JP2003148990A - 歩行者案内装置、歩行者案内システム及びプログラム - Google Patents

歩行者案内装置、歩行者案内システム及びプログラム

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JP2003148990A
JP2003148990A JP2001342205A JP2001342205A JP2003148990A JP 2003148990 A JP2003148990 A JP 2003148990A JP 2001342205 A JP2001342205 A JP 2001342205A JP 2001342205 A JP2001342205 A JP 2001342205A JP 2003148990 A JP2003148990 A JP 2003148990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】歩行者に対して適切な情報を提供することが可
能な歩行者案内装置、歩行者案内システム及びプログラ
ムを実現する。 【解決手段】ユーザの有する障害内容を含む属性情報を
設定するキーマトリックス36及びキーインターフェイス
29と、設定した属性情報を保持するRAM24と、固定的
に設置されている電子マーカからID情報を取得するシ
リアルI/F34及びシリアルドライバ27と、取得したI
D情報に対応した複数の案内情報と属性情報とにより必
要な案内情報を選択するCPU21と、選択した案内情報
を出力する音声ドライバ26、スピーカ32及び骨伝導ヘッ
ドセット33またはLCDドライバ28及び液晶表示デバイ
ス35または振動素子30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行者をサポート
する歩行者案内装置、歩行者案内システム及びプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、視覚障害者や高齢者等の交通
弱者が安全に歩行できるような補助装置、システムが種
々考えられている。
【0003】特開平8−246422号公報には、視覚
障害者が使用する杖の先端に誘導コイルを設け、路面に
配設された誘導ブロックに取付けられた電磁コイルに上
記杖の先端が近接すると、電磁誘導による電力が発生し
て、杖の握り部に設けられている出力ステップより通路
の方向や危険区域、障害物の存在などを振動や信号音に
よって出力させるようにしたものが記載されている。
【0004】また、特開2000−20874号公報に
は、それぞれ位置情報を無線信号として送信する複数の
電子マーカを道路に沿って設置し、これら電子マーカか
ら受信された位置情報と例えば杖に取付けた携帯端末内
に予め記憶されている位置情報とを照合して、その照合
結果を表示、通知するようにしたものが記載されてい
る。
【0005】さらに、特開2000−293718号公
報には、駅構内で視覚障害者が杖を持って歩行すること
で、自動券売機や自動改札機あるいは自動清算機等の駅
務機器を円滑に使用、通過できるようにしたシステムが
記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した技術は、いず
れも歩行者の障害の種類や使用場所を特定したものであ
り、その他の種類の障害を有する歩行者や所定の構内を
出た状態では使用することができない。
【0007】例えば、特開平8−246422号公報に
記載された技術は、視覚障害者の誘導装置あるいは誘導
システムに特化したしたものであり、この技術を、視覚
には障害がないが、自足歩行はできない車イス使用者が
利用することはできない。
【0008】また、特開2000−20874号公報に
は、それぞれの用途に適した種々の携帯端末(10)が
記載されているが、これらはいずれも使用者の障害の種
類によって選択されるものであり、且つ経路や地図とい
った位置情報を事前に記憶しておかないと使用すること
ができない。
【0009】さらに、特開2000−293718号公
報は、そもそも駅構内という限定された空間内を、杖を
持った視覚障害者が不自由なく移動できるように考え出
されたものであり、それ以外の場所、及び他の障害を持
つものについてはまったく考慮されていない。
【0010】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、歩行者に対して適
切な情報を提供することが可能な歩行者案内装置、歩行
者案内システム及びプログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ユーザの属性情報を設定する設定手段と、この設定手段
で設定した属性情報を保持する保持手段と、固定的に設
置されている電子マーカから位置情報を取得する位置情
報取得手段と、この位置情報取得手段で取得した位置情
報と上記保持手段が保持する属性情報とに基づいた案内
情報を取得する案内情報取得手段と、この案内情報取得
手段で取得した案内情報を出力する出力手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0012】このような構成とすれば、ユーザの障害内
容や性別等を属性情報として予め設定しておくことで、
その属性情報に対応した案内情報を自動的に取得して出
力させることができるので、ユーザに適した案内情報を
容易に取得して歩行に活用することができる。
【0013】請求項2記載の発明は、ユーザの属性情報
を設定する設定手段と、この設定手段で設定した属性情
報を保持する保持手段と、固定的に設置されている電子
マーカから位置情報を取得する位置情報取得手段と、こ
の位置情報取得手段で取得した位置情報に基づいた案内
情報を、上記保持手段が保持する属性情報に基づいて出
力形態が異なる複数の出力部の1つを切換制御して出力
する出力手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】このような構成とすれば、ユーザの障害内
容や性別等を属性情報として予め設定しておくことで、
その属性情報に対応した案内情報を自動的に取得し、ユ
ーザの属性情報に合致した、容易に理解できる形態で確
実に出力させることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、上記案内情報は、属性情報に
対応した経路案内情報であることを特徴とする。
【0016】このような構成とすれば、上記請求項1ま
たは2記載の発明の作用に加えて、例えば階段とスロー
プとを歩行者の車イスの使用の有無に応じて選択するな
ど、属性情報に合致した経路で確実に移動させることが
できる。
【0017】請求項4記載の発明は、現在の時刻を計時
する計時手段と、固定的に設置されている電子マーカか
ら位置情報を取得する位置情報取得手段と、この位置情
報取得手段で取得した位置情報と上記計時手段が計時す
る現在時刻とに基づいた案内情報を取得する案内情報取
得手段と、この案内情報取得手段で取得した案内情報を
出力する出力手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】このような構成とすれば、現在の時刻によ
り必要のない案内情報を予め削除し必要な案内情報のみ
を取得して出力させることができるので、無駄な労力を
かけずに、出力された案内情報に基づいて速やかに移動
することができる。
【0019】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の発明において、上記計時手段は、現在の日付または曜
日を計時する手段であり、上記案内情報取得手段は、上
記位置情報取得手段で取得した案内情報と上記計時手段
が計時する現在の日付または曜日とに基づいた案内情報
を取得することを特徴とする。
【0020】このような構成とすれば、上記請求項4記
載の発明の作用に加えて、例えば駅における時刻表など
平日と休日とでダイヤが異なる場合であっても、これに
対応して必要な案内情報のみを確実に得ることができ
る。
【0021】請求項6記載の発明は、歩行者が携帯する
歩行者案内端末と、この歩行者案内端末と最寄りの無線
基地局及びネットワークを介して接続されるサーバ装置
とを備えた歩行者案内システムであって、上記歩行者案
内端末は、ユーザの属性情報を設定する設定手段と、こ
の設定手段で設定した属性情報を保持する保持手段と、
上記最寄りの無線基地局及びネットワークを介して上記
サーバ装置に対し、上記保持手段が保持する属性情報を
送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段での送
信に応答して送られてくる案内情報を受信する第1の受
信手段と、この第1の受信手段で受信した案内情報を出
力する出力手段とを備え、上記サーバ装置は、上記属性
情報に対応した案内情報を記憶する記憶手段と、上記歩
行者案内端末から最寄りの無線基地局及びネットワーク
を介して送られてくる属性情報を受信する第2の受信手
段と、この第2の受信手段で受信した属性情報により上
記記憶手段を検索し、該当する案内情報を得る検索手段
と、この検索手段で得た案内情報をネットワーク及び無
線基地局を介して上記歩行者案内端末に送信する第2の
送信手段とを備えることを特徴とする。
【0022】このようなシステム構成とすれば、ユーザ
の障害内容や性別等を属性情報として予め設定しておく
ことで、その属性情報に対応した案内情報のみを自動的
にサーバ装置側で選択させて端末側に送信させ、出力さ
せることができるので、手間をかけずに必要な案内情報
を容易に取得して歩行に活用することができることに加
え、通信で取扱うデータの量及び端末側の記憶データ量
を必要最小限に抑えることができる。
【0023】請求項7記載の発明は、歩行者が携帯する
歩行者案内端末と、この歩行者案内端末と最寄りの無線
基地局及びネットワークを介して接続されるサーバ装置
とを備えた歩行者案内システムであって、上記サーバ装
置は、現在の環境情報を取得する環境情報取得手段と、
上記環境情報に対応した案内情報を記憶する記憶手段
と、上記環境情報取得手段で取得した環境情報により上
記記憶手段を検索し、該当する案内情報を得る検索手段
と、この検索手段で得た案内情報をネットワーク及び無
線基地局を介して上記歩行者案内端末に送信する送信手
段とを備え、上記歩行者案内端末は、上記歩行者案内端
末から最寄りの無線基地局及びネットワークを介して送
られてくる案内情報を受信する第1の受信手段と、この
第1の受信手段で受信した案内情報を出力する出力手段
とを備えることを特徴とする。
【0024】このようなシステム構成とすれば、ユーザ
の障害内容や性別等を属性情報として予め設定しておく
ことで、その属性情報に対応し、且つ環境にも適した案
内情報のみを自動的にサーバ装置側で選択させて端末側
に送信させ、出力させることができるので、手間をかけ
ずに、例えば無線基地局周辺の天候や道路の状態などの
環境に応じて歩行者により適した案内情報を容易に取得
して歩行に活用することができることに加え、通信で取
扱うデータの量及び端末側の記憶データ量を必要最小限
に抑えることができる。
【0025】請求項8記載の発明は、上記請求項6また
は7記載の発明において、上記歩行者案内端末は、さら
に、上記第1の受信手段で受信した案内情報を記憶する
記憶手段と、固定的に設置されている電子マーカから位
置情報を取得する位置情報取得手段と、この位置情報取
得手段で取得した位置情報に基づいた案内情報を上記記
憶手段から取得する案内情報取得手段とを備え、上記出
力手段は、上記案内情報取得手段で取得した案内情報を
出力することを特徴とする。
【0026】このようなシステム構成とすれば、請求項
6または7記載の発明の作用に加えて、与えられた案内
情報の中から必要なものを電子マーカで得られる位置情
報に基づいた位置で正確に出力させることができる。
【0027】請求項9記載の発明は、現在の環境情報を
取得する環境情報取得手段と、固定的に設置されている
電子マーカから位置情報を取得する位置情報取得手段
と、この位置情報取得手段で取得した位置情報と上記環
境情報取得手段で取得した環境情報とに基づいた案内情
報を取得する案内情報取得手段と、この案内情報取得手
段で取得した案内情報を出力する出力手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0028】このような構成とすれば、現在の環境と位
置とに適した案内情報を自動的に取得して出力させるこ
とができるので、ユーザに適した案内情報を容易に取得
して歩行に活用することができる。
【0029】請求項10記載の発明は、歩行者が携帯す
る歩行者案内端末と、この歩行者案内端末と最寄りの無
線基地局及びネットワークを介して接続されるサーバ装
置とを備えた歩行者案内システムであって、上記歩行者
案内端末は、ユーザの属性情報を設定する設定手段と、
この設定手段で設定した属性情報を保持する保持手段
と、固定的に設置されている電子マーカから位置情報を
取得する位置情報取得手段と、この位置情報取得手段に
より位置情報が取得された際に、上記最寄りの無線基地
局及びネットワークを介して上記サーバ装置に対し、上
記保持手段が保持する属性情報を送信する第1の送信手
段とを備え、上記サーバ装置は、上記歩行者案内端末か
ら最寄りの無線基地局及びネットワークを介して送られ
てくる属性情報を受信する受信手段と、この受信手段で
受信した属性情報または属性情報に基づく情報を上記ネ
ットワーク及び最寄りの無線基地局を介して他の歩行者
案内端末に送信する第2の送信手段とを備えることを特
徴とする。
【0030】このようなシステム構成とすれば、ユーザ
の障害内容や性別等を属性情報として予め設定しておく
ことで、固定的に設置された電子マーカの位置に到達し
た時点でその位置情報と属性情報に対応した案内情報を
歩行者案内端末に自動的に送信して取得させ、出力させ
ることができるので、ユーザに適した案内情報を容易に
提供して歩行に活用してもらうことができる。
【0031】請求項11記載の発明は、ユーザの属性情
報を設定する設定ステップと、この設定ステップで設定
した属性情報を保持する保持ステップと、固定的に設置
されている電子マーカから位置情報を取得する位置情報
取得ステップと、この位置情報取得ステップで取得した
位置情報と上記保持ステップが保持する属性情報とに基
づいた案内情報を取得する案内情報取得ステップと、こ
の案内情報取得ステップで取得した案内情報を出力する
出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0032】このようなプログラム内容とすれば、ユー
ザの障害内容や性別等を属性情報として予め設定してお
くことで、その属性情報に対応した案内情報を自動的に
取得して出力させることができるので、ユーザに適した
案内情報を容易に取得して歩行に活用することができ
る。
【0033】請求項12記載の発明は、ユーザの属性情
報を設定する設定ステップと、この設定ステップで設定
した属性情報を保持する保持ステップと、固定的に設置
されている電子マーカから位置情報を取得する位置情報
取得ステップと、この位置情報取得ステップで取得した
位置情報に基づいた案内情報を、上記保持ステップが保
持する属性情報に基づいて出力形態が異なる複数の出力
部の1つを切換制御して出力する出力ステップとをコン
ピュータに実行させることを特徴とする。
【0034】このようなプログラム内容とすれば、ユー
ザの障害内容や性別等を属性情報として予め設定してお
くことで、その属性情報に対応した案内情報を自動的に
取得し、ユーザの属性情報に合致した、容易に理解でき
る形態で確実に出力させることができる。
【0035】請求項13記載の発明は、現在の時刻を計
時する計時ステップと、固定的に設置されている電子マ
ーカから位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
この位置情報取得ステップで取得した位置情報と上記計
時ステップで計時する現在時刻とに基づいた案内情報を
取得する案内情報取得ステップと、この案内情報取得ス
テップで取得した案内情報を出力する出力ステップとを
コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0036】このようなプログラム内容とすれば、現在
の時刻により必要のない案内情報を予め削除し必要な案
内情報のみを取得して出力させることができるので、無
駄な労力をかけずに、出力された案内情報に基づいて速
やかに移動することができる。
【0037】請求項14記載の発明は、現在の環境情報
を取得する環境情報取得ステップと、固定的に設置され
ている電子マーカから位置情報を取得する位置情報取得
ステップと、この位置情報取得ステップで取得した位置
情報と上記環境情報取得ステップで取得した環境情報と
に基づいた案内情報を取得する案内情報取得ステップ
と、この案内情報取得ステップで取得した案内情報を出
力する出力ステップとをコンピュータに実行させること
を特徴とする。
【0038】このようなプログラム内容とすれば、現在
の環境と位置とに適した案内情報を自動的に取得して出
力させることができるので、ユーザに適した案内情報を
容易に取得して歩行に活用することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
を歩行者誘導システムに適用した場合の第1の実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0040】図1は、歩行者誘導端末11の使用環境を
例示するものである。何らかの障害を有した歩行者Pが
この歩行者誘導端末11を携帯し、且つ歩行の補助器具
ともなるストック12をも同時に使用しているものとす
る。
【0041】同図では、この歩行者誘導端末11とスト
ック12とをケーブル13により有線接続しているが、
あるいはBluetooth(ブルートゥース)などの
無線ネットワーク技術により無線接続するものとしても
よい。
【0042】しかして、ストック12先端の石突部分に
は、ピックアップコイルセンサ14が内蔵されており、
このピックアップコイルセンサ14が、路面に埋設され
ている電子マーカ15からの情報を電磁誘導により読取
る。
【0043】すなわち、電子マーカ15は、内部に例え
ばEEPROMのような書換え可能なメモリとそのメモ
リの記憶内容を出力する電磁コイル及びその励磁回路と
を備えており、個々の電子マーカ15固有のID情報
(位置情報)をメモリ内に固定記憶するものであり、通
路の分岐地点や曲がり角、何らかの設備の前等に埋設さ
れる。
【0044】ここで、同様の環境下に埋設してある電子
マーカ15には、同一のID情報が記憶されているもの
とする。
【0045】なお、上記ID情報に代えて緯度、経度等
の位置情報を電子マーカ15に記憶するようにしても本
発明を実現することができる。
【0046】加えて電子マーカ15は、例えば人体の発
する赤外線を検知する赤外線センサをその周囲4方向に
対して設けることで、歩行者Pの到来方向に応じた案内
情報を出力できるものとする。
【0047】したがって、歩行者Pがストック12と歩
行者誘導端末11とを携帯して電子マーカ15の埋設さ
れている通路を歩行する場合には、ピックアップコイル
センサ14で読取られた電子マーカ15からのID情報
に基づき、移動方向に対応した情報が歩行者誘導端末1
1より歩行者Pの障害内容に適した分かり易いコンテン
ツの形態で提供出力される。
【0048】図2は、歩行者誘導端末11のユーザ属性
の設定状態を例示するものである。同図に示す如くこの
歩行者誘導端末11では、氏名と男女の性別、視覚障害
の有無、及び車イス利用の有無を歩行者Pの状態に合せ
て設定することができる。
【0049】次に図3により上記歩行者誘導端末11内
の回路構成について示す。図中、この回路全体の動作制
御を司るCPU21を中心として、このCPU21とバ
スBを介してタイマ22、ROM23、RAM24、送
受信モジュール25、音声ドライバ26、シリアルドラ
イバ27、LCDドライバ28、キーインターフェイス
(I/F)29、及び振動素子30が接続される。
【0050】タイマ22は、現在の日時を計時すると共
に、カレンダ機能により曜日と国民の休日であるか否か
等の情報を併せて保持する。
【0051】ROM23は、CPU21の動作プログラ
ム、後述する電子マーカ15のID情報と対応づけられ
た案内情報(案内メッセージ)等を固定的に記憶するも
のであり、RAM24は、ワークメモリとしてCPU2
1の制御動作に伴なう一時的なデータ等を記憶する部分
と、上記図2でも示した歩行者Pのユーザ属性の設定内
容を保持する部分とを有するもので、ユーザ属性の設定
内容を保持する部分に関してはこの歩行者誘導端末11
の電源状態に関係なく保持内容がバックアップされるも
のとする。
【0052】送受信モジュール25は、アンテナ31を
介して最寄りの図示しない無線基地局と各種データの無
線通信接続を行なうためのものである。
【0053】音声ドライバ26は、案内情報を音声コン
テンツの形態で出力するためのものであり、スピーカ3
2または骨伝導ヘッドセット33のいずれか一方を拡声
駆動する。
【0054】シリアルドライバ27は、シリアルインタ
ーフェイス(I/F)34を介して上記ストック12と
接続されることで、上記電子マーカ15から読出したI
D情報をこの歩行者誘導端末11に入力する。
【0055】LCDドライバ28は、この歩行者誘導端
末11の表示部である液晶表示デバイス35に文字また
は画像のコンテンツの形態で案内情報を表示出力させ
る。
【0056】キーインターフェイス29は、上記図2で
も示したキーマトリックス36でのキー操作を受付けて
上記CPU21へ送出する。
【0057】振動素子30は、案内情報の内容に応じて
異なる振動パターンで振動駆動される。
【0058】次に上記実施の形態の動作を説明する。
【0059】<第1の動作例>図4は、本実施の形態の
第1の動作例での誘導環境を例示するもので、ここでは
現在位置40から歩行者Pの属性に適したトイレまでを
誘導する場合について示すものとする。
【0060】図5は、現在位置40から歩行者Pの属性
に適したトイレに到達するまでの歩行者誘導端末11で
の処理内容を示すものである。
【0061】その当初には、移動に伴なって電子マーカ
15−11のID情報が入力されるのを待機する(ステ
ップA01)。そして、電子マーカ15−11のID情
報が入力されたと判断すると、そのときRAM24に保
持されている歩行者Pのユーザ属性の設定内容に基づき
歩行者Pが車イス利用者であるか否かを判断する(ステ
ップA02)。
【0062】これは、電子マーカ15−11のID情報
に対応する案内情報が 「車イス利用者→直進」 「車イス非利用者→左折」 のような内容を有するためであり、上記図2で示したよ
うにこの歩行者Pが車イスの利用者であるとRAM24
に設定している場合には、CPU21はこれを判断して
上記案内情報により「そのまま直進してください」のよ
うな案内を歩行者Pに対して行なう(ステップA0
3)。
【0063】この場合、歩行者Pは視覚の障害は有して
いないため、上記案内をスピーカ32から音声出力する
ことに加えて、その設定内容に従って歩行者誘導端末1
1の液晶表示デバイス35にて上記案内を文字コンテン
ツの形態で表示出力する。
【0064】しかるに、この案内に基づいてそのまま歩
行者Pが直進し、今度は電子マーカ15−12のID情
報が入力されるのを待機する(ステップA04)。そし
て、電子マーカ15−12のID情報が入力されたと判
断すると、そのとき電子マーカ15−12のID情報に
対応する、例えば 「車イス利用者→左に身障者用トイレ」 のような案内情報に基づいて、CPU21が「左に身障
者用トイレがあります」のような案内を歩行者Pに対し
て行ない(ステップA05)、以上でトイレへの誘導を
終えたものとして、この図5の処理を終了する。
【0065】また、上記ステップA02でRAM24で
の設定内容により歩行者Pが車イス利用者ではないと判
断した場合には、CPU21はこれを判断して上記案内
情報により「左折してください」のような案内を歩行者
Pに対して行なう(ステップA06)。
【0066】この場合、仮に歩行者Pが視覚の障害を有
しているとRAM24に設定していた際には、CPU2
1はその設定内容に従って音声ドライバ26によりスピ
ーカ32か、または骨伝導ヘッドセット33が装着され
ていればこの骨伝導ヘッドセット33を優先的に選択し
て、上記案内を音声コンテンツの形態で拡声出力する。
【0067】歩行者Pがこの案内に基づいて左折し、今
度は電子マーカ15−13〜15−15のID情報が入
力されるのを順次待機する(ステップA07〜A0
9)。
【0068】このとき、実際にはステップA07で電子
マーカ15−13のID情報を入力したと判断した時点
で、このID情報に対応する例えば 「車イス非利用者→右に階段」 「(属性制限なし)→左にエレベータ(2/2)」 のような案内情報に基づいて、CPU21は「右に階段
があります(車イス非利用者に対してのみ)」「左に2
基のエレベータのうちの2基目があります」のような案
内を歩行者Pに対して行なう。
【0069】同様に、ステップA08で電子マーカ15
−14のID情報を入力したと判断した時点で、このI
D情報に対応する例えば 「(属性制限なし)→左にエレベータ(1/2)」 のような案内情報に基づいて、CPU21は「左に2基
のエレベータのうちの1基目があります」のような案内
を歩行者Pに対して行なう。
【0070】そして、ステップA09で電子マーカ15
−15のID情報を入力したと判断すると、このとき取
得したID情報と対応して、例えば 「男性→左に男性用トイレ」 「女性→右に女性用トイレ」 のような案内情報が記憶されているので、CPU21は
RAM24に設定している内容(ユーザ属性)により歩
行者Pが男性であるか否かを判断する(ステップA1
0)。
【0071】ここで、RAM24の設定内容により歩行
者Pが男性であると判断した場合にCPU21は、「左
に男性用トイレがあります」のような案内を歩行者Pに
対して行ない(ステップA11)、以上でトイレへの誘
導を終えたものとして、この図5の処理を終了する。
【0072】また、上記ステップA10でRAM24の
設定内容により歩行者Pが男性ではないと判断した場合
にCPU21は、「右に女性用トイレがあります」のよ
うな案内を歩行者Pに対して行ない(ステップA1
2)、以上でトイレへの誘導を終えたものとして、この
図5の処理を終了する。
【0073】このように、予め設定したユーザの属性情
報と取得したID情報とに応じて、ユーザである歩行者
Pに本当に必要な案内情報のみを選択して提供するた
め、歩行者Pは手間をかけずに必要な案内情報を容易に
取得して歩行に活用することができる。
【0074】加えて、歩行者Pに提供する案内情報は、
ユーザの属性情報に基づいて、歩行者Pが認識し易い文
字や音声、振動パターン等のコンテンツの形態で出力す
るため、歩行者Pに容易に理解できる形態のコンテンツ
で案内情報を提供することができ、歩行者Pの属性に基
づいて目的地まで誘導して確実に到達させることができ
る。
【0075】<第2の動作例>図6は、本実施の形態の
第2の動作例での誘導環境を例示するもので、ここでは
現在位置41から目的地42に到達するまでを、歩行者
Pの属性に適した経路を選択して誘導する場合について
示すものとする。
【0076】その当初には、移動に伴なって電子マーカ
15−21のID情報が入力されるのを待機するもの
で、電子マーカ15−21のID情報が入力されたと判
断すると、そのときRAM24に保持されている歩行者
Pのユーザ属性の設定内容に基づき歩行者Pが車イス利
用者であるか否かを判断する。
【0077】これは、電子マーカ15−21のID情報
に対応する案内情報が 「車イス利用者→左折・上りスロープ」 「車イス非利用者→直進」 のような内容を有するためであり、上記図2で示したよ
うにこの歩行者Pが車イスの利用者であるとRAM24
に設定している場合には、CPU21はこれを判断して
上記案内情報により「左折してください 上り坂になっ
ています」のような案内を歩行者Pに対して行なう。
【0078】この場合、歩行者Pは視覚の障害は有して
いないため、上記案内をスピーカ32から音声出力する
ことに加えて、その設定内容に従って歩行者誘導端末1
1の液晶表示デバイス35にて上記案内を文字コンテン
ツの形態で表示出力する。
【0079】しかるに、この案内に基づいて歩行者Pが
左折し、上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は
電子マーカ15−24のID情報が入力されるのを待機
する。そして、電子マーカ15−24のID情報が入力
されたと判断すると、そのとき電子マーカ15−24の
ID情報に対応する、例えば「(属性制限なし)→右折
・上りスロープ」のような案内情報に基づいて、CPU
21が「右折してください 上り坂になっています」の
ような案内を歩行者Pに対して行なう。
【0080】さらに、この案内に基づいて歩行者Pが右
折し、上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電
子マーカ15−25のID情報が入力されるのを待機す
る。そして、電子マーカ15−25のID情報が入力さ
れたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、
例えば 「(属性制限なし)→右折・上りスロープ」 のような案内情報に基づいて、CPU21が「右折して
ください 上り坂になっています」のような案内を歩行
者Pに対して行なう。
【0081】その後、この案内に基づいて歩行者Pが右
折し、上り勾配のスロープSLをさらに進んで、今度は
電子マーカ15−26のID情報が入力されるのを待機
する。そして、電子マーカ15−26のID情報が入力
されたと判断すると、そのときこのID情報に対応す
る、例えば 「(属性制限なし)→左180°カーブ・上りスロー
プ」 のような案内情報に基づいて、CPU21が「左に18
0度カーブしてください上り坂になっています」のよう
な案内を歩行者Pに対して行なう。
【0082】次にこの案内に基づいて歩行者Pが左折
し、上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電子
マーカ15−27のID情報が入力されるのを待機す
る。そして、電子マーカ15−27のID情報が入力さ
れたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、
例えば 「(属性制限なし)→直進・上りスロープ」 のような案内情報に基づいて、CPU21が「そのまま
直進してください 上り坂になっています」のような案
内を歩行者Pに対して行なう。
【0083】さらに、この案内に基づいて歩行者Pが直
進して上り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電
子マーカ15−28のID情報が入力されるのを待機す
る。そして、電子マーカ15−28のID情報が入力さ
れたと判断すると、そのときこのID情報に対応する、
例えば 「(属性制限なし)→右折・上りスロープ」 のような案内情報に基づいて、CPU21が「右折して
ください 上り坂になっています」のような案内を歩行
者Pに対して行なう。
【0084】この案内に基づいて歩行者Pが右折して上
り勾配のスロープSLを進んでいき、今度は電子マーカ
15−23のID情報が入力されるのを待機する。そし
て、電子マーカ15−23のID情報が入力されたと判
断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば 「車イス利用者→直進」 「車イス非利用者→右折」 のような案内情報に基づいて、この場合、車イスの利用
者であるとRAM24に設定されていることから、CP
U21が「そのまま直進してください」のような案内を
歩行者Pに対して行なう。
【0085】そのまま歩行者Pが直進して目的地42に
至ると、以上で目的地42への誘導を終了する。
【0086】また、上記電子マーカ15−21で歩行者
Pが車イス利用者ではない場合には、CPU21がこれ
を判断して上記案内情報により「直進してください」の
ような案内を歩行者Pに対して行なう。
【0087】この場合、仮に歩行者Pが視覚の障害を有
しているとRAM24に設定していた際には、CPU2
1はその設定内容に従って音声ドライバ26によりスピ
ーカ32か、または骨伝導ヘッドセット33が装着され
ていればこの骨伝導ヘッドセット33を優先的に選択し
て、上記案内を音声コンテンツの形態で拡声出力する。
【0088】歩行者Pがこの案内に基づいて直進し、今
度は電子マーカ15−22のID情報が入力されるのを
待機する。そして、電子マーカ15−22のID情報が
入力されたと判断すると、そのときこのID情報に対応
する、例えば 「車イス非利用者→左折・上り階段」 のような案内情報に基づいて、CPU21が「左折して
ください 上り階段があります」のような案内を歩行者
Pに対して行なう。
【0089】さらに、この案内に基づいて歩行者Pが左
折し、上りの階段SWを上った後に、今度は電子マーカ
15−23のID情報が入力されるのを待機する。そし
て、電子マーカ15−23のID情報が入力されたと判
断すると、そのときこのID情報に対応する、例えば 「車イス利用者→直進」 「車イス非利用者→右折」 のような案内情報に基づいて、この場合、車イスの利用
者でないとRAM24に設定されていることから、CP
U21が「右折してください」のような案内を歩行者P
に対して行なう。
【0090】歩行者Pが右折して目的地42に至ると、
以上で目的地42への誘導を終了する。
【0091】このように、予め設定したユーザの属性情
報と取得したID情報とに応じて、ユーザである歩行者
Pに合致した経路で確実に移動させることができる。
【0092】<第3の動作例>図7(1)は、本実施の
形態の第3の動作例で得られる案内情報の内容を例示す
るもので、ここでは、例えば鉄道の駅構内の上りホーム
または下りホームの点字ブロック位置に敷設された電子
マーカ15−31から、時刻表のデータを案内情報とし
て取得する場合について説明する。
【0093】図8は、案内情報の1つとしての時刻表の
表示に関する歩行者誘導端末11の主としてCPU21
による処理内容を示すものである。
【0094】その当初には、移動に伴なって電子マーカ
15−31のID情報が入力されるのを待機する(ステ
ップB01)。そして、電子マーカ15−31のID情
報が入力されたと判断すると、そのときこのID情報に
対応する案内情報、つまり電子マーカ15−31が下り
ホームに敷設されている場合は下り電車用の時刻表情
報、電子マーカ15−31が上りホームに敷設されてい
る場合は上り電車用の時刻表情報を一括して受信するの
を待機する(ステップB02)。
【0095】このとき歩行者誘導端末11では、実際に
は上記図7(1)に例示したような時刻表のデータを2
種類、具体的には平日用の時刻表のデータと休日用の同
データを併せて一括受信するものとする。
【0096】こうして時刻表のデータを一括受信したと
判断した時点で、CPU21はタイマ22で計時してい
る現在の日付のカレンダ情報と時刻情報とにより、その
日が平日であるか休日であるかに基づき平日用時刻表と
休日用時刻表のいずれか1つを選択し、更に選択した時
刻表中から現在時刻以降所定時間分のみを選択し(ステ
ップB03)、これを出力して(ステップB04)、以
上でこの処理を終了する。
【0097】上記ステップB04での案内情報としての
時刻表の一部の出力に際して、歩行者Pが歩行者誘導端
末11のRAM24に上記図2で示したように車イスの
利用者であると設定しており、あわせて視覚の障害は有
していないと設定している場合には、その設定内容に従
って図7(2)に示すように歩行者誘導端末11の液晶
表示デバイス35にて上記時刻表の一部を文字コンテン
ツの形態で表示出力する。
【0098】この図7(2)の場合、現在の時刻が15
時台であることにより、15時台、16時台、及び17
時台の時刻表のデータのみを選択し、液晶表示デバイス
35で表示している場合を例示したものである。
【0099】しかるに、RAM24への属性情報により
視覚に障害があると設定されている場合には、CPU2
1はその設定内容に従って上記選択した時刻表のデータ
に基づいて音声合成処理を行ない、発生した時刻表のデ
ータを読上げるようにした音声信号を、音声ドライバ2
6によりスピーカ32か、または骨伝導ヘッドセット3
3が装着されていればこの骨伝導ヘッドセット33を優
先的に選択して、音声コンテンツの形態で拡声出力す
る。
【0100】このように、現在の時刻により、必要のな
い時間帯の案内情報である、例えば時刻表のデータを予
め削除して、必要な情報のみを選択して出力させるもの
とした。そのため、無駄な労力をかけずに、目的とする
案内情報を取得して、速やかに次の行動に移行すること
ができる。
【0101】加えて、例えば上述した鉄道の時刻表な
ど、平日と休日とでダイヤが異なる場合であっても、タ
イマ22がカレンダ機能を有するものとしてその日付に
対応した情報を選択できるようにしたため、必要な案内
情報のみを確実に得ることができる。
【0102】なお、上記第3の動作例においては、ステ
ップB02で時刻表情報を受信するようにしたが、予め
時刻表情報を歩行者誘導端末11内のROM23または
RAM24に駅に埋設してある電子マーカ15のID情
報と関連付けて記憶させておくようにしてもよい。
【0103】また、上記第3の動作例においては、ステ
ップB02で時刻表情報を一括して受信するようにした
が、ステップB04で出力する分の時刻表情報のみを受
信するようにしてもよい。
【0104】(第2の実施の形態)以下本発明を歩行者
誘導システムに適用した場合の第2の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0105】図9は、歩行者が携帯する歩行者誘導端末
を除いた該システム全体の構成を示すもので、歩行者誘
導端末は、最寄りに設置されている基地局51のアンテ
ナ52と無線接続され、全ての基地局51,51,‥‥
が公衆網53を介してサーバ装置54と接続されること
で、この歩行者誘導システムが構成される。
【0106】なお、歩行者が携帯する歩行者誘導端末1
1やストック12、路面等に敷設された電子マーカ15
の構成に関しては、上記図1乃至図3で説明したものと
同様の構成を有するものとし、同一部分には同一符号を
付加して、その図示及び説明は省略する。
【0107】上記サーバ装置54は、基地局51の識別
情報毎に属性情報に対応した案内情報を統括して記憶す
る地図データベース55を管理しており、上記アンテナ
52、基地局51、及び公衆網53を介して歩行者誘導
端末11から属性情報が送られてくると、その時点で該
属性情報の中継を行った基地局51の識別情報と、送ら
れてきた属性情報とに対応する案内情報を地図データベ
ース55を検索して選択し、当該歩行者誘導端末11へ
応答送信する。
【0108】次に上記実施の形態の動作を説明する。
【0109】<第1の動作例>図10は、歩行者誘導端
末11を携帯した歩行者Pの移動に伴なって歩行者誘導
端末11とサーバ装置54との間で実行される処理の流
れを示すものである。
【0110】歩行者Pの携帯する歩行者誘導端末11に
おいては、電源を投入している状態でアンテナ31及び
送受信モジュール25を介して常時最寄の基地局51と
の無線接続状態を維持しながら、移動に伴なって新規の
基地局51と無線接続されるのを待機する(ステップC
01)。
【0111】そして、新規の基地局51との接続があっ
たと判断した時点で、RAM24に設定記憶している属
性情報をアンテナ52から当該基地局51、公衆網53
を介してサーバ装置54へ送信する(ステップC0
2)。
【0112】サーバ装置54では、全ての基地局51,
51,‥‥から公衆網53を介してユーザの属性情報が
送られてくるのを常時待機しており(ステップD0
1)、属性情報を受信したと判断した時点で、次にその
属性情報の内容を確認する(ステップD02)。
【0113】そして、内容を確認した属性情報と、その
属性情報を送ってきた基地局51の識別情報とにより地
図データベース55を検索して、提供すべき案内情報の
コンテンツを選択して読出し(ステップD03)、読出
した案内情報のコンテンツを公衆網53、基地局51、
及びアンテナ52を介して当該歩行者誘導端末11へ送
信させ(ステップD04)、以上でこのサーバ装置54
側の一連の処理を終了して、次のユーザの属性情報の受
信に備える。
【0114】上記ステップC02で属性情報を送信した
歩行者誘導端末11では、送信した属性情報に対応する
案内情報のコンテンツが送られてくるのを待機するもの
で(ステップC03)、案内情報を受信したと判断する
と、その受信した案内情報を対応するID情報と関連付
けて記憶すると同時にコンテンツの形態に合せて出力し
(ステップC04)、この歩行者誘導端末11を携帯し
ている歩行者Pに認識させる。
【0115】この場合、歩行者誘導端末11に提供さ
れ、対応するID情報の電子マーカ15からの入力時に
出力される案内情報のコンテンツの形態は、ユーザであ
る歩行者Pが有している障害の内容や性別等に適したも
のとしてサーバ装置54側で選択されている。
【0116】したがって、例えば歩行者Pが視覚の障害
を有していた際には、案内情報は音声コンテンツとして
提供され、CPU21はそのコンテンツの内容に従って
音声ドライバ26によりスピーカ32か、または骨伝導
ヘッドセット33が装着されていればこの骨伝導ヘッド
セット33を優先的に選択して、上記案内情報を拡声出
力する。
【0117】同様に、歩行者Pが視覚の障害を有してい
ない場合には、サーバ装置54からの案内情報は、文字
コンテンツや画像コンテンツ等の表示に適した形態で提
供されることとなり、歩行者誘導端末11ではその案内
情報に基づいてLCDドライバ28により液晶表示デバ
イス35を駆動させて、コンテンツの内容を表示出力さ
せる。
【0118】また、同様に、歩行者Pが車イス利用者で
ある場合には、サーバ装置54から車イス利用者用の案
内情報や案内メッセージのみ提供され、対応するID情
報と関連付けられて記憶されることとなり、この場合、
図4に示す例では、電子マーカ15−11からのID情
報が入力されると、ユーザ属性を判断することなく直ち
にそのID情報に対応する車イス利用者用の案内メッセ
ージが出力されることになる。
【0119】このように、ユーザの有する障害の内容や
性別等を属性情報として予めRAM24に設定しておく
ことで、その属性情報に対応した案内情報のみを自動的
にサーバ装置54側で選択させて歩行者誘導端末11側
に送信させ、出力させることができるので、歩行者誘導
端末11を携帯している歩行者Pは、手間をかけずに必
要な案内情報を容易に取得して歩行に活用することがで
きることに加え、必要なコンテンツの案内情報のみとし
て、通信で取扱うデータの量及び記憶データ量を必要最
小限に抑えることができる。
【0120】なお、上記基地局51が有するアンテナ5
2に関しては、その基地局51で提供したい案内情報の
内容に応じて指向性や送受信電力、設置位置と設置方向
等を可変することにより、その案内情報を必要とする歩
行者Pに対してのみ確実に案内情報を提供することがで
きるようになる。
【0121】また、上記第1の動作例では、基地局51
の識別情報をコンテンツ選択の条件にしたが、ユーザの
属性情報のみをコンテンツ選択の条件としてもよい。
【0122】また、上記第1の動作例では、図10のス
テップC01で基地局の新規接続を検出した場合にユー
ザの属性情報を送信するようにしたが、例えば、ユーザ
がコンテンツの送信を要求するキー操作を行った場合、
あるいは所定周期でユーザの属性情報を送信するように
してもよい。
【0123】また、上記第1の動作例では、図10のス
テップC04で受信したコンテンツの内容を出力するよ
うにしたが、受信時には出力せずに記憶処理のみ行い、
受信したコンテンツに対応するID情報が電子マーカ1
5から入力された場合にのみ案内情報として出力するよ
うにしてもよい。
【0124】<第2の動作例>この第2の動作例におい
てサーバ装置54は、上記図9では図示しなかった地域
情報サービス機関から、特定地域の天候、気温などの気
象や季節等に係る、例えば降雨、降雪、積雪等に関する
環境情報をその都度取得することができるものとする。
【0125】図11は、歩行者誘導端末11を携帯した
歩行者Pの移動に伴なって歩行者誘導端末11とサーバ
装置54との間で実行される処理の流れを示すものであ
る。
【0126】歩行者Pの携帯する歩行者誘導端末11に
おいては、電源を投入している状態でアンテナ31及び
送受信モジュール25を介して常時最寄の基地局51と
の無線接続状態を維持しながら、移動に伴なって新規の
基地局51と無線接続されるのを待機する(ステップE
01)。
【0127】そして、新規の基地局51との接続があっ
たと判断した時点で、RAM24に設定記憶している属
性情報をアンテナ52から当該基地局51、公衆網53
を介してサーバ装置54へ送信する(ステップE0
2)。
【0128】サーバ装置54では、全ての基地局51,
51,‥‥から公衆網53を介してユーザの属性情報が
送られてくるのを常時待機しており(ステップF0
1)、属性情報を受信したと判断した時点で、次にその
属性情報の内容を確認する(ステップF02)。
【0129】加えてサーバ装置54は、その属性情報を
送ってきた基地局51の識別情報により当該基地局51
の所在地に関する環境情報を地域情報サービス機関から
取得する(ステップF03)。
【0130】そして、内容を確認した属性情報と、その
属性情報を送ってきた基地局51の識別情報、及び上記
環境情報により地図データベース55を検索し、提供す
べき案内情報のコンテンツを選択して読出し(ステップ
F04)、読出した案内情報のコンテンツを公衆網5
3、基地局51、及びアンテナ52を介して当該歩行者
誘導端末11へ送信させ(ステップF05)、以上でこ
のサーバ装置54側の一連の処理を終了して、次のユー
ザの属性情報の受信に備える。
【0131】上記ステップE02で属性情報を送信した
歩行者誘導端末11では、送信した属性情報に対応する
案内情報のコンテンツが送られてくるのを待機するもの
で(ステップE03)、案内情報を受信したと判断する
と、その受信した案内情報を対応するID情報と関連付
けて記憶すると同時にコンテンツの形態に合せて出力し
(ステップE04)、この歩行者誘導端末11を携帯し
ている歩行者Pに認識させる。
【0132】この場合、サーバ装置54が歩行者誘導端
末11に提供する案内情報は、歩行者Pの属性情報と周
囲の環境情報とに対応した内容となっている。
【0133】例えば、歩行者Pが歩行可能な通路が、屋
外の通常の歩道と、アーケードで覆われた歩道の2通り
あり、且つ環境情報によりその時点での当該地域の天候
が雨天である場合には、サーバ装置54はアーケードで
覆われた歩道を歩行するような案内情報を歩行者誘導端
末11に対して送信するものとする。
【0134】同様に、例えば歩行者Pが歩行可能な通路
が、屋外の通路と、地下通路の2通りあり、且つ環境情
報によりその時点での当該地域の季節が積雪している場
合には、サーバ装置54は地下通路を歩行するような案
内情報を歩行者誘導端末11に対して送信するものとす
る。
【0135】結果として、歩行者誘導端末11は、上記
2通りの歩道の手前に敷設してある電子マーカ15から
ID情報が入力された時点で、このID情報と対応して
記憶されている、環境情報が考慮されている案内情報を
出力することになる。
【0136】このように、基地局51周辺の天候や気温
などの気象データや季節データ等も合せて案内情報を選
択する際の指標としているため、歩行者Pの通路を取り
巻く周囲の環境状態などに応じて、歩行者Pにより適し
た案内情報を提供することができる。
【0137】加えて、サーバ装置54が選択する案内情
報のコンテンツの形態は、上記第1の動作例と同様に、
ユーザである歩行者Pが有している障害の内容や性別等
に適したものとされており、その選択したコンテンツの
形態によって確実に案内情報の内容を歩行者Pに認識さ
せることができるようにしている。
【0138】したがって、ユーザの有する障害の内容や
性別等を属性情報として予めRAM24に設定しておく
ことで、その属性情報と周囲の環境情報との双方に対応
した案内情報のみを自動的にサーバ装置54側で選択さ
せて歩行者誘導端末11側に送信させ、出力させること
ができる。
【0139】したがって、歩行者誘導端末11を携帯し
ている歩行者Pは、手間をかけずに必要な案内情報を容
易に取得してより快適な歩行に活用することができるこ
とに加え、必要なコンテンツの案内情報のみとして、通
信で取扱うデータの量及び記憶データ量を必要最小限に
抑えることができる。
【0140】なお、この第2の動作例においては、歩行
者誘導端末11がサーバ装置54にユーザの属性情報を
送信し、サーバ装置54がユーザの属性情報、ユーザの
位置情報及び環境情報に基づき選択したコンテンツを歩
行者誘導端末11に送信して記憶するようにしたが、歩
行者誘導端末11が環境情報の送信をサーバ装置54に
要求すると、サーバ装置54が環境情報を歩行者誘導端
末11に送信して記憶するようにしてもよい。
【0141】この場合、歩行者誘導端末11は、ROM
23またはRAM24に予め各ID情報と関連付けて異
なる環境情報に対応した複数の案内情報(案内メッセー
ジ)を記憶しておく必要があるが、電子マーカ15から
のID情報が入力されると、このID情報に対応する複
数種の案内情報の中から上記環境情報に基づき選択した
案内情報を出力することになる。
【0142】また、上記第2の動作例では、ユーザの属
性情報をコンテンツ選択の条件にしたが、環境情報のみ
をコンテンツ選択の条件としてもよい。
【0143】また、上記第2の動作例では、図11のス
テップE01で基地局の新規接続を検出した場合にユー
ザの属性情報を送信するようにしたが、例えば、ユーザ
がコンテンツの送信を要求するキー操作を行った場合、
あるいは所定周期でユーザの属性情報を送信するように
してもよい。
【0144】また、上記第2の動作例では、図11のス
テップE04で受信したコンテンツの内容を出力するよ
うにしたが、受信時には出力せずに記憶処理のみ行い、
受信記憶したコンテンツに対応するID情報が電子マー
カ15から入力された場合にのみ案内情報として出力す
るようにしてもよい。
【0145】<第3の動作例>図12は、上記歩行者誘
導端末11と同様の機能を有した移動体誘導端末61を
携帯している自動車VCの運転者に対し、ここでは図示
しないサーバ装置54が歩行者誘導端末11を携帯して
いる歩行者P1の誘導状態を送信することで、誘導端末
間の調整を行なうようにした場合について例示するもの
である。
【0146】この場合、歩行者誘導端末11は横断歩道
CFの手前側に埋設されている電子マーカ15−41の
位置に達した時点でこの電子マーカ15−41のID情
報を取得すると同時に、基地局51−11のアンテナ5
2ともあらたに無線接続してサーバ装置54との通信も
可能となるものとし、これとは別に、自動車VCに搭載
された、上記歩行者誘導端末11と同様の構成を有する
移動体誘導端末61も、自動車VCの移動により基地局
51−11との通信エリア圏内に入った時点でサーバ装
置54との通信が可能となるものとする。
【0147】図13は、歩行者誘導端末11と移動体誘
導端末61、及びサーバ装置54の間で送受される信号
の流れを示すものである。
【0148】その当初、歩行者P1の移動に伴なって歩
行者誘導端末11では、電子マーカ15−41のID情
報が入力され、且つアンテナ52により基地局51−1
1と通信可能となるのを待機する(ステップG01)。
そして、電子マーカ15−41のID情報が入力され、
且つ基地局51とも通信可能となったと判断すると、R
AM24に設定記憶している歩行者P1の属性情報をア
ンテナ52から当該基地局51−11、公衆網53を介
してサーバ装置54へ送信する(ステップG02)。
【0149】サーバ装置54では、全ての基地局51,
51,‥‥から公衆網53を介してユーザの属性情報が
送られてくるのを常時待機しており(ステップG0
3)、属性情報を受信したと判断した時点で、次にその
属性情報の内容を確認し、合せてその属性情報を送って
きた基地局51−11の識別情報により地図データベー
ス55を検索して、提供すべき案内情報のコンテンツを
選択して読出し(ステップG04)、読出した案内情報
のコンテンツを公衆網53、基地局51、及びアンテナ
52を介して当該歩行者誘導端末11へ送信する(ステ
ップG05)。
【0150】属性情報を送信した歩行者誘導端末11で
は、送信した属性情報に対応する案内情報のコンテンツ
が送られてくるのを待機しており(ステップG06)、
案内情報を受信したと判断すると、その受信した案内情
報をコンテンツの形態に合せて出力し(ステップG0
7)、この歩行者誘導端末11を携帯している歩行者P
に認識させる。
【0151】この場合、歩行者誘導端末11に提供さ
れ、出力される案内情報のコンテンツの形態は、ユーザ
である歩行者Pが有している障害の内容や性別等に適し
たものとしてサーバ装置54側で選択されているので、
例えば歩行者Pが視覚の障害を有していた際には、案内
情報は音声コンテンツとして提供され、歩行者誘導端末
11のCPU21はそのコンテンツの内容に従って音声
ドライバ26によりスピーカ32か、または骨伝導ヘッ
ドセット33が装着されていればこの骨伝導ヘッドセッ
ト33を優先的に選択して、上記案内情報を例えば「横
断歩道があります。注意して進んでください」のように
音声にて拡声出力する。
【0152】一方、歩行者誘導端末11へ案内情報とし
て適切なコンテンツを送信したサーバ装置54は、以後
基地局51−11に関する他の誘導端末の調整も行なう
ものとして、基地局51−11に関連して他の誘導端末
からのアクセスがあるかどうかをサーチする(ステップ
G10)。
【0153】ここで、移動体誘導端末61を搭載した自
動車VCが移動により図12に示す如く基地局51−1
1との通信エリア圏内に入るものとする。このとき移動
体誘導端末61はアンテナ52により基地局51−11
と通信可能となるのを待機しており(ステップG0
8)、基地局51とも通信可能となったと判断すると、
RAM24に設定記憶している歩行者P1の属性情報を
アンテナ52から当該基地局51−11、公衆網53を
介してサーバ装置54へ送信する(ステップG09)。
【0154】サーバ装置54で、この移動体誘導端末6
1から送られてくる属性情報を受信、同時に得られる基
地局51−11の識別情報により上記サーチに該当する
ものとして判断すると、直ちに上記歩行者誘導端末11
を携帯している歩行者P1に関する案内情報を移動体誘
導端末61に対して送信する(ステップG11)。
【0155】歩行者誘導端末61では、上記属性情報の
送信後、他のユーザの情報をサーバ装置54から受信す
るのを待機するもので(ステップG12)、この待機中
に上記サーバ装置54から歩行者P1に関するユーザ情
報を受信すると、その受信した他のユーザ情報を、与え
られているコンテンツの形態、例えば音声コンテンツで
図中の吹出しFで示す如く 「視覚障害者が横断歩道を渡ろうとしています」 のように出力し(ステップG13)、当該エリアにおけ
る他のユーザ情報を自動車VCの運転者に認識させる。
【0156】この場合には、歩行者P1が視覚の障害を
有しているものとし、歩行者誘導端末11に設定された
その属性情報により、サーバ装置54が自動車VCに搭
載されている移動体誘導端末61にて歩行者P1の情報
を出力させるようにした。
【0157】これにより、自動車VCの運転者は、目前
の横断歩道CFを渡ろうとしている歩行者P1が、健常
者ではなく、視覚に障害を有している者であることを事
前に認識することができる。
【0158】なお、上記動作においてサーバ装置54
は、歩行者誘導端末11からの属性情報に基づいて、他
のユーザにこの歩行者誘導端末11を携帯している歩行
者P1の情報を案内情報として出力するものとして説明
したが、実際には歩行者P1とその時点でサーチして得
られた他のユーザ、例えば自動車VCの運転者の属性情
報とを比較し、より障害が重く、優先すべきであると判
断した側のユーザの属性情報を用いて、その他のユーザ
に情報を提供するものとしている。
【0159】このように、障害の度合いの差異などによ
り案内情報に優先順位を設定して提供することなどによ
って、よりきめ細かく安全に歩行者を誘導することがで
きる。
【0160】なお、上記動作例においては、自動車VC
の運転者が所有する移動体誘導端末61が、歩行者誘導
端末11と同様の機能を有して場合について説明したも
のであるが、複数の歩行者がそれぞれ携帯している各歩
行者誘導端末11,11,‥‥間においても、同様の動
作を実行することが可能であるのは言うまでもない。
【0161】また、上記動作例においては、サーバ装置
54が受信したユーザの属性情報に基づいて対応するコ
ンテンツ(案内情報)を検索し、これを移動体誘導端末
61に送信するようにしたが、サーバ装置54が受信し
た属性情報をそのまま移動体誘導端末61に送信し、移
動体誘導端末61が受信した属性情報に基づいて対応す
るコンテンツ(案内情報)をメモリから検索して出力す
るようにしてもよい。
【0162】また、上記第1及び第2の実施の形態を通
じて、歩行者誘導端末11の外観やストック12との接
続方法を含めた携帯方法、機器の構成等については上記
図1乃至図3で示したものにより説明したが、本発明は
そのような専用の機器とそれを用いたシステムとに限ら
ず、例えば携帯電話機の一機能として実現することも充
分可能である。
【0163】その他、本発明は上記実施の形態に限ら
ず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施す
ることが可能であるものとする。
【0164】さらに、上記実施の形態には種々の段階の
発明が含まれており、開示される複数の構成要件におけ
る適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例
えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの
構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題
の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得ら
れる場合には、この構成要件が削除された構成が発明と
して抽出され得る。
【0165】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ユーザの
障害内容や性別等を属性情報として予め設定しておくこ
とで、その属性情報に対応した案内情報を自動的に取得
して出力させることができるので、ユーザに適した案内
情報を容易に取得して歩行に活用することができる。
【0166】請求項2記載の発明によれば、ユーザの障
害内容や性別等を属性情報として予め設定しておくこと
で、その属性情報に対応した案内情報を自動的に取得
し、ユーザの属性情報に合致した、容易に理解できる形
態で確実に出力させることができる。
【0167】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、例えば階段とス
ロープとを歩行者の車イスの使用の有無に応じて選択す
るなど、属性情報に合致した経路で確実に移動させるこ
とができる。
【0168】請求項4記載の発明によれば、現在の時刻
により必要のない案内情報を予め削除し必要な案内情報
のみを取得して出力させることができるので、無駄な労
力をかけずに、出力された案内情報に基づいて速やかに
移動することができる。
【0169】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
4記載の発明の効果に加えて、例えば駅における時刻表
など平日と休日とでダイヤが異なる場合であっても、こ
れに対応して必要な案内情報のみを確実に得ることがで
きる。
【0170】請求項6記載の発明によれば、ユーザの障
害内容や性別等を属性情報として予め設定しておくこと
で、その属性情報に対応した案内情報のみを自動的にサ
ーバ装置側で選択させて端末側に送信させ、出力させる
ことができるので、手間をかけずに必要な案内情報を容
易に取得して歩行に活用することができることに加え、
通信で取扱うデータの量及び端末側の記憶データ量を必
要最小限に抑えることができる。
【0171】請求項7記載の発明によれば、ユーザの障
害内容や性別等を属性情報として予め設定しておくこと
で、その属性情報に対応し、且つ環境にも適した案内情
報のみを自動的にサーバ装置側で選択させて端末側に送
信させ、出力させることができるので、手間をかけず
に、例えば無線基地局周辺の天候や道路の状態などの環
境に応じて歩行者により適した案内情報を容易に取得し
て歩行に活用することができることに加え、通信で取扱
うデータの量及び端末側の記憶データ量を必要最小限に
抑えることができる。
【0172】請求項8記載の発明によれば、請求項6ま
たは7記載の発明の効果に加えて、与えられた案内情報
の中から必要なものを電子マーカで得られる位置情報に
基づいた位置で正確に出力させることができる。
【0173】請求項9記載の発明によれば、現在の環境
と位置とに適した案内情報を自動的に取得して出力させ
ることができるので、ユーザに適した案内情報を容易に
取得して歩行に活用することができる。
【0174】請求項10記載の発明によれば、ユーザの
障害内容や性別等を属性情報として予め設定しておくこ
とで、固定的に設置された電子マーカの位置に到達した
時点でその位置情報と属性情報に対応した案内情報を歩
行者案内端末に自動的に送信して取得させ、出力させる
ことができるので、ユーザに適した案内情報を容易に提
供して歩行に活用してもらうことができる。
【0175】請求項11記載の発明によれば、ユーザの
障害内容や性別等を属性情報として予め設定しておくこ
とで、その属性情報に対応した案内情報を自動的に取得
して出力させることができるので、ユーザに適した案内
情報を容易に取得して歩行に活用することができる。
【0176】請求項12記載の発明によれば、ユーザの
障害内容や性別等を属性情報として予め設定しておくこ
とで、その属性情報に対応した案内情報を自動的に取得
し、ユーザの属性情報に合致した、容易に理解できる形
態で確実に出力させることができる。
【0177】請求項13記載の発明によれば、現在の時
刻により必要のない案内情報を予め削除し必要な案内情
報のみを取得して出力させることができるので、無駄な
労力をかけずに、出力された案内情報に基づいて速やか
に移動することができる。
【0178】請求項14記載の発明によれば、現在の環
境と位置とに適した案内情報を自動的に取得して出力さ
せることができるので、ユーザに適した案内情報を容易
に取得して歩行に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る歩行者誘導端
末の使用状態を示す図。
【図2】同実施の形態に係る歩行者誘導端末のユーザ属
性の設定例を示す図。
【図3】同実施の形態に係る歩行者誘導端末の回路構成
を示すブロック図。
【図4】同実施の形態に係る第1の動作例での誘導環境
を例示する図。
【図5】同実施の形態に係る第1の動作例での誘導処理
内容を示すフローチャート。
【図6】同実施の形態に係る第2の動作例での誘導環境
を例示する図。
【図7】同実施の形態に係る第3の動作例での選択前の
案内情報の内容と選択後の案内情報の表示例とを示す
図。
【図8】同実施の形態に係る第3の動作例での誘導処理
内容を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るシステム全体
の構成を示す図。
【図10】同実施の形態に係る第1の動作例での端末と
サーバ装置それぞれの処理内容を示すフローチャート。
【図11】同実施の形態に係る第2の動作例での端末と
サーバ装置それぞれの処理内容を示すフローチャート。
【図12】同実施の形態に係る第3の動作例での誘導環
境を例示する図。
【図13】同実施の形態に係る第3の動作例での各端末
とサーバ装置それぞれの処理内容を示すシーケンス図。
【符号の説明】
11…歩行者誘導端末 12…ストック 13…ケーブル 14…ピックアップコイルセンサ 15,15−11〜15−17,15−21〜15−2
8,15−31,15−41…電子マーカ 21…CPU 22…タイマ 23…ROM 24…RAM 25…送受信モジュール 26…音声ドライバ 27…シリアルドライバ 28…LCDドライバ 29…キーインターフェイス(I/F) 30…振動素子 31…アンテナ 32…スピーカ 33…骨伝導ヘッドセット 34…シリアルインターフェイス 35…液晶表示デバイス 36…キーマトリックス 40,41…現在位置 42…目的地 51,51−11…基地局 52…アンテナ 53…公衆網 54…サーバ装置 55…地図データベース(DB) 61…移動体誘導端末 B…バス CF…横断歩道 P,P1…歩行者 SL…スロープ SW…階段 VC…自動車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 506 G06F 17/60 506 G08G 1/005 G08G 1/005

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの属性情報を設定する設定手段と、 この設定手段で設定した属性情報を保持する保持手段
    と、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得手段と、 この位置情報取得手段で取得した位置情報と上記保持手
    段が保持する属性情報とに基づいた案内情報を取得する
    案内情報取得手段と、 この案内情報取得手段で取得した案内情報を出力する出
    力手段とを具備したことを特徴とする歩行者案内装置。
  2. 【請求項2】ユーザの属性情報を設定する設定手段と、 この設定手段で設定した属性情報を保持する保持手段
    と、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得手段と、 この位置情報取得手段で取得した位置情報に基づいた案
    内情報を、上記保持手段が保持する属性情報に基づいて
    出力形態が異なる複数の出力部の1つを切換制御して出
    力する出力手段とを具備したことを特徴とする歩行者案
    内装置。
  3. 【請求項3】上記案内情報は、属性情報に対応した経路
    案内情報であることを特徴とする請求項1または2記載
    の歩行者案内装置。
  4. 【請求項4】現在の時刻を計時する計時手段と、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得手段と、 この位置情報取得手段で取得した位置情報と上記計時手
    段が計時する現在時刻とに基づいた案内情報を取得する
    案内情報取得手段と、 この案内情報取得手段で取得した案内情報を出力する出
    力手段とを具備したことを特徴とする歩行者案内装置。
  5. 【請求項5】上記計時手段は、現在の日付または曜日を
    計時する手段であり、 上記案内情報取得手段は、上記位置情報取得手段で取得
    した案内情報と上記計時手段が計時する現在の日付また
    は曜日とに基づいた案内情報を取得することを特徴とす
    る請求項4記載の歩行者案内装置。
  6. 【請求項6】歩行者が携帯する歩行者案内端末と、この
    歩行者案内端末と最寄りの無線基地局及びネットワーク
    を介して接続されるサーバ装置とを備えた歩行者案内シ
    ステムであって、 上記歩行者案内端末は、 ユーザの属性情報を設定する設定手段と、 この設定手段で設定した属性情報を保持する保持手段
    と、 上記最寄りの無線基地局及びネットワークを介して上記
    サーバ装置に対し、上記保持手段が保持する属性情報を
    送信する第1の送信手段と、 この第1の送信手段での送信に応答して送られてくる案
    内情報を受信する第1の受信手段と、 この第1の受信手段で受信した案内情報を出力する出力
    手段とを備え、 上記サーバ装置は、 上記属性情報に対応した案内情報を記憶する記憶手段
    と、 上記歩行者案内端末から最寄りの無線基地局及びネット
    ワークを介して送られてくる属性情報を受信する第2の
    受信手段と、 この第2の受信手段で受信した属性情報により上記記憶
    手段を検索し、該当する案内情報を得る検索手段と、 この検索手段で得た案内情報をネットワーク及び無線基
    地局を介して上記歩行者案内端末に送信する第2の送信
    手段とを備えることを特徴とする歩行者案内システム。
  7. 【請求項7】歩行者が携帯する歩行者案内端末と、この
    歩行者案内端末と最寄りの無線基地局及びネットワーク
    を介して接続されるサーバ装置とを備えた歩行者案内シ
    ステムであって、 上記サーバ装置は、 現在の環境情報を取得する環境情報取得手段と、 上記環境情報に対応した案内情報を記憶する記憶手段
    と、 上記環境情報取得手段で取得した環境情報により上記記
    憶手段を検索し、該当する案内情報を得る検索手段と、 この検索手段で得た案内情報をネットワーク及び無線基
    地局を介して上記歩行者案内端末に送信する送信手段と
    を備え、 上記歩行者案内端末は、 上記歩行者案内端末から最寄りの無線基地局及びネット
    ワークを介して送られてくる案内情報を受信する第1の
    受信手段と、 この第1の受信手段で受信した案内情報を出力する出力
    手段とを備えることを特徴とする歩行者案内システム。
  8. 【請求項8】上記歩行者案内端末は、さらに、 上記第1の受信手段で受信した案内情報を記憶する記憶
    手段と、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得手段と、 この位置情報取得手段で取得した位置情報に基づいた案
    内情報を上記記憶手段から取得する案内情報取得手段と
    を備え、 上記出力手段は、上記案内情報取得手段で取得した案内
    情報を出力することを特徴とする請求項6または7記載
    の歩行者案内システム。
  9. 【請求項9】現在の環境情報を取得する環境情報取得手
    段と、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得手段と、 この位置情報取得手段で取得した位置情報と上記環境情
    報取得手段で取得した環境情報とに基づいた案内情報を
    取得する案内情報取得手段と、 この案内情報取得手段で取得した案内情報を出力する出
    力手段とを具備したことを特徴とする歩行者案内装置。
  10. 【請求項10】歩行者が携帯する歩行者案内端末と、こ
    の歩行者案内端末と最寄りの無線基地局及びネットワー
    クを介して接続されるサーバ装置とを備えた歩行者案内
    システムであって、 上記歩行者案内端末は、 ユーザの属性情報を設定する設定手段と、 この設定手段で設定した属性情報を保持する保持手段
    と、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得手段と、 この位置情報取得手段により位置情報が取得された際
    に、上記最寄りの無線基地局及びネットワークを介して
    上記サーバ装置に対し、上記保持手段が保持する属性情
    報を送信する第1の送信手段とを備え、 上記サーバ装置は、 上記歩行者案内端末から最寄りの無線基地局及びネット
    ワークを介して送られてくる属性情報を受信する受信手
    段と、 この受信手段で受信した属性情報または属性情報に基づ
    く情報を上記ネットワーク及び最寄りの無線基地局を介
    して他の歩行者案内端末に送信する第2の送信手段とを
    備えることを特徴とする歩行者案内システム。
  11. 【請求項11】ユーザの属性情報を設定する設定ステッ
    プと、 この設定ステップで設定した属性情報を保持する保持ス
    テップと、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得ステップと、 この位置情報取得ステップで取得した位置情報と上記保
    持ステップが保持する属性情報とに基づいた案内情報を
    取得する案内情報取得ステップと、 この案内情報取得ステップで取得した案内情報を出力す
    る出力ステップとをコンピュータに実行させることを特
    徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】ユーザの属性情報を設定する設定ステッ
    プと、 この設定ステップで設定した属性情報を保持する保持ス
    テップと、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得ステップと、 この位置情報取得ステップで取得した位置情報に基づい
    た案内情報を、上記保持ステップが保持する属性情報に
    基づいて出力形態が異なる複数の出力部の1つを切換制
    御して出力する出力ステップとをコンピュータに実行さ
    せることを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】現在の時刻を計時する計時ステップと、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得ステップと、 この位置情報取得ステップで取得した位置情報と上記計
    時ステップで計時する現在時刻とに基づいた案内情報を
    取得する案内情報取得ステップと、 この案内情報取得ステップで取得した案内情報を出力す
    る出力ステップとをコンピュータに実行させることを特
    徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】現在の環境情報を取得する環境情報取得
    ステップと、 固定的に設置されている電子マーカから位置情報を取得
    する位置情報取得ステップと、 この位置情報取得ステップで取得した位置情報と上記環
    境情報取得ステップで取得した環境情報とに基づいた案
    内情報を取得する案内情報取得ステップと、 この案内情報取得ステップで取得した案内情報を出力す
    る出力ステップとをコンピュータに実行させることを特
    徴とするプログラム。
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