JP4079931B2 - 戸建住宅用足場の取付構造 - Google Patents

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この発明は、例えば2階建てや3階建て等の低中層の戸建住宅用足場に関するものである。
一般に、戸建住宅を建設する場合、地上に適宜間隔をおいて立設される複数の支柱と、各支柱に装着されるブラケット間に架設される足場板と、手摺とを具備する足場を組み立てて外装作業や屋根作業等を行っている。この場合、金属板を断面略コ字状に曲折した楔受け部材を溶接等によって支柱に固着して、ブラケットあるいは手摺の端部に装着された楔体をハンマで叩いてブラケットや手摺等を固定する楔式足場が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−222839号公報(特許請求の範囲、段落番号0009〜0012、図2)
ところで、この種の足場においては、作業効率を高めるために支柱に取り付けられる手摺やブラケットを直交状に交差して取り付ける場合があり、そのため、4個の楔受け部材を上下方向に近接してクロス状に配設して溶接等で固着している。
しかしながら、従来の楔受け部材においては、脚部先端部の溶接部において溶け込みが少ないため、溶接強度が弱くなるので、ビードの余盛りを大きくしなければならない。しかし、ビードの余盛りを大きくすると、楔受け部材に楔体を挿入したとき、上段の楔受け部材に楔体を挿入した場合には、楔体が近傍下側の直交する楔受け部材の溶接部に当り、また、下段の楔受け部材に楔体を挿入した場合には、近傍上側の楔受け部材の溶接部に楔体が当ってしまい、手摺やブラケットの取付及び解体の作業性が悪いばかりか、楔体が溶接部に当たったまま楔体を挿入すると、溶接部に亀裂等が生じて楔受け部材が支柱から浮き上がることがある。このように楔受け部材が支柱から浮き上がると、手摺やブラケットの他端側の楔体の挿入に支障をきたし、手摺やブラケットの取付状態が不安定になるという問題があった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、構成部材に軽量かつ強度性を持たせて組立及び解体の作業性の向上と安全性の向上を図れるようにした戸建住宅用足場の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、地上に適宜間隔をおいて立設される複数の支柱と、各支柱に固着された楔受け部材に楔着される楔体を有するブラケットと、このブラケット間に着脱可能に架設される足場板と、上記楔受け部材に楔着される楔体を有する手摺とを具備する戸建住宅用足場の取付構造であって、 上記楔受け部材が、断面略コ字状であって、その脚部の先端部の外側に薄肉段差部を設けた形状に押出成形された形材を、所定長さに切断してなり、 上記楔受け部材の脚部先端部を上記支柱の外周面に当接した状態で、上記薄肉段差部と支柱外周面とを溶接により固着してなる、ことを特徴とする。
この発明において、上記楔受け部材における薄肉段差部が、上部から下部に渡って漸次小さくなるような勾配を有するように切断されている方が好ましい(請求項2)。
また、上記楔受け部材の薄肉段差部の段部を傾斜状に形成する方が好ましい(請求項3)。
加えて、上記支柱の外周面に、楔受け部材の取付段部溝を沿設し、この取付段部溝に、上記楔受け部材の脚部を係合させるようにする方が好ましい(請求項4)。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、楔受け部材が、断面略コ字状であって、脚部の先端部の外側に薄肉段差部を設けた形状に押出成形された形材を、所定長さに切断してなるので、金属板を折曲してなる楔受け部材に比べて軽量な楔受け部材を容易に作製することができる。また、楔受け部材の脚部先端部を支柱の外周面に当接した状態で、薄肉段差部と支柱外周面とを溶接により固着することにより、ビードの余盛りを大きくすることなく、楔受け部材を支柱に強固に固着することができる。更に、楔体の打ち込みの際に溶接部に当たる心配がない。したがって、足場の組立及び解体の作業性の向上と安全性の向上を図ることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、楔受け部材における薄肉段差部を、上部から下部に渡って漸次小さくなるような勾配を有するように切断することにより、上端が拡開し、下端が狭小する勾配をもたせて楔受け部材を支柱に容易に固着することができる。したがって、上記(1)に加えて更に楔受け部材と楔体との係合を強固にすることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、楔受け部材の薄肉段差部の段部を傾斜状に形成することにより、溶接部のビードの接触面積を大きくすることができると共に、ビードの余盛りを容易にすることができる。したがって、上記(1),(2)に加えて更に楔受け部材の固着を強固にすることができると共に、安全性の向上を図ることができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、支柱の外周面に、楔受け部材の取付段部溝を沿設し、この取付段部溝に、楔受け部材の脚部を係合させるようにすることにより、楔受け部材を固着する際の位置決めを容易にすることができると共に、楔受け部材の支柱への固着を確実にすることができる。したがって、上記(1)〜(3)に加えて更に楔受け部材の固着を強固にすることができると共に、安全性の向上を図ることができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明の戸建住宅用足場の要部を示す斜視図、図2は、図1のI部の拡大断面図、図3は、図2のII−II線に沿う断面図、図4は、図1のI部の拡大斜視図である。
上記足場は、地上に適宜間隔をおいて立設される複数の支柱1と、各支柱1に固着された楔受け部材2に楔着される楔体3を有するブラケット20と、このブラケット20間に着脱可能に架設される足場板40と、各支柱1の楔受け部材2に楔着される楔体3を有する手摺30とで主に構成されている。
上記支柱1は、弾性変形可能なロックピン50を介して着脱可能に嵌挿固定される、外径寸法が略同一の複数の支柱体10にて構成されており、少なくとも一つの支柱体10はアルミニウムパイプにて形成されている。この場合、例えば、地上に設置されるジャッキベース部材4に連結される最下段の支柱体10Aを鉄製のパイプ部材にて形成し、支柱体10A以外の支柱体10を全てアルミニウムパイプ製にするか、あるいは、鉄製パイプとアルミニウムパイプの混合とすることができる。なお、ジャッキベース部材4に連結される最下段の支柱体を含めて全てアルミニウムパイプ製の支柱体10とすることも可能である。
アルミニウムパイプ製支柱体10(以下に、支柱体10という)は、上端に小径部11を延在し、下端部には下段に位置する支柱体10(10A)の上端小径部11を嵌挿し得る拡管部12を有し、拡管部12の対向する側面にロックピン50の係合孔14を有し、かつ、この支柱体10の外周面の対向する4箇所に、楔受け部材2を取り付けるための断面略直角状の取付段部溝15が支柱体10の長手方向に沿設されている(図3及び図4参照)。また、支柱体10における適宜間隔をおいた取付段部溝15には、断面略コ字状に形成される楔受け部材2の脚部である脚片2aが係合されると共に、その接合部が溶接Wによって固着されている(図3参照)。したがって、楔受け部材2の脚片2aが取付段部溝15の底面と側面に接触するので、溶接部の接触面積が広くなり、楔受け部材2が強固に固着される。
なお、この場合、4個の楔受け部材2が近傍部位に固着されており、対向する2個の楔受け部材2が同一高さ位置に固着され、残りの2個の楔受け部材2が上段の楔受け部材2の近傍下方側の直交する対向位置に固着されている(図2ないし図4参照)。
この場合、楔受け部材2は、図5に示すように、断面略コ字状であって、両脚部である脚片2aの先端部の外側に薄肉段差部2bを設けた形状に押出成形されたアルミニウム合金製の形材を、所定長さに切断したものにて形成されている。また、楔受け部材2における薄肉段差部2bは、上部から下部に渡って漸次小さくなるような勾配2cを有するように切断されており、楔受け部材2の薄肉段差部2bの段部2dに傾斜面2eが形成されている(図5(b)参照)。
このように、楔受け部材2の脚片2aの先端部に設けられる薄肉段差部2bに上部から下部に渡って漸次小さくなるような勾配2cを設けることにより、上端が拡開し、下端が狭小する勾配をもたせて楔受け部材2を支柱体10に容易に固着することができるので、楔受け部材2と楔体3との係合を強固にすることができる。
また、楔受け部材2の薄肉段差部2bの段部2dに傾斜面2eを形成することにより、溶接W部のビードの接触面積を大きくすることができると共に、ビードの余盛りを容易にすることができるので、楔受け部材2の固着を強固にすることができると共に、安全性の向上を図ることができる。
また、支柱体10は、押出成形によって取付段部溝15を同時に形成したアルミニウムパイプにて形成される支柱体基部10aの上端開口部に、アルミニウムパイプにて形成される小径部11を挿入し、支柱体基部10aの上端部の側面に設けられた貫通孔10bを溶接Wして支柱体基部10aと小径部11とを固定している。なお、支柱体基部10aの下端部を拡管加工して拡管部12を形成する。このように形成される支柱体10は、異なる長さの数種類、例えば3m80cm、1m90cm、95cmの3種類が用意されて、目的に応じて組み合せできるようになっている。なお、支柱体10,10Aの外径寸法は、略同一寸法であれば任意の寸法であってもよい。
上記のように、支柱体10と鉄製支柱体10Aの外径寸法、小径部11の外径寸法を同一にすると共に、拡管部12の内径寸法と鉄製支柱体10Aの内径寸法とを同一にすることにより、支柱体10と鉄製支柱体10Aとに互換性を持たせて選択使用することができる。すなわち、支柱体10の拡管部12に鉄製支柱体10Aの小径部11Aを嵌挿したり、あるいは、鉄製支柱体10Aの下端部に支柱体10の小径部11を嵌挿して、支柱体10と鉄製支柱体10Aとを適宜選択して使用することができる。したがって、既存の鉄製支柱体10Aと支柱体10とを同様に取り扱うことができるので、在庫管理や運搬が便利となる。
上記手摺30は、図6及び図7に示すように、上下部に肉厚部32が形成されると共に、対向する両外側面に、端部側に開口して軸方向に延びる凹状取付部33が形成されたアルミニウムパイプ製の手摺本体31と、この手摺本体31の端部に装着されるアルミダイキャスト製の楔体3とを具備している。
この場合、楔体3は、図8ないし図10に示すように、手摺本体31の凹状取付部33に嵌合する凹状部34を有する取付筒部35と、この取付筒部35に例えば溶接等によって固着、あるいは一体に形成される楔部36とで形成されている。なお、楔体3の先端側の支柱当接面3aには、支柱体10の外周面と相似形状の凹状面3bが形成されている(図8参照)。このように、楔体3の先端側の支柱当接面3aに、支柱体10の外周面と相似形状の凹状面3bを形成することにより、楔体3を楔受け部材2に打ち込んだ状態において凹状面3bが支柱体10の外周面に密接して、ガタツキを防止することができる。
上記のように形成される楔体3を手摺本体31に装着するには、図9に示すように、取付筒部35及び手摺本体31の凹状取付部33に穿設された貫通孔37を貫通するボルト38にナット39を締結して手摺本体31に楔体3を固着する。この際、ボルト38の頭部38a及びナット39を凹状部34内に納めて、外部への突出部をできる限り少なくしてある。したがって、作業者が不用意に手摺30に手や衣服を引っ掛けるのを防止することができる。
上記ブラケット20は、図11に示すように、上下部に肉厚部22が形成されるアルミニウムパイプ製のブラケット本体21と、このブラケット本体21の両端部に装着されるアルミダイキャスト製の楔体3Aと、先端がブラケット本体21の下面に溶接等によって固着され、基端部に支柱体10(10A)の側面に当接するV字状当接部23を有するアルミニウム板製のブレース24と、このブレース24の基端側とブラケット本体21の下面とにそれぞれ溶接等によって固着されるアルミニウム製の補強板25と、ブラケット本体21の対向する4箇所にそれぞれ溶接等によって固着される4個の断面略コ字状の楔受け部材2Aとを具備している。なお、ブラケット本体21の両側の2箇所の対向する部位には、断面略コ字状の楔受け部材2Aが溶接等により固着されている。
この場合、楔体3Aは、ブラケット本体21に嵌合される取付筒部35と、この取付筒部35に例えば溶接等によって固着、あるいは一体に形成される楔部36とで形成されている。この楔体3Aをブラケット本体21に装着するには、取付筒部35及びブラケット本体21に穿設された貫通孔(図示せず)を貫通するボルト38にナット39を締結してブラケット本体21に楔体3Aを固着する。この楔体3Aはブラケット本体21の両端部に装着されており、対峙する支柱1{具体的には、支柱体10(10A)}に固着された対向する楔受け部材2に楔着されることによってブラケット20を強固に取り付けることができるようになっている。なお、楔体3Aは必ずしもブラケット本体21の両端部に装着する必要はなく、少なくともブレース24の基端側に位置する端部に装着されていればよい。なお、楔体3Aも、楔体3と同様に、先端側の支柱当接面3aには、支柱体10の外周面と相似形状の凹状面3bが形成されている(図11(a)参照)。
一方、上記足場板40は、図12及び図13に示すように、長手方向に沿う複数例えば7個(列)の凸部41a,41bを有する凹凸状の踏み板部41と、この踏み板部41の両端から下面に垂下する一対の断面略L字状の補強側壁片42と、踏み板部41の下面中間部の両側に垂下する互いに平行な2列の断面略矩形状の中空補強部43とを具備するアルミニウム製押出形材にて形成されている。また、足場板40の踏み板部41の凸部41a,41bには、適宜間隔をおいて多数の滑り止め兼用の水抜き孔44a,44bが穿設されている。この場合、両中空補強部43の間には3列の凸部41aが形成され、中空補強部43より外側には凸部41aより幅広の2列の凸部41bが形成されており、凸部41aには略方形状の水抜き孔44aが狭いピッチ間隔で穿設され、また、凸部41bには長手方向が長い略矩形状の水抜き孔44bが同じく狭いピッチ間隔で穿設されている。したがって、足場板40の踏み板部41は、開口率(例えば37%)の大きい水抜き孔44a,44bが形成されるので、滑り難い上、表面に汚れが付き難く、しかも、建物の壁を汚す雨だれの跳ね返りを防止することができる。
また、足場板40における長手方向の両端部にはアルミニウム製の塞ぎ板45が溶接等によって固着されている。この塞ぎ板45を介して足場板40の一側には、長手方向の外方に突出するステンレス鋼製のフック金具46がボルト47及びナット48によって固定されている。また、足場板40における長手方向の両端部の他側部には、ブラケット20に設けられた楔受け部材2Aに挿入されるステンレス鋼製の楔体3Bが溶接等によって固着されている。なお、塞ぎ板45における中空補強部43を塞ぐ部位には、水抜き孔49が設けられている。
次に、この発明に係る足場の一例の組立手順について説明する。まず、ジャッキベース部材4と最下段の支柱体例えば鉄製支柱体10Aを連結する。次に、支柱体10Aの小径部11Aにロックピン50を取り付ける。ロックピン50を取り付けるには、弾性力に抗して押圧して両第1及び第2の傾斜片52,54を近づけて、支柱体10Aの小径部11A内に挿入した後、押圧力を解除して、小径部11Aに設けられた窓孔13内から屈曲部53を外方に突出した状態にセットする。なお、ロックピン50を予め支柱体10Aの小径部11Aに取り付けておいてもよい。この状態で、支柱体10Aを立て、ジャッキベース部材4を図示しないアンカで固定して、複数の支柱体10Aを適時間隔に設置する。
次に、支柱体10Aにブラケット20を取り付ける。この際、ブラケット20の楔体3Aをハンマで叩いて支柱体10Aに固着された楔受け部材2に楔着して、ブラケット20を取り付ける。同様にして各支柱体10Aにブラケット20を取り付ける。
次に、隣接する支柱体10Aに取り付けられたブラケット20間に足場板40を架設する。この際、足場板40に設けられた楔体3Bをハンマで叩いてブラケット20に固着された楔受け部材2に楔着すると共に、足場板40に設けられたフック金具46をブラケット本体21に引っ掛けて足場板40を強固に架設することができる。
次に、架設された足場板40を利用して隣接する支柱体10Aに手摺30を取り付ける。この際、手摺30に設けられた楔体3をハンマで叩いて支柱体10Aに固着された楔受け部材2に楔着して、手摺30を強固に取り付けることができる。
また、足場板40を利用して支柱体10Aの先端小径部11Aに2段目の支柱体例えばアルミニウムパイプ製支柱体10を連結する。この際、支柱体10の下端の拡管部12内に小径部11Aを嵌挿させると、ロックピン50の屈曲部53が支柱体10の係合孔14に係合して支柱体10が固定される。これにより、支柱体10は回転が阻止されると共に、不用意に抜けることがなくなる。このようにして、各支柱体10Aの小径部11Aに拡管部12を嵌挿して支柱体10を連結する。
次に、支柱体10に、上記と同様にブラケット20を取り付ける。すなわち、ブラケット20の楔体3Aをハンマで叩いて支柱体10に固着された楔受け部材2に楔着して、ブラケット20を取り付ける。同様にして各支柱体10にブラケット20を取り付ける。
次に、隣接する支柱体10に取り付けられたブラケット20間に、上記と同様に足場板40を架設する。すなわち、足場板40に設けられた楔体3Bをハンマで叩いてブラケット20に固着された楔受け部材2に楔着すると共に、足場板40に設けられたフック金具46をブラケット本体21に引っ掛けて足場板40を強固に架設する。
架設された足場板40を利用して隣接する支柱体10に、上記と同様に手摺30を取り付ける。すなわち、手摺30に設けられた楔体3をハンマで叩いて支柱体10に固着された楔受け部材2に楔着して、手摺30を強固に取り付けることができる。
以下、同様に、足場板40を利用して、支柱体10の小径部11にロックピン50を介して支柱体10を嵌挿固定し、各支柱体10にブラケット20を取り付けると共に、ブラケット20間に足場板40を架設し、更に、隣接する支柱体10間に手摺30を取り付けて、所定の高さの足場を組み立てる。
上記のようにして組み立てられた足場は、最下段に鉄製の支柱体10Aを位置させ、その上方にアルミニウムパイプ製の支柱体10を使用し、また、ブラケット20はアルミニウム製のブラケット本体21を有し、手摺30においてもアルミニウムパイプからなる手摺本体31を有するので、足場構成部材を軽量化することができ、高所での作業を容易にすると共に、安全に行うことができる。また、支柱体10においても肉厚に形成されているので、強度が得られる。また、ブラケット20及び手摺30においては、ブラケット本体21及び手摺本体31の上下部に肉厚部22,32が形成され、しかも、アルミダイキャスト製の楔体3,3Aを装着してなるため、取り付ける際にハンマで叩いても変形する虞がなく、十分な強度が得られるので、寿命の増大が図れ、繰り返し使用することができる。また、手摺30は、手摺本体31と楔体3とを連結(締結)するボルト38の頭部38a及びナット39を凹状部34内に納めているので、手摺30からの突起部をできる限り少なくすることができ、作業者が不用意に手を引っ掛けたり、衣服を引っ掛ける心配がなく、作業を安全にすることができる。
足場を解体する場合は、手摺30と足場板40とブラケット20においては、楔体3,3Aの取付筒部35の下面等をハンマで叩いて楔体3,3A,3Bと楔受け部材2(2A)との楔着を解いて、手摺30、足場板40及びブラケット20を順に取り外す。また、支柱1を解体する場合は、上述したように、支柱体10(10A)をロックピン50の第1及び第2の傾斜片52,54の傾き方向に回転する(捻る)ことにより、ロックピン50の固定を解除して、支柱体10(10A)を取り外す。
足場を解体する場合においても、支柱体10がアルミニウム製であり、また、ブラケット20はアルミニウム製のブラケット本体21を有し、手摺30においてもアルミニウムパイプからなる手摺本体31を有するので、高所での作業を容易にすると共に、安全に行うことができる。また、ブラケット20及び手摺30においては、ブラケット本体21及び手摺本体31の上下部に肉厚部22,32が形成され、しかも、アルミダイキャスト製の楔体3,3Aを装着してなるため、取り外しの際にハンマで叩いても変形する虞がなく、十分な強度が得られるので、寿命の増大が図れ、繰り返し使用することができる。
なお、上記説明では、最下段に鉄製の支柱体10Aを位置させ、その上方にアルミニウム製の支柱体10を位置させる場合について説明したが、鉄製の支柱体10Aとアルミニウムパイプ製の支柱体10とは互換性があり、しかも支柱体10は肉厚に形成されて強度性を有するので、適宜選択して支柱1を構成することは可能である。
この発明に係る足場の要部を示す斜視図である。 図1のI部の拡大断面図である。 図2のII−II線に沿う断面図である。 図1のI部の拡大斜視図である。 この発明における楔受け部材を示す斜視図(a)及び(a)のIII部の拡大図(b)である。 この発明における手摺の平面図(a)及び側面図(b)である。 この発明における手摺本体の端部を示す側面図(a)、(a)のIV−IV線に沿う断面図(b)及び(a)のV−V線に沿う断面図(c)である。 この発明における楔体を示す斜視図である。 この発明における手摺本体と楔体との固定(装着)状態を示す断面図である。 この発明における楔体の正面図(a)、側面図(b)及び背面図(c)である。 この発明におけるブラケットの平面図(a)、側面図(b)及び底面図(c)である。 この発明における足場板の平面図(a)及び側面図(b)である。 図12のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
符号の説明
1 支柱
2 楔受け部材
2a 脚片
2b 薄肉段差部
2c 勾配
2d 段部
2e 傾斜面
3,3A 楔体
10,10A 支柱体
15 取付段部溝
20 ブラケット
40 足場板

Claims (4)

  1. 地上に適宜間隔をおいて立設される複数の支柱と、各支柱に固着された楔受け部材に楔着される楔体を有するブラケットと、このブラケット間に着脱可能に架設される足場板と、上記楔受け部材に楔着される楔体を有する手摺とを具備する戸建住宅用足場の取付構造であって、
    上記楔受け部材が、断面略コ字状であって、その脚部の先端部の外側に薄肉段差部を設けた形状に押出成形された形材を、所定長さに切断してなり、
    上記楔受け部材の脚部先端部を上記支柱の外周面に当接した状態で、上記薄肉段差部
    と支柱外周面とを溶接により固着してなる、ことを特徴とする戸建住宅用足場の取付構造。
  2. 請求項1記載の戸建住宅用足場の取付構造において、
    上記楔受け部材における薄肉段差部が、上部から下部に渡って漸次小さくなるような勾配を有するように切断されている、ことを特徴とする戸建住宅用足場の取付構造。
  3. 請求項1又は2記載の戸建住宅用足場の取付構造において、
    上記楔受け部材の薄肉段差部の段部が傾斜状に形成されている、ことを特徴とする戸建住宅用足場の取付構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の戸建住宅用足場の取付構造において、
    上記支柱の外周面に、楔受け部材の取付段部溝を沿設し、この取付段部溝に、上記楔受け部材の脚部を係合させる、ことを特徴とする戸建住宅用足場の取付構造。
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