JP6582891B2 - 空車枠特定システム、方法およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、空車枠特定システム、方法およびプログラムに関する。
駐車場に設置された撮影装置によって駐車場を撮影し、駐車枠ごとに設けられたマーカが車両によって遮蔽されている場合に駐車枠に駐車車両が存在すると判断する駐車車両検知方法が知られている(特許文献1、参照)。
特許文献1のように、専用の撮影装置が駐車場に設置される場合には、撮影装置の撮影範囲が固定となるため、撮影した画像においてマーカの像を認識すべき領域も固定となる。これに対して、車載カメラによって駐車場を撮影する場合、車載カメラの撮影範囲が変動し、撮影した画像において駐車車両の像が存在する領域も変動する。このように、車載カメラによって撮影した画像において駐車車両の像が存在する領域が変動するため、認識漏れを避けるために、画像の全体において駐車車両を認識しなければならず、処理が非効率となるという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、車載カメラを用いて効率よく駐車場の空車枠を特定できる技術を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、車載カメラを用いて効率よく駐車場の空車枠を特定できる技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の空車枠特定システムは、車載カメラで駐車場を撮像して得られた駐車場画像を取得する駐車場画像取得部と、駐車場画像において最も上方に存在する車両の上部輪郭像を駐車場画像にて検出する上部輪郭像検出部と、上部輪郭像の位置に基づいて、駐車場画像内に検出対象領域を設定する検出対象領域設定部と、駐車場画像のうち検出対象領域において車両の像を認識する認識部と、車両の像の認識結果に基づいて駐車場の空車枠を特定する空車枠特定部と、を備える。
前記の目的を達成するため、本発明の空車枠特定方法は、車載カメラで駐車場を撮像して得られた駐車場画像を取得する駐車場画像取得工程と、駐車場画像において最も上方に存在する車両の上部輪郭像を駐車場画像にて検出する上部輪郭像検出工程と、上部輪郭像の位置に基づいて、駐車場画像内に検出対象領域を設定する検出対象領域設定工程と、駐車場画像のうち検出対象領域において車両の像を認識する認識工程と、車両の像の認識結果に基づいて駐車場の空車枠を特定する空車枠特定工程と、を含む。
前記の目的を達成するため、本発明の空車枠特定プログラムは、車載カメラで駐車場を撮像して得られた駐車場画像を取得する駐車場画像取得機能と、駐車場画像において最も上方に存在する車両の上部輪郭像を駐車場画像にて検出する上部輪郭像検出機能と、上部輪郭像の位置に基づいて、駐車場画像内に検出対象領域を設定する検出対象領域設定機能と、駐車場画像のうち検出対象領域において車両の像を認識する認識機能と、車両の像の認識結果に基づいて駐車場の空車枠を特定する空車枠特定機能と、をコンピュータに実現させる。
前記の構成において、駐車場画像の全領域ではなく、検出対象領域について車両の像を認識すればよいため、効率よく駐車場の空車枠を特定できる。すなわち、駐車場画像のうち検出対象領域以外の領域については車両の像を認識する処理を行わないため、効率よく駐車場の空車枠を特定できる。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーション装置の構成:
(2)空車枠特定処理:
(3)他の実施形態:
(1)ナビゲーション装置の構成:
(2)空車枠特定処理:
(3)他の実施形態:
(1)ナビゲーション装置の構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる空車枠特定システムとしてのナビゲーション装置10の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置10は、自車両Cに備えられている。ナビゲーション装置10は、制御部20と記録媒体30とを備えている。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを実行する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる空車枠特定システムとしてのナビゲーション装置10の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置10は、自車両Cに備えられている。ナビゲーション装置10は、制御部20と記録媒体30とを備えている。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを実行する。
記録媒体30は、駐車場DB(Database)30aと認識情報30bとを記録している。駐車場DB30aは、駐車場情報を蓄積したデータベースである。駐車場情報は、駐車場の敷地形状(三次元)と、駐車場の敷地内に形成された駐車枠の数と位置と形状とを示す情報である。駐車枠とは1台の車両を駐車するために区画されたスペースである。認識情報30bは、車両を画像認識するために使用する情報であり、多数(多数の車種)の車両の画像から得られた特徴情報を学習することにより作成された情報である。本実施形態においては、公知のHaar分類器を用いて車両の画像認識を行うため、Haar−Like特徴量が認識情報30bに蓄積されている。ただし、車両の画像認識の手法はどのようなものであってもよい。
また、自車両Cは、GPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43と車載カメラ44とユーザI/F部45とを備えている。GPS受信部41は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して自車両Cの現在位置を算出するための信号を出力する。車速センサ42は、自車両Cが備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。ジャイロセンサ43は、自車両Cに作用する角加速度に対応した信号を出力する。車載カメラ44は、車両に搭載されたカメラである。車載カメラ44は、自車両Cが水平面上に存在する際の光軸方向が水平方向となるように備えられている。本実施形態において、車載カメラ44は3個備えられており、それぞれ光軸方向が自車両Cの前方と左側方と右側方を向くように備えられている。例えば、バックミラー(インナー リア ビュー ミラー)に備えられた車載カメラ44によって自車両Cの前方を撮影してもよいし、左右のドアミラーに備えられた車載カメラ44によって自車両Cの左右側方を撮影してもよいし。車載カメラ44が備えられる位置と方向は特に限定されない。
ユーザI/F部45は、制御部20から出力された制御信号に基づいて各種案内を出力する出力装置を含む。本実施形態において、ユーザI/F部45の出力装置は、音声により案内を出力するスピーカと、画像により案内を表示する表示部としてのディスプレイとを含む。
制御部20は空車枠特定プログラム21を実行する。空車枠特定プログラム21は、駐車場画像取得モジュール21aと上部輪郭像検出モジュール21bと検出対象領域設定モジュール21cと認識モジュール21dと空車枠特定モジュール21eとを含む。
駐車場画像取得モジュール21aは、車載カメラ44で駐車場を撮像して得られた駐車場画像を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。駐車場画像取得モジュール21aの機能により制御部20は、駐車場DB30aから駐車場や駐車枠の位置や形状を取得し、駐車場画像の撮像地点を設定する。そして、駐車場画像取得モジュール21aの機能により制御部20は、撮像地点に自車両Cが到達した場合に、車載カメラ44で駐車場を撮影させ、その撮像画像を取得する。制御部20は、撮像地点に自車両Cが到達したか否かを車載カメラ44が撮像した画像の画像認識によって判断してもよいし、GPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43の信号等に基づいて判断してもよい。
図2Aは、撮像地点P1,P2を説明する模式図である。図2Aに示すように、駐車枠W1〜W12が枠線Gによって区画されている。車両が横方向に並んで駐車可能な駐車枠W1〜W6の列と、同様に車両が横方向に並んで駐車可能な駐車枠W7〜W12の列とが向かい合うように形成されている。撮像地点P1,P2(破線の丸)は、駐車枠W1〜W6の列と駐車枠W7〜W12の列の中間線K(一点鎖線)上において、最も端の駐車枠W1,W6,W7,W12から予め決められた距離だけ外側に離れた位置に設定されている。すなわち、駐車枠W1〜W6と駐車枠W7〜W12の全体が同時に撮像できる撮像地点P1,P2が設定されている。
制御部20は、撮像地点P1,P2に自車両Cが到達した際に、3個の車載カメラ44のうち、駐車枠W1〜W6の列と駐車枠W7〜W12の列との間の領域に光軸方向が向いている車載カメラ44によって駐車場画像を撮像する。図2Aの下方の撮像地点P1では、駐車枠W1〜W6の列と駐車枠W7〜W12の列との間の領域に自車両Cが前進して接近しており、光軸方向が上向きの矢印で示されている前方の車載カメラ44によって駐車場画像が撮像される。一方、図2Aの上方の撮像地点P2では光軸方向が下向きの矢印で示されている右側方の車載カメラ44によって駐車場画像が撮像される。なお、図2Aの撮像地点P1,P2は一例に過ぎず、例えば3個以上の駐車枠Wの列の全体が同時に撮像できる撮像地点Pが設定されてもよいし、駐車枠Wの列の一部分のみが同時に撮像できる撮像地点P1,P2が設定されてもよいし、単一の駐車枠Wの列の全体が同時に撮像できる撮像地点P1,P2が設定されてもよい。さらに、駐車場画像取得モジュール21aの機能により制御部20は、車載カメラ44で動画を撮像しておき、撮像地点P1,P2に自車両Cが到達した際のフレームを取り出すことにより、駐車場画像を取得してもよい。
上部輪郭像検出モジュール21bは、駐車場画像において最も上方に存在する車両の上部輪郭像を駐車場画像にて検出する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、駐車場画像からエッジを抽出することにより、駐車場画像をエッジの画像に変換する。すなわち、車載カメラ44が撮像したカラー画像またはグレースケールの画像において輝度や彩度や色相が基準よりも急激に変化しているエッジ画素を抽出し、当該エッジ画素の分布を示す画像へと駐車場画像を変換する。エッジ画素の分布を示す駐車場画像は各画素がエッジであるか否かを示す二値画像である。
図3は、エッジの画像に変換された駐車場画像Iを示す。同図の駐車場画像Iにおいて、白い部分はエッジ画素を表し、白い部分はエッジ画素でない画素を表す。
上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、駐車場画像Iの上方から順に上部輪郭像Sを検出する。具体的に、上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、駐車場画像Iの上方から順にエッジ画素を検出し、検出されたエッジ画素を含む横長領域を設定するとともに、横長領域において、エッジ画素が連続して形成された線の長さが閾値以上である場合、エッジ画素が連続して形成された線を上部輪郭像Sとして検出する。
図2Bは、駐車場画像Iを示す模式図である。駐車場画像Iの任意の画素の位置は、右になるほど値が大きくなる列番号m(自然数)と、下になるほど値が大きくなる行番号n(自然数)によって特定されることとする。まず、制御部20は、左上隅の画素がエッジ画素Eであるか否かを判定し、次に、右隣の画素がエッジ画素Eであるか否かを判定する処理を繰り返していく。すなわち、制御部20は、mが最大でない画素についてエッジ画素Eであるか否かを判定すると、nを維持したまま、順次、mを1だけインクリメントすることにより、判定対象の画素の右方向に移動させる。そして、右端の画素がエッジ画素Eであるか否かを判定すると、制御部20は、一段下の行の画素のうち左端の画素がエッジ画素Eであるか否かを判定する。すなわち、制御部20は、mが最大の画素についてエッジ画素Eであるか否かを判定すると、mを1にリセットし、nを1だけインクリメントすることにより、判定対象の画素の行を下方向に移動させる。
上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、エッジ画素Eを検出すると、検出されたエッジ画素Eを含む横長領域R1,R2を設定する。本実施形態において、横長領域Rは楕円形であり、検出されたエッジ画素E(グレーの四角)が横長領域R1,R2の左右の中央かつ最上部に位置するように横長領域Rを設定する。横長領域R1,R2は、必ずしも楕円形でなくてもよく、矩形であってもよいし、三角形等の多角形であってもよい。また、検出されたエッジ画素Eの横長領域R1,R2内における位置は、横長領域R1,R2の中央であってもよい。横長領域R1,R2を設定すると、制御部20は、横長領域R1,R2においてエッジ画素Eに隣接する隣接エッジ画素F(白い四角)を追跡する。そして、制御部20は、横長領域R1,R2内において最初に検出されたエッジ画素Eと隣接エッジ画素Fとが連続して形成されている線の長さが閾値(例えば5画素分)以上であるか否かを判定し、当該線の長さが閾値以上である場合に当該線を車両の上部輪郭像Sとして検出する。
ここで、横長領域Rにおいて、エッジ画素E,Fが連続して形成された線の長さが閾値以上であることは、当該線が水平に近い輪郭線であると判断でき、車両の最も高い部分からなだらかに下降している輪郭線であると判断できる。すなわち、上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、横長領域R1,R2においてエッジ画素E,Fが連続して形成されている線の長さが閾値である線を検出することにより、駐車場画像I内に存在する線像のうち、車両の輪郭形状に近似する形状を有する線像を上部輪郭像Sとして検出している。
例えば、図2Bの上側の横長領域R1においては、エッジ画素E,Fが連続しているものの、縦方向に連続して長さが閾値以上ならないため、当該エッジ画素E,Fによって形成された線は上部輪郭像Sとして検出されない。一方、図2Bの下側の横長領域R2においては、エッジ画素E,Fがほぼ横方向に連続しているため、当該エッジ画素E,Fによって形成された線は長さが閾値以上となり、上部輪郭像Sとして検出される。多くの車両で最上部付近の輪郭線はほぼ水平となるため、横長領域R1の縦横比(縦/横)を小さくすることにより上部輪郭像Sを誤検出する可能性を抑制できる。エッジ画素E,Fが連続しているとは、エッジ画素E,Fが横方向と縦方向のいずれかにおいて隣接(一辺を共有)していることであってもよいし、エッジ画素E,Fが斜め方向に接触(一頂点を共有)していることを含んでもよい。さらに、エッジ画素E,Fが連続していることには、エッジ画素E,F間の距離が予め決められた閾値以内(例えば3画素分)であることが含まれてもよい。
検出対象領域設定モジュール21cは、上部輪郭像の位置に基づいて、駐車場画像I内に検出対象領域を設定する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。
検出対象領域設定モジュール21cの機能により制御部20は、最初に検出された上部輪郭像Sの位置に基づいて、検出対象領域Lを設定する。この検出対象領域Lは、上部輪郭像Sの位置を上方の境界線Bの位置とする領域である。図2Bの例では、下側の横長領域R2において、最初に上部輪郭像Sが検出されている。上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、上部輪郭像Sが検出されると、上部輪郭像Sの検出を中止する。そして、図2B,図3に示すように、検出対象領域設定モジュール21cの機能により制御部20は、最初に検出された上部輪郭像Sのうち最も上方のエッジ画素Eを通過する横方向(nが一定)の境界線Bを設定し、当該境界線Bを上方の境界線とする検出対象領域Lを設定する。なお、境界線Bよりも上方の領域は、画像認識の対象とならない非検出対象領域Uとなる。
検出対象領域設定モジュール21cの機能により制御部20は、最初に検出された上部輪郭像Sの位置に基づいて、検出対象領域Lを設定する。この検出対象領域Lは、上部輪郭像Sの位置を上方の境界線Bの位置とする領域である。図2Bの例では、下側の横長領域R2において、最初に上部輪郭像Sが検出されている。上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、上部輪郭像Sが検出されると、上部輪郭像Sの検出を中止する。そして、図2B,図3に示すように、検出対象領域設定モジュール21cの機能により制御部20は、最初に検出された上部輪郭像Sのうち最も上方のエッジ画素Eを通過する横方向(nが一定)の境界線Bを設定し、当該境界線Bを上方の境界線とする検出対象領域Lを設定する。なお、境界線Bよりも上方の領域は、画像認識の対象とならない非検出対象領域Uとなる。
認識モジュール21dは、駐車場画像Iのうち検出対象領域Lにおいて車両の像を認識する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において、認識モジュール21dの機能により制御部20は、公知のHaar分類器を実現し、検出対象領域Lから得られたHaar−Like特徴量と、認識情報30bに蓄積されているHaar−Like特徴量との比較により車両の像を認識する。
空車枠特定モジュール21eは、車両の像の認識結果に基づいて駐車場の空車枠を特定する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。空車枠特定モジュール21eの機能により制御部20は、例えば検出対象領域Lにて認識できた車両の台数が、撮像の対象となっていた駐車枠W1〜W12の個数よりも小さい場合に、駐車枠W1〜W12のいずれかに空車枠が存在すると特定してもよい。また、撮像地点P1にて撮像した駐車場画像Iの左半分にて検出対象領域Lにて認識できた車両の台数が駐車枠W1〜W6の個数よりも小さい場合に駐車枠W1〜6のいずれかに空車枠が存在すると特定し、当該駐車場画像Iの右半分にて検出対象領域Lにて認識できた車両の台数が駐車枠W7〜W12の個数よりも小さい場合に駐車枠W7〜12のいずれかに空車枠が存在すると特定してもよい。さらに、制御部20は、検出対象領域Lにて認識できた車両の像の位置と、車載カメラ44の光軸方向とに基づいて実空間における車両の位置を特定し、さらに駐車場情報が示す駐車枠W1〜W12の位置と車両の位置とを照合することにより、駐車枠W7〜W12のうちの空車枠がどれであるかを特定してもよい。最後に、空車枠特定モジュール21eの機能により制御部20は、ユーザI/F部45によって空車枠の有無や空車枠の位置を案内する。
以上説明した本実施形態の構成において、駐車場画像Iの全領域ではなく、検出対象領域Lについて車両の像を認識すればよいため、効率よく駐車場の空車枠を特定できる。すなわち、駐車場画像Iのうち検出対象領域L以外の非検出対象領域Uについては車両の像を認識する処理を行わないため、効率よく駐車場の空車枠を特定できる。
検出対象領域Lは、上部輪郭像Sの位置を上方の境界線Bの位置とする領域であるため、上部輪郭像Sよりも上方の非検出対象領域Uにおいて無駄に車両の像を認識する可能性を抑制できる。すなわち、駐車場に駐車している車両のうち駐車場画像I内の最も上方の位置に撮像される車両の上空の空間が撮像された領域について車両の像を認識する処理を行わないようにすることができる。図3の例では駐車場の奥方に存在する樹木が撮像された非検出対象領域Uについて画像認識を省略できる。
検出対象領域設定モジュール21cの機能により制御部20は、最初に検出された上部輪郭像Sの位置に基づいて、検出対象領域Lを設定する。これにより、駐車場画像Iの全体について上部輪郭像Sを検出しなくてもよくなるため、検出対象領域Lを効率よく設定できる。駐車場画像I内に存在する線像のうち、車両の輪郭形状に近似する形状を有する線像を上部輪郭像Sとして検出することにより、車両以外の物体の輪郭を上部輪郭像Sとして誤検出する可能性を抑制できる
最初に検出されたエッジ画素Eを含む横長領域R2は、最初に検出されたエッジ画素Eから高さが大きく変化しない領域であり、当該領域内においてエッジ画素E,Fが連続して形成された線の長さが閾値以上である場合、当該エッジが連続して形成された線は水平に近い上部輪郭像Sであると判断できる。これにより、例えばパターンマッチング等の画像認識処理を行う場合よりも、負荷の小さい処理で上部輪郭像Sを検出できる。
(2)空車枠特定処理:
次に、空車枠特定プログラム21の機能により実行される空車枠特定処理を説明する。図4は空車枠特定処理のフローチャートである。まず、駐車場画像取得モジュール21aの機能により制御部20は、駐車場画像Iを取得する(ステップS100)。単一の駐車場における複数の撮像地点P1,P2にて駐車場画像Iが撮像される場合もあり、単一の駐車場において空車枠特定処理が複数回行われる場合も有り得る。また、空車枠が1個でも見つかるまで撮像地点P1,P2を変えながら空車枠特定処理を繰り返してもよい。
次に、空車枠特定プログラム21の機能により実行される空車枠特定処理を説明する。図4は空車枠特定処理のフローチャートである。まず、駐車場画像取得モジュール21aの機能により制御部20は、駐車場画像Iを取得する(ステップS100)。単一の駐車場における複数の撮像地点P1,P2にて駐車場画像Iが撮像される場合もあり、単一の駐車場において空車枠特定処理が複数回行われる場合も有り得る。また、空車枠が1個でも見つかるまで撮像地点P1,P2を変えながら空車枠特定処理を繰り返してもよい。
次に、上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、駐車場画像Iからエッジ画素を抽出する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、駐車場画像Iにおいて輝度や彩度や色相が基準よりも急激に変化しているエッジ画素を抽出し、当該エッジ画素の分布を示す画像(図3参照)へと駐車場画像Iを変換する。
次に、上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、エッジ判定対象の画素を左上から順に設定する(ステップS110)。最初の段階では、制御部20は、左上隅の画素をエッジ判定対象の画素として設定する。
次に、上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、エッジ判定対象の画素がエッジ画素Eであるか否かを判定する(ステップS115)。エッジ判定対象の画素がエッジ画素Eであると判定しなかった場合(ステップS115:N)、制御部20は、ステップS110に戻る。すなわち、制御部20は、mが最大でない画素についてエッジ画素Eであるか否かを判定すると、nを維持したまま、順次、mを1だけインクリメントすることにより、エッジ判定対象の画素の右方向に移動させる。また、制御部20は、mが最大の画素についてエッジ画素Eであるか否かを判定すると、mを1にリセットし、nを1だけインクリメントすることにより、エッジ判定対象の画素の行を下方向に移動させる。以上の処理を繰り返して実行することにより、駐車場画像Iのうち最も上方に位置するエッジ画素Eを検出できる。
一方、エッジ判定対象の画素がエッジ画素Eであると判定した場合(ステップS115:Y)、上部輪郭像検出モジュール21bの機能により制御部20は、横長領域R1,R2内でエッジ画素E,Fが連続して形成される線の長さが閾値以上であるか否かを判定する(ステップS120)。すなわち、制御部20は、横長領域Rにおいて上部輪郭像Sが検出されたか否かを判定する。
横長領域R内でエッジ画素E,Fが連続して形成される線の長さが閾値以上であると判定しなかった場合(ステップS120:N)、制御部20は、ステップS110に戻る。すなわち、制御部20は、上部輪郭像Sが検出されるまで、エッジ判定対象の画素を右方向および下方向に移動させる処理を繰り返す。
一方、横長領域R1,R2内でエッジ画素E,Fが連続して形成される線の長さが閾値以上であると判定した場合(ステップS120:Y)、検出対象領域設定モジュール21cの機能により制御部20は、上部輪郭像Sの位置に基づいて、検出対象領域Lを設定する(ステップS125)。具体的に、制御部20は、上部輪郭像Sの位置を上方の境界線Bの位置とする検出対象領域Lを設定する。
次に、認識モジュール21dの機能により制御部20は、検出対象領域Lにおいて車両の像を認識する(ステップS130)。すなわち、制御部20は、非検出対象領域Uにおいて車両の像を認識することなく、検出対象領域Lにおいて車両の像を認識する。具体的に、制御部20は、公知のHaar分類器を実現し、検出対象領域Lから得られたHaar−Like特徴量と、認識情報30bに蓄積されているHaar−Like特徴量との比較により車両の像を認識する。
次に、空車枠特定モジュール21eの機能により制御部20は、車両の像の認識結果に基づいて駐車場の空車枠を特定する(ステップS135)。最後に、空車枠特定モジュール21eの機能により制御部20は、空車枠を案内する(ステップS140)。すなわち、制御部20は、ユーザI/F部45によって空車枠の有無や空車枠の位置を案内する。
(3)他の実施形態:
前記実施形態においては、上部輪郭像Sのうち最も上方のエッジ画素Eを通過する横方向の線を境界線Bとしたが、制御部20は、境界線Bを他の手法によって設定してもよい。図2Cは、他の実施形態にかかる境界線Bが設定された駐車場画像Iを示す図である。図2Cにおいて、上部輪郭像Sのうち最も上方のエッジ画素Eから予め決められたマージンzだけ上方の点を通過する境界線Bが設定されている。このように、マージンzだけ検出対象領域Lを上方に広めに設定することにより、上部輪郭像Sの検出漏れや検出誤差等があった場合でも車両の像の認識漏れが生じる可能性を抑制できる。
前記実施形態においては、上部輪郭像Sのうち最も上方のエッジ画素Eを通過する横方向の線を境界線Bとしたが、制御部20は、境界線Bを他の手法によって設定してもよい。図2Cは、他の実施形態にかかる境界線Bが設定された駐車場画像Iを示す図である。図2Cにおいて、上部輪郭像Sのうち最も上方のエッジ画素Eから予め決められたマージンzだけ上方の点を通過する境界線Bが設定されている。このように、マージンzだけ検出対象領域Lを上方に広めに設定することにより、上部輪郭像Sの検出漏れや検出誤差等があった場合でも車両の像の認識漏れが生じる可能性を抑制できる。
さらに、図2Cにおいては、境界線Bが横方向ではなく傾斜した方向に設定されている。例えば、制御部20は、駐車場画像Iに映る駐車場の路面表面の方向に沿った方向に境界線Bを設定してもよい。図2Cにおいては、駐車場画像Iにおいて駐車場の路面表面が右肩下がりに映っており、当該路面表面と平行な方向の境界線Bを設定されている。制御部20は、枠線Gのように路面表面に形成されている地物の画像認識によって、駐車場画像Iにおける路面表面の方向を特定してもよい。
さらに、駐車場画像Iにおける路面表面の方向は、駐車場DB30aが示す駐車場の勾配と、自車両C(車載カメラ44)の傾きとに基づいて駐車場画像Iにおける路面表面の方向を特定してもよい。例えば、駐車場(撮像された部分)の路面表面が水平面であり、かつ、車載カメラ44が光軸方向まわりに路面表面からθ度傾いている場合に、制御部20は、横方向からθ度だけ傾斜した方向の境界線Bを設定してもよい。自車両Cの傾きはジャイロセンサや加速度センサ等によって特定されてもよい。また、車載カメラ44の光軸方向において駐車場(撮像された部分)の路面表面が上り勾配となっている場合、制御部20は、当該路面表面が水平である場合よりもマージンzを大きく設定してもよい。反対に、車載カメラ44の光軸方向において駐車場(撮像された部分)の路面表面が下り勾配となっている場合、制御部20は、当該路面表面が水平である場合よりもマージンzを小さく設定してもよい。むろん、制御部20は、車載カメラ44の仰俯角に応じてマージンzを設定してもよい。さらに、制御部20は、駐車場画像Iにおいて明らかに車両の像が存在しないと推定される領域を、上部輪郭像Sを検出する領域から除外してもよい。例えば、制御部20は、車載カメラ44の角度や駐車場の路面表面の勾配に応じて、路面表面から既定高さよりも高い空間が映り込む領域を駐車場画像Iにて特定し、当該領域を上部輪郭像Sの検出対象から除外してもよい。既定高さとは、例えば道路上を走行し得る車両の最大車高であってもよい。
前記実施形態においては、車両の輪郭形状に近似する形状を有する線像を上部輪郭像Sとして検出するのに横長領域Rを設定したが、制御部20は、横長領域Rを用いることなく上部輪郭像Sを検出してもよい。具体的に、制御部20は、駐車場画像Iに含まれる線像の形状を評価し、当該形状が車両の輪郭形状に近似する場合には、当該線像を上部輪郭像Sとして検出してもよい。例えば、制御部20は、駐車場画像Iに含まれる線像の傾きを特定し、当該傾きが駐車場画像Iの横方向から閾値以内である場合に、当該線像を上部輪郭像Sとして検出してもよい。むろん、制御部20は、多数(多数の車種)の車両の上部輪郭画像から得られた特徴情報を学習することにより作成された認識情報を用いた画像認識によって上部輪郭像Sを検出してもよい。さらに、制御部20は、駐車場画像Iに含まれる線像の滑らかさを特定し、当該滑らかさが閾値未満である場合に、当該線像を上部輪郭像Sとして検出しないようにしてもよい。これにより、樹木等の自然物の輪郭が上部輪郭像Sとして誤検出されることを防止できる。
車載カメラは、車両に搭載されたカメラであればよく、車両とともに移動するカメラであればよい。例えば、車載カメラは、車両の前方を撮像するカメラであってもよいし、車両の側方を撮像するカメラであってもよいし、車両の斜め前方を撮像するカメラであってもよい。また、車載カメラは、動画を撮像するカメラであってもよいし、静止画を撮像するカメラであってもよい。車両の上部輪郭像は、車両の天井面の像であってもよく、車両の側面の像から連続する天井面の像であってもよい。さらに、車両の上部輪郭像は、車両の上部に備えられる物体(ルーフキャリアやルーフバー等)を含んでもよい。駐車場画像は、上部輪郭像が検出可能な画像であればよく、輝度調整やコントラスト調整やエッジ検出等の各種画像処理が施された画像であってもよい。
検出対象領域設定部は、上部輪郭像の位置に基づいて検出対象領域を設定すればよく、上部輪郭像の位置を検出対象領域の境界としてもよい。また、検出対象領域設定部は、上部輪郭像の位置から所定距離だけ移動した位置を検出対象領域の境界としてもよい。また、検出対象領域設定部は、上部輪郭像の位置のみに基づいて検出対象領域を設定しなくてもよく、車載カメラの撮像方向(車両の傾き、光軸方向等)も考慮して検出対象領域を設定してもよいし、駐車場の地面の高さも考慮して検出対象領域を設定してもよい。認識部は、検出対象領域において車両の像を認識すればよく、公知の画像認識技術を用いて車両の像を認識すればよい。空車枠特定部は、駐車場の空車枠を特定すればよく、単に駐車場の空車枠の有無を特定してもよいし、空車枠の位置まで特定してもよい。空車枠特定部は、駐車場のデータベースから枠の数や位置などを示す枠情報を取得し、当該枠情報と車両の像の認識結果とを照らし合わせて空車枠を特定してもよい。
また、検出対象領域は、上部輪郭像の位置を上方の境界線の位置とする領域であってもよい。これにより、上部輪郭像よりも上方の領域において無駄に車両の像を認識する可能性を抑制できる。すなわち、駐車場に駐車している車両のうち駐車場画像内の最も上方の位置に撮像される車両の上空の空間が撮像された領域について車両の像を認識する処理を行わないようにすることができる。
さらに、上部輪郭像検出部は、駐車場画像の上方から順に上部輪郭像を検出し、検出対象領域設定部は、最初に検出された上部輪郭像の位置に基づいて、検出対象領域を設定してもよい。
駐車場画像の全体について上部輪郭像を検出しなくてもよくなるため、検出対象領域を効率よく設定できる。
駐車場画像の全体について上部輪郭像を検出しなくてもよくなるため、検出対象領域を効率よく設定できる。
さらに、上部輪郭像検出部は、駐車場画像内に存在する線像のうち、車両の輪郭形状に近似する形状を有する線像を上部輪郭像として検出してもよい。これにより、車両以外の物体の輪郭を上部輪郭像として誤検出する可能性を抑制できる。車両の輪郭形状に近似する形状は、例えば滑らかな線形状であったり、水平に近い方向の線形状であったり、なだらかに湾曲している線形状であってもよい。
さらに、上部輪郭像検出部は、駐車場画像の上方から順にエッジを検出し、検出されたエッジを含む横長領域を設定するとともに、横長領域において、エッジが連続して形成された線の長さが閾値以上である場合、エッジが連続して形成された線を上部輪郭像として検出してもよい。最初に検出されたエッジを含む横長領域は、最初に検出されたエッジから高さが大きく変化しない領域であり、当該領域内においてエッジが連続して形成された線の長さが閾値以上である場合、当該エッジが連続して形成された線は水平に近い上部輪郭像であると判断できる。例えば、パターンマッチング等の画像認識処理を行う場合よりも、負荷の小さい処理で上部輪郭像を検出できる。横長領域は、楕円であってもよいし、細長い矩形であってもよい。横長領域は、縦横比(縦/横)が基準値以下の領域であってもよい。
さらに、本発明のように、駐車場の空車枠を特定する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のような空車枠特定システム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。すなわち、空車枠特定システムを構成する各手段が複数の実体的な装置に分散して備えられてもよい。各手段が複数の実体的な装置に分散して備えられる場合に、各手段を機能させるために必要なデータを送受信する通信手段が備えられてもよい。さらに、以上のような空車枠特定システムの少なくとも一部を備えたナビゲーション装置や方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、空車枠特定システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…ナビゲーション装置、20…制御部、21…空車枠特定プログラム、21a…駐車場画像取得モジュール、21b…上部輪郭像検出モジュール、21c…検出対象領域設定モジュール、21d…認識モジュール、21e…空車枠特定モジュール、30…記録媒体、30a…駐車場DB、30b…認識情報、41…GPS受信部、42…車速センサ、43…ジャイロセンサ、44…車載カメラ、45…ユーザI/F部、B…境界線、C…車両、E,F…エッジ画素、G…枠線、I…駐車場画像、K…中間線、L…検出対象領域、z…マージン、m…列番号、n…行番号、P1,P2…撮像地点、R1,R2…横長領域、S…上部輪郭像、U…非検出対象領域、W1〜W12…駐車枠
Claims (7)
- 車載カメラで駐車場を撮像して得られた駐車場画像を取得する駐車場画像取得部と、
前記駐車場画像において最も上方に存在する車両の上部輪郭像を前記駐車場画像にて検出する上部輪郭像検出部と、
前記上部輪郭像の位置に基づいて、前記駐車場画像内に検出対象領域を設定する検出対象領域設定部と、
前記駐車場画像のうち前記検出対象領域において車両の像を認識する認識部と、
前記車両の像の認識結果に基づいて前記駐車場の空車枠を特定する空車枠特定部と、
を備える空車枠特定システム。 - 前記検出対象領域は、前記上部輪郭像の位置を上方の境界線の位置とする領域である、
請求項1に記載の空車枠特定システム。 - 前記上部輪郭像検出部は、前記駐車場画像の上方から順に前記上部輪郭像を検出し、
前記検出対象領域設定部は、最初に検出された前記上部輪郭像の位置に基づいて、前記検出対象領域を設定する、
請求項1または請求項2のいずれかに記載の空車枠特定システム。 - 前記上部輪郭像検出部は、前記駐車場画像内に存在する線像のうち、車両の輪郭形状に近似する形状を有する線像を前記上部輪郭像として検出する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空車枠特定システム。 - 前記上部輪郭像検出部は、前記駐車場画像の上方から順にエッジを検出し、検出されたエッジを含む横長領域を設定するとともに、
前記横長領域において、前記エッジが連続して形成された線の長さが閾値以上である場合、前記エッジが連続して形成された線を前記上部輪郭像として検出する、
請求項4に記載の空車枠特定システム。 - 車載カメラで駐車場を撮像して得られた駐車場画像を取得する駐車場画像取得工程と、
前記駐車場画像において最も上方に存在する車両の上部輪郭像を前記駐車場画像にて検出する上部輪郭像検出工程と、
前記上部輪郭像の位置に基づいて、前記駐車場画像内に検出対象領域を設定する検出対象領域設定工程と、
前記駐車場画像のうち前記検出対象領域において車両の像を認識する認識工程と、
前記車両の像の認識結果に基づいて前記駐車場の空車枠を特定する空車枠特定工程と、
を含む空車枠特定方法。 - 車載カメラで駐車場を撮像して得られた駐車場画像を取得する駐車場画像取得機能と、
前記駐車場画像において最も上方に存在する車両の上部輪郭像を前記駐車場画像にて検出する上部輪郭像検出機能と、
前記上部輪郭像の位置に基づいて、前記駐車場画像内に検出対象領域を設定する検出対象領域設定機能と、
前記駐車場画像のうち前記検出対象領域において車両の像を認識する認識機能と、
前記車両の像の認識結果に基づいて前記駐車場の空車枠を特定する空車枠特定機能と、
をコンピュータに実現させる空車枠特定プログラム。
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