JP4074716B2 - 双方向catvシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センタ装置から端末側へ、或いは端末側からセンタ装置側へと、信号を双方向に伝送可能な双方向CATVシステムに関し、特に、幹線及び分岐線に夫々設けられる中継・分岐用の増幅器において、センタ装置側及び端末側から伝送されてきた利得調整用信号を用いて増幅回路の利得を自動調整するように構成された双方向CATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、双方向CATVシステムにおいて、センタ装置に接続された幹線や、幹線から分岐した分岐線、分岐線から更に分岐した分岐線等には、その線路の途中で伝送信号を双方向に増幅し、必要に応じてセンタ装置からの伝送信号を分岐線に分岐する、中継・分岐用の増幅器(分岐増幅器、中継増幅器等)が設けられる。また、こうした中継・分岐用の増幅器には、伝送信号を双方向に増幅するために、センタ装置から端末側への下り信号を増幅する下り増幅回路と、端末側からセンタ装置側への上り信号を増幅する上り増幅回路とが備えられている。
【0003】
そして、これら各増幅回路には、各増幅回路の入力側に接続された伝送線で生じる伝送信号の減衰量が周囲温度の変化によって変化(減衰量は、1度当たり約0.02%変化する)しても、各増幅回路から出力される増幅後の信号レベルが予め設定された信号レベルとなるように、各増幅回路の利得を調整する利得調整回路(所謂AGC回路)が設けられている。
【0004】
また、これら各増幅回路のAGC回路を機能されるために、双方向CATVシステムのセンタ装置側には、下り増幅回路の利得調整用信号(以下、下りパイロットキャリアという)として、下り信号の伝送周波数帯(例えば、70MHz〜550MHz帯)の中で予め設定された周波数(例えば、451.25MHz)の信号を発生する発振器(以下、下りパイロットジェネレータという)が設けられ、上記各増幅器が設けられる幹線や分岐線の端末側終端には、上り増幅回路の利得調整用信号(以下、上りパイロットキャリアという)として、上り信号の伝送周波数帯(例えば、10MHz〜55MHz帯)の中で予め設定された周波数(例えば、48MHz)の信号を発生する発振器(上りパイロットジェネレータ)が設けられている。
【0005】
そして、幹線や分岐線に設けられる各増幅器において、下り増幅回路に設けられる下りAGC回路は、下り増幅回路からの出力信号(下り信号)の中から下りパイロットキャリアを抽出して、この信号レベルが予め設定された下り信号レベルとなるように下り増幅回路の利得を調整し、上り増幅回路に設けられる上りAGC回路は、上り増幅回路からの出力信号(上り信号)の中から上りパイロットキャリアを抽出して、この信号レベルが予め設定された上り信号レベルとなるように上り増幅回路の利得を調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、幹線や分岐線に設けられる増幅器の内、センタ装置側からの下り信号を、その増幅器が設けられた伝送線だけでなく、この伝送線から分岐した分岐線側にも出力する分岐増幅器においては、分岐増幅器が設けられた伝送線を介して端末側から伝送されてきた上り信号と、分岐線を介して端末側から伝送されてきた上り信号とを混合して、上り増幅回路に入力する必要がある。
【0007】
そして、この分岐増幅器から分岐した分岐線上に、各増幅回路用のAGC回路を内蔵した増幅器が設けられている場合、この分岐線の端末側からは、この増幅器に内蔵された上り増幅回路の利得を自動調整するための上りパイロットキャリアが伝送されてくるため、この分岐線の始点となる分岐増幅器にも、分岐線を介して、上りパイロットキャリアを含む上り信号が入力されることになる。
【0008】
そして、このように分岐増幅器に対して、これが設けられた伝送線だけでなく、分岐線からも上りパイロットキャリアが入力された場合、伝送線及び分岐線から入力された上り信号をそのまま混合して上り増幅回路に入力するようにすると、上り増幅回路に入力される上りパイロットキャリアは、伝送線を介して入力される上りパイロットキャリアの2倍(上りパイロットキャリアを伝送してくる分岐線が複数あれば3倍,4倍…となる)の信号レベルとなってしまい、上りAGC回路を用いて上り増幅回路の利得を正常に制御できなくなってしまう。
【0009】
例えば、上り増幅回路に、伝送線を介して入力される上りパイロットキャリアと分岐線を介して入力される上りパイロットキャリアが混合されて各信号の2倍の上りパイロットキャリアが入力された場合、その信号レベルは、正常値よりも約3dB(=10・log2)高くなることから、上り増幅回路の利得は、正常値よりも約3dB低い値に制御され、分岐増幅器からセンタ装置側に出力される上り信号が正常値よりも約3dB低くなってしまう。
【0010】
そこで、従来では、分岐増幅器においては、分岐線を介して入力される上り信号の信号経路上に、上りパイロットキャリアの周波数成分のみを急峻に減衰させるフィルタ回路(バンドエリミネータ)を設け、分岐線を介して入力される上りパイロットキャリアの影響を受けることなく、上り増幅回路の利得を上りAGC回路にて正常に制御できるようにしている。
【0011】
しかし、このフィルタ回路は、センタ装置に伝送すべき上り信号に影響を与えることなく、上り信号に含まれる上りパイロットキャリア成分のみを除去しなければならず、このためには、そのフィルタ回路の減衰特性を、上りパイロットキャリアの周波数を中心に極めて急峻(減衰量35dB又はそれ以上)にしなければならない。そして、このためには、一般的なLCフィルタを使用することができず、水晶振動子を利用した高価なクリスタルフィルタを使用しなければならない。
【0012】
このため、従来の双方向CATVシステムにおいて使用される伝送信号中継用の分岐増幅器は、このフィルタ回路を設けることにより、コストアップを招き、また、そのフィルタ回路と、分岐線の端末側終端に設ける上りパイロットキャリア発生用の上りパイロットジェネレータとの周波数特性を適合させる必要があるため、調整作業も面倒であるという問題があった。
【0013】
また、特に、最近では、端末側からセンタ装置側に伝送する情報量を増加させるために、上り信号の伝送に、下り信号の伝送周波数帯よりも低い周波数帯だけでなく、下り信号の伝送周波数帯よりも高い周波数帯(例えば、650MHz〜770MHz帯)も使用することが考えられているが、このような高い周波数帯で特定周波数の信号を急峻に減衰させるフィルタ回路は、現在、実用化されてはおらず、このようなシステムにおいて、上述の従来技術を適用することはできないという問題もある。
【0014】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、双方向CATVシステムにおいて、分岐増幅器に対して、分岐増幅器が設けられた伝送線及びこの伝送線から分岐した分岐線の両方から、上り増幅回路の利得調整用の信号が入力されても、分岐線を介して入力された利得調整用信号を減衰させることなく、上り増幅回路の利得調整を正常に行うことができるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の双方向CATVシステムにおいては、センタ装置から端末側に至る信号伝送用の伝送線上に第1増幅器が設けられ、この第1増幅器を介して伝送線から分岐した分岐線上には第2増幅器が設けられる。
【0016】
そして、第1増幅器及び第2増幅器においては、下り増幅回路が、センタ装置側から伝送されてきた下り信号を増幅して端末側に出力し、下り利得調整回路が、下り増幅回路から出力される下り信号の中から特定周波数の下り利得調整用信号を抽出して、その下り利得調整用信号が予め設定された下り信号レベルとなるように、下り増幅回路の利得を自動調整する。
【0017】
また、第1増幅器及び第2増幅器においては、上り増幅回路が、端末側より伝送されてきた上り信号を増幅してセンタ装置側に出力し、上り利得調整回路が、上り増幅回路から出力される上り信号の中から特定周波数の上り利得調整用信号を抽出して、その上り利得調整用信号が予め設定された上り信号レベルとなるように、上り増幅回路の利得を自動調整する。
【0018】
また更に、第1増幅器には、下り増幅回路にて増幅された下り信号の一部を、前記伝送線を分岐した分岐線上に出力する分岐回路と、その分岐線を介して端末側より伝送されてきた上り信号と伝送線を介して端末側より伝送されてきた上り信号とを混合して上り増幅回路に入力する混合回路とが備えられ、センタ装置側から伝送されてきた下り信号を伝送線と分岐線とを介して端末側に伝送し、伝送線及び分岐線を介して端末側から伝送されてきた上り信号を共にセンタ装置側に伝送できるようにされている。
【0019】
また、本発明の双方向CATVシステムにおいては、前述した従来装置と同様、センタ装置側には、上記各増幅器の下り利得調整回路が下り増幅回路の利得調整を行うのに必要な下り利得調整用信号を生成して端末側に出力する下り利得調整用信号発生器が設けられ、第1増幅器が設けられる伝送線及び第2増幅器が設けられる分岐線の端末側終端には、夫々、第1増幅器及び第2増幅器の上り利得調整回路が上り増幅回路の利得調整を行うのに必要な上り利得調整用信号を各々生成してセンタ装置側に出力する上り利得調整用信号発生器が設けられる。
【0020】
そして、本発明では、分岐線の端末側終端に設けられる上り利得調整用信号発生器が生成する上り利得調整用信号の信号レベルを、伝送線の端末側終端に設けられる上り利得調整用信号発生器が生成する上り利得調整用信号の信号レベルよりも低くなるように設定している。
【0021】
即ち、第1増幅器を介して分岐した分岐線上に利得調整回路を内蔵した第2増幅器が設けられ、その分岐線の端末側終端に、この第2増幅器内の上り増幅回路の利得調整用の信号を発生する上り利得調整用信号発生器が設けられている場合、第1増幅器には、この第1増幅器が設けられた伝送線の端末側からだけでなく、分岐線の端末側からも、上り利得調整用信号が入力されることになる。
【0022】
そして、この場合、伝送線及び分岐線を介して端末側から伝送されてきた上り信号をそのまま混合して上り増幅回路に入力するようにすると、上り利得調整用信号が分岐線の数に応じて2倍,3倍…となって、上り利得調整回路により、上り増幅回路の利得を正常に調整することができなくなる。
【0023】
そこで、本発明では、伝送線や分岐線の端末側終端に設けられる上り利得調整用信号発生器が発生する上り利得調整用信号の信号レベルを、分岐線側の上り利得調整用信号の信号レベルを、伝送線側の上り利得調整用信号よりも小さい信号レベルに設定することにより、これら各信号が混合されて第1増幅器の上り増幅回路に入力されても、その信号レベルが大きく変化しないようにしている。
【0024】
このため、本発明によれば、従来のように、第1増幅器内に、分岐線を介して入力される上り利得調整用信号を減衰させるための、クリスタルフィルタ等からなる高価なフィルタ回路を設けることなく、上り増幅回路の利得調整を正常に行うことが可能になり、第1増幅器のコストダウンを図り、双方向CATVシステムを安価に構築できることになる。
【0025】
また更に、本発明の双方向CATVシステムにおいては、伝送線及び分岐線の端末側終端に各々設けられる上り利得調整用信号発生器が、夫々、各上り利得調整回路が上り利得調整用信号として抽出可能な周波数範囲内で中心周波数が異なる上り利得調整用信号を生成するよう構成される。
【0026】
これは、伝送線及び分岐線の端末側終端に設けられた各上り利得調整用信号発生器が発生する上り利得調整用信号の周波数を全て同一周波数に設定すると、これら各信号が混合されて第1増幅器内の上り増幅回路に入力される際に、各信号の位相差により上り利得調整用信号の信号レベルが変動することが考えられるためである。
つまり、本発明では、こうしたレベル変動の影響を受けることなく、上り増幅回路の利得調整を安定して実行させるために、伝送線及び分岐線の端末側終端に設けられる各上り利得調整用信号発生器が発生する上り利得調整用信号の周波数をずらして、各信号の位相差によるレベル変動が生じないようにするのである。
【0027】
よって、本発明の双方向CATVシステムによれば、第1増幅器内の上り利得調整回路による上り増幅回路の利得調整を安定して実行させ、第1増幅器からセンタ装置側に出力される上り信号を安定化することができる。
尚、本発明のように、伝送線側上り利得調整用信号に対して、分岐線側上り利得調整用信号の方がレベルが小さくなるように設定する場合、これら各信号のレベル差は、請求項2に記載のように、10dB以上にすることが好ましい。
【0028】
これは、4本の分岐線にセンタ装置側からの伝送信号を分岐するように構成された一般的な分岐増幅器に対し、全ての分岐線から上り利得調整用信号を入力するようにして、実験を行ったところ、各分岐線からの上り利得調整用信号と、伝送線からの上り利得調整用信号とのレベル差を10dBに設定すると、上り増幅回路への上り利得調整用信号の入力レベルは、伝送線から入力される上り利得調整用信号に対して、約0.2dB程度上昇するだけであり、実用上問題がないことがわかったためである。
【0029】
尚、第1増幅器内の上り利得調整回路による利得調整をより正確に実行させるには、上記各上り利得調整用信号のレベル差をできるだけ大きくすればよいが、分岐線の端末側終端に設ける上り利得調整用信号発生器が生成する上り利得調整用信号の信号レベルを小さくしすぎると、分岐線に設けられた第2増幅器内で上り利得調整回路が上り増幅回路の利得調整を行う際の信号レベルが小さくなりすぎ、良好な利得調整を実行できなくなる虞がある。
そして、第1増幅器内の上り利得調整回路を実用上問題のない範囲で動作させるには、上記請求項2に記載のように、各上り利得調整用信号のレベル差を10dB以上に設定すればよいため、このレベル差としては、10dB〜15dB程度に設定するとよい。
【0030】
また、例えば、第1増幅器を介して分岐された分岐線上に設けられる第2増幅器が、第1増幅器と同様に分岐増幅器として機能し、この第2増幅器を介して分岐された下位の分岐線にも、第2増幅器として機能する第3の増幅器が設けられ、この第3の増幅器が設けられた下位の分岐線の端末側終端にも上り利得調整用信号を発生する上り利得調整用信号発生器が設けられているようなCATVシステムであれば、この下位の分岐線の端末側終端に設けられた利得調整用信号発生器が発生する利得調整用信号の信号レベルを、上位の分岐線の端末側終端に設けられた利得調整用信号発生器が発生する信号レベルよりも更に小さい信号レベルに設定するようにすればよい。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施例の双方向CATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0032】
図1に示す如く、本実施例の双方向CATVシステムは、センタ装置2から端末側に、所定の伝送周波数帯(例えば、70MHz〜550MHz帯)の伝送信号を下り信号(図1,図2に点線矢印で示す)として伝送し、端末側からセンタ装置2側には、下り信号よりも周波数の低い伝送周波数帯(例えば、10MHz〜55MHz帯)の上り信号(図1,図2に実線矢印で示す;以下、上りL信号という)と、下り信号よりも周波数の高い伝送周波数帯(例えば、650MHz〜770MHz帯)の上り信号(図1,図2に一点鎖線矢印で示す;以下、上りH信号という)とを夫々伝送するようにされている。
【0033】
そして、これら各信号を、センタ装置2と当該システムの加入者側端末装置との間で双方向に伝送するための伝送線として、センタ装置2に接続された幹線4と、幹線4から分岐した多数の分岐線(以下、枝線という)6と、各枝線6から更に分岐して図示しない端末装置に至る下位の分岐線8とを備える。
【0034】
そして、幹線4には、請求項1記載の第1増幅器として、幹線4を流れる伝送信号を双方向に増幅し、且つ、信号経路を幹線4から枝線6に分岐させる多数の幹線分岐増幅器10が所定の間隔をあけて配置されている。また、枝線6には、請求項1記載の第2増幅器として、枝線6を流れる伝送信号を双方向に増幅し、且つ、信号経路を枝線6から下位の分岐線8に分岐させる多数の分岐増幅器(以下、枝線分岐増幅器という)20が所定の間隔を開けて配置され、更に分岐線8上には、分岐線8を流れる伝送信号を双方向に増幅する中継増幅器30が設けられている。
【0035】
次に、幹線4及び枝線6に設けられた各分岐増幅器10,20は、図2に示すように、幹線4又は枝線6を介してセンタ装置2側の入力端子Tinから入力された下り信号を、ハイパスフィルタ(以下、HPFと記載する)41及びローパスフィルタ(以下、LPFと記載する)42を介して取り込み、所定レベルまで増幅した後、LPF43及びHPF44を介して、出力端子Tout から端末側に出力させる下り増幅回路70と、幹線4又は枝線6を介して端末側の出力端子Tout から入力された上りH信号を、HPF44及びHPF45を介して取り込み、所定レベルまで増幅した後、HPF46及びHPF40を介して、入力端子Tinからセンタ装置2側に出力させる上りH増幅回路80と、幹線4又は枝線6を介して端末側の出力端子Tout から入力された上りL信号を、LPF47を介して取り込み、所定レベルまで増幅した後、LPF48を介して、入力端子Tinからセンタ装置2側に出力させる上りL増幅回路90と、を備える。
【0036】
そして、入力端子TinとHPF41,LPF48との間、及び、出力端子Tout とHPF44,LPF47との間には、夫々、幹線4又は枝線6に落雷等によって誘起される高電圧から内部回路を保護するための耐雷フィルタ49,50が設けられている。
【0037】
次に、分岐増幅器10,20には、幹線4から枝線6又は枝線6から分岐線8へと伝送経路を分岐するため、分岐端子(本実施例では4個)TDCが備えられている。そして、下り増幅回路70から出力される下り信号の一部は、分岐回路51にて分岐され、更に、増幅回路52で増幅されされた後、LPF53,HPF54を介して分配回路55に入力される。また、分配回路55では、下り信号が、分岐端子TDCの個数に対応した数に分配(本実施例では4分配)され、耐雷フィルタ56,57,58,59を介して、各分岐端子TDCから枝線6又は分岐線8側に出力される。
【0038】
一方、分岐端子TDCには、これが接続された枝線6又は分岐線8側の端末装置から上りL信号及び上りH信号が入力されるが、これら各分岐端子TDCからの入力信号は、分配回路55にて混合される。そして、その混合された入力信号の内、上りH信号は、HPF54及びHPF60を介して、混合回路61に入力され、混合回路61にて、端末側より出力端子Tout に入力された上りH信号と混合されて、上りH増幅回路80に入力される。また、分配回路55にて混合された上りL信号は、LPF62を介して、混合回路63に入力され、混合回路63にて、端末側より出力端子Tout に入力された上りL信号と混合されて、上りL増幅回路90に入力される。
【0039】
次に、下り増幅回路70は、縦続接続された2段の増幅回路71,72と、その間に設けられた利得調整用の減衰回路(所謂アッテネータ;以下、ATTと記載する)73と、後段の増幅回路72からの出力信号の一部を取り出す分岐回路74と、この分岐回路74にて取り出した下り信号の内、予め設定された所定周波数(例えば、 MHz)の下り利得調整用信号(下りパイロットキャリア)のみを通過させるバンドパスフィルタ(以下、BPFと記載する)75と、このBPF75を通過した下りパイロットキャリアを検波する検波回路76と、検波回路76により検波された下りパイロットキャリアの信号レベル(電圧)が予め設定された下り信号レベルとなるようATT73の減衰量を調整することにより、下り増幅回路70の利得を調整するAGC回路77とから構成されている。尚、この下り増幅回路70において、ATT73,分岐回路74,BPF75,検波回路76,及びAGC回路77は、請求項1に記載の下り利得調整回路として機能する。
【0040】
また、上りH増幅回路80は、2段の増幅回路81,82と、その間に設けられた利得調整用のATT73と、後段の増幅回路82からの出力信号の一部を取り出す分岐回路84と、この分岐回路84にて取り出した下り信号の内、予め設定された所定周波数(例えば、771.5MHz)の上りH利得調整用信号(上りHパイロットキャリア)のみを通過させるバンドパスフィルタ(以下、BPFと記載する)85と、このBPF85を通過した上りHパイロットキャリアを検波する検波回路86と、検波回路86により検波された上りHパイロットキャリアの信号レベル(電圧)が予め設定された上りH信号レベルとなるようATT83の減衰量を調整することにより、上りH増幅回路80の利得を調整するAGC回路87とから構成されている。尚、この上りH増幅回路80において、ATT83,分岐回路84,BPF85,検波回路86,及びAGC回路87は、請求項1に記載の上り利得調整回路として機能する。
【0041】
そして、上りL増幅回路90は、上りH増幅回路80と全く同様に構成されており、異なる点は、BPF85を介して抽出すべき信号が、上りL増幅回路90の利得調整用信号(上りLパイロットキャリア;周波数48MHz)であることから、BPF85の信号通過周波数帯域がこの上りLパイロットキャリアに対応して設定され、AGC回路87がATT83の減衰量を調整する際の目標信号レベル(電圧)が、上りLパイロットキャリアに対応した上りL信号レベルに設定されていることである。
【0042】
このように、幹線4に設けられる幹線分岐増幅器10、及び、幹線分岐増幅器10を介して分岐した枝線6に設けられる枝線分岐増幅器20には、夫々、伝送信号を双方向に増幅するための下り増幅回路70,上りH増幅回路80,及び上りL増幅回路90が設けられ、更に、これら各増幅回路70,80,90には、増幅対象となる各周波数帯の伝送信号に含まれるパイロットキャリアを用いて利得調整を行うための、ATT,分岐回路,BPF,検波回路及びAGC回路からなる利得調整回路が設けられている。
【0043】
このため、本実施例の双方向CATVシステムにおいては、これら各分岐増幅器10,20に内蔵された利得調整回路を動作させるために、センタ装置2には、下りパイロットキャリアを生成して端末側に出力するパイロットジェネレータPG0が設けられ、上記各分岐増幅器10,20が設けられた幹線4及び枝線6の端末側終端には、上りHパイロットキャリア及び上りLパイロットキャリアを生成してセンタ装置2側に出力するパイロットジェネレータPG1,PG2,PG3,…が設けられている。尚、センタ装置2に設けられたパイロットジェネレータPG0は、請求項1記載の下り調整用信号発生器に相当し、幹線4及び枝線6の端末側終端に設けられたパイロットジェネレータPG1,PG2,PG3,…は、請求項1記載の上り調整用信号発生器に相当する。
【0044】
そして、上りHパイロットキャリア及び上りLパイロットキャリアを生成するパイロットジェネレータPG1,PG2,PG3,…は、基本的には、予め各パイロットキャリア毎に設定された周波数(上りH利得調整用;771.5MHz、上りL利得調整用;84MHz)で各パイロットキャリアを生成するものであるが、本実施例では、各分岐増幅器10,20の上りH増幅回路80及び上りL増幅回路90に設けられたパイロットキャリア抽出用のBPF85を通過可能な範囲内で、各パイロットジェネレータPG1,PG2,PG3,…の発振周波数を10kHz程度ずらし、各パイロットジェネレータPG1,PG2,PG3,…から出力される上りH及び下りHパイロットキャリアの中心周波数が違いに異なるように設定されている(図3参照)。
【0045】
また、これらパイロットジェネレータPG1,PG2,PG3,…の内、幹線4に設けられるパイロットジェネレータPG1は、枝線6に設けられるパイロットジェネレータPG2,PG3,…に比べて、上りH及び下りHパイロットキャリアの出力レベルが10〜15dB程度大きくなるように設定されている(図3参照)。尚、図3は、各パイロットジェネレータPG1,PG2,PG3,…から出力される周波数771.5MHzの上りL利得調整用パイロットキャリア(上りHパイロットキャリア)を表しているが、これら各パイロットジェネレータPG1,PG2,PG3,…から出力される上りL利得調整用パイロットキャリア(上りLパイロットキャリア)も、その周波数が異なる(84MHz)だけで、上りHパイロットキャリアと同様に生成される。
【0046】
この結果、幹線分岐増幅器10に対して、幹線分岐増幅器10から分岐した枝線6を介して、上りH及び上りLパイロットキャリアが入力され、これが幹線4の端末側から伝送されてきた上りH及び上りLパイロットキャリアと混合されて、上りH及び上りL増幅回路80,90に入力されても、各パイロットキャリアの信号レベルが、幹線4の端末側から伝送されてきた上りH及び上りLパイロットキャリアの信号レベルから大きく変動(上昇)することはなく(実験結果では、0.2dB程度上昇するだけ)、幹線分岐増幅器10における上りH及び上りL増幅回路80,90において、これら各パイロットキャリアを用いた利得調整を正常に実行することが可能になる。
【0047】
従って、本実施例の双方向CATVシステムによれば、幹線分岐増幅器10において、上りH及び上りL増幅回路80,90の利得調整を正常に実行するために、従来のように、幹線分岐増幅器10における上りH及び上りL増幅回路80,90への上り信号入力経路(具体的には、分岐端子TDCから混合回路61,63に至る経路)に、上りH及び上りLパイロットキャリアを減衰させるためのフィルタ回路(クリスタルフィルタ)を設ける必要はなく、幹線分岐増幅器10、延いては双方向CATVシステムのコストダウンを図ることが可能になる。
【0048】
尚、上記説明では、枝線分岐増幅器20から分岐した分岐線8に配置される中継増幅器30については特に説明しなかったが、この中継増幅器30が、上記各分岐増幅器10,20と同様に、利得調整機能を有する上りH増幅回路80及び上りL増幅回路90を内蔵し、分岐線8の端末側終端にも、これら各増幅回路80,90の利得調整用のパイロットキャリア(上りH及び上りLパイロットキャリア)を発生するパイロットジェネレータが設けられている場合には、このパイロットジェネレータが発生する各パイロットキャリアの信号レベルを、枝線6の端末側終端に設けられたパイロットジェネレータPG2,PG3,…が発生する各パイロットキャリアの信号レベルよりも、10dB〜15dB程度小さいレベルに設定すればよい。つまり、このようにすれば、枝線分岐増幅器20の上りH及び上りL増幅回路80,90に、分岐線8から入力される各パイロットキャリアが混合回路61,63を介して入力されても、上りH及び上りL増幅回路80,90の利得調整を正常に行うことが可能になる。
【0049】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、端末側からセンタ装置2側には、下り信号よりも周波数の高い上りH信号と、下り信号よりも周波数の低い上りL信号との2種類の上り信号を伝送し、第1増幅器としての幹線分岐増幅器10及び第2増幅器としての枝線分岐増幅器20には、夫々、下り信号増幅用の下り増幅回路70と、各上り信号増幅用の上りH及び上りL増幅回路80,90とが設けられるものとして説明したが、本発明は、端末側からセンタ装置2側には、下り信号よりも周波数の低い上り信号のみを伝送し、第1増幅器として機能する分岐増幅器及び第2増幅器として機能する分岐或いは中継増幅器には、下り信号増幅用の下り増幅回路と上り信号増幅用の上り増幅回路とが設けられたCATVシステムであっても、上記実施例と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の双方向CATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【図2】 幹線分岐増幅器及び枝線分岐増幅器の構成を表すブロック図である。
【図3】 幹線及び枝線の端末側終端に設けられたパイロットジェネレータが発生する上りHパイロットキャリアの特性を表す説明図である。
【符号の説明】
2…センタ装置、4…幹線、6…枝線、8…分岐線、10…幹線分岐増幅器、20…枝線分岐増幅器、30…中継増幅器、51…分岐回路、55…分配回路、61,63…混合回路、70…下り増幅回路、80…上りH増幅回路、90…上りL増幅回路、75,85…BPF(バンドパスフィルタ)、76,86…検波回路、77,87…AGC回路、PG0,PG1,PG2,PG3…パイロットジェネレータ。

Claims (2)

  1. センタ装置から端末側に至る信号伝送用の伝送線上に、
    センタ装置側から伝送されてきた下り信号を増幅して端末側に出力する下り増幅回路と、該下り増幅回路から出力される下り信号の中から特定周波数の下り利得調整用信号を抽出して、該下り利得調整用信号が予め設定された下り信号レベルとなるように前記下り増幅回路の利得を調整する下り利得調整回路と、端末側より伝送されてきた上り信号を増幅してセンタ装置側に出力する上り増幅回路と、該上り増幅回路から出力される上り信号の中から特定周波数の上り利得調整用信号を抽出して、該上り利得調整用信号が予め設定された上り信号レベルとなるように前記上り増幅回路の利得を調整する上り利得調整回路と、前記下り増幅回路にて増幅された下り信号の一部を、前記伝送線を分岐した分岐線上に出力する分岐回路と、該分岐線を介して端末側より伝送されてきた上り信号と前記伝送線を介して端末側より伝送されてきた上り信号とを混合して前記上り増幅回路に入力する混合回路と、を備えた第1増幅器を備えると共に、該第1増幅器を介して前記伝送線から分岐した分岐線上に、少なくとも、前記下り増幅回路と、前記下り利得調整回路と、前記上り増幅回路と、前記上り利得調整回路とを備えた第2増幅器を備え、
    更に、前記センタ装置側に、前記各増幅器の下り利得調整回路が前記下り増幅回路の利得調整を行うのに必要な下り利得調整用信号を生成して端末側に出力する下り利得調整用信号発生器を備えると共に、
    前記第1増幅器が設けられる伝送線及び前記第2増幅器が設けられる分岐線の端末側終端に、夫々、前記第1増幅器及び第2増幅器の上り利得調整回路が前記上り増幅回路の利得調整を行うのに必要な上り利得調整用信号を各々生成してセンタ装置側に出力する上り利得調整用信号発生器を備えた双方向CATVシステムにおいて、
    前記分岐線の端末側終端に設けられる上り利得調整用信号発生器が生成する上り利得調整用信号の信号レベルを、前記伝送線の端末側終端に設けられる上り利得調整用信号発生器が生成する上り利得調整用信号の信号レベルよりも低く設定すると共に、
    前記伝送線及び分岐線の端末側終端に各々設けられる上り利得調整用信号発生器を、夫々、前記各上り利得調整回路が上り利得調整用信号として抽出可能な周波数範囲内で中心周波数が異なる上り利得調整用信号を生成するように構成したことを特徴とする双方向CATVシステム。
  2. 前記分岐線の端末側終端に設けられる上り利得調整用信号発生器が生成する上り利得調整用信号の信号レベルと、前記伝送線の端末側終端に設けられる上り利得調整用信号発生器が生成する上り利得調整用信号の信号レベルとの差は、10dB以上であることを特徴とする請求項1に記載の双方向CATVシステム。
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