JP2004054249A - ダイクロイックミラーホイールを用いた照明光学系およびこれを具備する画像表示装置 - Google Patents

ダイクロイックミラーホイールを用いた照明光学系およびこれを具備する画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ダイクロイックミラーホイールを採用した照明光学系およびこれを具備する画像表示装置を提供する。
【解決手段】光を出射する光源と、光源から入射される光のうち少なくとも三色光を分離および反射するように少なくとも3つのセグメントに区分されたダイクロイックミラーが複数配列されるダイクロイックミラーホイール、とを含む照明光学系。光を出射する光源と、光源からの光のうち少なくとも三色光を分離および反射するように少なくとも3つのセグメントに区分されたダイクロイックミラーが複数配列されるダイクロイックミラーホイールとを含む照明光学系と、照明光学系から入射する光を変調して画像を形成する画像光学系と、画像光学系で反射された光をスクリーンに投射する投射光学系とを含む画像表示装置。これにより、光を時間的かつ空間的に分離して光損失を減らして高解像度の画像を提供できる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明光学系およびこれを具備する画像表示装置に係り、より詳細には、ダイクロイックミラーホイールを具備する照明光学系およびこれを具備する画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来のカラーホイールを使用する単板式カラー画像表示装置の一例を示す図面である。
【0003】
図1を参照すれば、従来のカラーホイールを使用する単板式カラー画像表示装置は、光源100と、光源100から入射する光をカラーホイールに集束する集束レンズ102と、集束された光を順次に画像表示装置の各色別画像信号に対応して色を分離するカラーホイール105と、カラーホイール105を通過して分離された各色光の光度の分布を均一にするフライアイレンズ107、110と、各色光を印加された映像信号に合せて光変調する画像表示素子112と、変調された光をスクリーン118に投射する投射レンズ115とを具備する。
【0004】
カラーホイールを使用する従来の単板式カラー画像表示装置は、ランプ100から入射するビームをカラーホイール105が回転しながら赤色光(R)、緑色光(G)および青色光(B)の順序に他の色の光は透過させずに各カラーフィルターの該当色光だけ透過させるので全体光量の2/3が損失されて光効率が落ちる短所を有する。
【0005】
図2は、従来のダイクロイックミラーを使用する単板式カラー画像表示装置の一例を示す図面であり、図3は、図2のマイクロレンズアレイおよび液晶表示素子での光路を示す図面である。図面を参照すれば、従来のダイクロイックミラーを使用する単板式カラー画像表示装置は、ランプアークと、互いに傾いて配列された3枚のダイクロイックミラー204R、204G、204Bと、偏光変換器205と、マイクロレンズアレイ206と、液晶層207と、フィールドレンズ208と、投射レンズ209とを含んで構成される。
【0006】
前記ランプアークは、白色光源のランプ202と、前記ランプ202の一方の側を覆うように設置された球面鏡201と、前記ランプ202から出射されて直接的に入射される発散光および前記球面鏡201から反射されて入射される発散光を集束して平行光に切り替えるコンデンサーレンズ203とよりなる。
【0007】
前記ランプアークから出射された白色光は、3枚のダイクロイックミラー204R、204G、204BによりR、G、Bの三原色に分離される。ダイクロイックミラー204Rは前記ランプアーク側から入射される白色光のうちRは反射させ、他の光は透過させる。ダイクロイックミラー204Gはダイクロイックミラー204Rを透過した色光のうちGは反射させ、他の色光、すなわち、Bは透過させる。ダイクロイックミラー204BはBを反射させる。
【0008】
前記3枚のダイクロイックミラー204R、204G、204Bは互いにθだけ傾いていて扇骨状をなす。すなわち、ダイクロイックミラー204Gに対してダイクロイックミラー204Rは−θ、ダイクロイックミラー204Bは+θだけ傾いて配置されている。ここで、+は逆時計回り方向、−は時計回り方向を意味する。
【0009】
したがって、Gの主光線に対してRの主光線は−θ、Bの主光線は+θだけ傾いた角でマイクロレンズアレイ206に入射される。
【0010】
マイクロレンズアレイ206は、マイクロレンズ要素206a、206bが水平方向に配列されたものである。このマイクロレンズアレイ206は相異なる傾斜度で入射されるR、G、Bを画像表示素子211の信号電極207R、207G、207B上にストライプ状に集束する。
【0011】
前記画像表示素子211は、2枚の透明なガラス基板212、213間に液晶層207が介された構造であって、液晶層207の両面には透明伝導膜214と信号電極207R、207G、207Bとがマトリックス構造で形成されている。
【0012】
前記のように構成された従来の単板式カラー画像表示装置で、アークランプから入射される白色光は3枚のダイクロイックミラー204R、204G、204Bにより三原色に分離されて画像表示素子211の信号電極207R、207G、207Bに集束される。信号電極207R、207G、207BはR、G、Bの主光線の入射角差のため、水平方向に一定間隔で配列されるが、R、G、B信号電極207R、207G、207Bはサブピクセルであって、R、G、B信号電極207R、207G、207Bが集まって一つの映像ピクセルをなす。
【0013】
前記のように単位マイクロレンズ10aにR、G、B三原色に該当する3つのサブピクセルが対応し、この3つのサブピクセルがフィールドレンズ208と投射レンズ209とによりスクリーン210に結像されれば、3つのサブピクセルがセットをなして一つの映像ピクセルに見える。したがって、視聴者は全体が映像ピクセルで構成されたカラー画像を見るようになる。
【0014】
ところで、前記のような従来の単板式カラー画像表示装置は、3つのサブピクセルが1つの映像ピクセルをなすため、液晶表示素子の解像度が1/3に落ちる。したがって、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されているカラーホイールを使用した投射型単板式画像表示装置と比較して、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、同じ解像度を実現するためには画像表示素子211の物理的な解像度を3倍だけ大きくしなければならない。
【0015】
したがって、前記のように、画像表示素子211の物理的解像度が3倍増加すれば、開口率が悪くなるために光効率が落ち、量産収率が減少して製造コストが上昇する問題点がある。また、画像表示素子211を物理的解像度が3倍になるように製造しなければならないために、画像表示素子211が大きくなりうるが、このように画像表示素子211を大きくすれば、コンデンサーレンズ203やフィールドレンズ208または投射レンズ209を大きく構成しなければならないために製造コストが上昇する問題点がある。
【0016】
【特許文献1】
米国特許第5,633,755号明細書
【特許文献2】
米国特許第5,159,485号明細書
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、時間的かつ空間的に光を分離して照明することによって光効率を高めうる軽薄短小な照明光学系を提供し、これを具備する低コストの高輝度高画質の画像表示装置を提供するところにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題を達成するために本発明は、光を出射する光源と、前記光源から入射される光のうち少なくとも三色光を分離および反射するように少なくとも3つのセグメントに区分されたダイクロイックミラーが複数配列されるダイクロイックミラーホイールとを含むことを特徴とする照明光学系を提供する。
【0019】
ここで、前記ダイクロイックミラーの数は、前記セグメントの数と同一であることが望ましい。
【0020】
前記三色光はR、GおよびBとすることができる。
【0021】
前記ダイクロイックミラーの対応する位置のセグメントは相異なる色光を反射させる。
【0022】
分離された各色光の焦点の横軸偏差がaであり、ダイクロイックミラーの垂直軸が光軸に対してθだけ傾斜角を有する場合、ダイクロイックミラー間の間隔dは数式1を満足する。
【数5】
Figure 2004054249
〔数式1〕
【0023】
ダイクロイックミラー間の間隔がdであり、ダイクロイックミラーの垂直軸が光軸に対してθだけ傾斜角を有する場合、各色光の縦軸偏差bは数式2を満足する。
【数6】
Figure 2004054249
〔数式2〕
【0024】
前記ダイクロイックミラーで反射される光の光路上に前記縦軸偏差を除去するミラーをさらに具備することが望ましい。
【0025】
前記光源と前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を均一にするオプティカルインテグレータをさらに具備することが望ましい。
【0026】
前記オプティカルインテグレータと前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を平行光に形成するコリメーティングレンズをさらに具備することが望ましい。
【0027】
前記コリメーティングレンズと前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を一偏光光に変換する偏光変換器をさらに具備することが望ましい。
【0028】
前記偏光変換器と前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を前記ダイクロイックミラーホイールに集束する集光レンズをさらに具備することが望ましい。
【0029】
前記技術的課題を達成するために本発明はまた、光を出射する光源と、前記光源からの光のうち少なくとも三色光を分離および反射するように少なくとも3つのセグメントに区分されたダイクロイックミラーが複数配列されるダイクロイックミラーホイールとを含む照明光学系と、前記照明光学系から入射する光を変調して画像を形成する画像光学系と、前記画像光学系で反射された光をスクリーンに投射する投射光学系と、を含むことを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0030】
ここで、前記ダイクロイックミラーの数は前記セグメントの数と同一であることが望ましい。
【0031】
前記三色光はR、GおよびBである。
【0032】
前記ダイクロイックミラーの対応する位置のセグメントは相異なる色光を反射させる。
【0033】
分離された各色光の焦点の横軸偏差がaであり、ダイクロイックミラーの垂直軸が光軸に対してθだけ傾斜角を有する場合、ダイクロイックミラー間の間隔dは数式1を満足する。
【数7】
Figure 2004054249
〔数式1〕
【0034】
ダイクロイックミラー間の間隔がdであり、ダイクロイックミラーの垂直軸が光軸に対してθだけ傾斜角を有する場合、各色光の縦軸偏差bは数式2を満足する。
【数8】
Figure 2004054249
〔数式2〕
【0035】
前記ダイクロイックミラーで反射される光の光路上に前記縦軸偏差を除去するミラーをさらに具備することが望ましい。
【0036】
前記光源と前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を均一にするオプティカルインテグレータをさらに具備することが望ましい。
【0037】
前記オプティカルインテグレータと前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を平行光に形成するコリメーティングレンズをさらに具備することが望ましい。
【0038】
前記コリメーティングレンズと前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を一偏光光に変換する偏光変換器をさらに具備することが望ましい。
【0039】
前記偏光変換器と前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を前記ダイクロイックミラーホイールに集束する集光レンズをさらに具備することが望ましい。
【0040】
前記画像光学系は、前記ダイクロイックミラーホイールから分離および反射された色光を相異なる位置に結像させるレンズアレイと、前記レンズアレイから入射する光を変調して画像を形成するパネルと、を具備する。
【0041】
前記投射光学系は、前記画像光学系の画像をスクリーンに伝達する投射レンズを含む。
【0042】
前記画像光学系と前記投射光学系間の光路上に前記画像光学系を出射する光を均一にするフィールドレンズをさらに具備することが望ましい。
【0043】
本発明はダイクロイックミラーホイールを採用する照明光学系を導入して光を時間的かつ空間的に分離してフルカラーを具現できるので、カラーホイールを使用する単板式カラー画像表示装置で発生する光損失がなく、固定式ダイクロイックミラーを使用するカラー画像表示装置の解像度より3倍高い解像度を実現できる長所を有する。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態によるダイクロイックミラーホイールを具備する照明光学系およびこれを採用する画像表示装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0045】
図4は、ダイクロイックミラーホイールを具備する本発明の第1実施形態による照明光学系およびそれを具備する画像表示装置を示す図面である。
図4を参照すれば、本発明の第1実施形態による画像表示装置は、光を各波長帯域別に分離して照射する照明光学系40と、照明光学系40から入射される光を印加される映像信号によって光変調して画像を形成する画像光学系50と、画像光学系50から入射する光をスクリーン414に伝達する投射光学系60とからなる。
【0046】
照明光学系40は、光源としてのランプ401と、ランプ401から発散される光を集束する反射鏡402と、光源から入射される光のうち少なくとも三色光を分離および反射させるように少なくとも3つのセグメントに区分されたダイクロイックミラーが複数配列されるダイクロイックミラーホイール407とを含む。ここで、三色光はR、GおよびB光が一般的であり、ダイクロイックミラー407a、407b、407cは、セグメントの数と同数配列されることが望ましい。すなわち、セグメントが3つに区分されればダイクロイックミラーも順次に3つ配列され、ダイクロイックミラーが6つのセグメントを有すればダイクロイックミラーも6つ配列されてダイクロイックミラーホイール407をなす。本発明の第1実施形態による照明光学系には、図示したように第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cを具備して各ダイクロイックミラー407a、407b、407cは3つのセグメントに区分される。
【0047】
また、照明光学系40には、光源から出射される光度を均一にするオプティカルインテグレータ403が光源の前方にさらに配置され、オプティカルインテグレータ403を通過した光を平行に形成するコリメーティングレンズ404と、コリメーティングレンズ404から入射される光を一偏光光に変換する偏光変換器405と、偏光変換器405から出射された光をダイクロイックミラーホイール407に集束する集束レンズ406とが順次にさらに設けられている。
【0048】
画像光学系50は、ダイクロイックミラーホイール407で分離および反射された色光R、G、Bを相異なる位置に結像させるマイクロレンズアレイ410と、マイクロレンズアレイ410から入射される光を変調して画像を形成するパネル411とを具備する。ダイクロイックミラーホイール407とマイクロレンズアレイ410間の光路上にはコリメーティングレンズ409がさらに配列され、各色光を平行光に形成してマイクロレンズアレイ410に集中させる。マイクロレンズアレイ410は図7に示したように、第1および第2マイクロレンズアレイ410a、410bで構成できるが、第1マイクロレンズアレイ410aはフィールドレンズとして光損失を減らすために使われる。
【0049】
投射光学系60は、パネル411から印加される映像信号によって変調された光をスクリーンに投射する投射レンズ413を含む。また、パネル411と投射レンズ413間の光路上にフィールドレンズ412をさらに設けて投射レンズ413の口径を縮めることができる。パネル411を通過した光はフィールドレンズ412で屈折されて投射レンズ413に結像される。
【0050】
スクリーン414に投射された画像は、図5Aおよび図5Bに示したダイクロイックミラーホイール407が回転するにつれて図7のパネル411の同じピクセルに対して相異なる色光が入射されて形成される。
【0051】
図5Aは、本発明の第1実施形態による照明光学系に具備されるダイクロイックミラーホイールのうち第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cを示す平面図であり、図5Bは、同一物の斜視図である。
図5Aを参照すれば、第1ダイクロイックミラー407aは、順番に各色光R、G、Bを区別して分離および反射させる第1ないし第3セグメント407a_1、407a_2、407a_3に区分され、類似して第2ダイクロイックミラー407bは各色光G、B、Rを分離する第1ないし第3セグメント407b_1、407b_2、407b_3に区分され、同様に第3ダイクロイックミラー407cは各色光B、R、Gを分離する第1ないし第3セグメント407c_1、407c_2、407c_3に区分される。
【0052】
図5Bを参照すれば、第1ダイクロイックミラー407aと同一に区分された第2および第3ダイクロイックミラー407b、407cは、第1ダイクロイックミラー407aの特定セグメント、例えばR光を反射させる第1セグメント407a_1に対応する位置の第1セグメント407b_1と第1セグメント407c_1とがそれぞれG光およびB光を分離および反射させるように配列される。
【0053】
第1ダイクロイックミラー407aの第1セグメント407a_1でまずR光だけを反射させ、GおよびB光を透過させれば第2ダイクロイックミラー407bの第1セグメント407b_1はG光だけを反射させ、B光を透過させる。第3ダイクロイックミラー407cの第1セグメント407c_1はB光を反射させる。このような光分離は、第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cの第2および第3セグメント407b_1、407b_2および407c_1、407c_2でも同時に起きて空間的に光を分離する。
【0054】
すなわち、第1ダイクロイックミラー407aの第2セグメント407a_2は、第1セグメント407a_1でR光だけを反射させる時点に、G光だけを反射させ、RおよびB光は透過させる。第2ダイクロイックミラー407bの第2セグメント407b_2は、第1ダイクロイックミラー407aの第2セグメント407b_2を通過したRおよびB光のうちB光だけを反射させ、R光は通過させる。第3ダイクロイックミラー407cの第2セグメント407c_2は第2ダイクロイックミラー407bの第2セグメント407b_2を通過したR光を反射させる。
【0055】
同じように、第1ダイクロイックミラー407aの第3セグメント407c_3は、B光だけを反射させてRおよびG光は透過させ、第1ダイクロイックミラー407aの第3セグメント407c_3に対応する位置の第2ダイクロイックミラー407bの第3セグメント407b_3は、R光だけを反射させてG光は透過させ、第2ダイクロイックミラー407bの第3セグメント407b_3に対応する位置の第3ダイクロイックミラー407cの第3セグメント407c_3は、第2ダイクロイックミラー407bの第3セグメント407b_3を通過したG光を反射させる。
【0056】
ダイクロイックミラーホイール407は、前記のように各色光を空間的に分離すると同時にモーターにより回転しながら各色光を時間的にも分離する。ダイクロイックミラーホイール407が逆時計回り方向に回転すれば、第1ダイクロイックミラー407aの第1セグメント407a_1は、第2セグメント407a_2の位置に移動し、第2セグメント407a_2は第3セグメント407a_3の位置に同時に移動し、空間的に第1セグメント407a_1に入射された光は、1/3フレーム中にR光だけ反射されて分離され、同一位置に第3セグメント407a_3が回転して位置し、同一位置に入射される光は再び次の1/3フレーム中にB光だけ分離反射される。最後に、1/3フレーム中に再び第2セグメント407a_3が最初の第1セグメント407a_1の位置に再び回転して位置してG光だけを反射させる。
【0057】
第1ダイクロイックミラー407aの第2セグメント407a_2が位置した空間に入射される光は、1/3フレーム中に第2セグメント407a_2によりG光だけが分離反射され、RおよびB光が透過させられるが、第1セグメント407a_1が回転して第2セグメント407a_2の位置に到達すればR光だけが分離反射され、GおよびB光が第2ダイクロイックミラー407bに通過させられる。また1/3フレームが過ぎれば第3セグメント407a_3が最初の第2セグメント407a_2の位置に到達してB光だけを分離反射させ、RおよびG光を通過させる。
【0058】
第2ダイクロイックミラー407bは、第1ダイクロイックミラー407aの第1セグメント407a_1に対応する第1セグメント407b_1で第1ダイクロイックミラー407aの第1セグメント407a_1を通過したGおよびB光のうちG光だけを分離反射させる。第2ダイクロイックミラー407bは、第1ダイクロイックミラー407aと同じ1/3フレーム中に同じ方向に回転するので、第1ダイクロイックミラー407aが逆時計回り方向に回転する場合、この第2ダイクロイックミラー407b自身も同じように逆時計回り方向に回転して第1セグメント407b_1の位置に第3セグメント407b_3が位置するようになる。この時、第1ダイクロイックミラー407aの第1セグメント407a_1の位置に第3セグメント407a_3が回転して位置するので、第1および第2ダイクロイックミラー407a、407bの対応する位置の各セグメントは変動がない。
【0059】
第2ダイクロイックミラー407bの第1セグメント407b_1の位置に第3セグメント407b_3が到達すれば、第1ダイクロイックミラー407aの第3セグメント407a_3を通過したRおよびG光のうちR光だけを分離反射させ、G光は第3ダイクロイックミラー407cに進行させる。第3ダイクロイックミラー407cでは第2ダイクロイックミラー407bの第1セグメント407b_1の第1セグメント407b_1に対応する位置に第1セグメント407c_1が第1および第2ダイクロイックミラー407a、407bの回転と同時に逆時計回り方向に回転して第3セグメント407c_3が位置する。すなわち、第3ダイクロイックミラー407cは、1/3フレーム中にまず第2ダイクロイックミラー407bの第1セグメント407b_1を通過したB光を反射させるが、第1および第2ダイクロイックミラー407a、407bの回転と同時に回転して1/3フレーム中に第2ダイクロイックミラー407bの第3セグメント407b_3を通過したG光を反射させる。
【0060】
図10は、図5Aおよび図5Bに示したようなダイクロイックミラーホイール407が回転するにつれてパネル411の同一ピクセルに結像される各色光の順序が変わることを示す図面である。
【0061】
図面を参照すれば、図5Aおよび図5Bに示したようなダイクロイックミラーホイール407が回転しながら反射された光は、図4のパネル411に入射されるが、第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cの第1セグメント407a_1、407b_1、407c_1で反射された光は1/3フレーム中に411_1のようにパネル411にR、GおよびB光が順次にピクセルに入射されて縦ピクセル数/3だけ反復される。図5Aおよび図5Bのダイクロイックミラーホイール407が時計回り方向に回転して第1セグメント407a_1、407b_1、407c_1があった位置に第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cの第2セグメント407a_2、407b_2、407c_2が位置すれば、G、BおよびR光が順次に第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cで反射されてピクセルに順次に入射されて411_2に示したように縦ピクセルに順次に配列される。またダイクロイックミラーホイール407が回転して第2セグメント407a_2、407b_2、407c_2があった位置に第3セグメント407a_3、407b_3、407c_3が位置すれば、411_3に示したように順次にB、RおよびG光が縦ピクセルに入射される。
【0062】
例えば、本発明の実施形態による画像表示装置では、フレーム速度が60Hzである場合にR、GおよびBの3つのセグメントに区分されたダイクロイックミラーが3つ配列されたダイクロイックミラーホイールをフレーム速度の3倍、すなわち、180Hzで回転させてフルカラー画像を得ることができる。もし、R、GおよびBの6セグメントに区分されたダイクロイックミラーが6つ配列されたダイクロイックミラーホイールを使用する場合に前記ダイクロイックミラーホイールの速度の半分の速度90Hzで回転させればフルカラー画像を得ることができる。ダイクロイックミラーをより多くのセグメントに区分するほどダイクロイックミラーホイールの速度は下げつつフルカラー画像を得ることができる。
【0063】
ダイクロイックミラーホイール407は、第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cの互いに対応する位置にある各セグメントが相異なる色光を分離および反射させるように配列されて空間的に光を分離でき、従来のカラーホイールと違って第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cが回転しながら時間的にも光を各波長帯域別に分離できて、光量全体を3つの色光に分離できるので100%に近い光効率を得ることができる。すなわち、本発明の実施形態による照明光学系に採用されるダイクロイックミラーホイール407は、空間的にかつ同時に時間的に光を分離して視空間的に光を利用する有用な光学手段である。
【0064】
ダイクロイックミラーホイール407の各ダイクロイックミラー407a、407b、407cの各セグメントは分離しようとする波長帯域によって3つ以上の各セグメントに区分できる。例えば、R、イエロー(Y)、GおよびB光を分離しようとする場合、4つのセグメントに区分されて4つのダイクロイックミラーが配列されてダイクロイックミラーホイールを構成できる。またはダイクロイックミラー407a、407b、407cがR、GおよびB光を分離するが、空間的に光をさらに細分化して解像度を高めうるように各ダイクロイックミラー407a、407b、407cのセグメントを6つまたは9つなど、3の倍数に区分できる。いずれの場合にも対応するダイクロイックミラーの各セグメントは相異なる色光を分離反射させるように配列される。
【0065】
図6は、ダイクロイックミラーホイール407の光分離および反射について説明する概念図である。
図6を参照すれば、ダイクロイックミラーホイール407には、R、G、Bのセグメントに区分された第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cがdだけの間隔をおいて配列されている。第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cの平面に対する垂直軸nが光軸Xに対して傾斜角θだけ傾いており、各ダイクロイックミラー407a、407b、407cで分離および反射された各色光が相異なる位置に集束されている。各色光は光軸Xに並んでいる横軸方向に偏差が発生するが、これを横軸偏差aといい、各色光の光軸Xに直交する縦軸方向に発生する偏差を縦軸偏差bという。
【0066】
図7は、波長帯域別に傾斜度の異なる平行な各色光がマイクロレンズアレイ410を通過しながらパネル411の各ピクセルを通過する光路を示している。
図7を参照すれば、図6に示したようにダイクロイックミラーホイール407を通過しながら分離された各色光が第1マイクロレンズアレイ410aを通過しながら光路が屈折され、第2マイクロレンズアレイ410bを通過しながら再び屈折されて同一色光は一つの焦点に集束されて色別に相異なるピクセルに集束されるようになる。R光が上部ピクセル、G光が中間ピクセル、B光が下部ピクセルを通過する。
【0067】
例えば、1024×768の解像度を有する0.9インチのLCD(Liquid Crystal Display)マイクロ素子を使用する場合、横方向ピクセルピッチPは0.018mmであってピクセルの充填率(fill factor;F)を80%と仮定すれば、利用可能なピクセルの開口サイズ(Aperture size;AS)は数式3により0.014mmとなる。
【数9】
Figure 2004054249
〔数式3〕
【0068】
これは図7のパネル411を通過する光のフォーカス間隔が0.018mmになることを意味する。図4のコリメーティングレンズ409の直径が25mm、焦点距離Fが30mmであり、マイクロレンズアレイ410のマイクロレンズの直径がピクセルピッチPの3倍、すなわち0.054mm、焦点距離Fが0.135mmであると仮定すれば、横軸偏差aとしては数式4から4mmの値を求めうる。
【数10】
Figure 2004054249
〔数式4〕
【0069】
この横軸偏差a値から図6に示したダイクロイックミラーホイール407の第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407c間の間隔dを求めることができる。傾斜角θが45°であると仮定すれば、第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407c間の間隔dとしては数式1により2.83mmが算出される。
【0070】
パネル411の各ピクセルに集束されながら通過する光の焦点でのビームサイズwは、マイクロレンズアレイ410に入射される単色平行光の発散角φを±2°と仮定すれば、数式5により0.0047mmとして求められるが、これにより、ピクセル411のASである0.014mmより小さな値で各色光が該当ピクセルに集束されることが分かる。
【数11】
Figure 2004054249
〔数式5〕
【0071】
図6で縦軸偏差bが示されているが、これは数式5を利用してダイクロイックミラー407a、407b、407c間の間隔dおよび、光軸Xとダイクロイックミラー407a、407b、407cの平面に対する垂直軸nとの傾斜角θを代入して求めることができる。間隔dが数式2により求めた値2.83mmであり、傾斜角θが45°である場合に縦軸偏差bは4mmとなる。
【0072】
横倍率Mは、コリメーティングレンズ409の焦点距離Fが30mmであり、マイクロレンズの焦点距離Fが0.135mmである時、数式6により0.0045であり、縦倍率は横倍率の自乗である0.00002であるために縦軸偏差bは無視できる。
【数12】
Figure 2004054249
〔数式6〕
【0073】
図8は、照明光学系40と画像光学系50との間にミラーをさらに具備する本発明の第2実施形態による照明光学系40とこれを具備する画像表示装置を示す構成図であって、図9は、前記の縦軸偏差bを無視できない場合、ミラー809を照明光学系40と画像光学系50との間にさらに配置して縦軸偏差bを除去する方法を示している。
【0074】
図8および図9に示したように、ダイクロイックミラーホイール407とコリメーティングレンズ409との間に各色光別に焦点が結ばれる焦点面810に垂直な方向812に各色光を反射させるミラー809をさらに配置すれば、図4に示した本発明の第1実施形態による照明光学系40およびこれを具備する画像表示装置で現れた光の縦軸偏差bが除去される。
【0075】
図9を参照すれば、集束レンズ406を通過した光は、第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cでR、BおよびG光に分離されて焦点が結ばれるが、ミラー809を図示したように配置すれば焦点を連結する焦点面810に対して垂直な方向812に光が反射されながら縦軸偏差bが除去される。
【0076】
このような方法で縦軸偏差bを除去する方法以外にも、ダイクロイックミラーホイール407を構成する第1ないし第3ダイクロイックミラー407a、407b、407cのそれぞれの平面を図2に示した従来のカラー画像表示装置のダイクロイックミラー204R、204G、204Bのように、第1および第3ダイクロイックミラー407a、407cを第2ダイクロイックミラー407bに対して所定角度δだけ傾けて各色光の波長によって発生する縦軸偏差bを除去できる。
【0077】
照明光学系40、画像光学系50および、投射光学系60に備わる各光学素子の機能と、前記光学素子を進行する光の光路およびダイクロイックミラーホイール407の機能とは、図4に示した本発明の第1実施形態による照明光学系およびこれを具備する画像表示装置で説明したところと同じである。
【0078】
【発明の効果】
本発明は、所定色光だけを反射させて他の色光は透過させる複数のセグメントで構成される複数のダイクロイックミラーよりなるダイクロイックミラーホイールを具備する照明光学系およびこれを含む画像表示装置を提供して、時間的、空間的に光を分離して光損失を除去すると同時に高解像度の画像を具現できる。
【0079】
前記説明で多くの事項が具体的に記載されているが、それは発明の範囲を限定するものではなく、望ましい実施形態の例示として解釈されねばならない。
【0080】
例えば、本発明が属する技術分野の当業者であれば、本発明の技術的思想により各色光を分離する複数のセグメントに区分される複数のダイクロイックミラーが配列されて形成されるダイクロイックミラーホイールを多様に採用できる。したがって、本発明の範囲は説明された実施形態によって定められるのではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想により定められる。
【0081】
前記のように本発明で提供されるダイクロイックミラーホイールを具備する照明光学系およびこれを具備する画像表示装置の長所は、時間的かつ空間的に光を分離できて光損失を除去して高解像度の画像を具現できるということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカラーホイールを使用する単板式カラー画像表示装置の一例を示す図である。
【図2】従来のダイクロイックミラーを使用する単板式カラー画像表示装置の一例を示す図である。
【図3】図2のマイクロレンズアレイおよび液晶表示素子での光路を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態による照明光学系およびこれを具備する画像表示装置を示す構成図である。
【図5A】本発明の第1実施形態による照明光学系に備わるダイクロイックミラーホイールを示す平面図である。
【図5B】本発明の第1実施形態による照明光学系に備わるダイクロイックミラーホイールを示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態による照明光学系に備わるダイクロイックミラーホイールの光分離および反射を説明する概念図である。
【図7】本発明の第1実施形態による画像表示装置で各色光がマイクロレンズアレイを通過してパネルに到達する光路を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態による照明光学系およびこれを具備する画像表示装置を示す構成図である。
【図9】図8に示したミラーから縦軸偏差bを除去する方法を示す図である。
【図10】本発明の実施形態による照明光学系でダイクロイックミラーホイールが回転するにつれてパネルの同一ピクセルに結像される各色光の順序が変わることを示す図である。
【符号の説明】
40・・・照明光学系
50・・・画像光学系
60・・・投射光学系
401・・・ランプ
402・・・反射鏡
403・・・オプティカルインテグレータ
404・・・コリメーティングレンズ
405・・・偏光変換器
406・・・集束レンズ
407・・・ダイクロイックミラーホイール
407a、407b、407c・・・ダイクロイックミラー
409・・・コリメーティングレンズ
410・・・マイクロレンズアレイ
411・・・パネル
412・・・フィールドレンズ
413・・・投射レンズ
414・・・スクリーン

Claims (25)

  1. 光を出射する光源と、
    前記光源から入射される光のうち少なくとも三色光を分離および反射するように少なくとも3つのセグメントに区分されたダイクロイックミラーが複数配列されるダイクロイックミラーホイール、とを含むことを特徴とする照明光学系。
  2. 前記ダイクロイックミラーの数は、前記セグメントの数と同一であることを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 前記三色光は赤色、緑色および青色の光であることを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  4. 前記ダイクロイックミラーの対応する位置のセグメントは、相異なる色光を反射させることを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  5. 分離された各色光の焦点の横軸偏差がaであり、前記ダイクロイックミラーの垂直軸が光軸に対してθだけ傾斜角を有する場合、ダイクロイックミラー間の間隔dは次の式を満足することを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
    Figure 2004054249
  6. 前記ダイクロイックミラー間の間隔がdであり、ダイクロイックミラーの垂直軸が光軸に対してθだけ傾斜角を有する場合、各色光の縦軸偏差bは次の式を満足することを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
    Figure 2004054249
  7. 前記ダイクロイックミラーで反射される光の光路上に前記縦軸偏差を除去するミラーをさらに具備することを特徴とする請求項6に記載の照明光学系。
  8. 前記光源と前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を均一にするオプティカルインテグレータをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  9. 前記オプティカルインテグレータと前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を平行光に形成するコリメーティングレンズをさらに具備することを特徴とする請求項8に記載の照明光学系。
  10. 前記コリメーティングレンズと前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を一偏光光に変換する偏光変換器をさらに具備することを特徴とする請求項9に記載の照明光学系。
  11. 前記偏光変換器と前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を前記ダイクロイックミラーホイールに集束する集光レンズをさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の照明光学系。
  12. 光を出射する光源と、前記光源からの光のうち少なくとも三色光を分離および反射するように少なくとも3つのセグメントに区分されたダイクロイックミラーが複数配列されるダイクロイックミラーホイールとを含む照明光学系と、
    前記照明光学系から入射する光を変調して画像を形成する画像光学系と、
    前記画像光学系で反射された光をスクリーンに投射する投射光学系と、を含むことを特徴とする画像表示装置。
  13. 前記ダイクロイックミラーの数は前記セグメントの数と同一であることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  14. 前記三色光は赤色、緑色および青色の光であることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  15. 前記ダイクロイックミラーの対応する位置のセグメントは相異なる色光を反射させることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  16. 分離された各色光の焦点の横軸偏差がaであり、前記ダイクロイックミラーの垂直軸が光軸に対してθだけ傾斜角を有する場合、ダイクロイックミラー間の間隔dは次の式を満足することを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
    Figure 2004054249
  17. 前記ダイクロイックミラー間の間隔がdであり、ダイクロイックミラーの垂直軸が光軸に対してθだけ傾斜角を有する場合、各色光の縦軸偏差bは次の式を満足することを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
    Figure 2004054249
  18. 前記ダイクロイックミラーで反射される光の光路上に前記縦軸偏差を除去するミラーをさらに具備することを特徴とする請求項17に記載の画像表示装置。
  19. 前記光源と前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を均一にするオプティカルインテグレータをさらに具備することを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  20. 前記オプティカルインテグレータと前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を平行光に形成するコリメーティングレンズをさらに具備することを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  21. 前記コリメーティングレンズと前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を一偏光光に変換する偏光変換器をさらに具備することを特徴とする請求項20に記載の画像表示装置。
  22. 前記偏光変換器と前記ダイクロイックミラーホイール間の光路上に前記光を前記ダイクロイックミラーホイールに集束する集光レンズをさらに具備することを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  23. 前記画像光学系は、
    前記ダイクロイックミラーホイールから分離および反射された色光を相異なる位置に結像させるレンズアレイと、
    前記レンズアレイから入射する光を変調して画像を形成するパネルと、を具備することを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  24. 前記投射光学系は、
    前記画像光学系の画像をスクリーンに伝達する投射レンズを含むことを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  25. 前記画像光学系と前記投射光学系間の光路上に前記画像光学系を出射する光を均一にするフィールドレンズをさらに具備することを特徴とする請求項24に記載の画像表示装置。
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