JP4093082B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、タブを有する記録紙(タブ紙)を用いることが可能な画像形成装置における正確な記録紙検知の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタなどの各種の画像形成装置において、タブを有する記録紙(タブ紙)を用いることがあった。
【0003】
図9はタブ紙の様子を示す説明図である。この図9において、7枚の記録紙が並んでいる様子を示しており、手前から3枚目の記録紙(図9でX)と5枚目の記録紙(図9でY)と7枚目の記録紙(図9でZ)とが「タブ紙」である。
【0004】
また、この図9において、手前から3枚目の記録紙(図9でX)において突出した部分xがタブであり、手前から5枚目の記録紙(図9でY)において突出した部分yがタブであり、手前から7枚目の記録紙(図9でZ)において突出した部分zがタブである。
【0005】
なお、図10において、Lは「タブ長さ」、Wは「タブ幅」である。また、図9において、xとyとzとでタブが設けられた位置が異なっているが、この位置が「タブ位置」である。
【0006】
なお、一般的な画像形成装置では、複数のサイズの記録紙を、それぞれ複数の記録紙収容手段(給紙トレイ)にあらかじめ収容しておき、必要なサイズの記録紙を選択して画像形成出力するようにしている。
【0007】
ここで、必要なサイズの記録紙を選択するには、記録紙収容手段に収容された記録紙について、給紙方向の長さと該長さと直交する幅とを、センサなどで検知するようにしている。
【0008】
なお、このようなタブ紙を使用する画像形成装置における記録紙サイズの検知について、以下の特許文献1に記載がなされている。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−114150号公報(第1頁)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
タブ紙を使用する画像形成装置においては、記録紙サイズを検知するためのセンサに対して、タブ部分がちょうど掛かることで、サイズの誤認識が生じることが知られている。
【0011】
このため、上述した特許文献1記載の発明では、タブ部分に影響を受ける可能性のある給紙方向の長さを無視し、該給紙方向の長さと直交する記録紙の幅のみを検知し、これによりタブ紙のサイズを判断するようにしている。
【0012】
しかし、このような判断ではタブ紙を使用した場合に、幅は同じで給紙方向の長さが異なる記録紙が存在する場合には、正確なサイズを判断できなくなる問題が生じていた。
【0013】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、タブ紙を使用して画像形成を行う場合にも正確な記録紙サイズを検知・判断することが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記の課題を解決する本願発明は、以下のそれぞれに述べるようなものである。
【0015】
(1)請求項1記載の発明は、記録紙を収容する記録紙収容手段と、前記記録紙収容手段に収容された記録紙について、給紙方向の長さと該長さと直交する幅とを検知する記録紙サイズ検知手段と、前記記録紙サイズ検知手段での検知結果を受けて前記記録紙のサイズを判断した上で画像形成の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部について、定形サイズの記録紙(定形紙)を使用するモードでは検知結果の除外を行わず、タブを有する記録紙(タブ紙)を使用するモード(タブ紙モード)では検知結果の少なくとも一部を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0017】
(1)また、上記()にて、前記制御手段は、タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、ことを特徴とする。
【0018】
(1)また、上記()にて、前記記録紙サイズ検知手段は給紙方向に複数のセンサを備え、前記制御手段は、タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、ことを特徴とする。
【0019】
この発明で、制御手段は、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部(タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果)について、紙種に応じて除外して判断する場合と、除外せずに判断する場合とを設けて、該記録紙のサイズの判断を行うようにしている。
【0020】
ここで、定形サイズの記録紙(定形紙)を使用するモードでは検知結果の除外を行わず、タブを有する記録紙(タブ紙)を使用するモード(タブ紙モード)では検知結果の少なくとも一部を除外することで、タブ紙のタブ部分にかかる検知結果を除外でき、タブ紙を使用して画像形成を行う場合にも正確な記録紙サイズを検知・判断することが可能になる。
【0021】
(2)請求項記載の発明は、記録紙を収容する記録紙収容手段と、前記記録紙収容手段に収容された記録紙について、給紙方向の長さと該長さと直交する幅とを検知する記録紙サイズ検知手段と、前記記録紙サイズ検知手段での検知結果を受けて前記記録紙のサイズを判断した上で画像形成の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置であって、前記制御手段は、タブを有する記録紙(タブ紙)を使用するモード(タブ紙モード)時において、前記記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0023】
(2)また、上記()にて、前記制御手段は、タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、ことを特徴とする。
【0024】
(2)また、上記()にて、前記記録紙サイズ検知手段は給紙方向に複数のセンサを備え、前記制御手段は、タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、ことを特徴とする。
【0025】
この発明で、制御手段は、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部(タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果)を除外して該記録紙のサイズの判断を行うようにしている。
【0026】
ここで、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部を除外することで、タブ紙のタブ部分にかかる検知結果を除外でき、タブ紙を使用して画像形成を行う場合にも正確な記録紙サイズを検知・判断することが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0028】
〈画像形成装置の電気的構成〉
図1は本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置内の電気的な詳細構成を示すブロック図である。なお、この図1のブロック図では本発明の実施の形態例の説明に必要な部分のみを示しており、そのほかに、この図に示されない一般的な回路構成をも有しているものとする。
【0029】
100はタブ紙を含む記録紙に対して画像形成して出力する機能を有する本発明の実施の形態例の画像形成装置である。
【0030】
なお、この画像形成装置100は、装置全体の制御に加えてタブ紙のための制御を行う制御部101と、各種操作の入力と装置の状態表示とを行う操作表示部110と、原稿の画像を読みとって画像データを生成するスキャナ部120と、通常の画像処理に加えてタブ紙のため画像処理を実行する画像処理部130と、画像処理部130での画像処理された画像データを記録紙上に形成するプリントエンジン140と、を備えている。
【0031】
また、操作表示部110内には、タブ紙を使用するか否かの設定(タブ設定)に関する情報や、画像形成に関する各種情報などがオペレータから入力される情報入力手段としての操作部111と、各種情報を表示する表示部112と、が備えられている。
【0032】
また、プリントエンジン140内には、画像処理部130で処理された画像データに応じて書き込みを行う画像形成部141と、記録紙を収容する記録紙収容手段であるトレイ142t〜144tと、前記記録紙収容手段に収容された記録紙について、給紙方向の長さと該長さと直交する幅とを検知する記録紙サイズ検知手段142s〜144sと、とが備えられている。
【0033】
なお、ここでは一例として、3段のトレイが設けられた様子を具体例にしているが、段数はこれに限定されるものではない。また、トレイは、画像形成装置内部に配置されているもののほか、画像形成装置から一部露出する形で、手差しトレイとして配置されているものも含まれる。
【0034】
また、この画像形成装置100は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの各種の装置が該当する。また、プリントエンジン140は、レーザビームを用いる電子写真方式のもののほか、LEDプリントヘッドを用いるものや、インクジェット方式のものであってもよい。
【0035】
図2は上述したトレイ142t〜144tと記録紙サイズ検知手段142s〜144sの1段に相当するトレイ1420の主要部の外観構成を示す斜視図である。
【0036】
ここで、トレイ1420は、記録紙の給紙方向の長さを大まかに検知するためのフォトセンサ1423とフォトセンサ1424とが設けられている。ここでは、フォトセンサ1423が給紙方向に近い記録紙サイズ検知手段であり、フォトセンサ1424が給紙方向に遠い記録紙サイズ検知手段である。
【0037】
また、上述した記録紙の長さと直交する幅とを検知する記録紙サイズ検知手段として、記録紙の幅方向を揃えるガイド板1421aと1421bとの位置を検知するガイド板センサ1422が設けられている。このガイド板センサ1422としては、既知のエンコーダなどが使用されている。
【0038】
なお、この図2では、画像形成装置内部に配置されているトレイの具体例を示したが、手差しトレイについても同様なセンサ類が設けられていて記録紙のサイズを検知することが可能である。
【0039】
〈本実施の形態例の動作説明(1)〉
以上のような画像形成装置において、図3のフローチャートを参照して本発明の第1の実施の形態例の動作説明を行う。なお、この図3のフローチャートは、制御部101で動作している画像形成制御プログラム中で、内蔵トレイを使用する場合にコールされるものである。
【0040】
なお、以下の実施の形態例の動作説明では、制御部101と画像形成制御プログラムのサブルーチンによる制御や動作を、単に制御部101の制御という言い方で説明する。
【0041】
ここで、図4の記録紙サイズ検知表のデータテーブルが、画像形成装置100内の不揮発性メモリ(図示せず)にあらかじめ格納されているとする。なお、従来は図5に示す記録紙サイズ検知表のデータテーブルが格納されていた場合に、本発明の実施の形態例では、図4のデータテーブルが格納されているとする。
【0042】
この図4のデータテーブルの場合、用紙送りだし方向のサイズ(給紙方向の記録紙長さ)として、PS1(フォトセンサ1424)の検知結果およびPS2(フォトセンサ1423)の検知結果,用紙送り出し方向と直交する方向のサイズ(給紙方向の長さと該長さと直交する記録紙幅)の検知結果の範囲、判断される記録紙サイズ(検知サイズ)をフィールド(データ項目)とするデータベースである。
【0043】
なお、ここでは、用紙送り出し方向と直交する方向のサイズ(給紙方向の長さと該長さと直交する記録紙幅)の検知結果の範囲として、あるエンコーダを用いた場合の出力の実測値(ボリューム値)を示しているため、記録紙サイズの絶対値ではない。
【0044】
従来と本発明の実施の形態例のデータテーブルの違いは、内蔵トレイにおいて、タブ紙用のサイズ判断を正確に行うためのデータが格納されている点である。図4のデータテーブルの場合には、給紙方向の検知結果の少なくとも一部を除外して該記録紙のサイズの判断を行う(タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果を除外して該記録紙のサイズの判断を行う)ものとして、i=0のTAB_A4RのPS1(フォトセンサ1424)の検知結果、i=6のTAB_A4のPS2(フォトセンサ1423)の検知結果、i=8のTAB_8.5X11のPS2(フォトセンサ1423)の検知結果、について、H/Lのいずれでも判断結果に影響を与えないようにしている。
【0045】
まず、トレイセット時に制御部101がトレイ検知を開始する。そして、データテーブルを読み出すためのキーとしてi=0をセットして(図3S1)、データテーブルの中からi番目のレコード(行)の値を取得する(図3S2)。
【0046】
そして、フォトセンサ1423・フォトセンサ1424の検知結果(H/L)、ガイド板センサ1422の検知結果(ボリューム値)を、データテーブルから取得したi番目のレコード値と比較する(図3S3)。
【0047】
検知結果がレコード値と一致していなければ(図3S3でNO)、その時の取得サイズが未定義(ユニバーサル(「UNVSL」と表記する))であるかを調べる(図3S4)。
【0048】
その時の取得サイズが未定義(ユニバーサル(「UNVSL」))であるかを調べ(図3S4)、未定義でなければ(図3S4でNO)iをインクリメントして(図3S5)、i番目のレコード(行)の値の取得に戻る(図3S2)。
【0049】
ここで、レコードi番目に対する検知サイズ(図4の場合、i=0ならTAB_A4R、i=1ならA3)で、検知したPSとレコードiのPSとが一致し、検知したボリューム値がレコードiのボリューム値の最小と最大との間ならば、「取得サイズ」を「検知サイズ」とする。
【0050】
そして、フォトセンサ1423・フォトセンサ1424の検知結果(H/L)、ガイド板センサ1422の検知結果(ボリューム値)を、データテーブルから取得したi番目のレコード値と比較(図3S3)して、検知結果がレコード値と一致していれば(図3S3でYES)、その時の検知サイズがTAB_A4であるか(図3S6)、その時の検知サイズがTAB_8.5X11であるか(図3S7)、その時の検知サイズがTAB_A4Rであるか(図3S8)を調べる。
【0051】
検知サイズがTAB_A4である(図3S6でYES)か、検知サイズがTAB_8.5X11である(図3S7でYES)か、検知サイズがTAB_A4Rである(図3S8でYES)場合は、操作部111からの設定で現在の画像形成モードがタブを有する記録紙(タブ紙)を使用するモード(タブ紙モード)になっているかを調べる(図3S9)。
【0052】
タブ紙モードに設定されていれば(図3S9でYES)、制御部101は、そのときの検知サイズ(TAB_A4、TAB_8.5X11、TAB_A4Rのいずれか)を記録紙サイズとして決定する(図3S11)。
【0053】
なお、センサの検知結果によって制御部101がタブ紙であると判断した場合(図3S11)には、タブ紙がトレイに検知されたことを、表示部112に表示することが望ましい。
【0054】
タブ紙モードに設定されていなければ(図3S9でNO)、他のサイズの記録紙の可能性があるため、iをインクリメントして(図3S10)、i番目のレコード(行)の値の取得に戻る(図3S2)。
【0055】
検知サイズがTAB_A4でなく(図3S6でNO)、検知サイズがTAB_8.5X11でもなく(図3S7でNO)、検知サイズがTAB_A4Rでもない(図3S8でNO)場合は、そのときの検知サイズを記録紙サイズとして決定する(図3S12)。
【0056】
また、その時の取得サイズが未定義(ユニバーサル(UNVSL))であれば(図3S4でYES)、記録紙サイズをユニバーサル(UNVSL)として決定する(図3S13)。
【0057】
以上の本発明の第1の実施の形態例では、制御部101は、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部(タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果)を除外して該記録紙のサイズの判断を行うようにしている。ここで、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部を除外することで、タブ紙のタブ部分にかかる検知結果を除外でき、タブ紙を使用して画像形成を行う場合にも正確な記録紙サイズを検知・判断することが可能になる。
【0058】
また、タブ紙モードと設定されているときに記録紙サイズをタブ紙と決定するようにしているので、タブ紙でない記録紙をタブ紙と誤って判断することを避けられる。また、本来の未定義サイズの記録紙を未定義のサイズとして正確に認識することができる。
【0059】
〈本実施の形態例の動作説明(2)〉
以上のような画像形成装置において、図6のフローチャートを参照して本発明の第1の実施の形態例の動作説明を行う。なお、この図6のフローチャートは、制御部101で動作している画像形成制御プログラム中で、手差しトレイを使用する場合にコールされるものである。
【0060】
ここで、図7の記録紙サイズ検知表のデータテーブルが、画像形成装置100内の不揮発性メモリ(図示せず)にあらかじめ格納されているとする。なお、従来は図8に示す記録紙サイズ検知表のデータテーブルが格納されていた場合に、本発明の実施の形態例では、図7のデータテーブルが格納されているとする。
【0061】
この図7のデータテーブルは、図4と同様に、用紙送りだし方向のサイズ(給紙方向の記録紙長さ)として、PS1(フォトセンサ1424)の検知結果およびPS2(フォトセンサ1423)の検知結果,用紙送り出し方向と直交する方向のサイズ(給紙方向の長さと該長さと直交する記録紙幅)の検知結果の範囲、判断される記録紙サイズ(検知サイズ)をフィールド(データ項目)とするデータベースである。
【0062】
なお、ここでは、用紙送り出し方向と直交する方向のサイズ(給紙方向の長さと該長さと直交する記録紙幅)の検知結果の範囲として、あるエンコーダを用いた場合の出力の実測値(ボリューム値)を示しているため、記録紙サイズの絶対値ではない。
【0063】
また、ここで、「REL_A」、「REL_B」、「REL_A1」、「REL_B1」とあるのは、実測値(ボリューム値)に対して、演算を行う演算式を示している。たとえば、手差しトレイの場合には、REL_A=(X+10)−Y、REL_B=(X−10)−Y、REL_A1=REL_A+1、REL_B1=REL_B+1、のような演算が該当する。但し、ここで、Xは手差し調整値2、Yは手差し調整値1である。
【0064】
従来と本発明の実施の形態例のデータテーブルの違いは、手差しトレイ使用時において、タブ紙用のサイズ判断を正確に行うためのデータが格納されている点である。図7のデータテーブルの場合には、給紙方向の検知結果の少なくとも一部を除外して該記録紙のサイズの判断を行う(タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果を除外して該記録紙のサイズの判断を行う)ものとして、i=0のTAB_A4RのPS1(フォトセンサ1424)の検知結果について、H/Lのいずれでも判断結果に影響を与えないようにしている。
【0065】
まず、トレイセット時に制御部101がトレイ検知を開始する。そして、データテーブルを読み出すためのキーとしてi=0をセットして(図6S1)、
データテーブルの中からi番目のレコード(行)の値を取得する(図6S2)。
【0066】
そして、フォトセンサ1423・フォトセンサ1424の検知結果(H/L)、ガイド板センサ1422の検知結果(ボリューム値)を、データテーブルから取得したi番目のレコード値と比較する(図6S3)。
【0067】
検知結果がレコード値と一致していなければ(図6S3でNO)、その時の取得サイズが未定義(ユニバーサル(「UNVSL」と表記する))であるかを調べる(図6S4)。
【0068】
その時の取得サイズが未定義(ユニバーサル(「UNVSL」))であるかを調べ(図6S4)、未定義でなければ(図6S4でNO)iをインクリメントして(図6S5)、i番目のレコード(行)の値の取得に戻る(図6S2)。
【0069】
ここで、レコードi番目に対する検知サイズ(図7の場合、i=0ならTAB_A4R、i=1ならA3)で、検知したPSとレコードiのPSとが一致し、検知したボリューム値がレコードiのボリューム値の最小と最大との間ならば、「取得サイズ」を「検知サイズ」とする。
【0070】
そして、フォトセンサ1423・フォトセンサ1424の検知結果(H/L)、ガイド板センサ1422の検知結果(ボリューム値)を、データテーブルから取得したi番目のレコード値と比較(図6S3)して、検知結果がレコード値と一致していれば(図6S3でYES)、その時の検知サイズがTAB_A4Rであるか(図6S6)を調べる。
【0071】
検知サイズがTAB_A4Rである(図6S6でYES)場合は、操作部111からの設定で現在の画像形成モードがタブを有する記録紙(タブ紙)を使用するモード(タブ紙モード)になっているかを調べる(図6S7)。
【0072】
ここで、タブ紙モードに設定されていれば(図6S7でYES)、制御部101は、そのときの検知サイズ(TAB_A4R)を記録紙サイズとして決定する(図6S9)。
【0073】
なお、センサの検知結果によって制御部101がタブ紙であると判断した場合(図6S9)には、タブ紙がトレイに検知されたことを、表示部112に表示することが望ましい。
【0074】
タブ紙モードに設定されていなければ(図6S7でNO)、他のサイズの記録紙の可能性があるため、iをインクリメントして(図6S8)、i番目のレコード(行)の値の取得に戻る(図6S2)。
【0075】
検知サイズがTAB_A4Rでない(図6S6でNO)場合は、そのときの検知サイズを記録紙サイズとして決定する(図6S10)。
【0076】
また、その時の取得サイズが未定義(ユニバーサル(UNVSL))であれば(図6S4でYES)、記録紙サイズをユニバーサル(UNVSL)として決定する(図6S11)。
【0077】
以上の本発明の第2の実施の形態例では、制御部101は、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部(タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果)を除外して該記録紙のサイズの判断を行うようにしている。ここで、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部を除外することで、タブ紙のタブ部分にかかる検知結果を除外でき、タブ紙を使用して画像形成を行う場合にも正確な記録紙サイズを検知・判断することが可能になる。
【0078】
また、タブ紙モードと設定されているときに記録紙サイズをタブ紙と決定するようにしているので、タブ紙でない記録紙をタブ紙と誤って判断することを避けられる。また、本来の未定義サイズの記録紙を未定義のサイズとして正確に認識することができる。
【0079】
〈その他の実施の形態例〉
なお、以上の実施の形態例におけるタブ紙のサイズの具体例は一例であり、これに限定されるものではない。すなわち、異なるサイズのタブ紙を用いる場合や、更に多くの種類のタブ紙を用いるようにしてもよい。
【0080】
また、タブ紙を判断するためのセンサの論理なども、ここに示した具体例に限定されるものではない。
【0081】
また、フォトセンサ1423とフォトセンサ1424の2つのセンサの具体例を示したが、1つであっても、3つ以上であっても本発明の実施の形態例を適用することが可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明では、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部(タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果)を、紙種に応じて除外して判断する場合と、除外せずに判断する場合とを設けて、該記録紙のサイズの判断を行うようにしている。
【0083】
ここで、記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部を除外することで、タブ紙のタブ部分にかかる検知結果を除外でき、タブ紙を使用して画像形成を行う場合にも正確な記録紙サイズを検知・判断することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の主要部の機械的な構成を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態例における検知と判断とに使用するデータテーブルの様子を様子を示す説明図である。
【図5】従来おける検知と判断とに使用するデータテーブルの様子を様子を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態例における検知と判断とに使用するデータテーブルの様子を様子を示す説明図である。
【図8】従来おける検知と判断とに使用するデータテーブルの様子を様子を示す説明図である。
【図9】画像形成装置で使用されるタブ紙の様子を様子を示す説明図である。
【図10】画像形成装置で使用されるタブ紙の様子を様子を示す説明図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置
101 制御部
110 操作表示部
111 操作部
112 表示部
120 スキャナ部
130 画像処理部
140 プリントエンジン

Claims (4)

  1. 記録紙を収容する記録紙収容手段と、
    前記記録紙収容手段に収容された記録紙について、給紙方向の長さと該長さと直交する幅とを検知する記録紙サイズ検知手段と、
    前記記録紙サイズ検知手段での検知結果を受けて前記記録紙のサイズを判断した上で画像形成の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部について、定形サイズの記録紙(定形紙)を使用するモードでは検知結果の除外を行わず、タブを有する記録紙(タブ紙)を使用するモード(タブ紙モード)では検知結果の少なくとも一部を除外して該記録紙のサイズの判断を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録紙を収容する記録紙収容手段と、
    前記記録紙収容手段に収容された記録紙について、給紙方向の長さと該長さと直交する幅とを検知する記録紙サイズ検知手段と、
    前記記録紙サイズ検知手段での検知結果を受けて前記記録紙のサイズを判断した上で画像形成の制御を行う制御手段と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御手段は、タブを有する記録紙(タブ紙)を使用するモード(タブ紙モード)時において、前記記録紙サイズ検知手段での検知結果のうち、給紙方向の検知結果の少なくとも一部を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、
    ことを特徴とする請求項または請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記記録紙サイズ検知手段は給紙方向に複数のセンサを備え、
    前記制御手段は、タブ紙のタブ部分によって検知結果が反転する可能性のあるセンサの検知結果を除外して該記録紙のサイズの判断を行う、
    ことを特徴とする請求項または請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
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