JP4085037B2 - グロメット - Google Patents

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Description

本発明は、車両としての自動車などの車体を構成するパネルに取り付けられかつ内側にワイヤハーネスを通すグロメットに関する。
車両としての自動車などの車体を構成するパネルに設けられた孔内にワイヤハーネスを通し、かつ前記ワイヤハーネスに水などの水分が付着することを防止するために、従来から種々のグロメットを用いてきた。前記グロメットは、筒部と、一端から他端に向かうにしたがって徐々に内外径が拡大する拡径筒部と、この拡大筒部の全周に亘って設けられかつ前記パネルの穴に係止する係止凹部とを一体に備え、ゴムなどからなる。
前述したグロメット1は、拡径筒部内にワイヤハーネスを通し、この拡径筒部の小径側の端からパネルの孔内に挿入される。拡径筒部が縮径する方向に一旦弾性変形した後、係止凹部が孔内に係止して、前述したパネルに取り付けられる。このように、従来のグロメットは、拡径筒部を縮径する方向に一旦弾性変形して、パネルに取り付けられてきた。このため、パネルに取り付ける際に、拡径筒部の弾性復元力より強い力で孔に圧入する必要があり、パネルに取り付けにくかった。
この種の問題を解決するために、前述した拡径筒部の外表面から凸のリブを設けたグロメットが用いられてきた(例えば、特許文献1参照)。リブは、拡径筒部の軸芯に沿って直線状に伸びているとともに、拡径筒部の周方向に沿って等間隔に設けられている。前記特許文献1などに示されたリブを備えたグロメットは、孔内に圧入する際に、リブのみがパネルと接触する。このため、リブを備えたグロメットは、孔内に圧入する際のパネルとの接触面積が小さくなる。リブを備えたグロメットは、パネルとの接触面積を小さくすることで、パネルに取り付けやすくしている。
実開平1−68625号公報
前述したリブを備えたグロメットの拡径筒部は、リブを設けた部分の肉厚が、他の部分の肉厚より厚くなっている。このため、リブを設けた部分が撓みにくくなる。このため、拡径筒部を孔内に圧入すると、リブが撓みにくくなり、特に、リブの近傍で、係止凹部が孔内に係止しにくくなる傾向であった。
したがって、本発明の目的は、リブを設けてパネルとの接触面積を小さくしたグロメットにおいて、より容易にパネルに取り付けることができるグロメットを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のグロメットは、小径側の端部から大径側の端部に向けて徐々に内外径が拡大するとともに筒状に形成されて内側にワイヤハーネスを通す拡径筒部と、前記拡径筒部の大径側の端部に設けられた係止凹部と、を備え、前記拡径筒部を小径側の端部側からパネルの孔内に挿入し、前記係止凹部が前記孔内に係止するグロメットにおいて、前記係止凹部は、前記拡径筒部の大径側の端部寄りの第1の壁と、この第1の壁と対向する小径側の端部寄りでかつ前記パネルの孔の縁から立設したリング部の先端に当接する第2の壁とにより形成され、前記第2の壁を内方に撓ませて、前記孔内に係止するとともに、前記拡径筒部の外周面から凸で、かつ周方向に間隔をあけているとともに前記拡径筒部の軸芯に沿った複数のリブと、前記拡径筒部内でかつ少なくとも一部が前記リブの内側に形成され、前記拡径筒部を孔内に挿入する方向に沿って直線状に伸びているとともに、少なくとも一端が前記リブの表面に開口した穴を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のグロメットは、請求項1に記載のグロメットにおいて、前記穴を、前記拡径筒部を前記パネルの孔内に挿入する際に、前記拡径筒部のパネルの孔の内縁に接触する箇所より前記係止凹部側に設けていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のグロメットは、請求項1または請求項2に記載のグロメットにおいて、前記穴は、他端が拡径筒部内で塞がっていることを特徴としている。
請求項に記載の本発明のグロメットは、請求項1または請求項2に記載のグロメットにおいて、前記穴は、他端が前記第2の壁の表面に開口していることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のグロメットによれば、穴の少なくとも一方がグロメットの外表面に開口し、この穴がパネルの孔内に挿入される方向に沿って直線状に伸びている。また、穴が拡径筒部内に形成されている。このため、拡径筒部は、パネルの孔内に圧入すると、穴がつぶれてこの穴の長手方向に直交(交差)する方向(リブが縮径する方向)に、弾性変形しやすくなっている。
請求項2に記載した本発明のグロメットによれば、穴がパネルと接触する箇所より係止凹部側に設けられている。このため、拡径筒部は、パネルの孔内に圧入されて、穴がつぶれると、リブの特にパネルと接触する箇所より係止凹部側の部分則ち第2の壁が確実に縮径する方向に、弾性変形しやすくなっている。
請求項3に記載した本発明のグロメットによれば、穴の一端がリブの表面に開口している。このため、パネルの孔内に圧入すると、穴が確実につぶれて、リブが縮径する方向に確実に弾性変形しやすくなっている。
また、穴の他端が塞がっている。このため、グロメットの内側に外側から水などの液体が穴を通して侵入することを防止できる。
請求項4に記載した本発明のグロメットによれば、穴の一端がリブの表面に開口し他端が第2の壁の表面に開口している。このため、パネルの孔内に圧入すると、穴が確実につぶれて、リブが縮径する方向に確実に弾性変形しやすくなっている。
また、穴の一端がリブの表面に開口し他端が第2の壁の表面に開口しているため、グロメットの内側に外側から水などの液体が穴を通して侵入することを防止できる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、パネルの孔内に圧入すると、穴がつぶれてリブが縮径する方向に弾性変形しやすい。したがって、容易に車体を構成するパネルに取り付けることができる。
また、穴の少なくとも一端がグロメットの外表面に開口している。このため、グロメットの外表面に前記穴により分断される箇所が生じる。このため、この穴則ち外表面が分断された箇所でグロメットが弾性変形しやすくなる。このため、穴や凹部を内周面に設けた場合より、グロメットが弾性変形する箇所が外表面に近くなり、弾性変形し易くなっている。したがって、穴や凹部を内周面に設けた場合より、車体を構成するパネルに取り付ける際にリブを弾性変形させることができ、パネルに容易に取り付けることができる。
請求項2に記載の本発明は、パネルの孔内に圧入すると、リブの特にパネルと接触する箇所より係止凹部側の部分則ち第2の壁が確実に縮径する方向に弾性変形する。したがって、容易に車体を構成するパネルに取り付けることができる。
請求項3に記載の本発明は、穴の一端がリブの表面に開口しているため、パネルの孔内に圧入すると、穴が確実につぶれてリブが縮径する方向に確実に弾性変形する。したがって、容易に車体を構成するパネルに取り付けることができる。
また、穴の他端が塞がっている。このため、グロメットの内側に外側から水などの液体が穴を通して侵入することを防止できる。
請求項4に記載の本発明は、穴の一端がリブの表面に開口し他端が第2の壁の表面に開口しているため、パネルの孔内に圧入すると、穴が確実につぶれてリブが縮径する方向に確実に弾性変形する。したがって、容易に車体を構成するパネルに取り付けることができる。
また、穴の一端がリブの表面に開口し他端が第2の壁則ち係止凹部内に開口しているため、グロメットの内側に外側から水などの液体が穴を通して侵入することを防止できる。
以下、本発明の第1の実施形態にかかるグロメットを、図1ないし図14を参照して説明する。本発明の第1の実施形態にかかるグロメット1(図1ないし図14に示す)は、車両としての自動車などの車体を構成するパネル2(図1、図9ないし図14に示す)に設けられた孔3に取り付けられる。パネル2の孔3の内縁から円環状のリング部4が立設している。リング部4は、パネル2に一体に形成されている。図1に示す場合では、前記孔3は、平面形状が丸形に形成されている。
グロメット1は、筒状に形成されているとともに、内側に前記自動車に配索されるワイヤハーネス5(図7中に二点鎖線で示す)を通す。グロメット1は、前記ワイヤハーネス5に水などの水分が付着することを防止する。
グロメット1は、弾性変形自在な弾性材料としてのゴムなどからなる。グロメット1は、図1ないし図3に示すように、筒状に形成された小径筒部10と、拡径筒部11と、複数のリブ12とを一体に備えている。小径筒部10は、円筒状に形成されており、内側にワイヤハーネス5(図7中に二点鎖線で示す)を通す。小径筒部10の外径は、孔3の内径より小さい。拡径筒部11は、一端部11aが小径筒部10に連なりこの小径筒部10から離れるのにしたがって則ち他端部11bに向かうにしたがって内外径が徐々に拡大する円筒状に形成されている。拡径筒部11は、小径筒部10と同軸に配されているとともに、該小径筒部10に直列に連結している。
なお、拡径筒部11の一端部11aは、小径側の端部をなしており、他端部11bは、大径側の端部をなしている。また、拡径筒部11は、小径筒部10内を通るワイヤハーネス5を内側に通す。拡径筒部11の一端部11aの外径は、孔3の内径より小さく、拡径筒部11の他端部11bの外径は、孔3の内径より大きい。
拡径筒部11の他端部11bには、全周に亘って、係止凹部13が設けられている。係止凹部13は、図4などに示すように、拡径筒部11の外周面11cより凹に形成されている。係止凹部13は、図4ないし図6に示すように、前記他端部11b寄りの第1の壁14と、拡径筒部11の軸芯P(図中に一点鎖線で示す)に沿って第1の壁14と対向する一端部11a寄りの第2の壁15と、前記第1の壁14と第2の壁15との間に設けられた溝16により形成されている。第1の壁14の外縁部には、第2の壁15に向かって凸のリップ17が全周に亘って設けられている。溝16は、その溝底面に、全周に亘って、リップ18が突出している。
前述した係止凹部13は、拡径筒部11則ちグロメット1を矢印K(図1などに示す)に沿って一端部11aからパネル2の孔3内に挿入して、第2の壁15を一旦拡径筒部11の内側に撓ませる。そして、溝16の溝底面をパネル2の孔3の内面に接触させて、第2の壁15を弾性復元力により初期状態に復帰させて、パネル2の孔3に係止する。このとき、リップ18は、図7及び図8に示すように、パネル2の孔3及びリング部4の内面に接触して、これらの孔3及びリング部4の内面との間を水密に保つ。さらに、このとき、リップ17は、図7及び図8に示すように、パネル2の表面に接触して、このパネル2の表面との間を水密に保つ。
また、矢印K則ちグロメット1(拡径筒部11)をパネル2の孔3内に挿入する方向は、拡径筒部11則ちグロメット1の軸芯Pと平行である。すなわち、拡径筒部11則ちグロメット1の軸芯Pに沿って、グロメット1をパネル2の孔3内に挿入する。なお、前述した初期状態とは、拡径筒部11則ちグロメット1が弾性変形していない状態を示している。
リブ12は、図2ないし図5に示すように、拡径筒部11の外周面11cから凸でかつ前記軸芯Pに沿って直線状に伸びている。リブ12は、係止凹部13より一端部11a寄りに配されている。リブ12は、拡径筒部11の一端部11aから第2の壁15とに亘って設けられている。複数のリブ12は、拡径筒部11の軸芯Pを中心した周方向に沿って、等間隔に設けられている。複数のリブ12は、拡径筒部11則ちグロメット1をパネル2の孔3内に挿入する際に、初期状態で、一端部11aと他端部11bとの間の箇所R(図10に示す)がパネル2の孔3の内縁に接触する。この箇所Rは、本明細書に記したリブ12のパネル2の孔3の内縁に接触する箇所をなしている。
前述したグロメット1において、拡径筒部11の外周面11cと、リブ12の表面12aと、第2の壁15の第1の壁14と対向する表面15aとは、本明細書に記した外表面をなしている。
さらに、本実施形態のグロメット1は、図1ないし図3、図5ないし図8に示すように、穴19を複数備えている。穴19は、リブ12それぞれに対応して設けられている。穴19は、一端19aがリブ12の表面12aに開口し、拡径筒部11則ちグロメット1内に形成されている。穴19は、前記箇所Rと他端部11bとの間に設けられている。則ち、穴19は、前記箇所Rより係止凹部13寄りに設けられている。
穴19は、他端19bが拡径筒部11内で塞がっている。また、穴19は、グロメット1の軸芯P則ちグロメット1に取り付けられるワイヤハーネス5の長手方向に沿った断面において、一端19aから他端19bに亘って、前記矢印K則ち軸芯Pに沿った直線状に形成されている。このように、穴19は、一端19aがリブ12の表面12aに開口することで、少なくとも一端19aがグロメット1の外表面に開口している。
前述した構成のグロメット1をパネル2に取り付ける際には、まず、図9に示すように、小径筒部10と、パネル2の孔3とを軸芯Pに沿って相対させる。そして、矢印K則ち軸芯Pに沿って、拡径筒部11則ちグロメット1を、小径筒部10則ち一端部11aより孔3内に徐々に挿入する。すると、図10に示すように、前記箇所Rが、パネル2の孔3の内縁に接触する。
さらに、拡径筒部11則ちグロメット1をパネル2の孔3内に挿入(圧入)していくと、孔3及びリング部4の内面により、リブ12が拡径筒部11の内側に向かって押圧される。すると、図11及び図12に示すように、穴19がつぶれるとともに、拡径筒部11が内外径が縮小する方向に弾性変形する。則ち、拡径筒部11が、縮径する方向に弾性変形する。
さらに、拡径筒部11則ちグロメット1をパネル2の孔3内に挿入(圧入)していくと、図13に示すように、孔3及びリング部4の内面により押圧されて、リブ12及び第2の壁15が拡径筒部11の内側に向かって弾性変形する。則ち、リブ12及び第2の壁15が縮径する方向に弾性変形する。
そして、パネル2の孔3及びリング部4が、溝16内に位置する。すると、図14に示すように、パネル2の孔3及びリング部4の内面にリップ18が接触するとともに、パネル2の表面にリップ17が接触する。こうして、リップ17,18が、パネル2との間を水密に保って、係止凹部13がパネル2の孔3内に係止して、グロメット1は、パネル2に取り付けられる。
本実施形態によれば、穴19の一端19aがグロメット1の外表面に開口し、矢印Kに沿って直線状に伸びている。また、穴19が拡径筒部11内に形成されている。さらに、穴19がパネル2の孔3の内縁と接触する箇所Rより係止凹部13側に設けられている。
このため、パネル2の孔3内にグロメット1を圧入すると、穴19がつぶれて、穴19の長手方向に交差(直交)する方向則ちリブ12が縮径する方向に、弾性変形しやすくなっている。さらに、パネル2の孔3内に圧入して、穴19がつぶれると、リブ12の特にパネル2と接触する箇所Rより係止凹部13側の部分則ち第2の壁15が確実に縮径する方向に、弾性変形しやすくなっている。したがって、容易に車体を構成するパネル2に取り付けることができる。
また、穴19の一端19aがグロメット1の外表面に開口している。このため、グロメット1の外表面に前記穴19により分断される箇所が生じる。このため、この穴19則ち外表面が分断された箇所でグロメット1が弾性変形しやすくなる。このため、穴や凹部を拡径筒部11の内周面に設けた場合より、グロメット1が弾性変形する箇所がこのグロメット1の表面に近くなり、弾性変形し易くなっている。したがって、穴や凹部を拡径筒部11の内周面に設けた場合より、車体を構成するパネル2に取り付ける際にリブ12を確実に弾性変形させることができ、パネル2に容易に取り付けることができる。
また、穴19の他端19bが塞がっている。このため、グロメット1の内側に外側から水などの液体が穴19を通して侵入することを防止できる。
次に、本発明の開示例にかかるグロメットを、図15を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
開示例のグロメット1の穴19は、図15に示すように、一端19aが拡径筒部11内で塞がっており、他端19bが第2の壁15の表面15aに開口している。また、穴19は、前述した第1の実施形態と同様に、前記箇所Rより係止凹部13側に設けられている。また、穴19は、拡径筒部11内に形成されている。さらに、穴19は、グロメット1の軸芯P則ちグロメット1に取り付けられるワイヤハーネス5の長手方向に沿った断面において、前記矢印Kに沿って直線状に伸びている。
開示例においても、パネル2の孔3内に小径筒部10則ち一端部11aからグロメット1を圧入すると、穴19がつぶれてリブ12が縮径する方向に弾性変形する。そして、係止凹部13がパネル2の孔3に係止して、グロメット1がパネル2に取り付けられる。
開示例においても、前述した第1の実施形態と同様に、パネル2の孔3内にグロメット1を圧入すると、穴19がつぶれてリブ12が縮径する方向に、弾性変形しやすくなっている。さらに、パネル2の孔3内に圧入して、穴19がつぶれると、リブ12の特にパネル2と接触する箇所Rより係止凹部13側の部分則ち第2の壁15が確実に縮径する方向に、弾性変形しやすくなっている。したがって、容易に車体を構成するパネル2に取り付けることができる。
また、穴19の他端19bがグロメット1の外表面に開口している。このため、グロメット1の外表面に前記穴19により分断される箇所が生じる。このため、車体を構成するパネル2に取り付ける際にリブ12を確実に弾性変形させることができ、パネル2に容易に取り付けることができる。
また、穴19の一端19aが塞がっている。このため、グロメット1の内側に外側から水などの液体が穴19を通して侵入することを防止できる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかるグロメットを、図16を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態及び開示例と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のグロメット1の穴19は、図16に示すように、一端19aがリブ12の表面12aに開口し、他端19bが第2の壁15の表面15aに開口している。また、穴19は、前述した第1の実施形態及び開示例と同様に、前記箇所Rより係止凹部13側に設けられている。また、穴19は、拡径筒部11内に形成されている。さらに、穴19は、グロメット1の軸芯P則ちグロメット1に取り付けられるワイヤハーネス5の長手方向に沿った断面において、前記矢印Kに沿って直線状に伸びている。
本実施形態においても、パネル2の孔3内に小径筒部10則ち一端部11aからグロメット1を圧入すると、穴19がつぶれてリブ12が縮径する方向に弾性変形する。そして、係止凹部13がパネル2の孔3に係止して、グロメット1がパネル2に取り付けられる。
本実施形態においても、前述した第1の実施形態及び開示例と同様に、パネル2の孔3内にグロメット1を圧入すると、穴19がつぶれてリブ12の特にパネル2と接触する箇所Rより係止凹部13側の部分則ち第2の壁15が確実に縮径する方向に、弾性変形しやすくなっている。したがって、容易に車体を構成するパネル2に取り付けることができる。
また、穴19の両端19a,19bがグロメット1の外表面に開口している。このため、グロメット1の外表面に前記穴19により分断される箇所が生じる。このため、穴や凹部を拡径筒部11の内周面に設けた場合より、車体を構成するパネル2に取り付ける際にリブ12を確実に弾性変形させることができ、パネル2に容易に取り付けることができる。
また、穴19の両端19a,19bがグロメット1の外表面に開口している。このため、グロメット1の内側に外側から水などの液体が穴19を通して侵入することを防止できる。
また、前述した第1及び第2の実施形態において、穴19の一端19aは、図17に示すように、リブ12の表面12aと拡径筒部11の外周面11cとの双方に開口しても良い。この場合も、前述した実施形態と同様に、容易にパネル2に取り付けることができる。
次に、本発明の第2の開示例にかかるグロメットを、図18ないし図22を参照して説明する。本開示例では、穴19は、図18ないし図22に示すように、拡径筒部11の全周に亘って設けられている。穴19の一端19aは、図21に示すように、拡径筒部11の外周面11cに開口しており、他端19bは、拡径筒部11内で塞がっている。また、本開示例では、穴19の一端19aは、図22に示すように、リブ12の表面12aに開口していない。このため、本開示例では、リブ12により、穴19の軸芯P方向の両端が互いに連結された格好になっている。
また、本開示例においても、前述した第1及び第2の実施形態、開示例と同様に、前記箇所Rより係止凹部13側に設けられている。また、穴19は、拡径筒部11内に形成されている。さらに、穴19は、グロメット1の軸芯P則ちグロメット1に取り付けられるワイヤハーネス5の長手方向に沿った断面において、前記矢印Kに沿って直線状に伸びている。
開示例においても、前述した第1及び第2の実施形態、開示例と同様に、パネル2の孔3内に小径筒部10則ち一端部11aからグロメット1を圧入すると、穴19がつぶれてリブ12が縮径する方向に弾性変形する。そして、係止凹部13がパネル2の孔3に係止して、グロメット1がパネル2に取り付けられる。
開示例においても、前述した第1及び第2の実施形態、開示例と同様に、パネル2の孔3内にグロメット1を圧入すると、穴19がつぶれてリブ12の特にパネル2と接触する箇所Rより係止凹部13側の部分則ち第2の壁15が確実に縮径する方向に、弾性変形しやすくなっている。したがって、容易に車体を構成するパネル2に取り付けることができる。また、グロメット1の内側に外側から水などの液体が穴を通して侵入することを防止できる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態にかかるグロメットとこのグロメットが取り付けられるパネルを示す斜視図である。 図1に示されたグロメットの平面図である。 図1に示されたグロメットの側面図である。 図2中のIV−IV線に沿う断面図である。 図2中のV−V線に沿う断面図である。 図5中のVI部を拡大して示す断面図である。 図1に示されたグロメットがパネルに取り付けられた状態を示す断面図である。 図7中のVIII部を拡大して示す断面図である。 図1に示されたグロメットがパネルの孔と相対した状態の要部を拡大して示す断面図である。 図9に示されたグロメットがパネルの孔に挿入された状態の要部を拡大して示す断面図である。 図10に示されたグロメットが更にパネルの孔に挿入された状態の要部を拡大して示す断面図である。 図11に示されたグロメットが更にパネルの孔に挿入されて、穴がつぶれた状態の要部を拡大して示す断面図である。 図12に示されたグロメットが更にパネルの孔に挿入されて、穴がつぶれて第2の壁が縮径した状態の要部を拡大して示す断面図である。 図13に示されたグロメットの係止凹部がパネルの孔に係止した状態の要部を拡大して示す断面図である。 本発明の開示例にかかるグロメットの要部を拡大して示す断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるグロメットの要部を拡大して示す断面図である。 本発明の第1及び第2の実施形態にかかるグロメットの変形例の要部を拡大して示す平面図である。 本発明の第2の開示例にかかるグロメットの平面図である。 図18に示されたグロメットの側面図である。 図18中のXX−XX線に沿う断面図である。 図18中のXXI−XXI線に沿う断面図である。 図18中のXXII−XXII線に沿う断面図である。
符号の説明
1 グロメット
2 パネル
3 孔
5 ワイヤハーネス
11 拡径筒部
11a 一端部(小径側の端部)
11b 他端部(大径側の端部)
11c 外周面(外表面)
12 リブ
12a 表面(外表面)
13 係止凹部
14 第1の壁
15 第2の壁
15a 表面(外表面)
19 穴
19a 一端
19b 他端
R 箇所
K 挿入する方向
P 軸芯

Claims (4)

  1. 小径側の端部から大径側の端部に向けて徐々に内外径が拡大するとともに筒状に形成されて内側にワイヤハーネスを通す拡径筒部と、
    前記拡径筒部の大径側の端部に設けられた係止凹部と、を備え、前記拡径筒部を小径側の端部側からパネルの孔内に挿入し、前記係止凹部が前記孔内に係止するグロメットにおいて、
    前記係止凹部は、前記拡径筒部の大径側の端部寄りの第1の壁と、この第1の壁と対向する小径側の端部寄りでかつ前記パネルの孔の縁から立設したリング部の先端に当接する第2の壁とにより形成され、前記第2の壁を内方に撓ませて、前記孔内に係止するとともに、
    前記拡径筒部の外周面から凸で、かつ周方向に間隔をあけているとともに前記拡径筒部の軸芯に沿った複数のリブと、
    前記拡径筒部内でかつ少なくとも一部が前記リブの内側に形成され、前記拡径筒部を孔内に挿入する方向に沿って直線状に伸びているとともに、少なくとも一端が前記リブの表面に開口した穴を備えたことを特徴とするグロメット。
  2. 前記穴を、前記拡径筒部を前記パネルの孔内に挿入する際に、前記拡径筒部のパネルの孔の内縁に接触する箇所より前記係止凹部側に設けていることを特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 前記穴は、他端が拡径筒部内で塞がっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のグロメット。
  4. 前記穴は、他端が前記第2の壁の表面に開口していることを特徴とする請求項1または請求項2記載のグロメット。
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