JP4105109B2 - カラー分離ユニットを適用したプロジェクションタイプ画像表示装置 - Google Patents

カラー分離ユニットを適用したプロジェクションタイプ画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、色分離構造が改善されたカラー分離ユニット及びこれを適用して高い光効率でカラー光を照明すると共に、光学系を小型化できるプロジェクションタイプ画像表示装置に関する。
一般に、プロジェクションタイプの画像表示装置は、液晶表示素子(Liquid Crystal Display)やマイクロミラーディスプレー装置(Digital Micromirror Display)のようなマイクロディスプレー、すなわち、ライトバルブで生成された画像を投射光学系を用いてスクリーンに拡大投射して大画面を提供するシステムである。
この画像表示装置は、採用されたマイクロディスプレーの枚数によって1パネル方式と、3パネル方式とに区分される。3パネル方式の画像表示装置は、分離された赤(R)、青(B)、緑(G)の光路各々に配される3枚のライトバルブを用いる方式であって、1パネル方式に比べて光効率は優れるが、光学的構成が複雑でかつコストが高いという短所がある。
一方、通常の1パネル方式の画像表示装置はカラーホイールを採用して入射された白色光を周期的にR、B、Gに変える構造であって、その構成が簡単であるという利点はあるが、カラーホイールを採用することによって3パネル方式に比べて2/3の光量損失が発生して光効率が低いという短所がある。このような1パネル方式を用いつつも前記光効率の低下問題を考慮し、これまでにも図1に示されるように画像表示装置が提案されたことがある。
図1を参照すれば、従来の1パネル方式の画像表示装置は、光源11で無偏光の白色光を生成/照射する。この照射された白色光は、入射光を混合して均一光にするフライアイレンズアレイ13を透過しつつ均一な光になって偏光整列器15に向かう。前記偏光整列器15は、前記光源11から照射された無偏光の白色光を一つの偏光方向の光を有する白色光になるように偏光方向を変える。この偏光整列器15を透過した白色光は、第1及び第2ダイクロイックミラー17、19でR、B、Gの光に分岐される。すなわち、第1ダイクロイックミラー17は、入射された白色光のうち青色波長の光は反射させ、残りの光は透過させる。そして、透過された光は第2ダイクロイックミラー19で緑色光と赤色光に分岐される。
このように分岐された各カラーの光路には、入射光を周期的にスクローリングさせる第1ないし第3スキャニングプリズム21、23、25が配される。この第1ないし第3スキャニングプリズム21、23、25各々は、四角柱状のプリズムを有するものであって、駆動源(図示せず)によって回転される。回転によって光路上における光軸とプリズムの側壁とがなす角度が変わりつつ、このプリズムを透過した光の進路が周期的に変わる。
ここで、前記第1ないし第3スキャニングプリズム21、23、25の光路上における回転時、前記第1ないし第3スキャニングプリズム21、23、25各々を透過した光がディスプレー素子33の有効画像領域を三分して照射されるように各プリズムの初期角度が設定されている。したがって、前記第1ないし第3スキャニングプリズム21、23、25の駆動状態によって図2に示されるように、ディスプレー素子33の有効画像領域に分岐されたカラーの光が(B、R、G)⇒(G、B、R)⇒(R、G、B)の順序を反復しつつ結像される。
前記第1ないし第3スキャニングプリズム21、23、25を経た光は、第3及び第4ダイクロイックミラー27、29で合成される。ここで、前記第1ダイクロイックミラー17と第3ダイクロイックミラー27間及び、前記第2ダイクロイックミラー19と第4ダイクロイックミラー29間各々には反射ミラー18、20が配されて光の進路を変える。
前記第4ダイクロイックミラー29を経由したスクローリングされた光は、入射光をその偏光によって透過または反射させる偏光ビームスプリッタ31に入射される。この偏光ビームスプリッタ31で反射された光は、図2に示されるように周期的にスクローリングされつつ前記ライトバルブ33に入射される。前記ライトバルブ33は、入射光を画素単位で制御して画像を形成する。ここで、画像は、画素単位で出射光の偏光を変化させることによって生成されるものであって、入射光の偏光状態と異なる偏光状態の光だけが前記偏光ビームスプリッタ31を透過して投射レンズユニット35に向かう。投射レンズユニット35は、入射された画像をスクリーン50に拡大投射させる。
一方、前記画像表示装置は、光源11から照射された光が前記ライトバルブ33まで伝達されるように光路上に複数のリレイレンズ41〜48を備えている。
このように構成された従来の画像表示装置はカラー画像を具現するために1枚のライトバルブを採用するにも拘らず、光学的構成が非常に複雑であるという短所がある。
本発明は、前記問題点を勘案して案出されたものであって、色分離構造を改善したカラー分離ユニット及びこのカラー分離ユニットにより分離された色光をスクロールさせる構造を改善して光学系を小型化しつつも高効率のカラー光を照明できるプロジェクションタイプ画像表示装置を提供するところにその目的がある。
前記目的を達成するための本発明に係る画像表示装置は、光を生成出射する少なくとも1つの光源と、前記光源側から入射される光を複数の色光に分離し、前記分離された複数の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にするカラー分離ユニットと、前記カラー分離ユニットにより分離された複数の色光のうち少なくとも1つ以上の色光を各々入力された画像信号によって画素単位で制御して画像を形成する複数のライトバルブと、前記複数のライトバルブにより生成された画像を統合するための画像結合器と、を備えていることを特徴とする。
前記カラー分離ユニットは、相異なる色光を反射させ、前記光源側から入射される光の進行方向に対して傾斜して互いに離隔された複数のダイクロイックミラー面と、前記少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にする少なくとも1つの偏光変換器と、を備えている。
この際、前記カラー分離ユニットはロッド型の単一体構造よりなることが望ましい。
前記カラー分離ユニットは、各々相異なる色光を反射させるダイクロイックミラー面を有する複数のダイクロイックプリズムを備えていてもよい。
前記偏光変換器は、ダイクロイックミラー面間、分離された複数の色光が出射される出射面の一部領域及び分離された複数の色光のうち少なくとも何れか一つの色光の進路のうち何れか1箇所に位置することが望ましい。
前記複数のライトバルブは、一つの偏光よりなる前記少なくとも1つの色光を用いて画像を形成する第1ライトバルブと、他の偏光よりなる前記残りの色光を用いて画像を形成する第2ライトバルブと、を備えていることが望ましい。
前記画像結合器は、入射される相異なる偏光の色光を偏光によって選択的に透過または反射させて前記第1及び第2ライトバルブに照射する偏光ビームスプリッタを備え、色光が偏光によって分離されて第1及び第2ライトバルブに照射され、前記第1及び第2ライトバルブで生成された画像を統合することが望ましい。
前記画像結合器は、前記偏光ビームスプリッタと第1ライトバルブ、前記偏光ビームスプリッタと第2ライトバルブ間に各々配されて入射光の偏光を変える1対の波長板をさらに備えていることが望ましい。
前記カラー分離ユニットは、前記光源側から入射される光を3つ以上の色光に分離し、分離された3つ以上の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にすることが望ましい。
前記目的を達成するための本発明に係る画像表示装置は、光を生成出射する少なくとも1つの光源と、前記光源側から入射される光を4つ以上の色光に分離すべく相異なる色光を反射させ、前記光源側から入射される光の進行方向に対して傾斜して互いに離隔された4つ以上のダイクロイックミラー面を備え、ロッド型構造よりなるカラー分離ユニットと、
照射される色光を入力された画像信号によって画素単位で制御して画像を形成する少なくとも1つのライトバルブと、を備えていることを特徴とする。
前記カラー分離ユニットは、各々相異なる色光を反射させるダイクロイックミラー面を有する4つ以上のダイクロイックプリズムを備えていてもよい。
この際、前記カラー分離ユニットは、前記ダイクロイックミラー面により分離された4つ以上の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にする少なくとも1つの偏光変換器と、をさらに備えることができる。
ここで、前記少なくとも1つのライトバルブは、一つの偏光よりなる前記少なくとも1つの色光を用いて画像を形成する第1ライトバルブと、他の偏光よりなる前記残りの色光を用いて画像を形成する第2ライトバルブと、を備え、前記第1及び第2ライトバルブによって生成された画像を統合するための画像結合器をさらに備えていてもよい。
以上で前記カラー分離ユニットは光源側から入射される光をシアン光(C)、青色光(B)、赤色光(R)、緑色光(G)に分離するか、光源側から入射された白色光を青色光(B)、シアン光(C)、マゼンタ光(M)、赤色光(R)、緑色光(G)及び黄色光(Y)に分離するように設けることができる。
また、前記カラー分離ユニットの入力端に前記光源から照射された光を一つの偏光状態に整えて前記カラー分離ユニット内に入射させる偏光整列器をさらに備えることができる。
前記カラー分離ユニットによって分離された色光をスクローリングする少なくとも1つのスクローリングユニットをさらに備えていることが望ましい。
前記スクローリングユニットは、その回転をレンズアレイの直線運動に転換できる少なくとも1つのレンズセルをさらに備えていることが望ましい。
前記カラー分離ユニットにより分離された色光のうち少なくとも1つの色光を第1色光グループ、残りの少なくとも1つ以上の色光を第2色光グループとする時、前記カラー分離ユニットは、前記第1色光グループの光と前記第2色光グループの光とが前記スクローリングユニットに互いに離隔された状態で入射可能とされるよう、第1及び第2色光グループの間を離隔させるように設けられている。
この際、前記カラー分離ユニットは、前記第1色光グループの光と前記第2色光グループの光とが相異なる偏光になるように設けられていることが望ましい。
前記スクローリングユニットは、単一スクローリングユニットまたは1対のスクローリングユニットを備えていることが望ましい。
前記スクローリングユニットを透過した第1色光グループの光と第2色光グループの光との進路を合わせるための光学ユニットをさらに備えていることが望ましい。
前記光学ユニットは、第1及び第2色光グループの光のうち何れか1つの色光グループの光を反射させる第1反射面と、前記第1反射面から反射された一色光グループの光と残りの色光グループの光とを選択的に透過及び反射させて進路を合わせる第2反射面と、を備えていることが望ましい。
前記光学ユニットは、前記スクローリングユニットの一有効領域を透過した少なくとも1つの色光に対するカラーバーを反射過程を通じて反転させてスクロール方向を変え、反射過程を通じてスクロール方向が変わって入射される少なくとも1つの色光と前記スクローリングユニットの他の有効領域を透過した残りの色光とを選択的に透過及び反射させ、第1及び第2色光グループの光の進路を合わせるスクロール方向変換プリズムとすることができる。
ここで、前記スクロール方向変換プリズムは、アミチプリズム形状を有することが望ましい。
前記光学ユニットは、反射過程を通じてスクロール方向が変わって入射される少なくとも1つの色光と前記スクローリングユニットの他の有効領域を透過した残りの色光とを偏光によって選択的に透過及び反射させ、第1及び第2色光グループの光の進路を合わせることができるように設けられている。
前記カラー分離ユニットにより分離された複数の色光は、前記スクローリングユニットの同一有効領域に入射可能とされている。
前記スクローリングユニットの少なくとも1つのレンズセルは、螺旋状に形成されていることが望ましい。
前記スクローリングユニットのレンズセルは、円筒形レンズセルであることが望ましい。
前記スクローリングユニットは、光の進行方向に互いに離隔され、各々に前記レンズセルが形成された第1及び第2スパイラルレンズディスクを備えていることが望ましい。
前記第1及び第2スパイラルレンズディスク間の光路上に、ガラスロッドをさらに備えていることが望ましい。
前記スクローリングユニットに入射される光ビームの幅を制御するために前記光源とスクローリングユニット間の光路上に位置した少なくとも1つの第1円筒形レンズと、前記スクローリングユニットを通過した光を平行光に変えるように前記スクローリングユニットを通過した光の進路上に位置した少なくとも1つの第2円筒形レンズと、をさらに備えていることが望ましい。
前記スクローリングユニットから出射された光の進路上に配され、前記スクローリングユニットでスクロールされた色光が相異なる領域にカラーバーをなすフライアイレンズアレイをさらに備えていることが望ましい。
前記フライアイレンズアレイを通過した光の経路上に配され、前記フライアイレンズアレイにより形成されるカラーバーを所定位置に結像させるリレイレンズをさらに備えていることが望ましい。
前記光源とカラー分離ユニット間に、前記光源側から進む光の発散角を調節するための空間フィルターをさらに備えていることが望ましい。
前記カラー分離ユニットから出射される各色光の経路上に配され、出射される各色光に所定発散角を有させる多数のリレイレンズをさらに備えることが望ましい。
前記目的を達成するための本発明に係るカラー分離ユニットは、入射される光を複数の色光に分離し、前記分離された複数の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にする。
ここで、本発明のカラー分離ユニットは、各々相異なる色光を反射させつつ、入射される光の進行方向に対して傾斜して互いに離隔された複数のダイクロイックミラー面と、前記少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にする少なくとも1つの偏光変換器を備えていることが望ましい。
この際、カラー分離ユニットは、ロッド型の単一体構造よりなることが望ましい。
前記目的を達成するための本発明に係るカラー分離ユニットは、相異なる色光を反射させ、前記光源側から入射される光の進行方向に対して傾斜して互いに離隔された4つ以上のダイクロイックミラー面を備え、入射される光を4つ以上の色光に分離し、ロッド型構造をなすことことが望ましい。
本発明によれば、カラー分離ユニットで光源から入射される光を少なくとも複数の色光に分離し、少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる色光にし、複数の色光をスクローリングユニットによってスクローリングする。
したがって、有効光量を増大させて高効率のカラー光を照明できる。また、スクロールのためにスクローリングユニットを用いることによって、プロジェクションタイプの画像表示装置の光学的構成を単純化し、その全体構成を小型化することができる。
また、カラー分離ユニットにより分離された複数の色光、さらに望ましくは4つ以上の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とに相異なる偏光状態を持たせることによって、2個のライトバルブを使用し、この2つのライトバルブで生成された画像を合わせてカラー画像を投影するので、広い色範囲を再現すると共に高効率のプロジェクションタイプの画像表示装置を実現できる。
また、2つのライトバルブを使用し、各々一部色光に対する画像を生成した後、2つのライトバルブで生成された画像をミキシングしてカラー画像を具現するので、色分離によるエタンデュの負担を減らすことができる。
以下、添付した図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図3を参照すれば、本発明に係るプロジェクションタイプ画像表示装置に適用されるカラー照明装置の一実施例を示す。本発明に係るカラー照明装置は、白色光を出射する光源60と、この光源60側から入射された光を複数の色光、例えば、3つ以上の色光に分離するカラー分離ユニット70を備えている。また、カラー照明装置は、回転によって前記カラー分離ユニット70で分離された色光を周期的にスクロールするスクローリングユニット100をさらに備えていることが望ましい。
前記光源60は、白色光を生成、照射するものであって、光を生成するランプ61と、このランプ61から出射された光を反射させ、その進路を案内する反射ミラー63を備えている。前記反射ミラー63は、楕円鏡または放物鏡を構成する。すなわち、楕円鏡は、前記ランプ61の位置を一焦点とし、光が集束される地点を他の焦点とする。そして、放物鏡は、前記ランプ61から出射されて前記反射ミラー63で反射された光を平行光にする。図3は、前記反射ミラー63で楕円鏡を採用した例を示したものである。
図3に示されるように、前記光源60が反射鏡63として楕円鏡を備えている場合には、光源60から出射される収斂光が焦点に集められた後、楕円鏡の焦点を過ぎて再び発散する。したがって、前記カラー分離ユニット70の入力端には、光源60側から入射される光を集束させて平行光にするコリメーティングレンズ71をさらに備えていることが望ましい。
前記コリメーティングレンズ71は、光源60から出射された光を小さなビーム径を有する平行光にするためのものであって、ビーム径を光源200からの出射時に比べて約5:1程度に縮径できるように配設されている。
光源60でのビーム発散角を±2°と仮定すれば、コリメーティングレンズ71により縮少されたビームの発散角は、エタンデュ保存によって±10°に広がる。コリメーティングレンズ71によりビーム径が約5:1程度に縮径された平行光は、カラー分離ユニット70に入射される。このようにコリメーティングレンズ71を配して縮径された平行光をカラー分離ユニット70内に入射させれば、光学系を小型化できる利点がある。
ここで、前記光源60が反射鏡203として放物鏡を備える場合には、光源60から出射される概略的な平行光を集束光に変える集束レンズ(図示せず)をさらに備えていることが望ましい。この場合、コリメーティングレンズ71は、集束レンズにより焦点に集められてから焦点を過ぎて再発散する光を、平行光に変え、ビーム径を光源60からの出射時に比べて約5:1程度に縮径可能に配設することができる。
一方、光源60とコリメーティングレンズ71間には、スリットを有する空間フィルター65がさらに設けられていることが望ましい(図4参照)。この空間フィルター65は、光源60側から進行する光の発散角またはエタンデュを調節するためのものであって、反射鏡63として楕円鏡を備える場合、前記空間フィルター65は、楕円鏡の焦点に位置する。ここで、反射鏡63として放物鏡を備え、集束レンズをさらに備える場合には、空間フィルター65は、集束レンズの焦点に位置することが望ましい。
前記空間フィルター65は、前記カラー分離ユニット70により色光が分離されるカラー分離方向、または前記スクローリングユニット100によるカラースクローリング方向に、スリットの幅が調節可能に設けられていることが望ましい。
前述したように空間フィルター65を用いて本発明に係るプロジェクションタイプ画像表示装置の光学システムのエタンデュまたは入射光の発散角を調節すれば、上面、すなわち、ライトバルブ上に形成される複数のカラーバーが相互に明確に分離できて画質を向上させることができる。すなわち、光源60から照射された光が光学系の受容角以上に発散すれば、ライトバルブ上に形成されるカラーバー間に重畳部分が生じうるが、光学系の受容角以上の光を空間フィルター65を用いて除去することによってカラーバーを明確に分離することができる。
また、スリットの幅を調節し、必要によってカラーバーの面積を縮めてブラックバーを形成すれば、ライトバルブとして液晶表示素子を使用する場合に画像信号処理が円滑に行われる。すなわち、ライトバルブとして液晶表示素子を使用する場合には、カラーバーが連続してスクローリングされる時、カラーバーが変わる度に画像信号が変わるが、変わった画像信号を連続して処理しにくいことがある。このような場合に、各カラーバー間に画像信号処理のための時間が必要となり、この時間を得るために各カラーバー間にブラックバーが要求されるが、これは、前記空間フィルター65のスリットの幅を適切に調節することによって解決できる。
ここで、上記エタンデュとは、光学系の光学的保存物理量を示す。光学系の出発点を光源とし、対象体をライトバルブとする時、光源のエタンデュが全体システムのエタンデュより大きい場合、カラーバーの面積は大きくなるので各カラーバーの境界面でカラーが混ざる現象が発生する。または、光源のエタンデュがシステムのエタンデュより小さな場合にはカラーバーの面積が小さくなって各カラーバー間にブラックバーが生じる。
したがって、前記空間フィルター65を設ければ、エタンデュを調節できるので、カラーバーの境界面でカラーが混ざることを防止でき、必要によって各カラーバー間にブラックバーを形成させることができる。
ここで、前記空間フィルター65は、その目的によって多様に変形することができる。例えば、各カラーバーの面積を独立して調節可能に空間フィルター65を構成すれば、色域(color gamut)を改善でき、カラーバランスを調節することができる。
前記カラー分離ユニット70は、光源60側から入射される光を、複数の色光、例えば、3つ以上の色光に分離する。前記カラー分離ユニット70は、分離された複数の色光、例えば、3つ以上の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にする構成を有することが望ましい。ここで、前記カラー分離ユニット70は、光源60側から入射される光を3ないし8個の色光のうち何れか1つに分離するように設けられている。前記カラー分離ユニット70は、入射される光を4つ以上の色光に分離するように設けられていることがさらに望ましい。図3ではカラー分離ユニット70が光源60側から入射される白色光を4つの色光に分離するように設けられた例を示す。
前記カラー分離ユニット70は、入射光を色光別に分離するために、光源60側から入射される光の進行方向に対して傾斜しており、互いに離隔されており、相異なる色光を反射させる複数のダイクロイックミラー面80、82、84、86を備えている。この際、ダイクロイックミラー面80、82、84、86の数は、分離しようとする色光の数と同じだけ設けられている。前記カラー分離ユニット70は、分離された複数の色光のうち少なくとも1つ以上の色光と残りの少なくとも1つ以上の色光とが相異なる偏光になるように少なくとも1つの偏光変換器88をさらに備えていることが望ましい。
前記カラー分離ユニット70は、図3ないし図5に示されるように、互いに離隔された4つのダイクロイックミラー面80、82、84、86を備えて光源60側から入射される白色光を4つの色光に分離し、2つのダイクロイックミラー面82、84間に1つの偏光変換器88を備え、光源60からの光が入射される側から2つのダイクロイックミラー面80、82により反射された2つの色光と、残りの2つのダイクロイックミラー面84、86により反射された2つの色光が相異なる偏光を有するように設けられている。ここで、前記4つの色光は、シアン光(C)、青色光(B)、赤色光(R)、緑色光(G)にすることができる。
図4は、図3のカラー分離ユニット70部分を拡大して示す斜視図である、図5は、図4の正面図である。
前記カラー分離ユニット70は、図3ないし図5に示されるように、ロッド型構造の単一体で形成されている。すなわち、カラー分離ユニット70は、各々特定色光だけを反射させるダイクロイックミラー面80、82、84、86を備え、入射光Lを第1ないし第4色光L、L、L、Lに分岐させる第1ないし第4ダイクロイックプリズム79、81、83、85が一体結合されたロッド型構造により構成されている。
このように、多数のダイクロイックプリズム79、81、83、85を用いてロッド型構造の単一体にカラー分離ユニット70を構成すれば、このカラー分離ユニット70は、その外形をなす面で内部全反射条件を満たす臨界角度より大きい角度に入射される光を全反射させる。したがって、カラー分離ユニット70には、入射光Lの光利用効率を高められる利点がある。
前記第1ダイクロイックプリズム79は、入射光Lの進行方向、すなわち、光軸に対して斜めになるように配置された第1ダイクロイックミラー面80を有する。この第1ダイクロイックミラー面80は、カラー分離ユニット70に入射光Lのうち第1色光L1は反射させ、残りの光は透過させる。例えば、前記第1ダイクロイックミラー面80は、シアン光(C)は反射させ、他の波長の光は透過させる。
前記第2ダイクロイックプリズム81は、前記第1ダイクロイックプリズム79に隣接して配されるものであって、入射光Lの光軸に対して斜めになるように設けられた第2ダイクロイックミラー面82を備えている。この第2ダイクロイックミラー面82は、入射光のうち第2色光L、例えば、青色光(B)は反射させ、残りは透過させる。
前記第3ダイクロイックプリズム83は、前記第2ダイクロイックプリズム81に隣接して配されるものであって、入射光軸に対して斜めになるように設けられた第3ダイクロイックミラー面84を備えている。この第3ダイクロイックミラー面84は、入射光のうち第3色光L、例えば、赤色光(R)を反射させる。
前記第4ダイクロイックプリズム85は、前記第3ダイクロイックプリズム83に隣接して配されるものであって、入射光軸に対して斜めになるように設けられた第4ダイクロイックミラー面86を備えている。この第4ダイクロイックミラー面86は、入射光のうち第4色光L、例えば、緑色光(G)を反射させる。ここで、前記第4ダイクロイックミラー面86は、入射光を全て反射させる全反射ミラーと置き換えることも可能である。
この際、前記第1ないし第4ダイクロイックプリズム79、81、83、85はその外形をなす面にダイクロイックプリズムとその外部の空気間の屈折率差によって内部全反射条件を満たす臨界角より大きい角度に入射された光を全反射させる。
前述したようにロッド型カラー分離ユニット70が構成される場合、前記第1ないし第4ダイクロイックミラー面80、82、84、86で反射された第1ないし第4色光のうち、図3と同一な範囲の第1ないし第4色光L、L、L、Lが有効光として用いられ、それ以外の光は使用されなくなる。
図3ないし図5及び以後の実施例では本発明に係るカラー分離ユニット70が、複数のダイクロイックプリズムが結合されたロッド型構造よりなる場合を示すが、これは例示的なものに過ぎない。すなわち、本発明に係るカラー分離ユニット70は、各々相異なる色光を反射させる複数のダイクロイックミラー面、例えば、第1ないし第4ダイクロイックミラー面80、82、84、86が互いに離隔された状態で、ハウジング(図示せず)により結合されてロッド型の単一体構造を構成するものであってもよい。また、本発明に係るカラー分離ユニット70は、単一体構造に形成されず、複数のダイクロイックミラー面及び少なくとも1つの偏光変換器を備える構成とされてもよい。
一方、本発明に係るカラー分離ユニット70は、例えば、前記第1ないし第4色光L、L、L、Lのうち少なくとも1つ以上の色光を第1色光グループL、残りの少なくとも1つ以上の色光を第2色光グループLとする時、第1色光グループLの光と第2色光グループLの光とがスクローリングユニット100に互いに離隔された状態に入射されるよう、第1及び第2色光グループL、L間が離隔されるように設けられている。この際、スクローリングユニット100によるスクローリング作用及び2つのライトバルブの使用を考慮する時、偏光変換器88は、第1及び第2色光グループL、Lの光の偏光を相異ならせるように配設されていることが望ましい。
前述したように第1及び第2色光グループL、Lを離すために、カラー分離ユニット70には、図3ないし図5に示されるように、光学ブロック87がさらに設けられている。
図3ないし図5では、第1色光グループが第1及び第2ダイクロイックミラー面80、82により反射された第1及び第2色光L、L、例えば、シアン色光(C)及び青色光(B)を含み、第2色光グループが第3及び第4ミラー面84、86により反射された第3及び第4色光L、L、例えば、赤色光(R)及び緑色光(G)を含み、第2及び第3ダイクロイックミラー面82、84間に光学ブロック87が設けられた例を示す。
このように、第1及び第2色光グループL、Lに各々2つの色光が含まれ、第1及び第2色光グループL、Lの光の偏光が相異なり、このようなカラー照明装置を備える画像表示装置に2つのライトバルブを設ける場合、後述する本発明に係るプロジェクションタイプ画像表示装置の実施例(図11、図12、図13及び図14)のように、各ライトバルブは2つの色光に対する画像を表示し、各ライトバルブにより形成された画像をスクリーン上でミキシングすればカラー画像が表示される。
前記カラー分離ユニット70には、第1色光グループLに第1色光Lが含まれ、第2色光グループLに第2ないし第4色光L、L、Lが含まれるように、あるいは、第1色光グループLに第1ないし第3色光L、L、Lが含まれ、第2色光グループLに第4色光Lだけが含まれるように光学ブロック87が配置されることもある。もちろん、この場合にも、2個のライトバルブにより画像を表示する時には、各ライトバルブは1つの色光及び3つの色光に対する画像を生成し、各ライトバルブにより形成された画像をスクリーン上でミキシングすれば、カラー画像が表示される。
前述したように、光学ブロック87を使用し、カラーフィルター70によって第1色光グループLの光と第2色光グループLの光間の離隔距離を拡張すれば、後述の記載から分かるように、第1及び第2色光グループL、Lの光がスクローリングユニットの駆動源(図8の105)の位置を避けて単一スクローリングユニット100の少なくとも両有効領域(図7のA、B)に向かうようにするか、あるいは相異なるスクローリングユニット100の有効領域(図15のC、D)に向かうようにすることができる。
したがって、前記のように、第1及び第2色光グループL、Lの光を反射させるダイクロイックミラー面間に光学ブロック87を配置して、第1及び第2色光グループL、Lの光の間の離隔距離を適当に調整すれば、スクローリングユニット100の有効領域に入射される光量を極大化できて光利用効率が良くなる。
一方、図3ないし図5では、第1色光グループの光と第2色光グループの光とが相異なる偏光になるように、第1色光グループLに含まれる色光を反射させるダイクロイックミラー面、例えば、第2ダイクロイックミラー面82と第2色光グループLとに含まれる色光を反射させるダイクロイックミラー面、例えば、第3ダイクロイックミラー面84間に1つの偏光変換器88が配置された例を示す。
この場合、前記偏光変換器88は、光学ブロック87と隣接して位置する。前記偏光変換器88では第1色光グループLに含まれる色光が、例えば、S偏光である場合、第2色光グループLに含まれる色光を、例えば、P偏光にする1/2波長板を備えている。
上記のように、光学ブロック87及び偏光変換器88を備える場合、カラー分離ユニット70では、一の偏光状態の第1色光グループLの光と他の偏光状態の第2色光グループLの光が互いに離隔されたままで出射される。
図3ないし図5では、本発明の一実施例に係るカラー分離ユニット70が、第1及び第2色光グループL、Lの光が相異なる偏光になるように1つの偏光変換器を備えている例を示すが、偏光変換器の配置位置及び数は変更することができる。
例えば、第1及び第2ダイクロイックミラー面80、82間、第2及び第3ダイクロイックミラー面82、84間、第3及び第4ダイクロイックミラー面84、86間に各々1/2波長板として機能をする偏光変換器を設ければ、第1ダイクロイックミラー面80により反射された第1色光LがS偏光であれば、第2ダイクロイックミラー面82により反射された第2色光LはP偏光、第3ダイクロイックミラー面84により反射された第3色光LはS偏光、第4ダイクロイックミラー面86により反射された第4色光LはP偏光になる。
このように、カラー分離ユニット70に3つの偏光変換器が備わっており、第1及び第2色光グループL、Lに各々2つの色光が含まれるとすれば、第1色光グループLに含まれる二色光は相異なる偏光を有し、同様に第2色光グループLに含まれる両色光は相異なる偏光を有する。
さらに他の実施例として、偏光変換器88は、ダイクロイックミラー面により分離された色光のうち少なくとも何れか一色光の進路上に配置されることもある。
さらに具体的には、本発明に係るカラー照明装置は、偏光変換器88をダイクロイックミラー面間に配したカラー分離ユニット70の代りに、図6に示されるように、その出射面の一部領域に偏光変換器88a、88bを配置したカラー分離ユニット70′´を設けられている。
図6は、本発明の他の実施例に係るカラー分離ユニット70´を示す。図6を参照すれば、カラー分離ユニット70´は、第3及び第4ダイクロイックミラー面84、86により反射された第3及び第4色光L、L、すなわち、第2色光グループLの光の出射面に偏光変換器88a、88bを備えている。偏光変換器88aとしては第3色光Lに対する1/2波長板を備え、偏光変換器88bとしては第4色光Lに対する1/2波長板を備えている。
ここで、図6では偏光変換器88a、88bが別々に設けられた場合を図示したが、偏光変換器88a、88bを別々に用意する代わりに、第2色光グループLの光の出射面に単一の偏光変換器を設けることもできる。
図6では、偏光変換器88a、88bがカラー分離ユニット70´と一体に結合された例を示すが、偏光変換器88a、88bは、カラー分離ユニット70´のロッド型構造から離隔して所定色光、例えば、第3及び第4色光L、Lの進路上に配置されることもある。
前述したように、本発明に係るカラー分離ユニットで、偏光変換器は、ダイクロイックミラー面間、分離された色光が出射される出射面の一部領域、及び分離された複数の色光のうち、少なくとも何れか一色光の進路のうち何れか1箇所に配置することができる。
ここでは、第1及び第2色光グループL、Lの光を互いに離隔させるために、カラー分離ユニット70または70´のダイクロイックミラー面間に光学ブロック87を位置させた場合を例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、このような光学ブロック87の代りにカラー分離ユニット70または70´の出力側に第1及び第2色光グループL、Lの光間を離隔させるための光離隔用光学素子(図示せず)を設けることができる。
また、ここでは、色光は2つの色光グループ、すなわち、第1及び第2色光グループL、Lに分離する場合を例として説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、色光グループの数は3つ以上に分けられ、スクローリングユニット100の相異なる3つ以上の有効領域に入射させることができる。もちろん、この場合、少なくとも2つの色光グループは相等しい偏光を有する。
以下では、便宜上、本発明に係るカラー照明装置が、図3ないし図5に示されたようなカラー分離ユニット70を備えると表現する。
本発明の一実施例に係るカラー照明装置は、前記カラー分離ユニット70で分離されて出射される第1ないし第4色光L、L、L、Lの光路上に各々リレイレンズ89をさらに備えていることが望ましい。このリレイレンズ89は、第1ないし第4色光L、L、L、L各々を集束させて所定の発散角を持たせるものであって、図2に示されるように、第1ないし第4ダイクロイックプリズム79、81、83、85の出射面に各々対向して配置されることが望ましい。
この際、カラー分離ユニット70により分離された第1ないし第4色光L、L、L、Lは、各々リレイレンズ89によって光源60から出射されるビーム径と同じサイズ及び発散角に復帰可能になる。
一方、本発明に係るカラー照明装置は、光利用効率をさらに高めるために、前記カラー分離ユニット70の入力端に前記光源60側から照射された光を一偏光に整列させてカラー分離ユニット70内に入力させる偏光整列器72をさらに備えることが望ましい。
図5を参照すれば、前記偏光整列器72は、光源60側から入射される光のうち第1偏光、例えば、P偏光の光は大部分透過させ、これに直交する第2偏光、例えば、S偏光の光は大部分反射させる偏光分離部材73と、偏光分離部材73で反射された第2偏光の光を全反射させて第1偏光の光と平行に進行すべく反射させる反射部材75と、第1及び第2偏光の光のうち何れか一偏光の光の進路、例えば、第2偏光の光の進路上に配され、第2偏光の光が第1偏光の光と同じ偏光、例えば、P偏光の光にする1/2波長板77を有して構成されている。
ここで、前記反射部材75の代りに、第2偏光、例えば、S偏光を反射させる偏光分離部材を設けてもよい。前記1/2波長板77は、第1偏光の光の進路上に配置され、第1及び第2偏光の光が何れも、例えば、S偏光の光になることができる。
図5に示されたような構成を有する偏光整列器72によれば、入射された光が垂直軸に分離されるので、垂直軸ビーム径は2倍になり、垂直軸の下端部の光は1/2波長板77により偏光変換されるので、カラー分離ユニット70に入射される光は何れも同じ偏光成分を有する。ここで、使用目的によって上、下端光の偏光成分を異ならせることができる。
上記のように、偏光整列器72を備えれば、光源60から出射された無偏光の白色光を何れも同一偏光の白色光に変えてカラー分離ユニット70に入射させることができるので、ライトバルブとして液晶表示素子を使用する場合にも、光利用効率を高めることができる。
前記偏光整列器72、リレイレンズ89は、カラー分離ユニット70に一体に結合することができる。また、コリメーティングレンズ71も偏光整列器72を介在してカラー分離ユニット70に一体に結合することができる。
図3、図7及び図8を参照すれば、前記スクローリングユニット100は、その回転ないし回動がレンズアレイの直線運動に転換されるように形成された少なくとも1つのレンズセル101aを備えている。前記スクローリングユニット100は、ディスク型構造に形成することができる。
図7を参照すれば、前記スクローリングユニット100は、前記レンズセル101aが少なくとも1つ以上の第1スパイラルレンズディスク101を備えていている。また、前記スクローリングユニット100は、第1スパイラルレンズディスク101を経た第1及び第2色光グループL、Lの色光それぞれの発散角を補正するよう、光の進行方向に第1スパイラルレンズディスク101に対して所定間隔に離隔配置された、前記第1スパイラルレンズディスク101と同一構造の第2スパイラルレンズディスク103をさらに備えている。
また、前記スクローリングユニット100は、第1スパイラルレンズディスク101と第2スパイラルレンズディスク103間の光路上に第1スパイラルレンズディスク101から出射された光の発散角を調節できるガラスロッド111をさらに備えていることが望ましい。このように、ガラスロッド111を用意することによって第1スパイラルレンズディスク101で各セル別に集束された光を発散させることなしに第2スパイラルレンズディスク103に伝達させることができる。
スクローリングユニット100の第1及び第2スパイラルレンズディスク101、103は、ブラケット107により支持されて光路上に配置され、第1スパイラルレンズディスク101の中央部に設けられた駆動部105により回転させられる。
図3、図8及び図9では、前記スクローリングユニット100が2つのスパイラルレンズディスク101、103とその間に配置されたガラスロッド111よりなる例を示すが、スクローリングユニット100は、単一スパイラルレンズディスク構造とすることができる。
また、ここではスクローリングユニット100がディスク状に形成された例を示すが、スクローリングユニット100の形状は自身の回転をレンズアレイの直線運動に転換可能に形成されたレンズセルを備える多様な構造を有していても構わない。例えば、スクローリングユニットは、その外周面にその回転をレンズアレイの直線運動に転換可能にレンズセルが形成された円筒状構造より構成することができる。
前記レンズセル101aは、螺旋から構成されていることが望ましい。図7及び図8ではスクローリングユニット100が複数のレンズセル101aを備える例を示す。この際、前記レンズセル101aは、等間隔に形成され、レンズセル101aの断面形状は相等しいことが望ましい。
例えば、前記レンズセル101aは、その断面が円弧状のシリンダー型レンズセルであることが望ましい。代案として、前記レンズセル101aは、回折光学素子またはホログラム光学素子タイプにすることができる。前記スクローリングユニット100の各レンズセル101aは、集束レンズとしての機能を有する。
一方、本発明に係るカラー照明装置は、スクローリングユニット100の前後に円筒形レンズ95a、95b、97a、97b、131、132をさらに備えていることが望ましい。
円筒形レンズ95a、95bは、スクローリングユニット100の第1スパイラルレンズディスク101に入射される第1色光グループLの光ビームの幅を制御するためのものであって、第1色光グループLの光の進路上に位置している。前記円筒形レンズ95a、95bは、入射される第1色光グループLの光を一方向には集束させるが、他の方向にはそのまま直進透過させることによってビームを整形し、図7に点線で表した有効領域Aに該当する形状の光をスクローリングユニット100に入射させる。
円筒形レンズ97a、97bは、スクローリングユニット100の第1スパイラルレンズディスク101に入射される第2色光グループLの光ビームの幅を制御するためのものであって、第2色光グループLの光の進路上に位置している。前記円筒形レンズ97a、97bは、入射される第2色光グループLの光を一方向には集束させるが、他の方向にはそのまま直進透過させることによってビームを整形し、図7に点線で表した有効領域Bに該当する形状の光をスクローリングユニット100に入射させる。
また、円筒形レンズ131は、スクローリングユニット100の有効領域Aを通過した光を平行光に変え、後述するフライアイレンズアレイ121で分離された第1色光グループLの光の形状を整形する。円筒形レンズ132は、スクローリングユニット100の有効領域Bを通過した光を平行光に変え、後述するフライアイレンズアレイ123で分離された第2色光グループLの光の形状を整形する。
図9では円筒形レンズ95a、131または97a、132対による水平軸レイトレイシングを示す。
前記円筒形レンズ95a、95b、97a、97bを通過した第1及び第2色光グループL、Lの光は、各々図7に示されるように、スクローリングユニット100の第1スパイラルレンズディスク101に互いに離隔されて照射されるが、この際、第1及び第2色光グループL、Lの光が照射される有効領域A、Bは各々長方形となる。
前記スクローリングユニット100は、回転によってカラー分離ユニット70で分離された色光を周期的にスクロールさせる。このようなスクロール動作をディスク型の前記スクローリングユニット100が所定速度で時計回り方向に回転する場合を例として説明すれば次の通りである。
前記カラー分離ユニット70で分離された第1色光グループLの光は、前記円筒形レンズ95a、95bを経てビーム整形されたまま、スクローリングユニット100の有効領域Aを通過する。また、カラー分離ユニット70で分離された第2色光グループLの光は、円筒形レンズ97a、97bを経てビーム整形されたまま、スクローリングユニット100の有効領域Bを通過する。
この際、前記レンズセル101aアレイ各々は有効領域A位置で見る時、直線型に相互隣接して配置された複数の円筒形レンズのように見える。そして、前記レンズセル101aアレイが螺旋状に形成されているために、スクローリングユニット100の回転に対して複数の円筒形レンズが内周から外周側に連続して移動する効果が得られる。したがって、有効領域Aに入射された第1色光グループLの色光がスクローリングユニット100の内周から外周側にスクロールされる。
また、有効領域Bでも同じ原理で第2色光グループLの色光がスクロールされる。但し、有効領域A、B各々での第1色光グループLの色光及び第2色光グループLの色光のスクロール方向は、互いに反対方向となる。
本発明に係るカラー照明装置は、第1色光グループLの光によるカラーバーの形状及び焦点位置を考慮し、スクローリングユニット100を通過した第1色光グループLの光の進路上にフライアイレンズアレイ121、前記円筒形レンズ131及びリレイレンズ133をさらに備えていることが望ましい。また、第2色光グループLの光によるカラーバーの形状及び焦点位置を考慮し、スクローリングユニット100を通過した第2色光グループLの光の進路上にフライアイレンズアレイ123、前記円筒形レンズ132及びリレイレンズ135をさらに備えていることが望ましい。
前記フライアイレンズアレイ121は、前記スクローリングユニット100から出射された第1色光グループLの色光の進路上に配置され、前記スクローリングユニット100を経た第1色光グループLの光が相異なる領域にカラーバーを形成するようにする。このために前記フライアイレンズアレイ121は、入射面及び/または出射面に2次元配列を有する多数の凸部が形成された第1及び第2フライアイレンズアレイ121a、121bを備えている。前記第1及び第2フライアイレンズアレイ121a、121bは、相互隣接して配設されている。
ここで、前記第1フライアイレンズアレイ121aは、前記スクローリングユニット100の前記第2スクローリングユニット103の焦点面に位置することが望ましい。また、前記第1及び第2フライアイレンズアレイ121a、121bそれぞれの凸部は前記有効領域Aで前記第1及び第2スクローリングユニット101、103のレンズセル101aアレイに1:1マッチングさせるべく形成されている。
前記スクローリングユニット100によりスクロールされる第1色光グループLに属する色光は、前記第1及び第2フライアイレンズアレイ121a、121bを透過しつつ、各色光別に相異なる位置に集束されて各カラーが区分されたカラーバー、例えば、シアン及び青色のカラーバーを形成する。
前記フライアイレンズアレイ123は、前記スクローリングユニット100から出射された第2色光グループLの光の進路上に配置され、前記スクローリングユニット100を経た第2色光グループLの光が相異なる領域にカラーバーを形成するようにする。このために前記フライアイレンズアレイ123は、入射面及び/または出射面に2次元配列を有する多数の凸部が形成された第1及び第2フライアイレンズアレイ123a、123bを備えている。前記第1及び第2フライアイレンズアレイ123a、123bは、相互隣接して配設されている。
ここで、前記第1フライアイレンズアレイ123aは、前記スクローリングユニット100の前記第2スクローリングユニット103の焦点面に位置することが望ましい。また、前記第1及び第2フライアイレンズアレイ123a、123bそれぞれの凸部は前記有効領域Bで前記第1及び第2スクローリングユニット101、103のレンズセル101aアレイに1:1マッチングさせるべく形成されている。
この場合、前記スクローリングユニット100によりスクロールされる第2色光グループLに属する色光は、前記第1及び第2フライアイレンズ123a、123bを透過しつつ、各色光別に相異なる位置に集束されて各カラーが区分されたカラーバー、例えば、赤色及び緑色のカラーバーを形成する。
前記円筒形レンズ131は、前記スクローリングユニット100の有効領域Aを通過し、前記フライアイレンズ121により色光別に集束される第1色光グループLに属する色光等の形状を整形する。
前記円筒形レンズ132は、前記スクローリングユニット100の有効領域Bを通過し、前記フライアイレンズ123により色光別に集束される第2色光グループLに属する色光の形状を整形する。
前記リレイレンズ133、135各々は、フライアイレンズアレイ121、123を経た第1及び第2色光グループL、Lの光を所定位置、例えば、ライトバルブ位置まで伝達する機能を有する。前記リレイレンズ133、135は、フライアイレンズアレイ121、123により形成されるカラーバーを所定位置、すなわち、ライトバルブに結像させる。
ここで、フライアイレンズアレイ121、123、円筒形レンズ131、132及びリレイレンズ133、135各々は、第1及び第2色光グループL、Lの光の進路上に各々別個に配設される構造の代りに、第1及び第2色光グループL、Lの光に対して共通に用いられるように単一素子構造より構成されるものでもよい。
以下、前述したようなカラー照明装置の動作を図3ないし図5、図7ないし図9の光学的構成を例として説明する。
前記光源60から出射され、空間フィルター65のスリットを通過した光は、第1コリメーティングレンズ71に入射される。入射された光は、第1コリメーティングレンズ71で集束されて平行光または平行に近い発散光となり、そのビーム径が縮径され、偏光整列器72により一偏光になってロッド型構造の単一体よりなるカラー分離ユニット70内に入射される。
カラー分離ユニット70に入射された白色光は、第1ないし第4色光L、L、L、Lに分離される。この際、第1及び第2色光L、Lを含む第1色光グループLと第3及び第4色光L、Lを含む第2色光グループL間は、カラー分離ユニット70の光学ブロック87により駆動源105が配置される領域を避けてスクローリングユニット100の両有効領域A、Bに照射可能に離隔される。また、第1及び第2色光グループL、Lの光は、第2ダイクロイックミラー面82と第3ダイクロイックミラー面84間に位置した偏光変換器88により相異なる偏光となる。
カラー分離ユニット70で出射されて、リレイレンズ89a、89b、89c、89dにより光源60から出射される時の発散角及びビーム径にほぼ復元された第1及び第2色光グループL、Lの光は、円筒形レンズ95a、95b、97a、97bにより所定形状に整形され、前記スクローリングユニット100の前記第1スパイラルレンズディスク101の有効領域A、Bに入射される。
スクローリングユニット100を駆動部105により回転させると、その回転によって有効領域A、Bに入射された第1及び第2色光グループL、Lの光がスクロールされる。ここで、スクロールされる光は、レンズセル101aアレイにより集束され、色光別に複数の光路に分けられる。この分けられた光は、フライアイレンズアレイ121、123、円筒形レンズ131、132及びリレイレンズ133、135を経て分離された所定位置にカラーバーを形成する。
この際、有効領域Aを通過した第1色光グループLの光に対して形成されるシアン及び青色カラーバーは、例えば、上方から下方にスクロールされる。また、有効領域Bを通過した第2色光グループLの光に対して形成される赤色及び緑色カラーバーは下方から上方にスクロールされる。すなわち、有効領域Aを通過した第1色光グループLの光と有効領域Bを通過した第2色光グループLの光は相互反対方向にスクロールされる。
図10は、本発明の他の実施例に係るカラー照明装置を概略的に示すものであって、カラーフィルター170を除外した残りの光学的構成は、図3ないし図9を参照に説明した本発明の一実施例に係るカラー照明装置と実質的に同一とされているか、または類似している。したがって、本発明の一実施例と同一または類似した機能をする光学部品は前記と同一の符号として示し、その反復的な説明は省略する。
図10を参照すれば、本発明の他の実施例に係るカラー照明装置において、ロッド型カラーフィルター170は、光源60側から入射される白色光を2つの色光グループよりなる6つの色光に分離可能にした点に特徴がある。
前記カラーフィルター170は、特定色光だけを反射させる6つのダイクロイックミラー面172、174、176、178、180、182を備えている。前記カラーフィルター170は、ダイクロイックミラー面172、174、176、178、180、182を有する第1ないし第6ダイクロイックプリズム171、173、175、177、179、181を備え、ロッド型構造の単一体に形成することができる。この際、第1ないし第6ダイクロイックプリズム171、173、175、177、179、181の出力端には、各々リレイレンズ189が配設されている。このリレイレンズ189は、図3におけるリレイレンズ89と実質的に同じものである。
第1ないし第6ダイクロイックプリズム171、173、175、177、179、181のダイクロイックミラー面172、174、176、178、180、182は、例えば、光源60から入射される白色光を青色光(B)、シアン光(C)、マゼンタ光(M)、赤色光(R)、緑色光(G)及び黄色光(Y)だけを各々反射させるように設けられている。
図10では、第1色光グループLに青色光(B)、シアン光(C)及びマゼンタ光(M)が含まれ、第2色光グループLに赤色光(R)、緑色光(G)及び黄色光(Y)が含まれるようにダイクロイックミラー面176とダイクロイックミラー面178間に光学ブロック87が位置された例を示す。また、図10では、第1及び第2色光グループL、Lに含まれる色光とが相異なる偏光になるようにカラーフィルター170に偏光変換器88が設けられた例を示す。
図10に示したように、カラーフィルター170に偏光変換器88が設けられた場合には、前記第1及び第2色光グループL、Lの光は相異なる偏光状態を有する。
ここで、偏光変換器88の数及び配置位置は、前述したように多様に変更することができる。
また、前記第1色光グループLに含まれる色光数及び第2色光グループLに含まれる色光数は、第1及び第2色光グループL、Lのうち何れか1つの色光グループに少なくとも1つ以上の色光が含まれ、他の色光グループに少なくとも1つ以上の色光が含まれる範囲内で多様に変えることができる。
図10に例示したように、第1色光グループLに青色光(B)、シアン光(C)及びマゼンタ光(M)が含まれ、第2色光グループLに赤色光R、緑色光G及び黄色光Yが含まれ、第1及び第2色光グループL、L間が適切に離隔され、第1及び第2色光グループL、Lの光がスクローリングユニット100の相異なる有効領域(図5のA、B)に照射されれば、スクローリングユニット100のスクロール作用により、第1色光グループLに含まれた色光に対して形成されたカラーバーと、第2色光グループLに含まれた色光に対して形成されたカラーバーとが、相互反対方向にスクロールされる。
前記実施例以外にも、本発明に係るカラー分離ユニット及びこれを備えたカラー照明装置は、2つの色光グループよりなる5つの色光(例えば、各色光グループに2つの色光と3つの色光とが含まれる構造)スクローリング、7つの色光スクローリング、8つの色光スクローリングなど光学系のエタンデュが許容する限り、多チャンネル駆動可能に多様に変形することができる。
また、本発明に係るカラー分離ユニット及びこれを備えたカラー照明装置は、入射される白色光を3つの色光に分離し、一色光グループに2つの色光、他の色光グループに1つの色光が含まれ、一部色光と残りの色光とが相異なる偏光を有するように、カラー分離ユニットを3個のダイクロイックミラー面、1つの光学ブロック及び少なくとも1つの偏光変換器を備えているように構成し、白色光を2つの色光グループよりなる3つの色光に分離し、この2つの色光グループの光をスクロールする構造を有するものであってもよい。
また、以上においては、本発明に係るカラー照明装置が1つのスクローリングユニットを備え、2つの色光グループの光を相互反対方向にスクロールするものとして説明及び図示してきたが、本発明に係るカラー照明装置は、本発明に係るカラー照明装置を適用したプロジェクションタイプの画像表示装置の実施例(図14)を通じて後述するように、2つの色光グループの光を各々スクロールするように並列に配置された1対のスクローリングユニットを備え、2つの色光グループの光を同一方向にスクロールさせることもできる。
また、本発明に係るカラー照明装置は、本発明に係るカラー照明装置を適用したプロジェクションタイプの画像表示装置の実施例(図16)を通じて後述するように、各々独立した2つの光源からの光を1つのカラー分離ユニットを用いて2つの色光グループに分離して偏光ビームスプリッタで合わせて各ライトバルブで光をモジュレーションさせるように設けられた、光量を倍加する構造で形成することもできる。
以下では、本発明に係るカラー照明装置を適用したプロジェクションタイプの画像表示装置の実施例を詳細に説明する。
本発明に係るプロジェクションタイプの画像表示装置は、図11、図12、図14及び図16に例示したように、本発明に係るカラーフィルターを用いて入射される白色光を複数の色光より望ましくは4つ以上の色光を分離して照射する前述したような多様な構造のカラー照明装置と、照射される色光を入力された画像信号によって画素単位で制御して画像を形成する少なくとも1つのライトバルブ157、159を備え、ライトバルブ157、159で生成された画像を投射レンズユニット270によりスクリーン280に拡大投射させる。
図11を参照すれば、本発明の第1実施例に係る画像表示装置は、複数の色光より望ましくは4つ以上の色光を分離して照射するカラー照明装置と、照射される色光のうち少なくとも1つ以上の色光を各々入力された画像信号によって画素単位で制御して画像を形成する第1及び第2ライトバルブ157、159と、前記第1及び第2ライトバルブ157、159で生成された画像を統合して投射レンズユニット270方向に進行させるための画像結合器150とを備えている。また、本発明の一実施例に係る画像表示装置は、第1及び第2色光グループL、Lの光の進路を合わせるための光学ユニット140をさらに備えることが望ましい。
前記カラー照明装置は、前述した本発明の多様な実施例に係るカラー照明装置を用いることができる。図11は、カラー照明装置が図3ないし図10の光学的構成を有する場合を例として示す。図11において参照符号300は、カラー分離システムを示す。カラー分離システム300は、前述したように光源60から入射される白色光を複数の色光に、さらに望ましくは4つの色光に分離し、各々が分離された色光のうち少なくとも1つ以上の色光よりなる2つの色光グループL、L間が互いに離隔された本発明に係るカラー分離ユニット70、170、リレイレンズ89及び/または偏光整列器72を備えている。
この際、本発明に係るカラー分離ユニットをなすダイクロイックミラー面の数、2つの色光グループの分割構造、ダイクロイックミラー面の数に対応して設けられているリレイレンズ89の数及び/または分離された色光の偏光を2種類にする少なくとも1つ以上の偏光変換器の配置は、多様に変形することができる。したがって、本発明に係るカラー照明装置を採用したプロジェクションタイプの画像表示装置に対する本実施例及び以下の他の実施例ではこのような多様性を何れも包含すべく、このようなカラー分離ユニット、リレイレンズ及び偏光整列器を備えている構成を単にカラー分離システム300として示す。
前記光学ユニット140は、第1及び第2色光グループL、Lの光のうち何れか1つの色光グループの光を反射させる第1反射面141と、前記第1反射面141で反射された1つの色光グループの光と残りの色光グループの光とを選択的に透過及び反射させて統合させる第2反射面143を備えている。
カラー照明装置のカラー分離システム300から出射される第1及び第2色光グループL、Lの光の偏光が相異なる場合、前記第1反射面141は、第2色光グループLの光を全反射させ、第2反射面143は、第2色光グループLの光を反射させ、第1色光グループLの光を透過させるように偏光に係る選択的透過及び反射特性を有する偏光ビームスプリッタ面よりなることが望ましい。
一方、図11に示されるように、第1及び第2色光グループL、Lの光が光学ユニット140を経る間の光路長に差があるために、リレイレンズ133、135はこのような光路長差を補正すべく配されることが望ましい。
すなわち、図11に示されるように、光学ユニット140での第1及び第2色光グループL、Lの光の光路長差は、リレイレンズ133、135の配置位置を調整して最適化して補償することが可能である。このように光路長差をリレイレンズ133、135の適切な配置により補正すれば、リレイレンズ133、135により集束される第1及び第2色光グループL、Lの光の集束位置は相等しくなる。
上記のように光学ユニット140により経路が合わせられた第1及び第2色光グループL、Lの光は、画像結合器150を経て第1及び第2ライトバルブ157、159に照射される。
前記画像結合器150は、光学ユニット140により経路が合わせられた第1及び第2色光グループL、Lの光が第1及び第2ライトバルブ157、159に照射され、第1及び第2ライトバルブ157、159で画像信号によってモジュレーションされた光が合わさって投射レンズユニット270側に向かってスクリーン280上に投影される役割をする。
本実施例において、前記画像結合器150は、入射される色光を偏光によって選択的に透過または反射させて第1及び第2ライトバルブ157、159に照射する偏光ビームスプリッタ151と、偏光ビームスプリッタ151と第1ライトバルブ157、偏光ビームスプリッタ151と第2ライトバルブ159間に各々配置されて入射光の偏光を変える波長板153、155、望ましくは1/4波長板を備えて構成することができる。カラー照明装置側で偏光ビームスプリッタ151に入射される色光は、偏光によって分離されて第1及び第2ライトバルブ157、159に照射され、第1及び第2ライトバルブ157、159で生成された画像は、偏光ビームスプリッタ151により統合される。
カラー分離システム300から出射される分離された第1及び第2色光グループL、Lの光が相異なる偏光を有する場合、偏光ビームスプリッタ151に入射される第1及び第2色光グループL、Lの光のうち一色光グループの色光は反射されて第1ライトバルブ157に照射され、他の色光グループの色光は透過されて第2ライトバルブ159に照射される。
例えば、第1色光グループLの光は、偏光ビームスプリッタ151により反射されて第1ライトバルブ157に照射され、第2色光グループLの光は、偏光ビームスプリッタ151を透過して第2ライトバルブ159に照射される。
この場合、第1ライトバルブ157は、第1色光グループLの色光に対するカラー画像を形成し、第2ライトバルブ159は、第2色光グループLの色光に対するカラー画像を形成する。
例えば、第1色光グループLにシアン光(C)と青色光(B)とが含まれ、第2色光グループLに赤色光(R)と緑色光(G)とが含まれる場合、第1ライトバルブ157は、青色及びシアン画像の生成のための信号プロセシングによってシアン及び青色カラー画像を形成し、第2ライトバルブ159は、赤色及び緑色画像生成のための画像信号プロセシングによって赤色及び緑色カラー画像を形成する。
この際、第1ライトバルブ157には、シアン光(C)と青色光(B)とがカラーバーの形に照射され、スクローリングユニット100の回転によってスクロールされる。また、第2ライトバルブ159には、赤色光(R)と緑色光(G)とがカラーバーの形に照射され、スクローリングユニット100の回転によってスクロールされる。スクロール作用による色光別カラーバーの移動と同期させて第1及び第2ライトバルブ157、159の各画素に対する画像情報を処理すれば、色光別カラー画像が生成される。
一方、前記第1及び第2ライトバルブ157、159は、スクロールされるカラーバーが結像される所に位置する。前記第1及び第2ライトバルブ157、159としては、反射型ライトバルブ、例えば、反射型液晶表示素子を備えることが望ましい。反射型液晶表示素子は、画素単位で画像信号によって入射された光の偏光を変換して反射させる。
第1及び第2ライトバルブ157、159として反射型液晶表示素子を用いる場合には、画像生成は、画素単位での光の偏光変換として表現されるので、前記のように、偏光ビームスプリッタ151と1/4波長板として機能する1対の波長板153、155からなる画像結合器150により第1及び第2ライトバルブ157、159で生成された画像を結合しうる。
光学ユニット140側から画像結合器150に入射される第1及び第2色光グループL、Lの光が各々S偏光、P偏光であり、画像結合器150の偏光ビームスプリッタ151がS偏光は反射させ、P偏光を透過させると仮定する。
この場合、S偏光の第1色光グループLの光は偏光ビームスプリッタ151で反射され、波長板153でほぼ一円偏光に変わって第1ライトバルブ157に集束される。第1ライトバルブ157で画素単位で画像信号によりモジュレーション(偏光変換)されて反射された光のうち前記波長板153を経つつP偏光に変わった光のみが偏光ビームスプリッタ151を透過して投射レンズユニット270側に進む。
また、P偏光の第2色光グループLの光は偏光ビームスプリッタ151を透過して波長板155でほぼ一円偏光に変わって第2ライトバルブ159に集束される。第2ライトバルブ159で画素単位で画像信号によりモジュレーション(偏光変換)されて反射された光のうち前記波長板155を経つつS偏光に変わった光のみが偏光ビームスプリッタ151で反射されて投射レンズユニット270側に進む。
したがって、第1及び第2ライトバルブ157、159において画像信号によりモジュレーションされた光は、画像結合器150の各波長板153、155及び偏光ビームスプリッタ151を通過しつつ再び結合され、投射レンズユニット270によりスクリーン280に投影される。
図11では画像結合器150が偏光ビームスプリッタ151と波長板153、155とで構成される例を示すが、画像結合器150の構成は、本発明に係る画像表示装置に第1及び第2ライトバルブ157、159で使われる反射型液晶表示素子の特性によって異なっていてもよい。例えば、S偏光の第1色光グループLの光をP偏光の光に変える程度により画像を生成する反射型液晶表示素子を第1ライトバルブ157として使用する場合には、波長板153を使用する必要がない。同様に、P偏光の第2色光グループLの光をS偏光の光に変える程度により画像を生成する反射型液晶表示素子を第2ライトバルブ159として使用する場合には、波長板155を使用する必要がない。すなわち、第1及び第2ライトバルブ157、159として使われる反射型液晶表示素子の特性によって画像結合器150は、波長板153、155を用いない構造とすることができる。
前記投射レンズユニット270は、画像結合器150とスクリーン280間に配置され、入射された画像が前記スクリーン280に向かうように拡大投射を行う。
一方、図11に示されるように、スクローリングユニット100の両有効領域A、Bに第1及び第2色光グループL、Lの光が照射されて互いに反対方向にスクロールされ、光学ユニット140がスクロール方向を反転させる機能なしに単純に光路を合わせるように光学系が構成された場合には、第1及び第2ライトバルブ157、159に照射されるカラーバーのスクロール方向は相互反対なので、このようなスクロール方向差を考慮し、カラー別画像を生成せねばならない。
前述したように、本発明に係るカラー照明装置を適用し、例えば、4つの色光をP偏光の色光グループとS偏光の色光グループとに分けて2つの反射型ライトバルブに2つの色光ずつ分けて送って駆動すれば、色光分離によるエタンデュ負担を減らせ、各色光をスクローリングユニット100の回転によりスクロールしてスクリーン280上でこれらをミキシングするので、光効率が倍加される。また、1つのスクローリングユニット100の両有効領域A、Bで各々2つの色光スクロールを行なうので、小型のカラー照明装置及び小型の画像表示装置の実現が可能である。
また、本発明の一実施例に係るプロジェクションタイプの画像表示装置は、2つの反射型ライトバルブ157、159を使用するために、各色光成分を所望の偏光成分に変えられ、各偏光成分及び平行光(入射角0°)に対する色光分離を行なうので、カラー分離ユニットの製作を容易にし、これによる色純度を高くできる利点がある。
図12は、本発明の第2実施例に係るプロジェクションタイプの画像表示装置を示すものであって、スクローリングユニット100の両有効領域A、Bに第1及び第2色光グループL、Lの光が照射されて相互反対方向にスクロールされ、光学ユニットが前記第1及び第2色光グループL、Lの光のスクロール方向が相等しくなるように、例えば、第2色光グループLの光に対するスクロール方向を変換すると共に第1及び第2色光グループL、Lの光の進路を合わせるように設けられた例を示す。
前記光学ユニットは、スクローリングユニット100の第1及び第2有効領域A、B各々を透過した光のスクロール方向が同一になるようにスクロール方向を変換するスクロール変換プリズム240とすることができる。
前記スクロール変換プリズム240は、第1及び第2色光グループL、Lの光のうち何れか1つの色光グループの光に対するカラーバーは、反射過程を通じて反転させてスクロール方向を変え、反射過程を通じてスクロール方向が変わった色光グループの光と残りの色光グループの光とを偏光によって選択的に透過及び反射させて第1及び第2色光グループL、Lの光の進路を合わせることが望ましい。
前記スクロール変換プリズム240は、アミチプリズムの形状を有するものが望ましい。
図13を参照すれば、アミチプリズム形状のスクロール変換プリズム240は、入射面241及び出射面247と、相互直角に配されて前記入射面241側から出射面247側に角θだけ傾けられるように配置された反射面243a、243b及び、前記反射面243a、243bで反射された光を再び反射させて前記出射面247側に向かわせる反射面245を備えている。
したがって、一方向矢印で表したようなスクロール方向を有する光が前記入射面241を通じて入射される場合、入射光の上下方向は変わらず、単に前記反射面243a、243bの傾斜角θだけ傾斜して配置されることによって反射面245側に向かう。
一方、左右方向は前記反射面243a、243bで相互に入れ替わる。すなわち、図面符号243aと表した反射面に入射された光は反射されて243bと表した反射面に向かう。そして、その面で反射されて前記反射面245に向かう。同様に、243bと表した反射面に入射された光は243aで表した反射面を経て反射面245に向かう。したがって、図面上で矢印方向に示したようにスクロール方向が変わる。
前記反射面245は、前記スクロール変換プリズム240の一面に配されるものであって、スクロール方向が転換されて入射される一色光グループの光は反射させ、残りの色光グループの光は透過させるように備えられ、前記有効領域A、Bを透過した第1及び第2色光グループL、Lの光の光路を合わせる。
前記第1及び第2色光グループL、Lの光が相異なる偏光を有する場合、前記反射面245は入射光を偏光方向によって選択的に透過または反射させる偏光ビームスプリッタ面よりなることが望ましい。
この場合、例えば、P偏光の第2色光グループLの光は、反射面243a、243bでそのスクロール方向が変換された後、前記反射面245に向かい、この反射面245で反射される。一方、S偏光の第1色光グループLの光は、反射面245を透過して前記第2色光グループLの光と同一方向に進む。
ここで、前記スクロール変換プリズム240は、ペンタプリズム形状を有しても良い。
前述したように第1及び第2色光グループL、Lの光路を合わせるための光学ユニットとしてスクロール変換プリズム240を備えれば、第1及び第2ライトバルブ157、159に照射されるカラーバーのスクロール方向は同一になる。したがって、この場合にはスクロール方向差を考慮する必要がないので、画面駆動がさらに容易になる。
図14は、本発明の第3実施例に係るプロジェクションタイプの画像表示装置を概略的に示すものであって、本発明の第1実施例に係る画像表示装置と比較する時、第1及び第2色光グループL、Lの光を各々スクロールするための1対のスクローリングユニット100a、100bを並列に備えた点に特徴がある。図15は、前記1対のスクローリングユニット100a、100bの各第1スパイラルレンズディスク101に第1及び第2色光グループL、Lの光が各々入射される領域及びスクロール方向を示す。図15において参照符号Cは、第1色光グループLの光が入射される有効領域、Dは、第2色光グループLの光が入射される有効領域である。図14及び図15では前述した実施例と実質的に同一または類似した機能をする光学素子は前述した実施例と同一の参照符号を付し、その反復的な説明は省略する。
前記1対のスクローリングユニット100a、100b各々は、ガラスロッド111を除いては、前述した実施例でのスクローリングユニット100と実質的に同じ構成を有する。図15と同様に1対のスクローリングユニット100a、100bを使用する場合には、スクローリングユニット100a、100b各々は、第1及び色光グループL、Lの光の進路上にのみ、第1及び第2スパイラルレンズディスク101、103間にガラスロッド111を備えればよい。したがって、前記1対のスクローリングユニット100a、100b各々は、スクローリングユニット100が2つのガラスロッド111を備えるのに対し、1つのガラスロッド111だけを備えれば良い。
図14及び図15に示されるように、1対のスクローリングユニット100を備えれば、第1及び第2色光グループL、Lの光を各々独立して駆動してスクロールでき、2つのスクローリングユニット100の回転方向を独立して制御できるので、第1及び第2色光グループL、Lの光のスクロール方向を同一にすることができる。
第1及び第2色光グループL、Lの光の入射される有効領域C、Dを、図15に示されるように、相異なるスクローリングユニット100の第1スパイラルレンズディスク101の相互近接した領域にし、スクローリングユニット100を相互反対方向に回転すべく駆動すれば、第1及び第2色光グループL、Lの光のスクロール方向を同一にすることができる。
図15では有効領域Cでの複数の円筒形レンズがスクローリングユニット100aの外周から内周側に連続して移動する効果を得るようにスクローリングユニット100aを逆時計回り方向に回転させ、有効領域Dでの複数の円筒形レンズがスクローリングユニット100bの内周から外周側に連続して移動する効果を得るようにスクローリングユニット100bを時計方向に回転させる場合を示す。2つのスクローリングユニット100a、100bの回転方向を各々反対に変えれば、スクロール方向を反対にすることができる。
前述したように、第1及び第2色光グループL、Lの光を各々相異なるスクローリングユニット100a、100bによりスクロールすれば、スクロール方向を同一にし、第1色光グループLの光に対するカラーバーと第2色光グループLの光に対するカラーバーとのスクロール方向を同一にすることができる。
この際、2つのスクローリングユニット100a、100bを使用するので、この2つのスクローリングユニット100a、100bの駆動と、第1ライトバルブ157での例えば、青色及びシアン画像生成のための信号プロセシング及び第2ライトバルブ159での赤色及び緑色画像生成のための信号プロセシングは図14に示されるように互いに同期化されることが望ましい。
ここで、図14には、本発明の第3実施例に係る画像表示装置が、本発明の第1実施例に係る画像表示装置と同じ光学ユニット140を備える例を示したが、この光学ユニット140の代りに、本発明に第2実施例に係る画像表示装置での光学ユニット、すなわち、スクロール変換プリズム240を備えることも可能なのは言うまでもない。
一方、以上では本発明に係るプロジェクションタイプの画像表示装置が単一光源を備えるものとして説明しかつ図示してきたが、本発明に係る画像表示装置は、図16に示されるように、カラーフィルターユニット500の両側から光を入力できるように、カラーフィルターユニット500の両側の入力端に各々光を入射させるために1対の光源60、1対のコリメーティングレンズ71が設けられている。もちろん、この場合、カラーフィルターユニット500は、カラー分離ユニットだけでなく、このカラー分離ユニットの両側の入力端に配置された偏光整列器及び/または出力端に配置された多数のリレイレンズを備えていることが望ましい。
この際、カラー分離ユニットは、一光源60から入射される光を複数の色光に分離する複数の第1ダイクロイックミラー面と他の光源60から入射される光を複数の色光に分離する複数の第2ダイクロイックミラー面を備え、第1及び第2ダイクロイックミラー面の配置方向が相反しており、第1及び第2ダイクロイックミラー面間に光学ブロックが設けられた形になりうる。
このようなカラーフィルターユニット500の構造は、前述より十分に類推可能なので、ここではさらに詳細な説明及び図示は省略する。
本発明の第4実施例に係るプロジェクションタイプの画像表示装置は、1対の光源、1対のコリメーティングレンズ及びカラーフィルターユニット500を除いた残りの光学的構成は、本発明の第1ないし第3実施例に係る画像表示装置のうち何れか1つと同一とすることができる。ここで、図16では本発明の第2実施例に係る画像表示装置の光学的構成を適用した場合を例として示す。
図16に示されるように、各々独立された2つの光源60からの光を1つのカラー分離ユニットを用いて2つの色光グループに分離し、画像結合器150で合わせて第1及び第2ライトバルブ157、159で光をモジュレーションさせるように設ければ、光量の強度を倍加することができる。
以上では、本発明に係るカラー分離ユニット及びこれを備えたカラー照明装置及びこれを採用したプロジェクションタイプの画像表示装置を図面の光学的構成に基づいて説明したが、本発明は、前記実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で多様な変形及び他実施例が可能である。
また、本発明に係るカラー照明装置及びこれを適用したプロジェクションタイプの画像表示装置は、光源からの光を二色光グループL、Lに分離する代わりに、図17のように分離された複数の色光が何れもスクローリングユニット100の同一有効領域に入射されるようにカラー分離ユニットを構成し、これに対応すべく残りの光学系を構成した構造より構成することができる。
図17は、本発明のさらに他の実施例に係るカラー照明装置を概略的に示す図面であり、図18は、図17のカラー照明装置を適用した本発明の第5実施例に係るプロジェクションタイプの画像表示装置を概略的に示す図であって、カラー照明装置は、光源60から出射された光を複数の色光、例えば、3ないし8の色光に分離するカラー分離ユニット600とカラースクローリングを具現するためのスクローリングユニット700を備えている。ここで、前述した実施例と同一または類似した機能をする部材は同一な参照符号を付し、その反復的な説明は省略する。
前記カラー分離ユニット600は、光源60側から入射される白色光を4つ以上の色光に分離するように設けられていることが望ましい。
前記カラー分離ユニット600は、前記実施例でのカラー分離ユニット70、70´または170と比較する時、色光間を離隔させるための光学ブロックがなく、残りの部分は、前記実施例でのカラー分離ユニット70、70´または170と実質的に同一に形成することができる。
例えば、前記カラー分離ユニット600は、図17に例示したように、ロッド型構造の単一体をなすように、相異なる色光を反射させる第1ないし第4ダイクロイックミラー面80、82、84、86を各々備える第1ないし第4ダイクロイックプリズム79、81、83、85と、前記第1ないし第4ダイクロイックミラー面80、82、84、86により分離された色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とが相異なる偏光になるように少なくとも1つの偏光変換器88を備えて構成することができる。
図17及び図18では、1つの偏光変換器88が第2及び第3ダイクロイックミラー面82、84間に配置された例を示す。ここで、図6に示されたカラー分離ユニット70のように、偏光変換器88は、カラー分離ユニット600で分離された色光の進路、例えば、カラー分離ユニット600の出射面の一部領域に位置しても良い。
図17及び図18では、前記カラー分離ユニット600が4つのダイクロイックミラー面を備える例を示すが、前記と同様に、ダイクロイックミラー面の数は分離しようとする色光数によって変更される。また、偏光変換器88の数及び配置も変更される。
前記スクローリングユニット700は、図3、図7及び図8に基づいて説明したスクローリングユニット100と同様に第1及び第2スパイラルレンズディスク101、103を含んで構成することができる。
この際、本実施例に係る画像表示装置では、前記実施例とは違って、色光を二色光グループに分けず、複数の色光が単一色光グループをなして進むので、スクローリングユニット700は、図17及び図18に示されるように、第1及び第2スパイラルレンズディスク101、103間の単一色光グループの進路上にのみガラスロッド111を備えていればよい。
前記カラー分離ユニット600により分離された複数の色光、例えば、4つの色光は、前記スクローリングユニット700の同一有効領域に入射される。ここで、スクローリングユニット700の有効領域は実質的に図7でのスクローリングユニット100の有効領域Bに該当する。
本発明の第5実施例に係る画像表示装置では、図3の場合と比較する時、複数の色光が単一色光グループをなして進むので、この単一色光グループの光が図3での第2色光グループLと同一経路に進むように光学系を配置すれば、図3での第2色光グループLの光の進路上に配されるシリンダーレンズ97a、97b、132、フライアイレンズアレイ123及びリレイレンズ135だけが必要であり、図3での第1色光グループLの光の進路上に配されるシリンダーレンズ95a、95b、131、フライアイレンズアレイ121及びリレイレンズ133は不要である。
また、本発明の第5実施例に係る画像表示装置では、複数の色光が単一色光グループをなして進むので、前述した本発明の第1ないし第4実施例に係る画像表示装置のような二色光グループの光路を一致させるための光学ユニットは不要である。
この際、前記カラー分離ユニット600により分離された複数の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とが相異なる偏光を有するので、第1及び第2ライトバルブ157、159に各々相異なる偏光の色光が照射され、第1及び第2ライトバルブ157、159により生成されたカラー別画像が画像結合器150により結合されて投射レンズユニット270側に向かう過程は図11の説明と実質的に同一である。
前述したような光源からの光をカラー分離ユニットを使用して複数の色光に分離し、複数の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とが相異なる偏光を持つカラー照明装置を、2つのライトバルブを使用するプロジェクションタイプの画像表示装置に適用すれば、広い色範囲の再現と同時に高効率プロジェクションシステムを具現できる。
以上では、図面に基づいて具体的な実施例について説明したが、本発明に係るカラー分離ユニット、これを備えたカラー照明装置及びプロジェクションタイプの画像表示装置は、前記構造以外にも本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で多様な変形が可能である。
本発明は、プロジェクションタイプの画像表示装置(例えば、LCDやマイクロミラーディスプレー装置のようなマイクロディスプレーなど)、すなわち、ライトバルブで生成された画像を投射光学系を用いてスクリーンに拡大投射して大画面を提供するシステムに適用することができる。
従来のカラー照明装置を採用した1パネル方式のプロジェクションタイプ画像表示装置の光学的構成を示す概略的な図である。 図1のスキャニングプリズムの駆動による分岐されたカラーバーの変動を示す図である。 本発明の一実施例に係るカラー照明装置の光学的構成を示す概略的な図である。 図3の光源及びカラー分離ユニットを抜粋して示す概略的な斜視図である。 図4のカラー分離ユニットを示す正面図である。 カラー分離ユニットの他の実施例を示す概略的な斜視図である。 図3のスクローリングユニットを示す概略的な平面図である。 図3のスクローリングユニットを示す概略的な斜視図である。 図3の円筒形レンズ対による水平軸光線追跡を示す図である。 本発明の他の実施例に係るカラー照明装置の光学的構成を示す概略的な図である。 本発明の第1実施例に係るプロジェクションタイプ画像表示装置の光学的構成を示す概略的な図である。 本発明の第2実施例に係るプロジェクションタイプ画像表示装置の光学的構成を示す概略的な図である。 図12のスクロール変換プリズムを概略的に示す斜視図である。 本発明の第3実施例に係るプロジェクションタイプ画像表示装置の光学的構成を示す概略的な図である。 図14のスクローリングユニットを概略的に示す平面図である。 本発明の第4実施例に係るプロジェクションタイプ画像表示装置の光学的構成を示す概略的な図である。 本発明のさらに他の実施例に係るカラー照明装置の光学的構成を概略的に示す図である。 本発明の第5実施例に係るプロジェクションタイプ画像表示装置の光学的構成を示す概略的な図である。
符号の説明
60・・・光源
100・・・スクローリングユニット
61・・・ランプ
63・・・反射ミラー
70・・・カラー分離ユンット
80、82、84、86・・・ダイクロイックミラー面
L・・・入射光
、L、L、L・・・第1ないし第4色光
79、81、83、85・・・ダイクロイックプリズム

Claims (32)

  1. 光を生成出射する少なくとも1つの光源と、
    前記光源側から入射される光を複数の色光に分離し、前記分離された複数の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にするカラー分離ユニットと、
    前記カラー分離ユニットにより分離された複数の色光のうち少なくとも1以上の色光を各々入力された画像信号によって画素単位で制御して画像を形成する複数のライトバルブと、
    前記複数のライトバルブにより生成された画像を統合するための画像結合器と、を備えていることを特徴とする画像表示装置であって、
    前記カラー分離ユニットによって分離された色光をスクローリングする少なくとも1つのスクローリングユニットをさらに備え、
    前記カラー分離ユニットにより分離された色光のうち少なくとも1つの色光を第1色光グループ、残りの少なくとも1つ以上の色光を第2色光グループとする時、
    前記カラー分離ユニットは、前記第1色光グループの光と前記第2色光グループの光とが前記スクローリングユニットに相互離隔された状態で入射可能に第1及び第2色光グループの間を離隔させるように設けられており、
    前記カラー分離ユニットは、前記第1色光グループの光と前記第2色光グループの光とが相異なる偏光になるように設けられていて、
    前記カラー分離ユニットは、
    相異なる色光だけを反射させ、前記光源側から入射される光の進行方向に対して傾斜して相互離隔された複数のダイクロイックミラー面と、
    前記少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にする少なくとも1つの偏光変換器と、を備え、
    前記カラー分離ユニットは、ロッド型の単一体構造よりなることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記カラー分離ユニットは、
    各々相異なる色光を反射させるダイクロイックミラー面を有する複数のダイクロイックプリズムを備えていることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  3. 前記偏光変換器は、
    ダイクロイックミラー面間、分離された複数の色光が出射される出射面の一部領域及び分離された複数の色光のうち少なくとも何れか一色光の進路のうち何れか1箇所に配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  4. 前記複数のライトバルブは、
    一偏光よりなる前記少なくとも1つの色光を用いて画像を形成する第1ライトバルブと、
    他の偏光よりなる前記残りの色光を用いて画像を形成する第2ライトバルブと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像結合器は、
    入射される色光を偏光によって選択的に透過または反射させて前記第1及び第2ライトバルブに照射する偏光ビームスプリッタを備え、色光が偏光によって分離されて第1及び第2ライトバルブに照射され、前記第1及び第2ライトバルブで生成された画像を統合するように設けられていることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像結合器は、
    前記偏光ビームスプリッタと第1ライトバルブ、前記偏光ビームスプリッタと第2ライトバルブ間に各々配置されて入射光の偏光を変える1対の波長板をさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  7. 前記カラー分離ユニットは、前記光源側から入射される光を3つ以上の色光に分離し、分離された3つ以上の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にするように設けられていることを特徴とする請求項1ないしのうち何れか1項に記載の画像表示装置。
  8. 光を生成出射する少なくとも1つの光源と、
    前記光源側から入射される光を4つ以上の色光に分離すべく相異なる色光を反射させ、前記光源側から入射される光の進行方向に対して傾斜して相互離隔された4つ以上のダイクロイックミラー面を備え、ロッド型構造よりなるカラー分離ユニットと、
    照射される色光を入力された画像信号によって画素単位で制御して画像を形成する複数のライトバルブと、を備えていることを特徴とする画像表示装置であって、
    前記カラー分離ユニットによって分離された色光をスクローリングする少なくとも1つのスクローリングユニットをさらに備え、
    前記カラー分離ユニットにより分離された色光のうち少なくとも1つの色光を第1色光グループ、残りの少なくとも1つ以上の色光を第2色光グループとする時、
    前記カラー分離ユニットは、前記第1色光グループの光と前記第2色光グループの光とが前記スクローリングユニットに相互離隔された状態で入射可能に第1及び第2色光グループの間を離隔させるように設けられており、
    前記カラー分離ユニットは、前記第1色光グループの光と前記第2色光グループの光とが相異なる偏光になるように設けられていることを特徴とする画像表示装置。
  9. 前記カラー分離ユニットは、
    各々相異なる色光を反射させるダイクロイックミラー面を有する4つ以上のダイクロイックプリズムを備えていることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  10. 前記カラー分離ユニットは、
    前記ダイクロイックミラー面により分離された4つ以上の色光のうち少なくとも1つの色光と残りの色光とを相異なる偏光にする少なくとも1つの偏光変換器と、をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  11. 前記偏光変換器は、
    ダイクロイックミラー面間、分離された複数の色光が出射される出射面の一部領域及び分離された複数の色光のうち少なくとも何れか一色光の進路のうち何れか1箇所に位置することを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
  12. 前記複数のライトバルブは、
    一偏光よりなる前記少なくとも1つの色光を用いて画像を形成する第1ライトバルブと、他の偏光よりなる前記残りの色光を用いて画像を形成する第2ライトバルブと、を備え、
    前記第1及び第2ライトバルブによって生成された画像を統合するための画像結合器をさらに備えていることを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
  13. 前記カラー分離ユニットは、光源側から入射される光をシアン光(C)、青色光(B)、赤色光(R)、緑色光(G)に分離するか、光源側から入射された白色光を青色光(B)、シアン光(C)、マゼンタ光(M)、赤色光(R)、緑色光(G)及び黄色光(Y)に分離することを特徴とする請求項1ないしないし12のうち何れか1項に記載の画像表示装置。
  14. 前記カラー分離ユニットの入力端に前記光源から照射された光を一偏光に整列させて前記カラー分離ユニット内に入射させる偏光整列器をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないしないし12のうち何れか1項に記載の画像表示装置。
  15. 前記スクローリングユニットは、自身の回転をレンズアレイの直線運動に転換することができる少なくとも1つのレンズセルをさらに備えていることを特徴とする請求項1ないしないし12のうち何れか1項に記載の画像表示装置。
  16. 前記スクローリングユニットは、単一スクローリングユニットまたは1対のスクローリングユニットを備えていることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  17. 前記スクローリングユニットを透過した第1色光グループの光と第2色光グループの光との進路を合わせるための光学ユニットをさらに備えていることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  18. 前記光学ユニットは、
    第1及び第2色光グループの光のうち何れか1つの色光グループの光を反射させる第1反射面と、
    前記第1反射面から反射された一色光グループの光と残りの色光グループの光とを選択的に透過及び反射させて進路を合わせる第2反射面と、を備えていることを特徴とする請求項17に記載の画像表示装置。
  19. 前記光学ユニットは、
    前記スクローリングユニットの一有効領域を透過した少なくとも1つの色光に対するカラーバーを反射過程を通じて反転させてスクロール方向を変え、反射過程を通じてスクロール方向が変わって入射される少なくとも1つの色光と前記スクローリングユニットの他の有効領域を透過した残りの色光とを選択的に透過及び反射させ、第1及び第2色光グループの光の進路を合わせるスクロール方向変換プリズムであることを特徴とする請求項17に記載の画像表示装置。
  20. 前記スクロール方向変換プリズムは、アミチプリズム形状を有することを特徴とする請求項19に記載の画像表示装置。
  21. 前記光学ユニットは、反射過程を通じてスクロール方向が変わって入射される少なくとも1つの色光と前記スクローリングユニットの他の有効領域を透過した残りの色光とを偏光によって選択的に透過及び反射させ、第1及び第2色光グループの光の進路を合わせるように設けられていることを特徴とする請求項19に記載の画像表示装置。
  22. 前記スクローリングユニットの少なくとも1つのレンズセルは、螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  23. 前記スクローリングユニットのレンズセルは、円筒形レンズセルとされていることを特徴とする請求項22に記載の画像表示装置。
  24. 前記スクローリングユニットは、ディスク状であることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  25. 前記スクローリングユニットは、光の進行方向に相互離隔され、各々に前記レンズセルが形成された第1及び第2スパイラルレンズディスクを備えていることを特徴とする請求項24に記載の画像表示装置。
  26. 前記第1及び第2スパイラルレンズディスク間の光路上に、ガラスロッドをさらに備えていることを特徴とする請求項25に記載の画像表示装置。
  27. 前記スクローリングユニットに入射される光ビームの幅を制御するために前記光源とスクローリングユニット間の光路上に配置された少なくとも1つの第1円筒形レンズと、
    前記スクローリングユニットを通過した光を平行光に変えるように前記スクローリングユニットを通過した光の進路上に配置された少なくとも1つの第2円筒形レンズと、をさらに備えていることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  28. 前記スクローリングユニットから出射された光の進路上に配され、前記スクローリングユニットでスクロールされた色光が相異なる領域にカラーバーをなすフライアイレンズアレイをさらに備えていることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  29. 前記フライアイレンズアレイを通過した光の経路上に配置され、前記フライアイレンズアレイにより形成されるカラーバーを所定位置に結像させるリレイレンズをさらに備えていることを特徴とする請求項28に記載の画像表示装置。
  30. 前記光源とカラー分離ユニット間に、前記光源側から進む光の発散角を調節するための空間フィルターをさらに備えていることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
  31. 前記カラー分離ユニットから出射される各色光の経路上に配置され、出射される各色光に所定発散角を有させる多数のリレイレンズをさらに備えていることを特徴とする請求項1ないしないし12のうち何れか1項に記載の画像表示装置。
  32. 前記光源とカラー分離ユニット間に、前記光源側から進む光の発散角を調節するための空間フィルターをさらに備えることを特徴とする請求項1ないしないし12のうち何れか1項に記載の画像表示装置。
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