JP2002243478A - 車両用ナビゲーションシステムとその方法、そのための車載用案内情報出力装置、および記録媒体 - Google Patents

車両用ナビゲーションシステムとその方法、そのための車載用案内情報出力装置、および記録媒体

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JP2002243478A
JP2002243478A JP2001046087A JP2001046087A JP2002243478A JP 2002243478 A JP2002243478 A JP 2002243478A JP 2001046087 A JP2001046087 A JP 2001046087A JP 2001046087 A JP2001046087 A JP 2001046087A JP 2002243478 A JP2002243478 A JP 2002243478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単で、待ち時間が短く、最新地図デ
ータによる経路案内を低コストで実現可能な車両用ナビ
ゲーションシステムとその方法を提供する。 【解決手段】 サーバ1の制御システム部11は、車載
装置2からの経路データ作成要求に応答して、要求元の
車両の現在位置から目的地までの経路計算を行い、得ら
れた経路データを要求元の車載装置2に送信する。車載
装置2のデータ処理部21は、サーバ1から送信される
経路データを案内予定経路データとして記憶した後、自
車の現在位置近傍の折れ線経路略図と自車画像を経路誘
導画像としてディスプレイ28上で表示する。発進後
は、自車の走行に伴い、交差点案内情報をスピーカ29
で音声出力しながら、自車位置に隣接する2つの交差点
間を結ぶルート内エリアと自車画像を経路走行判断支援
画像としてディスプレイ28上で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のナビゲー
ション技術の改良に係り、特に、通信ネットワーク内の
サーバから送られたデータに基づいて経路案内を行う車
両用ナビゲーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術、通信技術の進歩に
伴い、自動車の利便性を向上させるための様々な技術が
開発されている。そのような技術のうち、車両用ナビゲ
ーションシステムは、予め用意された地図データに基づ
いて、与えられた目的地までの最適な経路を計算し、G
PS航法などでリアルタイムに自車位置を計算して自車
位置付近の地図を画面表示しながら、その画面上におけ
る画像表示や音声出力手段からの合成音声出力などによ
り、その最適な経路を走行するための右左折などの道案
内を行うものである。
【0003】このような車両用ナビゲーションシステム
において、地図データとしては、従来、CD−ROMや
DVD−ROMなどの記録媒体を地図メディアとして自
車に搭載し、その地図メディアを駆動することにより、
それに記録された地図データを利用している。
【0004】一方、最近の傾向として、デジタル携帯電
話等のモバイル端末の普及に伴い、モバイル端末を利用
してインターネットや商用プロバイダ・サーバに接続す
る機会が増えてきている。このような状況に合わせて、
車両用ナビゲーション技術の分野においても、近年、デ
ジタル携帯電話等のモバイル端末を車両に搭載したナビ
ゲーション装置に接続し、情報センタへアクセスして最
新の地図データを取得する技術が開発・実用化されてい
る。このような技術は、「通信ナビゲーション」と呼ば
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の車両用ナビゲーション技術においては、
次のような問題点が存在している。
【0006】まず、CD−ROMやDVD−ROMなど
の固定的な地図メディアに記録された固定情報を利用し
た場合、データの更新ができないため、道路や周辺の建
物情報の経時変化に対応しにくいという欠点がある。ま
た、そのような固定的な地図メディアを使用する場合、
大量の地図メディアとそれらの地図メディアを駆動する
駆動装置を車内に設置しなければならないが、そのため
にはかなりの設置スペースが必要である。このような設
置スペースの確保は、限られた車内空間を狭める上、他
の車載用機器の設置を制限してしまう。さらに、そのよ
うな大量の地図メディアやその駆動装置は高価であるた
め、ユーザの経済的負担が大きい。
【0007】これに対して、通信ナビゲーションを利用
した場合には、通信により自車位置に応じた最新の地図
データを容易に取得できるため、固定的な地図メディア
におけるような経時変化に対応しにくいという欠点がな
い。その反面、通信に伴う新たな問題として、利用する
通信ネットワークや機器の状況に応じて通信時間が長く
なってしまう可能性もある。
【0008】すなわち、将来的には、高速データ通信の
インフラが整備される方向にあるが、現在の通信環境に
おいては、たとえば、電話網でのトラヒックが集中した
場合、通信速度が大幅に低下してしまう。このような通
信速度の低下時に、データ量が大きい地図データを1分
以内などの短時間でダウンロードすることは困難とな
り、また、通信の成立自体に時間を要する場合もあるた
め、所望の地図が表示されるまでに数分以上かかる可能
性がある。このことは、ユーザの待ち時間を長引かせ、
ナビゲーションシステムに対する使用感を著しく低下さ
せる。さらに、データ通信料金が高いため、通信時間が
長くなると、それだけ通信料金も高くなってしまうとい
う問題もある。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
操作が簡単で、待ち時間が短く、最新地図データによる
経路案内を低コストで実現可能な車両用ナビゲーション
システムとその方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、地図データを保存した経路データ作成
装置に車載用案内情報出力装置から経路データ作成要求
を送信して、経路データ作成装置により経路計算を行
い、経路データを車載用案内情報出力装置に送信するこ
とにより、通信するデータ量を必要最小限にとどめ、通
信時間の短縮を図ったものである。
【0011】なお、本発明における幾つかの重要な用語
の定義は、次の通りである。「経路案内情報」は、経路
案内を行うための各種の情報を示す概念であり、少なく
とも交差点における右左折などの方向案内情報を含む。
「移動体電話」は、固定型の電話以外の携帯電話やPH
S等、移動可能な各種の電話を含む概念であり、小型P
C等のモバイル端末に内蔵あるいはインストールされた
電話機能をも含む広い概念である。
【0012】請求項1〜6に記載の発明は、通信を利用
して経路案内を行う車両用ナビゲーションシステムにお
いて、データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、
データ記憶部、車両の現在位置を検出して現在位置に応
じた経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力
させるデータ処理部を備えた車載用案内情報出力装置
と、前記車載用案内情報出力装置と通信する通信部、地
図データベース、および経路計算処理部を備えた経路デ
ータ作成装置とを有し、各装置が、次のように構成され
たことを共通の特徴とするものである。
【0013】すなわち、車載用案内情報出力装置は、前
記目的地入力部によって目的地が入力された場合に、前
記データ処理部によってその目的地データを車両の現在
位置データと共に経路データ作成要求として前記データ
通信部によって前記経路データ作成装置に送信するよう
に構成される。また、経路データ作成装置は、車載用案
内情報出力装置から送信された目的地データと現在位置
データを含む経路データ作成要求が前記通信部によって
受信された場合に、前記地図データベース中の地図デー
タを用いて前記経路計算処理部によって当該車両の当該
現在位置から当該目的地までの経路計算を行い、得られ
た経路データを前記通信部によって当該車載用案内情報
出力装置に送信するように構成される。さらに、車載用
案内情報出力装置は、前記経路データ作成要求に応答し
て前記経路データ作成装置から送信された経路データが
前記データ通信部によって受信された場合に、その経路
データを案内予定経路データとして前記データ記憶部に
記憶し、車両の走行に伴い、前記データ処理部によりデ
ータ記憶部に記憶されている案内予定経路データ中から
車両の現在位置に応じた経路データを読み出して経路案
内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させるよう
に構成される。
【0014】請求項7〜12に記載の発明は、請求項1
〜6に記載の発明を方法の観点からそれぞれ把握したも
のであり、通信を利用して経路案内を行う車両用ナビゲ
ーション方法において、車載用案内情報出力装置と、こ
の車載用案内情報出力装置と通信する経路データ作成装
置とを用いて、各装置により、請求項1〜6の発明に共
通する各装置の機能に対応するステップを行うことを共
通の特徴としている。すなわち、車載用案内情報出力装
置により、作成要求送信ステップを行い、経路データ作
成装置により、作成要求受信ステップ、経路計算ステッ
プ、および経路データ送信ステップを行い、さらに、車
載用案内情報出力装置により、経路データ受信ステッ
プ、経路データ記憶ステップ、案内情報作成ステップ、
案内情報出力ステップを行う。
【0015】以上のような請求項1〜12の発明によれ
ば、車載用案内情報出力装置から送信された経路データ
作成要求に応答して、経路データ作成装置により地図デ
ータを用いて自動的に経路データが作成され、当該車載
用案内情報出力装置に送信されるため、車載用案内情報
出力装置は、受信した経路データに基づいて現在位置に
応じた経路案内情報を容易に作成、出力し、適切な経路
案内を行うことができる。
【0016】特に、経路データは、地点情報の集合とし
て離散データ形式で表現可能であるため、経路に関連す
る地図データを全て送信する場合に比べて、通信するデ
ータ量を格段に少なくすることができ、通信時間を格段
に短くすることができると共に、車載用案内情報出力装
置側でデータをダウンロードする時間を格段に短くする
ことができる。したがって、ユーザは、目的地を入力す
るだけで、ほとんど待つ必要なしに、車載用案内情報出
力装置による経路案内に基づく走行を開始することがで
きる。
【0017】請求項1に記載の発明は、請求項1〜6に
共通する上記の特徴に加えてさらに次の特徴を有する。
すなわち、車載用案内情報出力装置の前記データ処理部
は、前記データ記憶部に記憶されている案内予定経路デ
ータ中から車両の現在位置近傍の交差点情報を読み出し
て、各交差点の緯度・経度の座標を示す点の間を線分で
順次接続してなる折れ線経路略図を示す経路略図画像情
報と、現在の車両位置の緯度・経度の座標と車両の向き
を示す車両位置・向き画像情報とを作成し、前記案内情
報出力部にそれらの画像を重ね合わせた経路誘導画像と
して画像表示させるように構成される。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項7〜12
に共通する上記の特徴に加えてさらに次の特徴を有す
る。すなわち、案内情報作成ステップおよび案内情報出
力ステップが、請求項1の発明におけるデータ処理部お
よび案内情報出力部の各機能に対応する経路略図画像情
報作成ステップ、車両位置・向き画像情報作成ステッ
プ、および経路誘導画像表示ステップ、を含む。
【0019】以上のような請求項1、7の発明によれ
ば、自車位置近傍の折れ線経路略図と自車位置・向きの
画像とを重ねて画像表示することにより、ユーザは、自
車位置近傍の案内予定経路の概略と、自車位置・向きと
の相対関係を視覚的に容易に把握することができる。し
たがって、緯度・経度の座標、というデータ量の極めて
少ないポイント情報のみを用いて、地図データを用いた
場合に比べても遜色ない程度の、明瞭、簡略、かつ有効
な経路誘導画像を表示することができる。このような経
路誘導画像表示は、走行中の経路誘導にも有効である
が、特に、道路から外れた場所からの発進時における経
路上への誘導に極めて有効である。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1〜6に
共通する上記の特徴に加えてさらに次の特徴を有する。
すなわち、車載用案内情報出力装置の前記データ処理部
は、前記データ記憶部に記憶されている案内予定経路デ
ータ中から車両の現在位置に隣接する2つの交差点情報
を読み出して、その2つの交差点の緯度・経度の座標を
示す2点間を結ぶ線分を対角線とする四角形を経路外れ
判断用の所定範囲として示す所定範囲画像情報と、現在
の車両位置の緯度・経度の座標を示す車両位置画像情報
とを作成し、前記案内情報出力部にそれらの画像を重ね
合わせた経路走行判断支援画像として画像表示させるよ
うに構成される。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項7〜12
に共通する上記の特徴に加えてさらに次の特徴を有す
る。すなわち、案内情報作成ステップおよび案内情報出
力ステップが、請求項2の発明におけるデータ処理部お
よび案内情報出力部の各機能に対応する所定範囲画像情
報作成ステップ、車両位置画像情報作成ステップ、およ
び経路走行判断支援画像表示ステップ、を含む。
【0022】以上のような請求項2、8の発明によれ
ば、自車位置に隣接する2つの交差点間の所定範囲を示
す四角形と自車位置の画像とを重ねて画像表示すること
により、ユーザは、その四角形で示される所定範囲と自
車位置との相対関係を視覚的に容易に把握することがで
きる。すなわち、自車位置が所定範囲内にあれば経路内
を走行していると判断可能であり、自車位置が所定範囲
外にある場合には、経路から外れたものと判断可能であ
る。したがって、緯度・経度の座標、というデータ量の
極めて少ないポイント情報のみを用いて、地図データに
よるマップマッチングを用いた場合に比べても遜色ない
程度の、明瞭、簡略、かつ有効な経路走行判断支援画像
を表示することができる。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の車両用ナビゲーションシステムにおいて、車載用案内
情報出力装置の前記データ処理部が、前記所定範囲画像
情報として、前記2点間を結ぶ線分を長軸側の対角線と
し、これに交差する短軸側の対角線を有する平行四辺形
を示す画像情報を作成するように構成されたことを特徴
としている。請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の車両用ナビゲーション方法において、所定範囲画像情
報作成ステップが、前記所定範囲画像情報として、前記
2点間を結ぶ線分を長軸側の対角線とし、これに交差す
る短軸側の対角線を有する平行四辺形を示す画像情報を
作成することを特徴としている。
【0024】以上のような請求項3、9の発明によれ
ば、所定範囲の形状を平行四辺形とすることで、長方形
や正方形とした場合に比べて、所定範囲を狭く設定する
ことができるため、所定範囲に対するユーザの信頼感を
向上させることができる。すなわち、広く設定された所
定範囲中において、自車位置が、視覚的に経路として把
握される対角線からかなり離れている場合でも、所定範
囲内である限り、自車は案内予定経路から外れていない
と判断することになり、ユーザが違和感を覚える可能性
がある。これに対して、狭く設定された所定範囲中にお
いては、自車位置は、どの位置にあっても、視覚的に経
路として把握される対角線の比較的近傍の位置に収まる
ため、ユーザは、違和感を覚えることなく、より高い信
頼感を持って経路判断を行うことができる。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項1〜6に
共通する上記の特徴に加えてさらに次の特徴を有する。
すなわち、車載用案内情報出力装置の前記データ処理部
は、前記データ通信部によって受信した経路データのう
ち、各交差点情報中の「進出角」、「緯度」、「経度」
の3項目の情報だけを取り込むように構成される。請求
項10に記載の発明は、請求項7〜12に共通する上記
の特徴に加えてさらに次の特徴を有する。すなわち、経
路データ受信ステップは、受信した経路データのうち、
各交差点情報中の「進出角」、「緯度」、「経度」の3
項目の情報だけを取り込む。
【0026】以上のような請求項4、10の発明によれ
ば、交差点での進行方向の案内を適切に行いながら、し
かも、経路データとしてダウンロードするデータ量を必
要最小限にすることができる。すなわち、交差点での進
行方向は、通常の場合、交差点への進入角と交差点から
の進出角から求めているが、このうち、進入角について
は、GPSの測定方位で代替可能であるため、進出角の
情報のみを取得すれば、進行方向を求めることができ
る。したがって、交差点の位置を示す緯度・経度と進出
角の情報だけを取得すれば、適切な交差点案内情報を作
成・出力することができ、経路データとしてダウンロー
ドするデータ量を必要最小限にとどめることができる。
その結果、通信時間およびダウンロード時間を極めて短
くすることができると共に、GPSによるデータと通信
で得た少量の経路データとを十分に活用して効率よく適
切な経路案内を行うことができる。
【0027】請求項5に記載の発明は、請求項1〜6に
共通する上記の特徴に加えてさらに次の特徴を有する。
すなわち、車載用案内情報出力装置の前記データ処理部
は、移動体電話に電話帳情報として記憶されている情報
の中から一つの情報が指定された場合に、前記目的地入
力部により、その情報およびそれと対応付けて記憶され
ている関連情報の少なくとも一方を前記移動体電話から
取り込み、目的地データとして入力させるように構成さ
れる。請求項11に記載の発明は、請求項7〜12に共
通する上記の特徴に加えてさらに次の特徴を有する。す
なわち、作成要求送信ステップが、請求項5の発明にお
けるデータ処理部および目的地入力部の機能に対応する
目的地入力ステップ、を含む。
【0028】以上のような請求項5、11の発明によれ
ば、ユーザは、目的地情報の具体的内容をキー入力する
必要なしに、移動体電話に電話帳情報として記憶されて
いる情報を選択するだけで、所望の目的地を容易に入力
指定できる。したがって、車載用案内情報出力装置側に
大容量の記憶部を持つ必要がなく、また、経路データ作
成装置側から目的地選択用の情報を取得するための通信
時間およびダウンロード時間も不要としながら、しか
も、目的地入力の操作性を向上することができる。
【0029】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の車両用ナビゲーションシステムに
おいて、車載用案内情報出力装置の前記データ処理部
が、作成した経路案内情報を前記案内情報出力部に音声
出力させるように構成されたことを特徴としている。請
求項12に記載の発明は、請求項6に記載の発明を方法
の観点から把握したものであり、請求項7〜11のいず
れか1項に記載の車両用ナビゲーション方法において、
案内情報作成ステップおよび案内情報出力ステップが、
請求項6の発明におけるデータ処理部および案内情報出
力部の各機能に対応する音声情報作成ステップおよび音
声案内出力ステップを含むことを特徴としている。
【0030】以上のような請求項6、12の発明によれ
ば、交差点等において右左折が必要な場合には、その進
行方向を示す交差点案内情報が音声出力されるため、ユ
ーザは、画面を見る必要なしに、音声案内に応じて必要
な方向転換を容易に行うことができる。
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項1に記
載の発明を車両用ナビゲーションシステム中で使用され
る車載用案内情報出力装置の観点から把握したものであ
り、請求項1の発明における車載用案内情報出力装置に
対応している。請求項15に記載の発明は、請求項13
に記載の発明を記録媒体の観点から把握したものであ
り、車両用ナビゲーションシステム中で使用される経路
データ作成装置に適用されるコンピュータ読取可能なプ
ログラムを記録した記録媒体において、プログラムが、
コンピュータに、請求項13の発明における経路データ
作成装置の各機能に対応する作成要求送信処理、経路デ
ータ受信処理、経路データ記憶処理、案内情報作成処
理、および案内情報出力処理を行わせ、案内情報作成処
理が、経路略図画像情報作成処理と車両位置・向き画像
情報作成処理を含み、案内情報出力処理が、経路誘導画
像表示処理を含むことを特徴としている。
【0032】請求項14に記載の発明は、請求項2に記
載の発明を車両用ナビゲーションシステム中で使用され
る車載用案内情報出力装置の観点から把握したものであ
り、請求項2の発明における車載用案内情報出力装置に
対応している。請求項16に記載の発明は、請求項14
に記載の発明を記録媒体の観点から把握したものであ
り、車両用ナビゲーションシステム中で使用される経路
データ作成装置に適用されるコンピュータ読取可能なプ
ログラムを記録した記録媒体において、プログラムが、
コンピュータに、請求項13の発明における経路データ
作成装置の各機能に対応する作成要求送信処理、経路デ
ータ受信処理、経路データ記憶処理、案内情報作成処
理、および案内情報出力処理を行わせ、案内情報作成処
理が、所定範囲画像情報作成処理と車両位置画像情報作
成処理を含み、案内情報出力処理が、経路走行判断支援
画像表示処理を含むことを特徴としている。
【0033】以上のような請求項13〜16の発明によ
れば、前述した各請求項に記載の車両用ナビゲーション
システムや方法を容易に実現することができ、前述した
請求項1、7あるいは請求項2、8と同様の作用が得ら
れる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下には、本発明による車両用ナ
ビゲーションシステムの具体的な実施の形態について、
図面を参照して説明する。なお、本実施の形態のうち、
情報処理に関する部分は、典型的には、コンピュータを
ソフトウェアで制御することで実現される。この場合の
ソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを物理的
に活用することで本発明の作用効果を実現するものであ
り、既存の技術をベースとして本発明の特徴を持たせた
ものである。但し、具体的なハードウェアやソフトウェ
アの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは適
宜選択可能であるため、以下の説明では、本発明に係る
各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
【0035】[1.システム構成]図1は、本発明によ
る第1の実施の形態における車両用ナビゲーションシス
テムの構成を示す機能ブロック図である。この図1に示
すように、システムはサーバ(経路データ作成装置)1
と、ユーザの車両に搭載された車載装置(車載用案内情
報出力装置)2とを、ユーザの移動体電話3および通信
ネットワーク4を介して接続することで構成されてい
る。
【0036】ここで、通信ネットワーク4は、インター
ネットや電話網等、各種の通信ネットワークを含んでい
る。また、図中では、単一のユーザの車載装置2と移動
体電話3のみが示されているが、実際には、多数のユー
ザの車載装置2と移動体電話3がサーバ1に接続されて
おり、サーバ1によってそれらのユーザに対して個別的
なサービス提供が行われるようになっている。
【0037】また、サーバ1は、経路計算を初めとする
各種の情報処理を行う制御システム部11、通信ネット
ワークを介して入出力を行う入出力制御部12、道路地
図データを保存した道路地図データベース13、特徴的
な建物や各種の設置物を道路地図に関連付けた目印デー
タとして保存した目印データベース14、地域別の各種
のイベント情報等を保存したイベント情報データベース
15、および経路計算プログラム16、等を備えてい
る。制御システム部11は、車載装置2からの経路デー
タ作成要求に応答して、要求元の車両の現在位置から目
的地までの経路計算を行い、得られた経路データを要求
元の車載装置2に送信するようになっている。
【0038】また、車載装置2は、車両の現在位置の計
算および現在位置に対応する経路案内情報の作成を初め
とする各種の情報処理を行うデータ処理部21、目的地
を入力する目的地入力部22、移動体電話3で受信した
経路データをダウンロードするダウンロードデータメモ
リ23、GPS衛星から送信されるGPS電波を受信す
るためのGPS受信部24、車速検出部25、ジャイロ
26、作成した経路案内情報等を記憶するメモリ27、
経路案内情報を画像出力するディスプレイ28、経路案
内情報を音声出力するスピーカ29、等を備えている。
【0039】この車載装置2のデータ処理部21は、G
PS受信部24で受信するGPS電波によって自車の現
在位置を検出すると共に、車速検出部25やジャイロ2
6からの信号によって自車の走行速度や走行距離、進行
方向を検出するようになっている。また、データ処理部
21は、目的地データを車両の現在位置データと共に経
路データ作成要求としてサーバ1に送信するようになっ
ている。データ処理部21はさらに、サーバ1から送信
される経路データを案内予定経路データとして記憶して
おき、車両の走行に伴い、その案内予定経路データに基
づいて自車の現在位置に応じた経路案内情報を作成し、
ディスプレイ28やスピーカ29によって出力させるよ
うになっている。
【0040】[2.システム全体の動作手順]図2は、
以上のような構成を有する本実施の形態に係る車両用ナ
ビゲーションシステム全体の動作手順の概略を示すフロ
ーチャートである。この図2に示すように、車載装置2
において、待機状態(S201)から目的地入力部22
により目的地が入力された場合(S202のYES)に
は、データ処理部21は、入力された目的地データに車
両の現在位置データを加えて経路データ作成要求とし、
この経路データ作成要求を移動体電話3により通信ネッ
トワーク4を介してサーバ1に送信する(S203)。
【0041】そして、このように車載装置2から送信さ
れた経路データ作成要求をサーバ1において、入出力制
御部12により受信した場合(S204)には、制御シ
ステム部11は、この経路データ作成要求に応答して、
経路計算プログラム16により、道路地図データベース
13中の地図データを用いて要求元の車両の現在位置か
ら目的地までの経路計算を行う(S205)。この場
合、制御システム部11は、イベント情報データベース
15中の地域別の各種のイベント情報データを用いて通
行止め部分等を回避し、最適な経路を算出する。制御シ
ステム部11は、経路計算処理によって得られた経路デ
ータを入出力制御部12により通信ネットワーク4を介
して要求元の移動体電話3に送信する。
【0042】要求元の移動体電話3において、サーバ1
から送信された経路データを受信した場合(S207)
には、ダウンロードデータメモリ23によってその経路
データをダウンロードした後、データ処理部21によっ
て案内予定経路データとして所定の形式でメモリ27に
記憶する(S208)。
【0043】データ処理部21は、メモリ27に記憶さ
れた案内予定経路データ中から自車の現在位置近傍の交
差点情報を取得して発進時経路案内情報作成・出力処理
を行い(S209)、発進後は、自車の走行に伴い、メ
モリ27に記憶された案内予定経路データ中から交差点
情報を取得しながら、自車の現在位置に隣接する2つの
交差点の交差点情報を用いて走行時経路案内情報作成・
出力処理を行い(S210)、最終的に、目的地に到達
した時点で(S211のYES)処理を終了する。
【0044】[3.発進時経路案内情報作成・出力処
理]図3は、車載装置2のデータ処理部21による発進
時経路案内情報作成・出力処理(図2のS209)のサ
ブルーチンの一例を示すフローチャートである。この図
3に示すように、データ処理部21は、まず、メモリ2
7に記憶された案内予定経路データ中から自車の現在位
置近傍の交差点情報を読み出す(S301)。一般的
に、経路データは連続する複数の交差点情報から構成さ
れるが、ここでは、各交差点情報が、「交差点名」、
「進入角」、「進出角」、「緯度」、「経度」、「ラン
ドマーク」、「道路名」、「道路幅」、という8項目の
情報を含み、多数の交差点情報が経路順にリストアップ
されているものとする。
【0045】データ処理部21は、そのような交差点情
報リストから各交差点の緯度・経度の座標を示す点の画
像情報を作成し、ディスプレイ28上の描画領域にそれ
らの点を描画・表示させる(S302)。データ処理部
21は続いて、それらの点の間を線分で順次接続してな
る折れ線経路略図を示す画像情報(経路略図画像情報)
を作成し、ディスプレイ28上のすでに描画された隣接
する各2点間に線分をそれぞれ追加する形で、その折れ
線経路略図を描画・表示させる(S303)。
【0046】データ処理部21はさらに、自車の現在位
置の緯度・経度の座標と自車の向きを示す画像として、
矢印や車両の図案等を示す自車画像情報(車両位置・向
き画像情報)を作成し、ディスプレイ28上のすでに描
画された折れ線経路略図にその自車画像を重ね合わせ
て、経路誘導画像として描画・表示させる(S30
4)。ここで、自車の現在位置の緯度・経度について
は、GPS受信部24で取得した緯度・経度情報から把
握可能であり、また、自車の向きについても、同様にG
PS受信部24によって取得した測定方位から把握可能
である。
【0047】この時点で、ユーザは、自車位置近傍の案
内予定経路の概略と、自車位置・向きとの相対関係を視
覚的に容易に把握できる。しかしながら、緯度・経度の
座標を用いた場合、自車の向きが例えば南向きである
と、画面上では自車が下向きに表示されることになり、
ユーザは、自車の向きと案内予定経路との相対関係を把
握しにくくなる。このような状況を回避するために、デ
ータ処理部21は、自車の向きが上方向であるか否かを
判断し、上方向でない場合(S305のYES)には、
自車の向きが上方向になるように、画像全体を回転・平
行移動させる(S306)。このように、自車の向きを
上方向として表示することにより、ユーザは、自車の向
きと案内予定経路との相対関係を把握しやすくなる。し
たがって、スーパーマーケット等の各種の店舗や施設の
大型駐車場等の、道路から外れた場所からの発進時にお
いても、ユーザを確実に案内予定経路上まで誘導するこ
とができる。
【0048】図4は、そのような道路から外れた場所か
ら発進する際の経路誘導画像表示の一例を示す画像表示
図であり、各交差点を示す小円P1〜P5とその間を順
次接続する線分LS1〜LS4からなる折れ線経路略図
31と、上向きの自車画像32とが、自車の向きが上方
向となる向きで表示されている。図中では、説明のため
に、実際の道路33を示す破線や駐車場34を示す一点
鎖線が表示されているが、本システムは地図データを使
用しないため、実際のナビゲーション時には実際の道路
33や駐車場34は表示されない。なお、発進した車両
が案内予定経路上に到達した時点(S307のYES)
で、経路誘導画像表示をリセットし(S308)、発進
時経路案内情報作成・出力処理を終了する。
【0049】[4.走行時経路案内情報作成・出力処
理]図5は、車載装置2のデータ処理部21による走行
時経路案内情報作成・出力処理(図2のS210)のサ
ブルーチンの一例を示すフローチャートである。図5に
示すように、データ処理部21は、まず、通過した交差
点(発進時には経路の始点)と次の交差点の緯度・経度
の座標を示す2点の画像情報を作成し、ディスプレイ2
8上の描画領域にその2点を描画・表示させる(S50
1)。データ処理部21は続いて、その2点間を結ぶ線
分を対角線とする長方形を経路外れ判断用のルート内エ
リア(所定範囲)として示す画像情報(所定範囲画像情
報)を作成し、ディスプレイ28上のすでに描画された
2点間に四辺を構成する各線分を追加する形で、そのル
ート内エリアを示す長方形を描画・表示させる(S50
2)。
【0050】データ処理部21はさらに、自車の現在位
置の緯度・経度の座標と自車の向きを示す画像として、
矢印や車両の図案等を示す自車画像情報(車両位置画像
情報)を作成し、ディスプレイ28上のすでに描画され
たルート内エリアにその自車画像を重ね合わせて、経路
走行判断支援画像として描画・表示させる(S50
4)。なお、自車の現在位置の緯度・経度や自車の向き
は、前述した通り、GPS受信部24で取得した緯度・
経度情報および測定方位から把握可能である。
【0051】図6は、そのような経路走行判断支援画像
表示の一例を示す画像表示図であり、案内予定経路中の
通過した交差点P1と次の交差点P2との間を結ぶ線分
を対角線D1とする長方形のルート内エリア41と、向
きを示す矢印で表現された自車画像42とが表示されて
いる。図中では、説明のために、実際の道路43を示す
破線が表示されているが、本システムは地図データを使
用しないため、実際のナビゲーション時には道路43は
表示されない。また、対角線D1を示す一点鎖線も説明
のために表示したものであり、実際のナビゲーション時
には表示されない。
【0052】データ処理部21は、走行に伴う自車位置
に変化に応じて、自車画像を移動させ、自車画像がルー
ト内エリアから外れた場合(S505のNO)には、自
車が案内予定経路から外れたものと判定し、所定のルー
ト外処理を行う(S506)。ここで、所定のルート外
処理としては、例えば、経路の再計算による新たな経路
データの作成をサーバに要求する、あるいは、ユーザに
案内予定経路から外れたことを通知する、等の予め設定
された処理が行われる。
【0053】データ処理部21は、自車位置がルート内
エリアから外れることなく(S505のYES)、交差
点に接近した時点(S507のYES)で、その交差点
の交差点情報を用いて交差点案内情報を作成し、その交
差点における進行方向をスピーカ29により音声出力す
る(S508)。例えば、「次の交差点を右折して下さ
い。」、「このまま直進して下さい。」等の音声案内が
出力される。
【0054】データ処理部21は、交差点を通過した時
点(S509のYES)で、経路走行判断支援画像表示
をリセットし(S510)、メモリ27から取得済みの
次の交差点情報がある場合(S511のYES)には、
通過した交差点の交差点情報と次の交差点の交差点情報
を用いて、S501〜S510の一連の処理を行う。そ
して、取得済みの次の交差点情報がなくなった時点(S
511のNO)で、メモリ27内に取得すべき他の交差
点情報、すなわち、案内予定経路中の他の交差点情報が
あれば(S512のYES)、その交差点情報を取得し
て(S513)、同様に、S501〜S510の一連の
処理を行う。
【0055】最終的に、案内予定経路上の全ての交差点
情報について処理を終了した時点(S511のNO、S
512のNO)で、走行時経路案内情報作成・出力処理
を終了する。このようにして、データ処理部21は、目
的地までの全ての案内予定経路について交差点情報を順
次読み出し、読み出した交差点情報を経路走行判断支援
と交差点案内の両方に有効に活用することができる。そ
の結果、ユーザは、ルート内エリアと自車位置の相対関
係により、自車が案内予定経路から外れたか否かを視覚
的に容易に確認しながら、案内予定経路に沿って目的地
まで容易に到達することができる。
【0056】[5.効果]以上のような本実施の形態に
よれば、簡単な操作、短い待ち時間での最新地図デー
タに基づく経路案内の実現、少量の情報による有効な
経路誘導の実現、少量の情報による有効な経路走行判
断支援の実現、音声案内による確実な誘導の実現、等
の効果が得られる。以下には、これらの効果について順
次説明する。
【0057】簡単な操作、短い待ち時間での最新地図
データに基づく経路案内の実現:本実施の形態において
は、車載装置2から送信された経路データ作成要求に応
答して、サーバ1により地図データを用いて自動的に経
路データが作成され、要求元の車載装置2に送信される
ため、車載装置2は、受信した経路データに基づいて現
在位置に応じた経路案内情報を容易に作成、出力し、適
切な経路案内を行うことができる。
【0058】また、経路データは、地点情報の集合とし
て離散データ形式で表現可能であるため、経路に関連す
る地図データを全て送信する場合に比べて、通信するデ
ータ量を格段に少なくすることができる。特に、本実施
の形態においては、経路上の各交差点に関する交差点情
報をリストアップすることによって、極めて簡略な構造
を持つ経路データを作成することができ、経路データの
データ量を必要最小限にとどめることができる。
【0059】このようなデータ量の少ない経路データを
用いた本実施の形態によれば、経路に関連する地図デー
タを全て送信する場合に比べて、通信時間を格段に短く
することができると共に、車載装置2側でデータをダウ
ンロードする時間を格段に短くすることができる。例え
ば、電話網でのトラヒックが集中して通信速度が大幅に
低下した場合でも、データ量が小さいため、1分以内な
どの短時間でダウンロードすることが可能である。
【0060】したがって、ユーザは、目的地を入力する
という簡単な操作を行うだけで、ほとんど待つ必要なし
に、最新地図データに基づく経路案内による走行を開始
することができる。また、通信時間の短縮により、通信
料金を低減できるという利点もある。これらの利点はい
ずれも、ナビゲーションシステムに対するユーザの使用
感を向上させる。
【0061】少量の情報による有効な経路誘導の実
現:本実施の形態においては、図4に示すように、自車
位置近傍の案内予定経路を示す折れ線経路略図31と自
車画像32とを重ねて画像表示することにより、ユーザ
は、自車位置近傍の案内予定経路の概略と、自車の現在
位置および向きとの相対関係を視覚的に容易に把握する
ことができる。
【0062】この場合、本実施の形態における折れ線経
路略図は、地図データを用いていないため、案内予定経
路外の周辺の道路や交差点を詳細に表示することはでき
ない。逆に、折れ線経路略図は、案内予定経路を構成す
る道路および交差点のみを抽出して表示し、それ以外の
道路や交差点を省略するものである。このような折れ線
経路略図を自車画像と重ね合わせて表示することによ
り、ユーザは、経路外の道路や交差点の表示に惑わされ
ることなく、自車位置近傍の案内予定経路の概略と、自
車の現在位置および向きとの相対関係を視覚的に容易に
把握することができる。
【0063】このように、本実施の形態によれば、各交
差点の緯度・経度の座標、および自車位置の緯度・経度
の座標とその向き、というデータ量の極めて少ないポイ
ント情報のみを用いて、地図データを用いた場合に比べ
ても遜色ない程度の、明瞭、簡略、かつ有効な経路誘導
画像を表示することができる。したがって、地図データ
よりも格段に少量のポイント情報のみを用いて、有効な
視覚的経路誘導を実現することができる。そして、その
ような経路誘導画像の表示は、前述したように、大型駐
車場等の、道路から外れた場所からの発進時において極
めて有効であり、ユーザの車両をそのような場所から案
内予定経路上まで確実に誘導することができる。
【0064】少量の情報による有効な経路走行判断支
援の実現:本実施の形態においては、図6に示すよう
に、自車位置に隣接する2つの交差点P1,P2間の長
方形のルート内エリア41と自車画像42とを重ねて画
像表示することにより、ユーザは、ルート内エリア41
と自車画像42との相対関係を視覚的に容易に把握する
ことができる。すなわち、自車画像42がルート内エリ
ア41内にある場合には、ユーザは、自車が案内予定経
路内を走行していると容易に判断可能であり、自車画像
42がルート内エリア41外にある場合には、ユーザ
は、自車が案内予定経路から外れたものと容易に判断可
能である。
【0065】この場合、本実施の形態においては、地図
データを用いていないため、地図データによるマップマ
ッチングを行うことはできないが、ルート内エリア41
と自車画像42のみを表示することにより、経路外の道
路や交差点の表示に惑わされることなく、ルート内エリ
ア41を示す長方形と、自車画像42を示す矢印との相
対関係から、自車がルート内エリアから外れたか否かを
視覚的に容易に把握することができる。
【0066】このように、本実施の形態によれば、各交
差点の緯度・経度の座標、および自車位置の緯度・経度
の座標とその向き、というデータ量の極めて少ないポイ
ント情報のみを用いて、地図データによるマップマッチ
ングを用いた場合に比べても遜色ない程度の、明瞭、簡
略、かつ有効な経路走行判断支援画像を表示することが
できる。したがって、地図データよりも格段に少量のポ
イント情報のみを用いて、有効な経路走行判断支援を実
現することができる。
【0067】音声案内による確実な誘導の実現:本実
施の形態においては、ユーザの車両が案内経路上での走
行を開始した後、各交差点での進行方向を示す交差点案
内情報が音声出力されるため、ユーザは、その交差点案
内情報に応じて必要な方向転換を容易に行い、案内予定
経路上の走行を維持することができる。したがって、ユ
ーザは音声案内に応じて方向転換を行い、ディスプレイ
28上で経路外れを時折チェックしながら、単純に道な
り走行を行うだけで、案内予定経路上の走行を維持し、
目的地に到達することができる。
【0068】特に、音声案内の場合、ディスプレイ上で
の画像表示による案内に比べて、ユーザが必要な案内を
見落とすといった問題を生じることがない分だけ、ユー
ザを確実に誘導することができるという利点がある。ま
た、画像による案内の場合には、ユーザは見落としを避
けるために比較的頻繁に画面をチェックする必要がある
が、音声案内においては、そのような必要がない分だけ
ユーザの負担を軽減でき、ユーザは運転だけに集中でき
る。このことは、ナビゲーションシステムに対するユー
ザの使用感をさらに向上させる。
【0069】[6.変形例] [6−1.経路走行判断支援画像表示の変形例]図7
は、経路走行判断支援画像表示の別の一例を示す画像表
示図であり、案内予定経路中の通過した交差点P1と次
の交差点P2との間のルート内エリアとして、長方形で
はなく菱形のルート内エリア51を表示したものであ
る。すなわち、ルート内エリア51は、通過した交差点
P1と次の交差点P2との間を結ぶ線分を長軸側の対角
線D1とし、これに直交する短軸側の対角線D2を有す
る菱形として表示されている。なお、実際の道路53を
示す破線や対角線D1,D2を示す一点鎖線は、いずれ
も説明のために表示したものであり、実際のナビゲーシ
ョン時には表示されない。
【0070】このように、ルート内エリア51の形状を
菱形とすることにより、図6に示すような長方形のルー
ト内エリア41に比べて、ルート内エリア51を狭く設
定することができるため、ルート内エリアに対するユー
ザの信頼感を向上させることができる。この点につい
て、図8の(A)、(B)を参照して説明する。ここ
で、図8の(A)は、図6と同様の長方形のルート内エ
リア41中において、自車画像42が対角線D1から離
れた位置にある場合を示しており、(B)は、図7と同
様の菱形のルート内エリア51中において、自車画像5
2が対角線D1から離れた位置にある場合を示してい
る。
【0071】まず、図8の(A)に示すように、長方形
として広く設定されたルート内エリア41においては、
視覚的に経路として把握される交差点P1,P2間を結
ぶ対角線D1(ルート内エリアの中心)から最も離れた
位置に自車画像42がある場合でも、ルート内エリア4
1内である限り、自車は案内予定経路から外れていない
と判断することになる。この場合、ユーザは、自車画像
42の位置に大きなずれを実感するにも関わらず、自車
が案内予定経路から外れていないと判断することにな
り、違和感を覚える可能性がある。
【0072】これに対して、図8の(B)に示すよう
に、菱形として狭く設定されたルート内エリア51にお
いては、視覚的に経路として把握される交差点P1,P
2間を結ぶ対角線D1(ルート内エリアの中心)から最
も離れた位置に自車画像52がある場合でも、図8の
(A)に比べれば、自車画像52の位置は、対角線D1
の近傍に収まる。この場合、ユーザは、自車画像52の
位置にずれを実感することもなく、自車が案内予定経路
から外れていないと素直に判断することができる。した
がって、ユーザは、違和感を覚えることなく、より高い
信頼感を持って経路判断を行うことができる。
【0073】[6−2.走行時経路案内情報作成・出力
処理の変形例]図9は、車載装置2のデータ処理部21
による走行時経路案内情報作成・出力処理(図2のS2
10)のサブルーチンの別の一例を示すフローチャート
である。この走行時経路案内情報作成・出力処理は、サ
ーバからの経路データ受信時(図2のS207)に、全
てのデータをダウンロードするのではなく、受信した経
路データのうち、各交差点情報中の「進出角」、「緯
度」、「経度」の3項目の情報だけをダウンロードした
後、その限定された交差点情報を、データ処理部21に
よって案内予定経路データとして所定の形式でメモリ2
7に記憶する(S208)ことを前提としている。
【0074】すなわち、サーバで作成されて車載装置に
送信される経路データの各交差点情報は、前述したよう
に、例えば、「交差点名」、「進入角」、「進出角」、
「緯度」、「経度」、「ランドマーク」、「道路名」、
「道路幅」、という8項目の情報を含むが、図9に示す
処理においては、このうちの、「進出角」、「緯度」、
「経度」、という3項目の情報だけを用いて走行時の経
路案内を行う。この処理について以下に説明する。
【0075】図9に示すように、データ処理部21は、
まず、メモリ27に記憶された案内予定経路データ中か
ら「進出角」、「緯度」、「経度」、という3項目の情
報からなる交差点情報を読み出す(S901)。そし
て、次の交差点の緯度、経度、進出角をセットし(S9
02)、GPSにより、自車の緯度、経度、測定方位を
常態的(例えば、1秒ごと)に取得して(S903)、
自車位置と交差点までの距離をリアルタイムに求めなが
ら、交差点案内情報の作成に備える。そして、交差点の
手前50mの位置に到達した時点(S904のYES)
で、GPSによる自車の最新の緯度、経度、測定方位
と、セットしておいた緯度、経度、進出角から、交差点
案内情報を作成し、その交差点における進行方向をスピ
ーカ29により音声出力する(S905)。
【0076】この場合、交差点案内情報の作成の詳細
は、次の通りである。まず、交差点での進行方向、すな
わち、そのまま直進するのか、あるいは右左折を行うか
という、進行方向の決定は、通常の場合、交差点への進
入角と交差点からの進出角から求めている。図9の処理
においては、進入角は、GPSの測定方位で代替する。
すなわち、GPSにより得られる測定方位は、自車がど
ちらの方角に進んでいるかを示す情報であるため、進入
角の代わりに使用可能である。
【0077】これに対して、進出角は、次の交差点の情
報として予めセットされているため、リアルタイムの測
定方位とセットされた進出角から、進行方向を決定する
ことができる。交差点までの距離が50mの時点での測
定方位を使用することにより、適切な交差点案内情報を
作成し、出力することができる。それ以上手前の時点で
の測定方位を使用することも考えられるが、道が曲がり
くねっている場合等に対応できない可能性があるため、
一般的には、交差点の手前50m以内の位置での測定方
位を使用することが望ましい。
【0078】データ処理部21は、交差点を通過した時
点(S906のYES)で、次の交差点について、S9
01〜S905の一連の処理を同様に行う。最終的に、
案内予定経路上の全ての交差点情報について処理を終了
した時点(S906のYES、S907のNO)で、走
行時経路案内情報作成・出力処理を終了する。このよう
にして、データ処理部21は、目的地までの全ての案内
予定経路について、「進出角」、「緯度」、「経度」、
という3項目の情報からなる簡略な交差点情報を順次読
み出し、読み出した交差点情報とGPSによる「緯
度」、「経度」、「測定方位」とを十分に活用して効率
よく適切な経路案内を行うことができる。
【0079】このような図9の走行時経路案内情報作成
・出力処理によれば、サーバから、経路データとして、
交差点の位置を示す緯度・経度と進出角の情報だけを取
得すれば、後は、GPSによる情報を利用して適切な交
差点案内情報を作成・出力することができ、経路データ
としてダウンロードするデータ量を必要最小限にとどめ
ることができる。その結果、車載装置側における通信時
間およびダウンロード時間を極めて短くすることができ
ると共に、GPSによるデータと通信で得た少量の経路
データとを十分に活用して効率よく適切な経路案内を行
うことができる。したがって、ユーザにとっては、音声
案内に応じて方向転換を行い、単純に道なり走行を行う
だけで、目的地に到達することができるだけでなく、通
信時間をさらに短縮し、通信料金をさらに低減すること
ができる、という大きな利点がある。
【0080】[6−3.移動体電話を利用した目的地入
力処理]本発明において、目的地の具体的な入力方法は
自由に選択可能であり、ユーザに目的地をマニュアル入
力させることも可能であるが、ユーザの操作性向上の観
点からは、一般的には、既存のデータを使用してユーザ
に目的地を選択させることが望ましい。
【0081】図10は、そのような観点から、既存のデ
ータとして、特に、車載装置に接続される移動体電話3
(図1)に電話帳リストとして記憶されている情報を利
用して目的地入力を行うための、車載装置2のデータ処
理部21による目的地入力処理の一例を示すフローチャ
ートである。すなわち、電話帳リストは、一般的に、各
電話帳情報が、「名前」、「電話番号」、「住所」等の
項目を含む多数の電話帳情報をリストアップして構成さ
れているが、図10では、そのような電話帳リストを利
用して目的地入力を行う。
【0082】図10に示すように、待機状態(S100
1)から、車載装置2に接続された動体電話3(図1)
あるいは車載装置2の目的地入力部22(図1)がユー
ザによって操作され、目的地を特定可能な何らかの情報
が指定された場合(S1002のYES)に、データ処
理部21は、それが移動体電話の電話帳リストに記憶さ
れている情報であるか否かを判断する。この場合、目的
地を特定可能な何らかの情報は、「名前」、「電話番
号」、「住所」のいずれかを示す情報である。
【0083】そして、指定された情報が、電話帳リスト
に記憶されている「名前」あるいは「電話番号」である
場合(S1003のYES)には、その「名前」あるい
は「電話番号」に関する電話帳情報のうち、「名前」、
「電話番号」、「住所」の3項目に関する情報を電話帳
リストから取り込み(S1004)、目的地データとし
て入力する(S1005)。これに対して、ユーザによ
って指定された情報が、電話帳リストに記憶されていな
い情報である場合、すなわち、ユーザによってマニュア
ル入力された情報である場合(S1003のNO)に
は、その指定された「名前」、「電話番号」、あるいは
「住所」を示す情報をそのまま目的地データとして入力
する(S1006)。
【0084】より具体的に説明すれば、ユーザは、移動
体電話のキーあるいは車載装置の目的地入力部を操作し
て移動体電話の電話帳リストを呼び出し、目的地に設定
したい名前を選択する。これにより、車載装置のデータ
処理部が、選択された名前に関する電話帳情報のうち、
「名前」、「電話番号」、「住所」を示す情報を移動体
電話の電話帳リストから取り込む。この一連の操作は、
移動体電話を外部から操作可能なハンズフリー規格に則
った所定のコマンド操作によって行う。
【0085】また、出先等で急にナビゲーションの必要
性が生じた場合等の、ユーザが目的地に設定したい名前
が電話帳リスト中にない場合には、ユーザは、移動体電
話のキーあるいは車載装置の目的地入力部を操作して目
的地をマニュアル入力することになる。すなわち、目的
地が公共施設や病院などのランドマークの場合には、そ
の名前を入力し、ランドマークでない場合には、電話番
号あるいは住所を入力する。そのような入力は、一旦電
話帳リストに登録してからそのまま目的地として指定す
る形でもよいし、また、電話帳リストに登録せず、目的
地としてのみ単発的に行ってもよい。
【0086】いずれの場合でも、データ処理部21は、
入力された目的地データに、自車の現在位置の緯度・経
度データを加えて経路データ作成要求としてサーバ側に
送信する。サーバ側では、緯度・経度による目的地検索
だけでなく、電話番号による目的地検索、住所による目
的地検索、およびランドマークの名前による目的地検索
等が可能となるように、それらのデータを緯度・経度と
関連付けた地図データベースを予め用意しておく。これ
により、サーバの制御システム部11は、車載装置から
送られた経路データ作成要求中の目的地データに含まれ
る電話番号、住所、あるいはランドマークの名前に応じ
て、目的地の緯度・経度を求め、目的地までの経路計算
を行うことができる。
【0087】このような図10の目的地入力処理によれ
ば、移動体電話3に電話帳リストとして記憶されている
情報を利用して目的地を入力できるため、ユーザは、所
望の目的地を容易に入力指定できる。この点について以
下に説明する。まず、既存のデータを使用してユーザに
目的地を選択させるためには、通常の場合、車載装置2
側に目的地を選択するための多数の目的地情報を記憶す
るか、あるいは、経路データ作成装置側から通信により
目的地選択用の情報を取得することが必要である。ここ
で、車載装置に多数の目的地情報を記憶する場合には、
多数の目的地情報を記憶するために、車載装置側に大容
量の記憶部を持たせる必要がある。また、経路データ作
成装置側から通信により目的地選択用の情報を取得する
場合には、数段階の選択を繰り返すかあるいは全メニュ
ーを一括的にダウンロードすることにより、通信時間お
よびダウンロード時間が長くなってしまう。
【0088】これに対して、図10の目的地入力処理の
ように、移動体電話に記憶されている情報を利用する場
合には、車載装置側に大容量の記憶部を持たせる必要も
なく、また、経路データ作成装置側から目的地選択用の
情報を取得するための通信時間およびダウンロード時間
も不要である。したがって、図10の目的地入力処理を
採用した場合には、車載装置を簡略化・低コスト化し、
また、通信料金を低減しながら、しかも、目的地入力の
操作性を向上することができる。
【0089】[7.他の実施の形態]なお、本発明は、
前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内で他にも多種多様な形態が実施可能である。まず、
本発明による経路データ作成装置や車載用案内情報出力
装置の具体的な構成は何ら限定されない。例えば、前記
実施の形態においては、車載用案内情報出力装置に携帯
電話やPHS等の移動体電話を接続する構成について説
明したが、小型PCなどの各種のモバイル端末その他の
各種の無線端末を使用することも可能である。そして、
電話帳情報を使用する場合には、各種の無線端末に内蔵
あるいはインストールされた電話機能に記憶された電話
帳情報を使用することも可能である。さらに、車載用案
内情報出力装置に固有のデータ通信部を設け、外付けの
無線端末を不要とする構成等も可能である。
【0090】また、具体的に使用する経路データの種類
やデータ構造、あるいはユーザに対する経路案内の具体
的な内容等は自由に選択可能である。例えば、経路デー
タは、少なくとも経路を特定できるデータであれば十分
であるが、一般的には、前述したような交差点情報リス
トとして構成することが可能であり、データ構造も簡略
である。各交差点情報に含ませる項目なども適宜選択可
能である。経路データ作成装置側には、少なくとも道路
地図データベースが必要であるが、地域で行われる各種
のイベントによる通行止めなどに対応するために、一般
的には、そのようなイベント情報に関するイベント情報
データベースを備えることが望ましい。さらに、経路案
内の案内項目に応じて、経路データ作成装置側に必要な
データベースを適宜用意することにより、付加的なデー
タを基本的な経路データに適宜付加して、各種の案内項
目の案内情報を出力することができる。
【0091】また、例えば、前記実施の形態において
は、発進時には、自車位置近傍の折れ線経路略図上に自
車画像を重ねてなる経路誘導画像を表示し、また、走行
時には、音声案内と共に、経路外れを判断するための経
路走行判断支援画像を表示したり、あるいは、音声案内
だけで経路誘導を行う場合について説明した。発進時の
経路誘導画像や走行時の経路走行判断支援画像などによ
る画像案内は、基本的な案内項目として固定的に行わせ
ることも可能であるが、ユーザが出力の有無を選択可能
な選択項目として設定することも可能である。
【0092】また、経路案内にあたっては、少なくと
も、交差点等で方向転換が必要な場合に方向案内を行う
ことにより、案内予定経路上での走行の確保が可能とな
るが、さらに、目印となるようなガソリンスタンドやコ
ンビニエンスストア等の目標物に関する案内情報や、現
在位置から目的地までの距離に関する案内情報等、各種
の別の案内情報を音声案内させることも可能である。こ
れらの付加的な案内項目は、予め固定的に設定すること
も可能であるが、一般的には、ユーザが出力の有無を選
択可能な選択項目として設定することが望ましい。
【0093】そして、そのようなデータ構造や経路案内
の具体的な内容に応じて、本発明による経路案内の手順
についても、適宜選択可能である。例えば、前述した実
施の形態においては、交差点に接近した時点で交差点案
内情報を作成する場合について説明したが、案内情報の
一部あるいは全部を、経路データのダウンロード時や案
内開始時において予め作成しておき、所定の位置で出力
することも可能である。
【0094】さらに、本発明に係る経路案内を実行する
ための個々の経路データ作成装置や車載用案内情報出力
装置、あるいは、それらの機能を実現するためのプログ
ラムを記録した各種の記録媒体は、本発明の一態様とし
て本発明の範囲に包含されるものである。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地図データを保存した経路データ作成装置に車載用案内
情報出力装置から経路データ作成要求を送信して、経路
データ作成装置により経路計算を行い、経路データを車
載用案内情報出力装置に送信するように構成したことに
より、操作が簡単で、待ち時間が短く、最新地図データ
による経路案内を低コストで実現可能な車両用ナビゲー
ションシステムとその方法を提供することができる。
【0096】以上の効果に加えて、本発明によれば、自
車位置近傍の折れ線経路略図と自車位置・向きの画像と
を重ねて画像表示することにより、地図データよりも格
段に少量のポイント情報のみを用いて、有効な視覚的経
路誘導を実現することができ、特に、道路から外れた場
所からの発進時における案内予定経路上への誘導に極め
て有効である。また、自車位置に隣接する2つの交差点
間の所定範囲を示す四角形と自車位置の画像とを重ねて
画像表示することにより、地図データよりも格段に少量
のポイント情報のみを用いて、有効な経路走行判断支援
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態における車両用
ナビゲーションシステムの構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】図1の車両用ナビゲーションシステムによるナ
ビゲーションの基本的な動作手順を示すフローチャート
である。
【図3】図1のデータ処理部による発進時経路案内情報
作成・出力処理のサブルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。
【図4】図3の発進時経路案内情報作成・出力処理にお
ける経路誘導画像表示の一例を示す画像表示図である。
【図5】図1のデータ処理部による走行時経路案内情報
作成・出力処理のサブルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。
【図6】図5の走行時経路案内情報作成・出力処理にお
ける経路走行判断支援画像表示の一例を示す画像表示図
である。
【図7】図5の走行時経路案内情報作成・出力処理にお
ける経路走行判断支援画像表示の別の一例を示す画像表
示図である。
【図8】(A)は、図6と同様の経路走行判断支援画像
表示において、自車画像がルート内エリアの中心から離
れた位置にある場合、(B)は、図7と同様の経路走行
判断支援画像表示において、自車画像がルート内エリア
の中心から離れた位置にある場合、をそれぞれ示す画像
表示図である。
【図9】図1のデータ処理部による走行時経路案内情報
作成・出力処理のサブルーチンの別の一例を示すフロー
チャートである。
【図10】図1のデータ処理部による目的地入力処理の
一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…サーバ 2…車載装置 3…移動体電話 4…通信ネットワーク 11…制御システム部 12…入出力制御部 13…道路地図データベース 14…目印データベース 15…イベント情報データベース 16…経路計算プログラム 21…データ処理部 22…目的地入力部 23…ダウンロードデータメモリ 24…GPS受信部 25…車速検出部 26…ジャイロ 27…メモリ 28…ディスプレイ 29…スピーカ 31…折れ線経路略図 32,42,52…自車画像 33,43,53…実際の道路 34…駐車場 41,51…ルート内エリア P1〜P5…交差点 LS1〜LS4…交差点 D1,D2…対角線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB08 HB22 HB25 HC08 HC25 HC31 HD03 HD07 HD11 HD16 HD30 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC04 AC08 AC14 AC18 5H180 AA01 BB05 FF04 FF05 FF13 FF23 FF25 FF32

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信を利用して経路案内を行う車両用ナ
    ビゲーションシステムにおいて、 データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、データ
    記憶部、車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経
    路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させる
    データ処理部を備えた車載用案内情報出力装置と、 前記車載用案内情報出力装置と通信する通信部、地図デ
    ータベース、および経路計算処理部を備えた経路データ
    作成装置とを有し、 前記車載用案内情報出力装置は、前記目的地入力部によ
    って目的地が入力された場合に、前記データ処理部によ
    ってその目的地データを車両の現在位置データと共に経
    路データ作成要求として前記データ通信部によって前記
    経路データ作成装置に送信するように構成され、 前記経路データ作成装置は、前記車載用案内情報出力装
    置から送信された目的地データと現在位置データを含む
    経路データ作成要求が前記通信部によって受信された場
    合に、前記地図データベース中の地図データを用いて前
    記経路計算処理部によって当該車両の当該現在位置から
    当該目的地までの経路計算を行い、得られた経路データ
    を前記通信部によって当該車載用案内情報出力装置に送
    信するように構成され、 前記車載用案内情報出力装置は、前記経路データ作成要
    求に応答して前記経路データ作成装置から送信された経
    路データが前記データ通信部によって受信された場合
    に、その経路データを案内予定経路データとして前記デ
    ータ記憶部に記憶し、車両の走行に伴い、前記データ処
    理部によりデータ記憶部に記憶されている案内予定経路
    データ中から車両の現在位置に応じた経路データを読み
    出して経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出
    力させるように構成され、 前記車載用案内情報出力装置の前記データ処理部は、前
    記データ記憶部に記憶されている案内予定経路データ中
    から車両の現在位置近傍の交差点情報を読み出して、各
    交差点の緯度・経度の座標を示す点の間を線分で順次接
    続してなる折れ線経路略図を示す経路略図画像情報と、
    現在の車両位置の緯度・経度の座標と車両の向きを示す
    車両位置・向き画像情報とを作成し、前記案内情報出力
    部にそれらの画像を重ね合わせた経路誘導画像として画
    像表示させるように構成されたことを特徴とする車両用
    ナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】 通信を利用して経路案内を行う車両用ナ
    ビゲーションシステムにおいて、 データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、データ
    記憶部、車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経
    路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させる
    データ処理部を備えた車載用案内情報出力装置と、 前記車載用案内情報出力装置と通信する通信部、地図デ
    ータベース、および経路計算処理部を備えた経路データ
    作成装置とを有し、 前記車載用案内情報出力装置は、前記目的地入力部によ
    って目的地が入力された場合に、前記データ処理部によ
    ってその目的地データを車両の現在位置データと共に経
    路データ作成要求として前記データ通信部によって前記
    経路データ作成装置に送信するように構成され、 前記経路データ作成装置は、前記車載用案内情報出力装
    置から送信された目的地データと現在位置データを含む
    経路データ作成要求が前記通信部によって受信された場
    合に、前記地図データベース中の地図データを用いて前
    記経路計算処理部によって当該車両の当該現在位置から
    当該目的地までの経路計算を行い、得られた経路データ
    を前記通信部によって当該車載用案内情報出力装置に送
    信するように構成され、 前記車載用案内情報出力装置は、前記経路データ作成要
    求に応答して前記経路データ作成装置から送信された経
    路データが前記データ通信部によって受信された場合
    に、その経路データを案内予定経路データとして前記デ
    ータ記憶部に記憶し、車両の走行に伴い、前記データ処
    理部によりデータ記憶部に記憶されている案内予定経路
    データ中から車両の現在位置に応じた経路データを読み
    出して経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出
    力させるように構成され、 前記車載用案内情報出力装置の前記データ処理部は、前
    記データ記憶部に記憶されている案内予定経路データ中
    から車両の現在位置に隣接する2つの交差点情報を読み
    出して、その2つの交差点の緯度・経度の座標を示す2
    点間を結ぶ線分を対角線とする四角形を経路外れ判断用
    の所定範囲として示す所定範囲画像情報と、現在の車両
    位置の緯度・経度の座標を示す車両位置画像情報とを作
    成し、前記案内情報出力部にそれらの画像を重ね合わせ
    た経路走行判断支援画像として画像表示させるように構
    成されたことを特徴とする車両用ナビゲーションシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記車載用案内情報出力装置の前記デー
    タ処理部は、前記所定範囲画像情報として、前記2点間
    を結ぶ線分を長軸側の対角線とし、これに交差する短軸
    側の対角線を有する平行四辺形を示す画像情報を作成す
    るように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の
    車両用ナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】 通信を利用して経路案内を行う車両用ナ
    ビゲーションシステムにおいて、 データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、データ
    記憶部、車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経
    路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させる
    データ処理部を備えた車載用案内情報出力装置と、 前記車載用案内情報出力装置と通信する通信部、地図デ
    ータベース、および経路計算処理部を備えた経路データ
    作成装置とを有し、 前記車載用案内情報出力装置は、前記目的地入力部によ
    って目的地が入力された場合に、前記データ処理部によ
    ってその目的地データを車両の現在位置データと共に経
    路データ作成要求として前記データ通信部によって前記
    経路データ作成装置に送信するように構成され、 前記経路データ作成装置は、前記車載用案内情報出力装
    置から送信された目的地データと現在位置データを含む
    経路データ作成要求が前記通信部によって受信された場
    合に、前記地図データベース中の地図データを用いて前
    記経路計算処理部によって当該車両の当該現在位置から
    当該目的地までの経路計算を行い、得られた経路データ
    を前記通信部によって当該車載用案内情報出力装置に送
    信するように構成され、 前記車載用案内情報出力装置は、前記経路データ作成要
    求に応答して前記経路データ作成装置から送信された経
    路データが前記データ通信部によって受信された場合
    に、その経路データを案内予定経路データとして前記デ
    ータ記憶部に記憶し、車両の走行に伴い、前記データ処
    理部によりデータ記憶部に記憶されている案内予定経路
    データ中から車両の現在位置に応じた経路データを読み
    出して経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出
    力させるように構成され、 前記車載用案内情報出力装置の前記データ処理部は、前
    記データ通信部によって受信した経路データのうち、各
    交差点情報中の「進出角」、「緯度」、「経度」の3項
    目の情報だけを取り込むように構成されたことを特徴と
    する車両用ナビゲーションシステム。
  5. 【請求項5】 通信を利用して経路案内を行う車両用ナ
    ビゲーションシステムにおいて、 データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、データ
    記憶部、車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経
    路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させる
    データ処理部を備えた車載用案内情報出力装置と、 前記車載用案内情報出力装置と通信する通信部、地図デ
    ータベース、および経路計算処理部を備えた経路データ
    作成装置とを有し、 前記車載用案内情報出力装置は、前記目的地入力部によ
    って目的地が入力された場合に、前記データ処理部によ
    ってその目的地データを車両の現在位置データと共に経
    路データ作成要求として前記データ通信部によって前記
    経路データ作成装置に送信するように構成され、 前記経路データ作成装置は、前記車載用案内情報出力装
    置から送信された目的地データと現在位置データを含む
    経路データ作成要求が前記通信部によって受信された場
    合に、前記地図データベース中の地図データを用いて前
    記経路計算処理部によって当該車両の当該現在位置から
    当該目的地までの経路計算を行い、得られた経路データ
    を前記通信部によって当該車載用案内情報出力装置に送
    信するように構成され、 前記車載用案内情報出力装置は、前記経路データ作成要
    求に応答して前記経路データ作成装置から送信された経
    路データが前記データ通信部によって受信された場合
    に、その経路データを案内予定経路データとして前記デ
    ータ記憶部に記憶し、車両の走行に伴い、前記データ処
    理部によりデータ記憶部に記憶されている案内予定経路
    データ中から車両の現在位置に応じた経路データを読み
    出して経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出
    力させるように構成され、 前記車載用案内情報出力装置の前記データ処理部は、移
    動体電話に電話帳情報として記憶されている情報の中か
    ら一つの情報が指定された場合に、前記目的地入力部に
    より、その情報およびそれと対応付けて記憶されている
    関連情報の少なくとも一方を前記移動体電話から取り込
    み、目的地データとして入力させるように構成されたこ
    とを特徴とする車両用ナビゲーションシステム。
  6. 【請求項6】 前記車載用案内情報出力装置の前記デー
    タ処理部は、作成した経路案内情報を前記案内情報出力
    部に音声出力させるように構成されたことを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用ナビゲー
    ションシステム。
  7. 【請求項7】 通信を利用して経路案内を行う車両用ナ
    ビゲーション方法において、 車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経路案内情
    報を作成・出力する車載用案内情報出力装置と、経路デ
    ータを作成して車載用案内情報出力装置に送信する経路
    データ作成装置とを用いて、 前記車載用案内情報出力装置により、 目的地が入力された場合に、その目的地データを車両の
    現在位置データと共に経路データ作成要求として経路デ
    ータ作成装置に送信する作成要求送信ステップを行い、 前記経路データ作成装置により、 前記作成要求送信ステップによって送信された現在位置
    データと目的地データを含む経路データ作成要求を受信
    する作成要求受信ステップと、 前記作成要求受信ステップによって経路データ作成要求
    が受信された場合に、地図データベース中の地図データ
    を用いて当該車両の当該現在位置から当該目的地までの
    経路計算を行う経路計算ステップと、 前記経路計算ステップによって得られた経路データを当
    該車載用案内情報出力装置に送信する経路データ送信ス
    テップを行い、 前記車載用案内情報出力装置により、 前記経路データ送信ステップによって送信された経路デ
    ータを受信する経路データ受信ステップと、 前記経路データ受信ステップによって経路データが受信
    された場合に、その経路データを案内予定経路データと
    して記憶する経路データ記憶ステップと、 車両の走行に伴い、前記経路データ記憶ステップによっ
    て記憶された案内予定経路データ中から車両の現在位置
    に応じた経路データを読み出して経路案内情報を作成す
    る案内情報作成ステップと、 前記案内情報作成ステップによって作成された経路案内
    情報を出力する案内情報出力ステップを行い、 前記案内情報作成ステップは、前記経路データ記憶ステ
    ップによって記憶された案内予定経路データ中から車両
    の現在位置近傍の交差点情報を読み出して各交差点の緯
    度・経度の座標を示す点の間を線分で順次接続してなる
    折れ線経路略図を示す経路略図画像情報を作成する経路
    略図画像情報作成ステップと、現在の車両位置の緯度・
    経度の座標と車両の向きを示す車両位置・向き画像情報
    を作成する車両位置・向き画像情報作成ステップを含
    み、 前記案内情報出力ステップは、前記経路略図画像情報作
    成ステップによって作成された経路略図画像情報と、前
    記車両位置・向き画像作成ステップによって作成された
    車両位置・向き画像とを重ね合わせて経路誘導画像とし
    て画像表示する経路誘導画像表示ステップを含むことを
    特徴とする車両用ナビゲーション方法。
  8. 【請求項8】 通信を利用して経路案内を行う車両用ナ
    ビゲーション方法において、 車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経路案内情
    報を作成・出力する車載用案内情報出力装置と、経路デ
    ータを作成して車載用案内情報出力装置に送信する経路
    データ作成装置とを用いて、 前記車載用案内情報出力装置により、 目的地が入力された場合に、その目的地データを車両の
    現在位置データと共に経路データ作成要求として経路デ
    ータ作成装置に送信する作成要求送信ステップを行い、 前記経路データ作成装置により、 前記作成要求送信ステップによって送信された現在位置
    データと目的地データを含む経路データ作成要求を受信
    する作成要求受信ステップと、 前記作成要求受信ステップによって経路データ作成要求
    が受信された場合に、地図データベース中の地図データ
    を用いて当該車両の当該現在位置から当該目的地までの
    経路計算を行う経路計算ステップと、 前記経路計算ステップによって得られた経路データを当
    該車載用案内情報出力装置に送信する経路データ送信ス
    テップを行い、 前記車載用案内情報出力装置により、 前記経路データ送信ステップによって送信された経路デ
    ータを受信する経路データ受信ステップと、 前記経路データ受信ステップによって経路データが受信
    された場合に、その経路データを案内予定経路データと
    して記憶する経路データ記憶ステップと、 車両の走行に伴い、前記経路データ記憶ステップによっ
    て記憶された案内予定経路データ中から車両の現在位置
    に応じた経路データを読み出して経路案内情報を作成す
    る案内情報作成ステップと、 前記案内情報作成ステップによって作成された経路案内
    情報を出力する案内情報出力ステップを行い、 前記案内情報作成ステップは、前記経路データ記憶ステ
    ップによって記憶された案内予定経路データ中から車両
    の現在位置に隣接する2つの交差点情報を読み出して、
    その2つの交差点の緯度・経度の座標を示す2点間を結
    ぶ線分を対角線とする四角形を経路外れ判断用の所定範
    囲として示す所定範囲画像情報を作成する所定範囲画像
    情報作成ステップと、現在の車両位置の緯度・経度の座
    標を示す車両位置画像情報を作成する車両位置画像情報
    作成ステップを含み、 前記案内情報出力ステップは、前記経路略図画像情報作
    成ステップによって作成された所定範囲画像情報と、前
    記車両位置画像作成ステップによって作成された車両位
    置画像とを重ね合わせて経路走行判断支援画像として画
    像表示する経路走行判断支援画像表示ステップを含むこ
    とを特徴とする車両用ナビゲーション方法。
  9. 【請求項9】 前記所定範囲画像情報作成ステップは、
    前記所定範囲画像情報として、前記2点間を結ぶ線分を
    長軸側の対角線とし、これに交差する短軸側の対角線を
    有する平行四辺形を示す画像情報を作成することを特徴
    とする請求項8に記載の車両用ナビゲーション方法。
  10. 【請求項10】 通信を利用して経路案内を行う車両用
    ナビゲーション方法において、 車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経路案内情
    報を作成・出力する車載用案内情報出力装置と、経路デ
    ータを作成して車載用案内情報出力装置に送信する経路
    データ作成装置とを用いて、 前記車載用案内情報出力装置により、 目的地が入力された場合に、その目的地データを車両の
    現在位置データと共に経路データ作成要求として経路デ
    ータ作成装置に送信する作成要求送信ステップを行い、 前記経路データ作成装置により、 前記作成要求送信ステップによって送信された現在位置
    データと目的地データを含む経路データ作成要求を受信
    する作成要求受信ステップと、 前記作成要求受信ステップによって経路データ作成要求
    が受信された場合に、地図データベース中の地図データ
    を用いて当該車両の当該現在位置から当該目的地までの
    経路計算を行う経路計算ステップと、 前記経路計算ステップによって得られた経路データを当
    該車載用案内情報出力装置に送信する経路データ送信ス
    テップを行い、 前記車載用案内情報出力装置により、 前記経路データ送信ステップによって送信された経路デ
    ータを受信する経路データ受信ステップと、 前記経路データ受信ステップによって経路データが受信
    された場合に、その経路データを案内予定経路データと
    して記憶する経路データ記憶ステップと、 車両の走行に伴い、前記経路データ記憶ステップによっ
    て記憶された案内予定経路データ中から車両の現在位置
    に応じた経路データを読み出して経路案内情報を作成す
    る案内情報作成ステップと、 前記案内情報作成ステップによって作成された経路案内
    情報を出力する案内情報出力ステップを行い、 前記経路データ受信ステップは、受信した経路データの
    うち、各交差点情報中の「進出角」、「緯度」、「経
    度」の3項目の情報だけを取り込むことを特徴とする車
    両用ナビゲーション方法。
  11. 【請求項11】 通信を利用して経路案内を行う車両用
    ナビゲーション方法において、 車両の現在位置を検出して現在位置に応じた経路案内情
    報を作成・出力する車載用案内情報出力装置と、経路デ
    ータを作成して車載用案内情報出力装置に送信する経路
    データ作成装置とを用いて、 前記車載用案内情報出力装置により、 目的地が入力された場合に、その目的地データを車両の
    現在位置データと共に経路データ作成要求として経路デ
    ータ作成装置に送信する作成要求送信ステップを行い、 前記経路データ作成装置により、 前記作成要求送信ステップによって送信された現在位置
    データと目的地データを含む経路データ作成要求を受信
    する作成要求受信ステップと、 前記作成要求受信ステップによって経路データ作成要求
    が受信された場合に、地図データベース中の地図データ
    を用いて当該車両の当該現在位置から当該目的地までの
    経路計算を行う経路計算ステップと、 前記経路計算ステップによって得られた経路データを当
    該車載用案内情報出力装置に送信する経路データ送信ス
    テップを行い、 前記車載用案内情報出力装置により、 前記経路データ送信ステップによって送信された経路デ
    ータを受信する経路データ受信ステップと、 前記経路データ受信ステップによって経路データが受信
    された場合に、その経路データを案内予定経路データと
    して記憶する経路データ記憶ステップと、 車両の走行に伴い、前記経路データ記憶ステップによっ
    て記憶された案内予定経路データ中から車両の現在位置
    に応じた経路データを読み出して経路案内情報を作成す
    る案内情報作成ステップと、 前記案内情報作成ステップによって作成された経路案内
    情報を出力する案内情報出力ステップを行い、 前記作成要求送信ステップは、移動体電話に電話帳情報
    として記憶されている情報の中から一つの情報が指定さ
    れた場合に、その情報およびそれと対応付けて記憶され
    ている関連情報の少なくとも一方を前記移動体電話から
    取り込み、目的地データとして入力する目的地入力ステ
    ップを含むことを特徴とする車両用ナビゲーション方
    法。
  12. 【請求項12】 前記案内情報作成ステップは、前記経
    路案内情報として音声案内情報を作成する音声情報作成
    ステップを含み、 前記案内情報出力ステップは、前記音声情報作成ステッ
    プによって作成された音声案内情報を音声出力する音声
    案内出力ステップを含むことを特徴とする請求項7乃至
    11のいずれか1項に記載の車両用ナビゲーション方
    法。
  13. 【請求項13】 通信を利用して経路案内を行うための
    車両用ナビゲーションシステム中で使用される車載用案
    内情報出力装置において、 データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、データ
    記憶部、車両の現在位置を計算して現在位置に対応する
    経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させ
    るデータ処理部を備え、 前記データ通信部は、前記目的地入力部によって目的地
    が入力された場合に、その目的地データを、前記データ
    処理部によって得られた車両の現在位置データと共に経
    路データ作成要求として経路データ作成装置に送信する
    ように構成され、 前記データ記憶部は、前記経路データ作成要求に応答し
    て前記経路データ作成装置から送信された経路データが
    前記データ通信部によって受信された場合に、その経路
    データを案内予定経路データとして記憶するように構成
    され、 前記データ処理部は、車両の走行に伴い、前記データ記
    憶部に記憶されている案内予定経路データ中から車両の
    現在位置に対応する経路データを読み出して経路案内情
    報を作成し、前記案内情報出力部に出力させるように構
    成され、特に、前記データ記憶部に記憶されている案内
    予定経路データ中から車両の現在位置近傍の交差点情報
    を読み出して、各交差点の緯度・経度の座標を示す点の
    間を線分で順次接続してなる折れ線経路略図を示す経路
    略図画像情報と、現在の車両位置の緯度・経度の座標と
    車両の向きを示す車両位置・向き画像情報とを作成し、
    前記案内情報出力部にそれらの画像を重ね合わせた経路
    誘導画像として画像表示させるように構成されたことを
    特徴とする車載用案内情報出力装置。
  14. 【請求項14】 通信を利用して経路案内を行うための
    車両用ナビゲーションシステム中で使用される車載用案
    内情報出力装置において、 データ通信部、目的地入力部、案内情報出力部、データ
    記憶部、車両の現在位置を計算して現在位置に対応する
    経路案内情報を作成し、前記案内情報出力部に出力させ
    るデータ処理部を備え、 前記データ通信部は、前記目的地入力部によって目的地
    が入力された場合に、その目的地データを、前記データ
    処理部によって得られた車両の現在位置データと共に経
    路データ作成要求として経路データ作成装置に送信する
    ように構成され、 前記データ記憶部は、前記経路データ作成要求に応答し
    て前記経路データ作成装置から送信された経路データが
    前記データ通信部によって受信された場合に、その経路
    データを案内予定経路データとして記憶するように構成
    され、 前記データ処理部は、車両の走行に伴い、前記データ記
    憶部に記憶されている案内予定経路データ中から車両の
    現在位置に対応する経路データを読み出して経路案内情
    報を作成し、前記案内情報出力部に出力させるように構
    成され、特に、前記データ記憶部に記憶されている案内
    予定経路データ中から車両の現在位置に隣接する2つの
    交差点情報を読み出して、その2つの交差点の緯度・経
    度の座標を示す2点間を結ぶ線分を対角線とする四角形
    を経路外れ判断用の所定範囲として示す所定範囲画像情
    報と、現在の車両位置の緯度・経度の座標を示す車両位
    置画像情報とを作成し、前記案内情報出力部にそれらの
    画像を重ね合わせた経路走行判断支援画像として画像表
    示させるように構成されたことを特徴とする車載用案内
    情報出力装置。
  15. 【請求項15】 通信を利用して経路案内を行うための
    車両用ナビゲーションシステム中で使用される車載用案
    内情報出力装置に適用されるコンピュータ読取可能なプ
    ログラムを記録した記録媒体において、 前記プログラムは、コンピュータに、 目的地が入力された場合に、その目的地データを車両の
    現在位置データと共に経路データ作成要求として経路デ
    ータ作成装置に送信する作成要求送信処理と、 前記作成要求送信処理による経路データ作成要求に応答
    して前記経路データ作成装置から送信された経路データ
    を受信する経路データ受信処理と、 前記経路データ受信処理によって経路データが受信され
    た場合に、その経路データを案内予定経路データとして
    記憶する経路データ記憶処理と、 車両の走行に伴い、前記経路データ記憶処理によって記
    憶された案内予定経路データ中から車両の現在位置に応
    じた経路データを読み出して経路案内情報を作成する案
    内情報作成処理と、 前記案内情報作成処理によって作成された経路案内情報
    を出力する案内情報出力処理とを行わせ、 前記案内情報作成処理は、前記経路データ記憶ステップ
    によって記憶された案内予定経路データ中から車両の現
    在位置近傍の交差点情報を読み出して各交差点の緯度・
    経度の座標を示す点の間を線分で順次接続してなる折れ
    線経路略図を示す経路略図画像情報を作成する経路略図
    画像情報作成処理と、現在の車両位置の緯度・経度の座
    標と車両の向きを示す車両位置・向き画像情報を作成す
    る車両位置・向き画像情報作成処理を含み、 前記案内情報出力処理は、前記経路略図画像情報作成処
    理によって作成された経路略図画像情報と、前記車両位
    置・向き画像作成処理によって作成された車両位置・向
    き画像とを重ね合わせて経路誘導画像として画像表示す
    る経路誘導画像表示処理を含むことを特徴とする記録媒
    体。
  16. 【請求項16】 通信を利用して経路案内を行うための
    車両用ナビゲーションシステム中で使用される車載用案
    内情報出力装置に適用されるコンピュータ読取可能なプ
    ログラムを記録した記録媒体において、 前記プログラムは、コンピュータに、 目的地が入力された場合に、その目的地データを車両の
    現在位置データと共に経路データ作成要求として経路デ
    ータ作成装置に送信する作成要求送信処理と、 前記作成要求送信処理による経路データ作成要求に応答
    して前記経路データ作成装置から送信された経路データ
    を受信する経路データ受信処理と、 前記経路データ受信処理によって経路データが受信され
    た場合に、その経路データを案内予定経路データとして
    記憶する経路データ記憶処理と、 車両の走行に伴い、前記経路データ記憶処理によって記
    憶された案内予定経路データ中から車両の現在位置に応
    じた経路データを読み出して経路案内情報を作成する案
    内情報作成処理と、 前記案内情報作成処理によって作成された経路案内情報
    を出力する案内情報出力処理とを行わせ、 前記案内情報作成処理は、前記経路データ記憶処理によ
    って記憶された案内予定経路データ中から車両の現在位
    置に隣接する2つの交差点情報を読み出して、その2つ
    の交差点の緯度・経度の座標を示す2点間を結ぶ線分を
    対角線とする四角形を経路外れ判断用の所定範囲として
    示す所定範囲画像情報を作成する所定範囲画像情報作成
    処理と、現在の車両位置の緯度・経度の座標を示す車両
    位置画像情報を作成する車両位置画像情報作成処理を含
    み、 前記案内情報出力処理は、前記経路略図画像情報作成処
    理によって作成された所定範囲画像情報と、前記車両位
    置画像作成処理によって作成された車両位置画像とを重
    ね合わせて経路走行判断支援画像として画像表示する経
    路走行判断支援画像表示処理を含むことを特徴とする記
    録媒体。
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