JPH07270719A - 投写型表示装置 - Google Patents
投写型表示装置Info
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- JPH07270719A JPH07270719A JP6059082A JP5908294A JPH07270719A JP H07270719 A JPH07270719 A JP H07270719A JP 6059082 A JP6059082 A JP 6059082A JP 5908294 A JP5908294 A JP 5908294A JP H07270719 A JPH07270719 A JP H07270719A
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Abstract
置を実現する。 【構成】 高輝度の白色光を出射するランプ1を楕円面
鏡2により集光し、楕円面鏡2の第2焦点付近に開口径
が変えられる照明系の絞り3を配置する。照明系の絞り
を透過した光束をコリメータレンズ4により平行化して
散乱と透過の2状態に変化する液晶ライトバルブ5を照
明し、液晶ライトバルブ5の透過光をフィールドレンズ
6によって絞り8の径が変えられる投写レンズ7の入射
瞳81位置に集光する。
Description
トラストの投写画像を得る投写型表示装置に関するもの
である。
である。図において、1はランプ、20は放物面鏡、5
は液晶ライトバルブ、6はフィールドレンズ、7は投写
レンズ、8は投写レンズ7の絞り、81は投写レンズ7
の入射瞳である。
ては、例えばメタルハライドランプ,キセノンランプ,
ハロゲンランプ等の高輝度の白色光源が用いられる。ラ
ンプ1の出射光を集光して平行光束を出射する手段とし
て、コリメータレンズと球面鏡を用いた方法、楕円面鏡
とコリメータレンズを用いた方法、放物面鏡を用いた方
法等があるが、集光効率が高く光学系が簡便な点で放物
面鏡による方法が主流である。公知のように放物面鏡2
0の焦点位置にランプ1の発光部を配置することによ
り、平行光束14が出射され、液晶ライトバルブ5の照
明光となる。
ブ5としては、TN(Twisted Nematic) 型液晶を用いた
液晶表示素子が実用化されている。しかし、TN型液晶
は、原理上2枚の偏光板によりTN型液晶を挟んだ構成
をしており、照明光束の半分以上を入射側偏光板にて損
失して、高輝度化への障害となる問題があった。また、
偏光板の光吸収にともなう熱的な劣化があるため、必要
以上に照明光束を強くすることが困難であった。
よる熱的な劣化がないため高照度の照明が可能な点とか
ら、偏光板を必要としない散乱型の液晶が注目され、そ
の開発が活発化している。
加状態により液晶が透過と散乱の2状態に変化する素子
であり、PDLC(Polymer Disrersed Liquid Crysta
l)やDSM(Dynamic Scattering Mode)液晶が知られ
ている。散乱型液晶の動作説明として、PDLCにつき
説明する。これは、ポリマーマトリクス中に液晶が水滴
状に分散しており、電圧無印加時は、液晶が不規則な方
向に配向しているため、ポリマーと液晶に屈折率差が生
じ、液晶ライトバルブへの入射光が散乱光となる。また
電圧印加時には、電界方向に液晶分子が配向し、配向し
た時の液晶の屈折率がポリマーの屈折率と一致するよう
に選ばれているため、入射光は散乱せずにそのまま透過
する。
過光15は投写レンズ7の入射瞳81を効率よく透過す
るように、フィールドレンズ6で入射瞳81上に集光さ
れ、投写光16となってスクリーン(図示せず)上に液
晶ライトバルブ5の画像が拡大投影される。
た場合、入射瞳81は散乱光成分を除去しコントラスト
を高める働きがある。詳細については後述するが入射瞳
径を小さくするほど黒レベルが低下しコントラストが高
くなる。特開平5−188345では開口径が変えられ
る絞り8を備えた投写レンズを使用し、映像に応じて入
射瞳81の径つまり投写レンズ7の絞り8の径を変化さ
せてコントラストを調整できるようにしていた。
表示装置において、投写レンズ7の入射瞳81位置にラ
ンプ1の光源像が形成される。ランプ1にキセノンラン
プのような点発光に近い光源を使用すると、入射瞳81
位置には非常に小さい光源像が得られるが、メタルハラ
イドランプやハロゲンランプのような線発光の光源を使
用すると得られる集光スポット径も大きくなる。
使用した投写型表示装置に、絞り径が変えられる投写レ
ンズを適用して、入射瞳径を小さくしても、輝度が低下
するのみで十分なコントラストの向上の効果が得られな
いといった問題点があった。
ためになされたものであり、高輝度で、かつ高コントラ
ストの投写型表示装置を得ることを目的とする。
装置は、請求項1では、絞り径が変えられる投写レンズ
と、ランプの集光ミラーに楕円面鏡を使用し、楕円面鏡
の第2焦点付近に開口径が変えられる絞りを備えたもの
である。
および投写レンズの絞り径を連動して変化させる手段を
備えたものである。
射瞳位置に形成される光源像の径が、入射瞳径と等しく
なるように照明系の絞り径を設定したものである。
射瞳位置に形成される光源像の径が、入射瞳径より大き
くなるように照明系の絞り径を設定したものである。
投写レンズと、ランプの集光ミラーに楕円面鏡を使用
し、楕円面鏡の第2焦点付近に錐体状プリズムを設け、
その直後に開口径が変えられる照明系の絞りを備えたも
のである。
リーンの輝度を検出する輝度検出装置と、該輝度検出装
置より得られたデータにより、投写画像のコントラスト
および輝度が最大となる投写レンズの散乱光受容角を決
定する散乱光受容角決定手段と、得られた散乱光受容角
に応じて投写レンズの絞り径および照明系の絞り径を変
える手段を備えたものである。
より画像を投写するスクリーンの暗レベル輝度を検出
し、投写型表示装置の暗室内における白レベル輝度およ
び黒レベル輝度と外部照明環境により変化するスクリー
ン上の暗レベル輝度とから、コントラストと輝度が最大
となる投写レンズの散乱光受容角を決定する手段を備え
たものである。
より白黒の投写映像の輝度を検出して、投写レンズの散
乱光受容角を決定する手段を備えたものである。
いては、投写画像のコントラストを決定する投写レンズ
の入射瞳径に応じ、照明系の絞り径を変化させて、投写
レンズの入射瞳径とほぼ一致した照明系の絞り開口形状
をした光源像を入射瞳位置に結像する。これにより、液
晶ライトバルブが透明と散乱の2状態において入射瞳を
透過する光束の差を大きくできる。
あるいは投写レンズの絞りのいずれかの径を変えるだけ
で、液晶ライトバルブが透明と散乱の2状態において入
射瞳を透過する光束の差が大きくなる条件に、もう一方
の絞り径も自動的に設定される。
入射瞳位置に形成される光源像の径と入射瞳径を等しく
することにより、液晶ライトバルブが透明と散乱の2状
態において入射瞳を透過する光束の差が最大となる。
入射瞳位置に形成される光源像の径が入射瞳径より大き
いので、入射瞳と光源像との間に偏心があっても、入射
瞳の透過光束を損失しない。
ルブ照明光の照度むらの原因となるランプ配光特性の不
均一性を、錐体状プリズムにより光を屈折させることに
より解消する。
賞する照明環境に応じ、コントラストおよび輝度に優れ
た投写画像が得られる投写レンズの絞り径および照明系
の絞り径の決定を自動化する。
と暗室内における白レベルおよび黒レベル輝度から算出
される最大コントラストと白レベル輝度により最適な散
乱光受容角を決定する。
を含めた白レベルおよび黒レベル輝度を直接検出して、
最適な散乱光受容角を決定する。
装置の構成図である。図において、1は高輝度の白色光
を出射するランプ、2は楕円面鏡、3は開口径が変えら
れる照明系の絞り、4はコリメータレンズ、5はライト
バルブ、6はフィールドレンズ、7は投写レンズ、8は
開口径が変えられる投写レンズ7の絞り、81は投写レ
ンズ7の入射瞳である。
はメタルハライドランプ、キセノンランプ、ハロゲンラ
ンプ等の高輝度の白色光源があるが、寿命、発光効率、
演色性等が優れている点で、メタルハライドランプが良
く用いられている。楕円面鏡の第1焦点付近にランプの
発光部を配置することにより、ランプ1の出射光11は
楕円面鏡2で反射された後、集束光束12となって楕円
面鏡2の第2焦点付近に集光される。ランプ1にキセノ
ンランプのような点発光に近い光源を使用すると、楕円
面鏡2の第2焦点には非常に小さい集光スポットが得ら
れるが、メタルハライドランプやハロゲンランプのよう
な線発光の光源を使用すると得られる集光スポット径も
有限の大きさとなる。
鏡2の第2焦点付近に照明系の絞り3を配置して集光ス
ポット径を制限し、焦点距離がf1 のコリメータレンズ
4を照明系の絞り3からほぼf1 だけ離して配置して、
照明系の絞り3からの透過光13を平行化する。このと
きライトバルブ5への照明光となる平行光束14の平行
度は、照明系の絞り3の開口径aとレンズ4の焦点距離
f1 により決まり、平行光束14の発散角θ1は次式の
関係で与えられる。 tanθ1=a/(2・f1) (1)
の2状態に変化する散乱型液晶を一例に挙げて説明す
る。散乱型液晶としては、PDLC(Polymer Disrerse
d Liquid Crystal)やDSM(Dynamic Scattering Mod
e) 液晶が印加電圧に応じて散乱と透明の2状態に変化
することが知られている。
レンズ7の入射瞳81に効率よく入射するように設けら
れている。このために、焦点距離f2 のフィールドレン
ズ6の焦点付近に入射瞳81を配置して集光している。
入射瞳81を透過した光束は、投写光16となってスク
リーン(図示せず)上に液晶ライトバルブ5の画像が拡
大投影される。
た場合、投写レンズ7の入射瞳81は、散乱光を除去し
て黒レベルの輝度を下げ、投写映像のコントラストを高
める働きがある。
2は散乱型液晶のライトバルブを使用した時の入射瞳の
動作説明図である。図2(a)の液晶ライトバルブ51
は透明状態の液晶ライトバルブを示し、液晶ライトバル
ブ5の透過光151はフィールドレンズ6による集光
後、入射瞳81に妨げられることなく透過し白レベルと
なる。図2(b)の液晶ライトバルブ52は散乱状態の
液晶ライトバルブを示し、液晶ライトバルブ52の透過
散乱光152のうち、斜線を施した光束が入射瞳81に
おいてけられ黒レベルとなる。投写レンズ7の入射瞳8
1による散乱光受容角θ2は、 tanθ2=b/(2・f2) (2) の関係で表わされ、入射瞳径bが小さくなるほど散乱光
受容角θ2 が小さくなり、除去される透過散乱光152
成分が増すため、黒レベル輝度がより低くなって、コン
トラストの高い投写画像が得られる。白レベルの投写光
束をΦt 、黒レベルの投写光束をΦd とすると白レベル
と黒レベルの比CR(以下、コントラストと記載する)は
次式の関係で与えられる。 CR=Φt/Φd (3)
点光源に近い光源を使用した場合、入射瞳81上には非
常に小さい集光スポットが得られるため、入射瞳81の
径bを小さくしても白レベル輝度を損なうことなく、コ
ントラストが向上する。しかし、メタルハライドランプ
のような線発光のランプを使用する場合、楕円面鏡2の
第2焦点に集光されるスッポト径は有限の大きさとな
る。
2面とは共役な関係にあり、照明系の絞り3の開口形状
をした光源像が入射瞳81位置に結像されている。照明
系の絞り3の径aと光源像の径b■とは、 a/b■=f1/f2 (4) の関係で表わされる。
おいて、コントラストを向上するため入射瞳径bを入射
瞳81位置の光源像の径b’より小さくした時、照明系
の絞り3の径aも同時に小さくして光源像の径b’を小
さくしなければ、コントラスト向上の十分な効果が得ら
れない。
の径より小さい場合の投写型表示装置のコントラストを
説明する図である。図における液晶ライトバルブ5は透
明状態であり、破線は液晶ライトバルブ5の照明光14
の発散光成分を表わす。入射瞳81位置には径b’の照
明系の絞り3(図示せず)の光源像が結像されており、
光源像の光束、つまりフィールドレンズ6を透過した光
束153をΦ1 とする。入射瞳径が光源像より小さい場
合(b<b’)の、入射瞳の透過光束、つまり白レベル
の投写光全光束154をΦ2 とすると、 Φ2 <Φ1 (5) の関係となる。液晶ライトバルブ5が散乱状態の時、黒
レベルの全光束は(3)式よりΦ1 /CRで表わされる。
白レベルの全光束は入射瞳81で制限されるから、あら
かじめ入射瞳81位置に結像される光源像が入射瞳径と
ほぼ同じ大きさとなるように照明系の絞り径aを設定し
ておけば、白レベルの全光束はΦ2 に対し、黒レベルの
全光束はΦ2/CRとなる。
性図であり、液晶ライトバルブにPDLCを使用した時
の電圧−投写光束特性を示している。図において、実線
は投写レンズ7の入射瞳81に結像される光源像の径
b’が入射瞳の径bと一致(b=b’)するように照明
系の絞り径aを設定した場合の特性であり、破線は投写
レンズ7の入射瞳81に結像される光源像の径b’を入
射瞳径bより大きくなるよう(b<b’)に照明系の絞
り径aを設定した場合の特性である。それぞれの黒レベ
ルは(5)式より、 (Φ2/CR)<(Φ1/CR) (6) となる。白レベルの全光束はいずれの場合もΦ2 である
から、入射瞳81の入射瞳径bに照明系の絞りの像の大
きさを合わせた場合、白レベルを犠牲にすることなく、
最大のコントラストが得られる。
トラストが得られるように、入射瞳径つまり投写レンズ
7の絞り径および照明系の絞り径を変化させる絞り開口
径可変手段9を備えた構成にしている。
投写レンズ7の絞り径と照明系の絞り径とを連動させて
変化するようにしておけば、どちらか一方の径を変える
だけで、常に最適なコントラストの投写画像が得られ
る。
度の損失を最小限に抑えてかつ最大コントラストの投写
画像を得るための光源像の径bと入射瞳径b■とが等し
くなる条件は、照明系の絞り径aと、投写レンズ7の入
射瞳径bと、コリメータレンズ4の焦点距離f1と、フィ
ールドレンズの焦点距離f2との関係が、 a=b・(f1/f2) (7) となるように設定すればよい。
源像の径b’を投写レンズ7の入射瞳径bより若干大き
く(10%程度)なるように、つまり照明系の絞り径a
を、 a≧b・(f1/f2) (8) と設定すれば、光源像と投写レンズ7の入射瞳81との
偏心による輝度損失を抑制しながら、照明系と投写レン
ズとの配置精度が緩和される。
構成図であり、公知の通りカメラレンズ等で使用されて
いる複数枚の羽根31により構成されており、手動ある
いはモータ等を備えたものであれば電動で開口径aの制
御が可能である。同様に投写レンズ7の絞り8も図5の
構成のものを使用すれば、入射瞳81の径bを変えるこ
とができる。
クリーン輝度およびコントラスの特性図である。投写レ
ンズ7の散乱光受容角θ2 (図2b参照)が小さくなる
とコントラストは向上するものの、絞り3あるいは入射
瞳81でけられる光成分が増加するため、投写光束に比
例するスクリーン輝度が低下している。映像に応じコン
トラストを重視する場合、入射瞳81の径つまり投写レ
ンズの絞り8の径および照明系の絞り3の径を小さく設
定すればよい。逆に輝度を重視する場合、上記の両開口
径を大きく設定すればよい。
投写型表示装置のコントラスト特性図である。投写レン
ズの散乱光受容角が2.8deg.のとき暗室ではコントラ
スト100の投写映像が得られていたが、照明を点灯し
た状況下において照明光がスクリーンに入射して暗レベ
ル輝度が上がり、コントラストが30に低下した。散乱
光受容角および照明系の絞り径aを大きくして照明光1
4の平行度を2.8deg.から3.5deg.に広げてもコン
トラストには影響がなく、白レベル輝度が約40%向上
した分、視認性の高い高輝度の映像が得られる。このよ
うに照明系の絞り3と投写レンズ7の絞り径が変えられ
る本装置は、映像を鑑賞する周囲の照明状態に応じて絞
り径を制御することにより、つねに最適なコントラスト
でかつ高輝度の映像が得られる。
構成図である。図において、10は錐体状プリズムであ
り、楕円面鏡2の第2焦点付近に配置され、錐体状プリ
ズム10の直後に開口径が変えられる照明系の絞り3を
配置する。錐体状プリズム10は液晶ライトバルブへの
照明光を均一化する働きがあり、その原理について次に
説明する。
体状プリズム10は、図9のごとく楕円面鏡2の集光光
束12aが錐体状プリズム10の平面10pと斜面10
aで屈折をうける。同様に集光光束12bが錐体状プリ
ズム10の平面10pと斜面10bで屈折をうけ、2光
束がほぼ重なり合うような光束となって錐体状プリズム
を透過する。
の照度が均一化される動作説明図であり、図10に示す
ようにランプ1の電極を光軸方向に設定した場合、一般
にメタルハライドランプは電極と直交する方向が最も光
強度が強く、電極方向付近を出射するに従って、次第に
光強度が低下し、図10の100のような配光分布とな
る。図10(a)の光学系では、前記のランプ配光特性
の影響により、液晶ライトバルブへの照明光14は中心
付近に暗部の発生した不均一な照明光となる。そこで、
図10(b)のごとく錐体状プリズム10を使用するこ
とにより、斜面10aと10bを透過した光束が互いに
重なりあって、錐体状プリズム10を透過した光束の透
過光の配光特性が均一化し、中心の暗部が解消された均
一照度の平行照明光14が得られる。
明され、照度均一性に優れた周辺光量比の高い投写画像
が得られる。
ついては実施例1の場合と同様であるので、説明は省略
する。
液晶ライトバルブによる投写型表示装置の例を示した
が、公知のように白色光をR・G・Bの三原色光に分光
する分光手段と、R・G・Bそれぞれの映像を表示する
3枚のモノクロの液晶ライトバルブと、R・G・B画像
を合成する色合成手段を適用すれば高輝度、高解像度の
投写型表示装置が実現可能である。
トバルブ5の出射直後(投写レンズ側)にフィールドレ
ンズ6を配置した構成を示したが、フィールドレンズ6
は液晶ライトバルブ5の入射側に配置した構成であって
もよい。
ける投写型表示装置を示す構成図である。図において、
50は実施例1および実施例2で示した投写型表示装
置、60は透過型あるいは反射型のスクリーン、70は
光検出器72と結像レンズ71により構成された輝度検
出装置である。
りスクリーン60と光検出器72とが共役な関係となる
ように設定されており、スクリーン60上の輝度を検出
している。輝度検出装置70はスクリーン60の一部の
輝度を検出して、映像を鑑賞する周囲の照明環境によっ
て変化するスクリーン60上の暗レベル輝度Ls をモニ
ターしている。
レベル輝度Ld(θ) は、図6の白レベル輝度Lt(θ)と
コントラストCR(θ)より、 Ld(θ)=Lt(θ)/CR(θ) (9) と表わされる。前記スクリーン60上の暗レベル輝度が
Ls ≠0の場合の白レベル輝度Lt■(θ)とコントラス
トCR■(θ)はそれぞれ、 Lt■(θ)=Lt(θ)+Ls (10) CR■(θ)={Lt(θ)+Ls}/{Ld(θ)+Ls} (11) となる。
ータより、散乱光受容角決定手段41において(1
0),(11)式のLt■(θ)とCR■(θ)が最大となる
θが算出され、絞り開口径制御手段40および絞り開口
径可変手段9によって投写型表示装置50内にある照明
系の絞り径および投写レンズ7の絞り径が散乱光受容角
θに応じた径に変えられる。
写されていないスクリーン60上の一部の輝度を検出し
ているが、瞬間的に投写光を遮光しスクリーン60上の
輝度を検出する手段等によって、投写光による輝度の影
響を排除する手段を用いて、スクリーン60上の暗レベ
ル輝度を検出すれば映像投写画面内であってもよい。
を直接検出して、コントラストおよび輝度が最大となる
散乱光受容角を決定してもよく、さらに、格子模様を表
示して直接コントラストを観測すれば、より迅速な散乱
光受容角の決定が可能ある。この構成は、スクリーン6
0により輝度レベルが変わる反射型のスクリーンを用い
た前面投写型表示装置に有効である。
は、映像を鑑賞する照明環境に応じ、常に高輝度でかつ
高コントラストな視認性に優れた映像が自動的に得られ
る。
1によれば、散乱型液晶を用いた投写型表示装置に、開
口径が変えられる絞りを備えた投写レンズと、ランプの
集光ミラーに楕円面鏡と、第2焦点付近に設けた開口径
が変えられる絞りを用いて構成したので、表示画像ある
いは画像を鑑賞する照明環境に対応して、最も良好な高
輝度でかつ高コントラストな投写映像が得られる。
よび投写レンズの絞り径を連動して変化させているの
で、照明系の絞りおよび投写レンズの絞りのいずれかを
変えるだけで、もう一方の絞り径も、最適なコントラス
トが得られる径に自動的に設定される。
射瞳位置に形成される光源像の径が入射瞳径と等しくな
るよにしたので、白レベル輝度を犠牲にすることなくと
最大コントラストの投写画像が得られる。
射瞳位置に形成される光源像の径を入射瞳径より若干大
きくなるように照明系の絞り径を設定しているので、投
写レンズの絞りと光源像との間に偏心があっても、投写
レンズの透過光束を損失せず、高輝度の投写映像が得ら
れる。このため組み立て精度も緩和される。
により、ランプの配光特性に起因する、楕円面鏡集光後
に出射する光束の配光角による光強度ムラを解消してい
るので、液晶ライトバルブに均一な照明光が照射され、
周辺光量比に優れた投写映像が得られる。
している照明環境をモニターして照明系および投写レン
ズの絞り径を設定しているので、照明環境に応じて最も
良好な輝度およびコントラストの投写映像が自動的に設
定される。
レベル輝度を検出し、暗室内における白レベル輝度およ
び黒レベル輝度とから算出される最大コントラストと白
レベル輝度より最適な投写レンズの散乱光受容角を決定
しているので、映像を鑑賞している照明環境に即して自
動的に輝度およびコントラストに優れた投写映像が得ら
れる。
の輝度を直接検出しているので、スクリーンの光学特性
によらず、輝度およびコントラストに優れた投写映像が
得られる。
成図である。
瞳の動作説明図である。
場合の投写型表示装置のコントラストを説明するための
図である。
る。
る。
ラストの特性図である。
コントラスト特性図である。
成図である。
化される動作説明図である。
示す構成図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 白色光を出射するランプと、前記ランプ
の出射光を集光する楕円面鏡と、前記ランプの出射光の
集光点付近に配置した照明系の絞りと、絞り開口を透過
した光束を平行化するコリメータレンズと、透明と散乱
の2状態に変化するライトバルブと、ライトバルブ上の
画像を拡大投写する投写レンズと、前記投写レンズの入
射瞳上に前記ライトバルブの透過光を集光するフィール
ドレンズとを備え、前記照明系の絞り径と投写レンズの
絞り径を変化させる絞り開口径可変手段を有することを
特徴とする投写型表示装置。 - 【請求項2】 前記照明系の絞り径と投写レンズの絞り
径とは、連動して径を変化させる絞り開口径制御手段を
有することを特徴とする請求項1記載の投写型表示装
置。 - 【請求項3】 前記照明系の絞り径aと、前記投写レン
ズの入射瞳径bと、前記コリメータレンズの焦点距離f
1と、前記フィールドレンズの焦点距離f2との関係が、 a=b・(f1/f2) (A) となる絞り径を有することを特徴とする請求項1記載の
投写型表示装置。 - 【請求項4】 前記照明系の絞り径aと、前記投写レン
ズの入射瞳径bと、前記コリメータレンズの焦点距離f
1と、前記フィールドレンズの焦点距離f2との関係が、 a≧b・(f1/f2) (B) となる絞り径を有することを特徴とする請求項1記載の
投写型表示装置。 - 【請求項5】 白色光を出射するランプと、前記ランプ
の出射光を集光する楕円面鏡と、前記ランプの出射光の
集光点付近に配置した錐体状プリズムと、前記錐体状プ
リズムの直後に配置した絞りと、絞り開口を透過した光
束を平行化するコリメータレンズと、透明と散乱の2状
態に変化するライトバルブと、ライトバルブ上の画像を
拡大投写する投写レンズと、前記投写レンズの入射瞳上
に前記ライトバルブの透過光を集光するフィールドレン
ズとを備え、前記照明系の絞り径と投写レンズの絞り径
を変化させる絞り開口径可変手段を有することを特徴と
する投写型表示装置。 - 【請求項6】 白色光を出射するランプと、前記ランプ
の出射光を集光する楕円面鏡と、前記ランプの出射光の
集光点付近に配置した照明系の絞りと、絞り開口を透過
した光束を平行化するコリメータレンズと、透明と散乱
の2状態に変化するライトバルブと、ライトバルブ上の
画像を拡大投写する投写レンズと、該投写レンズの入射
瞳上に前記ライトバルブの透過光を集光するフィールド
レンズと、映像を投写するスクリーンと、該スクリーン
上の輝度を検出する輝度検出手段とを備え、該輝度検出
手段より得られた輝度データから前記投写レンズが散乱
光を受容する角度を決定する散乱光受容角決定手段と、
該散乱光受容角決定手段より得られた角度に応じて前記
照明系の絞り径および投写レンズの絞り径を変化させる
絞り開口径可変手段と、開口径を連動して変化させる開
口径制御手段を有することを特徴とする投写型表示装
置。 - 【請求項7】 前記輝度検出手段により前記スクリーン
の暗レベル輝度を検出し、前記散乱光受容角決定手段
は、暗室内の投写型表示装置の黒レベル輝度Ld(θ)と
白レベル輝度Lt(θ)と暗レベル輝度Lsにより、下記式
(C),(D)より得られる値Lt■(θ),CR■(θ)が最大
となるような前記投写レンズの散乱光受容角θを決定す
る手段を有することを特徴とする請求項6記載の投写型
表示装置。 Lt■(θ)=Lt(θ)+Ls (C) CR■(θ)={Lt(θ)+Ls}/{Ld(θ)+Ls} (D) - 【請求項8】 前記輝度検出手段により白黒の投写映像
の輝度を検出して、コントラストおよび白レベル輝度が
最大となる散乱光受容角を決定する手段を有することを
特徴とする請求項6記載の投写型表示装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6059082A JPH07270719A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 投写型表示装置 |
US08/409,822 US5622418A (en) | 1994-03-29 | 1995-03-24 | Projection display device |
US08/780,284 US5760875A (en) | 1994-03-29 | 1997-01-08 | Projection display device |
US08/969,418 US6033091A (en) | 1994-03-29 | 1997-10-21 | Projection display device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6059082A JPH07270719A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 投写型表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07270719A true JPH07270719A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13103077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6059082A Pending JPH07270719A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 投写型表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07270719A (ja) |
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