JP4060905B2 - 半導体装置用回路部材とそれを用いた半導体装置、及びそれらの製造方法 - Google Patents

半導体装置用回路部材とそれを用いた半導体装置、及びそれらの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,めっきにより薄く形成された回路部を有する、面実装型の樹脂封止型半導体装置用の回路部材と、該回路部材を用いた半導体装置、およびそれらの製造方法に関するもので、特に、樹脂封止型のBGA(Ball Grid Array)タイプの半導体装置用の回路部材、小型パッケージ用の回路部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置は、電子機器の高性能化と軽薄短小化の傾向(時流)からLSIのASICに代表されるように、ますます高集積化、高機能化になっている。
半導体装置の高集積化、高機能化は外部端子(ピン)の総数の増加となり、ますます多端子(ピン)化が求められるようになってきた。
多端子(ピン)IC、特にゲートアレイやスタンダードセルに代表されるASICあるいは、マイコン、DSP(Digital Signal Processor)等の半導体装置化には、リードフレームを用いたものとしては、QFP(Quad Flat Package)等の表面実装型パッケージが用いられており、QFPでは300ピンクラスのものまでが実用化に至ってきている。
QFPは、図17(b)に示す単層リードフレーム1310を用いたもので、図17(a)にその断面図を示すように、ダイパッド1311上に半導体素子1320を搭載し、銀めっき、金めっき等の処理がされたインナーリード先端部1312Aと半導体素子1320の端子(電極パッド)1321とをワイヤ1330にて結線した後に、樹脂1340で封止し、ダムバー部をカットし、アウターリード1313部をガルウイング状に折り曲げて作製されている。このようなQFPは、パッケージの4方向へ外部回路と電気的に接続するためのアウターリードを設けた構造となり、多端子(ピン)化に対応できるものとして開発されてきた。ここで用いられる単層リードフレーム1310は、通常、コバール、42合金(42%Ni−鉄)、銅系合金等の導電性に優れ、且つ強度が大きい金属板をフオトリソグラフイー技術を用いたエッチング加工方法やスタンピング法等により、図17(b)に示すような形状に加工して作製されていた。
【0003】
しかしながら、近年の半導体素子の信号処理の高速化及び高性能(機能)化は、更に多くの端子を必要としている。
これに対し、QFPでは、外部端子ピッチを狭めることにより、更なる多端子化に対応できるが、外部端子を狭ピッチ化した場合、外部端子自体の幅も狭める必要があり、外部端子強度を低下させることとなる。その結果、端子成形(ガルウイング化)の位置精度あるいは平坦精度等において問題を生じてしまう。また、QFPでは、アウターリードのピッチが、0.4mm、0.3mmと更にピッチが狭くなるにつれ、これら狭ピッチの実装工程が難しくなってきて、高度なボード実装技術を実現せねばならない等の障害(問題)をかかえている。
【0004】
これら従来のQFPパッケージがかかえる実装効率、実装性の問題を回避するために、半田ボールをパッケージの外部端子に置き換えた面実装型パッケージであるBGA(Ball Grid Array)と呼ばれるプラスチックパッケージ半導体装置が開発されてきた。
BGAは、外部端子を裏面にマトリクス状(アレイ状)に配置した半田ボールとした表面実装型半導体装置(プラスチックパッケージ)の総称である。
通常、このBGAは、入出力端子を増やすために、両面配線基板の片面に半導体素子を搭載し、もう一方の面に球状の半田を取付けた外部端子用電極を設け、スルーホールを通じて半導体素子と外部端子用電極との導通をとっていた。球状の半田をアレイ状に並べることにより、端子ピッチの間隔を従来のリードフレームを用いた半導体装置より広くすることができ、この結果、半導体装置の実装工程を難しくせず、入出力端子の増加に対応できた。
BGAは、一般に図12に示すような構造である。図12(b)は図12(a)の裏面(基板)側からみた図で図12(c)はスルーホール850部を示したものである。このBGAはBTレジン(ビスマレイミド系樹脂)を代表とする耐熱性を有する平板(樹脂板)の基材802の片面に半導体素子801を搭載するダイパッド805と半導体素子801からボンディングワイヤ808により電気的に接続されるボンディングパッド810をもち、もう一方の面に、外部回路と半導体装置との電気的、物理的接続を行う格子状あるいは千鳥状に配置された半田ボールにより形成した外部接続端子806をもち、外部接続端子806とボンディングパッド810の間を配線804とスルーホール850、配線804Aにより電気的に接続している構造である。
しかしながら、このBGAは搭載する半導体素子とワイヤの結線を行う回路と、半導体装置化した後にプリント基板に実装するための外部端子用電極とを、基材802の両面に設け、これらをスルーホール850を介して電気的に接続した複雑な構成であり、樹脂の熱膨張の影響によりスルーホール850に断線を生じることもあり、作製上、信頼性の点で問題が多かった。
【0005】
この為、作製プロセスの簡略化、信頼性の低下を回避するため、上記図12に示す構造のものの他に、リードフレームをコア材として回路を形成したPBGA(Plastic Ball Grid Array)も、近年、種々提案されてきた。
これらのリードフレームを使用するPBGAパッケージは、一般には、リードフレーム910の外部端子部914に対応する箇所に所定の孔をあけた、絶縁性の固定用フィルム960上にリードフレーム910全体を固定して、樹脂封止した図13(a)に示すような構造、ないし固定用テープ960Aにてインナーリードを固定した図13(b)に示すような構造をとっていた。
【0006】
ここで用いられるリードフレーム910は、外部端子部913とインナーリード912ともリードフレーム素材の厚さに作製されており、エッチングによる外形加工後においては、図14(a)に示すように、インナーリード912先端に延設された、インナーリードと一体的に連結し、インナーリード同志を互いに固定するための連結部917を設けた状態で、且つ、外部端子部を支持するための支持リード915をダムバー(枠部)914に連結させていた。
そして、図13(a)に示す半導体装置900の場合は、図14に示すように、リードフレーム(図14(a))全体を固定用フィルム960にて固定した(図14(b))後に、プレスにより本来不要であるインナーリード同志を連結する連結部917の除去を行って、図14(c)に示すようなリードフレーム910と固定用フィルム960からなるリードフレーム部材970を得て使用していた。920は開口部である。このため、リードフレーム部材970の作製には高価な金型が必要で、且つ生産性の面でも良くなかった。
これに対し、図13(b)に示す半導体装置900Aの場合は、リードフレーム全体でなくインナーリードを含む一部を固定用テープ960Aで固定し、インナーリード同志を連結する連結部(図示していない)を除去して、リードフレーム910と固定用テープ960Aとからなるリードフレーム部材970Aを得ていたが、やはりリードフレーム部材970Aの作製には高価な金型が必要で、且つ生産性の面でも良くなかった。
また、図14(c)に示すリードフレーム部材970を用いた場合や、リードフレームの一部を固定したリードフレーム部材970A(図13(b))を用いた場合、半導体装置の作製の際には、図15に示すように、樹脂封止後にダムバー(枠部)914を除去し、外部端子部を支持していた支持リード915を互いに分離する必要があり、金型により枠部を切断除去していたため、やはり高価な金型が必要で、且つ生産性の面でも良くなかった。
【0007】
このような、リードフレームをコア材として用いたBGAタイプの樹脂封止型半導体装置においては、図17(b)に示す単層リードフレームを用いた半導体装置に比べ、同じ端子数で外部回路と接続するための外部端子ピッチを広くでき、半導体装置の実装工程を難しくしないで、入出力端子の増加に対応できたが、一層の多端子化に対しては、インナーリードの狭ピッチ化が必須でその対応が求められていた。
これに対応するため、インナーリード部をリードフレーム素材より薄肉に形成し、狭いピッチ化を達成するエッチング加工方法が提案されている。
このエッチング加工方法の1例を図16に挙げて説明する。
簡単のため、ここでは、インナーリードのみを銅合金からなるリードフレーム素材より薄肉化したリードフレームを作製する場合を説明する。
図16は、薄肉状に形成するインナーリード先端部の各工程の断面図である。
尚、リードフレーム素材の厚さのままで外形加工する箇所については、リードフレーム素材の両面にほぼ同じ形状、サイズのレジストパターンを形成してエッチングを行う。
図16中、1210はリードフレーム素材、1210Aは薄肉部、1220A、1220Bはレジストパターン、1230は第一の開口部、1240は第二の開口部、1250は第一の凹部、1260は第二の凹部、1270は平坦状面、1280はエッチング抵抗層(充填材層)、1290はインナーリードである。先ず、厚さが0.15mmの帯び状板からなるリードフレーム素材の両面を洗浄、脱脂処理等を行った後に、重クロム酸カリウムを感光剤としたカゼイン水溶液の混合液からなるレジストを両面に塗布し、レジストを乾燥後、所定のパターン版を用いてリードフレーム素材の両面のレジストの所定領域をそれぞれ露光し、現像処理を行い、所定形状の第一の開口部1230、第二の開口部1240をもつレジストパターン1220A、1220Bを形成する。(図16(a))
第一の開口部1230は、後のエッチング加工においてリードフレーム素材1210をこの開口部からベタ状にリードフレーム素材1210よりも薄肉に腐蝕するためのもので、レジストの第二の開口部1240は、インナーリード先端部の形状を形成するためのものである。
次いで、液温50°C、比重46ボーメの塩化第二鉄溶液を用いて、スプレー圧3.0kg/cm2 にて、レジストパターンが形成されたリードフレーム素材1210の両面をエッチングし、ベタ状(平坦状)に腐蝕された第一の凹部1250の深さhが所定の深さに達した時点でエッチングを止める。(図16(b))
第1回目のエッチングにおいてリードフレーム素材1210の両面から同時にエッチングする理由は、両面からエッチングすることにより、後述する第2回目のエッチング時間を短縮するためで、レジストパターン1220B側からのみの片面エッチングの場合と比べ、第1回目エッチングと第2回目エッチングのトータル時間が短縮される。
【0008】
次いで、第一の開口部1230側の腐蝕された第一の凹部1250にエッチング抵抗層1280としての耐エッチング性のある樹脂を、ダイコータを用いて塗布し、ベタ状(平坦状)に腐蝕された第一の凹部1250に埋め込む。レジストパターン1220B上も該エッチング抵抗層1280に塗布された状態とする。(図16(c))
エッチング抵抗層1280を、レジストパターン1220B上全面に塗布する必要はないが、第一の凹部1250を含む一部にのみ塗布することは難しい為に、図4(c)に示すように、第一の凹部1250とともに、第一の開口部1230側全面にエッチング抵抗層1280を塗布する。
エッチング抵抗層1280の樹脂は、基本的にエッチング液に耐性があり、エッチング時にある程度の柔軟性のあるものが好ましく、UV硬化型のものでも良い。
このようにエッチング抵抗層1280をインナーリード先端部の形状を形成するためのパターンが形成された面側の腐蝕された第一の凹部1250に埋め込むことにより、後工程でのエッチング時に第一の凹部1250が腐蝕されて大きくならないようにしているとともに、高精細なエッチング加工に対しての機械的な強度補強をしており、スプレー圧を高く(3.0kg/cm2 )することができ、これによりエッチングが深さ方向に進行し易すくなる。
この後、第2回目エッチングを行い、ベタ状(平坦状)に腐蝕された第一の凹部1250形成面とは反対側の第二の凹部1260側からリードフレーム素材1210をエッチングし、貫通させ、インナーリード1290の先端薄肉部を形成する。(図16(d))
第1回目のエッチング加工にて作製された、リードフレーム面に平行なエッチング形成面は平坦であるが、この面を挟む2面はインナーリード側にへこんだ凹状である。
次いで、洗浄、エッチング抵抗層1280の除去、レジスト膜(レジストパターン1220A、1220B)の除去を行い、インナーリード1290が薄肉に微細加工されたリードフレームを得る。(図16(e))
エッチング抵抗層1280とレジスト膜(レジストパターン1220A、1220B)の除去は水酸化ナトリウム水溶液により溶解除去する。
【0009】
尚、上記のように、エッチングを2段階にわけて行うエッチング加工方法を、一般には2段エッチング加工方法と言っており、特に、精度的に優れた加工方法である。
図16に示す、リードフレームの製造においては、2段エッチング加工方法と、パターン形状を工夫することにより部分的にリードフレーム素材を薄くしながら外形加工する方法とが伴行して採られている。
尚、リードフレームのインナーリードを薄肉に形成する方法は、上記エッチング加工方法に限定されるものではない。
【0010】
上記の方法によるインナーリードを薄肉とした微細化加工は、第二の凹部1260の形状と、最終的に得られるインナーリード先端部の厚さtに左右されるもので、例えば、板厚tを50μmまで薄くすると、図16(e)に示す、平坦幅W1を100μmとして、インナーリード先端部ピッチpが0.15mmまで微細加工可能となる。板厚tを30μm程度まで薄くし、平坦幅W1を70μm程度とすると、インナーリード先端部ピッチpが0.12mm程度まで微細加工ができるが、板厚t、平坦幅W1のとり方次第ではインナーリード先端部ピッチpは更に狭いピッチまで作製が可能となる。
【0011】
しかしながら、図16の工程等によって得られるリードフレームにおいては、インナーリードの薄肉化にともないインナーリード部が不安定となり、図14に示すように、インナーリード先端部同志を連結する連結部917を除去する必要があり、図15に示すようにダムバー(枠部)914を切断除去する必要があり、生産性やコストの面で問題があるばかりでなく、インナーリードの位置精度や品質を維持することが難しくなってきたため、その対応が求められていた。
【0012】
一方、樹脂封止型半導体装置においては、TSOP(Thin Small
Outline Package)の開発による薄型化を主軸としたパッケージの小型化も行われているが、TSOP等の小型パッケージにおいては、リードの引き回し、ピンピッチから多ピン化に対しても限界が見えてきた。
このような中、TSOP等に比べ、更に小型化が可能で、低コスト作製が可能な、実装性の良い半導体装置、およびそれを可能とする半導体装置用回路部材が求められていた。
また、半導体装置の小型化を図った、CSP(Chip Scale Package)が各種提案されているが、パッケージングするために、使用経験の無いレジンを用いることを余儀なくされており、信頼性の点で問題があり、
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、図12に示す両面配線基板を用いたBGAは複雑な構成であり、作製面、信頼性の面で問題が多く、図13に示すリードフレームをコア材として回路を設けたBGAは、生産性の面で問題があるばかりでなく、インナーリードの位置精度や品質を維持することが難しいという問題を抱えていた。
また、一方では、TSOP等に比べ、更に小型化が可能で、低コスト作製が可能な半導体装置、およびそれを可能とする半導体装置用回路部材が求められていた。
本発明は、これらの問題に対応するためのもので、一層の多端子化に対応でき生産面や品質面で、従来の図14(c)に示すリードフレーム部材、図13に示す半導体装置に比べ有利な回路部材、半導体装置を提供しようとするものであリ、同時に、TSOP等に比べ、更に小型化が可能で、低コスト作製が可能な半導体装置、およびそれに用いられる回路部材を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決する手段】
本発明の半導体装置用回路部材は、導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金属層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材であって、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けており、回路部は、少なくとも、半導体素子と電気的に連結するためのリ一ドと、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部とを有し、一体的に連結されたリードと外部端子部からなる組をそれぞれ独立して複数個備えており、回路部の外部端子部は、導電性基板上に直接、めっきにより形成されており、回路部のリードは、前記外部端子形成領域を除くように、導電性基板上に直接設けられた絶縁層を介して、該絶縁層上に形成されていることを特徴とするものである。
あるいは、本発明の半導体装置用回路部材は、導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金属層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材であって、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けており、回路部は、複数個の、それぞれ独立した、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部からなり、且つ、該外部端子部は、導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、該回路部の外部端子部は、その基板面に垂直な断面を略U字形に形成したものであることを特徴とするものであり、外部端子部が、Pd、Ni、Ag、Auの積層めっき、またはそれらの合金めっきからなることを特徴とするものである。
そして、上記において、分離用の金属めっきが、銅、ニッケル、クロム、亜鉛、およびこれらの合金群から選ばれた金属のめっきであることを特徴とするものである。
また、上記いずれかにおいて、半導体素子を複数個搭載できるように、回路部を形成してあることを特徴とするものである。
また、上記いずれかにおいて、導電性基板が、鉄−ニッケル−クロム系の金属、鉄−ニッケル−系の金属、鉄−カーボン系の金属であることを特徴とするものである。
【0015】
本発明の半導体装置用回路部材の製造方法は、導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材で、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けている半導体装置用回路部材の製造方法であって、分離用の金属めっき層を一面に設けた導電性基板を用い、少なくとも、順に、(d)導電性基板の一面に、少なくとも回路部の外部端子部を露出させ、リード形成領域を覆う絶縁層を設ける工程と、(e)導電性基板の絶縁層を設けた側の面全体を無電解めっきにより第一の導電層を設けて覆う工程と、(f)第一の導電層を設けた側の、導電性基板の回路部の外部端子部形成領域とリード部形成領域を露出させるように、レジストを製版する工程と、(g)露出した領域にめっきにより、第二の導電層を設け、外部端子部とリード部とを同時に形成する工程と、(h)レジストのみを剥離する工程と、(i)露出した第一の導電層をエッチングにより除去する工程とを有することを特徴とするものである。
そして、上記において、第一の導電層は無電解ニッケルめっきにより設けたもので、第二の導電層は、第一の導電層上に順に、電解めっきにより、Au層、Cu層、Ni層、Au層を設けたものであることを特徴とするものである。
また、本発明の半導体装置用回路部材の製造方法は、導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材で、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けている半導体装置用回路部材の製造方法であって、分離用の金属めっき層を一面に設けた導電性基板を用い、少なくとも、順に、(k)導電性基板の一面に、少なくとも回路部の外部端子部を露出させ、リード形成領域を覆う絶縁層を設ける工程と、(l)導電性基板の絶縁層を設けた側の面全体をレジストで覆い、レジスト表面を撥水性処理した後、導電性基板の回路部の外部端子部形成領域とリード部形成領域を露出させるように、レジストを製版する工程と、(m)触媒付与して活性化した後、露出した領域に、無電解めっきにより第一の導電層を設ける工程と、(n)第一の導電層上に、電解めっきにより、第二の導電層を設け、外部端子部とリード部とを同時に形成する工程と、(o)レジストのみを剥離する工程とを有することを特徴とするものである。
そして、上記において、第一の導電層は無電解ニッケルめっきにより設けたもので、第二の導電層は、第一の導電層上に順に、電解めっきにより、Au層、Cu層、Ni層、Au層を設けたものであることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかにおいて、回路部は、複数個の、それぞれ独立した、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部からなるもので、外部端子部を導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成することを特徴とするものである。
また、上記いずれかにおいて、少なくとも製版工程の前に、見当合わせ用の治具孔を形成する治具孔作製工程を有することを特徴とするものである。
【0016】
本発明の半導体装置の製造方法は、導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金層により少なくとも二次元的に形成された回路部等を有する半導体装置用の回路部材で、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けている半導体装置用回路部材を用いた半導体装置の製造方法であって、少なくとも、順に、(A)半導体装置用回路部材の、外部端子部領域でない箇所に半導体素子を搭載するダイアタッチ工程と、(B)半導体素子の端子と回路部とをワイヤにて接続するワイヤボンディングを行い、半導体素子の該端子と外部端子部とを電気的に接続するワイヤボンディング工程と、(C)半導体素子、ワイヤ、回路部全体を覆うように半導体装置用回路部材の片面をモールドする樹脂封止工程と、(D)導電性基板の分離用の金属めっき部を溶解剥離して、導電性基板のみを分離する、導電性基板分離工程とを有することを特徴とするものである。
そして、上記における半導体装置用回路部材の回路部は、複数個の、それぞれ独立した、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部からなるもので、外部端子部を導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成したものであることを特徴とするものである。
そしてまた、上記における導電性基板剥離工程の後に、(e)露出した外部端子部に半田ボールをアタッチする工程とを有することを特徴とするものである。
【0017】
本発明の半導体装置は、上記本発明の半導体装置の製造方法により作製されたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】
本発明の半導体装置用回路部材は、上記のような構成にすることにより、樹脂封止型の半導体装置の一層の多端子化に対応でき、生産面や品質面で優れた回路部材の提供を可能とし、同時に、TSOP等に比べ、更に小型化が可能で、低コスト作製が可能な半導体装置、およびそれに用いられる回路部材の提供できるものとしている。
具体的には、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けていることにより、これを達成している。
回路部の構造としては、少なくとも、半導体素子と電気的に連結するためのリ一ドと、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部とを有し、一体的に連結されたリードと外部端子部からなる組をそれぞれ独立して複数個備えており、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されている、BGA(Ball Grid Array)用のものやCOL(ChipOn Lead)ものでも良く、複数個の、それぞれ独立した、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部からなり、且つ、該外部端子部が、導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されているものでも適用可能である。
また、後述する図10に示すように、半導体装置作製工程においては、導電性基板の分離を行うだけで、半田ボール外部電極作成ができる構造で、半導体装置作製工程を簡略化できるものとしている。
そしてまた、回路部が、BGA(Ball Grid Array)用のものやCOL(Chip On Lead)の場合、回路のリード部をめっきにより作製することにより、回路全体の微細化を可能としている。
また、半導体素子を複数個搭載できるように配置して設けることにより、マルチチップの半導体装置用にも適用できるものとしている。更にCSPにも適用が可能である。
【0019】
また、従来の図14(c)に示すリードフレーム部材においては、インナーリードを微細加工したリードフレームを用いる場合には、図14(a)に示すように、インナーリード同志を連結して固定する連結部917を設けた状態でエッチング加工した後に、インナーリード固定用のフィルム960を貼り(図14(b))、連結部917を除去する複雑な工程が必要であり、更に、図14(c)に示す従来のリードフレーム部材を用い、半導体装置を作製する際には、図15に示すように、外部端子部913を支持するための支持リード915を樹脂封止した後に、ダムバー(枠部)914をプレスにて除去する必要があり、生産性の面、コストの面でも問題となっていたが、本発明の半導体装置用回路部材のBGA(Ball Grid Array)用のものやCOL(Chip On Lead)の場合は、リードと一体となった外部端子部の組みを、それぞれ分離した状態で有するもので、これらの問題に対応できるものである。
【0020】
本発明の半導体装置用回路部材の構造が、複数個の、それぞれ独立した、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部からなり、且つ、該外部端子部が、導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されているものは、TSOP等に比べ、更に半導体装置の小型化を可能とし、且つ、チップ設計の自由度を大きくできるものとしているが、更に、その導電性基板面に垂直な断面を略U字形に形成することにより、封止用樹脂との密着性の向上が期待できる。
【0021】
本発明の半導体装置用回路部材の製造方法は、上記のような構成にすることにより、半導体装置の一層の多端子化に対応でき、生産面や品質面で優れた回路部材の製造を可能としており、且つ、TSOP等に比べ、更に小型で、実装性の良いパッケージの作製を可能としている。
詳しくは、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金属により、回路部を形成することにより、変形が少なく、精度的にも優れた、微細な回路部を形成することを可能としており、分離用のめっき層を導電性基板上に設けているため、半導体装置作製において、導電性基板の半導体装置からの分離を比較的簡単なものとしている。
また、製版工程の前に、見当合わせ用の治具孔を形成する治具孔作製工程を有することをにより、製版の精度を確実なものとしている。
【0022】
本発明の半導体装置の製造方法は、上記のような構成にすることにより、半導体装置の多端子化を達成し、且つ半導体装置の製造を品質的にも確実にできる製造方法の提供を可能としている。
同時に、TSOP等に比べ、更に小型化されたパッケージの作製を可能とし、且つ、チップ設計の自由度も大きくできる。
【0023】
本発明の半導体装置は、本発明の半導体装置用回路部材を用いて、本発明の半導体装置の製造方法により作製したもので、半導体装置の製造工程全体が簡略化されたもので、生産性の面、コスト面で有利であり、且つ、一層の多端子化に対応できるBGAタイプやCOLタイプの樹脂封止型半導体装置の作製を可能とするものである。同時にTSOP等に比べ、更に小型化されたパッケージの提供を可能としている。
そして、半導体素子を複数個搭載したマルチチップの半導体装置やCSP(Chip Scale Package)の提供も可能とするものである。
また、言うまでもなく、従来の図12に示す、プリント基板を用いたBGAの場合のような複雑な製造工程を必要せず、耐湿性の問題も無い。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の半導体装置用回路部材を図に基づいて説明する。
図1(a)は本発明の半導体装置用回路部材の第1の例を簡略化して示した平面図であり、図1(b)は図1(a)のA1−A2における断面図であり、図1(c)、図1(d)は外部端子部の断面形状と層構成を示した図である。
尚、図1(a)においては、分かり易くするため外部端子部の数を少なくして示してある。
図1中、100は半導体装置用回路部材、110は回路部、113は外部端子部、120は導電性基板、123は基材、125は金属めっき層、128は治具孔である。
図1に示す半導体装置用回路部材100は、小型パッケージ用の回路部材で、図1に示すように、ステンレス(SUS430)等からなる基材123の回路部110側の一面に銅めっきからなる金属めっき層125を設けた導電性基板120と、その上にめっきにより形成された複数の導電性の外部端子部113からなる回路部110を備えたもので、半導体装置作製の際の、見当合わせ用の治具孔130も備えている。
半導体装置用回路部材100は、導電性基板120の回路部110側の金属めっき層125上に半導体素子を搭載し、半導体素子搭載側のみを封止用樹脂でモールドして半導体装置を導電性基板120上に作製した後、金属めっき層125を溶解除去して、導電性基板120から分離させて半導体装置を得るためのものである。
図1に示す半導体装置用回路部材の回路部110は、複数の、それぞれ独立分離した外部端子部113からなり、導電性基板面に沿い二次元的に配列されている。
尚、必要に応じ、半導体素子を複数個搭載できるようにしても良い。
【0025】
導電性基板120は、回路部110(即ち、複数の外部端子部113)を固定するためのもので、その一面に、銅めっき等からなる金属めっき層125を設けるため、鉄−ニッケル−クロム系の金属、鉄−ニッケル−系の金属、鉄−カーボン系の金属等が挙げられる。
金属めっき層125は、半導体装置を樹脂封止して導電性基板120上に作製した後、外部端子部113を形成する導電性の金属を溶解させずに、これを溶解除去して、導電性基板120から半導体装置を分離させるためのものである。
外部端子部113としては、樹脂封止後、導電性基板120の金属めっき層125を溶解する際、外部端子部113が溶解されないことが必要で、且つワイヤボンディング性の良いことが必要である。また、各層の厚さも、この目的に対応できることが必要である。
【0026】
外部端子部113の断面形状は、例えば、図1(c)(イ)に示すように、略U字形の断面をしたり、図1(d)(イ)に示すように略四角形をしている。
また、外部端子部113は、図1(c)(ロ)に示すように、導電性基板120側から順に、Au層113A、第一のNi層(無電解めっき層)113B、第二のNi層(電解めっき層)113C、Pd(パラジウム)層113Dを設けた層構成としたり、図1(d)(ロ)に示すように、導電性基板120側から順に、第一のPd層113E、Ni層113F、第二のPd層113Gを設けた層構成としても良い。
そして、金属めっき層125はとして、銅、ニッケル、クロム、亜鉛、およびこれらの合金群から選ばれた金属のめっき層等が用いられる。
尚、図1(c)(イ)に示す構成における第二Ni層113C、図1(d)(イ)に示す構成におけるNi層113FをPd層やNi−Pd合金層としたり、AgをAuとしても良い。
外部端子部113の層構成としては、上記構成に限定はされない。
図1(c)において、Au層113A、第一のNi層(無電解めっき層)113Bは、導電性を持たせる第二のNi層113Cの下引き層で、Au層113Aは、導電性基板120の金属めっき層125を溶解する際の、エッチング抵抗層(バリアー層)でもある。
また、Au層113Aは、半導体装置作製の際に半田からなる外部電極を作成し易いものとしている。
また、Pd層113Dは、ワイヤボンディング性をもたらすものである。
同様に、図1(d)において、第一のPd層113Eは、導電性を持たせるNi層113Fの下引き層で、且つ、導電性基板120の金属めっき層125を溶解する際の、エッチング抵抗層(バリアー層)でもあり、半導体装置作製の際には、半田からなる外部電極を作成し易いものとしている。
そして、第二のPd層113Gは、ワイヤボンディング性をもたらすものである。
外部端子部113の断面形状を略U字形とする理由は、半導体装置作製の樹脂封止において、外部端子部113と封止樹脂との密着性を良くするためである。
【0027】
次いで、本発明の半導体装置用回路部材の第2の例を、図2に基づいて説明する。
図2(a)は本発明の半導体装置用回路部材の第2の例を簡略化して示した平面図であり、図2(b)は図2(a)のB1−B2における拡大断面図であり、図2(c)(イ)、図2(c)(ロ)は、それぞれ、図2(b)のB3−B4、B5−B6における断面図であり、図3(a)は、図2における回路部210のみを平面的に拡大して示したもので、全体の略約1/4を示したものである。
尚、図2においては、分かり易くするためリード、外部端子部の数を少なくして示してある。また、図3(b)は、従来のリードフレームを回路部材とした樹脂封止型の半導体装置に用いられるリードフレームの形状を示したものである。図2中、200は半導体装置用回路部材、210は回路部、212、212Aはリード、213は外部端子部、220は導電性基板、223は基材、225は金属めっき層、228は治具孔、270は金めっき部である。
図2に示す半導体装置用回路部材200は、BGAタイプの樹脂封止型半導体装置用の回路部材で、図2に示すように、導電性の基材223の回路部210側の一面に銅めっき等からなる金属めっき層225を設けた導電性基板220と、その上にめっきにより形成された回路部210を備えたもので、半導体装置作製の際の、見当合わせ用の治具孔228も備えている。
半導体装置用回路部材200は、図1に示す回路部材200と同様、導電性基板220の回路部210側の金属めっき層225上に半導体素子を搭載し、半導体素子搭載側のみを封止用樹脂でモールドして半導体装置を導電性基板220上に作製した後、金属めっき層225を溶解除去して、導電性基板220から分離させて半導体装置を得るためのものである。
【0028】
回路部210は、リード212、212Aと、該リード212、212Aと一体的に連結した外部端子部213とからなり、各リード212と外部端子部213とリード212Aの組みは、それぞれ独立しており、回路部210の面に沿い二次元的に配列されている。
リード212Aは外部端子213から内側に設けたものである。
金めっき部270は半導体素子を回路部210に搭載した際に、半導体素子の端子(バンプ)と回路部とをワイヤボンディングにより電気的に接続するためのものであり、外部端子213から外側に設けたリード212の外側先端に設けられている。
図2に示す第2の例では、外部端子部213と半導体素子の端子とも直接ワイヤボンディングせずに、リード212Aの先端をワイヤボンディング領域とするため、ワイヤボンディング性は、リード212A先端のワイヤボンディング領域のみに求められるため、例えば、図2(b)のように、別に、金めっき部270をリード212A先端に設け、回路部210の層構成を、図2(c)(イ)に示すように、導電性基板220の金属めっき層225上に、順に、Au層210A、Ni層210B、Cu層210C、Ni層210Dを設けた構成にしたり、図2(b)に示す金めっき部270を設けず、回路部210全体の層構成を図2(d)に示すように、導電性基板220の金属めっき層上に、順に、Au層210A、Ni層210B、Cu層210C、Ni層210D、Au層210Eを設けた構成にしても良い。
回路部210としては、樹脂封止後、導電性基板220の金属めっき層225を溶解する際、溶解されないことが必要である。
尚、金めっき部270は銀めっき等の貴金属めっきに代えても良い。
金属めっき層225は、図1に示す第1の例と同様、半導体装置を樹脂封止して導電性基板220上に作製した後、外部端子部213を形成する導電性の金属を溶解させずに、これを溶解除去して、導電性基板220から半導体装置を分離させるためのものである。
【0029】
次いで、本発明の半導体装置用回路部材の第3の例を、図4に基づいて説明する。
図4(a)は本発明の半導体装置用回路部材の第3の例を簡略化して示した平面図であり、図4(b)は、図4(a)のC1−C2における拡大断面図であり、図4(c)は、図4(b)のC3−C4における断面図である。
尚、図4(a)においても、分かり易くするためリード、外部端子部の数を少なくして示してある。
図4中、400は半導体装置用回路部材、410は回路部、411はダイパッド、412はリード、413は外部端子部、420は電性基板、423は基材、425は金属めっき層、428は治具孔、440は絶縁層である。
図4に示す第3の例の回路部材410においては、図4(b)にその断面を示すように、外部端子部413は、導電性基板420上に直接、めっきにより形成されており、リード412は、外部端子部形成領域を除くように導電性基板420上に直接設けられた絶縁層440を介して、絶縁層440上に形成されている。
図4においては、半導体素子を搭載するためのダイパッドを設けているが、場合によってはダイパッドを設けない構造にしても良い。
【0030】
回路部410の層構成を、図4(c)に示すように、リード412においては、導電性基板220の金属めっき層上に、絶縁層440を介して、順に、無電解ニッケル層410、Au層410B、Cu層410C、Ni層410D、Au層410Eを設けた構成にしても良いが、これに限定はされない。
回路部410としては、樹脂封止後、導電性基板420の金属めっき層425を溶解する際、外部端子部413が溶解されないことが必要である。
金属めっき層425は、図1に示す第1の例、図2に示す第2の例と同様、半導体装置を樹脂封止して導電性基板420上に作製した後、外部端子部413を形成する導電性の金属を溶解させずに、これを溶解除去して、導電性基板420から半導体装置を分離させるためのものである。
【0031】
【実施例】
図1に示す第1の例のうち、外部端子部113の断面形状が略U字形である半導体装置用回路部材の実施例(これを実施例1とする)を挙げ、以下簡単に説明する。
実施例1の半導体装置用の回路部材は、回路部110(即ち、複数の外部端子部113)形成側の一面に銅めっきからなる金属めっき層125を設けた、厚さ0.1mmのステンレス(SUS430)の導電性基板120を用いたものであり、導電性基板120上に、図1(c)に示すように、導電性基板120側から順に、Au層113A、第一のNi層(無電解めっき層)113B、第二のNi層(電解めっき層)113C、Pd(パラジウム)層113Dを、それぞれ、50〜100Å、0.1μm、5μm、0.1μm厚で設けて形成したもので、回路部の断面形状は略U字形をしている。
導電性基板120の回路部110を形成する側の面は、サンドブラスト処理により凹凸が付けられており、導電性基板120への金属めっき層125の密着性を良いものとしている。
本実施例においては、外部端子部113の厚さは全体で約5.2μmと薄く、外部端子部113の狭いピッチ化に対応でき、半導体装置の多端子化に対応できる。
尚、銅めっきからなる金属めっき層125の厚さは、2μmとしたが、特にれに限定はされない。
外部端子部113の下層は貴金属からなり、これが金属めっき層125のを溶解する際のエッチング抵抗層(バリアー層)となっており、外部端子部113の上層は貴金属めっき層からなり、この面をワイヤボンディング面として使用できるものとしている。
【0032】
図1に示す第1の例のうち、外部端子部113の断面形状が略四角形である半導体装置用回路部材の実施例(これを実施例2とする)を挙げ、以下簡単に説明する。
実施例2の半導体装置用の回路部材は、回路部110(即ち、複数の外部端子部113)形成側の一面に銅めっきからなる金属めっき層125を設けた、厚さ0.1mmのステンレス(SUS430)の導電性基板120を用いたものであり、導電性基板120上に、図1(d)(ロ)に示すように、導電性基板120側から順に、第一のPd層113E、Ni層113F、第二のPd層113Gを、それぞれ、0.1μm、5μm、0.1μm厚で設けて形成したもので、回路部の断面形状は略四角形をしている。
尚、本実施例においても、銅めっきからなる金属めっき層125の厚さは、2μmとしたが、特にれに限定はされない。
【0033】
図2に示す第2の例のうち、図2(b)に示すように金めっき部270を設け、回路部の層構成を図2(c)(イ)とした実施例(これを実施例3とする)を挙げ、以下簡単に説明する。
実施例3の半導体装置用の回路部材は、BGA用の回路部材で、回路部210形成側の一面に銅めっきからなる金属めっき層225を設けた、厚さ0.1mmのステンレス(SUS430)の導電性基板220を用いたもので、導電性基板220上に、図2(c)(イ)に示すように、導電性基板220の金属めっ層225上に、順に、Au層210A、Ni層210B、Cu層210C、Ni層210Dを、それぞれ、50〜100Å、5μm、15μm、5μm厚で設けて形成したものあり、外部端子部213等回路部210の厚さは全体で約25μm程度と薄く、且つ、リード212A先端のワイヤボンディング部は、図2(b)に示すように、Auめっきが別に施されている。
図2に示す第2の例の実施例3の変形例としては、図2(d)にその断面を示すように、実施例3と同様に、回路部210は、導電性基板220側から順に、導電性基板220の金属めっ層225上に、順に、Au層210A、Ni層210B、Cu層210C、Ni層210D、Au層210Eを、それぞれ、50〜100Å、5μm、15μm、5μm厚で設け、更にその上全体にAu層を50〜100Å程度設けたものも挙げられる。これは、実施例3のように、リード212A先端にのみ、別にAuめっきを施したものではない。
【0034】
図4に示す第3の例の半導体装置用回路部材400の実施例(これを実施例4とする)を挙げ、以下簡単に説明する。
実施例4の半導体装置用の回路部材は、BGA用の回路部材で、回路部410形成側の一面に銅めっきからなる金属めっき層425を設けた、厚さ0.1mmのステンレス(SUS430)の導電性基板420を用いたもので、導電性基板420上に、後述する図8に示す製造方法にて作製されたもので、所定の形状をもつ絶縁層440を形成した後に、無電解めっき層(図8の460)層上に、電解めっきにより、Au層、Cu層、Ni層、Au層を、順次形成したものである。
リード部412においては、図4(c)に示すように、導電性基板420の金属めっ層425上に、絶縁層440を介して、順に、無電解ニッケル層410A、Au層410B、Cu層410C、Ni層410D、Au層410Eを、それぞれ2μm、5〜100Å、15μm、2μm、5〜100Å厚で設けて形成したものあるが、リード部の厚さは約20μmと厚い。外部端子部413は、さらに絶縁層440の厚さ分だけ、厚く形成されている。
絶縁層440はエポキシ樹脂層で40μm厚である。
【0035】
図4に示す第3の例のうち、後述する図9に示す製造方法により作製された、半導体装置用回路部材400の実施例(これを実施例5とする)は、リード部における層構成が実施例4と同じ層構成であるが、無電解ニッケル層410A、Au層410B、Cu層410C、Ni層410D、Au層410Eを、それぞれ1μm、5〜100Å、15μm、2μm、5〜100Å厚で設けた。
【0036】
次いで、本発明の半導体装置用回路部材の製造方法を、実施例を挙げて説明する。
先ず、本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例1を挙げる。
本実施例は、前述の実施例1の半導体装置用回路部材の製造方法であるが、図5に基づいて説明する。
あらかじめ、0.1mmのステンレス(SUS430)の導電性の基板123を用意し(図5(a))、見当合わせ用の治具孔128を設け(図5(b))、、基板123の回路部を形成する側の面をサンドブラスによる凹凸をつける表面処理を行った(図5(c))後、基板123の回路部作製側に、2μm厚の銅めっき層からなる金属めっき層125を形成した。(図5(d))
次いで、ドライフィルムレジスト140を導電性基板120の回路部形成側に設け、このドライフィルムレジスト140の全面に撥水剤(住友3M株式会社製FC722)を塗布し、所定のパターン版を用いて露光し、現像等の製版処理を施し、外部端子部形成領域が露出するようにした。(図5(e))
次いで、露出した外部端子部形成領域(レジスト140の開口部141に相当)にめっき処理を施した。(図5(f))
尚、図5(f1)、図5(f2)は、図5(f)のD0における、めっきの処理過程における断面形状を示したものである。
詳しくは、はじめに、金属めっき層125上に第一のAu層113Aを50〜100Å厚に電解めっきにより設け、露出した外部端子部形成領域(レジスト140の開口部141に相当)触媒付与して活性化した後、第一のNi層113Bを0.1μmの厚に無電解めっきにより設けた。(図5(f1))
ドライフィルムレジスト140面は撥水処理されているため、無電解Niめっきはつかないため、図5(f1)に示すように、第一のNi層113Bは、断面がU字型に形成される。
この後、順に、第二のNi層を5μmの厚に、Pd層を0.1μm厚に、それぞれ電解めっきで付けた。(図5(f2))
断面がU字型に形成されNi層113Bの形状に沿い、第二のNi層113C、Pd層113Dを、順次、電解めっきにより形成するため、これら積層された断面形状も略U字形となる。
次いで、ドライフィルムレジスト140を剥離し、断面形状が略U字形の外部端子部113を持つ、図1に示す実施例1の半導体装置用回路部材を得た。(図5(g))
本実施例によると、外部端子部113のワイヤボンディング面に、ワイヤボンディング用の貴金属めっきを設ける工程を、外部端子部113の作製工程に組み込むことができる。
【0037】
次に、本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例2を挙げて図6に基づいて説明する。
本実施例は、図1に示す半導体装置用回路部材のうち、外部端子部の断面が図1(d)に示す、略四角状のものを作製する製造方法である。
あらかじめ、ステンレス(SUS430)からなる導電性基板120を用意し(図6(a))、導電性基板120の回路部を形成する側の面をサンドブラスによる凹凸をつける表面処理を行った(図6(b)後、導電性基板120の回路部作製側に、銅めっき層からなる金属めっき層を形成した。(図6(c))
次いで、ドライフィルムレジスト170を導電性基板120の回路部形成側に設け、これを所定のパターン版を用いて露光し、現像等の製版処理を施し、外部端子部形成領域(開口部171に相当)と、見当合わせ用の治具孔形成領域(開口部171Aに相当)が露出するようにした。(図6(d))
ドライフィルムレジスト170としては、日本合成化学株式会社製(ALPHO NCP240、厚さ40μm)を用いた。
次いで、ドライフィルムレジスト510の製版において露出した外部端子部形成領域113Aのみ、治具孔形成をするエッチングの際に、エッチングされないように、弱アクカリに可溶な樹脂190でマスキングした。(図6(e))
次いで、塩化第二鉄溶液でエッチングして治具孔125を形成した。(図6(f))
この後、外部端子部形成領域の樹脂190を炭酸ソーダで溶解除去した後、外部端子部形成領域(開口部171に相当)にめっき処理を施した。(図6(f))
尚、図6(f1)、図6(f2)は、図6(f)のE0における、めっきの処理過程における断面形状を示したものである。
詳しくは、はじめに、金属めっき層125上に第一のPd層113Eを0.1μm厚に電解めっきにより設けた。(図6(f1))
次いで、順に、Ni層113Fを5μmの厚さで、第二のPd層113Gを50.1μmの厚さで、それぞれ電解めっきで付けた。(図6(f2))
このようにして積層された回路部の断面形状は、図6(f2)に示すように、略四角状となる。
次いで、ドライフィルムレジスト170を剥離し、図1に示す半導体装置用回路部材を得た。(図6(g))
【0038】
次に、本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例3を挙げて図7に基づいて説明する。
本実施例は、図2に示す上記実施例2の半導体装置用回路部材200の製造方法であり、めっきにより直接回路部210全体を導電性基板220の金属めっき層225の上に作製するものである。
あらかじめ、0.1mmのステンレス(SUS430)の導電性の基板223を用意し(図7(a))、見当合わせ用の治具孔228を設け(図7(b))、、基板223の回路部を形成する側の面をサンドブラスによる凹凸をつける表面処理を行った(図7(c))後、基板223の回路部作製側に、2μm厚の銅めっき層からなる金属めっき層225を形成した。(図7(d))
次いで、ドライフィルムレジスト240を導電性基板220の回路部形成側に設け、図4に示す実施例と同様、を所定のパターン版を用いて露光し、現像等の製版処理を施し、回路部形成領域110Aが露出するようにした。(図7(e))
ドライフィルムレジスト240としては、日本合成化学株式会社製(ALPHO NCP240、厚さ40μm)を用いた。
この後、露出した回路部形成領域(レジスト240の開口部241に相当)に、にめっき処理を施した。(図7(g))
尚、図7(g1)、図7(g2)、図7(g3)は、図7(g)のF0における、めっきの処理過程における断面形状を示したものである。
詳しくは、はじめに、金属めっき層225上に、Auめっき層210Aを50〜100Å厚に設けた(図7(g1))後、順次、第一のNi層210Bを5μm厚に、Cu層210Cを15μm厚に、第二のNi層213Dを5μmの厚に、電解めっきにより設けた。(図7(g2))
このようにして積層された回路部の断面形状は、図7(g2)に示すように、略四角状となる。
次いで、ドライフィルムレジスト240を剥離し、リードの先端に金めっきを施し、実施例3の半導体装置用回路部材を得た。(図7(h))
【0039】
尚、図7(g)において、図7(g2)の後、引続き、回路部全体にAu層210Dを50〜100Åの厚に電解めっきで付けた(図7(g3))、ドライフィルムレジスト240を剥離し、実施例3の半導体装置用回路部材の変形例を得ることができる。
また、図5に示す製造方法で、図2(a)に示す平面形状で、且つ、断面形状が図1(c)に示す略U字形状を持つ回路部材を作成することもできる。
【0040】
次に、本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例4を挙げて図8に基づいて説明する。
本実施例は、図4に示す上記実施例4の半導体装置用回路部材400の製造方法である。
あらかじめ、0.1mmのステンレス(SUS430)の導電性の基板423を用意し(図8(a))、見当合わせ用の治具孔228を設け、基板423の回路部を形成する側の面をサンドブラスによる凹凸をつける表面処理を行った(図8(b))後、基板423の回路部作製側に、2μm厚の銅めっき層からなる金属めっき層425を形成した。(図8(c))
次いで、エポキシ樹脂からなる絶縁層440をスクリーン印刷にて、外部端子部形成領域とダイパッド形成領域を露出させるようにして、導電性基板420の金属めっき層425上に、40μmの厚さで塗布形成した。(図8(d))
次いで、導電性基板の絶縁層440が形成された面側を無電解ニッケルめっき460を2μmの厚さで施した。(図8(e))
次いで、無電解ニッケルめっき460の上にドライフィルムレジスト470を用い、回路部形成領域が露出するように製版した。(図8(f))
露出した回路部形成領域に、順次、Au層、銅層、ニッケル層、Au層をそれぞれ、0.005〜0.01mm、15μm、2μm、0.005〜0.01mm厚で、電解めっきにより、付けて、電解めっき層470を設けた。(図8(g))
次いでドライフィルムレジスト470を剥離した。(図8(h))
この後、露出した無電解ニッケル層460をエッチングにて除去し、実施例4の半導体装置用回路部材を得た。(図8(i))
尚、図8(i1)は、図8(i)の無電解めっき層460と電解めっき層470からなる回路部を黒ベタで示したもので、略図4(b)と同じ、形状であることが分かる。
【0041】
次に、本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例5を挙げて図9に基づいて説明する。
本実施例は、図4に示す半導体装置用回路部材のうち、断面形状が、図4(b)(ロ)に示される上記実施例5の半導体装置用回路部材の製造方法である。
あらかじめ、0.1mmのステンレス(SUS430)の導電性の基板423を用意し(図9(a))、見当合わせ用の治具孔228を設け、基板423の回路部を形成する側の面をサンドブラスによる凹凸をつける表面処理を行った(図9(b))後、基板423の回路部作製側に、2μm厚の銅めっき層からなる金属めっき層425を形成した。(図9(c))
次いで、エポキシ樹脂からなる絶縁層440をスクリーン印刷にて、外部端子部形成領域とダイパッド形成領域を露出させるようにして、導電性基板420の金属めっき層425上に、40μmの厚さで塗布形成した。(図9(d))
次いで、導電性基板420のエポキシ樹脂からなる絶縁層440を形成した側の全面上に、ドライフィルムレジスト470を覆い、レジスト470の表面を撥水性処理した後、回路部形成領域が露出するように製版した。(図9(e))
次いで、触媒付与して活性化した後、露出した領域に、無電解めっきにより、露出した導電性基板420の金属めっき部425と絶縁層400に無電解ニッケルめっき460を1μm厚で付けた。(図9(f))
次いで、露出した回路部形成領域の無電解ニッケルめっき460上に、順に、Au層、銅層、ニッケル層、Au層をそれぞれ、0.005〜0.01mm、15μm 、2μm、0.005〜0.01mm厚で、電解めっきにより付けて、電解めっき層465を設けた。(図9(g))
この後、ドライフィルムレジスト470を剥離し、実施例5の半導体装置用回路部材を得た。(図9(h))
尚、図9(h1)は、図9(h)の無電解めっき層460と電解めっき層470からなる回路部を黒ベタで示したもので、略図4(b)と同じ、形状であることが分かる。
【0042】
上記実施例の製造方法により、図12に示す両面基板を用いたBGAや、図13(または図14(c))に示すリードフレームをコア材として回路を形成したBGA基板に比べ、生産性の面、コストの面で優れ、且つ一層の多端子化に対応できるBGAタイプの半導体装置用回路部材の提供を可能とするとともに、TSOP等に比べ、更に小型のパッケージの提供を可能とするもので、小型パッケージの作製においては、チップ設計の自由度を大きくできる。
また、図8に示す半導体装置用回路部材の製造方法の実施例4、および図9に示す半導体装置用回路部材の製造方法の実施例5の製造方法における回路部の毛形成方法は、導電性基板420として金属めっき層425を用いず、導電性の基板423のみを用いて、その回路部形成側面に剥離処理を施し、剥離性を持たせた半導体装置用回路基板にも適用できる。尚、ここで言う剥離処理とは、導電性の基板423の回路部形成側面を凹凸をつける表面処理や、該表面処理の後に更に酸化膜形成等による剥離処理である。
【0043】
次に、本発明の半導体装置の製造方法を図に基づいて説明する。
簡単のため、図1に示す半導体装置用回路部材100を用いた、半導体装置の製造方法を図10に基づいて説明する。
先ず、半導体装置用回路部材100を用意し(図10(a))、露出している導電性基板120の金属めっき層125上に、半導体素子710を端子711側を上にしてダイアタッチし、端子711と外部端子部113の上面とをワイヤボンディングする。(図10(b))
次いで、半導体素子710、ワイヤ720、外部端子部113全体を覆うように、導電性基板120の片面を封止用樹脂730にて樹脂封止して、導電性基板120の片面に半導体装置700Aを作製する。(図10(c))
次いで、金属めっき層125を溶解し、半導体装置700Aを基板123から剥離し(図10(d))、両者を分離する。(図10(d1))
この後、半導体装置700Aの露出した回路部110の外部端子部113に一体的に連結するように半田ボール740を設け、半導体装置700を得た。(図10(e))
【0044】
図2に示す半導体装置用回路部材200を用いても、また、図4に示す半導体装置用回路部材400を用いても、基本的には図10に示す方法により、半導体装置の製造ができる。
【0045】
図10に示す半導体装置の製造方法により、図11(a)や、図11(b)、図11(c))に示す半導体装置を得ることができる。
図11(a)は、図1に示す半導体装置用回路部材を用いたものであり、図11(b)は図2に示す実施例3の半導体装置用回路部材を用いたものであり、図11(c)は図4に示す実施例4や実施例5の半導体装置用回路部材を用いたものであり、封止用樹脂730から露出した外部端子部に一体的に連結するように半田ボール740を設けている。
本発明の半導体装置は、微細加工が可能な、図1に示す半導体装置用回路部材、図2に示す半導体装置用回路部材、図4に示す半導体装置用回路部材を用いているため、半導体装置の多端子化には十分対応でき、且つ、上記のような製造方法にて作製されているため、品質的にも優れたものとしている。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、上記のように、一層の多端子化に対応でき生産面や品質面で、従来の図14(c)に示すリードフレーム部材、図13に示す半導体装置に比べ有利なBGAタイプの半導体装置用の回路部材、半導体装置の提供を可能としているとともに、小型パッケージの作製において、チップ設計の自由度を大きくできる回路部材、半導体装置の提供を可能としている。
詳しくは、本発明の半導体装置用回路部材は、めっきにて形成された導電性金属にて回路部を作製されたもので、回路部の厚さを薄く形成でき、回路部の微細加工を可能としており、半導体装置作製工程において、導電性の基板を分離するだけで、露出した外部端子部に半田外部電極を作製することを可能としており、更に、樹脂封止した際に、プレス等によるダムバー、枠等の切断分離の必要のないものとしている。
この結果、特に、従来に比べ、生産性の面、品質面で優れ、且つ一層の多端子化に対応できるBGAタイプの半導体装置や、小型パッケージの提供を可能としている。
特に、本発明の半導体装置用回路部材の製造方法は、回路全体を導電性基板の面上に、めっきにより形成された導電性金属により作製するものであり、回路全体を変形なく保持でき、且つ半導体装置を作製する上で安定した作製を可能としている。
本発明の半導体装置は、本発明の半導体装置用回路部材を用い、本発明の半導体装置の作製方法により作製されたもので、半導体装置の多端子化には十分対応でき、且つ、品質的にも確実なものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置用回路部材の第1の例の概略図
【図2】本発明の半導体装置用回路部材の第2の例の概略図
【図3】図3(a)は本発明の半導体装置用回路部材の第2の例の回路部の1例を示した平面図で、図3(b)は従来の回路部の平面図である。
【図4】本発明の半導体装置用回路部材の第3の例の概略図
【図5】本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例1の工程図
【図6】本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例2の工程図
【図7】本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例3の工程図
【図8】本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例4の工程図
【図9】本発明の半導体装置用回路部材の製造方法の実施例5の工程図
【図10】本発明の半導体装置の製造方法の工程図
【図11】本発明の半導体装置を示した図
【図12】BGA半導体装置を説明するための図
【図13】従来のリードフレームをコア材としたBGAタイプの半導体装置の断面図
【図14】従来のリードフレーム部材を説明するための図
【図15】従来のリードフレームをコア材としたBGAタイプの半導体装置の工程を説明するための図
【図16】2段エッチングの工程図
【図17】単層リードフレームとそれを用いた半導体装置の図
【符号の説明】
100、200 半導体装置用回路部材
110、210 回路部
113、213 外部端子部
120、220 導電性基板
123、223 基板(基材)
125、225 金属めっき層
128、228 治具孔
140、170、240 ドライフィルムレジスト
141、171、241 開口部
150、180、250 めっき部
190 樹脂
212、212A リード
270 金めっき部
310 リードフレーム
311 ダイパッド
312 インナーリード
313 外部端子部
314 ダムバー(枠部)
315 支持リード
317 連結部
400 半導体装置用回路部材
410 回路部
411 ダイパッド
412 インナーリード
413 外部端子部
420 電性基板
423 基材
425 金属めっき層
428 治具孔
440 絶縁層
460 無電解ニッケルめっき
465 電解めっき層
470 ドライフィルムレジスト
700、700A 半導体装置
710 半導体素子
711 端子
720 ワイヤ
730 封止用樹脂
740 半田ボール
801 半導体素子
802 基材
803 モールドレジン
804、804A 配線
805 ダイパッド
806 外部接続端子
808 ボンディングワイヤ
810 ボンディングパッド
818 めっき部
850 スルホール
851 熱伝導ビア
900、900A BGAパッケージ
910 リードフレーム
911 ダイパッド
912 インナーリード
913 外部端子部
914 ダムバー(枠部)
915 支持リード
917 連結部
920 半導体素子
921 端子
930 ワイヤ
940 封止用樹脂
950 半田ボール
960 固定用フィルム
960A 固定用テープ
970、970A リードフレーム部材
1210 リードフレーム素材
1220A、1220B レジストパターン
1230 第一の開口部
1240 第二の開口部
1250 第一の凹部
1260 第二の凹部
1270 平坦状面
1280 エッチング抵抗層(充填材層)
1290 インナーリード
1300 半導体装置
1300 半導体装置
1310 (単層)リードフレーム
1311 ダイパッド
1312 インナーリード
1313 アウターリード
1314 ダムバー
1315 フレーム(枠)部
1320 半導体素子
1321 電極部(パッド)
1330 ワイヤ
1340 封止樹脂

Claims (16)

  1. 導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金属層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材であって、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けており、回路部は、少なくとも、半導体素子と電気的に連結するためのリ一ドと、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部とを有し、一体的に連結されたリードと外部端子部からなる組をそれぞれ独立して複数個備えており、回路部の外部端子部は、導電性基板上に直接、めっきにより形成されており、回路部のリードは、前記外部端子形成領域を除くように、導電性基板上に直接設けられた絶縁層を介して、該絶縁層上に形成されていることを特徴とする半導体装置用回路部材。
  2. 導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金属層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材であって、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けており、
    回路部は、複数個の、それぞれ独立した、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部からなり、且つ、該外部端子部は、導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、
    該回路部の外部端子部は、その基板面に垂直な断面を略U字形に形成したものであることを特徴とする半導体装置用回路部材。
  3. 請求項2において、外部端子部が、Pd、Ni、Ag、Auの積層めっき、またはそれらの合金めっきからなることを特徴とする半導体装置用回路部材。
  4. 請求項2ないし3のいずれか1項において、分離用の金属めっきが、銅、ニッケル、クロム、亜鉛、およびこれらの合金群から選ばれた金属のめっきであることを特徴とする半導体装置用回路部材。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、半導体素子を複数個搭載できるように、回路部を形成してあることを特徴とする半導体装置用回路部材。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、導電性基板が、鉄−ニッケル−クロム系の金属、鉄−ニッケル−系の金属、鉄−カーボン系の金属であることを特徴とする半導体装置用回路部材。
  7. 導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材で、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けている半導体装置用回路部材の製造方法であって、分離用の金属めっき層を一面に設けた導電性基板を用い、少なくとも、順に、(d)導電性基板の一面に、少なくとも回路部の外部端子部を露出させ、リード形成領域を覆う絶縁層を設ける工程と、(e)導電性基板の絶縁層を設けた側の面全体を無電解めっきにより第一の導電層を設けて覆う工程と、(f)第一の導電層を設けた側の、導電性基板の回路部の外部端子部形成領域とリード部形成領域を露出させるように、レジストを製版する工程と、(g)露出した領域にめっきにより、第二の導電層を設け、外部端子部とリード部とを同時に形成する工程と、(h)レジストのみを剥離する工程と、(i)露出した第一の導電層をエッチングにより除去する工程とを有することを特徴とする半導体装置用回路部材の製造方法。
  8. 請求項7において、第一の導電層は無電解ニッケルめっきにより設けたもので、第二の導電層は、第一の導電層上に順に、電解めっきにより、Au層、Cu層、Ni層、Au層を設けたものであることを特徴とする半導体装置用回路部材の製造方法。
  9. 導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材で、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けている半導体装置用回路部材の製造方法であって、分離用の金属めっき層を一面に設けた導電性基板を用い、少なくとも、順に、(k)導電性基板の一面に、少なくとも回路部の外部端子部を露出させ、リード形成領域を覆う絶縁層を設ける工程と、(l)導電性基板の絶縁層を設けた側の面全体をレジストで覆い、レジスト表面を撥水性処理した後、導電性基板の回路部の外部端子部形成領域とリード部形成領域を露出させるように、レジストを製版する工程と、(m)触媒付与して活性化した後、露出した領域に、無電解めっきにより第一の導電層を設ける工程と、(n)第一の導電層上に、電解めっきにより、第二の導電層を設け、外部端子部とリード部とを同時に形成する工程と、(o)レジストのみを剥離する工程とを有することを特徴とする半導体装置用回路部材の製造方法。
  10. 請求項9において、第一の導電層は無電解ニッケルめっきにより設けたもので、第二の導電層は、第一の導電層上に順に、電解めっきにより、Au層、Cu層、Ni層、Au層を設けたものであることを特徴とする半導体装置用回路部材の製造方法。
  11. 請求項7ないし10のいずれか1項において、回路部は、複数個の、それぞれ独立した、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部からなるもので、外部端子部を導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成することを特徴とする半導体装置用回路部材の製造方法。
  12. 請求項7ないし11のいずれか1項において、少なくとも製版工程の前に、見当合わせ用の治具孔を形成する治具孔作製工程を有することを特徴とする半導体装置用回路部材の製造方法。
  13. 導電性基板と、導電性基板上にめっきにより形成された導電性金層により少なくとも二次元的に形成された回路部を有する半導体装置用の回路部材で、少なくとも回路部の一部が導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成されており、且つ、導電性基板は、その回路部を有する側の面に、半導体装置作製の際、これを介して導電性基板と回路部を分離するための、分離用の金属めっき層を一面に設けている半導体装置用回路部材を用いた半導体装置の製造方法であって、少なくとも、順に、(A)半導体装置用回路部材の、外部端子部領域でない箇所に半導体素子を搭載するダイアタッチ工程と、(B)半導体素子の端子と回路部とをワイヤにて接続するワイヤボンディングを行い、半導体素子の該端子と外部端子部とを電気的に接続するワイヤボンディング工程と、(C)半導体素子、ワイヤ、回路部全体を覆うように半導体装置用回路部材の片面をモールドする樹脂封止工程と、(D)導電性基板の分離用の金属めっき部を溶解剥離して、導電性基板のみを分離する、導電性基板分離工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項13における半導体装置用回路部材の回路部は、複数個の、それぞれ独立した、外部回路と電気的接続を行うための外部端子部からなるもので、外部端子部を導電性基板の一面上に、直接、めっきにより形成したものであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項13ないし14のいずれか1項において、導電性基板剥離工程の後に、(e)露出した外部端子部に半田ボールをアタッチする工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項13ないし15のいずれか1項の半導体装置の製造方法により作製されたことを特徴とする半導体装置。
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