JP2001259953A - Nc工作機械用の駆動装置 - Google Patents

Nc工作機械用の駆動装置

Info

Publication number
JP2001259953A
JP2001259953A JP2000070222A JP2000070222A JP2001259953A JP 2001259953 A JP2001259953 A JP 2001259953A JP 2000070222 A JP2000070222 A JP 2000070222A JP 2000070222 A JP2000070222 A JP 2000070222A JP 2001259953 A JP2001259953 A JP 2001259953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball screw
machine tool
ball
nut
scale
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000070222A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Kitamura
耕作 北村
Shigeru Yamada
滋 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitamura Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kitamura Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitamura Machinery Co Ltd filed Critical Kitamura Machinery Co Ltd
Priority to JP2000070222A priority Critical patent/JP2001259953A/ja
Publication of JP2001259953A publication Critical patent/JP2001259953A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送り速度の高速化と、位置決めの高精度化に
十分に対応できるNC工作機械用の駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 移動部(11)をボールネジ(12)と
ボールナット(13)を用いて移動する構成のNC工作
機械用の駆動装置において、ボールネジ(12)の両端
にサーボモータ(14a、14b)を接続し、両サーボ
モータ(14a、14b)を同期運転してボールネジ
(12)を回転させ、移動部(11)を所定方向に移動
させる構成にし、しかも、ボールナット(13)をダブ
ルナット方式にしてプリロードをかけてバックラッシュ
を低減する構成にし、さらに、移動部(11)にスケー
ル(20)を取付けたことを特徴とするNC工作機械用
の駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動部をボール
ネジとボールナットを用いて移動する構成のNC工作機
械用の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のNC工作機械用の駆動装置では、
ボールネジの一端にサーボモータを接続し、単一のサー
ボモータでボールネジを駆動していた。
【0003】近年、NC工作機械において、各移動部分
の送り速度の高速化が進んでいる。高速送りには、最大
速度を早くすると共に、加速時及び減速時の加速度の絶
対値を上げなければならない。すなわち、急速発進及び
急速停止が必要となる。
【0004】さらに、送り速度の高速化とともに、各移
動部分の位置決めの高精度化も進んでいる。高精度な位
置決めには、高速送り時において移動部を高精度に位置
制御する必要がある。また、急な加減速や反転時におい
ても、移動部の振動を低く抑える必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
NC工作機械用の駆動装置では、送り速度を早くするた
めにボールネジを高速で回そうとしても、ボールの回転
周速に限界があり、ボールネジの直径を太くすることは
できなかった。
【0006】また、モータトルクを大きくして加速度を
上げるために大きなモータを使用しても、モータ自身の
負荷イナーシャの大きさのため、それほど加速度を上げ
ることができなかった。
【0007】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明は、送り速度の高速化と、位置決めの高精度化に十分
に対応できるNC工作機械用の駆動装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、移動部(1
1)をボールネジ(12)とボールナット(13)を用
いて移動する構成のNC工作機械用の駆動装置におい
て、ボールネジ(12)の両端にサーボモータ(14
a、14b)を接続し、両サーボモータ(14a、14
b)を同期運転してボールネジ(12)を回転させ、移
動部(11)を所定方向に移動させる構成にし、しか
も、ボールナット(13)をダブルナット方式にしてプ
リロードをかけてバックラッシュを低減する構成にし、
さらに、移動部(11)にスケール(20)を取付けた
ことを特徴とするNC工作機械用の駆動装置を要旨とし
ている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のNC工作機械用の駆動装
置は、ボールネジの両端にサーボモータを接続し、両サ
ーボモータを同期運転してボールネジを回転させ、移動
部を所定方向に移動させるものである。しかも、ボール
ナットをダブルナット方式にしてプリロードをかけてバ
ックラッシュを低減する構成にする。さらに、移動部
(好ましくはテーブル)にスケールを取付けてスケール
フィードバックによる位置決め精度の向上を図る。ま
た、ボールネジの両端に回転量検出器を取り付けてボー
ルネジの回転量を検出し、ボールネジを高精度に駆動す
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】図1は、本発明によるNC工作機械用の駆
動装置を示す側面図である。図2は、図1のA−A線に
沿った断面図である。
【0012】駆動装置10は、ボールネジ12とボール
ナット13を用いて、テーブル等の移動部11を移動す
る構成になっている。
【0013】テーブル11は、ガイド手段22によっ
て、ボールネジ12と平行に移動するように案内されて
いる。
【0014】テーブル下部の突出部には、ボールナット
13が取付けられている。ボールナット13は、ダブル
ナット方式になっており、プリロードをかけてバックラ
ッシュを低減し、送り精度を向上できるようになってい
る。
【0015】ボールナット13のダブルナット構造の間
にはシム板23を挿入することができる。適切な厚さの
シム板23を挿入することにより、バックラッシュの効
果的な除去が可能となる。
【0016】ボールナット13には、ボールネジ12が
係合されている。ボールネジ12の両端付近は、支持部
18に設定したベアリング17によって、回転自在に支
持されている。
【0017】ボールネジ12の両端部は、継手16を介
して、サーボモータ14a及び14bの出力軸15に接
続されている。
【0018】2個のサーボモータ14a及び14bは、
制御手段19によって制御され、同期運転される構成に
なっている。最近のサーボ制御技術は非常に優れてお
り、実質的に完全な同期運転が可能である。
【0019】このようにボールネジ12を両端から同期
駆動することにより、必要な捩り剛性が半分で良くな
り、ボールネジ12を細くすることができる。ボールネ
ジ12を細くした場合には、その分高速で回転させるこ
とが可能となる。
【0020】また、2個のサーボモータ14a及び14
bを使用することにより、ロータイナーシャの小さいサ
ーボモータを使用することができ、加速度を上げること
が可能となる。
【0021】従来の片側のみの駆動の場合には、ナット
の位置によりボールネジの捩れ量が異なって、駆動精度
に悪影響を与えていた。これに対して、本発明では、ボ
ールネジ12を両端から駆動するため、ボールネジ12
の捩れ撓みを常に平均化することができ、駆動精度を向
上することが可能である。
【0022】移動部11には、ボールネジ12と平行に
スケール20が取り付けられている。スケール20の長
さは、移動部11の可動範囲程度の長さであればよい。
後述する位置検出部21でスケール20の位置情報を検
出することにより、移動部11の送り位置が検出できる
ようになっている。
【0023】位置検出部21は、ガイド手段22に取り
付けられ、スケール20と対面する構成になっている。
位置検出部21はスケール20の位置情報を検出する。
【0024】制御部19は位置検出部21に接続されて
いる。制御部19は位置検出部21で得られた位置情報
をフィードバック信号として、両サーボモータ14a及
び14bに送信する。これにより、スケールフィードバ
ックによるボールネジ両端駆動が可能になっている。
【0025】このように、スケールフィードバックによ
るボールネジ駆動制御をボールネジ12の両端駆動と組
み合わせることにより、高速でかつ高精度なボールネジ
駆動を、所望の送り位置に対し行うことができる。
【0026】図3は、本発明のNC工作機械用の駆動装
置の他の実施例を示す。
【0027】図3に示す駆動装置においては、ボールネ
ジ12の両端付近に回転速度検出器25a、25bが設
けられている。回転速度検出器25a、25bはボール
ネジ12の両端にサーボモータ14a、14bの付近で
接続されていて、ボールネジ12の回転速度を検出す
る。検出された回転速度は制御手段19に送信され、こ
れに基づいてサーボモータ14a及び14bの同期運転
を制御する。
【0028】ボールネジ12の回転速度をフィードバッ
ク信号とすることにより、サーボモータ14a、14b
をより高精度に同期制御し、駆動精度を向上させること
が可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明のNC工作機械用の駆動装置によ
れば、送り速度の高速化に十分に対応することができ
る。
【0030】また、本発明装置では、ボールネジを両端
から駆動するので、必要な捩り剛性が半分で良くなり、
ボールネジの径を細くすることができる。その場合、ボ
ールネジを高速で回転させることが可能となる。
【0031】また、2個のサーボモータでボールネジの
両端を駆動するので、ロータイナーシャの小さいモータ
を使用することができ、加速度を上げることができる。
【0032】さらに、ボールネジを両端から駆動するた
め、ボールネジの捩れ撓みを常に平均化することがで
き、駆動精度を向上することが可能である。
【0033】また、移動部がスケールフィードバック制
御のもとで移送されると、移動部は駆動装置によって位
置制御され、位置決め精度を向上することができる。
【0034】また、ボールネジが両端駆動され、かつそ
の駆動がスケールフィードバックにより制御されている
ため、径が細く寸法の長いボールねじを使用することが
できる。例えば、熱による伸びが無視できないような寸
法の長いボールねじを使用することができる。
【0035】しかも、2個のサーボモータでボールネジ
の両端を駆動する構成と、ボールネジに係合するナット
をダブルナット方式にした構成を組み合せたため、作動
時に、ボールネジの剛性を高く保持できるとともに、振
動を大幅に抑制できる。その結果、送り精度の向上が相
乗的に顕著となる。
【0036】また、ボールネジを両端駆動し、ボールネ
ジナットのダブルナットの間にシム板をはさんでバック
ラッシュを効果的に除去出来るようにしたため、さらに
高精度な送り駆動を行うことが可能となる。
【0037】また、ボールネジの両端を駆動する構成
と、ボールネジの両端付近の回転数を検出してフィード
バック制御する構成を組み合わせたため、ボールネジの
捩れ撓みを低減させることができ、駆動精度をさらに向
上させることができる。
【0038】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば、移動部はテーブル以外のサドルやヘッド等
であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNC工作機械用の駆動装置の実施例を
示す側面図。
【図2】図1の駆動装置をA−A線に沿って示す断面
図。
【図3】本発明のNC工作機械用の駆動装置の他の実施
例を示す側面図。
【符号の説明】
10 駆動装置 11 移動部(テーブル) 12 ボールネジ 13 ボールナット 14a、14b サーボモータ 15 出力軸 16 継手 17 ベアリング 19 制御部 20 スケール 21 位置検出部 22 ガイド手段 23 シム板 25a、25b 回転速度検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動部(11)をボールネジ(12)と
    ボールナット(13)を用いて移動する構成のNC工作
    機械用の駆動装置において、1本のボールネジ(12)
    の両端にサーボモータ(14a、14b)を接続し、両
    サーボモータ(14a、14b)を同期運転してボール
    ネジ(12)を回転させ、移動部(11)を所定方向に
    移動させる構成にし、しかも、ボールナット(13)を
    ダブルナット方式にしてプリロードをかけてバックラッ
    シュを低減する構成にし、さらに、移動部(11)にス
    ケール(20)を取付けたことを特徴とするNC工作機
    械用の駆動装置。
  2. 【請求項2】 ボールナット(13)のダブルナット構
    造の間にシム板(23)をはさんだことを特徴とする請
    求項1に記載のNC工作機械用の駆動装置。
  3. 【請求項3】 回転速度検出器(25a、25b)がボ
    ールネジ(12)に設けられていていることを特徴とす
    る請求項1〜2のいずれか1項に記載のNC工作機械用
    の駆動装置。
JP2000070222A 2000-03-14 2000-03-14 Nc工作機械用の駆動装置 Pending JP2001259953A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000070222A JP2001259953A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 Nc工作機械用の駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000070222A JP2001259953A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 Nc工作機械用の駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001259953A true JP2001259953A (ja) 2001-09-25

Family

ID=18588990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000070222A Pending JP2001259953A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 Nc工作機械用の駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001259953A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100353979B1 (ko) * 2000-07-13 2002-09-27 위아 주식회사 공작기계용 로봇의 기본축과 연결된 서어보 모터의 로드와결합되는 커플링 결합구조
JP2008062243A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Akihisa Murata 帯状ワークの突合せ接合装置
JP2010110880A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Yamazaki Mazak Corp タンデム駆動の長尺テーブルを有する工作機械
JP2018020415A (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 キタムラ機械株式会社 工作機械用駆動装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100353979B1 (ko) * 2000-07-13 2002-09-27 위아 주식회사 공작기계용 로봇의 기본축과 연결된 서어보 모터의 로드와결합되는 커플링 결합구조
JP2008062243A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Akihisa Murata 帯状ワークの突合せ接合装置
JP2010110880A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Yamazaki Mazak Corp タンデム駆動の長尺テーブルを有する工作機械
JP2018020415A (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 キタムラ機械株式会社 工作機械用駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012032667A1 (ja) スクロール加工方法および加工装置
KR910007054B1 (ko) 수치제어장치
JP2000105170A (ja) 主軸ユニットの耐久試験装置
JP3369802B2 (ja) 移動体の駆動装置
JP2001259953A (ja) Nc工作機械用の駆動装置
US20050103135A1 (en) Device for compensating a torque produced by a gyrostatic effect
JPH11114762A (ja) Nc工作機械用の駆動装置
JP6576420B2 (ja) 両頭側面フライス盤
JP2003127044A (ja) 直動テーブル装置
JP2001336596A (ja) ボールねじ送り装置
US10427259B2 (en) Tilt device for machine tool
JPH1158181A (ja) 割り出し装置とその駆動方法
JP2002205244A (ja) 割り出し装置とその組み立て方法
JP5446214B2 (ja) 多軸工作機械
JPH10286737A (ja) 工作機械に於けるハイブリッド送り駆動方式
JPH08141866A (ja) 送り台駆動装置
JP2000210832A (ja) 移動体の駆動機構および工作機械
JP2018020415A (ja) 工作機械用駆動装置
JP2006226811A (ja) 粗動微動位置決め装置
JP2018075645A (ja) 工具径可変主軸装置
JPH0976139A (ja) 工作機械の送り装置
JPH1086027A (ja) 送りねじの駆動方法および装置
JP2006142463A (ja) 複合加工装置
JP2580071Y2 (ja) 転造盤
JPH04111734A (ja) 精密回転テーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050921

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070426