JP4068956B2 - 用紙サイズ設定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置における用紙サイズ設定装置に関し、特にユーザ設定により任意の用紙サイズを設定できるようにした用紙サイズ設定の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばプリンタ,ファクシミリ装置,コピー機,スキャナ装置,所謂デジタル複合機等の印刷用紙に印刷を行なうようにした機器(以下、印刷装置という)においては、印刷のために給紙すべき印刷用紙の用紙サイズのセンサによる自動検知機能を備えるものとして、例えば給紙フィーダにおける用紙サイズ自動検知機能(例えば、特許文献1参照。)や、給紙カセットにおける用紙サイズ自動検知機能(例えば、特許文献2及び特許文献3参照。)がある。
【0003】
また、センサを使用しない簡易な用紙サイズ設定機能を備えるものとして、ダイヤルによる設定機能(例えば、特許文献4及び特許文献5参照。)がある。
さらに、検知した用紙サイズを給紙の際の用紙選択に利用するものが知られている(例えば、特許文献6参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−085199号公報(第2−3頁,第1図及び第3図)
【特許文献2】
特開2000−095352号公報
【特許文献3】
特開平11−349185号公報
【特許文献4】
特開2002−156875号公報
【特許文献5】
実開平05−024630号公報
【特許文献6】
特開平09−267537号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの特許文献に開示されている各機能においては、以下のような問題があった。
すなわち、特許文献1による用紙サイズ自動検知機能は、給紙フィーダから給紙される用紙をラインセンサにより検出することにより、特に用紙の斜行や用紙幅を検知して、用紙の被記録領域内に収まるように補正しながら印刷を行なうようにしたものである。
したがって、例えば複数種類の用紙サイズ、例えばJISのA4版,B5版等の規定の用紙サイズを検出するためには構成されておらず、特に長さが異なる用紙の場合には、対応することができない。
【0006】
特許文献2による用紙サイズ自動検知機能は、給紙カセット内に収容された用紙の側縁に対して用紙ガイドを合わせることにより、用紙ガイドの位置に基づいて、用紙ガイドに接続されたひも部材の張力を測定することにより、用紙サイズを検出するようになっている。
したがって、用紙サイズは、ひも部材の張力を測定できる範囲に限定されてしまい、任意のサイズの用紙を使用することは困難であった。
【0007】
特許文献3による用紙サイズ自動検知機能は、用紙の給紙路中に設けられた検知センサを使用して、用紙の通過時間を測定し、用紙の長さを計算するようにしている。
したがって、用紙サイズとして、長さを検出することは可能であるが、用紙幅を検出することはできない。
【0008】
また、特許文献4による用紙サイズ設計機能は、ロータリスイッチの回転軸に取り付けられた設定ダイヤルを使用して、ロータリスイッチの各接点部に前もって割り当てられた規定の用紙サイズを選択し、設定するようになっている。
したがって、前もって設定されている規定の用紙サイズのみを選択することができ、ユーザによる任意の用紙サイズを設定することはできない。
【0009】
特許文献5による用紙サイズ設定機能は、給紙カセット内に収容された用紙の側縁に対して用紙規制板を当接するように移動させ、その移動量に連動して、そのときの用紙サイズに対応した表示を、表示窓内に露出させるようになっている。
したがって、表示窓内に表示できる用紙サイズが限定されてしまい、ユーザによる任意の用紙サイズを設定することはできない。
【0010】
特許文献6による印刷システムは、用紙サイズ情報取得手段により取得した用紙サイズ情報に基づいて、印刷動作時の給紙を行なう際に、印刷すべきデータに対応した用紙サイズを判定して、当該用紙サイズの用紙を給紙して、印刷を行なうようになっている。
したがって、用紙サイズ情報取得手段としては、前述した用紙サイズ設定機能等を利用して、用紙サイズ情報を取得するようになっている。
【0011】
このようにして、従来の技術においては、用紙サイズを検知するためには、用紙フィーダや給紙カセットから給紙される給紙路中にて検知センサを使用したり、給紙カセット毎に検知センサを使用して、用紙サイズを自動的に検知したり、あるいは設定ダイヤルにより用紙サイズを手作業で設定するようにしている。
そして、使用できる用紙サイズは、それぞれ前もって設定された規格の用紙サイズ、例えばJIS規格のA5版,A4版,A3版,B5版,B4版や所謂レターサイズ,リーガルサイズ等に限定されてしまい、ユーザが任意の用紙サイズを設定することは困難であった。
【0012】
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、簡単な構成により、ユーザが任意の用紙サイズを容易に設定できるようにした、用紙サイズ設定装置の提供を目的とする。
【0013】
この目的を達成するため、本発明の請求項1記載の用紙サイズ設定装置は、印刷装置の給紙カセットに収容される印刷用紙の用紙サイズを設定するための装置であって、ユーザによる任意の用紙サイズを設定するためのユーザ設定手段と、上記給紙カセットに収容された印刷用紙の用紙サイズを検知する用紙サイズ検知手段と、複数の用紙サイズ設定のうち一つの用紙サイズ設定を選択する選択手段とを備え、上記選択手段により選択される各用紙サイズ設定のうち、少なくとも一つの用紙サイズ設定(第一の用紙サイズ設定)が、ユーザによる任意の用紙サイズに関連付けられており、上記ユーザ設定手段は、一の給紙カセットを選択するとともに、各種規格の用紙サイズの選択、又は、ユーザ指定用紙サイズの選択を行い、上記ユーザ指定用紙サイズの選択を行うと、上記印刷用紙の用紙幅及び用紙長さを設定し、上記選択手段は、上記第一の用紙サイズ設定を選択すると、上記用紙サイズ検知手段を無効化し、上記ユーザ設定手段で選択された各種規格の用紙サイズ又は設定された用紙幅及び用紙長さを、上記選択された一の給紙カセットに収容される印刷用紙の用紙サイズとして設定する構成としてある。
【0014】
用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、ユーザは、選択手段により第一の用紙サイズ設定を切換え選択することによって、ユーザによる任意の用紙サイズに関連付けられた第一の用紙サイズ設定が選択される。これにより、この選択された第一の用紙サイズ設定に基づいて、当該給紙カセットから印刷用紙が給紙され、印刷装置が印刷を行なうことにより、所望の任意の用紙サイズの印刷用紙に印刷を行なうことができる。
【0015】
その際、ユーザは、選択手段を切換え操作して、第一の用紙サイズ設定を選択するだけの操作でよいことから、煩わしい操作が不要となり、簡単な操作により所望の用紙サイズの印刷用紙を使用して印刷を行なうことが可能になる。
また、給紙カセットに収容された印刷用紙の用紙サイズを検知するための検知手段が不要であることから、簡単な構成により、低コストで用紙サイズ設定装置を構成することが可能になる。
【0016】
このようにして、本発明によれば、給紙カセットに収容された印刷用紙の用紙サイズを検知することなく、選択手段により複数の用紙サイズ設定から、所望の用紙サイズに関連付けられた第一の用紙サイズ設定を選択することにより、各種規格による用紙サイズとは異なる任意の用紙サイズの印刷用紙を使用して、印刷装置により印刷を行なうことができる。
したがって、従来のような規格サイズの定型とは異なる所謂不定型の印刷用紙による印刷が可能になることから、多種多様な用紙サイズの印刷用紙を使用して印刷を行なうことができる。
【0017】
さらに、用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、選択手段による第一の用紙サイズ設定に関して、ユーザ設定手段を使用して、用紙サイズすなわち用紙幅,用紙長を任意の値に設定することができる。
【0018】
また、用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、選択手段が第二の用紙サイズ設定を選択したときには、用紙サイズ検知手段が有効であって、給紙カセットに収容された印刷用紙の用紙サイズが用紙サイズ検知手段によって自動的に検知されるが、選択手段が第一の用紙サイズ設定を選択したときには、用紙サイズ検知手段が無効化されることにより、各給紙カセットに収容された印刷用紙の用紙サイズは自動的に検知されず、例えばユーザ設定手段を使用してユーザにより設定された任意の用紙サイズに基づいて、印刷装置における印刷が行なわれる。
【0019】
また、請求項2記載の用紙サイズ設定装置は、上記選択手段が、ダイヤル式選択手段である構成としてある。
用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、ユーザは、ダイヤル式選択手段のダイヤルを手で回すだけの極めて簡単な操作によって、選択手段により所望の用紙サイズ設定を選択することができる。
【0020】
また、請求項3記載の用紙サイズ設定装置は、上記選択手段が、外部に露出した表面に備えられている構成としてある。
用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、ユーザは、外部に露出した表面に備えられた選択手段を操作することにより、容易に選択手段により所望の用紙サイズ設定を選択することができる。
【0021】
また、請求項4記載の用紙サイズ設定装置は、上記ユーザ設定手段が、外部に露出した表面に備えられている構成としてある。
用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、ユーザは、外部に露出した表面に備えられたユーザ設定手段を操作することにより、容易に用紙サイズを任意の値に設定することができる。
【0022】
また、請求項5記載の用紙サイズ設定装置は、上記印刷装置がホストコンピュータとの間に接続インタフェースを備えており、上記ユーザ設定手段が、ホストコンピュータ側でソフトウェアにより構成されている構成としてある。
用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、ユーザは、ホストコンピュータ上にて、当該ソフトウェア、例えば印刷用ユーティリティソフトや印刷用ドライバによるユーザ設定手段の画面表示を見ながら、用紙サイズすなわち用紙幅,用紙長を入力することにより、用紙サイズを任意の値に設定することができる。
【0023】
また、請求項6記載の用紙サイズ設定装置は、上記選択手段による用紙サイズ設定のうち、上記第一の用紙サイズ設定を除く他の用紙サイズ設定(第二の用紙サイズ設定)が、固定用紙サイズに関連付けられている構成としてある。
用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、ユーザは、選択手段により第二の用紙サイズ設定を切換え選択することによって、例えば各種規格による用紙サイズ、例えばJISのA5,A4,B5等の固定用紙サイズに関連付けられた第二の用紙サイズ設定が選択される。これにより、前述したように第一の用紙サイズ設定に基づいて、任意の用紙サイズの印刷用紙に印刷を行なうことができると共に、第二の用紙サイズ設定に基づいて、印刷装置が印刷を行なうことにより、各種固定用紙サイズの印刷用紙に印刷を行なうことができる。
【0024】
また、請求項7記載の用紙サイズ設定装置は、選択手段により選択された用紙サイズ設定に対応する用紙サイズを表示するための表示手段を備えている構成としてある。
用紙サイズ設定装置をこのような構成とすると、ユーザは、この表示手段に表示される用紙サイズを視認することによって、現在設定されている用紙サイズを容易に確認することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の用紙サイズ設定装置の実施の形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1は、本発明による用紙サイズ設定装置の一実施形態を組み込んだプリンタの構成を示している。
図1に示すように、プリンタ10は、プリンタ本体100と、複数の給紙カセット200と、用紙サイズ設定装置300と、を含んでいる。
【0026】
上記プリンタ本体100は、例えばレーザ式プリンタとして構成されており、公知の構成であって、接続インタフェース(図示せず)を介して、ホストコンピュータ(図示せず)と接続されている。
【0027】
上記給紙カセット200は、プリンタ本体100の下方にて、互いに積み重ねられた複数個、図示の場合5個の給紙カセット210,220,230,240,250(カセット1,2,3,4,5)を含んでいる。
ここで、上記各給紙カセット210〜250は、例えば上方から順に、A4版,レターサイズ(LT),その他(OTHER),B4版,B5版の用紙サイズの印刷用紙が収容されている。
【0028】
上記用紙サイズ設定装置300は、各給紙カセット210〜250にそれぞれ設けられた個々の用紙サイズ設定装置310,320,330,340,350を含んでいる。
ここで、各用紙サイズ設定装置310〜350は、互いに同じ構成であるので、以下に用紙サイズ設定装置310について詳細に説明する。
【0029】
用紙サイズ設定装置310は、図2に示すように構成されている。
図2において、用紙サイズ設定装置310は、給紙カセット210(カセット1)内に配置されており、用紙サイズ検知手段311と、選択手段312と、ユーザ設定手段313と、から構成されている。
【0030】
上記用紙サイズ検知手段311は、従来の給紙カセットに備えられているものと同じ構成であり、給紙カセット210(カセット1)内に収容されている印刷用紙の用紙サイズを検知して、検知した用紙サイズに関する情報(用紙サイズ情報)を出力するようになっている。
例えば、給紙カセット210内に収容された印刷用紙の用紙幅及び用紙長を検出したり、あるいは用紙幅のみを検出して、その用紙幅から規格に対応する用紙サイズを検知するようになっている。
【0031】
上記選択手段312は、ユーザが当該給紙カセット210に関する用紙サイズ設定を切換え選択するものであり、図示の場合、ダイヤル式に構成されている。
すなわち、上記選択手段312は、図3に示すように、ダイヤル314と、ダイヤル314に対向して配置されたスイッチ装置315と、制御部316と、から構成されている。
【0032】
上記ダイヤル314は、図4に示すように、全体がほぼ円筒状に形成されており、中心軸の周りに回動可能に支持されていると共に、図示の場合、その周面に情報から順次に、表示部314a,三つの設定溝314b,314c,314dを備えている。
【0033】
上記表示部314aは、その周面に設定可能な各用紙サイズに関する表示、例えば図5に示すように、「A5」,「A4」,「A3」,「B5」,「B4」,「LT」,「OTHER」の7種類の表示を備えている。
ここで、第一の用紙サイズ設定としての「OTHER」は、不定型用紙サイズ、例えばA4版,A3版,A5版,B4版,B5版,LGR,LGL,LT,InternalC5,Executive,OfficioII,Folio等の各種規格の用紙サイズやCustomサイズに対応するものである。
また、第二の用紙サイズ設定としての「A5」,「A4」,「A3」,「B5」,「B4」,「LT」は、それぞれ定型用紙サイズ、すなわちA5版,A4版,A3版,B5版,B4版及びレターサイズに対応するものである。
そして、この表示は、給紙カセット210に設けられた表示窓内に選択された用紙サイズ設定に対応する用紙サイズが位置して、観察され得るようになっている。
【0034】
上記設定溝314b,314c,314dは、表示部314aの各表示に対して軸方向に整列して、適宜に選択的に設けられている。
【0035】
これに対して、上記スイッチ装置315は、ダイヤル314の周面に対向して、軸方向に沿って各設定溝314b,314c,314dに対応して配置された三つのスイッチ315a,315b,315cを含んでいる。
各スイッチ315a,315b,315cは、図6に示すように、互いに並列に接続されると共に、一側の接点が共通の−端子に接続されており、それぞれのオンオフ状態が各出力端子A,B,Cからの出力電圧により検出されるようになっている。
【0036】
これにより、各スイッチ315a,315b,315cは、設定溝314b,314c,314dがないとき、ダイヤル314の周面によって押動されてオンまたはオフにされ、また設定溝314b,314c,314dがあるときには、ダイヤル314の周面から解放されることによりオフまたはオンにされる。
したがって、三つのスイッチ315a,315b,315cのオンオフの組合せ、すなわち設定溝314b,314c,314dの配置に基づいて、7種類の異なる種類、例えば「A5」,「A4」,「A3」,「B5」,「B4」,「LT」,「OTHER」に対応した用紙サイズ設定信号を出力することができるようになっている。
【0037】
上記制御部316は、上記用紙サイズ検知手段311からの用紙サイズ情報と、選択手段312で設定された用紙サイズ設定に対応する用紙サイズ設定信号が入力されており、用紙サイズ設定信号が「OTHER」以外のときには、用紙サイズ情報による用紙サイズが用紙サイズ設定信号による用紙サイズと一致しているときには、用紙サイズ情報をそのまま出力し、一致していないときにはエラー信号を出力するようになっている。
また、上記制御部316は、用紙サイズ設定信号が「OTHER」のときには、用紙サイズ情報を手段して、用紙サイズ検知手段を無効化し、ユーザ設定手段313による用紙サイズ設定信号を出力するようになっている。
【0038】
さらに、上記ユーザ設定手段313は、図示の場合、プリンタ本体100の操作パネル110における表示部120内の画像表示により構成されており、上記選択手段312で「OTHER」が選定されているとき有効となる。
そして、ユーザ設定手段313は、操作パネル110の操作部を操作することにより、例えば図7に示すように、用紙設定(符号A)の状態から、給紙カセット210(カセット1)を選択すると、符号Bで示すように、「カセット1の用紙サイズ」に関する表示となり、併せてサイズ表記、すなわち現在設定されている用紙サイズ例えば「OfficioII」が表示される。
【0039】
続いて、符号Cで示すように、サイズ表記の前に「?」が点滅表示され、操作パネルの操作により、例えば上下キーの押下により、「A4」,「A3」,「A5」,「B4」,「B5」,「LGR」,「LGL」,「LT」,「InternalC5」,「Executive」,「OfficioII」,「Folio」等の各種規格の用紙サイズや「Custom」サイズの選択を行なうことができるようになっている。
【0040】
そして、「Custom」サイズを選択すると、符号Dで示すように、ユーザ設定のための単位が表示され、例えば「mm」,「インチ」等の用紙サイズの単位の設定が行なわれるようになっている。
次に、符号Eで示すように、ユーザ設定のための用紙幅(X値)が表示され、用紙幅XXX(mm)の設定が行なわれるようになっている。
続いて、符号Fで示すように、ユーザ設定のための用紙長(Y値)が表示され、用紙長YYY(mm)の設定が行なわれるようになっている。
【0041】
このようにして、プリンタ10の各給紙カセット210〜250のそれぞれについて、用紙サイズ設定装置310〜350により用紙サイズ設定を行なうことにより、例えば図1及び図8に示すように、各給紙カセット210〜250は、それぞれ「A4」,「LT」,「OTHER」,「A3」,「B4」の用紙サイズ設定が選択され、その表示が給紙カセット210〜250の表示窓内に表示される。
ここで、給紙カセット230(カセット3)については、用紙サイズ設定が「OTHER」に設定されていることから、さらにユーザ設定手段313により、例えば「Custom」サイズが選択され、用紙幅(X)及び用紙長(Y)が、それぞれmm単位で設定される。
【0042】
したがって、プリンタ10においては、各給紙カセット210〜250にて、用紙サイズ設定がダイヤル式の選択手段312により選択され、特に用紙サイズ設定が「OTHER」に選択されたときには、さらにユーザ設定手段313により、Custom」を選択することによって、任意の用紙サイズすなわち用紙幅(X)及び用紙長(Y)を設定することができる。
これにより、各給紙カセット210〜250に印刷用紙の用紙サイズを検知するためのセンサがなくても、各給紙カセット210〜250の用紙サイズを設定することが可能であると共に、ユーザが所望する任意の用紙サイズの印刷用紙を使用してプリンタ10により印刷を行なうことが可能になる。
【0043】
このようにして、本実施形態のプリンタ10によれば、用紙サイズ設定装置300によって、給紙カセット200の個々の給紙カセット210〜250毎に、センサを使用せずに、用紙サイズを選択することができると共に、任意の用紙サイズを設定することが可能になり、多種多様な印刷用紙に印刷を行なうことが可能になる。
その際、各給紙カセット210〜250毎に用紙サイズを検知するためのセンサがなくてもよいので、簡単な構成により、コストを低減することができると共に、印刷すべき印刷用紙の用紙サイズを正確に設定することができるので、プリンタ10は、設定された用紙サイズに基づいて、印刷用紙の給紙を行なうことができる。したがって、当該印刷用紙の給紙タイミングを正確に制御することができ、最適な給紙速度及びタイミングで給紙を行なうことができるので、給紙途中での印刷用紙の詰まり等を防止することができ、印刷用紙の浪費を排除することができる。
【0044】
上述した実施形態においては、ユーザ設定手段313が、プリンタ10のプリンタ本体100の表示部を含む操作パネルにより構成されているが、これに限らず、ホストコンピュータ上にて印刷用ユーティリティソフトや印刷用ドライバソフト等のソフトウェアにより構成されていてもよい。
また、上述した実施形態においては、選択手段312は、ダイヤル314及びスイッチ装置315により構成されているが、これに限らず、ダイヤル314の回動に伴って、複数種類の用紙サイズ設定の選択を行なうことができれば、他の任意の機械的,電気的あるいは電子的な構成、例えばダイヤルとロータリスイッチによる選択手段が可能である。
さらに、上述した実施形態においては、印刷装置としてプリンタ10が使用されているが、これに限らず、印刷用紙に対する印刷を行なうものであれば、他の種類の印刷装置、例えばファクシミリ装置,コピー機,スキャナ装置,所謂デジタル複合機等が使用されてもよいことは明らかである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、給紙カセットに収容された印刷用紙の用紙サイズを検知することなく、選択手段により複数の用紙サイズ設定から、所望の用紙サイズに関連付けられた第一の用紙サイズ設定を選択することにより、各種規格による用紙サイズとは異なる任意の用紙サイズの印刷用紙を使用して、印刷装置により印刷を行なうことができる。
【0046】
したがって、従来のような規格サイズの定型とは異なる所謂不定型の印刷用紙による印刷が可能になることから、多種多様な用紙サイズの印刷用紙を使用して印刷を行なうことができる。
このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、ユーザが任意の用紙サイズを容易に設定できるようにした、極めて優れた用紙サイズ設定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による用紙サイズ設定装置の一実施形態を組み込んだプリンタの構成を示す概略正面図である。
【図2】図1のプリンタにおける用紙サイズ設定装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の用紙サイズ設定装置における選択手段の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の選択手段におけるダイヤル及びスイッチの構成を示す概略斜視図である。
【図5】図3の選択手段におけるダイヤルにより選択されるべき用紙サイズ設定の種類を示す説明図である。
【図6】図4のスイッチの電気的構成を示す回路図である。
【図7】図2の用紙サイズ設定装置におけるユーザ設定手段により選択される用紙サイズの種類を示す説明図である。
【図8】図2の用紙サイズ設定装置により設定された図1のプリンタにおける各給紙カセットの用紙サイズ設定状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 プリンタ
100 プリンタ本体
110 操作パネル
120 表示部
200 給紙カセット
210 給紙カセット(カセット1)
220 給紙カセット(カセット2)
230 給紙カセット(カセット3)
240 給紙カセット(カセット4)
250 給紙カセット(カセット5)
300 用紙サイズ設定装置
310,320,330,340,350 用紙サイズ設定装置
311 用紙サイズ検知手段
312 選択手段
313 ユーザ設定手段
314 ダイヤル
314a 表示部
314b,314c,314d 設定溝
315 スイッチ装置
315a,315b,315c スイッチ
316 制御部
Claims (7)
- 印刷装置の給紙カセットに収容される印刷用紙の用紙サイズを設定するための装置であって、
ユーザによる任意の用紙サイズを設定するためのユーザ設定手段と、
上記給紙カセットに収容された印刷用紙の用紙サイズを検知する用紙サイズ検知手段と、
複数の用紙サイズ設定のうち一つの用紙サイズ設定を選択する選択手段とを備え、
上記選択手段により選択される各用紙サイズ設定のうち、少なくとも一つの用紙サイズ設定(第一の用紙サイズ設定)が、ユーザによる任意の用紙サイズに関連付けられており、
上記ユーザ設定手段は、
一の給紙カセットを選択するとともに、
各種規格の用紙サイズの選択、又は、ユーザ指定用紙サイズの選択を行い、
上記ユーザ指定用紙サイズの選択を行うと、上記印刷用紙の用紙幅及び用紙長さを設定し、
上記選択手段は、
上記第一の用紙サイズ設定を選択すると、上記用紙サイズ検知手段を無効化し、上記ユーザ設定手段で選択された各種規格の用紙サイズ又は設定された用紙幅及び用紙長さを、上記選択された一の給紙カセットに収容される印刷用紙の用紙サイズとして設定する
ことを特徴とする用紙サイズ設定装置。 - 上記選択手段が、ダイヤル式選択手段である
ことを特徴とする請求項1に記載の用紙サイズ設定装置。 - 上記選択手段が、外部に露出した表面に備えられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙サイズ設定装置。 - 上記ユーザ設定手段が、外部に露出した表面に備えられている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の用紙サイズ設定装置。 - 上記印刷装置がホストコンピュータとの間に接続インタフェースを備えており、
上記ユーザ設定手段が、ホストコンピュータ側でソフトウェアにより構成されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の用紙サイズ設定装置。 - 上記選択手段による用紙サイズ設定のうち、上記第一の用紙サイズ設定を除く他の用紙サイズ設定(第二の用紙サイズ設定)が、固定用紙サイズに関連付けられている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の用紙サイズ設定装置。 - 上記選択手段により選択された用紙サイズ設定に対応する用紙サイズを表示するための表示手段を備えている
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の用紙サイズ設定装置。
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