JPH1075398A - 車両前方監視用イメージセンサおよび車両前方監視用イメージセンサの受光部の縦横比設定方法 - Google Patents

車両前方監視用イメージセンサおよび車両前方監視用イメージセンサの受光部の縦横比設定方法

Info

Publication number
JPH1075398A
JPH1075398A JP8229642A JP22964296A JPH1075398A JP H1075398 A JPH1075398 A JP H1075398A JP 8229642 A JP8229642 A JP 8229642A JP 22964296 A JP22964296 A JP 22964296A JP H1075398 A JPH1075398 A JP H1075398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
aspect ratio
image sensor
road
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8229642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4084857B2 (ja
Inventor
Chiaki Aoyama
千秋 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP22964296A priority Critical patent/JP4084857B2/ja
Priority to US08/920,952 priority patent/US6037975A/en
Publication of JPH1075398A publication Critical patent/JPH1075398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4084857B2 publication Critical patent/JP4084857B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S11/00Systems for determining distance or velocity not using reflection or reradiation
    • G01S11/12Systems for determining distance or velocity not using reflection or reradiation using electromagnetic waves other than radio waves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下の不必要な部分を撮影することなく、自
動車の前方監視に適した部分のみの撮影を行うことがで
きる小型で縦横比の大きい横長の車両前方監視用イメー
ジセンサを得るとともに、車両前方監視用イメージセン
サにおける受光部の最適な縦横比を得るための縦横比設
定方法を得る。 【解決手段】 イメージセンサが搭載された車両が走行
する道路の前方監視を行うために車両前方の道路の撮影
を行うイメージセンサを、道路の設計速度、曲率最小半
径R、縦断勾配S、当該車両の停止距離Dおよび、撮影
車線数に応じて受光部の縦横比を1:1.8〜1:3.1
の範囲の横長に形成している。ここで、受光部の縦横比
は、道路の設計速度および車両が走行する車線を含めた
撮影車線数を条件として1:1.8〜1:3.1の範囲に
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前方を監視
するためのイメージセンサに関し、さらには、自動車の
自動運転システムにおいて有効に用いることができる車
両前方監視用イメージセンサに関するとともに、このイ
メージセンサにおける適切な縦横比を求める車両前方監
視用イメージセンサの受光部の縦横比設定方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の自動運転システムにおいては、
車両前方の障害物を検出して車両の制動制御を行った
り、道路上の白線を検出して操舵制御を行ったりすると
ともに、前走車両の検出を行ってこの前走車両に追従し
ていくような作動制御を行ったりする。これらの制御を
行うための障害物等の検出は、車両の前方をイメージセ
ンサによって撮影し、撮影した画像データを処理装置で
処理することによってなされる。イメージセンサとして
は、NTSC方式のカメラ(いわゆる普通のカラービデ
オカメラ)が多く用いられているが、このようなカメラ
においては、撮影画面の縦横比(アスペクトレシオ)が
3:4に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、道路のカーブ
等を考慮すると、自動車の前方監視用としては必要横画
角(横方向視野角)が20°〜100°程度必要とな
る。このため、NTSC方式のカメラによってこの画角
をカバーしようとすると、空の映像等、自動運転システ
ムにおける制御に不必要な上下方向の映像が多く撮影さ
れてしまい、撮影された画像データの処理を行う場合に
不必要な処理エリアが増えるという問題があった。
【0004】ビデオカメラとしては、ハイビジョン用の
カメラもあり、このようなカメラにおいては、撮影画面
のアスペクトレシオは9:16に設定されている。従っ
て、自動運転システム用のイメージセンサとしてハイビ
ジョン用のカメラを用いれば上下方向の不必要な部分の
撮影範囲を減少させることができるが、道路の曲がり等
によっては、それでも多くの不必要な部分が撮影されて
しまう。また、ハイビジョン用のカメラは、NTSC方
式のカメラに比べて解像度の高い撮像素子(受光部)を
有しているため、撮影した映像の詳細なデータを得るこ
とができるが、高価であるという問題もあった。
【0005】なお、特開平5−21944号公報や特開
平6−205298号公報には、必要に応じてアスペク
トレシオを変更することができる撮像装置(イメージセ
ンサ)が開示されている。しかしながら、これらの撮像
装置においては、いずれも3:4のアスペクトレシオ
と、9:16のアスペクトレシオとの切り替えを行うこ
とを前提としているため、水平方向の寸法が長い(広ア
スペクトレシオの)画像を得ることはできない。ここ
で、上記の各公報に開示されている技術と同様の技術を
用いて既存の撮影装置の上下の部分をカットして広アス
ペクトレシオのイメージセンサを得るようにするという
ことも考えられるが、このようにすると不必要にイメー
ジセンサが大型化するとともに高価になるという問題が
生じる。
【0006】また、上記のような自動運転システム用の
カメラにおいては、走行している道路に急カーブが存在
する可能性がある場合には必要横画角(左右方向の撮影
範囲)を大きく取る必要がある等、自動走行制御を行う
ために適切な撮影範囲は変化する。このため、安全且つ
確実な自動走行制御を行うためには、道路状況等に応じ
た受光部の縦横比を設定する必要があった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、上下の不必要な部分を撮影することな
く、自動車の前方監視に適した部分のみの撮影を行うこ
とができる小型で縦横比の大きい横長の車両前方監視用
イメージセンサを提供するとともに、このような車両前
方監視用イメージセンサにおける受光部の最適な縦横比
を得るための縦横比設定方法を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両前方監視用イメージセンサは、当該イ
メージセンサが搭載された車両が走行する道路の前方監
視を行うために、車両前方の道路の撮影を行うものであ
る。そして、このイメージセンサは、受光部の縦横比が
1:1.8〜1:3.1の範囲にある横長に形成されてい
る。
【0009】このように形成されたイメージセンサによ
れば、撮影対象の道路がカーブしている場合や、車線が
複数ある場合であっても、自動運転システムにおける車
両前方の映像の撮影等、車両の前方監視に必要な横方向
視野角を得ることができるとともに、車両の前方監視に
は不必要な空等の上方の映像はカットすることができ
る。
【0010】なお、上記のイメージセンサにおいては、
受光部の縦横比を1:1.8に設定することが好まし
い。ここで、1:1.8の縦横比とは、自動運転システ
ムによる車両の走行制御を行いやすい高速道路において
車両前方の監視を行う範囲に適した画面のサイズであ
る。従って、受光部の縦横比を1:1.8に設定するこ
とにより、自動運転システムに適した車両前方監視用イ
メージセンサを得ることができる。
【0011】また、上記のイメージセンサにおいては、
受光部の縦横比を、道路の設計速度および車両が走行す
る車線を含めた撮影車線数を条件として1:1.8〜
1:3.1の範囲に設定することが好ましい。ここで、
適切な縦横比を得るためには、道路の曲率最小半径、縦
断勾配および車両の停止距離等を条件とする必要がある
が、曲率最小半径と縦断勾配は道路構造令によって設計
速度に基づいて定められている。また、停止距離も車両
の走行速度によって定まるため、設計速度に基づいて一
義的に求めることができる。このため、道路の設計速度
および車両が走行する車線を含めた撮影車線数を条件と
することにより、適切な縦横比を求めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好ましい実施の形態である車両前方監視用イメージセ
ンサを、自動車の自動運転システムにおけるカメラとし
て用いた場合について説明する。自動運転システムによ
って自動車の自動運転制御を行う場合には、前記のよう
に車両の前方を撮影する必要がある。このため、図4に
示すように、自動運転を行う自動車(自車)10の運転
キャビンの天井部に車両前方の撮影が可能にカメラCを
固定する。なお、このカメラCは、受光部としてMOS
形の撮像デバイスを有して構成されている。
【0013】このカメラCによって撮影された映像は、
自車10に設けられた画像処理装置(図示せず)によっ
て処理され、この処理データに基づいて操舵装置や制動
装置等の作動制御を行うことにより、自車10の自動走
行制御を行う。このような自動走行制御を安全に行うた
めには、撮影された画像データの処理を迅速に行う必要
がある。このため、カメラCにおいては受光部を横長に
形成することにより、空の映像等の自動走行制御に不必
要な部分は撮影しないようにし、自動走行制御を行うた
めの撮影画像データの処理速度を上げるようにしてい
る。
【0014】ここで、自動運転制御に必要な車両前方の
撮影範囲(必要横画角θHおよび必要縦画角θV)は、自
車10の走行速度や走行している道路のカーブや傾斜等
の状態によって異なる。すなわち、自車10の走行時に
おいて前方に障害物がある場合、カメラCによって障害
物を認識してから自車10の制動を行ったときに障害物
に接触することなく停止できるようにしなければならな
い。このため、自車10が走行している道路が平坦な一
車線の直線道路である場合には、障害物は自車10の前
方に位置することとなり、撮影する範囲は狭くてもよ
い。
【0015】しかしながら、カーブしている道路の先に
障害物があるときは、横方向を広く撮影する必要があ
り、前方が上り坂である場合には、ある程度上方も撮影
しなければならない。さらに、自車10の走行速度が速
い場合には、停止距離が長くなるためより遠方の障害物
を検出することができるように、撮影範囲を広くしなけ
ればならない。
【0016】従って、自動運転システムにおいて必要な
撮影範囲は、走行している道路の曲率最小半径R、縦断
勾配Sおよび、走行している自車10の停止距離Dによ
って定まる。ここで、曲率最小半径Rおよび縦断勾配S
は、道路構造令によって道路の設計速度に対応して定め
られている。
【0017】まず、停止距離D(m)の算出方法につい
て説明する。停止距離Dは、空走時間Δtを1(se
c)、減速加速度αを0.5(G)、減速前の走行速度
V(km/h)を、道路の設計速度+20(km/h)
として、以下の式1によって求められる。
【0018】
【数1】
【0019】次に、必要横画角θH(°)の算出方法に
ついて説明する。必要横画角θHは、図2に示すように
道路がカーブしているときに、停止距離Dだけ前方に障
害物が有った場合、その障害物が自車10が走行する車
線内に有るか否か判断できる角度に等しいとして、道路
の曲率最小半径Rと自車10が走行している道路の車線
中心までの偏差L(m)を使って以下の式2より求め
る。
【0020】
【数2】
【0021】偏差Lは道路の車線数と、その道路の設計
速度に対応して定められた幅員によって変化する。すな
わち、図3(A)に示すように道路が一車線である場合
には、偏差Lは、自車10が位置する道路の中心CLか
ら、その道路の内側までの距離、すなわち、幅員をWと
した場合にはW/2となる。また、(B)に示すように
自車10が二車線の道路におけるカーブの外側の車線を
走行しているときは、W/2に内側の車線の幅員Wを加
えたW+W/2が偏差Lとなる。さらに、(C)に示す
ように、三車線の道路の一番外側を走行している場合に
は、偏差Lは、2W+W/2となる。
【0022】なお、設計速度が80km/h以上の道路
においてはW=3.5m、設計速度が60km/hの道
路においてはW=3.25m、設計速度が50および4
0km/hの道路においてはW=3m、設計速度が20
km/hの道路においてはW=2.75mとして、上記
の必要横画角θHを求める。
【0023】次に、図4を参照して必要縦画角θVを求
める方法について説明する。まず、カメラCの中心から
上方の縦画角である上方縦画角θV 1の求め方について
(A)を参照して説明する。上方縦画角θV 1は、道路構
造令で定められた縦断勾配S(%)の坂Kが自車10の
直前から始まっているものとして、停止距離D(m)だ
け前方の位置において、地面GからカメラCまでの高さ
である1.2m上方の点を見ることができる角度であ
り、以下の式3によって求められる。
【0024】
【数3】
【0025】また、カメラCの中心から下方の縦画角で
ある下方縦画角θV 2は、カメラCから5m前方の地面G
の点をカメラCから見ることができる角度であり、以下
の式4により求められる。
【0026】
【数4】
【0027】従って、上方縦画角θV 1に下方縦画角θV 2
を加えることにより、必要縦画角θV(°)を求めるこ
とができる。
【0028】このようにして求めた結果を図1にまとめ
て表す。図1において最左欄に示すように、道路の設計
速度は120km/hから20km/hまで8種類に分
けられており、曲率最小半径Rおよび縦断勾配Sも各設
計速度に対応して定められている。また、停止距離Dも
各設計速度に対応して求められている。従って、これら
の各数値を上記の式1から式4に当てはめることによ
り、各々の設計速度等に対応した必要横画角θHおよび
必要縦画角θVを求めることができる。なお、必要横画
角θHについては、複数の車線がある道路において、何
車線隣まで撮影するかによって(撮影車線数に応じて)
それぞれ別個に算出される。
【0029】なお、図1において「自車線」とは、自車
が走行している車線(一車線)の撮影が可能に構成され
ている場合をいう。また、「一車線隣」とは、自車線と
少なくとも左隣の車線あるいは、自車線と少なくとも右
隣の車線もしくは、自車線と左右両隣の車線(合わせて
三車線分)の撮影が可能に構成されている場合をいう。
同様に、「二車線隣」とは、自車線と少なくとも左隣の
二車線あるいは、自車線と少なくとも右隣の二車線もし
くは、自車線と左右それぞれ二車線(合わせて五車線
分)の撮影が可能に構成されている場合をいい、「三車
線隣」とは、自車線と少なくとも左隣の三車線あるい
は、自車線と少なくとも右隣の三車線もしくは、自車線
と左右それぞれ三車線(合わせて七車線分)の撮影が可
能に構成されている場合をいう。
【0030】このようにして、必要横画角θHおよび必
要縦画角θVを求めた後は、図1において最右欄に示す
ように、求めた各画角θH、θVをカバーすることができ
る縦横比(必要縦画角と必要横画角との比)を撮影車線
数に応じて決定する。なお、前記の条件を全て当てはめ
ると、区分Vに示すように1:3.5〜最大1:4.6の
アスペクトレシオが必要となる場合があるが、これは、
設計速度が20km/hの生活道路において三車線隣ま
でを撮影するというような条件であり、実効があるとは
いえない。そこで、本発明に係るイメージセンサにおい
ては、実効があるアスペクトレシオとして、1:1.3
〜1:3.1の範囲に設定することとした。
【0031】ここで、走行している道路の状況や、自車
10の走行速度は逐次変化するため、カメラCにおける
アスペクトレシオは、走行する環境に応じてI〜IVの
区分で示すように四種類程度に限定することが好まし
い。例えば、区分Iに示す1:1.3〜1:1.8のアス
ペクトレシオは、高速道路を走行するときの撮影範囲に
適している。従って、高速道路の走行時に自動運転シス
テムによる自動運転制御を行う場合には、設計速度が高
くて撮影車線数が少ない場合に多少上方に不必要な撮影
部分を生じることとなるが、受光部のアスペクトレシオ
を1:1.8に設定する。
【0032】また、区分IIに示す1:1.9〜1:2.
3のアスペクトレシオは、郊外の一般道路を走行すると
きの撮影範囲に適している。従って、郊外の一般道路の
走行時に自動運転システムによる自動運転制御を行う場
合には、受光部のアスペクトレシオを1:2.3に設定
する。同様に、区分IIIに示す1:2.5〜1:2.6
のアスペクトレシオは、一般的な街路を走行するときに
適しているため、街路の走行時に自動運転システムによ
る自動運転制御を行う場合には、受光部のアスペクトレ
シオを1:2.6に設定する。さらに、区分IVに示す
1:2.8〜1:3.1のアスペクトレシオは、いわゆる
生活道路を走行するときに適しているため、生活道路の
走行時に自動運転システムによる自動運転制御を行う場
合には、受光部のアスペクトレシオを1:3.1に設定
する。
【0033】ここで、図5および図6を参照しながら、
カメラCにおける受光部について説明する。図5に示す
カメラCにおいては、表面に複数の受光素子21aによ
って形成された受光部21を有する半導体チップ20が
配設され、レンズLEを介してこの受光部21に光を受
ける。受光部21は、半導体チップ20における表面の
中央部に形成され、表面における受光部21の外周には
受光部21(受光素子21a)のための回路部22が形
成されている。
【0034】そして、上記の「受光部のアスペクトレシ
オ」とは、半導体チップ20の外形のアスペクトレシオ
ではなく、受光部21のアスペクトレシオをいい、図6
においては、受光部のアスペクトレシオが1:1.8の
場合を表している。
【0035】以上のように、走行する道路の状況に合わ
せてアスペクトレシオの設定を行ったカメラCによれ
ば、上方に無駄な撮影部分を生じることがないため、撮
影された画像の処理を迅速に行うことができ、より安全
に自動運転システムによる自動運転制御を行うことがで
きる。また、受光部の上下寸法を小さく形成することが
できるため、カメラCを小型化することができ、運転キ
ャビン内にカメラCを設置した場合であっても運転者等
の邪魔になることがない。
【0036】また、上記のように形成されたカメラCに
よれば、左右方向を広範囲に撮影することができるた
め、カメラを左右方向に水平旋回させるための水平旋回
機構が不要になり、広範囲を撮影可能なカメラCを安価
に得ることができる。
【0037】なお、上記のような自動運転システムにお
いては、車両の目前から百数十メートル先までの対象物
の撮影を行うことができなければならないため、カメラ
Cには解像度の高い撮像素子(受光部)を使わなければ
ならない。このような撮像素子は高価であるため、面積
が大きくなるとカメラ自体が大変高価なものとなってし
まう。従って、上記のように撮影条件に適したアスペク
トレシオで受光部を製作することにより、受光部を必要
最小限の大きさに設定することができるため、解像度の
高い撮像素子を有するカメラを安価に得ることができ
る。
【0038】なお、本発明に係る車両前方監視用イメー
ジセンサは、自動運転システムにおいてのみ用いるもの
ではなく、車両前方の障害物(先行車両)等の検出を行
って、運転者に注意を喚起する衝突防止装置等に用いる
ようにしてももちろんよい。また、受光部の構成は上記
のように受光素子としてMOS形の撮像デバイスを用い
た構成に限られるものではなく、CCD等の撮像デバイ
スを用いた他のアレイ型受光素子を有して構成したもの
や、撮像管を用いた構成のものであってもよい。
【0039】
【実施例】次に、図7を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。図7には、右にカーブしている片
側三車線の高速道路を走行している自車10の前方の景
色を表しており、実線Fで囲った部分は、カメラCの受
光部のアスペクトレシオが1:1.8である場合の撮影
範囲を表している。1:1.8のアスペクトレシオは、
前記のように高速道路における自動運転制御に適した撮
影範囲を得ることができるアスペクトレシオであり、自
動運転制御は状況変化の少ない高速道路において行うこ
とが好ましい。そこで、本実施例においては、主に高速
道路において自動運転システムにおいて前方を監視する
ための撮影を行うイメージセンサ用にアスペクトレシオ
を設定した。
【0040】図7に表している道路は、設計速度が10
0km/h、曲率最小半径が380mの道路(いわゆる
高規格道路)である。そして、上記のように構成された
カメラCによれば、自車の走行している中央の車線の7
1m前方に、高さ1.23m、幅1.7m、長さ4.5m
の先行車両Tがある場合には、斜線部分で示すような大
きさで写し出される。従って、このように構成されたカ
メラCによれば、道路上方の空等、自動走行制御に不必
要な部分の撮影は行わずに、車体の直前からカーブの先
までを十分に撮影することができて、遠方の障害物も確
実に認識することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る車両前方監
視用イメージセンサによれば、受光部の縦横比が1:
1.8〜1:3.1の範囲にある横長に形成されているた
め、車両の前方監視においては不必要な上下の部分をカ
ットして撮影することができ、撮影した画像データの処
理を行う場合にその処理を迅速に行うことができる。ま
た、受光部を小型化することができるため、イメージセ
ンサを安価に製作することができるとともに、小型化す
ることもできる。
【0042】なお、車両前方監視用イメージセンサとし
ては、受光部の縦横比を1:1.8に設定することが好
ましい。このような縦横比の構成とすることにより、高
速道路の走行時に、自動運転システムを用いて自動運転
制御を行う場合に適したイメージセンサを得ることがで
きる。
【0043】また、本発明に係る車両前方監視用イメー
ジセンサの受光部の縦横比設定方法は、イメージセンサ
の受光部の縦横比を、道路の設計速度および車両が走行
する車線を含めた撮影車線数を条件として1:1.8〜
1:3.1の範囲に設定している。これにより、車両の
前方監視に適した、すなわち、車両が走行する道路状況
に応じた縦横比の受光部を有するイメージセンサを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路の設計速度等に対応する縦横比の表であ
る。
【図2】必要横画角を求めるときの参考図である。
【図3】必要横画角を求めるときの参考図である。
【図4】上側の必要縦画角を求める時の参考図を(A)
に示し、下側の必要縦画角を求める時の参考図を(B)
に示している。
【図5】本発明に係るイメージセンサの一例であるカメ
ラCの概念図である。
【図6】上記カメラに設けられた半導体チップの斜視図
である。
【図7】車両前方の景色および1:1.8の縦横比の撮
影範囲である。
【符号の説明】
10 自車 20 半導体チップ 21 受光部 C カメラ(イメージセンサ) F 撮影範囲 T 先行車両
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】道路の設計速度等に対応する縦横比の図表であ
る。
【図2】必要横画角を求めるときの参考図である。
【図3】必要横画角を求めるときの参考図である。
【図4】上側の必要縦画角を求める時の参考図を(A)
に示し、下側の必要縦画角を求める時の参考図を(B)
に示している。
【図5】本発明に係るイメージセンサの一例であるカメ
ラCの概念図である。
【図6】上記カメラに設けられた半導体チップの斜視図
である。
【図7】車両前方の景色および1:1.8の縦横比の撮
影範囲である。
【符号の説明】 10 自車 20 半導体チップ 21 受光部 C カメラ(イメージセンサ) F 撮影範囲 T 先行車両

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が走行する道路の前方を監視するた
    めの撮影を行うイメージセンサであって、 前記イメージセンサの受光部の縦横比が1:1.8〜
    1:3.1の範囲にある横長に形成されていることを特
    徴とする車両前方監視用イメージセンサ。
  2. 【請求項2】 前記受光部の縦横比が1:1.8である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両前方監視用イメ
    ージセンサ。
  3. 【請求項3】 車両が走行する道路の前方を監視するた
    めの撮影を行うイメージセンサにおいて、 前記イメージセンサの受光部の縦横比を、前記道路の設
    計速度および前記車両が走行する車線を含めた撮影車線
    数を条件として1:1.8〜1:3.1の範囲に設定する
    車両前方監視用イメージセンサの受光部の縦横比設定方
    法。
JP22964296A 1996-08-30 1996-08-30 自動車の前方監視システムにおけるイメージセンサの縦横比設定方法 Expired - Fee Related JP4084857B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22964296A JP4084857B2 (ja) 1996-08-30 1996-08-30 自動車の前方監視システムにおけるイメージセンサの縦横比設定方法
US08/920,952 US6037975A (en) 1996-08-30 1997-08-29 Image sensor for monitoring vehicle's forward view and method for setting aspect ratio for photosensitive portion of such image sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22964296A JP4084857B2 (ja) 1996-08-30 1996-08-30 自動車の前方監視システムにおけるイメージセンサの縦横比設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1075398A true JPH1075398A (ja) 1998-03-17
JP4084857B2 JP4084857B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=16895405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22964296A Expired - Fee Related JP4084857B2 (ja) 1996-08-30 1996-08-30 自動車の前方監視システムにおけるイメージセンサの縦横比設定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6037975A (ja)
JP (1) JP4084857B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822563B2 (en) 1997-09-22 2004-11-23 Donnelly Corporation Vehicle imaging system with accessory control
US5877897A (en) 1993-02-26 1999-03-02 Donnelly Corporation Automatic rearview mirror, vehicle lighting control and vehicle interior monitoring system using a photosensor array
US6891563B2 (en) 1996-05-22 2005-05-10 Donnelly Corporation Vehicular vision system
US7655894B2 (en) 1996-03-25 2010-02-02 Donnelly Corporation Vehicular image sensing system
US6611753B1 (en) * 1998-04-17 2003-08-26 Magellan Dis, Inc. 3-dimensional intersection display for vehicle navigation system
KR100326674B1 (ko) * 1999-03-11 2002-03-02 이계안 차량의 차선이탈 경보 방법
US6531959B1 (en) * 1999-07-13 2003-03-11 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Position detecting device
KR100435650B1 (ko) * 2001-05-25 2004-06-30 현대자동차주식회사 카메라가 장착된 차량의 도로정보 추출 및 차간거리 탐지방법
US6882287B2 (en) 2001-07-31 2005-04-19 Donnelly Corporation Automotive lane change aid
US8718919B2 (en) * 2002-04-23 2014-05-06 Robert Bosch Gmbh Method and apparatus for lane recognition for a vehicle
AU2003225228A1 (en) 2002-05-03 2003-11-17 Donnelly Corporation Object detection system for vehicle
US7526103B2 (en) 2004-04-15 2009-04-28 Donnelly Corporation Imaging system for vehicle
US7881496B2 (en) 2004-09-30 2011-02-01 Donnelly Corporation Vision system for vehicle
WO2008024639A2 (en) 2006-08-11 2008-02-28 Donnelly Corporation Automatic headlamp control system
DE102007040539B4 (de) * 2006-09-04 2014-03-27 Denso Corporation Fahrzeugsteuersystem
JP2009060404A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Denso Corp 映像処理装置
US10457209B2 (en) 2012-02-22 2019-10-29 Magna Electronics Inc. Vehicle vision system with multi-paned view
US9319637B2 (en) 2012-03-27 2016-04-19 Magna Electronics Inc. Vehicle vision system with lens pollution detection
US20140071282A1 (en) * 2012-09-13 2014-03-13 GM Global Technology Operations LLC Alert systems and methods using real-time lane information
US9707896B2 (en) 2012-10-15 2017-07-18 Magna Electronics Inc. Vehicle camera lens dirt protection via air flow
US9445057B2 (en) 2013-02-20 2016-09-13 Magna Electronics Inc. Vehicle vision system with dirt detection
JP6539304B2 (ja) * 2017-06-06 2019-07-03 株式会社Subaru 車両の走行制御装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04331315A (ja) * 1991-02-26 1992-11-19 Aisin Seiki Co Ltd 光検出システム
JPH05265547A (ja) * 1992-03-23 1993-10-15 Fuji Heavy Ind Ltd 車輌用車外監視装置
JPH06266828A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Fuji Heavy Ind Ltd 車輌用車外監視装置
JPH06321007A (ja) * 1993-05-14 1994-11-22 Koito Mfg Co Ltd 自動車用眩光センサ
JPH07225892A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Fuji Heavy Ind Ltd 車輌の走行制御装置
JPH07225893A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Fuji Heavy Ind Ltd 車間距離制御装置
JPH0845000A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Fuji Heavy Ind Ltd 車間距離制御装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3200838C2 (de) * 1982-01-14 1984-09-06 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8012 Ottobrunn Vorrichtung zum Auslesen von Detektorzeilen in ein- oder zweidimensionaler Anordnung
US5087969A (en) * 1989-07-20 1992-02-11 Fujitsu Limited Unmanned vehicle control system with guide line detection
JP3094429B2 (ja) * 1990-07-31 2000-10-03 ソニー株式会社 画像撮影記録装置
JPH05219444A (ja) * 1992-01-31 1993-08-27 Sony Corp 固体撮像装置
JPH06205298A (ja) * 1992-11-06 1994-07-22 Sharp Corp 電荷結合型固体撮像装置
US5794090A (en) * 1993-02-01 1998-08-11 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens
JP3287117B2 (ja) * 1994-07-05 2002-05-27 株式会社日立製作所 撮像装置を用いた車両用の環境認識装置
JPH0995194A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Aisin Seiki Co Ltd 車両前方の物体検出装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04331315A (ja) * 1991-02-26 1992-11-19 Aisin Seiki Co Ltd 光検出システム
JPH05265547A (ja) * 1992-03-23 1993-10-15 Fuji Heavy Ind Ltd 車輌用車外監視装置
JPH06266828A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Fuji Heavy Ind Ltd 車輌用車外監視装置
JPH06321007A (ja) * 1993-05-14 1994-11-22 Koito Mfg Co Ltd 自動車用眩光センサ
JPH07225892A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Fuji Heavy Ind Ltd 車輌の走行制御装置
JPH07225893A (ja) * 1994-02-09 1995-08-22 Fuji Heavy Ind Ltd 車間距離制御装置
JPH0845000A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Fuji Heavy Ind Ltd 車間距離制御装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"'95 産業用CCDカメラ阿仕様一覧", 映像情報, JPNX007049988, 1 July 1995 (1995-07-01), JP, pages 77, ISSN: 0000893074 *
"95産業用CCDカメラ仕様一覧", 映像情報, JPN4006024423, 1 May 1995 (1995-05-01), JP, pages 77, ISSN: 0000804732 *

Also Published As

Publication number Publication date
US6037975A (en) 2000-03-14
JP4084857B2 (ja) 2008-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1075398A (ja) 車両前方監視用イメージセンサおよび車両前方監視用イメージセンサの受光部の縦横比設定方法
US7567687B2 (en) Outside-vehicle monitoring system
JPH0796806A (ja) 車両の周囲を監視する方法と装置、及びそれを用いた車両の運転支援システム
US8477191B2 (en) On-vehicle image pickup apparatus
JPH10117343A (ja) 光学的道路探測システム
JP3747599B2 (ja) 車両用障害物検出装置
JPH06107096A (ja) 車両用前方監視方法
JP7064451B2 (ja) 自車両の周辺領域撮影用カメラ装置及び運転者支援機能を提供する方法
JP2001216520A (ja) 車両用周辺監視装置
JP2020187474A (ja) 走行車線認識装置、走行車線認識方法およびプログラム
JP2007233470A (ja) 車両用走行支援装置
JPH08156723A (ja) 車両用障害物検出装置
JPH08136237A (ja) 走行路勾配算出装置および車速制御装置
JP4798576B2 (ja) 付着物検出装置
JP3930268B2 (ja) 接近車両検知及び車線位置検知を行う画像処理装置
JP3868915B2 (ja) 前方監視装置及びその方法
JPH1114346A (ja) 車両用障害物検出装置
JP7245653B2 (ja) 信号機認識方法及び信号機認識装置
JP2007310591A (ja) 画像処理装置及び駐車場判定方法
JPS61135842A (ja) 車両用物体認識装置
JP2022148338A (ja) 車線境界検出装置、車線境界検出方法及び車線境界検出用コンピュータプログラム
JP2006036048A (ja) 車両ライト制御装置
JP2009038463A (ja) 露光調整方法、車両用撮像装置および自動車
CN113170057A (zh) 摄像部控制装置
JP2003276542A (ja) 車両用後方監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees