JP3237383U - 薄鋼管柱用足場ボルト取付金具及び足場ボルト取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全且つ迅速・直角に足場ボルトを薄鋼板柱に取り付けることが可能な薄鋼管柱用足場ボルト取付金具及び足場ボルト取付構造を提供する。【解決手段】薄鋼管柱14に足場ボルトB1を取り付けるための薄鋼管柱用足場ボルト取付金具1において、取付金具本体2を備え、取付金具本体2に足場ボルトB1を取り付けるためのねじ孔3を形成し、薄鋼管柱14と当接する取付金具本体2の背面を、薄鋼管柱14の外周面に応じた凹曲面2aとし、凹曲面2aに、薄鋼管柱に形成された孔h2に突出した凸部4を形成し、凸部4までねじ孔3のねじ溝30を連続して形成する。【選択図】図7
Description
本考案は、薄鋼管柱用足場ボルト取付金具及び足場ボルト取付構造に関する。
配電線や電話通信線などの架線が架設された電柱などの柱体は、架線作業や各種機器の保守・点検作業で作業員が昇降する必要があり、昇降のための足場ボルトが取り付けられている。
例えば、特許文献1には、昇降柱に所定間隔で雌ねじ17を設け、足場ボルトのねじ溝の終端付近に反力を得るための一定厚さのつば部5が鍛造されて形成された足場ボルト構造が開示されている(特許文献1の第1図等参照)。この特許文献1に記載の足場ボルト構造は、つば部5が鍛造されて足場ボルトと一体成形されているため、強度が高くつば部5の脱落のおそれがないだけでなく、つば部5の形成後に亜鉛めっきを施すことができ、つば部5の精度が高く信頼性が向上するとされている。
しかし、特許文献1の足場ボルト構造は、雌ねじ17の長さを充分に確保可能な昇降柱が中実なコンクリート製の電柱等を想定しており、軽量なため人力で運搬可能な薄鋼管柱にそのまま適用できる構造ではなかった。
また、金属管柱に適用可能なものとしては、特許文献2に、金属管柱の外周面に溶接するための一対のフランジ12a,12bと、これらのフランジ間に形成されたウェブ14と、を備えた溝形受座10の一対のフランジ12a,12b間に足場ボルトと係合するナット20と、このナット20を一対のフランジ12a,12bのいずれか一方に押圧するばね弾性片30を設けた足場ボルト取付金具が開示されている(特許文献2の第1図~第4図等参照)。この特許文献2の足場ボルト取付金具は、足場ボルトの取付作業中にナット20が脱落して紛失することがないとされている。
しかし、特許文献2に記載の足場ボルト取付金具は、構造が複雑であり、足場ボルトの取付作業に時間がかかるだけでなく、コストアップの要因となっていたという問題があった。
そこで、本願の出願人は、図8に示すように、足場ボルトB1と螺合するねじ孔h1が形成された正面視で上下方向に長い長方形状の足場ボルト取付金具10を考案して実施していた。図8に示す足場ボルト取付金具10は、図8(a)に示すように、背面が取り付ける柱体の外周表面の曲率に応じた曲面となり、その背面が柱体の外周表面に当接されて溶接されて取り付けられている。
しかし、この足場ボルト取付金具10が取り付けられる柱体が、図9に示すように、外形が円錐台状の上方行くに従って管径が縮小する高さ2mm程度の異なる管径の薄鋼管11~13同士を嵌め込み組み上げたパンザーマスト(登録商標)と呼ばれる薄鋼管柱14である場合、次のような問題が発生していた。
つまり、薄鋼管柱14は、薄鋼管13の上に管径の小さな薄鋼管12、薄鋼管11を嵌め込み組み上げて行くものである。このため、薄鋼管柱14には、各薄鋼管11~13に嵌め込み重ね合わせる部分が存在し、その重ね合わせる部分には、足場ボルトB1を薄鋼管11~13内まで貫通させないように、足場ボルト取付金具10のねじ孔h1の裏の薄鋼管11~13の孔h2の径D2は、ねじ孔h1の径D1より小さく設定されていた。しかし、薄鋼管柱14は、足場ボルト取付金具10を溶接した後、亜鉛めっきを施すため、ねじさらいをした場合でもねじ孔h1の底(薄鋼管11~13側)に亜鉛めっきが溜まってねじ孔h1の底まで完全に簡単にねじ込められないという問題があった。
このため、各薄鋼管11~13は、薄鋼板からなり、板厚が1.0mm~3.0mm程度と薄く、厚手の足場ボルト取付金具10を溶接することが困難ということもあり、足場ボルトB1のねじ孔h1へのかかり代が小さく、足場ボルトB1をより安全且つ迅速に直角に取り付けることができる足場ボルト取付金具が切望されていた。
そこで、本考案は、前述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とすると
ころは、安全且つ迅速・直角に足場ボルトを薄鋼板柱に取り付けることが可能な薄鋼管柱用足場ボルト取付金具及び足場ボルト取付構造を提供することにある。
ころは、安全且つ迅速・直角に足場ボルトを薄鋼板柱に取り付けることが可能な薄鋼管柱用足場ボルト取付金具及び足場ボルト取付構造を提供することにある。
請求項1に記載の薄鋼管柱用足場ボルト取付金具は、薄鋼管柱に足場ボルトを取り付けるための薄鋼管柱用足場ボルト取付金具であって、取付金具本体を備え、前記取付金具本体に前記足場ボルトを取り付けるためのねじ孔が形成され、前記薄鋼管柱と当接する前記取付金具本体の背面は、前記薄鋼管柱の外周面に応じた凹曲面となっており、前記凹曲面には、前記薄鋼管柱に形成された孔に突出した凸部が形成され、前記凸部まで前記ねじ孔のねじ溝が連続して形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の薄鋼管柱用足場ボルト取付金具は、請求項1に記載の薄鋼管柱用足場ボルト取付金具において、前記凸部の突出高さは、前記薄鋼管柱の薄鋼管の厚さ以内であることを特徴とする。
請求項3に記載の足場ボルト取付構造は、薄鋼管柱と、前記薄鋼管柱の外周表面に固着された足場ボルト取付金具とを備えた足場ボルトを前記薄鋼管柱に取り付けるための足場ボルト取付構造であって、前記足場ボルト取付金具は、取付金具本体を備え、前記取付金具本体には、前記足場ボルトを取り付けるためのねじ孔が形成され、前記薄鋼管柱と当接する前記取付金具本体の背面は、前記薄鋼管柱の外周面に応じた凹曲面となっており、前記凹曲面には、前記薄鋼管柱に形成された孔に突出した凸部が形成され、前記凸部まで前記ねじ孔のねじ溝が連続して形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の足場ボルト取付構造は、請求項3に記載の足場ボルト取付構造において、前記薄鋼管柱に形成された前記孔の径は、前記ねじ孔の径より大きいことを特徴とする。
請求項1及び2に記載の薄鋼管柱用足場ボルト取付金具によれば、凸部までねじ孔のねじ溝が連続して形成されているので、薄鋼板からなる薄鋼管柱においても足場ボルトをねじ込むねじ溝を長くとることができ、より安全に且つ直角に足場ボルトを薄鋼板柱に取り付けることができる。また、請求項1及び2に記載の薄鋼管柱用足場ボルト取付金具によれば、足場ボルト取付金具の凸部を薄鋼管柱に形成された孔に嵌め込んで位置決めすることができ、迅速に足場ボルト取付金具を薄鋼管柱に取り付けることができる。
特に、請求項2に記載の薄鋼管柱用足場ボルト取付金具によれば、凸部の突出高さは、前記薄鋼管柱の薄鋼管の厚さ以内であるので、薄鋼管同士を嵌め合わす重ね代においても、凸部が干渉することを防ぐことができる。
請求項3及び4に記載の足場ボルト取付構造によれば、凸部までねじ孔のねじ溝が連続して形成されているので、薄鋼板からなる薄鋼管柱においても足場ボルトをねじ込むねじ溝を長くとることができ、より安全に且つ直角に足場ボルトを薄鋼板柱に取り付けることができる。また、請求項3及び4に記載の足場ボルト取付構造によれば、足場ボルト取付金具の凸部を薄鋼管柱に形成された孔に嵌め込んで位置決めすることができ、迅速に足場ボルト取付金具を薄鋼管柱に取り付けることができる。
特に、請求項4に記載の足場ボルト取付構造によれば、薄鋼管柱に形成された孔の径は、ねじ孔の径より大きいので、亜鉛めっきが溜まってねじ孔の底まで足場ボルトを完全にねじ込めないという問題を解決して、簡単に足場ボルトを取り付けることができる。
以下、本考案に係る薄鋼管柱用足場ボルト取付金具及び足場ボルト取付構造の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<薄鋼管柱用足場ボルト取付金具>
先ず、図1~図4を用いて、本考案の実施形態に係る薄鋼管柱用足場ボルト取付金具1(以下、単に足場ボルト取付金具1ともいう)について説明する。図1は、本考案の実施形態に係る薄鋼管柱用足場ボルト取付金具1を示す斜視図であり、図2は、薄鋼管柱用足場ボルト取付金具1を示す正面図である。また、図3は、図2のA-A線水平断面図であり、図4は、図2のB-B線鉛直断面図である。
先ず、図1~図4を用いて、本考案の実施形態に係る薄鋼管柱用足場ボルト取付金具1(以下、単に足場ボルト取付金具1ともいう)について説明する。図1は、本考案の実施形態に係る薄鋼管柱用足場ボルト取付金具1を示す斜視図であり、図2は、薄鋼管柱用足場ボルト取付金具1を示す正面図である。また、図3は、図2のA-A線水平断面図であり、図4は、図2のB-B線鉛直断面図である。
本実施形態に係る薄鋼管柱用足場ボルト取付金具1は、後述の薄鋼管柱(14)に足場ボルト(B1)を取り付けるための薄鋼管柱用足場ボルト取付金具である。図1~図4に示すように、足場ボルト取付金具1は、主に取付金具本体2からなる。
この取付金具本体2は、図1,図2に示すように、正面視で上下に長い長方形状の厚みが薄い概略直方体状となっており、図3,図4に示すように、外部に露出した鋭利な部分がないように角部が丸く形成されている。
また、この取付金具本体2には、足場ボルト(B1)を取り付けるためのねじ孔3が形成されている。本実施形態では、M16のねじ部(B1a)が形成された足場ボルト(B1)をねじ込んで螺合するため、ねじ孔3の内周面にはM16のねじ溝30が形成されている(図1等参照)。
さらに、図1,図3に示すように、取付金具本体2の背面、即ち、薄鋼管柱(14)と当接する面は、薄鋼管柱(14)の外周面に応じた凹曲面2aとなっている。
そして、この凹曲面2aには、図3,図4に示すように、ねじ孔3の周りに中空円錐台状の凸部4が形成され、この凸部4の内周面までねじ孔3のねじ溝30が連続して形成されている。このため、薄鋼板からなる薄鋼管柱(14)においても足場ボルト(B1)をねじ込むねじ溝30を長くとることができ、より安全に且つ直角に足場ボルトB1を薄鋼板柱に取り付けることができる。
<足場ボルト取付構造>
次に、図5~図7を用いて、本考案の実施形態に係る足場ボルト取付構造100(以下単に足場ボルト取付構造100ともいう)について説明する。図5は、本実施形態に係る足場ボルト取付構造100を示す斜視図であり、図6は、足場ボルト取付構造100を構成する薄鋼管13単体を示す図であり、(a)が高さ関係を主に示す概略立面図、(b)が薄鋼管13の構成を模式的に示す概略水平断面図である。
次に、図5~図7を用いて、本考案の実施形態に係る足場ボルト取付構造100(以下単に足場ボルト取付構造100ともいう)について説明する。図5は、本実施形態に係る足場ボルト取付構造100を示す斜視図であり、図6は、足場ボルト取付構造100を構成する薄鋼管13単体を示す図であり、(a)が高さ関係を主に示す概略立面図、(b)が薄鋼管13の構成を模式的に示す概略水平断面図である。
図5に示すように、足場ボルト取付構造100は、薄鋼管柱14と、この薄鋼管柱14に溶接されて取り付けられた前述の足場ボルト取付金具1と、から主に構成されている。
(薄鋼管柱)
薄鋼管柱14は、異なる管径の複数の薄鋼管11~13同士を嵌め込み組み上げた、主に電柱として用いられるパンザーマスト(登録商標)と呼ばれる柱体である。図示形態では、薄鋼管柱14は、3本の薄鋼管11~13を組み上げたものを例示したが、建柱する柱体の高さに応じてもっと多くの薄鋼管を組み上げたものであってもよいことは云うもでもない。一般には、薄鋼管柱14は、1本~18本の薄鋼管から構成されている。
薄鋼管柱14は、異なる管径の複数の薄鋼管11~13同士を嵌め込み組み上げた、主に電柱として用いられるパンザーマスト(登録商標)と呼ばれる柱体である。図示形態では、薄鋼管柱14は、3本の薄鋼管11~13を組み上げたものを例示したが、建柱する柱体の高さに応じてもっと多くの薄鋼管を組み上げたものであってもよいことは云うもでもない。一般には、薄鋼管柱14は、1本~18本の薄鋼管から構成されている。
そして、薄鋼管柱14を構成する薄鋼管単体は、図6(a)に薄鋼管13を例示したように、先端の上端径D3が根元の下端径D4より小さい外形が中空円錐台状の上方行くに従って管径が縮小する高さ2000mm程度の鋼管である。
また、この薄鋼管13は、図6(b)に示すように、板厚が1.0mm~3.0mmの薄鋼板をローラー電極でラップシーム溶接により接合し、中空円錐台状に成形した鋼管である。
さらに、この薄鋼管13には、外表面に凹曲面2aを当接させて足場ボルト取付金具1が溶接されて取り付けられている。図6(a)に示すように、この足場ボルト取付金具1の取付間隔は、約450mmの高さであり、作業員が登り易いように左右交互に取り付けられている。
また、図6(b)に示すように、足場ボルト取付金具1の左右の取付角度は、作業員が登り易いように薄鋼管13の管径に応じて適宜定められている。図示形態では、薄鋼管柱14の根元の太い薄鋼管13を例示しているので、足場ボルト取付金具1の左右の取付角度は、120°に設定されている。但し、上の方の細い薄鋼管の場合は、作業員が登り易いように取付角度は180°に設定される。
そして、図6(a)に網掛け斜線で示す部分が、薄鋼管13より管径が小さい薄鋼管12が嵌め込まれる重ね代部分13aであり、この薄鋼管13の重ね代部分13aの上に、管径が小さい薄鋼管12の根元部分が嵌め込まれる。このため、薄鋼管12の最下段の足場ボルト取付金具1の取付高さは、この薄鋼管13の重ね代部分13aに干渉することとなる。
次に、図7を用いて、足場ボルト取付構造100の足場ボルト取付金具1付近の断面詳細を説明する。図7(a)は、足場ボルト取付構造100の足場ボルト取付金具1付近の水平断面の詳細を足場ボルトB1を取り付ける前の状態で示す水平断面図であり、図7(b)は、足場ボルト取付構造100の足場ボルト取付金具1付近の鉛直断面の詳細を足場ボルトB1を取り付けた状態で示す鉛直断面図である。
なお、図7(b)に示すように、足場ボルトB1は、先端部分に足場ボルト取付金具1のねじ孔3に螺合するねじ部B1aが形成され、作業員が足を掛ける部分には、ボルトの外周を粗面とした滑り止め部B1bが形成されている。また、足場ボルトB1を足場ボルト取付金具1を螺着した後に緩まないように、ダブルナットとするためにねじ部B1aと螺合するナットN1が装着されている。
図7(a)に示すように、取付金具本体2の背面は、足場ボルト取付金具1が取り付けられている薄鋼管13の外周面に応じた凹曲面2aとなっている。また、この凹曲面2aには、前述のように、ねじ孔3の周りに中空円錐台状の凸部4が形成され、この凸部4の内周面までねじ孔3のねじ溝30が延長されて連続している。このため、板厚が1.0mm~3.0mm程度の薄鋼板からなる薄鋼管柱14においても足場ボルトB1をねじ込むねじ溝30を長くとることができ、従来と比べてより安全に足場ボルトB1を薄鋼板柱に取り付けることができる。
また、図7(a),図7(b)に示すように、足場ボルト取付金具1の凸部4の突出高さは、足場ボルト取付金具1が取り付けられている薄鋼管13の板厚の厚さ以内となっている。このため、図6(a)に網掛け斜線で示した薄鋼管同士を嵌め合わす重ね代13aにおいても、凸部4が干渉することを防ぐことができる。
その上、図7(a),図7(b)に示すように、足場ボルト取付金具1が取り付けられている薄鋼管13に形成された孔h2の径D2は、ねじ孔3の径D1より大きく設定されている。このため、背景技術で述べたねじ孔3の底に亜鉛めっきが溜まってねじ孔3の底まで足場ボルトB1を完全にねじ込めず、足場ボルトB1が薄鋼管柱14(薄鋼管13)に対して直角に取り付けにくいという問題を解消することができる。
さらに、孔h2の径D2がねじ孔3の径D1より大きく、しかも、薄鋼管13と当接する足場ボルト取付金具1の背面に凸部4が突設されているので、足場ボルト取付金具1を薄鋼管13に溶接する際に、凸部4を孔h2に嵌め込んで簡単に位置決めすることができ、迅速に足場ボルト取付金具1を薄鋼管13に取り付けることができる。
以上説明した足場ボルト取付金具1及び足場ボルト取付構造100によれば、足場ボルト取付金具1の背面に、凸部4が突設され、しかもその凸部4までねじ孔3のねじ溝30が連続して形成されている。このため、薄鋼板からなる薄鋼管柱14においても足場ボルトB1をねじ込むねじ溝30を長くとることができ、より安全に足場ボルトB1を薄鋼管柱14(薄鋼管11~13)に取り付けることができる。
また、請求項1及び2に記載の薄鋼管柱用足場ボルト取付金具によれば、足場ボルト取付金具1の凸部4を薄鋼管柱14(薄鋼管11~13)に形成された孔h2に嵌め込んで位置決めすることができ、迅速に足場ボルト取付金具1を薄鋼管柱14(薄鋼管11~13)に取り付けることができる。
その上、足場ボルト取付金具1及び足場ボルト取付構造100によれば、足場ボルト取付金具1の凸部4の突出高さは、足場ボルト取付金具1が取り付けられている薄鋼管(11~13)の板厚(1.0mm~3.0mm)の厚さ以内であるので、薄鋼管11~13同士を嵌め合わす重ね代部分13aにおいても、凸部4が干渉することを防ぐことができる。
さらに、足場ボルト取付金具1及び足場ボルト取付構造100によれば、足場ボルト取付金具1が取り付けられている薄鋼管(11~13)に形成された孔h2の径D2は、ねじ孔3の径D1より大きく設定されている。このため、背景技術で述べた孔3の底に亜鉛めっきが溜まってねじ孔3の底まで完全に足場ボルトB1をねじ込めず、足場ボルトB1が薄鋼管柱14(薄鋼管13)に対して直角に取り付けられないという問題を解消することができる。
以上、本考案の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本考案を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本考案の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1:足場ボルト取付金具(薄鋼管柱用足場ボルト取付金具)
2:取付金具本体
3:ねじ孔
D1:(ねじ孔の)径
4:凸部
10:従来の足場ボルト取付金具
h1:ねじ孔
D1:(ねじ孔の)径
11~13:薄鋼管
h2:(薄鋼管柱の)孔
D2:径
13a:重ね代部分
h2’:(従来の薄鋼管柱の)孔
D2’:径
D3:上端径
D4;下端径
14:薄鋼管柱
B1:足場ボルト
B1a:ねじ部
B1b:滑り止め部
N1:ナット
2:取付金具本体
3:ねじ孔
D1:(ねじ孔の)径
4:凸部
10:従来の足場ボルト取付金具
h1:ねじ孔
D1:(ねじ孔の)径
11~13:薄鋼管
h2:(薄鋼管柱の)孔
D2:径
13a:重ね代部分
h2’:(従来の薄鋼管柱の)孔
D2’:径
D3:上端径
D4;下端径
14:薄鋼管柱
B1:足場ボルト
B1a:ねじ部
B1b:滑り止め部
N1:ナット
Claims (4)
- 薄鋼管柱に足場ボルトを取り付けるための薄鋼管柱用足場ボルト取付金具であって、
取付金具本体を備え、前記取付金具本体に前記足場ボルトを取り付けるためのねじ孔が形成され、
前記薄鋼管柱と当接する前記取付金具本体の背面は、前記薄鋼管柱の外周面に応じた凹曲面となっており、前記凹曲面には、前記薄鋼管柱に形成された孔に突出した凸部が形成され、前記凸部まで前記ねじ孔のねじ溝が連続して形成されていること
を特徴とする薄鋼管柱用足場ボルト取付金具。 - 前記凸部の突出高さは、前記薄鋼管柱の薄鋼管の厚さ以内であること
を特徴とする請求項1に記載の薄鋼管柱用足場ボルト取付金具。 - 薄鋼管柱と、前記薄鋼管柱の外周表面に固着された足場ボルト取付金具とを備えた足場ボルトを前記薄鋼管柱に取り付けるための足場ボルト取付構造であって、
前記足場ボルト取付金具は、取付金具本体を備え、
前記取付金具本体には、前記足場ボルトを取り付けるためのねじ孔が形成され、
前記薄鋼管柱と当接する前記取付金具本体の背面は、前記薄鋼管柱の外周面に応じた凹曲面となっており、前記凹曲面には、前記薄鋼管柱に形成された孔に突出した凸部が形成され、前記凸部まで前記ねじ孔のねじ溝が連続して形成されていること
を特徴とする足場ボルト取付構造。 - 前記薄鋼管柱に形成された前記孔の径は、前記ねじ孔の径より大きいこと
を特徴とする請求項3に記載の足場ボルト取付構造。
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JP2022000712U JP3237383U (ja) | 2022-03-08 | 2022-03-08 | 薄鋼管柱用足場ボルト取付金具及び足場ボルト取付構造 |
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