JP2008268519A - 照明装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像入力信号に相当する表示性能を維持しながら、色再現性を簡易に調整することを可能とする照明装置及び投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】可動ダイクロイックミラー71は、白色光源が発する白色光を分離する色分離部であり、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bのうち、少なくとも2種類の色成分光を含む分離対象光の光軸に対して所定の傾斜角度を有するとともに、分離対象光を分離する波長であるカットオフ波長が分離対象光の入射角度に応じて調整された光入射面71aを有する。可動ダイクロイックミラー71は、光入射面71aと平行な面内において移動可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、白色光源が発する白色光を第1色成分光と第2色成分光と第3色成分光とに分離する照明装置及び投写型映像表示装置に関する。
従来、白色光源が発する白色光を赤色成分光と緑色成分光と青色成分光とに分離した上で、液晶パネルなどの光変調素子によって各色成分光を変調する投写型映像表示装置が知られている。また、投写型映像表示装置は、各光変調素子によって変調された各色成分光を色合成部によって合成した上で、色合成部から出射された合成光を投写する。色合成部は、一の色成分光を反射して他の色成分光を透過するダイクロイックミラーなどによって構成される。
一般的に、ダイクロイックミラーは、色成分光の光軸に対して所定の傾斜角度(例えば、45°)を有する。集光光学系で用いられるダイクロイックミラーには、平行光ではなくて、入射位置に応じて入射角度が異なる色成分光が入射する。
一方で、色成分光の入射角度の違いを調整するために、色成分光の入射位置(入射角度)に応じてダイクロックミラーの膜厚が調整されたダイクロイックミラー(以下、傾斜補正ダイクロイックミラー)が知られている。
また、色合成部によって合成された合成光の色再現性を調整するために、色合成部として用いられる傾斜補正ダイクロイックミラーを傾斜補正ダイクロイックミラーの傾斜方向に沿って移動することが可能な投写型映像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許第3029006号公報(例えば、請求項1、図1など)
しかしながら、上述した投写型映像表示装置では、色合成部として用いられる傾斜補正ダイクロイックミラーは、各光変調素子(赤光変調素子、緑光変調素子又は青光変調素子)が映像入力信号に基づいて変調した各色成分光を合成する。従って、各光変調素子によって変調された後の色成分光を合成する傾斜補正ダイクロイックミラーの移動によって、各色成分光の色バランスが崩れやすい。
すなわち、移動可能な傾斜補正ダイクロイックミラーを色合成部として用いた場合には、投写レンズユニットと光変調素子との間に傾斜補正ダイクロイックミラーが挿入される。従って、極めて厳密な光学距離の調整が必要な箇所に配置された傾斜補正ダイクロイックミラーが移動することになるため、傾斜補正ダイクロイックミラーの移動量の制御が困難であり、傾斜補正ダイクロイックミラーの面形状に高い精度が要求される。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、映像入力信号に相当する表示性能を維持しながら、色再現性を簡易に調整することを可能とする照明装置及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴では、照明装置は、白色光源が発する白色光を第1色成分光及び第2色成分光を含む合成光と第3色成分光とに分離する第1色分離部(可動ダイクロイックミラー71)と、前記第1色分離部によって分離された前記合成光を前記第1色成分光と前記第2色成分光とに分離する第2色分離部(可動ダイクロイックミラー72)と、前記第2色分離部によって分離された前記第1色成分光を変調する第1光変調素子(液晶パネル30B)と、前記第2色分離部によって分離された前記第2色成分光を変調する第2光変調素子(液晶パネル30G)と、前記第1色分離部によって分離された前記第3色成分光を変調する第3光変調素子(液晶パネル30R)とを備え、 前記第1色分離部及び前記第2色分離部の少なくとも一方は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光のうち、少なくとも2種類の色成分光を含む分離対象光の光軸に対して所定の傾斜角度を有するとともに、前記分離対象光を分離する波長であるカットオフ波長が前記分離対象光の入射角度に応じて調整された傾斜補正色分離面を有する傾斜補正色分離部であり、前記傾斜補正色分離部は、前記傾斜補正色分離面と平行な面内において移動可能に構成されている。
かかる特徴によれば、傾斜補正色分離部のカットオフ波長は、傾斜補正色分離面に対する分離対象光の入射角度に応じて調整されており、傾斜補正色分離部は、傾斜補正色分離面と平行な面内において移動可能に構成されている。また、傾斜補正色分離部は、白色光源が発する白色光を分離する色分離部として機能する。
すなわち、各光変調素子に導かれる色成分光の割合は、光変調素子によって変調される前において、傾斜補正色分離部の移動によって制御される。
従って、傾斜補正色分離部の移動量の制御が容易であり、傾斜補正色分離部に要求される面精度も高くない。
このように、照明装置は、映像入力信号に相当する表示性能を維持しながら、色再現性を簡易に調整することができる。
本発明の上述した特徴において、照明装置は、前記傾斜補正色分離部によって分離された2種類の色成分光のうち、一方の色成分光の光路上に設けられたカラーフィルタ(カラーフィルタ90)をさらに備え、前記カラーフィルタが前記一の色成分光を透過する波長帯の境界波長は、前記傾斜補正色分離部の移動に伴って変動する前記カットオフ波長の変動幅内に設けられることが好ましい。
本発明の上述した特徴において、照明装置は、前記白色光源が発する前記白色光の光路上において、前記白色光源と前記第1色分離部との間に設けられた光均一化部(フライアイレンズユニット20)をさらに備え、前記光均一化部は、前記第1光変調素子、前記第2光変調素子又は前記第3光変調素子の略全面に各色成分光をそれぞれ照射する複数の微小レンズによって構成されることが好ましい。
本発明の上述した特徴において、前記白色光源が発する前記白色光は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光に加えて、第4色成分光を含み、前記傾斜補正色分離部は、前記第1色分離部であり、前記第4色成分光は、前記第1色成分光及び前記第2色成分光を含む前記合成光の波長帯と前記第3色成分光の波長帯とに挟まれた波長帯を有することが好ましい。
本発明の上述した特徴において、前記白色光源が発する前記白色光は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光に加えて、第4色成分光を含み、前記傾斜補正色分離部は、前記第2色分離部であり、前記第4色成分光は、前記第1色成分光の波長帯と前記第2色成分光の波長帯とに挟まれた波長帯を有することが好ましい。
本発明の上述した特徴において、照明装置は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光の変調量の制御に用いる映像入力信号に応じて、前記傾斜補正色分離部の移動量を制御する制御部(制御部300)をさらに備えることが好ましい。
本発明の一の特徴では、投写型映像表示装置は、白色光源が発する白色光を第1色成分光及び第2色成分光を含む合成光と第3色成分光とに分離する第1色分離部と、前記第1色分離部によって分離された前記合成光を前記第1色成分光と前記第2色成分光とに分離する第2色分離部と、前記第2色分離部によって分離された前記第1色成分光を変調する第1光変調素子と、前記第2色分離部によって分離された前記第2色成分光を変調する第2光変調素子と、前記第1色分離部によって分離された前記第3色成分光を変調する第3光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された色成分光、前記第2光変調素子から出射された色成分光及び前記第3光変調素子から出射された色成分光を投写する投写レンズユニットとを備え、前記第1色分離部及び前記第2色分離部の少なくとも一方は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光のうち、少なくとも2種類の色成分光を含む分離対象光の光軸に対して所定の傾斜角度を有するとともに、前記分離対象光を分離する波長であるカットオフ波長が前記分離対象光の入射角度に応じて調整された傾斜補正色分離面を有する傾斜補正色分離部であり、前記傾斜補正色分離部は、前記傾斜補正色分離面と平行な面内において移動可能に構成されている。
本発明によれば、映像入力信号に相当する表示性能を維持しながら、色再現性を簡易に調整することを可能とする照明装置及び投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。
図1に示すように、投写型映像表示装置100は、投写レンズユニット110と、照明装置120とを有する。投写型映像表示装置100は、後述するように、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bを利用する。
第1実施形態では、青色成分光が第1色成分光であり、緑色成分光が第2色成分光であり、赤色成分光が第3色成分光である。
図1では、光源10が発する光の偏光方向を揃えるPBS(Polarized Beam Splitter)などが省略されていることに留意すべきである。
投写レンズユニット110は、照明装置120から出射された映像光をスクリーン(不図示)上などに投写する。
図1に示すように、照明装置120は、光源10と、フライアイレンズユニット20と、複数の液晶パネル30(液晶パネル30R、液晶パネル30G、液晶パネル30B)と、クロスダイクロイックプリズム50とを有する。
光源10は、白色光を発するUHPランプなどである。すなわち、光源10が発する光は、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bを少なくとも含む。
フライアイレンズユニット20は、光源10が発する白色光を均一化する光均一化部である。具体的には、フライアイレンズユニット20は、アレイ状に配置された複数の微小レンズによって構成される。各微小レンズは、各液晶パネル30(液晶パネル30R、液晶パネル30G及び液晶パネル30B)の略全面に、白色光に含まれる各色成分光(赤色成分光、緑色成分光及び青色成分光)をそれぞれ照射する。
液晶パネル30Rは、映像入力信号(赤入力信号R)に応じて、赤成分光Rを変調する。同様に、液晶パネル30G及び液晶パネル30Bは、映像入力信号(緑入力信号G及び青入力信号B)に応じて、緑成分光G及び青成分光Bを変調する。
クロスダイクロイックプリズム50は、液晶パネル30R、液晶パネル30G及び液晶パネル30Bから出射される光を合成する色合成部である。クロスダイクロイックプリズム50で合成された合成光は、投写レンズユニット110に導かれる。
照明装置120は、可動ダイクロイックミラー71と、可動ダイクロイックミラー72と、反射ミラー81と、反射ミラー82と、反射ミラー83とを有する。
可動ダイクロイックミラー71は、緑成分光G及び青成分光Bを含む合成光と赤成分光Rとに光源10が発する白色光を分離する第1色分離部である。
可動ダイクロイックミラー71は、光源10が発する白色光(分離対象光)の光軸に対して所定の傾斜角度(略45°)を有する光入射面71aを有する。可動ダイクロイックミラー71が白色光を分離するカットオフ波長(すなわち、反射波長帯と透過波長帯との境)は、光入射面71aにおける白色光の入射角度(光入射面71aに対する白色光の入射角度)に応じて調整されている。可動ダイクロイックミラー71は、光入射面71aと平行な面内おいて移動可能に構成されている。
可動ダイクロイックミラー72は、可動ダイクロイックミラー71によって分離された合成光(緑成分光G及び青成分光B)を緑成分光Gと青成分光Bとに分離する第2色分離部である。
可動ダイクロイックミラー72は、可動ダイクロイックミラー71によって分離された合成光(分離対象光)の光軸に対して所定の傾斜角度(略45°)を有する光入射面72aを有する。可動ダイクロイックミラー72が合成光を分離するカットオフ波長は、光入射面72aにおける合成光の入射角度(光入射面72aに対する合成光の入射角度)に応じて調整されている。可動ダイクロイックミラー72は、光入射面72aと平行な面内おいて移動可能に構成されている。
なお、可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72の詳細については後述する(図2〜図4を参照)。
反射ミラー81は、可動ダイクロイックミラー71によって分離された赤成分光Rを反射して、赤成分光Rを液晶パネル30Rに導く。反射ミラー82及び反射ミラー83は、可動ダイクロイックミラー72によって分離された青色成分光を反射して、青色成分光を液晶パネル30Bに導く。
(傾斜補正色分離部の構成)
以下において、第1実施形態に係る傾斜補正色分離部の構成について、図面を参照しながら説明する。なお、上述した可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72が傾斜補正色分離部である。
可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72は同様の構成を有しているため、傾斜補正色分離部として可動ダイクロイックミラー71を例に挙げて説明する。
図2は、第1実施形態に係る可動ダイクロイックミラー71の構成を説明するための図である。図2では、説明を明確にするために、各色成分光の光路が直線状に延ばされて表されていることに留意すべきである。
図2(a)及び図2(b)に示すように、フライアイレンズユニット20は、複数の微小レンズ21(微小レンズ21A〜微小レンズ21F)を有しており、各微小レンズ21は、液晶パネル30の略全面に光を照射する。
ここで、図2(a)に示すように、微小レンズ21Aから出射される光が光入射面71aに入射する角度(入射角度)は、光入射面71aにおける光の入射位置に応じて異なる。微小レンズ21Aから液晶パネル30の上端に向けて出射される光aの入射角度θは、微小レンズ21Aから液晶パネル30の下端に向けて出射される光bの入射角度θと異なる(θ>θ)。
同様に、図2(b)に示すように、微小レンズ21Fから出射される光が光入射面71aに入射する角度(入射角度)は、光入射面71aにおける光の入射位置に応じて異なる。微小レンズ21Fから液晶パネル30の上端に向けて出射される光cの入射角度θは、微小レンズ21Fから液晶パネル30の下端に向けて出射される光dの入射角度θと異なる(θ>θ)。
なお、入射角度θ、入射角度θ、入射角度θ及び入射角度θは、光入射面71aに垂直な直線Lと光a〜光dとが形成する角度であることに留意すべきである。
このように、光入射面71aにおける光の入射位置がフライアイレンズユニット20から離れれば離れるほど、入射角度θが大きくなる。
ここで、可動ダイクロイックミラー71では、基準入射角度θ(例えば、略45°)に対する基準カットオフ波長λが設定されている。
傾斜補正が施されていないダイクロイックミラーでは、入射角度θが基準入射角度θよりも大きい場合には、カットオフ波長λは、基準カットオフ波長λよりも短波長側にシフトする。一方で、入射角度θが基準入射角度θよりも小さい場合には、カットオフ波長λは、基準カットオフ波長λよりも長波長側にシフトする。
従って、入射角度θが基準入射角度θよりも大きい入射位置では、他の入射位置よりもカットオフ波長λが長波長となるように調整されている。すなわち、入射角度θが基準入射角度θよりも大きくても、可動ダイクロイックミラー71のカットオフ波長λが基準カットオフ波長λとなるように調整されている。
一方で、入射角度θが基準入射角度θよりも小さい入射位置では、他の入射位置よりもカットオフ波長λが短波長となるように調整されている。すなわち、入射角度θが基準入射角度θよりも小さくても、可動ダイクロイックミラー71のカットオフ波長λが基準カットオフ波長λとなるように調整されている。
(傾斜補正色分離部の移動)
以下において、第1実施形態に係る傾斜補正色分離部の移動について、図面を参照しながら説明する。なお、上述した可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72が傾斜補正色分離部である。
可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72は同様の構成を有しているため、傾斜補正色分離部として可動ダイクロイックミラー71を例に挙げて説明する。
図3及び図4は、第1実施形態に係る可動ダイクロイックミラー71の移動を説明するための図である。
図3は、可動ダイクロイックミラー71の位置が基準位置であるケースを示す図である。この場合において、可動ダイクロイックミラー71は、光の入射位置に応じてカットオフ波長λが調整された光入射面71aを有するため、可動ダイクロイックミラー71全体としてのカットオフ波長λが基準カットオフ波長λに近づくように調整されている。
ここで、光入射面71aのサイズは、光入射面71aに入射する光の入射領域よりも大きい。また、光入射面71aのサイズは、可動ダイクロイックミラー71の最大移動量に応じて定められている。
なお、第1実施形態では、基準位置とは、光入射面71aに入射する光束の中心線Lが光入射面71aの中心Oを通る位置である。
図4(a)は、可動ダイクロイックミラー71が基準位置からp方向に移動されたケースを示す図である。すなわち、カットオフ波長λが基準カットオフ波長λよりも短波長となるように調整された光入射面71aの領域を用いるケースについて説明する。この場合において、可動ダイクロイックミラー71全体としてのカットオフ波長λは、基準カットオフ波長λよりも短波長側にシフトする。
以下において、図4(a)に示す可動ダイクロイックミラー71のシフトを“+側へのシフト”と称する。
図4(b)は、可動ダイクロイックミラー71が基準位置からq方向に移動されたケースを示す図である。すなわち、カットオフ波長λが基準カットオフ波長λよりも長波長となるように調整された光入射面71aの領域を用いるケースについて説明する。この場合において、可動ダイクロイックミラー71全体としてのカットオフ波長λは、基準カットオフ波長λよりも長波長側にシフトする。
以下において、図4(b)に示す可動ダイクロイックミラー71のシフトを“−側へのシフト”と称する。
(色成分光の分配)
以下において、第1実施形態に係る色成分光の分配について、図面を参照しながら説明する。図5は、第1実施形態に係る色成分光の分配を説明するための図である。
上述したように、可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72がp方向(+側)にシフトするケース(図4(a)を参照)では、カットオフ波長λは短波長側にシフトする。一方で、可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72がq方向(−側)にシフトするケース(図4(b)を参照)では、カットオフ波長λは長波長側にシフトする。
従って、図5に示すように、可動ダイクロイックミラー71のカットオフ波長λが短波長側にシフトする場合には、可動ダイクロイックミラー71を透過する赤色成分光の波長帯が拡がる。すなわち、可動ダイクロイックミラー71で反射する緑色成分光の波長帯が狭まる。
一方で、可動ダイクロイックミラー71のカットオフ波長λが長波長側にシフトする場合には、可動ダイクロイックミラー71を透過する赤色成分光の波長帯が狭まる。すなわち、可動ダイクロイックミラー71で反射する緑色成分光の波長帯が拡がる。
また、可動ダイクロイックミラー72のカットオフ波長λが長波長側にシフトする場合には、可動ダイクロイックミラー72を透過する青色成分光の波長帯が拡がる。すなわち、可動ダイクロイックミラー72で反射する緑色成分光の波長帯が狭まる。
一方で、可動ダイクロイックミラー72のカットオフ波長λが短波長側にシフトする場合には、可動ダイクロイックミラー72を透過する青色成分光の波長帯が狭まる。すなわち、可動ダイクロイックミラー72で反射する緑色成分光の波長帯が拡がる。
このように、可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72の移動によって、図6に示すように、可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72の移動によって、赤色成分光、緑色成分光及び青色成分光の光量及び色純度を適宜調整することが可能である。
図6では、可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72の位置が基準位置である場合を基準として、可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72の移動による光量及び色純度の変化が示されている。
図6では、光量及び色純度の変化は、“−1”、“基準”、“+1”の3段階であるが、これに限定されるものではなく、2段階や4段階以上であってもよい。
(作用及び効果)
第1実施形態に係る照明装置120(又は、投写型映像表示装置100)によれば、可動ダイクロイックミラー71(又は、可動ダイクロイックミラー72)のカットオフ波長は、光入射面71a(又は、光入射面72a)に対する分離対象光の入射角度に応じて調整されており、可動ダイクロイックミラー71(又は、可動ダイクロイックミラー72)は、傾斜補正色分離面と平行な面内において移動可能に構成されている。また、可動ダイクロイックミラー71(又は、可動ダイクロイックミラー72)は、白色光源が発する白色光を分離する色分離部として機能する。
すなわち、各液晶パネル30に導かれる色成分光の割合は、液晶パネル30によって変調される前において、可動ダイクロイックミラー71(又は、可動ダイクロイックミラー72)の移動によって制御される。
従って、可動ダイクロイックミラー71(又は、可動ダイクロイックミラー72)の移動量の制御が容易であり、光入射面71a(又は、光入射面72a)に要求される面精度も高くない。
このように、照明装置120(又は、投写型映像表示装置100)は、映像入力信号に相当する表示性能を維持しながら、色再現性を簡易に調整することができる。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では特に触れていないが、第2実施形態では、青色成分光の光路上にカラーフィルタが設けられている。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第2実施形態に係る投写型映像表示装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図7は、第2実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。図7では、図1と同様の構成について同様の符号を付していることに留意すべきである。
図7に示すように、投写型映像表示装置100は、図1に示した構成に加えて、カラーフィルタ90を有する。
カラーフィルタ90は、可動ダイクロイックミラー72で分離された青色成分光の光路上に設けられている。なお、カラーフィルタ90は、可動ダイクロイックミラー72で分離された青色成分光の色純度を高める。
具体的には、図8に示すように、カラーフィルタ90が青色成分光を透過する波長帯の境界波長λは、可動ダイクロイックミラー72の移動に伴って変動するカットオフ波長λの変動幅内(−側カットオフ波長と+側カットオフ波長との間)に設けられる。また、境界波長λは、−側カットオフ波長と基準カットオフ波長との間に設けられることが好ましい。なお、カラーフィルタ90は、境界波長λ以下の波長を透過することは勿論である。
(作用及び効果)
第2実施形態に係る照明装置120(又は、投写型映像表示装置100)によれば、カラーフィルタ90は、可動ダイクロイックミラー72で分離された青色成分光の光路上に設けられている。また、カラーフィルタ90が青色成分光を透過する波長帯の境界波長λは、可動ダイクロイックミラー72の移動に伴って変動するカットオフ波長λの変動幅内に設けられる。
従って、可動ダイクロイックミラー72の移動によって青色成分光の色純度が低下する場合であっても、カラーフィルタ90によって青色成分光の色純度を保つことができる。
[第3実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第3実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では特に触れていないが、第3実施形態では、赤成分光R、緑成分光G及び青成分光Bに加えて、黄成分光Yeが利用される。なお、また、黄成分光Yeは、赤成分光Rの波長帯と緑成分光Gの波長帯とに挟まれた波長帯を有する第4色成分光である。なお、第3実施形態では、赤色成分光が第1色成分光であり、緑色成分光が第2色成分光であり、青色成分光が第3色成分光である。
(投写型映像表示装置の構成)
以下において、第3実施形態に係る投写型映像表示装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図9は、第3実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。図9では、図1と同様の構成について同様の符号を付していることに留意すべきである。
図9に示すように、照明装置120は、可動ダイクロイックミラー71及び可動ダイクロイックミラー72に代えて、ダイクロイックミラー74と、可能ダイクロイックミラー75とを有する。
ダイクロイックミラー74は、光源10が発する白色光源を分離する第1色分離部である。具体的には、ダイクロイックミラー74は、赤成分光R、緑成分光G及び黄成分光Yeを含む合成光を反射して、青成分光Bを透過する。
可能ダイクロイックミラー75は、ダイクロイックミラー74で分離された合成光(赤成分光R、緑成分光G及び黄成分光Ye)を分離する第2色分離部である。
ここで、可能ダイクロイックミラー75のカットオフ波長λは、黄成分光Yeの波長帯に設けられる。可能ダイクロイックミラー75は、可能ダイクロイックミラー75の移動によって、黄成分光Yeの透過光量(すなわち、黄成分光Yeの反射光量)を切り替える。
具体的には、可能ダイクロイックミラー75のカットオフ波長λが最も短波長側にシフトした場合に(すなわち、可能ダイクロイックミラー75が+側にシフトした場合に)、可能ダイクロイックミラー75は、黄成分光Yeを赤成分光Rに重畳して透過する。一方で、可能ダイクロイックミラー75のカットオフ波長λが最も長波長側にシフトした場合に(すなわち、可能ダイクロイックミラー75が−側にシフトした場合に)、可能ダイクロイックミラー75は、黄成分光Yeを緑成分光Gに重畳して反射する。
照明装置120は、反射ミラー81〜反射ミラー83に代えて、反射ミラー85と、反射ミラー86と、反射ミラー87とを有する。
反射ミラー85は、ダイクロイックミラー74によって分離された青色成分光を反射して、青色成分光を液晶パネル30Bに導く。反射ミラー86及び反射ミラー87は、可能ダイクロイックミラー75によって分離された赤成分光R(黄成分光Yeを含む場合もある)を反射して、赤成分光Rを液晶パネル30Rに導く。
(制御部の構成)
以下において、第3実施形態に係る制御部の構成について、図面を参照しながら説明する。図10は、第3実施形態に係る制御部300の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、制御部300は、入力信号受付部310と、変調量算出部320と、重畳量制御部330とを有する。
入力信号受付部310は、赤入力信号R、緑入力信号G及び青入力信号Bを含む映像入力信号を受け付ける。具体的には、入力信号受付部310は、DVD再生装置やTVチューナなどの機器から映像入力信号を受け付ける。
変調量算出部320は、映像入力信号に応じて、各液晶パネル30の変調量を液晶パネル30の画素単位で制御する。
重畳量制御部330は、映像入力信号に基づいて、赤成分光Rに重畳される黄成分光Ye(すなわち、緑成分光Gに重畳される黄成分光Ye)を制御する重畳量分配信号Yeを生成する。
例えば、重畳量制御部330は、1フレームに対応する映像入力信号に基づいて、1フレームに含まれる各画素の色相の分布を取得する。重畳量制御部330は、1フレーム全体として赤色の色相が緑色の色相よりも多い場合には、赤色が黄色側にシフトすることを抑制するために、黄成分光Yeを赤成分光Rに重畳せずに緑成分光Gに重畳する重畳量分配信号Yeを生成する。一方で、重畳量制御部330は、1フレーム全体として緑色の色相が赤色の色相よりも多い場合には、緑色が黄色側にシフトすることを抑制するために、黄成分光Yeを緑成分光Gに重畳せずに赤成分光Rに重畳する重畳量分配信号Yeを生成する。
黄成分光Yeを緑成分光Gに重畳する場合には、重畳量制御部330は、可能ダイクロイックミラー75のカットオフ波長λが最も長波長側にシフトするように、可能ダイクロイックミラー75の移動を制御する。一方で、黄成分光Yeを赤成分光Rに重畳する場合には、重畳量制御部330は、可能ダイクロイックミラー75のカットオフ波長λが最も短波長側にシフトするように、可能ダイクロイックミラー75の移動を制御する。
なお、重畳量制御部330は、可能ダイクロイックミラー75の移動量を段階的に制御することによって、赤成分光Rに重畳される黄成分光Yeの量(すなわち、緑成分光Gに重畳される黄成分光Yeの量)を調整してもよい。
(作用及び効果)
第3実施形態に係る照明装置120(又は、投写型映像表示装置100)によれば、可能ダイクロイックミラー75の移動によって、赤成分光Rに重畳される黄成分光Yeの量(すなわち、緑成分光Gに重畳される黄成分光Yeの量)が調整される。
従って、赤色又は緑色において高い色純度が必要とされる場合であっても、赤色又は緑色の色純度を維持しながら、黄成分光Yeを照明光として有効に利用することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、光源10が発する白色光を均一化する光均一化部としてフライアイレンズユニット20を用いたが、これに限定されるものではない。具体的には、テーパロッドを光均一化部として用いてもよい。
上述した第2実施形態では、カラーフィルタ90は、可動ダイクロイックミラー72によって分離された青色成分光の光路上に設けられているが、これに限定されるものではない。
具体的には、カラーフィルタ90は、可動ダイクロイックミラー72によって分離された緑色成分光の光路上に設けられていてもよい。この場合には、カラーフィルタ90が緑色成分光を透過する波長帯の境界波長λは、可動ダイクロイックミラー72の移動に伴って変動するカットオフ波長λの変動幅内に設けられる。
また、カラーフィルタ90は、可動ダイクロイックミラー71によって分離された赤色成分光の光路上に設けられていてもよい。この場合には、カラーフィルタ90が赤色成分光を透過する波長帯の境界波長λは、可動ダイクロイックミラー71の移動に伴って変動するカットオフ波長λの変動幅内に設けられる。
上述した第3実施形態では、第2色分離部が傾斜補正色分離部(可能ダイクロイックミラー75)であり、第4色成分光(黄成分光Ye)は、第2色分離部によって分離される赤色成分光の波長帯と緑色成分光の波長帯とに挟まれた波長帯を有するが、これに限定されるものではない。
具体的には、第1色分離部が傾斜補正色分離部であってもよい。この場合には、第1色分離部は、青色成分光及び緑色成分光を含む合成光と赤色成分光とを分離する。なお、第4色成分光(黄成分光Ye)は、青色成分光及び緑色成分光を含む合成光の波長帯と赤色成分光の波長帯とに挟まれた波長帯を有する。
なお、このようなケースでは、青色成分光が第1色成分光であり、緑色成分光が第2色成分光であり、赤色成分光が第3色成分光である。
上述した第3実施形態では、第4色成分光として黄成分光Yeを利用するが、これに限定されるものではない。具体的には、第4色成分光としてシアン成分光を利用してもよい。
第1実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。 第1実施形態に係る可動ダイクロイックミラー71の構成を説明するための図である。 第1実施形態に係る可動ダイクロイックミラー71の移動を説明するための図である。 第1実施形態に係る可動ダイクロイックミラー71の移動を説明するための図である。 第1実施形態に係る色成分光の分配を説明するための図である。 第1実施形態に係る色成分光の分配を説明するための図である。 第2実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。 第2実施形態に係るカラーフィルタ90の透過波長帯を説明する図である。 第3実施形態に係る投写型映像表示装置100の構成を示す図である。 第3実施形態に係る制御部300の構成を示す図である。
符号の説明
10・・・光源、20・・・フライアイレンズユニット、21・・・微小レンズ、30・・・液晶パネル、50・・・クロスダイクロイックプリズム、71・・・可動ダイクロイックミラー、71a・・・光入射面、72・・・可動ダイクロイックミラー、72a・・・光入射面、74・・・ダイクロイックミラー、75・・・可能ダイクロイックミラー、81〜83・・・反射ミラー、85〜87・・・反射ミラー、90・・・カラーフィルタ、100・・・投写型映像表示装置、110・・・投写レンズユニット、120・・・照明装置、300・・・制御部、310・・・入力信号受付部、320・・・変調量算出部、330・・・重畳量制御部

Claims (7)

  1. 白色光源が発する白色光を第1色成分光及び第2色成分光を含む合成光と第3色成分光とに分離する第1色分離部と、
    前記第1色分離部によって分離された前記合成光を前記第1色成分光と前記第2色成分光とに分離する第2色分離部と、
    前記第2色分離部によって分離された前記第1色成分光を変調する第1光変調素子と、
    前記第2色分離部によって分離された前記第2色成分光を変調する第2光変調素子と、
    前記第1色分離部によって分離された前記第3色成分光を変調する第3光変調素子とを備え、
    前記第1色分離部及び前記第2色分離部の少なくとも一方は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光のうち、少なくとも2種類の色成分光を含む分離対象光の光軸に対して所定の傾斜角度を有するとともに、前記分離対象光を分離する波長であるカットオフ波長が前記分離対象光の入射角度に応じて調整された傾斜補正色分離面を有する傾斜補正色分離部であり、
    前記傾斜補正色分離部は、前記傾斜補正色分離面と平行な面内において移動可能に構成されていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記傾斜補正色分離部によって分離された2種類の色成分光のうち、一方の色成分光の光路上に設けられたカラーフィルタをさらに備え、
    前記カラーフィルタが前記一の色成分光を透過する波長帯の境界波長は、前記傾斜補正色分離部の移動に伴って変動する前記カットオフ波長の変動幅内に設けられることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記白色光源が発する前記白色光の光路上において、前記白色光源と前記第1色分離部との間に設けられた光均一化部をさらに備え、
    前記光均一化部は、前記第1光変調素子、前記第2光変調素子又は前記第3光変調素子の略全面に各色成分光をそれぞれ照射する複数の微小レンズによって構成されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記白色光源が発する前記白色光は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光に加えて、第4色成分光を含み、
    前記傾斜補正色分離部は、前記第1色分離部であり、
    前記第4色成分光は、前記第1色成分光及び前記第2色成分光を含む前記合成光の波長帯と前記第3色成分光の波長帯とに挟まれた波長帯を有することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記白色光源が発する前記白色光は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光に加えて、第4色成分光を含み、
    前記傾斜補正色分離部は、前記第2色分離部であり、
    前記第4色成分光は、前記第1色成分光の波長帯と前記第2色成分光の波長帯とに挟まれた波長帯を有することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  6. 前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光の変調量の制御に用いる映像入力信号に応じて、前記傾斜補正色分離部の移動量を制御する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の照明装置。
  7. 白色光源が発する白色光を第1色成分光及び第2色成分光を含む合成光と第3色成分光とに分離する第1色分離部と、
    前記第1色分離部によって分離された前記合成光を前記第1色成分光と前記第2色成分光とに分離する第2色分離部と、
    前記第2色分離部によって分離された前記第1色成分光を変調する第1光変調素子と、
    前記第2色分離部によって分離された前記第2色成分光を変調する第2光変調素子と、
    前記第1色分離部によって分離された前記第3色成分光を変調する第3光変調素子と、
    前記第1光変調素子から出射された色成分光、前記第2光変調素子から出射された色成分光及び前記第3光変調素子から出射された色成分光を投写する投写レンズユニットとを備え、
    前記第1色分離部及び前記第2色分離部の少なくとも一方は、前記第1色成分光、前記第2色成分光及び前記第3色成分光のうち、少なくとも2種類の色成分光を含む分離対象光の光軸に対して所定の傾斜角度を有するとともに、前記分離対象光を分離する波長であるカットオフ波長が前記分離対象光の入射角度に応じて調整された傾斜補正色分離面を有する傾斜補正色分離部であり、
    前記傾斜補正色分離部は、前記傾斜補正色分離面と平行な面内において移動可能に構成されていることを特徴とする投写型映像表示装置。
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