JP2006285089A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明光学系と投映光学系にそれぞれ設けられた絞りによってコントラストの良好な画像を得る。
【解決手段】 照明光学系に設けられた第1可変絞り機構43は、投映光学系に設けられた第2可変絞り機構44よりも開放絞り径が大きい。第1可変絞り機構43と第2可変絞り機構44は、絞り開口の大きさを連続的に変えることができ、投映される映像の輝度レベルに応じて絞り開口の大きさが決まる。第1可変絞り機構43によって制限される照明光の光量の比率を第1の絞り率、第2可変絞り機構44によって制限される画像光の光量の比率を第2の絞り率としたとき、第1の絞り率は第2の絞り率よりも大きくなるように絞り開口の大きさが制御される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光源からの光を照明光に変換し、照明光を変調して生成された画像光をスクリーンに投映するプロジェクタに関する。
デジタルミラーデバイス(DMD)や液晶表示パネル等の画像表示パネルを備え、照明光源から得られた白色光を画像表示パネルによって変調して画像光を生成し、生成された画像光を拡大してスクリーンに投映し、大画面サイズの画像を表示するプロジェクタが知られている。プロジェクタには、表示される画像の明るさが不均一にならないように照明光源からの光を均一性の高い照明光に変換するための照明光学系と、画像光をスクリーン上で結像させるための投映光学系とが設けられている。
プロジェクタによって表示される画像は、明るい環境下で観賞する場合、周囲の明るさにより見づらくなるため、画像の明るさを高める必要がある。明るさを高めるとコントラストが損なわれるが、明るい環境下では比較的見やすい画像となる。一方、明るさを高めた画像を暗い環境下で観賞すると、コントラストの劣化が目立つ画質の低いものとなる。そこで、コントラストが低下しても画像の明るさを高めることを重視する輝度重視モードと、画像のコントラストを最適にするコントラスト重視モードの2つの表示モードが選択でき、明るい環境下と暗い環境下でそれぞれ最適な画像を得るために2つの表示モードを切り替えられるようにしたプロジェクタが公知である(特許文献1参照)。
このプロジェクタは、照明光学系の内部と、投映光学系の内部にそれぞれ絞りが設けられ、輝度重視モードではそれぞれの絞りを開放し、コントラスト重視モードではそれぞれの絞りによって光量を制限する。すなわち、輝度重視モードでは絞り開口が大きくされ、コントラスト重視モードでは絞り開口が小さく調節される。絞り径を小さくすると画像の明るさは低下するが、光路中で生じる散乱光が遮断されるのでコントラストの良好な画像を表示することができる。
また、周辺環境の明るさの違いにより光量を変更するだけでなく、明るい画素の多い画像は絞り径を大きくして明るい画像として表示し、暗い画素の多い画像は絞り径を小さくして暗い画像として表示することにより、画像の鮮明さを高めたプロジェクタが公知である(特許文献2参照)。
特開2003−107396号公報 特開2005−003744号公報
しかしながら、画像光の光束は照明光の光束よりも直径が小さく、投映光学系の絞りは、照明光学系の絞りよりも小さい分、絞り開口の大きさを正確に制御するための精度を要する。したがって、上記プロジェクタのように、照明光学系に設けられた絞りと、投映光学系に設けられた絞りとにより照明光と画像光の光量をそれぞれ制限する場合、投映光学系の絞り開口の大きさに誤差が生じやすく、絞りを駆動するたびに画像の明るさやコントラストがばらつくという問題がある。また、投映光学系の絞りに基づく画像の明るさやコントラストのばらつきが、プロジェクタの製品ごとに発生するという問題がある。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、投映光学系の絞りに起因する明るさやコントラストのばらつきを軽減することが可能なプロジェクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光源からの光を照明光に変換する照明光学系と、照明光を変調して画像光を生成する画像表示パネルと、生成された画像光をスクリーンに投映する投映光学系とを備え、前記照明光学系に設けられた第1の絞りによって照明光の光量が調節され、前記投映光学系に設けられた第2の絞りによって画像光の光量が調節されるプロジェクタにおいて、前記第1の絞りを開放したときの照明光の光量に対し、前記第1の絞りにより減少した照明光の光量の比率を第1の絞り率とし、前記第2の絞りを開放したときの画像光の光量に対し、前記第2の絞りにより減少した画像光の光量の比率を第2の絞り率としたときに、前記第1の絞り率が前記第2の絞り率よりも大きいことを特徴とする。
前記第1の絞りと前記第2の絞りは、照明光,画像光の光量をそれぞれ連続して変化させることの可能な可変絞りからなり、前記第1の絞り率が前記第2の絞り率よりも大きくなるように、前記第1の絞りと前記第2の絞りの開口の大きさを調節する絞り調節手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、開口の大きい照明光学系の絞りによって照明光の光量を制限する比率を、開口の小さい投映光学系の絞りによって照明光の光量を制限する比率よりも大きくすることによって、投映光学系の絞りの誤差による明るさ、コントラストの変化を小さくすることができる。また、照明光学系の絞りと投映光学系の絞りの絞り率を同じにした場合と比べ、明るさをほとんど変えずにコントラストを向上できることが判明し、従来よりも画質の優れた画像を表示することが可能となる。
また、照明光学系の絞りと投映光学系の絞りが、照明光と投映光の光量をそれぞれ連続して変化させる可変絞りからなるものでは、照明光学系の絞りの絞り率と投映光学系の絞りの絞り率との大小関係を変えずに絞り開口の大きさを調節するから、明るさ、コントラストの製品ごとのばらつきを小さくでき、コントラスト比の高い高画質の画像を表示することができる。
図1において、画像表示装置10は、筐体11の前面に拡散透過型のスクリーン12が設けられ、その背面に形成された画像を前面側から観賞することができる。筐体11の内部には投映ユニット14が組み込まれている。投映ユニット14からは画像光が投映され、画像光はミラー16,17を反射してスクリーン12の背面側に結像する。画像表示装置10は、テレビ信号の周波数を振り分けるチューナー回路、映像及び音声の再生用回路等が備えられ、大画面テレビジョンとして使用することができる。
図2において、投映ユニット14は、マイクロコンピュータ20を備えた制御部21と、光学系とからなる。光学系は、光源部22,照明光学系,全反射プリズム24,DMD26,投映光学系27を備えている。投映ユニット14は、3色の画像光を1つのDMD26で生成する単板式を採用している。制御部21は、映像信号受信部69に入力される映像信号に基づいて、投映ユニット14の各部を統括的に制御する。映像信号受信部69には、チューナー回路や映像入力端子から、例えば、コンポジット信号やコンポーネント信号などの映像信号が入力される。
光源部22は、光源31と、この光源31が放射する照明光を照明光学系に向けて反射するリフレクタ32とからなる。光源31としては、例えば、キセノン管や水銀灯などの白色光源が使用される。照明光学系は、コンデンサレンズ33,カラーホイール34,ロッドインテグレータ36,リレーレンズ37,38からなる。
カラーホイール34は、光源部22から放射されコンデンサレンズ33によって集光された照明光束をB,G,Rの3色に時分割で分離する。カラーホイール34は、略円板形状の基板に、B光のみを透過するBフイルタ,G光のみを透過するGフイルタ,R光のみを透過するRフイルタの3色のフイルタを基板の回転中心からほぼ等距離に配置したものである。カラーホイール34は、カラーホイール駆動部61によって駆動され、その回転開始のタイミングや回転速度は、マイクロコンピュータ20によって制御される。このカラーホイール34が回転することにより、各色のフイルタが選択的に光路内に順次挿入される。これにより、照明光がB,G,Rの3色に時分割で色分離され、分離された各色の光が順次DMD26に向けて照射される。
ロッドインテグレータ36は、カラーホイール34で分離された各色の光束の密度を均一化することにより、DMD26の受光面の光強度分布を、その中心から周辺部まで均一にする。ロッドインテグレータ36は、例えば、ガラス製のロッドの内部に万華鏡を形成したものである。ロッドインテグレータ36に入射した光束は、その内部で全反射を繰り返して重畳される。これにより、ロッドインテグレータ36を出射した光は、その密度が均一化された照明光となる。
リレーレンズ37,38は、ロッドインテグレータ36を出射した照明光を全反射プリズム24に中継する。全反射プリズム24は、例えば、異なる屈折率を持つ2つの三角プリズムから構成されており、それら2つの三角プリズムの境界に反射面24aが形成される。照明光は、反射面24aに対する入射角が臨界角よりも大きいため、反射面24aで全反射してDMD26に入射する。
DMD26は、投映ユニット14に入力された映像信号に基づいて、マイクロコンピュータ20に接続されたDMD駆動部62によって駆動される。DMD26は、受光面に画素に対応する多数のミラー素子がマトリックス状に配列されている。各ミラー素子は、前記映像信号に基づいて、角度を変化させることにより、受光した照明光の反射方向を変化させる。画素を明るく表示させる場合には、ミラー素子をオン位置に変位させて受光した光をon光として投映光学系27に向けて反射させる。他方、画素を暗く表示する場合には、ミラー素子をオフ位置に変位させて受光した光をoff光として投映光学系27から外れた方向に向けて反射させる。照明光は、投映光学系27に向かうon光が集合した画像光に変調され、全反射プリズム24を透過し、投映光学系27に入射する。
投映光学系27は、光軸上に配置された複数のレンズ群と、変倍や焦点調節を行うためのレンズ移動機構とを備えている。なお、図面上では、鏡筒41内に1枚の投映レンズ42を配置した形に簡略化している。DMD26によって生成された画像光は、投映光学系27によってスクリーン12上に結像される。
照明光学系の光路と投映光学系27の光路の内部には、第1可変絞り機構43及び第2可変絞り機構44がそれぞれ設けられている。第1可変絞り機構43及び第2可変絞り機構44は、照明光及び画像光の光量を調節することにより、スクリーン12に表示される画像の明るさを変化させる。
図3において、第1可変絞り機構43は、絞り機構本体46とモータ47とからなる。絞り機構本体46は、中央部に照明光が通過する円形の絞り開口48aが形成された基板48と、略三日月形状をしており、絞り開口48aの一部を覆って照明光の光束を絞る絞り羽根49と、この絞り羽根49を駆動する駆動部材51とからなる。絞り機構本体46は、絞り開口48aの中心が光軸と一致するように配置される。また、光軸方向では、照明光学系における光束の開口絞りとして機能するのに効果的な位置、例えば、照明光学系内の入射瞳位置や射出瞳位置もしくはその近傍に配置される。
基板48上には、絞り開口48aの近傍に、絞り羽根49を揺動自在に軸支するピン48bが設けられている。絞り羽根49の一端には、ピン48bが挿通される孔49aが形成されており、他端には、駆動部材51の駆動ピン51aと係合する長孔49bが形成されている。駆動部材51は、基板48上に立設されたピン48cに揺動自在に軸支されている。駆動部材51が揺動すると、駆動ピン51aが変位し、長孔49bとの係合により、絞り羽根49がピン48bを中心に揺動する。
絞り羽根49は、絞り開口48aから退避する開放絞り位置(図上、実線で示す)と、絞り開口48aの周縁部を覆い、絞り開口48aを透過する照明光の光量を最小にする最小絞り位置(図上、二点鎖線で示す)との間で移動する。絞り羽根49の移動範囲は、基板48に設けられた規制ピン48d,48eによって規制される。駆動部材51は、モータ47によって駆動される。駆動部材51には、伝達ギヤ52と噛合する歯列51bが形成されている。モータ47の回転力は、伝達ギヤ52を介して駆動部材51に伝達される。絞り羽根49は、開放絞り位置と最小絞り位置との間で揺動するが、その変位量は、モータ47の回転量に応じて連続的に変化する。
モータ47としては、例えば、与えられた駆動パルスに応じて回転量及び回転方向が決定するパルスモータが使用される。このモータ47は、駆動部63によって駆動される。なお、パルスモータではなく、DCモータを使用することもできる。この場合には、ロータリーエンコーダを用いて回転量及び回転方向が制御される。
第1可変絞り機構43と第2可変絞り機構44は同じ構成であるが、第1可変絞り機構43と比べて、第2可変絞り機構44の方が絞り開口48aが小さく、これに対応して絞り羽根49も小さい。すなわち、第1可変絞り機構43と第2可変絞り機構44は、絞り羽根49が開放絞り位置にある時、照明光よりも画像光の方が光束の直径は小さくなる。
絞り制御部64は、輝度レベル算出部66,LUT(ルックアップテーブルメモリ)67,パルスカウンタ68が設けられている。輝度レベル算出部66は、受信した映像信号に基づいて各フレームの輝度レベルを算出する。輝度レベルは、例えば、フレームを構成する各画素の平均輝度を求めることにより算出される。つまり、白い部分が多いフレームは輝度レベルが高く、黒い部分が多いフレームは輝度レベルが低くなる。
LUT67には、算出されたフレームの輝度レベルに対応して、第1可変絞り機構43及び第2可変絞り機構44について、それぞれの絞り羽根49を開放絞り位置から移動させる移動量が予め記憶されている。輝度レベルが高いほど絞り羽根49の移動量は小さく、輝度レベルが低いほど絞り羽根49の移動量は大きく設定されている。これは、輝度レベルが高い映像は、明るさを重視した方が白い部分など明るい部分がより輝くので、光量を多くする方がよいためである。また、輝度レベルが低い映像は、明るさを低下させた方が黒い部分が鮮やかに写るので、光量を少なくする方がよいためである。
図4に示すグラフは、フレームの輝度レベルに対し、LUT67に記憶された絞り羽根49の移動量により決まる絞り率を、第1可変絞り機構43と第2可変絞り機構44についてそれぞれ示したものである。絞り率は、絞り羽根49が開放絞り位置にあるとき絞り開口48aを透過する光量と、絞り羽根49が絞り開口48aの一部を覆うことにより遮られる光量の比率を表し、絞り率が大きいほど光量は少なくなり、絞り率が小さいほど光量は多くなる。図中Aの直線は、第1可変絞り機構43の絞り率であり、図中Bの直線は、第2可変絞り機構44の絞り率である。第1可変絞り機構43の絞り率は、第2可変絞り機構44の絞り率よりも常に大きく、照明光は画像光よりも大きい比率で光量が調節されることになる。
照明光の絞り率を大きくし、画像光の絞り率を小さくした場合、照明光と画像光の絞り率を同じにした場合と明るさをほぼ等しくして比較すると、スクリーン12に表示される画像のコントラストが向上することが確認されている。実験例として、光源31により得られる光束を1000ルーメンとし、第1可変絞り機構43による照明光の絞り率と、第2可変絞り機構44による画像光の絞り率をともに20%とした場合、3000:1のコントラストが得られる。これに対し、照明光の絞り率を25%,画像光の絞り率を15%とした場合は、3000:1より高いコントラストが得られる。これは、照明光の絞り率を高くすることにより、コントラストを低下させる原因となる散乱光が減少したためと考えられる。
絞り制御部64は、輝度レベル算出部66で算出した輝度レベルに基づき、絞り羽根49の開放絞り位置からの移動量をLUT67から読み出し、それぞれの絞り羽根49の現在位置との差分からモータの回転方向及び回転量を算出する。駆動部63は、絞り制御部64により算出された回転方向及び回転量に応じた駆動パルスを、第1可変絞り機構43と第2可変絞り機構44のモータ47にそれぞれ与える。
パルスカウンタ68は、モータ47に与えられる駆動パルスをカウントする。予め設定された正方向にモータ47を回転させる場合には、カウント値を増加させ、逆方向に回転させる場合には、カウント値を減少させる。絞り制御部64は、このカウント値に基づいて、絞り羽根49の現在位置を把握する。
次に、画像表示装置10の作用について説明する。投映ユニット14に映像信号が入力されると、マイクロコンピュータ20は、各部を制御して、投映を開始する。DMD駆動部62は、映像信号に基づいてDMD26を駆動する。このDMD26の駆動タイミングに合わせて、カラーホイール駆動部61はカラーホイール34を回転させ、絞り制御部64は駆動部63を介して絞り制御を行う。
図5に示すように、絞り制御部64は、映像信号が入力されると、フレームごとに輝度レベルを算出し、算出した輝度レベルに基づいて第1可変絞り機構43と第2可変絞り機構44の各絞り羽根49の開放絞り位置からの移動量をLUT67から読み出す。また、読み出された絞り羽根49の移動量と、絞り羽根49の現在位置からモータ47の回転方向及び回転量を算出する。駆動部63は、算出された回転方向及び回転量に基づく駆動パルスをモータ47に送る。モータ47は絞り羽根49を移動させ、第1可変絞り機構43と第2可変絞り機構44によって照明光と画像光の光量がそれぞれ調節される。
映像の輝度レベルが高い場合、絞り羽根49の開放絞り位置からの移動量は小さく、明るい画像が投映される。映像の輝度レベルが低い場合には、絞り羽根49の開放絞り位置からの移動量は大きく、明るさの抑えられた画像が投映される。光源31からの光束は輝度レベルに応じて細かく調節される。第1可変絞り機構43による照明光の絞り率は、第2可変絞り機構44による画像光の絞り率よりも大きい。これにより、第2可変絞り機構44の絞り羽根49を移動させる際、その移動量に多少の誤差が含まれていても、映像の輝度レベルが同じ場合に投映される画像の明るさやコントラストのばらつきは小さくなる。また、照明光の絞り率と画像光の絞り率を同じにした場合と比べ、コントラストの良好な画像が得られる。
以上のように、画像表示装置10は、映像のフレームごとの輝度レベルに応じて照明光及び画像光の光束を変化させることで、観賞に最適な画像を得ることができる。なお、本発明は、光束を変える際に絞り羽根49の移動量を映像の輝度レベルに応じて決めることに限られず、周辺環境の明るさに基づいて決定するようにしてもよい。また、第1可変絞り機構43と第2可変絞り機構44は、1枚の絞り羽根49によって絞り開口の細かい調節を可能としているが、円形に近い絞り開口が得られるように複数の絞り羽根を備えた可変絞りや、開放絞りと所定の大きさの絞り開口の2通りしか選択できない可変絞りを備えた構成であってもよい。
また、画像表示装置10は、画像表示パネルとしてDMDを備えているが、反射型又は透過型の液晶表示パネルを備えたものでもよい。また、画像表示装置10は、1枚の画像表示パネルを備えた単板式であるが、本発明は3枚の画像表示パネルを備えた三板式のプロジェクタに適用してもよい。
画像表示装置の外観図である。 投映ユニットの構成図である。 可変絞り機構の構成図である。 輝度レベルと絞り率の対応関係を示すグラフである。 絞り制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像表示装置
12 スクリーン
14 投映ユニット
21 制御部
26 DMD
27 投映光学系
31 光源
43 第1可変絞り機構
44 第2可変絞り機構
47 モータ
48a 絞り開口
49 絞り羽根
64 絞り制御部
66 輝度レベル算出部
67 LUT

Claims (2)

  1. 光源からの光を照明光に変換する照明光学系と、照明光を変調して画像光を生成する画像表示パネルと、生成された画像光をスクリーンに投映する投映光学系とを備え、前記照明光学系に設けられた第1の絞りによって照明光の光量が調節され、前記投映光学系に設けられた第2の絞りによって画像光の光量が調節されるプロジェクタにおいて、
    前記第1の絞りを開放したときの照明光の光量に対し、前記第1の絞りにより減少した照明光の光量の比率を第1の絞り率とし、
    前記第2の絞りを開放したときの画像光の光量に対し、前記第2の絞りにより減少した画像光の光量の比率を第2の絞り率としたときに、
    前記第1の絞り率が前記第2の絞り率よりも大きいことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記第1の絞りと前記第2の絞りは、照明光,画像光の光量をそれぞれ連続して変化させることの可能な可変絞りからなり、
    前記第1の絞り率が前記第2の絞り率よりも大きくなるように、前記第1の絞りと前記第2の絞りの開口の大きさを調節する絞り調節手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
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