JP4075957B2 - 無線機、無線機の受信方法及びプログラム - Google Patents

無線機、無線機の受信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤレスキーと本体側装置とで定期的或いは不定期的に無線の送受信を行うことによりお互いの存在を確認しあい、ワイヤレスキーと本体側装置が所定の通信範囲を超えた場合に本体側装置の機能を制限したり或いは警報を発生させる認証装置に用いることのできる無線機、無線機の受信方法及びプログラムに関するものである。
近年、セキュリティを考慮しながら携帯電話、あるいはパソコンをはじめとする電子機器の操作ロックを、ワイヤレスで制御するようにしたセキュリティシステムが実用化されてきている。
かかるセキュリティシステムの一形態として、携帯電話の盗難を防止するために、携帯電話の使用者が、カード形態の識別信号送信機を所持し、前記の携帯電話と識別信号送信機との間で予め定めた識別コードを相互に通信し、双方で識別コードを確認できた時に前記携帯電話の使用を可能とするものがある(例えば特許文献1参照)。
このワイヤレスによる双方向通信システムの特許文献1では、電子機器等の本体側に搭載された機器(以後、認証機器と称する)において、携帯側装置(以降、ワイヤレスキーと称する)から定期的に発せられる認証IDを受信し、前記認証機器に記憶しているIDと照合し、一致していなければ本体装置に機能制限をかけることが記されている。
そして、送信信号として1秒ごとにM系列信号を送信することが記されている。前記M系列信号を受信する方法として特に記載はないが、プリアンブル無しのM系列信号を受信するためには、1秒以上受信動作を継続する必要がある。
特開2004−143806号公報
しかしながら、前記従来の構成では、1秒ごとに送信されるM系列信号を受信するためには1秒以上連続して受信動作を行う必要があり、消費電流が増大し、電池寿命に与える影響が大であるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、例えば、携帯電話などの電子機器の置き忘れや盗難防止機能(セキュリティ機能)を損なうことなく、ワイヤレスキーや携帯電話などの電池寿命を延ばすことのできる無線機、無線機の受信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
無線通信可能圏内にある無線機から送信される所定の長さのプリアンブル信号を含む識別信号を受信する無線機において、所定時間受信動作を行った後に時間T6だけ休止する動作を繰り返し、当該受信動作においては前記プリアンブル信号の長さより短い時間T7の間隔で間欠受信を行うことを特徴とする無線機または無線機の受信方法である。
これによって、無線機の消費電流を削減できることとなる。
本発明を用いることにより、無線機の消費電力を減らし、たとえば、ワイヤレスキーの電池寿命と置き忘れ、盗難防止の利便性の両立を図ることができる。
第1の発明は、無線通信可能圏内にある無線機から送信される所定の長さのプリアンブル信号を含む識別信号を受信する無線機において、所定時間受信動作を行った後に前記所定時間よりも長い時間T6だけ休止する動作を繰り返し、前記所定時間行われる受信動作の中において、前記プリアンブル信号の長さより短い時間T7の周期で間欠受信を行うことを特徴とする無線機である。
これにより、無線機の消費電流を削減できることとなる。
第2の発明は、識別符号の受信信号レベルが所定のレベル以上かどうかを時間T7ごとに検出し、前記識別符号の受信信号レベルが所定レベル以上であれば受信を継続し、所定レベル以下であれば受信を中断して受信動作を休止する無線機である。
そして、間欠受信で起きている時間を短縮でき、無線機の消費電流をよりいっそう削減できることとなる。
第3の発明は、時間間隔T7ごとに所定時間T11の間プリアンブル信号を検出する動作を行い、前記所定時間T11内に前記プリアンブル信号を検出した場合は受信を継続し、前記プリアンブル信号を検出できない場合は受信動作を休止する無線機である。
そして、間欠受信で起きている時間を短縮でき、無線機の消費電流をよりいっそう削減できることとなる。
第4の発明は、第1〜3の発明の無線装置の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとする。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
また、第5の発明は、無線通信可能圏内にある無線機から送信される所定の長さのプリアンブル信号を含む識別信号を受信する無線機の受信方法に関するもので、所定時間受信動作を行った後に前記所定時間よりも長い時間T6だけ休止する動作を繰り返し、前記所定時間行われる受信動作の中において、前記プリアンブル信号の長さより短い時間T7の周期で間欠受信を行うものである。これによって、無線機の消費電流を削減できることとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における無線装置のブロック図を示すものである。
無線装置は、1は第一のアンテナ、2は無線機A、3は第一の送受信手段、4は第一の時間制御手段、5は第一の認証手段、6は第二のアンテナ、7は無線機B、8は第二の送受信手段、9は第二の時間制御手段、10は第二の認証手段から構成される。また11は無線装置に接続された携帯電話である。
無線機Aは、たとえば、ワイヤレスキーであり、携帯電話11の使用者が携行している。そして無線機Bは無線機Aからの電波の受信レベルが弱くなると携帯電話11に使用制限をかける。図1において、携帯電話11と無線機Bは別体で示しているが、無線機Bは携帯電話11の中に内蔵されることが多い。
図2、図3は無線機A(2)と無線機B(7)との間の通信シーケンスを示したものである。図2はサーチモードの通信シーケンス、図3は認証モードの通信シーケンスである。
サーチモードとは、無線機Aと無線機Bがお互いの存在を確認しあい、認証モードに移行するためのモードである。
認証モードは無線機Aと無線機Bとの間で時間的な同期をとって定期的に通信を行い、相手の存在を確認しあうモードである。認証モードで相手の存在を確認し、無線機Bは所定の受信レベル以上で無線機Aからの電波の受信している間は携帯電話11の使用制限をかけていない。
図2を参照しながらサーチモードの通信シーケンスを説明する。
無線機Aは定期的にサーチ信号12を送信する。サーチ信号12を送信する時間間隔は例えば2秒毎である。サーチ信号12には無線機Aを示す8ビットの識別符号が含まれている。
無線機Bはサーチ信号12を受信するとサーチ応答13を無線機Aに対して送信する。無線機Aはサーチ応答13を受信すると無線機Aの識別符号である64ビットのMk信号14を送信する。無線機Bは前記Mk信号14と無線機Bの内部に保有している通信相手の識別符号とを照合し、一致していれば無線機Bの識別符号を示す64ビットのMT信号15を送信する。
すると無線機Aはリクエスト信号16を送信し、無線機Bは第二の認証手段10に内蔵されている乱数発生器を用いて発生させたチャレンジ信号17を送信する。
無線機Aはチャレンジ信号17を受信し、第一の認証手段5において暗号化処理を行い、レスポンス信号18として送信する。
無線機Bは前記レスポンス信号18を受信し、暗号を解読してチャレンジ信号17として送信した符号と同じ符号であれば、無線機Aとの認証が成立したと判定し、確認信号19を無線機Aに送信する。
無線機Aは確認信号19を受信すると無線機Bとの認証が成立したと判定する。そして図3の認証モードに移行する。
図3の認証モードへの移行に当たって無線機Aはレスポンス信号18を送信したタイミングからタイマーT1を起動する。無線機Bは前記レスポンス信号18を受信したタイミングで無線機Aと時間同期を取り、タイマーT1を起動する。
次に図3の認証モードの通信シーケンスについて説明する。
無線機AはタイマーT1が4秒の整数倍のタイミングで簡易ID信号20を送信する。無線機Bは前記簡易ID信号20のタイミングで受信を行い受信レベルを測定する。
受信レベルが所定以下であれば無線機Aとの距離が所定距離以上離れているとして無線機Bを構成する第二の認証手段10に内蔵するカウンターをインクリメントする。そして前記カウンターが所定のカウント数になったら、携帯電話11に機能制限信号を出力する。
受信レベルが所定レベル以上であれば、前記カウンターをクリアする。すなわち無線機Aからの4秒毎の簡易IDの受信レベルが連続して所定レベル以下でかつ所定回数に達したときに使用制限信号を出力する。
タイマーT1が32秒になったら、無線機Aはリクエスト信号21を送信する。無線機BもタイマーT1が32秒になったら、受信を開始しリクエスト信号21を受信する。そして無線機Bは乱数発生器を用いてチャレンジ信号22を作成し送信する。
無線機Aは前記リクエスト信号21を送信するタイミングで再度タイマーT1を起動する。そして前記チャレンジ信号22を受信したら、認証成立と判定し休止状態になる。
無線機Aは前記チャレンジ信号を受信できない場合は、前記リクエスト信号21を送信するタイミングからT2後にリクエスト信号23を再送し、リクエスト信号23を送信するタイミングで再度タイマーT1を起動する。そしてチャレンジ信号24の再送を受信できなければさらに前記リクエスト信号23を送信するタイミングからT3後にリクエスト信号25を再送し、リクエスト信号25を送信するタイミングで再度タイマーT1を起動する。チャレンジ信号26の再送を受信する。
そしてチャレンジ信号26を受信できないときは前記リクエスト信号24を送信するタイミングからT4後にサーチ信号27を送信しサーチモードに移行する。
一方、無線機Bは、前記リクエスト信号21を受信したタイミングで無線機Aの時計と無線機Bの時計誤差を計測する。そして再度タイマーT1を起動する。
ここで、無線機AのタイマーT1と無線機BのタイマーT1の時間誤差について考える。時計の絶対精度が±100ppmとすると無線機Aと無線機Bの時計の相対誤差は±200ppmである。したがって32秒では±6.4m秒(ΔTとする)の相対誤差が生じる。
そこでサーチモードから認証モードに移行した最初のリクエスト信号25の受信に当たっては、上記相対誤差±6.4m秒を考慮して無線機BのタイマーT1が32秒を示す6.4m秒前に受信を開始する必要がある。そしてリクエスト信号25を受信することにより、無線機Aとの相対誤差ΔTを計測することができる。
相対誤差ΔTを計測したら次の32秒の受信タイミングはタイマーT1の示す32秒からΔT補正した時間である。
図3の例では32秒からΔT引いた値が次の32秒の受信タイミングである。簡易ID20は4秒ごとに送信されるため、簡易ID20の受信タイミングの補正はタイマーT1の値からΔT×n/8を引く。nは簡易ID20のn番目の受信タイミングである。そして次の32秒の受信タイミングでも無線機AのタイマーT1との時間誤差ΔTを計測し、一つ前のΔTに加算する。加算した結果のΔTを用いて前述した補正を行う。以下この補正処理を繰り返していく。
上記補正処理を行うことにより以降の簡易ID20の受信タイミング及び32秒ごとのリクエスト信号21あるいは後述するレスポンス信号18の受信タイミングを無線機Aの送信タイミングと相対誤差なしに一致させることができる。
現実には計測誤差や32秒間の温度変化による相対誤差を考慮して後述する受信タイミングで受信を行う。無線機Aの時計と無線機Bの時計の相対誤差をなくすことは、簡易ID20の受信時間を必要最低限にすることができ消費電流の削減に大きく貢献する。
そして無線機Aからの再送があるかもしれないため、リクエスト信号23が送信されるタイミングで受信を開始する。
前記リクエスト信号23を受信すれば、チャレンジ信号24を再送し、前記リクエスト信号23を受信したタイミングで無線機Aの時計と無線機Bの時計誤差を計測し、再度タイマーT1を起動する。そして無線機Aからの再送があるかもしれないため、リクエスト信号25が送信されるタイミングで受信を開始する。
前記リクエスト信号25を受信すれば、チャレンジ信号26を再送し、前記リクエスト信号25受信したタイミングで無線機Aの時計と無線機Bの時計誤差を計測し、再度タイマーT1を起動する。そして無線機Aがサーチ信号27を送信するタイミングで受信を開始し、サーチ信号27があるかどうか確認する。
もしサーチ信号がなければ、チャレンジ信号22、24、26のどれかが無線機Aは受信できたとして認証成立と判定し休止状態になる。
もしサーチ信号27を受信したら、サーチモードに移行する。チャレンジ信号22,24,26のどれかを送信したにもかかわらずサーチ信号27を受信した場合は、サーチモードに移行してもすぐには機能制限出力を携帯電話11に出力しない。
サーチモードに移行後、所定時間以内に図2のシーケンスが無線機Aとの間で成立しなかった場合に機能制限信号を出力する。
サーチモードに移行せずに認証成立の場合は、無線機AはタイマーT1が4秒の整数倍のタイミングで簡易ID20を送信する。
図3のシーケンスを繰り返すことになるが、次の32秒のタイミングにおいてはリクエスト信号21とチャレンジ信号22のやり取りの代わりに図2に示すレスポンス信号18、確認信号19のやり取りを行う。そして次の32秒には再びリクエスト信号21とチャレンジ信号22のやり取りを行う。
図4に図2のサーチモードにおける無線機Aと無線機Bの送受信タイミングを示す。図4を参照しながら、前記受信タイミングについて説明する。
(1)は無線機Aの送信タイミングでT5毎にサーチ信号12を送信する。T5は一例として2秒である。
(2)は無線機Bの受信タイミングであり、T6ごとにT5+α期間受信を継続する。T6は例えば10秒、αは10m秒である。
(3)は(2)の無線機Bの受信タイミングを拡大した図である。(3)に示すように無線機BのT5+α期間の受信は、間欠受信である。
図5は無線機Aが送信するサーチ信号12の電文構成と無線機BのT5+α期間における受信タイミングを示す図である。図5において(1)はサーチ信号12の電文構成、(2)は無線機Bの受信タイミングである。
サーチ信号12は、2値FSK送信される。そしてその電文構成は、「0101」の繰り返しからなる56ビットのプリアンブルと8ビットのフレーム同期信号及び8ビットのデータから構成されている。8ビットのデータはいわゆる識別符号である。
無線機Bは2値FSK受信を行い、T7ごとにT11だけ受信状態である間欠受信を行っている。
受信期間T11の間にサーチ信号12があるかどうかの受信レベルチェックを行い、前記受信レベルチェックの結果が所定レベル以下であれば受信を中断する。所定レベル以上であれば受信を継続する。
T11は例えば200μ秒と非常に短い時間である。そしてT7はサーチ信号12のプリアンブル長によって決まる。
図5の例ではプリアンブルが56ビットであるため、変調速度を9600ボーとするとプリアンブルの継続時間は5.8m秒である。サーチ信号12の受信同期をとるために最低必要なプリアンブルは例えば32ビットである。そして24ビットが間欠受信のために付加した付加ビットである。付加ビットの時間長は2.5m秒であり、間欠周期T7を2.5m秒とする。
このようにプリアンブルの継続時間より短い間隔で無線機Bは間欠受信することにより、必ずサーチ信号12のプリアンブルの期間に無線機Bは受信タイミングを1回以上有することになり、プリアンブルの期間で受信レベルチェックを行い、受信を継続することができ、よってプリアンブルに続くフレーム同期信号及びデータを受信できる。
図5において無線機Bの受信時の電流は12mA、受信OFF時のベース電流は2mAである。ベース電流はマイコンの動作電流である。
上記説明したようにサーチ信号12のプリアンブルを長くすることにより、無線機Bを間欠受信させることができ、サーチ信号12を受信できない状態が続いた場合に、無線機Bの消費電流を大幅に削減できる。そして無線機BはT6ごとにT5+α期間だけ間欠受信を行う。
無線機Bの消費電流を削減する代わりに、無線機Aの消費電流を削減することもできる。図5の例では2.5m秒ごとに200μ秒だけ受信を行っているため、ベース電流2mAを考慮したとしても無線機Bの電流削減は間欠受信を行わずにT5+α期間、連続受信をした場合に比べて間欠受信を行うことにより約1/4に削減できる。
すなわち無線機Bの消費電流をT5+α期間、連続受信をした場合と同じにした場合、サーチ信号12の送信間隔を4倍に長くすることができる。
一方、サーチ信号12の電文長は単にプリアンブルに24ビットの付加ビットが追加されただけであるので、無線機Bが連続受信を行う場合のサーチ信号12の電文長に比べ1.5倍になっただけである。よってサーチ信号12の送信間隔が4倍になったことにより、消費電流を1/3以下にできる。
図6はサーチ応答13以下のサーチモードでの電文構成と受信タイミングを示す。(1)は送信側から送信される電文構成、(2)は受信側での受信タイミングである。
以下サーチ応答13を受信する場合の例で説明する。
サーチ信号12を無線機Bが受信するとサーチ応答13を送信する。サーチ応答13が送信されるタイミングはあらかじめ無線機Aと無線機Bで約束しておく。無線機Aはサーチ応答13が送信されるタイミングからT8遅れて受信を開始する。T8はプリアンブルの付加ビットである24ビットの半分の時間1.25m秒に設定される。
サーチ応答13は必ず帰ってくるわけではない。無線機Bが近くに存在しない場合は返ってこない。したがって無線機Aはサーチ応答13がない場合にはすぐに受信中断することが、電流削減の点から重要である。
サーチ応答13のプリアンブルの途中で受信を開始するように構成することにより、無線機Aは図5に示すのと同様にT11という短い時間で受信レベルチェックを行いサーチ応答13があるかどうかを判定できる。また受信タイミングや送信タイミングのバラツキ誤差±1.25m秒以内のバラツキ誤差を吸収できる。変復調方式は2値FSKである。
サーチ応答13で説明したが、サーチモードのその他の電文についても同様である。サーチ応答13以下の電文送受信は、無線機Aと無線機Bでタイミングをあらかじめ決めている。すなわち時間同期の取れた状態で送受信を行う。そのため、プリアンブルの途中から受信を開始するように構成することができる。
図7は図3の認証モードにおける認証通信シーケンスであるリクエスト信号21とチャレンジ信号22の電文構成と受信タイミングを示している。
前記認証通信シーケンスは32秒ごとに行われる。そのため、電文長を長くすると消費電流に大きく影響する。そのため、リクエスト信号21とチャレンジ信号22は変調速度9600ボーで4値FSK送信される。すなわち伝送速度は2値FSKの2倍の19200bpsである。
図7において、(1)は送信側から送信されるリクエスト信号21或はチャレンジ信号22の電文構成である。(2)は受信側での受信タイミングである。プリアンブルは48ビット、フレーム同期信号は8ビット、データは識別符号或は乱数を表し64ビットである。
プリアンブルは受信同期を取るために必要は最低限のビット数に設定している。そのため、プリアンブルの途中から受信を開始するように設定していると受信できないので、リクエスト信号21或はチャレンジ信号22が送信されるT9前に受信を開始してリクエスト信号21或はチャレンジ信号22を待つ。
T9は例えば1m秒である。次の32秒のレスポンス信号18と確認信号19についても図7に示す受信タイミングである。
ここで認証モードでのレスポンス信号18と確認信号19は4値FSKで図7に示す電文構成である。一方、図2におけるサーチモードでのレスポンス信号18と確認信号19は2値FSKで図6に示す電文構成である。
図3の認証モードにおける再送信号であるリクエスト信号23〜チャレンジ信号26は図6に示す電文構成と受信タイミングであり、2値FSK送信である。
またサーチ信号27は図2のサーチ信号12と同じであり、図5に示す電文構成である。無線機Bは再送信号の有無を確認するため、すでに述べたように必ず受信を行う。
図6で示す受信タイミングを用いることにより、短時間に再送信号の有無を検出でき、再送信号がない場合にはすぐに受信を中断でき電流削減につながる。再送信号が2値FSKである理由は、再送であるため、通常は送信されない。そのため電文長が長くても消費電流に影響しない。
2値FSKは4値FSKに比べ受信感度と干渉妨害特性が約10dB改善される。すなわち2値FSKにすることにより妨害に強くなりサーチモードへ移行する確率が下がり、結果として消費電流を削減できる。
図8は図3に示す認証モードにおける簡易ID20の電文構成と受信タイミングである。
(1)は無線機Aから送信される簡易ID20の電文構成、(2)は無線機Bの受信タイミングである。
4値FSKで送信される。プリアンブルが短いため無線機Bでデータ8ビットを受信することはむずかしい。無線機Bにおける簡易ID20の受信は受信レベルをチェックするだけである。受信レベルチェック期間は簡易ID20が送信されている前後を含んで行われる。この理由は無線機Aと無線機Bの時計誤差や送受信タイミングの処理ばらつきから発生する時間誤差があっても簡易IDが送信されている期間を含んで必ず受信レベルチェックを行うためである。
図1における第一の送受信手段3及び第二の送受信手段8は無線送受信を行う。第一の時間制御4及び第二の時間制御手段9は、送信及び受信タイミングを制御する。第一の認証手段5及び第二の認証手段10は認証通信が成立の判定や機能制限信号を出力するかどうかの判定を行う。
なお、上記実施の形態で説明した数値は、説明するための一例でありこれに限定するものではない。
なお、本実施の形態で説明した図1の手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように本発明は、例えばワイヤレスキーの電池寿命と置き忘れ、盗難防止の利便性の両立を図ることができる電子機器を提供できる。また、それ以外にも低消費電力を必要とする無線装置において利用できる。
本発明の実施の形態における無線装置のブロック図 本発明の実施の形態における無線装置のサーチモードでの通信シーケンス図 本発明の実施の形態における無線装置の認証モードでの通信シーケンス図 本発明の実施の形態における無線装置のサーチモードにおける無線機Aと無線機Bの送受信タイミング図 本発明の実施の形態における無線装置のサーチ信号の電文構成と受信タイミング図 本発明の実施の形態における無線装置のサーチモードの電文構成と受信タイミング図 本発明の実施の形態における無線装置のサーチモードの電文構成と受信タイミング図 本発明の実施の形態における無線装置の簡易IDの電文構成と受信タイミング図
符号の説明
1 第一のアンテナ
2 無線機A
3 第一の送受信手段
4 第一の時間制御手段
5 第一の認証手段
6 第二のアンテナ
7 無線機B
8 第二の送受信手段
9 第二の時間制御手段
10 第二の認証手段
11 携帯電話

Claims (5)

  1. 無線通信可能圏内にある無線機から送信される所定の長さのプリアンブル信号を含む識別信号を受信する無線機において、
    所定時間受信動作を行った後に前記所定時間よりも長い時間T6だけ休止する動作を繰り返し、
    前記所定時間行われる受信動作の中において、前記プリアンブル信号の長さより短い時間T7の周期で間欠受信を行うことを特徴とする無線機。
  2. 識別符号の受信信号レベルが所定のレベル以上かどうかを時間T7ごとに検出し、前記識別符号の受信信号レベルが所定レベル以上であれば受信を継続し、所定レベル以下であれば受信を中断して受信動作を休止する請求項1記載の無線機。
  3. 時間間隔T7ごとに所定時間T11の間プリアンブル信号を検出する動作を行い、前記所定時間T11内に前記プリアンブル信号を検出した場合は受信を継続し、前記プリアンブル信号を検出できない場合は受信動作を休止する請求項2記載の無線機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の無線機の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  5. 無線通信可能圏内にある無線機から送信される所定の長さのプリアンブル信号を含む識別信号を受信する無線機の受信方法において、
    所定時間受信動作を行った後に前記所定時間よりも長い時間T6だけ休止する動作を繰り返し、
    前記所定時間行われる受信動作の中において、前記プリアンブル信号の長さより短い時間T7の周期で間欠受信を行う無線機の受信方法。
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