JP2001259953A - Nc工作機械用の駆動装置 - Google Patents
Nc工作機械用の駆動装置Info
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- JP2001259953A JP2001259953A JP2000070222A JP2000070222A JP2001259953A JP 2001259953 A JP2001259953 A JP 2001259953A JP 2000070222 A JP2000070222 A JP 2000070222A JP 2000070222 A JP2000070222 A JP 2000070222A JP 2001259953 A JP2001259953 A JP 2001259953A
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Abstract
十分に対応できるNC工作機械用の駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 移動部(11)をボールネジ(12)と
ボールナット(13)を用いて移動する構成のNC工作
機械用の駆動装置において、ボールネジ(12)の両端
にサーボモータ(14a、14b)を接続し、両サーボ
モータ(14a、14b)を同期運転してボールネジ
(12)を回転させ、移動部(11)を所定方向に移動
させる構成にし、しかも、ボールナット(13)をダブ
ルナット方式にしてプリロードをかけてバックラッシュ
を低減する構成にし、さらに、移動部(11)にスケー
ル(20)を取付けたことを特徴とするNC工作機械用
の駆動装置。
Description
ネジとボールナットを用いて移動する構成のNC工作機
械用の駆動装置に関するものである。
ボールネジの一端にサーボモータを接続し、単一のサー
ボモータでボールネジを駆動していた。
の送り速度の高速化が進んでいる。高速送りには、最大
速度を早くすると共に、加速時及び減速時の加速度の絶
対値を上げなければならない。すなわち、急速発進及び
急速停止が必要となる。
動部分の位置決めの高精度化も進んでいる。高精度な位
置決めには、高速送り時において移動部を高精度に位置
制御する必要がある。また、急な加減速や反転時におい
ても、移動部の振動を低く抑える必要がある。
NC工作機械用の駆動装置では、送り速度を早くするた
めにボールネジを高速で回そうとしても、ボールの回転
周速に限界があり、ボールネジの直径を太くすることは
できなかった。
上げるために大きなモータを使用しても、モータ自身の
負荷イナーシャの大きさのため、それほど加速度を上げ
ることができなかった。
明は、送り速度の高速化と、位置決めの高精度化に十分
に対応できるNC工作機械用の駆動装置を提供すること
を目的としている。
1)をボールネジ(12)とボールナット(13)を用
いて移動する構成のNC工作機械用の駆動装置におい
て、ボールネジ(12)の両端にサーボモータ(14
a、14b)を接続し、両サーボモータ(14a、14
b)を同期運転してボールネジ(12)を回転させ、移
動部(11)を所定方向に移動させる構成にし、しか
も、ボールナット(13)をダブルナット方式にしてプ
リロードをかけてバックラッシュを低減する構成にし、
さらに、移動部(11)にスケール(20)を取付けた
ことを特徴とするNC工作機械用の駆動装置を要旨とし
ている。
置は、ボールネジの両端にサーボモータを接続し、両サ
ーボモータを同期運転してボールネジを回転させ、移動
部を所定方向に移動させるものである。しかも、ボール
ナットをダブルナット方式にしてプリロードをかけてバ
ックラッシュを低減する構成にする。さらに、移動部
(好ましくはテーブル)にスケールを取付けてスケール
フィードバックによる位置決め精度の向上を図る。ま
た、ボールネジの両端に回転量検出器を取り付けてボー
ルネジの回転量を検出し、ボールネジを高精度に駆動す
る。
する。
動装置を示す側面図である。図2は、図1のA−A線に
沿った断面図である。
ナット13を用いて、テーブル等の移動部11を移動す
る構成になっている。
て、ボールネジ12と平行に移動するように案内されて
いる。
13が取付けられている。ボールナット13は、ダブル
ナット方式になっており、プリロードをかけてバックラ
ッシュを低減し、送り精度を向上できるようになってい
る。
にはシム板23を挿入することができる。適切な厚さの
シム板23を挿入することにより、バックラッシュの効
果的な除去が可能となる。
係合されている。ボールネジ12の両端付近は、支持部
18に設定したベアリング17によって、回転自在に支
持されている。
して、サーボモータ14a及び14bの出力軸15に接
続されている。
制御手段19によって制御され、同期運転される構成に
なっている。最近のサーボ制御技術は非常に優れてお
り、実質的に完全な同期運転が可能である。
駆動することにより、必要な捩り剛性が半分で良くな
り、ボールネジ12を細くすることができる。ボールネ
ジ12を細くした場合には、その分高速で回転させるこ
とが可能となる。
bを使用することにより、ロータイナーシャの小さいサ
ーボモータを使用することができ、加速度を上げること
が可能となる。
の位置によりボールネジの捩れ量が異なって、駆動精度
に悪影響を与えていた。これに対して、本発明では、ボ
ールネジ12を両端から駆動するため、ボールネジ12
の捩れ撓みを常に平均化することができ、駆動精度を向
上することが可能である。
スケール20が取り付けられている。スケール20の長
さは、移動部11の可動範囲程度の長さであればよい。
後述する位置検出部21でスケール20の位置情報を検
出することにより、移動部11の送り位置が検出できる
ようになっている。
付けられ、スケール20と対面する構成になっている。
位置検出部21はスケール20の位置情報を検出する。
いる。制御部19は位置検出部21で得られた位置情報
をフィードバック信号として、両サーボモータ14a及
び14bに送信する。これにより、スケールフィードバ
ックによるボールネジ両端駆動が可能になっている。
るボールネジ駆動制御をボールネジ12の両端駆動と組
み合わせることにより、高速でかつ高精度なボールネジ
駆動を、所望の送り位置に対し行うことができる。
置の他の実施例を示す。
ジ12の両端付近に回転速度検出器25a、25bが設
けられている。回転速度検出器25a、25bはボール
ネジ12の両端にサーボモータ14a、14bの付近で
接続されていて、ボールネジ12の回転速度を検出す
る。検出された回転速度は制御手段19に送信され、こ
れに基づいてサーボモータ14a及び14bの同期運転
を制御する。
ク信号とすることにより、サーボモータ14a、14b
をより高精度に同期制御し、駆動精度を向上させること
が可能である。
れば、送り速度の高速化に十分に対応することができ
る。
から駆動するので、必要な捩り剛性が半分で良くなり、
ボールネジの径を細くすることができる。その場合、ボ
ールネジを高速で回転させることが可能となる。
両端を駆動するので、ロータイナーシャの小さいモータ
を使用することができ、加速度を上げることができる。
め、ボールネジの捩れ撓みを常に平均化することがで
き、駆動精度を向上することが可能である。
御のもとで移送されると、移動部は駆動装置によって位
置制御され、位置決め精度を向上することができる。
の駆動がスケールフィードバックにより制御されている
ため、径が細く寸法の長いボールねじを使用することが
できる。例えば、熱による伸びが無視できないような寸
法の長いボールねじを使用することができる。
の両端を駆動する構成と、ボールネジに係合するナット
をダブルナット方式にした構成を組み合せたため、作動
時に、ボールネジの剛性を高く保持できるとともに、振
動を大幅に抑制できる。その結果、送り精度の向上が相
乗的に顕著となる。
ジナットのダブルナットの間にシム板をはさんでバック
ラッシュを効果的に除去出来るようにしたため、さらに
高精度な送り駆動を行うことが可能となる。
と、ボールネジの両端付近の回転数を検出してフィード
バック制御する構成を組み合わせたため、ボールネジの
捩れ撓みを低減させることができ、駆動精度をさらに向
上させることができる。
い。例えば、移動部はテーブル以外のサドルやヘッド等
であっても良い。
示す側面図。
図。
例を示す側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 移動部(11)をボールネジ(12)と
ボールナット(13)を用いて移動する構成のNC工作
機械用の駆動装置において、1本のボールネジ(12)
の両端にサーボモータ(14a、14b)を接続し、両
サーボモータ(14a、14b)を同期運転してボール
ネジ(12)を回転させ、移動部(11)を所定方向に
移動させる構成にし、しかも、ボールナット(13)を
ダブルナット方式にしてプリロードをかけてバックラッ
シュを低減する構成にし、さらに、移動部(11)にス
ケール(20)を取付けたことを特徴とするNC工作機
械用の駆動装置。 - 【請求項2】 ボールナット(13)のダブルナット構
造の間にシム板(23)をはさんだことを特徴とする請
求項1に記載のNC工作機械用の駆動装置。 - 【請求項3】 回転速度検出器(25a、25b)がボ
ールネジ(12)に設けられていていることを特徴とす
る請求項1〜2のいずれか1項に記載のNC工作機械用
の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000070222A JP2001259953A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | Nc工作機械用の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000070222A JP2001259953A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | Nc工作機械用の駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001259953A true JP2001259953A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18588990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000070222A Pending JP2001259953A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | Nc工作機械用の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001259953A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100353979B1 (ko) * | 2000-07-13 | 2002-09-27 | 위아 주식회사 | 공작기계용 로봇의 기본축과 연결된 서어보 모터의 로드와결합되는 커플링 결합구조 |
JP2008062243A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Akihisa Murata | 帯状ワークの突合せ接合装置 |
JP2010110880A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Yamazaki Mazak Corp | タンデム駆動の長尺テーブルを有する工作機械 |
JP2018020415A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | キタムラ機械株式会社 | 工作機械用駆動装置 |
-
2000
- 2000-03-14 JP JP2000070222A patent/JP2001259953A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100353979B1 (ko) * | 2000-07-13 | 2002-09-27 | 위아 주식회사 | 공작기계용 로봇의 기본축과 연결된 서어보 모터의 로드와결합되는 커플링 결합구조 |
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JP2010110880A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Yamazaki Mazak Corp | タンデム駆動の長尺テーブルを有する工作機械 |
JP2018020415A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | キタムラ機械株式会社 | 工作機械用駆動装置 |
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A521 | Written amendment |
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