JP4070386B2 - 自動販売機の商品収納搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動販売機の商品収納搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機において、図14に示すように、略上下方向に蛇行状に延びる商品収納搬送路1に缶や瓶などの商品2を収納して商品2を下方へ搬送するいわゆるサーペンタインラック式の商品収納搬送装置は知られている。この商品収納搬送装置は商品収納搬送路1を蛇行状に形成することで、商品2が下方に搬送される際に商品2の流れ落ちる際の衝撃を軽減させるとともに商品の流れ落ち姿勢を横向きの正規姿勢に制御するように図られている。商品収納搬送路1は、複数の円弧形状のセグメント3を、互いに対向するセグメント3同士が半位相ずつずれた姿勢で上下に並べて配置することにより構成されている。
【0003】
この種の商品収納搬送装置においては、自動販売機の薄型化に対応すべく、図15に示すように、セグメント3の蛇行深さを浅くして商品収納搬送装置の奥行寸法を減らした薄型のサーペンタインラック式のものがある。しかし、単にセグメント3の蛇行深さを浅くするだけであると、流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が良好に行われなくなる。そのため、セグメント3の上端に挿通され、セグメント3を揺動自在に支持している支持軸4に捩りコイルばね5を外嵌し、この捩りコイルばね5の付勢力により、セグメント3を商品収納搬送路1内に積極的に突出させ、商品2への当たりが大きくなるように構成している。なお、図15における6は、商品2の下方への払出を規制するストッパ7などを備え、下端の商品2から1つずつ払い出す商品払出装置、9は出口幅を調整する出口幅調整板である。
【0004】
また、特開平5−89350号公報には、セグメントを出口幅調整板の細径商品と太径商品との切換操作に連動して移動させることにより、商品収納搬送路の通路幅を調整できるようにした商品収納搬送装置が開示されている。また、同様の効果を得るべく、セグメントの回動範囲を出口幅調整板の細径商品と太径商品との切換操作に連動させて規制したものも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図15に示す従来構成の商品収納搬送装置によれば、極細径(主として直径が50mm以下)の商品2を商品収納搬送路1に投入収納する際に、下記の不具合が発生するおそれがあり、特にこの不具合の発生が薄型のサーペンタインラック式のもので顕著となる。
【0006】
第1に、図16の左側に示すように、商品2を商品収納搬送路1に投入充填して、下方から徐々に積み上げていく時に、商品2が積み上がった箇所では、商品2Aによりセグメント3が押されて、セグメント3の通路側への付勢力が作用しなくなる。そこへ、次の商品2Bが投入されてくると、セグメント3からの付勢力による姿勢制御機能が不十分となっているために、商品2Bが矢印イ方向に回転し易くなり、商品2Bが縦になり易くなる。そして、このように飲口(または底部)が下方に向いている時に、下方の商品2Aとセグメント3との隙間に矢印ロ方向に商品2Bの飲口(または底部)を突っ込んで立ってしまう。
【0007】
第2に、図16の右側に示すように、商品2は細いために、捩りコイルばね5で付勢されているセグメント3の主に先端側に接するだけとなり易い。そのために、ばねによる付勢力が商品2に対して充分には作用せず、殆ど垂直に近い、連続した矢印ハで示すような軌道を描いて商品2が落下していく。その結果、商品2は図17に示すように、重心付近を中心として振り子のように首を振りながら高速で落下していき、商品収納搬送路1の途中で回転したり、商品払出装置6のストッパ7(図15参照)に当接した際に激しく跳ね返ったりして、商品立ちを生じてしまう。また、はなはだしい場合には、瓶などの商品2が割れてしまうなど商品2の破損を招いてしまうことがあった。
【0008】
また、上述した特開平5−89350号公報のように、出口幅調整板の細径商品と太径商品との切換操作に連動して、セグメントを移動させたり、セグメントの回動範囲を変更させたりするものでは、上記不具合を解消させることが可能となるものの、構造がたいへん複雑となるために製造コストが高価となり易かった。
【0009】
本発明は上記不具合や欠点を解決するもので、比較的簡単な構造でありながら、極細径などの商品に対しても流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が良好に発揮される自動販売機の商品収納搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記不具合や欠点を解決するために本発明の請求項1記載の自動販売機の商品収納搬送装置は、略上下方向に蛇行状に延びる商品収納搬送路に商品を収納して下方へ搬送する商品収納搬送装置において、商品収納搬送路の各円弧形状通路壁面を形成する少なくとも一部のセグメントを上下に複数分割し、各分割セグメントの先端が商品収納搬送路内に突出可能になるように分割セグメントを軸支させ、各分割セグメントを商品収納搬送路内に突出させる方向に付勢する付勢手段を設け、セグメントは上下に2分割されてなる上分割セグメントと下分割セグメントとからなり、上分割セグメントは下端部側で回動自在に軸支され、下分割セグメントは上端部側で回動自在に軸支されてなることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、各商品に分割セグメントが確実に当接するように配設できる。すなわち、商品収納搬送路内に商品が積み上がって、分割セグメントに、積み上がった商品が当接した場合でも、この上に投入されてきた次の商品に、すぐ上の分割セグメントが必ず付勢力を与えた状態で当接するので、流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が局部的に失われることがなくなって良好に行われる。
【0013】
また、この構成によれば、細径の商品に対しては、商品収納搬送路内での落下軌道が大きく蛇行するものとなって、その分だけ、分割セグメントによる流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が良好となる。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、上下に2分割された上分割セグメントと下分割セグメントとを、1つの回動用支持軸で連結したことを特徴とする。
【0015】
この構成により、上分割セグメントと下分割セグメントとをそれぞれ別個の回動用支持軸で軸支した場合と比べて、構造が簡単となって製造コストを低減させることができる。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、上分割セグメントとこの直下の下分割セグメントとの間にわたって係合する1つの付勢手段を配設し、この付勢手段により前記上分割セグメントと前記下分割セグメントとの両方を付勢するように構成したことを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、積み上がった商品が下分割セグメントに当たることで、この下分割セグメントが押され、これにより、この直上の上分割セグメントの付勢力が高められる。したがって、前記商品の上に投入されてきた商品が、前記上分割セグメントに当接した際に強く押されて、流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が高められる。また、上分割セグメントと下分割セグメントとをそれぞれ別個の付勢手段で付勢する場合と比べて、構造が簡単となって製造コストを低減させることができる。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、付勢手段は回動用支持軸に外嵌された捩りコイルばねであることを特徴とする。
【0019】
請求項記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、下分割セグメントの先端裏側にこの直下の上分割セグメントの先端が重なって当接するように配設したことを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、下分割セグメントの直下に配設された上分割セグメントの回動範囲を規制する部品が前記下分割セグメントにて兼用されるため、構造が簡単となって製造コストを低減させることができる。
【0021】
請求項記載の発明は、請求項記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、下分割セグメントの側面に係止凸部を形成し、この係止凸部を、商品収納搬送路の側壁に設けた孔部に挿入させ、係止凸部が孔部内で移動できる範囲内で下分割セグメントおよび上分割セグメントの回動範囲を規制したことを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、簡単な構成で下分割セグメントおよび上分割セグメントの回動範囲を規制することができて、製造コストを低減させることができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜の何れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、商品収納搬送路の片側に配置されたセグメントだけが上下に分割されてなることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来のものと同機能のものには同符号を付して、その説明は省略する。
【0024】
図1〜図4に示すように、隣り合う2つの商品収納搬送路1を構成し、それぞれが商品収納時や商品通過時において円弧状通路壁面を形成する複数のセグメント3において、中央寄り箇所のセグメント3は上下に2分割されている。これらの各セグメント3は上分割セグメント3Aと下分割セグメント3Bとからなり、上分割セグメント3Aは下端部側で回動自在に軸支され、下分割セグメント3Bは上端部側で回動自在に軸支されている。
【0025】
上下に2分割された上分割セグメント3Aと下分割セグメント3Bとは、1つの回動用支持軸11で連結されている。そして、これらの上分割セグメント3Aとこの直下の下分割セグメント3Bとを連結する1つの回動用支持軸11に付勢手段としての1つの捩りコイルばね12が外嵌され、この捩りコイルばね12により前記上分割セグメント3Aと前記下分割セグメント3Bとの両方を付勢するように構成されている。
【0026】
下分割セグメント3Bの両側面には、その根元がリブで補強された係止凸部としての爪部13が側方に突出されて形成されている。そして、この爪部13は、商品収納搬送路1の側壁8に設けた異形の孔部14に挿入されており、爪部13が孔部14内で移動できる範囲内で下分割セグメント3Bの回動範囲が規制されている。また、下分割セグメント3Bの先端裏側にこの直下の上分割セグメント3Aの先端が重なって当接するように配設されており、前記下分割セグメント3Bによって、前記上分割セグメント3Aの回動範囲が規制されている。
【0027】
このようにして、商品収納搬送路1を疑似的に深い蛇行経路状にすることで、商品2の流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用を高めるようになっている。
【0028】
上記構成において、商品収納搬送路1が空の状態で商品が投入されると、図5の右側上部(矢印チで示す部分)ならびに図6、図7に示すように、矢印チ方向に落下してきた商品2は下分割セグメント3Bの略中央部に当接し、下分割セグメント3Bを矢印O方向に押し戻そうとする。しかし、下分割セグメント3Bには、この下分割セグメント3Bを付勢している捩りコイルばね12の腕12aの力に加えて、この直下の上分割セグメント3Aとの当接箇所を介して、この上分割セグメント3Aを付勢している捩りコイルばね12の腕12bの力が加わっているため、商品2が当接した下分割セグメント3Bが大きく押し戻されることはない。
【0029】
この結果、図8に示すように、商品2は矢印リ方向に移動方向が変更されて転動し、外側のセグメント3の上部寄り箇所に当接する。そして、商品2は、図9、図10に示すように、この箇所から外側のセグメント3を矢印S方向に押し戻しながら矢印リ方向に移動する。
【0030】
商品2が図10に示すように落下してきた時には、商品2は上分割セグメント3Aと外側のセグメント3の下部との間に挟まれるように当接して、水平姿勢が保持される。したがって、図5の左側において仮想線で示すように商品2(2C)が縦に回転して立ってしまうことはない。これは、商品2が、下分割セグメント3Bとこの直下の上分割セグメント3Aとの重なり箇所Dを通過すると、この重なり箇所Dは、下分割セグメント3Bを付勢する捩りコイルばね12の付勢力によりすぐに通路側へ戻るとともに、重なり箇所Dを介して押されていた上分割セグメント3Aに通路側へ戻る動作を行うためである。
【0031】
このようにして商品2は立ってしまうことなく、図10〜図12に示すように、外側のセグメント3を矢印S方向に押しながら沿うようにして下方へ送られる。
【0032】
以上の動作を繰り返しながら商品2は流れ落ちていくこととなるため、その落下の際の軌道は図5の右側に示すように、矢印チ、リ、ヌ、チ、リ、ヌ、・・方向と、かなり大きな蛇行を行いながら、しかも充分に減速されながら落下していく。
【0033】
また、商品2が積み上がっていく途中で、図5の左側に示すように、積み上がった一番上の商品2が下分割セグメント3Bに当接している場合には、下分割セグメント3Bが押されて、この下分割セグメント3Bに付勢力を与える捩りコイルばね12の腕12cが待機時よりも矢印ヘ方向へ押されて捩り込まれている。このため、その反作用として、前記捩りコイルばね12の他方の腕12dは、待機時よりもさらに大きい力で付勢力を矢印ト方向に働かせることとなる。これにより、直上の上分割セグメント3Aにて、投入されてきた商品2に対して大きな付勢力で押すこととなり、投入商品2に対して水平姿勢に制御する作用が強く働き、投入されてきた商品2は良好な横姿勢に保持されることとなる。
【0034】
上記のように、商品収納搬送路1の各円弧形状通路壁面を形成するセグメント3を上下に複数分割したことで、各商品2に上分割セグメント3Aまたは下分割セグメント3Bが確実に当接される。すなわち、商品収納搬送路1内に商品2が積み上がって、何れかの分割セグメント3A,3Bに、積み上がった商品2が当接した場合でも、この上に投入されてきた商品2に、すぐ上の分割セグメント3A,3Bが必ず付勢力を与えた状態で当接するので、流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が局部的に失われることがない。
【0035】
なお、上記実施の形態においては、中央寄りのセグメントだけを上下に分割した場合を述べたが、外側のセグメント3に対しても同様の構成を用いてもよい。また、2分割した分割セグメント3A,3Bを一本の回動用支持軸11で連結したり、1つの捩りコイルばね12で付勢したりした場合を述べ、この場合には、2分割した分割セグメント3A,3Bをそれぞれ別個の回動用支持軸で軸支した場合や、別個の捩りコイルばねを設けた場合に比べて、構造が簡単となって製造コストを低減させることができる利点を有するが、これに限るものではなく、それぞれ個別に設けることも可能であることは申すまでもなく、捩りコイルばね以外の付勢手段(板ばねなど)を採用してもよい。
【0036】
また、上記実施の形態においては、下分割セグメント3Bの両側面に爪部13を一体形成し、この爪部13と、商品収納搬送路1の側壁8に設けた異形の孔部14とにより、下分割セグメント3Bおよび上分割セグメント3Aの回動範囲を規制するようにしたが、これに限るものではなく、爪部13を別部品で構成したり、捩りコイルばね12のそれぞれの腕を分割セグメント3A,3Bの裏面に固着することで、各分割セグメント3A,3Bの回動範囲を規制するようにしてもよい。
【0037】
さらに、図13に示すように、各分割セグメント3A,3Bの上端部を回動用支持軸11で回動自在に支持して、各回動用支持軸11に外嵌させた捩りコイルばね12により各分割セグメント3A,3Bを通路側へ付勢させてもよい。さらに、この場合には分割セグメントを上下に3分割以上することも可能である。しかしながら、この構造では、上述の実施の形態のように、積み上がった商品2が下分割セグメント3Bに当接することで、上分割セグメント3Aの付勢力をさらに高めるという効果は生じなくなる。また、背中合わせで配置される分割セグメント3A,3B同士の干渉を避けるために、寸法Jを広くする必要があり、この結果、商品収納搬送装置全体の奥行寸法を増やさざるを得なくなる。
【0038】
これに対して上記実施の形態によれば、両方の分割セグメント3A,3Bを1つの回動用支持軸11で軸支しているので、背中合わせで配置される分割セグメント3A,3Bをずらして配置することで、回動用支持軸11同士が干渉することを容易に防止でき、この結果、商品収納搬送装置全体の薄型化にも良好に対応できる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、商品収納搬送路の各円弧形状通路壁面を形成するセグメントを上下に複数分割することで、各商品に分割セグメントが確実に当接させるように配設でき、従来のように流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が局部的に失われることがなくなって、各商品に対して分割セグメントが必ず付勢力を与えた状態で当接して、流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が良好に発揮される。
【0040】
また、細径の商品ほど落下軌道が大きく蛇行するものとすることができるとともに、商品と分割セグメントとの当接が常に保たれるように作用するので、商品立ちや商品の破損を防止することができる。
【0041】
さらに、セグメントを上下に2分割されてなる上分割セグメントと下分割セグメントとから構成し、これら上分割セグメントと下分割セグメントとを1つの連結軸で連結するとともに捩りコイルばねなどの1つの付勢手段をこれらの分割セグメント間に架け渡して両分割セグメントを付勢することで、積み上がった商品により、直上の分割セグメントの付勢力を高めることができて、次に投入されてくる商品に対して流れ落ち時の衝撃の軽減作用や正規姿勢への制御作用が高められる。
【0042】
また、出口幅調整板の細径商品と太径商品との切換操作に連動して、セグメントを移動させたり、セグメントの回動範囲を変更させたりするものでは、連動させるための部品が別途に必要となるとともに構造がたいへん複雑となるために製造コストが高価となり易いという欠点があるが、これに比べて、本発明によれば、セグメントを分割するだけの簡単な構造であり、他に部品も必要としないため、製造コストを低減することができる。また、切換操作に連動させるものでは、セグメント自体を移動させて商品通路幅を機械的ならびに強制的に規制するものであるが、本発明は商品通路幅を機械的ならびに強制的に規制するものではないので、商品収納搬送路の通路幅の切換動作などを行わなくても、あらゆる太さの商品に対応することができる。
【0043】
また、両方の分割セグメントを1つの回動用支持軸で軸支し、背中合わせで配置される分割セグメントをずらして配置することで、回動用支持軸同士が干渉することを容易に防止でき、この結果、商品収納搬送装置全体の薄型化にも良好に対応することができる。
【0044】
さらに、1つの回動用支持軸と1つの捩りコイルばねとにより対となった分割セグメントを1つの組付け体とすることができ、しかも組付けたものは、捩りコイルばねの作用により、容易には分解し難くなるので、組付け作業が楽になって作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動販売機の商品収納搬送装置の正面図である。
【図2】同商品収納搬送装置の要部正面図である。
【図3】(a)と(b)は同商品収納搬送装置の上下の分割セグメントを組付けたものの側面図と正面図である。
【図4】同商品収納搬送装置における上分割セグメント、下分割セグメント、回動用支持軸、捩りコイルばねの側面図と正面図である。
【図5】同商品収納搬送装置における商品の流れ状態を概略的に示す正面図である。
【図6】同商品収納搬送装置の要部正面図で、商品が下分割セグメントに当接する直前の状態を示す。
【図7】同商品収納搬送装置の要部正面図で、商品が下分割セグメントに当接した状態を示す。
【図8】同商品収納搬送装置の要部正面図で、商品が外側のセグメントにも当接した状態を示す。
【図9】同商品収納搬送装置の要部正面図で、商品がさらに下方に移動した状態を示す。
【図10】同商品収納搬送装置の要部正面図で、商品が上分割セグメントに当接した状態を示す。
【図11】同商品収納搬送装置の要部正面図で、商品がさらに下方に移動した状態を示す。
【図12】同商品収納搬送装置の要部正面図で、商品が次の下分割セグメントに当接する直前の状態を示す。
【図13】本発明の他の実施の形態にかかる自動販売機の商品収納搬送装置の要部正面図である。
【図14】自動販売機の縦断面図である。
【図15】従来の自動販売機の商品収納搬送装置の正面図である。
【図16】同従来の商品収納搬送装置の要部正面図である。
【図17】同従来の商品収納搬送装置での商品の動きを説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 商品収納搬送路
2 商品
3 セグメント
3A 上分割セグメント
3B 下分割セグメント
8 側壁
11 回動用支持軸
12 捩りコイルばね(付勢手段)
13 爪部
14 孔部

Claims (7)

  1. 略上下方向に蛇行状に延びる商品収納搬送路に商品を収納して下方へ搬送する商品収納搬送装置において、商品収納搬送路の各円弧状通路壁面を形成する少なくとも一部のセグメントを上下に複数分割し、各分割セグメントの先端が商品収納搬送路内に突出可能になるように分割セグメントを軸支させ、各分割セグメントを商品収納搬送路内に突出させる方向に付勢する付勢手段を設け、セグメントは上下に2分割されてなる上分割セグメントと下分割セグメントとからなり、上分割セグメントは下端部側で回動自在に軸支され、下分割セグメントは上端部側で回動自在に軸支されてなる自動販売機の商品収納搬送装置。
  2. 上下に2分割された上分割セグメントと下分割セグメントとを、1つの回動用支持軸で連結した請求項記載の自動販売機の商品収納搬送装置。
  3. 上分割セグメントとこの直下の下分割セグメントとの間にわたって係合する1つの付勢手段を配設し、この付勢手段により前記上分割セグメントと前記下分割セグメントとの両方を付勢するように構成した請求項記載の自動販売機の商品収納搬送装置。
  4. 付勢手段は回動用支持軸に外嵌された捩りコイルばねである請求項記載の自動販売機の商品収納搬送装置。
  5. 下分割セグメントの先端裏側にこの直下の上分割セグメントの先端が重なって当接するように配設した請求項1〜4の何れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置。
  6. 下分割セグメントの側面に係止凸部を形成し、この係止凸部を、商品収納搬送路の側壁に設けた孔部に挿入させ、係止凸部が孔部内で移動できる範囲内で下分割セグメントおよび上分割セグメントの回動範囲を規制した請求項記載の自動販売機の商品収納搬送装置。
  7. 商品収納搬送路の片側に配置されたセグメントだけが上下に分割されてなる請求項1〜の何れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置。
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