JP4063039B2 - インフレータアッセンブリ及びエアベルト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインフレータアッセンブリに係り、例えば、車両等の移動体の座席乗員を車両衝突時等に保護するためのエアベルト装置のバックル部分に適用することができるインフレータアッセンブリ及びこのインフレータアッセンブリを備えたエアベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エアベルト装置のバックル部分の従来例(特開平11−334513号)について第10図及び第11図を参照して説明する。第10図(a)は従来例に係るエアベルト装置のバックル部分とタング部分を示す正面図であり、第10図(b)はこのバックル部分の斜視図である。また、第11図はこのバックル部分とタング部分との係合時の構成図であり、アウターシェルを取り除いた状態を示している。
【0003】
このエアベルト装置は、エアベルト1が後端側に接続されたタング2と、該タング2が装着されるバックル4と、該バックル4に対しガスを供給するためのガス発生装置(インフレータ)6等を備えている。
【0004】
タング2は、ガス通路(ダクト)8を有したタングベース10と、タングベース10に連結されたタングプレート12等を備えて構成されている。このタングベース10の後部にエアベルト1が接続されている。また、該ダクト8内はエアベルト1の内部に連通している。
【0005】
タングプレート12はバックル4のタングプレート挿通口14に挿入され、ラッチ孔16がバックル4内のラッチ機構18のラッチ爪によりラッチされる。バックル4に設けられたプレスボタン20を押すことによりこのラッチが解除されると共に、バネ(図示略)によってタングプレート12がバックル4から押し出される。
【0006】
符号22は、タングプレート12がバックル4内に深く差し込まれてラッチが完了したことを検知するためのタング装着検知スイッチを示す。
【0007】
バックル4の先端面のタングプレート挿入口14の側方に、内部がインフレータ6に連通した筒状のピストン24が突出可能に設けられている。
【0008】
第11図の通り、円柱状のインフレータ6の先端のガス噴出口26にインフレータホルダ28を介してパイプよりなるガス通路(ダクト)30が連結されており、このダクト30の先端にピストンホルダ32の基端部が固着されている。このピストンホルダ32は、略円筒状であり、該ダクト30と同軸状に設けられている。
【0009】
前記ピストン24は、略円筒状のものであり、その先端面はカバー34で閉鎖されている。このカバー34には浅い溝よりなるテアライン(図示略)が設けられており、インフレータ6からのガス圧が加えられると該テアラインに沿ってカバー34が開裂する。
【0010】
前記バックル4からは下方にブラケット35が突設されており、該ブラケット35に設けられたボルト孔36にボルトを通してバックル4を自動車の車体側メンバ(図示略)に固定しうるようになっている。
【0011】
タング2をこのバックル4に装着すると、第11図の通りピストン24の先端がダクト8のガス入口と対峙する。なお、平常時には、ピストン24は該ピストンホルダ32の後端側に保持されている。
【0012】
この状態において車両が衝突すると、インフレータ6が作動し、ガスはダクト30を通りピストン24内に供給される。ピストン24は、このガス圧により押し上げられ、ダクト8のガス入口内に前進する。次いで、このガス圧によりカバー34が開裂し、ガスがダクト8を通ってエアベルト1内に流入し、該エアベルト1を膨張させる。
【0013】
このエアベルト装置においては、インフレータ6,ダクト30,ピストン24,ピストンホルダ32及びインフレータホルダ28等からなるインフレータアッセンブリが設けられている。以下に、このインフレータアッセンブリについてより詳細に説明する。なお、以下の説明において、先端側とはインフレータ6からのガス流の下流側をいい、後端側とは該ガス流の上流側をいう。
【0014】
インフレータ6は略円柱形状のものであり、先端側の側周面にガス噴出口26を有している。インフレータホルダ28は略円筒形状のものであり、該インフレータ6の先端側に外嵌してこれを保持している。
【0015】
該インフレータ6からのガスをタング2側に案内するためのダクト(パイプ)30の後端側は、該インフレータホルダ28に設けられた略円筒状のダクト連結部39内にねじ込まれることにより、或いは該後端側が該ダクト連結部39内に挿入され、溶接等により該ダクト連結部39と一体化されることにより、該インフレータホルダ28と連結されている。また、該ダクト30の先端側は、該ピストンホルダ32の後端側にねじ込まれることにより、或いは、該ダクト30の先端側が該ピストンホルダ32の後端側に挿入され、溶接等により該ピストンホルダ32と一体化されることにより、該ピストンホルダ32と連結されている。
【0016】
このインフレータアッセンブリは、該インフレータホルダ28に設けられたブラケット37を介してボルト38等によりバックル4に固着されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上記のインフレータアッセンブリにあっては、ダクト(パイプ)30の後端側及び先端側に、前記ダクト連結部39及びピストンホルダ32の後端側へのねじ込み代又は挿入代等の連結代を設ける必要があるため、該ダクト30の全長が大きい。そのため、インフレータ6が作動すると、該インフレータ6の振動や該インフレータ6からのガス噴出圧等により該ダクト30の先端側が振動するおそれがある。
【0018】
また、このインフレータアッセンブリにあっては、ダクト(パイプ)30をインフレータホルダ28のダクト連結部39やピストンホルダ32の後端側にねじ込むためのねじ部を形成したり、ダクト30を該ダクト連結部39やピストンホルダ32の後端側に挿入した後溶接する必要があるので、製作に手間がかかる。
【0019】
なお、上記のインフレータアッセンブリでは、ダクト(パイプ)30の全長が大きいために、インフレータ6及び該ダクト30の軸心線に沿う該インフレータアッセンブリ全体の長さも相当に大きなものとなっており、バックル4の長手方向に該インフレータアッセンブリを延在させると、インフレータ6が該バックル4の後端側から突き出してしまうおそれがある。そのため、第10,11図に示すように、該インフレータ6は、その長手方向がバックル4の長手方向と交叉するように延在されている。
【0020】
しかしながら、インフレータ6をバックル4と交叉するように配置すると、該インフレータ6がバックル4の幅方向に大きく張り出し、ブラケット35の下端側のボルト孔36を回動中心とする該バックル4の回動範囲が大幅に規制されてしまう。
【0021】
本発明は、このような問題点を解消し、全長が短く、且つ製作も容易なインフレータアッセンブリ及びこのインフレータアッセンブリを備えたエアベルト装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)のインフレータアッセンブリは、内部にガス発生剤が充填される円筒状のインフレータケーシングと、該インフレータケーシングに接続されたガス噴出用のパイプと、該パイプを保持しているブラケットとを有するインフレータアッセンブリであって、該ブラケットは、パイプ保持プレートを有し、該パイプ保持プレートには前記パイプが挿通される開口が設けられており、前記パイプは、先端側に第1フランジを有しており、該パイプは後端側から該パイプ保持プレートの開口に挿通されており、該パイプ保持プレートを挟んで第1フランジと反対側において該パイプが拡径変形されて第2フランジが形成されており、前記パイプ保持プレートが該第1フランジと第2フランジとの間に係止されており、該パイプの前記後端側が前記インフレータケーシングの先端に内嵌され係止されていることを特徴とするものである。
【0023】
かかる請求項1のインフレータアッセンブリにあっては、パイプに形成された第1フランジと第2フランジとの間にパイプ保持プレートを挟み付けるように係止してこれらを一体化させるため、ブラケットとパイプとの連結代が非常に小さくて済み、該パイプの長さは著しく短くて足りる。このため、該インフレータアッセンブリの全長を極めて短く抑えることが可能となる。
【0024】
なお、パイプを拡径変形させる方法として、該パイプを全長方向に圧縮するなどしてかしめる方法を用いると、該パイプに簡単に第2フランジを形成することができ、該インフレータアッセンブリの製作が極めて容易なものとなる。
【0025】
この請求項1のインフレータアッセンブリにおいては、前記ブラケットは、前記パイプ保持プレートとして、相対向した1対の第1及び第2のパイプ保持プレートを有し、該第1及び第2パイプ保持プレートにはそれぞれ前記パイプが挿通される開口が設けられており、該第1及び第2パイプ保持プレート同士の間に該開口と同軸状にスペーサリングが配置されており、前記パイプは、後端側から該第1パイプ保持プレートの開口、該スペーサリング、及び第2パイプ保持プレートの開口に挿通されており、該第2パイプ保持プレートの外側において該パイプが拡径変形されて前記第2フランジが形成されており、前記第1パイプ保持プレートと第2パイプ保持プレートとが前記第1フランジと該第2フランジとの間に係止されていることが好ましい(請求項2)。
【0026】
かかる請求項2の構成にあっては、パイプに形成された第1フランジと第2フランジとの間に、スペーサを介して配置された第1及び第2パイプ保持プレートを挟み付けるように係止してこれらを一体化させることにより、パイプとブラケットとの連結代をさほど大きくすることなく、該パイプが1対のパイプ保持プレートとスペーサリングとによって極めて安定性良く保持されるようになる。
【0027】
また、この請求項1のインフレータアッセンブリにおいては、前記インフレータケーシングは、先端側に内向き鍔部を有しており、前記パイプの前記後端側が該インフレータケーシングの先端に内嵌され且つ該パイプの後端を拡径変形させて第3フランジが形成され、該第3フランジが該インフレータケーシングの前記内向き鍔部に係止されていることが好ましい(請求項3)。
【0028】
このように構成した場合には、パイプに形成された第2フランジと第3フランジとの間に、インフレータケーシングの内向き鍔部を挟み付けるように係止してこれらを一体化させるため、パイプとインフレータケーシングとの連結代も非常に小さくて済む。これにより、該インフレータアッセンブリの全長をより一層短く抑えることが可能となる。
【0029】
本発明(請求項4)のインフレータアッセンブリは、内部にガス発生剤が充填される円筒状のインフレータケーシングと、該インフレータケーシングに接続されたガス噴出用のパイプと、該パイプを保持しているブラケットとを有するインフレータアッセンブリであって、該ブラケットは、パイプ保持プレートを有し、該パイプ保持プレートには前記パイプが挿通される開口が設けられており、前記パイプは、先端側にフランジを有しており、該パイプは、後端側から該パイプ保持プレートの開口に挿通された後、該後端側が前記インフレータケーシングの先端に内嵌され係止されていることを特徴とするものである。
【0030】
かかる請求項4のインフレータアッセンブリは、上記請求項1のインフレータアッセンブリにおいて、パイプ保持プレートとインフレータケーシングの先端との間に設けられる第2フランジを省略し、パイプの先端側のフランジと該パイプの後端が係止されたインフレータケーシングの先端との間に該パイプ保持プレートを狭持した構成となっている。(この請求項4のフランジは、請求項1の該第1フランジに相当する。)このように構成された請求項4のインフレータアッセンブリにあっては、該第2フランジを形成する手間が省けるため、該インフレータアッセンブリの製作工程がより簡略化され、作業効率の向上とコストの低減が図られる。また、請求項1のインフレータアッセンブリに比べて第2フランジの厚み分だけインフレータアッセンブリの長さを短くすることができる。
【0031】
この請求項4のインフレータアッセンブリにおいては、前記ブラケットは、前記パイプ保持プレートとして、相対向した1対の第1及び第2のパイプ保持プレートを有し、該第1及び第2パイプ保持プレートにはそれぞれ前記パイプが挿通される開口が設けられており、該第1及び第2パイプ保持プレート同士の間に該開口と同軸状にスペーサリングが配置されており、前記パイプは、後端側から該第1パイプ保持プレートの開口、該スペーサリング、及び第2パイプ保持プレートの開口に挿通された後、該後端側が前記インフレータケーシングの先端に内嵌され係止されていることが好ましい(請求項5)。
【0032】
かかる請求項5の構成にあっては、パイプに形成されたフランジとインフレータケーシングの先端との間に、スペーサを介して配置された第1及び第2パイプ保持プレートを挟み付けるように係止してこれらを一体化させることにより、パイプとブラケットとの連結代をさほど大きくすることなく、該パイプが1対のパイプ保持プレートとスペーサリングとによって極めて安定性良く保持されるようになる。
【0033】
また、この請求項4のインフレータアッセンブリにおいては、前記インフレータケーシングは先端側に内向き鍔部を有しており、前記パイプの前記後端側が該インフレータケーシングの先端に内嵌され且つ該パイプの後端を拡径変形させることによりエンドフランジが形成され、該エンドフランジが該インフレータケーシングの前記内向き鍔部に係止されていることが好ましい(請求項6)。
【0034】
このように構成した場合には、パイプに形成されたフランジとエンドフランジとの間に、インフレータケーシングの内向き鍔部を挟み付けるように係止してこれらを一体化させるため、パイプとインフレータケーシングとの連結代も非常に小さくて済む。これにより、該インフレータアッセンブリの全長をより一層短く抑えることが可能となる。
【0035】
本発明(請求項7)のインフレータアッセンブリは、内部にガス発生剤が充填される円筒状のインフレータケーシングと、該インフレータケーシングと一体に該インフレータケーシングの先端の内周側から突設されたガス噴出用のパイプと、該パイプを保持しているブラケットとを有するインフレータアッセンブリであって、該ブラケットは、パイプ保持プレートを有し、該パイプ保持プレートには前記パイプが挿通される開口が設けられており、前記パイプは、先端側から該パイプ保持プレートの開口に挿通されており、該パイプ保持プレートを挟んで前記インフレータケーシングの先端と反対側において該パイプが拡径変形されてフランジが形成されており、前記パイプ保持プレートが該インフレータケーシングの先端と該フランジとの間に係止されていることを特徴とするものである。
【0036】
かかる請求項7のインフレータアッセンブリにあっては、インフレータケーシングとパイプとが一体となっていることから、該インフレータアッセンブリの製作途中でこれらを別々に保持しておくことが不要である。また、パイプ保持プレートが該インフレータケーシングの先端とパイプの先端側に形成されたフランジとの間に挟持されることから、フランジを形成する工程が一回で済む。これにより、該インフレータアッセンブリの製作における作業効率がきわめて高いものとなっている。しかも、パイプが非常に短いものであっても、インフレータケーシングを保持して容易に該パイプをパイプ保持プレートの開口に挿通できるので、作業性もきわめて良好である。
【0037】
この請求項7のインフレータアッセンブリにおいては、前記ブラケットは、前記パイプ保持プレートとして、相対向した1対の第1及び第2のパイプ保持プレートを有し、該第1及び第2パイプ保持プレートにはそれぞれ前記パイプが挿通される開口が設けられており、パイプ保持プレート同士の間に該開口と同軸状にスペーサリングが配置されており、前記パイプは、先端側から該第2パイプ保持プレートの開口、該スペーサリング、及び第1パイプ保持プレートの開口に挿通されており、該第1パイプ保持プレートの外側において該パイプが拡径変形されて前記フランジが形成されており、前記第1パイプ保持プレートと第2パイプ保持プレートとが前記インフレータケーシングの先端と該フランジとの間に係止されていることことが好ましい(請求項8)。
【0038】
かかる請求項8の構成にあっては、インフレータケーシングの先端とパイプに形成されたフランジとの間に、スペーサを介して配置された第1及び第2パイプ保持プレートを挟み付けるように係止してこれらを一体化させることにより、パイプとブラケットとの連結代をさほど大きくすることなく、該パイプが1対のパイプ保持プレートとスペーサリングとによって極めて安定性良く保持されるようになる。
【0039】
なお、上記の請求項3及び5にあっても、インフレータケーシングの内向き鍔部に係止されるフランジを形成するためにパイプを拡径変形させる方法として、該パイプを全長方向に圧縮するなどしてかしめる方法を用いると、該フランジを該パイプに簡単に形成することができる。
請求項9のエアベルト装置は、乗員の前面側に引き回される膨張可能なエアベルトと、該エアベルトに取り付けられたタングと、該タングがラッチされるバックルと、該エアベルトを膨張させるためのインフレータアッセンブリとを備え、該インフレータアッセンブリがバックルに設けられているエアベルト装置において、該インフレータアッセンブリが請求項1ないし8のいずれか1項に記載のインフレータアッセンブリであることを特徴とするものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0041】
第1図は本発明の実施の形態に係るインフレータアッセンブリの斜視図、第2図はこのインフレータアッセンブリの分解斜視図である。第3図はこのインフレータアッセンブリの分解斜視図であって第5〜6図の組み立て途中の状況を示しており、第4〜7図はそれぞれこのインフレータアッセンブリの組み立て途中の状況を示す断面図である。また、第8図はこのインフレータアッセンブリのバックルへの取付構造を示す分解斜視図、第9図(a)はこのインフレータアッセンブリを備えたバックルの正面図であり、第9図(b)は第9図(a)のB−B線に沿う断面図である。なお、以下の説明において、先端側とはインフレータからのガス流の下流側をいい、後端側とは該ガス流の上流側をいう。
【0042】
このインフレータアッセンブリは、先端側に内向き鍔部40aを有した円筒状のインフレータケーシング40と、該インフレータケーシング40内に収容されたガス発生剤を点火させるためのイニシエータ42と、該インフレータケーシング40の先端側に連結されたパイプ(ダクト)44と、該パイプ44の先端にピストン46(第8図)を保持するためのピストンホルダ48と、これらを一体にバックル4A(第8,9図)に連結するためのプレート状のブラケット50を有している。該インフレータケーシング40と該パイプ44とは、該ブラケット50の側辺に沿って互いに同軸状に配置されている。
【0043】
該インフレータケーシング40と、該インフレータケーシング40内に収容されたガス発生剤と、このガス発生剤を点火させるためのイニシエータ42とによってインフレータが構成されている。
【0044】
この実施の形態では、第2図に示すように、該ブラケット50の側辺部から1対の第1及び第2パイプ保持プレート52,54が立設されている。該第1及び第2パイプ保持プレート52,54にはそれぞれ開口(パイプ挿通口)56,58が設けられており、該パイプ挿通口56,58に該パイプ44が挿通されている。なお、該パイプ保持プレート52,54は、所定間隔をおいて互いに平行に延在されており、該第1パイプ保持プレート52が該パイプ44の先端寄りに配置され、該第2パイプ保持プレート54が該パイプ44の後端寄りに配置されている。また、該パイプ挿通口56,58は、互いに同軸状に配置されていると共に、各々の中心を結ぶ軸線の延在方向が該ブラケット50の側辺の延在方向に平行となっている。
【0045】
前記ピストンホルダ48は、該第1パイプ保持プレート52の外面(第2パイプ保持プレート54との対向面と反対側の面)に沿って配置された基片60と、該基片60の両サイドからパイプ44を挟むように該パイプ44の先端側に向って突設された1対の対向片62,64を有している。該基片60には、各パイプ保持プレート52,54のパイプ挿通口56,58と同軸状にパイプ挿通口66が設けられている。また、該対向片62,64には、それぞれ前記ピストン46の移動を案内するための案内溝68,70が設けられている。
【0046】
該パイプ44の先端側の側周面には第1フランジ72が設けられている。該パイプ44は、この第1フランジ72が該ピストンホルダ48の基片60と当接するように前記の各パイプ挿通口66,56,58に挿通されている。なお、この実施の形態では、前記第1及び第2パイプ保持プレート52,54間には該パイプ挿通口56,58と同軸状にスペーサリング74が介在されており、これら第1及び第2パイプ保持プレート52,54間において該パイプ44に外嵌されている。
【0047】
また、該パイプ44の後端側の側周面には、第2パイプ保持プレート54の外面(第1パイプ保持プレートとの対向面と反対側の面。)に沿って拡径変形により第2フランジ76が形成されている。この第2フランジ76と前記第1フランジ72とにより、ピストンホルダ48の基片60と各パイプ保持プレート52,54並びにスペーサリング74が挟み付けられるようにして一体に係止されている。
【0048】
前記インフレータケーシング40は、先端側の内向き鍔部40aが該第2フランジ76と当接するように該パイプ44の後端側に外嵌している。該パイプ44の後端部には、拡径変形により該内向き鍔部40aに沿って第3フランジ78が形成されており、この第3フランジ78と該第2フランジ76との間に該内向き鍔部40aが係止されている。
【0049】
なお、前記ブラケット50の後端側には、該インフレータケーシング40が各パイプ挿通口66,56,58と同軸状に配置されるように該インフレータケーシング40をサポートするサポート板80が設けられている。該インフレータケーシング40は、該サポート板80により位置決めされて該ブラケット50にセットされている。
【0050】
前記イニシエータ42は、このインフレータケーシング40の後端側から該インフレータケーシング40内に挿嵌されている。該インフレータケーシング40の後端側は、縮径変形等により、該イニシエータ42を固定するように閉鎖されている。
【0051】
次に、このインフレータアッセンブリの製作方法について第4〜7図を参照して説明する。
【0052】
まず、第4図に示すように、パイプ44の後端側を各パイプ挿通口(開口)66,56,58に順に挿通する。この際、予めスペーサリング74を第1及び第2パイプ保持プレート52,54間に介在させておき、該パイプ保持プレート52,54間において該スペーサリング74をパイプ44に外嵌させる。
【0053】
そして、第5図に示すように、ピストンホルダ48の基片60を第1パイプ保持プレート52の外面に沿わせた状態で該パイプ44の第1フランジを該基片60に当接させると共に、該パイプ44の後端側の途中部分を第2パイプ保持プレート54の外面に沿って拡径変形させ、第2フランジ76を形成する。
【0054】
次に、第6図に示すように、該第2フランジ76に内向き鍔部40aの外側面が当接するようにインフレータケーシング40の先端側を該パイプ44の後端側に外嵌させる。この際、該インフレータケーシング40はブラケット50のサポート板80上にセットされる。この後、該内向き鍔部40aの内側面に沿って該パイプ44の後端側を拡径変形させ、第3フランジ(エンドフランジ)78を形成する。
【0055】
その後、該インフレータケーシング40内にガス発生剤を収容し、さらに該インフレータケーシング40の後端側にイニシエータ42を挿嵌し、該インフレータケーシング40の後端部を縮径変形等により閉鎖する。これにより、該インフレータアッセンブリの製作が完了する。
【0056】
なお、パイプ44を拡径変形させる方法として、該パイプ44を長手方向(筒軸方向)に圧縮して拡径方向にかしめる方法を用いることが好ましい。このような方法であれば、非常に簡単にパイプ44に第2及び第3フランジ76,78を形成することができる。
【0057】
このインフレータアッセンブリは、ブラケット50を介してバックル4Aに取り付けられる。該ブラケット50は、第8図に示すように、その先端側から突設された突片50aが該バックル4Aの突片係合部82に差し込まれ、該バックル4Aのボルト挿通孔84及び該ブラケット50のボルト挿通孔50bにボルト86が挿通され、該ボルト86にナット(図示略)が締め込まれることにより該バックル4Aに固定される。
【0058】
このインフレータアッセンブリの取り付けに際し、ピストンホルダ48にピストン46がセットされる。該ピストン46は略円筒状のものであり、パイプ44の先端側に外嵌する。このピストン46の先端側はカバー88によって閉鎖されている。該カバー88には、中央付近から放射状にテアライン88aが設けられており、該カバー88に所定ガス圧が加えられると、該カバー88は該テアライン88aに沿って開裂して該ピストン46の先端側を開放する。
【0059】
また、該ピストン46の後端側の側周面からは1対の突片90,92が突設されており、該突片90,92がそれぞれ該ピストンホルダ48の各対向片62,64に設けられた案内溝68,70に係合する。該突片90,92が該案内溝68,70内を移動することにより、該ピストン46はピストンホルダ48に対し相対的に進退する。このピストン46は、前述の第10,11図のインフレータアッセンブリのピストン24と同様の作用効果を奏するものである。
【0060】
なお、このバックル4Aの構成は、インフレータアッセンブリの取付構造以外は前述の第10,11図のバックル4と基本的に同一のものであり、このバックル4Aの構成については第10,11図の説明を参照するものとする。
【0061】
このインフレータアッセンブリにあっては、パイプ44の第1フランジ72と第2フランジ76との間、及び該第2フランジ76と第3フランジ(エンドフランジ)78との間にピストンホルダ48の基片60や各パイプ保持プレート52,54、スペーサリング74及びインフレータケーシング40の内向き鍔部40aを挟持し、これらを一体化しているため、パイプ44に設けられる各部の連結代が非常に短くて済み、該パイプ44の全体の長さは著しく短くて足りる。
【0062】
これにより、インフレータケーシング40や該パイプ44の軸心線に沿うインフレータアッセンブリの全長も極めて短いものとなっており、第9図に示すように、該インフレータアッセンブリをバックル4Aの長手方向に延在するように取り付けても、インフレータケーシング40の後端側が該バックル4Aの後端側から突き出すことがない。そのため、インフレータケーシング40をバックル4Aに対し斜交させる必要が全くないので、該インフレータケーシング40等がバックル4Aの幅方向に大きく張り出すことがなく、該バックル4Aの可動範囲が狭められることもない。
【0063】
なお、この実施の形態では2枚のパイプ保持プレート52,54と、該パイプ保持プレート52,54間に介在されたスペーサリング74とによってパイプ44が保持されており、これにより該パイプ44の安定性が極めて高いものとなっているが、本発明においては、スペーサリングを省略し、パイプ保持プレートを1枚だけ設けた構成としてもよい。このように構成しても、本発明のインフレータアッセンブリにあってはダクトが著しく短く、インフレータからのガス噴出圧等により生じるダクトの振動及び振幅等は極めて微小であるため、該ダクトの安定性が良い。
【0064】
また、この実施の形態では、第1フランジ72と第2フランジ76との間にピストンホルダ48の基片60と第1及び第2パイプ保持プレート52,54とを挟持し、さらに該第2フランジ76と第3フランジ(エンドフランジ)78との間にインフレータケーシング40の内向き鍔部40aを挟持した構成となっているが、第12図のインフレータアッセンブリのように、該第2フランジ76を省略し、第2パイプ保持プレート54に該内向き鍔部40aを重ね合わせてフランジ72とエンドフランジ78との間に該基片60、第1及び第2パイプ保持プレート52,54並びに該内向き鍔部40aを一体に挟持するようにしてもよい。このように構成することにより、インフレータアッセンブリの製作工程がより簡略化され、作業効率の向上とコストの低減が図られる。また、該第2フランジ76の分だけパイプ44の長さを短かくすることができ、インフレータアッセンブリがより安定した構造となる。
【0065】
なお、第12図のインフレータアッセンブリのその他の構成は、第1〜9図のインフレータアッセンブリと同一であり、第12図において第1〜9図と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0066】
本発明のインフレータアッセンブリにあっては、第13図及び第14図のインフレータアッセンブリのように、インフレータケーシングとパイプ(ダクト)とを一体に設けてもよい。
【0067】
第13図及び第14図のインフレータアッセンブリにあっては、インフレータホルダを兼ねる略円筒状のインフレータケーシング40’の先端側の内向き鍔部40a’の内周側からパイプ44’が一体に突設されている。このパイプ44’はインフレータケーシング40’と略同心状に配置されている。
【0068】
このインフレータアッセンブリの製作にあたっては、該パイプ44’の先端側を第2パイプ保持プレート54,第1パイプ保持プレート52及びピストンホルダ48の基片60の各パイプ挿通口(開口)58,56,66に順に挿通した後、該内向き鍔部40a’を第2パイプ保持プレート54に沿わせ、なおかつ該基片60を第1パイプ保持プレート52に沿わせた状態で、第13図に示すように、該パイプ44’の先端側を該基片60に沿って拡径変形させ、フランジ72’を形成する。これにより、該基片60並びに第1及び第2パイプ保持プレート52,54が該フランジ72’とインフレータケーシング40’の内向き鍔部40a’との間に挟持され、これらが一体化される。
【0069】
このように構成されたインフレータアッセンブリにあっては、インフレータケーシング40’とパイプ44’とが一体となっていることから、該インフレータアッセンブリの製作途中でこれらを別々に保持しておくことが不要である。また、ピストンホルダ48の基片60並びに第1及び第2パイプ保持プレート52,54が該インフレータケーシング40’の内向き鍔部40a’とパイプ44’の先端側に形成されたフランジ72’との間に挟持されることから、フランジを形成する工程が一回で済む。これにより、該インフレータアッセンブリの製作における作業効率がきわめて高いものとなっている。しかも、パイプ44’が非常に短いものであっても、インフレータケーシング40’を保持して容易に該パイプ44’を各パイプ挿通口(開口)58,56,66に挿通できるので、作業性もきわめて良好である。
【0070】
なお、第13,14図のインフレータアッセンブリのその他の構成は、第1〜9図のインフレータアッセンブリと同一であり、第13,14図において第1〜9図と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0071】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によると、全長が短く、容易に製作することが可能なインフレータアッセンブリが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリの斜視図である。
【図2】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリの分解斜視図である。
【図3】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリの組み立て途中の状況を示した分解斜視図である。
【図4】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリの組み立て途中の状況を示す断面図である。
【図5】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリの組み立て途中の状況を示す断面図である。
【図6】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリの組み立て途中の状況を示す断面図である。
【図7】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリの組み立て途中の状況を示す断面図である。
【図8】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリのバックルへの取付構造を示す分解斜視図である。
【図9】 実施の形態に係るインフレータアッセンブリを備えたバックルの正面図と断面図である。
【図10】 従来例に係るエアベルト装置のバックル部分とタング部分の正面図と斜視図である。
【図11】 従来例に係るバックル部分とタング部分の係合時の構成図である。
【図12】 本発明の別の実施の形態に係るインフレータアッセンブリの断面図である。
【図13】 本発明のさらに別の実施の形態に係るインフレータアッセンブリの断面図である。
【図14】 第13図のインフレータアッセンブリの分解断面図である。

Claims (9)

  1. 内部にガス発生剤が充填される円筒状のインフレータケーシングと、該インフレータケーシングに接続されたガス噴出用のパイプと、該パイプを保持しているブラケットとを有するインフレータアッセンブリであって、
    該ブラケットは、パイプ保持プレートを有し、該パイプ保持プレートには前記パイプが挿通される開口が設けられており、
    前記パイプは、先端側に第1フランジを有しており、該パイプは後端側から該パイプ保持プレートの開口に挿通されており、
    該パイプ保持プレートを挟んで第1フランジと反対側において該パイプが拡径変形されて第2フランジが形成されており、前記パイプ保持プレートが該第1フランジと第2フランジとの間に係止されており、
    該パイプの前記後端側が前記インフレータケーシングの先端に内嵌され係止されていることを特徴とするインフレータアッセンブリ。
  2. 請求項1において、前記ブラケットは、前記パイプ保持プレートとして、相対向した1対の第1及び第2のパイプ保持プレートを有し、該第1及び第2パイプ保持プレートにはそれぞれ前記パイプが挿通される開口が設けられており、
    該第1及び第2パイプ保持プレート同士の間に該開口と同軸状にスペーサリングが配置されており、
    前記パイプは、後端側から該第1パイプ保持プレートの開口、該スペーサリング、及び第2パイプ保持プレートの開口に挿通されており、
    該第2パイプ保持プレートの外側において該パイプが拡径変形されて前記第2フランジが形成されており、前記第1パイプ保持プレートと第2パイプ保持プレートとが前記第1フランジと該第2フランジとの間に係止されていることを特徴とするインフレータアッセンブリ。
  3. 請求項1又は2において、前記インフレータケーシングは、先端側に内向き鍔部を有しており、
    前記パイプの前記後端側が該インフレータケーシングの先端に内嵌され且つ該パイプの後端を拡径変形させて第3フランジが形成され、該第3フランジが該インフレータケーシングの前記内向き鍔部に係止されていることを特徴とするインフレータアッセンブリ。
  4. 内部にガス発生剤が充填される円筒状のインフレータケーシングと、該インフレータケーシングに接続されたガス噴出用のパイプと、該パイプを保持しているブラケットとを有するインフレータアッセンブリであって、
    該ブラケットは、パイプ保持プレートを有し、該パイプ保持プレートには前記パイプが挿通される開口が設けられており、
    前記パイプは、先端側にフランジを有しており、該パイプは、後端側から該パイプ保持プレートの開口に挿通された後、該後端側が前記インフレータケーシングの先端に内嵌され係止されていることを特徴とするインフレータアッセンブリ。
  5. 請求項4において、前記ブラケットは、前記パイプ保持プレートとして、相対向した1対の第1及び第2のパイプ保持プレートを有し、該第1及び第2パイプ保持プレートにはそれぞれ前記パイプが挿通される開口が設けられており、
    該第1及び第2パイプ保持プレート同士の間に該開口と同軸状にスペーサリングが配置されており、
    前記パイプは、後端側から該第1パイプ保持プレートの開口、該スペーサリング、及び第2パイプ保持プレートの開口に挿通された後、該後端側が前記インフレータケーシングの先端に内嵌され係止されていることを特徴とするインフレータアッセンブリ。
  6. 請求項4又は5において、前記インフレータケーシングは先端側に内向き鍔部を有しており、
    前記パイプの前記後端側が該インフレータケーシングの先端に内嵌され且つ該パイプの後端を拡径変形させることによりエンドフランジが形成され、該エンドフランジが該インフレータケーシングの前記内向き鍔部に係止されていることを特徴とするインフレータアッセンブリ。
  7. 内部にガス発生剤が充填される円筒状のインフレータケーシングと、該インフレータケーシングと一体に該インフレータケーシングの先端の内周側から突設されたガス噴出用のパイプと、該パイプを保持しているブラケットとを有するインフレータアッセンブリであって、
    該ブラケットは、パイプ保持プレートを有し、該パイプ保持プレートには前記パイプが挿通される開口が設けられており、
    前記パイプは、先端側から該パイプ保持プレートの開口に挿通されており、
    該パイプ保持プレートを挟んで前記インフレータケーシングの先端と反対側において該パイプが拡径変形されてフランジが形成されており、前記パイプ保持プレートが該インフレータケーシングの先端と該フランジとの間に係止されていることを特徴とするインフレータアッセンブリ。
  8. 請求項7において、前記ブラケットは、前記パイプ保持プレートとして、相対向した1対の第1及び第2のパイプ保持プレートを有し、該第1及び第2パイプ保持プレートにはそれぞれ前記パイプが挿通される開口が設けられており、
    パイプ保持プレート同士の間に該開口と同軸状にスペーサリングが配置されており、
    前記パイプは、先端側から該第2パイプ保持プレートの開口、該スペーサリング、及び第1パイプ保持プレートの開口に挿通されており、
    該第1パイプ保持プレートの外側において該パイプが拡径変形されて前記フランジが形成されており、前記第1パイプ保持プレートと第2パイプ保持プレートとが前記インフレータケーシングの先端と該フランジとの間に係止されていることを特徴とするインフレータアッセンブリ。
  9. 乗員の前面側に引き回される膨張可能なエアベルトと、該エアベルトに取り付けられたタングと、該タングがラッチされるバックルと、該エアベルトを膨張させるためのインフレータアッセンブリとを備え、
    該インフレータアッセンブリがバックルに設けられているエアベルト装置において、
    該インフレータアッセンブリが請求項1ないし8のいずれか1項に記載のインフレータアッセンブリであることを特徴とするエアベルト装置。
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