JPH09201629A - 板材加工機のワーク送り装置およびこれを用いた板材加工機 - Google Patents

板材加工機のワーク送り装置およびこれを用いた板材加工機

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JPH09201629A
JPH09201629A JP33982496A JP33982496A JPH09201629A JP H09201629 A JPH09201629 A JP H09201629A JP 33982496 A JP33982496 A JP 33982496A JP 33982496 A JP33982496 A JP 33982496A JP H09201629 A JPH09201629 A JP H09201629A
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ball screw
carriage
work
ball
processing machine
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JP33982496A
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English (en)
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Shunzo Hirose
ヒロセ シュンゾウ
Yoshiharu Seto
セト ヨシハル
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Amada Manufacturing America Inc
Original Assignee
Amada Manufacturing America Inc
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q5/00Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
    • B23Q5/22Feeding members carrying tools or work
    • B23Q5/34Feeding other members supporting tools or work, e.g. saddles, tool-slides, through mechanical transmission
    • B23Q5/38Feeding other members supporting tools or work, e.g. saddles, tool-slides, through mechanical transmission feeding continuously
    • B23Q5/40Feeding other members supporting tools or work, e.g. saddles, tool-slides, through mechanical transmission feeding continuously by feed shaft, e.g. lead screw
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D28/00Shaping by press-cutting; Perforating
    • B21D28/02Punching blanks or articles with or without obtaining scrap; Notching
    • B21D28/12Punching using rotatable carriers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D43/00Feeding, positioning or storing devices combined with, or arranged in, or specially adapted for use in connection with, apparatus for working or processing sheet metal, metal tubes or metal profiles; Associations therewith of cutting devices
    • B21D43/02Advancing work in relation to the stroke of the die or tool
    • B21D43/04Advancing work in relation to the stroke of the die or tool by means in mechanical engagement with the work
    • B21D43/13Advancing work in relation to the stroke of the die or tool by means in mechanical engagement with the work by linearly moving tables

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間でワークの移動ができる板材加工機の
ワーク送り装置およびこれを用いた板材加工機を提供す
る。 【解決手段】 ボールネジ5の一方の端部に設けられた
駆動モータ9A,9Bがこのボールネジ5を回転駆動す
る。これによりこのボールネジ5に螺合するボールナッ
ト17が往復移動してワーク支持手段15により把持さ
れたワークWの移動位置決めを行う。これを用いた板材
加工機では、第一のボールネジの一方の端部に設けられ
た駆動モータが回転駆動し、キャレッジを第一の方向へ
移動させてワークWを第一の方向へ移動位置決めする。
また、第二のボールネジの一方の端部に設けられた駆動
モータによって回転駆動され、キャレッジベースを第二
の方向へ移動させて、ワークWを第一および第二の方向
に移動位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は板材加工機のワー
ク送り装置およびこれを用いた板材加工機に係り、さら
に詳しくは、高速でワークの位置決めができる板材加工
機のワーク送り装置およびこれを用いた板材加工機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パンチプレス等の板材加工機
におけるワークテーブルの送り装置としては、図8に示
されるようなものが一般的である。
【0003】すなわち、両端を軸受101L,101R
により回転自在に支持されたボールネジ103を送り方
向(図8中左右方向)に設け、このボールネジ103を
歯車機構105等を介して駆動モータ107により回転
させる。一方、送り方向に設けられたガイドレール10
9に沿って移動自在のスライダ111を備えたワークテ
ーブル113の下面には、前記ボールネジ103に螺合
するボールナット115が取付けられている。
【0004】従って、駆動モータ107が歯車機構10
5等によりボールネジ103を回転駆動すると、ボール
ナット115がボールネジ103に沿って移動するた
め、ワークテーブル113は送り方向へ往復動するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の技術にあっては、ワークWを保持したワークテ
ーブル113の最大送り速度は駆動モータ107の最高
回転数とボールネジ103のリードで決定されるが、駆
動モータ107の最高回転数には限界があるため、送り
速度を上げるにはリードを上げる必要がある。
【0006】しかし、ボールネジ103のリードを上げ
るとモータ軸換算負荷イナーシャが大きくなり、それに
伴って駆動モータ107の出力トルクも大きくなる。こ
の駆動モータ107の出力トルクには限界があるため、
特に高頻度の加減速,高加速度の運転が要求されるパン
チプレスではリードを上げることができないという問題
がある。
【0007】また、図9を参照するに、図9(A)に示
されるようなボールネジ103のリードが小さい場合と
比較して、図9(B)に示されるようなリードの大きな
場合には、低加速度で回転させて最高速度Vmax を上げ
ることは可能であるが、加速度が低いと最高速度が高く
ても全体の移動に要する時間t2 は時間t1 に比して長
くなりかえって効率が落ちるという問題がある。
【0008】一方、加速度を高くすると、駆動モータ1
07の最大トルクからそれ以上の加速度で運転すること
はできず限界があった。
【0009】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、短時間でワークの移
動ができる板材加工機のワーク送り装置およびこれを用
いた板材加工機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の板材加工機のワーク送り装
置は、両端を回転自在に支持されたボールネジと、この
ボールネジの一方の端部に直接または連結装置を介して
設けられた第一の駆動モータと、前記一方の端部に連結
装置を介して設けられた第二の駆動モータと、前記ボー
ルネジに螺合するボールナットと、このボールナットが
取付けられたワーク支持手段と、を備えてなることを特
徴とするものである。
【0011】従って、回転自在のボールネジの一方の端
部に設けられた第一および第二の駆動モータがこのボー
ルネジを回転駆動する。このボールネジが回転すると、
このボールネジに螺合するボールナットが往復移動する
ので、このボールナットが取付けられているワーク支持
手段が移動してワークの移動位置決めを行うものであ
る。
【0012】請求項2による発明の板材加工機のワーク
送り装置は、ワーク支持手段を備えたキャレッジと、こ
のキャレッジを第一の方向へ移動すべく設けられた第一
のボールネジと、この第一のボールネジの一方の端部に
直接または連結装置を介して設けられた2個の駆動モー
タと、前記第一のボールネジに螺合すると共に前記キャ
レッジに設けられた第一のボールナットと、前記キャレ
ッジを第一の方向へ移動自在に支持すると共に第二の方
向へ移動自在のキャレッジベースと、このキャレッジベ
ースを第二の方向へ移動すべく設けられた第二のボール
ネジと、この第二のボールネジの一方の端部に直接また
は連結装置を介して設けられた2個の駆動モータと、前
記第二のボールネジに螺合すると共に前記キャレッジベ
ースに設けられた第二のボールナットと、を備えてなる
ことを特徴とするものである。
【0013】従って、第一のボールネジの一方の端部に
設けられた2個の駆動モータがこの第一のボールネジを
回転駆動することにより、この第一のボールネジに螺合
するボールナットが取付けられたキャレッジが第一の方
向へ移動する。このキャレッジにはワーク支持手段によ
りワークが把持されており、ワークが第一の方向へ移動
位置決めされる。また、第二のボールネジの一方の端部
に設けられた2個の駆動モータがこの第二のボールネジ
を回転駆動することにより、この第二のボールネジに螺
合するボールナットが取付けられたキャレッジベースが
第二の方向へ移動する。このキャレッジベースには前述
のキャレッジが第一の方向へ移動自在に設けられてい
る。これにより、ワークは第一の方向および第二の方向
に移動位置決めされる。
【0014】請求項3による発明の板材加工機は、両端
を回転自在に支持されたボールネジと、このボールネジ
の一方の端部に直接または連結装置を介して設けられた
第一の駆動モータと、前記一方の端部に連結装置を介し
て設けられた第二の駆動モータと、前記ボールネジに螺
合するボールナットと、このボールナットが取付けられ
たワーク支持手段と、を備えてなることを特徴とするも
のである。
【0015】従って、回転自在のボールネジの一方の端
部に設けられた第一および第二の駆動モータがこのボー
ルネジを回転駆動する。このボールネジが回転すると、
このボールネジに螺合するボールナットが往復移動する
ので、このボールナットが取付けられているワーク支持
手段が移動してワークの移動位置決めを行い、位置決め
されたワークに加工を行うものである。
【0016】請求項4による発明の板材加工機は、ワー
ク支持手段を備えたキャレッジと、このキャレッジを第
一の方向へ移動すべく設けられた第一のボールネジと、
この第一のボールネジの一方の端部に直接または連結装
置を介して設けられた2個の駆動モータと、前記第一の
ボールネジに螺合すると共に前記キャレッジに設けられ
た第一のボールナットと、前記キャレッジを第一の方向
へ移動自在に支持すると共に第二の方向へ移動自在のキ
ャレッジベースと、このキャレッジベースを第二の方向
へ移動すべく設けられた第二のボールネジと、この第二
のボールネジの一方の端部に直接または連結装置を介し
て設けられた2個の駆動モータと、前記第二のボールネ
ジに螺合すると共に前記キャレッジベースに設けられた
第二のボールナットと、を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0017】従って、第一のボールネジの一方の端部に
設けられた2個の駆動モータがこの第一のボールネジを
回転駆動することにより、この第一のボールネジに螺合
するボールナットが取付けられたキャレッジが第一の方
向へ移動する。このキャレッジにはワーク支持手段によ
りワークが把持されており、ワークが第一の方向へ移動
位置決めされる。また、第二のボールネジの一方の端部
に設けられた2個の駆動モータがこの第二のボールネジ
を回転駆動することにより、この第二のボールネジに螺
合するボールナットが取付けられたキャレッジベースが
第二の方向へ移動する。このキャレッジベースには前述
のキャレッジが第一の方向へ移動自在に設けられてい
る。これにより、ワークを第一の方向および第二の方向
に移動位置決めして加工を行う。
【0018】また、請求項5による発明の板材加工機
が、タレットパンチプレスであることを特徴とするもの
である。
【0019】従って、請求項3,4記載の板材加工機が
タレットパンチプレスであり、請求項1記載の板材加工
機のワーク送り装置または請求項2記載の板材加工機の
ワーク送り装置により位置決めされたワークにパンチン
グ加工を行うものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて説明する。
【0021】図1には、請求項1に係る板材加工機のワ
ーク送り装置1が示されている。すなわち、軸受3L,
3Rにより回転自在に設けられているボールネジ5の一
方の端部に、歯車機構7等を介して駆動モータ9A,9
Bが設けられている。一方、送り方向(図1中左右方
向)に設けられたガイドレール11に沿って移動自在の
スライダ13を備えたワークテーブル15の下面には、
前記ボールネジ5に螺合するボールナット17が取付け
られている。
【0022】従って、駆動モータ9A,9Bが歯車機構
7等によりボールネジ5を同一方向へ回転駆動すると、
ボールナット17がボールネジ5に沿って移動するた
め、ワークテーブル15は送り方向へ往復動するもので
ある。
【0023】ここで、図2〜図4を参照して、本発明の
ごとく駆動モータ9A,9Bを2個使用した場合の動作
について、従来技術において説明した駆動モータ107
を1個使用した場合の動作と比較して説明する。
【0024】すなわち、図2を参照するに、2個の駆動
モータ9A,9Bを用いる(図2(C)参照)と、1個
の場合(図2(A),(B)参照)のトルクを足したの
トルク(同じ駆動モータを使用した場合には2倍のトル
ク)が得られることは明らかであるが、このようにトル
クが2倍となった場合の速度,加速度(図2(D)参
照)を1個の場合と比較する。
【0025】図3(A)におけるワークWおよびワーク
テーブル113のイナーシャをJW1 ,ボールネジ10
3のリードをL1 とし、図3(B)におけるワークWお
よびワークテーブル15のイナーシャをJW2 ,ボール
ネジ5のリードをL2 (L2=2・L1 )とすると、J
W1 =(W/G)(L1 /2π)2 、JW2 =(W/
G)(L2 /2π)2 =4・(W/G)(L1 /2π)
2 =4・JW1 となる。ここで、Gは重力加速度を表
す。
【0026】また、図3(A)の場合の負荷トルクをT
1 、図3(B)の場合の負荷トルクをT2 とすると、前
述のようにT2 =2・T1 といえる。いま、図4に示さ
れるような運動モードを考え、図4中tを図3(A),
(B)の場合について各々t1 ,t2 とすると、加速時
における負荷トルク(負荷トルク=加速トルク+フリク
ショントルク)は、
【数1】 T1 =(2πN/60t1 )(JW1 +JS+JM)+Tf T2 =(2πN/60t2 )(JW2 +JS+2JM)+Tf ここで、JMはモータローターイナーシャ、JSはボー
ルネジギヤおよびカップリングのイナーシャ、Nはボー
ルネジの回転数、Tfはフリクショントルクを各々表
す。
【0027】一般的にパンチプレスの場合、 JW1 ≒
JM 又 JW1 =JS とすると、
【数2】 T1 =(2πN/60t1 )・3・JW1 +Tf =(3/t1 )(2πN/60)・JW1 +Tf =(3/t1 )A+Tf 但し、A=2πN/60・JW1 T2 =(2πN/60t2 )(4・JW1 +JS+2・JM)+Tf =(2πN/60t2 )・7・JW1+Tf =(7/t2 )A+Tf T2 =2・T1 より (7/t2 )・A+Tf=2・[(3/t1 )・A+Tf] (7/t2 )・A=(6/t1 )・A+Tf…… また、T1 =(3/t1 )・A+Tf より、一般的に
加速トルク≧摩擦トルクであることから、(3/t1 )
・A≧Tf…… 式に条件を代入すると、 (7/t2 )・A≦(6/t1 )・A+(3/t1 )・A 7/t2 ≦9/t1 ∴t2 /t1 ≧7/9 これより、t2 ≧0.78・t1 となり、この時の最
大加速度α2 は、 α2 =2・v/t2 =2・v/(0.78・t1 )=v
/( 0.39・t1) また、α1 =v/t1 より、α2 /α1 =[v/
(0.39・t1 )]/(v/t1 )=2.8となる。
【0028】すなわち、α2 は最大でα1 よりも2.8
倍の加速度を得ることができる。従って、図5に示され
ているるように、駆動モータ9A,9Bを2個使用した
場合(図5中)の方が駆動モータ107を1個用いた
場合(図5中)よりも加速度を大きくとれることがわ
かる。
【0029】また、各駆動モータ107,9A,9Bの
回転数が等しい場合でも、ボールネジ5の方がボールネ
ジ103の2倍のリードをとることができるので速度も
2倍とれる。
【0030】以上より、駆動モータ9A,9Bを2個使
用することにより、リードの大きなボールネジを使用し
ても高加速度が得られるため、高加速度,高速度での移
動が可能になり、作業効率が向上する。
【0031】また、高速化の手段としてボールネジの回
転数を上げるのではなく、ネジのリードを大きくするこ
とができるので、ボールネジのD/N値を考える必要が
なくなる。
【0032】次に、図2に示されているように、最終位
置決めはボールネジ5にカップリング等で直接結合され
た駆動モータ9Aで行われるようにすれば、歯車のバッ
クラッシュの影響を受けない精度の高い位置決めが可能
になる。
【0033】次に、図6および図7に基づいて、請求項
2記載の板材加工機のワーク送り装置,請求項3,4記
載の板材加工機および請求項5記載のタレットパンチプ
レス19を併せて説明する。
【0034】板材加工機としてのタレットパンチプレス
19は立設されたフレーム21を備えており、このフレ
ーム21の中央部にギャップ部23を備えている。この
ギャップ部23には、上側に複数の上型Pを装着した上
部タレット25が、また下側には複数の下型Dを装着し
た下部タレット27が各々回転割出自在に設けられてい
る。また、上部タレット25の上側には上型Pを打撃す
る打撃子29が設けられている。
【0035】従って、所望の上型Pおよび下型Dを選択
して、上型Pと下型Dの間に位置決めされたワークWに
対し、打撃子29が上型Pを打撃して下型Dとの協働に
よりパンチング加工を行うものである。
【0036】前記ギャップ部23には、固定テーブル3
1が設けられており、この固定テーブル31の左右両側
(図7中上下両側)には、可動テーブル33L,33R
が設けられている。この可動テーブル33L,33Rの
下方にはY軸方向(図6および図7中左右方向)に一対
のガイドレール35が設けられており、このガイドレー
ル35に沿って移動する図示しないスライダが可動テー
ブル33L,33Rの下面に各々設けられている。ま
た、固定テーブル31および可動テーブル33L,33
Rの上面にはワークWを移動可能に支持するためのフリ
ーベアリング37が多数設けられている。
【0037】可動テーブル33L,33Rの上面におけ
る図7中右側端部には、左右の可動テーブル33L,3
3Rを連結するキャレッジベース39が前記固定テーブ
ル31を跨いで設けられている。従って、このキャレッ
ジベース39は左右の可動テーブル33L,33Rと一
体となってY軸方向へ移動するものである。
【0038】可動テーブル33L,33Rおよびキャレ
ッジベース39を移動するために、フレーム21の一方
の端部にY軸駆動モータ41A,41Bが設けられてお
り、このY軸駆動モータ41A,41Bには図示しない
歯車機構等を介してY軸ボールネジ43が回転自在に設
けられている。
【0039】一方、キャレッジベース39の中央部下面
には、前記Y軸ボールネジ43に螺合するY軸ボールナ
ット45が取付けられており、Y軸ボールネジ43の回
転によりキャレッジベース39はY軸方向に移動位置決
めされる。
【0040】キャレッジベース39には、ワークWを把
持するクランパ47を備えたキャレッジ49がX軸方向
(図7中上下方向)へ移動自在に設けられている。キャ
レッジベース39の一方の端部にはキャレッジ用モータ
51A,51Bが設けられており、図示しない歯車機構
等を介して前記キャレッジ用モータ51A,51BにX
軸ボールネジ53が設けられている。また、キャレッジ
49には前記X軸ボールネジ53に螺合するX軸ボール
ナット55が取付けられている。
【0041】このキャレッジベース39に設けられてい
るキャレッジ用モータ51A,51B、X軸ボールネジ
53およびX軸ボールナット55により構成されるX軸
方向の移動機構は、前述のY軸方向の移動機構と同様の
考えにより、両側からX軸ボールネジ53を回転駆動す
ることによりワークWの移動を行うものである。
【0042】以上のように構成されているので、Y軸駆
動モータ41A,41BによりY軸ボールネジ43を回
転駆動してキャレッジベース39をY軸方向へ移動位置
決めする。さらに、キャレッジ用モータ51A,51B
によりX軸ボールネジ53を回転駆動して、ワークWを
把持したキャレッジ49をX軸方向へ移動位置決めす
る。このようにして上部タレット25の上型Pおよび下
部タレット27の下型Dの位置に位置決めされたワーク
Wに対して打撃子29が上型Pを打撃することにより加
工を行う。
【0043】このような板材加工機のワーク送り装置を
用いたタレットパンチプレス19においては、X軸方向
およびY軸方向のワークWの移動位置決めを迅速に行う
ことができるので、作業効率の向上を図ることができ
る。
【0044】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。すなわち、
上記実施の形態の例はタレットパンチプレス19につい
て説明したが、これに限らず広くワークWの移動位置決
め装置として適用することができる。
【0045】また、前述のタレットパンチプレス19に
おいてはX軸方向およびY軸方向のワークWの送り装置
に適用したが、請求項3に該当すべく何れか一方の送り
装置に適用することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる板材加工機のワーク送り装置では、回転自在のボー
ルネジがその一方の端部に設けられた2個の駆動モータ
により回転駆動されるので、大きな駆動力が得られる。
その結果、リードの大きなボールネジを用いても回転駆
動することができ高加速度が得られるので、最高速度が
高くなって、ワークを短時間で移動位置決めできる。
【0047】請求項2による板材加工機のワーク送り装
置では、第一のボールネジの一方の端部に設けられた2
個の駆動モータがこの第一のボールネジを回転駆動する
ことにより、この第一のボールネジに螺合するボールナ
ットが取付けられたキャレッジを第一の方向へ移動さ
せ、第二のボールネジの一方の端部に設けられた2個の
駆動モータがこの第二のボールネジを回転駆動すること
により、この第二のボールネジに螺合するボールナット
が取付けられたキャレッジベースを第二の方向へ移動さ
せる。このため、ワーク支持手段によりキャレッジに把
持されたワークを、短時間で第一の方向および第二の方
向に移動位置決めすることができる。これにより、作業
効率の改善を図ることができる。
【0048】請求項3による発明の板材加工機では、回
転自在のボールネジがその一方の端部に設けられた2個
の駆動モータにより回転駆動されるので、大きな駆動力
が得られる。その結果、リードの大きなボールネジを用
いても回転駆動することができ、高加速度が得られるの
で最高速度が高くなり、ワークを短時間で移動位置決め
できる。これにより、板材加工の作業効率の改善を図る
ことができる。
【0049】請求項4による発明の板材加工機では、第
一のボールネジの一方の端部に設けられた2個の駆動モ
ータがこの第一のボールネジを回転駆動することによ
り、この第一のボールネジに螺合するボールナットが取
付けられたキャレッジを第一の方向へ移動させ、第二の
ボールネジの一方の端部に設けられた2個の駆動モータ
がこの第二のボールネジを回転駆動することにより、こ
の第二のボールネジに螺合するボールナットが取付けら
れたキャレッジベースを第二の方向へ移動させる。この
ため、ワーク支持手段によりキャレッジに把持されたワ
ークを、短時間で第一の方向および第二の方向に移動位
置決めすることができるので、板材加工の作業効率の改
善を図ることができる。
【0050】また、請求項5による板材加工機では、請
求項3または請求項4記載の板材加工機がタレットパン
チプレスなので、ワークの位置決めが迅速に行われるこ
とによりパンチング加工の作業効率の改善を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る板材加工機のワーク送り装置の
例を示す一部破断の側面図である。
【図2】駆動モータを2個用いた場合のトルク値および
速度を示すグラフである。
【図3】駆動モータを1個用いた場合および2個用いた
場合の構造を示す説明図である。
【図4】説明に用いた運動モードを示すグラフである。
【図5】駆動モータを1個用いた場合および2個用いた
場合の加速度および速度を比較するグラフである。
【図6】板材加工機としてのタレットパンチプレスを示
す側面図である。
【図7】板材加工機としてのタレットパンチプレスを示
す平面図である。
【図8】従来の板材加工機のワーク送り装置の例を示す
一部破断の側面図である。
【図9】ボールネジのリードが小さい場合および大きい
場合の速度および加速度を示すグラフである。
【符号の説明】
1 板材加工機のワーク送り装置 5 ボールネジ 9A,9B 駆動モータ 15 ワークテーブル(ワーク支持手段) 17 ボールナット 19 タレットパンチプレス(板材加工機) 39 キャレッジベース 41 Y軸駆動モータ(駆動モータ) 43 Y軸ボールネジ(第二のボールネジ) 45 Y軸ボールナット(第二のボールナット) 47 クランパ(ワーク支持手段) 49 キャレッジ 51 キャレッジ用モータ(駆動モータ) 53 X軸ボールネジ(第一のボールネジ) 55 X軸ボールナット(第一のボールナット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュンゾウ ヒロセ アメリカ合衆国 90638 カリフォルニア 州 ラミラダ ノーサムストリート 14646 (72)発明者 ヨシハル セト アメリカ合衆国 90638 カリフォルニア 州 ラミラダ ノーサムストリート 14646

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端を回転自在に支持されたボールネジ
    と、このボールネジの一方の端部に直接または連結装置
    を介して設けられた第一の駆動モータと、前記一方の端
    部に連結装置を介して設けられた第二の駆動モータと、
    前記ボールネジに螺合するボールナットと、このボール
    ナットが取付けられたワーク支持手段と、を備えてなる
    ことを特徴とする板材加工機のワーク送り装置。
  2. 【請求項2】 ワーク支持手段を備えたキャレッジと、
    このキャレッジを第一の方向へ移動すべく設けられた第
    一のボールネジと、この第一のボールネジの一方の端部
    に直接または連結装置を介して設けられた2個の駆動モ
    ータと、前記第一のボールネジに螺合すると共に前記キ
    ャレッジに設けられた第一のボールナットと、前記キャ
    レッジを第一の方向へ移動自在に支持すると共に第二の
    方向へ移動自在のキャレッジベースと、このキャレッジ
    ベースを第二の方向へ移動すべく設けられた第二のボー
    ルネジと、この第二のボールネジの一方の端部に直接ま
    たは連結装置を介して設けられた2個の駆動モータと、
    前記第二のボールネジに螺合すると共に前記キャレッジ
    ベースに設けられた第二のボールナットと、を備えてな
    ることを特徴とする板材加工機のワーク送り装置。
  3. 【請求項3】 両端を回転自在に支持されたボールネジ
    と、このボールネジの一方の端部に直接または連結装置
    を介して設けられた第一の駆動モータと、前記一方の端
    部に連結装置を介して設けられた第二の駆動モータと、
    前記ボールネジに螺合するボールナットと、このボール
    ナットが取付けられたワーク支持手段と、を備えてなる
    ことを特徴とする板材加工機。
  4. 【請求項4】 ワーク支持手段を備えたキャレッジと、
    このキャレッジを第一の方向へ移動すべく設けられた第
    一のボールネジと、この第一のボールネジの一方の端部
    に直接または連結装置を介して設けられた2個の駆動モ
    ータと、前記第一のボールネジに螺合すると共に前記キ
    ャレッジに設けられた第一のボールナットと、前記キャ
    レッジを第一の方向へ移動自在に支持すると共に第二の
    方向へ移動自在のキャレッジベースと、このキャレッジ
    ベースを第二の方向へ移動すべく設けられた第二のボー
    ルネジと、この第二のボールネジの一方の端部に直接ま
    たは連結装置を介して設けられた2個の駆動モータと、
    前記第二のボールネジに螺合すると共に前記キャレッジ
    ベースに設けられた第二のボールナットと、を備えてな
    ることを特徴とする板材加工機。
  5. 【請求項5】 前記板材加工機がタレットパンチプレス
    であることを特徴とする請求項3,4記載の板材加工
    機。
JP33982496A 1996-01-16 1996-12-19 板材加工機のワーク送り装置およびこれを用いた板材加工機 Pending JPH09201629A (ja)

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