JP4082594B2 - フレキシブル光ディスク基板の製造方法 - Google Patents

フレキシブル光ディスク基板の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光ディスク等の光記録媒体に関し、特に高記録密度光ディスクであるフレキシブル光ディスクの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクはリムーバブルであって、かつ大容量であることから、CD、DVD等として広く普及している。これらは、通常1.2または0.6mmの厚さのポリカーボネート基板に記録膜を成膜して、信号を記録再生するものである。この記録再生に当たっては、光を記録面上に集光するために機械的な位置精度が必要であるが、基板を平坦にして剛性を持たせ、かつ光ピックアップにサーボをかけて位置精度を出している。
【0003】
現在は、さらに記録容量を高めるために、対物レンズの開口数(NA)を大きくしたり、レーザーを短波長化することにより、光スポットを更に小径化しようとする開発が行われている。開口数(NA)を大きくするためには、基板のチルト(面振れ)を小さくしなければならないが、製造基板の精度を向上すること、ピックアップにチルト(面振れ)サーボを搭載すること、記録膜上に0.1mm程度の薄いカバー層を設けて該カバー層側から記録再生すること等によって、チルト(面振れ)マージンを拡大することが行われている。
【0004】
基板のチルト(面振れ)を小さくすることは、材料や製造方法の工夫により達成可能であるが、コストが高くなる。また、光ピックアップにチルト(面振れ)サーボを搭載することも同様に高価となる。
さらに、基板を通さず、記録膜側から再生する手法もあるが、記録膜面と対物レンズとの距離が0.1mm程度しか確保できない。このため、剛体である通常の光ディスクを回転させ、対物レンズとの衝突を防ぐためには、面振れを小さくすべくディスクのチャッキング精度を向上させること等が考えられるが、これらは全てコストアップにつながる。
【0005】
そこで、光ディスクそのものを剛体として機械的精度を高精度化して解決するのではなく、該光ディスクを可撓性材料で製造すると共に、この光ディスクの記録再生面と反対側にガイドを設ける。このように構成することにより、光ディスクを回転させると、該光ディスクを挟んで対物レンズと対向する前記ガイドによって、空気力学的に光ディスクが浮上(ベルヌーイ浮上;非接触)して安定化し、チルトを限りなく0に近づけることが可能となる。
【0006】
これらのフレキシブル光ディスク基板を作製するための従来の製造方法として、PETフィルムなどのフレキシブルシートをロールトゥーロール方式で搬送させながら、シート表面に熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を塗布してスタンパの微細凹凸パターンを転写すると共に、熱硬化させてから記録膜を成膜する方式がある(特開平6−60423号公報参照)。
【0007】
【従来技術の問題点】
この従来のロールトゥーロール方式では、巻き取り方向には積極的にテンションをかけられるが、例えば、巻き取り方向に直交する方向ではテンションがかけ難い。表示素子等の角形のサイズであれば、この方式で十分対応可能であるが、フレキシブル光ディスクの場合には、ピックアップの案内溝、アドレス情報を示すIDピット列等はスパイラル状に形成されており、DVDディスクの規格では案内溝の真円度を40μm程度に製作する必要がある。当方式ではこのスペックを満足することが困難であり、製作されたディスクの真円度が50μm以上となり、ピックアップの追従が不良となり、高品質の記録再生特性を得ることができない。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−60423号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、記録膜等を成膜するときに、フレキシブル光ディスク基板に対して放射方向に緊張力を付与して、成膜応力に起因するランダムな変形や反りを防止することにより、記録膜等の成膜後にディスク面にリップルが発生することなく、真円度が良好であり、高品質の記録再生特性を有するフレキシブル光ディスクを製作することである。
また、記録膜等の成膜工程でコンタミ(汚染物)の付着を阻止することである
【0010】
【課題を解決するための手段】
【解決手段】
(請求項1に対応)
上記課題を解決するために講じた手段は、スタンパからプリフォーマットパターンが転写されたフレキシブル光ディスク基板に対して、2個の直径の異なるリングを用いて、放射方向に緊張力を付与しながら記録膜等を成膜するフレキシブル光ディスク基板の製造方法であって、上記2個の直径の異なるリングの電気比抵抗が100μΩ・cm以下であることである。
【0011】
【作用】
フレキシブル光ディスク基板に対して、2個の直径の異なるリングを用いて、放射方向において均等に緊張力を付与しながら記録膜等を成膜するので、成膜応力に起因するランダムな変形や反りを防止することができ、リップルの発生もなく、プリフォーマットパターンの真円度も良好である。
また、記録膜が相変化膜の場合には、2個のリングにセットした状態で初期化プロセスに適用することができるので、記録膜の応力や、成膜時の熱によりフィルムに局所的な歪みを生じることがないことにより、前記記録膜を確実に結晶化することができる
2個の直径の異なるリングの電気比抵抗を特定することにより、十分な電気導通が得られ、リングが帯電し難いので、コンタミ(汚染物)の付着も阻止することができる
【0012】
【実施態様1】
(請求項2に対応)
実施態様1は、上記解決手段において、最終ディスクサイズより大きい半径方向位置において、放射方向に緊張力を付与しながら記録膜等を成膜することである。
【0013】
削 除
【0014】
実施態様2
請求項3に対応)
実施態様2は、上記解決手段又は実施態様1において、2個の直径の異なるリングで、大径リングの内径と小径リングの外径とのクリアランスが、挟み込むフレキシブル光ディスク基板の厚みの1.5〜3.2倍であることである。
【作用】
大径リングの内径と小径リングの外径とのクリアランスが、挟み込むフレキシブル光ディスク基板の厚みの1.5〜3.2倍であるから、放射方向に十分な緊張力を与えることができ、リップルのない滑らかなフレキシブル光ディスク基板が得られる。前記クリアランスが、フレキシブル光ディスク基板の厚みの1.5倍未満では、フレキシブル光ディスク基板の厚みに対して、2個のリングのクリアランスが不足することで、フレキシブル光ディスク基板をうまく挟み込むことが不可能となり、また3.2倍より大きい場合は、フレキシブル光ディスク基板の厚みに対して、2個のリングのクリアランスが大き過ぎることで、フレキシブル光ディスク基板に滑りを生じることとなり、放射方向に十分な緊張力を与えることができない。
【0015】
実施態様3
請求項4に対応)
実施態様3は、上記解決手段、実施態様1、又は実施態様2において、2個の直径の異なるリングのうち、小径リングの上片面にローレットが刻まれていることである。
【作用】
2個の直径の異なるリングのうち、小径リングの上片面にローレットが刻まれていることにより、フレキシブル光ディスク基板に対して放射方向に緊張力を与える際に、前記フレキシブル光ディスク基板をローレットの刻まれた面がしっかりグリップして、放射方向において均等に十分な緊張力を与えることが可能となる。
【0016】
実施態様4
請求項5に対応)
実施態様4は、上記解決手段、実施態様1〜3のいずれかにおいて、2個の直径の異なるリングのうち、大径リングの内側面にローレットが刻まれていることである。
【作用】
大径リングの内側面にもローレットが刻まれていることにより、さらに強い緊張力を付与することができる。
【0017】
実施態様5
請求項6に対応)
実施態様5は、上記実施態様3又は実施態様4において、2個の直径の異なるリングに刻まれたローレットが、綾目ローレットであることである。
【作用】
刻まれたローレットのパターンが綾目ローレットであることにより、非常に効果的に緊張力を与えることができる。
【0018】
実施態様6
請求項7に対応)
実施態様6は、上記解決手段、実施態様1〜5のいずれかにおいて、2個の直径の異なるリングの高さは、大径リングの方が小径リングよりも高く、その高さの差は挟み込むフレキシブル光ディスク基板の厚みよりも大きいことである。
【作用】
2個の直径の異なるリングについてその高さを特定することにより、記録膜等の成膜工程においてフレキシブル光ディスク基板表面にターゲットが近接する場合でも、フレキシブル光ディスク基板表面よりも大径リングが物理的にターゲットに近接することにより、接触を回避することが可能となり、成膜工程における歩留まりを向上することができる。
【0019】
削 除
【0020】
【実施の形態】
本発明は、フレキシブル光ディスクの成膜工程において発生する熱や膜応力に対抗して、フレキシブル光ディスク基板に対して放射方向に均等に緊張力を付与することにより、リップルの発生がなく、真円度の良好な極めて高品質なフレキシブル光ディスクの製造を可能にするものである。以下、実施例について図1〜図4を参照しながら説明する。
【0021】
【実施例1】
まず、実施例1について説明する。
スタンパ上に形成されたプリフォーマットパターンを、ベースフィルムである厚み100μmのポリカーボネート樹脂の片面に転写することによって、フレキシブル光ディスク基板1が得られる。このフレキシブル光ディスク基板1を、最終製品であるフレキシブル光ディスクのディスクサイズ(最終ディスクサイズ)より大きい半径方向位置において、2個の直径の異なるリング(SUS304;電気比抵抗72μΩ・cm)、即ち、大径リング15と小径リング11の間に挟み込んで、放射方向に均等に緊張力を付与しながら記録膜(記録膜等)を成膜する(図4)。
【0022】
前記2個の直径の異なるリングの間に前記フレキシブル光ディスク基板1を挟み込むときは、先ず、前記小径リング11上にフレキシブル光ディスク基板1を転写面2を上にしてセットし、次に、前記大径リング15を小径リング11の外側に嵌め合わせることによって行うことができる。このようにして、前記2個の直径の異なるリングにより、前記フレキシブル光ディスク基板1を放射方向に均等に緊張させることができる。このとき、大径リング15の内径と小径リング11の外径とのクリアランスは0.18mmである。そして、小径リング11の上片面(一側面)には綾目ローレット12が刻まれており(図2)、大径リング15の内側面(内周面)にも同様に綾目ローレット16が刻まれている(図3)。それぞれのリングの高さは、大径リング15の方が0.15mmだけ高くなっている。
【0023】
前記記録膜等を成膜後、所望のディスクサイズに内外径をプレス等で加工することにより、フレキシブル光ディスク5が完成する。最終製品であるフレキシブル光ディスクのプリフォーマットパターンの真円度は、20μmであった。このフレキシブル光ディスク5を図1に示された評価装置に装着して、スピンドル22により回転させ、ガイド20を接近させて空気浮上によりフレキシブル光ディスクの面振れを安定化させた後、記録再生動作を実施した。この記録再生動作においては、フォーカスサーボが容易にロック可能であり、トラッキングの追従性も良好であって、高品質な記録再生特性が得られた。なお、対物レンズ21は、光ピックアップを構成する一要素である。
【0024】
【実施例2】
実施例2についても、上記実施例1と同様にフレキシブル光ディスクを製造する。ただし、実施例2の場合は、ベースフィルムとして厚み75μmのポリエステル樹脂を用いる。大径リング15の内径と小径リング11の外径とのクリアランスは、0.22mmである。記録膜等を成膜後、所望のディスクサイズに内外径をプレス等で加工した後、フレキシブル光ディスク5が完成する。最終製品であるフレキシブル光ディスクのプリフォーマットパターンの真円度は、18μmであった。
このフレキシブル光ディスク5を図1に示された評価装置に装着して、スピンドル22により回転させ、ガイド20を近接させて面振れを安定化させた後、記録再生動作を実施した。この結果、上記実施例1と同様に、高品質な記録再生特性が得られた。
【0025】
【実施例3】
実施例3についても、実施例1と同様にフレキシブル光ディスクを製造する。ただし、この実施例3は、ベースフィルムとして厚みが120μmのポリカーボネート樹脂を用いる。大径リング15の内径と小径リング11の外径とのクリアランスは、0.2mmである。記録膜等を成膜後、所望のディスクサイズに内外径をプレス等で加工することにより、フレキシブル光ディスク5が完成する。最終製品であるフレキシブル光ディスクのプリフォーマットパターンの真円度は、25μmであった。
このフレキシブル光ディスク5を図1に示された評価装置に装着して、スピンドル22により回転させ、ガイド20を近接させて面振れを安定化させた後、記録再生動作を実施した。この結果、上記実施例1と同様に、高品質な記録再生特性が得られた。
【0026】
次に、比較例について説明する。
【比較例1】
比較例1についても、実施例1と同様にフレキシブル光ディスクを製造する。ただし、この比較例1では、ベースフィルムとして厚みが100μmのポリエステル樹脂を用いる。大径リング15の内径と小径リング11の外径とのクリアランスは、0.14mmである。これら2個のリング15,11のクリアランスよりフレキシブル光ディスク基板1の厚みは小さいが、放射方向に均等に緊張力を与えることができないため、記録膜を成膜後にディスク面の広い範囲にリップルが発生した。最終製品であるフレキシブル光ディスクのプリフォーマットパターンの真円度も50μmと大きい。
【0027】
この比較例1において、フレキシブル光ディスク基板1に対して、放射方向に均等に緊張力を与えることができない原因は、2個のリングのクリアランスが不足し、フレキシブル光ディスク基板をうまく挟み込むことができないためである。
このフレキシブル光ディスク5を図1に示された評価装置に装着して、上記各実施例と同様に記録再生動作を実施した。その結果、トラッキングが外れ易く、満足な記録再生特性が得られなかった。
【0028】
【比較例2】
比較例2についても、実施例1と同様にフレキシブル光ディスクを製造する。ただし、比較例2の場合には、ベースフィルムとして厚みが100μmのポリカーボネート樹脂を用いて、ロールトゥーロール方式で巻き取り方向に緊張力を与えながら、記録膜を成膜した。この場合、リップルの発生は見られなかったが、最終製品であるフレキシブル光ディスクのプリフォーマットパターンの真円度が70μmと大きい。
【0029】
この比較例2において、リップルの発生がないにも関わらず、真円度が大きくなる原因は、ロールトゥーロール方式での巻き取り方向とそれに対する直交方向との張力のバランスの欠如によるものである。
このフレキシブル光ディスク5を図1に示された評価装置に装着して、上記各実施例と同様に記録再生動作を実施した。その結果、トラッキングが外れ易く、満足な記録再生特性が得られなかった。
【0030】
【発明の効果】
この発明の効果を主な請求項毎に整理すると次のとおりである。
1.請求項1及び2の発明の効果
請求項1及び2の発明は、スタンパからプリフォーマットパターンが転写されたフレキシブル光ディスク基板に対して、2個の直径の異なるリングを用いて、放射方向に緊張力を付与しながら記録膜等を成膜することにより、放射方向において均等に緊張力を与えることが可能となり、成膜応力に起因するランダムな変形や反りを防止することができるため、リップルの発生もなく、プリフォーマットパターンの真円度も良好なフレキシブル光ディスク基板を製作することができる。また、高品質な記録再生特性を有するフレキシブル光ディスクを製作することができる。
また、記録膜が相変化膜の場合には、2個のリングにセットした状態で初期化プロセスに適用することができるので、前記記録膜を確実に結晶化することができる
そして、2個の直径の異なるリングの電気比抵抗が100μΩ・cm以下であることにより、十分な電気導通が得られ、リングが帯電し難いので、汚染物の付着も阻止することができる
【0031】
削 除
【0032】
2.請求項3の発明の効果
請求項3の発明は、大径リングの内径と小径リングの外径とのクリアランスが、挟み込むフレキシブル光ディスク基板の厚みの1.5〜3.2倍であることにより、フレキシブル光ディスク基板に対して放射方向に十分な緊張力を与えることができ、リップルのない滑らかなフレキシブル光ディスクを製作することができる。
【0033】
3.請求項4の発明の効果
請求項4の発明は、2個の直径の異なるリングのうち、小径リングの上片面にローレットが刻まれていることにより、フレキシブル光ディスク基板に対して放射方向に緊張力を与える際に、ローレットの刻まれた面がフレキシブル光ディスク基板をしっかりグリップして、放射方向において均等に十分な緊張力を与えることが可能となる。
【0034】
4.請求項5の発明の効果
請求項5の発明は、2個の直径の異なるリングのうち、大径リングの内側面にローレットが刻まれていることにより、フレキシブル光ディスク基板に対して、さらに強い緊張力を与えることができる。
【0035】
5.請求項6の発明の効果
請求項6の発明は、2個の直径の異なるリングに刻まれたローレットが、綾目ローレットであることにより、非常に効果的に緊張力を与えることができる。
【0036】
6.請求項7の発明の効果
請求項7の発明については、2個の直径の異なるリングの高さは、大径リングの方が小径リングよりも高く、その高さの差が挟み込むフレキシブル光ディスク基板の厚みよりも大きいことにより、記録膜等の成膜工程においてフレキシブル光ディスク基板表面にターゲットが近接する場合でも、接触を回避することが可能となり、成膜工程における歩留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、フレキシブル光ディスクとそのドライブ(評価装置)を示す模式図である。
【図2】は、小径リングと、その上片面に刻まれた綾目ローレットを示す模式図である。
【図3】は、大径リングと、その内側面に刻まれた綾目ローレットを示す模式図である。
【図4】は、2個の直径の異なるリングの間隙にフレキシブル光ディスク基板を挟み込んで、放射方向に緊張力を付与した状態の模式図である。
【符号の説明】
1:フレキシブル光ディスク基板
2:転写面
5:フレキシブル光ディスク
11:小径リング
12:綾目ローレット
15:大径リング
16:綾目ローレット
20:ガイド
21:対物レンズ
22:スピンドル

Claims (7)

  1. スタンパからプリフォーマットパターンが転写されたフレキシブル光ディスク基板に対して、2個の直径の異なるリングを用いて、放射方向に緊張力を付与しながら記録膜等を成膜するフレキシブル光ディスク基板の製造方法であって
    上記2個の直径の異なるリングの電気比抵抗が100μΩ・cm以下であることを特徴とするフレキシブル光ディスク基板の製造方法。
  2. 最終ディスクサイズより大きい半径方向位置において、放射方向に緊張力を付与しながら記録膜等を成膜することを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル光ディスク基板の製造方法。
  3. 上記2個の直径の異なるリングで、大径リングの内径と小径リングの外径とのクリアランスが、挟み込むフレキシブル光ディスク基板の厚みの1.5〜3.2倍であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフレキシブル光ディスク基板の製造方法。
  4. 上記2個の直径の異なるリングのうち、小径リングの上片面にローレットが刻まれていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のフレキシブル光ディスク基板の製造方法。
  5. 上記2個の直径の異なるリングのうち、大径リングの内側面にローレットが刻まれていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のフレキシブル光ディスク基板の製造方法。
  6. 上記2個の直径の異なるリングに刻まれたローレットが、綾目ローレットであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のフレキシブル光ディスク基板の製造方法。
  7. 上記2個の直径の異なるリングの高さは、大径リングの方が小径リングよりも高く、その高さの差が挟み込むフレキシブル光ディスク基板の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のフレキシブル光ディスク基板の製造方法。
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