構成が簡易
なので、コンパクトにでき、低コストで提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置
の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示した光スイッチングデバイスの概略構
成を示す断面図であり、光スイッチング素子としてマイ
クロミラー素子を用いた例を示す図である。
【図3】図1に示した光スイッチングデバイスをマイク
ロレンズアレイの方向から見た様子を示す図である。
【図4】図1に示した分光器の構成例を模式的に示す図
である。
【図5】図4に示した分光器の異なる構成例を模式的に
示す図である。(a)はプリズムを用いて分光する構成
例である。(b)はホログラムを用いて分光する構成例
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る光スイッチン
グデバイスの概略構成を示す断面図であり、光スイッチ
ング素子としてエバネセント波を制御するエバネセント
光スイッチング素子を用いた例を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る光スイッチン
グデバイスの概略構成を示す断面図であり、光スイッチ
ング素子として液晶素子を用いた例を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る画像表示装置
の概略構成を示す図である。
【図9】図7に示した光スイッチングデバイスの概略構
成を示す断面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係る透過型の光
スイッチングデバイスを用いた画像表示装置の概略構成
を示す図である。
【図11】図10に示した光スイッチングデバイスの概
略構成を示す断面図であり、透過型の光スイッチング素
子として液晶素子を用いた例を示す図である。
【図12】従来の分光器に色フィルターを用いた画像表
示装置の概略構成を示す図である。
【図13】図12に示した色フィルターを模式的に示す
図である。
【符号の説明】
2・・投射レンズ 9・・スクリーン 10・・画像表示装置 11・・マイクロレンズユニット(1画素)に対応する
区画 20・・光供給装置 22・・光源 24・・分光器 26・・ダイクロイックミラー 27・・プリズム 28・・ホログラム 30・・光スイッチングデバイス 35・・ICチップ 40・・マイクロレンズアレイ 40a・・入射側のマイクロレンズアレイ(第1のマイ
クロレンズアレイ) 40b・・出射側のマイクロレンズアレイ(第2のマイ
クロレンズアレイ) 41・・入射側のマイクロレンズユニット 42・・出射側のマイクロレンズユニット 43・・マイクロレンズユニット 44・・高屈折率材料のマイクロレンズアレイ 45・・低屈折率材料のマイクロレンズアレイ 46・・境界面 48・・全反射面 49・・シリンドリカルレンズ 50・・光スイッチング素子アレイ 52・・マイクロミラー素子 55・・液晶パネル 56・・液晶素子 57・・マイクロミラー 58・・マイクロプリズム 60・・エバネセント光スイッチング素子 61・・出射体 62・・抽出面 64・・駆動部 79・・白色光 80・・入射光 82・・出射光 90・・画像表示装置 92・・光源部 94・・分光器 94a・・色フィルター 96・・コンデンサーレンズ 98・・ミラーデバイス 98a・・マイクロミラー 98b・・ICチップ 100・・入射光 102・・出射光

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマイクロレンズユニットを備えた
    第1および第2のマイクロレンズアレイと、入射光に対
    し出射光の光量または角度を制御可能な複数の光スイッ
    チング素子を備えた光スイッチング素子アレイとを有
    し、 これら第1および第2のマイクロレンズアレイ、および
    光スイッチング素子アレイが、前記第1のマイクロレン
    ズアレイのマイクロレンズユニットから入射された光が
    前記光スイッチング素子アレイの少なくとも3つの光ス
    イッチング素子のいずれか1つに集光され、これらの光
    スイッチング素子により制御された光が前記第2のマイ
    クロレンズアレイのマイクロレンズユニットから出射さ
    れるように配置されていることを特徴とする光スイッチ
    ングデバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記マイクロレンズ
    アレイはシンドリカルレンズアレイであることを特徴と
    する光スイッチングデバイス。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記光スイッチング
    素子は光反射型のスイッチング素子であり、前記第1お
    よび第2のマイクロレンズアレイを兼ねたマイクロレン
    ズアレイを有し、前記光スイッチング素子に対し入射側
    となるマイクロレンズユニットと出射側となるマイクロ
    レンズユニットが異なることを特徴とする光スイッチン
    グデバイス。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記マイクロレンズ
    ユニットに対応する少なくとも3つの前記光スイッチン
    グ素子は、光の出射方向がそれぞれ異なることを特徴と
    する光スイッチングデバイス。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記光スイッチング
    素子は、反射角度を制御可能なマイクロミラーを備えた
    光スイッチング素子、または、エバネセント光を制御可
    能なマイクロプリズムを備えた光スイッチング素子であ
    ることを特徴とする光スイッチングデバイス。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の光スイッチングデバイ
    スと、前記第1のマイクロレンズアレイに対し少なくと
    も3原色毎に角度がわずかに変化した光を供給可能な光
    供給装置と、前記第2のマイクロレンズアレイから出射
    された光を投射可能な投射レンズとを有することを特徴
    とする画像表示装置。
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