JP4084857B2 - 自動車の前方監視システムにおけるイメージセンサの縦横比設定方法 - Google Patents

自動車の前方監視システムにおけるイメージセンサの縦横比設定方法 Download PDF

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    • G01S11/12Systems for determining distance or velocity not using reflection or reradiation using electromagnetic waves other than radio waves

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の前方を監視するためのイメージセンサに関し、さらには、自動車の自動運転システムにおいて有効に用いることができる車両前方監視用イメージセンサに関するとともに、このイメージセンサにおける適切な縦横比を求める車両前方監視用イメージセンサの受光部の縦横比設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の自動運転システムにおいては、車両前方の障害物を検出して車両の制動制御を行ったり、道路上の白線を検出して操舵制御を行ったりするとともに、前走車両の検出を行ってこの前走車両に追従していくような作動制御を行ったりする。これらの制御を行うための障害物等の検出は、車両の前方をイメージセンサによって撮影し、撮影した画像データを処理装置で処理することによってなされる。イメージセンサとしては、NTSC方式のカメラ(いわゆる普通のカラービデオカメラ)が多く用いられているが、このようなカメラにおいては、撮影画面の縦横比(アスペクトレシオ)が3:4に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、道路のカーブ等を考慮すると、自動車の前方監視用としては必要横画角(横方向視野角)が20°〜100°程度必要となる。このため、NTSC方式のカメラによってこの画角をカバーしようとすると、空の映像等、自動運転システムにおける制御に不必要な上下方向の映像が多く撮影されてしまい、撮影された画像データの処理を行う場合に不必要な処理エリアが増えるという問題があった。
【0004】
ビデオカメラとしては、ハイビジョン用のカメラもあり、このようなカメラにおいては、撮影画面のアスペクトレシオは9:16に設定されている。従って、自動運転システム用のイメージセンサとしてハイビジョン用のカメラを用いれば上下方向の不必要な部分の撮影範囲を減少させることができるが、道路の曲がり等によっては、それでも多くの不必要な部分が撮影されてしまう。また、ハイビジョン用のカメラは、NTSC方式のカメラに比べて解像度の高い撮像素子(受光部)を有しているため、撮影した映像の詳細なデータを得ることができるが、高価であるという問題もあった。
【0005】
なお、特開平5−21944号公報や特開平6−205298号公報には、必要に応じてアスペクトレシオを変更することができる撮像装置(イメージセンサ)が開示されている。しかしながら、これらの撮像装置においては、いずれも3:4のアスペクトレシオと、9:16のアスペクトレシオとの切り替えを行うことを前提としているため、水平方向の寸法が長い(広アスペクトレシオの)画像を得ることはできない。ここで、上記の各公報に開示されている技術と同様の技術を用いて既存の撮影装置の上下の部分をカットして広アスペクトレシオのイメージセンサを得るようにするということも考えられるが、このようにすると不必要にイメージセンサが大型化するとともに高価になるという問題が生じる。
【0006】
また、上記のような自動運転システム用のカメラにおいては、走行している道路に急カーブが存在する可能性がある場合には必要横画角(左右方向の撮影範囲)を大きく取る必要がある等、自動走行制御を行うために適切な撮影範囲は変化する。このため、安全且つ確実な自動走行制御を行うためには、道路状況等に応じた受光部の縦横比を設定する必要があった。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、上下の不必要な部分を撮影することなく、自動車の前方監視に適した部分のみの撮影を行うことができる小型で縦横比の大きい横長の車両前方監視用イメージセンサを提供するとともに、このような車両前方監視用イメージセンサにおける受光部の最適な縦横比を得るための縦横比設定方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るイメージセンサの縦横比を設定する方法は、自動車と、前記自動車の車内に取り付けられて前記自動車が走行する道路の前方を撮影するイメージセンサを有したカメラと、前記イメージセンサにより撮像された画像のデータ処理を行う画像処理装置とを備えて構成される自動車の前方監視システムにおいて、前記イメージセンサの縦横比を設定する方法であって、前記道路の設計速度から車両の停止距離を算出するステップと、前記道路の設計速度に基づいて定められる前記道路の曲率最小半径、前記車両が走行する車線を含めた撮影車線数とその道路の設計速度に対応して定められた幅員から必要横画角を算出するステップと、前記停止距離と設計速度から定められた縦断勾配から必要縦画角を算出するステップと、前記必要横画角と前記必要縦画角に基づいて、前記イメージセンサの受光部の縦横比を1:1.8〜1:3.1の範囲内に設定するステップとから構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態である車両前方監視用イメージセンサを、自動車の自動運転システムにおけるカメラとして用いた場合について説明する。自動運転システムによって自動車の自動運転制御を行う場合には、前記のように車両の前方を撮影する必要がある。このため、図4に示すように、自動運転を行う自動車(自車)10の運転キャビンの天井部に車両前方の撮影が可能にカメラCを固定する。なお、このカメラCは、受光部としてMOS形の撮像デバイスを有して構成されている。
【0013】
このカメラCによって撮影された映像は、自車10に設けられた画像処理装置(図示せず)によって処理され、この処理データに基づいて操舵装置や制動装置等の作動制御を行うことにより、自車10の自動走行制御を行う。このような自動走行制御を安全に行うためには、撮影された画像データの処理を迅速に行う必要がある。このため、カメラCにおいては受光部を横長に形成することにより、空の映像等の自動走行制御に不必要な部分は撮影しないようにし、自動走行制御を行うための撮影画像データの処理速度を上げるようにしている。
【0014】
ここで、自動運転制御に必要な車両前方の撮影範囲(必要横画角θHおよび必要縦画角θV)は、自車10の走行速度や走行している道路のカーブや傾斜等の状態によって異なる。すなわち、自車10の走行時において前方に障害物がある場合、カメラCによって障害物を認識してから自車10の制動を行ったときに障害物に接触することなく停止できるようにしなければならない。このため、自車10が走行している道路が平坦な一車線の直線道路である場合には、障害物は自車10の前方に位置することとなり、撮影する範囲は狭くてもよい。
【0015】
しかしながら、カーブしている道路の先に障害物があるときは、横方向を広く撮影する必要があり、前方が上り坂である場合には、ある程度上方も撮影しなければならない。さらに、自車10の走行速度が速い場合には、停止距離が長くなるためより遠方の障害物を検出することができるように、撮影範囲を広くしなければならない。
【0016】
従って、自動運転システムにおいて必要な撮影範囲は、走行している道路の曲率最小半径R、縦断勾配Sおよび、走行している自車10の停止距離Dによって定まる。ここで、曲率最小半径Rおよび縦断勾配Sは、道路構造令によって道路の設計速度に対応して定められている。
【0017】
まず、停止距離D(m)の算出方法について説明する。停止距離Dは、空走時間Δtを1(sec)、減速加速度αを0.5(G)、減速前の走行速度V(km/h)を、道路の設計速度+20(km/h)として、以下の式1によって求められる。
【0018】
【数1】
Figure 0004084857
【0019】
次に、必要横画角θH(°)の算出方法について説明する。必要横画角θHは、図2に示すように道路がカーブしているときに、停止距離Dだけ前方に障害物が有った場合、その障害物が自車10が走行する車線内に有るか否か判断できる角度に等しいとして、道路の曲率最小半径Rと自車10が走行している道路の車線中心までの偏差L(m)を使って以下の式2より求める。
【0020】
【数2】
Figure 0004084857
【0021】
偏差Lは道路の車線数と、その道路の設計速度に対応して定められた幅員によって変化する。すなわち、図3(A)に示すように道路が一車線である場合には、偏差Lは、自車10が位置する道路の中心CLから、その道路の内側までの距離、すなわち、幅員をWとした場合にはW/2となる。また、(B)に示すように自車10が二車線の道路におけるカーブの外側の車線を走行しているときは、W/2に内側の車線の幅員Wを加えたW+W/2が偏差Lとなる。さらに、(C)に示すように、三車線の道路の一番外側を走行している場合には、偏差Lは、2W+W/2となる。
【0022】
なお、設計速度が80km/h以上の道路においてはW=3.5m、設計速度が60km/hの道路においてはW=3.25m、設計速度が50および40km/hの道路においてはW=3m、設計速度が20km/hの道路においてはW=2.75mとして、上記の必要横画角θHを求める。
【0023】
次に、図4を参照して必要縦画角θVを求める方法について説明する。まず、カメラCの中心から上方の縦画角である上方縦画角θV 1の求め方について(A)を参照して説明する。上方縦画角θV 1は、道路構造令で定められた縦断勾配S(%)の坂Kが自車10の直前から始まっているものとして、停止距離D(m)だけ前方の位置において、地面GからカメラCまでの高さである1.2m上方の点を見ることができる角度であり、以下の式3によって求められる。
【0024】
【数3】
Figure 0004084857
【0025】
また、カメラCの中心から下方の縦画角である下方縦画角θV 2は、カメラCから5m前方の地面Gの点をカメラCから見ることができる角度であり、以下の式4により求められる。
【0026】
【数4】
Figure 0004084857
【0027】
従って、上方縦画角θV 1に下方縦画角θV 2を加えることにより、必要縦画角θV(°)を求めることができる。
【0028】
このようにして求めた結果を図1にまとめて表す。図1において最左欄に示すように、道路の設計速度は120km/hから20km/hまで8種類に分けられており、曲率最小半径Rおよび縦断勾配Sも各設計速度に対応して定められている。また、停止距離Dも各設計速度に対応して求められている。従って、これらの各数値を上記の式1から式4に当てはめることにより、各々の設計速度等に対応した必要横画角θHおよび必要縦画角θVを求めることができる。なお、必要横画角θHについては、複数の車線がある道路において、何車線隣まで撮影するかによって(撮影車線数に応じて)それぞれ別個に算出される。
【0029】
なお、図1において「自車線」とは、自車が走行している車線(一車線)の撮影が可能に構成されている場合をいう。また、「一車線隣」とは、自車線と少なくとも左隣の車線あるいは、自車線と少なくとも右隣の車線もしくは、自車線と左右両隣の車線(合わせて三車線分)の撮影が可能に構成されている場合をいう。同様に、「二車線隣」とは、自車線と少なくとも左隣の二車線あるいは、自車線と少なくとも右隣の二車線もしくは、自車線と左右それぞれ二車線(合わせて五車線分)の撮影が可能に構成されている場合をいい、「三車線隣」とは、自車線と少なくとも左隣の三車線あるいは、自車線と少なくとも右隣の三車線もしくは、自車線と左右それぞれ三車線(合わせて七車線分)の撮影が可能に構成されている場合をいう。
【0030】
このようにして、必要横画角θHおよび必要縦画角θVを求めた後は、図1において最右欄に示すように、求めた各画角θH、θVをカバーすることができる縦横比(必要縦画角と必要横画角との比)を撮影車線数に応じて決定する。なお、前記の条件を全て当てはめると、区分Vに示すように1:3.5〜最大1:4.6のアスペクトレシオが必要となる場合があるが、これは、設計速度が20km/hの生活道路において三車線隣までを撮影するというような条件であり、実効があるとはいえない。そこで、本発明に係るイメージセンサにおいては、実効があるアスペクトレシオとして、1:1.3〜1:3.1の範囲に設定することとした。
【0031】
ここで、走行している道路の状況や、自車10の走行速度は逐次変化するため、カメラCにおけるアスペクトレシオは、走行する環境に応じてI〜IVの区分で示すように四種類程度に限定することが好ましい。例えば、区分Iに示す1:1.3〜1:1.8のアスペクトレシオは、高速道路を走行するときの撮影範囲に適している。従って、高速道路の走行時に自動運転システムによる自動運転制御を行う場合には、設計速度が高くて撮影車線数が少ない場合に多少上方に不必要な撮影部分を生じることとなるが、受光部のアスペクトレシオを1:1.8に設定する。
【0032】
また、区分IIに示す1:1.9〜1:2.3のアスペクトレシオは、郊外の一般道路を走行するときの撮影範囲に適している。従って、郊外の一般道路の走行時に自動運転システムによる自動運転制御を行う場合には、受光部のアスペクトレシオを1:2.3に設定する。同様に、区分IIIに示す1:2.5〜1:2.6のアスペクトレシオは、一般的な街路を走行するときに適しているため、街路の走行時に自動運転システムによる自動運転制御を行う場合には、受光部のアスペクトレシオを1:2.6に設定する。さらに、区分IVに示す1:2.8〜1:3.1のアスペクトレシオは、いわゆる生活道路を走行するときに適しているため、生活道路の走行時に自動運転システムによる自動運転制御を行う場合には、受光部のアスペクトレシオを1:3.1に設定する。
【0033】
ここで、図5および図6を参照しながら、カメラCにおける受光部について説明する。図5に示すカメラCにおいては、表面に複数の受光素子21aによって形成された受光部21を有する半導体チップ20が配設され、レンズLEを介してこの受光部21に光を受ける。受光部21は、半導体チップ20における表面の中央部に形成され、表面における受光部21の外周には受光部21(受光素子21a)のための回路部22が形成されている。
【0034】
そして、上記の「受光部のアスペクトレシオ」とは、半導体チップ20の外形のアスペクトレシオではなく、受光部21のアスペクトレシオをいい、図6においては、受光部のアスペクトレシオが1:1.8の場合を表している。
【0035】
以上のように、走行する道路の状況に合わせてアスペクトレシオの設定を行ったカメラCによれば、上方に無駄な撮影部分を生じることがないため、撮影された画像の処理を迅速に行うことができ、より安全に自動運転システムによる自動運転制御を行うことができる。また、受光部の上下寸法を小さく形成することができるため、カメラCを小型化することができ、運転キャビン内にカメラCを設置した場合であっても運転者等の邪魔になることがない。
【0036】
また、上記のように形成されたカメラCによれば、左右方向を広範囲に撮影することができるため、カメラを左右方向に水平旋回させるための水平旋回機構が不要になり、広範囲を撮影可能なカメラCを安価に得ることができる。
【0037】
なお、上記のような自動運転システムにおいては、車両の目前から百数十メートル先までの対象物の撮影を行うことができなければならないため、カメラCには解像度の高い撮像素子(受光部)を使わなければならない。このような撮像素子は高価であるため、面積が大きくなるとカメラ自体が大変高価なものとなってしまう。従って、上記のように撮影条件に適したアスペクトレシオで受光部を製作することにより、受光部を必要最小限の大きさに設定することができるため、解像度の高い撮像素子を有するカメラを安価に得ることができる。
【0038】
なお、本発明に係る車両前方監視用イメージセンサは、自動運転システムにおいてのみ用いるものではなく、車両前方の障害物(先行車両)等の検出を行って、運転者に注意を喚起する衝突防止装置等に用いるようにしてももちろんよい。また、受光部の構成は上記のように受光素子としてMOS形の撮像デバイスを用いた構成に限られるものではなく、CCD等の撮像デバイスを用いた他のアレイ型受光素子を有して構成したものや、撮像管を用いた構成のものであってもよい。
【0039】
【実施例】
次に、図7を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。図7には、右にカーブしている片側三車線の高速道路を走行している自車10の前方の景色を表しており、実線Fで囲った部分は、カメラCの受光部のアスペクトレシオが1:1.8である場合の撮影範囲を表している。1:1.8のアスペクトレシオは、前記のように高速道路における自動運転制御に適した撮影範囲を得ることができるアスペクトレシオであり、自動運転制御は状況変化の少ない高速道路において行うことが好ましい。そこで、本実施例においては、主に高速道路において自動運転システムにおいて前方を監視するための撮影を行うイメージセンサ用にアスペクトレシオを設定した。
【0040】
図7に表している道路は、設計速度が100km/h、曲率最小半径が380mの道路(いわゆる高規格道路)である。そして、上記のように構成されたカメラCによれば、自車の走行している中央の車線の71m前方に、高さ1.23m、幅1.7m、長さ4.5mの先行車両Tがある場合には、斜線部分で示すような大きさで写し出される。従って、このように構成されたカメラCによれば、道路上方の空等、自動走行制御に不必要な部分の撮影は行わずに、車体の直前からカーブの先までを十分に撮影することができて、遠方の障害物も確実に認識することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る車両前方監視用イメージセンサによれば、受光部の縦横比が1:1.8〜1:3.1の範囲にある横長に形成されているため、車両の前方監視においては不必要な上下の部分をカットして撮影することができ、撮影した画像データの処理を行う場合にその処理を迅速に行うことができる。また、受光部を小型化することができるため、イメージセンサを安価に製作することができるとともに、小型化することもできる。
【0042】
なお、車両前方監視用イメージセンサとしては、受光部の縦横比を1:1.8に設定することが好ましい。このような縦横比の構成とすることにより、高速道路の走行時に、自動運転システムを用いて自動運転制御を行う場合に適したイメージセンサを得ることができる。
【0043】
また、本発明に係る車両前方監視用イメージセンサの受光部の縦横比設定方法は、イメージセンサの受光部の縦横比を、道路の設計速度および車両が走行する車線を含めた撮影車線数を条件として1:1.8〜1:3.1の範囲に設定している。これにより、車両の前方監視に適した、すなわち、車両が走行する道路状況に応じた縦横比の受光部を有するイメージセンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路の設計速度等に対応する縦横比の図表である。
【図2】必要横画角を求めるときの参考図である。
【図3】必要横画角を求めるときの参考図である。
【図4】上側の必要縦画角を求める時の参考図を(A)に示し、下側の必要縦画角を求める時の参考図を(B)に示している。
【図5】本発明に係るイメージセンサの一例であるカメラCの概念図である。
【図6】上記カメラに設けられた半導体チップの斜視図である。
【図7】 車両前方の景色および1:1.8の縦横比の撮影範囲である。
【符号の説明】
10 自車
20 半導体チップ
21 受光部
C カメラ(イメージセンサ)
F 撮影範囲
T 先行車両

Claims (1)

  1. 自動車と、前記自動車の車内に取り付けられて前記自動車が走行する道路の前方を撮影するイメージセンサを有したカメラと、前記イメージセンサにより撮像された画像のデータ処理を行う画像処理装置とを備えて構成される自動車の前方監視システムにおいて、前記イメージセンサの縦横比を設定する方法であって、
    前記道路の設計速度から車両の停止距離を算出するステップと、
    前記道路の設計速度に基づいて定められる前記道路の曲率最小半径、前記車両が走行する車線を含めた撮影車線数とその道路の設計速度に対応して定められた幅員から必要横画角を算出するステップと、
    前記停止距離と設計速度から定められた縦断勾配から必要縦画角を算出するステップと、
    前記必要横画角と前記必要縦画角に基づいて、前記イメージセンサの受光部の縦横比を1:1.8〜1:3.1の範囲内に設定するステップとから構成されることを特徴とする自動車の前方監視システムにおけるイメージセンサの縦横比設定方法。
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