JP4591061B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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本発明は、液晶表示素子(液晶ライトバルブ)等の空間光変調素子により変調された光束をスクリーンに投射する画像表示装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータの普及や、テレビジョン放送のデジタル放送化を迎えて、フロント投射型プロジェクタと称される画像表示装置が普及しつつある。
このような画像表示装置の多くは、液晶表示素子等の空間光変調素子を3枚備えて構成され、いわゆる3板式カラープロジェクタと称されている。この3板式カラープロジェクタは、メタルハライドランプ等の強力な光源から得られる白色光を3原色に分解し、色分解された各色光を各色に対応する空間光変調素子に導き、各空間光変調素子を各色に対応する画像信号で駆動することにより変調し、さらに、各色の変調光を合成して投射レンズにより投射し結像させることにより、画像表示を行うように構成されている。
このような画像表示装置においては、光源から発せられた光束を空間光変調素子に導き、この空間光変調素子を照明するための照明光学系が備えられている。この照明光学系は、有限の大きさを持つ光源から発せられた光束により、高効率で、かつ、均一に、空間光変調素子を照明できることが必要である。
このような照明光学系としては、インテグレータ光学系が知られている。そして、このインテグレータ光学系としては、いわゆるフライアイレンズアレイ方式の照明光学系と、いわゆるロッドインテグレータ方式の照明光学系とが知られている。
フライアイレンズアレイ方式の照明光学系は、照明領域と相似形状の複数の小径レンズがフライアイ状に(2次元状に)配列されたフライアイレンズアレイに照明光束を入射させることにより、この光束を照明領域と相似形状の各セル毎に分割し、さらに、これら光束を重ね合わせることによって、高効率で均一な照明光が得られるように構成されたものである。このフライアイレンズアレイ方式の照明光学系においては、インテグレータ像が、投射レンズの瞳に光源像として形成される。
ロッドインテグレータ方式の照明光学系は、入射端面及び出射端面となる両端面が照明領域と相似形状となされた棒状のロッドインテグレータに、入射端面より、照明光束を集光させて効率よく入射させることにより、このロッドインテグレータ内において光束を多重反射させ、出射端面において、高効率で均一な照明光が得られるように構成されたものである。そして、この出射端面における光束分布を、所望の倍率で照明領域(空間光変調素子上)に結像させることにより、高効率な均一照明を得ることができる。このロッドインテグレータ方式の照明光学系においては、ガラスロッド内での反射回数に対応した複数のガラスロッド開口形状の光源像が、投射レンズの瞳に形成される。
このように、これらフライアイレンズアレイ方式及びロッドインテグレータ方式のいずれの照明方式においても、投射レンズの瞳に光源像を形成することとなる。
そして、フロント投射型プロジェクタにおける投射レンズは、特に、3板式カラープロジェクタにおいては、光源側にプリズム等の色合成手段を配置する必要があるため、充分に長いバックフォーカス及びテレセントリック性が要求される。
また、この投射レンズを焦点距離可変型のもの(ズームレンズ)とした場合においては、投射レンズを小型化するため、焦点距離の可変操作(ズーミング)に伴って、瞳の位置が変動するレンズ構成とならざるを得ない。このように焦点距離の可変操作に伴って、瞳の位置が変動する投射レンズにおいては、投射レンズの開口(絞り)の大きさを固定した場合には、焦点距離の可変操作に伴ってFナンバーが変化することとなる。
ところで、以上説明したような画像表示装置において、投射レンズの開口は円形であるが、いずれの照明方式においても、投射レンズの瞳に形成される光源像は、必ずしも円形ではない。すなわち、フライアイレンズアレイ方式の照明光学系を用いた場合は、投射レンズの瞳に形成される光源像は、矩形のインテグレータ像である。また、ロッドインテグレータ方式の照明光学系を用いた場合も、投射レンズの瞳に形成される光源像は、矩形のガラスロッド開口形状の像である。
従って、投射レンズの円形開口においては、光源像の上下左右に余分な開口が存在することとなり、この余分な開口を通過する不要光により表示画質の画質が低下するという問題が生ずる。
そこで、投射レンズの近傍に矩形状の開口絞りを設けたり(特許文献1,2参照)、空間光変調素子よりも光源側に配置されているフライアイレンズアレイの近傍に矩形状の開口を備えた光束遮蔽板を設ける(特許文献3参照)ことにより、投射レンズから出射する投射像を矩形にすることが行われている。
特開平5−303085号公報 特開平9−274253号公報 特開平11−281923公報
焦点距離可変型の投射レンズを備えた画像表示装置において、フライアイレンズアレイ方式またはロッドインテグレータ方式の照明光学系により集光された所定形状(例えば矩形)と略相似の開口形状を有する開口絞りを単に設けた場合には、投射レンズの焦点距離可変動作に伴って、余分な光(不要光)を通過させて表示画像の画質を低下させてしまったり、逆に必要な光を遮断してしまって光の利用効率を低下させてしまうということが起こり得る。そこで、焦点距離可変型の投射レンズを備えた画像表示装置に照明光学系により集光された所定形状と略相似の開口形状を有する開口絞りを設ける場合には、開口絞りを適切に制御することが必要となる。
前述のような画像表示装置の照明光学系におけるFナンバーは投射レンズにより投射される画像の大きさにかかわらず一定である。従って、焦点距離可変型の投射レンズを備えた画像表示装置においては、照明光学系のFナンバー(例えばF2.8)に対して、焦点距離の短焦点端から長焦点端への可変操作に伴って、投射レンズのFナンバーがF2.2からF2.8に変動した場合、短焦点端では投射レンズが過剰に開いた開口状態(Fナンバーが小さい状態)となる。この場合、余分な開口を通過する不要光等により表示画像の画質が低下するという問題が生ずる。逆に、焦点距離の短焦点端から長焦点端への可変操作に伴って、投射レンズのFナンバーがF2.8からF3.4に変動した場合には、長焦点端では投射レンズの開口状態が小さい状態(Fナンバーが大きい状態)となる。この場合、照明光学系により形成される照明光を十分に利用できない状態となり、光の利用効率が低減する。
また、空間光変調素子や色分解合成光学系の光軸に対し投射レンズの光軸をオフセットさせたいわゆる“あおり”を持たせた画像表示装置においては、投射レンズから出射する光束の一部のみをスクリーンに投影するので、投射レンズの焦点距離可変動作に伴って、開口絞りをさらに適切に制御することが必要となる。
さらに、色バランスを調整するために波長選択性のあるフィルタを設けた画像表示装置においては、投射レンズの焦点距離を可変動作させても色バランスを変化させず、色バランスを常に良好に保つことが求められる。
本発明は以上のような問題点に鑑みなされたものであり、焦点距離可変型の投射レンズを備えた画像表示装置において、投射レンズの焦点距離を可変動作させても常に最適な表示画像を得ることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
また、焦点距離可変型の投射レンズを備え、投射レンズの光軸をオフセットさせた画像表示装置において、投射レンズの焦点距離を可変動作させても常に最適な表示画像を得ることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
さらに、焦点距離可変型の投射レンズを備え、色バランス調整用フィルタを設けた画像表示装置において、投射レンズの焦点距離を可変動作させても常に最適な表示画像を得ることができる画像表示装置を提供することを目的とする。
〔構成1〕
本発明に係る画像表示装置は、上述した従来の技術の課題を解決するため、光源と、光源から発せられた光束を矩形形状の複数のレンズセルにより空間的に分割する矩形形状の第1のレンズアレイと、第1のレンズアレイの各レンズセルに対応する矩形形状の複数のレンズセルを有する矩形形状の第2のレンズアレイと、第1のレンズアレイの各レンズセルの像を重ね合わせる重ね合わせレンズと、重ね合わせレンズにより各レンズセルの像が表示面上で重なり合い第1及び第2のレンズアレイと重ね合わせレンズとによって集光された光束を変調する空間光変調素子と、空間光変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、投射レンズの瞳位置に設置され、第2のレンズアレイの矩形形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、投射レンズの焦点距離可変操作に応じて開口絞りの開口の面積を可変させる面積可変機構とを備えことを特徴とするものである。
〔構成2〕
本発明に係る画像表示装置は、光源と、光源から発せられた光束を矩形形状の入射面から入射させ内面部において多重反射させ矩形形状の出射面から射出するガラスロッドと、ガラスロッドの出射面から射出する光を受ける出射レンズと、出射レンズから射出する光を受ける重ね合わせレンズと、ガラスロッド、出射レンズ、重ね合わせレンズによって集光された光束を変調する空間光変調素子と、空間光変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、投射レンズの瞳位置に設置されガラスロッド内での反射回数に対応した複数のガラスロッド出射面の形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、投射レンズの焦点距離可変操作に応じて開口絞りの開口の面積を可変させる面積可変機構とを備えることを特徴とするものである。
〔構成3〕
本発明に係る画像表示装置は、光源と、光源から発せられた光束を矩形形状の複数のレンズセルにより空間的に分割する矩形形状の第1のレンズアレイと、第1のレンズアレイの各レンズセルに対応する矩形形状の複数のレンズセルを有する矩形形状の第2のレンズアレイと、第1のレンズアレイの各レンズセルの像を重ね合わせる重ね合わせレンズと、重ね合わせレンズにより各レンズセルの像が表示面上で重なり合い第1及び第2のレンズアレイと重ね合わせレンズとによって集光された光束を変調する空間光変調素子と、空間光変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、投射レンズの瞳位置に設置され第2のレンズアレイの矩形形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、投射レンズの焦点距離可変操作に応じて開口絞りの光軸方向の位置を可変させる第1の位置可変機構とを備えことを特徴とするものである。
〔構成4〕
本発明に係る画像表示装置は、光源と、光源から発せられた光束を矩形形状の入射面から入射させ内面部において多重反射させ矩形形状の出射面から射出するガラスロッドと、ガラスロッドの出射面から射出する光を受ける出射レンズと、出射レンズから射出する光を受ける重ね合わせレンズと、ガラスロッド、出射レンズ、重ね合わせレンズによって集光された光束を変調する空間光変調素子と、空間光変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、投射レンズの瞳位置に設置されガラスロッド内での反射回数に対応した複数のガラスロッド出射面の形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、投射レンズの焦点距離可変操作に応じて開口絞りの光軸方向の位置を可変させる第1の位置可変機構とを備えることを特徴とするものである。
〔構成5〕
構成1乃至構成4のいずれか一を有する画像表示装置において、投射レンズは光軸に対してオフセットされており、開口絞りの開口の光軸に対する位置を投射レンズの焦点距離可変操作に応じて可変させる第2の位置可変機構を備えことを特徴とするものである。
〔構成6〕
本発明に係る画像表示装置は、光源と、光源から発せられた光束を矩形形状の複数のレンズセルにより空間的に分割する矩形形状の第1のレンズアレイと第1のレンズアレイの各レンズセルに対応する矩形形状の複数のレンズセルを有する矩形形状の第2のレンズアレイと第1のレンズアレイの各レンズセルの像を重ね合わせる重ね合わせレンズとを含む照明光学系と、表示画像における色バランスを調整する色バランス調整用フィルタと、照明光学系によって集光された光束を複数色に分解する色分解光学系と、重ね合わせレンズにより各レンズセルの像が表示面上で重なり合い色分解光学系によって分解された複数色の光束を変調する複数の空間光変調素子と、複数の空間光変調素子によって変調された光束を合成する色合成光学系と、色合成光学系が合成した合成光供給され空間変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、投射レンズの瞳位置に設置され第2のレンズアレイの矩形形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、投射レンズの焦点距離可変操作に応じて開口絞りの光軸方向の位置を可変させる第1の位置可変機構とを備えことを特徴とするものである。
〔構成7〕
構成を有する画像表示装置において、投射レンズの焦点距離可変操作に応じて開口絞りの開口の面積を可変させる面積可変機構を備えて構成したことを特徴とするものである。
〔構成8〕
構成、または、構成を有する画像表示装置において、投射レンズは光軸に対してオフセットされており、投射レンズの焦点距離可変操作に応じて開口絞りの開口の光軸に対する位置を可変させる第2の位置可変機構を備えて構成したことを特徴とするものである。
〔構成9〕
構成乃至構成のいずれか一を有する画像表示装置において、色バランス調整用フィルタは第2のレンズアレイに蒸着されていることを特徴とするものである。
〔構成10〕
構成乃至構成のいずれか一を有する画像表示装置において、投射レンズは複数のレンズを有し、開口絞りは複数のレンズの間に配置されていることを特徴とするものである。
本発明の画像表示装置によれば、投射レンズの焦点距離可変動作に伴って、不要光を通過させて表示画像の画質を低下させてしまったり、必要な光を遮断してしまって光の利用効率を低下させてしまうということがなく、コントラストの高い画像表示が可能となる。
また、投射レンズを光軸に対してオフセットさせてあおり投射を行う場合であっても、焦点距離の可変操作に応じて開口絞りの開口のあおり方向の位置が常に最適な位置に可変制御することができる。従って、色バランス調整用フィルタによって調整した色バランスがくずれてしまうという不具合を発生させることなく、常に色バランスを最適な状態に維持することが可能となる。
以下、本発明に係る画像表示装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る画像表示装置の実施の各形態について説明する前に、実施の各形態の基本的構成について説明する。
<第1の基本的構成>
図1は、第1の基本的構成を示す平面図である。
この図1においては、簡単のために光源1から発せられた光が空間光変調素子である単一の液晶ライトバルブ8を照射するモノクロ表示の画像表示装置を示している。この図1は、本発明の原理を説明するために示すもので、色バランス(ホワイトバランス)の調整が必要になるカラー表示の画像表示装置には、光をRGBに分解/合成する色分解光学系及び色合成光学系が備えられる。
この第1の基本的構成である画像表示装置は、フライアイレンズアレイ方式の照明光学系を備えて構成されている。
すなわち、この画像表示装置は、光源1と、光源から出射した光を光軸L0方向に反射するリフレクタ2を有している。光源1としては、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の白色光を出射するものを用いる。リフレクタ2は、光軸L0を軸とした回転放物面、または、回転楕円面の反射面を有し、光源1から出射した照明光を反射面で反射して光軸L0に平行な光束として出射する。
また、この画像表示装置は、第1のレンズアレイ(フライアイレンズ)3と、第2のレンズアレイ(フライアイレンズ)4と、PSコンバイナ5と、重ね合わせレンズ6と、コンデンサレンズ7と、液晶ライトバルブ8とを有している。なお、重ね合わせレンズやコンデンサレンズはフィールドレンズとも称されている。
第1及び第2のレンズアレイ3,4は、リフレクタ2が照明光を出射する開口を空間的に分割するように、液晶ライトバルブ8の形状(矩形)と相似形状の複数のレンズセルが2次元配列されて構成されたものである。
第1のレンズアレイ3は、この第1のレンズアレイ3の各レンズセルにそれぞれ対応した第2のレンズアレイ4のレンズセルに照明光を集光し、第2のレンズアレイ4上に第1のレンズアレイ3のレンズセルと同数の2次光源像を形成する。そして、第2のレンズアレイ4は、各レンズセルごとに、対応する第1のレンズアレイ3のレンズセル開口の像を液晶ライトバルブ8の表示面上に結像させる。
なお、PSコンバイナ5は、後段の偏光光学系(図1においては示していない色分解光学系及び色合成光学系)における光の利用効率を向上させるため、入射する照明光をS偏光、または、P偏光に揃える機能を有している。
重ね合わせレンズ6は、各レンズセルの像の中心を液晶ライトバルブ8の中心に一致させ、第1のレンズアレイ3の各レンズセルの像が液晶ライトバルブ8の表示面上で重なり合うようにするものである。
コンデンサレンズ7は、液晶ライトバルブ8を経た変調光が投射レンズ9の入射瞳方向に入射するように光束を集光させる。
液晶ライトバルブ8は、複数の液晶セルを2次元配列してなる液晶板と所定方向の偏光のみを透過させるアナライザ(偏光板)とを有して構成され、各液晶セルごとに透過する光量を制御することによって照明光を変調する。
液晶ライトバルブ8によって変調された変調光は、投射レンズ9の入射側レンズ9aに入射し、瞳位置を通過して、出射側レンズ9cを経て出射される。この投射レンズ9の瞳位置には、開口絞り9bが設置されている。なお、図1及び後述する図2〜図6において、開口絞り9b間の波模様は投射レンズ9の瞳を示すものとする。この投射レンズ9から出射した変調光は、スクリーン10上に液晶ライトバルブ8の像として結像され、画像表示がなされる。
なお、投射レンズ9は、この第1の基本的構成においては、2枚の凸レンズからなる2群2枚構成のレンズとして構成されている。しかし、この投射レンズ9は、このようなレンズ構成に限定されるものではなく、より多くの枚数のレンズから構成されたものであってもよく、また、後述する本発明の実施の形態のように、焦点距離可変のレンズとすることもできる。
この投射レンズ9においては、開口絞り9bが設置されている瞳位置に、インテグレータ像が光源像として形成される。この光源像の形状は、第2のレンズアレイ4の開口の形状である。例えば第2のレンズアレイ4の開口の形状が矩形の場合、光源像の形状も矩形になる。
そして、この投射レンズ9において、開口絞り9bの開口部の形状は、この投射レンズ9の瞳位置に形成される光源像の形状と相似形状となっている。すなわち、この投射レンズ9の開口絞り9bの開口部の形状は、第2のレンズアレイ4の開口の形状が矩形の場合、矩形になる。
従って、この投射レンズ9においては、光源1よりコンデンサレンズ7に至る照明光学系により、投射レンズ9の瞳位置に形成される光源像の周囲に余分な開口が存在することが防止されており、このような余分な開口を不要光が通過してスクリーンに到達することによる表示画質の画質の低下が防止される。
<第2の基本的構成>
図2は、第2の基本的構成を示す平面図であり、第2の基本的構成はロッドインテグレータ方式の照明光学系を用いて構成したものである。
この第2の基本的構成である画像表示装置においては、光源1から出射されリフレクタ2により反射されて出射された照明光は、ガラスロッド11の一端部である入射面に集光して入射される。
ガラスロッド11は、断面形状が液晶ライトバルブ8の表示面の形状(矩形)と相似形状となされた柱状の透明部材であり、入射面から入射した照明光を内面部において多数回にわたって全反射させる。そして、このガラスロッド11内において多重反射された照明光は、このガラスロッド11の他端部である出射面から出射される。このガラスロッド11から出射した照明光は、出射レンズ12及びPSコンバイナ5を経て、重ね合わせレンズ6に入射される。
この重ね合わせレンズ6を経た照明光は、前述したように、コンデンサレンズ7を経て、液晶ライトバルブ8を照明する。
そして、液晶ライトバルブ8によって変調された変調光は、投射レンズ9に入射し、この投射レンズ9により、スクリーン10上に液晶ライトバルブ8の像として結像される。
この画像表示装置の照明光学系においては、ガラスロッド11の出射面には、複数の光源像が形成される。また、重ね合わせレンズ6にも、複数の光源像が形成される。これら光源像の数は、ガラスロッド11内において光が全反射した回数に対応している。これら光源像は、投射レンズ9の瞳位置においても、重ね合わされた状態で形成される。この光源像の形状は、ガラスロッド11の出射面の形状であり、また、このガラスロッド11の出射面の形状は液晶ライトバルブ8の表示面の形状と相似形であり、例えば矩形である。
そして、この投射レンズ9において、開口絞り9bの開口部の形状は、前述したように、この投射レンズ9の瞳位置に形成される光源像の形状と相似形状となっている。すなわち、この投射レンズ9の開口絞り9bの開口部の形状は、例えばガラスロッド11の出射面の形状と相似の矩形である。
従って、この投射レンズ9においては、光源1よりコンデンサレンズ7に至る照明光学系により、投射レンズ9の瞳位置に形成される光源像の周囲に余分な開口が存在することが防止されており、このような余分な開口を不要光が通過してスクリーンに到達することによる表示画質の画質の低下が防止されている。
次に、本発明の実施の各形態について順に説明する。
<第1の実施の形態>
図3は、第1の実施の形態の画像表示装置を示す平面図である。図3において、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。図3における投射レンズ9は焦点距離可変型であるとする。
図3では簡略化のためモノクロ表示の画像表示装置として図示しているが、カラー表示の画像表示装置として構成している。第1及び第2のレンズアレイ3,4を透過した照明光のうち光軸L0から遠い光束について所定の波長域の光束を遮断してレベルを落とし残りの光束についてそのまま透過させるフィルタ13を設けることにより、表示画像における色バランスの調整を行うことができる。ここでは、第2のレンズアレイ4におけるPSコンバイナ5側の面に色バランス調整用のフィルタ13を設けているが、第1のレンズアレイ3の光源1側の面、第1及び第2のレンズアレイ3,4間、第2のレンズアレイ4と重ね合わせレンズ6との間等に設置することができる。フィルタ13は、遮断する波長帯域の光束については、光束を遮断する面積に応じて、この波長帯域の光束の表示画像におけるレベルを低下させる。また、フィルタ13は、光軸L0から遠い光束について所定の波長域の光束を遮断するので、遮断する波長域については、光束の径を小さくすることとなる。従って、このフィルタ13によって遮断される波長帯域については、照明光学系のF値が大きくなることとなる。
そして、第1の実施の形態においては、図3に示すように、投射レンズ9の焦点距離可変操作に応じて開口絞り9bの開口面積を可変する面積可変機構90を備えており、開口絞り9bの開口面積を可変できるように構成している。なお、開口絞り9bの開口面積を可変するための具体的な構成は、周知の機構的構成を採用することができる。このように開口絞り9bの開口面積を可変とすることにより、色バランス調整用のフィルタ13を備えた画像表示装置において、色バランスの調整をより良好なものとすることができる。
すなわち、照明光学系において光軸から離れた位置(外周側)の光路を経る照明光は、フィルタ13によって所定の波長帯域の光束を遮断(または減光)されるとともに、投射レンズ9の瞳位置においては、開口絞り9bの開口部内の外周側(光軸から離れた位置)の光路を経る。
ここで、開口絞り9bの開口部が充分に広い場合には、フィルタ13を透過した照明光とフィルタ13を透過しない(光軸に近い側の)照明光との双方が開口絞り9bの開口部を通過する。従って、この場合には、開口絞り9bを通過してスクリーン10に到達する光束は、フィルタ13によって色バランスを調整されたものとなる。
そして、開口絞り9bの開口部を狭くしていくと、フィルタ13を透過した照明光がこの開口絞り9bによって外周側から遮断されていき、フィルタ13を透過した照明光がスクリーン10に到達する比率が減少する。開口絞り9bの開口部を充分に狭くした場合には、フィルタ13を透過した照明光が全て遮断され、開口絞り9bを通過してスクリーン10に到達する光束は、フィルタ13による色バランスの調整を全くされていない光束のみとなる。
すなわち、開口絞り9bの開口部の広狭を調節することにより、フィルタ13を透過した照明光がスクリーン10に到達する比率を調整することができ、このフィルタ13による色バランスの調整度合いを調整することができる。これにより、表示画像における色バランスを微調整することができる。
なお、第1の実施の形態及び後述する各実施の形態においては、第1の基本的構成であるフライアイレンズアレイ方式の照明光学系を用いた構成を示すが、第2の基本的構成であるロッドインテグレータ方式の照明光学系を用いた構成であってもよい。
<第2の実施の形態>
図4は、第2の実施の形態の画像表示装置を示す平面図である。図4において、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。図4における投射レンズ9も焦点距離可変型であるとする。
第2の実施の形態における画像表示装置は、投射レンズ9の光軸(中心軸)を照明光学系の光軸L0に対して平行にオフセットさせたり、投射レンズ9の光軸(中心軸)を照明光学系の光軸L0に対して傾けることによって、あおりを持たせたものである。あおりは、画像表示装置をスクリーンに対する正面位置よりもオフセットした位置に設置した場合や、スクリーンの法線に対して傾斜して設置した場合においても、スクリーン上に表示される画像に歪みが生じないように補正する機能を有するものである。
第2の実施の形態においては、図4に示すように、投射レンズ9の光軸を照明光学系の光軸L0に対して平行にオフセットさせた状態を示している。このとき、照明光学系より射出して液晶ライトバルブ8を照明し、この液晶ライトバルブ8を経た変調光は、投射レンズ9において、この投射レンズ9の光軸よりオフセットした光路を通過して、スクリーン10に至る。
そして、第2の実施の形態においては、投射レンズ9の開口絞り9bは、開口位置をこの投射レンズ9の光軸に対してオフセットさせることができるようになされている。すなわち、この投射レンズ9の開口絞り9bは、投射レンズ9の焦点距離可変操作に応じて開口絞り9bの開口位置を可変する位置可変機構91を備えており、この投射レンズ9の光軸の照明光学系の光軸L0に対するオフセット量及びオフセット方向に応じて、この投射レンズ9の光軸に対する開口絞り9bの開口の位置を可変操作可能となされている。なお、開口絞り9bの位置を可変するための構成は、周知の機構的構成を採用することができる。
このように、第2の実施の形態においては、開口絞り9bの開口部の位置が投射レンズ9の光軸に対して可変操作可能となされていることにより、投射レンズ9の光軸を照明光学系の光軸L0に対してオフセットさせた場合において、開口絞り9bの開口部と変調光の光路とを一致させることができる。なお、この第2の実施の形態においても、開口絞り9bの開口部は、液晶ライトバルブ8の表示面の形状と相似形状である矩形となされている。
このように、開口絞り9bの開口部と変調光の光路とが一致することにより、照明光学系により投射レンズ9の瞳位置に形成される光源像の周囲に余分な開口が存在することが防止され、このような余分な開口を不要光が通過してスクリーンに到達することによる表示画質の画質の低下が防止される。
<第3の実施の形態>
図5及び図6は第3の実施の形態の画像表示装置を示す平面図であり、図5は焦点距離可変型の投射レンズを短焦点端(WIDE)としたときの状態、図6は焦点距離可変型の投射レンズを長焦点端(TELE)としたときの状態を示している。
第3の実施の形態における画像表示装置の投射レンズ9は、焦点距離可変レンズ(ズームレンズ)となっており、焦点距離の可変は、投射レンズ9における入射側レンズ9aと出射側レンズ9cとの間の距離を可変させることによって実現される。これら入射側レンズ9a及び出射側レンズ9cからなる投射レンズ9の合成焦点距離は、これら入射側レンズ9a及び出射側レンズ9c間の距離によって変化するからである。
焦点距離可変レンズにおいては、入射側レンズ9a及び出射側レンズ9c間の距離を変化させて合成焦点距離を変化させたとき、瞳位置も光軸L0方向に移動する。このような焦点距離の変化に伴う瞳位置の移動が生じないようにするためには、投射レンズを多数枚数のレンズによって構成し、各レンズを所定の方向に所定の距離だけ移動させることによって瞳位置の移動を補正することが必要となり、複雑なレンズ構成及び移動制御機構が必要となる。このような複雑なレンズ構成及び移動制御機構を備えることは、投射レンズの大型化を招来する。
そこで、第3の実施の形態においては、投射レンズ9の大型化を避けるために、焦点距離の変化に伴う瞳位置の移動を補正していない。
そして、第3の実施の形態においては、位置面積可変機構92によって焦点距離の変化に伴う瞳位置の移動に応じて、開口絞り9bの位置を光軸L0方向に可変としている。すなわち、投射レンズ9においては、焦点距離を変化させて瞳位置が移動しても、この瞳位置と開口絞り9bの位置とを一致させることができる。
従って、投射レンズ9においては、瞳位置と開口絞り9bの位置とを常に一致させることができ、照明光学系により投射レンズ9の瞳位置に形成される光源像の周囲に余分な開口が存在することを防止し、このような余分な開口を不要光が通過してスクリーンに到達することによる表示画質の画質の低下を防止することができる。
なお、第3の実施の形態においても、開口絞り9bの開口部は、液晶ライトバルブ8の表示面の形状と相似形状である矩形となされている。
投射レンズ9を焦点距離可変レンズとした場合においては、入射側レンズ9a及び出射側レンズ9c間の距離を変化させて合成焦点距離を変化させたとき、瞳位置における光源像の大きさも変化し、焦点距離の変化に伴ってF値が変化することとなる。
焦点距離の変化に伴うF値の変化が生じないようにするためには、投射レンズを多数枚数のレンズによって構成し、各レンズを所定の方向に所定の距離だけ移動させることによってF値の変化を補正することが必要となり、複雑なレンズ構成及び移動制御機構が必要となる。このような複雑なレンズ構成及び移動制御機構を備えることは、投射レンズの大型化を招来する。
そこで、第3の実施の形態においては、投射レンズ9の大型化を避けるために、焦点距離の変化に伴うF値の変化を補正していない。
そして、第3の実施の形態においては、位置面積可変機構92によって、焦点距離の変化に伴うF値の変化、すなわち、瞳位置における光源像の大きさの変化に応じて、開口絞り9bの開口部の大きさを可変としている。すなわち、この投射レンズ9においては、焦点距離を変化させてF値が変化しても、瞳位置における光源像の大きさと開口絞り9bの開口部の大きさとを一致させることができる。
<第4の実施の形態>
上述した第1〜第3の実施の形態は、液晶ライトバルブ8を透過型の液晶表示素子とし、カラー表示の画像表示装置の場合であっても簡略化のためモノクロ表示の画像表示装置として図示しているが、図7に示す第4の実施の形態においては、反射型の液晶表示素子を用い、カラー表示の画像表示装置として図示して具体的に説明することとする。
図7において、光源21から出射した白色光の照明光は、リフレクタ22で反射されて平行な光束として出射される。リフレクタ22により反射された照明光は赤色光/紫外光カットフィルタ31を透過することにより、画像の表示に不要な赤外光及び紫外光が遮断され、後段の光学系の発熱を抑えるようにしている。赤色光/紫外光カットフィルタ31を透過した照明光は、第1〜第3の実施の形態と同様、第1及び第2のレンズアレイ23,24の各レンズセルごとに集光される。
第2のレンズアレイ24から出射した照明光はPSコンバイナ25に入射され、後段の偏光光学系における光の利用効率を向上させるためS偏光またはP偏光に揃えられる。重ね合わせレンズ26は、第1及び第2のレンズアレイ23,24の各レンズセルの像が後述する液晶ライトバルブ28R,28G,28Bの表示面上で重なり合うよう、各レンズセルからの光を重ね合わせて出射する。コンデンサレンズ27は重ね合わせレンズ26からの光を集光して後段の光学系に供給する。
第2のレンズアレイ24のレンズセルを形成していない側の面、ここでは第1のレンズアレイ23側の面には、色バランス(ホワイトバランス)を調整するため波長選択性のあるフィルタ(色バランス調整用フィルタ)241が設けられている。このフィルタ241は緑色(G)光及び青色(B)光を遮断し、赤色(R)光を透過させるフィルタが好ましい。また、フィルタ241を第2のレンズアレイ24とは別体で設けてもよいが、フィルタ241を第2のレンズアレイ24に蒸着して一体化させることが好ましい。
なお、第1〜第3の実施の形態においては、第1及び第2のレンズアレイ3,4のレンズセル形成面を対向させるよう配置しており、第4の実施の形態においては、第1及び第2のレンズアレイ23,24のレンズセル形成面を互いに外側に向くよう配置しているが、2つのレンズアレイの配置の仕方は任意であり、2つのレンズアレイ双方のレンズセル形成面を光の出射方向またはその逆方向に向けるよう配置してもよい。
ここで、図8を用いてフィルタ241を備える第2のレンズアレイ24の構成について詳細に説明する。図8において、(A)はフィルタ241の第1の例、(B)はフィルタ241の第2の例である。図8(A),(B)に示すように、第2のレンズアレイ24のレンズセル非形成面は複数のエリアに区画されており、中央部の区画を除く外周部の区画にフィルタ241が蒸着されている。この区画は第2のレンズアレイ24のレンズセルの大きさに対応したものとすることが好ましい。
図8(A)は複数の区画における外周部の左右方向の一部にフィルタ241を蒸着しない部分を設けた例、図8(B)は複数の区画における外周部の上下方向の一部にフィルタ241を蒸着しない部分を設けた例である。フィルタ241を蒸着しない部分を左右方向に設けるか上下方向に設けるかは、画像表示装置を構成する後述の偏光ビームスプリッタや図7では省略している1/4波長板の特性に応じて適宜選択すればよい。いずれにしても、色バランスをより適切に調整できたり、コントラストを高くできる方に設ければよい。
図7に戻り、コンデンサレンズ27から出射した照明光はポライライザ32に入射され、ポライライザ32は特定の偏光成分のみ透過させる。波長選択性位相板33は特定の波長の光のみを変調し、偏光ビームスプリッタ(PBS)34に入射させる。実線で示すG光はPBS34の接合面を通過し、さらにPBS35の接合面を通過してG光用の液晶ライトバルブ28Gに入射する。液晶ライトバルブ28Gによって変調された戻り光のG光はPBS35の接合面で反射してPBS39に入射する。
PBS34の接合面で反射した一点鎖線で示すR光と破線で示すB光は波長選択性位相板36を介してPBS37に入射する。R光とB光のうち、R光はPBS37の接合面を通過してR光用の液晶ライトバルブ28Rに入射する。液晶ライトバルブ28Rによって変調された戻り光のR光はPBS37の接合面で反射して波長選択性位相板38を介してPBS39に入射する。
さらに、B光はPBS37の接合面で反射してB光用の液晶ライトバルブ28Bに入射する。液晶ライトバルブ28Bによって変調された戻り光のB光はPBS37の接合面を通過し、波長選択性位相板38を介してPBS39に入射する。PBS39に入射したG光はPBS39の接合面で反射し、PBS39に入射したR,B光はPBS39の接合面を通過することにより、R,G,B光が合成されて出射する。PBS39から出射した合成光はアナライザ40に入射され、アナライザ40は特定の偏光成分のみ透過させて、投射レンズ500へと入射させる。なお、破線にて囲んだ波長選択性位相板33,36,38及びPBS34,35,37,39は色分解合成光学系300を構成している。
次に、投射レンズ500の具体的構成及び動作について説明する。投射レンズ500は、図7に示すように、凸レンズ51,54(以下、単にレンズと称する)及び凹レンズ52,55(以下、単にレンズと称する)を備えており、さらに、レンズ52とレンズ54との間に配置された開口絞り53を備えて構成されている。なお、レンズの枚数はこれに限定されるものではなく、適宜設定でき、また、開口絞り53の位置も図7に示す例に限定されるものではない。
図7に示すように、投射レンズ500の中心軸を、液晶ライトバルブ28B,PBS39,アナライザ40の光軸に対して図7の上方にオフセットさせており、あおり投射を行うよう構成している。
このように構成される投射レンズ500におけるレンズ52,54は焦点距離の可変操作(ズーミング)に伴って光軸方向に移動するように構成しており、開口絞り53も焦点距離の可変操作に伴って光軸方向に移動するように構成している。焦点距離の可変操作を行う操作部61は、画像表示装置の本体に設けられているか、あるいはリモコン送信機であり、操作部61による焦点距離の可変操作の指示信号は例えばマイクロコンピュータよりなる制御部62に供給される。制御部62は指示信号に従って駆動部63を制御して、レンズ52,54及び開口絞り53を光軸方向に移動させる。駆動部63はモータを備えており、一例として投射レンズ500の鏡筒に設けたカムに沿ってカムフォロワをモータの駆動力により移動させることにより、レンズ52,54及び開口絞り53を光軸方向に移動させることができる。勿論、モータを設けず、手動にてレンズ52,54及び開口絞り53を移動させてもよい。
図9において、(A)は投射レンズ500を短焦点端(WIDE)とした状態のレンズ52,54及び開口絞り53の位置を、(B)は投射レンズ500を長焦点端(TELE)とした状態のレンズ52,54及び開口絞り53の位置示している。WIDEの状態からTELEの状態へと焦点距離の可変操作するに応じて、レンズ52はレンズ51側へと、開口絞り53及びレンズ54はレンズ55側へと移動する。開口絞り53の移動量とレンズ54の移動量は異なる。
第4の実施の形態においては、開口絞り53は焦点距離の可変操作に伴って光軸方向に移動するだけではなく、開口絞り53の開口面積が可変される。これについて図10〜図13を用いて説明する。図10(A),(B)に示すように、開口絞り53は一例として2枚の略L字状の板(以下、L字板と称する)531,532とよりなり、L字板531,532には2つの互いに平行のカム5311,5321が形成されており、カム5311,5321にはピン状のカムフォロワ5312,5322が係合している。
カムフォロワ5312,5322がカム5311,5321内を移動することにより、L字板531,532は互いに近接したり離間するようになっている。L字板531は矢印D1方向に移動し、L字板532は矢印D2方向に移動する。カム5311とカム5321とは平行でないので、矢印D1,D2は互いに平行ではない。
このように構成される開口絞り53において、図10(A)は投射レンズ500を短焦点端(WIDE)としたときの開口絞り53の状態、図10(B)は投射レンズ500を長焦点端(TELE)としたときの開口絞り53の状態を示している。図10(A)の状態において、L字板531,532によって矩形状の開口530が形成されている。図10(B)の状態において、L字板531,532によって矩形状の開口530が形成されている。L字板531,532によって形成される任意の大きさの矩形状の開口を530と称することとする。開口面積の最も小さい開口530が開口530であり、開口面積の最も大きい開口530が開口530ということになる。
図11(A)〜(C)は投射レンズ500を光軸方向に見た場合の焦点距離の可変操作に伴う鏡筒501に対する開口530の位置と大きさの変化を示している。図11(A)は投射レンズ500を短焦点端(WIDE)としたときの開口絞り53の状態、図11(C)は投射レンズ500を長焦点端(TELE)としたときの開口絞り53の状態、図11(B)は投射レンズ500を短焦点端と長焦点端との中間(MIDDLE)としたときの開口絞り53の状態を示している。
まず、図11(A)において、開口530の中心Cは水平軸Xと垂直軸Yとの交点よりも上側に位置している。次に、図11(B)において、開口530は開口530よりも大きい開口530となっており、開口530の中心Cは図11(A)と比較して交点に近付いている。さらに、図11(C)において、開口530の中心Cは交点よりも若干下側に移動している。
図12に開口530と開口530と開口530を重ねて示している。図12より分かるように、開口530は、短焦点端から長焦点端に向かうに従って、水平(左右)方向ではほぼ左右均等に拡大していくものの、垂直(上下)方向では上下均等に拡大していくのではなく、上側よりも下側により多く拡大するよう上下不均等に拡大していく。これは、投射レンズ500を上方向にオフセットさせてあおりを持たせているからである。但し、開口530,530,530は互いに相似であり、面積が異なる。
図13は、投射レンズ500の焦点距離の変化に対する開口530の水平(X)方向の幅と垂直(Y)方向の幅と開口530の中心CのY方向のオフセット量の変化を示している。なお、焦点距離や開口530のX,Y方向の幅及びY方向のオフセット量の具体的数値は単なる一例であり、画像表示装置全体の設計に応じて最適な数値は異なる。
図13に示すように、開口530のX,Y方向の幅は、短焦点端から長焦点端に向かうに従って、ほぼ直線状に広がっていく。これに対し、開口530の中心CのY方向のオフセット量は短焦点端において最も上側にずれた状態から長焦点端に近付く途中で水平軸Xと垂直軸Yとの交点と一致し、焦点端において最も下側にずれた状態となるよう、曲線状に変化していく。
以上の構成により、第4の実施の形態においては、照明光学系により集光された所定形状(例えば矩形)と略相似の開口形状を有する開口絞り53を備えているので、不要光を通過させることがないので、表示画像の画質を低下させることがなくコントラストの高い投射画像を得ることができる。また、開口絞り53の開口530の面積は、焦点距離の可変操作に応じて最適な大きさに可変制御されるので、表示画像の画質を低下させることもないし、必要な光を遮断してしまって光の利用効率を低下させてしまうということもない。
さらには、投射レンズ500を光軸に対してオフセットさせてあおり投射を行う場合であっても、開口絞り53の開口530のあおり方向の位置(光軸に対する位置)が焦点距離の可変操作に応じて常に最適な位置に可変制御される。従って、第2のレンズアレイ24にフィルタ241を設けることによって色バランスを最適に調整していたものが、焦点距離の可変操作に応じて色バランスがくずれてしまうという不具合を発生させることなく、常に色バランスを最適な状態に維持することが可能となる。
第1の基本的構成を示す平面図である。 第2の基本的構成を示す平面図である。 第1の実施の形態を示す平面図である。 第2の実施の形態を示す平面図である。 第3の実施の形態における投射レンズを短焦点端とした状態を示す平面図である。 第3の実施の形態における投射レンズを長焦点端とした状態を示す平面図である。 第4の実施の形態を示す平面図である。 図7における第2のレンズアレイ24の構成例を示す平面図である。 図7における投射レンズ500の短焦点端と長焦点端の状態を示す平面図である。 図7における開口絞り53の短焦点端と長焦点端の状態を示す平面図である。 図7における開口絞り53の開口の焦点距離に応じた変化を説明するための図である。 図7における開口絞り53の焦点距離に応じた開口を重ねた状態で示す図である。 図7における開口絞り53の開口面積及び光軸に対する位置を示す特性図である。
符号の説明
1,21 光源
3,23 第1のレンズアレイ
4,24 第2のレンズアレイ
6,26 重ね合わせレンズ
7,27 コンデンサレンズ
8,28R,28G,28B 液晶ライトバルブ(空間光変調素子)
9,500 投射レンズ
9b,53 開口絞り
13,241 フィルタ(色バランス調整用フィルタ)
63 駆動部(位置可変機構,面積可変機構)
90,92 面積可変機構
91,92 位置可変機構

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源から発せられた光束を矩形形状の複数のレンズセルにより空間的に分割する矩形形状の第1のレンズアレイと、
    前記第1のレンズアレイの各レンズセルに対応する矩形形状の複数のレンズセルを有する矩形形状の第2のレンズアレイと、
    前記第1のレンズアレイの各レンズセルの像を重ね合わせる重ね合わせレンズと、
    前記重ね合わせレンズにより前記各レンズセルの像が表示面上で重なり合い、前記第1及び第2のレンズアレイと前記重ね合わせレンズとによって集光された光束を変調する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、
    前記投射レンズの瞳位置に設置され、前記第2のレンズアレイの矩形形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、
    前記投射レンズの焦点距離可変操作に応じて前記開口絞りの開口の面積を可変させる面積可変機構と
    を備えことを特徴とする画像表示装置。
  2. 光源と、
    前記光源から発せられた光束を矩形形状の入射面から入射させ、内面部において多重反射させ、矩形形状の出射面から射出するガラスロッドと、
    前記ガラスロッドの出射面から射出する光を受ける出射レンズと、
    前記出射レンズから射出する光を受ける重ね合わせレンズと、
    前記ガラスロッド、前記出射レンズ、前記重ね合わせレンズによって集光された光束を変調する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、
    前記投射レンズの瞳位置に設置され、前記ガラスロッド内での反射回数に対応した複数のガラスロッド出射面の形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、
    前記投射レンズの焦点距離可変操作に応じて前記開口絞りの開口の面積を可変させる面積可変機構と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  3. 光源と、
    前記光源から発せられた光束を矩形形状の複数のレンズセルにより空間的に分割する矩形形状の第1のレンズアレイと、
    前記第1のレンズアレイの各レンズセルに対応する矩形形状の複数のレンズセルを有する矩形形状の第2のレンズアレイと、
    前記第1のレンズアレイの各レンズセルの像を重ね合わせる重ね合わせレンズと、
    前記重ね合わせレンズにより前記各レンズセルの像が表示面上で重なり合い、前記第1及び第2のレンズアレイと前記重ね合わせレンズとによって集光された光束を変調する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、
    前記投射レンズの瞳位置に設置され、前記第2のレンズアレイの矩形形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、
    前記投射レンズの焦点距離可変操作に応じて前記開口絞りの光軸方向の位置を可変させる第1の位置可変機構と
    を備えことを特徴とする画像表示装置。
  4. 光源と、
    前記光源から発せられた光束を矩形形状の入射面から入射させ、内面部において多重反射させ、矩形形状の出射面から射出するガラスロッドと、
    前記ガラスロッドの出射面から射出する光を受ける出射レンズと、
    前記出射レンズから射出する光を受ける重ね合わせレンズと、
    前記ガラスロッド、前記出射レンズ、前記重ね合わせレンズによって集光された光束を変調する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、
    前記投射レンズの瞳位置に設置され、前記ガラスロッド内での反射回数に対応した複数のガラスロッド出射面の形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、
    前記投射レンズの焦点距離可変操作に応じて前記開口絞りの光軸方向の位置を可変させる第1の位置可変機構と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  5. 前記投射レンズは光軸に対してオフセットされており、
    前記開口絞りの開口の前記光軸に対する位置を前記投射レンズの焦点距離可変操作に応じて可変させる第2の位置可変機構を備えことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の画像表示装置。
  6. 光源と、
    前記光源から発せられた光束を矩形形状の複数のレンズセルにより空間的に分割する矩形形状の第1のレンズアレイと前記第1のレンズアレイの各レンズセルに対応する矩形形状の複数のレンズセルを有する矩形形状の第2のレンズアレイと前記第1のレンズアレイの各レンズセルの像を重ね合わせる重ね合わせレンズとを含む照明光学系と、
    表示画像における色バランスを調整する色バランス調整用フィルタと、
    前記照明光学系によって集光された光束を複数色に分解する色分解光学系と、
    前記重ね合わせレンズにより前記各レンズセルの像が表示面上で重なり合い、前記色分解光学系によって分解された前記複数色の光束を変調する複数の空間光変調素子と、
    前記複数の空間光変調素子によって変調された光束を合成する色合成光学系と、
    前記色合成光学系が合成した合成光供給され、前記空間変調素子によって変調されて射出した光束を投射する焦点距離可変型の投射レンズと、
    前記投射レンズの瞳位置に設置され、前記第2のレンズアレイの矩形形状と相似の矩形形状の開口を有する開口絞りと、
    前記投射レンズの焦点距離可変操作に応じて前記開口絞りの光軸方向の位置を可変させる第1の位置可変機構と
    を備えことを特徴とする画像表示装置。
  7. 前記投射レンズの焦点距離可変操作に応じて前記開口絞りの開口の面積を可変させる面積可変機構を備えて構成したことを特徴とする請求項記載の画像表示装置。
  8. 前記投射レンズは光軸に対してオフセットされており、
    前記投射レンズの焦点距離可変操作に応じて前記開口絞りの開口の前記光軸に対する位置を可変させる第2の位置可変機構を備えて構成したことを特徴とする請求項、または、請求項記載の画像表示装置。
  9. 前記色バランス調整用フィルタは前記第2のレンズアレイに蒸着されていることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか一に記載の画像表示装置。
  10. 前記投射レンズは複数のレンズを有し、
    前記開口絞りは前記複数のレンズの間に配置されていることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか一に記載の画像表示装置。
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