JP2003121193A - 移動案内システム、移動案内方法および移動案内プログラム - Google Patents

移動案内システム、移動案内方法および移動案内プログラム

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JP2003121193A
JP2003121193A JP2001321176A JP2001321176A JP2003121193A JP 2003121193 A JP2003121193 A JP 2003121193A JP 2001321176 A JP2001321176 A JP 2001321176A JP 2001321176 A JP2001321176 A JP 2001321176A JP 2003121193 A JP2003121193 A JP 2003121193A
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movement
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mobile terminal
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Yukiharu Kimura
行治 木村
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば視覚障害者でも容易で確実に所望の目
的地への移動を良好に支援でき利便性の高い移動案内シ
ステムを提供する。 【解決手段】 装着した移動端末2のナビゲーションシ
ステムがGPSセンサにて現在位置を認識する。移動者
12は移動端末2のマイクロホン17から目的地を音声
で設定入力する。移動端末2の携帯通信端末にてサーバ
8と接続し、サーバ8にユーザコード、現在位置および
目的地の情報を格納する。サーバ8で取得した現在位置
から目的地までの移動地域情報に基づいて、ナビゲーシ
ョンシステムが移動者12の移動の際の負荷が少ない移
動ルートを作成する。移動端末2が目的地に到達する
と、サーバ8にて取得した目的地域周辺の目的地域情報
を移動端末に配信して音声案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目的地までの移動
を音声により案内する移動案内システム、移動案内方法
および移動案内プログラムに係わり、特に視覚障害者の
移動の際に好適である。
【0002】
【背景技術】例えば、カーナビゲーションなどのよう
に、現在位置をGPS(Global Positioning System)
機能により認識するとともに、目的地が設定入力される
ことにより、いくつかの異なる移動ルートを作成し、設
定された移動ルートに従って移動する際に適宜音声にて
移動方向などを案内する構成が知られている。また、こ
のようなカーナビゲーションにおいて、近年の情報通信
ネットワークの急速な発展に伴い、移動ルートの作成の
際に、道路交通情報通信システムから渋滞や交通事故の
情報を取得してこれら渋滞や交通事故を回避する移動ル
ートを作成する構成が知られている。さらに、所定のキ
ーワードを設定入力すると、キーワードに関する店舗情
報やイベント情報などの地域情報などを音声や画面表示
により報知する構成も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、目的地に移
動する場合には、通常その目的地に存在する例えば店舗
にて所望の物品を購入するなどの目的がある。しかしな
がら、上述したカーナビゲーションにおいて、例えば店
舗へ買い物をするために、所定の店舗の場所を設定入力
して作成された移動ルートに従って移動しても、店舗が
臨時休業している場合もある。この場合には、再び別の
店舗を検索し、検索した店舗を設定入力して移動ルート
を作成し、この移動ルートに従って移動する必要があ
り、結果的に2度、3度の手間が掛かってしまうおそれ
がある。
【0004】また、上述した従来のカーナビゲーション
では、移動ルートの作成や地域情報などの取得の際に、
例えばスイッチや画面のタッチパネルを操作して設定入
力する必要がある。このため、移動のための視線が設定
入力のための操作先に移動し、移動に支障を来すので、
移動を停止しなければならない。そこで、音声により設
定入力する場合も考えられるが、例えば視覚障害者など
が移動のために利用する場合、視覚情報が得られないこ
とから、カーナビゲーションで表示する移動途中の地図
情報やイベント情報などの移動地域情報が得られず、移
動方向の正誤の判断や安全移動が困難である問題があ
る。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて、例えば
視覚障害者でも容易で確実に所望の目的地への移動を良
好に支援でき利便性の高い移動案内システム、移動案内
方法および移動案内プログラムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用効果】本発明は、上
記目的を達成するために、以下の構成を採用する。
【0007】請求項1に記載の移動案内システムは、目
的地までの移動を音声により案内する移動案内システム
であって、移動端末の位置情報を取得する位置情報取得
手段と、前記移動端末の目的地情報を取得する目的地情
報取得手段と、前記移動端末の位置および目的地間の移
動地域情報および前記目的地周辺の目的地域情報を取得
する地域情報取得手段と、前記位置情報取得手段にて取
得した位置情報および前記目的地情報取得手段にて取得
した目的地情報間の移動ルートを、前記地域情報取得手
段にて取得した移動地域情報に基づいて作成する移動ル
ート作成手段と、前記移動ルート、前記移動地域情報お
よび前記目的地域情報を音声により前記移動端末に報知
する音声制御手段と、前記移動端末が目的地に到達する
ことにより前記目的地域情報を前記移動端末に配信する
地域情報発信手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】この発明では、位置情報取得手段にて取得
した移動端末の位置と目的地情報取得手段にて取得した
目的地間の移動ルートを、移動ルート作成手段により地
域情報取得手段にて取得した移動端末の位置および目的
地間の移動地域情報に基づいて作成する。そして、移動
端末に設けた音声制御手段にて移動ルート、移動地域情
報および目的地情報を音声により報知し、移動端末が目
的に到達すると、地域情報発信手段により目的地情報を
移動端末に配信する。このため、音声制御手段にて、移
動ルート、移動地域情報および目的地情報を自動的に確
認可能で、移動状況や移動中での周辺状況、目的地周辺
状況や目的地域情報などを容易に認識でき、容易で確実
に所望の目的地へ効率よく良好に移動できるとともに、
配信される目的地域情報により移動先である目的地での
移動が容易で、利便性を向上できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の移動案内システムにおいて、移動ルート作成手段は、
移動端末を移動させる移動体の移動の際の負荷が小さく
なる条件で移動ルートを作成することを特徴とする。
【0010】この発明では、移動ルート作成手段によ
り、移動端末を移動させる移動体の移動の際の負荷が小
さくする条件で移動ルートを作成する。このため、効率
のよい移動を案内できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の移動案内システムにおいて、移動ルート作成
手段は、複数の異なる移動ルートを作成し、移動端末に
よる設定入力に従って1つの移動ルートを設定すること
を特徴とする。
【0012】この発明では、移動ルート作成手段によ
り、複数の異なる移動ルートを作成して移動端末の所定
の設定入力にて1つの移動ルートを設定する。このた
め、目的地までの移動ルートに選択肢が生じ、使い勝手
がよく、利便性を向上できる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の移動案内システムにおいて、移動端末による設定入力
は、音声入力であることを特徴とする。
【0014】この発明では、移動端末の音声入力によ
り、複数の移動ルートのうちの1つを設定する。このた
め、例えばキーボードなどの操作が不要で、設定入力の
際に視線が変動するなどがなく入力操作が容易で、視覚
障害者でも容易に入力操作でき、操作性を向上できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の移動案内システムにおいて、地域
情報取得手段にて取得する移動地域情報は、工事情報、
気象情報、イベント情報および交通情報のうちの少なく
ともいずれか1つであることを特徴とする。
【0016】この発明では、地域情報取得手段にて取得
する移動地域情報として、工事情報、気象情報、イベン
ト情報および交通情報のうちの少なくともいずれか1つ
である。このため、例えば工事情報では、移動ルートの
途中の工事箇所を認識して迂回する移動ルートを作成で
き、より安全な移動を確保できる。また、例えば気象情
報では、歩行により移動する際に雨天などの場合には、
地下道を移動ルートに加えるなど、移動者の移動の際の
負荷が少なくなる移動ルートを作成でき、より良好な移
動を確保できる。さらに、例えばイベント情報では、移
動途中や目的地でのイベントを認識でき、より利便性を
向上できる。また、例えば交通情報では、移動途中の渋
滞や事故を認識して迂回する移動ルートを作成でき、ま
たバスや電車などの交通機関の時刻や遅れを認識して移
動ルートに反映させることにより、より効率的で良好な
移動を確保できる。
【0017】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の移動案内システムにおいて、地域情報取得手段は、
少なくとも気象情報を取得し、移動ルート作成手段は、
地上地図情報および地下地図情報を有し、前記地域情報
取得手段にて取得した気象情報に基づいて前記地上地図
情報および前記地下地図情報を適宜組み合わせて移動ル
ートを作成することを特徴とする。
【0018】この発明では、移動ルート作成手段によ
り、地域情報取得手段にて取得した移動地域情報のうち
の気象情報に基づいて、地上地図情報および地下地図情
報を適宜組み合わせて移動ルートを作成する。このた
め、例えば雨天や炎天下、強風などの歩行が困難となる
ような気象内容の場合には地下地図情報に基づいて移動
者がなるべく地下道などの気象影響のほとんどない地下
の移動ルートを作成し、晴天や曇天などの歩行に影響が
ない気象内容では地下との上り下りがない地上の移動ル
ートを作成するので、移動の際の負荷が少なくより良好
な移動を確保できる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
6のいずれかに記載の移動案内システムにおいて、地域
情報取得手段は、取得した移動地域情報および目的地域
情報を従前に取得した移動地域情報および目的地域情報
と照合し、異なる内容を新たに取得した前記移動地域情
報および目的地域情報の内容で差し替えることを特徴と
する。
【0020】この発明では、地域情報取得手段により、
取得した移動地域情報および目的地域情報を従前に取得
した移動地域情報および目的地域情報と照合して、異な
る内容を貴方に取得した移動地域情報および目的地域情
報の内容に差し替える。このため、常に新しい情報に基
づいた確実な移動ルートの作成および良好な情報案内が
でき、利便性を向上できる。
【0021】請求項8に記載の移動案内方法は、請求項
1に記載の移動案内システムを移動案内方法として展開
したもので、コンピュータにより、移動端末の位置と目
的地との間の移動地域情報に基づいて前記移動端末の位
置から前記目的地までの移動ルートを、前記移動端末の
移動の際の負荷が小さくなる条件で作成し、前記コンピ
ュータにより、この移動ルートを音声により前記移動端
末に報知するとともに、前記移動端末が前記目的地に到
達することにより目的地周辺の目的地域情報を音声によ
り報知する。このため、請求項1に記載の発明と同様の
作用および効果を享受できる。
【0022】請求項9ないし請求項14に記載の発明
は、請求項8記載の移動案内方法において、請求項2な
いし請求項7に記載の移動案内システムに対応する移動
案内方法で、各請求項2ないし請求項7に記載の発明と
同様の作用および効果を享受できる。
【0023】請求項15に記載の発明は、請求項8ない
し請求項14に記載の移動案内方法をコンピュータに実
行させることを特徴とする。
【0024】この発明によれば、例えば汎用のコンピュ
ータを利用してコンピュータにインストールすることに
より請求項8ないし請求項14に記載の移動案内方法を
コンピュータに実行させることができ、本発明の利用促
進を大幅に図ることができる。
【0025】なお、請求項8ないし請求項14に記載の
発明および請求項15に記載の発明において、コンピュ
ータは、1つに限らず、例えば複数のコンピュータをネ
ットワーク状に組み合わせた構成なども含む。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。 〔システム構成〕図1は、本実施の形態の移動案内シス
テムの概略構成を示す模式図である。この移動案内シス
テム1は、移動端末2、GPS(Global Positioning S
ystem)衛星3、通信衛星4、衛星地球局5、ネットワ
ーク管制局6、ネットワーク7およびサーバ8を備えて
いる。この移動案内システム1は、移動端末2から出力
される位置情報および目的地情報をサーバ8で取得する
とともに、サーバ8にてネットワーク7に接続された各
種コンピュータシステムやデータベースなどから各種情
報を取得する。そして、移動案内システム1は、位置情
報および目的地情報に基づいて、目的地までの移動ルー
トを作成して移動を音声にて案内し、移動端末2が目的
地に到達することにより目的地域情報を自動的に移動端
末2に配信するシステムである。
【0027】そして、移動端末2は、例えばベルトなど
の装着手段としての装着帯11が着脱可能に取り付けら
れている。この装着帯11は例えば移動体である移動者
12の腰回りに着脱可能に取り付けられ、この装着帯1
1の装着により移動端末2が移動者12に着脱可能に装
着される。そして、移動端末2は、各種情報を例えば音
波、超音波、光、電波などの無線媒体を介して送受信す
るアンテナ13を有している。
【0028】また、移動端末2には、例えば電線、光フ
ァイバなどの有線14によってヘッドセット15が接続
されている。このヘッドセット15は、少なくとも移動
者12の一方の耳に着脱可能に装着する図示しない装着
部を有し、移動者12の頭部12aに着脱可能に装着さ
れる。
【0029】そして、ヘッドセット15は、拡声手段と
しての音声出力手段であるイヤホン16を有している。
このイヤホン16は、ヘッドセット15が移動者12の
頭部12aに装着された状態で耳に対応する位置に配設
され、各種情報を移動者12に音声として出力する。な
お、イヤホン16に限らず移動者12が音声にて各種情
報を認識できるいずれの構成でもできる。また、イヤホ
ン16は、両耳に対応する位置にそれぞれ設けてもよ
い。
【0030】また、ヘッドセット15には、移動者12
に装着された状態で、移動者12の口元近傍に対応する
位置に音声入力手段としてのマイクロホン17が設けら
れている。このマイクロホン17は、移動者12からの
音声を音声信号として取り込み、目的地情報取得手段と
しても機能する。なお、マイクロホン17は、移動者1
2の音声を認識して音声信号に変換するいずれの構成で
もできる。また、ヘッドセット15として装着部に設け
る構成に限らず、例えば被服に取り付けられるピンマイ
クのように別体構造としてもよい。
【0031】そして、ヘッドセット15の装着部は、移
動者12の耳に着脱可能に装着する構成に限らず、例え
ば頭頂部を跨るような帯状のなど、イヤホン16やマイ
クロホン17を移動者12の頭部12aに装着するいず
れの構成のものでもできる。また、ヘッドセット15の
構成としては、装着部を設けず、直接耳に装着されるイ
ヤホン16にマイクロホン17を取り付けたり、上述し
たようにイヤホン16とマイクロホン17とを別体構造
とした構成などとしてもよい。
【0032】また、移動端末2は、例えば図2に示すよ
うに、携帯電話やPHS(PersonalHandyphone System)
などの携帯通信端末21と、各種情報を音声で報知する
音声制御手段22と、移動ルート作成手段としてのナビ
ゲーションシステム23とを有している。
【0033】携帯通信端末21は、サーバ8との間で各
種情報を無線媒体により通信衛星4や電話回線などを介
して送受信する。なお、この携帯通信端末21は、音声
制御手段22およびナビゲーションシステム23と一体
構造に限らず、例えば音声制御手段22およびナビゲー
ションシステム23を有したウェアラブルコンピュータ
(Wearable Computer)である携帯可能な小型コンピュ
ータと別体構造とし、ケーブルなどにて接続することに
より一体の移動端末2を構成する形態としてもよい。
【0034】音声制御手段22は、ヘッドセット15の
イヤホン16およびマイクロホン17が接続され、各種
情報を音声信号としてイヤホン16に出力するととも
に、マイクロホン17からの音声信号を音声データに変
換し、音声データに基づいて携帯通信端末21およびナ
ビゲーションシステム23を制御をする。
【0035】ナビゲーションシステム23は、磁気ディ
スクや光ディスクなどの記憶媒体に記憶された地上地図
情報や地下地図情報などの地図情報を読み取る図示しな
い地図情報読取装置を有している。また、ナビゲーショ
ンシステム23は、移動端末2の現在位置情報を認識可
能な現在位置を取得するための位置情報取得手段として
の図示しないGPSセンサを有している。そして、ナビ
ゲーションシステム23は、地図情報読取装置にて読み
取った地図情報に基づいて、移動者12の移動ルートを
作成する。
【0036】この移動ルートは、例えば現在位置と目的
との間の直線を直径とする円内の領域内で移動ルートを
複数作成し、これら複数の移動ルートを取得した移動地
域情報と照合して不適切なものを除外した移動の際の負
荷が少ない良好な移動ルートを作成する。例えば、移動
ルート中に工事領域がある場合や、悪天候の領域が合っ
たり、ユーザコードに基づいて判断した使用者が高齢
で、歩道橋などの上り下りや坂などがある場合などをふ
るい分けて、移動の際の負荷が少ないいくつかの良好な
移動ルートに絞り込むことで作成する。
【0037】さらに、ナビゲーションシステム23は、
GPSセンサにて認識する現在位置と移動ルートとを照
合して移動状況を情報として取得し、この取得した移動
状況情報を音声制御手段22に出力してヘッドセット1
5のイヤホン16から音声として出力させる。なお、こ
のナビゲーションシステム23は、サーバ8に設けられ
てもよい。
【0038】ネットワーク7は、例えばTCP/IPな
どの汎用のプロトコルに基づくインターネットとして構
成される。このネットワーク7には、ネットワーク管制
局6およびサーバ8の他、各種コンピュータシステムや
データベースを制御するサーバ25が接続されている。
【0039】サーバ8,25は、ネットワーク7と接続
されるWWW(World Wide Web)サーバとして構成され
る。そして、サーバ8は、例えば図2に示すように、移
動端末2の認識および制御をするユーザ識別手段として
の認識制御装置31と、送受信された情報を記憶する例
えばハードディスクや光ディスクなどの記憶装置32と
を備えている。
【0040】認識制御装置31は、この認識制御装置3
1を含むサーバ8の全体の動作を制御するOS(Operat
ing System)上に展開されるプログラムとしての、ユー
ザ識別手段35と、各種地域情報を取得する地域情報取
得手段36と、取得した地域情報を移動端末2に送信す
る地域情報発信手段37とを備えている。また、記憶装
置22は、ユーザ識別手段35、地域情報取得手段36
および地域情報発信手段37により入出力される情報を
蓄積するユーザデータベース38および地域情報データ
ベース39とを備えている。
【0041】ユーザ識別手段35は、移動端末2から出
力される位置情報、目的地情報、ユーザコード情報を取
得して移動端末2を特定する部分である。ここで、位置
情報および目的地情報としては、例えば緯度情報および
経度情報を取得して位置情報および目的地情報を生成さ
せる。ユーザ識別手段35は、取得したユーザコード
を、あらかじめユーザデータベース38に記憶されたユ
ーザコードと参照して、移動端末2を所有する移動者1
2を特定する。また、ユーザ識別手段35は、緯度情報
および経度情報に基づいて生成して取得した位置情報か
ら移動端末2の現在位置を認識するとともに、取得した
目的地情報から移動端末2を装着した移動者12の移動
先である目的地を認識し、ユーザデータベース38に出
力する。
【0042】地域情報取得手段36は、ネットワーク7
に接続された各種サーバ25のコンピュータシステムや
データベースの公開データベース40から、ユーザ識別
手段35にて認識した現在位置と目的地との間の移動地
域情報や現在位置周辺の現在地域情報、目的地周辺の目
的地域情報などの地域情報を取得する。地域情報として
は、各省庁や工事請負業者などから出力される工事情
報、例えば気象庁などから出力される気象情報、行政や
民間による行事などのイベント情報、例えばVICS
(Vehicle Information and Communication System)な
どの道路交通情報通信システムや路線バスや電車、飛行
機などの交通機関の時刻情報などの交通情報、店舗情報
などである。なお、これらのうちの少なくともいずれか
1つだけでもよい。そして、取得した地域情報は、地域
情報データベース39に出力される。なお、この地域情
報の取得は、ネットワーク7を介して取得する構成に限
らず、例えば、無線媒体により通信衛星4を介して取得
したり、一般公衆回線や携帯電話あるいはPHSなどの
電話回線を介して取得するなど、種々の方法でできる。
【0043】なお、工事情報は、例えば図1に示すよう
に、ブルドーザやパワーショベルなどの建設機械42に
設けられたGPSセンサおよびエンジンなどの駆動情報
や燃料の消費情報などに基づく稼働情報を取得して、工
事の位置や規模などを含む情報として取得してもよい。
【0044】地域情報発信手段37は、ユーザ識別手段
35により移動端末2が目的地に到達したことを認識す
ることにより、地域情報データベース39に記憶された
目的地域情報を移動端末2に自動的に配信して移動端末
2の携帯通信端末21に取得させる。
【0045】ユーザデータベース38は、例えばこの移
動案内システム1の契約者である移動端末2の所有者と
しての移動者12の氏名や住所などの固有情報や移動端
末2の号機番号などを有したユーザコードを読み出し可
能に記憶する。また、ユーザデータベース38は、移動
端末2から出力されユーザ識別手段35にて取得した位
置情報および目的地情報を読み出し可能に記憶する。
【0046】地域情報データベース39は、地域情報取
得手段36にて取得した移動地域情報や目的地域情報な
どの地域情報を読み出し可能に記憶する。
【0047】〔システムの作用〕次に、上記移動案内シ
ステム1の作用を図3に示すフローチャートおよび図4
に示す模式図を参照して説明する。
【0048】まず、移動者12は、移動端末2を装着し
この装着した移動端末2の電源を投入する。そして、移
動者12は、音声によりナビゲーションシステム23を
利用する旨を設定入力する。すなわち、マイクロホン1
7にて移動者12の音声を読み取って音声信号に変換
し、音声制御手段22に出力する。音声制御手段22
は、音声信号を音声データに変換し、ナビゲーションシ
ステム23を利用する旨の設定入力がされたことを認識
し、ナビゲーションシステム23を起動させる。
【0049】そして、ナビゲーションシステム23は、
図示しないGPSセンサにて移動端末2の現在位置を位
置情報として取得するとともに、音声制御手段22およ
びイヤホン16を介して、移動者12に目的地を音声に
て設定入力するように促す音声案内を出力させる。この
音声案内を認識した移動者12にてマイクロホン17か
ら目的地が音声により設定入力される。この設定入力さ
れた目的地の音声データは、ナビゲーションシステム2
3の地図情報と照合されて緯度情報および経度情報を有
した目的地情報に変換される。
【0050】また、目的地の音声による設定入力を認識
した音声制御手段22は、携帯通信端末21を制御し
て、ユーザコードとともにナビゲーションシステム23
にて取得した現在位置情報と変換した目的地情報とをサ
ーバ8に出力する。そして、サーバ8のユーザ識別手段
35により、移動端末2から出力されたユーザコード、
位置情報および目的地情報を取得する。サーバ8のユー
ザ識別手段35は、取得したユーザコードをあらかじめ
ユーザデータベース38に記憶されたユーザコードを照
合して所有者である移動者12を認識する(ステップ
1)。さらに、ユーザ識別手段35は、移動者12が認
識されたことにより、ナビゲーションシステム23にて
認識した位置情報を取得するとともに(ステップ2)、
音声にて設定入力された目的地情報を取得する(ステッ
プ3)。この取得した位置情報および目的地情報は、ユ
ーザデータベース38に出力されて記憶される。
【0051】この後、サーバ8は、現在位置の周辺の現
在地域情報、目的地の周辺の目的地域情報、および現在
位置および目的地間の移動地域情報などの地域情報を取
得する(ステップ4)。なお、移動地域情報は、例えば
地上地図上において現在位置および目的地を結ぶ直線を
直径とした円で囲まれる地域の情報とする。そして、サ
ーバ8は、取得した移動地域情報を地域情報発信手段3
7により移動端末2に配信する。
【0052】そして、サーバ8から出力された地域情報
を移動端末2の携帯通信端末21にて取得し、この取得
した地域情報をナビゲーションシステム23に出力す
る。地域情報を取得したナビゲーションシステム23
は、現在位置および目的地間の移動ルートを作成する。
この移動ルートの作成の際、地域情報の特に工事情報や
交通情報、気象情報に基づいて、移動者12の移動の際
の負担が小さくなる移動ルートを作成する(ステップ
5)。すなわち、例えば図4に示すように、工事場所や
歩道橋などの上り下りの負荷が大きい場所などを迂回す
るコース(図4中矢印2)や、移動距離および時間が短
くなるコース(図4中矢印1)、移動するための費用が
必要となるがバスや電車などの交通機関を適宜利用する
コース、雨天や炎天下、強風などの悪天候の場合には天
候に左右されにくい地下道を利用するコースなどの、い
くつかの異なる移動ルートを作成する。
【0053】これら複数の移動ルートを作成したナビゲ
ーションシステム23は、音声制御手段22により、イ
ヤホン16から音声でいずれの移動ルートを利用するか
移動者12に音声にて設定入力を促す旨のガイダンスを
出力する(ステップ6)。このガイダンスを認識した移
動者12は、所望の移動ルートをマイクロホン17に向
けて発音すると、マイクロホン17が音声を音声信号に
変換し、音声制御手段22にて音声データに変換してナ
ビゲーションシステム23を制御する。このことによ
り、ナビゲーションシステム23は、所定の移動ルート
が設定入力されたことを認識する。なお、ステップ6で
いずれの移動ルートも了承しない旨を音声にて設定入力
することにより、再びステップ5に戻って移動ルートの
再構築をする。
【0054】そして、設定入力された移動ルートに従っ
て、移動ルートを音声制御手段22にてイヤホン16か
ら音声により移動する方向やランドマークである目印と
なる建造物などを案内する。この案内は、例えばサーバ
8がユーザコードから移動者12が視覚障害者であると
認識した場合、ランドマークを認識することが困難であ
ることから、曲がる角までの残り距離などを適宜案内す
る。
【0055】また、ナビゲーションシステム23は、適
宜GPSセンサにて現在位置を確認し、現在位置を移動
ルートとを照合して移動ルートから外れたか否かを判断
する(ステップ7)。ここで、移動者12が移動ルート
から外れた場合には、ナビゲーションシステム23が音
声制御手段22およびイヤホン16を介して移動ルート
から外れた旨および元の移動ルートに戻る案内を移動者
12に音声にて通知する(ステップ8)。
【0056】一方、移動ルートに従って移動者12が移
動している途中で、例えば休憩したい場合などには(ス
テップ9)、移動者12が移動ルートの変更をしたい旨
を発声する。この発声により、音声制御手段22は移動
ルートの変更要求をマイクロホン17からの音声信号に
基づいて音声データとして認識する。そして、音声制御
手段22は、移動ルートの変更要求の音声データに基づ
き、ナビゲーションシステム23を制御する。ナビゲー
ションシステム23は、音声制御手段22およびイヤホ
ン16を介して、移動者12に一時的に移動ルートを外
れるのか、新たに移動ルートを作成するのかを音声にて
設定入力するように促す音声案内を出力させる。
【0057】この音声案内を確認した移動者12は、一
時的に移動ルートから離脱する旨や新たに移動ルートを
作成する旨をマイクロホン17から音声にて設定入力す
る。この設定入力を音声データとして認識した音声制御
手段22は、ナビゲーションシステム23を制御する。
ナビゲーションシステム23は、例えば一時的な移動ル
ートの離脱を認識した場合には、設定入力された従前の
目的地情報を削除することなく記憶する。また、例えば
新たに移動ルートの作成を認識した場合には、従前の目
的地情報を削除する。
【0058】そして、ナビゲーションシステム23は、
ステップ3に戻って音声制御手段22およびイヤホン1
6を介して、移動者12に変更する目的地を音声にて設
定入力するように促す音声案内を出力させる。この音声
案内により、移動者12は目的地を音声により設定入力
し、音声データとして認識した音声制御手段22がナビ
ゲーションシステム23を制御する。
【0059】例えば、新たに移動ルートを作成する場合
には、上述したように、音声により目的地を設定入力
し、ナビゲーションシステム23にてGPSセンサにて
得られた現在位置から設定入力された目的地までの移動
ルートをいくつか作成する。この後、移動者12に1つ
の移動ルートを設定させ、この移動ルートに基づいて移
動者12の移動を案内する。
【0060】また、休憩などのために一時的に移動ルー
トを離脱する場合、目的地となる休憩場所である最寄り
の公園や喫茶店などの店舗などを音声により設定入力す
る。なお、具体的に音声による設定入力ができず移動者
12が最寄りの地域情報を取得したい場合には、その旨
を音声により設定入力する。この設定入力により、携帯
通信端末21を制御してサーバ8に接続し、サーバ8か
ら現在位置周辺の地域情報を取得して、音声により地域
情報を確認する。
【0061】そして、目的地が音声により設定入力され
たことにより、ナビゲーションシステム23は、上述し
たように、現在位置から目的地までの移動ルートをいく
つか作成する。そして、移動者12に作成した移動ルー
トを音声により通知し、移動者12の音声による所定の
移動ルートが設定入力されると、この移動ルートに基づ
いて移動者12の移動を案内する。
【0062】また、一時的に外れた移動ルートから従前
に設定入力した目的地への移動を再開する場合、移動者
12の音声による目的地への移動を復帰する旨を設定入
力する。この音声による移動復帰の設定入力により、ナ
ビゲーションシステム23は上述したように、GPSセ
ンサにて認識している現在位置からあらかじめ設定入力
された目的地までの移動ルートをいくつか作成し、移動
者12にて1つの移動ルートを設定入力させ、設定され
た移動ルートに基づいて移動者12の移動を案内する。
【0063】そして、GPSセンサにより、移動者12
が目的地に到達したことを認識することにより(ステッ
プ10)、ナビゲーションシステム23が携帯通信端末
21を制御してサーバ8に接続させ、サーバ8の地域情
報発信手段37に目的地に到達した旨の信号を出力す
る。サーバ8の地域情報発信手段37は、地域情報デー
タベース39から目的地域情報を移動端末2に出力して
配信する(ステップ11)。この配信された目的地域情
報は、音声制御手段22によりイヤホン16から移動者
12に音声案内される(ステップ12)。
【0064】上述したように、上記実施の形態では、ナ
ビゲーションシステム23のGPSセンサにて取得した
ナビゲーションシステム23に移動端末2の位置とマイ
クロホン17にて取得した目的地間の移動ルートを、ナ
ビゲーションシステム23により地域情報取得手段36
にて取得した移動端末2の位置および目的地間の移動地
域情報に基づいて作成する。そして、移動端末2に設け
た音声制御手段22にて移動ルート、移動地域情報およ
び目的地情報を音声により報知し、移動端末2が目的に
到達すると地域情報発信手段37により目的地情報を移
動端末2に配信する。このため、音声制御手段22に
て、移動ルート、移動地域情報および目的地情報を自動
的に確認でき、移動状況や移動中での周辺状況、目的地
周辺状況や目的地情報などを容易に認識でき、容易で確
実に所望の目的地へ効率よく良好に移動できる。さら
に、目的地域情報が自動的に配信されるため、目的地で
の行動範囲に広がりを持たせることもでき、単に目的地
まで移動するのみに限られず、使い勝手がよく、利便性
を向上できる。
【0065】そして、ナビゲーションシステム23によ
り、移動端末2を移動させる移動者12の移動の際の負
荷が小さくする条件で移動ルートを作成するため、効率
のよい移動を案内できる。
【0066】また、ナビゲーションシステム23によ
り、複数の異なる移動ルートを作成して移動端末2の所
定の設定入力にて1つの移動ルートを設定する。このた
め、目的地までの移動ルートに選択肢が生じ、使い勝手
がよく、利便性を向上できる。
【0067】さらに、移動端末2に設けたマイクロホン
17からの音声入力により、複数の移動ルートのうちの
1つを設定する。このため、例えばキーボードなどの操
作が不要で、設定入力の際に視線が変動するなどがなく
容易に設定入力でき、視覚障害者でも容易に入力操作で
き、操作性を向上できる。
【0068】そして、地域情報取得手段36により、工
事情報、気象情報、イベント情報および交通情報のうち
の少なくともいずれか1つを移動地域情報として取得す
るである。このため、工事情報を取得した場合には、移
動ルートの途中の工事箇所を認識して迂回する移動ルー
トを作成でき、より安全な移動を確保できる。また、気
象情報を取得した場合には、歩行により移動する際に雨
天などの場合には、地下道を移動ルートに加えるなど、
移動者12の移動の際の負荷が少なくなる移動ルートを
作成でき、より良好な移動を確保できる。さらに、イベ
ント情報を取得した場合には、移動途中や目的地でのイ
ベントを認識でき、より利便性を向上できる。また、交
通情報を取得した場合には、移動途中の渋滞や事故を認
識して迂回する移動ルートを作成でき、またバスや電車
などの交通機関の時刻や遅れを認識して移動ルートに反
映させることにより、より効率的で良好な移動を確保で
きる。
【0069】また、ナビゲーションシステム23によ
り、地域情報取得手段36にて取得した移動地域情報の
うちの気象情報に基づいて、地上地図情報および地下地
図情報を適宜組み合わせて移動ルートを作成する。この
ため、例えば雨天や炎天下、強風などの歩行が困難とな
るような気象内容の場合には地下地図情報に基づいて移
動者12がなるべく地下道などの気象影響のほとんどな
い地下の移動ルートを作成し、晴天や曇天などの歩行に
影響がない気象内容では地下との上り下りがない地上の
移動ルートを作成するので、移動の際の負荷が少なくよ
り良好な移動を確保できる。
【0070】そして、一時的に移動ルートから外れて
も、元の目的地を記憶しておき、再び目的地への移動を
再開する場合には、その旨を伝えるのみでナビゲーショ
ンシステム23が移動ルートを作成する構成としたた
め、最小限の設定で済み、利便性を向上できる。
【0071】また、ユーザコードから視覚障害者を認識
して例えば曲がり角までの距離などの移動状況を音声に
て案内する構成としたため、視覚障害者でも移動ルート
に沿って移動していることを容易に認識でき、良好な移
動ができる。
【0072】〔実施形態の変形〕なお、本発明は、上述
した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の
目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むも
のである。
【0073】すなわち、音声のみにより音声案内および
設定入力する構成としたが、各種スイッチなどを移動端
末2に設けてスイッチ操作により、適宜設定入力する構
成とするなどしてもよい。
【0074】また、視覚に障害のない人がより容易に利
用できるように、地図情報および移動ルートあるいは適
宜地域情報を表示する表示装置などを設けてもよい。な
お、この表示装置の表示画面をタッチパネルとすること
により、より利便性を向上できる。
【0075】そして、工事情報として、建設機械42か
らの稼働情報や位置情報に基づいて得られる工事位置や
規模などに限らず、例えば工事申請書内容などの工事内
容を公開データベース40に設定入力したものなどでも
よい。
【0076】また、適宜移動ルートを一時的に外れる移
動ルートの変更を可能として説明したが、移動ルートを
変更する場合には、新たに移動ルートを設定し直す構成
のみとしてもよい。
【0077】そして、移動端末2とサーバ8との信号の
送受信は、移動端末2から、通信衛星4、衛星地球局
5、およびネットワーク管制局6を介してサーバ8に接
続される構成に限らず、上述したように、PHSなどの
公衆回線網を利用したり、光や電波などの無線媒体によ
り送受信する構成としてもよい。
【0078】また、ナビゲーションシステム23にて移
動ルートを複数作成したが、例えば1つだけ移動ルート
を作成して移動者12に確認を求め、移動者12が了承
しない、すなわち変更を要求する旨の設定入力により、
別の移動ルートを作成して了承するまで、移動ルートの
作成および確認を繰り返す構成とするなどしてもよい。
【0079】そして、移動ルートの作成方法は、例えば
従来のカーナビゲーションで利用されている方法など、
いずれの方法でもできる。この移動ルートを作成する際
に照合する地域情報として、工事情報や気象情報などの
絞込の条件を適宜可変設定可能にユーザデータベース3
8に記憶できるようにしてもよい。
【0080】また、移動ルートの作成の際や移動途中
で、スイッチ操作や音声による設定入力などにより現在
地域情報や移動地域情報、目的地域情報を取得できる構
成としてもよい。この構成により、移動ルートの決定の
際や移動途中で別の店舗に寄り道したり、あらかじめ目
的地である店舗の情報を入手したり、目的地周辺で他の
店舗にも寄るなどもでき、単に目的地までの移動に対応
するのみに限らず、特定の移動者12に限らず、広く対
応でき、使い勝手がよい。
【0081】また、移動地域情報として、現在地および
目的地間の直線を直径とした円内の地域としたが、他の
いずれのルールにて設定される移動地域情報でもでき
る。
【0082】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構
造や手順などとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る移動案内システム
の構成を表す模式図である。
【図2】前記一実施の形態における移動案内システムの
内部構成を表すブロック図である。
【図3】前記一実施の形態の作用を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図4】前記一実施の形態における移動ルートの作成状
況を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…移動案内システム、2…移動端末、12…移動者
(移動体)17…マイクロホン(目的地情報取得手
段)、22…音声制御手段、23…ナビゲーションシス
テム(移動ルート作成手段)、36、地域情報取得手
段、37…地域情報発信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AB13 AC02 AC08 AC09 AC18 5H180 AA01 AA21 AA23 BB02 BB04 BB05 EE12 EE18 FF04 FF12 FF13 FF22 FF25 FF32 5K067 AA34 BB04 BB36 DD20 DD51 EE02 EE16 FF02 FF03 FF23 FF25 JJ52 JJ56

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的地までの移動を音声により案内する
    移動案内システム(1)であって、 移動端末(2)の位置情報を取得する位置情報取得手段
    と、 前記移動端末(2)の目的地情報を取得する目的地情報
    取得手段(17)と、 前記移動端末(2)の位置および目的地間の移動地域情
    報および前記目的地周辺の目的地域情報を取得する地域
    情報取得手段(36)と、 前記位置情報取得手段にて取得した位置情報および前記
    目的地情報取得手段(17)にて取得した目的地情報間
    の移動ルートを、前記地域情報取得手段(36)にて取
    得した移動地域情報に基づいて作成する移動ルート作成
    手段(23)と、 前記移動端末(2)に設けられ、前記移動ルート、前記
    移動地域情報および前記目的地域情報を音声により報知
    する音声制御手段(22)と、 前記移動端末(2)が目的地に到達することにより前記
    目的地域情報を前記移動端末に配信する地域情報発信手
    段(37)とを具備したことを特徴とした移動案内シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動案内システム
    (1)において、 移動ルート作成手段(23)は、移動端末(2)を移動
    させる移動体(12)の移動の際の負荷が小さくなる条
    件で移動ルートを作成することを特徴とした移動案内シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の移動案内シス
    テム(1)において、 移動ルート作成手段(23)は、複数の異なる移動ルー
    トを作成し、移動端末(2)による設定入力に従って1
    つの移動ルートを設定することを特徴とした移動案内シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の移動案内システム
    (1)において、 移動端末(2)による設定入力は、音声入力であること
    を特徴とした移動案内システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の移
    動案内システム(1)において、 地域情報取得手段(36)にて取得する移動地域情報
    は、工事情報、気象情報、イベント情報および交通情報
    のうちの少なくともいずれか1つであることを特徴とし
    た移動案内システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の移動案内システム
    (1)において、 地域情報取得手段(36)は、少なくとも気象情報を取
    得し、 移動ルート作成手段(23)は、地上地図情報および地
    下地図情報を有し、前記地域情報取得手段(36)にて
    取得した気象情報に基づいて前記地上地図情報および前
    記地下地図情報を適宜組み合わせて移動ルートを作成す
    ることを特徴とした移動案内システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の移
    動案内システム(1)において、 地域情報取得手段(36)は、取得した移動地域情報お
    よび目的地域情報を従前に取得した移動地域情報および
    目的地域情報と照合し、異なる内容を新たに取得した前
    記移動地域情報および目的地域情報の内容で差し替える
    ことを特徴とした移動案内システム。
  8. 【請求項8】 目的地までの移動を音声により案内する
    移動案内方法であって、 コンピュータにより、移動端末(2)の位置と目的地と
    の間の移動地域情報に基づいて前記移動端末(2)の位
    置から前記目的地までの移動ルートを、前記移動端末
    (2)の移動の際の負荷が小さくなる条件で作成し、 前記コンピュータにより、この移動ルートを音声により
    前記移動端末(2)に報知するとともに、前記移動端末
    (2)が前記目的地に到達することにより目的地周辺の
    目的地域情報を音声により報知することを特徴とする移
    動案内方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の移動案内方法におい
    て、 コンピュータは、移動端末(2)を移動させる移動体
    (12)の移動の際の負荷が小さくなる条件で移動ルー
    トを作成することを特徴とする移動案内方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載の移動案内方
    法において、 コンピュータは、複数の異なる移動ルートを作成して移
    動端末(2)による設定入力に従って1つの移動ルート
    を設定することを特徴とする移動案内方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の移動案内方法にお
    いて、 コンピュータは、移動端末(2)の音声による設定入力
    により1つの移動ルートを設定することを特徴とする移
    動案内方法。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれかに記載
    の移動案内方法において、 コンピュータは、工事情報、気象情報、イベント情報お
    よび交通情報のうちの少なくともいずれか1つを移動地
    域情報として取得することを特徴とする移動案内方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の移動案内方法にお
    いて、 コンピュータは、地上地図情報および地下地図情報を有
    し、移動地域情報として少なくとも気象情報を取得し、
    この取得した気象情報に基づいて前記地上地図情報およ
    び地下地図情報を適宜組み合わせて移動ルートを作成す
    ることを特徴とする移動案内方法。
  14. 【請求項14】 請求項8ないし13のいずれかに記載
    の移動案内方法において、 コンピュータは、取得した移動地域情報および目的地域
    情報を従前に取得した移動地域情報および目的地域情報
    と照合し、異なる内容を新たに取得した前記移動地域情
    報および前記目的地域情報の内容で差し替えることを特
    徴とする移動案内方法。
  15. 【請求項15】 請求項8ないし14のいずれかに記載
    の移動案内方法をコンピュータに実行させることを特徴
    とした移動案内プログラム。
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