JP4082720B2 - 基板表面処理装置 - Google Patents

基板表面処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4082720B2
JP4082720B2 JP2002247948A JP2002247948A JP4082720B2 JP 4082720 B2 JP4082720 B2 JP 4082720B2 JP 2002247948 A JP2002247948 A JP 2002247948A JP 2002247948 A JP2002247948 A JP 2002247948A JP 4082720 B2 JP4082720 B2 JP 4082720B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
plate
substrate surface
substrate
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002247948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003158120A (ja
Inventor
康実 佐護
真義 池田
一秋 金子
大輔 近藤
修 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Anelva Corp
Original Assignee
Canon Anelva Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Anelva Corp filed Critical Canon Anelva Corp
Priority to JP2002247948A priority Critical patent/JP4082720B2/ja
Publication of JP2003158120A publication Critical patent/JP2003158120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4082720B2 publication Critical patent/JP4082720B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の所属する技術分野】
【0001】
本発明は基板表面処理装置に係り、特に、均一なガス流分布を形成するとともに、面内温度均一性に優れかつ処理中の温度変化を抑えたガス放出機構を有する基板表面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドライエッチングやCVD等のガスを用いた表面処理は、基板及びその周辺部材の温度及びガスの流れにより大きく影響される。従って、安定した処理を連続して行うには、基板の温度制御機構のみならず、均一なガス流分布を形成でき、かつ所定の温度に制御されたガス放出機構が必要となる。
【0003】
従来のガス放出機構を図11を参照して説明する。
図11は、特開平7−335635号公報に開示されたドライエッチング装置の構造を示す模式的断面図である。
図に示すように、処理室100内部に、基板105に対向して対向電極となるガス放出機構101が配置される。この対向電極101は、多数のガス吹出孔104aを有する104、これを固定する補強板103、及び冷却水路106を内蔵する冷却ジャケット102から構成され、絶縁体108を介して処理室100に固定されている。冷却ジャケット102及び補強板103には、の吹出孔104aに連通するようにガス通路102a、103aが形成されている。104はロウ付け等により厚さ10mm程度の補強板103に固定され、補強板はさらにボルト109により冷却ジャケット102に固定される。また、補強板との対向する面には、吹出孔104aとガス通路103aとの位置あわせを容易とするための複数のガス分散溝103b,104bが互いに直交するように形成されている。ガス導入管110を通して導入されるガスは、ガス流路107で分散し、ガス通路102a、103a、ガス分散路103b、104bを通り、ガス吹出孔104aから処理室100内に放出される。
また、冷却ジャケット102には、冷却水路106が形成され、冷却水は冷却水供給管106aから供給され排出管106bに排出される。プラズマに曝されるは、冷却ジャケットと補強板、及び補強板ととの熱伝達により間接的に冷却される。このようにして、の温度上昇を抑えエッチング処理の均一性を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者が超微細パターンの高速エッチング処理方法を研究開発するなかで、ガス放出機構の構成とエッチングパターン精度との関係を種々検討したところ、より微細なパターンを形成するためには、ガス流分布のより一層の均一化とのより高精度な温度制御が不可欠であり、図11に示したガス放出機構では、両者を同時に満足させることは困難であることが明らかになった。
【0005】
即ち、図11では補強板を介してを間接的に冷却する構成としているため、処理条件によっての冷却能力が不足し、パターンが微細化するにつれて、エッチング均一性が低下することが分かった。そこで、冷却能力を高めるために冷却水路を大きくする検討を行ったが、所望の冷却能力は得られるものの、このためにはガス吹出孔の密度を低下せざるを得ず、このためガス流分布の均一性が低下することになり、結果的に十分なエッチング均一性が得られないことが分かった。
【0006】
さらに、処理を連続して繰り返し行う場合には、処理開始から所定の期間はエッチング特性が安定せず、所望の特性が得られない期間があり、この間の処理は無駄になるという問題がある。この問題は、パターンがより微細化するにつれて深刻となり、0.13μmパターンの場合、処理開始から15〜20枚程度の処理は無駄になることが明らかになった。
【0007】
また、図11のガス放出機構は、をロウ付け等により補強板に貼り付ける構成としているため、貼り付け時に表面が汚染されやすく、エッチング特性を低下させる原因となるとともに、ガス吹出孔を閉塞することなく貼り付けるのは容易でなく、作業は熟練を要ししかも煩雑であるという問題もあった。なお、この問題を回避するために、の一部をボルトで締め付け固定する方法も開示されているが、十分な冷却効果が得られず、また均等な圧力で固定するのは容易ではないため、温度分布が大きくなるという問題があった。さらに、処理中の熱によりが破損し易いという問題があった。
さらに、レジストと反応する活性種を除去するために、はスカベンジャー材で構成するのが好ましいが、SiやSiO等の材料に溝等の複雑な形状を
形成すると処理中の熱履歴により割れ易くなるという問題があった。
【0008】
以上のガス流分布及び温度分布の問題は、エッチング装置に限らず他の表面処理装置でも発生するものである。例えば、熱CVD装置のガス放出機構に温度分布があると、熱の高い部分で分解が進みすぎのその部分に膜が堆積し、これが剥離してパーティクル発生の原因になる。また、場合によってはの温度分布に対応して基板上の膜堆積速度が変化してしまうという問題があった。
【0009】
本発明者は、かかる知見を基に更に検討を進め、特にエッチング装置について、ガス放出機構の構造及びその構成部材の配置とエッチング特性、再現性との関係を鋭意検討することにより、本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、均一なガス流分布の形成を可能とするとともに、の温度及びその分布の制御性に優れたガス放出機構を実現し、均一な処理を連続して行うことが可能な表面処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課埋を解決するための手段】
本発明の第1の表面処理装置は、内部に基板を載置する基板載置機構及びガス放出機構を対向して配置した処理室と、該処理室内部を排気する排気手段と、前記ガス放出機構にガスを供給するためのガス供給手段と、からなり、前記ガス放出機構を通して前記処理室内部に導入されるガスにより前記基板を処理する表面処理装置において、前記ガス放出機構は、上流側から、前記ガス供給手段と連通するガス分散機構、多数のガス通路を有しかつ冷媒流路又はヒータが設けられたの冷却又は加熱機構、及び前記多数のガス通路と連通する多数のガス吹出孔を有するの順に配置した構成とし、前記を、静電吸着機構又は前記の周辺部を把持する把持部材により、前記の冷却又は加熱機構に固定したことを特徴とする。
【0011】
このように、ガス放出機構を、ガス上流側からガス分散機構、冷却又は加熱機構、及びの順に配置することにより、均一なガス流分布を形成できるとともに、が加熱又は冷却機構に直接接触し、しかも静電吸着機構や把持機構により均一に圧着されるため、の冷却及び加熱効率並びにその均一性は大幅に改善され、表面全面を所定の温度で均一に保つことが可能となる。
【0012】
本発明の第2の表面処理装置は、内部に基板を載置する基板載置機構及びガス放出機構を対向して配置した処理室と、該処理室内部を排気する排気手段と、前記ガス放出機構にガスを供給するためのガス供給手段と、からなり、前記ガス放出機構を通して前記処理室内部に導入されるガスにより前記基板を処理する表面処理装置において、前記ガス放出機構を、上流側から、前記ガス供給手段と連通する第1のガス分散機構、多数のガス通路を有しかつ冷媒流路又はヒータが設けられたの冷却又は加熱機構、第2のガス分散機構、及び前記ガス通路の数よりも多数のガス吹出孔を有するの順に配置し、前記第2のガス分散機構により前記ガス通路と前記ガス吹出孔とを連通させる構成とし、前記を、静電吸着機構又は前記の周辺部を把持する把持部材により、前記の冷却又は加熱機構に固定したことを特徴とする。
【0013】
第2のガス分散機構をと冷却又は加熱機構との間に設けて、冷却又は加熱機構のガス通路を分岐させることにより、冷媒通路等の直下にもガス吹出孔を設けることが可能となる。即ち、冷却能力の大きな冷媒流路を設ける場合であっても、均一なガス流分布に不可欠な高密度のガス吹出孔を配置することが可能となる。この結果、上記本発明の第1の表面処理装置と同じく、均一なガス流分布を維持しつつ、の温度上昇の抑制及び温度均一性の向上が可能となり、均一な処理を安定して繰り返し行うことができる。
【0014】
さらに、本発明において、前記第2のガス分散機構は、厚さを0.1mm以下の空間とし、該空間の圧力が100Pa以上となるように構成するのが好ましい。これにより、冷却又は加熱機構ととの間で、ガスを介した熱伝達が大きくなり、冷却効率が向上する。また、前記ガス吹出孔の直径を0.01〜1mmとするのが好ましく、0.2mm以下とするのがより好ましい。これによりガス流の分布を一層均一に制御することができ、基板全面でガスを均一に流すことができる。
なお、本発明の表面処理装置は、ガス放出機構に高周波電力を供給することによりプラズマを発生させて処理を行うプラズマ処理装置に好適に適用される。
【0015】
また、前記と前記冷却又は加熱機構あるいは第2のガス分散機構との接触面を互いに嵌合する凹凸部を設けることにより、の冷却効率、加熱効率、及び温度の均一性は一層向上する。
また、前記を、柔軟性を有する伝熱シートを介して前記冷却又は加熱機構にあるいは前記第2のガス分散機構に固定しても良く、接触面の微少な凹凸内に伝熱シートが入り込むことにより、熱伝達性が向上する。
前記の材質としては、特にエッチング装置の場合は、Si、SiO、SiC又はカーボン等の非金属材料が好適に用いられる。
【0016】
【発明実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施の形態として、本発明を表面処理装置の1つであるエッチング装置に適用した場合について以下に説明する。
図1は、本発明のエッチング装置の一構成例を示す模式的縦断面図であり、処理ガスをガス放出機構から基板に向けて吹き出すとともに、ガス放出機構に高周波電力を供給してプラズマを発生させ、これにより基板のエッチング処理を行う装置である。即ち、本実施の形態では、ガス放出機構が基板載置電極に対向して配置される対向電極の役割を担っている。
【0017】
図1に示すように、処理室1内には、対向電極(ガス放出機構)2と、基板40を載置する基板載置電極(基板載置機構)7とが対向して配置され、それぞれ絶縁体12a,12bを介して処理室1に固定されている。処理室内部は、バルブ13を介して排気手段(不図示)に連結されている。対向電極2は、プラズマ発生用の第1の高周波電源14に連結されるとともに、ガス導入管10を介してガスボンベ、マスフローコントローラー及びストップバルブ等からなるガス供給手段22に連結されている。
【0018】
対向電極2は、ガス分散機構と、多数のガス通路5aを有する冷却ジャケット(冷却機構)5と、ガス通路5aと連通するガス吹出孔6aを有する6とからなり、これらが円筒状の枠体3内部に配置、固定されている。冷却ジャケット5の内部には冷媒流路5bが設けられ、冷媒は導入管5cから、例えば枠体3に設けられた配管を通り冷媒通路5bに供給され、排出管5dを通して排出される。なお、ガス分散機構は、多数の小孔を有するガス分散板4aが内部に1又は複数配置された構成のものが好適に用いられる。
【0019】
図2は、6の固定方法の一例を示す拡大図であり、6は環状の留め具24とネジ25とからなる把持機構により、冷却ジャケット5に直接接触して固定されている。このような把持機構を用いることにより、全周にわたり6を固定するため、ネジでの一部を締め付けて固定する場合と異なり、6をより強い力でかつ均一に冷却ジャケット5に圧着することができる。この結果、熱伝達率が上昇して冷却効果が向上するだけでなく、圧着による6の破損も回避できる。また、ロウ付け、接着剤等により貼り付ける場合のように、不純物汚染やガス吹出孔の閉塞によるエッチング処理特性が低下するという問題も解消することができる。
ガス導入管10を通して対向電極内部に供給されるプロセスガスは、ガス分散板4a小孔を通って、ガス分散機構内の全体で均一に広がった後、冷却ジャケット5のガス通路5aを通り、6のガス吹出孔6aから処理室1の内部に均一に流れ出す。
【0020】
以上のように、ガスの上流側からガス分散板4a、冷却ジャケット5、6の順序で配置し、冷却ジャケット5と6とを直接接触させ、しかも均一な力で圧着固定する構造としているため、プロセスガスを基板40に向かって均一に流れ出させることが可能となるとともに、6が効率よく均一に冷却されることになる。
即ち、プロセスガスがの多数のガス吹出孔から基板に向かって均一に流れ出すため、基板表面をエッチングする活性種の濃度差が均一になり、エッチングレートやコンタクトホール形状を基板面内で均一にすることができる。また、高いRF電力を対向電極2や基板載置電極7に投入する処理条件であっても、の温度上昇が効果的に抑えられ、基板側に低融点物質が堆積してエッチングレートが低下したり、コンタクトホールのエッチング不良発生の問題等を防止することができる。
【0021】
一方、基板載置電極7は、その上部に基板を静電吸着する静電チャック9が取り付けられ、内部には冷媒流路8が形成されている。冷媒は導入管8aを通して供給され、排出管8bを介して排出される。この冷媒により静電チャックを介して基板は所定の温度に冷却される。この基板載置電極7は、基板のバイアス制御用の第2の高周波電源15及び基板静電吸着用の直流電源17に接続されている。また、第2の高周波電源15及び直流電源17と基板載置電極7の間には、ブロッキングコンデンサ16及び高周波カットフィルタ18が取り付けられ、相互の干渉を防止している。
さらに基板載置電極7には、基板搬出入時に基板40を上下に移動させるための突き出しピン19が通る貫通孔20が形成され、貫通孔はベローズ21及び底板21aにより大気と遮断されている。この底板21aには、突き上げピン19が固定されている。
【0022】
図1のエッチング装置を用いたエッチング処理は、例えば、次のようにして行う。ベローズ21の底板21aを駆動機構で押し上げ、突き上げピン19を上昇させる。この状態で、ゲートバルブ(不図示)を介して基板を保持したロボットハンドを挿入し、基板を突き上げピン19上に載置する。続いて、突き上げピンを下降させ、基板40を静電チャック9の上に載置し、直流電源17から所定の電圧を印加して基板を静電吸着する。
次いで、ガス供給系22からガス導入管10、対向電極2を介して、プロセスガスを処理室1内に供給して所定の圧力に設定する。その後、対向電極2に第1の高周波電源14からVHF帯(例えば60MHz)の高周波電力を、基板載置電極7には第2の高周波電源15からHF帯(例えば1.6MHz)の高周波電力をそれぞれ印加する。VHF帯の高周波電力によって高密度のプラズマが発生し、エッチングに寄与する活性種が生成する。一方、HF帯の高周波電力によってイオンエネルギをプラズマ密度とは独立に制御することができる。即ち、2つの高周波電力を適宜選択することにより、目的とするエッチング特性を得ることができる。
【0023】
このようなエッチング処理を繰り返し行うと、上述したように、の温度は平衡に達するまでの間、徐々に上昇し、パターン形状も変化することになる。しかし、本実施形態のガス放出機構は冷却効率が改善されるため、温度が平衡に達するまでの処理回数を減少させることができる。例えば、0.13μmパターンの場合、エッチング処理を開始してから安定したエッチング特性が得られるまでの処理回数は10回程度となった。また、の温度分布がより均一となり、基板面内でのエッチングレートやコンタクトホール形状等の均一性が向上した。
即ち、図1に示した装置構成とすることにより、ガス流分布の均一性との効率的冷却との両方を同時に達成することが可能となり、より微細パターンのエッチング処理を安定かつ生産性良く行うことができる。
【0024】
なお、本発明において、のガス吹出孔6aの直径は0.01mm〜1mmとするのが好ましく、0.2mm以下とするのがより好ましい。この範囲で、ガス吹出孔からガス流分布の制御が容易となり、均一なガス流を形成することができる。なお、の厚さは、通常1.0〜15.0mmである。
また、冷却ジャケットのガス通路5aとのガス吹き出し6aとの孔位置を相互に適当にずらせてコンダクタンスを小さくしてもよく、これにより流量が制限され、またプラズマが電極内部に入り込みにくくなる。これは、に小孔を形成するのが困難な場合に好適に用いられる。なお、ガス通路の孔径は、通常1.0〜3.0mmが好適に用いられる。
また、ガス分散板4a小孔の直径は、0.1〜3.0mmが用いられる。なお、小孔の直径及び数(密度)は、ガス分散板の面内で圧力勾配を小さくし、かつこの圧力勾配に見合った直径や数とするのが好ましく、これにより、より均一なガス吹き出しを実現することができる。
【0025】
次に、本実施形態の他の態様例を図3〜図5に示す。
図1では、6と冷却ジャケット5とを直接接触させる構成としたが、図3に示すように、両者の間に熱伝導性が高く、かつ柔軟性のある伝熱シート26を介在させてもよい。このような伝熱シートを介在させることにより、伝熱シートが微少の凹凸に入り込み、実質的な接触面積が増大して熱伝達率が向上する。伝熱シートとしては、厚さ10〜500μmのインジウム等の金属シートやシリコン樹脂、導電性ゴム等の高分子シート等が用いられる。
【0026】
図4は、図1の把持機構の代わりに、静電吸着機構を設けたものである。これは、誘電体の内部に双極電極27aを配置した静電チャック27を冷却ジャケット5に取り付け、双極電極27aに電源28から所定の電圧を印加し、を静電吸着により固定する方法である。静電チャックを用いることにより、全体をより均一な力で押しつけることができるため、冷却の効率及び均一性はさらに向上する。また、の交換も容易となる。なお、静電チャックは、双極電極を用いたものに限らないことは言うまでもない。
【0027】
図5に示したガス放出機構は、6及び冷却ジャケット5の対向する面に、互いに嵌合する凹凸部29を形成して両者の接触面積を増加させ、熱伝導を改善したものである。この構造は、が部分的に加熱され熱で曲がろうとしても、凹凸の嵌め合い部分が曲がりを抑制する。同時に、曲がりの応力が嵌め合い部分での接触面積及び圧力を増加させる方向に働き、熱伝達が増加するため、従来の問題点、即ち、の曲がりによりその部分に隙間が生じ、その結果温度がさらに上昇して温度分布が増加するという問題を防ぐことができる。
なお、以上の実施形態のガス分散機構は、冷却ジャケット上部の空間内に1又は複数のガス分散板を配置する構成としたが、本発明においては、必ずしもガス分散板は必要ではない。即ち、ガス導入管と冷却ジャケットとの間に単に空間を設けるようにしてもよい。
【0028】
本発明の第2の実施形態を図6に示す。
本実施形態のガス放出機構は、ガスの上流側から、1又は複数のガス分散板4aからなる第1のガス分散機構、冷却ジャケット5、第2のガス分散機構11、6の順序で配置した構造となり、第2の分散機構を配置した点が上記第1の実施形態と異なる。冷却ジャケット5と6との間に第2のガス分散機構を設けることにより、冷媒流路の大型化、即ち冷却能力の増大を図りつつ、ガス流分布の均一化のために冷媒流路5bの真下にもガス吹出孔を配置できる構造としたものである。
【0029】
この第2の分散機構11は、例えば、冷却ジャケット5のガス通路5aに対応して多数の小孔11aを形成した第1の円板と、6のガス吹出孔6aに対応する小孔11cとガス通路5aを通して供給されるガスを小孔11cに送るための分岐用凹部11bを形成した第2の円板とを銀ロウ付けやインジウム等によるボンディングにより貼り付けることにより作製することができる。この第2の分散機構は、例えば、多数のネジにより全面を均等な力で冷却ジャケットに取り付けられる。
このような構造とすることにより、冷却ジャケットに大きな冷媒流路5bを形成することができ、しかも、ガス吹出孔を高密度(好ましくは、1cmに1個以上)に形成することができるため、ガス流分布の均一性を維持しつつ高い冷却効果を得ることができる。
なお、第2の分散機構としては、上記第2の円板だけを用いる構成であって良い。また、固定方法もネジでなくロウ付け、ボンディングによる方法を用いても良い。
【0030】
第2の実施形態は、第2のガス分散機構を冷却ジャケットとは別個に設けた構成としたが、冷却ジャケット自体にガス分散機構を形成しても良い。この構成例を図7,8に示す。
図7(a)及び7(b)は、それぞれ、ガス放出機構の模式的断面図及びA−A矢視図である。
図7の構成例では、冷媒流路5bの真下に形成したガス吹出孔6a1とガス通路5aと連通するように分岐用溝31を冷却ジャケットに形成し、冷媒流路5b直下にもガス吹出孔を配置できる構造としたものである。
【0031】
ガス通路5aを分岐用溝31を介して複数のガス吹出孔6a1に連結させる構造とすることにより、即ち、一つのガス通路5aからの複数のガス吹出孔6a、6a1にガスを導くようにと冷却ジャケットの接触面部に分岐用溝31を設けることにより、冷媒流路真下にもガス吹出孔6a1を配置することが可能となる。このようにして、ガス流の均一化と冷却効果の両者を同時に改善したものである。
ここで、ガス通路5aの下の吹出孔6aと分岐用溝31につながる吹出孔(即ち、冷媒流路真下のガス吹出孔)6a1とでは、コンダクタンスに差が生じガス吹き出し量に差が生じる場合がある。この場合は、ガス通路5a直下の孔径を小さくするか、なくすことにより全体のガス流均一性を確保することができる。 なお、ガス分岐用溝31の幅は、均一なガス流形成及び冷却効率の観点から、0.1〜2mm程度とするのが好ましい。
【0032】
図8の構成例は、ガス通路の分岐通路31を冷却ジャケット内部に形成し、これをガス吹出孔6a1に接続したものである。このような構造にすることにより、図7に比べ冷却効率は更に向上する。
このような構造の冷却ジャケットは、例えば、冷媒流路5bとガス通路5aを形成した部分と、ガス吹出孔6a,6a1及びガス分岐用溝31を形成した部分を銀ロウ等のロウ付けや、インジウムなどの柔軟性のある低融点金属や半田などでボンデイングして一体化することにより作製することができる。また、熱伝達は小さくなるが、熱伝導性のある高分子ゴムや繊維状の金属を含むゴム等を挟んだり、これらで接着してもよい。
【0033】
本発明の第3の実施形態を図9を用いて説明する。
本実施形態では、冷却ジャケット5の側を円板状に切削し、この空間を第2のガス分散機構11とし、の冷却をと冷却ジャケット間の熱伝導に加えて、処理に用いるガスを介した熱伝達を利用する構成としたものである。
このためには、第2の分散機構(円板状空間)11の厚さを0.1mm以下とし、内部の圧力を100Pa以上とするのが好ましい。このように構成することにより、処理に用いるガスを介した冷却ジャケット5と6との熱伝達が大きく増加し、の冷却効率を一層向上させることができる。なお、圧力の上限は機械的強度に問題がなければ特に制限はないが、通常10kPa程度以下の圧力が用いられ、2〜4kPaとするのが好ましい。
このように、第2分散機構11内部の圧力は処理室1内部と比べて高くなることから、冷却ジャケット5及び6間でのガスリークを抑制するためのO−リング41等のシール材を配置するのが好ましい。また、第2の分散機構11内部の圧力を測定するために、上記空間11は、例えば、水冷ジャケット5,枠体3,絶縁体46,処理室壁1’及び連結部材44を貫通する通路42を通して圧力計45と連通されており、部材間にはO−リング43が配置されている。ただし、供給圧力と第2分散機構内部圧力との相関関係を実験又は計算により予め調べておき、供給圧力を測定することにより第2分散機構内部の圧力を求めるようにしてもよい。
なお、第2の分散機構は、上述したように、冷却ジャケット面を切削して形成できるが、リング状の円板を外周部に配置して空間を形成してもよい。また、この空間は円板状に限らず、部分的にと冷却ジャケットとが接触する形状であってもよい。
【0034】
以上の実施の形態においては、6の材質として、Si、SiO、カーボン等の非金属が好適に用いられる。これらは加工し難く割れやすい材料ではあるが、上記実施形態に示した構成とすることにより、6自身にガス分散溝等を形成する必要はなくなり、また、取り付け時や処理中の熱履歴に起因するの破損を回避することができる。但し、加工可能な範囲であれば、自体に設けても良いことは言うまでもない。
また、例えば、シリコン酸化膜のエッチングにおいては、をSi等のスカベンジャー材質とするのが好ましく、これらが処理中に発生するフッ素ラジカルを消費するためレジストの細り等が抑えられ、より微細なパターンのエッチング処理が可能となる。
さらに、冷媒には特に制限はなく、例えば、水、フロリナート(商品名)等が用いられる。
なお、エッチング処理においては、冷媒による冷却とHeガス等の伝熱ガスによる冷却を併用した構成は、基板の冷却にも好適に用いられる。
【0035】
以上述べてきた本発明のガス放出機構は、エッチング装置のみならず、プラズマCVD装置、アッシング装置、熱CVD装置等、ガスを用いた種々の表面処理装置に適用することができ、この一例として、熱CVD装置に適用した構成例を本発明の第4の実施形態として図10に示す。
図10は、熱CVD装置の模式的断面図であり、ガス放出機構及び基板載置機構のいずれにも加熱機構が設けられる。ここで、第1の実施例と同じ機構の説明は省略する。
ガス放出機構2は、ガス分散機構4、内部にヒータ32bが組み込まれた加熱機構32及び6から構成され、は図2に示した把持機構(不図示)で固定されている。また基板載置機構7には、上部に静電チャック9が取り付けられ、内部に抵抗体等のヒータ33が取り付けられている。基板40は、電源34からヒータ33に通電することにより所定の温度に加熱される。
第1の実施形態と同様にプロセスガスを導入しつつ、ヒーター用電源35で加熱機構32のヒーター32bに通電すると、6は効率よく均一に加熱され、適度に加熱分解したプロセスガスがガス孔6aから均一に流れ出し、基板に均一に良質な膜をつけることができる。
なお、図1〜9で説明した、ガス通路、第1及び第2のガス分散機構の形状、材質等は、熱CVD装置にも適用されるが、この場合は加熱温度に対し十分な耐熱性を有する材質が選択される。
【0036】
また、以上は、平行平板型の表面処理装置について説明してきたが、ガス放出機構をドーム型や円柱型、矩形、円筒状、多角柱状、多角錐状、円錐状、円錐台状、多角錐台状、円形等の種々の形状にすることもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明のガス放出機構を用いることにより、のガス吹出孔からのガス吹き出し量を均一とし、かつを効率よく均一に加熱又は冷却することができる。このため、の熱による曲がりや割れを防止することができるとともに、エッチンクにおいては、エッチングレートやレジスト選択比、ホール内選択比、コンタクトホール形状を基板全面で均一にすることができる。また、熱CVD、プラズマCVDやアッシング処理においても、均一な処理速度を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す模式的断面図である。
【図2】 本発明の把持機構の一例を示す模式図である。
【図3】 ガス放出機構の他の構成例を示す模式的断面図である。
【図4】 ガス放出機構の他の構成例を示す模式的断面図である。
【図5】 ガス放出機構の他の構成例を示す模式的断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態を示す模式的断面図である。
【図7】 ガス放出機構の他の構成例を示す模式的断面図である。
【図8】 ガス放出機構の他の構成例を示す模式的断面図である。
【図9】 本発明の第3の実施形態を示す模式的断面図である。
【図10】 本発明の第4の実施形態を示す模式的断面図である。
【図11】 従来のエッチング装置のガス放出機構を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 処理室、
1’ 処理室壁、
2 ガス放出機構(対向電極)、
3 枠体、
ガス分散空間(ガス分散機構、第1のガス分散空間)
4a 小孔を有するガス分散板、
5 冷却ジャケット、
5a ガス通路、
5b 冷媒流路、

6a ガス吹出孔、
7 基板載置電極(基板載置機構)、
8 冷媒流路、
9 静電チャック、
10 ガス導入管、
11 第2の分散空間(第2の分散機構)
11a 導入孔(小孔)
11c 導出孔(小孔)
12a,12b 絶縁体、
13 バルブ、
14,15 高周波電源
17 直流電源、
19 突き出しピン、
21 ベローズ、
22 ガス供給系、
24 環状留め具、
25 ネジ、
26 伝熱性シート、
27 静電チャック、
27a 双極電極、
29 凹凸、
31 ガス分岐用溝(通路)、
32 加熱機構、
32b、33 ヒータ、
40 基板、
41、43 O−リング、
42 通路、
44 連結部材、
45 圧力計、
46 絶縁体。

Claims (10)

  1. 基板載置機構とガス放出機構を対向して有する処理室と、
    前記処理室の内部を排気する排気手段と、
    前記ガス放出機構にガスを供給するためのガス供給手段と、を有する
    基板表面処理装置において、
    前記ガス放出機構は、
    上流側に位置し、前記ガス供給手段と連通する第1のガス分散空間と、
    下流側に位置する第2のガス分散空間と、
    前記第1のガス分散空間と前記第2のガス分散空間との間の冷却又は加熱機構と、
    前記第1のガス分散空間と前記第2のガス分散空間とを連通する複数のガス通路と、
    前記第2のガス分散空間に隣接した、前記ガス通路の数よりも多数で、かつ前記ガス通路と連通したガス吹出孔を有する板と、
    静電吸着機構又は前記板の周辺部を把持する把持部材により、前記板を、前記第2のガス分散空間に固定する固定手段と、
    を有することを特徴とする基板表面処理装置。
  2. 前記の前記冷媒流路又はヒータの真下部分に、前記ガス吹出孔を形成したことを特徴とする請求項に記載の基板表面処理装置。
  3. 前記第2のガス分散空間は、厚さを0.1mm以下の空間とし、該空間の圧力が100Pa以上となるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の基板表面処理装置。
  4. 前記ガス放出機構は高周波電源に接続され、該ガス放出機構に高周波電力を供給することによりプラズマを発生させて処理を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の基板表面処理装置。
  5. 前記ガス吹出孔の直径を0.01〜1mmとしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の基板表面処理装置。
  6. 前記と前記第2のガス分散空間との接触面に互いに嵌合する凹凸部を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の基板表面処理装置。
  7. 前記を、伝熱シートを介して前記第2のガス分散空間に固定したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の基板表面処理装置。
  8. 前記は、Si、SiO、SiC又はカーボンからなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の基板表面処理装置。
  9. 一つの前記ガス通路は複数の前記ガス吹出孔に連通していることを特徴とする請求項1に記載の基板表面処理装置。
  10. 前記第2のガス分散空間には、前記冷却又は加熱機構のガス通路に対応した導入孔を有する第1の円板と、前記板のガス吹出孔に対応した導出孔を有する第2の円板と、を設け、前記導入孔と前記導出孔を連通させたことを特徴とする請求項9に記載の基板表面処理装置。
JP2002247948A 2001-09-10 2002-08-28 基板表面処理装置 Expired - Fee Related JP4082720B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002247948A JP4082720B2 (ja) 2001-09-10 2002-08-28 基板表面処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-273027 2001-09-10
JP2001273027 2001-09-10
JP2002247948A JP4082720B2 (ja) 2001-09-10 2002-08-28 基板表面処理装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007271006A Division JP2008047939A (ja) 2001-09-10 2007-10-18 基板表面処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003158120A JP2003158120A (ja) 2003-05-30
JP4082720B2 true JP4082720B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=26621889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002247948A Expired - Fee Related JP4082720B2 (ja) 2001-09-10 2002-08-28 基板表面処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4082720B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101445129B1 (ko) 2012-08-07 2014-10-01 (주) 예스티 열처리장치용 공정가스배출부재

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285846A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Ibiden Co Ltd プラズマエッチング装置のガス吹き出し板
US7712434B2 (en) 2004-04-30 2010-05-11 Lam Research Corporation Apparatus including showerhead electrode and heater for plasma processing
JP5568729B2 (ja) * 2005-09-06 2014-08-13 国立大学法人東北大学 成膜装置および成膜方法
US8216418B2 (en) * 2007-06-13 2012-07-10 Lam Research Corporation Electrode assembly and plasma processing chamber utilizing thermally conductive gasket and o-rings
JP5302834B2 (ja) * 2009-09-24 2013-10-02 株式会社アルバック プラズマ処理装置
WO2011037190A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 京セラ株式会社 堆積膜形成装置および堆積膜形成方法
JP5622477B2 (ja) * 2010-08-06 2014-11-12 三菱重工業株式会社 真空処理装置
JP5721362B2 (ja) * 2010-08-06 2015-05-20 三菱重工業株式会社 真空処理装置およびプラズマ処理方法
WO2012017717A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 三菱重工業株式会社 真空処理装置及びプラズマ処理方法
JP5762798B2 (ja) * 2011-03-31 2015-08-12 東京エレクトロン株式会社 天井電極板及び基板処理載置
JP5852402B2 (ja) * 2011-10-21 2016-02-03 スタンレー電気株式会社 気相成長装置及び材料ガス噴出器
KR101312252B1 (ko) * 2011-12-08 2013-09-25 피에스케이 주식회사 기판 냉각 유닛 및 이를 포함하는 기판 처리 설비
JP2013110440A (ja) * 2013-03-11 2013-06-06 Tokyo Electron Ltd 電極ユニット及び基板処理装置
JP2016225018A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 東京エレクトロン株式会社 ガス処理装置およびそれに用いる多分割シャワーヘッド
US20220093361A1 (en) * 2020-09-22 2022-03-24 Applied Materials, Inc. Showerhead assembly with recursive gas channels
CN114256046B (zh) * 2020-09-22 2024-07-05 中微半导体设备(上海)股份有限公司 等离子体处理装置及其工作方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0775231B2 (ja) * 1991-10-14 1995-08-09 日電アネルバ株式会社 プラズマエッチング装置
JPH05299360A (ja) * 1992-04-20 1993-11-12 Fujitsu Ltd 静電チャック
JPH07230956A (ja) * 1994-02-18 1995-08-29 Kokusai Electric Co Ltd プラズマcvd装置
JPH0878192A (ja) * 1994-09-06 1996-03-22 Fujitsu Ltd プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP3162955B2 (ja) * 1995-06-13 2001-05-08 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
JP2000306889A (ja) * 1999-04-21 2000-11-02 Hitachi Ltd ドライエッチング装置
US6123775A (en) * 1999-06-30 2000-09-26 Lam Research Corporation Reaction chamber component having improved temperature uniformity

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101445129B1 (ko) 2012-08-07 2014-10-01 (주) 예스티 열처리장치용 공정가스배출부재

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003158120A (ja) 2003-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4082720B2 (ja) 基板表面処理装置
JP7393501B2 (ja) 前駆体の流れを改善する半導体処理チャンバ
US20080156440A1 (en) Surface processing apparatus
JP4493932B2 (ja) 上部電極及びプラズマ処理装置
US8876024B2 (en) Heated showerhead assembly
JP2680338B2 (ja) 静電チャック装置
KR101280184B1 (ko) 플라즈마 프로세싱을 위해 rf 전력 및 공정 가스를 공급하는 가스 분배 부재
JP4955539B2 (ja) シャワーヘッド電極及びヒータを備えるプラズマ処理用の装置
TWI480949B (zh) Substrate handling device and sprinkler
KR100735937B1 (ko) 기판 유지 부재 및 기판 처리 장치
TWI407530B (zh) 靜電卡盤及用於處理包含靜電卡盤之基板之裝置
JPH07249586A (ja) 処理装置及びその製造方法並びに被処理体の処理方法
KR20080050528A (ko) 개선된 파티클 성능을 갖는 능동 가열형 알루미늄 배플컴포넌트 및 그 사용 및 제조 방법
TWI547591B (zh) 電漿處理裝置及電漿cvd裝置及在電漿處理裝置中形成薄膜的製造方法
KR101898079B1 (ko) 플라즈마 처리 장치
JP2008171996A (ja) 搬送トレー及びこの搬送トレーを用いた真空処理装置
JPH07335630A (ja) 真空処理装置
JP2008047939A (ja) 基板表面処理装置
JPH05243191A (ja) ドライエッチング装置
JP3181501B2 (ja) 処理装置および処理方法
JP3714248B2 (ja) 処理装置及び処理方法
KR20070035172A (ko) 냉각 유로
WO2023058480A1 (ja) 上部電極構造及びプラズマ処理装置
KR100712225B1 (ko) 정전척
KR20070014606A (ko) 상부전극 어셈블리 및 플라즈마 처리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4082720

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees