JP2005271888A - エアベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアベルトをシート部材に対し結合するアンカ付近の構成が簡易であり、しかもインフレータからのガスをエアベルト内に導く部材の耐久性も良好なエアベルト装置を提供する。
【解決手段】エアベルト10の端部のラップアンカ12は、シートのサイドフレーム1aに設けられたホルダ20に対し揺動可能に取り付けられている。ラップアンカ12に沿って、シート側の第1パイプ41と、エアベルト側の第2パイプ42とからなるガスダクト部材40が配置されている。該第1パイプ41は、下端がホルダ20の第1パイプ接続口24に対し揺動自在に接続されている。第1パイプ41は第2パイプ42に挿抜方向移動自在に挿入されている。ラップアンカ12が揺動するのに追従して第1パイプ41の第2パイプ42への挿入深さが変化する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の衝突時に乗員をシートに拘束するシートベルトをインフレータから供給される高圧ガスで膨張させるエアベルト装置に関する。
シートベルトの内部にバッグを収納し、車両の衝突時に前記バッグを膨張させて乗員を柔らかく拘束するエアベルト装置は、例えば特開平6−56001号公報により既に知られている。
シートベルトを装着するときにシートの前後位置や乗員の体型によってベルトの角度が変化するのを許容すべく、ベルトに設けたタング装置が結合されるバックル装置はシートベースに前後方向揺動可能に枢支されており、エアベルト装置においても、同じ理由でバックル装置を前後方向揺動可能に枢支する必要がある。
特開平11−170949号公報には、エアベルトをシートに連結するためのバックルを、シート側に固定されたバックル基部と、エアベルト側のバックル本体部とで構成し、両者を回動可能に結合すると共に、両者内に、インフレータからのガスをエアベルト内に導くガス通路を設けた構造が記載されている。
しかしながら、この構造は、バックルに、エアベルトをシート部材に強固に連結する機能と、ダクト機能とを併有させるものであるため、バックルの構成が複雑となり、コスト高である。
特開平11−170950号公報には、バックルに沿って、エアベルト内にガスを導入するための蛇腹管あるいは耐圧ホース等の可撓性パイプを設けることが記載されている。この構造は、特開平11−170949号公報に比べて簡易であるが、可撓性パイプが繰り返し変形を受けるため、その耐久性に難がある。
特開平6−56001号公報 特開平11−170949号公報 特開平11−170950号公報
本発明は、エアベルトをシート部材に対し結合するアンカ付近の構成が簡易であり、しかもインフレータからのガスをエアベルト内に導く部材の耐久性も良好なエアベルト装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアベルト装置は、エアベルトの一端がアンカ部材を介してシート部材に連結され、該アンカ部材は該シート部材に対し揺動自在に取り付けられており、インフレータからのガスを該エアベルト内に導入するガスダクト部材が該アンカ部材に沿って配置されているエアベルト装置において、該ガスダクト部材は、シート部材側の第1パイプと、エアベルト側の第2パイプとを備え、該第1パイプは前記シート部材に対し揺動自在に取り付けられており、該第1パイプと第2パイプとの一方が他方に対し挿入方向へ移動自在に挿入されていることを特徴とするものである。
請求項2のエアベルト装置は、請求項1において、該エアベルトの一端は、ラップアンカと、該ラップアンカが結合したラップアンカコネクタとを介してシート部材に連結されており、該ラップアンカに前記第2パイプが保持されており、該ラップアンカコネクタがシート部材に対し揺動可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
本発明のエアベルト装置にあっては、エアベルトはシート部材に対しアンカ部材を介して連結されており、このアンカ部材にはガスダクト機能は不要であるので、アンカ部材の構成が簡易である。
本発明のエアベルト装置にあっては、アンカ部材に沿って設けられた、エアベルトへのガス導入用のガスダクト部材が第1パイプ及び第2パイプにて構成されており、耐久性が良好である。なお、アンカ部材が揺動する際には、第1パイプと第2パイプとの挿入深さが変化し、アンカ部材はスムーズに揺動する。
なお、エアベルトの一端は、ラップアンカと、該ラップアンカが結合したラップアンカコネクタとを介してシート部材に連結されており、該ラップアンカに前記第2パイプが保持されており、該ラップアンカコネクタがシート部材に対し揺動可能に取り付けられている構成とした場合には、例えば第2パイプをエアベルトに接続し、この第2パイプをラップアンカに保持させておき、該第2パイプと第1パイプとを挿入係止させつつラップアンカをラップアンカコネクタに結合させることにより、エアベルト端部のシート部材への取り付け作業を行うことができる。この取り付け作業は簡易であり、迅速に行うことが可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図及び第2図は実施の形態に係るエアベルト装置を備えた自動車のシートのフレーム部分の斜視図であり、第1図はエアベルト非膨張時を示し、第2図はエアベルト膨張時を示している。第3図及び第4図はこのエアベルト装置の要部側面図であり、それぞれラップアンカがシートの前方及び後方へ回動(揺動)した状態を示している。第5図はこのエアベルト装置のガスダクト部材の延在方向に沿う要部断面図である。第6図はこのエアベルト装置のガス流通経路に沿う断面図である。また、第7図はラップアンカ(ラップアンカコネクタ)取付軸の軸心線方向に沿う断面図である。
自動車のシートを構成するフレームは、ベースフレーム1と、該ベースフレーム1の後部に支軸2及びリクライニングデバイス(図示略)を介して回動可能に連結されたバックフレーム3とからなる。該バックフレーム3の上部にヘッドレスト4が取り付けられる。
ベースフレーム1は、左右のサイドフレーム1a,1bと、これらのサイドフレーム1a,1bの前部同士の間に架設されたシートパン5と、該ベースフレーム1上に載設されるシートクッション(図示略)を下側から弾性的に支承するSバネ1c等を備えている。
前記バックフレーム3の前面に沿ってエアベルト(膨張式シートベルト)10のウェビング11が引き回されるようになっている。このウェビング11は非膨張式の通常のベルト材料からなるものである。このウェビング11の一端側にはアンカ部材としてのラップアンカ12が取り付けられている。また、このウェビング11の途中部分はトング13の掛通部(スルーアンカ:符号略)に掛通されている。このウェビング11の他端側は、車室側面(ピラー部等)の上部に設けられたショルダーアンカ6に掛通されると共に、シートベルトリトラクタ7に対し巻き取り可能に連結されている。
該ラップアンカ12は、前記ベースフレーム1の車室側面側(この実施の形態ではサイドフレーム1aの外側面)に設けられたホルダ(取付部材)20に固定されている。このホルダ20には、プリテンショナ機能を有するラップアンカコネクタ21が設けられており、このラップアンカコネクタ21にラップアンカ12が連結されている。このラップアンカコネクタ21は、ホルダ20に対して取付軸22により前後方向揺動自在に取り付けられている。
第7図に示すように、この実施の形態では、該取付軸22はボルト22a、ワッシャ22b及び円筒形スペーサ(カラー)22cからなる。該円筒形スペーサ22cの軸心線方向の長さはラップアンカコネクタ21の厚さよりも若干大きなものとなっている。ボルト22aの根元側にワッシャ22bを介して該円筒形スペーサ22cが被せ付けられることにより、段付きボルト状の取付軸22が構成される。この段付きボルト状の取付軸22をラップアンカコネクタ21の取付軸挿通孔21aに挿通してホルダ20に螺着することにより、ラップアンカコネクタ21がホルダ20に対し前後方向揺動自在に取り付けられる。
なお、この実施の形態では、ラップアンカコネクタ21は、車両衝突時等の緊急時にラップアンカ12を引き下げてウェビング11を引き締め、エアベルト10にプリテンションを加えるよう構成されている。
この実施の形態では、ラップアンカコネクタ21に対するラップアンカ12の連結構造はラッチ式(挿入係止式)となっている。即ち、ラップアンカコネクタ21にはラップアンカ差込口(図示略)が設けられると共に、ラップアンカ12の先端には、このラップアンカ差込口に差し込まれるラッチプレート(図示略)が設けられており、ラップアンカコネクタ21は、該ラップアンカ差込口に差し込まれたラッチプレートをラッチ爪(図示略)でラッチすることにより、ラップアンカ12を保持するよう構成されている。
ベースフレーム1の車室中央側(この実施の形態ではサイドフレーム1bの外側面)には、トング13が着脱可能に連結されるバックル装置8が設けられている。ウェビング11は、トング13がこのバックル装置8に連結された状態において、該トング13からラップアンカ12側が、シートに着座した乗員の腰部ないし腹部の前面に沿って引き回されるラップ部11aとなり、ショルダーアンカ6側が、当該乗員の上半身の前面に沿って引き回されるショルダー部11bとなる。
このラップ部11aに沿って、膨張可能なラップバッグ14が設けられている。
このラップバッグ14は、図示はしないが、該ラップ部11aに沿って配置された膨張可能なバッグ本体と、該バッグ本体とラップ部11aとを覆う筒状のカバーとからなる。該バッグ本体は、平常時には、ラップ部11aに沿って細長く且つ平たく折り畳まれた状態となっている。該カバーは、この実施の形態では、バッグ本体が非膨張状態にあるときには該バッグ本体の折り畳み体の外周にフィットする大きさとなっているが、バッグ本体が膨張したときには、周方向に伸長して該バッグ本体の膨張を許容するよう構成されている。
なお、この実施の形態では、該カバーは、周方向には自在に伸長するが長手方向(ラップ部11aの延在方向)には殆ど伸長しない編物にて構成されている。そのため、バッグ本体が膨張したときには、カバーの周方向への伸長に伴い、カバーの網目が該周方向に広がり、その結果としてカバーの長手方向の大きさが小さく(短く)なる。これにより、ウェビング11が引き締まり、乗員身体に密着するようになる。
このラップバッグ14(バッグ本体)のラップアンカ12側の端部にガス導入口14aが設けられている。このガス導入口14aに、後述のガスダクト部材40の第2パイプ42が接続されている。
ホルダ20には、インフレータ(ガス発生器)30のガス噴出部31が接続されるインフレータ接続口23と、ガスダクト部材40の第1パイプ41が接続される第1パイプ接続口24と、これらのインフレータ用及び第1パイプ用の各接続口23,24同士を連通するガス流路25とが設けられている。この実施の形態では、該インフレータ接続口23はホルダ20の前面に配置され、第1パイプ接続口24は、ホルダ20の側面(外向き面)に配置されている。
インフレータ30は略円筒形のケーシングを有しており、その長手方向の一端側にガス噴出部31が設けられたタイプのものである。この実施の形態では、図示の通り、インフレータ30は、サイドフレーム1aの外側面に沿って長手方向が前後方向となるように配置され、該ガス噴出部31がシートの前方側から前記インフレータ接続口23に差し込まれるようにしてホルダ20に取り付けられている。
このインフレータ30からのガスをエアベルト10の前記ラップバッグ14に導入するガスダクト部材40がラップアンカ12及びラップアンカコネクタ21の前縁側に沿って配置されている。
このガスダクト部材40は、ホルダ20側(シート部材側)の第1パイプ41と、ラップバッグ14側(エアベルト側)の第2パイプ42とからなる。該第1パイプ41は、下端がホルダ20の前記第1パイプ接続口24に対し前後方向揺動自在に接続されている。また、第2パイプ42は、上端がラップバッグ14のガス導入口14aに接続され、ブラケット12aを介してラップアンカ12に保持されている。この実施の形態では、第1パイプ41が第2パイプ42に挿入されることにより両者が連結されている。なお、該第1パイプ41は、第2パイプ42に対し挿抜方向移動自在に挿入されている。
詳しくは、第6図に示すように、該第1パイプ41はL字形のパイプであり、その一端面(ホルダ20の第1パイプ接続口24に接続される側の端面)から放射状にフランジ41aが突設されている。該第1パイプ接続口24の周縁部には、このフランジ41aを前後方向回動自在に収容する凹所(凹段部)26が形成されている。この凹所26にフランジ41aを入り込ませ、その外側からホルダ20の側面に蓋状体43を装着することにより、該凹所26内にフランジ41aが収容され、第1パイプ41が接続口24に対し揺動自在に接続される。符号44は、該蓋状体43をホルダ20の側面に固定したボルトを示している。
なお、図示はしないが、該フランジ41aと凹所26及び蓋状体43との対向面同士の間には、これらを気密に接合するOリングが配置されている。
この第1パイプ41は、蓋状体43の透孔43aからホルダ20の側方へ延出し、途中部分からL字形に屈曲してラップアンカコネクタ21及びラップアンカ12に沿うように延在している。
第5図に拡大して示すように、この第1パイプ41の外径(第2パイプ42に挿入される部分における外径)は第2パイプ42の内径よりも若干小さいものとなっており、第2パイプ42内に挿入された第1パイプ41は、該第2パイプ42内を挿抜方向に自在に移動しうるようになっている。符号45は、この第1パイプ41の外周面と第2パイプ42の内周面との間の間隙を封止するOリングを示している。
従って、このガスダクト部材40にあっては、ラップアンカ12(ラップアンカコネクタ21)が前後方向へ揺動する場合、第3図から第4図あるいは第4図から第3図のように、このラップアンカ12の揺動に追従して第1パイプ41の第2パイプ42への挿入深さが変化する。これにより、インフレータ30からラップバッグ14へのガス流通状態が維持されたまま、該ラップアンカ12がスムーズに前後方向に揺動するようになる。
このように構成されたエアベルト装置をシートに設置するに当っては、まず、ラップアンカコネクタ21、第1パイプ41及びインフレータ30をそれぞれホルダ20に組み付け、このホルダ20をサイドフレーム1aの外側面に取り付ける。
また、これとは別に、エアベルト10を車体(車室内)に組み付け、ウェビング11がトング13及びショルダーアンカ6に掛通されると共に、該ウェビング11のショルダー部11b側の端部がシートベルトリトラクタ7に巻き取り可能に連結された状態とする。
その後、エアベルト10の端部のラップアンカ12をホルダ20のラップアンカコネクタ21にラッチさせる。この際、該ラップアンカ12に保持された第2パイプ42にホルダ20側の第1パイプ41を挿入しつつ、該ラップアンカ12のラッチプレートをラップアンカコネクタ21のラップアンカ差込口に差し込む。
この実施の形態では、上記のように、第1パイプ41を第2パイプ42に挿入しつつラップアンカ12をホルダ20のラップアンカコネクタ21にラッチさせることにより、エアベルト10の端部がシートに連結されるので、作業が簡単であり、迅速に行うことができる。
また、この実施の形態では、ホルダ20にラップアンカコネクタ21、第1パイプ41及びインフレータ30が取り付けられているので、該ホルダ20をサイドフレーム1aに取り付けることにより、該ラップアンカコネクタ21、第1パイプ41及びインフレータ30もサイドフレーム1aに組み付けられることになる。そのため、これらの設置作業をきわめて効率良く行うことができる。
次に、このエアベルト装置の作動について説明する。
車両衝突時等の緊急時には、インフレータ30がガス噴出作動すると共に、プリテンショナ機能を有したラップアンカコネクタ21がラップアンカ引下作動する。このインフレータ30からのガスは、ガス流路25、第1パイプ41及び第2パイプ42を介してラップバッグ14に供給され、該ラップバッグ14を膨張させる。
そして、ラップアンカコネクタ21がラップアンカ12を引き下げると共に、ラップバッグ14がその膨張に伴い短くなることにより、エアベルト10(ウェビング11)全体が引き締まって乗員の身体に密着し、乗員をシートに拘束する。この際、膨張したラップバッグ14により、乗員の腰部ないし腹部に加えられる衝撃が吸収される。
このエアベルト装置にあっては、エアベルト10はシート部材(シートのサイドフレーム1aに設けられたホルダ20)に対しラップアンカ12(及びラップアンカコネクタ21)を介して連結されており、このラップアンカ12にはガスダクト機能は不要であるので、ラップアンカ12の構成が簡易である。
また、このエアベルト装置にあっては、ラップアンカ12に沿って設けられたガスダクト部材40が第1パイプ41及び第2パイプ42にて構成されており、耐久性が良好である。なお、ラップアンカ12が揺動する際には、前述の通り、第1パイプ41と第2パイプ42との挿入深さが変化し、ラップアンカ12はスムーズに揺動する。
上記の実施の形態では、ラップアンカ12と、インフレータ30及び第1パイプ41等のガス供給メンバとが共通のホルダ20に組み付けられてシートに取り付けられているが、本発明では、ラップアンカと、インフレータ及び第1パイプ等のガス供給メンバとが別々にシート部材に取り付けられてもよい。第8図はこのように構成されたエアベルト装置の要部側面図である。
この第8図の実施の形態では、インフレータ30及び第1パイプ41等のガス供給メンバは、シートのサイドフレーム(第8図では図示略)に設けられたホルダ20Aに組み付けられている。一方、ラップアンカ12Aは、これとは別に、該サイドフレームに対し直接的に、取付軸22により揺動自在に取り付けられている。この第8図のエアベルト装置のその他の構成は前記の第1〜7図のエアベルト装置と同様となっている。
なお、第8図の実施の形態ではラップアンカをシートのサイドフレームに対し直接的に取り付けているが、該サイドフレームに対しラップアンカコネクタを揺動自在に取り付け、このラップアンカコネクタにラップアンカを連結するようにしてもよい。
上記の各実施の形態では、図示の通り、インフレータ30をホルダ20,20Aの前面側に配置しているが、インフレータの配置はこれに限られるものではない。第9図及び第10図(a)はそれぞれインフレータの別の配置例を示す要部側面図であり、第10図(b)は同(a)のB−B線に沿う断面図である。
第9図のエアベルト装置においては、インフレータ30は、ホルダ20Cの後面側に配置されている。
即ち、この実施の形態では、ホルダ20Bの後面にシートの後方へ向って開放するインフレータ接続口23Bが設けられており、インフレータ30は、サイドフレーム(第9図では図示略)の外側面に沿って長手方向が前後方向となるように配置され、その先端のガス噴出部31がシートの後方側から該インフレータ接続口23Bに差し込まれるようにしてホルダ20Bに取り付けられている。符号25Bは、このインフレータ接続口23Bに接続されたインフレータ30からのガスをガスダクト部材40の第1パイプ41に導入するためのガス流路を示している。
第10図のエアベルト装置においては、インフレータ30は、サイドフレーム1aの内側(シートクッションの下側)に配置されている。
即ち、この実施の形態では、ホルダ20Cのサイドフレーム対向面(内向き面)にインフレータ接続口23Cが設けられており、インフレータ30は、長手方向がシートの左右幅方向となるように配置され、その先端のガス噴出部31が該内向き面側から該インフレータ接続口23Cに差し込まれるようにしてホルダ20Cに取り付けられている。第10図(b)に示すように、サイドフレーム1aのうち、このインフレータ接続口23cと重なる領域にはインフレータ受入口1dが設けられており、インフレータ30は、このインフレータ受入口1dを介してサイドフレーム1aの内側(シートクッションの下側)に配置されている。
なお、この実施の形態でも、ガスダクト部材40の第1パイプ41が接続される第1パイプ接続口24Cはホルダ20Cの外向き面に設けられており、これらのインフレータ用及び第1パイプ用の各接続口23C,24C同士はガス流路25Cを介して連通している。
このように、本発明においては、インフレータをサイドフレームの外側や内側(シートクッションの下側)、或いはバックフレームの下側など、いずれの箇所に配置してもよい。
上記の各実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態では、いずれも、ガスダクト部材(第1パイプ及び第2パイプ)がラップアンカの前縁側に沿って配置されているが、本発明においては、ガスダクト部材はラップアンカの後縁側に沿って配置されてもよい。また、ガスダクト部材はラップアンカの側面に沿って配置されてもよい。
上記の各実施の形態では、ガスダクト部材は、シート部材側の第1パイプがエアベルト側の第2パイプに挿入された構成となっているが、本発明においては、シート部材側の第1パイプにエアベルト側の第2パイプが挿入された構成となっていてもよい。
実施の形態に係るエアベルト装置を備えたシートのフレーム部分のエアベルト膨張時における斜視図である。 図1のエアベルト装置を備えたシートのフレーム部分のエアベルト膨張時における斜視図である。 図1のエアベルト装置の側面図である。 図1のエアベルト装置の側面図である。 図1のエアベルト装置のガスダクト部材の構成を示す断面図である。 図1のエアベルト装置のガス流通経路を示す断面図である。 図1のエアベルト装置のラップアンカ取付軸の構成を示す断面図である。 実施の形態に係るエアベルト装置の側面図である。 実施の形態に係るエアベルト装置の側面図である。 実施の形態に係るエアベルト装置の側面図及び断面図である。
符号の説明
1 ベースフレーム
1a,1b サイドフレーム
10 エアベルト
11 ウェビング
12,12A ラップアンカ
14 ラップバッグ
14a ガス導入口
20,20A,20B,20C ホルダ
21 ラップアンカコネクタ
22 取付軸
23,23B,23C インフレータ接続口
24,24C 第1パイプ接続口
25,25B,25C ガス流路
30 インフレータ
31 ガス噴出部
40 ガスダクト部材
41 第1パイプ
42 第2パイプ

Claims (2)

  1. エアベルトの一端がアンカ部材を介してシート部材に連結され、該アンカ部材は該シート部材に対し揺動自在に取り付けられており、
    インフレータからのガスを該エアベルト内に導入するガスダクト部材が該アンカ部材に沿って配置されているエアベルト装置において、
    該ガスダクト部材は、シート部材側の第1パイプと、エアベルト側の第2パイプとを備え、該第1パイプは前記シート部材に対し揺動自在に取り付けられており、
    該第1パイプと第2パイプとの一方が他方に対し挿入方向へ移動自在に挿入されていることを特徴とするエアベルト装置。
  2. 請求項1において、該エアベルトの一端は、ラップアンカと、該ラップアンカが結合したラップアンカコネクタとを介してシート部材に連結されており、
    該ラップアンカに前記第2パイプが保持されており、
    該ラップアンカコネクタがシート部材に対し揺動可能に取り付けられていることを特徴とするエアベルト装置。
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