JP2000019326A - 色分解素子及び投射装置 - Google Patents

色分解素子及び投射装置

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JP2000019326A JP10190620A JP19062098A JP2000019326A JP 2000019326 A JP2000019326 A JP 2000019326A JP 10190620 A JP10190620 A JP 10190620A JP 19062098 A JP19062098 A JP 19062098A JP 2000019326 A JP2000019326 A JP 2000019326A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は色分解素子及び投射装置に関し、構
成が簡単で、取付け及び取付け位置の調整を容易に行え
る色分解素子、及びこのような色分解素子を備えた小型
化が可能な投射装置を実現することを目的とする。 【解決手段】 入射光の波長及び偏光面に応じて反射率
が異なり、所定波長以上の直線偏光成分のみを反射する
偏光依存性反射素子と、偏光依存性反射素子と所定角度
をなすよう配置され、偏光依存性反射素子を透過したp
偏光成分及びs偏光成分のうち一方の直線偏光成分を他
方の直線偏光成分に変換すると共に、他方の直線偏光成
分を一方の直線偏光成分に変換して偏光依存性反射素子
に向かって反射する偏光変換素子とを備えるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色分解素子及び投射
装置に係り、特に色分解を行う色分解素子及びそのよう
な色分解素子を用いてスクリーンに画像を投射する投射
装置に関する。液晶表示を介して得られる光をスクリー
ンに投射して画像を表示する投射装置が、テレビジョン
システム、ビデオシステムや情報表示システム等の表示
装置として使用されている。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の投射装置の一例の要部を
示す図である。同図中、光源101からの光は、ダイク
ロイックミラー光学系102を介して投射レンズ103
に供給され、投射レンズ103からの光がスクリーン
(図示せず)に投射されることで、画像がスクリーンに
表示される。ダイクロイックミラー光学系102は、ダ
イクロイックミラー(DM)121〜124、液晶パネ
ル125〜127及びミラー128,129からなる。
【0003】光源101からの光のうち、赤色(R)の
光は、ダイクロイックミラー121を透過し、ミラー1
28で反射された後にRの画素データを表示する液晶パ
ネル125及びダイクロイックミラー123を透過し、
ダイクロイックミラー124により反射されて投射レン
ズ103に達する。光源101からの光のうち、緑色
(G)の光は、ダイクロイックミラー121,122に
より反射され、Gの画素データを表示する液晶パネル1
25を透過し、ダイクロイックミラー123,124に
より反射されて投射レンズ103に達する。光源101
からの光のうち、青色(B)の光は、ダイクロイックミ
ラー121により反射され、ダイクロイックミラー12
2及びBの画素データを表示する液晶パネル127を透
過し、ミラー129で反射された後にダイクロイックミ
ラー124を透過して投射レンズ103に達する。
【0004】図2は、従来の投射装置の他の例の要部を
示す図である。同図中、図1と同一部分には同一符号を
付し、その説明は省略する、図2において、光源101
からの光のうち、Rの光はダイクロイックミラー131
により反射され、レンズアレイ134、RGB液晶パネ
ル135及び集光レンズ136を介して投射レンズ10
3に達する。光源101からの光のうち、Gの光はダイ
クロイックミラー131を透過してダイクロイックミラ
ー132により反射され、レンズアレイ134、RGB
液晶パネル135及び集光レンズ136を介して投射レ
ンズ103に達する。又、光源101からの光のうち、
Bの光はダイクロイックミラー131,132を透過し
てダイクロイックミラー133により反射され、レンズ
アレイ134、RGB液晶パネル135及び集光レンズ
136を介して投射レンズ103に達する。このような
投射装置は、例えば特開平4−60538号公報にて提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す従来例の場
合、ダイクロイックミラー光学系102は4つのダイク
ロイックミラー121〜124、3つのパネル125〜
127及び2つのミラー128,129を有し、部品点
数が多く、投射装置の小型化が難しいと共に、各部品の
取付け位置の調整に時間がかかるという問題があった。
【0006】図2に示す従来例の場合、図1に示す従来
例に比べて光学系の構成が多少簡単になっているもの
の、3つのダイクロイックミラー131〜133を必要
とし、各ダイクロイックミラー131〜133を光源1
01からの光の入射角に対して所定の関係となるように
取付ける必要があるため、やはり各部品の取付け位置の
調整に時間がかかるという問題があった。
【0007】又、図1及び図2に示す従来例の場合、色
分解素子の構成が複雑であると共に、色分解素子を構成
する素子の取付け及び取付け位置の調整に手間と時間が
かかり、簡単な構成で、取付け及び取付け位置の調整を
容易い行える色分解素子の実現も望まれていた。そこ
で、本発明は、構成が簡単で、取付け及び取付け位置の
調整を容易に行える色分解素子、及びこのような色分解
素子を備えた投射装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、入射光の
波長及び偏光面に応じて反射率が異なり、所定波長以上
の直線偏光成分のみを反射する偏光依存性反射素子と、
該偏光依存性反射素子と所定角度をなすよう配置され、
該偏光依存性反射素子を透過したp偏光成分及びs偏光
成分のうち一方の直線偏光成分を他方の直線偏光成分に
変換すると共に、他方の直線偏光成分を一方の直線偏光
成分に変換して該偏光依存性反射素子に向かって反射す
る偏光変換素子とを備えた色分解素子により達成され
る。
【0009】前記偏光依存性反射素子と前記偏光変換素
子との間に前記所定角度を保つように一体的に固定され
た透明部材を更に備える構成としても良い。前記偏光依
存性反射素子の前記入射光が入射される側に設けられた
透明部材を更に備える構成としても良い。前記偏光依存
性反射素子に対する前記入射光の入射角及び前記所定角
度の設定により不要な波長域の直線偏光成分を除去する
構成としても良い。
【0010】上記の課題は、第1の偏光成分に対しては
第1の波長域の光を反射してそれ以外の波長域の光を透
過するとともに、第2の偏光成分に対しては第2の波長
域の光を反射してそれ以外の波長域の光を透過する偏光
依存性反射素子と、前記偏光依存性反射素子と所定の角
度をなすように配置され、前記偏光依存性反射素子を透
過した光の偏光成分を直交する偏光成分に変換して、そ
の光を前記偏光依存性反射素子に向けて反射する偏光変
換素子とを備えた、色分解素子によっても達成される。
【0011】本発明によれば、構成が簡単で、取付け及
び取付け位置の調整を容易に行える色分解素子を実現で
きる。上記の課題は、光源と、該光源からの入射光の波
長及び偏光面に応じて反射率が異なり所定波長以上の直
線偏光成分のみを反射する偏光依存性反射素子と、該偏
光依存性反射素子と所定角度をなすよう配置され該偏光
依存性反射素子を透過したp偏光成分及びs偏光成分の
うち一方の直線偏光成分を他方の直線偏光成分に変換す
ると共に他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変
換して該偏光依存性反射素子に向かって反射する偏光変
換素子とからなる色分解素子と、該色分解素子からの少
なくとも3つの直線偏光成分を受光し、投射系を介して
スクリーンに投射されるべき光を出力する変調素子とを
備えた投射装置によっても達成される。
【0012】前記変調素子は、第1のマイクロレンズア
レイ層と、該第1のマイクロレンズアレイ層を介して直
線偏光成分を受光する液晶アレイ層と、該第1のマイク
ロレンズアレイ層の前段に配置され、前記投射系へ出力
される光の入射角度を調整する第2のマイクロレンズア
レイ層とを有する構成としても良い。前記変調素子は、
前記液晶アレイ層への光の入射角と該液晶アレイ層から
の光の出射角とをずらす角度分離素子を更に有しても良
い。
【0013】前記色分解素子は、前記偏光依存性反射素
子と前記偏光変換素子との間に前記所定角度を保つよう
に一体的に固定された透明部材を更に備えても良い。前
記色分解素子は、前記偏光依存性反射素子の前記入射光
が入射される側に設けられた透明部材を更に備えても良
い。前記色分解素子は、前記偏光依存性反射素子に対す
る前記入射光の入射角及び前記所定角度の設定により不
要な波長域の直線偏光成分を除去する構成としても良
い。
【0014】上記の課題は、光源と、該光源からの入射
光の波長及び偏光面に応じて反射率が異なり所定波長以
上の直線偏光成分のみを反射する偏光依存性反射素子
と、該偏光依存性反射素子と所定角度をなすよう配置さ
れ該偏光依存性反射素子を透過したp偏光成分及びs偏
光成分のうち一方の直線偏光成分を他方の直線偏光成分
に変換すると共に他方の直線偏光成分を一方の直線偏光
成分に変換して該偏光依存性反射素子に向かって反射す
る偏光変換素子とからなる色分解素子と、該色分解素子
からの少なくとも3つの直線偏光成分を受光し、光を出
力する変調素子と、前記変調素子から出力された光が投
写されるスクリーンとを備えた投射装置によっても達成
される。
【0015】本発明によれば、部品点数が少なく、投射
装置の小型化が容易であると共に、各部品の取付け位置
の調整を短時間で行える。
【0016】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の原理を図3及び図
4と共に説明する。図3は、本発明になる色分解素子の
原理を説明する図であり、図4は、偏光依存性反射素子
の特性を示す図である。図4中、縦軸は反射率、横軸は
光の波長を示す。
【0017】図3に示すように、色分解素子は、偏光依
存性反射素子1と、偏光変換素子2とからなる。偏光依
存性反射素子1は、図4に示すように、入射光の波長及
び偏光面に応じて反射率が異なり、所定波長以上の直線
偏光成分のみを反射する特性を有する。図4において、
実線はs偏光成分、破線はp偏光成分を示す。他方、偏
光変換素子2は、偏光依存性反射素子1と所定角度Δθ
をなすよう配置され、偏光依存性反射素子1を透過した
p偏光成分及びs偏光成分のうち一方の直線偏光成分を
他方の直線偏光成分に変換すると共に、他方の直線偏光
成分を一方の直線偏光成分に変換して偏光依存性反射素
子1に向かって反射する。つまり、偏光変換素子2は、
p偏光成分をs偏光成分に変換し、s偏光成分をp偏光
成分に変換する。
【0018】これにより、入射光がp偏光の白色平行光
の場合、例えばRのp偏光成分L1が偏光依存性反射素
子1により反射されて出力される。又、G及びBのp偏
光成分は偏光依存性反射素子1を透過し、偏光変換素子
2によりG及びBのs偏光成分として偏光依存性反射素
子1に向かって反射される。G及びBのs偏光成分のう
ち、Bのs偏光成分L2は、偏光依存性反射素子1を透
過して出力される。他方、Gのs偏光成分は、偏光依存
性反射素子1により再度偏光変換素子2に向かって反射
される。このGのs偏光成分は、偏光変換素子2により
Gのp偏光成分として偏光依存性反射素子1に向かって
反射される。この結果、Gのp偏光成分L3は、偏光依
存性反射素子1を透過して出力される。
【0019】上記所定角度Δθは、3色の偏光成分L
1,L2,L3の出射角に応じて、偏光成分L1,L2
の出射角の差と偏光成分L2,L3の出射角の差とが夫
々2Δθとなるように設定されている。色分解素子の構
成は簡単であるため、色分解素子を構成する素子の取付
け及び取付け位置の調整は簡単に行え、簡単な構成で、
取付け及び取付け位置の調整を容易い行える。更に、偏
光依存性反射素子1と偏光変換素子2との間に上記所定
角度を保つように一体的に固定された透明部材を設けれ
ば、偏光依存性反射素子1と偏光変換素子2との相対位
置の調整は不要となる。
【0020】
【実施例】図5は、本発明になる投射装置の第1実施例
の要部を示す図である。同図中、図2と同一部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。投射装置の第1実
施例は、本発明になる色分解素子の第1実施例を用い
る。図6は、色分解素子の第1実施例を示す図である。
又、図7は、色分解素子の第1実施例の偏光依存性反射
素子の特性を示す図である。図7中、縦軸は反射率、横
軸は光の波長を示す。
【0021】図5において、光源101からの白色平行
光は、色分解素子10、レンズアレイ134、RGB液
晶パネル135及び集光レンズ136を介して投射レン
ズ103に達し、投射レンズ103から出力される画像
はスクリーン15に投射される。スクリーン15は、図
5に示す投射部と同一筐体(図示せず)に組み付けられ
ていても、或いは、投射部と別体となっていても良い。
色分解素子10は、図6に示すように、偏光依存性反射
素子11と、偏光変換素子12とからなる。レンズアレ
イ134及びRGB液晶パネル135は、変調素子18
を構成する。
【0022】偏光依存性反射素子11は、図7に示すよ
うに、入射光の波長及び偏光面に応じて反射率が異な
り、所定波長以上の直線偏光成分のみを反射する特性を
有する。具体的には、偏光依存性反射素子11は、同図
中破線で示すp偏光ではB及びGの領域の波長の光を反
射してそれ以外の波長の光を透過し、同図中実線で示す
s偏光ではBの領域の波長の光を反射してそれ以外の波
長の光を透過する特性を有する。本実施例では、偏光依
存性反射素子11は、MgF等の屈折率の小さい材料と
TiO2 等の屈折率の大きい材料との多層膜からなるダ
イクロイックミラー又はダイクロイックフィルタで構成
される。偏光によるカット波長のシフトを多くするに
は、偏光依存性反射素子11の多層膜を構成する材料の
屈折率を大きくしたり、偏光依存性反射素子11に対す
る入射光の入射角を大きくしたりすれば良い。
【0023】他方、偏光変換素子12は、偏光依存性反
射素子11と所定角度をなすよう配置され、偏光依存性
反射素子11を透過したp偏光成分をs偏光成分に変換
すると共に、s偏光成分をp偏光成分に変換して偏光依
存性反射素子11に向かって反射する。本実施例では、
偏光変換素子12は、ミラーとλ/4波長板からなる。
偏光変換素子12に入射する光は、λ/4波長板を透過
してからミラーに達するため、ミラーで反射されてλ/
4波長板を往復することで、λ/2波長板を通過したの
と同様の作用を受け、偏光面が回転される。
【0024】これにより、入射光がs偏光の白色平行光
の場合、例えばBのs偏光成分L11が偏光依存性反射
素子11により反射されて色分解素子10から出力され
る。又、G及びRのs偏光成分は偏光依存性反射素子1
1を透過し、偏光変換素子12によりG及びRのp偏光
成分として偏光依存性反射素子11に向かって反射され
る。G及びRのp偏光成分のうち、Rのp偏光成分L1
2は、偏光依存性反射素子11を透過して色分解素子1
0から出力される。他方、Gのp偏光成分は、偏光依存
性反射素子11により再度偏光変換素子12に向かって
反射される。Bのp偏光成分も偏光依存性反射素子11
の反射帯域に含まれるが、既に反射されているため、こ
の状態では偏光依存性反射素子11に入射する光にはB
の成分はほとんど含まれていない。このGのp偏光成分
は、偏光変換素子12によりGのs偏光成分として偏光
依存性反射素子11に向かって反射される。この結果、
Gのs偏光成分L13は、偏光依存性反射素子11を透
過して色分解素子10から出力される。このように、色
分解素子10から出力される直線偏光成分L11〜L1
3のうち、互いに隣り合う2つの直線偏光成分のうち一
方はp偏光成分であり、他方はs偏光成分である。
【0025】つまり、反射波長域の狭い方のs偏光の光
が色分解素子10に入射すると、偏光面の回転と偏光依
存性を有する反射波長特性により、B、R、Gの順に光
が出力される。上記の如く、各色に対応する画素に光を
入射するために出射角が異なる3方向に分光されたBの
s偏光成分L11、Rのp偏光成分L12及びGのs偏
光成分L13は、変調素子18内のレンズアレイ134
に設けられたマイクロレンズ134aにより液晶パネル
135の対応するB、R及びGの画素に入射される。本
実施例では、変調素子18は透過型であるため、液晶パ
ネル135も透過型である。
【0026】尚、本実施例では、液晶パネル135に入
射される光には、p偏光成分とs偏光成分とが混在す
る。このため、偏光を利用して明るさを変調する図8に
示すような液晶パネルを液晶パネル135として使用し
た場合、変調特性は図9のようになる。図9中、(a)
はp偏光に対する変調特性、(b)はs偏光に対する変
調特性を示し、液晶パネルドライバ(図示せず)への印
加電圧と光の透過率との関係を示す。従って、偏光成分
に対応して、白黒を反転した電圧を液晶パネルドライバ
に印加して液晶パネル135を駆動する必要がある。図
9中、縦軸は透過率、横軸は液晶パネルドライバへの印
加電圧を示す。
【0027】図8において、p偏光で液晶パネル135
に入射される光は、TN,VA,FLC等からなる液晶
層135−1を透過してs偏光の光に変換され、更にp
偏光成分透過型の偏光板135−2を透過することで、
p偏光の光に戻される。他方、s偏光で液晶パネル13
5に入射される光は、液晶層135−1を透過してp偏
光の光に変換され、偏光板135−2をp偏光の光のま
ま透過する。従って、液晶パネル135にp偏光の光で
入射された光については、図9(a)に示す印加電圧を
液晶パネルドライバに印加し、液晶パネル135にs偏
光の光で入射された光については、図9(b)に示す印
加電圧を液晶パネルドライバに印加して、画素毎に印加
電圧を制御することで、白黒を反転した電圧で液晶パネ
ル135を駆動することができる。尚、この場合に使用
する液晶パネル135は、ノーマリーホワイトとノーマ
リーブラックとでコントラストに差を生じないタイプの
ものを使用することが望ましい。 図10は、色分解素
子の第2実施例を示す図である。又、図11は、色分解
素子の第2実施例の偏光依存性反射素子の特性を示す図
である。図11中、縦軸は反射率、横軸は光の波長を示
す。
【0028】図10において、色分解素子20は、偏光
依存性反射素子21と、偏光変換素子22と、透明部材
23,24とからなる。透明部材23,24は、色分解
素子20への入射光に対して透明なガラス等の材料から
なり、透明部材23はくさび形の形状を有する。透明部
材23の両側には、夫々偏光依存性反射素子21と偏光
変換素子22とが固定されている。このため、偏光依存
性反射素子21と偏光変換素子22との位置関係は、透
明部材23により一定に保たれる。又、偏光依存性反射
素子21の入射光が入射される側には、透明部材24が
固定されている。この透明部材24を設けることによ
り、入射光が空気中から偏光依存性反射素子21へ入射
する場合の比べて、偏光依存性反射素子21に対する入
射光の入射角を大きくすることができる。透明部材24
への入射光の入射角αは、望ましくは90度である。
尚、ここで言う入射角は、空気中換算での角度を示す。
即ち、空気中では入射角は90度が最大だが、例えば媒
体屈折率n1.5の媒体(透明部材24)を設けるこ
とで、媒体内での入射角をθ0 とすると、入射角はsi
-1(n・sinθ0 )となり、偏光依存性反射素子2
4に対する90度以上の入射角が実現できる。
【0029】偏光によるカット波長のシフトを多くする
には、偏光依存性反射素子21の多層膜を構成する材料
の屈折率を大きくしたり、偏光依存性反射素子21に対
する入射光の入射角を大きくしたりすれば良いが、本実
施例では、透明部材24を設けることで、偏光依存性反
射素子21に対する入射光の入射角を容易に大きくする
ことができる。又、偏光依存性反射素子21と偏光変換
素子22とは、透明部材23により一体的に固定される
ので、固定後は偏光依存性反射素子21と偏光変換素子
22との位置関係の調整が不要となる。
【0030】偏光依存性反射素子21は、図11に示す
ように、入射光の波長及び偏光面に応じて反射率が異な
り、所定波長以上の直線偏光成分のみを反射する特性を
有する。具体的には、偏光依存性反射素子21は、p偏
光ではRの領域の波長の光を反射し、s偏光ではR及び
Gの領域の波長の光を反射する特性を有する。本実施例
では、偏光依存性反射素子21は、MgF等の屈折率の
小さい材料とTiO2等の屈折率の大きい材料との多層
膜からなるダイクロイックミラー又はダイクロイックフ
ィルタで構成される。
【0031】他方、偏光変換素子22は、偏光依存性反
射素子21と所定角度をなすよう透明部材23を介して
配置され、偏光依存性反射素子21を透過したp偏光成
分s偏光成分に変換すると共に、s偏光成分をp偏光成
分に変換して偏光依存性反射素子21に向かって反射す
る。本実施例では、偏光変換素子22は、ミラーとλ/
4波長板からなる。偏光変換素子22に入射する光は、
λ/4波長板を透過してからミラーに達するため、ミラ
ーで反射されてλ/4波長板を往復することで、λ/2
波長板を通過したのと同様の作用を受け、偏光面が回転
される。
【0032】これにより、入射光がp偏光の白色平行光
の場合、例えばRのp偏光成分L21が偏光依存性反射
素子21により反射されて色分解素子20から出力され
る。又、G及びBのp偏光成分は偏光依存性反射素子2
1を透過し、偏光変換素子22によりG及びBのs偏光
成分として偏光依存性反射素子21に向かって反射され
る。G及びBのs偏光成分のうち、Bのs偏光成分L2
2は、偏光依存性反射素子21を透過して色分解素子2
0から出力される。他方、Gのs偏光成分は、偏光依存
性反射素子21により再度偏光変換素子22に向かって
反射される。このGのs偏光成分は、偏光変換素子22
によりGのp偏光成分として偏光依存性反射素子21に
向かって反射される。この結果、Gのp偏光成分L23
は、偏光依存性反射素子21を透過して色分解素子20
から出力される。このように、色分解素子20から出力
される直線偏光成分L21〜L23のうち、互いに隣り
合う2つの直線偏光成分のうち一方はs偏光成分であ
り、他方はp偏光成分である。
【0033】つまり、反射波長域の広い方のp偏光の光
が色分解素子20に入射すると、偏光面の回転と偏光依
存性を有する反射波長特性により、R、B、Gの順に光
が出力される。図12は、本発明になる投射装置の第2
実施例の要部を示す図である。投射装置の第2実施例
は、上記色分解素子の第2実施例を用いる。同図中、図
5と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0034】図12において、変調素子38は、大略レ
ンズ基板41と、コモン基板45と、TFT基板47と
からなる。レンズ基板41には、マイクロレンス42a
からなるレンズアレイ42が設けられている。コモン基
板45には、マイクロレンズ134aからなるレンズア
レイ134が設けられている。TFT基板47には、液
晶層135−1が設けられ、液晶パネル135を構成し
ている。
【0035】色分解素子20により上記の如く3方向に
分光されたRのp偏光成分L21、Bのs偏光成分L2
2及びGのp偏光成分L23は、変調素子38内のレン
ズアレイ42のマイクロレンズ42aへ互いに異なる入
射角で入射し、マイクロレンズ42aを通ってからレン
ズアレイ134のマイクロレンズ134aにより互いに
異なる位置で焦点を結び、液晶パネル135の対応する
R、B及びGの画素に入射される。このように、レンズ
アレイ42をレンズアレイ134の前段に設けることに
より、変調素子38の後段にもうけられた投射レンズ
(図示せず)への光の入射角を小さくして、投射レンズ
の口径を小さくすることができるので、投射装置全体を
小型化可能である。尚、本実施例では、変調素子38は
透過型であるため、液晶パネル135も透過型である。
【0036】次に、本発明になる投射装置の第3実施例
を図13及び図14と共に説明する。図13は投射装置
の第3実施例の要部を示す図であり、同図(a)は側面
図を示し、同図(b)は同図(a)を上方から見た平面
図を示す。又、図14は投射装置の第3実施例における
変調素子を示す図である。図13及び図14中、図2及
び図12と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0037】図13において、光源101からの光は、
色分解素子10又は20を介して変調素子58に入射さ
れる。変調素子58は反射型であり、変調素子58で反
射された光は、角度分離素子59及び集光レンズ136
を介して投射レンズ103に達する。本実施例では、変
調素子58は反射型であるため、液晶パネル135Aも
反射型である。図14に示すように、液晶パネル135
Aは、反射層付きのTFT基板47−1及び液晶層13
5−1からなる。
【0038】色分離素子10又は20で図13(a)中
水平方向に分光された光は、角度分離素子59により変
調素子58方向に反射され、液晶パネル135Aに対し
て所定の入射角で入射する。液晶パネル135Aにより
反射された光は、角度分離素子59に対して分離されな
い入射角で入射し、角度分離素子59を透過する。角度
分離素子59を透過した光は、集光レンズ136を介し
て投射レンズ103に達する。角度分離素子59は、例
えばガラス媒体中に屈折率の小さい膜を入れた構成を有
し、入射する光が全反射条件を満足するか否かに応じて
入射光の角度分離を行う。つまり、角度分離素子59
は、これに入射する光がその入射角の違いにより透過光
或いは反射光として出射する機能を有する。
【0039】次に、本発明になる色分解素子の第3〜第
5実施例の反射特性を図15〜図17と共に説明する。
図15〜図17中、縦軸は反射率、横軸は光の波長、実
線はs偏光、破線はp偏光を示す。上記色分解素子の第
1及び第2実施例では、偏光依存性反射素子がp偏光で
B及びGの領域の波長の光を反射してs偏光でBの領域
の波長の光を反射するか、或いは、p偏光でRの領域の
波長の光を反射してs偏光でRとGの領域の波長の光を
反射する特性を有する。しかし、偏光依存性反射素子の
特性としては、可視光内で偏光によりR、G、Bのいず
れかの波長域が異なれば良い。
【0040】図15は、色分解素子の第3実施例の特性
を示す図である。本実施例では、偏光依存性反射素子が
p偏光でGの領域の波長の光を反射してs偏光でBの領
域の波長の光を反射する。図16は、色分解素子の第4
実施例の特性を示す図である。本実施例では、偏光依存
性反射素子がp偏光でRの領域の波長の光を反射してs
偏光でGの領域の波長の光を反射する。
【0041】図17は、色分解素子の第5実施例の特性
を示す図である。本実施例では、偏光依存性反射素子が
p偏光でRの領域の波長の光を反射してs偏光でBの領
域の波長の光を反射する。次に、本発明になる色分離素
子の第6実施例を図18〜図22と共に説明する。本実
施例では、p偏光とs偏光とで、入射角を異ならせてい
る。通常、ダイクロイックミラーへの入射光の入射角を
変化させると、カット波長がシフトするので、本実施例
ではこれを利用して不要な波長域をカットする。具体的
には、不要なシアン(C)の光の波長域をカットする。
【0042】イエロー(Y)やシアン(C)の光がRや
Bの表示に混入すると、夫々の色の純度が低下してしま
い、色の再現領域が少なくなってしまう。そこで、この
ような色の純度の低下を抑えるために、不要なYやCの
光の波長域をカットすることが望ましい。図18は、色
分離素子の第6実施例を示す図であり、図10と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。図19〜
図21は、図18に示す色分解素子の各部での偏光依存
性反射素子の反射スペクトル特性及び偏光変換素子へ向
かう光のスペクトル特性を示す図である。又、図22
は、図18に示す色分解素子の出射光のスペクトル特性
を示す図である。
【0043】図18において、色分解素子120は、偏
光依存性反射素子21と、偏光変換素子22と、透明部
材23,24とからなる。偏光依存性反射素子21は、
入射光の波長及び偏光面に応じて反射率が異なり、所定
波長以上の直線偏光成分のみを反射する特性を有する。
具体的には、偏光依存性反射素子21は、p偏光ではR
の領域の波長の光を反射し、s偏光ではR及びGの領域
の波長の光を反射する特性を有する。光源(図示せず)
からの平行白色入射光は、入射角θ1で偏光依存性反射
素子21に入射される。図19(a)は、この入射角θ
1に対する偏光依存性反射素子21の反射スペクトル特
性を示し、縦軸は反射率、横軸は光の波長を示す。これ
により、偏光依存性反射素子21により反射されたRの
p偏光成分L31が色分解素子120から出力される。
G及びBのp偏光成分は偏光依存性反射素子21を透過
し、偏光変換素子22へ向かう。図19(b)は、偏光
依存性反射素子21から偏光変換素子22へ向かうG及
びBのp偏光成分を含む光のスペクトル特性を示し、縦
軸は強度、横軸は光の波長を示す。
【0044】G及びBのp偏光成分は、偏光変換素子2
2によりG及びBのs偏光成分に変換されて入射角θ2
で偏光依存性反射素子21に入射される。ここで、θ1
>θ2である。図20(a)は、この入射角θ2に対す
る偏光依存性反射素子21の反射スペクトル特性を示
し、縦軸は反射率、横軸は光の波長を示す。図20
(a)中、実線は入射角が変わることでシフトしたカッ
ト波長、破線は入射角が変わる前のカット波長を示す。
即ち、図20(a)における破線は図19(a)におけ
る実線に対応する。これにより、偏光依存性反射素子2
1透過したBのs偏光成分L32が色分解素子120か
ら出力される。Gのs偏光成分は偏光依存性反射素子2
1により反射され、偏光変換素子22へ向かう。図20
(b)は、偏光依存性反射素子21から偏光変換素子2
2へ向かうGのs偏光成分を含む光のスペクトル特性を
示し、縦軸は強度、横軸は光の波長を示す。
【0045】他方、Gのs偏光成分は、偏光依存性反射
素子21により再度偏光変換素子22に向かって反射さ
れる。このGのs偏光成分は、偏光変換素子22により
Gのp偏光成分に変換されて入射角θ3で偏光依存性反
射素子21に入射される。ここで、θ2>θ3である。
図21(a)は、この入射角θ3に対する偏光依存性反
射素子21の反射スペクトル特性を示し、縦軸は反射
率、横軸は光の波長を示す。図21(a)中、実線は入
射角が変わることでシフトしたカット波長、破線は入射
角が変わる前のカット波長を示す。即ち、図21(a)
における破線は図19(a)及び図20(a)における
実線に夫々対応する。これにより、偏光依存性反射素子
21透過したGのp偏光成分L33が色分解素子120
から出力される。図21(b)は、偏光依存性反射素子
21から偏光変換素子22へ向かう光のスペクトル特性
を示し、縦軸は強度、横軸は光の波長を示す。
【0046】図22は、最終的に偏光依存性反射素子2
1から色分解素子120の出力として出力される直線偏
光成分L31〜L33を含む出射光のスペクトル特性を
示し、縦軸は強度、横軸は光の波長を示す。このよう
に、色分解素子120から出力される直線偏光成分L3
1〜L33のうち、互いに隣り合う2つの直線偏光成分
のうち一方はs偏光成分であり、他方はp偏光成分であ
る。つまり、反射波長域の広い方のp偏光の光が色分解
素子120に入射すると、偏光面の回転と偏光依存性を
有する反射波長特性により、R、B、Gの順に光が出力
される。又、図22からも明らかなように、本実施例で
は不要なCの光の波長域をカットすることができる。
【0047】尚、不要な黄色(Y)の光の波長域をカッ
トする場合には、反射波長の関係を図18の場合と逆転
させて、θ1<θ2<θ3なる関係が満足されるように
色分解素子を上記と同様にして構成すれば良いので、そ
の図示及び詳細な説明は省略する。以上、本発明を実施
例により説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が
可能であることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、構成が簡単で、取付け
及び取付け位置の調整を容易に行える色分解素子、及び
このような色分解素子を備えた小型化が可能な投射装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の投射装置の一例の要部を示す図である。
【図2】従来の投射装置の他の例の要部を示す図であ
る。
【図3】本発明になる色分解素子の原理を説明する図で
ある。
【図4】偏光依存性反射素子の特性を示す図である。
【図5】本発明になる投射装置の第1実施例の要部を示
す図である。
【図6】本発明になる色分解素子の第1実施例を示す図
である。
【図7】色分解素子の第1実施例の偏光依存性反射素子
の特性を示す図である。
【図8】液晶パネルの要部を示す図である。
【図9】図8に示す液晶パネルの変調特性を示す図であ
る。
【図10】色分解素子の第2実施例を示す図である。
【図11】色分解素子の第2実施例の偏光依存性反射素
子の特性を示す図である。
【図12】投射装置の第2実施例の要部を示す図であ
る。
【図13】投射装置の第3実施例の要部を示す図であ
る。
【図14】図13に示す投射装置の変調素子を示す図で
ある。
【図15】色分解素子の第3実施例の偏光依存性反射素
子の特性を示す図である。
【図16】色分解素子の第4実施例の偏光依存性反射素
子の特性を示す図である。
【図17】色分解素子の第5実施例の偏光依存性反射素
子の特性を示す図である。
【図18】色分離素子の第6実施例を示す図である。
【図19】図18に示す色分解素子の一部での偏光依存
性反射素子の反射スペクトル特性及び偏光変換素子へ向
かう光のスペクトル特性を示す図である。
【図20】図18に示す色分解素子の一部での偏光依存
性反射素子の反射スペクトル特性及び偏光変換素子へ向
かう光のスペクトル特性を示す図である。
【図21】図18に示す色分解素子の一部での偏光依存
性反射素子の反射スペクトル特性及び偏光変換素子へ向
かう光のスペクトル特性を示す図である。
【図22】図18に示す色分解素子の出射光のスペクト
ル特性を示す図である。
【符号の説明】
10,20,120 色分解素子 1,11,21 偏光依存性反射素子 2,12,22 偏光変換素子 101 光源 18,38,58 変調素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 360 G09F 9/00 360D H04N 9/31 H04N 9/31 C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光の波長及び偏光面に応じて反射率
    が異なり、所定波長以上の直線偏光成分のみを反射する
    偏光依存性反射素子と、 該偏光依存性反射素子と所定角度をなすよう配置され、
    該偏光依存性反射素子を透過したp偏光成分及びs偏光
    成分のうち一方の直線偏光成分を他方の直線偏光成分に
    変換すると共に、他方の直線偏光成分を一方の直線偏光
    成分に変換して該偏光依存性反射素子に向かって反射す
    る偏光変換素子とを備えた、色分解素子。
  2. 【請求項2】 前記偏光依存性反射素子と前記偏光変換
    素子との間に前記所定角度を保つように一体的に固定さ
    れた透明部材を更に備えた、請求項1記載の色分解素
    子。
  3. 【請求項3】 前記偏光依存性反射素子の前記入射光が
    入射される側に設けられた透明部材を更に備えた、請求
    項1又は2記載の色分解素子。
  4. 【請求項4】 前記偏光依存性反射素子に対する前記入
    射光の入射角及び前記所定角度の設定により不要な波長
    域の直線偏光成分を除去する、請求項1〜3のいずれか
    1項記載の色分解素子。
  5. 【請求項5】 第1の偏光成分に対しては第1の波長域
    の光を反射してそれ以外の波長域の光を透過するととも
    に、第2の偏光成分に対しては第2の波長域の光を反射
    してそれ以外の波長域の光を透過する偏光依存性反射素
    子と、 前記偏光依存性反射素子と所定の角度をなすように配置
    され、前記偏光依存性反射素子を透過した光の偏光成分
    を直交する偏光成分に変換して、その光を前記偏光依存
    性反射素子に向けて反射する偏光変換素子とを備えた、
    色分解素子。
  6. 【請求項6】 光源と、 該光源からの入射光の波長及び偏光面に応じて反射率が
    異なり所定波長以上の直線偏光成分のみを反射する偏光
    依存性反射素子と、該偏光依存性反射素子と所定角度を
    なすよう配置され該偏光依存性反射素子を透過したp偏
    光成分及びs偏光成分のうち一方の直線偏光成分を他方
    の直線偏光成分に変換すると共に他方の直線偏光成分を
    一方の直線偏光成分に変換して該偏光依存性反射素子に
    向かって反射する偏光変換素子とからなる色分解素子
    と、 該色分解素子からの少なくとも3つの直線偏光成分を受
    光し、投射系を介してスクリーンに投射されるべき光を
    出力する変調素子とを備えた、投射装置。
  7. 【請求項7】 前記変調素子は、 第1のマイクロレンズアレイ層と、 該第1のマイクロレンズアレイ層を介して直線偏光成分
    を受光する液晶アレイ層と、 該第1のマイクロレンズアレイ層の前段に配置され、前
    記投射系へ出力される光の入射角度を調整する第2のマ
    イクロレンズアレイ層とを有する、請求項6記載の投射
    装置。
  8. 【請求項8】 前記変調素子は、前記液晶アレイ層への
    光の入射角と該液晶アレイ層からの光の出射角とをずら
    す角度分離素子を更に有する、請求項7記載の投射装
    置。
  9. 【請求項9】 前記色分解素子は、前記偏光依存性反射
    素子と前記偏光変換素子との間に前記所定角度を保つよ
    うに一体的に固定された透明部材を更に備えた、請求項
    6〜8のいずれか1項記載の投射装置。
  10. 【請求項10】 前記色分解素子は、前記偏光依存性反
    射素子の前記入射光が入射される側に設けられた透明部
    材を更に備えた、請求項6〜9のいずれか1項記載の投
    射装置。
  11. 【請求項11】 前記色分解素子は、前記偏光依存性反
    射素子に対する前記入射光の入射角及び前記所定角度の
    設定により不要な波長域の直線偏光成分を除去する、請
    求項10〜16のいずれか1項記載の投射装置。
  12. 【請求項12】 光源と、 該光源からの入射光の波長及び偏光面に応じて反射率が
    異なり所定波長以上の直線偏光成分のみを反射する偏光
    依存性反射素子と、該偏光依存性反射素子と所定角度を
    なすよう配置され該偏光依存性反射素子を透過したp偏
    光成分及びs偏光成分のうち一方の直線偏光成分を他方
    の直線偏光成分に変換すると共に他方の直線偏光成分を
    一方の直線偏光成分に変換して該偏光依存性反射素子に
    向かって反射する偏光変換素子とからなる色分解素子
    と、 該色分解素子からの少なくとも3つの直線偏光成分を受
    光し、光を出力する変調素子と、 前記変調素子から出力された光が投写されるスクリーン
    とを備えた、投射装置。
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