JPH11275541A - Catv用増幅器 - Google Patents

Catv用増幅器

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JPH11275541A
JPH11275541A JP9394598A JP9394598A JPH11275541A JP H11275541 A JPH11275541 A JP H11275541A JP 9394598 A JP9394598 A JP 9394598A JP 9394598 A JP9394598 A JP 9394598A JP H11275541 A JPH11275541 A JP H11275541A
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JP
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amplifier
line
catv
output terminal
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JP9394598A
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English (en)
Inventor
Keiichi Hamada
敬一 濱田
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 幹線増幅部の終段増幅素子から出力端子に至
る損失を軽減し、歪みを軽減させることのできるCAT
V用増幅器を提供する。 【解決手段】 任意のCATV信号を入力するための入
力端子1と、入力端子1を介して入力されたCATV信
号を増幅する幹線増幅部30と、幹線増幅部30にて増
幅されたCATV信号を出力するための出力端子2及び
モニタ出力端子7aとを備え、CATV信号を所定のレ
ベルに調整するAGC32を備えるCATV用増幅器で
あって、幹線増幅部30と出力端子2との間の線路か
ら、1つの分岐線路を分岐する第1の分岐器75と、該
第1の分岐器75にて分岐された分岐線路を、主線路と
少なくとも1つの分岐線路とに分岐する第2の分岐部7
6、77とを備え、該第2の分岐器76、77にて分岐
された分岐線路をAGC32とモニタ出力端子7aに接
続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATVシステム
の通信線路に接続されるCATV用増幅器に関し、特に
幹線増幅部の終段増幅素子から出力端子に至る経路中の
信号損失を軽減することのできるCATV用増幅器に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CATVシステムにおいては、
センター装置側から入力されるCATV信号(映像信号
及び音声信号を総称して「CATV信号」とする。以下
同じ)を同軸ケーブル等の通信線路を通して各住戸等の
端末に出力している。そして通信線路には所定間隔でC
ATV用増幅器が接続されており、伝送される信号は利
得調整されて損失することなく端末に伝送されるように
している(なお単に「CATV用増幅器」とある場合に
は、下り信号用のCATV用増幅器、上り信号用のCA
TV用増幅器、及び上り下り信号用のCATV用増幅
器、また幹線増幅部、幹線分配増幅器及び幹線分岐増幅
部を含み、任意の周波数帯域のCATV信号を増幅可能
なものとする。以下同じ。但し、以下においては、CA
TV信号の周波数帯域を10〜770MHzとして説明
する)。
【0003】図2には従来の上り下り信号用のCATV
用増幅器を示す。この図2において、1は入力端子、2
は出力端子、3はPSF(パワーソースフィルター、以
下同じ)、4はHPF(ハイパスフィルタ、以下同
じ)、5はLPF(ローパスフィルタ、以下同じ)、1
0は標準入力調整部、20は上り標準入力調整部、30
は幹線増幅部、40は上り幹線増幅部、50は分岐増幅
部、60は上り分岐増幅部である(なお「上り」「下
り」の区別無き場合には、下り信号用又は上り下り信号
用とする。以下同じ)。
【0004】入力端子1から入力されたCATV信号は
PSF3、HPF4、標準入力調整部10を介して幹線
増幅部30に入力される。そしてCATV信号は幹線増
幅部30内の前置増幅素子たるAMP31、終段増幅素
子たるAMP35にて増幅され、また同時にAMP31
にて増幅されたCATV信号が自動利得調整部たるAG
C32にて所定レベルに調整されてAMP35に向けて
送出される。このような増幅及び調整を経て幹線増幅部
30から出力されたCATV信号は、出力端子2から出
力される。また上り幹線増幅部40は、出力端子2から
入力される上り信号を増幅及び調整するものであり、図
示のように幹線増幅部30と上り下りの方向に関して対
称の構成をなし、出力端子2から入力される上り信号は
LPF5を経て上り幹線増幅部40で増幅及び調整さ
れ、入力端子1から出力される。
【0005】また分岐増幅部50は、幹線増幅部30に
て増幅及び調整されたCATV信号を再び増幅及び調整
するためのもので、該分岐増幅部50にて再増幅及び再
調整されたCATV信号は、HPF4を経て分岐出力端
子6a〜6dに出力される。また上り分岐増幅部60
は、分岐出力端子6a〜6dから入力される上り信号を
増幅及び調整するものであり、図示のように分岐増幅部
50と上り下りの方向に関してほぼ対称の構成をなす。
【0006】ここで図2に示すように、幹線増幅部30
のAMP35の次段には、3つの分岐器70〜72が縦
続接続されている。この分岐器70〜72周辺の拡大図
を図4に示す。これら図2、4に示すように、分岐器7
0はAMP35から分岐器70に至る線路S1を主線路
S2と分岐線路S3とに分岐するものであり、主線路S
2には分岐器71、分岐線路S3にはAGC32のBP
F(バンドパスフィルタ、以下同じ)36がそれぞれ接
続されている。なお、BPF36はSAWフィルタでも
良い。また分岐器71は主線路S2を主線路S4と分岐
線路S5とに分岐するものであり、主線路S4には分岐
器72、分岐線路S5には分岐増幅部50がそれぞれ接
続されている。また分岐器72は主線路S4を主線路S
6と分岐線路S7とに分岐するものであり、主線路S6
にはHPF4、分岐線路S7にはモニタ出力端子7aが
それぞれ接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで一般に分岐器に
おいては、主線路への分岐及び分岐線路への分岐におい
てそれぞれ信号の損失が生じ、例えば図4に示すよう
に、分岐器70〜72それぞれにおいて、主線路への分
岐には−1dB(デシベル、以下同じ)、分岐線路への
分岐には−10dBの損失が生じる。したがって図4に
示すように、分岐器70〜72を単に縦続接続した場
合、AMP35から出力端子2に至る損失は、分岐器7
0〜72においてぞれぞれ−1dBであるから計−3d
Bとなり、HPF4とPSF3それぞれにおける損失−
0.5dBを考慮すると、−4dBの損失が生じてい
た。したがって損失を補填するために幹線増幅部30の
出力を高くする必要があり、歪み(複合三次歪み及び又
は混変調、以下同じ)を増大させる原因ともなってい
た。また、出力の高いAMPを使用すると大幅なコスト
アップとなるという問題があった。
【0008】本発明は、従来のこのようなCATV用増
幅器における問題点に鑑みてなされたもので、幹線増幅
部の終段増幅素子から出力端子に至る損失を軽減し、歪
みを軽減させることのできるCATV用増幅器を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために請求項1に記載の本発明は、任意のCATV信
号を入力するための入力端子と、前記入力端子を介して
入力されたCATV信号を増幅する幹線増幅部と、前記
幹線増幅部にて増幅されたCATV信号を出力するため
の出力端子及びモニタ出力端子と、CATV信号から所
定周波数のパイロット信号を抽出し、抽出したパイロッ
ト信号に基づいて、CATV信号のレベルを所定レベル
に調整する自動利得調整部とを備えて構成されるCAT
V用増幅器であって、前記幹線増幅部と前記出力端子と
の間の線路から、1つの分岐線路を分岐する第1の分岐
部と、前記第1の分岐部にて分岐された前記分岐線路
を、主線路と少なくとも1つの分岐線路とに分岐する第
2の分岐部とを備え、前記第2の分岐部にて分岐された
前記主線路及び又は前記分岐線路を、前記自動利得調整
部と前記モニタ出力端子に接続したことを特徴として構
成されている。
【0010】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
に記載の本発明において、前記幹線増幅部にて増幅され
たCATV信号をさらに増幅する分岐増幅部と、前記分
岐増幅部で増幅されたCATV信号を出力するための分
岐出力端子とを備え、前記第2の分岐部にて分岐された
前記主線路を前記分岐増幅部に接続したことを特徴とし
て構成されている。
【0011】また請求項3に記載の本発明は、請求項1
又は2に記載の本発明において、前記第2の分岐部は、
1又は2以上の分岐部を備え、前記第1の分岐部の分岐
線路と前記分岐部の主線路が接続され、以降は前記分岐
部の主線路同士で接続された縦続接続であることを特徴
として構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態に
おけるCATV用増幅器の全体回路図、図3は分岐器7
5〜77周辺の拡大図である。なお本実施形態の説明に
おいては、図2の従来のCATV用増幅器と同じ構成を
同符号にて示す。
【0013】図1に示すように本実施形態のCATV用
増幅器は、入力端子1、出力端子2、PSF3、HPF
4、LPF5、標準入力調整部10、上り標準入力調整
部20、幹線増幅部30、上り幹線増幅部40、分岐増
幅部50、上り分岐増幅部60を備えて構成されてい
る。
【0014】入力端子1から入力されたCATV信号は
PSF3を経てHPF4にて所定の周波数範囲に絞ら
れ、標準入力調整部10のBON11及びATT12を
介して擬似的に標準入力レベルに減衰される。その後、
CATV信号は幹線増幅部30に入力され、該幹線増幅
部30内の前置増幅素子たるAMP31にて増幅され、
TILT33及びSLOPE34にてスロープ補正さ
れ、終段増幅素子たるAMP35にて再び増幅される。
また同時にAMP31にて増幅されたCATV信号が自
動利得調整部たるAGC32にて所定レベルに調整され
てAMP35に向けて送出される。具体的には、AMP
35にて増幅されたCATV信号から所定周波数のパイ
ロット信号がBPF36にて抽出され、該パイロット信
号がパイロット信号増幅素子37にて固定利得で増幅さ
れ、検波される。そして制御部38においてパイロット
信号のレベルと所定の基準レベルとの大小が判断され、
この結果に基づいて可変等価器39を制御することによ
って、CATV信号のレベル調整がなされる。このよう
な調整を経て幹線増幅部30から出力されたCATV信
号は、出力端子2から出力される。
【0015】また出力端子2から入力された上りのCA
TV信号はPSF3、LPF5を経て上り幹線増幅部4
0に入力される。上り幹線増幅部40は、出力端子2か
ら入力される上り信号を増幅及び調整するものであり、
図示のように幹線増幅部30と上り下りの方向に関して
対称の構成をなす。すなわち上り幹線増幅部40に入力
したCATV信号は、前置増幅素子たるAMP41にて
増幅され、TILT43及びSLOPE44にてスロー
プ補正され、終段増幅素子たるAMP45にて再び増幅
される。また同時にAMP41にて増幅されたCATV
信号は自動利得調整部たるAGC42にて所定レベルに
調整されてAMP45に向けて送出される。
【0016】また分岐増幅部50は、幹線増幅部30に
て増幅及び調整されたCATV信号を分岐出力端子6a
〜6dに出力する前に再び増幅及び調整するためのもの
で、分岐増幅部50に入力されたCATV信号は、前置
増幅素子たるAMP51にて増幅された後、利得調整部
たるGC52にて手動でレベル調整され、TILT53
及びSLOPE54にてスロープ補正された後、終段増
幅素子たるAMP55にて再び増幅され出力される。こ
のように増幅・調整されたCATV信号は、HPF4又
はLPF5を経て分岐出力端子6a〜6dに出力され
る。また上り分岐増幅部60は、分岐出力端子6a〜6
dから入力される上り信号を増幅及び調整するものであ
り、図示のように分岐増幅部50と上り下りの方向に関
してほぼ対称の構成をなす。すなわち分岐増幅部60に
入力されたCATV信号は、AMP61にて増幅され、
GC62にてレベル調整され、TILT63及びSLO
PE64にてスロープ補正される。
【0017】ここで図1に示すように、幹線増幅部30
のAMP35の次段には、第1の分岐器75(第1の分
岐部)が接続されている。この分岐器75周辺の拡大図
を図3に示す。これら図1、3に示すように、分岐器7
5はAMP35から分岐器75に至る線路S11を主線
路S12と分岐線路S13とに分岐するものであり、主
線路S12にはHPF4、PSF3、出力端子2が順次
接続されている。
【0018】また分岐線路S13には第2の分岐器76
が接続されている。この分岐器76は分岐線路S13を
主線路S14と分岐線路S15とに分岐するものであ
り、分岐線路S15にはAGC32のBPF36が接続
されている。また分岐線路S14には第3の分岐器77
が接続されている。この分岐器77は分岐線路S14を
主線路S16と分岐線路S17とに分岐するものであ
り、主線路S16には分岐増幅部50のAMP51が接
続され、分岐線路S17にはモニタ出力端子7aが接続
されている。なお、第2の分岐器76、第3の分岐器7
7は第1の分岐器75の分岐線路をさらに必要に応じて
分岐する第2の分岐器として構成され、分岐線路の必要
数に応じて分岐器の数が決まり、第2の分岐器76以降
は主線路同士が接続された縦続接続となっている。
【0019】ここで分岐器75〜77それぞれにおい
て、主線路への分岐には−1dB、分岐線路への分岐に
は−10dBの損失が生じるものとして、各経路におい
て損失を考える。まずAMP35から出力端子2に至る
経路中の損失は、第1の分岐器75において−1dB
と、HPF4とPSF3それぞれにおいて−0.5dB
とから合計−2dBとなる。つまり上記従来のCATV
増幅器における同経路中の損失−4dBに比べて、2d
Bもの損失を軽減することができる。したがって出力端
子2におけるCATV信号の出力レベルを従来と同レベ
ルとして出力するのであれば出力端子2における歪みを
4dB軽減することができる(歪み=損失の2倍)。あ
るいは歪みを従来と同様の値とすると、2dBμだけ大
きな出力を得ることができる。
【0020】なお図3において、AMP35からBPF
36に至る経路中の損失は−20dBとなり従来の同経
路中の損失−10dBに比べて損失が増えるが、BPF
36に入力されるCATV信号からは一波のパイロット
信号のみが抽出されAMP37で増幅されるにすぎない
ので、損失が若干大きくなっても増幅器全体に与える影
響は少ない。またAMP35から分岐増幅部50のAM
P51に至る経路中の損失は−12dBとなり従来の同
経路中の損失−11dBに比べて損失が増えるが、分岐
増幅器50でわずかの調整でよいため問題はない。
【0021】なお一般に、出力端子2とモニタ出力端子
7aとの間には一定の出力差、例えば−20dBが設け
られる。ここで図4に示す従来のCATV用増幅器にお
いては、AMP35からモニタ出力端子7aに至る経路
中の損失が−12dBであったので、モニタ出力端子7
aの前段に−12dBの抵抗R1を設けて、モニタ出力
端子7aにおいて−24dBの出力を得ることによっ
て、AMP35から出力端子2に至る損失−4dBとの
出力差−20dBを得ていた。これに対して図3に示す
本CATV用増幅器においては、AMP35からモニタ
出力端子7aに至る経路中の損失は−21dBであるた
め、モニタ出力端子7aの前段に−1dBの抵抗R2を
設ければ、モニタ出力端子7aにおいて−22dBの出
力を得ることによって、AMP35から出力端子2に至
る損失−2dBとの出力差−20dBが得られる。
【0022】なお本実施形態におけるCATV用増幅器
においては、上り幹線増幅部40から上り標準入力調整
部20を経て入力端子1に至る経路中の損失も軽減され
ている。以下、この内容について説明する。図5は図1
の上り標準入力調整部20の周辺の拡大図、図6は図2
の従来のCATV用増幅器における上り標準入力調整部
20の周辺の拡大図である。
【0023】まず図2、6に示すように従来のCATV
用増幅器においては、上り幹線増幅部40のAMP45
の次段に、分岐器73と分岐器74とを上り標準入力調
整部20を介して縦続接続していた。このうち分岐器7
3は線路S30を主線路S31と分岐線路S32とに分
岐するもので、主線路S31は上り標準入力調整部20
のATT22、分岐線路S32は上り幹線増幅部40の
AGC42のBPF46にそれぞれ接続されていた。ま
た分岐器74は線路S31を主線路S33と分岐線路S
34とに分岐するもので、主線路S33にはLPF5、
PSF3、入力端子1が順次接続され、分岐線路S32
には上りモニタ出力端子7fが接続されていた。ここで
上り幹線増幅部40のAMP45から入力端子1に至る
経路中の損失を考えると、分岐器73及び分岐器74そ
れぞれにおいて−1dBと、LPF5とPSF3それぞ
れにおいて−0.5dBとから合計−3dBとなる。
【0024】一方、図1、5に示す本CATV用増幅器
においては、上り幹線増幅部40のAMP45の次段
に、上り標準入力調整部20と第4の分岐器78のみが
接続されている。第4の分岐器78は線路S40を主線
路S41と分岐線路S42とに分岐するもので、主線路
S41にはLPF5、PSF3、入力端子1が順次接続
され、分岐線路S42には第5の分岐器79が接続され
ている。この第5の分岐器79は線路S42を主線路S
43と分岐線路S44とに分岐するもので、主線路S4
3にはAGC42のBPF46、分岐線路S44には上
りモニタ出力端子7fがそれぞれ接続されている。
【0025】ここで上り幹線増幅部40のAMP45か
ら入力端子1に至る経路中の損失を考えると、第4の分
岐器78において−1dBと、HPF4又はLPF5と
PSF3それぞれにおいて−0.5dBとから合計−2
dBとなる。つまり上記従来のCATV増幅器における
同経路中の損失−3dBに比べて、1dBの損失を軽減
することができる。したがって入力端子1における歪み
を2dB軽減することができる。あるいは歪みを従来と
同様の値とすると、1dBμだけ大きな出力を得ること
ができる。
【0026】なお図5において、AMP45からBPF
46に至る経路中の損失は−11dBとなり従来の同経
路中の損失−10dBに比べて損失が増えるが、BPF
46に入力されるCATV信号からは一波のパイロット
信号のみが抽出されAMP47で増幅されるにすぎない
ので、損失が若干大きくなっても増幅器全体に与える影
響は少ない。また従来は図6に示すように分岐器74と
上りモニタ出力端子7fとの間に−12dBの抵抗R3
を設けることによって、AMP45から入力端子1に至
る損失と、AMP45から上りモニタ出力端子7fに至
る損失との間に所定の出力差−20dBを設けていた。
これに対し本CATV増幅器においては、図5に示すよ
うに、第5の分岐器79と上りモニタ出力端子7fとの
間に−2dBの抵抗R4を設けることによって、AMP
45から入力端子1に至る損失と、AMP45から上り
モニタ出力端子7fに至る損失との間に所定の出力差−
20dBを設けている。
【0027】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明は上記に示した実施形態に限定され
ず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態に
て実施されてよいものである。例えば上記実施形態にお
いては、分岐増幅部50を有するCATV増幅器を例に
とって説明したが、分岐増幅部50を有しないCATV
増幅器にも本発明を同様に適用することができる。すな
わちこの場合には図1における第3の分岐器77が不要
となり、第2の分岐器76にて分岐された主線路S14
をモニタ出力端子7aに接続すればよい。また第2、第
3、第5の分岐器76、77、79は、1つの分岐線路
でなく、さらに多数の分岐線路を構成する分岐器又は分
配器であってもよい。例えば、第2の分岐器の分岐線路
を2つにした場合には、一方をAGC32へ、他方をモ
ニタ出力端子7aに接続する構成でも良い。また、上記
実施形態においては、分岐器76の分岐線路S15にA
GC32のBPF36を接続し、分岐器77の分岐線路
S17にモニタ出力端子7aを接続しているが、この接
続の順序には限定されない。分岐器76の分岐線路S1
5をモニタ出力端子7aに接続し、分岐器77の分岐線
路S17をAGC32に接続する順番でも良い。その
他、特に限定なき構成要素については周知のあらゆる要
素によって置換可能である。
【0028】
【発明の効果】上記したように請求項1〜3に記載の本
発明は、幹線増幅部と出力端子との間の線路から、1つ
の分岐線路を分岐する第1の分岐部と、第1の分岐部に
て分岐された分岐線路を、主線路と少なくとも1つの分
岐線路とに分岐する第2の分岐部とを備え、第2の分岐
部にて分岐された主線路及び又は分岐線路を、自動利得
調整部とモニタ出力端子に接続したこと等により、終段
増幅素子から出力端子に至る経路中の損失を軽減するこ
とができ、したがって出力端子における歪みを軽減する
ことができる。あるいは歪みを従来と同様の値とする一
方で、より大きな出力を得ることができる。またひいて
は、高出力の増幅素子は不要となって増幅器全体の製造
コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるCATV用増幅器
の全体回路図である。
【図2】従来のCATV用増幅器の全体回路図である。
【図3】図1の分岐器75〜77周辺の拡大図である
【図4】図2の分岐器70〜72周辺の拡大図である
【図5】図1の上り標準入力調整部20周辺の拡大図で
ある。
【図6】図2の上り標準入力調整部20周辺の拡大図で
ある
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 PSF 4 HPF 5 LPF 6a〜6d 分岐出力端子 10 標準入力調整部 11、21 BON 12、22 ATT 20 上り標準入力調整部 30 幹線増幅部 31、41、51 (前置増幅素子たる)AMP 32、42 (自動利得調整部たる)AGC 33、43、53、63 TILT 34、44、54、64 SLOPE 35、45、55 (終段増幅素子たる)AMP 40 上り幹線増幅部 50 分岐増幅部 60 上り分岐増幅部 70〜74 分岐器 75〜79 第1〜第5の分岐器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のCATV信号を入力するための入
    力端子と、 前記入力端子を介して入力されたCATV信号を増幅す
    る幹線増幅部と、 前記幹線増幅部にて増幅されたCATV信号を出力する
    ための出力端子及びモニタ出力端子と、 CATV信号から所定周波数のパイロット信号を抽出
    し、抽出したパイロット信号に基づいて、CATV信号
    のレベルを所定レベルに調整する自動利得調整部とを備
    えて構成されるCATV用増幅器であって、 前記幹線増幅部と前記出力端子との間の線路から、1つ
    の分岐線路を分岐する第1の分岐部と、 前記第1の分岐部にて分岐された前記分岐線路を、主線
    路と少なくとも1つの分岐線路とに分岐する第2の分岐
    部とを備え、 前記第2の分岐部にて分岐された前記主線路及び又は前
    記分岐線路を、前記自動利得調整部と前記モニタ出力端
    子に接続したことを特徴とするCATV用増幅器。
  2. 【請求項2】 前記幹線増幅部にて増幅されたCATV
    信号をさらに増幅する分岐増幅部と、前記分岐増幅部で
    増幅されたCATV信号を出力するための分岐出力端子
    とを備え、 前記第2の分岐部にて分岐された前記主線路を前記分岐
    増幅部に接続したことを特徴とする請求項1に記載のC
    ATV用増幅器。
  3. 【請求項3】 前記第2の分岐部は、1又は2以上の分
    岐部を備え、前記第1の分岐部の分岐線路と前記分岐部
    の主線路が接続され、以降は前記分岐部の主線路同士で
    接続された縦続接続であることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のCATV用増幅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7942760B2 (en) 2004-04-21 2011-05-17 Cobra Golf Incorporated Transitioning hollow golf clubs

Cited By (3)

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