JP4079195B2 - 案内装置、案内システム、およびプログラム。 - Google Patents

案内装置、案内システム、およびプログラム。 Download PDF

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Description

本発明は、歩行者や車両の運転者に対する案内を行う案内装置、案内システム、およびプログラムに関する。
従来より、視覚障害者や高齢者等の交通弱者が安全に歩行できるような補助装置、システムが種々考えられている。
特開平8−246422号公報には、視覚障害者が使用する杖の先端に誘導コイルを設け、路面に配設された誘導ブロックに取付けられた電磁コイルに上記杖の先端が近接すると、電磁誘導による電力が発生して、杖の握り部に設けられている出力ステップより通路の方向や危険区域、障害物の存在などを振動や信号音によって出力させるようにしたものが記載されている。
また、特開2000−20874号公報には、それぞれ位置情報を無線信号として送信する複数の電子マーカを道路に沿って設置し、これら電子マーカから受信された位置情報と例えば杖に取付けた携帯端末内に予め記憶されている位置情報とを照合して、その照合結果を表示、通知するようにしたものが記載されている。
さらに、特開2000−293718号公報には、駅構内で視覚障害者が杖を持って歩行することで、自動券売機や自動改札機あるいは自動清算機等の駅務機器を円滑に使用、通過できるようにしたシステムが記載されている。
上述した技術は、いずれも歩行者の障害の種類や使用場所を特定したものであり、その他の種類の障害を有する歩行者や所定の構内を出た状態では使用することができない。
例えば、特開平8−246422号公報に記載された技術は、視覚障害者の誘導装置あるいは誘導システムに特化したしたものであり、この技術を、視覚には障害がないが、自足歩行はできない車イス使用者が利用することはできない。
また、特開2000−20874号公報には、それぞれの用途に適した種々の携帯端末(10)が記載されているが、これらはいずれも使用者の障害の種類によって選択されるものであり、且つ経路や地図といった位置情報を事前に記憶しておかないと使用することができない。
さらに、特開2000−293718号公報は、そもそも駅構内という限定された空間内を、杖を持った視覚障害者が不自由なく移動できるように考え出されたものであり、それ以外の場所、及び他の障害を持つものについてはまったく考慮されていない。
本発明は上記のようなことに鑑みてなされたもので、その目的とするところは、歩行者や車両の運転者に対して適切な情報を提供することが可能な案内装置、案内システム、およびプログラムを提供することにある。
本発明は、歩行者に付帯して移動する案内端末を含む2つの案内端末との間で所定の情報を送受信することが可能な案内装置であって、前記案内端末を利用する利用者の属性情報であって、前記2つの案内端末の各々に設定されている属性情報を各案内端末から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された2つの属性情報の優先順位を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された優先順位がより高い方の案内端末から受信した属性情報または属性情報に基づく情報を、前記特定手段により特定された優先順位がより低い方の案内端末に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする
また、上記発明において、前記送信手段は、前記属性情報に基づいて検索された案内情報を送信することを特徴とする
また、上記発明において、前記受信手段は、所定の通信エリア内に移動してきた案内端末より前記属性情報を受信し、
前記送信手段は、前記所定の通信エリア内に移動してきた案内端末に対して前記属性情報または属性情報に基づく情報を送信することを特徴とする
また、上記発明において、前記送信手段は、前記所定の通信エリア内に新たな案内端末が移動してきた時に、既に他の案内端末から受信していた前記属性情報を、前記所定の通信エリア内に新たに移動してきた案内端末に対して送信することを特徴とする
また、上記発明において、前記受信手段は、歩行者に付帯して移動する案内端末から属性情報を受信し、前記送信手段は、車両に付帯して移動する案内端末に対して前記属性情報または属性情報に基づく情報を送信することを特徴とする
また、本発明は、歩行者に付帯して移動する案内端末を含む2つの案内端末と、この2つの案内端末と最寄りの無線基地局及びネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えた案内システムであって、前記案内端末は、前記案内端末を利用する利用者の属性情報を設定する設定手段と、前記設定手段で設定した属性情報を保持する保持手段と、前記案内端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段により位置情報が取得された際に、上記最寄りの無線基地局及びネットワークを介して上記サーバ装置に対し、上記保持手段が保持する属性情報を送信する第1の送信手段と、を備え、前記サーバ装置は、上記いずれかの案内端末から最寄りの無線基地局及びネットワークを介して送られてくる属性情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した属性情報または属性情報に基づく情報を上記ネットワーク及び最寄りの無線基地局を介して該属性情報を送信した案内端末とは別の案内端末に送信する第2の送信手段と、前記受信手段により複数の案内端末から受信した属性情報の優先順位を特定する特定手段と、を備え、前記第2の送信手段は、前記特定手段により特定された優先順位がより高い方の案内端末から受信した属性情報または属性情報に基づく情報を、前記特定手段により特定された優先順位がより低い方の案内端末に送信することを特徴とする。
また、上記発明において、前記第2の送信手段は、歩行者に付帯して移動する案内端末から受信した属性情報または属性情報に基づく情報を、車両に付帯して移動する案内端末に送信することを特徴とする。
また、上記発明において、歩行者の移動可能な複数の場所に設置された電子マーカを更に備え、前記案内端末は、歩行者が携帯する歩行者案内端末を含み、前記歩行者案内端末の近傍に存在する電子マーカから位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段により前記電子マーカからの位置情報が取得された場合に、この位置情報に対応する案内情報による案内を行う歩行者案内手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の歩行者または車両などが案内端末を付帯して移動している状況で、各案内端末を利用する利用者の属性情報を取得して、その優先順位がより高い方の案内端末から受信した属性情報を、優先順位がより低い方の案内端末に送信するようにしたので、障害の度合いの差異などにより案内情報に優先順位を設定して提供することができ、よりきめ細かく安全に案内端末の利用者を誘導することができる。
(第1の実施の形態)
以下本発明を歩行者誘導システムに適用した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、歩行者誘導端末11の使用環境を例示するものである。何らかの障害を有した歩行者Pがこの歩行者誘導端末11を携帯し、且つ歩行の補助器具ともなるストック12をも同時に使用しているものとする。
同図では、この歩行者誘導端末11とストック12とをケーブル13により有線接続しているが、あるいはBluetooth(ブルートゥース)などの無線ネットワーク技術により無線接続するものとしてもよい。
しかして、ストック12先端の石突部分には、ピックアップコイルセンサ14が内蔵されており、このピックアップコイルセンサ14が、路面に埋設されている電子マーカ15からの情報を電磁誘導により読取る。
すなわち、電子マーカ15は、内部に例えばEEPROMのような書換え可能なメモリとそのメモリの記憶内容を出力する電磁コイル及びその励磁回路とを備えており、個々の電子マーカ15固有のID情報(位置情報)をメモリ内に固定記憶するものであり、通路の分岐地点や曲がり角、何らかの設備の前等に埋設される。
ここで、同様の環境下に埋設してある電子マーカ15には、同一のID情報が記憶されているものとする。
なお、上記ID情報に代えて緯度、経度等の位置情報を電子マーカ15に記憶するようにしても本発明を実現することができる。
加えて電子マーカ15は、例えば人体の発する赤外線を検知する赤外線センサをその周囲4方向に対して設けることで、歩行者Pの到来方向に応じた案内情報を出力できるものとする。
したがって、歩行者Pがストック12と歩行者誘導端末11とを携帯して電子マーカ15の埋設されている通路を歩行する場合には、ピックアップコイルセンサ14で読取られた電子マーカ15からのID情報に基づき、移動方向に対応した情報が歩行者誘導端末11より歩行者Pの障害内容に適した分かり易いコンテンツの形態で提供出力される。
図2は、歩行者誘導端末11のユーザ属性の設定状態を例示するものである。同図に示す如くこの歩行者誘導端末11では、氏名と男女の性別、視覚障害の有無、及び車イス利用の有無を歩行者Pの状態に合せて設定することができる。
次に図3により上記歩行者誘導端末11内の回路構成について示す。図中、この回路全体の動作制御を司るCPU21を中心として、このCPU21とバスBを介してタイマ22、ROM23、RAM24、送受信モジュール25、音声ドライバ26、シリアルドライバ27、LCDドライバ28、キーインターフェイス(I/F)29、及び振動素子30が接続される。
タイマ22は、現在の日時を計時すると共に、カレンダ機能により曜日と国民の休日であるか否か等の情報を併せて保持する。
ROM23は、CPU21の動作プログラム、後述する電子マーカ15のID情報と対応づけられた案内情報(案内メッセージ)等を固定的に記憶するものであり、RAM24は、ワークメモリとしてCPU21の制御動作に伴なう一時的なデータ等を記憶する部分と、上記図2でも示した歩行者Pのユーザ属性の設定内容を保持する部分とを有するもので、ユーザ属性の設定内容を保持する部分に関してはこの歩行者誘導端末11の電源状態に関係なく保持内容がバックアップされるものとする。
送受信モジュール25は、アンテナ31を介して最寄りの図示しない無線基地局と各種データの無線通信接続を行なうためのものである。
音声ドライバ26は、案内情報を音声コンテンツの形態で出力するためのものであり、スピーカ32または骨伝導ヘッドセット33のいずれか一方を拡声駆動する。
シリアルドライバ27は、シリアルインターフェイス(I/F)34を介して上記ストック12と接続されることで、上記電子マーカ15から読出したID情報をこの歩行者誘導端末11に入力する。
LCDドライバ28は、この歩行者誘導端末11の表示部である液晶表示デバイス35に文字または画像のコンテンツの形態で案内情報を表示出力させる。
キーインターフェイス29は、上記図2でも示したキーマトリックス36でのキー操作を受付けて上記CPU21へ送出する。
振動素子30は、案内情報の内容に応じて異なる振動パターンで振動駆動される。
次に上記実施の形態の動作を説明する。
<第1の動作例>
図4は、本実施の形態の第1の動作例での誘導環境を例示するもので、ここでは現在位置40から歩行者Pの属性に適したトイレまでを誘導する場合について示すものとする。
図5は、現在位置40から歩行者Pの属性に適したトイレに到達するまでの歩行者誘導端末11での処理内容を示すものである。
その当初には、移動に伴なって電子マーカ15−11のID情報が入力されるのを待機する(ステップA01)。そして、電子マーカ15−11のID情報が入力されたと判断すると、そのときRAM24に保持されている歩行者Pのユーザ属性の設定内容に基づき歩行者Pが車イス利用者であるか否かを判断する(ステップA02)。
これは、電子マーカ15−11のID情報に対応する案内情報が
「車イス利用者→直進」
「車イス非利用者→左折」
のような内容を有するためであり、上記図2で示したようにこの歩行者Pが車イスの利用者であるとRAM24に設定している場合には、CPU21はこれを判断して上記案内情報により「そのまま直進してください」のような案内を歩行者Pに対して行なう(ステップA03)。
この場合、歩行者Pは視覚の障害は有していないため、上記案内をスピーカ32から音声出力することに加えて、その設定内容に従って歩行者誘導端末11の液晶表示デバイス35にて上記案内を文字コンテンツの形態で表示出力する。
しかるに、この案内に基づいてそのまま歩行者Pが直進し、今度は電子マーカ15−12のID情報が入力されるのを待機する(ステップA04)。そして、電子マーカ15−12のID情報が入力されたと判断すると、そのとき電子マーカ15−12のID情報に対応する、例えば
「車イス利用者→左に身障者用トイレ」
のような案内情報に基づいて、CPU21が「左に身障者用トイレがあります」のような案内を歩行者Pに対して行ない(ステップA05)、以上でトイレへの誘導を終えたものとして、この図5の処理を終了する。
また、上記ステップA02でRAM24での設定内容により歩行者Pが車イス利用者ではないと判断した場合には、CPU21はこれを判断して上記案内情報により「左折してください」のような案内を歩行者Pに対して行なう(ステップA06)。
この場合、仮に歩行者Pが視覚の障害を有しているとRAM24に設定していた際には、CPU21はその設定内容に従って音声ドライバ26によりスピーカ32か、または骨伝導ヘッドセット33が装着されていればこの骨伝導ヘッドセット33を優先的に選択して、上記案内を音声コンテンツの形態で拡声出力する。
歩行者Pがこの案内に基づいて左折し、今度は電子マーカ15−13〜15−15のID情報が入力されるのを順次待機する(ステップA07〜A09)。
このとき、実際にはステップA07で電子マーカ15−13のID情報を入力したと判断した時点で、このID情報に対応する例えば
「車イス非利用者→右に階段」
「(属性制限なし)→左にエレベータ(2/2)」
のような案内情報に基づいて、CPU21は「右に階段があります(車イス非利用者に対してのみ)」「左に2基のエレベータのうちの2基目があります」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
同様に、ステップA08で電子マーカ15−14のID情報を入力したと判断した時点で、このID情報に対応する例えば
「(属性制限なし)→左にエレベータ(1/2)」
のような案内情報に基づいて、CPU21は「左に2基のエレベータのうちの1基目があります」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
そして、ステップA09で電子マーカ15−15のID情報を入力したと判断すると、このとき取得したID情報と対応して、例えば
「男性→左に男性用トイレ」
「女性→右に女性用トイレ」
のような案内情報が記憶されているので、CPU21はRAM24に設定している内容(ユーザ属性)により歩行者Pが男性であるか否かを判断する(ステップA10)。
ここで、RAM24の設定内容により歩行者Pが男性であると判断した場合にCPU21は、「左に男性用トイレがあります」のような案内を歩行者Pに対して行ない(ステップA11)、以上でトイレへの誘導を終えたものとして、この図5の処理を終了する。
また、上記ステップA10でRAM24の設定内容により歩行者Pが男性ではないと判断した場合にCPU21は、「右に女性用トイレがあります」のような案内を歩行者Pに対して行ない(ステップA12)、以上でトイレへの誘導を終えたものとして、この図5の処理を終了する。
このように、予め設定したユーザの属性情報と取得したID情報とに応じて、ユーザである歩行者Pに本当に必要な案内情報のみを選択して提供するため、歩行者Pは手間をかけずに必要な案内情報を容易に取得して歩行に活用することができる。
加えて、歩行者Pに提供する案内情報は、ユーザの属性情報に基づいて、歩行者Pが認識し易い文字や音声、振動パターン等のコンテンツの形態で出力するため、歩行者Pに容易に理解できる形態のコンテンツで案内情報を提供することができ、歩行者Pの属性に基づいて目的地まで誘導して確実に到達させることができる。
<第2の動作例>
図6は、本実施の形態の第2の動作例での誘導環境を例示するもので、ここでは現在位置41から目的地42に到達するまでを、歩行者Pの属性に適した経路を選択して誘導する場合について示すものとする。
その当初には、移動に伴なって電子マーカ15−21のID情報が入力されるのを待機するもので、電子マーカ15−21のID情報が入力されたと判断すると、そのときRAM24に保持されている歩行者Pのユーザ属性の設定内容に基づき歩行者Pが車イス利用者であるか否かを判断する。
これは、電子マーカ15−21のID情報に対応する案内情報が
「車イス利用者→左折・上りスロープ」
「車イス非利用者→直進」
のような内容を有するためであり、上記図2で示したようにこの歩行者Pが車イスの利用者であるとRAM24に設定している場合には、CPU21はこれを判断して上記案内情報により「左折してください 上り坂になっています」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
この場合、歩行者Pは視覚の障害は有していないため、上記案内をスピーカ32から音声出力することに加えて、その設定内容に従って歩行者誘導端末11の液晶表示デバイス35にて上記案内を文字コンテンツの形態で表示出力する。
しかるに、この案内に基づいて歩行者Pが左折し、上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電子マーカ15−24のID情報が入力されるのを待機する。そして、電子マーカ15−24のID情報が入力されたと判断すると、そのとき電子マーカ15−24のID情報に対応する、例えば
「(属性制限なし)→右折・上りスロープ」
のような案内情報に基づいて、CPU21が「右折してください 上り坂になっています」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
さらに、この案内に基づいて歩行者Pが右折し、上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電子マーカ15−25のID情報が入力されるのを待機する。そして、電子マーカ15−25のID情報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば
「(属性制限なし)→右折・上りスロープ」
のような案内情報に基づいて、CPU21が「右折してください 上り坂になっています」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
その後、この案内に基づいて歩行者Pが右折し、上り勾配のスロープSLをさらに進んで、今度は電子マーカ15−26のID情報が入力されるのを待機する。そして、電子マーカ15−26のID情報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば
「(属性制限なし)→左180°カーブ・上りスロープ」
のような案内情報に基づいて、CPU21が「左に180度カーブしてください上り坂になっています」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
次にこの案内に基づいて歩行者Pが左折し、上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電子マーカ15−27のID情報が入力されるのを待機する。そして、電子マーカ15−27のID情報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば
「(属性制限なし)→直進・上りスロープ」
のような案内情報に基づいて、CPU21が「そのまま直進してください 上り坂になっています」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
さらに、この案内に基づいて歩行者Pが直進して上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電子マーカ15−28のID情報が入力されるのを待機する。そして、電子マーカ15−28のID情報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば
「(属性制限なし)→右折・上りスロープ」
のような案内情報に基づいて、CPU21が「右折してください 上り坂になっています」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
この案内に基づいて歩行者Pが右折して上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電子マーカ15−23のID情報が入力されるのを待機する。そして、電子マーカ15−23のID情報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば
「車イス利用者→直進」
「車イス非利用者→右折」
のような案内情報に基づいて、この場合、車イスの利用者であるとRAM24に設定されていることから、CPU21が「そのまま直進してください」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
そのまま歩行者Pが直進して目的地42に至ると、以上で目的地42への誘導を終了する。
また、上記電子マーカ15−21で歩行者Pが車イス利用者ではない場合には、CPU21がこれを判断して上記案内情報により「直進してください」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
この場合、仮に歩行者Pが視覚の障害を有しているとRAM24に設定していた際には、CPU21はその設定内容に従って音声ドライバ26によりスピーカ32か、または骨伝導ヘッドセット33が装着されていればこの骨伝導ヘッドセット33を優先的に選択して、上記案内を音声コンテンツの形態で拡声出力する。
歩行者Pがこの案内に基づいて直進し、今度は電子マーカ15−22のID情報が入力されるのを待機する。そして、電子マーカ15−22のID情報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば
「車イス非利用者→左折・上り階段」
のような案内情報に基づいて、CPU21が「左折してください 上り階段があります」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
さらに、この案内に基づいて歩行者Pが左折し、上りの階段SWを上った後に、今度は電子マーカ15−23のID情報が入力されるのを待機する。そして、電子マーカ15−23のID情報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば
「車イス利用者→直進」
「車イス非利用者→右折」
のような案内情報に基づいて、この場合、車イスの利用者でないとRAM24に設定されていることから、CPU21が「右折してください」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
歩行者Pが右折して目的地42に至ると、以上で目的地42への誘導を終了する。
このように、予め設定したユーザの属性情報と取得したID情報とに応じて、ユーザである歩行者Pに合致した経路で確実に移動させることができる。
<第3の動作例>
図7(1)は、本実施の形態の第3の動作例で得られる案内情報の内容を例示するもので、ここでは、例えば鉄道の駅構内の上りホームまたは下りホームの点字ブロック位置に敷設された電子マーカ15−31から、時刻表のデータを案内情報として取得する場合について説明する。
図8は、案内情報の1つとしての時刻表の表示に関する歩行者誘導端末11の主としてCPU21による処理内容を示すものである。
その当初には、移動に伴なって電子マーカ15−31のID情報が入力されるのを待機する(ステップB01)。そして、電子マーカ15−31のID情報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応する案内情報、つまり電子マーカ15−31が下りホームに敷設されている場合は下り電車用の時刻表情報、電子マーカ15−31が上りホームに敷設されている場合は上り電車用の時刻表情報を一括して受信するのを待機する(ステップB02)。
このとき歩行者誘導端末11では、実際には上記図7(1)に例示したような時刻表のデータを2種類、具体的には平日用の時刻表のデータと休日用の同データを併せて一括受信するものとする。
こうして時刻表のデータを一括受信したと判断した時点で、CPU21はタイマ22で計時している現在の日付のカレンダ情報と時刻情報とにより、その日が平日であるか休日であるかに基づき平日用時刻表と休日用時刻表のいずれか1つを選択し、更に選択した時刻表中から現在時刻以降所定時間分のみを選択し(ステップB03)、これを出力して(ステップB04)、以上でこの処理を終了する。
上記ステップB04での案内情報としての時刻表の一部の出力に際して、歩行者Pが歩行者誘導端末11のRAM24に上記図2で示したように車イスの利用者であると設定しており、あわせて視覚の障害は有していないと設定している場合には、その設定内容に従って図7(2)に示すように歩行者誘導端末11の液晶表示デバイス35にて上記時刻表の一部を文字コンテンツの形態で表示出力する。
この図7(2)の場合、現在の時刻が15時台であることにより、15時台、16時台、及び17時台の時刻表のデータのみを選択し、液晶表示デバイス35で表示している場合を例示したものである。
しかるに、RAM24への属性情報により視覚に障害があると設定されている場合には、CPU21はその設定内容に従って上記選択した時刻表のデータに基づいて音声合成処理を行ない、発生した時刻表のデータを読上げるようにした音声信号を、音声ドライバ26によりスピーカ32か、または骨伝導ヘッドセット33が装着されていればこの骨伝導ヘッドセット33を優先的に選択して、音声コンテンツの形態で拡声出力する。
このように、現在の時刻により、必要のない時間帯の案内情報である、例えば時刻表のデータを予め削除して、必要な情報のみを選択して出力させるものとした。そのため、無駄な労力をかけずに、目的とする案内情報を取得して、速やかに次の行動に移行することができる。
加えて、例えば上述した鉄道の時刻表など、平日と休日とでダイヤが異なる場合であっても、タイマ22がカレンダ機能を有するものとしてその日付に対応した情報を選択できるようにしたため、必要な案内情報のみを確実に得ることができる。
なお、上記第3の動作例においては、ステップB02で時刻表情報を受信するようにしたが、予め時刻表情報を歩行者誘導端末11内のROM23またはRAM24に駅に埋設してある電子マーカ15のID情報と関連付けて記憶させておくようにしてもよい。
また、上記第3の動作例においては、ステップB02で時刻表情報を一括して受信するようにしたが、ステップB04で出力する分の時刻表情報のみを受信するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
以下本発明を歩行者誘導システムに適用した場合の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
図9は、歩行者が携帯する歩行者誘導端末を除いた該システム全体の構成を示すもので、歩行者誘導端末は、最寄りに設置されている基地局51のアンテナ52と無線接続され、全ての基地局51,51,‥‥が公衆網53を介してサーバ装置54と接続されることで、この歩行者誘導システムが構成される。
なお、歩行者が携帯する歩行者誘導端末11やストック12、路面等に敷設された電子マーカ15の構成に関しては、上記図1乃至図3で説明したものと同様の構成を有するものとし、同一部分には同一符号を付加して、その図示及び説明は省略する。
上記サーバ装置54は、基地局51の識別情報毎に属性情報に対応した案内情報を統括して記憶する地図データベース55を管理しており、上記アンテナ52、基地局51、及び公衆網53を介して歩行者誘導端末11から属性情報が送られてくると、その時点で該属性情報の中継を行った基地局51の識別情報と、送られてきた属性情報とに対応する案内情報を地図データベース55を検索して選択し、当該歩行者誘導端末11へ応答送信する。
次に上記実施の形態の動作を説明する。
<第1の動作例>
図10は、歩行者誘導端末11を携帯した歩行者Pの移動に伴なって歩行者誘導端末11とサーバ装置54との間で実行される処理の流れを示すものである。
歩行者Pの携帯する歩行者誘導端末11においては、電源を投入している状態でアンテナ31及び送受信モジュール25を介して常時最寄の基地局51との無線接続状態を維持しながら、移動に伴なって新規の基地局51と無線接続されるのを待機する(ステップC01)。
そして、新規の基地局51との接続があったと判断した時点で、RAM24に設定記憶している属性情報をアンテナ52から当該基地局51、公衆網53を介してサーバ装置54へ送信する(ステップC02)。
サーバ装置54では、全ての基地局51,51,‥‥から公衆網53を介してユーザの属性情報が送られてくるのを常時待機しており(ステップD01)、属性情報を受信したと判断した時点で、次にその属性情報の内容を確認する(ステップD02)。
そして、内容を確認した属性情報と、その属性情報を送ってきた基地局51の識別情報とにより地図データベース55を検索して、提供すべき案内情報のコンテンツを選択して読出し(ステップD03)、読出した案内情報のコンテンツを公衆網53、基地局51、及びアンテナ52を介して当該歩行者誘導端末11へ送信させ(ステップD04)、以上でこのサーバ装置54側の一連の処理を終了して、次のユーザの属性情報の受信に備える。
上記ステップC02で属性情報を送信した歩行者誘導端末11では、送信した属性情報に対応する案内情報のコンテンツが送られてくるのを待機するもので(ステップC03)、案内情報を受信したと判断すると、その受信した案内情報を対応するID情報と関連付けて記憶すると同時にコンテンツの形態に合せて出力し(ステップC04)、この歩行者誘導端末11を携帯している歩行者Pに認識させる。
この場合、歩行者誘導端末11に提供され、対応するID情報の電子マーカ15からの入力時に出力される案内情報のコンテンツの形態は、ユーザである歩行者Pが有している障害の内容や性別等に適したものとしてサーバ装置54側で選択されている。
したがって、例えば歩行者Pが視覚の障害を有していた際には、案内情報は音声コンテンツとして提供され、CPU21はそのコンテンツの内容に従って音声ドライバ26によりスピーカ32か、または骨伝導ヘッドセット33が装着されていればこの骨伝導ヘッドセット33を優先的に選択して、上記案内情報を拡声出力する。
同様に、歩行者Pが視覚の障害を有していない場合には、サーバ装置54からの案内情報は、文字コンテンツや画像コンテンツ等の表示に適した形態で提供されることとなり、歩行者誘導端末11ではその案内情報に基づいてLCDドライバ28により液晶表示デバイス35を駆動させて、コンテンツの内容を表示出力させる。
また、同様に、歩行者Pが車イス利用者である場合には、サーバ装置54から車イス利用者用の案内情報や案内メッセージのみ提供され、対応するID情報と関連付けられて記憶されることとなり、この場合、図4に示す例では、電子マーカ15−11からのID情報が入力されると、ユーザ属性を判断することなく直ちにそのID情報に対応する車イス利用者用の案内メッセージが出力されることになる。
このように、ユーザの有する障害の内容や性別等を属性情報として予めRAM24に設定しておくことで、その属性情報に対応した案内情報のみを自動的にサーバ装置54側で選択させて歩行者誘導端末11側に送信させ、出力させることができるので、歩行者誘導端末11を携帯している歩行者Pは、手間をかけずに必要な案内情報を容易に取得して歩行に活用することができることに加え、必要なコンテンツの案内情報のみとして、通信で取扱うデータの量及び記憶データ量を必要最小限に抑えることができる。
なお、上記基地局51が有するアンテナ52に関しては、その基地局51で提供したい案内情報の内容に応じて指向性や送受信電力、設置位置と設置方向等を可変することにより、その案内情報を必要とする歩行者Pに対してのみ確実に案内情報を提供することができるようになる。
また、上記第1の動作例では、基地局51の識別情報をコンテンツ選択の条件にしたが、ユーザの属性情報のみをコンテンツ選択の条件としてもよい。
また、上記第1の動作例では、図10のステップC01で基地局の新規接続を検出した場合にユーザの属性情報を送信するようにしたが、例えば、ユーザがコンテンツの送信を要求するキー操作を行った場合、あるいは所定周期でユーザの属性情報を送信するようにしてもよい。
また、上記第1の動作例では、図10のステップC04で受信したコンテンツの内容を出力するようにしたが、受信時には出力せずに記憶処理のみ行い、受信したコンテンツに対応するID情報が電子マーカ15から入力された場合にのみ案内情報として出力するようにしてもよい。
<第2の動作例>
この第2の動作例においてサーバ装置54は、上記図9では図示しなかった地域情報サービス機関から、特定地域の天候、気温などの気象や季節等に係る、例えば降雨、降雪、積雪等に関する環境情報をその都度取得することができるものとする。
図11は、歩行者誘導端末11を携帯した歩行者Pの移動に伴なって歩行者誘導端末11とサーバ装置54との間で実行される処理の流れを示すものである。
歩行者Pの携帯する歩行者誘導端末11においては、電源を投入している状態でアンテナ31及び送受信モジュール25を介して常時最寄の基地局51との無線接続状態を維持しながら、移動に伴なって新規の基地局51と無線接続されるのを待機する(ステップE01)。
そして、新規の基地局51との接続があったと判断した時点で、RAM24に設定記憶している属性情報をアンテナ52から当該基地局51、公衆網53を介してサーバ装置54へ送信する(ステップE02)。
サーバ装置54では、全ての基地局51,51,‥‥から公衆網53を介してユーザの属性情報が送られてくるのを常時待機しており(ステップF01)、属性情報を受信したと判断した時点で、次にその属性情報の内容を確認する(ステップF02)。
加えてサーバ装置54は、その属性情報を送ってきた基地局51の識別情報により当該基地局51の所在地に関する環境情報を地域情報サービス機関から取得する(ステップF03)。
そして、内容を確認した属性情報と、その属性情報を送ってきた基地局51の識別情報、及び上記環境情報により地図データベース55を検索し、提供すべき案内情報のコンテンツを選択して読出し(ステップF04)、読出した案内情報のコンテンツを公衆網53、基地局51、及びアンテナ52を介して当該歩行者誘導端末11へ送信させ(ステップF05)、以上でこのサーバ装置54側の一連の処理を終了して、次のユーザの属性情報の受信に備える。
上記ステップE02で属性情報を送信した歩行者誘導端末11では、送信した属性情報に対応する案内情報のコンテンツが送られてくるのを待機するもので(ステップE03)、案内情報を受信したと判断すると、その受信した案内情報を対応するID情報と関連付けて記憶すると同時にコンテンツの形態に合せて出力し(ステップE04)、この歩行者誘導端末11を携帯している歩行者Pに認識させる。
この場合、サーバ装置54が歩行者誘導端末11に提供する案内情報は、歩行者Pの属性情報と周囲の環境情報とに対応した内容となっている。
例えば、歩行者Pが歩行可能な通路が、屋外の通常の歩道と、アーケードで覆われた歩道の2通りあり、且つ環境情報によりその時点での当該地域の天候が雨天である場合には、サーバ装置54はアーケードで覆われた歩道を歩行するような案内情報を歩行者誘導端末11に対して送信するものとする。
同様に、例えば歩行者Pが歩行可能な通路が、屋外の通路と、地下通路の2通りあり、且つ環境情報によりその時点での当該地域の季節が積雪している場合には、サーバ装置54は地下通路を歩行するような案内情報を歩行者誘導端末11に対して送信するものとする。
結果として、歩行者誘導端末11は、上記2通りの歩道の手前に敷設してある電子マーカ15からID情報が入力された時点で、このID情報と対応して記憶されている、環境情報が考慮されている案内情報を出力することになる。
このように、基地局51周辺の天候や気温などの気象データや季節データ等も合せて案内情報を選択する際の指標としているため、歩行者Pの通路を取り巻く周囲の環境状態などに応じて、歩行者Pにより適した案内情報を提供することができる。
加えて、サーバ装置54が選択する案内情報のコンテンツの形態は、上記第1の動作例と同様に、ユーザである歩行者Pが有している障害の内容や性別等に適したものとされており、その選択したコンテンツの形態によって確実に案内情報の内容を歩行者Pに認識させることができるようにしている。
したがって、ユーザの有する障害の内容や性別等を属性情報として予めRAM24に設定しておくことで、その属性情報と周囲の環境情報との双方に対応した案内情報のみを自動的にサーバ装置54側で選択させて歩行者誘導端末11側に送信させ、出力させることができる。
したがって、歩行者誘導端末11を携帯している歩行者Pは、手間をかけずに必要な案内情報を容易に取得してより快適な歩行に活用することができることに加え、必要なコンテンツの案内情報のみとして、通信で取扱うデータの量及び記憶データ量を必要最小限に抑えることができる。
なお、この第2の動作例においては、歩行者誘導端末11がサーバ装置54にユーザの属性情報を送信し、サーバ装置54がユーザの属性情報、ユーザの位置情報及び環境情報に基づき選択したコンテンツを歩行者誘導端末11に送信して記憶するようにしたが、歩行者誘導端末11が環境情報の送信をサーバ装置54に要求すると、サーバ装置54が環境情報を歩行者誘導端末11に送信して記憶するようにしてもよい。
この場合、歩行者誘導端末11は、ROM23またはRAM24に予め各ID情報と関連付けて異なる環境情報に対応した複数の案内情報(案内メッセージ)を記憶しておく必要があるが、電子マーカ15からのID情報が入力されると、このID情報に対応する複数種の案内情報の中から上記環境情報に基づき選択した案内情報を出力することになる。
また、上記第2の動作例では、ユーザの属性情報をコンテンツ選択の条件にしたが、環境情報のみをコンテンツ選択の条件としてもよい。
また、上記第2の動作例では、図11のステップE01で基地局の新規接続を検出した場合にユーザの属性情報を送信するようにしたが、例えば、ユーザがコンテンツの送信を要求するキー操作を行った場合、あるいは所定周期でユーザの属性情報を送信するようにしてもよい。
また、上記第2の動作例では、図11のステップE04で受信したコンテンツの内容を出力するようにしたが、受信時には出力せずに記憶処理のみ行い、受信記憶したコンテンツに対応するID情報が電子マーカ15から入力された場合にのみ案内情報として出力するようにしてもよい。
<第3の動作例>
図12は、上記歩行者誘導端末11と同様の機能を有した移動体誘導端末61を携帯している自動車VCの運転者に対し、ここでは図示しないサーバ装置54が歩行者誘導端末11を携帯している歩行者P1の誘導状態を送信することで、誘導端末間の調整を行なうようにした場合について例示するものである。
この場合、歩行者誘導端末11は横断歩道CFの手前側に埋設されている電子マーカ15−41の位置に達した時点でこの電子マーカ15−41のID情報を取得すると同時に、基地局51−11のアンテナ52ともあらたに無線接続してサーバ装置54との通信も可能となるものとし、これとは別に、自動車VCに搭載された、上記歩行者誘導端末11と同様の構成を有する移動体誘導端末61も、自動車VCの移動により基地局51−11との通信エリア圏内に入った時点でサーバ装置54との通信が可能となるものとする。
図13は、歩行者誘導端末11と移動体誘導端末61、及びサーバ装置54の間で送受される信号の流れを示すものである。
その当初、歩行者P1の移動に伴なって歩行者誘導端末11では、電子マーカ15−41のID情報が入力され、且つアンテナ52により基地局51−11と通信可能となるのを待機する(ステップG01)。そして、電子マーカ15−41のID情報が入力され、且つ基地局51とも通信可能となったと判断すると、RAM24に設定記憶している歩行者P1の属性情報をアンテナ52から当該基地局51−11、公衆網53を介してサーバ装置54へ送信する(ステップG02)。
サーバ装置54では、全ての基地局51,51,‥‥から公衆網53を介してユーザの属性情報が送られてくるのを常時待機しており(ステップG03)、属性情報を受信したと判断した時点で、次にその属性情報の内容を確認し、合せてその属性情報を送ってきた基地局51−11の識別情報により地図データベース55を検索して、提供すべき案内情報のコンテンツを選択して読出し(ステップG04)、読出した案内情報のコンテンツを公衆網53、基地局51、及びアンテナ52を介して当該歩行者誘導端末11へ送信する(ステップG05)。
属性情報を送信した歩行者誘導端末11では、送信した属性情報に対応する案内情報のコンテンツが送られてくるのを待機しており(ステップG06)、案内情報を受信したと判断すると、その受信した案内情報をコンテンツの形態に合せて出力し(ステップG07)、この歩行者誘導端末11を携帯している歩行者Pに認識させる。
この場合、歩行者誘導端末11に提供され、出力される案内情報のコンテンツの形態は、ユーザである歩行者Pが有している障害の内容や性別等に適したものとしてサーバ装置54側で選択されているので、例えば歩行者Pが視覚の障害を有していた際には、案内情報は音声コンテンツとして提供され、歩行者誘導端末11のCPU21はそのコンテンツの内容に従って音声ドライバ26によりスピーカ32か、または骨伝導ヘッドセット33が装着されていればこの骨伝導ヘッドセット33を優先的に選択して、上記案内情報を例えば「横断歩道があります。注意して進んでください」のように音声にて拡声出力する。
一方、歩行者誘導端末11へ案内情報として適切なコンテンツを送信したサーバ装置54は、以後基地局51−11に関する他の誘導端末の調整も行なうものとして、基地局51−11に関連して他の誘導端末からのアクセスがあるかどうかをサーチする(ステップG10)。
ここで、移動体誘導端末61を搭載した自動車VCが移動により図12に示す如く基地局51−11との通信エリア圏内に入るものとする。このとき移動体誘導端末61はアンテナ52により基地局51−11と通信可能となるのを待機しており(ステップG08)、基地局51とも通信可能となったと判断すると、RAM24に設定記憶している歩行者P1の属性情報をアンテナ52から当該基地局51−11、公衆網53を介してサーバ装置54へ送信する(ステップG09)。
サーバ装置54で、この移動体誘導端末61から送られてくる属性情報を受信、同時に得られる基地局51−11の識別情報により上記サーチに該当するものとして判断すると、直ちに上記歩行者誘導端末11を携帯している歩行者P1に関する案内情報を移動体誘導端末61に対して送信する(ステップG11)。
歩行者誘導端末61では、上記属性情報の送信後、他のユーザの情報をサーバ装置54から受信するのを待機するもので(ステップG12)、この待機中に上記サーバ装置54から歩行者P1に関するユーザ情報を受信すると、その受信した他のユーザ情報を、与えられているコンテンツの形態、例えば音声コンテンツで図中の吹出しFで示す如く
「視覚障害者が横断歩道を渡ろうとしています」
のように出力し(ステップG13)、当該エリアにおける他のユーザ情報を自動車VCの運転者に認識させる。
この場合には、歩行者P1が視覚の障害を有しているものとし、歩行者誘導端末11に設定されたその属性情報により、サーバ装置54が自動車VCに搭載されている移動体誘導端末61にて歩行者P1の情報を出力させるようにした。
これにより、自動車VCの運転者は、目前の横断歩道CFを渡ろうとしている歩行者P1が、健常者ではなく、視覚に障害を有している者であることを事前に認識することができる。
なお、上記動作においてサーバ装置54は、歩行者誘導端末11からの属性情報に基づいて、他のユーザにこの歩行者誘導端末11を携帯している歩行者P1の情報を案内情報として出力するものとして説明したが、実際には歩行者P1とその時点でサーチして得られた他のユーザ、例えば自動車VCの運転者の属性情報とを比較し、より障害が重く、優先すべきであると判断した側のユーザの属性情報を用いて、その他のユーザに情報を提供するものとしている。
このように、障害の度合いの差異などにより案内情報に優先順位を設定して提供することなどによって、よりきめ細かく安全に歩行者を誘導することができる。
なお、上記動作例においては、自動車VCの運転者が所有する移動体誘導端末61が、歩行者誘導端末11と同様の機能を有して場合について説明したものであるが、複数の歩行者がそれぞれ携帯している各歩行者誘導端末11,11,‥‥間においても、同様の動作を実行することが可能であるのは言うまでもない。
また、上記動作例においては、サーバ装置54が受信したユーザの属性情報に基づいて対応するコンテンツ(案内情報)を検索し、これを移動体誘導端末61に送信するようにしたが、サーバ装置54が受信した属性情報をそのまま移動体誘導端末61に送信し、移動体誘導端末61が受信した属性情報に基づいて対応するコンテンツ(案内情報)をメモリから検索して出力するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態を通じて、歩行者誘導端末11の外観やストック12との接続方法を含めた携帯方法、機器の構成等については上記図1乃至図3で示したものにより説明したが、本発明はそのような専用の機器とそれを用いたシステムとに限らず、例えば携帯電話機の一機能として実現することも充分可能である。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施の形態に係る歩行者誘導端末の使用状態を示す図。 同実施の形態に係る歩行者誘導端末のユーザ属性の設定例を示す図。 同実施の形態に係る歩行者誘導端末の回路構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る第1の動作例での誘導環境を例示する図。 同実施の形態に係る第1の動作例での誘導処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る第2の動作例での誘導環境を例示する図。 同実施の形態に係る第3の動作例での選択前の案内情報の内容と選択後の案内情報の表示例とを示す図。 同実施の形態に係る第3の動作例での誘導処理内容を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係るシステム全体の構成を示す図。 同実施の形態に係る第1の動作例での端末とサーバ装置それぞれの処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る第2の動作例での端末とサーバ装置それぞれの処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る第3の動作例での誘導環境を例示する図。 同実施の形態に係る第3の動作例での各端末とサーバ装置それぞれの処理内容を示すシーケンス図。
符号の説明
11…歩行者誘導端末
12…ストック
13…ケーブル
14…ピックアップコイルセンサ
15,15−11〜15−17,15−21〜15−28,15−31,15−41…電子マーカ
21…CPU
22…タイマ
23…ROM
24…RAM
25…送受信モジュール
26…音声ドライバ
27…シリアルドライバ
28…LCDドライバ
29…キーインターフェイス(I/F)
30…振動素子
31…アンテナ
32…スピーカ
33…骨伝導ヘッドセット
34…シリアルインターフェイス
35…液晶表示デバイス
36…キーマトリックス
40,41…現在位置
42…目的地
51,51−11…基地局
52…アンテナ
53…公衆網
54…サーバ装置
55…地図データベース(DB)
61…移動体誘導端末
B…バス
CF…横断歩道
P,P1…歩行者
SL…スロープ
SW…階段
VC…自動車

Claims (9)

  1. 歩行者に付帯して移動する案内端末を含む2つの案内端末との間で所定の情報を送受信することが可能な案内装置であって、
    前記案内端末を利用する利用者の属性情報であって、前記2つの案内端末の各々に設定されている属性情報を各案内端末から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された2つの属性情報の優先順位を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された優先順位がより高い方の案内端末から受信した属性情報または属性情報に基づく情報を、前記特定手段により特定された優先順位がより低い方の案内端末に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする案内装置。
  2. 前記送信手段は、前記属性情報に基づいて検索された案内情報を送信することを特徴とする請求項1記載の案内装置。
  3. 前記受信手段は、所定の通信エリア内に移動してきた案内端末より前記属性情報を受信し、
    前記送信手段は、前記所定の通信エリア内に移動してきた案内端末に対して前記属性情報または属性情報に基づく情報を送信することを特徴とする請求項2記載の案内装置。
  4. 前記送信手段は、前記所定の通信エリア内に新たな案内端末が移動してきた時に、既に他の案内端末から受信していた前記属性情報を、前記所定の通信エリア内に新たに移動してきた案内端末に対して送信することを特徴とする請求項3記載の案内装置。
  5. 前記受信手段は、歩行者に付帯して移動する案内端末から属性情報を受信し、
    前記送信手段は、車両に付帯して移動する案内端末に対して前記属性情報または属性情報に基づく情報を送信することを特徴とする請求項3記載の案内装置。
  6. 歩行者に付帯して移動する案内端末を含む2つの案内端末と、この2つの案内端末と最寄りの無線基地局及びネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えた案内システムであって、
    前記案内端末は、
    前記案内端末を利用する利用者の属性情報を設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定した属性情報を保持する保持手段と、
    前記案内端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により位置情報が取得された際に、上記最寄りの無線基地局及びネットワークを介して上記サーバ装置に対し、上記保持手段が保持する属性情報を送信する第1の送信手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    上記いずれかの案内端末から最寄りの無線基地局及びネットワークを介して送られてくる属性情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した属性情報または属性情報に基づく情報を上記ネットワーク及び最寄りの無線基地局を介して該属性情報を送信した案内端末とは別の案内端末に送信する第2の送信手段と、
    前記受信手段により受信された2つの属性情報の優先順位を特定する特定手段と、を備え、
    前記第2の送信手段は、前記特定手段により特定された優先順位がより高い方の案内端末から受信した属性情報または属性情報に基づく情報を、前記特定手段により特定された優先順位がより低い方の案内端末に送信することを特徴とする案内システム。
  7. 前記第2の送信手段は、歩行者に付帯して移動する案内端末から受信した属性情報または属性情報に基づく情報を、車両に付帯して移動する案内端末に送信することを特徴とする請求項6記載の案内システム。
  8. 歩行者の移動可能な複数の場所に設置された電子マーカを更に備え、
    前記案内端末は、歩行者が携帯する歩行者案内端末を含み、
    前記歩行者案内端末の近傍に存在する電子マーカから位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により前記電子マーカからの位置情報が取得された場合に、この位置情報に対応する案内情報による案内を行う歩行者案内手段と、を備えることを特徴とする請求項6記載の案内システム。
  9. 歩行者に付帯して移動する案内端末を含む2つの案内端末との間で所定の情報を送受信することが可能な案内装置を制御するプログラムであって、
    前記案内装置を、
    前記案内端末を利用する利用者の属性情報であって、前記2つの案内端末の各々に設定されている属性情報を各案内端末から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された2つの属性情報の優先順位を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された優先順位がより高い方の案内端末から受信した属性情報または属性情報に基づく情報を、前記特定手段により特定された優先順位がより低い方の案内端末に送信する送信手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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