JP4073060B2 - 圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術としては、以下に示すものがあった。
図17は従来の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力発生機構の駆動原理の説明図である。
まず、図17(a)に示すように、圧電素子2の両側にそれぞれ慣性体1及び衝撃体3を取り付けた位置決め機構は、摺動面4との静止摩擦力で保持された状態にある。この最初の状態では、その位置決め機構は、ベース6に位置している位置決めすべき対象物5と距離d0離れている。
【0003】
次に、図17(b)に示すように、そのインパクト駆動機構とも呼ばれる位置決め機構を、圧電素子2に電圧を加えることによって、位置決めすべき対象物5と接触の状態まで移動させる〔その移動原理は、以下、図17(c)から図17(e)までの説明で位置決めすべき対象物5を除いた場合と同じ〕。その接触している状態では、位置決め機構の衝撃体3は位置決めすべき対象物5と一体化される。
【0004】
次に、図17(c)に示すように、更に、圧電素子2を急速に膨張させると、その一体化された衝撃体3及び位置決めすべき対象物5は、摺動面4との静止摩擦力に打ち勝って、慣性体1とは逆の方向に移動し、最後に摺動面4との動摩擦力により停止し、移動距離がd1となる。次に、膨張した圧電素子2を緩やかに一定加速度で収縮させると、一体化された衝撃体3及び位置決めすべき対象物5は、静止摩擦力で保持されたまま、慣性体1のみを引き戻すことができる。
【0005】
次に、図17(d)に示すように、圧電素子2が収縮したところで引き戻しの動作を突然停止させると、慣性体1が圧電素子2を介して、一体化された衝撃体3及び位置決めすべき対象物5に衝突するような形となり、一体化された位置決めすべき対象物5は再び、微小移動を起こす。
次に、図17(e)に示すように、一体化された衝撃体3及び位置決めすべき対象物5は、距離d2を移動した後、停止し、再び、摺動面4との静止摩擦力で保持された状態になり、1サイクルが終了する。
【0006】
以上の原理から分かるように、この位置決め機構では、一体化された衝撃体3及び位置決めすべき対象物5が距離d1を移動した後、衝撃体3の位置を保持するために、衝撃体3の摺動面4との静止摩擦力は、圧電素子2がゆっくり引き戻す過程に伴う慣性力より大きくなければならない。そのために衝撃体3の寸法を大きくする方法や、衝撃体3の摺動面4の垂直方向に予圧を与える方法などが用いられてきた。
【0007】
図18はかかる従来の位置決め機構を示す断面図で、図19は図18の右側面図である。
図18に示すように、圧電素子2の左側にねじ8で慣性体1を取り付け、圧電素子2の右側にアタッチメント7で衝撃体を取り付ける。慣性体1はケースに固定されている座9で案内され,また、その座9はリニアガイドを具備し、更に、ばね10の調整により摺動面4に適切な摩擦力を与える。
【0008】
また、図19に示すように、その位置決め機構の衝撃体3の直進性を維持するために、衝撃体3の両側に精密ローラ12が組み込まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来は、衝撃体3の位置を保持するために、衝撃体3の摺動面4には、ばね10及び摩擦プレート11などの組み合わせによるクランプ機構が使用されてきた。
しかしながら、位置決めすべき対象物に衝撃力を与える時、まず、位置決め機構のクランプ機構による摩擦力を克服した後、位置決めすべき対象物5(図17参照)の摺動面4の摩擦力を克服しなければならない。
【0010】
このような過程では、運動エネルギーは効率的に使えず、ある部分が熱エネルギーとして摩擦プレート11に消費されてしまう。また、その熱エネルギーの消費による温度の上昇は、摺動面4における摩擦プレート11の磨耗に大きな影響をもたらし、長時間使用すると、位置決め機構の精度が悪くなり、クランプ機構の調整も必要となる。
【0011】
また、摩擦力によるクランプのため、それぞれ各位置決め機構の移動特性のばらつきが大きいので、多自由度の位置決め制御を行う場合には、多数の位置決め機構を同時に使うことが必要となり、精密な位置決め精度を得るのが困難であった。
また、一体化とみなされる衝撃体3及び位置決めすべき対象物5は、それぞれの摺動面4及び6との摩擦力が異なるため、衝撃力を受けた時、衝撃体3のはね戻し、または位置決めすべき対象物5の飛び出しという現象があるので、精密に位置決め制御を行うには接触の状態を検知するためのセンサーが必要であった。更に、この位置決め機構には、移動方向の直進性を維持するために、リニアガイド及び精密ローラ等が組み込まれており、位置決め機構を小型化するのが困難であった。
【0012】
そこで、本発明は、上記問題点を除去し、衝撃体の摺動面に与えられる摩擦力の影響を最小限にし、運動エネルギーを効率的に利用することができる圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置において、圧電素子の一方側に取り付けられる慣性体と、前記圧電素子のもう一方側に取り付けられる衝撃体と、前記慣性体と前記衝撃体の移動方向に予圧を与える衝撃体移動方向予圧手段と、前記慣性体及び前記衝撃体をガイドする案内手段と、前記圧電素子に外部より電圧パターンを与える手段とを具備し、前記圧電素子、前記慣性体、前記衝撃体、前記衝撃体移動方向予圧手段、及び前記案内手段を、位置決めすべき対象物の方向に移動させ、更に、前記衝撃体を介して前記位置決めすべき対象物の移動を起こさないように、前記衝撃体移動方向予圧手段を圧縮させて前記位置決めすべき対象物に初期予圧を与え、前記圧電素子を急速変形させ、前記位置決めすべき対象物を微動させ、前記圧電素子を縮ませるとともに、前記初期予圧の働きにより前記衝撃体を前記位置決めすべき対象物に接触させるように構成したものである。
【0014】
〔2〕上記〔1〕記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置において、前記慣性体をガイドする案内手段の垂直方向に予圧を与えないようにしたものである。
〔3〕圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置において、ケースと、該ケース内に設けられる圧電素子の一方側に取り付けられる慣性体と、前記ケース内に設けられる前記圧電素子のもう一方側に取り付けられる棒状の衝撃体と、前記慣性体の後方に設けられるロッドと、前記ケースの両側の前記慣性体と前記衝撃体の移動方向に穿設される孔と、前記ケースの前記両側の孔に設けられる前記棒状の衝撃体と前記ロッドとをガイドする案内手段と、前記圧電素子に外部より電圧パターンを与える手段と、前記ケースと前記慣性体との間、又は前記ケースと前記棒状の衝撃体に固定された座との間に設けられるばねとを具備するようにしたものである。
【0015】
〔4〕上記〔3〕記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、水平に配置し、前記棒状の衝撃体の先端部を位置決めすべき対象物に作用させるようにしたものである。
【0016】
〔5〕上記〔3〕記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、垂直に配置し、前記棒状の衝撃体の先端部を位置決めすべき対象物に作用させるようにしたものである。
【0017】
〔6〕上記〔3〕記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、傾斜させて配置し、前記棒状の衝撃体の先端部を位置決めすべき対象物に作用させるようにしたものである。
【0018】
〔7〕上記〔1〕記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、位置決めすべき対象物の両側に配置し、前記位置決めすべき対象物を正逆方向に駆動可能にするようにしたものである。
【0019】
〔8〕上記〔1〕記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、位置決めすべき対象物のいくつかの側面に少なくとも3個配置し、前記位置決めすべき対象物をX軸、Y軸及び回転方向に駆動可能にするようにしたものである。
【0020】
〔9〕上記〔1〕記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、回転自在にセットされた位置決めすべき対象物の側面に配置し、前記位置決めすべき対象物を回転方向に駆動可能にするようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の構成図、図2はその位置決め過程の説明図、図3は圧電素子に加える電圧パターンの説明図である。
【0022】
図1に示すように、圧電素子22の両側にそれぞれ慣性体21及び衝撃体23を取り付け、慣性体21はローラガイド又は低摩擦係数の摺動面25で、衝撃体23はローラガイド又は低摩擦係数の摺動面26で支持されている。衝撃体23の移動方向に予圧を与える機構(衝撃体移動方向予圧手段)は、ケース27に取り付けられたばね24により構成されている。また、ベース29に位置している位置決めすべき対象物28は、上記予圧が与えられても動かないように固定されている。
【0023】
次に、位置決めの動作について、図2及び図3を用いて説明する。
(1)まず、図2(a)に示すように、圧電素子22は縮んだ状態で、衝撃体23は位置決めすべき対象物28と距離d0離れている。
(2)次いで、図2(b)に示すように、慣性体21、圧電素子22、衝撃体23、ローラガイド又は低摩擦係数の摺動面25,26及びばね24などを含むケース27を、位置決めすべき対象物28の方向に移動させ、更に、衝撃体23を介して位置決めすべき対象物28の移動を起こさないようにばね24を圧縮させる。このように、ある程度の力を位置決めすべき対象物28に与えることを初期予圧と呼ぶことにする。
【0024】
(3)続いて、図2(c)に示すように、圧電素子22に急速に電圧を印加し(図3に示す曲線aを参照)、それによる圧電素子22の急速な伸長に伴う衝撃力は、その一部がばね24に吸収され、あとに残された力が位置決めすべき対象物28に作用し、位置決めすべき対象物28は距離d1微動する。
(4)次いで、図2(d)に示すように、位置決めすべき対象物28が停止した後、すぐに又はある時間の経過後〔図3(b),(d),(e)に示す曲線cを参照〕、ゆっくりと圧電素子22に電圧を印加することにより(図3に示す曲線bを参照)、圧電素子22はある速度で縮んでゆき、この時、圧電素子22と一体化されている衝撃体23が上記初期予圧の働きにより、位置決めすべき対象物28と接触の状態となる。
【0025】
(5)最後に、図2(e)に示すように、圧電素子22が元の長さに達した途端、急に圧電素子22の縮みを停止させると、比較的大きい慣性体21の慣性力が、衝撃体23の慣性力に逆らって、位置決めすべき対象物28に作用し、位置決めすべき対象物28は、再び、微動し、その時の移動量はd2となり、これで1サイクルが終了する。
【0026】
図4は本発明の第1実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の上面図、図5は図4のA−A線断面図である。
これらの図に示すように、この実施例では、小型精密位置決め機構を水平面上に配置し、圧電素子32の両端に、後部にロッド31Aを有する慣性体31及び棒状の衝撃体33を取り付ける。慣性体31及び衝撃体33は、それぞれローラガイド又は低摩擦係数の摺動面35及び36で支持されている。なお、33Aは衝撃体33の先端部である。
【0027】
また、衝撃体33の移動方向に初期予圧を与えるための力は、慣性体31とケース37(又はベース)の間に取り付けられたばね34の圧縮によって与えられる。圧電素子32を出力させるための直流電源は電線38を介して制御システムと配線する。また、慣性体31、圧電素子32、衝撃体33、ばね34、ケース37の孔37A,37Bに配置される、ローラガイド又は低摩擦係数の摺動面35及び36などを格納するためのケース37は、べース39に固定される。このベース39は手動又はアクチュエータ(モータや空気圧など)で駆動するステージやロボットハンドなどにより構成される。
【0028】
図6は本発明の第2実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の上面図、図7は図6のB−B線断面図である。
これらの図に示すように、この実施例では、衝撃体43の移動方向に初期予圧を与えるための力は、衝撃体43に固定されている座48とケース47の間に取付けられているばね44の圧縮によって与えられる。なお、図7において、47A,47Bはケース47に設けられた孔であり、ここに、ローラガイド又は低摩擦係数の摺動面45,46が設けられる。
【0029】
また、41は慣性体、41Aはその慣性体41の後部のロッド、42は圧電素子、43Aはその衝撃体43の先端部、49は電線、50はベースである。
図8は本発明の第3実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の構成図である。
この図に示すように、初期予圧が与えられても移動しないようにベース56にセットされている位置決めすべき対象物54には、その側面54Aに第1の小型精密位置決め機構(No.1)が作用し、位置決めすべき対象物54のもう一方の側面54Bに第2の小型精密位置決め機構(No.2)が作用する。第1の小型精密位置決め機構(No.1)を駆動する時には、位置決めすべき対象物54が実線の方向に微動し、第2の小型精密位置決め機構(No.2)を駆動する時には、位置決めすべき対象物54が点線の方向に微動する。つまり、双方向の位置決めを可能にする構成となっている。なお、図8において、51Aは慣性体(図示なし)の後部に設けられるロッド、52は棒状の衝撃体、53はケース、55はベースである。
【0030】
図9は本発明の第4実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の平面図である。
この図に示すように、この実施例では、位置決めすべき対象物64は初期予圧が与えられても移動しないようにベース(図示なし)にセットされ、その位置決めすべき対象物64の第1側面64Aに第1及び第2の小型精密位置決め機構(No.1及びNo.2)が当接され、その位置決めすべき対象物64の第2側面64Bに第3の小型精密位置決め機構(No.3)が当接されている。
【0031】
また、位置決めすべき対象物64の第3側面64Cに第4及び第5の小型精密位置決め機構(No.4及びNo.5)が当接され、更に、位置決めすべき対象物64の第4側面64Dに第6の小型精密位置決め機構(No.6)が当接されている。
そこで、第1及び第2の小型精密位置決め機構(No.1及びNo.2)の駆動により、位置決めすべき対象物64を右方向に位置決めし、第4及び第5の小型精密位置決め機構(No.4及びNo.5)の駆動により、位置決めすべき対象物64を左方向に位置決めし、第3の小型精密位置決め機構(No.3)のみの駆動により、位置決めすべき対象物64を上方向に位置決めし、第6の小型精密位置決め機構(No.6)のみの駆動により、位置決めすべき対象物64を下方向に位置決めし、第1及び第4の小型精密位置決め機構(No.1及びNo.4)の駆動により、位置決めすべき対象物64を時計方向に位置決めし、第2及び第5の小型精密位置決め機構(No.2及びNo.5)の駆動により、位置決めすべき対象物64を反時計方向に位置決めすることができる。
【0032】
すなわち、位置決めすべき対象物64は、前後左右に位置決めすることができるだけでなく、回転も行わせることができる。なお、61Aは慣性体(図示なし)の後部に設けられるロッド、62は棒状の衝撃体、63はケースである。
図10は本発明の第5実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の平面図である。なお、この実施例において、前記した第4実施例と同じ部分については、同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
【0033】
この図に示すように、この実施例では、位置決めすべき対象物65は初期予圧が与えられても移動しないようにベース(図示なし)にセットされ、その位置決めすべき対象物65の第1側面65Aには、第1及び第2の小型精密位置決め機構(No.1及びNo.2)が当接され、その位置決めすべき対象物65の第2側面65Bに第3の小型精密位置決め機構(No.3)が当接される。また、その位置決めすべき対象物65の第3側面65Cには、第4の小型精密位置決め機構(No.4)が当接される。さらに、その位置決めすべき対象物65の第4側面65Dには、第5の小型精密位置決め機構(No.5)が当接される。
【0034】
そこで、第1から第5までの5個の小型精密位置決め機構のうち、駆動の組合せにより、位置決めすべき対象物65は前後左右に位置決めすることができるだけでなく、回転も行わせることができる。
図11は本発明の第6実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の平面図である。
【0035】
この図に示すように、この実施例では、位置決めすべき対象物69は4隅が面取りされた角部の側面69A〜69Dを有しており、初期予圧が与えられても移動しないようにベース(図示なし)にセットされ、その位置決めすべき対象物69の側面69A〜69Dには、順次、第1の小型精密位置決め機構(No.1)、第2の小型精密位置決め機構(No.2)、第3の小型精密位置決め機構(No.3)、第4の小型精密位置決め機構(No.4)が当接されている。
【0036】
そこで、第1から第4までの4個の小型精密位置決め機構のうち、駆動の組合せにより、位置決めすべき対象物69は前後左右に位置決めすることができるだけでなく、回転も行うことができる。なお、66Aは慣性体(図示なし)の後部に設けられるロッド、67は棒状の衝撃体、68はケースである。
図12は本発明の第7実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の平面図である。
【0037】
この図に示すように、この実施例では、回転中心軸75を有する位置決めすべき対象物76は、初期予圧が与えられても回転しないようにベース(図示なし)にセットされている。その位置決めすべき対象物76の左側面76Aの上側に第1の小型精密位置決め機構(No.1)、その左側面76Aの下側に第2の小型精密位置決め機構(No.2)、その位置決めすべき対象物76の右側面76Cの上側に第3の小型精密位置決め機構(No.3)、その右側面76Cの下側に第4の小型精密位置決め機構(No.4)が当接されている。
【0038】
そこで、位置決めすべき対象物76を時計回りに回転させる場合には、小型精密位置決め機構(No.1)と、小型精密位置決め機構(No.4)との駆動により行い、位置決めすべき対象物76を反時計回りに回転させる場合には、小型精密位置決め機構(No.2)と、小型精密位置決め機構(No.3)との駆動により行う。なお、76Bは位置決めすべき対象物76の下方面、76Dは位置決めすべき対象物76の上方面である。なお、この図において、71Aは慣性体の後部に設けられるロッド、72は棒状の衝撃体、73はケースである。
【0039】
このように構成することにより、回転中心軸75を中心として微小回転駆動を行わせることができる。
図13は本発明の第8実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の断面図である。
この図に示すように、小型精密位置決め機構を垂直の方向に配置し、圧電素子82の上部に慣性体81が取り付けられ、圧電素子82の下部に棒状の衝撃体83が取り付けられている。また、ケース86(例えば、工具ホルダ)の上部と下部には、孔86A,86Bが形成されており、これらの孔86A,86Bにはそれぞれローラガイド又は低摩擦係数の摺動面84及び85が設けられ、慣性体81と衝撃体83が案内されている。なお、83Aは棒状の衝撃体83の先端部、87は電線である。
【0040】
この場合は、衝撃体83の移動方向に初期予圧を与えるための力は、小型精密位置決め機構の慣性体81、圧電素子82及び衝撃体83の重量の和によって、与えられる。そのため、予圧を与える機構として、バネを設けなくても、慣性体81、圧電素子82及び衝撃体83の重量の和により、位置決めを行うことが可能である。
【0041】
図14は本発明の第9実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構をワークピースの駆動に用いた斜視図である。なお、第8実施例と同じ部分については、同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
この図に示すように、この場合は、小型精密位置決め機構を垂直の方向に超精密加工機の工具ホルダ87に固定し、小型精密位置決め機構を用いて超精密加工機の回転式真空チャック89に吸着されているワークピース88の中心を回転式真空チャック89の中心に合わせるように位置決めを行う。
【0042】
このような中心合わせの過程では、まず、回転式真空チャック89を1回転させ、ワークピース88の中心のずれと、そのずれの位置を検出して記録する。次に、その検出された最大となるずれのワークピース88の位置を、小型精密位置決め機構の衝撃体83に移動させ、次に、小型精密位置決め機構の駆動による衝撃力は、ワークピース88の最大となるずれをなくすように働く。これで、1サイクルが終了し、要求される精度まで繰り返すこともできる。
【0043】
また、真空チャック89を回転させながら、小型精密位置決め機構の慣性体81や衝撃体83の変位を測定することにより、ワークピース88の中心と回転式真空チャック89の中心との相互間の誤差を連続的に測定することも可能である。なお、90は工具ホルダ87の支持部である。
図15は本発明の第10実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の上面図である。
【0044】
この図に示すように、この実施例は、小型精密位置決め機構を水平面上に配置し、バイモルフ型圧電素子92の両端に慣性体91及び衝撃体93が取り付けられ、衝撃体93のケース98の両側に設けられた孔98A,98Bのローラガイド又は低摩擦係数の摺動面95及び96で支持されている。また、衝撃体93の移動方向に初期予圧を与えるための力は、衝撃体93の座93Aとケース98の間に取り付けられたばね94の圧縮によって与えられる。
【0045】
バイモルフ型圧電素子92を出力させるための直流電源は、電線97を介して制御システムと配線する。バイモルフ型圧電素子92にゆっくりと電圧をかけることにより、バイモルフ型圧電素子92と慣性体91とは点線のように曲がり、次に、元の位置に戻すようにバイモルフ型圧電素子92に急速に電圧を加えると、その変形による衝撃力は、バイモルフ型圧電素子92と衝撃体93との連結している位置を介して、衝撃体93に伝えられる。
【0046】
図16は本発明の第11実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の上面図である。
この図に示すように、この実施例は、小型精密位置決め機構を水平面上に配置し、剪断型圧電素子102の外側に慣性体101を連結し、剪断型圧電素子102の内側の衝撃体103と固定する。衝撃体103のケース108の両側に形成された孔108A及び108Bに設けられたローラガイド又は低摩擦係数の摺動面105及び106で支持されている。
【0047】
また、衝撃体103の移動方向に初期予圧を与えるための力は、衝撃体103の座103Aとケース108の間に取り付けられたばね104の圧縮によって与えられる。剪断型圧電素子102を出力させるための直流電流は、電線107を介して制御システムと配線する。剪断型圧電素子102にゆっくりと電圧をかけることにより、剪断型圧電素子102と慣性体101とは点線のように曲がり、次に、元の位置に戻すように剪断型圧電素子102に急速に電圧を加えると、その変形による衝撃力は、剪断型圧電素子102の衝撃体103との連結している位置を介して、衝撃体103に伝えられる。
【0048】
なお、上記実施例では、圧電素子の一方側に慣性体を取り付けるものとして説明したが、圧電素子が重量を有する場合は格別慣性体を取付けなくてもよいことは言うまでもない。
また、圧電素子と慣性体を一体化するように構成したものであって、本発明の範囲内に含まれる。
【0049】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0050】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、圧電素子の両側に慣性体及び衝撃体を取り付け、慣性体及び衝撃体をローラガイド又は低摩擦係数の摺動面で案内し、衝撃体の移動方向に予圧を与えるための機構を配置し、その移動方向と垂直な方向に摩擦力を与えるための摩擦プレートなどを設けることなく、かつ簡単な構成で、位置決めすべき対象物の微小移動を行わせることができる。また、センサーの具備により、マルチファンクションの小型精密位置決め装置の構成も適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の位置決め過程の説明図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の圧電素子に加える電圧パターンの説明図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の上面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の上面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の構成図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の平面図である。
【図10】本発明の第5実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の平面図である。
【図11】本発明の第6実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の平面図である。
【図12】本発明の第7実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の平面図である。
【図13】本発明の第8実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の断面図である。
【図14】本発明の第9実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構をワークピースの駆動に用いた斜視図である。
【図15】本発明の第10実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の上面図である。
【図16】本発明の第11実施例を示す圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め機構の上面図である。
【図17】従来の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力発生機構の駆動原理の説明図である。
【図18】従来の位置決め機構を示す断面図である。
【図19】図18の右側面図である。
【符号の説明】
21,31,41,81,91,101 慣性体
22,32,42,82 圧電素子
23,33,43,52,62,67,72,83,93,103 衝撃体
24,34,44,94,104 ばね
25,26,35,36,45,46,84,85,95,96,105,106 ローラガイド又は低摩擦係数の摺動面
27,37,47,53,63,68,73,86,98,108 ケース
28,54,64,65,69,76 位置決めすべき対象物
29,39,50,55,56 ベース
31A,41A,51A,61A,66A,71A 慣性体の後部に設けられるロッド
33A,43A,83A 棒状の衝撃体の先端部
37A,37B,47A,48B,86A,86B,98A,98B,108A,108B ケースの孔
38,49,87,97,107 電線
48,93A,103A 座
54A,54B,64A,64B,64C,64D,65A,65B,65C,65D 位置決めすべき対象物の側面
69A〜69D 4隅が面取りされた角部を有する側面
75 回転中心軸
76A 位置決めすべき対象物の左側面
76B 位置決めすべき対象物の下方面
76C 位置決めすべき対象物の右側面
76D 位置決めすべき対象物の上方面
87 工具ホルダ
88 ワークピース
89 回転式真空チャック
90 工具ホルダの支持部
92 バイモルフ型圧電素子
102 剪断型圧電素子
Claims (9)
- 圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置において、
(a)圧電素子の一方側に取り付けられる慣性体と、
(b)前記圧電素子のもう一方側に取り付けられる衝撃体と、
(c)前記慣性体と前記衝撃体の移動方向に予圧を与える衝撃体移動方向予圧手段と、
(d)前記慣性体及び前記衝撃体をガイドする案内手段と、
(e)前記圧電素子に外部より電圧パターンを与える手段とを具備し、
(f)前記圧電素子、前記慣性体、前記衝撃体、前記衝撃体移動方向予圧手段、及び前記案内手段を、位置決めすべき対象物の方向に移動させ、更に、前記衝撃体を介して前記位置決めすべき対象物の移動を起こさないように、前記衝撃体移動方向予圧手段を圧縮させて前記位置決めすべき対象物に初期予圧を与え、
(g)前記圧電素子を急速変形させ、前記位置決めすべき対象物を微動させ、
(h)前記圧電素子を縮ませるとともに、前記初期予圧の働きにより前記衝撃体を前記位置決めすべき対象物に接触させるように構成したことを特徴とする圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。 - 請求項1記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置において、前記慣性体をガイドする案内手段の垂直方向に予圧を与えないことを特徴とする圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。
- 圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置において、
(a)ケースと、
(b)該ケース内に設けられる圧電素子の一方側に取り付けられる慣性体と、
(c)前記ケース内に設けられる前記圧電素子のもう一方側に取り付けられる棒状の衝撃体と、
(d)前記慣性体の後方に設けられるロッドと、
(e)前記ケースの両側の前記慣性体と前記衝撃体の移動方向に穿設される孔と、
(f)前記ケースの前記両側の孔に設けられる前記棒状の衝撃体と前記ロッドとをガイドする案内手段と、
(g)前記圧電素子に外部より電圧パターンを与える手段と、
(h)前記ケースと前記慣性体との間、又は前記ケースと前記棒状の衝撃体に固定された座との間に設けられるばねとを具備してなる圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。 - 請求項3に記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、水平に配置し、前記棒状の衝撃体の先端部を位置決めすべき対象物に作用させることを特徴とする圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。
- 請求項3に記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、垂直に配置し、前記棒状の衝撃体の先端部を位置決めすべき対象物に作用させることを特徴とする圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。
- 請求項3に記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、傾斜させて配置し、前記棒状の衝撃体の先端部を位置決めすべき対象物に作用させることを特徴とする圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。
- 請求項1に記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、位置決めすべき対象物の両側に配置し、前記位置決めすべき対象物を正逆方向に駆動可能にしてなる圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。
- 請求項1に記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、位置決めすべき対象物のいくつかの側面に少なくとも3個配置し、前記位置決めすべき対象物をX軸、Y軸及び回転方向に駆動可能にしてなる圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。
- 請求項1に記載の圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置を、回転自在にセットされた位置決めすべき対象物の側面に配置し、前記位置決めすべき対象物を回転方向に駆動可能にしてなる圧電素子の急速変形に伴う衝撃力を利用した小型精密位置決め装置。
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