JP4081086B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

【技術分野】
本発明は家庭で用いられる誘導加熱調理器に関し、特に、鍋等の被加熱物を載せるトッププレートの上面に光による視覚的表示を行う発光装置に関する。
【背景技術】
誘導加熱調理器では、加熱コイルに高周波電流を流して高周波磁界を発生させ、加熱コイルと磁気結合している鍋等(負荷)に高周波磁界による渦電流を発生させる。この渦電流によって鍋にジュール熱が発生するので鍋自体が発熱し、食品の調理を行うことができる。誘導加熱調理器では鍋自体が発熱するので、炎が見えるガス調理器や加熱部が赤熱する電気ヒータと違い、誘導加熱状態を視覚的に捉える(認識する)ことが出来なかったという問題がある。
先行技術の特開2001−160483号公報に、この問題を解決するための発光表示装置が開示されている。図7は、前記公報に記載された先行技術の誘導加熱調理器の断面を示す。図7において、外郭を構成する本体1の上部に絶縁物のトッププレート2が設けられている。トッププレート2の上に鍋などの被加熱物3が載置される。トッププレート2の下には被加熱物3を誘導加熱するための加熱コイル4が設けられている。加熱コイル4の下に発光部5が設けられている。発光部5は光源6と導光体7とで構成され、発光面8から透光性のトッププレート2に向かって光を照射する。加熱コイルや発光部5は制御部9により制御される。
加熱コイル4に所定の高周波電流が通電されると、被加熱物3は誘導加熱により加熱される。通電と連動して光源6が点灯し、その光は導光体7に導かれて発光面8から出射し、トッププレート2の下面に照射される。この光はトッププレート2を透過して上面に出射し、トッププレート2の上面には図8にクロスハッチングで示す円環状の光の模様が描かれる。この模様により使用者は、その光の模様で示された部分が通電されて誘導過熱状態である加熱コイル4に対向する(その真上の)トッププレート2上の領域を視覚的に捉える(認識する)事ができる。
前記従来の構成では、要部を拡大して図9に示すように、扇形の導光体片7aと、導光体片7aの入射光部7bに設けた光源6とが導光体7の1つのブロックを構成している。このようなブロックを複数個(例えば6個ないし8個)組合わせて図8に示す円環状の発光部5を作製していた。そのため、発光部5を組み立てるにあたって多数のブロックを組合わせるとともに、組合せ後の狭い空間内で各光源6への配線をしなければならない。そのため部品の数が多いことと共に製造工数が多いという問題があった。また多数の光源を用いるので明るさのむらや光漏れが生じて円環状の光のパターンが明瞭性を欠くという問題があった。
また、図7に示すように、加熱コイル4の下に導光体7の円板状部分が配置されているため、本体1の底部に設けられたファン(図示省略)から加熱コイル4に向けて送られる冷却風の流れが導光体7で遮断され、加熱コイル4が十分に冷却されないという問題があった。
【発明の開示】
本発明は、導光体における光の伝送ロスを小さくすることによって明るさを改善し、明るさのむらと光漏れを改善した、改良された発光部を有する誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明の誘導加熱調理器は、加熱コイルを保持するコイル保持台、前記加熱コイルの外周に設けられて光を放射する導光体、前記導光体の入光部に光を入射する光源及び前記光源を収納する光源収納部を備えている。前記コイル保持台と前記光源収納部とは一体に形成されており、前記コイル保持台が前記光源からの光を遮光するように構成されている。この構成により、コイル保持台で反射した光が光源収納部を構成する導光体の壁面に入射し、この部分から放射される光を強くすることができる。
請求項1に記載の発明の誘導加熱調理器は、被加熱物を誘導加熱するための加熱コイル、前記加熱コイルを保持するコイル保持台、前記加熱コイルの外周部に設けられた導光体、前記導光体の入光部に光を照射する光源、前記光源を収納する光源収納部とを備えている。前記コイル保持台と前記光源収納部は一体に形成されると共に、前記コイル保持台が前記光源からの光の望ましくない散逸を遮断する遮光部を有する。この構成により、コイル保持台で反射した光が光源収納部を構成する導光体の壁面に入射し、この部分から放射される光を強くする。また導光体全体の色むら及び光の強さのむらを少なくすることができる。
また、光源からの光を遮光する遮光カバーをコイル保持台に取り付けることにより、光源収納部の上部からの光の漏洩を防ぐことができるので、光放射面からの放射光量が増え、色むら及び光量のむらを少なくすることができる。遮光カバーが、導光体に形成した入光部から出る光を遮光するように構成されているので、入光部からの光の漏洩を防ぐことができる。また、少なくとも入光部の上面又は光源収納部の壁面を構成する導光体の部分に粗面を形成した光拡散部を設けている。入光部の上面を構成する導光体の部分に粗面を形成した光拡散部を設けることにより、上面への出射光量が増加する。光源収納部の壁面を構成する導光体の部分に粗面を形成した光拡散部を設けることにより、導光体への入射光量が増加する。いずれの場合においても、入光部近傍の発光面の放射光を強くするので発光面の明るさのむらを少なくすることができる。
請求項2に記載の発明の誘導加熱調理器は、特に、請求項1に記載の構成において、コイル保持台が導光体の外周から出る光を遮光するように構成されている。これにより導光体の側壁からの光放射が抑制され、発光面からの放射が増えて色むら及び光量のむらを少なくすることができる。
請求項3に記載の発明の誘導加熱調理器は、特に、請求項1または2に記載の構成において、光源を載置する基板を備える。前記基板を遮光部材で構成することにより、光が外部に漏洩するのを防ぐことができるとともに、色むら及び光量のむらを少なくすることができる。
請求項4に記載の発明の誘導加熱調理器は、特に、請求項3に記載の構成において、基板の少なくとも一部に光を透過しない層を設けている。これにより光が外部に漏洩するのを防ぐことがでる。
請求項5に記載の発明の誘導加熱調理器は、特に、請求項1に記載の構成において、光源に、望ましくない光の散逸を防ぐために光源の側部を覆う光源カバーを設けている。光源カバーにより光源の側部を覆うことで、光源の前方から導光体の入光面に入射する光の光量を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の実施例における誘導加熱調理器の要部の分解斜視図である。
図2は本実施例の誘導加熱調理器の発光部の平面図である。
図3は図2のIII−III断面図である。
図4は本実施例の誘導加熱調理器の加熱コイルユニットの平面図である。
図5は本実施例の誘導加熱調理器の電源収納部に用いる遮光カバーの他の例を示す平面図である。
図6は本実施例の光源に遮光カバーを設けた例の斜視図である。
図7は従来の誘導加熱調理器の断面図である。
図8はトッププレート上の表示図形の一例を示す平面図である。
図9は従来の発光部の斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の誘導加熱調理器の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の誘導加熱調理器の要部の分解斜視図である。図2は同誘導加熱調理器の発光部の平面図であり、図3は図2のIII−III断面図である。図4は誘導加熱調理器の加熱コイルユニット15の平面図である。なお、本実施例における誘導加熱調理器の基本構成は、図7に示す従来例のものと実質的に同じなので、両者に共通する要素については同じ符号を付しその説明は省略する。また必要に応じて図7を参照して説明する。
本実施例における発光部55について図1から図3を参照して説明する。図2において、発光部55は、光源26と断面が四辺形である円環状の導光体30により構成されている。導光体30は、図3に示すように、断面が長方形の透光性のプラスチック材からなる円環状の部材である。その内側及び外側の円筒面は鏡面状に仕上げられ、内外両面の間隔すなわち円筒状部の厚さは均一に仕上げられることが、全反射作用による光の円環状導光体30内でのくり返し伝送のために好ましい。明るく明瞭なリング状パターンを得るためには、そのプラスチック材料は内部光分数が少なく且つ光屈折率が大きいものが好適である。光源26としては発光ダイオードが適している。導光体30の外周円筒面の一部には光源26からの光を円環状部へと取入れるための入光部11が設けられている。入光部11は曲がったくさび形の透光性の部材である。入光部11は、導光体30の外周面30aにおいて所定の距離を隔てて対向する2つの入光面12と、各入光面12から外周面30aに沿って徐々に厚さが減少する傾斜部11aを有する。各入光面12に対向して、基板19に取り付けられた光源26が配置されている。光源26から照射される光は入光部11の入光面12から入射し、くさび形の入光部11を通って円環状の導光体30内に導入される。その導入の伝送効率を高くするためには入光部11と導光体30の間の接合面が光学的に無反射又はきわめて低い反射状態であることが好ましい。例えば両者の光学屈折率の中間の屈折率に近い光学屈折率のシリコーンオイルなどを介在させることも伝送効率の向上のために好ましい。図3に示すように、導光体30の底面30bには導光体30から底面30bに向かう光を反射する金属蒸着膜などの光反射層13が設けられている。光反射層13で反射した光は導光体30の上面の発光面14から上方に向かい、あるいはそこから空気中に出射する。なお図1の発光面14にはハッチングを付して表示したが、これは断面を示すものではなく、その上面が粗面化されていることを示したものである。光反射層13は、底面30bにシリコン樹脂などの不透光性かつ高反射率の塗料の塗装をしてもよい。また接着剤、粘着テープを底面30bに貼り付けてもよい。また凹凸の形成などの簡単な方法により光反射層13を設けることもできる。円環状の導光体30の上側の面すなわち上面には、発光面14に小さな凹凸を設けたり、多数の浅い溝を設けるなどの方法で、粗面化すると、その面から外への出射光の光量が増える。
導光体30の入光部11から入射した光は、図2に矢印40、41に示すように、導光体30に沿って伝わる。図3の断面図に示す導光体30の内側面14a、及び外側面14bは前述のように好ましくは鏡面になされているので、光が円環状の導光体30に沿って伝わるとき、光は内側面14a及び外側面14bの間で全反射をくり返して伝播し、内側面14a及び外側面14bから外部に漏れ出ることはない。本実施例では光源26を2個設け左右の2つの入光部11から導光体30に光を入射しているので、入射した光は導光体30中を右回りと左回りの両方向に進む。導光体30の円環状の発光面14の各部分から外部へ放射される光の強さは両方向に進む光の強さの和となる。そのため発光面14の各部分から外部へ放射される光の強さは円環状の発光面14ほぼ全周の部分でほぼ均一になる。
図2に示す導光体30の入光部11近傍の部分Lは、両入光部11から入射した光が導光体30を一周回って最後に到達する部分である。したがって、この部分を通る光の量がやや少なくなる傾向がある。そのためこの部分Lに対向するトッププレート上の環状の光の輪の明るさが若干低下し、明るさむらが生じ易くなる。本実施例ではこの問題を以下に説明する構成により解決している。
まず、図1に示した本発明の発光部55を用いた誘導加熱調理器の加熱コイルユニットの構成について図4の上面図を用いて詳細に説明する。加熱コイル4はコイル保持台15に載置されている。加熱コイル4の底部は、冷却風が加熱コイル4に直接当たるように大きな空間(図示省略)を設けている。コイル保持台15には導光体30からの光を遮光するために遮光性の側壁15aを設けている。加熱コイル4の外周部には磁気の漏洩を防止するためのアルミニウムなどの導電材料からなる磁気漏洩防止リング16が設けられている。磁気漏洩防止リング16とコイル保持台15の側壁15aとの間に導光体30が設けられている。光源26を収納する光源収納部17がコイル保持台15と一体に設けている。
光源収納部17について図1と図4を用いて詳細に説明する。図1において、光源収納部17は、コイル保持台15の側壁と導光体30の間の底のない空間である。この空間に、光源26、26が入るように、光源26を搭載した基板19を下方から取り付けてねじ20により上面を覆う遮光カバー18と共に固定する6すなわち、遮光カバー18と基板19とは光源収納部17の上下に締結手段のねじ20により取付けられている。遮光カバー18は、光源26からの光が上面より外部に放射されるのを防ぐとともに、遮光カバー18で光を反射させて再度導光体30に入射させるために、下面に光を反射する手段、例えばアルミ箔の張り付け層や光を反射する塗装を施している。
遮光カバー18の構成の他の例としては、図5に示すように、遮光部分としての延長部18a、18bを、遮光カバー48に設けて入光部11の上面をも覆うようにした遮光カバー48を用いてもよい。基板19には入光部11に対向して2個の光源26を設けている。基板19の上面には遮光カバー18の下面と同様の金属箔や塗装などの光を反射する手段を設けている。
図1の基板19にはコネクタ21が設けられ、このコネクタ21は基板19上で光源6と電気的に接続されている。コネクタ21は、基板19を電源収納部17に取付けたとき、コイル保持台15の下部にくるような位置に設けられている。これにより、コネクタ21に外部リード線を結線しやすくなる。
以上のように構成された誘導加熱調理器の動作と技術的特徴について図1から図4を参照して以下に説明する。
図示を省略した周知の電源スイッチの操作により電源が投入され加熱コイル4(図4)に電流が流れると誘導磁界が発生し、トッププレート2(図7を参照)の上に載置した被加熱物3を電磁誘導により加熱する。このとき図4に示す加熱コイル4の外周に設けた磁気漏洩防止リング16の遮蔽作用により、磁束が側方に漏洩するのを防止している。電源の投入と同時に図1に示す光源26が点灯する。光源(発光ダイオード)26からの出射光は、導光体30に設けた入光部11の入光面12から導光体30に入射し、導光体30の上方の発光面14から軸Xの方向に光を放射しながら導光体30の中を円環状の導光体30に沿って通る。これによりトッププレート2の上に導光体30の円環状の発光面14の形状に近い光の輪が現れる。この光の輪により加熱コイル4の位置が表示される。導光体30の内周側には磁気漏洩防止リング16が存在し、外周側にはコイル保持台15の側壁が存在するので導光体30の内外の両側面から光が漏洩することはない。光は効率よく発光面14から放射される。
入光部11から入射した光は発光面14から外部に光を放射しながら導光体30の中を円周に沿って導光されるため、発光面14から出る光の強さは入光部11から遠ざかるにしたがい若干低下する。特に光源収納部17の壁面を形成する導光体30の部分L(図2)は、両側の入光部11から導光体30に入射した光が導光体30を伝わって最後に到達する部分である。そのため光の強さが弱くなっており、部分Lの発光面14から照射される光も弱いので他の部分より暗くなるおそれがある。
本実施例では部分Lの発光面14から出射する光の光量の減少を補うために以下のように構成している。図1に示すように光源収納部17の上部に遮光カバー18を設け、下部に基板19を設けている。コイル保持台15の側壁は遮光性部材で構成して光源26の光が外部に漏れ難くしている。そのため光源26から照射された光のうち入光部11に入射しなかった光の大部分は光源収納部17内で反射を繰り返し、一部は入光部11から導光体30に入る。また他の一部は導光体30の粗面に作られた壁面30aから導光体30に入射する。これにより、光源収納部17を構成する導光体30の壁面30aの近傍における光の光量が増加する。その結果壁面30a近傍の発光面14から出射する光量が増加して発光面14の明るさのむらが少なくなる。この構成により光源26から出る光の利用効率を改善することができる。
さらに図1に示す遮光カバー18の両端部を延長して、図5に示す遮光カバー48のように、延長部18a、18bを設けた構成にしているので、延長部18a、18bで入光部11の上面11c、11dを遮光カバー48で覆うようにすると、発光面14から出射する光の輪がきれいな円環になる。また、入光部11から漏れた光の一部が入光部11近傍の導光体30の壁面30aに入射し、この部分の発光面14の放射光を強くするので発光面14の明るさのむらを少なくすることができる。さらに、入光部11の上面11c、11dに小さな凹凸を設けたり、多数の浅い溝を設けたりして粗面にすると、上面11c、11dへの出射光量が増加する。また部分Lの導光体30の壁面30a及び対向する内側面30dを前記の粗面にすると導光体30への入射光量が増えて、部分Lの発光面14の放射光量が増加する。
以上述べたように本実施例によれば、加熱コイル4の外周に円環状の導光体30を設けるという簡単な構成でトッププレート2上に明るさのむらの少ない環状の光の図形を表示することができる。
光源収納部17を遮光カバー18又は48で覆うことにより、光漏れを防ぐことができるばかりでなく、導光体30の入光部11や光源26が外から見えないようにすることができるので、誘導加熱調理器を外観のよいものにすることができる。
本実施例では導光体30として環状の部材を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、六角形など任意の形状の導光体を用いることができる。任意形状の導光体を用いると、トッププレート上に光による任意の図形を表示することができる。また導光体の断面形状も図3に例示した四辺形に限定されるものではなく、台形など他の形状でもよい。
本実施例では、光源収納部17をコイル保持台15と一体に形成する場合について説明したが、光源収納部17を別個に作製し、コイル保持台15に取り付けてもよい。
本実施例では光源収納部17を1箇所設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、導光体の長さが長く多くの光源を必要とする場合は、必要に応じて複数の箇所に設けてもよい。
本実施例ではコイル保持台15に遮光性の側壁を設けた場合について説明したが、導光体30の側面から光が漏洩することが許容される場合は、側壁を遮光性にする必要はなく、側壁を必ずしも設ける必要はない。
光源26を載置する基板19は一般には光が多少透過するが、本実施例では先に述べたように光が透過しないほうが好ましい。そこで透光性の基板に対しては塗装等を施してその一部分に遮光部を設けて、光が透過しないようにする。また基板19に光を透過しない層を設けて光が透過しないようにすると、導光体の側壁からの入射光が増え、その部分の発光面14からの出射光量が増加する。これにより発光面14の明るさのむらをさらに少なくできる。光が加熱コイルユニット15の下面に漏れにくくなるため、トッププレート2を上から見たとき、前記の漏れた光が目に入らないため使用者に違和感を与えることがない。
図6に示すように、光源26そのものに遮光カバー50を設け、光源26の光が入光面12以外の方向に放射されないようにすると、入光面12への入射光が強くなるので好ましい。
以上のように本実施例は、光源収納部17を遮光し光源26からの光の輻射を効率よく利用することができるようにするものであり、この目的を達成できる構成であれば前記構成に限定されるものではない。
本発明によれば、円環状の透光性の導光体の側面から光源の光が入射され、この光が導光体の円環状の端面である発光面から外部へ出射される。入射した光は導光体の円筒面の側壁で全反射しつつ円環状の導光体を通るので導光体内の光の分布が比較的均一になり、発光面から外部へ出射される光量の円環状の各部でのむらが少なくなる。その結果比較的均一な明るさを有する環状の光の図形を表示することができる。導光体は加熱コイルの周囲にあり、加熱コイルの底部への冷却風の送風を妨害しないので、加熱コイルの冷却に影響を与えることがない。
【産業上の利用の可能性】
本発明は、炎やヒーターのない電磁誘導調理器において、誘導加熱の磁界を発生しているトッププレート部分を発光手段の出す光で表示する装置の導光体における光の伝送ロスを小さくして明るさを改善し、明るさのむらと光漏れを改善し、明瞭化された発光部を提供する。

Claims (5)

  1. 被加熱物を誘導加熱するための加熱コイル、
    前記加熱コイルを保持するコイル保持台、
    前記加熱コイルの外周部に設けられた導光体、
    前記導光体の入光部に光を照射する光源、
    前記光源を収納する光源収納部とを備え、前記コイル保持台と前記光源収納部とを一体に形成し、前記コイル保持台が前記光源からの光の望ましくない散逸を遮断する遮光部を有し、前記光源から照射される光を遮光する遮光カバーが前記コイル保持台に取り付けられると共に、少なくとも前記入光部の上面又は前記光源収納部の壁面を構成する前記導光体の部分に粗面を形成した光拡散部を設け、前記入光部近傍の前記導光体の発光面から出射する光量を増加させ前記発光面の明るさのむらを少なくした誘導加熱調理器。
  2. 前記コイル保持台は導光体の外周から出る光を遮光するように構成された請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記コイル保持台は、遮光部材により構成された、光源を載置する基板を備えた請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記基板の少なくとも一部に光を透過しない層を設ける構成とした請求項3記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記光源に、望ましくない光の散逸を防ぐために光源を覆う光源カバーを設けた請求項1記載の誘導加熱調理器。
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