JP5424260B2 - 仮設足場支柱用鋼管およびその製造方法 - Google Patents
仮設足場支柱用鋼管およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5424260B2 JP5424260B2 JP2010052517A JP2010052517A JP5424260B2 JP 5424260 B2 JP5424260 B2 JP 5424260B2 JP 2010052517 A JP2010052517 A JP 2010052517A JP 2010052517 A JP2010052517 A JP 2010052517A JP 5424260 B2 JP5424260 B2 JP 5424260B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- mold
- pushing
- processed
- matches
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
そして、支柱の側部に受け金具を固設する手段として、通常は、コ字状に曲折された鋼板を支柱の側部に溶接接合している。
しかしながら、受け金具を亜鉛系めっき鋼管製の支柱側部に固設する手段として、前記したような溶接接合法を用いようとすると、鋼材の溶接時に生じ易い溶融金属脆化割れの発生が懸念される。
このような接合態様により、受け金具は支柱に強固に固定される。
そこで、相対する二個ずつをずらして取り付け形態を採ることになる(図2参照)。
段差部に受け金具をネジで固設すると、ネジの頭が突出した形態となり易い。ネジの頭が突出しないほどに深い段差部を設けることも想定されるが、二段にわたっての深い段差部の形成は困難である。
したがって、図4(b)に示すように、二段にわたって取り付けた受け金具の、特に上側の受け金具の外表面が、捩じ込んだネジの頭も含め、支柱の表面と段差がないように取り付けられることが望ましい。
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、支柱間に手摺棒等をクサビ式連結方法で架け渡して構築する仮設足場に用いられる支柱用の鋼管として、クサビ形係合金具を受け入れる受け金具外表面が鋼管の表面に段差なく取り付けることが可能な支柱用鋼管を提供することを目的とする。
前記押込み面が、鋼管の長手方向の近接する2箇所に互いに直交する方向に合せて二対で一セットとして設けられていることが好ましい。
また、本発明の仮設足場支柱用鋼管は亜鉛系めっき鋼管、特にZn−Al−Mg系の合金めっき鋼管を素材としたものが好ましい。
特に、一対の押込み面を、鋼管の長手方向の近接する2箇所に、互いに直交する方向に、合せて二対設けることにより、手摺棒用の他に腕木用のクサビ形係合金具を互いに直交する向きに支柱に取り付けた受け金具中に差し込むことが可能になって、円滑な足場構築作業が行えるばかりでなく、安定性に優れた仮設足場が構築できる。
本発明は、上記受け金具取り付け構造の採用が可能な支柱用鋼管を得ようとするものである。以下にその詳細を説明する。
すなわち、図6に示すように、内金型20は、支持棒21の一端に、被加工鋼管の内径に合致する外径の円柱部を有する後端加工保持部22を備えている。そしてその後端加工保持部22の前方に、被加工鋼管の内面と平行で被固定受け金具を構成する鋼板の板厚に合致する深さの凸曲面で構成されるとともに当該凸曲面の両側に平坦面を備え、当該平坦部が被加工鋼管の内径に合致する外径の二つの部分円柱部23aに繋がる所定長さの窪み23bを上下二箇所設けた押込み面形成部23が固設されている。さらにその押込み面形成部23の前方に、二つの部分円柱部24aと、当該部分円柱部間を結ぶ二つの平面部24bを有し、当該二つの平面部間が被加工押込み面の間隔と合致する先端加工保持部24が取り付けられている。この先端加工保持部24は、図示は省略するが、支持棒21を貫通する中心棒に繋がれて前記後端加工保持部22および前記押込み面形成部23に対して90°回転自在に取り付けられている。
そして、その外金型31,32内に、被加工鋼管(図示せず)および内金型20が挿入され、被加工鋼管の所要箇所に押込み部が形成される。
次に、その形成工程を順に説明する。
そこで、次に二対の押込み面を形成する手順について説明する。
一対目の押込み面の形成は前記の通りである。一対目の押込み面を形成した後、外上金型の押圧を解除するとともに前記先端加工保持部24のみを90°回転させてその部分円柱部24aの向きを押込み面形成部23の部分円柱部23bの向きに合わせる。この状態で、形成された押込み面の長さと先端加工保持部24の長さを足し合わせた長さ以上被加工鋼管を押込みかつ周方向に90°回転させる。この状態で、先端加工保持部24を被加工鋼管とともに押込み面形成部23および後端加工保持部22に対して90°回転させ、その後に前記外上金型を再び前記外下金型方向に押圧する。この工程により、被加工鋼管に二対目の押込み面が形成される。その後、前記外上金型の押圧を解除するとともに前記先端加工保持部24のみを90°回転させてその部分円柱部24aの向きを押込み面形成部23の部分円柱部23aの向きに合わせて前記内金型全体を被加工管から取り出すことにより、鋼管の長手方向の近接する2箇所に、互いに直交する方向に、合せて二対の押込み面が形成された支柱用鋼管が得られる。
したがって、本発明の仮設足場支柱用鋼管としても、Zn系めっきが施された鋼管を素材としたものが好ましい。特に、Al:4.0〜10.0質量%、Mg:1.0〜4.0質量%を含み、残部がZnからなるもの、さらに微量のTiやBを含むもの、あるいはさらにSiを含むZn−Al−Mg系合金めっきが施された鋼管を素材としたものが好ましい。
図4(b)や図5に示すように、捩じ込んだネジの頭も含め、取り付けられた受け金具の外表面が、支柱の表面と段差がないように取り付けられることが望ましい。そのために、本発明の仮設足場支柱用鋼管にあっては、形成された押込み面の中央部の曲面部分の深さが、前記受け金具を構成する鋼板の板厚に合致するような深さとされている。
したがって、図9に示すように、受け金具の側端部を支柱用鋼管に形成した押込み面上に重ね、タッピングネジを捩じ込んで固定することにより、取り付けられた受け金具の外表面は支柱用鋼管の表面と段差なく連続的な表面となる。タッピングネジの捩じ込みに替えてセルフピアシングリベット加工法等を採用した受け金具の接続形態であってもよい。
Claims (4)
- 鋼管の所要箇所の当該鋼管の軸に対して対向する外面位置に受け金具を固定するための所定の長さの一対の押込み面を設けた仮設足場支柱用鋼管であって、前記押込み面は、中央部に鋼管の外面と平行な曲面を有するとともに、当該曲面の両側と前記鋼管外面とを繋ぐ、当該鋼管の軸と平行な二つの平面とを有するものであり、前記押込み面の中央部の曲面部分の深さが、前記受け金具を構成する鋼板の板厚に合致する深さであることを特徴とする仮設足場支柱用鋼管。
- 前記押込み面が、鋼管の長手方向の近接する2箇所に互いに直交する方向に合せて二対で一セットとして設けられている請求項1に記載の仮設足場支柱用鋼管。
- 鋼管が亜鉛系めっき鋼管である請求項1または2に記載の仮設足場支柱用鋼管。
- 被加工鋼管の外径と同じ内径の円筒面を有し、その途中位置に、中央部が前記円筒面と平行な凹曲面で、その両側に前記円筒面の中心軸と平行な平面を備えた所定長さの突出部が被固定受け金具を構成する鋼板の板厚に合致する高さでそれぞれ設けられた外上金型と外下金型とからなる外金型および支持棒の一端に、被加工鋼管の内径に合致する外径の円柱部を有する後端加工保持部と、当該後端加工保持部の前方に、被加工鋼管の内面と平行で被固定受け金具を構成する鋼板の板厚に合致する深さの凸曲面で構成されるとともに当該凸曲面の両側に平坦面を備え、当該平坦部が被加工鋼管の内径に合致する外径の二つの部分円柱部に繋がる所定長さの窪みを上下二箇所設けた押込み面形成部が固設されるとともに、当該押込み面形成部のさらに前方に、被加工鋼管の内径に合致する外径の二つの部分円柱部と、当該部分円柱部間を結ぶ二つの平面部を有し、当該二つの平面部間が被加工押込み面の間隔と合致する先端加工保持部が前記押込み面形成部に対して90°回転自在に取り付けられた内金型を準備し、前記外上金型と間隔をあけて配置された外下金型上に、被加工鋼管を載置するとともに当該被加工鋼管内に前記内金型を挿入するか、あるいは前記内金型を挿入した被加工鋼管を載置して、内金型の押込み面形成部位置を外下金型の突出部位置に合わせた後、前記内金型の先端加工保持部の部分円柱部の向きが押込み面形成部の部分円柱部の向きと90°ずれるようにセットし、その後に前記外上金型を前記外下金型方向に押圧することにより、被加工鋼管に一対の押込み面を形成し、その後に、外上金型の押圧を解除するとともに前記先端加工保持部のみを90°回転させてその部分円柱部の向きを押込み面形成部の部分円柱部の向きに合わせて前記内金型全体を被加工管から取り出すことを特徴とする仮設足場支柱用鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052517A JP5424260B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 仮設足場支柱用鋼管およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010052517A JP5424260B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 仮設足場支柱用鋼管およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011184972A JP2011184972A (ja) | 2011-09-22 |
JP5424260B2 true JP5424260B2 (ja) | 2014-02-26 |
Family
ID=44791578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010052517A Expired - Fee Related JP5424260B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 仮設足場支柱用鋼管およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5424260B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5557570B2 (ja) * | 2010-03-25 | 2014-07-23 | 日新製鋼株式会社 | 側面潰し鋼管の製造方法 |
JP5753620B1 (ja) * | 2014-09-11 | 2015-07-22 | 竜也 近藤 | 建設用仮設足場構成体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09242330A (ja) * | 1996-03-05 | 1997-09-16 | Tec Birudo Kk | 足場組立用金具 |
JP4079931B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2008-04-23 | 日軽金アクト株式会社 | 戸建住宅用足場の取付構造 |
-
2010
- 2010-03-10 JP JP2010052517A patent/JP5424260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011184972A (ja) | 2011-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5424260B2 (ja) | 仮設足場支柱用鋼管およびその製造方法 | |
WO2020100274A1 (ja) | クサビ緊結式足場用クランプ | |
CN205111169U (zh) | 立体停车库梳板制作工装 | |
JP3143339U (ja) | 足場補助材取付け金具 | |
CN110253205A (zh) | 树形结构管子焊接防变形装置及定位方法 | |
CN211597697U (zh) | 一种新型铝合金模板用铝背楞型材 | |
KR20120002243U (ko) | 조립식 가로등주 | |
JP5325058B2 (ja) | 鉄筋組立金物 | |
CN212358610U (zh) | 一种顶面球形网架的安装结构 | |
CN211949553U (zh) | 一种建筑施工稳定杆 | |
CN109235271B (zh) | 组合桥塔钢壳节段的竖筋定位工装、定位卡座及工作方法 | |
KR101419906B1 (ko) | 원형강관 대각가새 구조의 시공방법 | |
CN109868986A (zh) | 一种用于脚手架上的双边拉杆及其生产工艺 | |
CN215238979U (zh) | 一种钢管焊接用固定装置 | |
JP5848514B2 (ja) | 安全手摺 | |
CN220698131U (zh) | 一种链环制作器 | |
JP3115524U (ja) | 足場組付け装置 | |
WO2010124348A1 (en) | Construction element | |
JP3237383U (ja) | 薄鋼管柱用足場ボルト取付金具及び足場ボルト取付構造 | |
CN113374255B (zh) | 一种清水模板禅缝夹具及其方法 | |
CN203783143U (zh) | 防涨模夹紧杆组件 | |
KR100568786B1 (ko) | 보일러 헤더용 지지대 | |
CA3225318A1 (en) | Durable smoothing trowel | |
KR100229228B1 (ko) | 유리 온실 철구조물 조립식 연결재 | |
JP6750951B2 (ja) | ブレース取付具及びブレース取付具の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5424260 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |