JP3510098B2 - 自動販売機の商品搬送装置 - Google Patents
自動販売機の商品搬送装置Info
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- JP3510098B2 JP3510098B2 JP01626598A JP1626598A JP3510098B2 JP 3510098 B2 JP3510098 B2 JP 3510098B2 JP 01626598 A JP01626598 A JP 01626598A JP 1626598 A JP1626598 A JP 1626598A JP 3510098 B2 JP3510098 B2 JP 3510098B2
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- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の商品
搬送装置に関するものである。
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、缶商品を扱う自動販売機は図
9、図10に示す構造とされている。すなわち、自動販
売機本体1の内部には搬送機能と収納機能とを兼ねた商
品収納部2が左右および前後に複数列設けられ、これら
の商品収納部2には商品3である缶の収納高さを小さく
したり、商品補充時の落下衝撃を和らげたりするため
に、商品収納搬送路4が蛇行状に形成されている。
9、図10に示す構造とされている。すなわち、自動販
売機本体1の内部には搬送機能と収納機能とを兼ねた商
品収納部2が左右および前後に複数列設けられ、これら
の商品収納部2には商品3である缶の収納高さを小さく
したり、商品補充時の落下衝撃を和らげたりするため
に、商品収納搬送路4が蛇行状に形成されている。
【0003】各商品収納部2の下端部には、収納した商
品3を順次払い出す商品払出装置5が設けられている。
この商品払出装置5は、下から2番目の商品3の落下を
規制ストッパ7にて規制した状態で開閉フラッパ6を開
けることにより、下端の商品3を下方に払い出すように
なっている。
品3を順次払い出す商品払出装置5が設けられている。
この商品払出装置5は、下から2番目の商品3の落下を
規制ストッパ7にて規制した状態で開閉フラッパ6を開
けることにより、下端の商品3を下方に払い出すように
なっている。
【0004】自動販売機本体1の下部には商品取出口8
が設けられ、商品払出装置5群の下方には、この商品払
出装置5から払い出された商品3を商品取出口8に導く
シュート9が設けられている。なお、商品取出口8とシ
ュート9との境界部分には断熱扉10が設けられ、商品
取出口8には取出口扉11が設けられている。
が設けられ、商品払出装置5群の下方には、この商品払
出装置5から払い出された商品3を商品取出口8に導く
シュート9が設けられている。なお、商品取出口8とシ
ュート9との境界部分には断熱扉10が設けられ、商品
取出口8には取出口扉11が設けられている。
【0005】また、各商品収納部2の上部には商品3を
投入する商品投入口12がそれぞれ開口されているとと
もに、この商品投入口12と商品収納搬送路4の上端と
を斜めに接続して傾斜導入経路13を形成する入口ガイ
ド14が設けられている。この入口ガイド14は、奥側
が斜め下方に少し傾斜する姿勢で配設され、商品収納搬
送路4が奥側にある上方寄りのものほど長く形成されて
いる。また、各商品収納部2の下部にはそれぞれ出口部
15が設けられ、出口部15には、商品払出装置5に対
向して出口ガイド16が設けられている。
投入する商品投入口12がそれぞれ開口されているとと
もに、この商品投入口12と商品収納搬送路4の上端と
を斜めに接続して傾斜導入経路13を形成する入口ガイ
ド14が設けられている。この入口ガイド14は、奥側
が斜め下方に少し傾斜する姿勢で配設され、商品収納搬
送路4が奥側にある上方寄りのものほど長く形成されて
いる。また、各商品収納部2の下部にはそれぞれ出口部
15が設けられ、出口部15には、商品払出装置5に対
向して出口ガイド16が設けられている。
【0006】商品投入口12から投入された商品3は、
入口ガイド14上を転がりながら傾斜導入経路13を通
った後、商品収納搬送路4内を蛇行しながら搬送されて
供給される。
入口ガイド14上を転がりながら傾斜導入経路13を通
った後、商品収納搬送路4内を蛇行しながら搬送されて
供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の自動販売機で、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)ボトルなどの底部の直径と胴部の直径とが異なるな
どの異形商品や、重心位置が偏った商品、摩擦する際に
摩擦状態が不均一である商品などを適用して販売しよう
とすると、傾斜導入経路13の入口ガイド14上を転が
る際に直径が小さい部分(例えば胴部)が直径が大きい
部分(例えば底部)よりも先に進んでしまって横方向に
曲がったり(横回転と称す)、頭部や底部が側壁面に接
触した際にその接触部を起点として横回転したりしなが
ら流れることがあった。特に、この現象は傾斜導入経路
13が長い距離にわたってある箇所で生じ易く、この場
合には傾斜導入経路13に続く商品収納搬送路4に商品
3が斜めや縦向きの姿勢で導入されてしまい、商品詰ま
りを生じたり、払出動作が不良となったりするおそれが
あった。
の自動販売機で、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)ボトルなどの底部の直径と胴部の直径とが異なるな
どの異形商品や、重心位置が偏った商品、摩擦する際に
摩擦状態が不均一である商品などを適用して販売しよう
とすると、傾斜導入経路13の入口ガイド14上を転が
る際に直径が小さい部分(例えば胴部)が直径が大きい
部分(例えば底部)よりも先に進んでしまって横方向に
曲がったり(横回転と称す)、頭部や底部が側壁面に接
触した際にその接触部を起点として横回転したりしなが
ら流れることがあった。特に、この現象は傾斜導入経路
13が長い距離にわたってある箇所で生じ易く、この場
合には傾斜導入経路13に続く商品収納搬送路4に商品
3が斜めや縦向きの姿勢で導入されてしまい、商品詰ま
りを生じたり、払出動作が不良となったりするおそれが
あった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、異形
商品などに対しても良好に搬送できて、商品詰まりを生
じたり、払出動作が不良となったりすることのない自動
販売機の商品搬送装置を提供することを目的とするもの
である。
商品などに対しても良好に搬送できて、商品詰まりを生
じたり、払出動作が不良となったりすることのない自動
販売機の商品搬送装置を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の本発明は、斜め下方に傾斜して商品を
手前側から奥側に流しながら導入する傾斜導入経路を有
する自動販売機の商品搬送装置において、傾斜導入経路
の上側に、商品の胴部またはその近傍部分の少なくとも
一部に当接することで、商品の長手方向に沿う中心軸線
の方向が経路直進方向に対してほぼ直交する横方向とな
るように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入経路における
商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手段を
設け、姿勢矯正手段を上方に退避可能に支持させ、姿勢
矯正手段は、商品流れ方向と逆方向に力を受けた際に上
方に退避可能に支持されているものである。
に請求項1記載の本発明は、斜め下方に傾斜して商品を
手前側から奥側に流しながら導入する傾斜導入経路を有
する自動販売機の商品搬送装置において、傾斜導入経路
の上側に、商品の胴部またはその近傍部分の少なくとも
一部に当接することで、商品の長手方向に沿う中心軸線
の方向が経路直進方向に対してほぼ直交する横方向とな
るように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入経路における
商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手段を
設け、姿勢矯正手段を上方に退避可能に支持させ、姿勢
矯正手段は、商品流れ方向と逆方向に力を受けた際に上
方に退避可能に支持されているものである。
【0010】この構成により、傾斜導入経路を通過する
際に商品は、姿勢矯正手段にてその姿勢が傾斜導入経路
の経路直進方向に向くように姿勢が矯正される。したが
って、商品が異形商品などであった場合でも、商品は傾
斜導入経路を直進して通過し、良好に搬送され、傾斜導
入経路に続く商品収納搬送路などで商品詰まりを生じた
り、払出動作が不良となったりすることを防止できる。
また、商品が傾斜導入経路内で姿勢矯正手段に当接して
詰まった場合でも、姿勢矯正手段を上方に退避させて詰
まった商品を取り除くことができる。また、商品詰まり
を生じて商品を取出す場合には姿勢矯正手段が商品流れ
方向と逆方向に力を受けて上方に退避する一方、商品を
傾斜導入経路に導入する際には姿勢矯正手段が上方に退
避されることがなくなり、姿勢矯正動作を良好に行うこ
とができる。
際に商品は、姿勢矯正手段にてその姿勢が傾斜導入経路
の経路直進方向に向くように姿勢が矯正される。したが
って、商品が異形商品などであった場合でも、商品は傾
斜導入経路を直進して通過し、良好に搬送され、傾斜導
入経路に続く商品収納搬送路などで商品詰まりを生じた
り、払出動作が不良となったりすることを防止できる。
また、商品が傾斜導入経路内で姿勢矯正手段に当接して
詰まった場合でも、姿勢矯正手段を上方に退避させて詰
まった商品を取り除くことができる。また、商品詰まり
を生じて商品を取出す場合には姿勢矯正手段が商品流れ
方向と逆方向に力を受けて上方に退避する一方、商品を
傾斜導入経路に導入する際には姿勢矯正手段が上方に退
避されることがなくなり、姿勢矯正動作を良好に行うこ
とができる。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
自動販売機の商品搬送装置において、姿勢矯正手段は、
経路直進方向に対してほぼ直交する横方向に長尺でかつ
前記横方向にほぼ平行な横軸心を中心に揺動自在に支持
された揺動当接部材であり、この揺動当接部材に商品の
胴部を受ける凹状受け部を設けたものである。
自動販売機の商品搬送装置において、姿勢矯正手段は、
経路直進方向に対してほぼ直交する横方向に長尺でかつ
前記横方向にほぼ平行な横軸心を中心に揺動自在に支持
された揺動当接部材であり、この揺動当接部材に商品の
胴部を受ける凹状受け部を設けたものである。
【0012】この構成により、商品が傾斜導入経路を直
進方向から外れながら流れていた場合でも、揺動当接部
材の凹状受け部にて商品が受けられた際にその姿勢が傾
斜導入経路の経路直進方向に向くように姿勢が矯正され
る。
進方向から外れながら流れていた場合でも、揺動当接部
材の凹状受け部にて商品が受けられた際にその姿勢が傾
斜導入経路の経路直進方向に向くように姿勢が矯正され
る。
【0013】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
自動販売機の商品搬送装置において、凹状受け部は、商
品の先行移動部分が凹状受け部の奥側の部分に当接した
状態で、商品の後側移動部分が凹状受け部内に収納され
ていない場合には、凹状受け部の手前側の部分に商品が
当接して揺動当接部材が商品送出姿勢に揺動することが
阻止されるように下方に延ばされた形状であるものであ
る。
自動販売機の商品搬送装置において、凹状受け部は、商
品の先行移動部分が凹状受け部の奥側の部分に当接した
状態で、商品の後側移動部分が凹状受け部内に収納され
ていない場合には、凹状受け部の手前側の部分に商品が
当接して揺動当接部材が商品送出姿勢に揺動することが
阻止されるように下方に延ばされた形状であるものであ
る。
【0014】この構成により、商品が傾斜導入経路を直
進方向から外れながら流れていた場合には、凹状受け部
の奥側の部分に商品が当接して揺動当接部材が商品送出
姿勢に揺動することが阻止されるため、商品が凹状受け
部より先に移動できず、その後、商品の後側移動部分も
凹状受け部内に収納されて姿勢が矯正されることで揺動
当接部材が揺動可能となり、姿勢が矯正された商品は前
記揺動当接部材より離れて下流側に流れる。
進方向から外れながら流れていた場合には、凹状受け部
の奥側の部分に商品が当接して揺動当接部材が商品送出
姿勢に揺動することが阻止されるため、商品が凹状受け
部より先に移動できず、その後、商品の後側移動部分も
凹状受け部内に収納されて姿勢が矯正されることで揺動
当接部材が揺動可能となり、姿勢が矯正された商品は前
記揺動当接部材より離れて下流側に流れる。
【0015】請求項4記載の本発明は、請求項2または
3に記載の自動販売機の商品搬送装置において、揺動当
接部材における凹状受け部よりも手前側の箇所に、商品
に当接して凹状受け部が商品に臨む姿勢に揺動当接部材
を揺動させる導入案内傾斜面を形成したものである。
3に記載の自動販売機の商品搬送装置において、揺動当
接部材における凹状受け部よりも手前側の箇所に、商品
に当接して凹状受け部が商品に臨む姿勢に揺動当接部材
を揺動させる導入案内傾斜面を形成したものである。
【0016】この構成によって、導入商品は凹状受け部
に当接する前にまず導入案内傾斜面に当接して、揺動当
接部材はその凹状受け部が商品に臨む姿勢に揺動され、
これにより、導入商品は凹状受け部にてスムーズに受け
られる。
に当接する前にまず導入案内傾斜面に当接して、揺動当
接部材はその凹状受け部が商品に臨む姿勢に揺動され、
これにより、導入商品は凹状受け部にてスムーズに受け
られる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、姿
勢矯正手段としての揺動当接部材における凹状受け部よ
りも奥側の箇所に、傾斜導入経路から人手により取り出
される商品に当接して揺動当接部材を上方に退避させる
姿勢に移動するように案内する取出案内傾斜面を形成し
たものである。
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、姿
勢矯正手段としての揺動当接部材における凹状受け部よ
りも奥側の箇所に、傾斜導入経路から人手により取り出
される商品に当接して揺動当接部材を上方に退避させる
姿勢に移動するように案内する取出案内傾斜面を形成し
たものである。
【0022】この構成によって、商品が傾斜導入経路内
で揺動当接部材に当接して詰まった場合に、詰まった商
品を人手により取り除こうとして商品を手前に引き出す
動作を行うと、商品に揺動当接部材の取出案内傾斜面が
当接して揺動当接部材が上方に退避する姿勢に移動す
る。これにより、詰まった商品を差し支えなく容易に取
り除くことができる。
で揺動当接部材に当接して詰まった場合に、詰まった商
品を人手により取り除こうとして商品を手前に引き出す
動作を行うと、商品に揺動当接部材の取出案内傾斜面が
当接して揺動当接部材が上方に退避する姿勢に移動す
る。これにより、詰まった商品を差し支えなく容易に取
り除くことができる。
【0023】請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、姿
勢矯正手段としての揺動当接部材は、傾斜導入経路に沿
って間隔をあけて複数配設されているものである。
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、姿
勢矯正手段としての揺動当接部材は、傾斜導入経路に沿
って間隔をあけて複数配設されているものである。
【0024】この構成によって、導入商品は各揺動当接
部材に順次当接し、その度に姿勢が矯正されながら良好
に直進して搬送されることとなる。請求項7記載の本発
明は、請求項6に記載の自動販売機の商品搬送装置にお
いて、隣接する揺動当接部材同士が横軸心としての揺動
支持軸を介して補助ガイドにより連結されているもので
ある。請求項8記載の本発明は、請求項1〜7の何れか
に記載の自動販売機の商品搬送装置において、商品に接
触する傾斜導入経路の床面および側壁面の少なくとも一
方が低摩擦材で構成されているものである。
部材に順次当接し、その度に姿勢が矯正されながら良好
に直進して搬送されることとなる。請求項7記載の本発
明は、請求項6に記載の自動販売機の商品搬送装置にお
いて、隣接する揺動当接部材同士が横軸心としての揺動
支持軸を介して補助ガイドにより連結されているもので
ある。請求項8記載の本発明は、請求項1〜7の何れか
に記載の自動販売機の商品搬送装置において、商品に接
触する傾斜導入経路の床面および側壁面の少なくとも一
方が低摩擦材で構成されているものである。
【0025】この構成によって、傾斜導入経路の側壁面
を低摩擦材で構成することで、商品の頭部や底部が側壁
面に接触した場合でも、その接触箇所を起点として横方
向に曲がったりすることが最小限に抑えられ、また、傾
斜導入経路の床面を低摩擦材で構成することで、姿勢の
矯正動作の際の商品の姿勢変更を少ない力で行うことが
できる。
を低摩擦材で構成することで、商品の頭部や底部が側壁
面に接触した場合でも、その接触箇所を起点として横方
向に曲がったりすることが最小限に抑えられ、また、傾
斜導入経路の床面を低摩擦材で構成することで、姿勢の
矯正動作の際の商品の姿勢変更を少ない力で行うことが
できる。
【0026】請求項9記載の本発明は、請求項1〜8の
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、商
品に接触する傾斜導入経路の床面位置を上下方向に調整
可能に構成したものである。
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、商
品に接触する傾斜導入経路の床面位置を上下方向に調整
可能に構成したものである。
【0027】この構成によって、商品の大きさに応じて
傾斜導入経路の通過経路高さを調整できる。
傾斜導入経路の通過経路高さを調整できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図8に基き説明する。なお、従来の自動販売
機とは、斜め下方に傾斜して商品を導入する傾斜導入経
路13とその近傍箇所の構造のみが異なるため、同機能
のものには同じ符号を付して、その説明は省略する。
て、図1〜図8に基き説明する。なお、従来の自動販売
機とは、斜め下方に傾斜して商品を導入する傾斜導入経
路13とその近傍箇所の構造のみが異なるため、同機能
のものには同じ符号を付して、その説明は省略する。
【0029】図1〜図5に示すように、斜め下方に傾斜
して商品3を導入する傾斜導入経路13の下面側には、
入口ガイド21が設けられている。この入口ガイド21
は、奥側が斜め下方に少し傾斜する姿勢で配設され、複
数の商品収納搬送路4のうちの奥側にある商品収納搬送
路4に対応して上方側に配設されているものほど長く形
成され、手前側入口ガイド21aと奥側入口ガイド21
bとに分割されたものが組み合わせられて配置されてお
り、手前側入口ガイド21aには商品収納搬送路4の側
壁をなす側壁部21cが立設されているとともに、商品
収納搬送路4を左右に仕切る仕切壁35が左右にスライ
ド自在に立設されている。
して商品3を導入する傾斜導入経路13の下面側には、
入口ガイド21が設けられている。この入口ガイド21
は、奥側が斜め下方に少し傾斜する姿勢で配設され、複
数の商品収納搬送路4のうちの奥側にある商品収納搬送
路4に対応して上方側に配設されているものほど長く形
成され、手前側入口ガイド21aと奥側入口ガイド21
bとに分割されたものが組み合わせられて配置されてお
り、手前側入口ガイド21aには商品収納搬送路4の側
壁をなす側壁部21cが立設されているとともに、商品
収納搬送路4を左右に仕切る仕切壁35が左右にスライ
ド自在に立設されている。
【0030】各傾斜導入経路13の上側には、異形商品
を含む略円筒形状の商品3の胴部3a(図6参照)また
はその近傍部分の少なくとも一部に当接することで、商
品3をその姿勢が傾斜導入経路13の経路直進方向に向
くように姿勢を矯正させる姿勢矯正手段としての揺動当
接部材22が、傾斜導入経路13に沿って間隔をあけて
複数配設されている。
を含む略円筒形状の商品3の胴部3a(図6参照)また
はその近傍部分の少なくとも一部に当接することで、商
品3をその姿勢が傾斜導入経路13の経路直進方向に向
くように姿勢を矯正させる姿勢矯正手段としての揺動当
接部材22が、傾斜導入経路13に沿って間隔をあけて
複数配設されている。
【0031】図6などにも示すように、揺動当接部材2
2は、経路直進方向に対してほぼ直交する横方向に長尺
な金属板で構成され、前記横方向にほぼ平行な揺動支持
軸(横軸心)23を中心に揺動自在に支持されている。
そして、この揺動当接部材22には、中央両側端より上
方に延びる箇所に揺動支持軸23が横方向に遊嵌され、
商品3の胴部3aを受けるように中央の平面部から広い
開き角度で傾斜してなり下方側に臨むように窪んだ凹状
受け部22aと、揺動当接部材22における凹状受け部
22aよりも手前側の箇所に奥側ほど下向きとなるよう
に傾斜して形成された導入案内傾斜面22bと、揺動当
接部材22における凹状受け部22aよりも奥側の箇所
に奥側ほど上向きとなるように傾斜されて形成された取
出案内傾斜面22cとが設けられている。
2は、経路直進方向に対してほぼ直交する横方向に長尺
な金属板で構成され、前記横方向にほぼ平行な揺動支持
軸(横軸心)23を中心に揺動自在に支持されている。
そして、この揺動当接部材22には、中央両側端より上
方に延びる箇所に揺動支持軸23が横方向に遊嵌され、
商品3の胴部3aを受けるように中央の平面部から広い
開き角度で傾斜してなり下方側に臨むように窪んだ凹状
受け部22aと、揺動当接部材22における凹状受け部
22aよりも手前側の箇所に奥側ほど下向きとなるよう
に傾斜して形成された導入案内傾斜面22bと、揺動当
接部材22における凹状受け部22aよりも奥側の箇所
に奥側ほど上向きとなるように傾斜されて形成された取
出案内傾斜面22cとが設けられている。
【0032】隣接する揺動当接部材22同士は揺動支持
軸23を介して上面補助ガイド24により連結されてお
り、この上面補助ガイド24は商品収納部2の両側壁面
2a間に配設されている。商品収納部2の側壁面2aに
は揺動支持軸23の両端が嵌入する傾斜長孔25が奥側
ほど下るように傾斜して形成され、この傾斜長孔25に
沿って、揺動当接部材22、上面補助ガイド24および
揺動支持軸23が上方に退避できる姿勢(図2、図4、
図5の仮想線部を参照)にも移動可能とされている。上
面補助ガイド24には、揺動当接部材22間での商品3
の流れをスムーズに行わせるためのガイド面24aが設
けられ、また、上面補助ガイド24にて揺動当接部材2
2の揺動範囲が規制されている。なお、傾斜導入経路1
3の長さに応じて、揺動当接部材22が単独で支持され
ているものもある。
軸23を介して上面補助ガイド24により連結されてお
り、この上面補助ガイド24は商品収納部2の両側壁面
2a間に配設されている。商品収納部2の側壁面2aに
は揺動支持軸23の両端が嵌入する傾斜長孔25が奥側
ほど下るように傾斜して形成され、この傾斜長孔25に
沿って、揺動当接部材22、上面補助ガイド24および
揺動支持軸23が上方に退避できる姿勢(図2、図4、
図5の仮想線部を参照)にも移動可能とされている。上
面補助ガイド24には、揺動当接部材22間での商品3
の流れをスムーズに行わせるためのガイド面24aが設
けられ、また、上面補助ガイド24にて揺動当接部材2
2の揺動範囲が規制されている。なお、傾斜導入経路1
3の長さに応じて、揺動当接部材22が単独で支持され
ているものもある。
【0033】傾斜導入経路13と商品収納搬送路4との
接続箇所には、商品4の流れ方向を変える方向変更部材
26が横支持軸27を中心に揺動可能に配設されてい
る。この方向変更部材26も商品3を受けるように中央
が広い開き角度で窪んだ形状とされ、商品収納部2の両
側壁面2a間に配設された奥部補助ガイド28により、
その揺動範囲が規制されている。
接続箇所には、商品4の流れ方向を変える方向変更部材
26が横支持軸27を中心に揺動可能に配設されてい
る。この方向変更部材26も商品3を受けるように中央
が広い開き角度で窪んだ形状とされ、商品収納部2の両
側壁面2a間に配設された奥部補助ガイド28により、
その揺動範囲が規制されている。
【0034】また、手前側入口ガイド21aおよび奥側
入口ガイド21bは、商品収納部2の両側壁面2a間を
横方向に貫通して配設されたガイドロッド29、30に
より支持されており、各ガイドロッド29、30は商品
収納部2の側壁面2aに形成された長孔31、32、3
3に嵌入されている。
入口ガイド21bは、商品収納部2の両側壁面2a間を
横方向に貫通して配設されたガイドロッド29、30に
より支持されており、各ガイドロッド29、30は商品
収納部2の側壁面2aに形成された長孔31、32、3
3に嵌入されている。
【0035】手前側入口ガイド21aの奥側を支持する
ガイドロッド29ならびに奥側入口ガイド21bを支持
するガイドロッド30が嵌入されている長孔32、33
は後方が上向きとなるような傾斜形状とされている一
方、手前側入口ガイド21aの手前側を支持するガイド
ロッド29が嵌入されている長孔31は異形とされてい
る。そして、この異形の長孔31の前端にガイドロッド
29が位置するように手前側入口ガイド21aを移動さ
せることで、傾斜導入経路13の上下幅が広がって大径
の商品3を収納でき、異形の長孔31の後端にガイドロ
ッド29が位置するように手前側入口ガイド21aを移
動させることで、傾斜導入経路13の上下幅が狭まって
小径の商品3を収納できる。また、手前側入口ガイド2
1aの後端部が奥側入口ガイド21bの前端部に当接さ
れており、手前側入口ガイド21aの移動動作に伴っ
て、奥側入口ガイド21bも前後ないし上下に移動して
同様の通路幅に設定されるようになっている。
ガイドロッド29ならびに奥側入口ガイド21bを支持
するガイドロッド30が嵌入されている長孔32、33
は後方が上向きとなるような傾斜形状とされている一
方、手前側入口ガイド21aの手前側を支持するガイド
ロッド29が嵌入されている長孔31は異形とされてい
る。そして、この異形の長孔31の前端にガイドロッド
29が位置するように手前側入口ガイド21aを移動さ
せることで、傾斜導入経路13の上下幅が広がって大径
の商品3を収納でき、異形の長孔31の後端にガイドロ
ッド29が位置するように手前側入口ガイド21aを移
動させることで、傾斜導入経路13の上下幅が狭まって
小径の商品3を収納できる。また、手前側入口ガイド2
1aの後端部が奥側入口ガイド21bの前端部に当接さ
れており、手前側入口ガイド21aの移動動作に伴っ
て、奥側入口ガイド21bも前後ないし上下に移動して
同様の通路幅に設定されるようになっている。
【0036】なお、図2などに示すように、最も上方の
手前側入口ガイド21aについては、手前側のガイドロ
ッド29を挿通させている異形孔31aがさらに下方に
も延びて、手前側入口ガイド21aを手前側が下方に傾
斜する姿勢にして商品詰まり時の作業を行い易くできる
ようにされている。また、この前側入口ガイド21aの
奥側部分にはガイドロッド29に代えて突出軸部21d
が一体形成されて、商品収納部2の側壁面2aに前側が
開口して形成された長溝2cに嵌入されている。
手前側入口ガイド21aについては、手前側のガイドロ
ッド29を挿通させている異形孔31aがさらに下方に
も延びて、手前側入口ガイド21aを手前側が下方に傾
斜する姿勢にして商品詰まり時の作業を行い易くできる
ようにされている。また、この前側入口ガイド21aの
奥側部分にはガイドロッド29に代えて突出軸部21d
が一体形成されて、商品収納部2の側壁面2aに前側が
開口して形成された長溝2cに嵌入されている。
【0037】なお、傾斜導入経路13を左右に仕切るス
ライド可能な仕切壁35は傾斜導入経路13の通路幅が
商品寸法に適合するように調節可能とされており、この
仕切壁35や手前側入口ガイド21aの側壁部21cに
おける商品3が接触する箇所は摩擦係数が低くなるよう
に構成され(例えば、塗料を塗ったり、樹脂コーティン
グする)、商品3の頭部3bや底部3cが接触しても、
その接触部を起点として傾斜導入経路13の直進方向か
らずれるように横回転することを最小限に抑えるように
図られている。
ライド可能な仕切壁35は傾斜導入経路13の通路幅が
商品寸法に適合するように調節可能とされており、この
仕切壁35や手前側入口ガイド21aの側壁部21cに
おける商品3が接触する箇所は摩擦係数が低くなるよう
に構成され(例えば、塗料を塗ったり、樹脂コーティン
グする)、商品3の頭部3bや底部3cが接触しても、
その接触部を起点として傾斜導入経路13の直進方向か
らずれるように横回転することを最小限に抑えるように
図られている。
【0038】また、図3における36は商品の誤投入を
防止するための規制ロッドである。上記構成において、
商品3を商品投入口12から傾斜導入経路13へ投入す
ると、図7の紙面左側箇所Aに示すように、まず揺動当
接部材22の導入案内傾斜面22bが商品3の胴部3a
に当接して上方に回動し、凹状受け部22aが商品3に
臨むような姿勢に揺動された後、図7の紙面中央箇所B
に示すように、凹状受け部22aにより商品3の胴部3
aが受けられる。そして、商品3が異形商品などであ
り、傾斜導入経路13を直進方向から外れかけながら流
れていた場合でも、揺動当接部材22の凹状受け部22
aにて商品3が良好に受けられ、この際に、商品3が凹
状受け部22aに沿う姿勢に矯正されて、商品3の流れ
方向が傾斜導入経路13の経路直進方向に向くように矯
正される。
防止するための規制ロッドである。上記構成において、
商品3を商品投入口12から傾斜導入経路13へ投入す
ると、図7の紙面左側箇所Aに示すように、まず揺動当
接部材22の導入案内傾斜面22bが商品3の胴部3a
に当接して上方に回動し、凹状受け部22aが商品3に
臨むような姿勢に揺動された後、図7の紙面中央箇所B
に示すように、凹状受け部22aにより商品3の胴部3
aが受けられる。そして、商品3が異形商品などであ
り、傾斜導入経路13を直進方向から外れかけながら流
れていた場合でも、揺動当接部材22の凹状受け部22
aにて商品3が良好に受けられ、この際に、商品3が凹
状受け部22aに沿う姿勢に矯正されて、商品3の流れ
方向が傾斜導入経路13の経路直進方向に向くように矯
正される。
【0039】すなわち、図8に示すように、商品3の先
行移動部分(例えば頭部3a側)が凹状受け部22aと
取出案内傾斜面22cとの接続角部22dに当接した状
態で、商品3の遅れて移動している部分(例えば底部3
cや胴部3aの一部)が凹状受け部22a内に収納され
ていない場合には、凹状受け部22aと導入案内傾斜面
22bとの接続角部22eが商品3に当接して、凹状受
け部22aの商品流れ方向後側の部分が上方に揺動でき
ず、図7の紙面右側箇所Cに示すような商品送出姿勢と
なることができないため、商品3の先行移動部分が凹状
受け部22aに臨む経路箇所を通過することを阻止され
る。この状態で、商品3はある程度の勢いをもって進行
しているため、商品3の先行している部分を起点として
傾斜導入経路13上を滑って横回転し、その後、商品3
の遅れて移動している部分が先行移動部分に追いつい
て、図6に示すように、商品3の長手方向に沿う中心軸
線Xの方向が経路直進方向Yに対してほぼ直交する横方
向となるように、商品3の姿勢が矯正される。なお、こ
の際には揺動当接部材22は商品3から奥側へ移動しよ
うとする力だけを受けるため、揺動当接部材22が上方
へ退避することはなく、矯正動作が確実に行われる。
行移動部分(例えば頭部3a側)が凹状受け部22aと
取出案内傾斜面22cとの接続角部22dに当接した状
態で、商品3の遅れて移動している部分(例えば底部3
cや胴部3aの一部)が凹状受け部22a内に収納され
ていない場合には、凹状受け部22aと導入案内傾斜面
22bとの接続角部22eが商品3に当接して、凹状受
け部22aの商品流れ方向後側の部分が上方に揺動でき
ず、図7の紙面右側箇所Cに示すような商品送出姿勢と
なることができないため、商品3の先行移動部分が凹状
受け部22aに臨む経路箇所を通過することを阻止され
る。この状態で、商品3はある程度の勢いをもって進行
しているため、商品3の先行している部分を起点として
傾斜導入経路13上を滑って横回転し、その後、商品3
の遅れて移動している部分が先行移動部分に追いつい
て、図6に示すように、商品3の長手方向に沿う中心軸
線Xの方向が経路直進方向Yに対してほぼ直交する横方
向となるように、商品3の姿勢が矯正される。なお、こ
の際には揺動当接部材22は商品3から奥側へ移動しよ
うとする力だけを受けるため、揺動当接部材22が上方
へ退避することはなく、矯正動作が確実に行われる。
【0040】そして、このように商品3が凹状受け部2
2aに沿った姿勢となると、揺動当接部材22は揺動で
きる状態となるため、図7の紙面右側箇所Cに示すよう
に商品3は揺動当接部材22を揺動させながら下流側に
流れることとなる。その後、商品3は入口ガイド21に
沿って傾斜導入経路13を斜め下方に流れてゆき、次の
揺動当接部材22にて再度良好な姿勢となるように矯正
されながら傾斜導入経路13を通過し、方向変更部材2
6に当接して方向が変更された後、商品収納搬送路4に
導入される。この際、商品3は商品収納搬送路4に正常
な横向き姿勢で導入されるため、商品収納搬送路4にお
いて商品詰まりを生じたり、商品払出装置5による払出
動作が不良となったりすることが防止される。
2aに沿った姿勢となると、揺動当接部材22は揺動で
きる状態となるため、図7の紙面右側箇所Cに示すよう
に商品3は揺動当接部材22を揺動させながら下流側に
流れることとなる。その後、商品3は入口ガイド21に
沿って傾斜導入経路13を斜め下方に流れてゆき、次の
揺動当接部材22にて再度良好な姿勢となるように矯正
されながら傾斜導入経路13を通過し、方向変更部材2
6に当接して方向が変更された後、商品収納搬送路4に
導入される。この際、商品3は商品収納搬送路4に正常
な横向き姿勢で導入されるため、商品収納搬送路4にお
いて商品詰まりを生じたり、商品払出装置5による払出
動作が不良となったりすることが防止される。
【0041】なお、万一、商品3が傾斜導入経路13内
で揺動当接部材22に当接した状態で詰まった場合に
は、商品の取り除き作業を行うべく傾斜導入経路13に
手を入れて、詰まった商品3の引き出し動作を行うこと
となるが、この際、商品3が取出案内傾斜面22cや凹
状受け部22aに当接して揺動当接部材22が手前側
(商品流れ方向と逆方向)に力を受けるため、揺動支持
軸23が傾斜長孔25に沿うようにして揺動当接部材2
2が上方に退避して(図7の仮想線部を参照)、詰まっ
た商品3を差し支えなく容易に取り除くことができる。
で揺動当接部材22に当接した状態で詰まった場合に
は、商品の取り除き作業を行うべく傾斜導入経路13に
手を入れて、詰まった商品3の引き出し動作を行うこと
となるが、この際、商品3が取出案内傾斜面22cや凹
状受け部22aに当接して揺動当接部材22が手前側
(商品流れ方向と逆方向)に力を受けるため、揺動支持
軸23が傾斜長孔25に沿うようにして揺動当接部材2
2が上方に退避して(図7の仮想線部を参照)、詰まっ
た商品3を差し支えなく容易に取り除くことができる。
【0042】また、上記構成によれば、揺動当接部材2
2は、その高さ方向に対する寸法が小さく、傾斜導入経
路13の上方箇所で比較的小さな角度範囲で揺動する構
成であるため、その配置スペース、特に高さ方向のスペ
ースが少なくて済む利点がある。また、揺動当接部材2
2は自重で支持されているだけの構造であるため、ばね
などの付勢手段を設けなくても済み、構造が簡単で製造
コストも少なくて済むとともに、揺動当接部材22が商
品3の流れに対して障害となることが少ない。
2は、その高さ方向に対する寸法が小さく、傾斜導入経
路13の上方箇所で比較的小さな角度範囲で揺動する構
成であるため、その配置スペース、特に高さ方向のスペ
ースが少なくて済む利点がある。また、揺動当接部材2
2は自重で支持されているだけの構造であるため、ばね
などの付勢手段を設けなくても済み、構造が簡単で製造
コストも少なくて済むとともに、揺動当接部材22が商
品3の流れに対して障害となることが少ない。
【0043】また、傾斜導入経路13の底面側に姿勢矯
正のための部材を設けると、この姿勢矯正部材の上に商
品3が残ってしまうおそれがあるが、このような不具合
も生じない。
正のための部材を設けると、この姿勢矯正部材の上に商
品3が残ってしまうおそれがあるが、このような不具合
も生じない。
【0044】さらに、商品3の直径に合わせて入口ガイ
ド21(手前側入口ガイド21aおよび奥側入口ガイド
21b)の位置を変更することで、導入される商品3に
対して、揺動当接部材22が良好に当接して姿勢を矯正
できることとなり、かつ、例えば小径の商品3に対応さ
せて入口ガイド21を上側に位置させることで、傾斜導
入経路13の上下方向幅も小さ目に規制されるため、間
違えて大径の商品を投入した場合でも、手前の揺動当接
部材22に当たって傾斜導入経路13内への誤投入を防
止できる。
ド21(手前側入口ガイド21aおよび奥側入口ガイド
21b)の位置を変更することで、導入される商品3に
対して、揺動当接部材22が良好に当接して姿勢を矯正
できることとなり、かつ、例えば小径の商品3に対応さ
せて入口ガイド21を上側に位置させることで、傾斜導
入経路13の上下方向幅も小さ目に規制されるため、間
違えて大径の商品を投入した場合でも、手前の揺動当接
部材22に当たって傾斜導入経路13内への誤投入を防
止できる。
【0045】なお、上記の実施の形態においては、揺動
当接部材22において凹状受け部22a、導入案内傾斜
面22b、取出案内傾斜面22cがそれぞれ平面部を組
み合わせて一体形成した形状のものを図示したが、これ
に限るものではなく、少なくとも一部に、円弧状の湾曲
面を用いてもよい。また、商品3としては、異形商品だ
けでなく、重心位置が偏った商品、摩擦する際に摩擦状
態が不均一である商品、また一般の缶飲料などの各種商
品の搬送に適用できることはいうまでもない。また、缶
飲料や丸形PET商品のように傾斜導入経路を転がりな
がら流れる商品だけでなく、角形PET商品のように傾
斜導入経路を滑りながら流れる商品に対しても適用可能
である。
当接部材22において凹状受け部22a、導入案内傾斜
面22b、取出案内傾斜面22cがそれぞれ平面部を組
み合わせて一体形成した形状のものを図示したが、これ
に限るものではなく、少なくとも一部に、円弧状の湾曲
面を用いてもよい。また、商品3としては、異形商品だ
けでなく、重心位置が偏った商品、摩擦する際に摩擦状
態が不均一である商品、また一般の缶飲料などの各種商
品の搬送に適用できることはいうまでもない。また、缶
飲料や丸形PET商品のように傾斜導入経路を転がりな
がら流れる商品だけでなく、角形PET商品のように傾
斜導入経路を滑りながら流れる商品に対しても適用可能
である。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、傾斜導入
経路の上側に、商品の胴部またはその近傍部分の少なく
とも一部に当接することで、商品の長手方向に沿う中心
軸線の方向が経路直進方向に対してほぼ直交する横方向
となるように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入経路にお
ける商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手
段を設けた構成を採用することにより、商品が異形商品
などであった場合でも、商品は姿勢矯正手段にてその姿
勢が矯正されながら、傾斜導入経路を直進して通過し、
良好に搬送され、この結果、傾斜導入経路に続く商品収
納搬送路などで商品詰まりを生じたり、払出動作が不良
となったりすることを防止できる。
経路の上側に、商品の胴部またはその近傍部分の少なく
とも一部に当接することで、商品の長手方向に沿う中心
軸線の方向が経路直進方向に対してほぼ直交する横方向
となるように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入経路にお
ける商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手
段を設けた構成を採用することにより、商品が異形商品
などであった場合でも、商品は姿勢矯正手段にてその姿
勢が矯正されながら、傾斜導入経路を直進して通過し、
良好に搬送され、この結果、傾斜導入経路に続く商品収
納搬送路などで商品詰まりを生じたり、払出動作が不良
となったりすることを防止できる。
【0047】また、姿勢矯正手段として、経路直進方向
に対してほぼ直交する横方向に長尺でかつ前記横方向に
ほぼ平行な横軸心を中心に揺動自在に支持された揺動当
接部材を採用し、この揺動当接部材に商品の胴部を受け
る凹状受け部を設けたことにより、商品は傾斜導入経路
の経路直進方向に向くように姿勢が矯正されながら、良
好に搬送される。
に対してほぼ直交する横方向に長尺でかつ前記横方向に
ほぼ平行な横軸心を中心に揺動自在に支持された揺動当
接部材を採用し、この揺動当接部材に商品の胴部を受け
る凹状受け部を設けたことにより、商品は傾斜導入経路
の経路直進方向に向くように姿勢が矯正されながら、良
好に搬送される。
【0048】また、凹状受け部は、商品の先行移動部分
が凹状受け部の奥側の部分に当接した状態で、商品の後
側移動部分が凹状受け部内に収納されていない場合に
は、凹状受け部の手前側の部分に商品が当接して揺動当
接部材が商品送出姿勢に揺動することが阻止されるよう
に下方に延ばされた形状であるように構成することで、
姿勢の矯正を確実に行うことができる。
が凹状受け部の奥側の部分に当接した状態で、商品の後
側移動部分が凹状受け部内に収納されていない場合に
は、凹状受け部の手前側の部分に商品が当接して揺動当
接部材が商品送出姿勢に揺動することが阻止されるよう
に下方に延ばされた形状であるように構成することで、
姿勢の矯正を確実に行うことができる。
【0049】また、揺動当接部材における凹状受け部よ
りも手前側の箇所に、商品に当接して凹状受け部が商品
に臨む姿勢に揺動当接部材を揺動させる導入案内傾斜面
を形成したことにより、導入商品は凹状受け部に当接す
る前にまず導入案内傾斜面に当接し、揺動当接部材はそ
の凹状受け部が商品に臨む姿勢に揺動され、これによ
り、導入商品は凹状受け部にてスムーズに受けられる。
りも手前側の箇所に、商品に当接して凹状受け部が商品
に臨む姿勢に揺動当接部材を揺動させる導入案内傾斜面
を形成したことにより、導入商品は凹状受け部に当接す
る前にまず導入案内傾斜面に当接し、揺動当接部材はそ
の凹状受け部が商品に臨む姿勢に揺動され、これによ
り、導入商品は凹状受け部にてスムーズに受けられる。
【0050】また、姿勢矯正手段としての揺動当接部材
を上方に退避可能に支持させたことによって、商品が傾
斜導入経路内で揺動当接部材に当接して詰まった場合で
も、揺動当接部材を上方に退避させて詰まった商品を取
り除くことができる。
を上方に退避可能に支持させたことによって、商品が傾
斜導入経路内で揺動当接部材に当接して詰まった場合で
も、揺動当接部材を上方に退避させて詰まった商品を取
り除くことができる。
【0051】また、揺動当接部材は、商品流れ方向と逆
方向に力を受けた際に上方に退避可能に支持されている
ように構成することで、商品を傾斜導入経路に導入する
際には揺動当接部材が上方に退避されることがなくな
り、姿勢矯正動作を良好に行うことができる。
方向に力を受けた際に上方に退避可能に支持されている
ように構成することで、商品を傾斜導入経路に導入する
際には揺動当接部材が上方に退避されることがなくな
り、姿勢矯正動作を良好に行うことができる。
【0052】また、揺動当接部材における凹状受け部よ
りも奥側の箇所に、傾斜導入経路から人手により取り出
される商品に当接して揺動当接部材を上方に退避させる
姿勢に移動するように案内する取出案内傾斜面を形成し
たことで、商品が傾斜導入経路内で揺動当接部材に当接
して詰まった場合に、詰まった商品を差し支えなく容易
に取り除くことができる。
りも奥側の箇所に、傾斜導入経路から人手により取り出
される商品に当接して揺動当接部材を上方に退避させる
姿勢に移動するように案内する取出案内傾斜面を形成し
たことで、商品が傾斜導入経路内で揺動当接部材に当接
して詰まった場合に、詰まった商品を差し支えなく容易
に取り除くことができる。
【0053】さらに、姿勢矯正手段としての揺動当接部
材は、傾斜導入経路に沿って間隔をあけて複数配設され
ている構成とすることで、傾斜導入経路を通過する際に
矯正動作が何度も行われて商品は良好に直進して搬送さ
れることとなる。
材は、傾斜導入経路に沿って間隔をあけて複数配設され
ている構成とすることで、傾斜導入経路を通過する際に
矯正動作が何度も行われて商品は良好に直進して搬送さ
れることとなる。
【0054】また、傾斜導入経路の側壁面を低摩擦材で
構成することで、商品の頭部や底部が側壁面に接触した
場合でも、その接触箇所を起点として横方向に曲がった
りすることが最小限に抑えられ、また、傾斜導入経路の
床面を低摩擦材で構成することで、姿勢の矯正動作の際
の商品の姿勢変更を少ない力で行うことができる。
構成することで、商品の頭部や底部が側壁面に接触した
場合でも、その接触箇所を起点として横方向に曲がった
りすることが最小限に抑えられ、また、傾斜導入経路の
床面を低摩擦材で構成することで、姿勢の矯正動作の際
の商品の姿勢変更を少ない力で行うことができる。
【0055】また、商品に接触する傾斜導入経路の床面
位置を上下方向に調整可能に構成したことで、商品の大
きさに応じて傾斜導入経路の通過経路高さを調整でき、
さらに商品の誤投入による傾斜導入経路への通過動作を
防止できるという効果も有する。
位置を上下方向に調整可能に構成したことで、商品の大
きさに応じて傾斜導入経路の通過経路高さを調整でき、
さらに商品の誤投入による傾斜導入経路への通過動作を
防止できるという効果も有する。
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動販売機の商品
収納部上部を示す側面図である。
収納部上部を示す側面図である。
【図2】同自動販売機の商品収納部の一部(手前側上端
箇所)を示す側面図である。
箇所)を示す側面図である。
【図3】図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】同自動販売機の商品収納部の一部(奥側上端箇
所)を示す側面図である。
所)を示す側面図である。
【図5】同自動販売機の商品収納部における(手前側上
部箇所)を示す側面図である。
部箇所)を示す側面図である。
【図6】同自動販売機の商品収納部の揺動当接部材と商
品とを示す斜視図である。
品とを示す斜視図である。
【図7】同自動販売機の商品収納部の揺動当接部材に対
する商品の流れ状態を示す側面図である。
する商品の流れ状態を示す側面図である。
【図8】同自動販売機の商品収納部の揺動当接部材と商
品との動作を示す斜視図である。
品との動作を示す斜視図である。
【図9】従来の自動販売機の部分切欠側面図である。
【図10】同従来の自動販売機の商品収納部の側面図で
ある。
ある。
2 商品収納部
2a 側壁面
3 商品
3a 胴部
4 商品収納搬送路
13 傾斜導入経路
21 入口ガイド
21a 手前側入口ガイド
21b 奥側入口ガイド
21c 側壁部
22 揺動当接部材
22a 凹状受け部
22b 導入案内傾斜面
22c 取出案内傾斜面
23 揺動支持軸
24 上面補助ガイド
25 傾斜長孔
26 方向変更部材
29、30 ガイドロッド
31、32、33 長孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G07F 11/00 - 11/72
Claims (9)
- 【請求項1】 斜め下方に傾斜して商品を手前側から奥
側に流しながら導入する傾斜導入経路を有する自動販売
機の商品搬送装置において、 傾斜導入経路の上側に、商品の胴部またはその近傍部分
の少なくとも一部に当接することで、商品の長手方向に
沿う中心軸線の方向が経路直進方向に対してほぼ直交す
る横方向となるように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入
経路における商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿
勢矯正手段を設け、 姿勢矯正手段を上方に退避可能に支持させ、 姿勢矯正手段は、商品流れ方向と逆方向に力を受けた際
に上方に退避可能に支持されている 自動販売機の商品搬
送装置。 - 【請求項2】 姿勢矯正手段は、経路直進方向に対して
ほぼ直交する横方向に長尺でかつ前記横方向にほぼ平行
な横軸心を中心に揺動自在に支持された揺動当接部材で
あり、この揺動当接部材に商品の胴部を受ける凹状受け
部を設けた請求項1記載の自動販売機の商品搬送装置。 - 【請求項3】 凹状受け部は、商品の先行移動部分が凹
状受け部の奥側の部分に当接した状態で、商品の後側移
動部分が凹状受け部内に収納されていない場合には、凹
状受け部の手前側の部分に商品が当接して揺動当接部材
が商品送出姿勢に揺動することが阻止されるように下方
に延ばされた形状である請求項2記載の自動販売機の商
品搬送装置。 - 【請求項4】 揺動当接部材における凹状受け部よりも
手前側の箇所に、商品に当接して凹状受け部が商品に臨
む姿勢に揺動当接部材を揺動させる導入案内傾斜面を形
成した請求項2または3に記載の自動販売機の商品搬送
装置。 - 【請求項5】 姿勢矯正手段としての揺動当接部材にお
ける凹状受け部よりも奥側の箇所に、傾斜導入経路から
人手により取り出される商品に当接して揺動当接部材を
上方に退避させる姿勢に移動するように案内する取出案
内傾斜面を形成した請求項1〜4の何れかに記載の自動
販売機の商品搬送装置。 - 【請求項6】 姿勢矯正手段としての揺動当接部材は、
傾斜導入経路に沿って間隔をあけて複数配設されている
請求項1〜5の何れかに記載の自動販売機の商品搬送装
置。 - 【請求項7】 隣接する揺動当接部材同士が横軸心とし
ての揺動支持軸を介して補助ガイドにより連結されてい
る請求項6に記載の自動販売機の商品搬送装置。 - 【請求項8】 商品に接触する傾斜導入経路の床面およ
び側壁面の少なくとも一方が低摩擦材で構成されている
請求項1〜7の何れかに記載の自動販売機の商品搬送装
置。 - 【請求項9】 商品に接触する傾斜導入経路の床面位置
を上下方向に調整可能に構成した請求項1〜8の何れか
に記載の自動販売機の商品搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01626598A JP3510098B2 (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 自動販売機の商品搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01626598A JP3510098B2 (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 自動販売機の商品搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11213242A JPH11213242A (ja) | 1999-08-06 |
JP3510098B2 true JP3510098B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=11911734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP01626598A Expired - Fee Related JP3510098B2 (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 自動販売機の商品搬送装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3510098B2 (ja) |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP01626598A patent/JP3510098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH11213242A (ja) | 1999-08-06 |
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