JP4062972B2 - 状態提示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、グループ毎に任意の入力又は出力チャンネルを複数割り当て、グループ単位でレベル調整やミュート状態の設定などを一括制御することが可能なミキシング装置に関するものであり、特に各グループに割当中の入出力チャンネル若しくはグループ単位に一括してミュート状態に設定された入出力チャンネルをユーザに対し提示するミキシング装置における状態提示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンサート会場やクラブなどにおいてアーティストの演奏を最も的確に表現していると思われる状態に調整するために、多数のマイクロフォンや複数台の電気・電子楽器などから出力された複数の楽音信号をミキシングして出力するための装置として、従来からミキシング装置(以下、単にミキサー)が知られている。ミキサーは複数の入力チャンネルと複数の出力チャンネルそれぞれの信号を制御するための入力チャンネル用と出力チャンネル用それぞれの操作子部(コントローラ)とを具え、ユーザは個々のコントローラを適宜に操作することで出力信号を調節することができる。最近では、複数の入力若しくは出力チャンネルを適宜に1つの統合チャンネルにグループ化して割り当て、1つの統合チャンネルに割り当てられている全ての入出力チャンネルに対するレベル調整やミュート状態の設定を専用の統合チャンネル用の操作子部(コントローラ)を用いて一括制御できるようになっている。このようなミキサーにおいては、入出力チャンネル用の各コントローラ上に複数の統合チャンネル数分に対応する数のLEDが予め配置されており、当該入出力チャンネルが所定の統合チャンネルに割り当てられている場合にはその統合チャンネルに該当するLEDを常灯する。こうした提示により、各入出力チャンネルがどの統合チャンネルに割り当てられているかの設定状態をユーザが確認できるようにしている。また、各統合チャンネルには固有の名前をつけることができ、統合チャンネル用コントローラにその名前を提示することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、従来のミキサーにおいては入出力チャンネル用の各コントローラ上に配置されたLEDにより統合チャンネルへの割り当てを提示するだけであり、統合チャンネル用のコントローラ上には割当中の入出力チャンネルを提示することができなかった。そのため、ユーザが各統合チャンネルに割当中の入出力チャンネルを確認するには各入出力チャンネル用のコントローラ上に配置されたLEDの点灯状態を1つずつ確認するしかなかった。しかし、これでは設定状態の確認に手間と時間がかかってしまうのでミキシング操作を素早く効率的に行うことができずに不都合である、という問題点があった。
また、統合チャンネル用コントローラで一括してミュート状態の設定を行った場合に、ユーザは入出力チャンネル用の各コントローラを見ただけでは一括してミュート状態に設定されたチャンネルであるか否かを認識することができなかった。そのため、ミュート状態に設定されていることから入出力チャンネル用の各コントローラの操作に応じた制御は行われないにも関わらず、ユーザが間違って入出力チャンネル用の各コントローラを操作するといった無駄な操作を行うことが多くなりミキシング操作の効率低下をもたらす、という問題点もあった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、統合チャンネル用の操作子部において割当中の入出力チャンネル表示によって設定状態を提示することで、ユーザが各統合チャンネルに割当中の入出力チャンネルを迅速に確認できるようにした状態提示装置を提供しようとするものである。
また、入出力チャンネル用の操作子部において統合チャンネル用の操作子部の操作に従うミュート状態を提示することで、ミュート状態に設定されている入出力チャンネルに対するユーザによる無駄な操作が行われることがないようにした状態提示装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る状態提示装置は、複数の入力信号系列と、複数の出力信号系列と、前記入力信号系列又は出力信号系列を適宜にグルーピングして統合系列に割り当てる割当手段と、前記統合系列毎にパラメータを調整する調整手段と、前記パラメータに従い複数の入力信号又は出力信号を同時に制御する制御手段とを少なくとも具えるミキシング装置において、前記調整手段は表示手段を有してなり、前記統合系列に対して新たな入力信号系列又は出力信号系列が割り当てられた場合に、前記表示手段に前記新たに割り当てられた入力信号系列又は出力信号系列の識別情報を提示する。
【0006】
この発明によると、統合系列毎にパラメータを調整する調整手段に設けられた表示手段に、統合系列に新たに割り当てられた入力信号系列又は出力信号系列の識別情報を提示することから、ユーザは統合系列に割当中の入力信号系列又は出力信号系列を迅速に確認することができるようになる。割当手段は、入力信号系列又は出力信号系列を適宜にグルーピングして統合系列に割り当てる。調整手段は前記統合系列毎にパラメータを調整し、制御手段は前記パラメータに従い複数の入力信号又は出力信号を同時に制御する。割当手段により新たな入力信号系列又は出力信号系列を統合系列に割り当てると、調整手段に構成した表示手段に対して、新たに割り当てられた入力信号系列又は出力信号系列の識別情報を提示する。こうすると、ユーザは統合系列毎の調整手段上のみで該パラメータ調整に従う制御対象となる入力信号系列又は出力信号系列を確認することができるようになる。
【0007】
本発明の請求項2に係る状態提示装置は、複数の入力信号系列と、複数の出力信号系列と、前記入力信号系列又は出力信号系列を適宜にグルーピングして統合系列に割り当てる割当手段と、前記統合系列毎にミュート状態を設定する設定手段と、前記設定に従い複数の入力信号系列又は出力信号系列をミュート状態に一括設定するミュート制御手段とを少なくとも具えるミキシング装置において、前記設定手段によりミュート状態が設定された場合に、ミュート状態に設定された統合系列に割り当てられている入力信号系列又は出力信号系列毎に該ミュート状態に設定されたことを提示する。こうすると、割当先である統合系列の設定手段によるミュート状態の設定であっても、入力信号系列又は出力信号系列毎にミュート状態を簡単に確認することができるようになる。
【0008】
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、この発明に係る状態提示装置を内蔵したミキシング装置(単にミキサーと呼ぶ)の実施の形態を示すハード構成ブロック図である。ここに示されたミキサーのハードウエア構成例はコンピュータを用いて構成されており、そこにおいて、統合チャンネル用コントローラにおいて割当中の入出力チャンネル表示によって設定状態を提示する、あるいは入出力チャンネル用コントローラにおいて統合チャンネル用コントローラの操作に従うミュート状態を提示するなどの各種設定状態の提示は、コンピュータがこの発明に係る状態提示処理を実現する所定の制御プログラムを含むソフトウエアを実行することにより実施される。勿論、この状態提示処理(詳しくは、後述する「統合チャンネル用コントローラの制御処理」及び「入出力用コントローラの制御処理」参照)はコンピュータソフトウエアの形態に限らず、DSP(Digital Signal Processor)によって処理されるマイクロプログラムの形態でも実施可能であり、また、この種のプログラムの形態に限らず、ディスクリート回路又は集積回路若しくは大規模集積回路等を含んで構成された専用ハードウエア装置の形態で実施してもよい。
【0011】
本実施例に示すミキサーは、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御されるようになっている。この実施の形態では、入力された複数のオーディオデータをミキシングするように当該ミキサー全体を1個のCPU1によって制御し、実際のミキシング等の信号処理は信号処理回路7により実行されるものを例に説明する。CPU1は、このミキサー全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、通信バス(例えば、データ及びアドレスバス等)1Dを介してROM2、RAM3、通信インタフェース(I/F)4、検出回路5、表示回路6、信号処理回路7、入出力インタフェース(I/F)8がそれぞれ接続されている。ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種プログラムや各種データ等を格納するものである。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
【0012】
通信インタフェース(I/F)4は、例えばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは無線の通信ネットワークに接続されており、該通信ネットワークを介して外部制御機器4Aと接続され、当該外部制御機器4Aで発生させた制御データをミキサー本体側に取り込むためのインタフェースである。外部制御機器4Aはパソコン端末などであって、後述する操作子5Aの操作に応じて発生されるのと同等の制御データを生成することのできる機器である。また、通信インタフェース4は、通信ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータから各種プログラムや各種データ等を当該ミキサー本体にダウンロードするためにも用いられる。なお、通信インタフェース4は、有線あるいは無線のものいずれかでなく双方を具えていてよい。操作子5Aは入出力チャンネル用コントローラや統合チャンネル用コントローラなどに配置された、レベル調整などに用いるためのスライダー(フェーダーとも呼ぶ)、ミュート設定を行うためのミュートスイッチ、各入出力チャンネルを統合チャンネルに割り当てるための割り当てスイッチなどの各種スイッチである。勿論、これら以外にも音高、音色、効果等を選択・設定・制御するために用いる数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいは表示部6Aに表示される所定のポインティングデバイスを操作するために用いるマウスなどの各種操作子を含んでいてよい。検出回路5は操作子5Aの操作状態を検出して操作状態に応じた制御データを発生し、該発生した制御データを通信バス1Dを介して表示回路6や信号処理回路7などに送る。
【0013】
表示回路6は検出回路5や通信インタフェース4から受け取った制御データに従う表示内容を、例えば入出力チャンネル用コントローラに配置された割当先表示部や統合チャンネル用コントローラに配置された名前表示部等の表示部6Aに表示する(入出力チャンネル用コントローラ及び統合チャンネル用コントローラについての詳細は後述の図3及び図4参照)。また、CPU1の制御状態や当該ミキサーにおける各種スイッチの設定状態の一括表示などを、ミキサー本体の所定位置に配置された液晶表示パネル(LCD)やCRTなどで構成された表示部6A(後述の図2参照)に表示する。信号処理回路7は、入出力インタフェース8から受け取ったオーディオデータを、検出回路5などから受け取った制御データに基づいてミキシングするなどの信号処理を行うDSP等である。信号処理回路7でミキシングした結果のオーディオデータは、ミキサー外部に接続された外部入出力機器8Aに送るために入出力インタフェース8に送られる。入出力インタフェース8は複数チャンネル分のオーディオデータを外部入出力機器8Aから入力して信号処理回路7に送ったり、信号処理回路7から受け取ったミキシングした結果のオーディオデータを外部入出力機器8Aに送ったりするためのインタフェースである。
【0014】
なお、上述したようなミキサーは操作子5Aや表示部6Aあるいは信号処理回路7などを1つのミキサー本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別々に構成され、入出力インタフェースや通信ネットワーク等を用いて各装置を接続するように構成されたものであってもよい。さらに、本発明に係る状態提示装置を適用する装置は専用のミキシング装置(ミキサー)の形態に限らず、パーソナルコンピュータや携帯通信端末、カラオケや自動演奏ピアノのような自動演奏装置あるいはゲーム機器など、どのような形態の装置・機器に適用してもよい。
【0015】
ここで、入出力用のコントローラ及び統合チャンネル用のコントローラの詳細について説明する。図2は、ミキサー全体における各コントローラの配置の一実施例を示す概念図である。図3は、入出力用コントローラの一実施例を示す概念図である。図4は、統合用コントローラの一実施例を示す概念図である。
【0016】
図2から理解できるように、ミキサー本体には左右両側の位置に入力チャンネルコントローラ部IC、中央の位置に上から順に表示部6A、出力チャンネルコントローラ部OC、統合チャンネルコントローラ部TCがそれぞれ配置される。勿論、これに限らない。それぞれのコントローラ部には、各チャンネルに対応するようにして複数チャンネル分のコントローラが構成されている。こここに示した表示部6Aは、CPU1の制御状態や当該ミキサーにおける各種スイッチの設定状態の一括表示などを表示するためのものである。例えば、該表示部6Aにはそれぞれのコントローラ部における各コントローラと同じ配置の擬似的なコントローラを画面表示することができ、ユーザは表示部6Aに表示された画面を見るだけで各コントローラでの実際の設定状態を確認できるだけでなく、表示部6A上に表示された擬似的なコントローラを操作することによって実際に各コントローラを直接操作したのと同様のレベル調整やミュート設定を行うことができるようになっている。
【0017】
次に、図3から理解できるように、入出力チャンネル用のコントローラ(IC又はOC)には表示部6Aとしての割当先表示部WHと、操作子5AとしてのスライダーSLとが構成される。割当先表示部WHは統合チャンネル数に対応する数だけのLEDで構成されるものであり、当該入出力チャンネルが統合チャンネルに割当中である場合には、割当先の統合チャンネル番号に該当するLEDを常灯する。また、統合チャンネル用コントローラの操作に応じたミュート設定の場合、該ミュート状態の設定中は該当するLEDを点滅する。スライダーSLは、個々の入出力チャンネルに対して、例えば音量などに関する入力レベルや出力レベルをその操作量に応じて制御するためのものである。なお、入出力チャンネル用のコントローラ(IC又はOC)には、ユーザが適宜に設定可能である各入出力チャンネル毎に付された名前(入出力チャンネル名)を表示するようにしてもよい。
【0018】
一方、図4(a)から理解できるように、統合チャンネル用のコントローラTCには表示部6Aとしての名前表示部NHと、操作子5AとしてのミュートスイッチMSW及びスライダーSLとが構成される。名前表示部NHは、ユーザが適宜に設定可能である各統合チャンネル毎に付された名前(統合チャンネル名)を表示する。また、名前表示部NHは割り当てられた入出力チャンネルの番号(又は入出力チャンネル名)を表示する。設定された統合チャンネル名及び割り当てられた入出力チャンネルの番号などは、統合チャンネル毎に予め用意されているバッファに保持される。名前表示部NHでは、当該統合チャンネルに対して入出力チャンネルの割当がない場合には統合チャンネル名のみを表示し、入出力チャンネルの割当がある場合にはその割り当てられている入出力チャンネル番号を表示する。そうした表示の一例を示すと、図4(b)のようになる。ただし、ここでは2段表示の名前表示部NHを例として示した。統合チャンネルに対して入出力チャンネルの割当がない場合(割当なし)には、名前表示部NHの上段側に統合チャンネル名「DCA1」にのみを表示する。当該統合チャンネルに対して入出力チャンネルが順次に割り当てられた場合(INCH2割当、INCH3割当、INCH5割当)には、下段側に新たに割り当てられた入出力チャンネル番号を表示するようにしてそれぞれ図示のように表示がなされる。ここで、3つ以上の入出力チャンネルが割り当てられた場合(INCH5割当)には、名前表示部NHの上段側に新たに割り当てられた入出力チャンネル番号を表示し、下段側の表示を「****」とする。こうすることで、ユーザに対して3つ以上の入出力チャンネルが割り当てられていることを提示している。入出力チャンネルの割当を解除した場合(INCH3解除)には解除された入出力チャンネルの番号を表示せずに、上から順に割り当てられている残りの入出力チャンネルの番号を表示する。
【0019】
ミュートスイッチMSWは、当該統合チャンネルに割り当てられている入出力チャンネルに対して一括してミュート設定を行うためのスイッチである。該ミュートスイッチMSWにはLEDが配置されており、該LEDを点灯することによってミュート設定中であることを提示する。スライダーSLは、割り当てられている入出力チャンネルに対して入力レベルや出力レベルをその操作量に応じて一括制御するためのものである。
【0020】
なお、上述した図2に示した実施例においては統合チャンネル用コントローラ部TCと入出力チャンネル用コントローラ部(IC又はOC)とをミキサー本体に一体構成したものを示したがこれに限らず、統合チャンネル用コントローラ部TCと入出力チャンネル用コントローラ部(IC又はOC)を別機器としてそれぞれ構成し、それらをミキサー本体とケーブルなどで接続して利用する構成であってもよい。なお、各入出力チャンネル用コントローラに配置される割当先表示部WHは、LED構成に限らない。要は、当該入出力チャンネルの割当先である統合チャンネルと統合チャンネル操作に応じたミュート状態とが、入出力チャンネル用コントローラ側で確認できるものであればどのようなものであってもよい。例えば、割当先表示部WHを液晶ディスプレイで構成し、該液晶ディスプレイ上に割当先の統合チャンネルの番号や名前を表示したり、ミュート状態にあるか否かを言葉や色などで提示するようにしてもよい。なお、統合チャンネル用コントローラに配置される名前表示部NHは、割当中の入出力チャンネルが確認できるものであればどのようなものでもよい。例えば、割当中の入出力チャンネル名やチャンネル番号を全て表示したり、一度に割当中の入出力チャンネルの一部しか表示できない場合には他の操作子を用いて割当中の入出力チャンネルが順番に表示されるようにしたり、統合チャンネル名中に割当中の入出力チャンネル名を含ませて、統合チャンネル名を新たな名前に更新して表示するなどしてもよい。
【0021】
図1に示したミキサーにおいて、ユーザは統合チャンネル用コントローラを見るだけで、当該統合チャンネルに割り当てられている入出力チャンネルを確認することができる。また、ユーザは各入出力チャンネル用コントローラを見るだけで、当該入出力チャンネルが割り当てられている統合チャンネル用コントローラ操作によるミュート設定を確認することができる。そこで、こうした制御を行う統合チャンネル用コントローラの制御処理及び入出力チャンネル用コントローラの制御処理について、図を用いて説明する。図5は、図1に示したCPU1で実行する「統合チャンネル用コントローラの制御処理」の一実施例を示すフローチャートである。図6は、図1に示したCPU1で実行する「入出力チャンネル用コントローラの制御処理」の一実施例を示すフローチャートである。これらの制御処理は各チャンネル毎に並行して動作する処理である。
【0022】
まず、図5に示したフローチャートに従って、統合チャンネル用コントローラの制御処理の動作を説明する。ただし、ここでは1つの統合チャンネル用コントローラの動作についてのみ説明する。ステップS1では、当該統合チャンネルに対して新たに入出力チャンネルが割り当てられたか否かを判定する。新たに入出力チャンネルが割り当てられた場合には(ステップS1のYES)、新たに割り当てられた入出力チャンネル番号を割当て順にバッファに記録すると共に(ステップS2)、新たな入出力チャンネル名を名前表示部に反映させる(ステップS3)。また、ミュートスイッチ操作により既に当該統合チャンネルがミュート状態に設定されていた場合には、新たに割り当てられた入出力チャンネルを制御するための入出力チャンネル用コントローラに対してミュート状態の設定情報を送る(ステップS4)。他方、新たに入出力チャンネルが割当てられなかった場合には(ステップS1のNO)、入出力チャンネルの割当てが解除されたか否かを判定する(ステップS5)。入出力チャンネルの割当てが解除された場合には(ステップS5のYES)、解除された入出力チャンネル番号を割当順に記録されているバッファから消去し(ステップS6)、消去後の割当順を参照して名前表示部に表示する入出力チャンネル名を変更する(ステップS7)。そして、既に当該統合チャンネルがミュート状態に設定されていた場合には、割当が解除された入出力チャンネルを制御するための入出力チャンネル用コントローラに対してミュート状態の解除情報を送る(ステップS8)。
【0023】
ステップS9では、ミュートスイッチ操作によりミュート状態が設定されたか否かを判定する。ミュート状態が設定された場合には(ステップS9のYES)、当該統合チャンネルに割当中の入出力チャンネルに対応する全ての入出力用コントローラに対してミュート状態の設定情報を送る(ステップS10)。他方、ミュート状態が設定されなかった場合には(ステップS9のNO)、ミュートスイッチ操作によりミュート状態が解除されたか否かを判定する(ステップS11)。ミュート状態が解除された場合には(ステップS11のYES)、当該統合チャンネルに割当中の入出力チャンネルに対応する全ての入出力用コントローラに対してミュート状態の解除情報を送る(ステップS12)。ステップS13では、スライダーの操作を検出し、その操作量を制御データとして信号処理回路に送る。ステップS14では、各種のスイッチ操作に応じて「その他の処理」を行う。例えば、統合チャンネル名を変更する処理などである。ステップS15では、ミキシング装置本体の停止が指示されたか否かを判定する。装置の停止が指示された場合には(ステップS15のYES)当該処理を終了し、装置の停止が指示されなかった場合には(ステップS15のNO)上記ステップS1の処理に戻って当該処理を繰り返し実行する。
【0024】
次に、図6に示したフローチャートに従って、入出力チャンネル用コントローラの制御処理の動作を説明する。ステップS21では、当該入出力チャンネルがいずれかの統合チャンネルに割り当てられたか否かを判定する。いずれかの統合チャンネルに割り当てられた場合には(ステップS21のYES)、割当先の統合チャンネルを表わす表示を開始する(ステップS22)。例えば、入出力チャンネル用コントローラに配置された該統合チャンネルに対応するLEDを点灯する。いずれの統合チャンネルにも割り当てられていない場合には(ステップS21のNO)、いずれかの統合チャンネルへの割当が解除されたか否かを判定する(ステップS23)。いずれかの統合チャンネルへの割当が解除された場合には(ステップS23のYES)、割当先の統合チャンネルを表わす表示を終了する(ステップS24)。例えば、点灯していた該統合チャンネルに対応するLEDを消灯する。
【0025】
ステップS25では、統合チャンネル用コントローラから送信されたミュート状態の設定情報を受け取ったか否かを判定する。ミュート状態の設定情報を受け取った場合には(ステップS25のYES)、割当先の統合チャンネルでミュート状態が設定されていることを表わす表示を開始する(ステップS26)。例えば、点灯していた該統合チャンネルに対応するLEDを点滅する。他方、ミュート状態の設定情報を受け取っていない場合には(ステップS25のNO)、ミュート状態の解除情報を受け取ったかを判定する(ステップS27)。ミュート状態の解除情報を受け取った場合には(ステップS27のYES)、割当先の統合チャンネルでミュート状態が設定されていることを表わす表示を終了する(ステップS28)。例えば、点滅中の該統合チャンネルに対応するLEDを常時点灯にする。ステップS29では、スライダーの操作を検出し、その操作量を制御データとして信号処理回路に送る。ステップS30では、各種のスイッチ操作に応じて「その他の処理」を行う。例えば、入出力チャンネル名を変更する処理などである。ステップS31では、ミキシング装置本体の停止が指示されたか否かを判定する。装置の停止が指示された場合には(ステップS31のYES)当該処理を終了し、装置の停止が指示されなかった場合には(ステップS31のNO)ステップS21の処理に戻って当該処理を繰り返し実行する。
【0026】
【発明の効果】
この発明によれば、統合チャンネルの操作子部に割当中の入出力チャンネルの表示を行うようにしたことから、ユーザは各統合チャンネルに割り当てられた入出力チャンネルを迅速に確認することができるようになる、という効果を得る。また、入出力チャンネルの操作子部に割当先の統合チャンネルの操作子部でのミュート設定操作によるミュート状態を表示するようにしたことから、ユーザはミュート状態にも関わらず入出力チャンネルの操作子部を操作してレベル調整などの誤った操作を行うことがなくなる、という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る状態提示装置を内蔵したミキシング装置(ミキサー)の実施の形態を示すハード構成ブロック図である。
【図2】 ミキサー全体における各コントローラの配置の一実施例を示す概念図である。
【図3】 入出力用コントローラの一実施例を示す概念図である。
【図4】 統合用コントローラの一実施例を示す概念図である。
【図5】 「統合チャンネル用コントローラの制御処理」の一実施例を示すフローチャートである。
【図6】 「入出力チャンネル用コントローラの制御処理」の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…通信インタフェース、4A…外部制御機器、5…検出回路、5A…操作子、6…表示回路、6A…表示部、7…信号処理回路、8…入出力インタフェース、8A…外部入出力機器、1D…通信バス、IC…入力チャンネルコントローラ部、OC…出力チャンネルコントローラ部、TC…統合チャンネルコントローラ部

Claims (2)

  1. 複数の入力信号系列と、複数の出力信号系列と、前記入力信号系列又は出力信号系列を適宜にグルーピングして統合系列に割り当てる割当手段と、前記統合系列毎にパラメータを調整する調整手段と、前記パラメータに従い複数の入力信号又は出力信号を同時に制御する制御手段とを少なくとも具えるミキシング装置において、
    前記調整手段は表示手段を有してなり、
    前記統合系列に対して新たな入力信号系列又は出力信号系列が割り当てられた場合に、前記表示手段に前記新たに割り当てられた入力信号系列又は出力信号系列の識別情報を提示する状態提示装置。
  2. 複数の入力信号系列と、複数の出力信号系列と、前記入力信号系列又は出力信号系列を適宜にグルーピングして統合系列に割り当てる割当手段と、前記統合系列毎にミュート状態を設定する設定手段と、前記設定に従い複数の入力信号系列又は出力信号系列をミュート状態に一括設定するミュート制御手段とを少なくとも具えるミキシング装置において、
    前記設定手段によりミュート状態が設定された場合に、ミュート状態に設定された統合系列に割り当てられている入力信号系列又は出力信号系列毎に該ミュート状態に設定されたことを提示する状態提示装置。
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