JP4066031B2 - 昇降式二重吊り内装材とストッパー - Google Patents

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Description

本発明は、緞帳、ベネシアンブラインド、ローマンシエードカーテン等の昇降式内装材を昇降操作する昇降コードを所要の位置に固定するために主として使用されるストッパーに関するものである。
緞帳、ベネシアンブラインド、ローマンシエードカーテン等の昇降式内装材(以下、単に「内装材」と言う。)は、固定フレームに取り付けた滑車や軸桿等のガイドに巻き掛けて吊り降ろされた昇降コードの一端に連結し、その昇降コードの他端を引いて昇降操作される。固定フレームには、内装材58を所要の高さまで吊り上げて固定するためのストッパーが取り付けられている。
2つの内装材を1つの固定フレームに二重吊りにした昇降式二重吊り内装材では、その2つの内装材を昇降操作するための2つのストッパーが左右に分けて固定フレームの両端に取り付けられらている(例えば、特許文献1参照)。ストッパーとしては、図9に図示するように、(a) V字形に左溝12・22と右溝13・23に分岐した第1V溝と第2V溝との2つのV溝11・21が、その各左溝12・22と右溝13・23の交わる折返点14・24と、その各左溝と右溝の折返点14・24から続く連続先を、一直線上において同じ方向30に向けて前後して配置されており、(b) その第2V溝の折返点24が、第1V溝11の分岐した左溝12と右溝13の間に挟まれた部分に位置し、(c) 第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22が連続方向を変える左曲溝31によって連結され、第1V溝の右溝13と第2V溝の右溝23が連続方向を変える右曲溝32によって連結されており、(A) それらの第1V溝11と左曲溝31と第2V溝21と右曲溝32が連続してハート形を成す循環カム溝20が平面に形成されているカム板41と、(B) 第2V溝21とは反対側となる第1V溝11の折返点14の先端側に、循環カム溝20が形成されているカム板のカム形成面42から所定の距離を保って支持され、第1V溝11と第2V溝21が前後する前後方向30に直交する幅方向60に延在する規制材43と、(C) そのカム形成面42において前後方向30に移動可能に支持され、カム板のカム形成面に向き合う底面から循環カム溝20に遊嵌する連結片68が突出しているスライダー45を具備するものが公知である(例えば、特許文献2参照)。この種のカム板41と規制材43とスライダー45から成るストッパーとして、スライダーの底面に幅方向に一直線状に続く直線溝44が設けられ、連結片68に代わる球体が直線溝44と循環カム溝20に遊嵌しているものも公知である(例えば、特許文献3、4参照)。
特開2003−169746号公報 実公昭63−041516号公報 特開2002−191494号公報 特開2003−024208号公報
この種のストッパーでは、内装材に連結された昇降コード47を、カム板41と規制材43の間に引き込み、スライダー45の表面に接触させて引き出し、その引き出して固定フレーム57から吊り降ろした先端を一旦僅かに引き降ろしてから放すると、内装材の重力が作用して引き戻される昇降コード47に擦られてスライダー45が規制材側(43)へと移動する。その時、スライダー45の底面から突出している連結片68が、規制材側(47)の第1V溝11の左溝12と右溝13の間の第1折返点15に引っ掛かる場合、昇降コード47は、スライダー45と規制材47の間で挟持され、内装材の降下が停止する。他方、その連結片68が、規制材47から遠く離れた第2V溝21の左溝22と右溝23の間の第2折返点25に引っ掛かる場合、昇降コード47は、スライダー45と規制材47の間で挟持されずフリーになり、内装材の重力が作用して移動し続け、従って、内装材も昇降コード47の先端が固定フレームに引っ掛かるまで降下し続ける。
その連結片68が第1折返点15に引っ掛かって内装材58の降下が停止している場合において、昇降コードの先端を一旦僅かに引き降ろしてから放すと、連結片68が第1折返点15から移動して第2折返点25に引っ掛かり、昇降コード47がフリーになり、昇降コード47の先端が固定フレーム57に引っ掛かるまで内装材が降下し続けることになる。一方、連結片68が第2折返点25に引っ掛かっていて内装材が降下し続けている場合において、昇降コードの先端を一旦僅かに引き降ろしてから放すと、連結片68が第2折返点25から移動して第1折返点15に引っ掛かり、昇降コード47がスライダー45と規制材47の間で挟持され、内装材の降下が停止することになる。
このように昇降コードの先端を一旦僅かに引き降ろしてから放す引放操作によって、内装材の降下状態と停止状態が切り替わり、その引放操作において、連結片68が第1折返点15と第2折返点25の何れか一方に係合し続けることはない。
この引放操作における連結片68の移動の仕方を図9を参照しつつ更に詳しく説明すると、第1V溝15の右溝13は、第1V溝11の折返点14において、第1折返点15を通り昇降コード47の移動方向30に平行な中心線40に対して右側、つまり左溝12の反対側に偏っている。このため、連結片68が第1折返点15に引っ掛かって内装材58の降下が停止している場合において、昇降コードを引放操作し、連結片68が第1V溝側(11)から第2V溝側(21)へと移動するとき、連結片68は、その偏った右溝13に入り込むことなく、中心線40に沿って真っ直ぐに移動し、第1V溝15の左溝12に入り込み、そのまま左溝12に沿って左曲溝31へと移動し、昇降コードが引き放されて戻るとき、左曲溝31では、第1V溝の左溝12よりも第2V溝の左溝22の溝幅が広くなっており、狭い第1V溝の左溝12に入り込み難いので、連結片68は、溝幅の広い第2V溝の左溝22へと入り込んで第2折返点25に引っ掛かる。
一方、第2V溝21の左溝22は、第1V溝11の場合とは逆に、その折返点24において、第2折返点25を通り昇降コード47の移動方向30に平行な中心線40に対して左側、つまり右溝23の反対側に偏っている。このため、連結片68が第2折返点25に引っ掛かって内装材が降下し続けている場合において、昇降コードを引放操作すると、連結片68は、その偏った左溝22に入り込むことなく、中心線40に沿って真っ直ぐに移動し、第2V溝25の右溝23に入り込み、そのまま右溝23に沿って右曲溝32へと移動し、昇降コードが引き放されて戻るとき、右曲溝32では、左曲溝31の場合とは逆に、第2V溝の右溝23よりも第1V溝の右溝13の溝幅が広くなっているので、連結片68は、狭い第2V溝の右溝23には入り込まず、広い第1V溝の右溝13へと入り込み、その右溝13に沿って第1V溝11へと移動して第1折返点15に引っ掛かる。
かくして、昇降コードを引放操作によって、連結片68が第1V溝の左溝12、第2V溝の左溝22、第2V溝の右溝23、第1V溝の右溝13の順に循環カム溝20を一方向に循環移動し、第1折返点15と第2折返点25の間で往復移動し、その移動過程において、第1V溝の折返点14、左曲溝31、第2V溝の折返点24、右曲溝32の何れの箇所でも、連結片68の移動方向が逆転しない。図10は、連結片68が循環カム溝20を右回りに循環移動するストッパーを例示するが、その図10の紙面を裏返しにしてみれば、その循環移動方向は左回りになる。そのように連結片68の循環移動方向は、右回りと左回りの何れにも設定することが出来る。
スライダー45の底面から連結片68が突き出ているストッパーでは、スライダー45が連結片68を介して循環カム溝20に導かれ、左溝(12、22)と右溝(13、23)の間で左右幅方向60にも移動することになり、ストッパーの横幅は、カム板41の横幅よりも、ストッパーが左右往復移動する分だけ広くなるので、それを装着する固定フレーム57をコンパクトに構成することが出来ない。この点では、スライダーの底面に幅方向に続く直線溝44を設け、連結片68に代えて球体46を用い、その球体46を直線溝44と循環カム溝20に遊嵌させ、その球体46を介してカム板41とスライダー45を連結(連鎖)したストッパーの方が実用的に思えた。しかし、連結片68に代えて球体46を適用したストッパーでは、その実用試験において、球体46が必ずしも第1V溝の左溝12、第2V溝の左溝22、第2V溝の右溝23、第1V溝の右溝13の順に一方向に循環移動せず、その移動方向が時として反転し、誤作動によるトラブルが発生し易い。
その原因を調べるに、それは先ず第一に、固定フレーム58の取り付け方やストッパーの取り付け方が悪く、カム板41が水平でなく僅かに傾斜しているときは、その傾斜している方向に球体46が転がり易く、第1V溝の折返点14と、左曲溝31と、第2V溝の折返点24と、右曲溝32の何れかの箇所で移動方向が逆転し易くなること、第二には、左曲溝31において第1V溝11から第2V溝21へ、或いは、右曲溝32において第2V溝21から第1V溝11へと球体46が勢い強く移動しないとき、即ち、昇降コード47を引っ張るとき、それが緩やかで球体46が衝撃的に第1折返点15や第2折返点25から押し出されて左曲溝31や右曲溝32に勢い強く達しないとき、左曲溝31や右曲溝32において球体46が一瞬仮停止状態になり、その仮停止状態において球体46が逆方向に転がり出すこと、同様に、昇降コード47の引っ張り方が緩やかなときは、球体46が昇降コード47やスライダー45の移動方向30に直進せず、折返点14・24において右溝13や左溝23に転がり込み易くなる、との知見を得た。
本発明は、かかる知見を得て完成されたものであり、その目的とするところは、第一に、ストッパーをコンパクトにし、前記特許文献1に見られるように外側に突出して邪魔にならないように在来のカーテンレールの空洞にストッパーを装着し、その在来のカーテンレールを固定フレームに転用し得るようにすること、第二に、球体46を用いたストッパーの誤作動を解消すること、第三には、その誤作動を回避するために、固定フレーム57の取付固定作業や、その固定フレームへのストッパーの取付作業において、固定フレームやストッパーを水平に正確に揃える必要がなく、その作業を素人でも楽に効率的に行える昇降式二重吊り内装材を提供することにある。
本発明に係る昇降式二重吊り内装材は、(1) 2つの内装材58a・58bが固定フレーム57に二重吊りに取り付けられており、
(2)それら2つの内装材58a・58bを個別に昇降操作する昇降コード47a・47bが固定フレーム57から吊り降ろされ、それらの吊り降ろされた昇降コード47a・47bの下端が、その昇降操作するそれぞれの内装材58a・58bに連結されており、
(3) 固定フレーム57が、その長さ方向に連続した内部空隙65を有する桿材によって構成されており、
(4) その内部空隙65に、昇降コード47a・47bを係止する2つのストッパー48a・48bが、上下二層に装着されており、
(5) それら2つのストッパー48a・48bが、(A)(a) V字形に左溝12・22と右溝13・23に分岐した第1V溝と第2V溝との2つのV溝11・21が、その各左溝と右溝の交わる折返点14・24と、その各折返点14・24から左溝と右溝の続く連続先を、一直線上において同じ方向30に向けて前後して配置されており、(b)
その第2V溝の折返点24が、第1V溝11の分岐した左溝12と右溝13の間に挟まれた部分に位置し、(c) 第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22が連続方向を変える左曲溝31によって連結され、第1V溝の右溝13と第2V溝の右溝23が連続方向を変える右曲溝32によって連結されており、(d) それらの第1V溝11と左曲溝31と第2V溝21と右曲溝32が連続して循環経路を構成している循環カム溝20が平面に形成されているカム板41と、(B) 第2V溝21とは反対側となる第1V溝11の折返点14の先端側に、循環カム溝20が形成されているカム板のカム形成面42から所要の距離をおいて配置され、第1V溝11と第2V溝21が前後する前後方向30に直交する幅方向60に延在する規制材43と、(C) そのカム形成面42において前後方向30に移動可能に支持され、その幅方向60に一直線状に続く直線溝44がカム形成面42に向き合う底面に形成されているスライダー45と、(D) カム板の循環カム溝20とスライダーの直線溝44のそれぞれに遊嵌し、カム板41とスライダー45の間に挟まれて保持されており、スライダー45に駆動されて循環カム溝20を一方向に循環移動する球体46を具備し、
(6) それら2つのストッパー48a・48bの第1V溝11と第2V溝21が前後する前後方向30と、固定フレーム57の長さ方向が同じ方向であり、
(7) 昇降コード47a・47bが、カム板41と規制材43の間を通してストッパー48a・48bに引き込まれ、スライダー45に接触させて引き出されていることを特徴とする。
本発明に係るストッパーは、(A)(a) V字形に左溝12・22と右溝13・23に分岐した第1V溝と第2V溝との2つのV溝11・21が、その各左溝と右溝の交わる折返点14・24と、その各折返点14・24から左溝と右溝の続く連続先を、一直線上において同じ方向30に向けて前後して配置されており、(b) その第2V溝の折返点24が、第1V溝11の分岐した左溝12と右溝13の間に挟まれた部分に位置し、(c) 第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22が連続方向を変える左曲溝31によって連結され、第1V溝の右溝13と第2V溝の右溝23が連続方向を変える右曲溝32によって連結されており、(d) それらの第1V溝11と左曲溝31と第2V溝21と右曲溝32が連続して循環経路を構成している循環カム溝20が平面に形成されているカム板41と、(B) 第2V溝21とは反対側となる第1V溝11の折返点14の先端側に、循環カム溝20が形成されているカム板のカム形成面42から所要の距離をおいて配置され、第1V溝11と第2V溝21が前後する前後方向30に直交する幅方向60に延在する規制材43と、(C) そのカム形成面42において前後方向30に移動可能に支持され、その幅方向60に一直線状に続く直線溝44がカム形成面42に向き合う底面に形成されているスライダー45と、(D) カム板の循環カム溝20とスライダーの直線溝44のそれぞれに遊嵌し、カム板41とスライダー45の間に挟まれて保持されており、スライダー45に駆動されて循環カム溝20を一方向に循環移動する球体46を具備し、(E) 昇降コード47を、カム板41と規制材43の間を通して引き込み、スライダー45に接触させて引き出して操作する昇降コードストッパー48において、
(1) 規制材43に向き合うスライダー45の先端側に、その直線溝44に軸芯を平行に向けたロール50が装着されており、
(2) その軸芯に平行に続く凹凸溝63が、ロール50の周面に付設されており、
(3) 規制材43が延在する幅方向60に平行に続く凹凸溝33が、スライダーの移動する前後方向30に沿って、カム板41のカム形成面42に所要の間隔を保って多数形成されており、
(4) ロール50の周面の凹凸溝63が、カム板の凹凸溝33に噛み合っており、
(5) 規制材43の、カム板のカム形成面42とロールの周面の凹凸溝63に向き合う部分に多数の凹凸64が付けられていることを第1の特徴とする。
本発明に係るストッパーの第2の特徴は、(A)(a) V字形に左溝12・22と右溝13・23に分岐した第1V溝と第2V溝との2つのV溝11・21が、その各左溝と右溝の交わる折返点14・24と、その各折返点14・24から左溝と右溝の続く連続先を、一直線上において同じ方向30に向けて前後して配置されており、(b) その第2V溝の折返点24が、第1V溝11の分岐した左溝12と右溝13の間に挟まれた部分に位置し、(c) 第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22が連続方向を変える左曲溝31によって連結され、第1V溝の右溝13と第2V溝の右溝23が連続方向を変える右曲溝32によって連結されており、(d) それらの第1V溝11と左曲溝31と第2V溝21と右曲溝32が連続してハート形の循環経路を構成している循環カム溝20が平面に形成されているカム板41と、(B) 第2V溝21とは反対側となる第1V溝11の折返点14の先端側に、循環カム溝20が形成されているカム板のカム形成面42から所要の距離をおいて配置され、第1V溝11と第2V溝21が前後する前後方向30に直交する幅方向60に延在する規制材43と、(C) そのカム形成面42において前後方向30に移動可能に支持され、その幅方向60に一直線状に続く直線溝44がカム形成面42に向き合う底面に形成されているスライダー45と、(D) カム板の循環カム溝20とスライダーの直線溝44のそれぞれに遊嵌し、カム板41とスライダー45の間に挟まれて保持されており、スライダー45に駆動されて循環カム溝20を一方向に循環移動する球体46を具備し、(E) 昇降コード47を、カム板41と規制材43の間を通して引き込み、スライダー45に接触させて引き出して操作する昇降コードストッパー48において、循環カム溝20の、
(1) 左曲溝31における第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22の間と、
(2) 第2V溝の左溝22と第2V溝の右溝23の間と、
(3) 右曲溝32における第2V溝の右溝23と第1V溝の右溝13の間と、
(4) 第1V溝の右溝13とと左溝12の間との何れかの間の溝底面19に、
それぞれ循環カム溝20を一方向に循環移動する球体46の移動を妨げる障害51・52・53・54が設けられている点にある。
本発明(請求項1)では、2つのストッパー48a・48bを、そのスライダーの移動する前後方向30を固定フレーム57の長さ方向に合わせ、昇降コード47a・47bをカム板41と規制材43の間を通して引き込み、スライダー45に接触させて引き出すように上下二層に装着することとしたので、その引き出される昇降コード47a・47bの方向も固定フレーム57の長さ方向に平行になる(図1)。このため、固定フレーム57の長さ方向に続く内部空隙65に上下二重になった複数組のストッパー48a・48bを装着し、一直線状に連ねるようにそれら複数組のストッパー48a・48bに昇降コード47a・47bを通し、その複数組のストッパー48a・48bによって昇降コード47a・47bが強く確り係止することも出来、又、その複数組のストッパー48a・48bのそれぞれに、固定フレーム57から吊り降ろされた複数本の昇降コード(47a・47b、47a・47b、47a・47b)を個別に通し、それら複数本の昇降コード(47a・47b、47a・47b、47a・47b)を個別に係止することも出来、内装材58a・58bの昇降操作を確実することが出来る。そして、ストッパー48a・48bは、固定フレームの内部空隙65に納められているので邪魔にならず、又、ストッパー48a・48bによって昇降式二重吊り内装材の美観が損なわれない(図2)。
本発明(請求項2)によると、移動する昇降コード47によってロール50が回転し、その回転するロール50がカム板41の上でスライダー45を昇降コード47の移動方向へと駆動する。このため、スライダー45を移動させるために昇降コード47をスライダー45に直接強く接触させる必要がなく、スライダー45との摩擦による昇降コード47の摩耗が回避される。そして、スライダー45が移動して規制材43へと接近するときは(図3(a))、ロール50によって昇降コード47が規制材43の凹凸64に食い込むように押圧され(図4)、昇降コード47が規制材43に係止された状態になり、ロール50の凹凸溝63も昇降コード47に食い込むように密着するので、昇降コード47が規制材43とロール50の間で強く挟持され、ストッパー48がコンパクトに構成される(図1)。
そして、ロール50が昇降コード47に触れて回転し、その凹凸溝63がカム板の凹凸溝33に噛み合い、それらがラック歯車機構を構成するので、スライダー45がロール50を介して昇降コード47によって確実に駆動されることになる(図5)。尚、球体46がスライダー45と一緒に規制材43から離れる方向に移動して曲溝31・32に達した時点では、昇降コード47をロール50へと押し付けるように作用する規制材43の力が弱まり、昇降コード47はフリーになる。
本発明(請求項3)によると、カム板41(厳密に言えば、溝底面19)が多少傾斜していても、障害(51・52・53・54)を越えた球体46は、その障害(51・52・53・54)を境として溝底面19の高い方向へと逆戻りすることはなく、図5と図6に図示するように、第1V溝15の右溝13が、第1V溝11の折返点14において、第1折返点15を通り昇降コード47の移動方向30に平行な中心線40に対して右側に偏っており、第2V溝21の左溝22が、第2V溝21の折返点24において、第2折返点25を通り昇降コード47の移動方向30に平行な中心線40に対して左側に偏っている右回りのストッパー48では、昇降コードの引放操作において、球体46が第1V溝の左溝12、第2V溝の左溝22、第2V溝の右溝23、第1V溝の右溝13の順に循環カム溝20を片側一方向に循環し、その移動過程において、第1V溝の折返点14、左曲溝31、第2V溝の折返点24、右曲溝32の何れの箇所でも移動方向が逆転することはなく、ストッパー48の誤作動が回避される。同様に、第1V溝15の左溝が、第1V溝11の折返点14において中心線40に対して左側に偏っており、第2V溝21の右溝が、第2V溝21の折返点24において中心線40に対して右側に偏っている左回りのストッパーでは、球体46が第1V溝の右溝、第2V溝の右溝、第2V溝の左溝、第1V溝の左溝の順に循環カム溝20を片側一方向に循環し、第1V溝の折返点14、右曲溝、第2V溝の折返点24、左曲溝の何れの箇所でも移動方向が逆転することはなく、ストッパー48の誤作動が回避される。そのようにカム板41が多少傾斜していても誤作動がないので、固定フレーム57やストッパー48を正確に水平に揃えて支持する必要がなく、その取付作業を素人でも楽に効率的に行うことが出来る。そのように誤作動を生じないので、循環カム溝20や球体46を細かくしてストッパー48をコンパクトにする場合でも、循環カム溝20や球体46に高い精度が要求されず、在来のカーテンレールの空洞に装着し得る程度にストッパー48をコンパクトにすることが出来、在来のカーテンレールが固定フレーム58に転用自由になる。
このように本発明(請求項1・2・3)によると、球体46の誤動作がなく、ストッパー48をコンパクトにし、それを在来のカーテンレールの空洞(内部空隙65)に上下二重(二段)に装着し、それが突き出て邪魔にならず、天井や壁面等への取付作業において固定フレーム57やストッパー48(循環カム溝20)を水平に揃えるための格別な技量を必要とせず、素人でも効率的に楽に取り付けることが出来、昇降コード47がストッパー48に確り係止されて内装材58の昇降高さを所定の高さに確実に設定することが出来、ストッパー48の固定フレーム57からの突き出しがなく、綺麗で扱い易い昇降式二重吊り内装材が得られる。
昇降式二重吊り内装材では、上下二重になった複数組のストッパー48a・48bを装着するとしても、その中の1組のストッパー48a・48bを固定フレーム57の片端に設けると、固定フレーム57の片端で2つの内装材58a・58bの昇降コード47a・47bを選択的に引放操作し、その2つの内装材58a・58bを選択的に昇降し開閉することが出来て好都合である(図1と図2)。図2において、符号59a・59bは、昇降コード47a・47bを引き降ろす方向に重力が作用するローマンシェードカーテンやベネシアンブラインドのウェイトバーである。緞帳では、図2に図示する軸桿59a・59bは、その上縁を係止するトップバーとなる。
図5と図6は、球体46が右回りに循環移動するストッパーを図示するものである。
循環カム溝20の左曲溝31における第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22の間、第2V溝の左溝22と折返点24の間、右曲溝32における第2V溝の右溝23と第1V溝の右溝13の間、第1V溝の右溝13と折返点14の間の各間の溝底面19には、球体46の逆戻りを妨げる障害51・52・53・54として、その各間の前者が後者よりも高くなるステップが設けられている。
球体46が左回りに循環移動するストッパーでは、図5と図6に図示する循環カム溝20の右曲溝32における第1V溝の右溝13と第2V溝の右溝23の間、第2V溝の右溝23と折返点24の間、左曲溝31における第2V溝の左溝22と第1V溝の左溝12の間、第1V溝の左溝12と折返点14の間の各間の溝底面19に、球体46の逆戻りを妨げる障害51・52・53・54として、その各間の前者が後者よりも高くなるステップを設けることになる。
図3は、図6に図示するストッパーの断面側面図であり、その分図(a)は、規制材43にロール50と球体46が最も接近した状態のスライダー45を実線で図示し、規制材43からロール50と球体46が最も遠く離れた状態のスライダーを2点鎖点線で図示し、分図(b)は、球体46が第2V溝の第2折返点25に位置して停止した状態のスライダー45を図示するものである。図3と図6において、符号55は、カム板41とスライダー45を被覆するカバーを示し、規制材43はカバー55に取り付けられている。
規制材43は、スライダー45から離れないように、昇降コード47をスライダー45へと押さえるものであればよく、それはカバー55の一部を成すものでもよく、又、上下二重になった下側のストッパー48bの規制材43bは、その上側のストッパー48aのカム板の裏面の一部を成すものであってもよい(図1)。規制材43の断面形状は、円形(図3)、三角形(図4(a))、T字形(図4(b))、I字形、U字形等、何れの形状を成すものでもよい。規制材43の凹凸64は、ロール50の周面の凹凸溝63のように、規制材43の長さ方向に真っ直ぐに続く複数条の畝と溝が交互するものでもよく(図4(a))、又、鋸歯のように規制材43の長さ方向に複数個の突起が並んだものでもよく(図4(b))、或いは又、サンドペーパーの粒子のように細かい突起が緻密に形成されたものでもよい。従って、凹凸64は、サンドペーパーを規制材43の表面に貼り合わせて構成することも出来る。
カム板41の第2V溝とは反対側となる第1V溝11の先端側のカム形成面42には、規制材43に向き合う方向に隆起した隆起49を設け、その隆起49の表面に、規制材43が延在する幅方向60に平行に続く凹凸溝を付けるとよい(図3と図6)。そのように隆起49を設けると、スライダーと規制材の間が挟まり、スライダー45が規制材43に向けて移動したとき、その隆起49がカム板41とスライダー45の間に打ち込まれた楔の如き作用をなし、又、ロール周面の凹凸溝63と隆起表面(49)の凹凸溝が噛み合ってロール50の回転が止まり、ロール周面の凹凸溝63が昇降コード47に食い込み、ロール50と規制材43の間で昇降コード47が強く挟持される(図3(a))。
ロール50が移動する昇降コード47に触れて回転するとき、ロール50とカム板41が強く触れ合い、その間に生じる摩擦抗力によってスライダー45が昇降コード47の移動方向へと駆動される。そのロール50を介してカム板41からスライダー45に作用する駆動力を確保するために、ロール周面の凹凸溝63に噛み合う凹凸溝33をカム板のカム形成面42に付設し、ロール50とカム板41の間にラック歯車機構を形成する。そのカム板に付設する凹凸溝33は、球体46がスライダー45と共に第1V溝11から離れる方向に移動して左曲溝31や右曲溝32に達した位置まで連続形成し(図5)、球体46が左曲溝31や右曲溝32に達した時点でカム板の凹凸溝33からロール50が離れてフリーになり、移動する昇降コード47によってロール50が空回りするようにするとよく、そうすることによってロール周面の凹凸溝63による昇降コード47の摩耗を回避するとよい。又、昇降コード47のスライダー45やロール50に触れて生じる摩耗を回避するには、球体46が左曲溝31や右曲溝32に達した時点で昇降コード47が、スライダー45やロール50から離れるように昇降コード47を押し上げるガイド56(図3(b))を、昇降コード47が引き出されるストッパー48の片端に設けるとよい。
ストッパー48を通過する昇降コード47が、第1V溝側(11)で確実にスライダー45(ロール50)に接触し、第2V溝側(21)でスライダー45(ロール50)から離れて強く接触しないようにするためには、昇降コード47が通過するストッパー48の前後に、昇降コード47を案内するガイド66を配置するとよい(図1)。
それらのガイド56・66は、可回転なロール(ガイドロール)であってもよく、又、それらは固定フレーム57に取り付けることも出来る。
本発明のストッパー48は、通常の昇降式内装材に使用することも出来、その際、スライダー45の移動方向30を垂直に向けて縦型にして使用することも出来る(図7)。
そのように本発明のストッパー48を縦型にして使用する場合には、(1) スライダー45とカバー55の間にボールやロールを介して摺動自在にバネを介在させ、そのバネによってスライダー45をカム板41に弾性的に押圧し、(2) スライダー45の移動方向30に平行にカム板41に設けた蟻溝にスライダー45を摺動自在に嵌め合わせ、(3) スライダー45の移動方向30の前後(上下)に設けたガイド66・66によって昇降コード47をスライダー45に圧着し、その昇降コード47を介してスライダー45をカム板41に弾性的に押圧し(図7)、(4) カム板41に装着した磁石57によってスライダー45をカム板41に引き寄せ(図7)、スライダー45とカム板41との離間を防ぐ。
2つの内装材を個別に昇降操作する2本の昇降コード47a・47bに適用される2つのストッパー48a・48bは、図1と図2に図示するように上下二重に重ね合わせて一体化する必要は必ずしもなく、特に、固定フレーム57の内部空隙65の高さがストッパー48の厚みの二倍以下であって、2つのストッパー48a・48bを上下二重にして内部空隙65に挿入することが出来ないような場合には、それら2つのストッパー48a・48bを固定フレーム57の長さ方向において異なる位置に、即ち、位置をずらして装着することも出来る。
つまり、本発明に言う2つのストッパー48a・48bが「上下二層」とは、固定フレーム57の内部空隙65が、一つの内装材58aを昇降操作する昇降コード47aに作用するストッパー48aと、もう一つの内装材58bを昇降操作する昇降コード47bに作用するストッパー48bによって上下二層に分けられるように、それら2つのストッパー48a・48bを固定フレーム57に装着することを意味する。
スライダー45がストッパー48から飛び出さないようし、昇降コード47に規制材43やロール50から作用する係止力を強めるために、カム板41と規制材43の間の距離h、即ち、ストッパー48の間口の高さhを、ロール50を含むスライダー全体(45)の厚みtよりも低くする。従って、カバー55に覆われており、そのカバー55の内面とカム板41のカム形成面42が平行なストッパー48では、カバー55の内面に規制材43を突設し(図7)、或いは、カム板41のカム形成面42に隆起49を設け(図3と図6)、或いは又、カバー55とカム板41の間に規制材43を設ける(図3)。
本発明によると、ストッパー48の誤作動を回避するために、左曲溝31における第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22の間と、第2V溝の左溝22と第2V溝の右溝23の間と、右曲溝32における第2V溝の右溝23と第1V溝の右溝13の間と、第1V溝の右溝13と左溝12の間との何れかの間の溝底面19に障害(51〜54)が設けられる。その場合、障害(51〜54)は、先ず第1に、第1V溝の右溝13と左溝12の間に、次に、第2V溝の左溝22と右溝23の間に、次に、左曲溝31における第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22の間、および、右曲溝32における第2V溝の右溝23と第1V溝の右溝13の間に設ける。しかし、ストッパー48の誤作動を完全に回避するためには、それらの全ての境界部分に障害(51〜54)を設けることが推奨される。
図9は、左曲溝31における第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22と障害51との位置関係、第2V溝の左溝22と折返点24と障害52との位置関係、右曲溝32における第2V溝の右溝23と第1V溝の右溝13と障害53との位置関係、および、第1V溝の右溝13と折返点14と障害53との位置関係を具体的に図示するものである。
第1V溝11では、左溝12の内側溝壁と右溝13の内側溝壁が交わる方向に突き出た内側折返点14が、その左溝12の外側溝壁と右溝13の外側溝壁が交わる方向に窪んだ外側折返点15よりも、スライダーの移動方向30を基準として、右溝側(13)に偏って位置している。
球体46の転がりを妨げる障害54は、第1V溝の内側折返点14を通ってスライダーの移動方向30に平行に続く直線によって仕切られる溝底面19の左溝12と右溝13との境界70dの部分に設けられている。
第2V溝21では、左溝22の外側溝壁と右溝23の外側溝壁が交わる方向に突き出た外側折返点24が、その左溝22の内側溝壁と右溝23の内側溝壁が交わる方向に窪んだ内側折返点25よりも、スライダーの移動方向を基準として、左溝側(22)に偏って位置している。
球体46の転がりを妨げる障害52は、第2V溝の外側折返点24を通ってスライダーの移動方向30に平行に続く直線によって仕切られる溝底面19の左溝22と右溝23との境界70bの部分に設けられている。
左曲溝31では、第1V溝の左溝12の外側溝壁と第2V溝の左溝22の外側溝壁が交わる方向に窪んだ外側折返点35が、第1V溝の左溝12の内側溝壁と第2V溝の内側溝壁とが交わる方向に突き出た左曲溝31における内側折返点34よりも、スライダーの移動方向30を基準として、右側(23)に偏って位置している。
球体46の転がりを妨げる障害51は、左曲溝31の内側折返点34を通ってスライダーの移動方向30に平行に続く直線によって仕切られる溝底面19の第1V溝の左溝12と第2V溝の左溝22との境界70aの部分に設けられている。
右曲溝32では、第1V溝の右溝13の外側溝壁と第2V溝の右溝23の外側溝壁が交わる方向に窪んだ外側折返点75が、第1V溝の右溝13の内側溝壁と第2V溝の右溝23の内側溝壁が交わる方向に突き出た右曲溝32における内側折返点74よりも、スライダーの移動方向30を基準として、右側(13)に偏って位置している。
球体46の転がりを妨げる障害53は、右曲溝32の内側折返点74を通ってスライダーの移動方向30に平行に続く直線によって仕切られる溝底面19の第1V溝の右溝13と第2V溝の右溝23との境界70cの部分に設けられている。
球体46は、溝底面19に点接触し、線点接触あるいは面接触することはない。従って、球体の逆戻りを妨げる障害51・52・53・54は、図5と図6に示すステップのように、循環カム溝20の全幅にわたるものとする必要はなく、図8(a)に示すように、溝底面19の中心部に形成され、循環カム溝20が連続する長さ方向に局部的に長くなだらかに傾斜して隆起した畝62を成すものでもよい。つまり、障害51〜54は、勾配の異なる峠の如く、溝底面19を高くすべき溝側から見れば緩やか坂道のようになだらかに隆起し、溝底面19を低くすべき溝側から見れば急な坂道のように急激に隆起し、左曲溝31、第2V溝の折返点24、右曲溝32、および、第1V溝の折返点14に、球体46が一方向に転がり易く、その逆方向に転がり難くなる形状を有するものであればよく、階段のステップのように高低差が明らかに看取される角張った形状にする必要はない。
障害51〜54は、図8(b)に示すように、溝底面19に細かく設けられた凹凸71でもよく、又、図8(c)に示すように、左右の溝の境界70に沿って設けた畝72や球体46が只一点で接する程度の極浅く境界に沿って続く内溝73であってもよい。これらの障害51〜54は、図8−aに示す畝62や図8(c)に示す内溝73のように、球体46の半径rに相応する分だけ境界70から球体46の循環移動方向に食み出ていてもよい。それらの障害51〜54において、溝底面19の高い溝側から低い溝側へと球体46が移動し易くするためには、障害51〜54に向けて溝底面の球体46に触れる部分乃至畝62が低くなる傾斜61を溝底面19の高い溝側に付けておくとよい(図8(a))。
本発明に係る昇降式二重吊り内装材の要部断面正面図である。 本発明に係る昇降式二重吊り内装材の斜視図であり、その要部を円で囲んで拡大して図示している。 本発明に係るストッパーの断面側面図である。 本発明に係るストッパーの規制材の仰視図である。 本発明に係るストッパーの要部斜視図である。 本発明に係るストッパーの組立斜視図である。 本発明に係るストッパーの断面側面図である。 本発明に係るストッパーの循環カム溝の切截断面斜視図である。 本発明に係るストッパーのカム板の平面図である。 従来のストッパーのカム板の平面図である。
符号の説明
11:第1V溝
12:左溝
13:右溝
14:内側折返点(折返点)
15:外側折返点(第1折返点)
19:溝底面
20:循環カム溝
21:第2V溝
22:左溝
23:右溝
24:外側折返点(折返点)
25:内側折返点(第2折返点)
30:前後方向(移動方向)
31:左曲溝
32:右曲溝
33:凹凸溝
34:内側折返点
35:外側折返点
40:中心線
41:カム板
42:カム形成面
43:規制材
44:直線溝
45:スライダー
46:球体
47:昇降コード
48:ストッパー
49:隆起
50:ロール
51・52・53・54:障害
55:カバー
56:ガイド
57:固定フレーム
58:内装材
59:ウエイトバー(トップバー)
60:幅方向
61:傾斜
62:畝
63:凹凸溝
64:凹凸
65:内部空隙
66:ガイド
67:磁石
68:連結片
70:境界
71:凹凸
72:畝
73:溝
74:内側折返点
75:外側折返点

Claims (3)

  1. (1) 2つの内装材(58a・58b)が固定フレーム(57)に二重吊りに取り付けられており、
    (2) それら2つの内装材を個別に昇降操作する昇降コード(47a・47b)が固定フレーム(57)から吊り降ろされ、それらの吊り降ろされた昇降コードの下端が、その昇降操作するそれぞれの内装材に連結されており、
    (3) 固定フレーム(57)が、その長さ方向に連続した内部空隙(65)を有する桿材によって構成され、
    (4) その内部空隙(65)に、昇降コードを係止する2つのストッパー(48a・48b)が、上下二層に装着されており、
    (5) それら2つのストッパーが、(A)(a) V字形に左溝(12・22)と右溝(13・23)に分岐した第1V溝と第2V溝との2つのV溝(11・21)が、その各左溝と右溝の交わる折返点(14・24)と、その各折返点(14・24)から左溝と右溝の続く連続先を、一直線上において同じ方向(30)に向けて前後して配置されており、(b) その第2V溝の折返点(24)が、第1V溝(11)の分岐した左溝(12)と右溝(13)の間に挟まれた部分に位置し、(c) 第1V溝の左溝(12)と第2V溝の左溝(22)が連続方向を変える左曲溝(31)によって連結され、第1V溝の右溝(13)と第2V溝の右溝(23)が連続方向を変える右曲溝(32)によって連結されており、(d) それらの第1V溝(11)と左曲溝(31)と第2V溝(21)と右曲溝(32)が連続して循環経路を構成している循環カム溝(20)が平面に形成されているカム板(41)と、(B) 第2V溝(21)とは反対側となる第1V溝(11)の折返点(14)の先端側に、循環カム溝(20)が形成されているカム板のカム形成面(42)から所要の距離をおいて配置され、第1V溝(11)と第2V溝(21)が前後する前後方向(30)に直交する幅方向(60)に延在する規制材(43)と、(C) そのカム形成面(42)において前後方向(30)に移動可能に支持され、その幅方向(60)に一直線状に続く直線溝(44)がカム形成面(42)に向き合う底面に形成されているスライダー(45)と、(D) カム板の循環カム溝(20)とスライダーの直線溝(44)のそれぞれに遊嵌し、カム板(41)とスライダー(45)の間に挟まれて保持されており、スライダー(45)に駆動されて循環カム溝(20)を一方向に循環移動する球体(46)を具備し、
    (6) それら2つのストッパーの第1V溝(11)と第2V溝(21)が前後する前後方向(30)と、固定フレーム(57)の長さ方向が同じ方向であり、
    (7) 昇降コード(47)が、カム板(41)と規制材(43)の間を通してストッパーに引き込まれ、スライダー(45)に接触させて引き出されていることを特徴とする昇降式二重吊り内装材。
  2. (A)(a) V字形に左溝(12・22)と右溝(13・23)に分岐した第1V溝と第2V溝との2つのV溝(11・21)が、その各左溝と右溝の交わる折返点(14・24)と、その各折返点(14・24)から左溝と右溝の続く連続先を、一直線上において同じ方向(30)に向けて前後して配置されており、(b) その第2V溝の折返点(24)が、第1V溝(11)の分岐した左溝(12)と右溝(13)の間に挟まれた部分に位置し、(c) 第1V溝の左溝(12)と第2V溝の左溝(22)が連続方向を変える左曲溝(31)によって連結され、第1V溝の右溝(13)と第2V溝の右溝(23)が連続方向を変える右曲溝(32)によって連結されており、(d) それらの第1V溝(11)と左曲溝(31)と第2V溝(21)と右曲溝(32)が連続して循環経路を構成している循環カム溝(20)が平面に形成されているカム板(41)と、(B) 第2V溝(21)とは反対側となる第1V溝(11)の折返点(14)の先端側に、循環カム溝(20)が形成されているカム板のカム形成面(42)から所要の距離をおいて配置され、第1V溝(11)と第2V溝(21)が前後する前後方向(30)に直交する幅方向(60)に延在する規制材(43)と、(C) そのカム形成面(42)において前後方向(30)に移動可能に支持され、その幅方向(60)に一直線状に続く直線溝(44)がカム形成面(42)に向き合う底面に形成されているスライダー(45)と、(D) カム板の循環カム溝(20)とスライダーの直線溝(44)のそれぞれに遊嵌し、カム板(41)とスライダー(45)の間に挟まれて保持されており、スライダー(45)に駆動されて循環カム溝(20)を一方向に循環移動する球体(46)を具備し、(E) 昇降コード(47)を、カム板(41)と規制材(43)の間を通して引き込み、スライダー(45)に接触させて引き出して操作する部材昇降コードストッパー(48)において、
    (1) 規制材(43)に向き合うスライダー(45)の先端側に、その直線溝(44)に軸芯を平行に向けたロール(50)が装着されており、
    (2) その軸芯に平行に続く凹凸溝(63)が、ロール(50)の周面に付設されており、
    (3) 規制材(43)が延在する幅方向(60)に平行に続く凹凸溝(33)が、スライダーの移動する前後方向(30)に沿って、カム板(41)のカム形成面(42)に所要の間隔を保って多数形成されており、
    (4) ロール(50)の周面の凹凸溝(63)が、カム板の凹凸溝(33)に噛み合っており、
    (5) 規制材(43)の、カム板のカム形成面(42)とロールの周面の凹凸溝(63)に向き合う部分に多数の凹凸(64)が付けられていることを特徴とする昇降コードストッパー。
  3. (A)(a) V字形に左溝(12・22)と右溝(13・23)に分岐した第1V溝と第2V溝との2つのV溝(11・21)が、その各左溝と右溝の交わる折返点(14・24)と、その各折返点(14・24)から左溝と右溝の続く連続先を、一直線上において同じ方向(30)に向けて前後して配置されており、(b) その第2V溝の折返点(24)が、第1V溝(11)の分岐した左溝(12)と右溝(13)の間に挟まれた部分に位置し、(c) 第1V溝の左溝(12)と第2V溝の左溝(22)が連続方向を変える左曲溝(31)によって連結され、第1V溝の右溝(13)と第2V溝の右溝(23)が連続方向を変える右曲溝(32)によって連結されており、(d) それらの第1V溝(11)と左曲溝(31)と第2V溝(21)と右曲溝(32)が連続して循環経路を構成している循環カム溝(20)が平面に形成されているカム板(41)と、(B) 第2V溝(21)とは反対側となる第1V溝(11)の折返点(14)の先端側に、循環カム溝(20)が形成されているカム板のカム形成面(42)から所要の距離をおいて配置され、第1V溝(11)と第2V溝(21)が前後する前後方向(30)に直交する幅方向(60)に延在する規制材(43)と、(C) そのカム形成面(42)において前後方向(30)に移動可能に支持され、その幅方向(60)に一直線状に続く直線溝(44)がカム形成面(42)に向き合う底面に形成されているスライダー(45)と、(D) カム板の循環カム溝(20)とスライダーの直線溝(44)のそれぞれに遊嵌し、カム板(41)とスライダー(45)の間に挟まれて保持されており、スライダー(45)に駆動されて循環カム溝(20)を一方向に循環移動する球体(46)を具備し、(E) 昇降コード(47)を、カム板(41)と規制材(43)の間を通して引き込み、スライダー(45)に接触させて引き出して操作する部材昇降コードストッパー(48)において、循環カム溝(20)の、
    (1) 左曲溝(31)における第1V溝の左溝(12)と第2V溝の左溝(22)の間と、
    (2) 第2V溝の左溝(22)と第2V溝の右溝(23)の間と、
    (3) 右曲溝(32)における第2V溝の右溝(23)と第1V溝の右溝(13)の間と、
    (4) 第1V溝の右溝(13)と左溝(12)の間との何れかの間の溝底面(19)に、
    循環カム溝(20)を一方向に循環移動する球体(46)の移動を妨げる障害(51・52・53・54)が設けられていることを特徴とする昇降コードストッパー。
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