JP4075749B2 - サーボ情報記録パターンの記録方法及び記録装置 - Google Patents
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Description
サーボ信号を、記録媒体のサーボデータ記録専用のサーボバンドに記録するサーボ情報記録パターンの記録方法及び記録装置に関する。
これに伴い、バックアップに用いられる記録装置の大容量化が求められている。
このような、記録装置として、磁気テープの長手方向に沿って形成される記録トラックが、並置配列される多重トラックによるリニアテープシステムによるものが注目されている。
このサーボ信号の記録態様としては、種々のものが提案されている。例えば図7に、テープ状記録媒体100におけるサーボ情報の記録パターンを模式的に示すように、サーボ情報の記録を、テープ状記録媒体100の全幅Wに渡って斜めに、いわゆるヘリカルパターンによるサーボ情報トラック、すなわちサーボ情報パターン103を形成することの提案がなされている。この場合、このヘリカルパターンのサーボ情報記録は、図示しないが、通常回転記録ヘッドに対し、テープ状記録媒体100を、たすきがけに巻回させ、テープ状記録媒体の全幅に渡って回転記録ヘッドを走査することによってなされる。
この場合、データトラックに対する記録、再生ヘッドと所定の位置関係に設定されたサーボ情報を読み出す再生ヘッドの走査位置が、例えば正常なトラッキングにおいて、図9Aの破線aで示す直線であるとするとき、図9(b)で示すサーボ信号が得られる。そして、再生ヘッドの走査位置が、この直線aから、図9(a)において、直線aより上または下に変位するときは、図9(b)の信号間隔が変化することから、例えばトラッキングエラーを検出することができる。
しかしながら、復号されたサーボ信号のパルス間隔が、トラキング位置情報となるため、時間基準となるクロック信号は、現状でも〜100MHz超とする必要がある。
このため、今後更に、データ転送レート向上に伴いテープ速度を上げていく上で、問題となってきた。
したがって、サーボ情報の記録、すなわちサーボ情報パターンの形成の高速化、これによる生産性の向上を図ることができる。
そして、サーボ情報の記録ヘッドと消去ヘッドとの間に第1の補助再生ヘッドを設けるときは、この第1の補助再生ヘッドからの再生信号の検出タイミングに基いて消去ヘッドでの消去タイミングを制御することによって、正確に、所定位置にサーボ情報パターンを形成するように制御できるものである。
本発明においては、図1(a)で、サーボ情報記録パターンの記録方法の一実施形態例における模式的平面図を示すように、例えば幅Wが1/2インチ幅の磁気テープによるテープ状記録媒体1において、サーボ情報記録専用のサーボバンド2と、各種情報例えばデータ記録がなされるデータバンド3とが、それぞれ記録媒体1の長手方向に沿って延びるように、かつ幅W方向に関して交互に平行に配列された配置を採る。
データバンド3は、例えば図2(a)の記録もしくは再生状態の模式的平面図に示されるように、それぞれ所要本数の記録トラックすなわちチャンネルch1、ch2、・・・を組とする、サブデータバンド3Sの複数組によって構成される。
サーボ情報記録ヘッド6は、サーボバンド2の幅方向に沿って横切るトラック幅を有し、サーボ情報記録ヘッド7は、上述した所定の角度θをもってサーボ情報記録ヘッド6側に傾き、サーボバンド2を斜めに横切るトラック幅を有する。
すなわち、サーボ情報記録ヘッド6は、サーボ情報記録専用のサーボバンド2を、その幅方向に沿って横切るトラック幅を有する作動磁気ギャップ6gを有する磁気ヘッドによって構成することができ、サーボ情報消去ヘッド7は、これらヘッド6及び7は、サーボバンド2を、その幅方向に斜めに横切るトラック幅を有する作動磁気ギャップ7gを有する磁気ヘッドによって構成することができる。
そして、これら記録ヘッド6及び消去ヘッド7は、それぞれ、隣接するデータバンド3の記録トラックに影響を生じることがない程度のトラック幅に選定する。例えばサーボバンド2とデータバンド3との間に設けたガードバンド8を越えることがないトラック幅に選定する。
この場合、図4にブロック図を示すように、消去ヘッド7に対する消去信号を制御する
消去信号制御部12に、第1の補助再生ヘッド10の再生信号を導入し、サーボ情報記録ヘッド6に基くサーボ情報の記録位置の、例えば記録媒体1の伸縮等による変動を検出して、これによって、サーボ情報の消去のタイミング調整の制御を行う。
なお、これら第1及び第2の補助再生ヘッド10及び11は、全サーボバンド2について、それぞれ設けることが望ましいが、全サーボバンド2の各ヘッド相互の位置関係が正確に規定されている場合には、一部のサーボバンドに関して設けることもできる。
なお、これら第1及び第2の補助再生ヘッド10及び11は、上述したマルチヘッド装置9内に組み込んで形成することができる。
図5(a)は、上述したように、サーボバンド2に、記録されたサーボ情報記録パターン5を示すもので、このサーボ情報記録パターン5は、図1(c)で示したように、基本サーボ情報記録4の配列による。例えばトラッキングサーボ信号として、記録ヘッド6によって基本情報記録4が交互にその磁化の向きを反転させた配列構成を有し、この配列において、一定間隔T毎に、タイミングスプリットTSPが設けられる。
いま、このトラック13が、所定のタイミングスプリットマークTSP位置で、サーボ情報記録パターン5上に、最も広い幅に渡って交叉した場合についてみると、このときの再生ヘッドの再生出力波形のエンベロープは、図5(b)の(b1)で示すにように、タイミングスプリットマークTSPの位置で最大振幅を示し、その左右の領域A及びBで、同一面積を有する対称形状を示す。
これに対して、トラック13が、例えば図5(a)における上方位置(+OFFとする)あるいは下方位置(−OFFとする)に移動した場合は、再生出力波形のエンベロープは、図5(b)及び(c)に示すように、左右非対称となる。
すなわち、図5(a)で示すトラック13の位置が正規の位置であるとすると、このとき、図5(c)で示すように、0レベルとなり、図5(a)で示すトラック13の位置より上下に移動すれば、図5(c)で示すように、プラスレベル、マイナスレベルとなる。
このタイミングスプリットマークは、他のサーボ信号に対して、ユニークな信号パターンあることで他の信号と区別される必要がある。
このようにすると、図6(b)に模式的にサーボ情報再生ヘッドの再生出力を示すように、タイミングスプリットマークTSPを横切る位置で、例えば周波数2Fによる波形のスプリット部SPが生じることから、その前後を図5で説明した領域AとBの境界を明確に判知することができることから、正確にA−Bによるトラッキングエラーの検出を行うことができる。
このデータバンド3に対するデータ情報の記録及び再生について、図2を参照して説明する。
図2(a)は前述したようにテープ状記録媒体1の要部の平面図で、図2(b)は、このテープ状記録媒体1に対する記録・再生ヘッド装置20のヘッドの配列状態を示す図である。
この場合、例えば1つのサーボバンド2に対応して1つのサーボ情報再生ヘッド20SVが設けられ、このサーボバンドの例えば両側に隣り合う2つのデータバンド3の各サブバンド3Sの各チャンネルch1、ch2、ch3、・・・にそれぞれ対応して、各種情報の記録・再生ヘッド20Dが、共通のヘッドベース21上に配置されて記録・再生ヘッド装置20が構成される。(なお、図2(a)においては、動作状態にあるヘッドのみを示している。)
記録・再生ヘッド20Dは、図2(b)にそれぞれ模式的にその配置を示すように、
テープ走行において順方向用の磁気ヘッド20DFと、逆方向用の磁気ヘッド20DRとが並置して配置される。これら磁気ヘッド20DF及び20DRは、それぞれ図示しないが記録ヘッドと再生ヘッドを有して成る。
そして、例えばテープ走行が順方向の記録時には20DFの記録ヘッドが動作してその記録がなされ、同時にこの記録信号を、本来は逆方向用の再生ヘッドである再生ヘッド20DRを動作させることによって、この順方向の記録信号を再生して記録信号の検証を行う。
同様に、テープ走行が逆方向の場合は、同様に20DRの記録で、20DFの再生ヘッドによって記録信号の検証を行う。
これら磁気ヘッド20DF及び20DRの各記録ヘッドのトラック幅は、それぞれの20DF及び20DRの各再生ヘッドのトラック幅より大とされて、記録がなされた領域で良好に再生がなされるようになし得る。
したがって、サーボ情報記録の作業時間の低減化が図られ、生産性の向上、コストの低減化をはかることができる。
Claims (6)
- テープ状記録媒体の長手方向に沿ってデータ記録がなされるリニア記録トラックが複数形成されるデータバンドと平行に配置されるサーボ情報記録専用のサーボバンドに、
サーボ情報を記録し、その後、上記サーボバンドの延長方向に対して一定の角度をもって傾き、所定の間隔をもって間歇的に上記サーボ情報が記録されたサーボ情報記録部を消去して、上記サーボバンドを上記一定の角度をもって横切る所定の幅と間隔を有し、上記サーボ情報の記録部の一部によって構成されたサーボ情報記録パターンを形成することを特徴とするサーボ情報記録パターンの記録方法。 - 上記サーボ情報が、少なくとも上記リニア記録トラックに対するデータ情報の記録もしくは再生の少なくとも一方におけるトラッキングサーボ情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のサーボ情報記録パターンの記録方法。
- 上記サーボ情報の記録の後、該サーボ情報を読み出し、該読み出し信号に基いて上記サーボ情報の消去のタイミング制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のサーボ情報記録パターンの記録方法。
- サーボ情報記録固定ヘッドと、サーボ情報消去ヘッドとを有し、
テープ状記録媒体の長手方向に沿ってデータ記録がなされるリニア記録トラックが複数形成されるデータバンドと平行に配置されるサーボ情報記録専用のサーボバンドに、上記サーボ情報記録固定ヘッドによって、サーボ情報を記録し、
上記サーボ情報消去ヘッドによって、上記サーボバンドの延長方向に対して一定の角度をもって傾き、所定の間隔をもって間歇的に上記サーボ情報の記録がなされたサーボ情報記録部を消去して、上記サーボバンドを上記一定の角度をもって横切る所定の幅と間隔を有し、上記サーボ情報記録部の一部によって構成されたサーボ情報記録パターンを形成することを特徴とするサーボ情報記録パターンの記録装置。 - 上記テープ状記録媒体の走行途上の、上記サーボ情報記録固定ヘッドと、上記サーボ情報消去ヘッドとの間に、上記サーボ情報記録固定ヘッドによって記録されたサーボ情報を再生する第1の補助再生ヘッドが設けられ、該補助再生ヘッドによる再生信号に基いて上記サーボ情報の消去のタイミング制御を行うことを特徴とする請求項4に記載のサーボ情報記録パターンの記録装置。
- 上記テープ状記録媒体の走行途上の、上記サーボ情報消去ヘッドの後方に、上記サーボパターンを再生する第2の補助再生ヘッドが設けられ、該第2の補助再生ヘッドによる再生信号によって、所定の基準パターンとのずれを検出し、上記サーボ情報消去ヘッドによる消去のタイミング制御を行うことを特徴とする請求項4に記載のサーボ情報記録パターンの記録装置。
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