JP4081786B2 - 自動車用トノボード - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両においてリヤシート後部に設定される荷室を覆うように装架されるトノボードに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばワゴン車等においては、リヤシートの後部に荷室も設けられる設定されており、この荷室を覆うようにトノボードが装架され、その基本的な機能として荷室に積載された荷物等をこのトノボードによって隠すことができるようになっている。
【0003】
このようなトノボードの基本的機能の他に、たとえば実開昭63−192154号公報に記載の荷室部の物入れのように、トノボードに物入れ用ボックスを設けたものが知られている。このトノボードによれば、基本機能に加えてボックスを物入れとして使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術のようなトノボードではボックスを前側から使用することができないため、使用性に限界があった。また、機能性においても必ずしも十分なものではなく、これらの点で改善の余地があった。
【0005】
本発明は以上の点に鑑み、使い勝手、使用性に優れているとともに機能を向上し得る自動車用トノボードを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車用トノボードは、トノボード本体と、このトノボード本体の後端部に巻取り可能に内蔵されたトノカバーとを備え、このトノカバーを張架することで後部荷室を覆い得るように装架されるトノボードであって、トノボード本体は上記後部荷室の両側に敷設されたガイドレールによりリアシートからバックドアまで前後にスライド移動可能に支持され、トノボード本体の下側にトノボード本体と平行に回動し得るように軸支され、前記長手方向両側に蓋体を備えた長尺の箱形状の収納器を備えたことを特徴としている。
【0007】
本発明の自動車用トノボードでは、前記収納器が、好ましくは、仕切り板を介して仕切られた上段の物入れと引出し可能に構成された下段のトレイを含む複数の多段構成された収納部を具備する。
また、本発明の自動車用トノボードでは、前記収納部は少なくとも、仕切り板を介して仕切られた上段の物入れと引出し可能に構成された下段のトレイを含み、仕切り板はメッシュ状であることが好ましい。
さらに、本発明の自動車用トノボードでは、好ましくは、前記収納器が、前記荷室の前側から操作可能である。
【0008】
本発明によれば、荷室の所定位置にトノボードが装架され、その基本的機能として荷室に積載された荷物等をこのトノボードによって隠すことができる。この基本的な機能に加えて、トノボード本体の下側に回動可能な収納器を備えることにより、物入れとして使用することができる。この場合、収納器は引出し式のトレイ等を有し、荷室の前側から操作することができるため、極めて使用性あるいは利便性に優れている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基き、本発明による自動車用トノボードの好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明のトノボードの実施形態を示している。この例のようにたとえばワゴン車等の車両では、リヤシート1の後部に荷室Sを画成する空間が設定されている。本発明のトノボード10は図示のように、荷室Sを覆うように装架され、荷室Sに積載された荷物等を覆い隠すことができるようになっている。なお、図において、矢印Fは前方を示し、また矢印Rは後方を示している。
【0010】
トノボード10は、前後にスライド移動可能に支持されるトノボード本体11と、このトノボード本体11の後端部に巻取り可能に内蔵されたトノカバー12とを有し、トノボード本体11から引き出されたトノカバー12を張架することにより、荷室Sが覆い隠されるようになっている。
【0011】
荷室Sの両側には、リヤシート1のシートバック1aの上部とほぼ同じ高さ位置で、該シートバック1aからバックドア(図示せず)付近まで一対の平行なガイドレール13が敷設される。トノボード本体11の左右両側の端面には、ガイドレール13にスライド可能に係合するスライドピン14(この例では左右それぞれ2本づつ)が植設されており、トノボード本体11は、ガイドレール13によってスライド可能に支持される(図1、矢印A)。なお、トノボード本体11の前部には、スライド用ロック解除ノブ11aが設けられており、このノブ11aの操作でスライドロックを解除するようになっている。
【0012】
トノボード本体11の後端部には、トノカバー12を巻き取るための巻取り装置15が装着されている。この巻取り装置15は、トノカバー12を巻き取る巻取り軸とこの巻取り軸を巻取り方向に付勢するスプリング(いずれも図示せず)を有しており、図1及び図4(A)に示すように、トノカバー12は常態では、巻取り装置15によって巻き取られ、トノボード本体11の後端部に収納されている。
【0013】
本発明では特に、トノボード本体11の下側に、回動可能な収納器16が備えられている。この収納器16は長尺の箱形状に形成され、その縦幅はトノボード本体11の縦幅とほぼ同寸法以下に設定されるとともに、横幅は収納器が車両両サイドに引っかかることなく回転し得るようトノボード本体11の横幅より短く構成されており、中央に位置する支軸17を介して、トノボード本体11と平行に回動し得るように軸支される(図1、矢印B)。収納器16は後述するように、複数の多段構成された収納部を具備する。
【0014】
図2に示すように、収納部として少なくとも、仕切り板19を介して仕切られた上段の物入れ18と引出し可能に構成された下段のトレイ20を含んでいる。物入れ18は概略断面「コ」字状に形成され、仕切り板19を支持する段部18a(図3(A)参照)とトレイ20と係合してスライド可能に支持するガイドレール部18bを有する。仕切り板19は、メッシュ状のものが好適である。トレイ20は、後述するように水分等を溜めることができるように凹状に構成されている。
【0015】
上段の物入れ18の両端にはそれぞれ、ピン21を介して蓋体22が取り付けられる。蓋体22は、ピン21のまわりに回動して開閉可能になっている。
【0016】
上記構成において、通常使用時にはトノボード10(トノボード本体11)はたとえば図4(A)に示されるようにリヤシート1の後部に装架され、荷室Sに積載された荷物等を隠すことができる。この場合、収納器16はトノボード10の下部で横向き(車幅方向)にロックされ、コンパクトに格納されている。したがって、トノボード10の使用上、何ら邪魔になることはない。
【0017】
また、トノカバー12の使用時には図4(C)のように、トノボード本体11からトノカバー12をバックドアまで引き出して、トノボード本体11とほぼ平行に張架することができる。これによりトノボード本体11およびトノカバー12の下側に、荷室Sに積載された荷物等を完全に覆い隠すことができる。
【0018】
さて、収納器16の使用時には図4(B)のようにまず、トノボード10を後方へ適度にスライドさせ、収納器16を支軸17を介してトノボード10と直交する方向まで90度回動させる。これにより、収納器16が車両前後方向に平行に位置するので、図1にも示されるように収納器16の両端の蓋体22を開いておくことで、上下の物入れ18およびトレイ20とも出し入れすることができる(図1、矢印C)。この場合、収納器16の物入れ18およびトレイ20は荷室Sの前側、すなわちリヤシート1側からも、バックドア側からも操作することができるため、極めて使用性に優れている。
【0019】
この収納器16には、特に雨傘100や杖等の長尺ものを簡単かつ整然と収納することができ、この場合、物入れ18に収納された雨傘100等から仕切り板19を通して水分をトレイ20に落とすことができる。そして、トレイ20に溜まった水分を適宜捨てることで、雨傘100等の濡れたものでも雨水が衣服や荷物などに触れないように安心して収納することができる。
【0020】
上記のように本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明はこの実施形態にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で適宜変更可能である。
たとえば、収納器16における仕切り板19の下側に図3(B)のように水分吸収材23を付設するとよい。この水分吸収材23としてはスポンジ材等で構成することができるが、水分吸収材23を設けることで下段のトレイ20をつねに他の用途に有効に使用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種のトノボードにおいて雨傘や杖等の長尺ものを整然と収納することができ、見栄えの向上を図ることができるとともに、濡れたものなどでも安全に収納可能である。また、収納器を適宜回動させることで、リヤシートおよび車外両側から簡単かつ的確に操作することができ、極めて使い易く使用性に優れている。したがって、使い勝手、使用性に優れているとともに機能を大幅に向上する等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における荷室に装架されたトノボードまわりを示す斜視図である。
【図2】本発明に係る収納器の構成例を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係る収納器の作用および変形例を示す断面図である。
【図4】(A)〜(C)は本発明の実施形態における各使用状態の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リヤシート
1a シートバック
2 フロア
10 トノボード
11 トノボード本体
12 トノカバー
13 ガイドレール
14 スライドピン
15 巻取り装置
16 収納器
17 支軸
18 上段の物入れ
19 仕切り板
20 下段のトレイ
21 ピン
22 蓋体
Claims (4)
- トノボード本体と、このトノボード本体の後端部に巻取り可能に内蔵されたトノカバーとを備え、このトノカバーを張架することで後部荷室を覆い得るように装架されるトノボードであって、
上記トノボード本体は上記後部荷室の両側に敷設されたガイドレールによりリアシートからバックドアまで前後にスライド移動可能に支持され、
上記トノボード本体の下側に上記トノボード本体と平行に回動し得るように軸支され、長手方向両側に蓋体を備えた長尺の箱形状の収納器を備えたことを特徴とする自動車用トノボード。 - 前記収納器は、仕切り板を介して仕切られた上段の物入れと引出し可能に構成された下段のトレイを含む複数の多段構成された収納部を具備することを特徴とする、請求項1に記載の自動車用トノボード。
- 前記仕切り板はメッシュ状であることを特徴とする、請求項2に記載の自動車用トノボード。
- 前記収納器は、前記荷室の前側から操作可能としたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車用トノボード。
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2001
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