JP4070560B2 - グリル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、グリル庫内に被調理物を載置させる焼き網が設けられ、前記グリル庫の扉部の開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、加熱量を調節自在な被調理物加熱用の加熱手段と、前記加熱手段の運転を制御する制御手段とが設けられているグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなグリルは、グリル庫の扉部を開いて、焼き網に魚などの被調理物を載置させ、扉部を閉じた状態で、バーナなどの加熱手段を運転させることにより、被調理物を加熱するものであり、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行うときには、加熱手段の運転中に、扉部を開いて、所望の作業を行ったのち扉部を閉めることにより、被調理物の加熱を再開させるようにしている。
【0003】
そして、従来では、扉部の開閉状態を検出する開閉状態検出手段が、扉部が開状態か閉状態かによってON/OFFするマイクロスイッチにて構成され、制御手段は、開閉状態検出手段にて閉状態を検出した状態で、加熱手段の運転開始が指令されると、加熱手段の運転を開始させ、加熱手段の運転中に、開閉状態検出手段にて開状態を検出すると、加熱手段の運転を一定時間継続させたのち、加熱手段の運転を停止させるようにしていた。
説明を加えると、制御手段は、加熱手段の運転中に、扉が開かれると、加熱手段の運転を一定時間継続させて、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−208358号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のグリルでは、加熱手段の運転中に、開閉状態検出手段にて開状態を検出すると、単純に、加熱手段の運転を一定時間継続させるようにしているので、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行うために扉部が開かれているにもかかわらず、被調理物を加熱するような大きな加熱量にて加熱手段を運転させることとなり、エネルギー消費量が増大するという欠点があるとともに、所望の作業を行う環境としては、加熱手段の加熱量が大きくて好ましいものではなかった。
また、上記従来のグリルでは、開閉状態検出手段が、扉部が開状態か閉状態かによってON/OFFするマイクロスイッチにて構成されているので、扉部の開閉状態を検出する専用のマイクロスイッチを設けなければならず、部品点数が増加して、構成の複雑化を招くという欠点もあった。
【0006】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、上述のような欠点を解消することが可能となる良好なグリルを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、グリル庫内に被調理物を載置させる焼き網が設けられ、前記グリル庫の扉部の開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、加熱量を調節自在な被調理物加熱用の加熱手段と、前記加熱手段の運転を制御する制御手段とが設けられているグリルにおいて、
前記加熱手段の加熱量を指令する加熱量指令手段が設けられ、
前記制御手段は、前記加熱手段の運転中に、前記加熱量指令手段による指令情報に基づいて、前記加熱手段の加熱量を調節するとともに、前記開閉状態検出手段にて開状態を検出すると、前記加熱手段の加熱量をそのときの加熱量よりも減少側の加熱量に調節する加熱量抑制作動を実行し、且つ、前記加熱量抑制作動実行中に、前記開閉状態検出手段にて閉状態を検出すると、前記加熱手段の加熱量を、前記加熱量抑制作動実行前の加熱量よりも増大側の加熱量に調節する加熱量増大作動を実行したのち、前記加熱量抑制作動実行前の加熱量に調節するように構成され、
前記制御手段は、前記開閉状態検出手段にて半開き状態を検出している状態で前記加熱手段の運転を開始するときには、予熱用運転であると判別するように構成されている。
【0008】
すなわち、制御手段は、加熱手段の運転中に、開閉状態検出手段にて開状態を検出すると、加熱量抑制作動を実行するので、加熱手段の運転中に、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行うために、扉部を開くと、加熱手段の加熱量を絞った状態で、加熱手段を運転させることになる。
したがって、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行うために、扉部を開くだけで、加熱手段の加熱量が絞られることになるので、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行い易い環境を得ながら、極力エネルギー消費量を抑えることができることとなって、良好なグリルを提供できるに至った。
また、制御手段は、加熱量抑制作動実行中に、開閉状態検出手段にて閉状態を検出すると、加熱量増大作動を実行したのち、加熱手段の加熱量を加熱量抑制作動実行前の加熱量に調節するので、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行うために扉を開くと、加熱手段の加熱量を絞り、所望の作業を行ったのち扉部を閉じると、加熱量増大作動を実行したのち、加熱手段の加熱量をもとの加熱量に復帰させて、被調理物の加熱を再開させることができることになる。
したがって、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行うときには、被調理物の焼き具合を確認したり、被調理物を裏返すなどの作業を行い易い環境を得ながら、極力エネルギー消費量を抑えて、被調理物の加熱を行うことができることとなって、より良好なものとなる。
しかも、所望の作業を行ったのち扉部を閉じると、単純に、加熱手段の加熱量をもとの加熱量に復帰させるのではなく、加熱量増大作動を実行したのち、加熱手段の加熱量をもとの加熱量に復帰させるので、扉部を開くことによって低下したグリル庫内の温度をいち早く上昇させて、被調理物の加熱を再開させることができ、被調理物の加熱時間を短縮させることができることになる。
また、制御手段は、開閉状態検出手段にて半開き状態を検出している状態で加熱手段の運転を開始するときには、その加熱手段の運転を予熱用運転であると判別するので、その判別結果に基づいて、予熱用運転に適した加熱量になるように加熱手段の加熱量に調節するなどの制御を行うことにより、グリル庫の予熱を行うことができることになる。
したがって、単に、被調理物を加熱させるだけでなく、グリル庫の予熱を行うこともできるので、使い勝手がよくなり、良好なグリルを提供できるに至った。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、前記制御手段は、前記加熱量抑制作動実行中に、前記開閉状態検出手段にて開状態を検出する状態が設定時間以上継続すると、前記加熱手段の運転を停止させるように構成されている。
【0010】
すなわち、制御手段は、加熱量抑制作動実行中に、開閉状態検出手段にて開状態を検出する状態が設定時間以上継続すると、加熱手段の運転を停止させるので、例えば、被調理物をグリル庫から取り出すために、加熱手段の運転中に扉部を開いたのち、操作忘れなどによって扉部が開かれた状態が設定時間以上継続すると、加熱手段の運転を自動的に停止させることができることになる。
したがって、使用者の操作忘れなどによって扉部が開かれたままとなっても、加熱手段の運転を自動的に停止させることができるので、使用者に安心感を与えることができることになる。
【0021】
請求項3に記載の発明によれば、前記制御手段は、前記予熱用運転の開始から前記加熱手段の運転時間が予熱用設定時間になると、予熱用運転の終了を報知するように構成されている。
【0022】
すなわち、制御手段は、開閉状態検出手段にて半開き状態を検出している状態で加熱手段の運転を開始してから予熱用設定時間が経過すると、予熱用運転の終了を報知するので、グリル庫の予熱が完了したことを使用者が容易に確認することができることになる。
したがって、グリル庫の予熱の完了により、その後の操作などを的確に行うことができ、より使い勝手のよいものとなる。
【0023】
請求項4に記載の発明によれば、前記加熱手段の加熱量を指令する加熱量指令手段が設けられ、
前記制御手段は、前記予熱用運転終了後に、前記開閉状態検出手段にて半開き状態が検出された状態のままでかつ前記加熱量指令手段にて加熱量の変更が指令されない変更操作無し状態が消し忘れ用設定時間継続すると、前記加熱手段の運転を停止させるように構成されている。
【0024】
すなわち、制御手段は、予熱用運転終了後に、変更操作無し状態が消し忘れ用設定時間継続すると、加熱手段の運転を停止させるので、予熱用運転終了後に、使用者の操作忘れなどによって加熱手段の運転が消し忘れ用設定時間継続すると、加熱手段の運転を自動的に停止させることができることになる。
したがって、予熱用運転終了後に、使用者の操作忘れなどによって加熱手段の運転が継続しても、その加熱手段の運転を自動的に停止させることができることとなって、使用者に安心感を与えることができることになる。
【0025】
請求項5に記載の発明によれば、前記開閉状態検出手段は、前記グリル庫内において、前記扉部の開閉状態に応じて温度変化を生じる部位に配設された温度センサにて構成されている。
【0026】
すなわち、温度センサの検出温度は、例えば、閉状態のときには高くなり、開状態のときには低くなるなど、扉部の開閉状態に応じて変化するので、その温度センサの温度変化を検出することにより、扉部の開閉状態を検出することができることになり、しかも、その温度センサにてグリル庫内の温度をも検出することができることになる。
したがって、温度センサにて、開閉状態検出手段としてのセンサとグリル庫内の温度情報を検出するセンサを兼用することができるので、構成の簡素化を図りながら、扉部の開閉状態を検出することができることとなって、良好なグリルを提供できるに至った。
【0027】
ちなみに、温度センサにて、グリル庫内の温度情報を検出することにより、その温度情報に基づいて、加熱手段の加熱量を調節したり、加熱手段の運転を停止させるなどの処理を行うことができることになる。
【0028】
請求項6に記載の発明によれば、前記開閉状態検出手段は、前記グリル庫内において、前記扉部の開閉状態に応じて温度変化を生じる部位として、前記扉部の開閉度合いに応じて異なる温度変化を生じる部位に配設された複数の温度センサにて構成され、
且つ、前記複数の温度センサによる検出温度の温度差または温度差の時間微分値に基づいて、前記扉部の開閉状態を検出するように構成されている。
【0029】
すなわち、複数の温度センサの検出温度の温度差が、例えば、扉部の開閉度合いが閉状態に近づくほど大きくなるなど、扉部の開閉度合いに応じて複数の温度センサの検出温度の変化量が異なるので、その異なる温度変化を検出することにより、扉部の開状態および閉状態だけでなく、扉部の開閉度合いをも検出することができることになる。
したがって、扉の開閉状態を細かく検出することができ、その検出情報に基づいてより細かな制御を行うことが可能となって、使い勝手のよいものとなる。
【0032】
請求項7に記載の発明によれば、前記加熱手段は、バーナにて構成され、
前記グリル庫内には、前記焼き網の下方に汁受皿が設けられ、
前記複数の温度センサが、前記グリル庫内において、前記バーナの燃焼排ガスを機外に排気する排気路中の雰囲気温度を検出可能な部位に配設された排ガス温度センサと、前記グリル庫内において、前記汁受皿の温度を検出可能な部位に配設された汁受皿温度センサとの二つの温度センサにて構成されている。
【0033】
すなわち、バーナによる過熱状態によって、排気路中の雰囲気温度が異常高温となると、バーナの燃焼を停止させる必要があるので、グリルにおいては、排気路中の雰囲気温度を検出することが求められる。
そして、温度センサによって、扉部の開閉状態を検出するとともに、排気路中の雰囲気温度を検出するので、温度センサにて、グリルにおいて必要となる二つの温度情報を得ることができ、グリルに的確に対応する状態で、構成の簡素化を図ることができることになる。
【0035】
すなわち、被調理物から落下する油などが汁受皿に受け止められ、その油の発火を防止するために、汁受皿の温度が高温となると、加熱手段の運転を停止させる必要があるので、グリルにおいては、汁受皿の温度を検出することが求められる。
そして、温度センサによって、扉部の開閉状態を検出するとともに、汁受皿の温度を検出するので、温度センサにて、グリルにおいて必要となる二つの温度情報を得ることができ、グリルに的確に対応する状態で、構成の簡素化を図ることができることになる。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるグリルをガスコンロに適応した例について図面に基づいて説明する。
このガスコンロは、図1および図2に示すように、2つのコンロバーナ1を備えたコンロ部2、および、そのコンロ部2の下方側の内部に配置されたグリルバーナ3を備えたグリル部4を備えたコンロ本体5からなるテーブル式ガスコンロにて構成されている。
そして、コンロ本体5の後方側箇所には、グリル部4における加熱手段としてのグリルバーナ3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口6が形成され、各コンロ部2の周囲は、トッププレート7にてガスコンロ上面が覆われており、このトッププレート7の上部に、各コンロ部2に対する被加熱物(鍋など)を受け止め支持するための五徳8が載置支持されている。
【0037】
また、ガスコンロ前側面には、コンロバーナ1やグリルバーナ3の点火、消火や、火力調節などの各種の運転状態を指令する操作部Sが設けられ、制御部Hが、その操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、コンロバーナ1およびグリルバーナ3を制御するように構成されている。
そして、操作部Sは、大バーナ用操作部S1、グリルバーナ用操作部S3、および、並バーナ用操作部S2を備えて構成されている。
【0038】
前記コンロバーナ1は、図1において、コンロ本体5の左側に位置する大バーナ1aと右側に位置する並バーナ1bとから構成され、並バーナ1b(図2中一番上のバーナ)には、五徳8にて載置支持された被加熱物の底面部に接触して、被加熱物の温度を検出する温度センサRが設けられている。
そして、2つのコンロバーナ1の夫々には、点火用の点火プラグ9、および、コンロバーナ1の立ち消えなどの燃焼状態を検出する熱電対10が設けられている。
また、グリルバーナ3として、上面バーナ3aと下面バーナ3bとを備えて、グリル部4が両面焼きグリルにて構成され、上面バーナ3aおよび下面バーナ3bの夫々にも、点火用の点火プラグ9、および、グリルバーナ3の立ち消えなどの燃焼状態を検出する熱電対10が設けられている。
【0039】
前記2つのコンロバーナ1およびグリルバーナ3へのガス供給路12は、図2に示すように、大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、グリルバーナ用分岐路12cの3系統に分岐して接続され、グリルバーナ3へのグリルバーナ用分岐路12cは、さらに、上面バーナ3aと下面バーナ3bの夫々に分岐接続されている。
【0040】
そして、大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、および、グリルバーナ用分岐路12cの夫々には、モータコック13、および、そのモータコック13の開度位置を検出する位置センサ14が設けられている。
また、グリルバーナ用分岐路12cにおける上面バーナ3aと下面バーナ3bへの分岐箇所よりも上流側にガバナ15が設けられ、ガス供給路12における大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、グリルバーナ用分岐路12cへの分岐箇所よりも上流側に元電磁弁16が設けられている。
【0041】
前記グリル部4は、グリル部4の縦断側面図である図3に示すように、前面部が開口されかつ後面部が閉塞された箱状に形成されたグリル庫11内に、魚などの被調理物を載置させる焼き網17を設けて、その被調理物をグリルバーナ3にて加熱するように構成されている。
前記グリル庫11の後方側には、グリルバーナ3の燃焼排ガスを機外に排気させる排気路22が上方側に延びる状態で配設され、その排気路22にてグリルバーナ3の燃焼排ガスをグリル排気口6に導くように構成されている。
ちなみに、グリルバーナ3の二次空気は、グリル庫11の底面部や前面部から取り入れるようにして、この二次空気の流動により、後述する汁受皿18を冷却させるように構成されている。
【0042】
そして、焼き網17の下方には、魚などの被調理物からの油などを受け止める汁受皿18が設けられ、汁受皿18は、図示はしないが、グリル庫11の側壁部に設けられたガイドの案内により、焼き網17を載置した状態で、グリル庫11に対して、収納移動可能でかつ取り出し移動可能に構成されている。
また、汁受皿18の前面部には、汁受皿18をグリル庫11内に収納したときに、グリル庫11の前面部を閉塞する把手付きの扉部19が設けられている。
そして、使用者は、把手にて扉部19を開閉させることにより、汁受皿18と焼き網17を一体的に、グリル庫11に対して収納移動および取り出し移動させるように構成されている。
【0043】
前記グリル庫11内には、二つの温度センサ20,21が設けられ、それら二つの温度センサ20,21は、グリル庫11内において、扉部19の開閉状態に応じて温度変化を生じる部位でかつ扉部の開閉度合いに応じて異なる温度変化を生じる部位に配設されて開閉状態検出手段として構成されている。
説明を加えると、二つの温度センサは、排気路22中の雰囲気温度を検出可能な部位に配設された排ガス温度センサ20と、汁受皿18の温度を検出可能な部位に配設された汁受皿温度センサ21とからなり、それら二つの温度センサの検出温度の温度変化量に基づいて、扉部19の開閉状態を検出するように構成されている。
そして、排ガス温度センサ20にて、扉部19の開閉状態を検出するための温度情報を得るためのセンサと、排気路22中の温度情報を得るためのセンサとを兼用し、汁受皿温度センサ21にて、扉部19の開閉状態を検出するための温度情報を得るためのセンサと、汁受皿18の温度情報を得るためのセンサとを兼用するように構成されている。
【0044】
前記制御部Hは、マイクロコンピュータを備えて構成され、大バーナ用操作部S1、グリルバーナ用操作部S3、および、並バーナ用操作部S2による指令に基づいて、コンロバーナ1およびグリルバーナ3を点火させる点火作動および消火させる消火作動を実行し、各バーナの燃焼中に火力調節する火力調節作動を実行するように構成されている。
【0045】
以下、グリルバーナ3における制御部Hの動作について説明を加える。
前記点火作動は、グリルバーナ用操作部S3にて点火が指令されると、元電磁弁16を開弁するとともに、位置センサ14の検出情報に基づいて、モータコック13を点火用ガス量にセットし、点火プラグ9を作動させて、熱電対10にて着火を確認するように構成されている。
ちなみに、点火プラグ9を作動させてから着火確認時間が経過しても、熱電対10により着火を確認できないときには、点火エラーとしている。
【0046】
そして、消火作動は、グリルバーナ用操作部S3にて消火が指令されると、元電磁弁16およびモータコック13を閉弁させて、グリルバーナ3の燃焼を停止させるように構成されている。
また、火力調節作動は、グリルバーナ3の燃焼中に、グリルバーナ用操作部S3にて指令された火力になるように、位置センサ14の検出情報に基づいて、モータコック13を調整して、上面バーナ3aおよび下面バーナ3bの火力を調節するように構成されている。
ちなみに、グリルバーナ用操作部S3にて、上面バーナ3aのみ燃焼させたり、下面バーナ3bのみ燃焼させたり、燃焼状態の切替も指令可能であるので、その指令された燃焼状態にてグリルバーナ3を燃焼させるようにしている。
【0047】
また、制御部Hは、排ガス温度センサ20の検出温度と汁受皿温度センサ21の検出温度とを監視し、それらの温度情報に基づいて、グリルバーナ3の燃焼を開始するときの扉部19の開閉状態を判別する開始用開閉状態判別処理を実行するように構成されている。
すなわち、制御部Hは、開始用開閉状態判別処理において、排ガス温度センサ20の検出温度と汁受皿温度センサ21の検出温度とを比較することによって、全開状態と半開き状態と全閉状態の3つの開閉状態を判別するように構成されている。
【0048】
扉部19の開閉状態が、全開状態であるか、半開き状態であるか、全閉状態であるかの判別について、扉部19の開閉状態を示す図4、および、各開閉状態について、グリルバーナ3の燃焼を開始させてから、排ガス温度センサ20の検出温度と汁受皿温度センサ21の検出温度の時間変化を示す図5のグラフに基づいて説明を加える。
ちなみに、図4の(イ)および図5の(イ)は、全閉状態を示し、図4の(ロ)および図5の(ロ)は、半開き状態を示し、図4の(ハ)および図5の(ハ)は、全開状態を示している。
そして、扉部19をグリル庫11の前面部から、例えば、6cm以上開いた状態を全開状態とし、扉部19をグリル庫11の前面部から、例えば、2cm開いた状態を半開き状態としている。
この場合、把手にて扉部19を開き、汁受皿18と焼き網17を一体的にグリル庫11から取り出した状態も、全開状態として扱う。
【0049】
図4の(イ)に示すように、扉部19が全閉状態のときには、図5の(イ)に示すように、グリルバーナ3の燃焼を開始してから、例えば、2分後には、排ガス温度センサ20の検出温度T1から汁受皿温度センサ21の検出温度T2を引いた温度差(T1−T2)は、30deg程度となるので、グリルバーナ3の燃焼を開始してから判別用設定時間(例えば、2分)後の温度差(T1−T2)が15deg以上となると、全閉状態と判別するようにしている。
【0050】
図4の(ロ)に示すように、扉部19が半開き状態のときには、図5の(ロ)に示すように、グリルバーナ3の燃焼を開始してから、例えば、2分後には、排ガス温度センサ20の検出温度T1から汁受皿温度センサ21の検出温度T2を引いた温度差(T1−T2)は、10deg程度となるので、グリルバーナ3の燃焼を開始してから判別用設定時間(例えば、2分)後の温度差(T1−T2)が0以上でかつ15deg未満であると、半開き状態と判別するようにしている。
【0051】
図4の(ハ)に示すように、扉部19が全開状態のときには、図5の(ハ)に示すように、グリルバーナ3の燃焼を開始してから、例えば、2分後には、排ガス温度センサ20の検出温度T1よりも汁受皿温度センサ21の検出温度T2の方が高くなり、排ガス温度センサ20の検出温度T1から汁受皿温度センサ21の検出温度T2を引いた温度差(T1−T2)は、負の値になるので、グリルバーナ3の燃焼を開始してから判別用設定時間(例えば、2分)後の温度差(T1−T2)が0未満であると、全開状態と判別するようにしている。
【0052】
そして、制御部Hは、開始用開閉状態判別処理により半開き状態と判別している状態でグリルバーナ3の燃焼を開始するときには、予熱用運転であると判別し、その予熱用運転の開始からグリルバーナ3の燃焼時間が予熱用設定時間になると、予熱用運転の終了を報知するように構成されている。
また、制御部Hは、予熱用運転終了後に、扉部19の開閉操作がされずに半開き状態が検出された状態のままで、かつ、操作部Sにてグリルバーナ3の火力の変更が指令されない変更操作無し状態が消し忘れ用設定時間継続すると、グリルバーナ3の燃焼を停止させるように構成されている。
ちなみに、予熱用運転においては、例えば、グリルバーナ3の火力を予熱用火力に調節するなど、予熱用運転の動作を行うようにしている。
【0053】
前記制御部Hは、排ガス温度センサ20の検出温度と汁受皿温度センサ21の検出温度とに基づいて、開始用開閉状態判別処理を実行するだけでなく、グリルバーナ3の燃焼中には、排ガス温度センサ20の検出温度と汁受皿温度センサ21の検出温度の温度変化量に基づいて、扉部19が閉状態であるか、開状態であるかの判別を行う燃焼中開閉状態判別処理を実行するように構成されている。
【0054】
説明を加えると、扉部19が開状態から閉状態に変化したときには、図5の(イ)に示すように、グリルバーナ3の燃焼中に、排ガス温度センサ20の検出温度T1と汁受皿温度センサ21の検出温度T2の温度差(T1−T2)が大きくなるので、その時間微分値{d(T1−T2)/dt}が、正の値の所定値K1以上となっていると、開状態から閉状態に変化したと判別するようにしている。また、扉部19が閉状態から開状態に変化したときには、図5の(ロ)および(ハ)に示すように、グリルバーナ3の燃焼中に、排ガス温度センサ20の検出温度T1と汁受皿温度センサ21の検出温度T2の温度差(T1−T2)が小さくなるので、その時間微分値{d(T1−T2)/dt}が、負の値の所定値K2以下となっていると、閉状態から開状態に変化した判別するようにしている。
【0055】
ちなみに、燃焼中開閉状態判別処理において、K2<{d(T1−T2)/dt}<K1となるときには、前回の燃焼中開閉状態判別処理の判別結果を維持する。
例えば、前回の燃焼中開閉状態判別処理において、開状態と判別していると、K2<{d(T1−T2)/dt}<K1の間は、開状態と判別するようにしている。
【0056】
前記制御部Hは、グリルバーナ3の燃焼中に、燃焼中開閉状態判別処理により閉状態から開状態に変化したと判別すると、グリルバーナ3の火力をそのときの火力よりも減少側の火力に調節する加熱量抑制作動を実行するように構成されている。
そして、制御部Hは、加熱量抑制作動実行中に、燃焼中開閉状態判別処理により開状態から閉状態に変化したと判別すると、グリルバーナ3の火力を、加熱量抑制作動実行前の火力よりも増大側の火力に調節する加熱量増大作動を実行したのち、加熱量抑制作動実行前の火力に調節し、かつ、加熱量抑制作動実行中に、開状態と判別している状態が停止用設定時間以上継続すると、グリルバーナ3の燃焼を停止させるように構成されている。
【0057】
前記加熱量抑制作動は、グリルバーナ3の火力を抑制用設定火力(例えば、最小火力)に調節するように、モータコック13の開度位置を調整するように構成され、加熱量増大作動は、グリルバーナ3の火力を増大用設定火力(例えば、最大火力)に調節する状態を増大用設定時間維持するように構成されている。
ちなみに、増大用設定時間については、一定の時間を設定したり、グリルバーナ3の燃焼中に、扉部19が開かれていた時間が長いほど、増大用設定時間が長くなるように変更設定したり、排ガス温度センサ20の検出温度が開状態と判別する前の温度付近に達するまでとしたりすることが可能である。
【0058】
また、制御部Hは、グリルバーナ3の燃焼中に、排ガス温度センサ20の検出温度が異常用設定温度以上となったり、あるいは、汁受皿温度センサ21の検出温度が発火防止用設定温度以上となると、グリルバーナ3の燃焼を強制的に停止させて、過熱状態や汁受皿18の落下油などが発火する状態となる前に、自動的にグリルバーナ3の燃焼を停止させるようにしている。
【0059】
前記グリルバーナ3における制御部Hの動作について、図6および図7のフローチャートに基づいて説明を加える。
まず、グリルバーナ用操作部S3にて点火が指令されると、点火作動を実行して、グリルバーナ3の燃焼を開始し、グリルバーナ3の燃焼を開始してから判別用設定時間経過すると、開始用開閉状態判別処理を実行する(ステップ1〜4)。
そして、開始用開閉状態判別処理において半開き状態と判別すると、予熱用運転を行い、その予熱用運転の開始から予熱用設定時間が経過すると、予熱用運転の終了を報知する(ステップ5〜8)。
また、開始用開閉状態判別処理において全開状態と判別すると、グリルバーナ3の燃焼を停止する消火作動を実行して、警報ブザーを作動させるなどしてエラー報知作動を行ってエラーとしている(ステップ9〜11)。
【0060】
前記開始用開閉状態判別処理において全閉状態と判別すると(ステップ5,9)、グリルバーナ用操作部S3の指令状態に基づいて、火力調節作動を実行し、燃焼中開閉状態判別処理を実行する(ステップ12,13)。
そして、燃焼中開閉状態判別処理にて閉状態と判別しているときには、予熱用運転後であるか否かを判別して、予熱用運転後でなければ、グリルバーナ用操作部S3にて消火が指令されると、消火作動を実行する(ステップ14〜17)。予熱用運転後であるときには、変更操作無し状態が消し忘れ用設定時間継続していると、消火作動を実行して、警報ブザーを作動させるなどしてエラー報知作動を行ってエラーとし(ステップ15,18,19,20)、変更操作無し状態が消し忘れ用設定時間継続していなければ、グリルバーナ用操作部S3にて消火が指令されると、消火作動を実行する(ステップ16,17)。
【0061】
また、燃焼中開閉状態判別処理にて閉状態から開状態に変化したと判別すると(ステップ14)、加熱量抑制作動を実行し、その開状態と判別している状態が停止用設定時間継続していなければ、燃焼中開閉状態判別処理において閉状態と判別するまで、加熱量抑制作動を継続させる(ステップ21〜24)。
そして、燃焼中開閉状態判別処理において開状態と判別している状態が停止用設定時間継続すると、消火作動を実行して、警報ブザーを作動させるなどしてエラー報知作動を行ってエラーとしている(ステップ22,25,26)。
また、燃焼中開閉状態判別処理にて開状態から閉状態に変化したと判別すると(ステップ24)、加熱量増大作動を実行したのち、グリルバーナ3の火力を加熱量抑制作動実行前の火力に復帰させる(ステップ27,28)。
【0062】
前記コンロバーナ1における制御部Hの動作について説明を加えると、グリルバーナ3と同様に、点火作動は、大バーナ用操作部S1および並バーナ用操作部S2にて点火が指令されると、元電磁弁16を開弁するとともに、位置センサ14の検出情報に基づいて、モータコック13を点火用ガス量にセットし、点火プラグ9を作動させて、熱電対10にて着火を確認するように構成されている。
ちなみに、点火プラグ9を作動させてから着火確認時間が経過しても、熱電対10により着火を確認できないときには、点火エラーとしている。
【0063】
そして、消火作動は、大バーナ用操作部S1および並バーナ用操作部S2にて消火が指令されると、元電磁弁16およびモータコック13を閉弁させて、コンロバーナ1の燃焼を停止させるように構成されている。
また、火力調節作動は、コンロバーナ1の燃焼中に、大バーナ用操作部S1および並バーナ用操作部S2にて指令された火力になるように、位置センサ14の検出情報に基づいて、モータコック13を調整して火力調節するように構成されている。
【0064】
ちなみに、制御部Hは、詳述はしないが、並バーナ1bについては、並バーナ用操作部S2からの指令に基づいて、並バーナ1bの燃焼時間が並バーナ用操作部S2にて設定された時間になると、自動的に並バーナ1bの燃焼を停止させる調理タイマー運転、温度センサRの検出温度が目標温度(160℃、180℃、220℃)になるように、並バーナ1bの火力調節する天ぷら運転や、温度センサRの検出温度を用いて自動的に湯を沸かす湯沸し運転などの自動調理運転を行うように構成されている。
【0070】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、開閉状態検出手段を、排ガス温度センサ20と汁受皿温度センサ21とから構成しているが、例えば、開閉状態検出手段を、マイクロスイッチなどの接触式センサを用いて実施することも可能であり、開閉状態検出手段として、各種センサを適応することが可能である。
【0071】
(2)上記実施形態では、開閉状態検出手段としての二つの温度センサ20,21を、扉部19の開閉状態に応じて温度変化を生じる部位でかつ扉部の開閉度合いに応じて異なる温度変化を生じる部位に配設しているが、開閉状態検出手段としての温度センサの配設箇所は適宜変更が可能である。
また、温度センサの数については、扉部19の開閉状態が検出できれば、ひとつや3つ以上など適宜変更が可能である。
【0072】
(3)上記実施形態では、排ガス温度センサ20が、扉部19の開閉状態を検出するための温度情報を得るためのセンサと、排気路22中の温度情報を得るためのセンサとを兼用するようにしているが、開閉状態を検出するための温度情報を得るためのセンサと、排気路22中の温度情報を得るためのセンサとを別々に設けて実施することも可能である。
また、汁受皿温度センサ21についても、汁受皿温度センサ21が、扉部19の開閉状態を検出するための温度情報を得るためのセンサと、汁受皿18の温度情報を得るためのセンサとを兼用しているが、扉部19の開閉状態を検出するための温度情報を得るためのセンサと、汁受皿18の温度情報を得るためのセンサとを別々に設けて実施することも可能である。
【0073】
(4)上記実施形態では、グリルバーナ3の燃焼中に、排ガス温度センサ20の検出温度と汁受皿温度センサ21の検出温度の温度変化量に基づいて、扉部19が閉状態であるか、開状態であるかを検出するようにしているが、例えば、単純に、排ガス温度センサ20の検出温度と汁受皿温度センサ21の検出温度との温度差により、扉部19が閉状態であるか、開状態であるかを検出することも可能であり、扉部19が閉状態であるか、開状態であるかを検出するための構成は適宜変更が可能である。
【0074】
(5)上記実施形態では、グリル部4を、グリルバーナ3として、上面バーナ3aと下面バーナ3bとを備えて、両面焼きグリルにて構成しているが、グリルバーナ3として、上面バーナ3aのみを備えて、片面焼きグリルにて構成することも可能である。
【0075】
(6)上記実施形態では、加熱手段として、グリルバーナ3を適応した例を示したが、電気ヒータなど各種の加熱手段が適応可能である。
【0076】
(7)上記実施形態では、モータコックと位置センサにより火力調節を行う構成としているが、比例電磁弁や電磁弁など、他の要素にて構成してもよい。
また、従来からガスコンロなどで使われている器具栓などメカ式の弁とモータコックや比例電磁弁などを組み合わせて構成してもよい。
【0077】
(8)上記実施形態では、本発明にかかるグリルをテーブル式ガスコンロに適応した例を示したが、ビルトイン式ガスコンロにも適応することが可能であり、各種のガスコンロに適応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスコンロの斜視図
【図2】ガスコンロの概略構成図
【図3】グリル部の縦断側面図
【図4】扉部の開閉状態を示すグリル部の縦断側面図
【図5】温度センサの時間変化を示すグラフ
【図6】 制御部の動作を示すフローチャート
【図7】 制御部の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
3 加熱手段
11 グリル庫
17 焼き網
18 汁受皿
19 扉部
20,21 開閉状態検出手段としての温度センサ
H 制御手段
S3 加熱量指令手段
Claims (7)
- グリル庫内に被調理物を載置させる焼き網が設けられ、前記グリル庫の扉部の開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、加熱量を調節自在な被調理物加熱用の加熱手段と、前記加熱手段の運転を制御する制御手段とが設けられているグリルであって、
前記加熱手段の加熱量を指令する加熱量指令手段が設けられ、
前記制御手段は、前記加熱手段の運転中に、前記加熱量指令手段による指令情報に基づいて、前記加熱手段の加熱量を調節するとともに、前記開閉状態検出手段にて開状態を検出すると、前記加熱手段の加熱量をそのときの加熱量よりも減少側の加熱量に調節する加熱量抑制作動を実行し、且つ、前記加熱量抑制作動実行中に、前記開閉状態検出手段にて閉状態を検出すると、前記加熱手段の加熱量を、前記加熱量抑制作動実行前の加熱量よりも増大側の加熱量に調節する加熱量増大作動を実行したのち、前記加熱量抑制作動実行前の加熱量に調節するように構成され、
前記制御手段は、前記開閉状態検出手段にて半開き状態を検出している状態で前記加熱手段の運転を開始するときには、予熱用運転であると判別するように構成されているグリル。 - 前記制御手段は、前記加熱量抑制作動実行中に、前記開閉状態検出手段にて開状態を検出する状態が設定時間以上継続すると、前記加熱手段の運転を停止させるように構成されている請求項1に記載のグリル。
- 前記制御手段は、前記予熱用運転の開始から前記加熱手段の運転時間が予熱用設定時間になると、予熱用運転の終了を報知するように構成されている請求項1または2に記載のグリル。
- 前記加熱手段の加熱量を指令する加熱量指令手段が設けられ、
前記制御手段は、前記予熱用運転終了後に、前記開閉状態検出手段にて半開き状態が検出された状態のままでかつ前記加熱量指令手段にて加熱量の変更が指令されない変更操作無し状態が消し忘れ用設定時間継続すると、前記加熱手段の運転を停止させるように構成されている請求項3に記載のグリル。 - 前記開閉状態検出手段は、前記グリル庫内において、前記扉部の開閉状態に応じて温度変化を生じる部位に配設された温度センサにて構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のグリル。
- 前記開閉状態検出手段は、前記グリル庫内において、前記扉部の開閉状態に応じて温度変化を生じる部位として、前記扉部の開閉度合いに応じて異なる温度変化を生じる部位に配設された複数の温度センサにて構成され、且つ
前記複数の温度センサによる検出温度の温度差または温度差の時間微分値に基づいて、前記扉部の開閉状態を検出するように構成されている請求項5に記載のグリル。 - 前記加熱手段は、バーナにて構成され、
前記グリル庫内には、前記焼き網の下方に汁受皿が設けられ、
前記複数の温度センサが、前記グリル庫内において、前記バーナの燃焼排ガスを機外に排気する排気路中の雰囲気温度を検出可能な部位に配設された排ガス温度センサと、前記グリル庫内において、前記汁受皿の温度を検出可能な部位に配設された汁受皿温度センサとの二つの温度センサにて構成されている請求項6に記載のグリル。
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