JP4082232B2 - ユニットバスの排水構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽が載置される浴槽パン及び洗い場が設けられる洗い場パンを備える防水パンと、洗い場パンに設けた洗い場排水口と、洗い場パンの端部に配設したドア枠の下部に設けたドア下排水口と、洗い場排水口及びドア下排水口に接続している排水トラップとを備えたユニットバスの排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、浴槽が載置される浴槽パン及び洗い場が設けられる洗い場パンを備える防水パンと、洗い場パンに設けた洗い場排水口と、洗い場パンの端部に配設したドア枠の下部に設けたドア下排水口と、洗い場排水口及びドア下排水口に接続している排水トラップとを備えたユニットバスの排水構造が知られている。排水トラップを設けているのは、下流側から悪臭等がユニットバス内に入るのを防止するためである。そして、浴槽パンに設けた浴槽排水口も前記排水トラップに接続することも行われている。排水口毎に排水トラップを設けずに、複数の排水口を一つの排水トラップに接続するのは、排水トラップの数が一つですむので施行の手間が少なく、経済的であるという理由からでる。しかし、洗い場排水口及びドア下排水口を含む複数の排水口を一つの排水トラップに接続した場合、次のような問題が発生することがあった。
【0003】
例えば、洗い場排水口から排水トラップに大量の洗い場の水が流れ込んでいるときは、排水トラップ内が満水となり、ドア下排水口と排水トラップとを接続している接続管中の空気の行く手が排水トラップ内の排水によって遮断されるため、ドア下排水口からの排水の流れが悪くなって、スムーズな排水ができない場合があった。
【0004】
そこで、ドア下排水口からの排水の流れが悪くなることを防止する方策として、ドア下排水口と排水トラップとを接続している接続管の途中に、エアー抜き配管を接続することが下記の特許文献1で提案されている。確かに、ドア下排水口と排水トラップとを接続している接続管の途中に、エアー抜き配管を接続すると、ドア下排水口からの排水の流れが悪くなることはかなり改善される。しかし、ドア下排水口と排水トラップとを接続している接続管が細い場合には改善の程度が少ない場合があり、ドア下排水口からの排水の流れが悪くなることをより確実に防止できるユニットバスの排水構造が求められている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−146778号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたもので、その目的とする所は、浴槽が載置される浴槽パン及び洗い場が設けられる洗い場パンを備える防水パンと、洗い場パンに設けた洗い場排水口と、洗い場パンの端部に配設したドア枠の下部に設けたドア下排水口と、洗い場排水口及びドア下排水口に接続している排水トラップとを備えたユニットバスの排水構造であって、ドア下排水口からの排水を良好に行うことができるユニットバスの排水構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の発明者等は、ドア下排水口と排水トラップとを接続している接続管にエアー抜き配管を接続する位置や、接続管の構造について、詳しく検討した結果、本願発明に至ったものである。
【0008】
請求項1に係る発明のユニットバスの排水構造は、浴槽が載置される浴槽パン及び洗い場が設けられる洗い場パンを備える防水パンと、洗い場パンに設けた洗い場排水口と、洗い場パンの端部に配設したドア枠の下部に設けたドア下排水口と、洗い場排水口及びドア下排水口に接続している排水トラップとを備えたユニットバスの排水構造において、ドア下排水口と排水トラップとを接続する接続管が、ドア下排水口に接続するドア下側接続管の管径よりも排水トラップに接続するトラップ側接続管の管径を太くしていて、ドア下排水口から排水トラップに至る接続管の途中で管径が太く変化してドア下側接続管とトラップ側接続管とを接続する管径変化部の太径部の上部にエアー抜き配管を接続していることを特徴とする。
【0009】
ここでいうドア下側接続管の管径よりもトラップ側接続管の管径を太くしいるとは、明らかに管径を太く変化させていることを表していて、同径継手で配管と配管とを接続している部分は含まないものである。
【0010】
請求項2に係る発明のユニットバスの排水構造は、請求項1記載のユニットバスの排水構造において、前記管径変化部が、ドア下側接続管とトラップ側接続管とを接続する異径継手であることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明のユニットバスの排水構造は、請求項1又は請求項2記載のユニットバスの排水構造において、防水パンの端縁上に壁パネルを設けていて、エアー抜き配管の一端を前記管径変化部の上部に接続し、エアー抜き配管の他端を前記壁パネルを貫通して設けたエアー抜き配管保持部に、壁パネルの外側方向から接続してユニットバスの室内に開放していることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明のユニットバスの排水構造は、請求項1又は請求項2記載のユニットバスの排水構造において、浴槽パンが、その洗い場パン側の端部に立ち上がり面を有していて、この立ち上がり面にエアー抜き配管取付け用孔と、このエアー抜き配管取付け用孔を塞ぐフタとを設けると共に、このフタに、フタを貫通するエアー抜き配管保持部を設けていて、エアー抜き配管の一端を前記管径変化部の上部に接続し、エアー抜き配管の他端を、浴槽パンの前記立ちあがり面の裏側方向からエアー抜き配管保持部に接続して浴槽パンの内側に開放していることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の第1実施形態を説明する。図1は本発明のユニットバスの排水構造についての第1実施形態を示す平面図であり、天井、浴槽、壁パネル、ドア、ドア枠の一部等を省略して示している。図2は同じく第1実施形態を示す要部側面図であり、防水パンの一部、壁パネル、浴槽排水管等を省略して示している。図3はユニットバスの全体を示す俯瞰図であり、天井、浴槽、ドア、ドア枠の一部等を省略して示している。図4は、第1実施形態における、エアー抜き配管保持部を示す側面図であり、図5は、第1実施形態における、管径変化部の上部にエアー抜き配管を接続している状態を示す斜視図である。
【0014】
図3に示すように、第1実施形態におけるユニットバスの防水パン1は、浴槽が載置される浴槽パン2と、洗い場が設けられる洗い場パン3とを連結して形成している。浴槽パン2には浴槽(図示せず)内の水を排出するための浴槽排水口4を設けている。洗い場パン3の浴槽パン2寄りには、洗い場から水を排出するための洗い場排水口5を設けていて、この洗い場排水口5の真下には、排水トラップ9を設けている。そして、洗い場パン3の端部にドア枠6を付設し、ドア枠6の下部にドア下排水口7を設けている。ドア枠6にはドア(図示せず)が取付けられるが、図3では、ドア枠6について、その下部のみを示している。防水パン1の周縁のうち、ドア枠6を取付ける部分のほかは、壁パネル8を立設している。
【0015】
第1実施形態では、図1に示すように、浴槽排水口4と、洗い場排水口5と、ドア枠6の下部に設けているドア下排水口7とを、排水トラップ9に接続している。なお、図1中の符号10は、排水トラップ9から外部へ至る排水管を示している。浴槽排水口4と排水トラップ9とは、浴槽排水管11で接続し、洗い場排水口5と排水トラップ9とは、じかに接続し、ドア下排水口7と排水トラップ9とは、接続管13で接続している。この接続管13について、ドア下排水口7に接続するドア下側接続管14の管径よりも排水トラップ9に接続するトラップ側接続管15の管径を太くしている(図2参照)。
【0016】
そして、ドア下排水口7から排水トラップ9に至る接続管13の途中で管径が太く変化している管径変化部16の上部にエアー抜き配管17を接続している。この実施形態では、ドア下側接続管14と、ドア下側接続管14よりも管径が太いトラップ側接続管15とを異径継手(異径ソケット)で接続していて、管径変化部16はこの異径継手の管径を太くしている部分としている。
【0017】
この実施形態では、図3に示すように、防水パン1の端縁上に設けている壁パネル8に孔加工を施し、管径変化部16である異径継手の配置位置よりも上方位置において、壁パネル8を貫通しているエアー抜き配管保持部18を設けている。このエアー抜き配管保持部18は略L字状の中空部材で形成していて、図4に示すように、壁パネル8に形成した孔に内側直管部20Aを挿入し、ナットを用いて壁パネル8に固定すると共に、外側直管部20Bが下方に開口するように配設する。そして、エアー抜き配管17の一端17Aは、図5に示すように、管径変化部16である異径継手の上部に接続し、他端17Bは、図4に示す壁パネル8を貫通して設けたエアー抜き配管保持部18の下方に開口する外側直管部20Bに壁パネル8の外側方向から接続している。
【0018】
なお、エアー抜き配管17は、洗い場パン3と浴槽パン2とが接する位置に、洗い場パンの立ち上がり面の上部を屈曲して形成している断面が略コ字状をしているセキ19(図5、図6参照)の内側を通して、洗い場パン3の端部から取り出し、壁パネル8の外側方向からエアー抜き配管保持部18に接続する。そして、エアー抜き配管保持部18の外側直管部20Bを、図4に示すようにエアー抜き配管17を保持可能な部材で形成しておくと、この部材にエアー抜き配管17の他端17Bを差し込むだけで、エアー抜き配管17とエアー抜き配管保持部18とを接続できるので、接続作業が簡便となる。
【0019】
第1実施形態のユニットバスの排水構造は、上記のように、ドア下排水口7から排水トラップ9に至る接続管13の途中で管径が太く変化している管径変化部16の上部にエアー抜き配管17を設けているので、ドア下排水口7に接続するドア下側接続管14の管径が細い場合でも、ドア下排水口7と排水トラップ9とを接続している接続管13全体としてはエアー抜きが十分にできるため、ドア下排水口7からの排水を良好に行うことができるユニットバスの排水構造となる。
【0020】
例えば、洗い場排水口5から排水トラップ9に大量の洗い場の水が流れ込み、排水トラップ9内が満水となっているときに、大量の湯(水)が浴槽から溢れて、洗い場端部のドア枠6に達し、さらに、ドア下排水口7から接続管13を通って、排水トラップ9に流れる場合でも、ドア下排水口7から排水トラップ9に至る接続管13の途中で管径が太く変化している管径変化部16の上部にエアー抜き配管17を設けているので、接続管13中の空気の多くはエアー抜き配管17を通して接続管13中から除去されるため、ドア下排水口7から接続管13内に流れ込む水は、接続管13内をスムーズに流れることができる。
【0021】
また、第1実施形態のユニットバスの排水構造では、エアー抜き配管17の一端17Aは管径変化部16である異径継手に接続し、他端17Bは、壁パネル8を貫通して設けたエアー抜き配管保持部18に壁パネル8の外側方向から接続しているので、エアー抜き配管17中を通って排水が外部に流出することがあっても、ユニットバス室内に流出するので、ユニットバスの外部に排水がもれることを防止できるという利点もある。また、エアー抜き配管17の一端17Aを接続している管径変化部16を異径継手としているので、エアー抜き配管17の一端17Aを接続できるように加工した異径継手を準備すれば、施行現場での作業効率が向上するという利点がある。
【0022】
なお、本発明では、エアー抜き配管17の一端17Aは管径変化部16の上部に接続するが、他端17Bは、エアー抜き配管17の作用が発揮できる、エアー抜き配管17の一端17Aを接続している位置より高い位置で保持されればよく、接続位置については、それ以上の制限は設けていない。
【0023】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図7は、第2実施形態における防水パン1を示す斜視図である。図8は、第2実施形態を示す要部断面図であり、図9は、第2実施形態におけるフタ24を示す平面図である。
【0024】
第2実施形態は、エアー抜き配管17の一端17Aは第1実施形態と同様に管径変化部16の上部に接続するが、他端17Bは、浴槽パン2の立ち上がり面22に配設したフタ24に設けたエアー抜き配管保持部18に接続するようにしていて、それ以外は、第1実施形態と同様の構成を有している。以下、第2実施形態に関して、第1実施形態と異なる点について説明し、同様の構成についての説明は省略する。
【0025】
第2実施形態では、図7に示すように、防水パン1は、浴槽が載置される浴槽パン2と洗い場が設けられる洗い場パン3とを結合したものである。そして、図8に示すように、洗い場パン3と浴槽パン2とが接する位置にある洗い場パン3の端部には、立ち上がり面21を形成し、さらに、この立ち上がり面21の上部を屈曲させて断面が略コ字状をしているセキ19を設けている。また、洗い場パン3と浴槽パン2とが接する位置にある浴槽パン2の端部に立ち上がり面22を形成していて、浴槽パン2の立ち上がり面22の裏面と、セキ19の外面とが接するようにして、浴槽パン2と洗い場パン3とを結合している。
【0026】
第2実施形態では、図7、図8に示すように、洗い場パン3と浴槽パン2とが接する位置にある浴槽パン2の立ち上がり面22に、エアー抜き配管取付け用孔23を設けている。そして、図8に示すように、このエアー抜き配管取付け用孔23を塞ぐようにフタ24を設けると共に、このフタ4に、フタ24を貫通するエアー抜き配管保持部18を設けている。なお、フタ24は、図9に示すように中央に貫通孔を形成し、四隅にネジを挿通させる取付用孔を設けていて、ネジを用いて浴槽パン2の立ち上がり面22に固定する。そして、エアー抜き配管17の一端17Aは、第1実施形態と同様に管径変化部16に接続し(図5参照)、エアー抜き配管17の他端17Bは、浴槽パン2の前記立ちあがり面22の裏側方向からエアー抜き配管保持部18に接続して、浴槽パン2の内側に開放している。エアー抜き配管保持部18は、図8に示すように、フタ24を貫通するように配置して、フタ24に固定している。なお、図8では、浴槽パン2に載置する浴槽25を破線で示している。
【0027】
また、第2実施形態では、エアー抜き配管保持部18を、図9に示すようにゴム等の弾性を有する材料で両端に鍔部形成した環状部材(いわゆる配管用ブッシュ)とすることもできる。この環状部材をフタ24の中央に形成した貫通孔に嵌めみ、この環状部材にエアー抜き配管17を通し、所望の位置で切断して、エアー抜き配管17の他端17Bをこの環状部材で保持するようにすれば、エアー抜き配管の長さの調整が容易にできるという利点がある。
【0028】
第2実施形態ユニットバスの排水構造は、第1実施形態のユニットバスの排水構造と同様に、ドア下排水口7から排水トラップ9に至る接続管13の途中で管径が太く変化している管径変化部16の上部にエアー抜き配管17を設けているので、ドア下排水口7に接続するドア下側接続管14の管径が細い場合でも、ドア下排水口7と排水トラップ9とを接続している接続管13全体としてはエアー抜きが十分にできるため、ドア下排水口7からの排水を良好に行うことができるユニットバスの排水構造となる。そして、第2実施形態では、浴槽パン2の立ち上がり面22にエアー抜き配管取付け用孔23と、このエアー抜き配管取付け用孔23を塞ぐフタ24を設けると共に、このフタ24に、フタ24を貫通するエアー抜き配管保持部18を設けていて、エアー抜き配管17の一端17Aを管径変化部16の上部に接続し、エアー抜き配管17の他端17Bを、浴槽パン2の前記立ちあがり面22の裏側方向からエアー抜き配管保持部18に接続して浴槽パン2の内側に開放しているので、壁パネルを外す作業を行うことなしに、施行済みのバスユニットに、エアー抜き配管17を取付けることが可能となるという効果も達成する。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に係る発明のユニットバスの排水構造では、ドア下排水口と排水トラップとを接続する接続管が、ドア下排水口に接続するドア下側接続管の管径よりも排水トラップに接続するトラップ側接続管の管径を太くしていて、ドア下排水口から排水トラップに至る接続管の途中で管径が太く変化してドア下側接続管とトラップ側接続管とを接続する管径変化部の太径部の上部にエアー抜き配管を接続しているので、請求項1に係る発明のユニットバスの排水構造は、ドア下排水口に接続するドア下側接続管の管径が細い場合でも、ドア下排水口からの排水を良好に行うことができるユニットバスの排水構造となる。
【0030】
請求項2に係る発明のユニットバスの排水構造では、管径変化部が、ドア下側接続管とトラップ側接続管とを接続する異径継手であるので、請求項2に係る発明のユニットバスの排水構造は、請求項1に係る発明の効果に加えて、施行現場での作業効率を向上できるという効果も奏する。
【0031】
請求項3に係る発明のユニットバスの排水構造では、防水パンの端縁上に壁パネルを設けていて、エアー抜き配管の一端を管径変化部の上部に接続し、エアー抜き配管の他端を前記壁パネルを貫通して設けたエアー抜き配管保持部に、壁パネルの外側方向から接続してユニットバスの室内に開放しているので、請求項3に係る発明のユニットバスの排水構造は、請求項1に係る発明の効果に加えて、エアー抜き配管中を通って排水が外部に流出することがあっても、ユニットバス室内に流出するので、ユニットバスの外部に排水がもれることを防止できるという効果も奏する。
【0032】
請求項4に係る発明のユニットバスの排水構造では、浴槽パンが、その洗い場パン側の端部に立ち上がり面を有していて、この立ち上がり面にエアー抜き配管取付け用孔と、このエアー抜き配管取付け用孔を塞ぐフタとを設けると共に、このフタに、フタを貫通するエアー抜き配管保持部を設けていて、エアー抜き配管の一端を管径変化部の上部に接続し、エアー抜き配管の他端を、浴槽パンの前記立ちあがり面の裏側方向からエアー抜き配管保持部に接続して浴槽パンの内側に開放しているので、請求項4に係る発明のユニットバスの排水構造は、請求項1に係る発明の効果に加えて、壁パネルを外す作業を行うことなしに、施行済みのバスユニットに、エアー抜き配管を取付けることが可能となるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す要部側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を適用するユニットバスの全体を示す俯瞰図である。
【図4】本発明の第1実施形態における、エアー抜き配管保持部を示す側面図である。
【図5】本発明の第1実施形態における、エアー抜き配管の接続状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態における、エアー抜き配管の引き出し状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態における、防水パン1を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示す要部断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態における、フタを示す平面図である。
【図10】本発明の第2実施形態における異なるエアー抜き配管保持部を説明するための要部断面図である。
【符号の説明】
1 防水パン
2 浴槽パン
3 洗い場パン
4 浴槽排水口
5 洗い場排水口
6 ドア枠
7 ドア下排水口
8 壁パネル
9 排水トラップ
10 外部へ至る排水管
11 浴槽排水管
13 接続管
14 ドア下側接続管
15 トラップ側接続管
16 管径変化部
17 エアー抜き配管
I7A 一端
17B 他端
18 エアー抜き配管保持部
19 セキ
20A 内側直管部
20B 外側直管部
21 立ちあがり面
22 立ちあがり面
23 エアー抜き配管取付け用孔
24 フタ
25 浴槽

Claims (4)

  1. 浴槽が載置される浴槽パン及び洗い場が設けられる洗い場パンを備える防水パンと、洗い場パンに設けた洗い場排水口と、洗い場パンの端部に配設したドア枠の下部に設けたドア下排水口と、洗い場排水口及びドア下排水口に接続している排水トラップとを備えたユニットバスの排水構造において、ドア下排水口と排水トラップとを接続する接続管が、ドア下排水口に接続するドア下側接続管の管径よりも排水トラップに接続するトラップ側接続管の管径を太くしていて、ドア下排水口から排水トラップに至る接続管の途中で管径が太く変化してドア下側接続管とトラップ側接続管とを接続する管径変化部の太径部の上部にエアー抜き配管を接続していることを特徴とするユニットバスの排水構造。
  2. 前記管径変化部が、ドア下側接続管とトラップ側接続管とを接続する異径継手であることを特徴とする請求項1記載のユニットバスの排水構造。
  3. 防水パンの端縁上に壁パネルを設けていて、エアー抜き配管の一端を前記管径変化部の上部に接続し、エアー抜き配管の他端を前記壁パネルを貫通して設けたエアー抜き配管保持部に、壁パネルの外側方向から接続してユニットバスの室内に開放していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のユニットバスの排水構造。
  4. 浴槽パンが、その洗い場パン側の端部に立ち上がり面を有していて、この立ち上がり面にエアー抜き配管取付け用孔と、このエアー抜き配管取付け用孔を塞ぐフタとを設けると共に、このフタに、フタを貫通するエアー抜き配管保持部を設けていて、エアー抜き配管の一端を前記管径変化部の上部に接続し、エアー抜き配管の他端を、浴槽パンの前記立ちあがり面の裏側方向からエアー抜き配管保持部に接続して浴槽パンの内側に開放していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のユニットバスの排水構造。
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