JP3919109B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は標準記録モードと、前記標準記録モードより同一のテープ長で長時間の記録を行う長時間記録モードとを切り替えて、ヘリカルスキャン方式で磁気テープにデータを磁気的に書き込まれた磁気データを、記録モードに応じた再生モードで磁気テープから再生する磁気記録再生装置に関する。
従来から、標準記録モードと、前記標準記録モードより同一のテープ長で長時間の記録を行う長時間記録モードとを切り替えて、ヘリカルスキャン方式で磁気テープに書き込まれた磁気データを、記録モードに応じた再生モードで磁気テープから再生する磁気再生装置がある。
この種の磁気再生装置においては、再生ヘッドとして、標準記録モードで記録された磁気データの再生を行う再生ヘッドと、長時間記録モードで記録された磁気データの再生を行う再生ヘッドとがそれぞれ設けられる。(例えば、特許文献1参照)
特開平6−84239号公報
従来の磁気再生装置では、再生モード毎に再生ヘッドが必要になる分、部品点数が増えて製造コストが上昇するという課題がある。
上述した課題を解決するために、本発明は、標準記録モードと、前記標準記録モードより同一のテープ長で長時間の記録を行う長時間記録モードとを切り替えて、ヘリカルスキャン方式で磁気テープに書き込まれた磁気データを、記録モードに応じた再生モードで磁気テープから再生する磁気記録再生装置において次の構成を備えている。
本発明は、
回転ヘッドドラムと、この回転ヘッドドラムの周面に設けられた再生ヘッド対とを備え、この再生ヘッド対を構成する再生ヘッドは、同一アジマスを有するとともに、前記再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さが前記標準記録モードのトラック幅より広くなるように前記回転ヘッドドラムの周面に互いに近接して並列配置されてなる再生器と、
前記標準記録モードに応じた再生モードで前記磁気テープから前記磁気データを再生する際に、前記再生ヘッド対の最下端と最上端の中心が、再生するトラックの幅中心の軌跡をトレースするようにトラッキング制御するトラッキング制御器と、
前記磁気テープから前記磁気データを再生する際には、前記再生ヘッドそれぞれから出力される磁気データのうち取得できたものを採用する選択器と、
を備え
かつ、前記再生ヘッド対を複数設け、これら再生ヘッド対を前記回転ヘッドドラムの周面に互いに等角度に分配配置し、
各再生ヘッド対を構成する再生ヘッドそれぞれのヘッド幅を、前記長時間記録モードにおける記録トラック幅より広くし、
前記長時間記録モードの記録時において、前記再生ヘッド対を構成する再生ヘッドの一方を、記録ヘッドとして機能させる、
ことを特徴とする。
これにより、本発明は、再生ヘッド対を、標準記録モードに応じた再生モードで磁気データを再生する際の再生ヘッドとして、また、長時間記録モードに応じた再生モードで磁気データを再生する際の再生ヘッドとしてそれぞれ兼用することが可能となる。その分、本発明は、部品点数の削減を図れる。
本発明を規定するために、請求項中において用いた、上記再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さとは、ヘッドの移動方向に対して垂直な方向における再生ヘッド対の一端から他端までの離間間隔をいう。ヘッドの移動方向に対して垂直な方向とは、後述する本発明の実施の形態で用いる図3(a)において符号hが付された方向をいう。
なお、記録ヘッドは、前記回転ヘッドドラム周面の前記再生ヘッド対がトレースする軌跡を後行してトレースできる位置に配置されており、記録時において、前記再生ヘッドを、前記記録ヘッドに対する消去ヘッドとして機能させるのが好ましい。そうすれば、消去ヘッドを設ける必要がなくなる分、さらに部品点数の削減が図れる。
また、長時間記録モードの記録に対応する記録ヘッドを設ける必要がなくなる分、さらに部品点数の削減が図れる。
また、本発明は、
回転ヘッドドラムと、この回転ヘッドドラムの周面に設けられた再生ヘッド対とを備え、この再生ヘッド対を構成する再生ヘッドは、同一アジマスを有するとともに、前記再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さが前記標準記録モードのトラック幅より広くなるように、前記回転ヘッドドラムの周面に互いに近接して並列配置されてなる再生器と、
前記標準記録モードに応じた再生モードで前記磁気テープから前記磁気データを再生する際に、前記再生ヘッド対の最下端と最上端との中心が、再生するトラックの幅中心の軌跡をトレースするようにトラッキング制御するトラッキング制御器と、
前記磁気テープから前記磁気データを再生する際には、前記再生ヘッドそれぞれから出力される磁気データのうち取得できたものを採用する選択器と、
を備え、
かつ、前記再生ヘッド対を複数設け、これら再生ヘッド対を前記回転ヘッドドラムの周面に互いに等角度に分配配置し、
各再生ヘッド対を構成する再生ヘッドそれぞれのヘッド幅を、前記標準記録モードにおける記録トラック幅より広くし、
前記長時間記録モードおよび前記標準記録モードそれぞれの記録時において、前記再生ヘッド対を構成する再生ヘッドの一方を、記録ヘッドとして機能させる、
ことを特徴とする。そうすれば、記録ヘッドを設ける必要が全くなくなる分、さらに部品点数の削減が図れる。
以上説明したように、本発明によれば、従来、記録モードに合わせて2種類必要であった再生ヘッドを、単一種類とすることが可能となり、これにより、部品点数の削減を図れて、製造コストの低減と装置の小型化が達成できる。
図1は、本発明の一実施形態の磁気再生装置が組み込まれた磁気記録再生装置1の要部を示すブロック図であり、図2は、実施の形態の磁気記録再生装置1のヘッド配置構成を示す図である。
磁気記録再生装置1は、磁気テープTに映像信号等のデジタルデータを磁気記録したうえで、磁気記録したデジタルデータを再生する装置であって、記録器2と、再生器3と、テープ走行器4と、トラッキング制御器5とを備える。本実施形態では、記録器2と再生器3とにより記録再生器が構成される。
記録器2は、記録ヘッド部6と、記録アンプ部7と、切換器部8と、記録信号処理器9とを備える。
記録信号処理器9は、磁気テープTに記録するデジタルデータを磁気記録に適した信号(以下、記録変調信号という)に変換する処理を実施する。
切換器部8は、切換器8(L),8(R)から構成される。これら切換器8(L),8(R)は記録ヘッド部6のヘッド数(本実施の形態では4つ)に合わせた出力端8(L1),8(R1),8(L2),8(R2)を備える。切換器部8は記録変調信号を記録モードに応じた所定の時間間隔毎に切り換える処理を行う。切換器部8は切り換えた出力(以下、切り換え出力という)をそれぞれ出力端8(L1),8(R1),8(L2),8(R2)から順次出力する。記録アンプ部7は、記録アンプ7(L1),7(R1),7(L2),7(R2)から構成される。これら記録アンプは、切換器8の各出力端それぞれに対応して設けられる。各記録アンプは、対応する切換器8の出力端から出力される切り換え出力を磁気記録可能な信号に変換して記録ヘッド部6に出力する。
記録ヘッド部6は、図2に示されるように、回転ヘッドドラム10の周面に設けられる。記録ヘッド部6は、記録ヘッド6(L1),6(R1),6(L2),6(R2)から構成される。記録ヘッド6(L1)と記録ヘッド6(R1)とは、互いに近接して回転ヘッドドラム10の周面に配置される。同様に、記録ヘッド6(L2)と記録ヘッド6(R2)とは、互いに近接して回転ヘッドドラム10の周面に配置される。また、記録ヘッド6(L1)と記録ヘッド6(L2)とは、互いに180°対向して回転ヘッドドラム10の周面に配置される。同様に、記録ヘッド6(R1)と記録ヘッド6(R2)とは、互いに180°対向して回転ヘッドドラム10の周面に配置される。互いに180°対向して回転ヘッドドラム10の周面に配置される記録ヘッド[6(L1),6(R1)]と、記録ヘッド[6(L2),6(R2)]とは、互いに異なるアジマスを有する。
記録ヘッド6(L1),6(R1),6(L2),6(R2)それぞれは、記録アンプ7(L1),7(R1),7(L2),7(R2)それぞれから出力される増幅済み切り換え出力を磁気信号に変換し、さらに変換した磁気信号を、回転ヘッドドラム10の回転と磁気テープTの走行に伴って、磁気テープTの各記録トラックに分配した状態でヘリカルスキャン方式で書き込む。
再生器3は、再生ヘッド部11と、再生アンプ部12と、イコライザ部13と、選択器部14と、再生信号処理器15とを備える。
再生ヘッド部11は、図2に示されるように、回転ヘッドドラム10の周面に設けられる。再生ヘッド部11は、再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)を備える。再生ヘッド対は、それぞれ一対の再生ヘッド[11(L1),11(L1)],[11(R1),11(R1)],[11(L2),11(L2)],[11(R2),11(R2)]を組み合わせて構成される。再生ヘッド対それぞれは、磁気テープT上の各記録トラック(図示省略)にヘリカルスキャン方式で書き込まれた磁気データを回転ヘッドドラム10の回転と磁気テープTの走行とに伴って順次電気信号に変換して、再生アンプ部12に出力する。
再生アンプ部12は、再生アンプ12(L),12(L),12(R),12(R)を備える。再生アンプ12(L)は、180°対向する再生ヘッド11(L1)と11(L2)が出力する電気信号を時分割して増幅し、イコライザ部13に出力する。同様に、再生アンプ12(L)は、180°対向する再生ヘッド11(L1)と11(L2)が出力する電気信号を時分割して増幅し、イコライザ部13に出力する。再生アンプ12(R)は、180°対向する再生ヘッド11(R1)と11(R2)が出力する電気信号を時分割して増幅し、イコライザ部13に出力する。再生アンプ12(R)は、180°対向する再生ヘッド11(R1)と11(R2)が出力する電気信号を時分割して増幅し、イコライザ部13に出力する。
イコライザ部13は、イコライザ13(L),13(L),13(R),13(R)を備える。これらイコライザは、再生アンプ12(L),12(L),12(R),12(R)が出力する増幅電気信号の振幅位相補正を行い、デジタルデータに変換して選択器部14に出力する。
選択器部14は、イコライザ部13が出力する再生デジタルデータの選択/合算処理を行って再生信号処理器15に出力する。選択器部14は、L,Rのアジマス毎に、2つの選択器から構成される。各選択器には、対応する再生ヘッドのアジマスに応じてそれぞれ14(L),14(R)の符号が付される。選択器部14が実施する選択/合算処理の詳細については後述する。
再生信号処理器15は、選択器部14が出力する電気信号に各種の信号処理を施して、外部に出力する。
テープ走行器4は、磁気テープTを走行させる装置であり、その際、走行速度を記録モードや再生モードに応じて制御する。トラッキング制御器5は、再生アンプ部12から出力される増幅電気信号(増幅再生出力)に基づいてトラッキングの誤差を検出する。トラッキング制御器5は、検出したトラッキング誤差を消滅させる制御信号を生成してテープ走行器4に出力する。テープ走行器4は、トラッキング制御器5から供給されたトラッキング制御信号に基づいてテープ走行速度の制御を実施する。
なお、図2において、符号16は、回転ヘッドドラム10の周面に設けられた消去ヘッドである。
次に、磁気記録再生装置1において最も特徴となる再生ヘッド部11の構成についてさらに詳細に説明する。再生ヘッド対11(L1)と再生ヘッド対11(L2)とは、互いに180°対向して回転ヘッドドラム10の周面に配置される。同様に、再生ヘッド対11(R1)と再生ヘッド対11(R2)とは、互いに180°対向して回転ヘッドドラム10の周面に配置される。
再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)は、基本的には同様の構成を備える。すなわち、再生ヘッド対11(L1)を構成する再生ヘッド11(L1),11(L1)は、
・互いの高さ方向をおよそ長時間記録モードのトラック幅相当ずらした状態で、かつ、高さ方向にその一部が重なる、
・再生ヘッド対11(L1)の最下端から最上端までの高さが標準記録モードのトラック幅より広くなる、
という状態で回転ヘッドドラム10の周面に並列配置される。再生ヘッド11(L1),11(L1)は、同一のアジマスを有する。
再生ヘッド対11(R1)を構成する再生ヘッド11(R1),11(R1)は、
・互いの高さ方向をおよそ長時間記録モードのトラック幅相当ずらした状態で、かつ、高さ方向にその一部が重なる、
・再生ヘッド対11(R1)の最下端から最上端までの高さが標準記録モードのトラック幅より広くなる、
という状態で回転ヘッドドラム10の周面に並列配置される。再生ヘッド11(R1),11(R1)は、同一のアジマスを有する。
再生ヘッド対11(L2)を構成する再生ヘッド11(L2),11(L2)は、
・互いの高さ方向をおよそ長時間記録モードのトラック幅相当ずらした状態で、かつ、高さ方向にその一部が重なる、
・再生ヘッド対11(L2)の最下端から最上端までの高さが標準記録モードのトラック幅より広くなる、
という状態で回転ヘッドドラム10の周面に並列配置される。再生ヘッド11(L2),11(L2)は、同一のアジマスを有する。
再生ヘッド対11(R2)を構成する再生ヘッド11(R2),11(R2)は、
・互いの高さ方向をおよそ長時間記録モードのトラック幅相当ずらした状態で、かつ、高さ方向にその一部が重なる、
・再生ヘッド対11(R2)の最下端から最上端までの高さが標準記録モードのトラック幅より広くなる、
という状態で回転ヘッドドラム10の周面に並列配置される。再生ヘッド11(R2),11(R2)は、同一のアジマスを有する。
上述したように、各再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)の内部においては、ヘッド対を構成する再生ヘッドが同一のアジマスを有する。また、互いに180°対向する再生ヘッド対[11(L1),11(L2)]は同一のアジマスを有し、同様に、互いに180°対向する再生ヘッド対[11(R1),11(R2)]は同一のアジマスを有する。また、各ヘッド対を構成する再生ヘッドは、再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さが標準記録モードのトラック幅より広くなるように、回転ヘッドドラムの周面に互いに近接して並列配置されている。
なお、上記記載において寸法として用いた再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さとは、ヘッドの移動方向に対して垂直な方向における再生ヘッド対の一端から他端までの離間間隔をいう。ヘッドの移動方向に対して垂直な方向とは、図3(a)において符号hが付された方向をいう。
次に、回転ヘッドドラム10上における再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)の配置構成について図3を参照して説明する。図3(a)は、長時間記録モードで磁気情報が記録された磁気テープTの記録トラック構成と再生ヘッド対の相互関係を示す。図3(b)は、標準記録モードで磁気情報が記録された磁気テープTの記録トラック構成と再生ヘッド対の相互関係を示す。なお、これらの図において、T1(L),T2(L),T3(L),T4(L)は、長時間記録モードで記録する際に磁気テープTに形成される記録トラックを示し、T1(S),T2(S),T3(S),T4(S)は、標準記録モードで記録する際に磁気テープTに形成される記録トラックを示す。これらの記録トラックにおいて、符号に付された数字の順(1→2→3→4→1→2…)に沿って各記録トラックは並列配置される。
回転ヘッドドラム10の周面上において、再生ヘッド対11(L1)は、記録トラックT1(L),T1(S)の磁気情報を読み取り可能な位置に、再生ヘッド対11(R1)は、記録トラックT2(L),T2(S)の磁気情報を読み取り可能な位置に、再生ヘッド対11(L2)は、記録トラックT3(L),T3(S)の磁気情報を読み取り可能な位置に、再生ヘッド対11(R2)は、記録トラックT4(L),T4(S)の磁気情報を読み取り可能な位置にそれぞれ配置される。
再生ヘッド対11(L1)〜11(R2)を構成する再生ヘッド11(L1),11(L1),11(R1),11(R1),11(L2),11(L2),11(R2),11(R2)は次のような構成を備える。
各再生ヘッドのヘッド幅HWは、記録トラックT1(L)〜T4(L)のトラック幅TW(L)と同等もしくはそれより若干広い(HW≧TW(L))。
各再生ヘッド対において、再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さHWは、記録トラックT1(S)〜T4(S)のトラック幅TW(S)と同等もしくはそれより若干広い(HW≧TW(S))。
次に、この磁気記録再生装置1の動作において特徴となる再生動作について説明する。まず、長時間記録モードで磁気テープTに記録された磁気データを再生する動作を説明する。
この場合、テープ走行器4は、長時間記録モードの再生に適した走行速度で磁気テープTを走行させる。また、回転ヘッドドラム10は、図示しないドラム駆動機構によって長時間記録モードの再生に適した回転数で回転される。
この状態で再生操作が実行されると、各再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)は、対応する記録トラックT1(L),T2(L)T3(L),T4(L)上を順次トラッキングする。その際、トラッキング誤差が生じたとしても、次の理由により、トラッキング制御する必要はない。
再生ヘッド対において、各再生ヘッド対を構成する再生ヘッドが並列に配置され、しかも、各再生ヘッド対においてヘッド幅HWの合計幅HWは、記録トラックT1(L)〜T4(L)のトラック幅TW(L)より格段に広く(HW>TW(L))、記録トラックT1(S)〜T4(S)のトラック幅TW(S)と同等もしくはそれより若干広く設定されている(HW≧TW(S))。
以上の構成を備えることにより、トラッキング誤差が生じたとしても、記録トラックT1(L),T2(L),T3(L),T4(L)を構成する各記録領域は、対応する再生ヘッド対を構成する再生ヘッド、若しくは、対応する再生ヘッド対と180°対向する再生ヘッド対を構成する再生ヘッドのうち、少なくともどれか1つによって読み取られることになる。
そのため、再生ヘッド対を構成する再生ヘッドの出力を元に得られたデジタルデータにおいて、エラーレートの低い(エラー発生率の低い)方のデータを選択し、再生データとすればよい。そうすれば、長時間記録モードで記録された磁気データを再生する際に生じるトラッキング誤差を修正しなくても、精度の高い再生出力が得られる。これにより、このモードの再生時においてトラッキング誤差の修正で必要となる部品(トラッキングヘッド等)を設ける必要がなくなり、その分、部品点数の削減が図れて製造コストが下がる。
以上の再生選択操作が実施されることを前提にして、磁気記録再生装置1の再生操作を説明する。再生ヘッドそれぞれによる磁気テープTに対する磁気読み取り操作で生成された電気信号は、再生アンプ部12により、180°対向する再生ヘッド毎に時分割で増幅されたのち、イコライザ部13により振幅位相補正が実施され、デジタルデータに変換される。イコライザ部13によりデジタルデータに変換された電気信号は、アジマス毎、つまり、再生ヘッド対11(L1),11(L2)のグループと、再生ヘッド対11(R1),11(R2)のグループに振り分けられて、選択器14(L),14(R)にそれぞれ入力される。
選択器14(L),14(R)は、入力される電気信号を、次のようにして合成する。各選択器では、基本的には同一の選択処理を実施する。そのため、以下、それらを代表して選択器14(L)の選択処理ついて説明する。
選択器14(L)は、電気信号の供給源である再生ヘッド11(L1),11(L1),11(L2),11(L2)の出力を元にして得られたデジタルデータにおいて、所定の信号処理単位(例えば同期ブロック)毎に、エラーレートの低い(エラー発生率の低い)再生ヘッドのデータを選択し、選択したデータを組み合わせて出力することで、再生データを出力する。
以上の出力選択操作が選択器14(L),14(R)それぞれにおいて、アジマス毎、つまり、再生ヘッド対11(L1),11(L2)のグループと、再生ヘッド対11(R1),11(R2)のグループ毎に実施される。選択器で選択された再生データ出力は、再生信号処理器15により各種の信号処理を施され、外部に出力される。
次に、標準記録モードで磁気テープTに記録された磁気データを再生する動作を説明する。
この場合、テープ走行器4は、標準録モードの再生に適した走行速度で磁気テープTを走行させる。また、回転ヘッドドラム10は、図示しないドラム駆動機構によって標準記録モードの再生に適した回転数で回転される。これにより再生ヘッド部11が磁気テープTの磁気データを電気信号に変換する再生操作が実施される。
再生ヘッドそれぞれによる磁気テープTに対する磁気読み取り操作で生成された電気信号は、再生アンプ部12により、180°対向する再生ヘッド毎に時分割で増幅されたのち、イコライザ部13により振幅位相補正が実施され、デジタルデータに変換される。イコライザ部13によりデジタルデータに変換された電気信号は、アジマス毎、つまり、再生ヘッド対11(L1),11(L2)のグループと、再生ヘッド対11(R1),11(R2)のグループに振り分けられて、選択器14(L),14(R)にそれぞれ入力される。
選択器14(L),14(R)は、入力される電気信号を、次のようにして合成する。各選択器では、基本的には同一の選択処理を実施する。そのため、以下、それらを代表して選択器14(L)の選択処理をついて説明する。
再生ヘッド対11(L1)を構成する再生ヘッド11(L1),11(L1)の最下端から最上端までの高さHWは、標準記録モードの記録トラックT1(S)〜T4(S)のトラック幅TW(S)と同等もしくはそれより若干広く設定されている。そのため、再生ヘッド11(L1),11(L1)の出力を元に得られたデジタルデータにおいて、エラーレートの低い(エラー発生率の低い)再生ヘッドのデータを選択し、選択したデータを組み合わせて出力することで、再生データを出力する。この合成は、再生ヘッド11(L1),11(L1)が同じアジマスを有しているために可能となる。
以上の出力選択操作が、選択器14(L)において再生ヘッド対11(L1),11(L2)に対して実施される。また、選択器14(R)において再生ヘッド対11(R1),11(R2)に対して実施される。選択器部14で選択された再生データ出力は、再生信号処理器15により各種の信号処理を施され、外部に出力される。
以上のトラック再生出力の合成を実施するためには、再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)それぞれが正確に各記録トラックをトレースするように、トラッキング制御する必要がある。トラッキング制御を実施するためには、図4に示すように、回転ヘッドドラム10の周面にトラッキング制御ヘッド20を設けてもよい。この場合、このトラッキング制御ヘッド20からの制御信号に基づいてトラッキング制御器5がトラッキング誤差を検出し、検出した誤差に基づいて、検出した誤差がなくなるようにトラッキング制御器5がテープ走行器4の走行制御を実施する。
しかしながら、磁気記録再生装置1では、トラッキング制御ヘッド20を設けることなく上記トラッキング制御を実施することができる。磁気記録再生装置1では、次の2つの方法によりトラッキング制御を実施することができる。
まず、第1のトラッキング制御を説明する。トラッキング制御器5は、各再生アンプ12(L),12(L),12(R),12(R)から増幅再生出力を取り込む。トラッキング制御器5は、取り込んだ増幅再生出力を、再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)毎に組み合わせてその再生レベルを比較する。以下の説明では、再生ヘッド対を代表して再生ヘッド対11(L1)におけるトラッキング制御動作を説明する。
この場合、再生ヘッド11(L1)1から取り出した増幅再生出力と、再生ヘッド11(L1)2から取り出した増幅再生出力を組み合わせてその再生レベルを比較すると、図5(a)に示すようになる。図5(a)において、横軸は再生ヘッド11(L1)1,11(L1)2の幅方向の位置を示し、縦軸は再生レベルを示す。各再生ヘッド対を構成する両再生ヘッドの再生レベルの重なり具合と再生ヘッド対の構造とを詳細に比較検討すると、両再生ヘッドの再生レベルの交点C1(図5(a)参照)は、再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さHWtの中心G1(図3(b)参照)にほぼ一致していることが理解される。
磁気記録再生装置1では、交点C1と中心G1との相互関係に基づいて、トラッキング制御ヘッド20を設けることなく、次のようにしてトラッキング制御を実施する。まず、トラッキング制御器5は、各再生ヘッドから取り出した増幅再生出力を、再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)毎に組み合わせてその再生レベルを比較することで、交点C1を検出する。交点C1を検出したトラッキング制御器5は、交点C1の検出により検知した中心G1が記録トラックT1(S)〜T4(S)のトラック幅TW(S)の中心G2(図3(b)参照)に一致するように、トラッキング制御する。具体的には、トラッキング制御器5は、テープ走行器4の走行速度を調整することでトラッキング制御する。
次に、第2のトラッキング制御を説明する。第2のトラッキング制御においてトラッキング制御器5は、各再生アンプ12(L),12(L),12(R),12(R)から隣接クロストークレベルを取り込む。トラッキング制御器5は、取り込んだ隣接クロストークレベルを、再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)毎に組み合わせて比較する。以下、さらに説明する。なお、以下の説明では、前述した第1のトラッキング制御の説明と同様、再生ヘッド対を代表して再生ヘッド対11(L1)におけるトラッキング制御動作を説明する。
第2のトラッキング制御では、再生ヘッド11(L1),11(L1)からそれぞれ隣接クロストークレベルを取り出し、取り出した隣接クロストークレベルを組み合わせてそのレベルを比較する。この場合のレベル比較が図5(b)に示される。図5(b)において、横軸は再生ヘッド11(L1),11(L1)の幅方向の位置を示し、縦軸は隣接クロストークレベルを示す。各再生ヘッド対を構成する両再生ヘッドの隣接クロストークレベルの重なり具合と再生ヘッド対の構造とを詳細に比較検討すると、両再生ヘッドの隣接クロストークレベルの交点C2(図5(b)参照)は、再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さHW(図3(b)参照)の中心G1にほぼ一致していることが理解される。
磁気記録再生装置1では、交点C2と中心G1との相互関係に基づいて、トラッキング制御ヘッド20を設けることなく、次のようにしてトラッキング制御を実施する。まず、トラッキング制御器5は、各再生ヘッドから取り出した隣接クロストークレベルを、再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)毎に組み合わせてその隣接クロストークレベルを比較することで、交点C2を検出する。交点C2を検出したトラッキング制御器5は、交点C2の検出により検知した中心G1が記録トラックT1(S)〜T4(S)のトラック幅TW(S)の中心G2(図3(b)参照)に一致するように、トラッキング制御する。具体的には、トラッキング制御器5は、テープ走行器4の走行速度を調整することでトラッキング制御する。
本発明の磁気記録再生装置では、ヘッド構成にさらに工夫を加えることで、消去ヘッドを削除することが可能となる。図6〜図8では、消去ヘッドを削除した構成が示される。図6は消去ヘッドを削除した回転ヘッドドラム10’の構成が、図7,図8には、消去ヘッドを削除した構成における各ヘッドのトレース軌跡がそれぞれ示される。
図6〜図8に示されるように、消去ヘッドを削除した回転ヘッドドラム10’においては、再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)を、記録ヘッド6S(L1),6S(R1),6S(L2),6S(R2)や記録ヘッド6L(L1),6L(R1),6L(L2),6L(R2)のヘッド移動方向において先行する位置に配置する。
なお、記録ヘッド6S(L1),6S(R1),6S(L2),6S(R2)は、標準記録モードに対応する記録ヘッドであり、記録ヘッド6L(L1),6L(R1),6L(L2),6L(R2)は、長時間記録モードに対応する記録ヘッドである。
具体的には、長時間記録モードでの記録構成においては、図7に示されるように、
・記録ヘッド6L(L1)を、ヘッド移動方向において再生ヘッド11(L2)より後行する位置に配置する。
・記録ヘッド6L(R1)を、ヘッド移動方向において再生ヘッド11(R2)より後行する位置に配置する。
・記録ヘッド6L(L2)を、ヘッド移動方向において再生ヘッド11(L1)より後行する位置に配置する。
・記録ヘッド6L(R2)を、ヘッド移動方向において再生ヘッド11(R1)より後行する位置に配置する。
これにより、
・再生ヘッド11(L2)を、記録ヘッド6L(L1)の消去ヘッドとして機能させることが可能となる。
・再生ヘッド11(R2)を、記録ヘッド6L(R1)の消去ヘッドとして機能させることが可能となる。
・再生ヘッド11(L1)を、記録ヘッド6L(L2)の消去ヘッドとして機能させることが可能となる。
・再生ヘッド11(R1)を、記録ヘッド6L(R2)の消去ヘッドとして機能させることが可能となる。
また、標準記録モードでの記録構成においては、図8に示されるように、
・記録ヘッド6S(L1)を、ヘッド移動方向において再生ヘッド対11(L2)より後行する位置に配置する。
・記録ヘッド6S(R1)を、ヘッド移動方向において再生ヘッド対11(R2)より後行する位置に配置する。
・記録ヘッド6S(L2)を、ヘッド移動方向において再生ヘッド対11(L1)より後行する位置に配置する。
・記録ヘッド6S(R2)を、ヘッド移動方向において再生ヘッド対11(R1)より後行する位置に配置する。
これにより、
・再生ヘッド対11(L2)を、記録ヘッド6S(L1)の消去ヘッドとして機能させることが可能となる。
・再生ヘッド対11(R2)を、記録ヘッド6S(R1)の消去ヘッドとして機能させることが可能となる。
・再生ヘッド対11(L1)を、記録ヘッド6S(L2)の消去ヘッドとして機能させることが可能となる。
・再生ヘッド対11(R1)を、記録ヘッド6S(R2)の消去ヘッドとして機能させることが可能となる。
このように構成すれば、消去ヘッドが要らなくなる分、部品点数が削減されて製造コストの低減に繋がる。
上述した実施の形態では、
・合計4対の再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)を設ける。
・これら再生ヘッド対11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)を、2対ずつのグループ、すなわち、再生ヘッド対[11(L1),11(R1)]のグループと再生ヘッド対[11(L2),11(R2)]のグループとに分ける。
・グループ分けした再生ヘッド対[11(L1),11(R1)]のグループと再生ヘッド対[11(L2),11(R2)]同士を、回転ヘッドドラム10の周面において180°互いに対向して配置する。
という構成を備えている。
しかしながら、図9に示されるように、再生ヘッド対11(L1)’,11(R1)’,11(L2)’,11(R2)’を、互いに等間隔(等角度)に離間した状態で回転ヘッドドラム10''の周面に配置してもよい。再生ヘッド対を4対設ける本実施形態では、各再生ヘッド対11(L1)’,11(R1)’,11(L2)’,11(R2)’を、角度にして90°互いに離間して配置されることで等間隔配置となる。
以上のように構成すれば、これら再生ヘッド対11(L1)’,11(R1)’,11(L2)’,11(R2)’を記録ヘッドとして機能させることが可能となる。図10(a),(b)は、再生ヘッド対11(L1)’,11(R1)’,11(L2)’,11(R2)’を記録ヘッドとして機能させた場合におけるデータ記録状態を示している。
図10(a)は長時間記録時の状態が示され、図10(b)は、標準記録時の状態が示される。これらの図で明らかなように、再生ヘッド対11(L1)’,11(R1)’,11(L2)’,11(R2)’を構成する再生ヘッドのうちの一方が記録ヘッドとして機能する。図10(a),(b)では、その一例として、再生ヘッド11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)が記録ヘッドとして機能しているが、逆に再生ヘッド11(L1),11(R1),11(L2),11(L2)を記録ヘッドとして機能させてもよい。
なお、この場合、各再生ヘッドのヘッド幅HWを、上述した実施の形態と同様に、長時間記録モードの記録トラックT1(L)〜T4(L)のトラック幅TW(L)と同等もしくはそれより若干広く設定した場合、再生ヘッド11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)は、図10(a)に示されるように、長時間記録モード用の記録ヘッドとして機能するものの、標準記録モード用の記録ヘッドとしては機能しない。これは、ヘッド幅HWは、標準記録モード記録時のトラック幅TW(S)を満たさないことに因っている。
再生ヘッド11(L1),11(R1),11(L2),11(R2)を、標準記録モード用の記録ヘッドとしても機能させるためには、図10(b)に示されるように、各再生ヘッドのヘッド幅HWを、標準記録モードの記録トラックT1(S)〜T4(S)のトラック幅TW(S)と同等もしくはそれより若干広く設定すればよい(HW≧TW(S))。
記録再生器のヘッド数、配置は本実施例に限られず、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更しても構わない。例えば、再生ヘッド対をアクチュエータに取り付け、その取り付け高さを変えることを可能とする構成をとってもよい。また、上述した実施の形態は、本発明を磁気記録再生装置において実施したが、この他、本発明を磁気再生装置において実施できるのはいうまでもない。
本発明の一実施形態の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図。 実施の形態の磁気記録再生装置のヘッド構成を示す回転ヘッドドラムの平面図。 実施の形態の磁気記録再生装置が有する再生ヘッドにより磁気データを再生する際のトラッキング軌跡を示す図。 本発明の変形例の磁気記録再生装置のヘッド構成を示す回転ヘッドドラムの平面図。 実施の形態の磁気記録再生装置のトラッキング制御の説明に供する図。 本発明の他の変形例の磁気記録再生装置のヘッド構成を示す回転ヘッドドラムの平面図。 長時間記録モードで記録された磁気データ上における、他の変形例の再生ヘッドと記録ヘッドとの間の位置関係を示す図。 標準記録モードで記録された磁気データ上における、他の変形例の再生ヘッドと記録ヘッドとの間の位置関係を示す図。 本発明のさらに他の変形例におけるヘッド構成を示す回転ヘッドドラムの平面図。 図9の変形例における長時間記録モードと標準記録モードとの記録状態をそれぞれ示す図。
符号の説明
T 磁気テープ 1 磁気記録再生装置 2 記録器
3 再生器 4 テープ走行器 5 トラッキング誤差検出器
6 記録ヘッド部
6(L1),6(R1),6(L2),6(R2) 記録ヘッド
7 記録アンプ部
7(L1),7(R1),7(L2),7(R2) 記録アンプ
8 切換器部 8(L),8(R) 切換器
8(L1),8(R1),8(L2),8(R2) 出力端
9 記録信号処理器 10 回転ヘッドドラム 11 再生ヘッド部
11(L1),11(R1),11(L2),11(R2) 再生ヘッド対
11(L1),11(L1),11(R1),11(R1),11(L2),11(L2),11(R2),11(R2) 再生ヘッド
12 再生アンプ部
12(L),12(L),12(R),12(R) 再生アンプ
13 イコライザ部
13(L),13(L),13(R),13(R) イコライザ
14 選択器部
14(L),14(R) 選択器
15 再生信号処理器 16 消去ヘッド
20 トラッキング制御ヘッド
HW ヘッド幅 TW(L) トラック幅 TW(S) トラック幅
T1(L),T2(L),T3(L),T4(L) 記録トラック
T1(S),T2(S),T3(S),T4(S) 記録トラック
G1 合計幅HWの中心 G2 トラック幅TW(S)の中心
C1 両再生ヘッドの再生レベルの交点
C2 両再生ヘッドの隣接クロストークレベルの交点

Claims (3)

  1. 標準記録モードと、前記標準記録モードより同一のテープ長で長時間の記録を行う長時間記録モードとを切り替えて、ヘリカルスキャン方式で磁気テープに書き込まれた磁気データを、記録モードに応じた再生モードで磁気テープから再生する磁気記録再生装置であって、
    回転ヘッドドラムと、この回転ヘッドドラムの周面に設けられた再生ヘッド対とを備え、この再生ヘッド対を構成する再生ヘッドは、同一アジマスを有するとともに、前記再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さが前記標準記録モードのトラック幅より広くなるように、前記回転ヘッドドラムの周面に互いに近接して並列配置されてなる再生器と、
    前記標準記録モードに応じた再生モードで前記磁気テープから前記磁気データを再生する際に、前記再生ヘッド対の最下端と最上端との中心が、再生するトラックの幅中心の軌跡をトレースするようにトラッキング制御するトラッキング制御器と、
    前記磁気テープから前記磁気データを再生する際には、前記再生ヘッドそれぞれから出力される磁気データのうち取得できたものを採用する選択器と、
    を備え
    かつ、前記再生ヘッド対を複数設け、これら再生ヘッド対を前記回転ヘッドドラムの周面に互いに等角度に分配配置し、
    各再生ヘッド対を構成する再生ヘッドそれぞれのヘッド幅を、前記長時間記録モードにおける記録トラック幅より広くし、
    前記長時間記録モードの記録時において、前記再生ヘッド対を構成する再生ヘッドの一方を、記録ヘッドとして機能させる、
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 標準記録モードと、前記標準記録モードより同一のテープ長で長時間の記録を行う長時間記録モードとを切り替えて、ヘリカルスキャン方式で磁気テープに書き込まれた磁気データを、記録モードに応じた再生モードで磁気テープから再生する磁気記録再生装置であって、
    回転ヘッドドラムと、この回転ヘッドドラムの周面に設けられた再生ヘッド対とを備え、この再生ヘッド対を構成する再生ヘッドは、同一アジマスを有するとともに、前記再生ヘッド対の最下端から最上端までの高さが前記標準記録モードのトラック幅より広くなるように、前記回転ヘッドドラムの周面に互いに近接して並列配置されてなる再生器と、
    前記標準記録モードに応じた再生モードで前記磁気テープから前記磁気データを再生する際に、前記再生ヘッド対の最下端と最上端との中心が、再生するトラックの幅中心の軌跡をトレースするようにトラッキング制御するトラッキング制御器と、
    前記磁気テープから前記磁気データを再生する際には、前記再生ヘッドそれぞれから出力される磁気データのうち取得できたものを採用する選択器と、
    を備え、
    かつ、前記再生ヘッド対を複数設け、これら再生ヘッド対を前記回転ヘッドドラムの周面に互いに等角度に分配配置し、
    各再生ヘッド対を構成する再生ヘッドそれぞれのヘッド幅を、前記標準記録モードにおける記録トラック幅より広くし、
    前記長時間記録モードおよび前記標準記録モードそれぞれの記録時において、前記再生ヘッド対を構成する再生ヘッドの一方を、記録ヘッドとして機能させる、
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 請求項1または2に記載の磁気記録再生装置において、
    前記記録ヘッドは、前記回転ヘッドドラム周面の前記再生ヘッド対がトレースする軌跡を後行してトレースできる位置に配置されており、
    記録時において、前記再生ヘッドを、前記記録ヘッドに対する消去ヘッドとして機能させる、
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
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