JPH091259A - 工作機械のワーク送り装置およびこれを用いた工作機械 - Google Patents
工作機械のワーク送り装置およびこれを用いた工作機械Info
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- JPH091259A JPH091259A JP8035127A JP3512796A JPH091259A JP H091259 A JPH091259 A JP H091259A JP 8035127 A JP8035127 A JP 8035127A JP 3512796 A JP3512796 A JP 3512796A JP H091259 A JPH091259 A JP H091259A
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- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/44—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
- B23Q1/56—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism
- B23Q1/60—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism
- B23Q1/62—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism with perpendicular axes, e.g. cross-slides
- B23Q1/621—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism two sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism with perpendicular axes, e.g. cross-slides a single sliding pair followed perpendicularly by a single sliding pair
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- Y10T83/00—Cutting
- Y10T83/647—With means to convey work relative to tool station
- Y10T83/6584—Cut made parallel to direction of and during work movement
- Y10T83/6608—By rectilinearly moving work carriage
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- Y10T83/869—Means to drive or to guide tool
- Y10T83/8727—Plural tools selectively engageable with single drive
- Y10T83/8732—Turret of tools
Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間でワークの移動ができる板材加工機の
ワーク送り装置およびこれを用いた板材加工機を提供す
る。 【解決手段】 ボールネジ5の両端部に各々設けられた
駆動モータ9L,9Rがこのボールネジ5を回転駆動す
る。これによりこのボールネジ5に螺合するボールナッ
ト17が往復移動してワーク支持手段15により把持さ
れたワークWの移動位置決めを行う。これを用いた板材
加工機19では、第一のボールネジ53の両端に各々設
けられた駆動モータ51L,51Rが回転駆動し、キャ
レッジ49を第一の方向へ移動させてワークWを第一の
方向へ移動位置決めする。また、第二のボールネジ43
の両端に各々設けられた駆動モータ41L,41Rが回
転駆動し、キャレッジベース39を第二の方向へ移動さ
せて、ワークWを第一および第二の方向に移動位置決め
する。
ワーク送り装置およびこれを用いた板材加工機を提供す
る。 【解決手段】 ボールネジ5の両端部に各々設けられた
駆動モータ9L,9Rがこのボールネジ5を回転駆動す
る。これによりこのボールネジ5に螺合するボールナッ
ト17が往復移動してワーク支持手段15により把持さ
れたワークWの移動位置決めを行う。これを用いた板材
加工機19では、第一のボールネジ53の両端に各々設
けられた駆動モータ51L,51Rが回転駆動し、キャ
レッジ49を第一の方向へ移動させてワークWを第一の
方向へ移動位置決めする。また、第二のボールネジ43
の両端に各々設けられた駆動モータ41L,41Rが回
転駆動し、キャレッジベース39を第二の方向へ移動さ
せて、ワークWを第一および第二の方向に移動位置決め
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は工作機械のワーク
送り装置およびこれを用いた工作機械に係り、さらに詳
しくは、高速でワークの位置決めができる工作機械のワ
ーク送り装置およびこれを用いた工作機械に関するもの
である。
送り装置およびこれを用いた工作機械に係り、さらに詳
しくは、高速でワークの位置決めができる工作機械のワ
ーク送り装置およびこれを用いた工作機械に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、パンチプレス等のワークテー
ブルの送り装置としては、図9に示されるようなものが
一般的である。
ブルの送り装置としては、図9に示されるようなものが
一般的である。
【0003】すなわち、両端を軸受101L,101R
により回転自在に支持されたボールネジ103を送り方
向(図9中左右方向)に設け、このボールネジ103を
歯車機構105等を介して駆動モータ107により回転
させる。一方、送り方向に設けられたガイドレール10
9に沿って移動自在のスライダ111を備えたワークテ
ーブル113の下面には、前記ボールネジ103に螺合
するボールナット115が取付けられている。
により回転自在に支持されたボールネジ103を送り方
向(図9中左右方向)に設け、このボールネジ103を
歯車機構105等を介して駆動モータ107により回転
させる。一方、送り方向に設けられたガイドレール10
9に沿って移動自在のスライダ111を備えたワークテ
ーブル113の下面には、前記ボールネジ103に螺合
するボールナット115が取付けられている。
【0004】従って、駆動モータ107が歯車機構10
5等によりボールネジ103を回転駆動すると、ボール
ナット115がボールネジ103に沿って移動するた
め、ワークテーブル113は送り方向へ往復動するもの
である。
5等によりボールネジ103を回転駆動すると、ボール
ナット115がボールネジ103に沿って移動するた
め、ワークテーブル113は送り方向へ往復動するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
にあっては、ワークWを保持したワークテーブル113
の最大送り速度は駆動モータ107の最高回転数とボー
ルネジ103のリードで決定されるが、駆動モータ10
7の最高回転数には限界があるため、送り速度を上げる
にはリードを上げる必要がある。
にあっては、ワークWを保持したワークテーブル113
の最大送り速度は駆動モータ107の最高回転数とボー
ルネジ103のリードで決定されるが、駆動モータ10
7の最高回転数には限界があるため、送り速度を上げる
にはリードを上げる必要がある。
【0006】しかし、ボールネジ103のリードを上げ
るとモータ軸換算負荷イナーシャが大きくなり、それに
伴って駆動モータ107の出力トルクも大きくなる。こ
の駆動モータ107の出力トルクには限界があるため、
特に高頻度の加減速,高加速度の運転が要求されるパン
チプレスではリードを上げることができないという問題
がある。
るとモータ軸換算負荷イナーシャが大きくなり、それに
伴って駆動モータ107の出力トルクも大きくなる。こ
の駆動モータ107の出力トルクには限界があるため、
特に高頻度の加減速,高加速度の運転が要求されるパン
チプレスではリードを上げることができないという問題
がある。
【0007】また、図10を参照するに、図10(A)
に示されるようなボールネジ103のリードが小さい場
合と比較して、図10(B)に示されるようなリードの
大きな場合には、低加速度で回転させて最高速度Vmax
を上げることは可能であるが、加速度が低いと最高速度
が高くても全体の移動に要する時間t2 はt1 に比して
長くなりかえって効率が落ちるという問題がある。
に示されるようなボールネジ103のリードが小さい場
合と比較して、図10(B)に示されるようなリードの
大きな場合には、低加速度で回転させて最高速度Vmax
を上げることは可能であるが、加速度が低いと最高速度
が高くても全体の移動に要する時間t2 はt1 に比して
長くなりかえって効率が落ちるという問題がある。
【0008】一方、加速度を高くすると、駆動モータ1
07の最大トルクからそれ以上の加速度で運転すること
はできず限界があった。
07の最大トルクからそれ以上の加速度で運転すること
はできず限界があった。
【0009】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、短時間でワークの移
動ができる工作機械のワーク送り装置およびこれを用い
た工作機械を提供することにある。
術に着目してなされたものであり、短時間でワークの移
動ができる工作機械のワーク送り装置およびこれを用い
た工作機械を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1による発明の工作機械のワーク送り装置
は、両端を回転自在に支持されたボールネジと、このボ
ールネジの両端に各々設けられた駆動モータと、前記ボ
ールネジに螺合するボールナットと、このボールナット
が取付けられたワーク支持手段と、を備えてなることを
特徴とするものである。
に、請求項1による発明の工作機械のワーク送り装置
は、両端を回転自在に支持されたボールネジと、このボ
ールネジの両端に各々設けられた駆動モータと、前記ボ
ールネジに螺合するボールナットと、このボールナット
が取付けられたワーク支持手段と、を備えてなることを
特徴とするものである。
【0011】請求項2による発明の工作機械のワーク送
り装置は、ワーク支持手段を備えたキャレッジと、この
キャレッジを第一の方向へ移動すべく設けられた第一の
ボールネジと、この第一のボールネジの両端に各々設け
られた駆動モータと、前記第一のボールネジに螺合する
と共に前記キャレッジに設けられた第一のボールナット
と、前記キャレッジを第一の方向へ移動自在に支持する
と共に第二の方向へ移動自在のキャレッジベースと、こ
のキャレッジベースを第二の方向へ移動すべく設けられ
た第二のボールネジと、この第二のボールネジの両端に
各々設けられた駆動モータと、前記第二のボールネジに
螺合すると共に前記キャレッジベースに設けられた第二
のボールナットと、を備えてなることを特徴とするもの
である。
り装置は、ワーク支持手段を備えたキャレッジと、この
キャレッジを第一の方向へ移動すべく設けられた第一の
ボールネジと、この第一のボールネジの両端に各々設け
られた駆動モータと、前記第一のボールネジに螺合する
と共に前記キャレッジに設けられた第一のボールナット
と、前記キャレッジを第一の方向へ移動自在に支持する
と共に第二の方向へ移動自在のキャレッジベースと、こ
のキャレッジベースを第二の方向へ移動すべく設けられ
た第二のボールネジと、この第二のボールネジの両端に
各々設けられた駆動モータと、前記第二のボールネジに
螺合すると共に前記キャレッジベースに設けられた第二
のボールナットと、を備えてなることを特徴とするもの
である。
【0012】請求項3記載の工作機械は、請求項1記載
の工作機械のワーク送り装置または請求項2記載の工作
機械のワーク送り装置を備えてなることを特徴とするも
のである。
の工作機械のワーク送り装置または請求項2記載の工作
機械のワーク送り装置を備えてなることを特徴とするも
のである。
【0013】また、請求項4記載の工作機械は、タレッ
トパンチプレスであることを特徴とするものである。
トパンチプレスであることを特徴とするものである。
【0014】請求項1による工作機械のワーク送り装置
では、回転自在のボールネジの両端部に各々設けられた
駆動モータがこのボールネジを回転駆動する。このボー
ルネジが回転すると、このボールネジに螺合するボール
ナットが往復移動するので、このボールナットが取付け
られているワーク支持手段が移動してワークの移動位置
決めを行うものである。
では、回転自在のボールネジの両端部に各々設けられた
駆動モータがこのボールネジを回転駆動する。このボー
ルネジが回転すると、このボールネジに螺合するボール
ナットが往復移動するので、このボールナットが取付け
られているワーク支持手段が移動してワークの移動位置
決めを行うものである。
【0015】請求項2による工作機械のワーク送り装置
では、第一のボールネジの両端に各々設けられた駆動モ
ータがこの第一のボールネジを回転駆動することによ
り、この第一のボールネジに螺合するボールナットが取
付けられたキャレッジが第一の方向へ移動する。このキ
ャレッジにはワーク支持手段によりワークが把持されて
おり、ワークが第一の方向へ移動位置決めされる。ま
た、第二のボールネジの両端に各々設けられた駆動モー
タがこの第二のボールネジを回転駆動することにより、
この第二のボールネジに螺合するボールナットが取付け
られたキャレッジベースが第二の方向へ移動する。この
キャレッジベースには前述のキャレッジが第一の方向へ
移動自在に設けられている。これにより、ワークは第一
の方向および第二の方向に移動位置決めされる。
では、第一のボールネジの両端に各々設けられた駆動モ
ータがこの第一のボールネジを回転駆動することによ
り、この第一のボールネジに螺合するボールナットが取
付けられたキャレッジが第一の方向へ移動する。このキ
ャレッジにはワーク支持手段によりワークが把持されて
おり、ワークが第一の方向へ移動位置決めされる。ま
た、第二のボールネジの両端に各々設けられた駆動モー
タがこの第二のボールネジを回転駆動することにより、
この第二のボールネジに螺合するボールナットが取付け
られたキャレッジベースが第二の方向へ移動する。この
キャレッジベースには前述のキャレッジが第一の方向へ
移動自在に設けられている。これにより、ワークは第一
の方向および第二の方向に移動位置決めされる。
【0016】請求項3記載の工作機械では、請求項1記
載の工作機械のワーク送り装置または請求項2記載の工
作機械のワーク送り装置によりワークを移動位置決めし
て加工を行うものである。
載の工作機械のワーク送り装置または請求項2記載の工
作機械のワーク送り装置によりワークを移動位置決めし
て加工を行うものである。
【0017】また、請求項4記載の工作機械では、請求
項3記載の工作機械がタレットパンチプレスであり、請
求項1記載の工作機械のワーク送り装置または請求項2
記載の工作機械のワーク送り装置により位置決めされた
ワークにパンチング加工を行うものである。
項3記載の工作機械がタレットパンチプレスであり、請
求項1記載の工作機械のワーク送り装置または請求項2
記載の工作機械のワーク送り装置により位置決めされた
ワークにパンチング加工を行うものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な一実施例
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0019】図1には、請求項1に係る板材加工機のワ
ーク送り装置1が示されている。すなわち、両端を軸受
3L,3Rにより回転自在に支持されたボールネジ5の
両端部に歯車機構7L,7R等を介して駆動モータ9
L,9Rが設けられている。一方、送り方向(図1中左
右方向)に設けられたガイドレール11に沿って移動自
在のスライダ13を備えたワークテーブル15の下面に
は、前記ボールネジ5に螺合するボールナット17が取
付けられている。
ーク送り装置1が示されている。すなわち、両端を軸受
3L,3Rにより回転自在に支持されたボールネジ5の
両端部に歯車機構7L,7R等を介して駆動モータ9
L,9Rが設けられている。一方、送り方向(図1中左
右方向)に設けられたガイドレール11に沿って移動自
在のスライダ13を備えたワークテーブル15の下面に
は、前記ボールネジ5に螺合するボールナット17が取
付けられている。
【0020】従って、駆動モータ9L,9Rが歯車機構
7L,7R等によりボールネジ5を同一方向へ回転駆動
すると、ボールナット17がボールネジ5に沿って移動
するため、ワークテーブル15は送り方向へ往復動する
ものである。
7L,7R等によりボールネジ5を同一方向へ回転駆動
すると、ボールナット17がボールネジ5に沿って移動
するため、ワークテーブル15は送り方向へ往復動する
ものである。
【0021】ここで、図2〜図4を参照して、本発明の
ごとく駆動モータ9L,9Rを2個使用した場合の動作
について、従来技術において説明した駆動モータ107
を1個使用した場合の動作と比較して説明する。
ごとく駆動モータ9L,9Rを2個使用した場合の動作
について、従来技術において説明した駆動モータ107
を1個使用した場合の動作と比較して説明する。
【0022】すなわち、図2を参照するに、2個の駆動
モータ9L,9Rを用いる(図2(C)参照)と、1個
の場合(図2(A),(B)参照)の2倍のトルクが得
られることは明らかであるが、このようにトルクが2倍
となった場合の速度,加速度(図2(D)参照)を1個
の場合と比較する。
モータ9L,9Rを用いる(図2(C)参照)と、1個
の場合(図2(A),(B)参照)の2倍のトルクが得
られることは明らかであるが、このようにトルクが2倍
となった場合の速度,加速度(図2(D)参照)を1個
の場合と比較する。
【0023】図3(A)におけるワークWおよびワーク
テーブル113のイナーシャをJW1 ,ボールネジ10
3のリードをL1 とし、図3(B)におけるワークWお
よびワークテーブル15のイナーシャをJW2 ,ボール
ネジ5のリードをL2 (L2=2・L1 )とすると、J
W1 =(W/G)(L1 /2π)2 、JW2 =(W/
G)(L2 /2π)2 =4・(W/G)(L1 /2π)
2 =4・JW1 となる。ここで、Gは重力加速度を表
す。
テーブル113のイナーシャをJW1 ,ボールネジ10
3のリードをL1 とし、図3(B)におけるワークWお
よびワークテーブル15のイナーシャをJW2 ,ボール
ネジ5のリードをL2 (L2=2・L1 )とすると、J
W1 =(W/G)(L1 /2π)2 、JW2 =(W/
G)(L2 /2π)2 =4・(W/G)(L1 /2π)
2 =4・JW1 となる。ここで、Gは重力加速度を表
す。
【0024】また、図3(A)の場合の負荷トルクをT
1 、図3(B)の場合の負荷トルクをT2 とすると、前
述のようにT2 =2・T1 といえる。いま、図4に示さ
れるような運動モードを考え、図中tを図3(A),
(B)の場合について各々t1,t2 とすると、加速時
における負荷トルク(=加速トルク+フリクショントル
ク)は、
1 、図3(B)の場合の負荷トルクをT2 とすると、前
述のようにT2 =2・T1 といえる。いま、図4に示さ
れるような運動モードを考え、図中tを図3(A),
(B)の場合について各々t1,t2 とすると、加速時
における負荷トルク(=加速トルク+フリクショントル
ク)は、
【数1】 T1 =(2πN/60t1 )(JW1 +JS+JM)+Tf T2 =(2πN/60t2 )(JW2 +JS+2JM)+Tf ここで、JMはモータローターイナーシャ、JSはボー
ルネジおよびカップリングのイナーシャ、Nはボールネ
ジの回転数、Tfはフリクショントルク を各々表す。
ルネジおよびカップリングのイナーシャ、Nはボールネ
ジの回転数、Tfはフリクショントルク を各々表す。
【0025】一般的に、パンチプレスの場合、JW1 ≒
JM ,また、JW1 =JS とすると、
JM ,また、JW1 =JS とすると、
【数2】 T1 =(2πN/60t1 )・3・JW1 +Tf =(3/t1 )(2πN/60)・JW1 +Tf =(3/t1 )A+Tf 但し、A=(2πN/60)・JW1 T2 =(2πN/60t2 )(4・JW1 +JS+2・JM)+Tf =(2πN/60t2 )・7・JW1+Tf =(7/t2 )A+Tf
【数3】 したがって、図5に示されるように、駆動モータ9L,
9Rを2個使用した場合(図5中)の方が駆動モータ
107を1個用いた場合(図5中)よりも加速度を大
きくとれることがわかる。
9Rを2個使用した場合(図5中)の方が駆動モータ
107を1個用いた場合(図5中)よりも加速度を大
きくとれることがわかる。
【0026】また、各駆動モータ107,9L,9Rの
回転数が等しい場合でも、ボールネジ5の方がボールネ
ジ103の2倍のリードをとることができるので速度も
2倍とれる。
回転数が等しい場合でも、ボールネジ5の方がボールネ
ジ103の2倍のリードをとることができるので速度も
2倍とれる。
【0027】以上より、駆動モータ9L,9Rを2個使
用することにより、リードの大きなボールネジを使用し
ても高加速度が得られるため、高加速度,高速度での移
動が可能になり、作業効率が向上する。
用することにより、リードの大きなボールネジを使用し
ても高加速度が得られるため、高加速度,高速度での移
動が可能になり、作業効率が向上する。
【0028】また、高速化の手段としてボールネジの回
転数を上げるのではなく、ネジのリードを大きくするの
で、ボールネジのD/N値を考える必要がなくなる。
転数を上げるのではなく、ネジのリードを大きくするの
で、ボールネジのD/N値を考える必要がなくなる。
【0029】次に、図3および図6を参照して、前述の
二つのケースにおけるボールネジ103,5のねじり応
力について説明する。
二つのケースにおけるボールネジ103,5のねじり応
力について説明する。
【0030】駆動モータ107のトルクT1 は駆動モー
タ9L,9RのトルクT2 に対して、T1 =2・T2
とする。駆動モータ107が1個の場合には図6(A)
より、τ1 =16T1 /πD3=2・(16T2 /πD
3 ) ここで、Dはボールネジの軸径を示す。一方、駆
動モータ9L,9Rが2個の場合には図6(B)より、
区間L1 で τ2 =(16T2 /πD3 )、区間L2 で
τ3 =(16T2 /πD3 )
タ9L,9RのトルクT2 に対して、T1 =2・T2
とする。駆動モータ107が1個の場合には図6(A)
より、τ1 =16T1 /πD3=2・(16T2 /πD
3 ) ここで、Dはボールネジの軸径を示す。一方、駆
動モータ9L,9Rが2個の場合には図6(B)より、
区間L1 で τ2 =(16T2 /πD3 )、区間L2 で
τ3 =(16T2 /πD3 )
【0031】従って、τ1=2・τ2 =2・τ3 とな
り、ねじり応力は駆動モータ9L,9Rを2個使用した
方が1/2となる。これにより、同一荷重を移動させる
場合には、ボールネジ5を両側から駆動する方がボール
ネジ5の径を細くすることができ、イナーシャを下げる
ことができるので、高加速度,高速度運転に有利とな
る。
り、ねじり応力は駆動モータ9L,9Rを2個使用した
方が1/2となる。これにより、同一荷重を移動させる
場合には、ボールネジ5を両側から駆動する方がボール
ネジ5の径を細くすることができ、イナーシャを下げる
ことができるので、高加速度,高速度運転に有利とな
る。
【0032】また、ねじり応力が小さくなるので歪みも
小さくなり、位置決め精度が向上する。
小さくなり、位置決め精度が向上する。
【0033】次に、図7および図8に基づいて、請求項
2記載の板材加工機のワーク送り装置,請求項3記載の
板材加工機および請求項4記載のタレットパンチプレス
19を併せて説明する。
2記載の板材加工機のワーク送り装置,請求項3記載の
板材加工機および請求項4記載のタレットパンチプレス
19を併せて説明する。
【0034】板材加工機としてのタレットパンチプレス
19は立設されたフレーム21を備えており、このフレ
ーム21の中央部にギャップ部23を備えている。この
ギャップ部23には、上側に複数の上型Pを装着した上
部タレット25が、また下側には複数の下型Dを装着し
た下部タレット27が各々回転割出自在に設けられてい
る。また、上部タレット25の上側には上型Pを打撃す
る打撃子29が設けられている。
19は立設されたフレーム21を備えており、このフレ
ーム21の中央部にギャップ部23を備えている。この
ギャップ部23には、上側に複数の上型Pを装着した上
部タレット25が、また下側には複数の下型Dを装着し
た下部タレット27が各々回転割出自在に設けられてい
る。また、上部タレット25の上側には上型Pを打撃す
る打撃子29が設けられている。
【0035】従って、所望の上型Pおよび下型Dを選択
して、上型Pと下型Dの間に位置決めされたワークWに
対し、打撃子29が上型Pを打撃して下型Dとの協働に
よりパンチング加工を行うものである。
して、上型Pと下型Dの間に位置決めされたワークWに
対し、打撃子29が上型Pを打撃して下型Dとの協働に
よりパンチング加工を行うものである。
【0036】前記ギャップ部23には、固定テーブル3
1が設けられており、この固定テーブル31の左右両側
(図8中上下両側)には、可動テーブル33L,33R
が設けられている。この可動テーブル33L,33Rの
下方にはY軸方向(図7および図8中左右方向)に一対
のガイドレール35が設けられており、このガイドレー
ル35に沿って移動する図示しないスライダが可動テー
ブル33L,33Rの下面に各々設けられている。ま
た、固定テーブル31および可動テーブル33L,33
Rの上面にはワークWを移動可能に支持するためのフリ
ーベアリング37が多数設けられている。
1が設けられており、この固定テーブル31の左右両側
(図8中上下両側)には、可動テーブル33L,33R
が設けられている。この可動テーブル33L,33Rの
下方にはY軸方向(図7および図8中左右方向)に一対
のガイドレール35が設けられており、このガイドレー
ル35に沿って移動する図示しないスライダが可動テー
ブル33L,33Rの下面に各々設けられている。ま
た、固定テーブル31および可動テーブル33L,33
Rの上面にはワークWを移動可能に支持するためのフリ
ーベアリング37が多数設けられている。
【0037】可動テーブル33L,33Rの上面におけ
る図8中右側端部には、左右の可動テーブル33L,3
3Rを連結するキャレッジベース39が前記固定テーブ
ル31を跨いで設けられている。従って、このキャレッ
ジベース39は左右の可動テーブル33L,33Rと一
体となってY軸方向へ移動するものである。
る図8中右側端部には、左右の可動テーブル33L,3
3Rを連結するキャレッジベース39が前記固定テーブ
ル31を跨いで設けられている。従って、このキャレッ
ジベース39は左右の可動テーブル33L,33Rと一
体となってY軸方向へ移動するものである。
【0038】可動テーブル33L,33Rおよびキャレ
ッジベース39を移動するために、フレーム21の左右
両端にY軸駆動モータ41L,41Rが設けられてお
り、この左右のY軸駆動モータ41L,41Rの間には
図示しない歯車機構等を介してY軸ボールネジ43が回
転自在に設けられている。
ッジベース39を移動するために、フレーム21の左右
両端にY軸駆動モータ41L,41Rが設けられてお
り、この左右のY軸駆動モータ41L,41Rの間には
図示しない歯車機構等を介してY軸ボールネジ43が回
転自在に設けられている。
【0039】一方、キャレッジベース39の中央部下面
には、前記Y軸ボールネジ43に螺合するY軸ボールナ
ット45が取付けられており、Y軸ボールネジ43の回
転によりキャレッジベース39はY軸方向に移動位置決
めされる。
には、前記Y軸ボールネジ43に螺合するY軸ボールナ
ット45が取付けられており、Y軸ボールネジ43の回
転によりキャレッジベース39はY軸方向に移動位置決
めされる。
【0040】キャレッジベース39には、ワークWを把
持するクランパ47を備えたキャレッジ49がX軸方向
(図8中上下方向)へ移動自在に設けられている。キャ
レッジベース39の両端部には各々キャレッジ用モータ
51L,51Rが設けられており、図示しない歯車機構
等を介して前記キャレッジ用モータ51L,51R間に
X軸ボールネジ53が設けられている。また、キャレッ
ジ49には前記X軸ボールネジ53に螺合するX軸ボー
ルナット55が取付けられている。
持するクランパ47を備えたキャレッジ49がX軸方向
(図8中上下方向)へ移動自在に設けられている。キャ
レッジベース39の両端部には各々キャレッジ用モータ
51L,51Rが設けられており、図示しない歯車機構
等を介して前記キャレッジ用モータ51L,51R間に
X軸ボールネジ53が設けられている。また、キャレッ
ジ49には前記X軸ボールネジ53に螺合するX軸ボー
ルナット55が取付けられている。
【0041】このキャレッジベース39に設けられてい
るキャレッジ用モータ51L,51R、X軸ボールネジ
53およびX軸ボールナット55により構成されるX軸
方向の移動機構は、前述のY軸方向の移動機構と同様の
考えにより、両側からX軸ボールネジ53を回転駆動す
ることによりワークWの移動を行うものである。
るキャレッジ用モータ51L,51R、X軸ボールネジ
53およびX軸ボールナット55により構成されるX軸
方向の移動機構は、前述のY軸方向の移動機構と同様の
考えにより、両側からX軸ボールネジ53を回転駆動す
ることによりワークWの移動を行うものである。
【0042】以上のように構成されているので、Y軸駆
動モータ41L,41RによりY軸ボールネジ43を回
転駆動してキャレッジベース39をY軸方向へ移動位置
決めする。さらに、キャレッジ用モータ51L,51R
によりX軸ボールネジ53を回転駆動して、ワークWを
把持したキャレッジ49をX軸方向へ移動位置決めす
る。このようにして上部タレット25の上型Pおよび下
部タレット27の下型Dの位置に位置決めされたワーク
Wに対して打撃子29が上型Pを打撃することにより加
工を行う。
動モータ41L,41RによりY軸ボールネジ43を回
転駆動してキャレッジベース39をY軸方向へ移動位置
決めする。さらに、キャレッジ用モータ51L,51R
によりX軸ボールネジ53を回転駆動して、ワークWを
把持したキャレッジ49をX軸方向へ移動位置決めす
る。このようにして上部タレット25の上型Pおよび下
部タレット27の下型Dの位置に位置決めされたワーク
Wに対して打撃子29が上型Pを打撃することにより加
工を行う。
【0043】このような板材加工機のワーク送り装置を
用いたタレットパンチプレス19においては、X軸方向
およびY軸方向のワークWの移動位置決めを迅速に行う
ことができるので、作業効率の向上を図ることができ
る。また、各ボールネジ43,53に生じるねじり応力
が小さくなることから位置決め精度の向上を図ることが
できる。
用いたタレットパンチプレス19においては、X軸方向
およびY軸方向のワークWの移動位置決めを迅速に行う
ことができるので、作業効率の向上を図ることができ
る。また、各ボールネジ43,53に生じるねじり応力
が小さくなることから位置決め精度の向上を図ることが
できる。
【0044】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、上記実施
例はタレットパンチプレス19について説明したが、こ
れに限らず広くワークWの移動位置決め装置として適用
することができる。
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、上記実施
例はタレットパンチプレス19について説明したが、こ
れに限らず広くワークWの移動位置決め装置として適用
することができる。
【0045】また、前述のタレットパンチプレス19に
おいてはX軸方向およびY軸方向のワークWの送り装置
に適用したが、何れか一方の送り装置に適用することも
できる。
おいてはX軸方向およびY軸方向のワークWの送り装置
に適用したが、何れか一方の送り装置に適用することも
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる工作機械のワーク送り装置では、回転自在のボール
ネジをその両端部に各々設けられた駆動モータが回転駆
動するので、大きな駆動力が得られる。その結果、リー
ドの大きなボールネジを用いても高加速度が得られるの
で、最高速度も高くなり、ワークを短時間で移動位置決
めできる。また、ボールネジを両端部で回転駆動するた
め、ボールネジに発生するねじり応力およびねじり歪み
を小さくすることができ、位置決め精度を向上を図るこ
とができる。
よる工作機械のワーク送り装置では、回転自在のボール
ネジをその両端部に各々設けられた駆動モータが回転駆
動するので、大きな駆動力が得られる。その結果、リー
ドの大きなボールネジを用いても高加速度が得られるの
で、最高速度も高くなり、ワークを短時間で移動位置決
めできる。また、ボールネジを両端部で回転駆動するた
め、ボールネジに発生するねじり応力およびねじり歪み
を小さくすることができ、位置決め精度を向上を図るこ
とができる。
【0047】請求項2による工作機械のワーク送り装置
では、第一のボールネジの両端に各々設けられた駆動モ
ータがこの第一のボールネジを回転駆動することによ
り、この第一のボールネジに螺合するボールナットが取
付けられたキャレッジを第一の方向へ移動させ第二のボ
ールネジの両端に各々設けられた駆動モータがこの第二
のボールネジを回転駆動することにより、この第二のボ
ールネジに螺合するボールナットが取付けられたキャレ
ッジベースを第二の方向へ移動させる。このため、ワー
ク支持手段によりキャレッジに把持されたワークを、短
時間で第一の方向および第二の方向に移動位置決めする
ことができる。これにより、作業効率の改善を図ること
ができる。
では、第一のボールネジの両端に各々設けられた駆動モ
ータがこの第一のボールネジを回転駆動することによ
り、この第一のボールネジに螺合するボールナットが取
付けられたキャレッジを第一の方向へ移動させ第二のボ
ールネジの両端に各々設けられた駆動モータがこの第二
のボールネジを回転駆動することにより、この第二のボ
ールネジに螺合するボールナットが取付けられたキャレ
ッジベースを第二の方向へ移動させる。このため、ワー
ク支持手段によりキャレッジに把持されたワークを、短
時間で第一の方向および第二の方向に移動位置決めする
ことができる。これにより、作業効率の改善を図ること
ができる。
【0048】請求項3による工作機械では、請求項1ま
たは請求項2記載の工作機械のワーク送り装置を用いた
ので、ワークの位置決めが迅速に行われ、作業効率の改
善を図ることができる。
たは請求項2記載の工作機械のワーク送り装置を用いた
ので、ワークの位置決めが迅速に行われ、作業効率の改
善を図ることができる。
【0049】また、請求項4による工作機械では、請求
項1または請求項2記載の工作機械のワーク送り装置を
タレットパンチプレスに用いたので、ワークの位置決め
が迅速に行われ、パンチング加工の作業効率の改善を図
ることができる。
項1または請求項2記載の工作機械のワーク送り装置を
タレットパンチプレスに用いたので、ワークの位置決め
が迅速に行われ、パンチング加工の作業効率の改善を図
ることができる。
【図1】この発明に係る板材加工機のワーク送り装置の
例を示す一部破断の側面図である。
例を示す一部破断の側面図である。
【図2】駆動モータを2個用いた場合のトルク値および
速度を示すグラフである。
速度を示すグラフである。
【図3】駆動モータを1個用いた場合および2個用いた
場合の構造を示す説明図である。
場合の構造を示す説明図である。
【図4】説明に用いた運動モードを示すグラフである。
【図5】駆動モータを1個用いた場合および2個用いた
場合の加速度および速度を比較するグラフである。
場合の加速度および速度を比較するグラフである。
【図6】ボールネジに作用するねじり応力の説明図であ
る。
る。
【図7】加工機としてのタレットパンチプレスを示す側
面図である。
面図である。
【図8】加工機としてのタレットパンチプレスを示す平
面図である。
面図である。
【図9】従来の板材加工機のワーク送り装置の例を示す
一部破断の側面図である。
一部破断の側面図である。
【図10】ボールネジのリードが小さい場合および大き
い場合の速度および加速度を示すグラフである。
い場合の速度および加速度を示すグラフである。
1 板材加工機のワーク送り装置 5 ボールネジ 9L,9R 駆動モータ 15 ワークテーブル(ワーク支持手段) 17 ボールナット 19 タレットパンチプレス(板材加工機) 39 キャレッジベース 41 Y軸駆動モータ(駆動モータ) 43 Y軸ボールネジ(第二のボールネジ) 45 Y軸ボールナット(第二のボールナット) 47 クランパ(ワーク支持手段) 49 キャレッジ 51 キャレッジ用モータ(駆動モータ) 53 X軸ボールネジ(第一のボールネジ) 55 X軸ボールナット(第一のボールナット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨシハル セト アメリカ合衆国 90638 カリフォルニア 州 ラミラダ ノーサムストリート 14646 (72)発明者 シュンゾウ ヒロセ アメリカ合衆国 90638 カリフォルニア 州 ラミラダ ノーサムストリート 14646
Claims (4)
- 【請求項1】 両端を回転自在に支持されたボールネジ
と、このボールネジの両端に各々設けられた駆動モータ
と、前記ボールネジに螺合するボールナットと、このボ
ールナットが取付けられたワーク支持手段と、を備えて
なることを特徴とする工作機械のワーク送り装置。 - 【請求項2】 ワーク支持手段を備えたキャレッジと、
このキャレッジを第一の方向へ移動すべく設けられた第
一のボールネジと、この第一のボールネジの両端に各々
設けられた駆動モータと、前記第一のボールネジに螺合
すると共に前記キャレッジに設けられた第一のボールナ
ットと、前記キャレッジを第一の方向へ移動自在に支持
すると共に第二の方向へ移動自在のキャレッジベース
と、このキャレッジベースを第二の方向へ移動すべく設
けられた第二のボールネジと、この第二のボールネジの
両端に各々設けられた駆動モータと、前記第二のボール
ネジに螺合すると共に前記キャレッジベースに設けられ
た第二のボールナットと、を備えてなることを特徴とす
る工作機械のワーク送り装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の工作機械のワーク送り装
置または請求項2記載の工作機械のワーク送り装置を備
えてなることを特徴とする工作機械。 - 【請求項4】 前記工作機械がタレットパンチプレスで
あることを特徴とする請求項3記載の工作機械。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US49017395A | 1995-06-14 | 1995-06-14 | |
US08/490,173 | 1995-06-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091259A true JPH091259A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=23946903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8035127A Pending JPH091259A (ja) | 1995-06-14 | 1996-02-22 | 工作機械のワーク送り装置およびこれを用いた工作機械 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5862733A (ja) |
JP (1) | JPH091259A (ja) |
DE (1) | DE19623656B4 (ja) |
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1996
- 1996-02-22 JP JP8035127A patent/JPH091259A/ja active Pending
- 1996-06-13 DE DE19623656A patent/DE19623656B4/de not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-05-20 US US08/859,352 patent/US5862733A/en not_active Expired - Lifetime
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US5862733A (en) | 1999-01-26 |
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