JP2000098325A - 投写型カラー画像表示装置 - Google Patents

投写型カラー画像表示装置

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JP2000098325A
JP2000098325A JP10266608A JP26660898A JP2000098325A JP 2000098325 A JP2000098325 A JP 2000098325A JP 10266608 A JP10266608 A JP 10266608A JP 26660898 A JP26660898 A JP 26660898A JP 2000098325 A JP2000098325 A JP 2000098325A
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color
light
liquid crystal
wheels
blue
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JP10266608A
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English (en)
Inventor
Yasuo Funatsukuri
康夫 船造
Hideyuki Kanayama
秀行 金山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単板式の投射型カラー画像表示装置におい
て、液晶表示素子における画素及び光の利用効率を向上
させることにより、高精細且つ高輝度化を図ることを目
的とする。 【解決手段】 単板式の投射型カラー画像表示装置にお
いて、赤色光を反射して残りの色光を透過させる赤色反
射領域と、緑色光を反射して残りの色光を透過させる緑
色反射領域と、青色光を反射して残りの色光を透過させ
る青色反射領域とが回転方向に沿って均等に配置された
カラーホイール21、22、23を非平行に3枚配置す
るとともに、各カラーホイール21、22、23を回転
させるモータ71、72、73を設けて、各カラーホイ
ール21、22、23の同一色反射領域が重畳しないよ
うに各モータ71、72、73の回転を制御する。そし
て、マクロレンズアレイ31にて各カラーホイール2
1、22、23からの反射光がそれぞれの入射角度に応
じて液晶表示素子32の対応する画素に集光された後、
投射レンズ5にてスクリーン6に拡大投影される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色毎に分離された
光を用いて液晶表示素子の表示画像をスクリーン面に拡
大投射する投射型カラー画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子で表示された画像を拡大投
射する投射型カラー画像表示装置には、3枚の液晶表示
素子を用いる3板式と1枚の液晶表示素子を用いる単板
式とがある。3板式の投射型カラー画像表示装置では、
光源の白色光を色分離することにより得られる赤、緑、
青三原色の各色光が、3枚の液晶表示素子のうち各色に
対応する液晶表示素子に入射した後、各液晶表示素子で
表示された画像が光学的に合成され、その合成された画
像が投射レンズによってスクリーン面に投射される。
【0003】しかしながら、このような3板式の投射型
カラー画像表示装置は、一般に光学系が複雑になり、装
置が大きく高価になってしまう。これに対し、単板式の
投射型カラー画像表示装置では、液晶表示素子を1枚し
か使用しないため、装置の大きさや製造費用の点におい
て3板式のものより有利である。
【0004】単板式の投射型カラー表示装置の構成とし
ては、例えば特開平5−273517号公報に開示され
ているようなものが提案されている。
【0005】この投射型カラー表示装置は、光源からの
光をグレーティング(回折格子)にて波長毎に異なる角
度に分散させ、その分散された光をマイクロレンズにて
収束させることにより、液晶表示素子の赤色画素には赤
色に対応する波長域の光を、緑色画素には緑色に対応す
る波長域の光を、青色画素には青色に対応する波長域の
光をそれぞれ入射させている。そして、液晶表示素子を
透過する各色光は、液晶表示素子にて画像情報に基づい
て変調されてカラー画像光となり、投射レンズにてスク
リーン面に拡大して投射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな単板式の投射型カラー画像表示装置では、液晶表示
素子の赤色画素、緑色画素、青色画素がそれぞれ固定さ
れてしまい、各色画像毎の画素数が液晶表示素子全体の
画素数の3分の1となってしまうため、画素の利用効率
が悪く高精細化が困難である。
【0007】また、表示すべき画像のフレーム周波数と
比較して高速に切替を行なうことが可能な、例えば、マ
イクロミラーを用いた表示デバイス、あるいは、強誘電
性液晶を用いた表示デバイスを用いて色分離を行なう場
合には、表示デバイスに照射される各色光を時分割で切
り換えるため、表示デバイス全体の画素を用いた各色画
像が形成される。
【0008】しかしながら、この場合、時分割で切り換
えて出射される各色光は、光源からの白色光のうちその
色に対応した光しか利用できないため、各色画像の表示
時間が全体の3分の1より短くなってしまい、光の利用
効率が悪く高輝度化が困難である。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、液晶表示素子における画素及び光の
利用効率を向上させることにより、高精細且つ高輝度の
投射型カラー画像表示装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の投射型カラー画
像表示装置は、光源と、その光源からの光を赤、緑、青
の3つの色に分光するとともに、分光された各色光をそ
れぞれ異なる角度で出射する色分離手段と、その色分離
手段から出射された各色光を色毎に集光して対応する画
素に入射させるマイクロレンズアレイと、そのマイクロ
レンズアレイにより集光された各色光を画像情報に基づ
いて変調して出射する液晶表示素子とを備えた投射型カ
ラー表示装置において、色分離手段から出射される各色
光の出射角度を所定期間毎に切り替える切換手段と、そ
の切換手段及び液晶表示素子を同期して駆動させる制御
手段とを設けたものである。
【0011】このような構成とすることにより、色分離
手段から出射される三原色の各色光の角度が所定期間毎
に切り換えられるため、マイクロレンズアレイにより液
晶表示素子の各画素に集光される色光が所定期間毎に切
り換わる。そして、この各画素に集光される色光の切り
換わりに同期して、その色に対応する画像信号に基づい
た液晶表示素子の駆動制御が行われる。
【0012】具体的には、色分離手段は、赤色光を反射
して残りの色光を透過させる赤色反射領域と、緑色光を
反射して残りの色光を透過させる緑色反射領域と、青色
光を反射して残りの色光を透過させる青色反射領域とが
回転方向に沿って均等に配置されたカラーホイールを非
平行に3枚配置して構成され、切換手段は、各カラーホ
イールを回転させるモータから構成され、制御手段は、
光源からの光に対して、各カラーホイールの同一色反射
領域が重畳しないようにモータの回転を制御するもので
ある。
【0013】このような構成において、光源からの光に
対して3枚のカラーホイールの同一色反射領域が重畳し
ないようにモータの回転を制御すると、各カラーホイー
ルから三原色の各色光が所定期間毎に色を切り換えなが
ら反射光としてマイクロレンズアレイに照射される。こ
のとき、マイクロレンズアレイに照射される各色光の入
射角度は、カラーホイールの傾きに依存しているため、
赤、緑、青の各色光が所定期間毎に角度を入れ替えなが
らマイクロレンズアレイに照射される。
【0014】また、具体的には、色分離手段は、赤色光
を反射して残りの色光を透過させる赤色反射領域と、緑
色光を反射して残りの色光を透過させる緑色反射領域
と、青色光を反射して残りの色光を透過させる青色反射
領域とが回転方向に沿って均等に配置されたカラーホイ
ールを非平行に2枚配置するとともに、そのカラーホイ
ールより光源から離れた位置に反射ミラーを配置して構
成され、切換手段は、各カラーホイールを回転させるモ
ータから構成され、制御手段は、光源からの光に対し
て、各カラーホイールの同一色反射領域が重畳しないよ
うにモータの回転を制御するものである。
【0015】このような構成において、光源からの光に
対して2枚のカラーホイールの同一色反射領域が重畳し
ないようにモータの回転を制御すると、両カラーホイー
ルから三原色のうちの2色の色光が所定期間毎に色を切
り換えながら反射されるとともに、両カラーホイールに
より反射光として出射された2色の色光を除く色光が反
射ミラーにて反射されて、マイクロレンズアレイに照射
される。このとき、マイクロレンズアレイに照射される
各色光の入射角度は、2枚のカラーホイールと反射ミラ
ーの傾きに依存しているため、赤、緑、青の各色光が所
定期間毎に角度を入れ替えながらマイクロレンズアレイ
に照射される。
【0016】また、制御手段は、光源から出射された光
がカラーホイールの2つの色反射領域にまたがるとき、
各色光を遮断すべく液晶表示素子を制御するものであ
る。
【0017】このような構成とすることにより、各カラ
ーホイールから反射光として出射される色光は、常に単
色のものとなり、マイクロレンズにより同一画素に集光
される光が統一される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態における投射
型カラー画像表示装置の概略構成を表す構成図、図2は
図1に示すカラー画像表示装置が備えるカラーホイール
の概略構成を表す平面図、図3は図1に示すカラー画像
表示装置の要部拡大断面図、図4は図1に示すカラー画
像表示装置の制御ブロック図、図5は図2に示すカラー
ホイールの各色反射領域における分光特性を表すグラフ
である。
【0020】本実施の形態におけるカラー画像表示装置
は、図1に示すように、放射面鏡11が備え付けられた
光源1から出射される光の出射方向に沿って、色分離部
2と、液晶パネル3と、コンデンサレンズ4と、投射レ
ンズ5とを備え、投射レンズ5から出射された画像がカ
ラースクリーン6に表示される構成となっている。
【0021】光源1は、メタルハライドランプからなる
白色光源であり、その光は放射面鏡11からの反射光と
あわせて平行光となるように構成されている。
【0022】色分離部2は、光源1に近い側から第1〜
第3のカラーホイール21、22、23を備え、各カラ
ーホイール21、22、23には切換手段としての第1
〜第3のモータ71、72、73がそれぞれ取り付けら
れている。
【0023】第1のカラーホイール21は、図2に示す
ように、分光特性の異なる光反射膜を組み合わせて円板
状に形成したものであり、その中心から120度ずつ分
光特性に応じた3つの領域21r、21g、21bに分
かれている。21rは、赤色反射領域であり、図5
(a)に示すように、光源1からの白色光のうち赤色に
対応する波長域(590〜680nm)の光を選択的に
反射し、それ以外の波長域の光を透過する分光特性を有
している。21gは、緑色反射領域であり、図5(b)
に示すように、緑色に対応する波長域(500〜580
nm)の光を選択的に反射し、それ以外の波長域の光を
透過する分光特性を有している。21bは、青色反射領
域であり、図5(c)に示すように、青色に対応する波
長域(420〜490nm)の光を選択的に反射し、そ
れ以外の波長域の光を透過する分光特性を有している。
これにより、光源1からの白色光が照射される領域に応
じて、第1のカラーホイール21から反射される光の色
が異なるようになる。
【0024】また、第1のカラーホイール21は、その
中心にモータ71の回転軸が固定されており、その軸と
一体回転するように構成されている。このため、モータ
71を駆動してカラーホイール21をS方向に回転させ
ることにより、光源1からの白色光が照射される領域
は、青色反射領域21b、緑色反射領域21g、赤色反
射領域21rの順に繰り返し変化する。
【0025】尚、第1〜第3のカラーホイール21、2
2、23の各構成はそれぞれ同一であるため、第2、第
3のカラーホイール22、23の構成についての説明は
者略する。
【0026】そして、第1〜第3のカラーホイール2
1、22、23は、図1に示すように、各カラーホイー
ル21、22、23が互いに非平行となるように紙面と
垂直な軸について数度ずつ傾けて配置される。これによ
り、各カラーホイール21、22、23から反射される
光の角度が数度ずつ傾くようになる。
【0027】液晶パネル3は、図3に示すように、入射
光を映像信号に基づいて変調して出力する液晶表示素子
32と、その液晶表示素子32の光源1側に配置された
マイクロレンズアレイ31とを備えている。
【0028】マイクロレンズアレイ31は、液晶表示素
子32内の3画素に1個の割合で微小なレンズが平面状
に形成されたものであり、プラスチック、ガラス等を成
型することにより得られる。
【0029】液晶表示素子32は、画素を形成するため
の透明電極(図示省略)を一方の面に施すとともに他方
の面に偏光板(図示省略)をそれぞれ取り付けた2枚の
ガラス基板33、34間に液晶を封入して液晶層35を
形成したものであり、液晶としては、反応速度の速い強
誘電液晶を使用している。この液晶層35の各画素35
x、35y、35zは、ブラックマトリックスBMで1
画素毎に区切られている。
【0030】また、液晶の駆動方式としては、一方のガ
ラス基板33に透明電極としてx電極を設け、他方のガ
ラス基板34に透明電極としてy電極を設け、両電極が
交差する部分を表示画素35x、35y、35zとして
液晶を駆動させる単純マトリックス方式を使用してい
る。
【0031】次に、本実施の形態における投射型カラー
画像表示装置の制御系について図4を用いて説明する。
【0032】投射型カラー画像表示装置の制御系は、図
4に示すように、所定のタイミング信号に基づいて各種
制御信号を生成する制御部91を中心に構成されてい
る。
【0033】制御部91から出力されるカラーホイール
制御信号は、第1〜第3のカラーホイール21、22、
23にそれぞれ取り付けられた第1〜第3のモータ7
1、72、73のドライバ回路71d、72d、73d
にそれぞれ供給され、その制御信号に基づいて第1〜第
3のモータ71、72、73の回転が制御される。この
とき、制御部91から出力されるカラーホイール制御信
号は、第1〜第3のモータ71、72、73それぞれに
設けた回転位相を検出するエンコーダ71e、72e、
73eから出力される位相信号に基づいて生成されてお
り、第1〜第3のカラーホイール21、22、23の各
色反射領域が互いに120度ずつずれて一定速度(36
00rpm)で回転するように、各モータ71、72、
73の回転を制御するものである。
【0034】そして、このカラーホイール制御信号に基
づいて第1〜第3のモータ71、72、73の回転を制
御すると、各カラーホイール21、22、23が1回転
する期間のうち略3分の1の期間、第1のカラーホイー
ル21から青色光が反射されるとともに、第2、第3の
カラーホイール22、23からそれぞれ緑色光、赤色光
が反射光として出射され、続く3分の1の期間、第1〜
第3のカラーホイール21、22、23からそれぞれ緑
色光、赤色光、青色光が反射光として出射され、残りの
略3分の1の期間、第1〜第3のカラーホイール21、
22、23からそれぞれ赤色光、青色光、緑色光が反射
光として出力される。このとき、各カラーホイール2
1、22、23から反射光として出射される各色光の角
度は、各カラーホイール21、22、23の角度に依存
していることから、各色光の出射角度が各カラーホイー
ル21、22、23の周期の略3分の1の期間毎に切り
換わることになる。
【0035】従って、マイクロレンズアレイ31により
液晶表示素子32の各画素35x、35y、35zに集
光される光も、各色光の入射角度の変化に応じて順次切
り換わっていくため、、全ての画素35x、35y、3
5zにおいて赤色、緑色、青色の画像が表示されること
になり、輝度を低下させることなく高精細化を図ること
ができる。
【0036】制御部91から出力される液晶制御信号
は、液晶表示素子32のドライバ回路32dに供給さ
れ、その制御信号に基づいて液晶表示素子32の駆動が
制御される。このとき、制御部91から出力される液晶
制御信号は、上述したカラーホイール制御信号と同期し
て映像信号処理部92から出力される映像信号に基づい
て液晶表示素子32を駆動するものである。この映像信
号処理部92は、入力されたカラー画像情報から、各カ
ラーホイール21、22、23の位置に対応した三原色
各色の画像信号を生成するものである。
【0037】また、この液晶制御信号は、各カラーホイ
ール21、22、23において、光源1からの光が2つ
の領域にまたがって照射される期間、液晶表示素子32
に照射される光を遮断するように制御するものである。
これにより、各カラーホイール21、22、23から反
射され、マイクロレンズアレイ31により集光される光
の混色が防止され、色純度の高い画像を生成することが
できる。
【0038】次に、本実施の形態における投射型カラー
画像表示装置の光学的な作用について、図3を用いて説
明する。尚、上述したように色分離部2には、第1〜第
3のカラーホイール21、22、23の位置に応じて3
つの状態があるが、いずれの状態においても各カラーホ
イール21、22、23から反射光として出射される光
の色が入れ替わるだけであるため、ここでは、第1〜第
3のカラーホイール21、22、23から反射光として
それぞれ青色光B、緑色光G、赤色光Rが出射される状
態についてのみ説明する。即ち、光源からの光に対し
て、1のカラーホイール21の青色反射領域21b、第
2のカラーホイール22の緑色反射領域22b、第3の
カラーホイール23の赤色反射領域23rが重畳してい
る状態である。
【0039】光源1から色分離部2に入射された白色光
は、第1のカラーホイール21の青色反射領域21bに
よって青色の反射光Bとそれ以外の色の透過光とに分離
され、また、その透過光は第2のカラーホイール22の
緑色反射領域22gによって緑色Gの反射光とそれ以外
の色の透過光とに分離され、更に、その透過光は第3の
カラーホイール23の赤色反射領域23rによって赤色
の反射光Rとそれ以外の色の透過光とに分離される。こ
のように光源1からの光は、各カラーホイール21、2
2、23の対応する色反射領域により青色光B、緑色光
G、赤色光Rの順に色分離されるとともに、液晶パネル
3のマイクロレンズ31の方向へ反射される。
【0040】ここで、各カラーホイール21、22、2
3は、互いになす角度が数度の傾きを持つように非平行
に配置されているため、各カラーホイール21、22、
23から反射される反射光も非平行で、互いに数度の角
度を有している。このため、色毎に異なる角度でマイク
ロレンズアレイ31に入射された各色光は、それぞれ入
射角の違いにより異なった3つの場所に焦点を結ぶこと
になる。その焦点と、液晶表示素子32の画素35x、
35y、35zとが一致しているため、青色に対応する
画素35xには青色光B、緑色に対応する画素35yに
は緑色光G、赤色に対応する画素35zには赤色光Rが
選択的に入射される。
【0041】そして、図1に示すように、液晶表示素子
32を透過した光は、コンデンサレンズ4で集光された
後、投射レンズ5によりスクリーン6に投射される。そ
の結果、液晶表示素子32に表示された画像が、スクリ
ーン6に拡大投射されることになる。
【0042】尚、本実施の形態では、色分離手段とし
て、3枚のカラーホイール21、22、23を使用した
が、図6に示すように、光源1から最も遠い位置にある
第3のカラーホイール23を、アルミ等からなる反射板
123とすることができる。この場合、第3のモータ7
3が不要となり構成が簡単となるだけでなく、光源1か
らの白色光のうち第1、第2のカラーホイール21、2
2を透過した全ての光を反射して利用できるため、表示
画像が明るくなる。
【0043】また、本実施の形態では、液晶として強誘
電液晶を使用したが、ネマチック液晶等を使用すること
ができる。そのような場合には、液晶の駆動方式として
単純マトリックス方式だけでなくアクティブマトリック
ス方式を使用することができる。
【0044】また、本実施の形態では、光源としてメタ
ルハライドランプを使用したが、キセノンランプ、ハロ
ゲンランプ等の白色光源を使用することができる。
【0045】また、本実施の形態では、光源からの光を
カラーホイールに直接照射する構成としたが、光源とカ
ラーホイールとの間にコリメートレンズを配置して、カ
ラーホイールに照射される光の平行度を高くすることが
できるまた、本実施の形態で説明した投射型カラー画像
表示装置は、スクリーンの光源側から映像を観察するフ
ロント方式にも、スクリーンの光源と反対側から映像を
観察するリア方式にも使用することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、光源からの白色光を三
原色に色分離するとともに、色分離した各色光の出射角
度を所定期間毎に切り換えてマイクロレンズアレイに入
射させることにより、液晶表示素子の各画素に集光され
る光の色を切り換えているため、光源からの白色光を効
率よく利用することができ、且つ、全ての画素において
三原色各色の画像を表示させることができる。このた
め、輝度を低下させることなく高精細化を図ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における投射型カラー
画像表示装置全体の構成を表す概略構成図である。
【図2】 図1の投射型カラー画像表示装置におけるカ
ラーホイールの構成を表す平面図である。
【図3】 図1の投射型カラー画像表示装置の要部構成
を表す拡大断面図である。
【図4】 図1の投射型カラー画像表示装置の制御系を
表すブロック図である。
【図5】 図2のカラーホイールの各色反射領域におけ
る分光特性を表すグラフである。
【図6】 本発明の別の実施の形態における投射型カラ
ー画像表示装置の要部構成を表す構成図である。
【符号の説明】
1 :光源 21:第1のカラーホイール 22:第2のカラーホイール 23:第3のカラーホイール 3 :液晶パネル 31:マイクロレンズアレイ 32:液晶表示素子 4 :コンデンサレンズ 5 :投射レンズ 6 :スクリーン 71:第1のモータ 72:第2のモータ 73:第3のモータ 91:制御部 92:映像信号処理部
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Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源からの光を赤、緑、青の
    3つの色に分光するとともに、分光された各色光をそれ
    ぞれ異なる角度で出射する色分離手段と、該色分離手段
    から出射された前記各色光を色毎に集光して対応する画
    素に入射させるマイクロレンズアレイと、該マイクロレ
    ンズアレイにより集光された前記各色光を画像情報に基
    づいて変調して出射する液晶表示素子とを備えた投射型
    カラー表示装置において、 前記色分離手段から出射される各色光の出射角度を所定
    期間毎に切り替える切換手段と、該切換手段及び前記液
    晶表示素子を同期して駆動させる制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする投写型カラー画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記色分離手段は、赤色光を反射して残
    りの色光を透過させる赤色反射領域と、緑色光を反射し
    て残りの色光を透過させる緑色反射領域と、青色光を反
    射して残りの色光を透過させる青色反射領域とが回転方
    向に沿って均等に配置されたカラーホイールを非平行に
    3枚配置して構成され、前記切換手段は、前記各カラー
    ホイールを回転させるモータから構成され、前記制御手
    段は、前記光源からの光に対して、前記各カラーホイー
    ルの同一色反射領域が重畳しないように前記モータの回
    転を制御することを特徴とする請求項1記載の投写型カ
    ラー画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記色分離手段は、赤色光を反射して残
    りの色光を透過させる赤色反射領域と、緑色光を反射し
    て残りの色光を透過させる緑色反射領域と、青色光を反
    射して残りの色光を透過させる青色反射領域とが回転方
    向に沿って均等に配置されたカラーホイールを非平行に
    2枚配置するとともに、該カラーホイールより前記光源
    から離れた位置に反射ミラーを配置して構成され、前記
    切換手段は、前記各カラーホイールを回転させるモータ
    から構成され、前記制御手段は、前記光源からの光に対
    して、前記各カラーホイールの同一色反射領域が重畳し
    ないように前記モータの回転を制御することを特徴とす
    る請求項1記載の投写型カラー画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記光源から出射され
    た光が前記カラーホイールの2つの色反射領域にまたが
    るとき、前記各色光を遮断すべく前記液晶表示素子を制
    御することを特徴とする請求項2または3記載の投写型
    カラー画像表示装置。
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