JPH11213224A - 自動販売機の商品搬送装置 - Google Patents
自動販売機の商品搬送装置Info
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- JPH11213224A JPH11213224A JP1626698A JP1626698A JPH11213224A JP H11213224 A JPH11213224 A JP H11213224A JP 1626698 A JP1626698 A JP 1626698A JP 1626698 A JP1626698 A JP 1626698A JP H11213224 A JPH11213224 A JP H11213224A
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- Japan
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- product
- introduction path
- vending machine
- contact member
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 異形商品などに対しても良好に搬送でき、商
品詰まりを生じたり、払出動作が不良となったりするこ
とのない自動販売機の商品搬送装置を提供する。 【解決手段】 斜め下方に傾斜して商品3を導入する傾
斜導入経路13の上側に、商品の胴部またはその近傍部
分の少なくとも一部に当接することで、商品をその姿勢
が傾斜導入経路13の経路直進方向に向くように姿勢を
矯正させる姿勢矯正手段としての回動当接部材22を、
傾斜導入経路13に沿って間隔をあけて複数配設した。
これにより、傾斜導入経路13を商品が直進するように
姿勢が矯正されながら流れ、商品収納搬送路4で商品詰
まりを生じたりすることを防止できる。
品詰まりを生じたり、払出動作が不良となったりするこ
とのない自動販売機の商品搬送装置を提供する。 【解決手段】 斜め下方に傾斜して商品3を導入する傾
斜導入経路13の上側に、商品の胴部またはその近傍部
分の少なくとも一部に当接することで、商品をその姿勢
が傾斜導入経路13の経路直進方向に向くように姿勢を
矯正させる姿勢矯正手段としての回動当接部材22を、
傾斜導入経路13に沿って間隔をあけて複数配設した。
これにより、傾斜導入経路13を商品が直進するように
姿勢が矯正されながら流れ、商品収納搬送路4で商品詰
まりを生じたりすることを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の商品
搬送装置に関するものである。
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、缶商品を扱う自動販売機は図
9、図10に示す構造とされている。すなわち、自動販
売機本体1の内部には搬送機能と収納機能とを兼ねた商
品収納部2が左右および前後に複数列設けられ、これら
の商品収納部2には商品3である缶の収納高さを小さく
したり、商品補充時の落下衝撃を和らげたりするため
に、商品収納搬送路4が蛇行状に形成されている。
9、図10に示す構造とされている。すなわち、自動販
売機本体1の内部には搬送機能と収納機能とを兼ねた商
品収納部2が左右および前後に複数列設けられ、これら
の商品収納部2には商品3である缶の収納高さを小さく
したり、商品補充時の落下衝撃を和らげたりするため
に、商品収納搬送路4が蛇行状に形成されている。
【0003】各商品収納部2の下端部には、収納した商
品3を順次払い出す商品払出装置5が設けられている。
この商品払出装置5は、下から2番目の商品3の落下を
規制ストッパ7にて規制した状態で開閉フラッパ6を開
けることにより、下端の商品3を下方に払い出すように
なっている。
品3を順次払い出す商品払出装置5が設けられている。
この商品払出装置5は、下から2番目の商品3の落下を
規制ストッパ7にて規制した状態で開閉フラッパ6を開
けることにより、下端の商品3を下方に払い出すように
なっている。
【0004】自動販売機本体1の下部には商品取出口8
が設けられ、商品払出装置5群の下方には、この商品払
出装置5から払い出された商品3を商品取出口8に導く
シュート9が設けられている。なお、商品取出口8とシ
ュート9との境界部分には断熱扉10が設けられ、商品
取出口8には取出口扉11が設けられている。
が設けられ、商品払出装置5群の下方には、この商品払
出装置5から払い出された商品3を商品取出口8に導く
シュート9が設けられている。なお、商品取出口8とシ
ュート9との境界部分には断熱扉10が設けられ、商品
取出口8には取出口扉11が設けられている。
【0005】また、各商品収納部2の上部には商品3を
投入する商品投入口12がそれぞれ開口されているとと
もに、この商品投入口12と商品収納搬送路4の上端と
を斜めに接続して傾斜導入経路13を形成する入口ガイ
ド14が設けられている。この入口ガイド14は、奥側
が斜め下方に少し傾斜する姿勢で配設され、商品収納搬
送路4が奥側にある上方寄りのものほど長く形成されて
いる。また、各商品収納部2の下部にはそれぞれ出口部
15が設けられ、出口部15には、商品払出装置5に対
向して出口ガイド16が設けられている。
投入する商品投入口12がそれぞれ開口されているとと
もに、この商品投入口12と商品収納搬送路4の上端と
を斜めに接続して傾斜導入経路13を形成する入口ガイ
ド14が設けられている。この入口ガイド14は、奥側
が斜め下方に少し傾斜する姿勢で配設され、商品収納搬
送路4が奥側にある上方寄りのものほど長く形成されて
いる。また、各商品収納部2の下部にはそれぞれ出口部
15が設けられ、出口部15には、商品払出装置5に対
向して出口ガイド16が設けられている。
【0006】商品投入口12から投入された商品3は、
入口ガイド14上を転がりながら傾斜導入経路13を通
った後、商品収納搬送路4内を蛇行しながら搬送されて
供給される。
入口ガイド14上を転がりながら傾斜導入経路13を通
った後、商品収納搬送路4内を蛇行しながら搬送されて
供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の自動販売機で、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)ボトルなどの底部の直径と胴部の直径とが異なるな
どの異形商品や、重心位置が偏った商品、摩擦する際に
摩擦状態が不均一である商品などを適用して販売しよう
とすると、傾斜導入経路13の入口ガイド14上を転が
る際に直径が小さい部分(例えば胴部)が直径が大きい
部分(例えば底部)よりも先に進んでしまって横方向に
曲がったり(横回転と称す)、頭部や底部が側壁面に接
触した際にその接触部を起点として横回転したりしなが
ら流れることがあった。特に、この現象は傾斜導入経路
13が長い距離にわたってある箇所で生じ易く、この場
合には傾斜導入経路13に続く商品収納搬送路4に商品
3が斜めや縦向きの姿勢で導入されてしまい、商品詰ま
りを生じたり、払出動作が不良となったりするおそれが
あった。
の自動販売機で、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)ボトルなどの底部の直径と胴部の直径とが異なるな
どの異形商品や、重心位置が偏った商品、摩擦する際に
摩擦状態が不均一である商品などを適用して販売しよう
とすると、傾斜導入経路13の入口ガイド14上を転が
る際に直径が小さい部分(例えば胴部)が直径が大きい
部分(例えば底部)よりも先に進んでしまって横方向に
曲がったり(横回転と称す)、頭部や底部が側壁面に接
触した際にその接触部を起点として横回転したりしなが
ら流れることがあった。特に、この現象は傾斜導入経路
13が長い距離にわたってある箇所で生じ易く、この場
合には傾斜導入経路13に続く商品収納搬送路4に商品
3が斜めや縦向きの姿勢で導入されてしまい、商品詰ま
りを生じたり、払出動作が不良となったりするおそれが
あった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、異形
商品などに対しても良好に搬送できて、商品詰まりを生
じたり、払出動作が不良となったりすることのない自動
販売機の商品搬送装置を提供することを目的とするもの
である。
商品などに対しても良好に搬送できて、商品詰まりを生
じたり、払出動作が不良となったりすることのない自動
販売機の商品搬送装置を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の本発明は、斜め下方に傾斜して商品を
手前側から奥側に流しながら導入する傾斜導入経路を有
する自動販売機の商品搬送装置において、傾斜導入経路
の上側に、商品の胴部またはその近傍部分の少なくとも
一部に当接することで、商品の長手方向に沿う中心軸線
の方向が経路直進方向に対してほぼ直交する横方向とな
るように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入経路における
商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手段を
設けたものである。
に請求項1記載の本発明は、斜め下方に傾斜して商品を
手前側から奥側に流しながら導入する傾斜導入経路を有
する自動販売機の商品搬送装置において、傾斜導入経路
の上側に、商品の胴部またはその近傍部分の少なくとも
一部に当接することで、商品の長手方向に沿う中心軸線
の方向が経路直進方向に対してほぼ直交する横方向とな
るように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入経路における
商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手段を
設けたものである。
【0010】この構成により、傾斜導入経路を通過する
際に商品は、姿勢矯正手段にてその姿勢が傾斜導入経路
の経路直進方向に向くように姿勢が矯正される。したが
って、商品が異形商品などであった場合でも、商品は傾
斜導入経路を直進して通過し、良好に搬送され、傾斜導
入経路に続く商品収納搬送路などで商品詰まりを生じた
り、払出動作が不良となったりすることを防止できる。
際に商品は、姿勢矯正手段にてその姿勢が傾斜導入経路
の経路直進方向に向くように姿勢が矯正される。したが
って、商品が異形商品などであった場合でも、商品は傾
斜導入経路を直進して通過し、良好に搬送され、傾斜導
入経路に続く商品収納搬送路などで商品詰まりを生じた
り、払出動作が不良となったりすることを防止できる。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
自動販売機の商品搬送装置において、姿勢矯正手段は、
経路直進方向に対してほぼ直交する横方向に長尺でかつ
前記横方向にほぼ平行な横軸心を中心に回動自在に支持
された回動当接部材であり、この回動当接部材は商品の
胴部を受ける商品受け部を回転方向に対して所定開き角
度で複数設けた構成であるものである。
自動販売機の商品搬送装置において、姿勢矯正手段は、
経路直進方向に対してほぼ直交する横方向に長尺でかつ
前記横方向にほぼ平行な横軸心を中心に回動自在に支持
された回動当接部材であり、この回動当接部材は商品の
胴部を受ける商品受け部を回転方向に対して所定開き角
度で複数設けた構成であるものである。
【0012】この構成により、商品が傾斜導入経路を直
進方向から外れながら流れていた場合でも、回動当接部
材の商品受け部にて商品が受けられた際にその姿勢が傾
斜導入経路の経路直進方向に向くように姿勢が矯正され
る。
進方向から外れながら流れていた場合でも、回動当接部
材の商品受け部にて商品が受けられた際にその姿勢が傾
斜導入経路の経路直進方向に向くように姿勢が矯正され
る。
【0013】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
自動販売機の商品搬送装置において、商品受け部は、商
品の先行移動部分が商品受け部の奥側の部分に当接した
状態で、商品の後側移動部分が前記商品受け部内に収納
されていない場合には、前記商品受け部の手前側の部分
に商品が当接して回動当接部材が商品送出姿勢に揺動す
ることが阻止されるように放射状に延ばされた形状であ
るものである。
自動販売機の商品搬送装置において、商品受け部は、商
品の先行移動部分が商品受け部の奥側の部分に当接した
状態で、商品の後側移動部分が前記商品受け部内に収納
されていない場合には、前記商品受け部の手前側の部分
に商品が当接して回動当接部材が商品送出姿勢に揺動す
ることが阻止されるように放射状に延ばされた形状であ
るものである。
【0014】この構成により、商品が傾斜導入経路を直
進方向から外れながら流れていた場合には、商品受け部
の奥側の部分に商品が当接して回動当接部材が商品送出
姿勢に揺動することが阻止されるため、商品が商品受け
部より先に移動できず、その後、商品の後側移動部分も
前記商品受け部内に収納されて姿勢が矯正されることで
回動当接部材が揺動可能となり、姿勢が矯正された商品
は前記回動当接部材より離れて下流側に流れる。
進方向から外れながら流れていた場合には、商品受け部
の奥側の部分に商品が当接して回動当接部材が商品送出
姿勢に揺動することが阻止されるため、商品が商品受け
部より先に移動できず、その後、商品の後側移動部分も
前記商品受け部内に収納されて姿勢が矯正されることで
回動当接部材が揺動可能となり、姿勢が矯正された商品
は前記回動当接部材より離れて下流側に流れる。
【0015】請求項4記載の本発明は、請求項2または
3に記載の自動販売機の商品搬送装置において、回動当
接部材は、商品受け部をなす板材の背面同士を合わせ、
これらの商品受け部の端部同士を連結部材で挟持して構
成したものである。
3に記載の自動販売機の商品搬送装置において、回動当
接部材は、商品受け部をなす板材の背面同士を合わせ、
これらの商品受け部の端部同士を連結部材で挟持して構
成したものである。
【0016】この構成により、回動当接部材が、商品受
け部をなす板材を複数合わせて端部同士を連結部材で挟
持させてなる簡単な構成であるため、製造コストを低減
させることができるとともに、その組付け作業も最小限
の手間や時間で済み、作業能率が良好となる。
け部をなす板材を複数合わせて端部同士を連結部材で挟
持させてなる簡単な構成であるため、製造コストを低減
させることができるとともに、その組付け作業も最小限
の手間や時間で済み、作業能率が良好となる。
【0017】請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、姿
勢矯正手段としての回動当接部材は、傾斜導入経路に沿
って間隔をあけて複数配設されているものである。
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、姿
勢矯正手段としての回動当接部材は、傾斜導入経路に沿
って間隔をあけて複数配設されているものである。
【0018】この構成によって、導入商品は各回動当接
部材に順次当接し、その度に姿勢が矯正されながら良好
に直進して搬送されることとなる。請求項6記載の本発
明は、請求項1〜5の何れかに記載の自動販売機の商品
搬送装置において、商品に接触する傾斜導入経路の床面
および側壁面の少なくとも一方が低摩擦材で構成されて
いるものである。
部材に順次当接し、その度に姿勢が矯正されながら良好
に直進して搬送されることとなる。請求項6記載の本発
明は、請求項1〜5の何れかに記載の自動販売機の商品
搬送装置において、商品に接触する傾斜導入経路の床面
および側壁面の少なくとも一方が低摩擦材で構成されて
いるものである。
【0019】この構成によって、傾斜導入経路の側壁面
を低摩擦材で構成することで、商品の頭部や底部が側壁
面に接触した場合でも、その接触箇所を起点として横方
向に曲がったりすることが最小限に抑えられ、また、傾
斜導入経路の床面を低摩擦材で構成することで、姿勢の
矯正動作の際の商品の姿勢変更を少ない力で行うことが
できる。
を低摩擦材で構成することで、商品の頭部や底部が側壁
面に接触した場合でも、その接触箇所を起点として横方
向に曲がったりすることが最小限に抑えられ、また、傾
斜導入経路の床面を低摩擦材で構成することで、姿勢の
矯正動作の際の商品の姿勢変更を少ない力で行うことが
できる。
【0020】請求項7記載の本発明は、請求項1〜6の
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、姿
勢矯正手段としての回動当接部材を上方に退避可能に支
持させたものである。
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、姿
勢矯正手段としての回動当接部材を上方に退避可能に支
持させたものである。
【0021】この構成によって、商品が傾斜導入経路内
で回動当接部材に当接して詰まった場合でも、回動当接
部材を上方に退避させて詰まった商品を取り除くことが
できる。
で回動当接部材に当接して詰まった場合でも、回動当接
部材を上方に退避させて詰まった商品を取り除くことが
できる。
【0022】請求項8記載の本発明は、請求項7に記載
の自動販売機の商品搬送装置において、回動当接部材
は、商品流れ方向と逆方向に力を受けた際に上方に退避
可能に支持されているものである。
の自動販売機の商品搬送装置において、回動当接部材
は、商品流れ方向と逆方向に力を受けた際に上方に退避
可能に支持されているものである。
【0023】この構成によって、商品詰まりを生じて商
品を取出す場合には回動当接部材が商品流れ方向と逆方
向に力を受けて上方に退避する一方、商品を傾斜導入経
路に導入する際には回動当接部材が上方に退避されるこ
とがなくなり、姿勢矯正動作を良好に行うことができ
る。
品を取出す場合には回動当接部材が商品流れ方向と逆方
向に力を受けて上方に退避する一方、商品を傾斜導入経
路に導入する際には回動当接部材が上方に退避されるこ
とがなくなり、姿勢矯正動作を良好に行うことができ
る。
【0024】請求項9記載の本発明は、請求項1〜8の
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、商
品に接触する傾斜導入経路の床面位置を上下方向に調整
可能に構成したものである。
何れかに記載の自動販売機の商品搬送装置において、商
品に接触する傾斜導入経路の床面位置を上下方向に調整
可能に構成したものである。
【0025】この構成によって、商品の大きさに応じて
傾斜導入経路の通過経路高さを調整できる。
傾斜導入経路の通過経路高さを調整できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図8に基き説明する。なお、従来の自動販売
機とは、斜め下方に傾斜して商品を導入する傾斜導入経
路13とその近傍箇所の構造のみが異なるため、同機能
のものには同じ符号を付して、その部分についての説明
を行い、他の箇所の説明は省略する。
て、図1〜図8に基き説明する。なお、従来の自動販売
機とは、斜め下方に傾斜して商品を導入する傾斜導入経
路13とその近傍箇所の構造のみが異なるため、同機能
のものには同じ符号を付して、その部分についての説明
を行い、他の箇所の説明は省略する。
【0027】図1〜図4に示すように、斜め下方に傾斜
して商品3を導入する傾斜導入経路13の下面側には、
入口ガイド21が設けられている。この入口ガイド21
は、奥側が斜め下方に少し傾斜する姿勢で配設され、複
数の商品収納搬送路4のうちの奥側にある商品収納搬送
路4に対応して上方側に配設されているものほど長く形
成されている。また、入口ガイド21には商品収納搬送
路4の側壁をなす側壁部21cが立設されているととも
に、商品収納搬送路4を左右に仕切る仕切壁35が左右
にスライド自在に立設されている。
して商品3を導入する傾斜導入経路13の下面側には、
入口ガイド21が設けられている。この入口ガイド21
は、奥側が斜め下方に少し傾斜する姿勢で配設され、複
数の商品収納搬送路4のうちの奥側にある商品収納搬送
路4に対応して上方側に配設されているものほど長く形
成されている。また、入口ガイド21には商品収納搬送
路4の側壁をなす側壁部21cが立設されているととも
に、商品収納搬送路4を左右に仕切る仕切壁35が左右
にスライド自在に立設されている。
【0028】各傾斜導入経路13の上側には、異形商品
を含む略円筒形状の商品3の胴部3a(図5参照)また
はその近傍部分の少なくとも一部に当接することで、商
品3をその姿勢が傾斜導入経路13の経路直進方向に向
くように姿勢を矯正させる姿勢矯正手段としての回動当
接部材22が、傾斜導入経路13に沿って間隔をあけて
複数配設されている。
を含む略円筒形状の商品3の胴部3a(図5参照)また
はその近傍部分の少なくとも一部に当接することで、商
品3をその姿勢が傾斜導入経路13の経路直進方向に向
くように姿勢を矯正させる姿勢矯正手段としての回動当
接部材22が、傾斜導入経路13に沿って間隔をあけて
複数配設されている。
【0029】図6、図7などに示すように、回動当接部
材22は、金属板からなる同形状の3つの商品受け部2
2aを樹脂製の連結部材22bで連結した構成とされて
いる。つまり、商品受け部22aは、経路直進方向に対
してほぼ直交する横方向に長尺となるように配置される
板材を、商品3の胴部3aを受けるように中央の平面部
から約120度の広い開き角度で傾斜するように屈曲さ
せたもので構成されており、両端部に折り返し部が設け
られている、そして、3つの商品受け部22aを、放射
状に延びる背面同士が密着するように組み合わせ、これ
らの商品受け部22aの端部同士を断面略C字形状の樹
脂製の連結部材22bで挟持して構成している。そし
て、これらが組付けられてなる中心には空間部が設けら
れ、この空間部に、回動支持軸(横軸心)23が貫通さ
れ、この回動支持軸23を中心に回動自在に支持されて
いる。
材22は、金属板からなる同形状の3つの商品受け部2
2aを樹脂製の連結部材22bで連結した構成とされて
いる。つまり、商品受け部22aは、経路直進方向に対
してほぼ直交する横方向に長尺となるように配置される
板材を、商品3の胴部3aを受けるように中央の平面部
から約120度の広い開き角度で傾斜するように屈曲さ
せたもので構成されており、両端部に折り返し部が設け
られている、そして、3つの商品受け部22aを、放射
状に延びる背面同士が密着するように組み合わせ、これ
らの商品受け部22aの端部同士を断面略C字形状の樹
脂製の連結部材22bで挟持して構成している。そし
て、これらが組付けられてなる中心には空間部が設けら
れ、この空間部に、回動支持軸(横軸心)23が貫通さ
れ、この回動支持軸23を中心に回動自在に支持されて
いる。
【0030】隣接する回動当接部材22同士は回動支持
軸23を介して連結支持フレーム24により連結されて
おり、この連結支持フレーム24は商品収納部2の両側
壁面2a間に配設されている。商品収納部2の側壁面2
aには回動支持軸23の両端が嵌入する傾斜長孔25が
奥側ほど下るように傾斜して形成され、この傾斜長孔2
5に沿って、回動当接部材22、連結支持フレーム24
および回動支持軸23が上方に退避できる姿勢(図4に
おける仮想線にて連結支持フレーム24のみを図示す
る)にも移動可能とされている。なお、傾斜導入経路1
3の長さに応じて、回動当接部材22が単独で支持され
ているものもある。
軸23を介して連結支持フレーム24により連結されて
おり、この連結支持フレーム24は商品収納部2の両側
壁面2a間に配設されている。商品収納部2の側壁面2
aには回動支持軸23の両端が嵌入する傾斜長孔25が
奥側ほど下るように傾斜して形成され、この傾斜長孔2
5に沿って、回動当接部材22、連結支持フレーム24
および回動支持軸23が上方に退避できる姿勢(図4に
おける仮想線にて連結支持フレーム24のみを図示す
る)にも移動可能とされている。なお、傾斜導入経路1
3の長さに応じて、回動当接部材22が単独で支持され
ているものもある。
【0031】傾斜導入経路13と商品収納搬送路4との
接続箇所には、商品4の流れ方向を変える方向変更部材
26が横支持軸27を中心に揺動可能に配設されてい
る。この方向変更部材26も商品3を受けるように中央
が広い開き角度で窪んだ形状とされ、商品収納部2の両
側壁面2a間に配設された奥部補助ガイド28により、
その揺動範囲が規制されている。
接続箇所には、商品4の流れ方向を変える方向変更部材
26が横支持軸27を中心に揺動可能に配設されてい
る。この方向変更部材26も商品3を受けるように中央
が広い開き角度で窪んだ形状とされ、商品収納部2の両
側壁面2a間に配設された奥部補助ガイド28により、
その揺動範囲が規制されている。
【0032】また、図3に示すように、入口ガイド21
は、商品収納部2の両側壁面2a間を横方向に貫通して
配設されたガイドロッド29、30により支持されてお
り、各ガイドロッド29、30は商品収納部2の側壁面
2aに形成された長孔31、32に嵌入されている。
は、商品収納部2の両側壁面2a間を横方向に貫通して
配設されたガイドロッド29、30により支持されてお
り、各ガイドロッド29、30は商品収納部2の側壁面
2aに形成された長孔31、32に嵌入されている。
【0033】入口ガイド21の奥側を支持するガイドロ
ッド30が嵌入されている長孔32は後方が上向きとな
るような傾斜形状とされている一方、入口ガイド21の
手前側を支持するガイドロッド29が嵌入されている長
孔31は異形とされている。そして、この異形の長孔3
1の前端にガイドロッド29が位置するように入口ガイ
ド21を移動させることで、傾斜導入経路13の上下幅
が広がって大径の商品3を収納でき、異形の長孔31の
後端にガイドロッド29が位置するように入口ガイド2
1を移動させることで、傾斜導入経路13の上下幅が狭
まって小径の商品3を収納できる。
ッド30が嵌入されている長孔32は後方が上向きとな
るような傾斜形状とされている一方、入口ガイド21の
手前側を支持するガイドロッド29が嵌入されている長
孔31は異形とされている。そして、この異形の長孔3
1の前端にガイドロッド29が位置するように入口ガイ
ド21を移動させることで、傾斜導入経路13の上下幅
が広がって大径の商品3を収納でき、異形の長孔31の
後端にガイドロッド29が位置するように入口ガイド2
1を移動させることで、傾斜導入経路13の上下幅が狭
まって小径の商品3を収納できる。
【0034】なお、傾斜導入経路13を左右に仕切るス
ライド可能な仕切壁35は傾斜導入経路13の通路幅が
商品寸法に適合するように調節可能とされており、この
仕切壁35や入口ガイド21の側壁部21cにおける商
品3が接触する箇所は摩擦係数が低くなるように構成さ
れ(例えば、塗料を塗ったり、樹脂コーティングしたり
する)、商品3の頭部3bや底部3cが接触しても、そ
の接触部を起点として傾斜導入経路13の直進方向から
ずれるように横回転することを最小限に抑えるように図
られている。
ライド可能な仕切壁35は傾斜導入経路13の通路幅が
商品寸法に適合するように調節可能とされており、この
仕切壁35や入口ガイド21の側壁部21cにおける商
品3が接触する箇所は摩擦係数が低くなるように構成さ
れ(例えば、塗料を塗ったり、樹脂コーティングしたり
する)、商品3の頭部3bや底部3cが接触しても、そ
の接触部を起点として傾斜導入経路13の直進方向から
ずれるように横回転することを最小限に抑えるように図
られている。
【0035】また、図3における36は商品の誤投入を
防止するための規制ロッドである。上記構成において、
商品3を商品投入口12から傾斜導入経路13へ投入す
ると、図2に示すように、回動当接部材22の商品受け
部22aにより商品3の胴部3aなどが受けられてA方
向に回動される。そして、商品3が異形商品などであ
り、傾斜導入経路13を直進方向から外れかけながら流
れていた場合でも、回動当接部材22の商品受け部22
aにて商品3が良好に受けられ、この際に、商品3が商
品受け部22aに沿う姿勢に矯正されて、商品3の流れ
方向が傾斜導入経路13の経路直進方向に向くように矯
正される。
防止するための規制ロッドである。上記構成において、
商品3を商品投入口12から傾斜導入経路13へ投入す
ると、図2に示すように、回動当接部材22の商品受け
部22aにより商品3の胴部3aなどが受けられてA方
向に回動される。そして、商品3が異形商品などであ
り、傾斜導入経路13を直進方向から外れかけながら流
れていた場合でも、回動当接部材22の商品受け部22
aにて商品3が良好に受けられ、この際に、商品3が商
品受け部22aに沿う姿勢に矯正されて、商品3の流れ
方向が傾斜導入経路13の経路直進方向に向くように矯
正される。
【0036】すなわち、図8に示すように、商品3の先
行移動部分(例えば頭部3a側)が回動当接部材22の
奥側の商品受け部22aまたは連結部材22bに当接し
た状態で、商品3の遅れて移動している部分(例えば底
部3cや胴部3aの一部)が商品受け部22a内に収納
されていない場合には、回動当接部材22の手前側の商
品受け部22aまたは連結部材22bが商品3に当接し
て、商品受け部22aの奥側の部分が上方に揺動でき
ず、図2の右側に示すような商品送出姿勢となることが
できないため、商品3の先行移動部分が商品受け部22
aに臨む経路箇所を通過できずに阻止される。この状態
で、商品3はある程度の勢いをもって進行しているた
め、商品3の先行している部分を起点として傾斜導入経
路13上を滑って横回転し、その後、商品3の遅れて移
動している部分が先行移動部分に追いついて、図5に示
すように、商品3の長手方向に沿う中心軸線Xの方向が
経路直進方向Yに対してほぼ直交する横方向となるよう
に、商品3の姿勢が矯正される。なお、この際には回動
当接部材22は商品3から奥側へ移動しようとする力だ
けを受けるため、回動当接部材22が上方へ退避するこ
とはなく、矯正動作が確実に行われる。
行移動部分(例えば頭部3a側)が回動当接部材22の
奥側の商品受け部22aまたは連結部材22bに当接し
た状態で、商品3の遅れて移動している部分(例えば底
部3cや胴部3aの一部)が商品受け部22a内に収納
されていない場合には、回動当接部材22の手前側の商
品受け部22aまたは連結部材22bが商品3に当接し
て、商品受け部22aの奥側の部分が上方に揺動でき
ず、図2の右側に示すような商品送出姿勢となることが
できないため、商品3の先行移動部分が商品受け部22
aに臨む経路箇所を通過できずに阻止される。この状態
で、商品3はある程度の勢いをもって進行しているた
め、商品3の先行している部分を起点として傾斜導入経
路13上を滑って横回転し、その後、商品3の遅れて移
動している部分が先行移動部分に追いついて、図5に示
すように、商品3の長手方向に沿う中心軸線Xの方向が
経路直進方向Yに対してほぼ直交する横方向となるよう
に、商品3の姿勢が矯正される。なお、この際には回動
当接部材22は商品3から奥側へ移動しようとする力だ
けを受けるため、回動当接部材22が上方へ退避するこ
とはなく、矯正動作が確実に行われる。
【0037】そして、このように商品3が商品受け部2
2aに沿った姿勢となると、回動当接部材22は揺動で
きる状態となるため、図2の紙面右側箇所に示すように
商品3は回動当接部材22を揺動させながら下流側に流
れることとなる。その後、商品3は入口ガイド21に沿
って傾斜導入経路13を斜め下方に流れてゆき、次の回
動当接部材22にて再度良好な姿勢となるように矯正さ
れながら傾斜導入経路13を通過し、方向変更部材26
に当接して方向が変更された後、商品収納搬送路4に導
入される。この際、商品3は商品収納搬送路4に正常な
横向き姿勢で導入されるため、商品収納搬送路4におい
て商品詰まりを生じたり、商品払出装置5による払出動
作が不良となったりすることが防止される。
2aに沿った姿勢となると、回動当接部材22は揺動で
きる状態となるため、図2の紙面右側箇所に示すように
商品3は回動当接部材22を揺動させながら下流側に流
れることとなる。その後、商品3は入口ガイド21に沿
って傾斜導入経路13を斜め下方に流れてゆき、次の回
動当接部材22にて再度良好な姿勢となるように矯正さ
れながら傾斜導入経路13を通過し、方向変更部材26
に当接して方向が変更された後、商品収納搬送路4に導
入される。この際、商品3は商品収納搬送路4に正常な
横向き姿勢で導入されるため、商品収納搬送路4におい
て商品詰まりを生じたり、商品払出装置5による払出動
作が不良となったりすることが防止される。
【0038】なお、万一、商品3が傾斜導入経路13内
で回動当接部材22に当接した状態で詰まった場合に
は、商品の取り除き作業を行うべく傾斜導入経路13に
手を入れて、詰まった商品3の引き出し動作を行うこと
となるが、この際、商品3が商品受け部22aに当接し
て回動当接部材22が手前側(商品流れ方向と逆方向)
に力を受けるため、回動支持軸23が傾斜長孔25に沿
うようにして回動当接部材22が上方に退避して(図2
の仮想線部を参照)、詰まった商品3を差し支えなく容
易に取り除くことができる。
で回動当接部材22に当接した状態で詰まった場合に
は、商品の取り除き作業を行うべく傾斜導入経路13に
手を入れて、詰まった商品3の引き出し動作を行うこと
となるが、この際、商品3が商品受け部22aに当接し
て回動当接部材22が手前側(商品流れ方向と逆方向)
に力を受けるため、回動支持軸23が傾斜長孔25に沿
うようにして回動当接部材22が上方に退避して(図2
の仮想線部を参照)、詰まった商品3を差し支えなく容
易に取り除くことができる。
【0039】また、上記構成によれば、回動当接部材2
2は、商品受け部22aをなす板材を3つ合わせて端部
同士を連結部材22bで挟持させてなる簡単な構成であ
るため、製造コストを低減させることができるととも
に、その組付け作業も最小限の手間や時間で済み、作業
能率が良好となる。また、回動当接部材22は自重で支
持されているだけの構造であるため、ばねなどの付勢手
段を設けなくても済み、構造が簡単で製造コストも少な
くて済むとともに、回動当接部材22が商品3の流れに
対して障害となることが少ない。
2は、商品受け部22aをなす板材を3つ合わせて端部
同士を連結部材22bで挟持させてなる簡単な構成であ
るため、製造コストを低減させることができるととも
に、その組付け作業も最小限の手間や時間で済み、作業
能率が良好となる。また、回動当接部材22は自重で支
持されているだけの構造であるため、ばねなどの付勢手
段を設けなくても済み、構造が簡単で製造コストも少な
くて済むとともに、回動当接部材22が商品3の流れに
対して障害となることが少ない。
【0040】また、傾斜導入経路13の底面側に姿勢矯
正のための部材を設けると、この姿勢矯正部材の上に商
品3が残ってしまうおそれがあるが、上記のように傾斜
導入経路13の上側に姿勢矯正のための回動当接部材2
2を設けたため、このような不具合も生じない。
正のための部材を設けると、この姿勢矯正部材の上に商
品3が残ってしまうおそれがあるが、上記のように傾斜
導入経路13の上側に姿勢矯正のための回動当接部材2
2を設けたため、このような不具合も生じない。
【0041】さらに、商品3の直径に合わせて入口ガイ
ド21の位置を変更することで、導入される商品3に対
して、回動当接部材22が良好に当接して姿勢を矯正で
きることとなり、かつ、例えば小径の商品3に対応させ
て入口ガイド21を上側に位置させることで、傾斜導入
経路13の通路幅も小さ目に規制されるため、間違えて
大径の商品を投入した場合でも、手前の回動当接部材2
2に当たって傾斜導入経路13内への誤投入を防止でき
る。
ド21の位置を変更することで、導入される商品3に対
して、回動当接部材22が良好に当接して姿勢を矯正で
きることとなり、かつ、例えば小径の商品3に対応させ
て入口ガイド21を上側に位置させることで、傾斜導入
経路13の通路幅も小さ目に規制されるため、間違えて
大径の商品を投入した場合でも、手前の回動当接部材2
2に当たって傾斜導入経路13内への誤投入を防止でき
る。
【0042】なお、上記実施の形態においては、回動当
接部材22として120度の開き角度の商品受け部22
aを3つ組み合わせた場合を述べたが、これに限るもの
ではなく、例えば90度の開き角度の商品受け部を4つ
組み合わせるなどしてもよい。また、回動当接部材を樹
脂などにより一体成形してもよい。また、商品3として
は、異形商品だけでなく、重心位置が偏った商品、摩擦
する際に摩擦状態が不均一である商品、また一般の缶飲
料などの各種商品の搬送に適用できることはいうまでも
ない。また、缶飲料や丸形PET商品のように傾斜導入
経路を転がりながら流れる商品だけでなく、角形PET
商品のように傾斜導入経路を滑りながら流れる商品に対
しても適用可能である。
接部材22として120度の開き角度の商品受け部22
aを3つ組み合わせた場合を述べたが、これに限るもの
ではなく、例えば90度の開き角度の商品受け部を4つ
組み合わせるなどしてもよい。また、回動当接部材を樹
脂などにより一体成形してもよい。また、商品3として
は、異形商品だけでなく、重心位置が偏った商品、摩擦
する際に摩擦状態が不均一である商品、また一般の缶飲
料などの各種商品の搬送に適用できることはいうまでも
ない。また、缶飲料や丸形PET商品のように傾斜導入
経路を転がりながら流れる商品だけでなく、角形PET
商品のように傾斜導入経路を滑りながら流れる商品に対
しても適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、傾斜導入
経路の上側に、商品の胴部またはその近傍部分の少なく
とも一部に当接することで、商品の長手方向に沿う中心
軸線の方向が経路直進方向に対してほぼ直交する横方向
となるように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入経路にお
ける商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手
段を設けた構成を採用することにより、商品が異形商品
などであった場合でも、商品は姿勢矯正手段にてその姿
勢が矯正されながら、傾斜導入経路を直進して通過し、
良好に搬送され、この結果、傾斜導入経路に続く商品収
納搬送路などで商品詰まりを生じたり、払出動作が不良
となったりすることを防止できる。
経路の上側に、商品の胴部またはその近傍部分の少なく
とも一部に当接することで、商品の長手方向に沿う中心
軸線の方向が経路直進方向に対してほぼ直交する横方向
となるように商品の姿勢を矯正させて傾斜導入経路にお
ける商品の流れ方向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手
段を設けた構成を採用することにより、商品が異形商品
などであった場合でも、商品は姿勢矯正手段にてその姿
勢が矯正されながら、傾斜導入経路を直進して通過し、
良好に搬送され、この結果、傾斜導入経路に続く商品収
納搬送路などで商品詰まりを生じたり、払出動作が不良
となったりすることを防止できる。
【0044】また、姿勢矯正手段として、経路直進方向
に対してほぼ直交する横方向に長尺でかつ前記横方向に
ほぼ平行な横軸心を中心に回動自在に支持された回動当
接部材を採用し、この回動当接部材は商品の胴部を受け
る商品受け部を回転方向に対して所定開き角度で複数設
けたことにより、商品は傾斜導入経路の経路直進方向に
向くように姿勢が矯正されながら、良好に搬送される。
に対してほぼ直交する横方向に長尺でかつ前記横方向に
ほぼ平行な横軸心を中心に回動自在に支持された回動当
接部材を採用し、この回動当接部材は商品の胴部を受け
る商品受け部を回転方向に対して所定開き角度で複数設
けたことにより、商品は傾斜導入経路の経路直進方向に
向くように姿勢が矯正されながら、良好に搬送される。
【0045】また、商品受け部は、商品の先行移動部分
が商品受け部の奥側の部分に当接した状態で、商品の後
側移動部分が前記商品受け部内に収納されていない場合
には、前記商品受け部の手前側の部分に商品が当接して
回動当接部材が商品送出姿勢に揺動することが阻止され
るように放射状に延ばされた形状であるように構成する
ことで、姿勢の矯正を確実に行うことができる。
が商品受け部の奥側の部分に当接した状態で、商品の後
側移動部分が前記商品受け部内に収納されていない場合
には、前記商品受け部の手前側の部分に商品が当接して
回動当接部材が商品送出姿勢に揺動することが阻止され
るように放射状に延ばされた形状であるように構成する
ことで、姿勢の矯正を確実に行うことができる。
【0046】また、回動当接部材を、商品受け部をなす
板材の背面同士を合わせ、これらの商品受け部の端部同
士を連結部材で挟持して構成することで、回動当接部材
を簡単な構成とできて、製造コストを低減させることが
できるとともに、その組付け作業も最小限の手間や時間
で済み、作業能率が良好となる。
板材の背面同士を合わせ、これらの商品受け部の端部同
士を連結部材で挟持して構成することで、回動当接部材
を簡単な構成とできて、製造コストを低減させることが
できるとともに、その組付け作業も最小限の手間や時間
で済み、作業能率が良好となる。
【0047】さらに、姿勢矯正手段としての回動当接部
材を、傾斜導入経路に沿って間隔をあけて複数配設され
ている構成とすることで、傾斜導入経路を通過する際に
矯正動作が何度も行われて商品は良好に直進して搬送さ
れることとなり、信頼性が一層向上する。
材を、傾斜導入経路に沿って間隔をあけて複数配設され
ている構成とすることで、傾斜導入経路を通過する際に
矯正動作が何度も行われて商品は良好に直進して搬送さ
れることとなり、信頼性が一層向上する。
【0048】また、商品に接触する傾斜導入経路の床面
および側壁面の少なくとも一方を低摩擦材で構成するこ
とで、これらの箇所に商品の頭部や底部などが接触して
も、その接触部を起点として傾斜導入経路の直進方向か
らずれるように横回転することが最小限に抑えられ、直
進性が保たれることとなる。
および側壁面の少なくとも一方を低摩擦材で構成するこ
とで、これらの箇所に商品の頭部や底部などが接触して
も、その接触部を起点として傾斜導入経路の直進方向か
らずれるように横回転することが最小限に抑えられ、直
進性が保たれることとなる。
【0049】また、姿勢矯正手段としての回動当接部材
を上方に退避可能に支持させたことによって、万一商品
が傾斜導入経路内で回動当接部材に当接して詰まった場
合でも、回動当接部材を上方に退避させて詰まった商品
を取り除くことができる。
を上方に退避可能に支持させたことによって、万一商品
が傾斜導入経路内で回動当接部材に当接して詰まった場
合でも、回動当接部材を上方に退避させて詰まった商品
を取り除くことができる。
【0050】また、回動当接部材を、商品流れ方向と逆
方向に力を受けた際に上方に退避可能に支持されている
ように構成することで、商品を傾斜導入経路に導入する
際には回動当接部材が上方に退避されることがなくな
り、姿勢矯正動作を良好に行うことができる。
方向に力を受けた際に上方に退避可能に支持されている
ように構成することで、商品を傾斜導入経路に導入する
際には回動当接部材が上方に退避されることがなくな
り、姿勢矯正動作を良好に行うことができる。
【0051】また、商品に接触する傾斜導入経路の床面
位置を上下方向に調整可能に構成したことで、商品の大
きさに応じて傾斜導入経路の通過経路高さを調整でき、
さらに商品の誤投入による傾斜導入経路への通過動作を
防止できるという効果も有する。
位置を上下方向に調整可能に構成したことで、商品の大
きさに応じて傾斜導入経路の通過経路高さを調整でき、
さらに商品の誤投入による傾斜導入経路への通過動作を
防止できるという効果も有する。
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動販売機の商品
収納部上部を示す側面図である。
収納部上部を示す側面図である。
【図2】同自動販売機の商品収納部の一部(上端箇所)
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図3】図1のIII −III 線矢視図である。
【図4】同自動販売機の商品収納部の一部(奥側上端箇
所)を示す側面図である。
所)を示す側面図である。
【図5】同自動販売機の商品収納部の回動当接部材と商
品とを示す斜視図である。
品とを示す斜視図である。
【図6】同自動販売機の商品受け部の斜視図である。
【図7】同自動販売機の回動当接部材の側面図である。
【図8】同自動販売機の商品収納部の回動当接部材に対
する商品の流れ状態を示す側面図である。
する商品の流れ状態を示す側面図である。
【図9】従来の自動販売機の部分切欠側面図である。
【図10】同従来の自動販売機の商品収納部の側面図で
ある。
ある。
2 商品収納部 2a 側壁面 3 商品 3a 胴部 4 商品収納搬送路 13 傾斜導入経路 21 入口ガイド 21c 側壁部 22 回動当接部材 22a 商品受け部 22b 連結部材 23 回動支持軸 24 連結支持フレーム 25 傾斜長孔 26 方向変更部材 29、30 ガイドロッド 31、32 長孔
Claims (9)
- 【請求項1】 斜め下方に傾斜して商品を手前側から奥
側に流しながら導入する傾斜導入経路を有する自動販売
機の商品搬送装置において、傾斜導入経路の上側に、商
品の胴部またはその近傍部分の少なくとも一部に当接す
ることで、商品の長手方向に沿う中心軸線の方向が経路
直進方向に対してほぼ直交する横方向となるように商品
の姿勢を矯正させて傾斜導入経路における商品の流れ方
向を経路直進方向に向ける姿勢矯正手段を設けた自動販
売機の商品搬送装置。 - 【請求項2】 姿勢矯正手段は、経路直進方向に対して
ほぼ直交する横方向に長尺でかつ前記横方向にほぼ平行
な横軸心を中心に回動自在に支持された回動当接部材で
あり、この回動当接部材は商品の胴部を受ける商品受け
部を回転方向に対して所定開き角度で複数設けた構成で
ある請求項1記載の自動販売機の商品搬送装置。 - 【請求項3】 商品受け部は、商品の先行移動部分が商
品受け部の奥側の部分に当接した状態で、商品の後側移
動部分が前記商品受け部内に収納されていない場合に
は、前記商品受け部の手前側の部分に商品が当接して回
動当接部材が商品送出姿勢に揺動することが阻止される
ように放射状に延ばされた形状である請求項2記載の自
動販売機の商品搬送装置。 - 【請求項4】 回動当接部材は、商品受け部をなす板材
の背面同士を合わせ、これらの商品受け部の端部同士を
連結部材で挟持して構成した請求項2または3に記載の
自動販売機の商品搬送装置。 - 【請求項5】 姿勢矯正手段としての回動当接部材は、
傾斜導入経路に沿って間隔をあけて複数配設されている
請求項1〜4の何れかに記載の自動販売機の商品搬送装
置。 - 【請求項6】 商品に接触する傾斜導入経路の床面およ
び側壁面の少なくとも一方が低摩擦材で構成されている
請求項1〜5の何れかに記載の自動販売機の商品搬送装
置。 - 【請求項7】 姿勢矯正手段としての回動当接部材を上
方に退避可能に支持させた請求項1〜6の何れかに記載
の自動販売機の商品搬送装置。 - 【請求項8】 回動当接部材は、商品流れ方向と逆方向
に力を受けた際に上方に退避可能に支持されている請求
項7記載の自動販売機の商品搬送装置。 - 【請求項9】 商品に接触する傾斜導入経路の床面位置
を上下方向に調整可能に構成した請求項1〜8の何れか
に記載の自動販売機の商品搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1626698A JPH11213224A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 自動販売機の商品搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1626698A JPH11213224A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 自動販売機の商品搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11213224A true JPH11213224A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11911761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1626698A Pending JPH11213224A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 自動販売機の商品搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11213224A (ja) |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP1626698A patent/JPH11213224A/ja active Pending
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